JP2003142641A - 半導体装置の樹脂封止後におけるタイバーの除去装置及び方法、並びに半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の樹脂封止後におけるタイバーの除去装置及び方法、並びに半導体装置の製造方法

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JP2003142641A JP2001333946A JP2001333946A JP2003142641A JP 2003142641 A JP2003142641 A JP 2003142641A JP 2001333946 A JP2001333946 A JP 2001333946A JP 2001333946 A JP2001333946 A JP 2001333946A JP 2003142641 A JP2003142641 A JP 2003142641A
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Kenta Matsunaga
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リードフレームに切断カスが残らないように
タイバーを切断除去するためのタイバー除去装置を提供
する。 【解決手段】 タイバー除去装置は、第1の除去部と第
2の除去部7を備える。第2の除去部7は、第1の除去
部においてタイバーを除去した後、リード間に挟まった
切断カスを除去する。第2の除去部7は、リードフレー
ムLを所定の位置に位置決めした状態でダイ116とス
トリッパピース128とで挟持する。この状態で、カス
除去パンチ136を下降させて、パンチ136の突起部
136aをダイ116の孔116aに嵌挿させることに
より、突起部136aがカスをリード間から押し出し孔
116aを介して除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の樹脂
封止後に行われるタイバーの除去装置及び方法に関す
る。本発明はまた半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図9(a),(b)はそれぞれ、樹脂モ
ールド工程後の半導体装置を示す断面図及び平面図を示
す。半導体装置のリードフレームLは、樹脂モールド工
程において樹脂パッケージ2により封止される。リード
フレームLのリード3間にはタイバー4が形成されてお
り、樹脂モールド時に樹脂がリードフレームLの周囲に
流出するのを食い止めるようになっている。符号5は、
タイバー4により流出が食い止められた樹脂ダムを表
す。
【0003】タイバー4及び樹脂ダム5は、典型的に、
以下のようにして切断除去される。すなわち、まず、樹
脂モールド工程後のリードフレームLをダイ上に位置決
めした状態で配置する。ダイ上面には、内面が切断刃を
構成する複数の凹部が形成されており、これら凹部は、
切断したカスを逃がす排出孔に連通するとともに、リー
ドフレームLが位置決めされた状態でタイバー4及び樹
脂ダム5に対向するように配置されている。続いて、リ
ードフレームL上方から、上記凹部に嵌挿可能な複数の
切断刃を備えたパンチを下降させ、リードフレームLを
ダイとパンチで挟圧しながらダイの凹部にパンチの切断
刃を挿入することにより、タイバー4及び樹脂ダム5を
切断し切断カスを除去する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、切断工
程後にパンチを上昇させる際に切断カスが切断刃ととも
に持ち上がり、リード3間に切断カスが挟まることがあ
った。この場合、リード3間でショートし不良品を生じ
る問題があった。
【0005】そこで、本発明は、リードフレームに切断
カスが残らないようにタイバーを切断除去するためのタ
イバー除去装置及び方法を提供することを目的とする。
【0006】本発明はまた、タイバーを確実に除去する
ことのできる半導体装置製造方法を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るタイバー除去装置は、半導体素子を樹
脂封止した後にリードフレームのタイバーを除去する装
置において、該装置は第1及び第2の除去部を備える。
第1の除去部は、リードフレームを挟持すべく対向して
配設された第1及び第2の支持部材と、第1の支持部材
に対し往復動可能に第1の支持部材に支持されたタイバ
ーカットパンチとを備える。タイバーカットパンチ及び
第2の支持部材にはそれぞれ刃部が設けてあり、リード
フレームを所定の位置に位置決めして第1及び第2の支
持部材によりリードフレームを挟持した状態で前記刃部
を互いに歯合させることにより、タイバーを所定の寸法
に除去するようになっている。第2の除去部は、リード
フレームを挟持すべく対向して配設された第3及び第4
の支持部材と、第1の除去部におけるタイバーの除去後
にリードフレームに残ったカスを除去するために、第3
の支持部材に対し往復動可能に第3の支持部材に支持さ
れたカス除去パンチとを備える。カス除去パンチ及び第
4の支持部材にはそれぞれ突起部及び孔が設けてあり、
リードフレームを所定の位置に位置決めして第3及び第
4の支持部材によりリードフレームを挟持した状態で、
カス除去パンチを第4の支持部材に対し、前記突起部を
第4の支持部材に設けた孔に嵌挿するように移動し、こ
れによりリードフレームからカスを孔に押し出して除去
する。
【0008】本除去装置によれば、第1の除去部でタイ
バー(及び樹脂ダム)を除去した後で、第2の除去部で
リード間に挟まった切断カスを除去するので、タイバー
(及び樹脂ダム)を確実に除去できる。
【0009】なお、本発明では上述のようにタイバーと
ともに樹脂ダムを除去できるが、以下では、説明の簡略
化のため樹脂ダムの除去及び樹脂ダムのカスに関しては
言及しない。
【0010】カス除去パンチの突起部は、先端が小さく
なるようテーパー状に形成して、突起部の強度を高めて
もよい。カス除去パンチの突起部を樹脂で形成して、カ
ス除去時にリードフレームと突起部が干渉しても、リー
ドフレームLに傷を与えるのを防止するようにしてもよ
い。
【0011】第2の支持部材には、タイバーカットパン
チ及び第2の支持部材の刃部が互いに歯合したときにタ
イバーカットパンチの刃部に対し気体(例えばエアー)
を供給する手段を設けてもよい。これにより、タイバー
除去後にパンチを上昇させる際にカスがパンチの刃部と
ともに持ち上げられるのを抑制することができる。
【0012】本発明に係るタイバー除去方法は、半導体
素子を樹脂封止した後にリードフレームのタイバーを除
去する方法において、リードフレームを支持部材上の所
定の位置に位置決めした状態で、タイバーカットパンチ
を支持部材に対し、タイバーカットパンチに設けた刃部
と支持部材に設けた刃部とが互いに歯合するように移動
することにより、タイバーを所定の寸法に除去する第1
の除去工程と、第1の除去工程後に、リードフレームに
残ったカスを除去する第2の除去工程とを含むことを特
徴とするものである。
【0013】本除去方法によれば、第1の除去工程でタ
イバーを除去した後で、第2の除去工程でリード間に挟
まった切断カスを除去するので、タイバーを確実に除去
できる。
【0014】第2の除去工程は、リードフレームを第2
の支持部材上の所定の位置に位置決めした状態で、突起
部を備えたパンチを第2の支持部材に対し、突起部を第
2の支持部材に設けた孔に嵌挿するように移動し、これ
によりリードフレームからカスを前記孔に押し出して除
去する工程を含むようにしてもよい。
【0015】第1の除去工程において、タイバーカット
パンチ及び支持部材の刃部が互いに歯合したときにタイ
バーカットパンチの刃部に対し気体を供給するようにし
てもよい。
【0016】本発明に係る半導体装置製造方法は、リー
ドフレーム上に半導体素子を配設して樹脂封止する工程
と、封止工程後にゲート残りを除去する工程と、ゲート
残り除去工程後にリードフレームのタイバーを除去する
工程を含む。タイバー除去工程は、リードフレームを支
持部材上の所定の位置に位置決めした状態で、タイバー
カットパンチを支持部材に対し、タイバーカットパンチ
に設けた刃部と支持部材に設けた刃部とが互いに歯合す
るように移動することにより、タイバーを所定の寸法に
除去する第1の工程と、第1の工程後に、リードフレー
ムに残ったカスを除去する第2の工程とを含む。
【0017】本製造方法によれば、タイバー除去前にゲ
ート残りを予め除去することで、タイバーやカスを除去
する際に、ゲート残りの存在により第1及び/又は第2
の除去部の各部品が損傷するのが防止され、したがっ
て、高信頼性のタイバー除去を実現できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施形態を説明する。
【0019】図1、2は、本発明に係るタイバー除去装
置の一実施形態を示す断面図である。本発明に係るタイ
バー除去装置は、第1の除去部6と第2の除去部7とか
らなる。図1に示す第1の除去部6は、樹脂モールド工
程後にタイバーを除去するものであり、図2に示す第2
の除去部7は、第1の除去部6によりタイバー除去を行
った後にリード間に詰まった切断カスを除去するための
ものである。
【0020】図1に示す第1の除去部6は、下側ダイセ
ット8を有し、該ダイセット8には上下方向に伸びたガ
イドポスト9が固定されている。ガイドポスト9には上
側ダイセット10が上下動可能に支持されている。
【0021】下側ダイセット8上にはダイプレート12
が固定されている。ダイプレート12には、スペーサ1
4を介してタイバーカットダイ16が取り外し可能に固
定されている。ダイ16は、タイバーを切断する際にリ
ードフレームLを挟持する下側支持部材(第2の支持部
材)を構成する。ダイ16が磨耗した場合にダイ16を
取り外して研磨し、研磨したダイ16を再使用するため
に、スペーサ14は、ダイ16の高さが調整できるよう
に研磨した分だけ厚いものと交換される。ダイ16のリ
ードフレーム支持面は、リードフレームLのリードピッ
チに合わせて凹凸状になっており、凸部でリードフレー
ムを受け、凹部16aの内面が刃部を形成している。凹
部16aは、ダイ16下側に形成されたカス排出孔16
bに連通した貫通孔を形成している。なお、下側ダイセ
ット8、ダイプレート12、スペーサ14にはそれぞ
れ、カス排出孔16bに対応して、切断されたタイバー
を除去するためのカス排出孔8a、12a、14aが形
成されている。
【0022】上側ダイセット10にはバッキングプレー
ト18が固定されている。バッキングプレート18には
パンチプレート20が固定されている。パンチプレート
20には、ストリッパプレート22を上下動可能に支持
するための、上下方向に伸びたガイドポスト24が固定
されている。ストリッパプレート22には、下面の所定
の位置にパイロットピン26を備えたストリッパピース
28が固定されている。ストリッパピース28は、タイ
バーを切断する際にリードフレームLを挟持する上側支
持部材(第1の支持部材)を構成する。
【0023】ストリッパプレート22の上面には、上下
方向に伸びたプッシュロッド30の一端が固定されてい
る。プッシュロッド30は、バッキングプレート18及
びパンチプレート20を貫通し、その他端が、プッシュ
ロッド30を下側に付勢するために上側ダイセット10
内部に設けたコイルばね32に連結されている。なお、
符号34は、コイルばね32を上側ダイセット10内に
組み込むためのねじを表す。
【0024】第1の除去部6は、ダイ16の刃部を構成
する凹部16aと協働してタイバーを切断除去するため
にタイバーカットパンチ36を備えている。タイバーカ
ットパンチ36はダイ16に対向して複数の切断刃(突
起部)36aを有し、これら切断刃36aの大きさ・ピ
ッチは、ダイ16の凹部16aに嵌挿可能に設定されて
いる。タイバーカットパンチ36はまた、パンチプレー
ト20によりその上部が保持されるとともに、ストリッ
パピース28により高精度に位置決めされている。
【0025】さらに詳しくは、パンチプレート20に
は、パンチ36上部を組み込む貫通孔が形成されてお
り、パンチ36上端とバッキングプレート18の間には
スペーサ38が設けてある。パンチ36が磨耗した場合
にパンチ36を取り外して研磨し、研磨したパンチ36
を再使用するために、スペーサ38は、パンチ36の高
さが調整できるように研磨した分だけ厚いものと交換さ
れる。パンチ36は、ねじ40により締め付けられたパ
ンチ押さえ部材42により、パンチプレート20に取り
外し可能に固定されている。
【0026】パンチ36の切断刃36a間の凹部には、
ストリッパピース28に設けたガイド28aが嵌挿され
ている。これらガイド28aは、後述するようにパンチ
36がストリッパピース28に相対的に上下動する際
に、パンチ36の切断刃36aが左右にぶれることなく
案内されるように高精度に形成されている。
【0027】ダイ16とストリッパピース28との間に
は、リードフレームLを第1の除去部6内に案内し、さ
らに第2の除去部7に搬送するためのガイドレール44
が設けてある。ガイドレール44には、ストリッパピー
ス28に設けたパイロットピン26が挿入され、これに
よりリードフレームLを位置決めするための孔44aが
形成されている。ガイドレール44は、ダイ16とスト
リッパピース28との間にこれらと所定の間隔をあけて
配置された図に示す待機位置と、後述するようにストリ
ッパピース28の下降により、ストリッパピース28に
押圧されて下降し、ダイ16とストリッパピース28に
挟持されるタイバー除去位置との間で上下動できるよう
になっている。
【0028】図2に示す第2の除去部7は第1の除去部
6に類似しており、したがって同一の部材には同一の符
号を付し、ここでは異なる点のみを説明する。第2の除
去部7のパンチ(カス除去パンチ)136の突起部13
6aは、第1の除去部6と同様にダイ116に設けた貫
通孔(広義には凹部)116aに嵌挿することができ、
これにより、リード間に詰まったカスを押し出して排出
孔116bに落とすようになっている。ストリッパピー
ス128は、カスを除去する際にリードフレームLを挟
持する上側支持部材(第3の支持部材)を構成し、ダイ
116は、カスを除去する際にリードフレームLを挟持
する下側支持部材(第4の支持部材)を構成する。な
お、第1の除去部7の突起部136a及び貫通孔116
aは、第2の除去部6の場合のように刃部を構成する必
要はない。突起部136aの断面形状は、第1の除去部
6の突起部36a(したがって、突起部36aにより切
断されるタイバー部分)と同一形状であってもよいが、
リード間に詰まったカスTを押し出すのに十分な大きさ
であれば、図3(a)に示すように第1の除去部6の突
起部36a(したがって、突起部36aにより切断され
るタイバー部分)よりも小さくなるように設定してもよ
い。好ましくは、図3(b)に示すように、突起部13
6aを根元を太く先端が細くなるようテーパ状に形成
し、これにより突起部136aの強度を高めてもよい。
加えて、パンチ136(少なくとも突起部136a)を
樹脂で形成するのが好ましい。この場合、カスTの除去
する際にリードフレームLと突起部136aが干渉して
も、リードフレームLに傷を与えることがない。
【0029】第1の除去部6のパンチ36は、パンチ3
6の切断刃(突起部)36a間の凹部に嵌挿されたスト
リッパピース28のガイド28aにより高精度に位置決
め・案内される。しかしながら、第2の除去部7のパン
チ136は、第1の除去部6に比べて突起部136aの
位置決め精度は低くても、リード間に残ったカスを除去
することは可能である。したがって、ストリッパピース
128にガイド28aのようなものを設けず、図2に示
すようにパンチ36の周囲のみをストリッパピース12
8でガイドするようにしてもよい。この場合、ストリッ
パピース128の構造を簡素化でき、したがって安価な
タイバー除去装置を提供できる利点がある。
【0030】次に、タイバー除去装置の動作を説明す
る。図1を参照して、リードフレームLは、ガイドレー
ル44に沿って第1の除去部6のダイ16の上方に搬送
される。次に、ガイドポスト9に沿って上側ダイセット
10を下降させることにより、ガイドポスト24に沿っ
てストリッパプレート26及び該プレート26に固定さ
れたストリッパピース28が下降し、ストリッパピース
28下面に設けたパイロットピン26がガイドレール4
4の孔44aを介してリードフレームLに設けられた位
置決め孔(図示せず)に挿入されることによりリードフ
レームLが位置決めされ、この状態にて、ストリッパピ
ース28がガイドレール44を押し下げる。
【0031】さらに上側ダイセット10を下降させる
と、ストリッパピース28は、ダイ16に接触し、リー
ドフレームLをダイ16に圧接する。続いて、上側ダイ
セット10を下降させると、ストリッパピース28はプ
ッシュロッド30を介して圧縮コイルバネ32を押圧
し、その反力により、リードフレームLはダイ16へさ
らに圧接される。上側ダイセット10に固定されたバッ
キングプレート18に(スペーサ38を介して)底面が
当接しているパンチ36は、ストリッパピース28のガ
イド28aに案内され下降し、ダイ16の刃部16aと
タイバ−カットパンチ36の刃部36aとでタイバーを
挟圧し切断する。パンチ36の突起部36aがダイ16
の凹部16aに嵌挿された状態を図4に示す。切断され
たタイバーのカスは、排出孔16b、14a、12a、
6aを通り装置外へ排出される。
【0032】その後、上側ダイセット10を上昇させ
て、第1の除去部6の各部材に下降時と逆の動作を行わ
せ、ガイドレール44を待機状態に復帰させる。なお、
パンチ36が元の位置へ復帰するための上昇時に、リー
ドフレームLがパンチ36とともに上昇しようとする
が、ストリッパピース28により阻止される。
【0033】リードフレームLのリード間には、第1の
除去部6においてパンチ36の刃部36aをダイ16の
凹部16aから抜き出す際に、一度切断したタイバーの
カスが持ち上がり、カスが挟まっている場合がある。こ
のようなカスを除去するため、本発明では、リードフレ
ームLを、ガイドレール44を介して第2の除去部7に
搬送する。
【0034】第2の除去部7において、リードフレーム
Lは、リードフレームLのリード間のタイバー除去位置
が、ダイ116の貫通孔116aの真上になるように待
機する(図3参照)。この状態で、第1の除去部6にお
いて行ったのとほぼ同一の方法で第2の除去部7の各部
材を動作させる。具体的には、パンチ136の突起部1
36をダイ116の貫通孔116aに嵌挿させること
で、突起部136によりリード間に詰まったカスが貫通
孔116a内に押し出され、排出孔116b、14a、
12a、6aを通り装置外へ排出される。
【0035】このように、本実施形態に係るタイバー除
去装置によれば、第1の除去部6におけるタイバー除去
工程においてリード間に詰まった切断カスを、第2の除
去部7において完全に除去することができるので、高品
質の半導体装置を提供することができる。
【0036】以上の説明は本発明の一実施形態に係るも
ので、本発明は種々改変可能である。例えば、図5に示
すように、第1の除去部6におけるダイ216の排出孔
216bに通気孔217を設け、ダイ216の凹部にパ
ンチの突起部が嵌挿されたときにパンチの突起部に対し
気体、例えばエアーを供給することで、パンチの突起部
をダイ216の凹部から抜く際にカスが突起先端に付着
したまま持ち上がるのを抑制するようにしてもよい。
【0037】また、リードフレームLが該フレームLを
ガイドするガイドレールから離脱した場合にこれを検出
する機構を設け、これによりタイバー除去やカス除去動
作において、リードフレームLや各除去部の各部材が破
損するのを防止するようにしてもよい。図6に示す検出
機構の例では、センサ343は、ガイドレール344の
溝345の上下に設けた孔347を介して、リードフレ
ームLが溝345から外れていないかを検出する。
【0038】ところで、樹脂封止後のリードフレームに
はゲート残りが存在するために、ゲート残りが存在した
ままで第1の除去部6を用いてタイバーを除去すると、
ゲート残りがダイなどの部品を損傷させる可能性があ
る。したがって、第1の除去部6でのタイバーカット工
程の前にゲートカット工程を行うのが好ましい。
【0039】図7は、ゲートカット部の一例を示す部分
断面図である。このゲートカット部50は、第1の除去
部6と類似の構成を有し、類似する部材に対しては図1
に表す符号を400番台に置き換えて表す。また、図の
例において、ゲートカット部50は、第1及び第2の除
去部6、7と協働するように構成されている。すなわ
ち、ガイドレール44に案内されたリボン状のリードフ
レームLに対し、リードフレーム案内方向に関して上流
側から下流側に向けてゲートカット部50、第1の除去
部6、第2の除去部7が順次配置されており、ゲートカ
ット部、第1及び第2の除去部6、7に共通した部材で
ある上側ダイセット10を下降させることにより、ゲー
ト残り除去工程、タイバー除去工程、及びカス除去工程
が、各除去部50、6、7の所定位置に配置されたリー
ドフレーム部分に対して同時に行われるようになってい
る。
【0040】具体的に、リードフレームLのゲート残り
Gに対向した突起部52aを備えたリフター52が、下
側ダイセット408、ダイプレート412、及びダイ4
16の設けた孔の内部に配置したコイルばね54の一端
に連結され上方に付勢されている。なお、符号56は、
コイルばね54を上記孔に組み込むためのねじを表す。
【0041】ストリッパピース428は、ガイドレール
44に沿って案内されたリードフレームLを挟んでリフ
ター52の突起部52aの反対側に突起部428bを有
する。この突起部428は、ストリッパピース428が
下降してリードフレームLのゲート残りGの反対面を支
持し、この状態でさらに下降してリフター52の突起部
52aと協働してゲート残りGを挟圧し、ゲート残りG
を切断・除去するためのものである。
【0042】プレート420には押下げピン58が固定
されている。押下げピン58はまた、ストリッパプレー
ト422及びストリッパピース428に設けられた貫通
孔に上下動可能に嵌挿されいる。リフター52の上面5
2bは、押下げピン58の下面58aに対向しており、
押下げピン58が下降する際に押下げピン58と接触す
ることができる。なお、図では理解のし易さのため、リ
ードフレームLを横切るように押下げピン58とリフタ
ー52が対向して示されているが、実際には、押下げピ
ン58は下降の際にリードフレームLと干渉しないよう
に構成されている。
【0043】ストリッパプレート422の最下面422
aは、ストリッパピース428の下面428aと略等し
い高さに設定されている。ダイプレート412の最上面
412aは、ばね54に付勢されて最上部に位置するリ
フター52の突起部52a先端と略等しい高さに設定さ
れている。
【0044】次に、ゲートカット部50の動作を説明す
る。リードフレームLは、ガイドレール44に沿ってゲ
ートカット部50のダイ416の上方に搬送される。次
に、ガイドポスト(図示せず)に沿って上側ダイセット
(図示せず)を下降させることにより、ガイドポストに
沿ってストリッパプレート426及び該プレート426
に固定されたストリッパピース428が下降し、ストリ
ッパピース428下面に設けたパイロットピン426が
ガイドレール44の孔(図示せず)を介してリードフレ
ームLに設けられた位置決め孔(図示せず)に挿入され
ることによりリードフレームLが位置決めされる。この
とき、図8(a)に示すように、ストリッパプレート4
26はダイプレート412と接触して停止し、他方、ゲ
ート残りGは、ストリッパピース428の突起部428
bとリフター52の突起部52aにより挟圧されて切断
・除去される。このとき、第1及び第2の除去部6、7
ではタイバー及びカスの除去は行われていない。
【0045】その後、さらに上側ダイセットを下降させ
ると、該ダイセットに固定されたプレート420の下降
により、押下げピン58は、ストリッパプレート422
及びストリッパピース428に形成した貫通孔を下側方
向に案内される。そして、図8(b)に示すように、押
下げピン58はリフター52に接触し、リフター52を
ばね54の付勢力に抗して下方に押し込み、リフター5
2の突起部52aをリードフレームLから離間させる。
【0046】さらにリフター52の突起部52aを十分
に押下げた状態(すなわち、突起部52aとリードフレ
ームLとが接触しない状態)で、第1及び第2の除去部
6、7に配置されたリードフレームL部分に対しタイバ
ーの除去とカスの除去が行われる。このような昇降可能
なゲートカット手段を用いることにより、高信頼性且つ
高効率で、ゲート残り除去、タイバー除去、及びカス除
去を行うことができる。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、半導体製造工程におい
て樹脂封止後にタイバーを確実に除去することができる
ので、歩留まりを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るタイバー除去装置の第1の除去
部を示す断面図。
【図2】 本発明に係るタイバー除去装置の第2の除去
部を示す断面図。
【図3】 (a)第2の除去部のパンチ突起部を示す拡
大断面図。(b)第2の除去部のパンチ突起部の変形例
を示す拡大断面図。
【図4】 第1の除去部において、タイバーカットパン
チの突起部がダイの凹部に嵌挿された状態を示す図。
【図5】 第1の除去部のダイの別の実施形態を示す断
面図。
【図6】 リードフレーム離脱検出機構の一例を示す断
面図。
【図7】 ゲート残り除去を行う機構の一例を示す断面
図。
【図8】 (a)図6の機構によるゲート残り切断中を
示す部分断面図。(b)図6の機構によるゲート残り切
断後を示す部分断面図。
【図9】 (a)樹脂モールド工程後の半導体装置を示
す側面図。(b)樹脂モールド工程後の半導体装置を示
す平面図。
【符号の説明】
6:第1の除去部、7:第2の除去部、16:ダイ、1
6a:凹部(刃部)、28:ストリッパピース、36:
タイバーカットパンチ、36a:突起部(刃部)、11
6:ダイ、116a:貫通孔、128:ストリッパピー
ス、136:カス除去パンチ、136a:突起部。
フロントページの続き Fターム(参考) 5F061 AA01 BA01 CA21 5F067 DB00 DE01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体素子を樹脂封止した後にリードフ
    レームのタイバーを除去する装置において、該装置は第
    1及び第2の除去部を備え、 前記第1の除去部は、 リードフレームを挟持すべく対向して配設された第1及
    び第2の支持部材と、 第1の支持部材に対し往復動可能に第1の支持部材に支
    持されたタイバーカットパンチとを備え、 タイバーカットパンチ及び第2の支持部材にはそれぞれ
    刃部が設けてあり、リードフレームを所定の位置に位置
    決めして第1及び第2の支持部材によりリードフレーム
    を挟持した状態で前記刃部を互いに歯合させることによ
    り、タイバーを所定の寸法に除去するようになってお
    り、 前記第2の除去部は、 リードフレームを挟持すべく対向して配設された第3及
    び第4の支持部材と、 第1の除去部におけるタイバーの除去後にリードフレー
    ムに残ったカスを除去するために、第3の支持部材に対
    し往復動可能に第3の支持部材に支持されたカス除去パ
    ンチとを備え、 カス除去パンチ及び第4の支持部材にはそれぞれ突起部
    及び孔が設けてあり、リードフレームを所定の位置に位
    置決めして第3及び第4の支持部材によりリードフレー
    ムを挟持した状態で、カス除去パンチを前記第4の支持
    部材に対し、前記突起部を前記第4の支持部材に設けた
    孔に嵌挿するように移動し、これによりリードフレーム
    からカスを孔に押し出して除去すること特徴とするタイ
    バー除去装置。
  2. 【請求項2】 前記カス除去パンチの突起部は、先端が
    小さくなるようテーパー状に形成されることを特徴とす
    る請求項1記載の除去装置。
  3. 【請求項3】 前記カス除去パンチの突起部は、樹脂で
    形成されることを特徴とする請求項1記載の除去装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の支持部材には、タイバーカッ
    トパンチ及び第2の支持部材の刃部が互いに歯合したと
    きにタイバーカットパンチの刃部に対し気体を供給する
    手段が設けられることを特徴とする請求項1記載の除去
    装置。
  5. 【請求項5】 半導体素子を樹脂封止した後にリードフ
    レームのタイバーを除去する方法において、 リードフレームを支持部材上の所定の位置に位置決めし
    た状態で、タイバーカットパンチを前記支持部材に対
    し、タイバーカットパンチに設けた刃部と前記支持部材
    に設けた刃部とが互いに歯合するように移動することに
    より、タイバーを所定の寸法に除去する第1の除去工程
    と、 第1の除去工程後に、リードフレームに残ったカスを除
    去する第2の除去工程とを含むタイバー除去方法。
  6. 【請求項6】 前記第2の除去工程は、 リードフレームを第2の支持部材上の所定の位置に位置
    決めした状態で、突起部を備えたパンチを前記第2の支
    持部材に対し、前記突起部を前記第2の支持部材に設け
    た孔に嵌挿するように移動し、これによりリードフレー
    ムからカスを前記孔に押し出して除去する工程を含むこ
    とを特徴とする請求項5記載の除去方法。
  7. 【請求項7】 前記第1の除去工程において、タイバー
    カットパンチ及び前記支持部材の刃部が互いに歯合した
    ときにタイバーカットパンチの刃部に対し気体を供給す
    ることを特徴とする請求項5記載の除去方法。
  8. 【請求項8】 半導体装置の製造方法において、 リードフレーム上に半導体素子を配設して樹脂封止する
    工程と、 前記封止工程後にゲート残りを除去する工程と、 前記ゲート残り除去工程後にリードフレームのタイバー
    を除去する工程を含み、 前記タイバー除去工程は、 リードフレームを支持部材上の所定の位置に位置決めし
    た状態で、タイバーカットパンチを前記支持部材に対
    し、タイバーカットパンチに設けた刃部と前記支持部材
    に設けた刃部とが互いに歯合するように移動することに
    より、タイバーを所定の寸法に除去する第1の工程と、 第1の工程後に、リードフレームに残ったカスを除去す
    る第2の工程とを含むことを特徴とする製造方法。
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