JP2003155182A - 工事用ラック式エレベーター - Google Patents
工事用ラック式エレベーターInfo
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Abstract
駆動部のコスト増を抑制する。 【構成】 1個の駆動軸(18)に2個の出力ギヤ26
−1、26−2を取り付け、ラック13と噛み合う2個
のピニオン28−1、28−2を配置するとともに、両
ピニオン28−1、28−2と2個の出力ギヤ26−
1、26−2とをアイドルギヤ27−1、27−2によ
って結合し、1個の駆動軸(18)の軸出力によって2
個のピニオン28−1、28−2を同時に同じトルクで
駆動する。
Description
ピニオンの回転によって移動する工事用ラック式エレベ
ーターに関するものである。
等において、資材や人員の運搬に使用されており、駆動
部として昇降機に電動機を装備し、上下方向に設置され
ているラックと噛み合うピニオンを駆動する構成を有し
ている。従来の昇降機に搭載されている電動機数は昇降
機の上下左右に各1台の計4台と最大限度に達している
ので、運搬能力を向上させる要求に対しては電動機の出
力を増強する他はない。
型化に伴い電動機も大型になるだけであり、ラックと噛
み合うピニオンの面圧の上昇に対応するため、各部の強
化が必要になることが構造上の問題にも関係する。この
ため大型化による装置の重量増大も無視できず差益が少
ない。
目してなされたもので、その課題はエレべーターの大型
化に伴う駆動部のコスト増を抑制することである。また
本発明の他の課題はエレベーターの大型化に対して駆動
部を相対的に小型化することである。
め、本発明は、1個の駆動軸に2個の出力ギヤを取り付
け、ラックと噛み合うピニオンを2個配置するととも
に、両ピニオンと2個の出力ギヤとをアイドルギヤによ
って結合し、1個の駆動軸の軸出力によって2個のピニ
オンを同時にほぼ同じトルクで駆動するようにしたもの
である。
ベーターは、ラックに噛み合うピニオンの回転によって
移動する方式を有する大型のものである。このエレベー
ターは、工事現場のベース上に設置される左右2箇所の
ガイド柱体を有し、ガイド柱体の内方には上下方向に伸
びるラックが設けてあり、左右のガイド柱体間に搬機と
して昇降機が位置し、昇降機に搭載する回転駆動源の回
転駆動力によりピニオンを駆動する。
て構成することができ、資材等を積載する際の荷台とな
る面及びその上方の空間を有し、床下に相当する部分
と、天井裏に相当する部分の上下2箇所に左右各1台ず
つ計4台の電動機を回転駆動源として設置することがで
きる。電力が使用できない条件では内燃機を使用可能で
あり、さらに電力のほか火気も禁じられる条件では流体
圧モーターも使用可能である。
の取り出しのために2個の出力ギヤを取り付ける。2個
の出力ギヤは、1個の駆動軸に取り付けるが、その取り
付け方は、軸出力が2個の出力ギヤに同じトルクで分配
され、かつ2個の出力ギヤが同時に、等速で回転する条
件さえ満たされればどのような方法でも良い。より好ま
しい動力の伝達方法としては、駆動軸と、ラックに噛み
合う2個のピニオンとの間に緩衝機構が介在することで
ある。ピニオンはラックと噛み合う位置に2個配置さ
れ、両ピニオンと2個の出力ギヤとをアイドルギヤによ
って結合する。
分配することによって、ラックとピニオンの噛み合い部
分の面圧がギヤ径及び歯数同一の条件では2分の1とな
り、無理のない動力伝達が実現する。2個のピニオンに
伝えられるトルクは緩衝機構を設けた場合一時的には差
を生じ得るが、緩衝機構により、高トルクを負担してい
るギヤの抵抗が増すと低トルクしか負担していないギヤ
が動き易くなり、常にトルクのバランスを取るように作
用するので、2個のピニオンを駆動するトルクは事実上
同じと考えて良い。
る動力伝達がエレベーターの移動のために無駄なく使わ
れるように、受圧ローラーが設けられる。受圧ローラー
はピニオンとの間にてラックを挟む位置に配置され、ピ
ニオンとラックとの噛み合いがはずれないように、噛み
合い面圧の水平分力を受け止めるものであり、この場合
エレベーター側つまり駆動部側に設けられる。しかし、
それ以外の方法も可能であり、ピニオンとラックとの噛
み合いを適切に保持できればそれで良い。なお本発明の
エレベーターにおいて大型とは、従来のエレベーターの
少なくとも50パーセント増又はそれに近い積載量の増
加を示すものを言う。
細に説明する。図1は、本発明に係る工事用ラック式エ
レベーターの全容を示しており、11は基礎、12はそ
の上に設置されている左右のガイド柱体、13はラック
であり、左右のガイド柱体12、12の内側に取り付け
られている。14はガイドの柱体間に位置する昇降機即
ち搬機である。この昇降機13による積載能力は従来型
の2倍、例えば1t型に対して2t型とする。
人員等を積載するための荷台部15を有し、その下部及
び上部に、駆動部16を設置するための構造部分が設け
られている。駆動部16は下部の左右及び上部の計4箇
所に設けられており、各駆動部16には各1個のモータ
ーつまり電動機17が回転駆動源として設置されてい
る。図2参照。
るギヤードモーターから成る。この電動機17には従来
の工事用ラック式エレベーターに使用されていたモータ
ーの約2倍の軸出力があるものとする。電動機17の出
力軸には駆動軸としてセンター軸18がカップリング1
9を介して接続され、出力軸を延長した状態となってい
る。センター軸18にはトルクバランスのためのカップ
リングとなる連結手段20が設けてあり、これによって
緩衝機構が介在した動力伝達が行われる。21は軸受け
を示す。
盤状の部分22と、そのフランジ部に通されたセンター
軸18と平行なピン部分23とを有し、円盤状部分22
はノックピン24でセンター軸18に、またピン部分2
3はキー25でフランジ部に固定されている。図3、図
4参照。ピン部分23はセンター軸18を中心として一
定円周上に等間隔で複数個設けられており、その両端部
は、センター軸18に取り付けた前後2個の出力ギヤ2
6−1、26−2と繋合し、センター軸18の回転によ
って2個の出力ギヤ26−1、26−2を回転させるこ
とができる。各出力ギヤ26−1、26−2には1個の
アイドルギヤ27−1、27−2が噛み合わせてあり、
さらに、各アイドルギヤ27−1、27−2はラック1
3との噛み合うピニオン28−1、28−2に結合して
いる。29は各ギヤを取り付けたギヤ軸30の軸受を示
す。
側は直線状のガイド部31となっており、受圧ローラー
32−1、32−2がそこを転動可能である。受圧ロー
ラー32−1、32−2はピニオン28−1、28−2
との間でラックを挟む位置に配置され、昇降機側に軸支
されている。2個のピニオン28−1、28−2が駆動
軸(18)を挟んで並列配置を取り、かつ片歯のラック
13に噛み合う構成を取るため、在来のラックと変わら
ない構造のラック13を使用可能であり、しかも動力伝
達効率を2倍に向上することができる。なお、受圧ロー
ラー32−1、32−2を偏芯させているのはラック1
3と2個のピニオン28−1、28−2の噛み合わせを
調整するためである。
のサイドローラー33が取り付けてある。サイドローラ
ー33はガイド柱体12の前後部分をガイドレール34
として昇降機14の移動によって転動し、昇降機14の
昇降動作を安定に保つ。35は速度開閉器ピニオンであ
り、昇降機14の降下速度を検出し、動力回路をオンオ
フするために設けられている。
機内又は機外に装備されている運転制御盤を操作し(図
示せず)、電動機17が作動を開始するとカップリング
19からセンター軸18を経て連結手段20に動力が伝
えられ、前後2個の出力ギヤ26−1、26−2で2分
されたのちアイドルギヤ27−1、27−2を経てピニ
オン28−1、28−2に達し、ラック13と噛み合い
ながら回転するので、昇降機14は上昇を開始する。2
個の出力ギヤ26−1、26−2への動力伝達は連結手
段20を通して行われるので、2個のピニオン28−
1、28−2は同時にほぼ同じトルクで駆動され、ピニ
オン28−1、28−2とラック13との噛み合い部に
おける最適の面圧による動力伝達が実現する。
るものであるから、エレベーターが大型化し駆動部の出
力増強が必要となる条件下において、1個の駆動部の軸
出力によって2個のピニオンを同時にほぼ同じトルクで
駆動することができるために、電動機などの大型化を最
小限度にとどめのコストの増加を抑制することができ、
また同積載量であればより小型の駆動部を充当可能であ
るためにコストが節減され、或いは昇降機をより小型な
ものとすることができる。
ーの実施例を示す正面図。 (b)同上の側面図。
Claims (3)
- 【請求項1】 ラックに噛み合うピニオンの回転によっ
て移動する工事用ラック式エレベーターであって、1個
の駆動軸に2個の出力ギヤを取り付け、ラックと噛み合
うピニオンを2個配置するとともに、両ピニオンと2個
の出力ギヤとをアイドルギヤによって結合し、1個の駆
動軸の軸出力によって2個のピニオンを同時にほぼ同じ
トルクで駆動するようにしたことを特徴とする工事用ラ
ック式エレベーター。 - 【請求項2】 駆動軸には連結手段が設けてあり、連結
手段はセンター軸に設けた円盤上の部分と、そのフラン
ジ部に通されたセンター軸と平行なピン部分とを有して
いる請求項1記載の工事用ラック式エレベーター。 - 【請求項3】 ラックは片歯のものであり、歯と反対側
は直線状のガイド部となっており、受圧ローラーがそこ
を転動可能である請求項1又は2記載の工事用ラック式
エレベーター。
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