JP2003145376A - 位置決めクランプ装置 - Google Patents

位置決めクランプ装置

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JP2003145376A
JP2003145376A JP2001343817A JP2001343817A JP2003145376A JP 2003145376 A JP2003145376 A JP 2003145376A JP 2001343817 A JP2001343817 A JP 2001343817A JP 2001343817 A JP2001343817 A JP 2001343817A JP 2003145376 A JP2003145376 A JP 2003145376A
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clamp device
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JP2001343817A
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English (en)
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Hiroaki Okuma
博明 大隈
Keiji Takemoto
圭司 武本
Katsuyuki Fujii
勝行 藤井
Takeharu Oka
丈晴 岡
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Daihatsu Motor Co Ltd
Kyoei Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
Kyoei Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄板材を簡単な構成によって位置決めおよび
クランプするとともに、台車の所定位置に位置決めする
位置決めクランプ装置を提供する。 【解決手段】 台座部材1の円筒状部2内に、縦辺部1
0および横辺部11を有するL字状のクランプ部材9に
おける縦辺部10を収容し、その先端にクランプ部12
を形成し、横辺部11を台座部材1の窓孔5から突出さ
せてその端部近傍をピン13で台座部材1と一体のブラ
ケット6に回動自在に枢支し、台座部材1の円筒状部3
内に収容したエアシリンダ14のピストンロッド15の
先端部を、クランプ部材9の縦辺部10と横辺部11と
の接続部である角部近傍に形成した孔17にピン16で
回動自在に枢支する。また、位置決め案内部材7の先端
に位置決め部(凸部)19を形成するとともに、台車2
0に前記位置決め案内部材7の位置決め部19が挿入さ
れる位置決め部(凹部)21を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車部品のフロ
アのような孔を有する薄板材をその孔を基準として位置
決めおよびクランプするとともに、薄板材を移送する台
車の所定位置に位置決めする位置決めクランプ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】薄板材に打ち抜いた孔を基準として位置
決めするには、図6ないし図8に示したような位置決め
クランプ装置が使用されている(特開2000−246
569号公報参照)。
【0003】この位置決めクランプ装置は、逆J字状の
クランプ部材aをエアシリンダのピストンロッドcによ
り押し上げ、このクランプ部材aをコーン状の位置決め
案内部材dの溝内eに位置させた状態で、位置決め案内
部材dを薄板材Wの孔hに挿入し、次いでピストンロッ
ドcによりクランプ部材aを引き戻し、その押圧部bを
位置決め案内部材dの側方に突出させて台座部材fとの
間で薄板材Wをクランプするようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の位置
決めクランプ装置は、例えば、搬送ロボットに設けられ
ており、位置決めクランプ装置で位置決めおよびクラン
プされた後の薄板材Wは、薄板材Wを移送する台車(図
示省略)の位置まで搬送され、クランプ状態を解除して
台車に移載した後に位置決めされている。この台車への
薄板材Wの位置決めには、位置決めクランプ装置を具備
した搬送ロボットとは別の、位置決めロボットなどを用
いている。
【0005】上記の装置によれば、まず、位置決めクラ
ンプ装置で薄板材Wをその孔hを利用して位置決めおよ
びクランプした後、別の位置決めロボットなどを利用し
て、台車に位置決めしているため、工程が複雑になるば
かりでなく、位置決めロボットなどが必要になるため、
設備が複雑高価になるという問題点があった。
【0006】また、上記の位置決めクランプ装置は、ク
ランプ部材aの上昇動作および下降動作に、クランプ部
材aにひらがなの「く」字状の孔gを設けて、この孔g
内をピストンロッドcの先端部にクランプ部材aをピン
結合した一対の軸iが昇降動作することによって、前記
孔gがガイドとなってクランプ部材aを位置決め案内部
材dの溝e内に収納させたり、位置決め案内部材dの側
方に突出させたりする機構を用いており、クランプ部材
aの昇降動作の都度、上記一対の軸iがクランプ部材a
に設けた孔gの内面に擦れて移動するため、クランプ部
材aの孔gの内面および/または一対の軸iの摩耗が激
しく、比較的短期間で、薄板材Wのクランプ精度の低下
が生じるという問題点があった。また、シリンダのピス
トロッドcの昇降動作時に、ピストンロッドcがガイド
部材jによってガイドされるので、ピストンロッドcお
よび/またはガイド部材jの摩耗が激しく、この摩耗に
よっても比較的短期間で、薄板材Wのクランプ精度の低
下が生じるという問題点があった。
【0007】本発明はこのような問題点を解決するため
に提案されたものであり、別の位置決めロボットなどを
使用することなく薄板材を台車の所定位置に位置決めで
きる位置決めクランプ装置を提供することを目的とす
る。また、クランプ部材の孔内を軸が昇降動作すること
なく、シリンダのピストンロッドがガイド部材との摺動
によってガイドされない、かつ簡単な構成によって、ク
ランプ部材を上昇動作、下降動作およびクランプ動作さ
せ得る位置決めクランプ装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
された位置決めクランプ装置は、上記課題を解決するた
めに、薄板材の孔に挿入して位置決めするコーン状の位
置決め案内部材と、上昇位置では上記位置決め案内部材
の内部に、下降位置ではクランプ位置に変位するクラン
プ部材とを備え、薄板材の孔に挿入して位置決めするコ
ーン状の位置決め案内部材と、上昇位置では上記位置決
め案内部材の内部に、下降位置ではクランプ位置に変位
するクランプ部材とを備え、前記薄板材を台車の所定位
置に移載および位置決めして搬送する位置決めクランプ
装置において、前記台車に、前記位置決めクランプ装置
における位置決め案内部材が係合する位置決め部を設
け、この台車の位置決め部と前記位置決め案内部材とを
係合して、薄板材を台車の所定位置に位置決めすること
を特徴とするものである。
【0009】上記の位置決めクランプ装置によれば、コ
ーン状の位置決め案内部材を薄板材の孔に挿入すること
によって薄板材の位置決めができるとともに、その位置
決めされた薄板材をクランプ部でクランプすることがで
き、さらに、その位置決めおよびクランプされた薄板材
を、台車の位置決め部と位置決め案内部材との係合によ
って、台車の所定位置に位置決めすることができる。
【0010】本発明における位置決めクランプ装置は、
上記クランプ部材が、L字状の形状を有し、その縦辺部
の先端部にクランプ部を形成するとともに、横辺部の端
部をピンで回動自在に枢支し、前記縦辺部および横辺部
の接続部である角部近傍を、ピン結合によって昇降動作
させる昇降機構部を設けたことを特徴とするものである
(請求項2)。
【0011】このような位置決めクランプ装置によれ
ば、昇降機構部によって、L字状のクランプ部材の縦辺
部と横辺部との接続部である角部近傍を昇降動作させる
ことによって、L字状のクランプ部材が横辺部の端部の
ピンを中心として回動動作をし、応じて縦辺部の先端に
形成したクランプ部が、昇降、かつ、回動動作を行い、
上昇位置では、クランプ部が位置決め案内部材の溝内に
収容され、下降位置では、クランプ部が位置決め案内部
材の側方から突出するとともに、薄板材をクランプする
ことができる。
【0012】しかも、従来のように、クランプ部材に
「く」字状の孔を形成して、この孔内に軸を挿通して、
軸の昇降動作によってクランプ部材を昇降動作およびク
ランプ動作させるものに比較して、クランプ部材の孔お
よび/または軸の摩耗や、シリンダのピストンロッドお
よび/またはそのガイド部材の摩耗がなくなり、長期間
にわたって高精度で薄板材をクランプすることができ
る。
【0013】本発明の位置決めクランプ装置はまた、前
記昇降機構部が、エアシリンダで構成され、そのピスト
ンロッドの先端部が前記クランプ部材の角部近傍の孔に
ピン結合され、このピンの外径寸法がクランプ部材の孔
の内径寸法よりも小さく、クランプ部材の孔中で移動可
能に構成されていることを特徴とするものである(請求
項3)。
【0014】上記の位置決めクランプ装置によれば、L
字状のクランプ部材における横辺部の端部の枢支ピンを
中心とする回動動作に応じて、シリンダのピストンロッ
ド先端部とクランプ部材の角部近傍とのピン結合部が円
弧状に移動しても、ピンの外径寸法がクランプ部材の孔
の内径寸法よりも小さく、クランプ部材の孔中で移動可
能に構成されているので、前記孔が垂直方向へ移動する
のに対して、ピンは孔内で円弧状に移動することがで
き、したがって、シリンダのピストンロッドおよび/ま
たはシリンダに無理な応力が作用することがなくなり、
長期間にわたって精度の高い薄板材のクランプ動作を維
持することができる。
【0015】本発明の位置決めクランプ装置はまた、前
記台車の位置決め部が凹部を備え、前記位置決め案内部
材が、前記台車の位置決め部に挿入される凸部を備える
ことを特徴とする(請求項4)。
【0016】上記の位置決めクランプ装置によれば、台
車の位置決め用凹部に位置決め案内部材の凸部を挿入す
ることによって、台車と位置決め案内部材とを位置決め
することができ、それによって位置決め案内部材によっ
て位置決めおよびクランプされている薄板材を、台車の
所定位置に位置決めすることができる。
【0017】また、従来のように、薄板材の位置決めお
よびクランプ後に薄板材を台車の所定位置に位置決めす
るものに比較して、薄板材の位置決めおよびクランプ
と、この薄板材の台車の所定位置への位置決めとが、同
時に実施でき、しかも、薄板材の台車の所定位置への位
置決めに、位置決め用ロボットアームなどの複雑な機構
を必要としない。
【0018】本発明の位置決めクランプ装置はまた、前
記台車の位置決め部が凸部を備え、前記位置決め案内部
材が、前記台車の位置決め部が挿入される凹部を備える
ことを特徴とする(請求項5)。
【0019】上記の位置決めクランプ装置によれば、台
車の位置決め用凸部を位置決め案内部材の凹部を挿入す
ることによって、台車と位置決め案内部材とを位置決め
することができ、それによって位置決め案内部材によっ
て位置決めおよびクランプされている薄板材を、台車の
所定位置に位置決めすることができる。
【0020】また、従来のように、薄板材の位置決めお
よびクランプ後に薄板材を台車の所定位置に位置決めす
るものに比較して、薄板材の位置決めおよびクランプ
と、この薄板材の台車の所定位置への位置決めとが、同
時に実施でき、しかも、薄板材の台車の所定位置への位
置決めに、位置決め用ロボットアームなどの複雑な機構
を必要としない。
【0021】さらに、前記台車の位置決め部の凹部に、
位置決め案内部材の凸部を挿入して位置決めするもので
は、台車の凹部が上向きになっているため、その凹部に
ゴミなどが入り込んで位置決め精度が低下することが考
えられるが、台車の凸部を位置決め案内部材の凹部に挿
入して位置決めするものでは、位置決め案内部材の凹部
が下向きになっているため、この凹部にゴミが入り込ん
で位置決め精度が低下することがなくなる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図1ないし図5を参照して説明する。図1は位置決
めクランプ装置における位置決め時(クランプ前)の正
断面図で、図2は位置決め決め時(クランプ前)の要部
の側断面図である。また、図3は実施形態の位置決めク
ランプ装置におけるクランプ時の要部の側断面図であ
る。
【0023】この位置決めクランプ装置において、1は
後述するクランプ部材を収容する概略筒型の台座部材
で、この台座部材1は、後述するクランプ部材を挿通す
る円筒状部2と、エアシリンダを収容する円筒状部3
と、このエアシリンダのピストンロッドを挿通する円筒
状部4と、クランプ部材の横辺部を突出させる矩形状の
窓孔5と、この窓孔5の下方部から横方向に延びるL字
形のクランプ部材取り付け用のブラケット6とを有す
る。
【0024】前記台座部材1の上方には、薄板材Wの孔
hに挿通して薄板材Wを位置決めするコーン状の位置決
め案内部材7が、中央部にクランプ部材の摺動溝8を有
して台座部材1と一体に形成されている。
【0025】上記したクランプ部材9は、縦辺部10と
横辺部11とを有する略L字状の形状を有し、縦辺部1
0の先端部に鉤型のクランプ部12が形成されており、
この縦辺部10が前記台座部材1の円筒状部2を通っ
て、前記位置決め案内部材7の摺動溝8内に収容されて
いる。また、横辺部11が台座部材1の窓孔5を通って
外部に突出しており、その端部近傍がピン13によっ
て、台座部材1のブラケット6の先端部近傍に回動自在
に枢支されている。なお、縦辺部11の厚さ寸法を、横
辺部11の厚さ寸法よりも小さくすることによって、横
辺部11,したがって、クランプ部材9全体の機械的強
度を大きくするとともに、コーン状の位置決め案内部材
7の摺動溝8の幅寸法を小さくして、この位置決め案内
部材7の機械的強度をも大きくするようにしている。
【0026】前記円筒状部3の内部には、エアシリンダ
14が収容されている。このエアシリンダ14は、その
ピストンロッド15の先端部がピン16によって、前記
L字状のクランプ部材9の縦辺部10と横辺部11との
接続部である角部近傍に設けられた孔17に枢支されて
いる。
【0027】ここで、前記エアシリンダ14のピストン
ロッド15の先端部に枢支するピン16の外径寸法d1
と、このピン16が挿通されているクランプ部材9の孔
17の内径寸法d2とは、図1の1点鎖線内に拡大して
示すように、d1<d2の関係に設定してあり、ピン1
6が穴7の中で若干移動可能に構成されている。
【0028】前記エアシリンダ14のピストンロッド1
5の先端部に枢支するピン16の外径寸法d1と、この
ピン16が挿通されているクランプ部材9の孔17の内
径寸法d2との寸法差dは、ピストンロッド15とクラ
ンプ部材9とを枢支するピン16中心が、クランプ部材
9の横辺部11の端部を枢支しているピン13を中心と
して円弧状に移動するのを許容する値に設定されてい
る。
【0029】このような、枢支ピン16の外径寸法d1
と、孔17の内径寸法d2とに寸法差dを設けることに
よって、クランプ部材9が横辺部11のピン13を中心
にして回動する際の、ピストンロッド15の中心軸に対
するピン16の円弧状の移動によるブレ寸法gを許容で
き、エアシリンダ14を固定しても、そのピストンロッ
ド15やシリンダケースに過大な応力が作用することを
防止することができる。
【0030】前記位置決め案内部材7の先端部には、円
柱状の位置決め部19が形成されている。また、図1に
おいて、2点鎖線で示す20は、前記位置決めクランプ
装置によって位置決めおよびクランプされた薄板材Wを
移送する台車であり、その所定位置に、前記位置決め案
内部材7の位置決め部19が挿入される円筒状凹部から
なる位置決め部21を備えている。なお、台車20は、
後述するように、位置決め案内部材7の近傍に位置して
いるものではないが、図1では、位置決め案内部材7の
位置決め部19との関係を説明するために、近接して併
示したものである。
【0031】前記円柱状の位置決め部19の先端縁部に
は、前記円筒状の位置決め部21に挿入しやすくするた
めの面取りが施されている。また、前記円筒状凹部から
なる位置決め部21に縁部には、前記円柱状の位置決め
部19を受け入れやすくするための面取りが施されてい
る。
【0032】前記円筒状の位置決め部21の内径寸法
は、前記円柱状の位置決め部19の外形寸法よりも若干
(例えば0.2mm程度)小さく設定されており、その
深さ寸法は、円柱状の位置決め部19の高さ寸法よりも
小さく設定されている。
【0033】次に、上記の薄板材の位置決めクランプ装
置における薄板材の位置決めおよびクランプ動作と、薄
板材の台車への位置決め動作について説明する。
【0034】まず、円筒状部3内に収容されたシリンダ
14のピストンロッド15を伸出させると、このピスト
ンロッド15の先端部がピン16によって枢支されたL
字状のクランプ部材9が、横辺部11の端部近傍のピン
13を中心に上方に向かって回動して、縦辺部10に形
成されたクランプ部12が上昇するとともに、位置決め
案内部材7の摺動溝8内に収容される。このクランプ部
12が上昇位置にある状態が、図1,図2に示されてい
る。
【0035】したがって、この状態で、コーン状の位置
決め案内部材7に薄板材Wの孔hを嵌め込むと、薄板材
Wの孔hは位置決め案内部材7のコーン状の周面に沿っ
てガイドされながら薄板材Wが自重で降下して行く。こ
の薄板材Wの降下中に、薄板材Wの孔hが位置決め案内
部材7のコーン状周面によって案内されて、次第に偏心
状態が修正されて行き、薄板材Wがコーン状周面を通り
過ぎて円柱状周面部に達すると、薄板材Wの孔hがその
円筒状周面によって規制されて、孔hの中心軸がコーン
状の位置決め案内部材7の中心軸に一致させられて、薄
板材Wが所定位置に位置決めされる。
【0036】このようにして薄板材Wの位置決めが終わ
ると、シリンダ14のピストンロッド15を退入させ
る。すると、このピストンロッド15の先端部がピン1
6によって枢支されている、L字状のクランプ部材9の
縦辺部10と横辺部11との接続部である角部が引き下
げられる結果、横辺部11がその端部近傍のピン13を
中心にして下方に向かって回動する。
【0037】このとき、横辺部11の回動動作によっ
て、ピン16の中心位置は、円弧状の移動軌跡を描く
が、このピン16の中心の円弧状移動軌跡によるブレ寸
法gを、前記ピン16の外径寸法d1と、孔17の内径
寸法d2との寸法差dによって吸収して、シリンダ14
のピストンロッド15やシリンダケースに過大な応力が
掛かるのを回避することができる。
【0038】このようにして、シリンダ14のピストン
ロッド15が完全に退入すると、L字状のクランプ部材
9の縦辺部10に形成されたクランプ部12が、図1に
2点鎖線12’で示すように、位置決め案内部材7の摺
動溝8から図1の左側方に突出するとともに、薄板材W
を上から台座部材1に押し付けてクランプする。このク
ランプ時の状態を図1の2点鎖線および図3に示してい
る。
【0039】したがって、上記の位置決めクランプ装置
によれば、クランプ部材9の上昇位置で、クランプ部1
2が位置決め案内部材7の摺動溝8内に収容され、クラ
ンプ部材9の下降位置で、クランプ部12が位置決め案
内部材7の摺動溝8から突出するとともに、薄板材Wを
クランプすることができ、所期の位置決めクランプ装置
としての動作を得ることができる。
【0040】しかも、上記の位置決めクランプ装置は、
従来のクランプ部材に「く」字状の案内溝を形成し、こ
の案内溝に軸を挿通したものに比較して、構造が簡単で
あり、従来のような案内溝および/または軸や、ピスト
ンロッドおよび/またはピストンガイドといった摺動摩
耗部分を有しないので、これらの摩耗部分の摩耗に起因
する薄板材のクランプ精度の低下は生じないという優位
性を有する。
【0041】なお、クランプ部材9の縦辺部10の長さ
と横辺部11の長さとの比率によって、梃子の原理で、
クランプ部12にかかるクランプ力を、自在に設定する
ことができる。
【0042】また、クランプ部材9の横片部11の長さ
を短くするほど、位置決めクランプ装置を小型化できる
が、反面、エアシリンダ14のピストンロッド15の伸
出・退入動作時におけるピン16の円弧状移動軌跡のブ
レ寸法gが大きくなるので、クランプ部材9の横片部1
1の長さは適宜設定すればよい。
【0043】上記の実施形態では、クランプ部材9の縦
辺部10と横辺部11とを略直角状に形成して、横辺部
11が水平状の場合に、縦辺部10が略直立状になって
クランプ部12が位置決め案内部材7の摺動溝8内に収
容される構成について説明したが、縦辺部10と横辺部
11とのなす角度は、90度だけでなく、90度よりも
大きい場合や小さい場合など、任意に設定することがで
き、したがって、クランプ部12が位置決め案内部材7
の摺動溝8内に収容される状態における横辺部の状態
は、水平状態ばかりでなく、若干上向き、あるいは若干
下向きにすることもできる。
【0044】上記薄板材Wの位置決めおよびクランプと
同時に、またはその後に、前記位置決めクランプ装置が
上下反転されて、その位置決め案内部材7の先端に形成
された円柱状の位置決め部19を、台車20の円筒状凹
部からなる位置決め部21に挿入する。すると、位置決
め案内部材7の先端の位置決め部19と、台車20の位
置決め部21との係合によって、位置決め案内部材7が
台車20の所定位置に位置決めされる。それによって、
位置決め案内部材7に位置決めされている薄板材Wが、
台車20の所定位置に位置決めされる。
【0045】図4は、この薄板材Wの台車20への位置
決め状態を示している。このときの台車20と薄板材W
との間隔寸法g1は、位置決め案内部材7の位置決め部
19の高さ寸法と、台車20の位置決め部21の深さ寸
法との関係によって、自在に設定できる。したがって、
その間隔寸法g1は、台車20に位置決めした薄板材W
に実施する加工内容などによって、適宜設定する。
【0046】上記の位置決めクランプ装置によれば、従
来の薄板材Wの位置決めクランプ後に、別の位置決めロ
ボットを用いて薄板材Wを台車に位置決めするものに比
較して、位置決めクランプ装置で薄板材Wを位置決めお
よびクランプして、所定位置まで搬送後、台車20への
位置決めを行なうことができる。また、位置決め案内部
材7そのものを利用して、薄板材Wの台車20への位置
決めを行なうので、煩雑な構成の位置決めロボットなど
は不要になり、構成を著しく簡単化することができる。
【0047】上記実施形態では、台車20の位置決め部
21を凹部に形成し、位置決め案内部材7の先端の位置
決め部19を凸部に形成する場合について説明したが、
図5に示すように、位置決め案内部材7の先端に円筒状
などの凹部からなる位置決め部19’を形成するととも
に、台車20に円柱状などの凸部からなる位置決め部2
1’を形成するようにしてもよい。
【0048】このように、台車20側に凸部よりなる位
置決め部21’を形成した場合は、図4のように台車2
0側に凹部よりなる位置決め部21を形成した場合に比
較して、凹部よりなる位置決め部19’にゴミなどが溜
まることによって、位置決め案内部材7と台車20との
位置決め精度が低下することがなくなり、常に良好な位
置決め精度を維持することができるという優位性があ
る。
【0049】また、上記実施形態では、位置決め凸部を
円柱状に、位置決め凹部を円筒状に形成する場合につい
て説明したが、位置決め凸部を円錐状に、位置決め凹部
を逆円錐状に形成してもよい。このような場合は、位置
決め凸部および位置決め凹部の周縁部に面取りを施すこ
とは必ずしも必要ではない。また、位置決め凸部と位置
決め凹部との寸法公差に起因する中心軸の不一致も生じ
なくなる。
【0050】
【発明の効果】本発明は、以上のように、薄板材の孔に
挿入して位置決めするコーン状の位置決め案内部材と、
上昇位置では上記位置決め案内部材の内部に、下降位置
ではクランプ位置に変位するクランプ部材とを備え、前
記薄板材を台車の所定位置に移載して搬送する位置決め
クランプ装置において、前記台車に、前記位置決めクラ
ンプ装置における位置決め案内部材が係合する位置決め
部を設け、この台車の位置決め部と前記位置決め案内部
材とを係合して、薄板材を台車の所定位置に位置決めす
ることを特徴とするものであるから、位置決め案内部材
そのものを台車への位置決め部材に共用することによっ
て、従来の位置決めクランプ装置で薄板材を位置決めお
よびクランプした後、位置決めロボットなどを利用して
薄板材を台車に位置決めするものに比較して、台車への
位置決めロボットなどが不要になり、構成が簡略化でき
る。
【0051】また、従来の位置決めクランプ装置を具備
する搬送ロボットで薄板材を位置決めおよびクランプし
て所定場所まで搬送した後に、搬送ロボットが退避し、
代わって位置決めロボットがその所定場所に来て、位置
決めするものに比較して、搬送ロボットの退避および位
置決めロボットの到来の工程が不要になり、台車への位
置決め所要時間を大幅に短縮することができる。
【0052】さらに、クランプ部材を縦辺部と横辺部と
を有するL字状に形成し、横辺部の一端部をピンで枢支
するとともに、縦辺部と横辺部との接続部である角部を
駆動機構にピンで枢支することによって、従来のクラン
プ部材に「く」字状の孔を形成し、この孔にピンを摺動
させるとともに、エアシリンダのピストンロッドをガイ
ド部材に摺動させるものに比較して、簡単な構成でクラ
ンプ部材の上昇位置およびクランプ位置への変位動作を
行なうことができ、しかも、摩耗部分を有しないので、
従来のように摩耗によって薄板材等のワークの高精度で
位置決めできなくなるといったことが生じなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る位置決めクランプ装置
における薄板材の位置決め時の正断面図である。
【図2】図1の位置決めクランプ装置における薄板材の
位置決め時の要部側断面図である。
【図3】図1の位置決めクランプ装置における薄板材の
クランプ時の側断面図である。
【図4】図1の位置決めクランプ装置で薄板材を台車に
位置決めした状態の正断面図である。
【図5】本発明の他の実施形態に係る位置決めクランプ
装置で薄板材を台車に位置決めした状態の正断面図であ
る。
【図6】従来の位置決めクランプ装置における薄板材の
クランプ時の正断面図である。
【図7】図6の位置決めクランプ装置における薄板材の
クランプ時の側断面図である。
【図8】図6の位置決めクランプ装置における薄板材の
位置決め時の要部側断面図である。
【符号の説明】
1 台座部材 2,3,4 円筒状部 5 窓孔 6 ブラケット 7 位置決め案内部材 8 摺動溝 9 クランプ部材 10 縦辺部 11 横辺部 12 クランプ部 13,16 ピン 14 エアシリンダ 15 ピストンロッド 17 孔 19 位置決め案内部材側の位置決め部(凸部) 19’ 位置決め案内部材側の位置決め部(凹部) 20 台車 21 台車側の位置決め部(凹部) 21’ 台車側の位置決め部(凸部) W 薄板材 h 孔 d1 ピン16の外径寸法 d2 孔17の内径寸法 d ピン16の外径寸法d1と孔17の内径寸法d2と
の寸法差 g ピン16の中心が描く円弧状移動軌跡のピストンロ
ッド15の中心軸に対するブレ寸法
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武本 圭司 岡山県総社市井尻野77番地 享栄工業株式 会社内 (72)発明者 藤井 勝行 岡山県総社市井尻野77番地 享栄工業株式 会社内 (72)発明者 岡 丈晴 岡山県総社市井尻野77番地 享栄工業株式 会社内 Fターム(参考) 3C016 CA04 CB03 CC02 CC04 CE05 HA04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄板材の孔に挿入して位置決めするコー
    ン状の位置決め案内部材と、上昇位置では上記位置決め
    案内部材の内部に、下降位置ではクランプ位置に変位す
    るクランプ部材とを備え、前記薄板材を台車の所定位置
    に移載および位置決めして搬送する位置決めクランプ装
    置において、 前記台車に、前記位置決めクランプ装置における位置決
    め案内部材が係合する位置決め部を設け、この台車の位
    置決め部と前記位置決め案内部材とを係合して、薄板材
    を台車の所定位置に位置決めすることを特徴とする位置
    決めクランプ装置。
  2. 【請求項2】 上記クランプ部材は、L字状の形状を有
    し、その縦辺部の先端部をクランプ部に形成するととも
    に、横辺部の端部をピンで回動自在に枢支し、前記縦辺
    部および横辺部の接続部である角部近傍を、ピン結合に
    よって昇降動作させる昇降機構部を設けたことを特徴と
    する請求項1に記載の位置決めクランプ装置。
  3. 【請求項3】 前記昇降機構部が、エアシリンダで構成
    され、そのピストンロッドの先端部が前記クランプ部材
    の角部近傍の孔にピン結合され、このピンの外径寸法が
    クランプ部材の孔の内径寸法よりも小さく、クランプ部
    材の孔中で移動可能に構成されていることを特徴とする
    請求項1または2に記載の位置決めクランプ装置。
  4. 【請求項4】 前記台車の位置決め部が凹部を備え、前
    記位置決め案内部材が、前記台車の位置決め部に挿入さ
    れる凸部を備えることを特徴とする請求項1ないし3の
    いずれかに記載の位置決めクランプ装置。
  5. 【請求項5】 前記台車の位置決め部が凸部を備え、前
    記位置決め案内部材が、前記台車の位置決め部が挿入さ
    れる凹部を備えることを特徴とする請求項1ないし3の
    いずれかに記載の位置決めクランプ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010110848A (ja) * 2008-11-05 2010-05-20 Ckd Corp 位置決めクランプ装置
CN102198644A (zh) * 2011-05-03 2011-09-28 苏州工业园区高登威科技有限公司 汽车遮阳板的夹具

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JP2010110848A (ja) * 2008-11-05 2010-05-20 Ckd Corp 位置決めクランプ装置
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