JP2003165407A - エアバッグ - Google Patents
エアバッグInfo
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- JP2003165407A JP2003165407A JP2001362428A JP2001362428A JP2003165407A JP 2003165407 A JP2003165407 A JP 2003165407A JP 2001362428 A JP2001362428 A JP 2001362428A JP 2001362428 A JP2001362428 A JP 2001362428A JP 2003165407 A JP2003165407 A JP 2003165407A
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- woven fabric
- occupant
- air permeability
- sec
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Abstract
(57)【要約】
【課題】インフレーターで膨張展開した際に、乗員がハ
ンドルやインパネに衝突して怪我をすることがないよう
に、確実に乗員を確保する、安全性に優れたエアバッグ
を提供する。 【解決手段】JIS L 1096(8.27.1A
法)で規定される方法で測定した通気度が0.3ml/
cm2/sec以下である合成繊維織物からなるエアバ
ッグであって、 該エアバッグをインフレータを用いて
膨張展開した後の織物部分の通気度がJIS L 10
96(8.27.1A法)に規定される方法で測定した
値が0.7ml/cm2/sec以下であることを特徴
とするエアバッグ。
ンドルやインパネに衝突して怪我をすることがないよう
に、確実に乗員を確保する、安全性に優れたエアバッグ
を提供する。 【解決手段】JIS L 1096(8.27.1A
法)で規定される方法で測定した通気度が0.3ml/
cm2/sec以下である合成繊維織物からなるエアバ
ッグであって、 該エアバッグをインフレータを用いて
膨張展開した後の織物部分の通気度がJIS L 10
96(8.27.1A法)に規定される方法で測定した
値が0.7ml/cm2/sec以下であることを特徴
とするエアバッグ。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両衝突時に乗員
の衝撃を吸収し、その保護を図るエアバッグに関するも
のである。
の衝撃を吸収し、その保護を図るエアバッグに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、各種交通機関、特に自動車の事故
が発生した際に、乗員の安全を確保するために、種々の
エアバッグが開発され、その有効性が認識され、急速に
実用化が進んでいる。通常エアバッグは、車両衝突時に
乗員の衝撃を吸収するため展開する。
が発生した際に、乗員の安全を確保するために、種々の
エアバッグが開発され、その有効性が認識され、急速に
実用化が進んでいる。通常エアバッグは、車両衝突時に
乗員の衝撃を吸収するため展開する。
【0003】従来、エアバッグには330〜1100デ
シテックスのナイロン6・6またはナイロン6フィラメ
ント糸を用いた平織物に、耐熱性、難燃性、空気遮断性
などの向上のため、クロロプレン、クロルスルホン化オ
レフィン、シリコーンなどのエラストマー樹脂を塗布、
積層した基布を裁断し、袋体に縫製して作られていた。
シテックスのナイロン6・6またはナイロン6フィラメ
ント糸を用いた平織物に、耐熱性、難燃性、空気遮断性
などの向上のため、クロロプレン、クロルスルホン化オ
レフィン、シリコーンなどのエラストマー樹脂を塗布、
積層した基布を裁断し、袋体に縫製して作られていた。
【0004】これらのエラストマー樹脂を塗布、積層す
る際、一般にナイフコート、ロールコート、リバースコ
ートなどによるコーティング方式が採用されている。し
かしながら、クロロプレンエラストマー樹脂を用いた場
合では、フィラメント織物で構成されているエアバッグ
基布に対して、通常、基布表面に90〜120g/m 2
塗布されており、エアバッグの厚みが厚くなり、収納性
の面においてもパッケージボリュームが大きくなる問題
があった。またクロロプレンエラストマー樹脂に比べ、
より耐熱性、耐寒性に優れたシリコーンエラストマー樹
脂を用いた場合では、塗布量がエアバッグ基布に対し
て、通常、40〜60g/m2 であり、軽量化、収納性
コンパクト性の面でかなり向上した。しかしながら、軽
量化、パッケージボリュームの面でまだ不十分であり、
またエアバッグをパッケージに折り畳んで収納する際に
折り畳みにくいという問題があった。さらにエラストマ
ーの塗布、積層の工程が繁雑で生産性の面にも問題があ
った。
る際、一般にナイフコート、ロールコート、リバースコ
ートなどによるコーティング方式が採用されている。し
かしながら、クロロプレンエラストマー樹脂を用いた場
合では、フィラメント織物で構成されているエアバッグ
基布に対して、通常、基布表面に90〜120g/m 2
塗布されており、エアバッグの厚みが厚くなり、収納性
の面においてもパッケージボリュームが大きくなる問題
があった。またクロロプレンエラストマー樹脂に比べ、
より耐熱性、耐寒性に優れたシリコーンエラストマー樹
脂を用いた場合では、塗布量がエアバッグ基布に対し
て、通常、40〜60g/m2 であり、軽量化、収納性
コンパクト性の面でかなり向上した。しかしながら、軽
量化、パッケージボリュームの面でまだ不十分であり、
またエアバッグをパッケージに折り畳んで収納する際に
折り畳みにくいという問題があった。さらにエラストマ
ーの塗布、積層の工程が繁雑で生産性の面にも問題があ
った。
【0005】そこで、近年、このような問題点を解消す
るために、エラストマー樹脂の塗布を行わない、いわゆ
るノンコート基布を使用したエアバッグが注目されてき
た。その対応技術として、ナイロン6・6、ナイロン6
などのポリアミド繊維織物あるいはポリエステル系繊維
織物から構成される高密度ノンコートエアバッグの検討
が進められている。
るために、エラストマー樹脂の塗布を行わない、いわゆ
るノンコート基布を使用したエアバッグが注目されてき
た。その対応技術として、ナイロン6・6、ナイロン6
などのポリアミド繊維織物あるいはポリエステル系繊維
織物から構成される高密度ノンコートエアバッグの検討
が進められている。
【0006】例えば、特開平4−2835号公報には、
コーティングをされていない低通気性の織布が提案さ
れ、低通気性を付与するためにカレンダー加工を採用す
ることが開示されている。また、米国特許第5,65
0,207号明細書では、流体ジェット織機で織られた
通気度4CFM(2cc/cm2/sec)未満のノン
コート基布が提案されいる。また、米国特許第5,85
8,886号明細書には、通気度0.8CFM(0.4
cc/cm2/sec)以下のノンコート基布が、米国
特許第5,073,418号明細書には、通気度1CF
M(0.5cc/cm2/sec)以下のノンコート基
布が、それぞれ記載されている。また、特開平9−27
9437号公報には、原糸物性および基布物性を規定し
たエアバッグ用基布が提案されている。さらに、最近
は、自動車内のデザイン性等からエアバッグモジュール
の小型化が促進され、それに応じてエアバッグのコンパ
クト性の要求が大きくなり、エアバッグ基布を構成する
繊維の総繊度や単糸繊度を細くしたり、織り密度を低く
するなどの方策が講じられている。
コーティングをされていない低通気性の織布が提案さ
れ、低通気性を付与するためにカレンダー加工を採用す
ることが開示されている。また、米国特許第5,65
0,207号明細書では、流体ジェット織機で織られた
通気度4CFM(2cc/cm2/sec)未満のノン
コート基布が提案されいる。また、米国特許第5,85
8,886号明細書には、通気度0.8CFM(0.4
cc/cm2/sec)以下のノンコート基布が、米国
特許第5,073,418号明細書には、通気度1CF
M(0.5cc/cm2/sec)以下のノンコート基
布が、それぞれ記載されている。また、特開平9−27
9437号公報には、原糸物性および基布物性を規定し
たエアバッグ用基布が提案されている。さらに、最近
は、自動車内のデザイン性等からエアバッグモジュール
の小型化が促進され、それに応じてエアバッグのコンパ
クト性の要求が大きくなり、エアバッグ基布を構成する
繊維の総繊度や単糸繊度を細くしたり、織り密度を低く
するなどの方策が講じられている。
【0007】例えば、特開平3−137245号公報に
は、総繊度300〜400デシテックスの糸を採用する
こと、特開昭64−41438号公報には単糸デニール
を3デニール以下にすることが提案されている。
は、総繊度300〜400デシテックスの糸を採用する
こと、特開昭64−41438号公報には単糸デニール
を3デニール以下にすることが提案されている。
【0008】ノンコート基布の採用により、軽量、コン
パクトになり、さらに製造コストの低減などの利点が現
出したが、クロロプレンやシリコンなどの耐熱性樹脂が
塗工されていないので、膨張展開時のインフレータから
放出される高温、高圧ガスにより織物組織が変形してガ
スが漏れやすくなるので、エアバッグ内の圧力が低下し
やすく、乗員を安全に確保するのに問題が発生しやすい
という重大な問題を有するものである。
パクトになり、さらに製造コストの低減などの利点が現
出したが、クロロプレンやシリコンなどの耐熱性樹脂が
塗工されていないので、膨張展開時のインフレータから
放出される高温、高圧ガスにより織物組織が変形してガ
スが漏れやすくなるので、エアバッグ内の圧力が低下し
やすく、乗員を安全に確保するのに問題が発生しやすい
という重大な問題を有するものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、かか
る従来のエアバッグの欠点に鑑み、インフレーターで膨
張展開した際に、乗員がハンドルやインパネに衝突して
怪我をすることがないように、確実に乗員を確保する、
安全性に優れたエアバッグを提供せんとするものであ
る。
る従来のエアバッグの欠点に鑑み、インフレーターで膨
張展開した際に、乗員がハンドルやインパネに衝突して
怪我をすることがないように、確実に乗員を確保する、
安全性に優れたエアバッグを提供せんとするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる課題を
解決するために、次のような構成を採用する。すなわ
ち、本発明のエアバッグは、JIS L 1096
(8.27.1A法)で規定される方法で測定した通気
度が0.3ml/cm2/sec以下である合成繊維織
物からなるエアバッグであって、該エアバッグをインフ
レータを用いて膨張展開した後の織物部分の通気度がJ
IS L 1096(8.27.1A法)に規定される
方法で測定した値が0.7ml/cm2/sec以下で
あることを特徴とするものである。
解決するために、次のような構成を採用する。すなわ
ち、本発明のエアバッグは、JIS L 1096
(8.27.1A法)で規定される方法で測定した通気
度が0.3ml/cm2/sec以下である合成繊維織
物からなるエアバッグであって、該エアバッグをインフ
レータを用いて膨張展開した後の織物部分の通気度がJ
IS L 1096(8.27.1A法)に規定される
方法で測定した値が0.7ml/cm2/sec以下で
あることを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明は、乗員の安全性に優れる
エアバッグについて鋭意検討した結果、膨張展開後の織
物部の通気度を一定値以下にすることにより、上述課題
を解決することを究明したものである。
エアバッグについて鋭意検討した結果、膨張展開後の織
物部の通気度を一定値以下にすることにより、上述課題
を解決することを究明したものである。
【0012】本発明における合成繊維織物を構成する糸
としては、ナイロン6・6、ナイロン6、ナイロン1
2、ナイロン4・6などのポリアミド単独重合体もしく
はナイロン6とナイロン6・6の共重合、ナイロン6に
ポリアルキレングリコール、ジカルボン酸やアミンなど
を共重合した共重合ポリアミドからなるポリアミド繊
維、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフ
タレートなどのポリエステル単独重合体あるいは、酸成
分としてイソフタル酸、5−ナトリウムスルホイソフタ
ル酸またはアジピン酸などの脂肪族ジカルボン酸などを
共重合した共重合ポリエステルからなるポリエステル繊
維、パラフェニレンテレフタルアミドおよび芳香族エー
テルとの共重合に代表されるアラミド繊維、レーヨン繊
維、ポリサルフォン系繊維、超高分子量ポリエチレン繊
維および上記合成繊維を主体とする海島構造を有する高
分子配列体繊維から構成される合成繊維などが用いられ
る。これらの中でもポリアミド繊維、ポリエチレンテレ
フタレート繊維が好ましく、さらにはナイロン6・6、
ナイロン6が耐衝撃性の面から好ましい。かかる繊維に
は、原糸の製造工程や加工工程での生産性あるいは特性
改善のために通常使用されている各種添加剤を含んでも
よい。たとえば熱安定剤、酸化防止剤、光安定剤、平滑
剤、帯電防止剤、可塑剤、増粘剤、顔料、難燃剤などを
含有せしめることができる。
としては、ナイロン6・6、ナイロン6、ナイロン1
2、ナイロン4・6などのポリアミド単独重合体もしく
はナイロン6とナイロン6・6の共重合、ナイロン6に
ポリアルキレングリコール、ジカルボン酸やアミンなど
を共重合した共重合ポリアミドからなるポリアミド繊
維、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフ
タレートなどのポリエステル単独重合体あるいは、酸成
分としてイソフタル酸、5−ナトリウムスルホイソフタ
ル酸またはアジピン酸などの脂肪族ジカルボン酸などを
共重合した共重合ポリエステルからなるポリエステル繊
維、パラフェニレンテレフタルアミドおよび芳香族エー
テルとの共重合に代表されるアラミド繊維、レーヨン繊
維、ポリサルフォン系繊維、超高分子量ポリエチレン繊
維および上記合成繊維を主体とする海島構造を有する高
分子配列体繊維から構成される合成繊維などが用いられ
る。これらの中でもポリアミド繊維、ポリエチレンテレ
フタレート繊維が好ましく、さらにはナイロン6・6、
ナイロン6が耐衝撃性の面から好ましい。かかる繊維に
は、原糸の製造工程や加工工程での生産性あるいは特性
改善のために通常使用されている各種添加剤を含んでも
よい。たとえば熱安定剤、酸化防止剤、光安定剤、平滑
剤、帯電防止剤、可塑剤、増粘剤、顔料、難燃剤などを
含有せしめることができる。
【0013】本発明のエアバッグを構成する織物の通気
度は、JIS L1096(8.27.1A法)に規定
される方法で測定した通気度が0.5ml/cm2/s
ec以下であり、好ましくは0.3ml/cm2/se
c以下である。通気度が0.5 ml/cm2/sec
より大きいと、エアバッグが展開する際にバッグを構成
する基布から空気等のガスが漏れ乗員を安全に拘束でき
ない場合がある。また該ガスは高温であり、基布を透過
したガスが顔面に接触すると乗員が火傷をする恐れがあ
る。
度は、JIS L1096(8.27.1A法)に規定
される方法で測定した通気度が0.5ml/cm2/s
ec以下であり、好ましくは0.3ml/cm2/se
c以下である。通気度が0.5 ml/cm2/sec
より大きいと、エアバッグが展開する際にバッグを構成
する基布から空気等のガスが漏れ乗員を安全に拘束でき
ない場合がある。また該ガスは高温であり、基布を透過
したガスが顔面に接触すると乗員が火傷をする恐れがあ
る。
【0014】本発明の織物を構成する糸の総繊度および
単糸繊度は、エアバッグとして必要な機械的特性および
収納性を満足する範囲のものが好ましい。好ましい総繊
度は110デシテックス〜560デシテックスの範囲、
好ましい単糸繊度は0.6デシテックス〜8デシテック
スの範囲である。織物を構成する糸の総繊度および単糸
繊度が小さ過ぎるとエアバッグとしての強力が低下する
傾向がある。反対に、織物を構成する糸の総繊度および
単糸繊度が必要以上に大きいと嵩高な織物になり、その
結果コンパクト性に劣る傾向がある。また、タテ糸とヨ
コ糸はほぼ同じ総繊度のものを用いることが、エアバッ
グの機械的特性面および収納性面のタテ方向とヨコ方向
の等方性面において好ましい。
単糸繊度は、エアバッグとして必要な機械的特性および
収納性を満足する範囲のものが好ましい。好ましい総繊
度は110デシテックス〜560デシテックスの範囲、
好ましい単糸繊度は0.6デシテックス〜8デシテック
スの範囲である。織物を構成する糸の総繊度および単糸
繊度が小さ過ぎるとエアバッグとしての強力が低下する
傾向がある。反対に、織物を構成する糸の総繊度および
単糸繊度が必要以上に大きいと嵩高な織物になり、その
結果コンパクト性に劣る傾向がある。また、タテ糸とヨ
コ糸はほぼ同じ総繊度のものを用いることが、エアバッ
グの機械的特性面および収納性面のタテ方向とヨコ方向
の等方性面において好ましい。
【0015】また、織物を構成する構造としては、一般
的には平織、綾織、朱子織およびこれらの変化織、多軸
織などが使用されるが、これらの中でも、特に、機械的
特性に優れることから平織物が好ましい。また、織物の
カバーファクターは1500〜2500であることが好
ましい。このカバーファクターが1500より小さいと
機械的特性が下がったり、通気度が高くなる傾向があ
る。また、カバーファクターが2500より大きいと織
物が硬くなり柔軟性が悪くなる傾向がある。
的には平織、綾織、朱子織およびこれらの変化織、多軸
織などが使用されるが、これらの中でも、特に、機械的
特性に優れることから平織物が好ましい。また、織物の
カバーファクターは1500〜2500であることが好
ましい。このカバーファクターが1500より小さいと
機械的特性が下がったり、通気度が高くなる傾向があ
る。また、カバーファクターが2500より大きいと織
物が硬くなり柔軟性が悪くなる傾向がある。
【0016】ここで、カバーファクターとは、タテ糸総
繊度をD1(dtex) 、タテ糸密度をN1(本/2.
54cm)とし、ヨコ糸総繊度をD2(dtex)、ヨ
コ糸密度をN2 (本/2.54cm)とすると(D1×
0.9 )1/2 ×N1 +(D2×0.9)1/2 ×N2 で表
される。
繊度をD1(dtex) 、タテ糸密度をN1(本/2.
54cm)とし、ヨコ糸総繊度をD2(dtex)、ヨ
コ糸密度をN2 (本/2.54cm)とすると(D1×
0.9 )1/2 ×N1 +(D2×0.9)1/2 ×N2 で表
される。
【0017】また本発明の織物を製織するための織機と
しては、ウォータージェットルーム、エアージェットル
ーム、レピアルームなどが用いられる。また、本発明の
基布を得るための製織条件としては、特に、タテ糸張力
を98〜196cN/本(100〜200gf/本)に
設定することが好ましい。製織時のタテ糸張力はタテ糸
のクリンプ率に大きく影響を及ぼし、タテ糸張力が低い
と、タテ糸のクリンプ率が大きくなり、タテ糸とヨコ糸
のクリンプ率差が大きくなるので、好ましくない。また
タテ糸張力が大きいと、タテ糸のクリンプ率は小さくな
るが、タテ糸方向の織物の柔軟性が損なわれることや、
安定した製織が難しくなる傾向がある。
しては、ウォータージェットルーム、エアージェットル
ーム、レピアルームなどが用いられる。また、本発明の
基布を得るための製織条件としては、特に、タテ糸張力
を98〜196cN/本(100〜200gf/本)に
設定することが好ましい。製織時のタテ糸張力はタテ糸
のクリンプ率に大きく影響を及ぼし、タテ糸張力が低い
と、タテ糸のクリンプ率が大きくなり、タテ糸とヨコ糸
のクリンプ率差が大きくなるので、好ましくない。また
タテ糸張力が大きいと、タテ糸のクリンプ率は小さくな
るが、タテ糸方向の織物の柔軟性が損なわれることや、
安定した製織が難しくなる傾向がある。
【0018】また、本発明の織物は、必要に応じて、精
練・セット加工やカレンダー加工、樹脂加工などを施し
ても良い。
練・セット加工やカレンダー加工、樹脂加工などを施し
ても良い。
【0019】また、該織物の目付が300g/m2以下
であることが、軽量化の面で好ましく、剛軟度について
はタテ糸方向およびヨコ糸方向ともに100mm以下で
あることが柔軟性の面で好ましい。また基布の引張強力
が300N/cm以上、引張伸度が15%以上、引裂強
力が50N以上であることがエアバッグとして利用する
際のエアバッグの収納性および破裂の防止の点から好ま
しい。
であることが、軽量化の面で好ましく、剛軟度について
はタテ糸方向およびヨコ糸方向ともに100mm以下で
あることが柔軟性の面で好ましい。また基布の引張強力
が300N/cm以上、引張伸度が15%以上、引裂強
力が50N以上であることがエアバッグとして利用する
際のエアバッグの収納性および破裂の防止の点から好ま
しい。
【0020】本発明のエアバッグは、インフレーターで
膨張展開した後の織物部の通気度が0.7ml/cm2
/sec以下、好ましくは0.5ml/cm2/sec
以下である。0.7ml/cm2/secを越えると、
膨張展開した時のエアバッグ内圧が低下しやすく、乗員
がエアバッグと接したときに、確実に確保するためのク
ッション性が不足し、乗員がハンドルやインパネ部に衝
突して怪我をする危険性がある。該通気度を確保するに
は、ベントホール径、バッグの折り畳み方法などを調整
することが重要である。また、乗員を確実に確保するた
めのバッグ内圧を持するための他の要因として、縫製部
分の目ズレをできるだけ抑えることも重要である。該膨
張展開後の目ズレは3mm以下、好ましくは2mm以
下、さらに好ましくは1mm以下であることが乗員の安
全性確保から重要である。
膨張展開した後の織物部の通気度が0.7ml/cm2
/sec以下、好ましくは0.5ml/cm2/sec
以下である。0.7ml/cm2/secを越えると、
膨張展開した時のエアバッグ内圧が低下しやすく、乗員
がエアバッグと接したときに、確実に確保するためのク
ッション性が不足し、乗員がハンドルやインパネ部に衝
突して怪我をする危険性がある。該通気度を確保するに
は、ベントホール径、バッグの折り畳み方法などを調整
することが重要である。また、乗員を確実に確保するた
めのバッグ内圧を持するための他の要因として、縫製部
分の目ズレをできるだけ抑えることも重要である。該膨
張展開後の目ズレは3mm以下、好ましくは2mm以
下、さらに好ましくは1mm以下であることが乗員の安
全性確保から重要である。
【0021】かかるエアバッグは、運転席用エアバッ
グ、助手席用エアバッグ、ニーバッグ、サイドバッグ、
後部座席用エアバッグ、側面用エアバッグ、インフレー
タブルカーテンなどに使用することができる。
グ、助手席用エアバッグ、ニーバッグ、サイドバッグ、
後部座席用エアバッグ、側面用エアバッグ、インフレー
タブルカーテンなどに使用することができる。
【0022】
【実施例】次に実施例により、本発明をさらに詳しく説
明する。
明する。
【0023】なお、実施例中における各種性能は、下記
の方法で評価した。
の方法で評価した。
【0024】通気度:JIS L1096(8.27.
1A法)により求めた。
1A法)により求めた。
【0025】エアバッグの縫製:エアバッグ用織物から
直径725mmの円状布帛2枚を打ち抜き法にて裁断
し、一方の円状布帛の中央に同一布帛からなる直径20
0mmの円状補強布帛を3枚積層して、直径110m
m、145mm、175mm線上を上下糸ともナイロン
6・6繊維の470dtex/1×3から構成される縫
糸で本縫いによるミシン縫製し、直径90mmの孔を設
け、インフレーター取り付け口とした。さらに中心部よ
りバイアス方向に255mmの位置に相反して同一基布
からなる直径75mmの円状補強布帛を1枚当て直径5
0mm、60mmの線上を上下糸ともナイロン6・6繊
維の470dtex/1×3から構成される縫糸で本縫
いによるミシン縫製し、直径を変更してベントホールを
2カ所設置した。
直径725mmの円状布帛2枚を打ち抜き法にて裁断
し、一方の円状布帛の中央に同一布帛からなる直径20
0mmの円状補強布帛を3枚積層して、直径110m
m、145mm、175mm線上を上下糸ともナイロン
6・6繊維の470dtex/1×3から構成される縫
糸で本縫いによるミシン縫製し、直径90mmの孔を設
け、インフレーター取り付け口とした。さらに中心部よ
りバイアス方向に255mmの位置に相反して同一基布
からなる直径75mmの円状補強布帛を1枚当て直径5
0mm、60mmの線上を上下糸ともナイロン6・6繊
維の470dtex/1×3から構成される縫糸で本縫
いによるミシン縫製し、直径を変更してベントホールを
2カ所設置した。
【0026】次いで、本円状布帛の補強布帛側を外に
し、他方の円状布帛と経軸を45度ずらして重ね合わ
せ、直径700mm、710mmの円周上を上下糸とも
ナイロン6・6繊維の1400dtex/1から構成さ
れる縫糸で二重環縫いにより縫製ピッチ2mmで縫製し
た後、袋体を裏返し60L容量の運転席用エアバッグを
作成した。
し、他方の円状布帛と経軸を45度ずらして重ね合わ
せ、直径700mm、710mmの円周上を上下糸とも
ナイロン6・6繊維の1400dtex/1から構成さ
れる縫糸で二重環縫いにより縫製ピッチ2mmで縫製し
た後、袋体を裏返し60L容量の運転席用エアバッグを
作成した。
【0027】エアバッグの膨張展開:インフレータ出力
160kpaのインフレータで膨張展開した後、乗員側
の基布の通気度を5カ所測定して平均値を求めた。
160kpaのインフレータで膨張展開した後、乗員側
の基布の通気度を5カ所測定して平均値を求めた。
【0028】ベントホールとは圧空を抜くための、基布
にあらかじめ開ける穴のことである。また、乗員拘束性
の○は初期内圧、その内圧保持性が良く、乗員を安全に
確保できたことを示し、×はその内圧保持性が悪く、乗
員を安全に確保できなかったことを示す。
にあらかじめ開ける穴のことである。また、乗員拘束性
の○は初期内圧、その内圧保持性が良く、乗員を安全に
確保できたことを示し、×はその内圧保持性が悪く、乗
員を安全に確保できなかったことを示す。
【0029】実施例1〜7、比較例1〜4
下記に示すナイロン6・6繊維からなる糸をタテ糸とヨ
コ糸に使用して、ウオータジェット織機でタテ糸・ヨコ
糸密度を変更して平織物を製織した。該織物をノニオン
活性剤とソーダ灰を含有する90℃の湯中で3分精練
し、130℃で乾燥、170℃でピンテンターセットし
た。該織物を運転席用エアバッグに縫製してインフレー
タで膨張展開した後の特性を評価した結果を表1に示し
た。 [使用した原糸] (A)470デシテックス、120フィラメント。 (B)350デシテックス、108フィラメント。 (C)235デシテックス、72フィラメント。
コ糸に使用して、ウオータジェット織機でタテ糸・ヨコ
糸密度を変更して平織物を製織した。該織物をノニオン
活性剤とソーダ灰を含有する90℃の湯中で3分精練
し、130℃で乾燥、170℃でピンテンターセットし
た。該織物を運転席用エアバッグに縫製してインフレー
タで膨張展開した後の特性を評価した結果を表1に示し
た。 [使用した原糸] (A)470デシテックス、120フィラメント。 (B)350デシテックス、108フィラメント。 (C)235デシテックス、72フィラメント。
【0030】表1から、本発明によるエアバッグはイン
フレータでの膨張展開後の織物部分の通気度が低く、乗
員の安全確保に優れていることが判る。
フレータでの膨張展開後の織物部分の通気度が低く、乗
員の安全確保に優れていることが判る。
【0031】
【表1】
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、膨張展開後のエアバッ
グを構成する織物部分の通気度が低いので、バッグ内圧
の保持性が高くできるので、乗員を確実に確保し、安全
性に優れたエアバッグを提供できる。
グを構成する織物部分の通気度が低いので、バッグ内圧
の保持性が高くできるので、乗員を確実に確保し、安全
性に優れたエアバッグを提供できる。
Claims (2)
- 【請求項1】JIS L 1096(8.27.1A
法)で規定される方法で測定した通気度が0.3ml/
cm2/sec以下である合成繊維織物からなるエアバ
ッグであって、該エアバッグをインフレータを用いて膨
張展開した後の織物部分の通気度がJIS L 109
6(8.27.1A法)に規定される方法で測定した値
が0.7ml/cm2/sec以下であることを特徴と
するエアバッグ。 - 【請求項2】前記エアバッグをインフレータを用いて膨
張展開した後の織物部分の通気度が0.5ml/cm2
/sec以下であることを特徴とする請求項1に記載の
エアバッグ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001362428A JP2003165407A (ja) | 2001-11-28 | 2001-11-28 | エアバッグ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001362428A JP2003165407A (ja) | 2001-11-28 | 2001-11-28 | エアバッグ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003165407A true JP2003165407A (ja) | 2003-06-10 |
Family
ID=19172929
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001362428A Pending JP2003165407A (ja) | 2001-11-28 | 2001-11-28 | エアバッグ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003165407A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2013168728A1 (ja) | 2012-05-11 | 2013-11-14 | 東洋紡株式会社 | 衝突時に底着きしにくいエアバッグ用基布 |
-
2001
- 2001-11-28 JP JP2001362428A patent/JP2003165407A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2013168728A1 (ja) | 2012-05-11 | 2013-11-14 | 東洋紡株式会社 | 衝突時に底着きしにくいエアバッグ用基布 |
| US9279200B2 (en) | 2012-05-11 | 2016-03-08 | Toyobo Co., Ltd. | Base fabric for air bag which hardly causes “bottoming” upon collision |
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