JP2003164429A - 血圧計用流量コントロール弁および血圧計 - Google Patents

血圧計用流量コントロール弁および血圧計

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JP2003164429A JP2001368340A JP2001368340A JP2003164429A JP 2003164429 A JP2003164429 A JP 2003164429A JP 2001368340 A JP2001368340 A JP 2001368340A JP 2001368340 A JP2001368340 A JP 2001368340A JP 2003164429 A JP2003164429 A JP 2003164429A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流量を正確に制御することができる血圧計用
流量コントロール弁を提供する。 【解決手段】 血圧計用流量コントロール弁100は、
気体を通過させる気体流入口1hを有するハウジング1
と、気体流入口1hに対して近づく方向と気体流入口1
hから遠ざかる方向とに移動できるようにハウジング1
内に設けられた作動軸6と、作動軸6の移動により気体
流入口1hを開閉するように作動軸6に取付けられたオ
リフィス弁12と、作動軸6の移動方向を回転軸として
オリフィス弁12が回転することを防止するダンパー1
4とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、血圧計用流量コ
ントロール弁および血圧計に関し、特に、血圧計におけ
る空気の排気手段として使用される血圧計用流量コント
ロール弁と、それを備えた血圧計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、血圧計としては、各種のものが提
案されているが、カフ内の圧力を所定値まで上昇させた
後、この圧力を徐々に低下させていき、この減圧過程に
おいて各人の血圧値を測定する血圧計がある。上述の血
圧計では、カフで腕を圧迫して血流を止めた後に減圧し
ていき、圧迫に打勝って血液が流れ始めた時点でのカフ
圧を最高血圧とし、血流を阻害しない程度まで圧迫を弱
め、血管が正常な太さに回復した時点でのカフ圧を最低
血圧とする。
【0003】このような血圧計においては、カフ内の圧
力を徐々に下げるために流量コントロール弁が用いられ
る。従来の流量コントロール弁は、たとえば特開平6−
47007号公報に開示されている。この公報記載の流
量コントロール弁では、フロントケースに圧力流入口
(気体流入口)と圧力流出口(気体流出口)が形成され
ている。気体流入口に対して駆動軸が進退可能に支持さ
れている。気体流入口に相対する駆動軸の部分にオリフ
ィスパッキンが取付けられている。また、駆動軸には電
磁コイルが取付けられている。電磁コイルの周りに永久
磁石によって励磁されたヨークとプレートが配置されて
いる。駆動軸の前部と後部とがフロントダンパーとバッ
クダンパーを介してフレーム部に連結されている。
【0004】この流量コントロール弁は、電磁コイルに
電流を流すと、永久磁石と電磁コイルとの間で発生する
電磁力により駆動軸が電磁コイルと一体に移動する。こ
れにより、オリフィスパッキンが気体流入口を閉塞す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のような流量コン
トロール弁では以下のような問題があった。
【0006】腕の太い人にカフを巻付けた場合、カフに
入る空気の量が大きくなるため、減圧速度を一定とすれ
ば、減圧時間が長くなる。これに対して、腕の細い人に
カフを巻付けた場合には、カフ内の空気量が小さくな
る。減圧速度を一定とすれば、減圧時間が短くなる。腕
の太い人にカフを巻付けた場合であっても、腕の細い人
にカフを巻付けた場合であっても減圧にかかる時間を一
定とすることが望ましい。この減圧時間を一定とするた
めに上述のコントロール弁が用いられている。
【0007】一般に、コントロール弁を通過する空気の
流量は、コントロール弁のコイルに加えられる電圧と関
連し、一般的にコイルに印加される電圧が大きいほどコ
ントロール弁を流れる流量が小さくなる。
【0008】しかしながら、複数個のコントロール弁を
製造した場合に、コントロール弁を通過する気体の流量
とコントロール弁のコイルに印加する電圧との関係は、
それぞれのコントロール弁で微妙に異なる。そのため、
コントロール弁を出荷する段階では、そのコントロール
弁のコイルに印加する電圧とコントロール弁を通過する
気体の流量との関係を測定し、その測定した内容に従っ
てコントロール弁に印加する電圧が制御される。
【0009】しかしながら、従来の血圧計では、コント
ロール弁を血圧計に組込んで出荷した後に、コントロー
ル弁のコイルに印加する電圧とコントロール弁を通過す
る気体の流量との関係が微妙に変化することがあった。
これにより、コントロール弁を通過する気体の流量を適
切に制御できないという問題があった。
【0010】そこで、この発明は上述のような問題点を
解決するためになされたものであり、コントロール弁を
通過する気体の流量を正確に制御できるコントロール弁
と、それを用いた血圧計を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、従来のコ
ントロール弁において、製造した直後の段階と、出荷さ
れて顧客に到達した段階とでコントロール弁のコイルに
印加する電圧と、コントロール弁を通過する気体の流量
との関係が変化する理由について詳細に検討した。その
結果、以下の知見が得られた。
【0012】コントロール弁では、通常、フロントケー
スに気体流入口が設けられ、この気体流入口に相対する
駆動軸の部分にオリフィスパッキンが取付けられてい
る。このオリフィスパッキンが気体流入口を防ぐことに
よって、気体流入口での気体の流量が変化する。オリフ
ィスパッキンは駆動軸の先端部に嵌め合わせられている
だけである。そのため、オリフィスパッキンは駆動軸の
移動方向を中心軸として回転することがある。オリフィ
スパッキンが回転すると、駆動軸に取付けられたオリフ
ィスパッキンと、気体流入口との間の距離が変化する。
これにより、駆動軸に取付けられた電磁コイルに印加す
る電圧と、気体流入口を通過する気体の流量との関係が
変化することがわかった。
【0013】通常、工場で血圧計を組立てた後に、顧客
の元に届くまでには、血圧計は輸送されるため、この輸
送段階でオリフィスパッキンが駆動軸の移動方向を中心
軸として回転しているということが考えられる。そのた
め、顧客に届いた段階では、オリフィスパッキンは出荷
時と比べて駆動軸の移動方向を回転軸として回転した位
置である。その結果、顧客に到達した段階での電磁コイ
ルへの印加電圧と気体流入口を通過する気体の流量との
関係は、出荷時における電磁コイルへの印加する電圧と
気体流入口を通過する気体の流量との関係と異なるもの
となる。これにより、出荷された後に気体流入口を通過
する気体の流量を的確に制御できないということがわか
った。
【0014】以上のような知見によりなされた、この発
明に従った血圧計用流量コントロール弁は、気体を通過
させる開口を有するハウジングと、開口に対して近づく
方向と開口から遠ざかる方向とに移動できるようにハウ
ジング内に設けられた可動部材と、可動部材の移動によ
り開口を開閉するように可動部材に取付けられた開閉部
材と、可動部材の移動方向を回転軸として開閉部材が回
転することを防止する回転防止手段とを備える。
【0015】このように構成された、この発明に従った
血圧計用流量コントロール弁は、可動部材の移動方向を
回転軸として開閉部材が回転することを防止する回転防
止手段を備える。そのため、開閉部材が回転することが
ないので、開閉部材と開口との距離と、開口を通過する
気体の流量との関係は、血圧計用流量コントロール弁に
振動などを加えても変化することがない。その結果、気
体の流量を適切にコントロールすることができる血圧計
用流量コントロール弁を提供することができる。
【0016】また好ましくは、回転防止手段は、ハウジ
ングに接続される回転防止部材を含む。回転防止部材と
開閉部材とは、互いの回転を防止するように嵌合し合
う。この場合、ハウジングに接続される回転防止部材に
より、開閉部材の回転を確実に防止することができる。
なお、回転防止部材と開閉部材との嵌合としては、たと
えば回転防止手段が、非円型の凹部を有し、この凹部に
嵌まり合うように開閉部材が設けられてもよい。ここ
で、非円型とは、長軸と短軸とを有する形状であり、た
とえば三角形、四角形などの他、楕円形でもよい。さら
に、回転防止部材に凹凸が設けられ、この凹凸に嵌まり
合うように、開閉部材にも凹凸が設けられてもよい。回
転防止部材は、ハウジングに直接接続されていてもよ
い。また、何らかの他の部材を介在させて間接的に接続
されていてもよい。
【0017】また好ましくは、回転防止手段は、開閉部
材を可動部材に固着させることで開閉部材の開閉を防止
する。このような固着方法としては、たとえば接着剤を
用いて開閉部材を可動部材に固着させてもよい。また、
射出成形で可動部材に開閉部材を固着してもよい。
【0018】また好ましくは、回転防止手段は、可動部
材がその移動方向を回転軸として回転することを防止す
る。この場合、回転防止手段は、開閉部材だけでなく可
動部材の回転をも防止することができるので、開口を通
過する気体の流量をさらに精密に制御することができ
る。
【0019】また好ましくは、可動部材と開閉部材と
は、互いの回転を防止するように嵌合し合う。可動部材
と開閉部材との嵌合としては、たとえば可動部材が、非
円型の凹部を有し、この凹部に嵌まり合うように開閉部
材が設けられてもよい。ここで、非円型とは、長軸と短
軸とを有する形状であり、たとえば三角形、四角形など
の他、楕円形でもよい。さらに、可動部材に凹凸が設け
られ、この凹凸に嵌まり合うように、開閉部材にも凹凸
が設けられてもよい。
【0020】この発明に従った血圧計は、上述のいずれ
かの血圧計用流量コントロール弁を備える。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面を参照して説明する。
【0022】(実施の形態1)図1は、この発明の実施
の形態1に従った血圧計用流量コントロール弁の断面図
である。図1を参照して、この発明の実施の形態1に従
った血圧計用流量コントロール弁100は、気体を通過
させる開口としての気体流入口1hを有するハウジング
1と、気体流入口1hに対して近づく方向と気体流入口
1hから遠ざかる方向とに移動できるようにハウジング
1内に設けられた可動部材としての作動軸6と、作動軸
6の移動により気体流入口1hを開閉するように、作動
軸6に取付けられた開閉部材としてのオリフィス弁12
と、作動軸6の移動方向を回転軸としてオリフィス弁1
2が回転することを防止する回転防止手段としてのダン
パー14とを備える。
【0023】回転防止手段は、スプール2を介在させて
ハウジング1に取付けられる回転防止部材としてのダン
パー14を含む。ダンパー14とオリフィス弁12と
は、互いの回転を防止するよう嵌合し合う。オリフィス
弁12と作動軸6とが嵌合し合うため、作動軸6の先端
部とダンパー14とは、互いの回転を防止するように嵌
合し合う。ダンパー14は作動軸6の回転を防止してい
る。
【0024】血圧計用流量コントロール弁100は、筐
体としてのハウジング1を有する。ハウジング1は、ノ
ズル状の筒状体に設けられてハウジング1内に連なる気
体流入口1hと、この気体流入口1hに連なる複数の気
体流出口1aとを有する。ハウジング1は箱状であり、
この箱内にさまざまな部材が収納されている。
【0025】ハウジング1の中心部には、軸3が設けら
れている。軸3は、気体流入口1hに近づく方向と気体
流出口1aから遠ざかる方向とに移動することが可能な
ようにハウジング1内に設けられる。軸3の先端部には
オリフィス弁12が取付けられている。
【0026】軸3の端部には、スプール2が設けられて
いる。スプール2は、軸3を受入れて軸3を移動可能に
支持する。スプール2は、ねじ15によりハウジング1
に固定される。
【0027】軸3の周りには、可動部材としての作動軸
6が取り付けられる。作動軸6の先端部にはオリフィス
弁12が嵌め合わされている。作動軸6は、オリフィス
弁12とともに、気体流入口1hへ近づく方向と、気体
流入口1hから遠ざかる方向とに移動可能なように位置
決めされている。
【0028】オリフィス弁12は弾性体からなり、その
主表面12fは、軸3の延びる方向に対して傾斜してい
る。オリフィス弁12が気体流入口1hに接触すること
が可能である。オリフィス弁12が気体流入口1hに接
触する位置から、軸3に接続された止め軸11がストッ
パ18に当る位置まで軸3は移動することが可能であ
る。なお、ヨーク9と止め軸11との間にはクッション
10が設けられている。
【0029】作動軸6の外周部にはヨーク8および9が
設けられている。ヨーク8および9は、磁石7を受入れ
るために適した形状とされ、ヨーク8および9の間には
磁石7が嵌め合わされる。磁石7は永久磁石により構成
され、それぞれがコイル形状である。なお、軸3、作動
軸6、磁石7、ヨーク8および9ならびにオリフィス弁
12がスプール2内で一体となって動く。
【0030】磁石7と向かい合うようにコイル5が設け
られる。コイル5は、スプール2により位置決めされ
る。コイル5に電流を流すことにより磁界が生じる。こ
の磁界と磁石7とが作用することにより、磁石7と、作
動軸6が所定の位置まで移動する。コイル5は端子4に
電気的に接続されており、端子4から電流を流されるこ
とによりコイル5が励磁する。コイル5の外側には、ヨ
ーク外13が設けられる。ヨーク外13は、磁力を閉じ
込める働きをする。
【0031】図2は、図1で示す血圧計用流量コントロ
ール弁100の分解斜視図である。図2を参照して、ハ
ウジング1は、円筒形状であり、気体流出口1aを有す
る。ハウジング1の内部にはダンパー14が収納され
る。ダンパー14は薄い金属板により構成され、剛性を
下げて弾性体とするために、複数本の溝14tが設けら
れている。ダンパー14には開口14hが設けられてお
り、この開口14hにオリフィス弁12の先端部が受入
れられる。開口14hの大きさとオリフィス弁12の大
きさとはほぼ等しい。
【0032】作動軸6の外周部には磁石7とヨーク8が
設けられている。磁石7およびヨーク8はほぼ円筒形状
であり、それぞれがほぼ同一の直径を有する。作動軸6
の先端部分が四角形状となっており、これがオリフィス
弁12に嵌まり合う。ヨーク外13はスプール2に嵌ま
り合い、磁力を閉じ込める役割を果たす。スプール2
は、ねじ15によりハウジング1に取付けられる。スプ
ール2とハウジング1とが一体となって筐体を構成して
いる。筐体のうち、スプール2にダンパー14が取付け
られている。
【0033】図3は、ダンパーの正面図である。図3を
参照して、ダンパー14は、中心部に設けられたほぼ四
角形状の開口14hと、ダンパー14の表面に設けられ
た溝14tとを有する。溝14tは、曲がりくねった形
状となっており、ダンパー14の剛性を低下させる役割
をする。これにより、ダンパー14の開口14hは、主
面の手前側へ移動することができ、かつ主面の奥側へも
移動することができる。ダンパー14の開口14hに
は、オリフィス弁12の外周部12aが嵌め合わされ
る。外周部12aはほぼ四角形状であり、傾斜した主表
面12fを取囲む。
【0034】図4は、図3中のIV−IV線に沿った断
面図である。図4を参照して、ダンパー14の開口14
hには、オリフィス弁12の先端部が取付けられてい
る。
【0035】オリフィス弁12には、作動軸6が嵌め合
わされている。その他の説明については、図1と同様で
ある。
【0036】このように構成された、この発明の実施の
形態1に従った血圧計用流量コントロール弁100で
は、オリフィス弁12の回転を抑えられるための回転防
止部材としてのダンパー14が設けられる。このダンパ
ー14によりオリフィス弁12は、作動軸6の移動方向
を中心とした回転をしない。これにより、気体流入口1
hとオリフィス弁12との位置関係が変わらない。その
結果、顧客に使用されるときでもオリフィス弁12が確
実に気体の流量を調節することができ、信頼性の高い血
圧計用流量コントロール弁を提供することができる。
【0037】図5は、本発明品としての血圧計用流量コ
ントロール弁における、コイル5に印加する電圧と気体
流入口1hを通過する気体の流量との関係を示すグラフ
である。まず、図1で示す血圧計用流量コントロール弁
において、コイル5に印加する電圧と、気体流入口1h
を通過する気体の流量Q(単位cm3)との関係を調べ
た。気体流入口1hの上流と下流での圧力差は、20k
Paとした。その結果を曲線200で示す。
【0038】次に、血圧計用流量コントロール弁100
に衝撃を加えた後にコイル5に印加する電圧と気体流入
口1hを通過する気体の流量との関係を調べた(衝撃1
回目)。その結果を曲線201で示す。
【0039】同様にして、血圧計用流量コントロール弁
100に、2回目、3回目、4回目および5回目の衝撃
を加えた。各々の衝撃を加えた直後にコイル5に印加す
る電圧と気体流入口1hを通過する気体の流量との関係
を調べた(衝撃2〜5回目)。その結果を曲線202〜
205で示す。
【0040】図5より、曲線200〜205において、
流量のばらつきが小さいことがわかる。また、流量Qが
100から300の範囲での、曲線の傾きの平均値(特
性)を求めた。その結果を表1に示す。
【0041】
【表1】
【0042】表1での「特性」とは、流量Qが100か
ら300の範囲でのそれぞれの曲線の傾きであり、dQ
/dV(dQは流量の変化の値、dVは電圧の変化の
値)で求められる。表1より、特性のばらつきが少な
く、かつ分散σも小さい値であることがわかる。
【0043】比較品として、オリフィス弁12が円筒形
状であり、ダンパー14がないサンプルを用意した。こ
のようなサンプルでは、オリフィス弁12の、作動軸6
の移動方向を中心軸とした回転を防止することができな
い。このような血圧計用流量コントロール弁において、
図5と同様に、衝撃を加えない状態と、衝撃を加えた状
態でのそれぞれでの、コイル5に印加する電圧と、気体
流入口1hを通過する気体の流量との関係を調べた。
【0044】図6は、比較品としての血圧計用流量コン
トロール弁における、コイル5に印加する電圧と気体流
入口1hを通過する気体の流量との関係を示すグラフで
ある。曲線300は、衝撃を加える前の、コイル5に印
加する電圧と、気体流入口1hを通過する気体の流量Q
との関係を示す。
【0045】曲線301〜305は、血圧計用流量コン
トロール弁100に1から5回衝撃を加えた後にコイル
5に印加する電圧と気体流入口1hを通過する気体の流
量との関係を示す。図6より、曲線300〜305にお
いて、流量のばらつきが小さいことがわかる。また、流
量Qが100から300の範囲での、曲線の傾きの平均
値(特性)を求めた。その結果を表2に示す。
【0046】
【表2】
【0047】表2での「特性」とは、流量Qが100か
ら300の範囲でのそれぞれの曲線の傾きであり、dQ
/dV(dQは流量の変化の値、dVは電圧の変化の
値)で求めた。表2より、分散σの値が大きいため、特
性がばらついていることがわかる。
【0048】これにより、本発明品では、衝撃を与えて
も特性の変化が少ない信頼性の高い血圧計用流量コント
ロール弁であることがわかる。
【0049】(実施の形態2)図7は、この発明の実施
の形態2に従った血圧計用流量コントロール弁で用いら
れる作動軸とオリフィス弁を示す断面図である。図7を
参照して、この発明の実施の形態2に従った血圧計用流
量コントロール弁では、回転防止手段101は、開閉部
材としてのオリフィス弁12を可動部材としての作動軸
6に固着させることでオリフィス弁12の回転を防止す
る。なお、この固着方法としては、オリフィス弁12を
射出成形で形成することによりオリフィス弁12と作動
軸6とを一体化してもよい。さらに、接着剤を用いてオ
リフィス弁12を作動軸6に固定してもよい。
【0050】このように構成された、この発明の実施の
形態2に従った血圧計用流量コントロール弁でも、実施
の形態1に従った血圧計用流量コントロール弁と同様の
効果がある。さらに、作動軸6とオリフィス弁12を一
体化する場合には、図1で示すダンパー14が不要とな
るため、部品点数を削減することができる。
【0051】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0052】
【発明の効果】この発明に従えば、流量を確実に制御す
ることができる血圧計用流量コントロール弁と、それを
用いた血圧計を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に従った血圧計用流
量コントロール弁の断面図である。
【図2】 図1で示す血圧計用流量コントロール弁10
0の分解斜視図である。
【図3】 ダンパーの正面図である。
【図4】 図3中のIV−IV線に沿った断面図であ
る。
【図5】 本発明品としての血圧計用流量コントロール
弁における、コイル5に印加する電圧と気体流入口1h
を通過する気体の流量との関係を示すグラフである。
【図6】 比較品としての血圧計用流量コントロール弁
における、コイル5に印加する電圧と気体流入口1hを
通過する気体の流量との関係を示すグラフである。
【図7】 この発明の実施の形態2に従った血圧計用流
量コントロール弁で用いられるオリフィス弁と作動軸を
示す断面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング、1h 気体流入口、6 作動軸、12
オリフィス弁、14ダンパー、101 回転防止手
段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H106 DA05 DA26 DB02 DB12 DB23 DB32 DC02 DC17 DD03 EE07 EE33 GB23 KK04 4C017 AA08 AD01 DE05 FF08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気体を通過させる開口を有するハウジン
    グと、 前記開口に対して近づく方向と前記開口から遠ざかる方
    向とに移動できるように前記ハウジング内に設けられた
    可動部材と、 前記可動部材の移動により前記開口を開閉するように前
    記可動部材に取付けられた開閉部材と、 前記可動部材の移動方向を回転軸として前記開閉部材が
    回転することを防止する回転防止手段とを備えた、血圧
    計用流量コントロール弁。
  2. 【請求項2】 前記回転防止手段は、前記ハウジングに
    接続される回転防止部材を含み、前記回転防止部材と前
    記開閉部材とは互いの回転を防止するように嵌合し合
    う、請求項1に記載の血圧計用流量コントロール弁。
  3. 【請求項3】 前記回転防止手段は、前記開閉部材を前
    記可動部材に固着させることで前記開閉部材の開閉を防
    止する、請求項1に記載の血圧計用流量コントロール
    弁。
  4. 【請求項4】 前記回転防止手段は、前記可動部材がそ
    の移動方向を回転軸として回転することを防止する、請
    求項1から3のいずれか1項に記載の血圧計用流量コン
    トロール弁。
  5. 【請求項5】 前記可動部材と前記開閉部材とは、互い
    の回転を防止するように嵌合し合う、請求項2に記載の
    血圧計用流量コントロール弁。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれか1項に記載の
    血圧計用流量コントロール弁を備えた血圧計。
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