JP2003116276A - 電圧変換装置 - Google Patents

電圧変換装置

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JP2003116276A
JP2003116276A JP2001309393A JP2001309393A JP2003116276A JP 2003116276 A JP2003116276 A JP 2003116276A JP 2001309393 A JP2001309393 A JP 2001309393A JP 2001309393 A JP2001309393 A JP 2001309393A JP 2003116276 A JP2003116276 A JP 2003116276A
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reactor
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low
power supply
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Hirotaka Ono
裕孝 大野
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路構成の簡略化を図る。 【解決手段】 高電圧用コンバータのリアクトルL1
と、リアクトルL2により、トランスを構成し、このト
ランスの2次側に低電圧出力を得る。リアクトルL1を
昇圧と、降圧の両方に共用することで、回路の簡略化が
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直流電源からの電
圧を電圧変換して低電圧系負荷に供給する低電圧用コン
バータと、前記直流電源からの電圧を電圧変換して高電
圧系負荷に供給する高電圧用コンバータと、を備える電
圧変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電気自動車や、ハイブリッド
自動車においては、2電源システムが採用されている。
すなわち、大出力の駆動用のモータなどには、300V
程度の高電圧バッテリから電力供給を行い、各種の補機
には通常のガソリンエンジン車などと同じ12V程度の
低圧バッテリから電力供給を行っている。
【0003】一方、バッテリは、1セルの発生電圧は1
V程度であり、高圧バッテリを用意するとそれだけサイ
ズが大きくまた大重量になる。一方、モータへの印加電
圧が低くなると、同一出力を得るのにそれだけ電流量が
大きくなり、抵抗成分によるロスなどが大きくなり好ま
しくない。
【0004】そこで、適当な電圧のメインバッテリを設
けこの電圧を高電圧用(昇圧)コンバータにより昇圧し
てモータへ印加し、一方低電圧用(降圧)コンバータで
低圧バッテリを充電するシステムが提案されている。こ
のシステムによれば、通常の高圧バッテリより低い電圧
のメインバッテリを利用して、モータ印加電圧は通常通
りの高電圧とでき、また低電圧系への電力供給も行え
る。
【0005】図8に、高電圧用(昇圧)コンバータと、
低電圧用(降圧)コンバータの両方を有する電圧変換装
置の従来例の構成を示す。
【0006】メインバッテリ10は、例えば100V程
度バッテリであり、通常の300V程度のバッテリに比
べ、小型になっている。このメインバッテリ10の正極
には、入力端Pを介し、リアクトルL1の一端が接続さ
れており、負極は入力端Nを介し、インバータのアース
ラインに接続されている。リアクトルL1の他端には、
2つのスイッチング素子Tr1,Tr2の直列接続の中
点が接続されている。そして、スイッチング素子Tr1
の上側は高圧系の電源ラインに、トランジスタTr2の
下側は、アースに接続されている。なお、スイッチング
素子Tr1,Tr2は、いずれもNPN型トランジスタ
であり、Tr1のコレクタが高電圧ライン、Tr2のエ
ミッタがアースに接続され、Tr1,Tr2のそれぞれ
のコレクタ・エミッタ間にはエミッタ側からコレクタ側
への電流を流すダイオードD1、D2が接続されてい
る。
【0007】従って、このスイッチング素子Tr1,T
r2をスイッチングすることで、リアクトルL1に流れ
る電流を制御して、高圧電源ラインに所定の高電圧を得
ることができる。特に、Tr2のスイッチングによっ
て、高電圧を得、Tr1のスイッチングにより、高圧電
源ラインからの電力をメインバッテリ10に還流するこ
とができる。このように、リアクトルL1と2つのスイ
ッチング素子Tr1、Tr2とで、高電圧用(昇圧)コ
ンバータが構成されている。
【0008】2つのスイッチング素子Tr1,Tr2の
両端、すなわち高圧電源ラインとアースの間には、コン
デンサCHが配置されており、このコンデンサCHによ
り、高圧電源ラインの電圧が安定化される。
【0009】そして、この高圧電源ラインには、MG1
用出力段(インバータ)12を介し、3相の交流モータ
MG1が接続されるとともに、MG2用出力段(インバ
ータ)14を介し、3相の交流モータMG2が接続され
ている。交流モータMG1、MG2は、同一の構成であ
るが、その最大出力などが異なるものでもよく、車両の
仕様にあわせて選択される。また、出力段(インバー
タ)12,14も互いに同様の構成であるが、交流モー
タMG1,MG2の仕様にあわせて電流容量などが決定
される。ここで、出力段12、14は、高圧電源ライン
とアースの間に配置された2つのNPNトランジスタの
直列接続からなるアームを3つ(UVW相)有し、それ
ぞれのアームの中点が、交流モータのUVW相のコイル
端に接続されている。従って、出力段12、14におけ
るトランジスタのスイッチングを制御することで、所定
の3相交流電流を交流モータMG1、MG2にそれぞれ
独立して制御することができる。
【0010】また、メインバッテリ10の正極には、リ
アクトルL4の一端が接続され、その他端とメインバッ
テリ10の間には平滑用のコンデンサC3と、NPNト
ランジスタTr3、Tr4の直列接続およびNPNトラ
ンジスタTr5、Tr6の直列接続が配置されている。
そして、トランジスタTr3、Tr4の中点と、トラン
ジスタTr5、Tr6の中点の間には、コイルL5が接
続されている。なお、トランジスタTr3〜Tr6に
は、エミッタ側からコレクタ側への電流を流すダイオー
ドがそれぞれ並列接続されている。
【0011】従って、トランジスタTr3、Tr6をオ
ンすることで、リアクトルL5に第1の方向(図におけ
る下から上)で電流が流れ、トランジスタTr5、Tr
4をオンすることで、コイルL5に第2の方向(図にお
ける上から下)で電流が流れる。リアクトル4は、スイ
ッチングによる影響がメインバッテリ10側に至るのを
防止している。
【0012】そして、このリアクトルL5には、リアク
トルL6が鉄心を介し近接配置されており、リアクトル
L5とリアクトルL6とで、トランスが形成されてい
る。そこで、トランジスタTr3〜Tr6をスイッチン
グすることでリアクトルL5に所定の交流電流(一次電
流)が流れ、リアクトルL6に電圧変換された二次電流
が流れる。なお、このトランスは、リアクトルL6側に
低電圧が発生するように巻数などが設定されている。
【0013】リアクトルL6の両端は、ダイオードD
3、D4を介し、低電圧電源ラインが接続されており、
リアクトルL6の中点が低電圧系のアースになってい
る。これによって、直流の低電圧が低電圧電源ラインに
得られる。また低電圧電源ラインと、アースとの間に
は、平滑用のコンデンサC2が配置されている。さら
に、ダイオードD3、D4のカソードとコンデンサC2
との間にはリップル除去用のコイルL3が配置されてい
る。そして、低電圧電源ラインは端子+Bを介し補機バ
ッテリ16の正極に接続され、この補機バッテリ16の
負極が端子Eを介し低電圧系のアースに接続されてい
る。リアクトルL5、L6からなるトランスと、ダイオ
ードD3,D4およびコンデンサC2からなる整流回路
により、降圧コンバータが構成されている。そして、こ
の補機バッテリ16に各種の車載機器(補機)が接続さ
れ、これらに電力が供給される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のシステ
ムでは、昇圧コンバータと、降圧コンバータの両方が必
要であり、回路が大型化したりあるいは部品点数の増大
を招き、コストも高くなってしまうという問題点があっ
た。
【0015】本発明は、上記課題に鑑みなされたもので
あり、部品点数の増大を避け、回路の小型化、低コスト
化を図ることができる電圧変換装置を提供することを目
的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、直流電源から
の電圧を電圧変換して低電圧系負荷に供給する低電圧用
コンバータと、前記直流電源からの電圧を電圧変換して
高電圧系負荷である複数相のコイルを有するモータに供
給する高電圧用コンバータと、を備える電圧変換装置に
おいて、前記高電圧用コンバータは昇圧用のリアクトル
を含み、前記低電圧用コンバータは前記リアクトルを一
次側コイルとして電圧変換するトランスを備えることを
特徴とする。
【0017】このように、高電圧用コンバータのリアク
トルを低電圧用コンバータの一次側コイルとして利用す
ることで、素子の共有化により、回路の簡素化・コスト
の低減を図ることができる。
【0018】また、前記高電圧用コンバータは前記リア
クトルに流れる電流の方向を制御して所定の高電圧をリ
アクトルの端部に得る2つのスイッチング素子を備える
ことが好適である。2つのスイッチング素子のデューテ
ィー比を制御することで任意の昇圧を行うことができ
る。
【0019】また、前記高電圧用コンバータと低電圧用
コンバータは、1つの回路ブロックにまとめられている
ていることが好適である。これによって、回路全体のコ
ンパクト化を図ることができる。
【0020】また、低電圧用コンバータへの電力供給不
足時には、インバータの平滑コンデンサを強制的に充放
電させることで前記昇圧用のリアクトルに必要な電力を
流すことが好適である。これによって、低電圧用コンバ
ータにおける電力不足を解消することができる。
【0021】また、前記低電圧用コンバータの出力段に
出力制御用トランジスタを設け、この出力制御用トラン
ジスタをオンオフすることで低電圧用コンバータの出力
を調整することが好適である。これによって、低電圧用
コンバータによる過電力供給を防止することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面に基づいて説明する。
【0023】図1は、本発明の一実施形態に係る装置の
構成例を示す図である。メインバッテリ10は、例えば
100V程度バッテリであり、通常の300V程度のバ
ッテリに比べ、小型になっている。このメインバッテリ
10の正極には、入力端Pを介し、リアクトルL1の一
端が接続されており、負極は入力端Nを介し、インバー
タのアースラインに接続されている。リアクトルL1の
他端には、2つのスイッチング素子Tr1,Tr2の直
列接続の中点が接続されている。そして、スイッチング
素子Tr1の上側は高圧系の電源ラインに、トランジス
タTr2の下側は、アースに接続されている。なお、ス
イッチング素子Tr1,Tr2は、いずれもNPN型ト
ランジスタ(通常の場合はIGBTであるが、通常のバ
イポーラトランジスタやMOSFETでもよい)であ
り、Tr1のコレクタが高電圧ライン、Tr2のエミッ
タがアースに接続され、Tr1,Tr2のそれぞれのコ
レクタ・エミッタ間にはエミッタ側からコレクタ側への
電流を流すダイオードD1、D2が接続されている。
【0024】従って、このスイッチング素子Tr1,T
r2をスイッチングすることで、リアクトルL1流れる
電流を制御して、高圧電源ラインに所定の高電圧を得る
ことができる。特に、Tr2のスイッチングによって、
高電圧を得、Tr1のスイッチングにより、高圧電源ラ
インからの電力をメインバッテリ10に還流することが
できる。このように、リアクトルL1と2つのスイッチ
ング素子Tr1、Tr2とで、高電圧用(昇圧)コンバ
ータが構成されている。
【0025】2つのスイッチング素子Tr1,Tr2の
両端、すなわち高圧電源ラインとアースの間には、コン
デンサCHが配置されており、このコンデンサCHによ
り、高圧電源ラインの電圧が安定化される。
【0026】そして、この高圧電源ラインには、MG1
用出力段(インバータ)12を介し、3相の交流モータ
MG1が接続されるとともに、MG2用出力段(インバ
ータ)14を介し、3相の交流モータMG2が接続され
ている。交流モータMG1、MG2は、同一の構成であ
るが、その最大出力などが異なるものでもよく、車両の
仕様にあわせて選択される。また、出力段(インバー
タ)12,14も互いに同様の構成であるが、交流モー
タMG1,MG2の仕様にあわせて電流容量などが決定
される。ここで、出力段12、14は、高圧電源ライン
とアースの間に配置された2つのNPNトランジスタの
直列接続からなるアームを3つ(UVW相)有し、それ
ぞれのアームの中点が、交流モータのUVW相のコイル
端に接続されている。従って、出力段12、14におけ
るトランジスタのスイッチングを制御することで、所定
の3相交流電流を交流モータMG1、MG2にそれぞれ
独立して制御することができる。なお、出力段12、1
4のトランジスタのスイッチングは、外部のモータ制御
用のECU(エレクトリック・コントロール・ユニッ
ト)からの制御信号による制御される。
【0027】そして、リアクトルL1には、リアクトル
L2が鉄心を介し近接配置されており、リアクトルL1
とリアクトルL2とで、トランスが形成されている。な
お、このトランスは、リアクトルL2側に低電圧が発生
するように巻数などが設定されている。リアクトルL2
の両端は、ダイオードD3、D4を介し、低電圧電源ラ
インが接続されており、リアクトルL2の中点が低電圧
系のアースになっている。これによって、直流の低電圧
が低電圧電源ラインに得られる。また低電圧電源ライン
と、アースとの間には、平滑用のコンデンサC2が配置
されている。さらに、ダイオードD3、D4のカソード
とコンデンサC2との間にはリップル除去用のコイルL
3が配置されている。そして、低電圧電源ラインは端子
+Bを介し補機バッテリ16の正極に接続され、この補
機バッテリ16の負極が端子Eを介し低電圧系のアース
に接続されている。リアクトルL1、L2からなるトラ
ンスと、ダイオードD3,D4およびコンデンサC2か
らなる整流回路により、降圧コンバータが構成されてい
る。そして、この補機バッテリ16に各種の車載機器
(補機)が接続され、これらに電力が供給される。
【0028】さらに、コンデンサC2と補機バッテリ1
6の間には、スイッチングトランジスタTr3が配置さ
れている。従って、このスイッチングトランジスタTr
3をオフすることで、低電圧電源ラインと補機バッテリ
16との接続が断たれ、補機バッテリ16への充電が停
止される。
【0029】ここで、上述した構成の中の、メインバッ
テリ10、補機バッテリ16、交流モータMG1、MG
2以外の構成は、インバータパッケージ18としてまと
められており、このインバータパッケージ18の周囲に
接続端子が設けらている。そして、この接続端子を介し
て、メインバッテリ10、補機バッテリ16、交流モー
タMG1、MG2とインバータパッケージ18との接続
が行われる。
【0030】図2には、このインバータパッケージ18
の構成が示されている。入力コネクタ20は、メインバ
ッテリ10に接続するもので、20Pがメインバッテリ
10の正極に接続され、20Nがメインバッテリ10の
負極に接続される。出力コネクタ22は、22Bが補機
バッテリ16の正極に接続され、22Eが補機バッテリ
16の負極に接続される。出力コネクタ24は、3つの
端子24U、24V、24Wを有しており、それぞれが
交流モータMG1のU,V,W端子に接続される。出力
コネクタ26は、3つの端子26U、26V、26Wを
有しており、それぞれが交流モータMG2のU,V,W
端子に接続される。
【0031】インバータパッケージ18の内部は、基本
的に3つの回路ブロックに分けられている。すなわち、
コンバータ回路ブロック30と、MG1用出力段12に
ついての出力段ブロック32と、MG2用出力段14に
ついての出力段34に分けられている。そして、コンバ
ータ回路ブロック30は、昇圧コンバータおよび降圧コ
ンバータの両方を内蔵している。このような構成によ
り、インバータパッケージ18の全体を小型化すること
ができる。特に、リアクトルL1を2つのコンバータに
おいて共用するため、そのための回路が小さくてよい。
なお、インバータパッケージ18の内部には、パッケー
ジ内の回路の動作制御のためのインバータ制御回路36
も内蔵されている。また、図において、外部から供給さ
れるモータ駆動制御信号などの接続端子は、省略してあ
る。
【0032】図3は、図2をさらに実際の外観に近く示
したものである。このように、各回路ブロック毎に入出
力端子の電極が備えられ、これらがバスバーで接続され
いている。また、この図3においては、制御信号のライ
ンも記載してある。この制御信号のラインは、複数本の
個別の信号線をまとめたものである。なお、この図3に
おいて、インバータ制御回路は、便宜的にインバータパ
ッケージ18の外に位置するように記載してあるが、実
際には、図2に示したように、各回路の上方に位置して
いる。
【0033】従来の低圧コンバータでは、メインバッテ
リ10からの電力を一次側電流チョッピングトランジス
タによりチョッピングしてトランスの一次側電流を形成
する。従って、この一次側電流をチョッピングするため
のトランジスタや、チョッピングの際のサージ吸収用の
コンデンサなどが必要である。しかし、本実施形態の回
路では、昇圧コンバータのリアクトルL1を利用してト
ランスを形成するため、これらトランスの一次側のため
の構成を省略することができる。また、一次側チョッピ
ングトランジスタが不要であるため、これらの放熱構造
も省略することができる。
【0034】このような装置において、出力段12、1
4のトランジスタをスイッチング制御して所望の駆動電
流を交流モータMG1、MG2に供給して車両を走行さ
せる。交流モータMG1、MG2は、例えば4輪駆動車
両の前輪駆動用および後輪駆動用のモータであり、外部
のECUにおいて、演算算出した出力トルク指令に応じ
た駆動電流が交流モータMG1、MG2に供給される。
また、交流モータMG1、MG2における回生制動時に
は、発生した回生電力は、出力段12、14、スイッチ
ング素子Tr1、リアクトルL1を介し、メインバッテ
リ10の充電に利用される。
【0035】このように、スイッチング素子Tr1、T
r2をスイッチング制御して、交流モータMG1,MG
2の駆動に必要な電力が高圧電源系に供給されるととも
に、回生電力がメインバッテリ10に戻される。一方、
この際のリアクトルL1に流れる電流に応じて、リアク
トルL2に電流が流れ、これが整流されて補機バッテリ
16に供給される。
【0036】このようにして、本実施形態によれば、昇
圧リアクトルL1を降圧用のトランスの一次側コイルに
兼用する。従って、低圧電源系における各種部材を省略
して、回路を簡易化することができ、小型化および低コ
スト化を図ることができる。
【0037】ここで、リアクトルL1の電流制御は、高
圧電源系における必要電流量に応じて行われる。一方、
補機バッテリ16の容量は有限であり、低電圧電源系に
おける電力に過不足が生じる場合がある。
【0038】「低圧電源系への電力供給過剰対策」ま
ず、補機バッテリ16が満充電に近くこれ以上充電でき
ない場合には、スイッチングトランジスタTr3をオフ
にする。これによって、補機バッテリ16が低電圧系か
ら切り離され、補機バッテリ16が過充電されることは
ない。また、低電圧電源系には、接続される負荷がなく
なるため、低電圧電源系においての電力消費がなくな
る。なお、補機バッテリ16の電圧値を検出することな
どによって補機バッテリ16の充電状態を検出してお
き、満充電となった場合に、スイッチングトランジスタ
Tr3をオフするように制御するとよい。また、トラン
ジスタに代えてメカニカルなリレーなどを採用し、これ
をオンオフしてもよい。
【0039】また、低電圧電源系の負荷として、メイン
バッテリ10に余剰電力を供給するDCDCコンバータ
を設けたり、純抵抗負荷などを設け、これによって余剰
な電力を消費してもよい。
【0040】さらに、リアクトルL1、L2を機械的に
離して誘導結合を抑制したり、解除してもよい。また、
リアクトルL1、L2が共有している鉄心(コア)ある
いはリアクトルL1、L2いずれかの鉄心をソレノイド
などのアクチュエータにより抜き差しして、結合係数を
制御してもよい。
【0041】すなわち、図4に示すように、リアクトル
L1、L2のリアクタンスをL1、L2、リアクトルL
1に流れる電流iH、リアクトルL2に流れる電流iL
高圧電源ラインの電圧VH、低圧電源ライン電圧VL、
トランスにおけるリアクトルL1、L2の相互インダク
タンスM、メインバッテリ電圧Eとした場合に、高圧側
電圧VH、低圧側電圧VLは、次のように表される。
【数1】 VH=−L1(diH/dt)−M(diL/dt)+E VL=−M(diH/dt)−L2(diL/dt)
【0042】従って、低圧電源系の負荷の状態に応じて
相互インダクタンスMを制御して、低圧電源側への供給
電力を制御することができる。
【0043】「低圧電源側への電力供給不足対策」低圧
コンバータの出力が不足する場合には、高圧電源側のコ
ンデンサCHを強制的に充放電させて、リアクトルL1
に流れる電流を作り出すことで、所望の低圧電源側へ電
力を供給することができる。
【0044】すなわち、図5(a)には、昇圧モードに
おけるトランジスタTr2のスイッチング状態が示され
ている。実線で示す通常のオン時間(高圧電源側に必要
量の電力を供給するためのオン時間)に対し、破線で示
すように所定時間だけオン時間を延長する。これによっ
て、リアクトルL1に流れる電流量が増え、これによっ
てリアクトルL2に流れる電流量も増える。このため、
低電圧電源系に電力を供給することができる。
【0045】また、図5(b)には、降圧モードにおけ
るトランジスタTr1のスイッチングが示されている。
実線で示す通常のオン時間(高圧電源側に必要量の電力
を供給するためのオン時間)に対し、破線で示すように
所定時間だけオン時間を延長する。これによって、リア
クトルL1に流れる電流量が増え、これによってリアク
トルL2に流れる電流量も増える。このため、低電圧電
源系に電力を供給することができる。
【0046】そして、図6に示すように、昇圧モードの
場合には、高電圧系において消費される電力に比べ供給
される電力が大きいため、コンデンサCHにおける充電
量が増加する。一方、降圧モードの場合には、交流モー
タMG1、MG2からの回生電力以上の電力がメインバ
ッテリ10に供給されるため、コンデンサCHにおける
充電量が減少する。
【0047】そして、昇圧モードによりコンデンサCH
の充電状態が所定値に達した場合には、降圧モードとし
て、コンデンサCHの充電状態が所定の範囲内で上下す
るようにコントロールする。すなわち、本実施形態によ
れば、コンデンサCHを強制的に充放電させて、この際
の充放電電流に応じてリアクトルL1に電流を流すこと
で、低圧電源側に電力を供給することができる。
【0048】そして、このようなコンデンサCHの充放
電電流がリアクトルL1に流れ、低圧コンバータの2次
側トランス(リアクトルL2)に電圧が発生し、これが
整流され、低圧コンバータの出力となる。
【0049】なお、このようにコンデンサCHに充放電
させることにより、高電圧側の電圧が変動する(リップ
ルが乗る)ことになるが、電圧変動を小さく抑えること
と、交流モータMG1、MG2の入出力電流を監視し、
供給電流をフィードバック制御することで、モータの回
転に影響が出ることを防止できる。
【0050】以上のように、リアクトルL1を高電圧側
および低電圧側の両方のコンバータに利用することによ
り、低電圧側への供給電力が過不足することの補償が行
える。
【0051】「他の実施形態」図7には、他の実施形態
の構成が示されている。この実施形態においては、リア
クトルL1の高圧発生側が交流モータMG1のコイル中
性点に接続されており、スイッチング素子Tr1、Tr
2が省略されている。
【0052】この装置においては、MG1用出力段12
におけるトランジスタのスイッチングにより、交流モー
タMG1に電力を供給するが、この交流モータMG1の
中性点の電圧がメインバッテリ10により決定されてい
る。従って、交流MG1による発電により、メインバッ
テリ10からの電力が昇圧されて高電圧電源ラインに供
給されコンデンサCHが充電される。
【0053】特に、リアクトルL1を設けているため、
交流モータMG1のコイルとリアクトルL1の両方を利
用して昇圧が行える。このため、十分な昇圧能力を得る
ことができる。
【0054】そして、本実施形態においても、リアクト
ルL1に対して鉄心を共通するリアクトルL2が設けら
れており、これらがトランスを形成している。そこで、
リアクトルL1に流れる電流に基づいて、リアクトルL
2に所定の電圧が得られ、これが整流されて補機バッテ
リ16の充電に利用される。
【0055】なお、図示は省略したが、低圧コンバータ
の出力段にトランジスタや、リレーなどを設け、補機バ
ッテリ16を切り離することで、低圧コンバータにおけ
る過剰供給を防止することができる。また、交流モータ
MG1用出力段におけるトランジスタのスイッチングを
制御することで、交流モータMG1の発電/電力消費の
状態を制御することができる。そこで、この制御によっ
てリアクトルL1に流れる電流を制御し、低圧コンバー
タへの供給電力を増加することで、低圧コンバータの出
力を増加し、低圧コンバータへの電力供給不足を解消す
ることができる。
【0056】高圧DCDCコンバータ回路と、低圧DC
DCコンバータ回路は、一体的にまとめられ、1つの回
路ブロック30を形成している。この回路ブロックには
入力端子P、Nが接続されている。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
高電圧用コンバータのリアクトルを低電圧用コンバータ
の一次側コイルとして利用することで、素子の共有化に
より、回路の簡素化・コストの低下を図ることができ
る。
【0058】また、前記高電圧用コンバータが2つのス
イッチング素子とを備え、この2つのスイッチング素子
のデューティー比を制御することで任意の昇圧を行うこ
とができる。
【0059】また、前記高電圧用コンバータと低電圧用
コンバータは、1つの回路ブロックにまとめることで、
回路全体のコンパクト化を図ることができる。
【0060】また、インバータの平滑コンデンサを強制
的に充放電させる前記リアクトルに必要な電力を流すこ
とで、低電圧用コンバータにおける電力不足を解消する
ことができる。
【0061】また、前記低電圧用コンバータの出力段の
出力制御用トランジスタをオンオフすることによって、
低電圧用コンバータによる過電力供給を防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の回路構成を示すブロック図であ
る。
【図2】 実施形態の概念的構成を示す図である。
【図3】 実施例の概念的構成を示す図である。
【図4】 トランスの動作を説明する図である。
【図5】 コンデンサの充放電を説明する図である。
【図6】 トランスの電流を説明する図である。
【図7】 他の実施形態の回路構成を示す図である。
【図8】 従来例の回路構成を示す図である。
【符号の説明】
10 メインバッテリ、12,14 出力段、16 補
機バッテリ、MG1,MG2 モータ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源からの電圧を電圧変換して低電
    圧系負荷に供給する低電圧用コンバータと、前記直流電
    源からの電圧を電圧変換して高電圧系負荷である複数相
    のコイルを有するモータに供給する高電圧用コンバータ
    と、を備える電圧変換装置において、 前記高電圧用コンバータは昇圧用のリアクトルを含み、 前記低電圧用コンバータは前記リアクトルを一次側コイ
    ルとして電圧変換するトランスを備えることを特徴とす
    る電圧変換装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の装置において、 前記高電圧用コンバータは、前記リアクトルに流れる電
    流の方向を制御して所定の高電圧をリアクトルの端部に
    得る2つのスイッチング素子を備えることを特徴とする
    電圧変換装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の装置におい
    て、 前記高電圧用コンバータと低電圧用コンバータは、1つ
    の回路ブロックにまとめられているていることを特徴と
    する電圧変換装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1つに記載の装
    置において、 低電圧用コンバータへの電力供給不足時には、インバー
    タの平滑コンデンサを強制的に充放電させることで前記
    昇圧用のリアクトルに必要な電力を流すことを特徴とす
    る電圧変換装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1つに記載の装
    置において、 前記低電圧用コンバータの出力段に出力制御用トランジ
    スタを設け、この出力制御用トランジスタをオンオフす
    ることで低電圧用コンバータの出力を調整することを特
    徴とする電圧変換装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009050154A (ja) * 2007-08-21 2009-03-05 Ford Global Technologies Llc 自動車用電力変換システム
JP2009171776A (ja) * 2008-01-18 2009-07-30 Honda Motor Co Ltd 電力変換装置
EP4339004A1 (en) * 2022-09-13 2024-03-20 MAHLE International GmbH Power conversion topology

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