JP2003146004A - 車両用転がり軸受装置 - Google Patents
車両用転がり軸受装置Info
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Abstract
玉、特に他方列の玉に働く荷重は大きく、その軌道面を
有する椀形外輪部材に大きな荷重が働くことになるが、
軸部は軽量化のために中空断面に形成されており、この
ため車両の走行に伴なって軸部に歪が生じるおそれがあ
った。 【解決手段】 車両用転がり軸受装置1において、椀形
外輪部材10の軸部9を形成する際に、各列の玉3,4
間の径方向の中心線p1と他方列の玉4の接触角延長線
p2とで囲まれる範囲内に支持壁35が残るように旋削
加工することで、特に他方列の玉4に大きな負荷荷重が
働いた場合であっても支持壁35の支持力により椀形外
輪部材10に歪が生じるのを防止することができ、長期
に亙って玉3,4の転動を円滑に行い得、支持壁35を
残してその両側を中空断面とすることで重量の増加を抑
え、回転トルクが大きくなることもない。
Description
装置に関する。
す。これは、車体側にナックル60を介して非回転に組
込まれる外輪部材61と、この外輪部材61に2列の玉
62,63を介して軸心64回りに回転自在に支持され
る内輪部材65とを備えている。
両アウタ側)の玉62の内輪軌道面として用いられると
ともに、外周面途中に径方向外向きに突出して車輪(ブ
レーキディスクロータおよびタイヤホイール)を取付け
るためのハブフランジ66を有するハブホイール67
と、このハブホイール67の中心穴にスプライン嵌合す
る軸部68を一体に形成した等速ジョイント69の椀形
外輪部材70とから構成されている。この椀形外輪部材
70の外周面が他方列(車両インナ側)の玉63の内輪
軌道面として用いられている。
断面に形成され、椀形外輪部材70の椀形部71と軸部
68との間には、椀形部71内部の潤滑剤が外部に漏れ
るのを防止するための蓋部材72が嵌着されている。
り軸受装置において、玉62,63、特に他方列の玉6
3に働く荷重は大きい。このため椀形外輪部材70には
大きな荷重が働くことになるが、上述のように軸部68
は軽量化のために中空断面に形成されている。従って、
車両の走行に伴なって、軸部68に歪が生じるおそれが
あった。
両用転がり軸受装置の提供を目的とする。
手段は、車体側に非回転に支持される外輪部材と、この
外輪部材に車両アウタ側列および車両インナ側列の転動
体を介して軸心回りに回転自在に支持された内輪部材と
を備え、この内輪部材が、外周面が車両アウタ側列の転
動体の内輪軌道面とされて、車輪を取付けるための取付
けフランジを有する筒状内輪部材と、外周面が車両イン
ナ側列の転動体の内輪軌道面とされるとともに、前記筒
状内輪部材の中心穴に挿通する軸部を介して筒状内輪部
材と回転一体に組付けられる等速自在継手の椀形外輪部
材とから構成され、前記軸部の内周面の、前記各列の転
動体間の径方向の中心線と車両インナ側列の転動体の接
触角延長線とで囲まれる範囲内に、前記転動体から伝え
られる負荷荷重を支持するための径方向に沿った支持部
材が設けられ、前記軸部における支持部材の少なくとも
車両アウタ側が中空断面とされている。
体間の径方向の中心線と、車両インナ側列の転動体の接
触角延長線とで囲まれる範囲内に、径方向に沿った支持
部材を設け、軸部における支持部材の少なくとも車両ア
ウタ側を中空断面としたことによれば、軸部の重量を特
別に大きくすることがないとともに転動体から伝わる荷
重負荷を支持部材で受けて軸部の歪変形を防止すること
ができる。
的に形成されたことによれば、転動体から伝わる荷重負
荷を支持するために特別な部材を設ける必要がない。
施の形態に係る車両用転がり軸受装置を説明する。図1
は本発明の第一の実施形態に係る車両用転がり軸受装置
の全体構成を示す断面図である。
非回転に組込まれる外輪部材2と、この外輪部材2に、
冠形保持器(符号省略)によって円周方向等配位置にそ
れぞれ保持された2列の玉(転動体の一例)3,4を介
して軸心5回りに回転自在に支持される内輪部材6とを
備えている。
外向きに突出する支持フランジ21が形成され、この支
持フランジ21が車体側に組込まれたナックルに結合さ
れることで外輪部材2が車体に非回転に支持される。
アウタ側)の玉3の内輪軌道面として用いられるハブホ
イール(筒状内輪部材)8と、このハブホイール8の中
心穴にスプライン25を介して挿通する軸部9を椀形部
10aの車両アウタ側に一体形成した等速ジョイント
(等速自在継手)Jの椀形外輪部材10とから構成され
ている。
(バーフィールド型)と呼ばれるものが用いられてお
り、前記椀形外輪部材10と、その内部に、駆動シャフ
ト50の端部を挿通固定した内輪部51、前記ハブホイ
ール8を駆動シャフト50に対して傾動案内するための
玉52、およびその保持器53を備えている。
に、車輪(ブレーキディスクロータおよびタイヤホイー
ル)を取付けるための径方向外向きに突出したハブフラ
ンジ(取付けフランジ)7が形成されている。
受空間26を、軸心5方向両側で密封するための密封装
置27,28が設けられ、車両インナ側の密封装置27
は、外輪部材2の内周面に嵌着された芯金29と、この
芯金29に固定されて、椀形外輪部材10の外周曲面に
3箇所で接触するリップ部を有する弾性シール体31と
を有し、前記芯金29の外周部は軸心5方向(車両イン
ナ側)に延長されて延長部32が形成され、椀形外輪部
材10の外周面に嵌着されて前記延長部32を囲繞する
ことで延長部32との間でラビリンス用隙間を形成する
断面コ字形の環体33を有している。
2の内周面に嵌着された芯金29aと、この芯金29a
に固定されて、ハブホイール8の円筒外周面からハブフ
ランジ7の壁面に連続する湾曲面部分に接触するリップ
部を有する弾性シール体31aとから構成されている。
ラインが軸心5方向長さのほぼ全域に亙って形成され、
この雌スプラインとほぼ同じ長さで雄スプラインが前記
軸部9の外周面に形成され、この軸部9は、雌スプライ
ンに雄スプラインが圧入されるようにしてハブホイール
8に嵌合(内嵌)され、軸部9の車両アウタ側端部は径
方向外向きに拡径されて、ハブホイール8の端面に対し
てかしめられることで、椀形外輪部材10とハブホイー
ル8とが軸心5回りに回転一体に連結されている。
間の径方向の中心線p1と他方列の玉4の接触角延長線
p2とで囲まれる範囲内に、玉3,4から伝わる負荷荷
重を支持するための、径方向に沿った支持壁(支持部材
の一例)35が、軸部9の内周面に一体的に形成され、
前記軸部9における、支持壁35の車両アウタ側および
車両インナ側は中空断面とされている(支持壁35の車
両インナ側は切削加工されている)。
ち基部35aの幅(軸心5方向の長さ)が最も広く、軸
心5に近付くに従って順次幅が狭くなるよう形成され、
支持壁35の軸心5方向の中心でかつ径方向の中心に位
置する中心部35bが最も狭い幅に形成されることで、
車両用転がり軸受装置1の重量を増加させないような形
状に形成されている。なお、この実施形態では支持壁3
5の基部35aの車両アウタ側は、前記中心線p1と接
触角延長線p2とで囲まれる範囲からわずかにはみ出て
いるが、支持壁35の実質的な支持力に悪影響を与える
ことはない。
軸が駆動すると、その駆動力が椀形外輪部材10(等速
ジョイントJ)に伝達され、これに回転一体に取付けら
れたハブホイール8が軸心5回りに回転し、車輪が回転
する。
置1では、両列の玉3,4のうち特に他方列の玉4に大
きな負荷荷重が働く。そこで椀形外輪部材10の軸部9
を形成する際に、各列の玉3,4間の径方向の中心線p
1と他方列の玉4の接触角延長線p2とで囲まれる範囲
内に支持壁35が残るように旋削加工する。なおこの支
持壁35は、他方列の玉4の中心を通る径方向面上にほ
ぼ一致する。
とにより、両列の玉3,4のうち特に他方列の玉4に大
きな負荷荷重が働いた場合であっても、この支持壁35
の支持力により、椀形外輪部材10に歪が生じるのを防
止することができ、玉3,4の転動を円滑に行い得る。
また軸部9には支持壁35を残してその両側は中空断面
であるので、椀形外輪部材10の重量が著しく増加する
のが抑えられており、これにより内輪部材6の回転トル
クを特に大きくすることもない。
部材10の椀形部10a内の潤滑剤が外部(車両アウタ
側)に漏れるのを防止することができる。
面図に基づいて説明する。この車両用転がり軸受装置1
が、上記第一の実施形態に係る車両用転がり軸受装置1
と異なる構成を説明する。上記第一の実施形態に係る車
両用転がり軸受装置1では、支持壁35は、他方列の玉
4の中心を通る径方向面上にほぼ一致する位置に形成し
たが、本発明の第二の実施形態における車両用転がり軸
受装置1では、支持壁35の外径側の基部35a、およ
び中心部35bの全てが各列の玉3,4間の径方向の中
心線p1と、他方列の玉4の接触角延長線p2とで囲ま
れる範囲内に位置している点で異なる。他の構成は上記
第一の実施形態と同様であるので、同一の符号を付して
その説明を省略する。
形態の場合に比べて基部35aの幅を狭くしてあって
も、支持壁35の実質的な支持力に悪影響を与えること
なく軽量化することができる。他の作用効果は上記第一
の実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
ものではない。例えば、上記各実施形態では、支持壁3
5は軸部9における車両インナ側および車両アウタ側の
内部を旋削加工して一部を残すことで形成したが、これ
に限定されるものではない。すなわち、軸部9を全て中
空断面に形成(切削加工)し、各列の玉3,4間の径方
向の中心線p1と他方列の玉4の接触角延長線p2とで
囲まれる範囲内に、可及的に軽量で充分な支持力を有す
る、軸部9とは別部材の例えば円板状に形成した支持壁
35を軸部9に嵌着(内嵌)するようにしてもよい。こ
の場合も上記各実施形態と同様の作用効果を奏し得る。
は、車体側に支持される外輪部材に車両アウタ側列およ
び車両インナ側列の転動体を介して回転自在に支持され
た内輪部材を備え、内輪部材を、車両アウタ側列の転動
体の内輪軌道面を有して車輪を取付けるための筒状内輪
部材と、車両インナ側列の転動体の内輪軌道面を有する
とともに筒状内輪部材の中心穴に挿通する軸部を介して
筒状内輪部材と回転一体に組付けられる椀形外輪部材と
から構成し、軸部の内周面の、各列の転動体間の径方向
の中心線と車両インナ側列の転動体の接触角延長線とで
囲まれる範囲内に径方向に沿った支持部材を設け、軸部
における支持部材の少なくとも車両アウタ側を中空断面
としたので、軸部の重量を特別に大きくすることがない
とともに転動体から伝わる荷重負荷を支持部材で受けて
軸部の歪変形を防止することができ、転動体の転動を長
期に亙って円滑に行い得る。
軸受装置の断面図である。
軸受装置の断面図である。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 車体側に非回転に支持される外輪部材
と、この外輪部材に車両アウタ側列および車両インナ側
列の転動体を介して軸心回りに回転自在に支持された内
輪部材とを備え、この内輪部材が、外周面が車両アウタ
側列の転動体の内輪軌道面とされて、車輪を取付けるた
めの取付けフランジを有する筒状内輪部材と、外周面が
車両インナ側列の転動体の内輪軌道面とされるととも
に、前記筒状内輪部材の中心穴に挿通する軸部を介して
筒状内輪部材と回転一体に組付けられる等速自在継手の
椀形外輪部材とから構成された車両転がり軸受装置であ
って、 前記軸部の内周面の、前記各列の転動体間の径方向の中
心線と車両インナ側列の転動体の接触角延長線とで囲ま
れる範囲内に、前記転動体から伝えられる負荷荷重を支
持するための径方向に沿った支持部材が設けられ、前記
軸部における支持部材の少なくとも車両アウタ側が中空
断面とされたことを特徴とする車両用転がり軸受装置。 - 【請求項2】 支持部材が軸部の内周面に一体的に形成
されたことを特徴とする請求項1記載の車両用転がり軸
受装置。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2001343159A JP3991655B2 (ja) | 2001-11-08 | 2001-11-08 | 車両用転がり軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001343159A JP3991655B2 (ja) | 2001-11-08 | 2001-11-08 | 車両用転がり軸受装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003146004A true JP2003146004A (ja) | 2003-05-21 |
| JP3991655B2 JP3991655B2 (ja) | 2007-10-17 |
Family
ID=19156901
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001343159A Expired - Fee Related JP3991655B2 (ja) | 2001-11-08 | 2001-11-08 | 車両用転がり軸受装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3991655B2 (ja) |
-
2001
- 2001-11-08 JP JP2001343159A patent/JP3991655B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JP3991655B2 (ja) | 2007-10-17 |
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