JP2003146579A - クレーン制御装置及び制御方法 - Google Patents

クレーン制御装置及び制御方法

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JP2003146579A
JP2003146579A JP2001351160A JP2001351160A JP2003146579A JP 2003146579 A JP2003146579 A JP 2003146579A JP 2001351160 A JP2001351160 A JP 2001351160A JP 2001351160 A JP2001351160 A JP 2001351160A JP 2003146579 A JP2003146579 A JP 2003146579A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クレーン制御装置及び制御方法において、搬
送中のコンテナと山積みされたコンテナとの衝突を確実
に回避してコンテナの破損を防止する。 【解決手段】 本体架台11のガータ部13にコンテナ
Cの積み山に対応して積み山検出センサ39a〜39g
を設け、この積み山検出センサ39a〜39gの検出結
果に基づいて積み山領域を設定すると共に、コンテナC
の横行制限領域、下降制限領域、上昇制限領域を設定
し、スプレッダ19が保持したコンテナCの搬送中に、
コンテナCが横行制限領域、下降制限領域、上昇制限領
域に進入するとコンテナCの搬送速度を減速する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、港湾荷役設備のト
ランスファクレーンなどとして使用されるクレーンの作
動を制御するクレーン制御装置及び制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に従来のトランスファクレーンの概
略を示す。従来のトランスファクレーンにおいて、図5
に示すように、門型をなす本体架台101は複数の走行用
車輪102により路面Gに沿って走行可能となっている。
この本体架台101の上部にはトロリ103が横行方向に移動
可能であり、このトロリ103には駆動回転可能の図示し
ない巻取ドラムが搭載され、この巻取ドラムから巻き出
された複数の荷吊り用のワイヤロープ104の下端部に吊
具105が取付けられている。従って、操作者は、吊具105
でコンテナCを保持した状態にて、トロリ103が本体架
台101上を移動操作を行うことで、コンテナCを横行す
ることができ、また、トロリ103の所定の停止位置で巻
取ドラムを駆動回転してワイヤロープ 104 を巻き取り
操作あるいは繰り出し操作を行うことで、コンテナCを
昇降することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のトラ
ンスファクレーンでは、本体架台101の下方の路面G上
にコンテナCの積み山が横行方向に沿って並んでおり、
端部が搬送台車106の走行ラインとなっている。本体架
台101が所定の位置に停止した状態で、一端部のコンテ
ナCを搬送台車106まで搬送する場合、操作者はコンテ
ナCの上方に位置するトロリ103から吊具105を下降して
コンテナCを保持し、上昇操作、横行操作、下降操作を
行うことで、保持したコンテナCを搬送台車106上まで
搬送する。
【0004】この場合、操作者は手動操作により吊具10
5が保持したコンテナCの上昇操作、横行操作、下降操
作を行ってコンテナCを搬送台車106まで搬送してお
り、路面G上に山積みされているコンテナCに衝突しな
いように吊具105(コンテナC)を移動させる必要があ
る。ところが、操作者は、トロリ103の下部に設けられ
た運転席から下方の吊具105やコンテナCなどを視認し
ながら移動操作を行うこととなるが、この運転席からは
トロリ103から吊り下げられた吊具105やコンテナCが邪
魔となって山積みされたコンテナCが視認しにくく、衝
突を回避することが困難となって操作性が良くないとい
う問題がある。
【0005】そこで、吊具105が最上位置まで上昇しな
いと横行することができないインターロックを設けるこ
とが提案されている。ところが、このインターロックを
用いると、路面G上に山積みされているコンテナCの高
さに拘らず、吊具105(コンテナC)は最上位置まで上
昇してから横行を開始し、所定の横行位置で停止してか
ら下降し、保持したコンテナCを搬送台車106に下ろす
こととなり、搬送時間が長くなって荷役効率が大きく低
下してしまうという問題がある。
【0006】なお、特開平7−117981号公報に、
クレーンのガーダにコンテナの最上部までの距離を検出
する距離検出センサを設け、全てのコンテナの積み山高
さを知って、効率よい荷役を行うようにした技術が開示
されている。ところが、この公報に開示された技術は、
全てのコンテナの積み山高さを把握するだけであり、操
作者は吊り下げられたコンテナCと山積みされたコンテ
ナCの衝突回避を自分の手動操作で行わなければなら
ず、操作者に対する負担が大きく、確実にコンテナCの
衝突を回避することができない。
【0007】本発明はこのような問題を解決するもので
あり、搬送中のコンテナと山積みされたコンテナとの衝
突を確実に回避してコンテナの破損を防止したクレーン
制御装置及び制御方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの請求項1の発明のクレーン制御装置は、門型をなす
本体架台と、コンテナを着脱自在な吊具と、前記本体架
台に対して前記吊具を横行させる吊具横行手段と、前記
本体架台に対して前記吊具を昇降させる吊具昇降手段
と、前記吊具に保持されたコンテナの位置を検出する荷
役位置検出手段と、前記本体架台の下方に積み上げられ
たコンテナの高さを検出する積み山高さ検出手段と、該
積み山高さ検出手段の検出結果に基づいて横行制限領域
を設定する横行制限領域設定手段と、前記荷役位置検出
手段が検出した前記吊りコンテナの位置が前記横行制限
領域設定手段が設定した横行制限領域にあるときに前記
吊具横行手段による前記吊具の横行速度を減速する制御
手段とを具えたことを特徴とするものである。
【0009】また、請求項2の発明のクレーン制御装置
は、門型をなす本体架台と、コンテナを着脱自在な吊具
と、前記本体架台に対して前記吊具を横行させる吊具横
行手段と、前記本体架台に対して前記吊具を昇降させる
吊具昇降手段と、前記吊具に保持されたコンテナの位置
を検出する荷役位置検出手段と、前記本体架台の下方に
積み上げられたコンテナの高さを検出する積み山高さ検
出手段と、該積み山高さ検出手段の検出結果に基づいて
下降制限領域を設定する下降制限領域設定手段と、前記
荷役位置検出手段が検出した前記吊りコンテナの位置が
前記下降制限領域設定手段が設定した下降制限領域にあ
るときに前記吊具昇降手段による前記吊具の下降速度を
減速する制御手段とを具えたことを特徴とするものであ
る。
【0010】また、請求項3の発明のクレーン制御装置
は、門型をなす本体架台と、コンテナを着脱自在な吊具
と、前記本体架台に対して前記吊具を横行させる吊具横
行手段と、前記本体架台に対して前記吊具を昇降させる
吊具昇降手段と、前記吊具に保持されたコンテナの位置
を検出する荷役位置検出手段と、前記本体架台の下方に
積み上げられたコンテナの高さを検出する積み山高さ検
出手段と、該積み山高さ検出手段の検出結果に基づいて
上昇制限領域を設定する上昇制限領域設定手段と、前記
荷役位置検出手段が検出した前記吊りコンテナの位置が
前記上昇制限領域設定手段が設定した上昇制限領域にあ
るときに前記吊具昇降手段による前記吊具の上昇速度を
減速する制御手段とを具えたことを特徴とするものであ
る。
【0011】また、請求項4の発明のクレーン制御装置
では、前記コンテナの位置が前記制限領域にあるときに
ランプを点灯する領域進入表示手段を設けたことを特徴
としている。
【0012】また、請求項5の発明のクレーン制御装置
では、前記積み山高さ検出手段による前記コンテナの積
み山高さの正常検出を表示する正常検出表示手段を設け
たことを特徴としている。
【0013】また、請求項6の発明のクレーン制御方法
は、門型をなす本体架台と、コンテナを着脱自在な吊具
と、前記本体架台に対して前記吊具を横行させる吊具横
行手段と、前記本体架台に対して前記吊具を昇降させる
吊具昇降手段とを具えたクレーン装置において、前記吊
具に保持されたコンテナの位置を検出する一方、本体架
台の下方に積み上げられたコンテナの高さを検出し、該
検出結果に基づいて移動制限領域を設定し、前記吊りコ
ンテナの位置が前記移動制限領域に進入すると、前記吊
具横行手段あるいは前記吊具昇降手段による前記吊具の
移動速度を減速することを特徴とするものである。
【0014】また、請求項7の発明のクレーン制御方法
では、前記吊りコンテナの位置が前記移動制限領域に進
入すると、操作者に該移動制限領域への進入を知らせる
ランプを点灯することを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0016】図1に本発明の一実施形態に係るクレーン
制御装置を表すブロック構成、図2に本実施形態のクレ
ーン制御装置の概略構成、図3に本実施形態のクレーン
制御装置における制限領域の設定方法を表す説明、図4
に本実施形態のクレーン制御装置の作動説明を示す。
【0017】まず、本実施形態のクレーン装置の構造に
ついて説明する。図1及び図2に示すように、本実施形
態のクレーン装置はトランスファクレーンであって、本
体架台11は門型をなし、両側下部にはそれぞれ図示し
ない走行用モータによって回転駆動する複数の走行用車
輪12が装着されている。この本体架台11のガータ部
13にはトロリ14がその長手方向(横行方向)に沿っ
て移動自在に支持され、横行モータ(吊具横行手段)1
5によって移動可能となっている。このトロリ14には
回転ドラム16が搭載され、この回転ドラム16は巻取
モータ(吊具昇降手段)18により駆動回転可能となっ
ている。
【0018】一方、吊具としてのスプレッダ19はコン
テナCを保持可能であって、上部に左右一対のロープ滑
車20,21が装着されている。そして、回転ドラム1
6から繰出された左右のワイヤロープ22,23がシー
ブ24,25を介してこのロープ滑車20,21に掛け
回され、その後にトロリ14に連結されている。そし
て、本体架台11にはトロリ14の下方に運転室26が
設けられている。
【0019】従って、巻取モータ18により回転ドラム
16を正回転し、ワイヤロープ22,23を巻き取るこ
とで、スプレッダ19に保持されたコンテナCを上昇す
ることができ、巻取モータ18により回転ドラム16を
逆回転し、ワイヤロープ22,23を繰り出すことで、
スプレッダ19に保持されたコンテナCを下降すること
ができる。また、横行モータ15を回転し、トロリ14
をガータ部13に沿って移動することで、スプレッダ1
9に保持されたコンテナCを横行することができる。
【0020】次に、本実施形態のクレーン制御装置によ
るスプレッダ19(コンテナC)の横行制御及び昇降制
御について説明する。図1に示すように、制御装置31
にはドライバ32を介して巻取モータ18が接続される
と共に、ドライバ33を介して横行モータ15が接続さ
れている。この巻取モータ18及び横行モータ15には
それぞれ速度検出器34,35が装着されており、各検
出結果が制御装置31に入力する。従って、制御装置3
1からの速度指令が各ドライバ32,33に入力する
と、ドライバ32,33は各速度指令に基づいて巻取モ
ータ18及び横行モータ15を駆動する一方、この巻取
モータ18及び横行モータ15の回転速度は速度検出器
34,35から制御装置31に入力され、ここでフィー
ドバック制御が行われる。
【0021】また、回転ドラム16には巻取位置検出セ
ンサ(荷役位置検出手段)36が装着され、ワイヤロー
プ22,23の巻取位置が制御装置31に入力され、制
御装置31はこの巻取位置に基づいてスプレッダ19
(コンテナC)の昇降位置を算出することができる。一
方、トロリ14には横行位置検出センサ(荷役位置検出
手段)37が装着され、トロリ14の横行位置が制御装
置31に入力される。
【0022】更に、本体架台11の下方の路面G上には
コンテナCの積み山が横行方向に沿って6山並んでお
り、その端部が搬送台車38(図4参照)の走行ライン
となっている。本体架台11のガータ部13には、コン
テナCの各積み山及び搬送台車38(走行ライン)に対
応してレーザー距離計や超音波距離計などを用いた積み
山検出センサ(積み山高さ検出手段)39a〜39gが
装着され、検出結果が制御装置31に入力され、制御装
置31はこの検出結果に基づいてコンテナCの各積み山
高さを算出することができる。
【0023】そして、制御装置31には運転室26内に
設けられた操作盤40及び表示盤41が接続されてい
る。操作盤40にはメインスイッチ42と移動制限制御
スイッチ43が設けられると共に、スプレッダ19の横
行操作及び昇降操作を行うためのマスターコントロール
レバー44,45が設けられている。一方、表示盤41
にはメインスイッチ42の入力による点灯するメインラ
ンプ46が設けられると共に、スプレッダ19に保持さ
れたコンテナCが後述する移動制限領域(横行制限領
域、下降制限領域、上昇制限領域)へ進入したことを知
らせる制限領域進入ランプ(領域進入表示手段)47,
48,49が設けられている。なお、この制限領域進入
ランプ47,48,49はスプレッダ19にも設けられ
ており、操作者が視点を変えることなく制限領域への進
入を確認できる。この場合、制限領域進入ランプ47,
48,49に加えて制限領域進入ブザーを設けてもよ
い。
【0024】また、この表示盤41には、積み山検出セ
ンサ39a〜39gが正常に作動しているときに点灯す
る正常検出ランプ(正常検出表示手段)50と、この積
み山検出センサ39a〜39gの検出結果に基づいて算
出されたコンテナCの各積み山高さを表示する積み山高
さ表示ランプ51とが設けられている。なお、正常検出
ランプ50は、積み山検出センサ39a〜39gが照射
したレーザーが反射して戻らずに光量不足であるとき、
積み山検出センサ39a〜39gが故障して出力が0に
なったときなどに消灯して知らせるものであり、積み山
検出センサ39a〜39gによる検出ができずに正常検
出ランプ50が消灯したときに、積み山検出センサ39
a〜39gはコンテナCの積み山高さを最大値として出
力する。更に、この積み山検出センサ39a〜39gは
レーザー照射方向にスプレッダ19が位置したときに
は、コンテナCの積み山高さを検出することができない
ため、制御装置31は巻取位置検出センサ36及び横行
位置検出センサ37によって検出されたトロリ14の位
置情報にこのときの検出をやめている。
【0025】ここで、移動制限領域(横行制限領域、下
降制限領域、上昇制限領域)の設定方法について図3及
び図4に基づいて説明する。図3及び図4に示すよう
に、各積み山検出センサ39a〜39gが積み山のコン
テナC上面までの距離を検出すると、制御装置31は予
め入力された積み山検出センサ39a〜39gの取付高
さから検出距離を減算して積み山の高さを演算する。ま
た、制御装置31は予め入力されたコンテナCの幅及び
間隔(積み山検出センサ39a〜39gの取付間隔)に
基づいて積み山の幅を演算することで、コンテナCの積
み山領域を設定することができる。
【0026】そして、このコンテナCの積み山領域に基
づいて移動制限領域としての横行制限領域、下降制限領
域、上昇制限領域を設定する。即ち、図3に詳細に示す
ように、横行制限領域は、コンテナCの積み山領域に対
してクリア高さHT を加算して制限領域高さを設定する
と共に、クリア距離LT を加算して制限領域長さを設定
する。このクリア高さHT は、積み山検出センサ39a
〜39gによる検出誤差と、スプレッダ19(コンテナ
C)の横行・昇降制御誤差と、コンテナCのロックピン
の高さ等を加味して設定される。また、クリア距離LT
は、前述した横行・昇降制御誤差と、一つのコンテナC
の幅と、吊りコンテナCの振れ量と、積み位置変化量等
を加味して設定される。なお、本体架台11の内側に設
けられる搬送台車38の走行ラインはトロリ14の横行
方向のいずれか一方に設けられるものであり、この走行
ラインの設置位置によりコンテナCの積み位置がずれる
ため、この積み位置変化量を考慮している。
【0027】また、下降制限領域は、コンテナCの積み
山領域に対してクリア高さHL を加算して制限領域高さ
を設定すると共に、クリア距離LL を加算して制限領域
長さを設定する。このクリア高さHL は、検出誤差と横
行・昇降制御誤差等を加味して設定され、クリア高さH
T よりも小さく設定される。また、クリア距離LL は、
横行・昇降制御誤差と吊りコンテナCの振れ量と積み位
置変化量等を加味して設定され、クリア距離LT よりも
小さく設定される。
【0028】一方、上昇制限領域は、図4に詳細に示す
ように、コンテナCの積み山領域に対してクリア高さH
H を加算して制限領域高さを設定する。このクリア高さ
HHは、積み山検出センサ39a〜39gによる検出誤
差と、スプレッダ19(コンテナC)の横行・昇降制御
誤差と、コンテナCのロックピンの高さと、一つのコン
テナCの高さと、余裕代等を加味して設定される。
【0029】そして、コンテナCの横行方向に対して、
コンテナCの中心位置が横行制限領域に進入したとき
に、制御装置31は操作者のマスターコントロールレバ
ー44による速度指令に拘らずドライバ33に減速指令
を出力する。また、コンテナCの下降方向に対して、コ
ンテナCの下面の中央位置が下降制限領域に進入したと
きに、制御装置31は操作者のマスターコントロールレ
バー45による速度指令に拘らずドライバ32に減速指
令を出力する。更に、コンテナCの上昇方向に対して、
コンテナCの上面が上昇制限領域に進入したときに、制
御装置31は操作者のマスターコントロールレバー45
による速度指令に拘らずドライバ32に減速指令を出力
する。
【0030】以下、本実施形態のクレーン制御装置によ
るコンテナCの横行制御及び昇降制御について具体的に
説明する。図1及び図4に示すように、本体架台11が
所定の位置で停止すると、各積み山検出センサ39a〜
39gは積み山のコンテナC上面までの距離を検出し、
制御装置31はこの検出距離に基づいてコンテナCの積
み山領域を設定し、続いて横行制限領域、下降制限領
域、上昇制限領域を設定する。なお、積み山検出センサ
39fはスプレッダ19が停止しているためにコンテナ
Cにレーザーを照射することができず、コンテナCの積
み山高さを検出することができない。そのため、スプレ
ッダ19がこの位置から横行してから、積み山検出セン
サ39fによる検出を行う。
【0031】このようにコンテナCの横行制限領域、下
降制限領域、上昇制限領域が設定されると、操作者はコ
ンテナCの搬送作業を行う。例えば、横行方向端部に載
置されたコンテナC1 を搬送台車38上まで搬送する場
合、操作者はマスターコントロールレバー44,45を
操作し、まず、空のスプレッダ19を横行及び下降して
コンテナC1 を保持し、次に、スプレッダ19が保持し
たコンテナC1 を上昇させながら横行、つまり、図4に
て右斜めに上昇させる。
【0032】このコンテナC1 の上昇横行時に、コンテ
ナC1 の中心が横行制限領域内にあるときは、横行制限
領域進入ランプ47が点灯して制御装置31はコンテナ
C1の横行速度を10%に減速することで、隣接するコ
ンテナCとの衝突を回避することができる。一方、操作
者は横行制限領域進入ランプ47の点灯により横行制限
領域への進入を認識し、マスターコントロールレバー4
4,45によるコンテナC1 の横行操作をやめる。ま
た、このコンテナC1 がある程度上昇して上面が上昇制
限領域に進入すると、上昇制限領域進入ランプ49が点
灯して制御装置31はコンテナC1 の上昇速度を10%
に減速する。操作者は上昇制限領域進入ランプ49の点
灯により上昇制限領域への進入を認識し、マスターコン
トロールレバー44,45によるコンテナC1 の上昇操
作をやめることで、このコンテナC 1 の無駄な移動を防
止することができる。
【0033】そして、コンテナC1 が搬送台車38の上
方までくると、操作者はマスターコントロールレバー4
4,45を操作し、コンテナC1 を下降させる。このコ
ンテナC1 の下降時に、コンテナC1 の下面が下降制限
領域に進入すると、下降制限領域進入ランプ48が点灯
して制御装置31はコンテナC1 の下降速度を20%に
減速する。操作者は下降制限領域進入ランプ48の点灯
によりコンテナC1 が搬送台車38に接近したことを認
識し、マスターコントロールレバー44,45を的確に
操作することで、搬送台車38上にコンテナC1 を適正
に載置することができる。
【0034】また、コンテナC1 をコンテナC2 上まで
搬送する場合、前述と同様に、操作者はマスターコント
ロールレバー44,45を操作することで、スプレッダ
19によりコンテナC1 を保持し、コンテナC2 の上方
まで搬送し、コンテナC1 を下降させる。このコンテナ
C1 の下降時に、コンテナC1 が所定の位置(コンテナ
C2 )から横行方向一方にずれていた場合、コンテナC
1 の下面の中央位置が下降制限領域に進入して下降制限
領域進入ランプ48が点灯し、制御装置31はコンテナ
C1 の下降速度を10%に減速する。ここで、操作者は
マスターコントロールレバー44,45を操作してコン
テナC1 を微小横行させて位置修正を行うと、下降制限
領域進入ランプ48が消灯するため、コンテナC1 の下
降制限領域からの脱出を確認する。
【0035】そして、コンテナC1 を更に下降させる
と、再び下降制限領域進入ランプ48が点灯するため、
操作者はコンテナC1 がコンテナC2 に接近したことを
認識し、マスターコントロールレバー44,45を的確
に操作することで、コンテナC 2 上にコンテナC1 を適
正に載置することができる。
【0036】このように本実施形態のクレーン制御装置
にあっては、本体架台11のガータ部13にコンテナC
の積み山に対応して積み山検出センサ39a〜39gを
設け、この積み山検出センサ39a〜39gの検出結果
に基づいて積み山領域を設定すると共に、コンテナCの
横行制限領域、下降制限領域、上昇制限領域を設定し、
スプレッダ19が保持したコンテナCの搬送中に、コン
テナCが横行制限領域、下降制限領域、上昇制限領域に
進入すると、コンテナCの搬送速度を減速している。
【0037】従って、搬送中の吊りコンテナCが積み山
のコンテナCに高速度で衝突するのを防止することで、
コンテナCの破損を防止して安全性を向上することがで
き、また、吊りコンテナCの横行と昇降を同時に行うこ
とができると共に、不要な領域へのコンテナCの移動を
防止してコンテナCを最短ルートを短時間で搬送するこ
とができ、コンテナCの搬送効率を向上することができ
る。
【0038】この場合、横行制限領域に対して下降制限
領域を小さく設定している。横行制限領域は、吊りコン
テナCが横行しているときに、下方に位置する積み山の
コンテナCに衝突するのを防止するためのものであり、
操作者の安心感を確保するために十分な領域の大きさを
確保している。一方、下降制限領域は、吊りコンテナC
が下降して所定の位置に載置するまでに、周辺に隣接す
る積み山のコンテナCに衝突するのを防止するためのも
のであり、操作者の操作性を向上するために最低限の領
域の大きさを確保している。つまり、下降制限領域を大
きく設定すると、吊りコンテナCが下降するときに、所
定の位置から随分と離れた位置から減速することとな
り、コンテナCを載置するまでに長時間を要してしま
い、コンテナCの搬送効率を低下させてしまう。そのた
め、吊りコンテナCの下降時には、載置位置の直前で減
速させることでコンテナCの搬送の高効率化を図ってい
る。
【0039】また、吊りコンテナCが横行制限領域、下
降制限領域、上昇制限領域へ進入したことを知らせる制
限領域進入ランプ47,48,49を設けており、吊り
コンテナCの位置を操作者に確実に知らせて次の操作を
促すことができ、コンテナCの搬送効率を向上すること
ができる。この場合、制限領域進入ランプ47,48,
49をスプレッダ19に設けることで、操作者は視点を
変えることなく制限領域への進入を確認することがで
き、安全性を向上することができる。
【0040】更に、積み山検出センサ39a〜39gの
正常検出ランプ50を設けたことで、操作者はこの積み
山検出センサ39a〜39gによるコンテナCの積み山
高さの検出状態を認識することができる。そして、この
正常検出ランプ50が消灯したときに、積み山検出セン
サ39a〜39gによる高さ検出が不能としてコンテナ
Cの積み山高さを最大値として出力する。そのため、操
作者はコンテナCの積み山高さが最大であるとしてマス
ターコントロールレバー44,45を操作し、コンテナ
Cの搬送経路を選択することで、吊りコンテナCと積み
山のコンテナCとの衝突を確実に防止することができ
る。
【0041】なお、上述の実施形態では、本発明のクレ
ーン制御装置及び制御方法をトランスファクレーンに適
用して説明したが、クレーンの形式はこれに限定される
ものではない。また、本体架台11のガータ部13にト
ロリ14を横行自在とし、このワイヤロープ22,23
を引き出してスプレッダ19を吊下げ支持したが、本体
架台11に支持部を固定し、この支持部から本体架台1
1の両端部に装着したシーブを介してワイヤロープ2
2,23を引き出してスプレッダ19を吊下げ支持し、
ワイヤロープ22,23の巻き取り及び繰出し方向に応
じてスプレッダ19の横行及び昇降を行うようにしても
よい。
【0042】
【発明の効果】以上、実施形態において詳細に説明した
ように請求項1の発明のクレーン制御装置によれば、門
型をなす本体架台に吊具横行手段及び吊具昇降手段によ
りコンテナを着脱自在な吊具を横行昇降自在とし、吊具
に保持されたコンテナの位置を検出する荷役位置検出手
段と、本体架台の下方に積み上げられたコンテナの高さ
を検出する積み山高さ検出手段と、コンテナの積み山高
さに基づいて横行制限領域を設定する横行制限領域設定
手段と、吊りコンテナの位置が横行制限領域にあるとき
に吊具の横行速度を減速する制御手段を設けたので、搬
送中の吊りコンテナが積み山に高速度で衝突するのを防
止することで、コンテナの破損を防止して安全性を向上
することができ、また、吊りコンテナの横行と昇降を同
時に行うことでコンテナを短時間で搬送することがで
き、コンテナの搬送効率を向上することができる。
【0043】請求項2の発明のクレーン制御装置によれ
ば、門型をなす本体架台に吊具横行手段及び吊具昇降手
段によりコンテナを着脱自在な吊具を横行昇降自在と
し、吊具に保持されたコンテナの位置を検出する荷役位
置検出手段と、本体架台の下方に積み上げられたコンテ
ナの高さを検出する積み山高さ検出手段と、コンテナの
積み山高さに基づいて下降制限領域を設定する下降制限
領域設定手段と、吊りコンテナの位置が下降制限領域に
あるときに吊具の下降速度を減速する制御手段を設けた
ので、搬送中の吊りコンテナが積み山に高速度で衝突す
るのを防止することで、コンテナの破損を防止して安全
性を向上することができ、また、吊りコンテナの横行と
昇降を同時に行うことでコンテナを短時間で搬送するこ
とができ、コンテナの搬送効率を向上することができ
る。
【0044】請求項3の発明のクレーン制御装置によれ
ば、門型をなす本体架台に吊具横行手段及び吊具昇降手
段によりコンテナを着脱自在な吊具を横行昇降自在と
し、吊具に保持されたコンテナの位置を検出する荷役位
置検出手段と、本体架台の下方に積み上げられたコンテ
ナの高さを検出する積み山高さ検出手段と、コンテナの
積み山高さに基づいて上昇制限領域を設定する上昇制限
領域設定手段と、コンテナの位置が上昇制限領域にある
ときに吊具の上昇速度を減速する制御手段を設けたの
で、搬送中の吊りコンテナが積み山に高速度で衝突する
のを防止することで、コンテナの破損を防止して安全性
を向上することができ、また、吊りコンテナの横行と昇
降を同時に行うと共に、不要な領域への吊りコンテナの
移動を防止してコンテナを最短ルートにて短時間で搬送
することができ、コンテナの搬送効率を向上することが
できる。
【0045】請求項4の発明のクレーン制御装置によれ
ば、吊りコンテナの位置が制限領域にあるときにランプ
を点灯する領域進入表示手段を設けたので、吊りコンテ
ナの位置を操作者に確実に知らせて次の操作を促すこと
ができ、コンテナの搬送効率を向上することができると
共に、安全性を向上することができる。
【0046】請求項5の発明のクレーン制御装置によれ
ば、積み山高さ検出手段によるコンテナの高さの正常検
出を表示する正常検出表示手段を設けたので、操作者は
積み山高さ検出手段によるコンテナの積み山高さの正常
及び異常を認識することができ、吊りコンテナと積み山
との衝突を防止する操作が可能となり、安全性を向上す
ることができる。
【0047】請求項6の発明のクレーン制御方法によれ
ば、門型をなす本体架台に吊具横行手段及び吊具昇降手
段によりコンテナを着脱自在な吊具を横行昇降自在と
し、吊具に保持されたコンテナの位置を検出する一方、
本体架台の下方に積み上げられたコンテナの高さを検出
し、検出結果に基づいて移動制限領域を設定し、吊りコ
ンテナの位置が移動制限領域に進入すると、吊具横行手
段あるいは吊具昇降手段による吊具の移動速度を減速す
るようにしたので、搬送中の吊りコンテナが積み山に高
速度で衝突するのを防止することで、コンテナの破損を
防止して安全性を向上することができ、また、吊りコン
テナの横行と昇降を同時に行うと共に、不要な領域への
吊りコンテナの移動を防止してコンテナを最短ルートに
て短時間で搬送することができ、コンテナの搬送効率を
向上することができる。
【0048】請求項7の発明のクレーン制御方法によれ
ば、吊りコンテナの位置が移動制限領域に進入すると、
操作者に移動制限領域への進入を知らせるランプを点灯
するようにしたので、吊りコンテナの位置を操作者に確
実に知らせて次の操作を促すことができ、コンテナの搬
送効率を向上することができると共に、安全性を向上す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るクレーン制御装置を
表すブロック構成図である。
【図2】本実施形態のクレーン制御装置の概略構成図で
ある。
【図3】本実施形態のクレーン制御装置における制限領
域の設定方法を表す説明図である。
【図4】本実施形態のクレーン制御装置の作動説明図で
ある。
【図5】従来のトランスファクレーンの概略図である。
【符号の説明】
11 本体架台 14 トロリ 15 横行モータ(吊具横行手段) 18 巻取モータ(吊具昇降手段) 19 スプレッダ(吊具) 22,23 ワイヤロープ 31 制御装置 34,35 速度検出器 36 巻取位置検出センサ(荷役位置検出手段) 37 横行位置検出センサ(荷役位置検出手段) 38 搬送台車 39a〜39g 積み山検出センサ(積み山高さ検出手
段) 40 操作盤 41 表示盤 43 移動制限制御スイッチ 47,48,49 制限領域進入ランプ(領域進入表示
手段) 50 正常検出ランプ(正常検出表示手段) C コンテナ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 門型をなす本体架台と、コンテナを着脱
    自在な吊具と、前記本体架台に対して前記吊具を横行さ
    せる吊具横行手段と、前記本体架台に対して前記吊具を
    昇降させる吊具昇降手段と、前記吊具に保持されたコン
    テナの位置を検出する荷役位置検出手段と、前記本体架
    台の下方に積み上げられたコンテナの高さを検出する積
    み山高さ検出手段と、該積み山高さ検出手段の検出結果
    に基づいて横行制限領域を設定する横行制限領域設定手
    段と、前記荷役位置検出手段が検出した前記吊りコンテ
    ナの位置が前記横行制限領域設定手段が設定した横行制
    限領域にあるときに前記吊具横行手段による前記吊具の
    横行速度を減速する制御手段とを具えたことを特徴とす
    るクレーン制御装置。
  2. 【請求項2】 門型をなす本体架台と、コンテナを着脱
    自在な吊具と、前記本体架台に対して前記吊具を横行さ
    せる吊具横行手段と、前記本体架台に対して前記吊具を
    昇降させる吊具昇降手段と、前記吊具に保持されたコン
    テナの位置を検出する荷役位置検出手段と、前記本体架
    台の下方に積み上げられたコンテナの高さを検出する積
    み山高さ検出手段と、該積み山高さ検出手段の検出結果
    に基づいて下降制限領域を設定する下降制限領域設定手
    段と、前記荷役位置検出手段が検出した前記吊りコンテ
    ナの位置が前記下降制限領域設定手段が設定した下降制
    限領域にあるときに前記吊具昇降手段による前記吊具の
    下降速度を減速する制御手段とを具えたことを特徴とす
    るクレーン制御装置。
  3. 【請求項3】 門型をなす本体架台と、コンテナを着脱
    自在な吊具と、前記本体架台に対して前記吊具を横行さ
    せる吊具横行手段と、前記本体架台に対して前記吊具を
    昇降させる吊具昇降手段と、前記吊具に保持されたコン
    テナの位置を検出する荷役位置検出手段と、前記本体架
    台の下方に積み上げられたコンテナの高さを検出する積
    み山高さ検出手段と、該積み山高さ検出手段の検出結果
    に基づいて上昇制限領域を設定する上昇制限領域設定手
    段と、前記荷役位置検出手段が検出した前記吊りコンテ
    ナの位置が前記上昇制限領域設定手段が設定した上昇制
    限領域にあるときに前記吊具昇降手段による前記吊具の
    上昇速度を減速する制御手段とを具えたことを特徴とす
    るクレーン制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかにおい
    て、前記コンテナの位置が前記制限領域にあるときにラ
    ンプを点灯する領域進入表示手段を設けたことを特徴と
    するクレーン制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項3のいずれかにおい
    て、前記積み山高さ検出手段による前記コンテナの積み
    山高さの正常検出を表示する正常検出表示手段を設けた
    ことを特徴とするクレーン制御装置。
  6. 【請求項6】 門型をなす本体架台と、コンテナを着脱
    自在な吊具と、前記本体架台に対して前記吊具を横行さ
    せる吊具横行手段と、前記本体架台に対して前記吊具を
    昇降させる吊具昇降手段とを具えたクレーン装置におい
    て、前記吊具に保持されたコンテナの位置を検出する一
    方、本体架台の下方に積み上げられたコンテナの高さを
    検出し、該検出結果に基づいて移動制限領域を設定し、
    前記吊りコンテナの位置が前記移動制限領域に進入する
    と、前記吊具横行手段あるいは前記吊具昇降手段による
    前記吊具の移動速度を減速することを特徴とするクレー
    ン制御方法。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記吊りコンテナの
    位置が前記移動制限領域に進入すると、操作者に該移動
    制限領域への進入を知らせるランプを点灯することを特
    徴とするクレーン制御方法。
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