JP2003165447A - 操舵装置 - Google Patents
操舵装置Info
- Publication number
- JP2003165447A JP2003165447A JP2001368418A JP2001368418A JP2003165447A JP 2003165447 A JP2003165447 A JP 2003165447A JP 2001368418 A JP2001368418 A JP 2001368418A JP 2001368418 A JP2001368418 A JP 2001368418A JP 2003165447 A JP2003165447 A JP 2003165447A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steering
- steering wheel
- vehicle
- driver
- movement control
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Steering Controls (AREA)
- Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 走行状態に応じたステアリングホイール位置
の可変調整により、運転者とステアリングホイール位置
との適切な位置関係を保ちながら走行することができる
操舵装置を提供すること。 【解決手段】 車両の走行状態を検出する走行状態検出
手段と、ステアリングホイールの転舵動作を伝達する伝
達系に設けられ、ステアリングホイール位置を車両の前
後方向に移動させる前後方向移動機構と、走行状態検出
手段により検出される車両の走行状態に応じて、ステア
リングホイール位置の車両前後方向の移動を制御する前
後移動制御手段と、を備えた。
の可変調整により、運転者とステアリングホイール位置
との適切な位置関係を保ちながら走行することができる
操舵装置を提供すること。 【解決手段】 車両の走行状態を検出する走行状態検出
手段と、ステアリングホイールの転舵動作を伝達する伝
達系に設けられ、ステアリングホイール位置を車両の前
後方向に移動させる前後方向移動機構と、走行状態検出
手段により検出される車両の走行状態に応じて、ステア
リングホイール位置の車両前後方向の移動を制御する前
後移動制御手段と、を備えた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、運転者にとって最
適なステアリングホイール位置を得る操舵装置の技術分
野に属する。
適なステアリングホイール位置を得る操舵装置の技術分
野に属する。
【0002】
【従来の技術】操舵装置に関しては、ステアリングホイ
ールの上下方向の位置を調整するチルト調整機構やステ
アリングホイールの前後方向の位置を調整するテレスコ
ピック調整機構等が一般的に使用されていて、これらの
調整機構を用い、走行前に運転者の体格に適した操作し
易い位置にステアリングホイールの位置を調整すること
が行われている。
ールの上下方向の位置を調整するチルト調整機構やステ
アリングホイールの前後方向の位置を調整するテレスコ
ピック調整機構等が一般的に使用されていて、これらの
調整機構を用い、走行前に運転者の体格に適した操作し
易い位置にステアリングホイールの位置を調整すること
が行われている。
【0003】また、更に操作し易いステアリングホイー
ル位置を得るために、例えば、特開平7−285444
号公報には、ステアリングシャフトを車両の上下方向に
位置調整可能としたステアリングホイールの位置調整装
置において、ステアリングシャフトの高さを変化させて
もステップホイールを運転者が運転し易い姿勢に常に保
つことを目的とし、ステアリングホイールの高さと垂直
面に対する傾斜角との関係を、運転者の肩を中心とした
手首の移動軌跡に合わせて調整可能とした装置が提案さ
れている。
ル位置を得るために、例えば、特開平7−285444
号公報には、ステアリングシャフトを車両の上下方向に
位置調整可能としたステアリングホイールの位置調整装
置において、ステアリングシャフトの高さを変化させて
もステップホイールを運転者が運転し易い姿勢に常に保
つことを目的とし、ステアリングホイールの高さと垂直
面に対する傾斜角との関係を、運転者の肩を中心とした
手首の移動軌跡に合わせて調整可能とした装置が提案さ
れている。
【0004】この他に、例えば、実開平5−58552
号公報には、ステアリングシャフトがチルト可能に車体
に支持された車両のステアリング装置において、車体へ
の組み付け性に優れ、且つ、チルト軌跡を改善すること
を目的とし、ステアリングシャフトが、その軸心よりも
上方に配置されたチルト支点としての軸部材を介してチ
ルト可能に車体に支持された装置が提案されている。
号公報には、ステアリングシャフトがチルト可能に車体
に支持された車両のステアリング装置において、車体へ
の組み付け性に優れ、且つ、チルト軌跡を改善すること
を目的とし、ステアリングシャフトが、その軸心よりも
上方に配置されたチルト支点としての軸部材を介してチ
ルト可能に車体に支持された装置が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
操舵装置のチルト調整機構やテレスコピック調整機構に
あっては、走行前にステアリングホイール位置を調整す
る機構であるため、停車状態で運転者の体格に適した操
作し易い位置にステアリングホイールの位置を調整する
ことは可能でも、走行中は走行状態の如何にかかわらず
ステアリングホイールの位置は固定のままであり、走行
状態に応じて適切なステアリングホイール位置を得るこ
とができないという問題がある。
操舵装置のチルト調整機構やテレスコピック調整機構に
あっては、走行前にステアリングホイール位置を調整す
る機構であるため、停車状態で運転者の体格に適した操
作し易い位置にステアリングホイールの位置を調整する
ことは可能でも、走行中は走行状態の如何にかかわらず
ステアリングホイールの位置は固定のままであり、走行
状態に応じて適切なステアリングホイール位置を得るこ
とができないという問題がある。
【0006】特に、高速道路等、高速で長時間運転し、
中立付近で舵角をほぼ一定に保持する時間が長い場合
は、腕の関節はある程度伸ばした状態であるほうが疲労
の蓄積は少ないため、運転者とステアリングホイールと
の距離はやや長い方がよい。
中立付近で舵角をほぼ一定に保持する時間が長い場合
は、腕の関節はある程度伸ばした状態であるほうが疲労
の蓄積は少ないため、運転者とステアリングホイールと
の距離はやや長い方がよい。
【0007】一方、車速がある程度低い場合、車庫入れ
等で大転舵角を与えたり、交差点やワインディングロー
ド等で大きな舵角を与える場合が多く、この場合、運転
者は両腕をクロスさせるため、腕の関節が延び力を出し
にくくなる。また、車速が低くない場合でも、緊急回避
動作の場合等、大きな舵角で、かつ、大きな力でステア
リング操作をする必要がある。この時、腕の関節はある
程度曲げた状態である方が力が入りやすく、腕をクロス
させた場合にも身体がシートから浮くことなく操作で
き、ステアリングホイールに対しても大きな力を与える
ことが可能となる。従って、運転者とステアリングホイ
ールとの距離はやや短い方が良い。
等で大転舵角を与えたり、交差点やワインディングロー
ド等で大きな舵角を与える場合が多く、この場合、運転
者は両腕をクロスさせるため、腕の関節が延び力を出し
にくくなる。また、車速が低くない場合でも、緊急回避
動作の場合等、大きな舵角で、かつ、大きな力でステア
リング操作をする必要がある。この時、腕の関節はある
程度曲げた状態である方が力が入りやすく、腕をクロス
させた場合にも身体がシートから浮くことなく操作で
き、ステアリングホイールに対しても大きな力を与える
ことが可能となる。従って、運転者とステアリングホイ
ールとの距離はやや短い方が良い。
【0008】これらを考えると、走行状態により、運転
者とステアリングホイールとの適切な距離は可変である
のが望ましいが、上記従来例では、それに対応すること
ができなかった。
者とステアリングホイールとの適切な距離は可変である
のが望ましいが、上記従来例では、それに対応すること
ができなかった。
【0009】本発明は、上記問題点に着目してなされた
もので、その目的とするところは、走行状態に応じたス
テアリングホイール位置の可変調整により、運転者とス
テアリングホイール位置との適切な位置関係を保ちなが
ら走行することができる操舵装置を提供することにあ
る。
もので、その目的とするところは、走行状態に応じたス
テアリングホイール位置の可変調整により、運転者とス
テアリングホイール位置との適切な位置関係を保ちなが
ら走行することができる操舵装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明では、車両の走行状態を検出す
る走行状態検出手段と、ステアリングホイールの転舵動
作を伝達する伝達系に設けられ、ステアリングホイール
位置を車両の前後方向に移動させる前後方向移動機構
と、前記走行状態検出手段により検出される車両の走行
状態に応じて、ステアリングホイール位置の車両前後方
向の移動を制御する前後移動制御手段と、を備えたこと
を特徴とする。
め、請求項1に係る発明では、車両の走行状態を検出す
る走行状態検出手段と、ステアリングホイールの転舵動
作を伝達する伝達系に設けられ、ステアリングホイール
位置を車両の前後方向に移動させる前後方向移動機構
と、前記走行状態検出手段により検出される車両の走行
状態に応じて、ステアリングホイール位置の車両前後方
向の移動を制御する前後移動制御手段と、を備えたこと
を特徴とする。
【0011】請求項8に係る発明では、車両の走行状態
を検出する走行状態検出手段と、ステアリングホイール
の転舵動作を伝達する伝達系に設けられ、ステアリング
ホイール位置を車両の左右方向に移動させる左右方向移
動機構と、前記走行状態検出手段により検出される車両
の走行状態に応じて、ステアリングホイール位置の車両
左右方向の移動を制御する左右移動制御手段と、を備え
たことを特徴とする。
を検出する走行状態検出手段と、ステアリングホイール
の転舵動作を伝達する伝達系に設けられ、ステアリング
ホイール位置を車両の左右方向に移動させる左右方向移
動機構と、前記走行状態検出手段により検出される車両
の走行状態に応じて、ステアリングホイール位置の車両
左右方向の移動を制御する左右移動制御手段と、を備え
たことを特徴とする。
【0012】請求項16に係る発明では、車両の走行状
態を検出する走行状態検出手段と、ステアリングホイー
ルの転舵動作を伝達する伝達系に設けられ、ステアリン
グホイール位置を車両の前後方向に移動させる前後方向
移動機構およびステアリングホイール位置を車両の左右
方向に移動させる左右方向移動機構と、前記走行状態検
出手段により検出される車両の走行状態に応じて、ステ
アリングホイール位置の車両前後方向の移動を制御する
前後移動制御手段およびステアリングホイール位置の車
両左右方向の移動を制御する左右移動制御手段と、を備
えたことを特徴とする。
態を検出する走行状態検出手段と、ステアリングホイー
ルの転舵動作を伝達する伝達系に設けられ、ステアリン
グホイール位置を車両の前後方向に移動させる前後方向
移動機構およびステアリングホイール位置を車両の左右
方向に移動させる左右方向移動機構と、前記走行状態検
出手段により検出される車両の走行状態に応じて、ステ
アリングホイール位置の車両前後方向の移動を制御する
前後移動制御手段およびステアリングホイール位置の車
両左右方向の移動を制御する左右移動制御手段と、を備
えたことを特徴とする。
【0013】ここで、走行状態とは、例えば、転舵角
度、車速、横加速度、ヨーレート、転舵角速度、転舵方
向、車両横滑り角等、走行中における運転者の操舵状態
を表すものや車両の運動状態を表すものをいう。
度、車速、横加速度、ヨーレート、転舵角速度、転舵方
向、車両横滑り角等、走行中における運転者の操舵状態
を表すものや車両の運動状態を表すものをいう。
【0014】また、本発明の操舵装置を電子制御系によ
り構成しても良いし、また、メカニカルな機械制御系に
より構成しても良い。電子制御系の場合は、各種の走行
状態を電気信号にて検出するセンサ等が走行状態検出手
段に相当し、制御アクチュエータを内蔵する機構が前後
方向移動機構や左右方向移動機構に相当し、制御アクチ
ュエータへ指令値を出力する制御コントローラが前後移
動制御手段や左右移動制御手段に相当する。一方、機械
制御系の場合は、走行状態検出機能と前後方向移動機能
と前後移動制御機能を併せ持つメカニカルな前後移動制
御動作機構や、走行状態検出機能と左右方向移動機能と
左右移動制御機能を併せ持つメカニカルな左右移動制御
動作機構となる。
り構成しても良いし、また、メカニカルな機械制御系に
より構成しても良い。電子制御系の場合は、各種の走行
状態を電気信号にて検出するセンサ等が走行状態検出手
段に相当し、制御アクチュエータを内蔵する機構が前後
方向移動機構や左右方向移動機構に相当し、制御アクチ
ュエータへ指令値を出力する制御コントローラが前後移
動制御手段や左右移動制御手段に相当する。一方、機械
制御系の場合は、走行状態検出機能と前後方向移動機能
と前後移動制御機能を併せ持つメカニカルな前後移動制
御動作機構や、走行状態検出機能と左右方向移動機能と
左右移動制御機能を併せ持つメカニカルな左右移動制御
動作機構となる。
【0015】
【発明の作用および効果】請求項1に係る発明にあって
は、走行状態に応じてステアリングホイール位置が前後
方向に移動するため、例えば、車速や車速相当の走行状
態に応じてステアリングホイール位置の前後方向移動制
御を行った場合には、高速での長時間運転時の疲労低減
と、低速時や緊急回避時の操作性とを両立することがで
きる。
は、走行状態に応じてステアリングホイール位置が前後
方向に移動するため、例えば、車速や車速相当の走行状
態に応じてステアリングホイール位置の前後方向移動制
御を行った場合には、高速での長時間運転時の疲労低減
と、低速時や緊急回避時の操作性とを両立することがで
きる。
【0016】請求項8に係る発明にあっては、走行状態
に応じてステアリングホイール位置が左右方向に移動す
るため、例えば、転舵方向と同じ方向にステアリングホ
イール位置を移動させる左右方向移動制御を行った場合
には、運転者にとって自然な感じで操作し易い操舵装置
を提供することができる。
に応じてステアリングホイール位置が左右方向に移動す
るため、例えば、転舵方向と同じ方向にステアリングホ
イール位置を移動させる左右方向移動制御を行った場合
には、運転者にとって自然な感じで操作し易い操舵装置
を提供することができる。
【0017】請求項16に係る発明にあっては、走行状
態に応じてステアリングホイール位置が前後方向、並び
に、左右方向に移動するため、ステアリングホイール位
置が前後方向に移動することによる請求項1に係る発明
の効果と、ステアリングホイール位置が左右方向に移動
することによる請求項8に係る発明の効果とを同時に得
ることができる。
態に応じてステアリングホイール位置が前後方向、並び
に、左右方向に移動するため、ステアリングホイール位
置が前後方向に移動することによる請求項1に係る発明
の効果と、ステアリングホイール位置が左右方向に移動
することによる請求項8に係る発明の効果とを同時に得
ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の操舵装置を実現す
る実施の形態を、第1実施例〜第9実施例に基づいて説
明する。
る実施の形態を、第1実施例〜第9実施例に基づいて説
明する。
【0019】(第1実施例)まず、構成を説明する。請
求項1,2,6,7,8,12,16に係る発明に対応
する第1実施例の操舵装置について説明する。図1は第
1実施例の操舵装置を示す全体システム図であり、図中
1はステアリングホイール、2はアッパーステアリング
シャフト、3はユニバーサルジョイント、4はロアステ
アリングシャフト、5は前後方向移動機構、6は左右方
向移動機構、7は前後移動用サーボモータ、8は左右移
動用サーボモータ、9は左右方向揺動軸、10は制御コ
ントローラ(前後移動制御手段および左右移動制御手
段)、11はイグニッションキー、12は転舵角センサ
(転舵角度検出手段)、13は車速センサ(車速検出手
段)、14は横加速度センサ(横加速度検出手段)、1
5はヨーレートセンサ(ヨーレート検出手段)である。
求項1,2,6,7,8,12,16に係る発明に対応
する第1実施例の操舵装置について説明する。図1は第
1実施例の操舵装置を示す全体システム図であり、図中
1はステアリングホイール、2はアッパーステアリング
シャフト、3はユニバーサルジョイント、4はロアステ
アリングシャフト、5は前後方向移動機構、6は左右方
向移動機構、7は前後移動用サーボモータ、8は左右移
動用サーボモータ、9は左右方向揺動軸、10は制御コ
ントローラ(前後移動制御手段および左右移動制御手
段)、11はイグニッションキー、12は転舵角センサ
(転舵角度検出手段)、13は車速センサ(車速検出手
段)、14は横加速度センサ(横加速度検出手段)、1
5はヨーレートセンサ(ヨーレート検出手段)である。
【0020】前記前後方向移動機構5は、現在、車両に
採用されている電動のテレスコピック可変機構をそのま
ま用いている。この前後方向移動機構5には、ステアリ
ングホイール1を前後方向に動作させるアクチュエータ
として前後移動用サーボモータ7が内蔵されている。
採用されている電動のテレスコピック可変機構をそのま
ま用いている。この前後方向移動機構5には、ステアリ
ングホイール1を前後方向に動作させるアクチュエータ
として前後移動用サーボモータ7が内蔵されている。
【0021】前記左右方向移動機構6は、現在、車両に
採用されている電動のチルト可変機構を、アッパーステ
アリングシャフト2を中心として90度回転させ、上下
方向の揺動軸であるチルト回転軸を左右方向揺動軸9と
して用いることで左右方向に移動可能にした構造であ
る。この左右方向移動機構6には、ステアリングホイー
ル1を左右方向に動作させるアクチュエータとして左右
移動用サーボモータ8が内蔵されている。
採用されている電動のチルト可変機構を、アッパーステ
アリングシャフト2を中心として90度回転させ、上下
方向の揺動軸であるチルト回転軸を左右方向揺動軸9と
して用いることで左右方向に移動可能にした構造であ
る。この左右方向移動機構6には、ステアリングホイー
ル1を左右方向に動作させるアクチュエータとして左右
移動用サーボモータ8が内蔵されている。
【0022】前記制御コントローラ10は、イグニッシ
ョンキー11、転舵角センサ12、車速センサ13、横
加速度センサ14、ヨーレートセンサ15からの信号を
入力し、これらの入力情報に基づいて前後方向移動指令
値と左右方向移動指令値をそれぞれ演算し、これらの指
令値を2つのサーボモータ7,8に送る電子制御手段で
ある。
ョンキー11、転舵角センサ12、車速センサ13、横
加速度センサ14、ヨーレートセンサ15からの信号を
入力し、これらの入力情報に基づいて前後方向移動指令
値と左右方向移動指令値をそれぞれ演算し、これらの指
令値を2つのサーボモータ7,8に送る電子制御手段で
ある。
【0023】次に、作用を説明する。
【0024】[ステアリングホイール1の移動制御処
理]図2は制御コントローラ10で実行されるステアリ
ングホイール1の移動制御処理の流れを示すフローチャ
ートで、以下、各ステップについて説明する。この制御
は、所定の制御開始条件(例えば、イグニッションキー
11のON)で制御が開始される。
理]図2は制御コントローラ10で実行されるステアリ
ングホイール1の移動制御処理の流れを示すフローチャ
ートで、以下、各ステップについて説明する。この制御
は、所定の制御開始条件(例えば、イグニッションキー
11のON)で制御が開始される。
【0025】ステップS1では、車速センサ13から車
速Vを読み込む。
速Vを読み込む。
【0026】ステップS2では、転舵角センサ12から
転舵角δを読み込む。
転舵角δを読み込む。
【0027】ステップS3では、車両の運動方程式に車
速Vと転舵角δを入力することにより車両横滑り角β
(=車体スリップ角)を算出する(横滑り角算出手
段)。
速Vと転舵角δを入力することにより車両横滑り角β
(=車体スリップ角)を算出する(横滑り角算出手
段)。
【0028】ステップS4では、転舵角δに微分または
微分相当演算を施すことにより転舵角速度dδを算出す
る(転舵角速度算出手段)。
微分相当演算を施すことにより転舵角速度dδを算出す
る(転舵角速度算出手段)。
【0029】ステップS5では、転舵角δから図3に示
すマップに従い前方移動量指令値を算出する。すなわ
ち、図3の転舵角と前方移動量の関係マップに示すよう
に、転舵時の腕がクロスしステアリングホイール1を持
ち替えるタイミングである約180度付近の前後によって
転舵角δの変化に対する前方移動量の制御ゲインを異な
らせている。
すマップに従い前方移動量指令値を算出する。すなわ
ち、図3の転舵角と前方移動量の関係マップに示すよう
に、転舵時の腕がクロスしステアリングホイール1を持
ち替えるタイミングである約180度付近の前後によって
転舵角δの変化に対する前方移動量の制御ゲインを異な
らせている。
【0030】つまり、転舵角度δが180度付近未満の領
域では、転舵角度δが大きい時はステアリングホイール
1が運転者に近づき、転舵角度δが小さい時はステアリ
ングホイール1が運転者から遠ざかる前方移動量指令値
が算出される(請求項2に記載の前後移動制御手段に相
当)。また、転舵角度δが180度付近以上の領域では、
転舵角δの増加に対するステアリングホイール1の前後
移動量の変化が、転舵角度δが180度付近未満の領域の
操舵時に比べて小さく抑えられる(請求項7に記載の前
後移動制御手段に相当)。なお、180度付近としたの
は、180度で明確な変曲点を持つ特性で与えるのではな
く、180度の前後で滑らかに変化してつながる特性で与
えている。
域では、転舵角度δが大きい時はステアリングホイール
1が運転者に近づき、転舵角度δが小さい時はステアリ
ングホイール1が運転者から遠ざかる前方移動量指令値
が算出される(請求項2に記載の前後移動制御手段に相
当)。また、転舵角度δが180度付近以上の領域では、
転舵角δの増加に対するステアリングホイール1の前後
移動量の変化が、転舵角度δが180度付近未満の領域の
操舵時に比べて小さく抑えられる(請求項7に記載の前
後移動制御手段に相当)。なお、180度付近としたの
は、180度で明確な変曲点を持つ特性で与えるのではな
く、180度の前後で滑らかに変化してつながる特性で与
えている。
【0031】ステップS6では、転舵角δによりステッ
プS5で求められた前方移動量yと車両横滑り角βとに
より左右移動量x(ステアリング中心位置移動量)を算
出する。すなわち、図4に示すように、左右移動量x
は、運転者からみたステアリングホイール1の中心位置
を車両横滑り角βの方向(車両進行方向)になるように
決定される(請求項12に記載の左右移動制御手段に相
当)。つまり、下記の式にて算出される。 x=(L−y)*sinβ L:中立時のドライバ〜ステアリング中心間距離 ステップS7では、転舵角速度dδが所定の閾値以上か
どうかを判断する。そして、転舵角速度dδが閾値以上
の場合は、ステップS8およびステップS9へ進み、ス
テアリングホイール1が運転者から遠ざかる方向の前後
移動制御を中止する(請求項6に記載の前後移動制御手
段に相当)。また、転舵角速度dδが閾値未満の場合
は、ステップS10へ進み、前後移動制御と左右移動制
御がそのまま実施される。
プS5で求められた前方移動量yと車両横滑り角βとに
より左右移動量x(ステアリング中心位置移動量)を算
出する。すなわち、図4に示すように、左右移動量x
は、運転者からみたステアリングホイール1の中心位置
を車両横滑り角βの方向(車両進行方向)になるように
決定される(請求項12に記載の左右移動制御手段に相
当)。つまり、下記の式にて算出される。 x=(L−y)*sinβ L:中立時のドライバ〜ステアリング中心間距離 ステップS7では、転舵角速度dδが所定の閾値以上か
どうかを判断する。そして、転舵角速度dδが閾値以上
の場合は、ステップS8およびステップS9へ進み、ス
テアリングホイール1が運転者から遠ざかる方向の前後
移動制御を中止する(請求項6に記載の前後移動制御手
段に相当)。また、転舵角速度dδが閾値未満の場合
は、ステップS10へ進み、前後移動制御と左右移動制
御がそのまま実施される。
【0032】ステップS8では、前方移動量指令値は前
回より減少かどうか判断する。この判断で前方移動量指
令値が前回よりも減少している場合はステップS9へ進
み、前方移動量指令値が前回よりも増加している場合は
ステップS10へ進む。
回より減少かどうか判断する。この判断で前方移動量指
令値が前回よりも減少している場合はステップS9へ進
み、前方移動量指令値が前回よりも増加している場合は
ステップS10へ進む。
【0033】ステップS9では、前方移動量指令値を前
回の指令値とする。つまり、ステアリングホイール1と
運転者との間隔が維持され、ステアリングホイール1が
運転者から遠ざかる方向の前後移動制御が中止されるこ
とになる。
回の指令値とする。つまり、ステアリングホイール1と
運転者との間隔が維持され、ステアリングホイール1が
運転者から遠ざかる方向の前後移動制御が中止されるこ
とになる。
【0034】ステップS10では、前後移動用サーボモ
ータ7に対し前方移動量指令値が出力されると共に、左
右移動用サーボモータ8に対し左右移動量指令値が出力
される。
ータ7に対し前方移動量指令値が出力されると共に、左
右移動用サーボモータ8に対し左右移動量指令値が出力
される。
【0035】ステップS11では、所定の制御終了条件
(例えば、イグニッションキー11のOFF)を満たすか
どうか判断する。制御終了条件を満たす場合は、制御を
終了し、制御終了条件を満たさない場合は、ステップS
1に戻る。
(例えば、イグニッションキー11のOFF)を満たすか
どうか判断する。制御終了条件を満たす場合は、制御を
終了し、制御終了条件を満たさない場合は、ステップS
1に戻る。
【0036】[ステアリングホイール1の前後移動制御
作用]ステアリングホイール1の基本的な前後移動制御
は、ステップS5において、転舵角δから図3に示すマ
ップに従い前方移動量指令値が算出され、ステップS1
0において、前後移動用サーボモータ7に対し算出され
た前方移動量指令値を出力することで行われる。
作用]ステアリングホイール1の基本的な前後移動制御
は、ステップS5において、転舵角δから図3に示すマ
ップに従い前方移動量指令値が算出され、ステップS1
0において、前後移動用サーボモータ7に対し算出され
た前方移動量指令値を出力することで行われる。
【0037】すなわち、図3の転舵角と前方移動量の関
係マップに示すように、転舵時の腕がクロスしステアリ
ングホイール1を持ち替えるタイミングである約180度
付近までは、転舵角δが増加すると、転舵角δの増加に
伴ってステアリングホイール1が前方(運転者に近づく
方向)に移動する。よって、運転者の身体がシートから
離れてステアリング操作時に力が入らなくなることを防
止し、確実なステアリング操作を可能とする。一方、約
180度付近以上に転舵角δがなった場合は、転舵角δが
増加してもステアリングホイール1の前方移動量が僅か
であるため、力が入り易いステアリングホイール1の位
置で保持される。
係マップに示すように、転舵時の腕がクロスしステアリ
ングホイール1を持ち替えるタイミングである約180度
付近までは、転舵角δが増加すると、転舵角δの増加に
伴ってステアリングホイール1が前方(運転者に近づく
方向)に移動する。よって、運転者の身体がシートから
離れてステアリング操作時に力が入らなくなることを防
止し、確実なステアリング操作を可能とする。一方、約
180度付近以上に転舵角δがなった場合は、転舵角δが
増加してもステアリングホイール1の前方移動量が僅か
であるため、力が入り易いステアリングホイール1の位
置で保持される。
【0038】転舵角速度dδが所定の閾値以上である場
合のステアリングホイール1の前後移動制御は、図2に
おいて、ステップS7→ステップS8→ステップS10
の流れにより、ステアリングホイール1が前方に移動す
る制御が行われるか、ステップS7→ステップS8→ス
テップS9→ステップS10の流れにより、ステアリン
グホイール1の位置を保持する制御が行われる。
合のステアリングホイール1の前後移動制御は、図2に
おいて、ステップS7→ステップS8→ステップS10
の流れにより、ステアリングホイール1が前方に移動す
る制御が行われるか、ステップS7→ステップS8→ス
テップS9→ステップS10の流れにより、ステアリン
グホイール1の位置を保持する制御が行われる。
【0039】すなわち、転舵角速度dδが所定の閾値以
上である場合は、転舵速度が速く大きな操舵力で操作し
ながら中立付近を通り反対側へ操作する場合と考えら
れ、中立付近といえども、力の入れやすい位置にステア
リングホイール1の位置を保持した方が良い。よって、
転舵速度が速く大きな操舵力で操作しながら中立付近を
通り反対側へ操作するような場合、ステアリングホイー
ル1が運転者から離れて力が入れ難くなるのを防止する
ことができる。
上である場合は、転舵速度が速く大きな操舵力で操作し
ながら中立付近を通り反対側へ操作する場合と考えら
れ、中立付近といえども、力の入れやすい位置にステア
リングホイール1の位置を保持した方が良い。よって、
転舵速度が速く大きな操舵力で操作しながら中立付近を
通り反対側へ操作するような場合、ステアリングホイー
ル1が運転者から離れて力が入れ難くなるのを防止する
ことができる。
【0040】[ステアリングホイール1の左右移動制御
作用]ステアリングホイール1の左右移動制御は、ステ
ップS4において、転舵角速度dδが算出され、ステッ
プS6において、前方移動量yと車両横滑り角βとによ
り左右移動量xが算出され、ステップS10において、
左右移動用サーボモータ8に対し算出された左右移動量
指令値を出力することで行われる。
作用]ステアリングホイール1の左右移動制御は、ステ
ップS4において、転舵角速度dδが算出され、ステッ
プS6において、前方移動量yと車両横滑り角βとによ
り左右移動量xが算出され、ステップS10において、
左右移動用サーボモータ8に対し算出された左右移動量
指令値を出力することで行われる。
【0041】すなわち、左右移動量xは、車両横滑り角
β(車体スリップ角)を用いて、ステアリング中心が運
転者から見て車両の進行方向になるように決定される。
これにより、例えば、車両横滑り角βがβ>0となる低
速旋回時には、図5(イ)に示すように、車両横滑り角
βの発生方向と旋回方向とが一致し、ステアリングホイ
ール1は旋回方向に向くことになる。また、車両横滑り
角βがβ<0となる高速旋回時には、図5(ロ)に示す
ように、車両横滑り角βの発生方向と旋回方向とが逆に
なり、ステアリングホイール1は高速による膨らみ旋回
軌跡に沿った車両進行方向に向くことになる。よって、
低速旋回時や高速旋回時等にかかわらず、運転者の視線
や姿勢移動にマッチした操舵環境を提供することができ
る。
β(車体スリップ角)を用いて、ステアリング中心が運
転者から見て車両の進行方向になるように決定される。
これにより、例えば、車両横滑り角βがβ>0となる低
速旋回時には、図5(イ)に示すように、車両横滑り角
βの発生方向と旋回方向とが一致し、ステアリングホイ
ール1は旋回方向に向くことになる。また、車両横滑り
角βがβ<0となる高速旋回時には、図5(ロ)に示す
ように、車両横滑り角βの発生方向と旋回方向とが逆に
なり、ステアリングホイール1は高速による膨らみ旋回
軌跡に沿った車両進行方向に向くことになる。よって、
低速旋回時や高速旋回時等にかかわらず、運転者の視線
や姿勢移動にマッチした操舵環境を提供することができ
る。
【0042】なお、この第1実施例では、転舵角δと車
速Vとから車両横滑り角βを推定する例を示したが、横
加速度とヨーレートを測定すれば、タイヤの非線形領域
も含めて車両横滑り角βを正確に算出することが可能で
あり、この場合、上記効果が更に精度良く確実に得られ
る。
速Vとから車両横滑り角βを推定する例を示したが、横
加速度とヨーレートを測定すれば、タイヤの非線形領域
も含めて車両横滑り角βを正確に算出することが可能で
あり、この場合、上記効果が更に精度良く確実に得られ
る。
【0043】次に、効果を説明する。
【0044】(1) 車両の走行状態に応じて、ステアリン
グホイール位置の車両前後方向の移動を制御するように
したため、走行状態に応じたステアリングホイール位置
の前後位置可変調整により、運転者とステアリングホイ
ール位置との適切な位置関係を保ちながら走行すること
ができる。
グホイール位置の車両前後方向の移動を制御するように
したため、走行状態に応じたステアリングホイール位置
の前後位置可変調整により、運転者とステアリングホイ
ール位置との適切な位置関係を保ちながら走行すること
ができる。
【0045】(2) 転舵角センサ12により検出される転
舵角度δが大きい時はステアリングホイール1が運転者
に近づき、転舵角度δが小さい時はステアリングホイー
ル1が運転者から遠ざかる前後移動制御を行うようにし
たため、転舵角度δが小さい高速での長時間運転時の疲
労低減と、転舵角度δが大きい低速時や緊急回避時の操
作性とを確実に両立することができる。
舵角度δが大きい時はステアリングホイール1が運転者
に近づき、転舵角度δが小さい時はステアリングホイー
ル1が運転者から遠ざかる前後移動制御を行うようにし
たため、転舵角度δが小さい高速での長時間運転時の疲
労低減と、転舵角度δが大きい低速時や緊急回避時の操
作性とを確実に両立することができる。
【0046】(3) 転舵角速度dδが所定の閾値より大き
い時には、ステアリングホイール1が運転者から遠ざか
る方向の前後移動制御を中止するようにしたため、ハン
ドル操作性の悪化を防ぐことができる。つまり、駐車時
の切り返しやワインディングロード等では、転舵速度が
速く大きな操舵力で操作しながら中立付近を通り反対側
へ操舵する場合がある。このような場合を転舵角速度d
δにより判定し、運転者から遠ざかる制御を中止するた
め、力の出しやすい状態から力の出しにくい状態に戻ら
ない。
い時には、ステアリングホイール1が運転者から遠ざか
る方向の前後移動制御を中止するようにしたため、ハン
ドル操作性の悪化を防ぐことができる。つまり、駐車時
の切り返しやワインディングロード等では、転舵速度が
速く大きな操舵力で操作しながら中立付近を通り反対側
へ操舵する場合がある。このような場合を転舵角速度d
δにより判定し、運転者から遠ざかる制御を中止するた
め、力の出しやすい状態から力の出しにくい状態に戻ら
ない。
【0047】(4) 転舵角度δが180度付近以上では、転
舵角δの増加に対するステアリングホイール1の前方移
動量の変化を、転舵角度δが180度付近未満の小さい領
域の操舵時に比べて小さく抑えるようにしたため、転舵
時に腕がクロスしてステアリングホイール1を持ち替え
た後、運転者に対し自然な操作感を与えることができ
る。
舵角δの増加に対するステアリングホイール1の前方移
動量の変化を、転舵角度δが180度付近未満の小さい領
域の操舵時に比べて小さく抑えるようにしたため、転舵
時に腕がクロスしてステアリングホイール1を持ち替え
た後、運転者に対し自然な操作感を与えることができ
る。
【0048】(5) 車両の走行状態に応じて、ステアリン
グホイール位置の車両左右方向の移動を制御するように
したため、走行状態に応じたステアリングホイール位置
の左右位置可変調整により、運転者とステアリングホイ
ール位置との適切な位置関係を保ちながら走行すること
ができる。
グホイール位置の車両左右方向の移動を制御するように
したため、走行状態に応じたステアリングホイール位置
の左右位置可変調整により、運転者とステアリングホイ
ール位置との適切な位置関係を保ちながら走行すること
ができる。
【0049】(6) 運転者からみたステアリングホイール
1の中心位置を車両横滑り角βの方向に一致させる左右
移動制御を行うようにしたため、早い過渡的な挙動の際
にも、自然に操作し易い操舵装置を提供することができ
る。
1の中心位置を車両横滑り角βの方向に一致させる左右
移動制御を行うようにしたため、早い過渡的な挙動の際
にも、自然に操作し易い操舵装置を提供することができ
る。
【0050】(7) 車両の走行状態に応じて、ステアリン
グホイール位置の車両前後方向と車両左右方向の移動を
共に制御するようにしたため、ステアリングホイール位
置が前後方向に移動することによる上記(1)〜(4)の効果
と、ステアリングホイール位置が左右方向に移動するこ
とによる上記(5)及び(6)の効果とを同時に得ることがで
きる。
グホイール位置の車両前後方向と車両左右方向の移動を
共に制御するようにしたため、ステアリングホイール位
置が前後方向に移動することによる上記(1)〜(4)の効果
と、ステアリングホイール位置が左右方向に移動するこ
とによる上記(5)及び(6)の効果とを同時に得ることがで
きる。
【0051】(第2実施例)請求項3,10,11に係
る発明に対応する第2実施例の操舵装置について説明す
る。まず、構成を説明すると、第2実施例の全体システ
ムの構成は第1実施例の図1と同様であるので、図示並
びに説明を省略する。
る発明に対応する第2実施例の操舵装置について説明す
る。まず、構成を説明すると、第2実施例の全体システ
ムの構成は第1実施例の図1と同様であるので、図示並
びに説明を省略する。
【0052】次に、作用を説明する。
【0053】図6(イ)は第2実施例の制御コントロー
ラ10で実行されるステアリングホイール1の移動制御
処理の流れを示すフローチャートで、以下、各ステップ
について説明する。この制御は、所定の制御開始条件
(例えば、イグニッションキー11のON)で制御が開始
される。
ラ10で実行されるステアリングホイール1の移動制御
処理の流れを示すフローチャートで、以下、各ステップ
について説明する。この制御は、所定の制御開始条件
(例えば、イグニッションキー11のON)で制御が開始
される。
【0054】ステップS21では、車速センサ13から
車速Vを読み込む。
車速Vを読み込む。
【0055】ステップS22では、転舵角センサ12か
ら転舵角δを読み込む。
ら転舵角δを読み込む。
【0056】ステップS23では、車速Vと図6(ロ)
に示すマップに従い前方移動量指令値を算出する。すな
わち、図6(ロ)の車速と前方移動量の関係マップに示
すように、車速Vが低い時はステアリングホイール1が
運転者に近づくように前方移動量が算出され、車速Vが
高い時はステアリングホイール1が運転者から遠ざかる
ように前方移動量が算出されるというように、車速Vが
高くなるほどステアリングホイール1が運転者から遠ざ
けられる前後移動制御が行われることになる(請求項3
に記載の前後移動制御手段に相当)。
に示すマップに従い前方移動量指令値を算出する。すな
わち、図6(ロ)の車速と前方移動量の関係マップに示
すように、車速Vが低い時はステアリングホイール1が
運転者に近づくように前方移動量が算出され、車速Vが
高い時はステアリングホイール1が運転者から遠ざかる
ように前方移動量が算出されるというように、車速Vが
高くなるほどステアリングホイール1が運転者から遠ざ
けられる前後移動制御が行われることになる(請求項3
に記載の前後移動制御手段に相当)。
【0057】ステップS24では、車速Vと図6(ハ)
に示すマップに従い横方向移動ゲインGを求め、この横
方向移動ゲインGと転舵角δとを掛け合わせることで左
右移動量指令値を算出する。すなわち、図6(ハ)に示
す横方向移動ゲインマップにより車速Vにより横方向移
動ゲインGを求め、左右移動量指令値をG*δの式にて
左右移動量指令値を算出することにより、右転舵時の右
移動量と左転舵時の左移動量とを車速Vの上昇と共に減
少させる左右移動制御を行うと共に(請求項10に記載
の左右移動制御手段に相当)、車速Vが設定閾値(例え
ば、50〜80km/h程度)を超えると、ステアリングホイー
ル1の左右移動方向を反転させ、車速Vの上昇と共に右
移動量または左移動量を増加させる左右移動制御を行う
(請求項11に記載の左右移動制御手段に相当)。
に示すマップに従い横方向移動ゲインGを求め、この横
方向移動ゲインGと転舵角δとを掛け合わせることで左
右移動量指令値を算出する。すなわち、図6(ハ)に示
す横方向移動ゲインマップにより車速Vにより横方向移
動ゲインGを求め、左右移動量指令値をG*δの式にて
左右移動量指令値を算出することにより、右転舵時の右
移動量と左転舵時の左移動量とを車速Vの上昇と共に減
少させる左右移動制御を行うと共に(請求項10に記載
の左右移動制御手段に相当)、車速Vが設定閾値(例え
ば、50〜80km/h程度)を超えると、ステアリングホイー
ル1の左右移動方向を反転させ、車速Vの上昇と共に右
移動量または左移動量を増加させる左右移動制御を行う
(請求項11に記載の左右移動制御手段に相当)。
【0058】ステップS25では、前後移動用サーボモ
ータ7に対し前方移動量指令値が出力されると共に、左
右移動用サーボモータ8に対し左右移動量指令値が出力
される。
ータ7に対し前方移動量指令値が出力されると共に、左
右移動用サーボモータ8に対し左右移動量指令値が出力
される。
【0059】ステップS26では、所定の制御終了条件
(例えば、イグニッションキー11のOFF)を満たすか
どうか判断する。制御終了条件を満たす場合は、制御を
終了し、制御終了条件を満たさない場合は、ステップS
21に戻る。
(例えば、イグニッションキー11のOFF)を満たすか
どうか判断する。制御終了条件を満たす場合は、制御を
終了し、制御終了条件を満たさない場合は、ステップS
21に戻る。
【0060】[ステアリングホイール1の前後移動制御
作用]ステアリングホイール1の前後移動制御は、ステ
ップS23において、車速Vと図6(ロ)に示すマップ
に従い前方移動量指令値が算出され、ステップS25に
おいて、前後移動用サーボモータ7に対し算出された前
方移動量指令値を出力することで行われる。
作用]ステアリングホイール1の前後移動制御は、ステ
ップS23において、車速Vと図6(ロ)に示すマップ
に従い前方移動量指令値が算出され、ステップS25に
おいて、前後移動用サーボモータ7に対し算出された前
方移動量指令値を出力することで行われる。
【0061】すなわち、前後移動量に関しては、180度
を超えて腕がクロスするほどの大舵角を与える場面は低
速域がほとんどで、高速域では小舵角を維持して走行す
る場合がほとんどである。したがって、低速域のみ腕が
クロスしても操作し易いようにステアリングホイール1
を運転者に近づけ、高速域では運転者の腕の疲労を蓄積
させないように、ステアリングホイール1を運転者から
遠ざけるようにする図6(ロ)に示すマップを設け、車
速Vに応じて逐次ステアリングホイール1の位置を前後
方向に移動させる。よって、低車速域では、腕がクロス
しても容易なステアリング操作を可能とし、高車速域で
は、ステアリングホイール1の位置と運転者とが離れた
位置で保持され、運転者の腕の疲労を軽減する。
を超えて腕がクロスするほどの大舵角を与える場面は低
速域がほとんどで、高速域では小舵角を維持して走行す
る場合がほとんどである。したがって、低速域のみ腕が
クロスしても操作し易いようにステアリングホイール1
を運転者に近づけ、高速域では運転者の腕の疲労を蓄積
させないように、ステアリングホイール1を運転者から
遠ざけるようにする図6(ロ)に示すマップを設け、車
速Vに応じて逐次ステアリングホイール1の位置を前後
方向に移動させる。よって、低車速域では、腕がクロス
しても容易なステアリング操作を可能とし、高車速域で
は、ステアリングホイール1の位置と運転者とが離れた
位置で保持され、運転者の腕の疲労を軽減する。
【0062】[ステアリングホイール1の左右移動制御
作用]ステアリングホイール1の左右移動制御は、ステ
ップS24において、車速Vと図6(ハ)に示すマップ
に従い横方向移動ゲインGを求め、この横方向移動ゲイ
ンGと転舵角δとを掛け合わせることで左右移動量指令
値が算出され、ステップS25において、左右移動用サ
ーボモータ8に対し算出された左右移動量指令値を出力
することで行われる。
作用]ステアリングホイール1の左右移動制御は、ステ
ップS24において、車速Vと図6(ハ)に示すマップ
に従い横方向移動ゲインGを求め、この横方向移動ゲイ
ンGと転舵角δとを掛け合わせることで左右移動量指令
値が算出され、ステップS25において、左右移動用サ
ーボモータ8に対し算出された左右移動量指令値を出力
することで行われる。
【0063】すなわち、左右移動量は、第1実施例と同
様に車両横滑り角β(車体スリップ角)を用いて、ステ
アリング中心が運転者から見て車両の進行方向になるよ
うに決定するが、制御の簡素化のために転舵角δに対す
る横方向移動ゲインGを車速Vの関数の形でマップ化し
ておき、左右方向移動量はG*δで算出される。右転舵
の場合、低速時ほどステアリングホイール1は右方向に
移動させ、車速Vが上がるにつれて右方向の移動量を少
なくし、高速時には左方向に移動させることになる。一
般的な乗用車の場合、向きが逆転するのは、50〜80km/h
程度である。このとき、定常的なステアリング中心が運
転者から見て車両進行方向にくることになり(ただし、
第1実施例とは異なる過渡的にはずれる場合がある)、
第1実施例と同様に、低速旋回時や高速旋回時等にかか
わらず、運転者の視線や姿勢移動にマッチした操舵環境
を提供することができる。
様に車両横滑り角β(車体スリップ角)を用いて、ステ
アリング中心が運転者から見て車両の進行方向になるよ
うに決定するが、制御の簡素化のために転舵角δに対す
る横方向移動ゲインGを車速Vの関数の形でマップ化し
ておき、左右方向移動量はG*δで算出される。右転舵
の場合、低速時ほどステアリングホイール1は右方向に
移動させ、車速Vが上がるにつれて右方向の移動量を少
なくし、高速時には左方向に移動させることになる。一
般的な乗用車の場合、向きが逆転するのは、50〜80km/h
程度である。このとき、定常的なステアリング中心が運
転者から見て車両進行方向にくることになり(ただし、
第1実施例とは異なる過渡的にはずれる場合がある)、
第1実施例と同様に、低速旋回時や高速旋回時等にかか
わらず、運転者の視線や姿勢移動にマッチした操舵環境
を提供することができる。
【0064】次に、効果を説明する。
【0065】(1) 車速Vが低い時はステアリングホイー
ル1が運転者に近づき、車速Vが高い時はステアリング
ホイール1が運転者から遠ざかる前後移動制御を行うよ
うにしたため、高速での長時間運転時の疲労低減と、低
速時や緊急回避時の操作性との両立を図ることができ
る。
ル1が運転者に近づき、車速Vが高い時はステアリング
ホイール1が運転者から遠ざかる前後移動制御を行うよ
うにしたため、高速での長時間運転時の疲労低減と、低
速時や緊急回避時の操作性との両立を図ることができ
る。
【0066】(2) 右転舵時の右移動量と左転舵時の左移
動量とを車速Vの上昇と共に減少させる左右移動制御を
行うようにしたため、運転者にとって自然な操舵感によ
りステアリング操作を行うことができる。
動量とを車速Vの上昇と共に減少させる左右移動制御を
行うようにしたため、運転者にとって自然な操舵感によ
りステアリング操作を行うことができる。
【0067】(3) 車速Vが設定閾値を超えた場合、ステ
アリングホイール1の移動方向を反転させ、車速Vの上
昇と共に移動量を増加させる左右移動制御を行うように
したため、制御ロジックを簡易にしながら、運転者は車
速Vによらず車両進行方向を向いて操舵できることにな
り、自然な感じでステアリング操作のし易い操舵装置を
提供することができる。
アリングホイール1の移動方向を反転させ、車速Vの上
昇と共に移動量を増加させる左右移動制御を行うように
したため、制御ロジックを簡易にしながら、運転者は車
速Vによらず車両進行方向を向いて操舵できることにな
り、自然な感じでステアリング操作のし易い操舵装置を
提供することができる。
【0068】(第3実施例)請求項4,13に係る発明
に対応する第3実施例の操舵装置について説明する。ま
ず、構成を説明すると、第3実施例の全体システムの構
成は第1実施例の図1と同様であるので、図示並びに説
明を省略する。
に対応する第3実施例の操舵装置について説明する。ま
ず、構成を説明すると、第3実施例の全体システムの構
成は第1実施例の図1と同様であるので、図示並びに説
明を省略する。
【0069】次に、作用を説明する。
【0070】第3実施例の制御コントローラ10で実行
されるステアリングホイール1の移動制御処理の流れ
は、図2に示す第1実施例のフローチャートと同様であ
るが、ステップS1〜ステップS4に代え、横加速度セ
ンサ14から横加速度(以下、横G)を読み込み、ステ
ップS5に代え、横Gと図7(イ)に示すマップにより
前方移動量指令値を算出し、ステップS6に代え、横G
と図7(ロ)に示すマップにより左右移動量指令値を算
出するようにした例である。
されるステアリングホイール1の移動制御処理の流れ
は、図2に示す第1実施例のフローチャートと同様であ
るが、ステップS1〜ステップS4に代え、横加速度セ
ンサ14から横加速度(以下、横G)を読み込み、ステ
ップS5に代え、横Gと図7(イ)に示すマップにより
前方移動量指令値を算出し、ステップS6に代え、横G
と図7(ロ)に示すマップにより左右移動量指令値を算
出するようにした例である。
【0071】ステアリングホイール1の前後移動制御と
しては、図7(イ)に示すマップから明らかなように、
左右旋回時で共に横Gが大きくなるに従い大きくなると
いうように、横Gが大きいときはステアリングホイール
1が運転者に近づき、横Gが小さいときはステアリング
ホイール1が運転者から遠ざかる制御が行われる(請求
項4に記載の前後移動制御手段に相当)。
しては、図7(イ)に示すマップから明らかなように、
左右旋回時で共に横Gが大きくなるに従い大きくなると
いうように、横Gが大きいときはステアリングホイール
1が運転者に近づき、横Gが小さいときはステアリング
ホイール1が運転者から遠ざかる制御が行われる(請求
項4に記載の前後移動制御手段に相当)。
【0072】すなわち、高い横Gでの旋回時はタイヤの
発生する力も大きく、操舵力やステアリング反力が重く
なる。この時、ステアリングホイール1が運転者に近づ
くため、ステアリングホイール1を保持したり切り増し
たりする力を出しやすくなり、操作性を高めることがで
きる。
発生する力も大きく、操舵力やステアリング反力が重く
なる。この時、ステアリングホイール1が運転者に近づ
くため、ステアリングホイール1を保持したり切り増し
たりする力を出しやすくなり、操作性を高めることがで
きる。
【0073】また、ステアリングホイール1の左右移動
制御としては、図7(ロ)に示すマップから明らかなよ
うに、右旋回時には右側移動し左旋回時は左側移動し、
その移動量は横Gの上昇と共に大きくする制御が行われ
る(請求項13に記載の左右移動制御手段に相当)。
制御としては、図7(ロ)に示すマップから明らかなよ
うに、右旋回時には右側移動し左旋回時は左側移動し、
その移動量は横Gの上昇と共に大きくする制御が行われ
る(請求項13に記載の左右移動制御手段に相当)。
【0074】すなわち、横Gが大きい場合は、運転者は
横Gに耐えるため身体や頭部を旋回内側に傾ける習性が
ある。また、横Gが大きい場合は旋回内側への移動速度
が大きく、運転者の視線はより旋回内側に向くと考えら
れる。このとき、横Gに応じてステアリングホイール1
を旋回内側へ移動させるため、運転者にとってより自然
で操作のし易い操舵位置を提供できる。
横Gに耐えるため身体や頭部を旋回内側に傾ける習性が
ある。また、横Gが大きい場合は旋回内側への移動速度
が大きく、運転者の視線はより旋回内側に向くと考えら
れる。このとき、横Gに応じてステアリングホイール1
を旋回内側へ移動させるため、運転者にとってより自然
で操作のし易い操舵位置を提供できる。
【0075】次に、効果を説明する。
【0076】(1) 横Gが大きい時はステアリングホイー
ル1が運転者に近づき、横Gが小さい時はステアリング
ホイール1が運転者から遠ざかる前後移動制御を行うよ
うにしたため、操舵力やステアリング反力が大きくなる
高横Gでの旋回時にステアリングホイール1を保持した
り切り増したりする力が出しやすくなり、ステアリング
操作性を高めることができる。
ル1が運転者に近づき、横Gが小さい時はステアリング
ホイール1が運転者から遠ざかる前後移動制御を行うよ
うにしたため、操舵力やステアリング反力が大きくなる
高横Gでの旋回時にステアリングホイール1を保持した
り切り増したりする力が出しやすくなり、ステアリング
操作性を高めることができる。
【0077】(2) 右転舵時の右移動量と左転舵時の左移
動量とを、横Gの上昇と共に大きくする左右移動制御を
行うようにしたため、横Gに応じたステアリングホイー
ル1の旋回内側への移動により、運転者にとってより自
然で操作のし易い操舵位置を提供することができる。
動量とを、横Gの上昇と共に大きくする左右移動制御を
行うようにしたため、横Gに応じたステアリングホイー
ル1の旋回内側への移動により、運転者にとってより自
然で操作のし易い操舵位置を提供することができる。
【0078】(第4実施例)請求項5,14に係る発明
に対応する第4実施例の操舵装置について説明する。ま
ず、構成を説明すると、第4実施例の全体システムの構
成は第1実施例の図1と同様であるので、図示並びに説
明を省略する。
に対応する第4実施例の操舵装置について説明する。ま
ず、構成を説明すると、第4実施例の全体システムの構
成は第1実施例の図1と同様であるので、図示並びに説
明を省略する。
【0079】次に、作用を説明する。
【0080】第4実施例の制御コントローラ10で実行
されるステアリングホイール1の移動制御処理の流れ
は、図2に示す第1実施例のフローチャートと同様であ
るが、ステップS1〜ステップS4に代え、ヨーレート
センサ15からヨーレートを読み込み、ステップS5に
代え、ヨーレートと図8(イ)に示すマップにより前方
移動量指令値を算出し、ステップS6に代え、ヨーレー
トと図8(ロ)に示すマップにより左右移動量指令値を
算出するようにした例である。
されるステアリングホイール1の移動制御処理の流れ
は、図2に示す第1実施例のフローチャートと同様であ
るが、ステップS1〜ステップS4に代え、ヨーレート
センサ15からヨーレートを読み込み、ステップS5に
代え、ヨーレートと図8(イ)に示すマップにより前方
移動量指令値を算出し、ステップS6に代え、ヨーレー
トと図8(ロ)に示すマップにより左右移動量指令値を
算出するようにした例である。
【0081】ステアリングホイール1の前後移動制御と
しては、図8(イ)に示すマップから明らかなように、
左右旋回時で共にヨーレートが大きくなるに従い大きく
なるというように、ヨーレートが大きいときはステアリ
ングホイール1が運転者に近づき、ヨーレートが小さい
ときはステアリングホイール1が運転者から遠ざかる制
御が行われる(請求項5に記載の前後移動制御手段に相
当)。
しては、図8(イ)に示すマップから明らかなように、
左右旋回時で共にヨーレートが大きくなるに従い大きく
なるというように、ヨーレートが大きいときはステアリ
ングホイール1が運転者に近づき、ヨーレートが小さい
ときはステアリングホイール1が運転者から遠ざかる制
御が行われる(請求項5に記載の前後移動制御手段に相
当)。
【0082】すなわち、高いヨーレートでの旋回時は、
第3実施例の高横Gでの旋回時と同様に、タイヤの発生
する力も大きく、操舵力やステアリング反力が重くな
る。この時、ステアリングホイール1が運転者に近づく
ため、ステアリングホイール1を保持したり切り増した
りする力を出しやすくなり、操作性を高めることができ
る。
第3実施例の高横Gでの旋回時と同様に、タイヤの発生
する力も大きく、操舵力やステアリング反力が重くな
る。この時、ステアリングホイール1が運転者に近づく
ため、ステアリングホイール1を保持したり切り増した
りする力を出しやすくなり、操作性を高めることができ
る。
【0083】また、ステアリングホイール1の左右移動
制御としては、図8(ロ)に示すマップから明らかなよ
うに、右旋回時には右側移動し左旋回時は左側移動し、
その移動量はヨーレートの上昇と共に大きくする制御が
行われる(請求項14に記載の左右移動制御手段に相
当)。
制御としては、図8(ロ)に示すマップから明らかなよ
うに、右旋回時には右側移動し左旋回時は左側移動し、
その移動量はヨーレートの上昇と共に大きくする制御が
行われる(請求項14に記載の左右移動制御手段に相
当)。
【0084】すなわち、ヨーレートが大きい場合は、運
転者はヨーレートに耐えるため身体や頭部を旋回内側に
傾ける習性がある。また、ヨーレートが大きい場合は旋
回内側への移動速度が大きく、運転者の視線はより旋回
内側に向くと考えられる。このとき、ヨーレートに応じ
てステアリングホイール1を旋回内側へ移動させるた
め、運転者にとってより自然で操作のし易い操舵位置を
提供できる。
転者はヨーレートに耐えるため身体や頭部を旋回内側に
傾ける習性がある。また、ヨーレートが大きい場合は旋
回内側への移動速度が大きく、運転者の視線はより旋回
内側に向くと考えられる。このとき、ヨーレートに応じ
てステアリングホイール1を旋回内側へ移動させるた
め、運転者にとってより自然で操作のし易い操舵位置を
提供できる。
【0085】次に、効果を説明する。
【0086】(1) ヨーレートが大きい時はステアリング
ホイール1が運転者に近づき、ヨーレートが小さい時は
ステアリングホイール1が運転者から遠ざかる前後移動
制御を行うようにしたため、操舵力やステアリング反力
が大きくなる高ヨーレートでの旋回時にステアリングホ
イール1を保持したり切り増したりする力が出しやすく
なり、ステアリング操作性を高めることができる。
ホイール1が運転者に近づき、ヨーレートが小さい時は
ステアリングホイール1が運転者から遠ざかる前後移動
制御を行うようにしたため、操舵力やステアリング反力
が大きくなる高ヨーレートでの旋回時にステアリングホ
イール1を保持したり切り増したりする力が出しやすく
なり、ステアリング操作性を高めることができる。
【0087】(2) 右転舵時の右移動量と左転舵時の左移
動量とを、ヨーレートの上昇と共に大きくする左右移動
制御を行うようにしたため、ヨーレートに応じたステア
リングホイール1の旋回内側への移動により、運転者に
とってより自然で操作のし易い操舵位置を提供すること
ができる。
動量とを、ヨーレートの上昇と共に大きくする左右移動
制御を行うようにしたため、ヨーレートに応じたステア
リングホイール1の旋回内側への移動により、運転者に
とってより自然で操作のし易い操舵位置を提供すること
ができる。
【0088】(第5実施例)請求項1,2,7に係る発
明に対応する第5実施例の操舵装置について説明する。
この第5実施例は、操舵装置をメカニカルな機械制御系
により構成した例である。
明に対応する第5実施例の操舵装置について説明する。
この第5実施例は、操舵装置をメカニカルな機械制御系
により構成した例である。
【0089】まず、構成を説明する。第5実施例の操舵
装置を図9〜図12により説明すると、アッパーステア
リングシャフト2を、ステアリングホイール1側の第1
シャフト2aとユニバーサルジョイント3側の第2シャ
フト2bとに分割し、第1シャフト2aと第2シャフト
2bとをセレーションによりスライド可能に嵌合(スラ
イド嵌合部2c)している。
装置を図9〜図12により説明すると、アッパーステア
リングシャフト2を、ステアリングホイール1側の第1
シャフト2aとユニバーサルジョイント3側の第2シャ
フト2bとに分割し、第1シャフト2aと第2シャフト
2bとをセレーションによりスライド可能に嵌合(スラ
イド嵌合部2c)している。
【0090】そして、第2シャフト2bは、図11に示
すように、2点で車体と回転可能に拘束支持されてい
る。第2シャフト2bには、円周上に歯車16が切ら
れ、車体側部材に対し左右方向にスライド可能に設けら
れた左右スライド部品17の歯車18と噛み合う。この
左右スライド部品17には、歯車18以外に第2シャフ
ト2bを挟んだ左右位置に一対の案内溝19,19が構
成されている。
すように、2点で車体と回転可能に拘束支持されてい
る。第2シャフト2bには、円周上に歯車16が切ら
れ、車体側部材に対し左右方向にスライド可能に設けら
れた左右スライド部品17の歯車18と噛み合う。この
左右スライド部品17には、歯車18以外に第2シャフ
ト2bを挟んだ左右位置に一対の案内溝19,19が構
成されている。
【0091】一方、第1シャフト2aには、図9に示す
ように、ベアリング20を介し、転舵動作に伴い第1シ
ャフト2aと共に前後方向にスライド可能に設けられた
前後スライド部品21が設けられていて、この前後スラ
イド部品21には、第1シャフト2aを挟んだ左右位置
に一対の倣い腕22,22が設けられている。この倣い
腕21,21の端部には案内溝19,19に沿う案内ロ
ーラ23,23が設けられている。
ように、ベアリング20を介し、転舵動作に伴い第1シ
ャフト2aと共に前後方向にスライド可能に設けられた
前後スライド部品21が設けられていて、この前後スラ
イド部品21には、第1シャフト2aを挟んだ左右位置
に一対の倣い腕22,22が設けられている。この倣い
腕21,21の端部には案内溝19,19に沿う案内ロ
ーラ23,23が設けられている。
【0092】ここで、前記案内溝19,19は、図12
に示すように、操舵中立位置でステアリングホイール1
を運転者から最も離れた位置とし、転舵角が大きくなる
に従ってステアリングホイール1を運転者に徐々に近づ
け、転舵角が所定の転舵角(例えば、180度程度)を超
える領域では、ステアリングホイール1と運転者との間
隔を一定間隔にて保持する形状に設定している。
に示すように、操舵中立位置でステアリングホイール1
を運転者から最も離れた位置とし、転舵角が大きくなる
に従ってステアリングホイール1を運転者に徐々に近づ
け、転舵角が所定の転舵角(例えば、180度程度)を超
える領域では、ステアリングホイール1と運転者との間
隔を一定間隔にて保持する形状に設定している。
【0093】次に、作用を説明する。
【0094】例えば、ステアリングホイール1を左方向
に転回する左転舵時には、左右スライド部品17が、図
9の状態から図10に示す状態まで左右方向にスライド
移動し、この左右方向のスライド移動に伴い案内溝1
9,19に沿って案内ピン23,23が移動し、案内ピ
ン23,23が設けられている前後スライド部品21を
前後方向に移動させる。これにより、前後スライド部品
21と共に前後方向移動するステアリングホイール1
を、図10の点線位置から実線位置まで前後方向に移動
させる。
に転回する左転舵時には、左右スライド部品17が、図
9の状態から図10に示す状態まで左右方向にスライド
移動し、この左右方向のスライド移動に伴い案内溝1
9,19に沿って案内ピン23,23が移動し、案内ピ
ン23,23が設けられている前後スライド部品21を
前後方向に移動させる。これにより、前後スライド部品
21と共に前後方向移動するステアリングホイール1
を、図10の点線位置から実線位置まで前後方向に移動
させる。
【0095】ここで、案内溝19,19は、少なくとも
1つあれば必要な機能は有するが、アッパーシャフト2
を挟んで左右位置に対称に2つ配置することにより、セ
レーションによるスライド嵌合部2cにかかる曲げモー
メントをキャンセルでき、スムーズなステアリングホイ
ール1の前後移動が可能になる。
1つあれば必要な機能は有するが、アッパーシャフト2
を挟んで左右位置に対称に2つ配置することにより、セ
レーションによるスライド嵌合部2cにかかる曲げモー
メントをキャンセルでき、スムーズなステアリングホイ
ール1の前後移動が可能になる。
【0096】次に、効果を説明する。
【0097】この第5実施例にあっては、転舵角検出機
能と前後方向移動機能と前後移動制御機能を併せ持つメ
カニカルな前後移動制御動作機構としているため、電子
制御部品を用いることなく、第1実施例の(1),(2)の効
果を得ることができる。
能と前後方向移動機能と前後移動制御機能を併せ持つメ
カニカルな前後移動制御動作機構としているため、電子
制御部品を用いることなく、第1実施例の(1),(2)の効
果を得ることができる。
【0098】また、案内溝19,19を、転舵角が所定
の転舵角(例えば、180度程度)を超える領域では、ス
テアリングホイール1と運転者との間隔を一定間隔にて
保持する形状に設定しているため、第1実施例の(4)の
効果を得ることができる。
の転舵角(例えば、180度程度)を超える領域では、ス
テアリングホイール1と運転者との間隔を一定間隔にて
保持する形状に設定しているため、第1実施例の(4)の
効果を得ることができる。
【0099】(第6実施例)請求項1,2,7に係る発
明に対応する第6実施例の操舵装置について説明する。
この第6実施例は、操舵装置をメカニカルな機械制御系
により構成した例である。
明に対応する第6実施例の操舵装置について説明する。
この第6実施例は、操舵装置をメカニカルな機械制御系
により構成した例である。
【0100】まず、構成を説明する。第6実施例の操舵
装置を図13〜図15により説明すると、アッパーステ
アリングシャフト2を、ステアリングホイール1側の第
1シャフト2aとユニバーサルジョイント3側の第2シ
ャフト2bとに分割し、第1シャフト2aと第2シャフ
ト2bとをセレーションによりスライド可能に嵌合(ス
ライド嵌合部2c)している。
装置を図13〜図15により説明すると、アッパーステ
アリングシャフト2を、ステアリングホイール1側の第
1シャフト2aとユニバーサルジョイント3側の第2シ
ャフト2bとに分割し、第1シャフト2aと第2シャフ
ト2bとをセレーションによりスライド可能に嵌合(ス
ライド嵌合部2c)している。
【0101】そして、第2シャフト2bには、円周上に
歯車16が切られ、車体側部材に対し左右方向にスライ
ド可能に設けられた左右スライド部品17の歯車18と
噛み合う。この部分までは、第5実施例と同じ構成であ
る。
歯車16が切られ、車体側部材に対し左右方向にスライ
ド可能に設けられた左右スライド部品17の歯車18と
噛み合う。この部分までは、第5実施例と同じ構成であ
る。
【0102】そして、前記左右スライド部品17と前記
第1シャフト2aとは、左右2つの対称なリンク機構3
0,30により結合される。それぞれのリンク機構3
0,31は、車体側部材と回転可能に結合されるピボッ
ト31,31を持つL字リンク32,32と、該L字リ
ンク32,32のジョイント側端部と左右スライド部品
17とを左右方向にて連結するロッド33,33と、前
記L字リンク32,32のホイール側端部と第1シャフ
ト2aとを前後方向にて連結する伸縮ロッド34,34
により構成されている。なお、伸縮ロッド34,34と
第1シャフト2aとの結合部には、ベアリング35が介
装されている。
第1シャフト2aとは、左右2つの対称なリンク機構3
0,30により結合される。それぞれのリンク機構3
0,31は、車体側部材と回転可能に結合されるピボッ
ト31,31を持つL字リンク32,32と、該L字リ
ンク32,32のジョイント側端部と左右スライド部品
17とを左右方向にて連結するロッド33,33と、前
記L字リンク32,32のホイール側端部と第1シャフ
ト2aとを前後方向にて連結する伸縮ロッド34,34
により構成されている。なお、伸縮ロッド34,34と
第1シャフト2aとの結合部には、ベアリング35が介
装されている。
【0103】前記伸縮ロッド34は、ステアリング中立
状態にて左右とも嵌合部の遊びがゼロの状態で嵌合さ
れ、バネ34aにて常に縮み方向に復元力が働く。
状態にて左右とも嵌合部の遊びがゼロの状態で嵌合さ
れ、バネ34aにて常に縮み方向に復元力が働く。
【0104】ここで、前記リンク機構30,30による
ステアリングホイール1の前方移動量特性は、図15に
示すように、操舵中立位置でステアリングホイール1を
運転者から最も離れた位置とし、転舵角が大きくなるに
従ってステアリングホイール1を運転者に徐々に近づ
け、転舵角が所定の転舵角(例えば、180度程度)を超
える領域では、ステアリングホイール1と運転者との間
隔をほぼ一定間隔にて保持する位置関係にて設定してい
る。
ステアリングホイール1の前方移動量特性は、図15に
示すように、操舵中立位置でステアリングホイール1を
運転者から最も離れた位置とし、転舵角が大きくなるに
従ってステアリングホイール1を運転者に徐々に近づ
け、転舵角が所定の転舵角(例えば、180度程度)を超
える領域では、ステアリングホイール1と運転者との間
隔をほぼ一定間隔にて保持する位置関係にて設定してい
る。
【0105】次に、作用を説明する。
【0106】例えば、ステアリングホイール1を左方向
に転回する左転舵時には、図14に示すように、左側の
リンク機構30が突っ張って第1シャフト2aを運転者
側に押し、右側のリンク機構30のリンク嵌合部には隙
間が生じる。これによって、前後スライド部品21共に
前後方向移動するステアリングホイール1を、図14の
点線位置から実線位置まで前後方向に移動させる。
に転回する左転舵時には、図14に示すように、左側の
リンク機構30が突っ張って第1シャフト2aを運転者
側に押し、右側のリンク機構30のリンク嵌合部には隙
間が生じる。これによって、前後スライド部品21共に
前後方向移動するステアリングホイール1を、図14の
点線位置から実線位置まで前後方向に移動させる。
【0107】次に、効果を説明する。
【0108】この第6実施例にあっては、転舵角検出機
能と前後方向移動機能と前後移動制御機能を併せ持つメ
カニカルな前後移動制御動作機構としているため、電子
制御部品を用いることなく、第1実施例の(1),(2)の効
果を得ることができる。
能と前後方向移動機能と前後移動制御機能を併せ持つメ
カニカルな前後移動制御動作機構としているため、電子
制御部品を用いることなく、第1実施例の(1),(2)の効
果を得ることができる。
【0109】また、L字リンク32,32の形状を適切
に設定することにより、L字リンク32,32が傾くこ
とによりリンク効率が落ちることを利用し、転舵角が大
きくなるに従い前方移動量が減少する構成とすることが
でき(図15)、第1実施例の(4)の効果に類似した効
果を得ることができる。
に設定することにより、L字リンク32,32が傾くこ
とによりリンク効率が落ちることを利用し、転舵角が大
きくなるに従い前方移動量が減少する構成とすることが
でき(図15)、第1実施例の(4)の効果に類似した効
果を得ることができる。
【0110】(第7実施例)請求項1,2,7に係る発
明に対応する第7実施例の操舵装置について説明する。
この第7実施例は、操舵装置をメカニカルな機械制御系
により構成した例である。
明に対応する第7実施例の操舵装置について説明する。
この第7実施例は、操舵装置をメカニカルな機械制御系
により構成した例である。
【0111】まず、構成を説明する。第7実施例の操舵
装置を図16〜図18により説明すると、アッパーステ
アリングシャフト2を、ステアリングホイール1側の第
1シャフト2aとユニバーサルジョイント3側の第2シ
ャフト2bとに分割し、第1シャフト2aと第2シャフ
ト2bとをセレーションによりスライド可能に嵌合(ス
ライド嵌合部2c)している。
装置を図16〜図18により説明すると、アッパーステ
アリングシャフト2を、ステアリングホイール1側の第
1シャフト2aとユニバーサルジョイント3側の第2シ
ャフト2bとに分割し、第1シャフト2aと第2シャフ
ト2bとをセレーションによりスライド可能に嵌合(ス
ライド嵌合部2c)している。
【0112】そして、車体側部材に設けられた円筒部材
36に案内溝37が形成され、この円筒部材36と前記
第1シャフト2aとの間に遊星ギアによる減速機構38
が設けられている。この減速機構38は、第1シャフト
2aの外周に形成されたサンギア39と、前記円筒部材
36の内面に圧入固定されるリングギア40と、該リン
グギア40に噛み合うピニオン41と、該ピニオン41
を支持するピニオンキャリア42と、該ピニオンキャリ
ア42の外周から突出させた突起43とを有して構成さ
れ、前記突起43は案内溝37に嵌合する。
36に案内溝37が形成され、この円筒部材36と前記
第1シャフト2aとの間に遊星ギアによる減速機構38
が設けられている。この減速機構38は、第1シャフト
2aの外周に形成されたサンギア39と、前記円筒部材
36の内面に圧入固定されるリングギア40と、該リン
グギア40に噛み合うピニオン41と、該ピニオン41
を支持するピニオンキャリア42と、該ピニオンキャリ
ア42の外周から突出させた突起43とを有して構成さ
れ、前記突起43は案内溝37に嵌合する。
【0113】ここで、前記案内溝37は、第5実施例と
同様に、操舵中立位置でステアリングホイール1を運転
者から最も離れた位置とし、転舵角が大きくなるに従っ
てステアリングホイール1を運転者に徐々に近づけ、転
舵角が所定の転舵角(例えば、180度程度)を超える領
域では、ステアリングホイール1と運転者との間隔を一
定間隔にて保持する形状に設定している。
同様に、操舵中立位置でステアリングホイール1を運転
者から最も離れた位置とし、転舵角が大きくなるに従っ
てステアリングホイール1を運転者に徐々に近づけ、転
舵角が所定の転舵角(例えば、180度程度)を超える領
域では、ステアリングホイール1と運転者との間隔を一
定間隔にて保持する形状に設定している。
【0114】次に、作用を説明する。
【0115】ステアリングホイール1を左方向または右
方向に転舵する転舵時には、転舵に伴いサンギア39が
回転し、リングギア40が固定であることで、ピニオン
41を支持するピニオンキャリア42が回転する。この
ピニオンキャリア42の回転により突起43が案内溝3
7に沿って移動し、突起43が設けられているピニオン
キャリア42を前後方向に移動させることで、ピニオン
キャリア42と共に前後方向移動するステアリングホイ
ール1を、前後方向に移動させる。
方向に転舵する転舵時には、転舵に伴いサンギア39が
回転し、リングギア40が固定であることで、ピニオン
41を支持するピニオンキャリア42が回転する。この
ピニオンキャリア42の回転により突起43が案内溝3
7に沿って移動し、突起43が設けられているピニオン
キャリア42を前後方向に移動させることで、ピニオン
キャリア42と共に前後方向移動するステアリングホイ
ール1を、前後方向に移動させる。
【0116】ここで、一般の乗用車等は、少なくとも一
方に一回転以上する場合がほとんどであるため、減速せ
ずに突起43と案内溝37によりステアリングホイール
1を前後方向に移動させるのは難しいので、同軸にて構
成される遊星ギアによる減速機構38を設定している。
方に一回転以上する場合がほとんどであるため、減速せ
ずに突起43と案内溝37によりステアリングホイール
1を前後方向に移動させるのは難しいので、同軸にて構
成される遊星ギアによる減速機構38を設定している。
【0117】次に、効果を説明する。
【0118】この第7実施例にあっては、転舵角検出機
能と前後方向移動機能と前後移動制御機能を併せ持つメ
カニカルな前後移動制御動作機構としているため、電子
制御部品を用いることなく、第1実施例の(1),(2)の効
果を得ることができる。
能と前後方向移動機能と前後移動制御機能を併せ持つメ
カニカルな前後移動制御動作機構としているため、電子
制御部品を用いることなく、第1実施例の(1),(2)の効
果を得ることができる。
【0119】また、案内溝37を、転舵角が所定の転舵
角(例えば、180度程度)を超える領域では、ステアリ
ングホイール1と運転者との間隔を一定間隔にて保持す
る形状に設定しているため、第1実施例の(4)の効果を
得ることができる。
角(例えば、180度程度)を超える領域では、ステアリ
ングホイール1と運転者との間隔を一定間隔にて保持す
る形状に設定しているため、第1実施例の(4)の効果を
得ることができる。
【0120】(第8実施例)請求項8,9に係る発明に
対応する第8実施例の操舵装置について説明する。この
第8実施例は、操舵装置をメカニカルな機械制御系によ
り構成した例である。
対応する第8実施例の操舵装置について説明する。この
第8実施例は、操舵装置をメカニカルな機械制御系によ
り構成した例である。
【0121】まず、構成を説明する。第8実施例の操舵
装置を図19〜図21により説明すると、図19に示す
ように、アッパーステアリングシャフト2のユニバーサ
ルジョイント3側の端部に、車体側部材に対してアッパ
ーステアリングシャフト2を揺動可能に支持する揺動機
構50を設け、この揺動機構50の揺動軸51を中心と
してアッパーステアリングシャフト2を左右方向に揺動
可能に支持する。
装置を図19〜図21により説明すると、図19に示す
ように、アッパーステアリングシャフト2のユニバーサ
ルジョイント3側の端部に、車体側部材に対してアッパ
ーステアリングシャフト2を揺動可能に支持する揺動機
構50を設け、この揺動機構50の揺動軸51を中心と
してアッパーステアリングシャフト2を左右方向に揺動
可能に支持する。
【0122】そして、アッパーステアリングシャフト2
のホイール側位置の外周に歯車52を設け、この歯車5
2は、車体側部材に設定された左右方向配置の歯車53
と噛み合う。さらに、アッパーステアリングシャフト2
と車体側部材との間には、図21で示すような弾性体5
4(本実施例では、ベアリングと板バネを用いた。)が
設置され、歯車52,53の噛み合いが維持される。
のホイール側位置の外周に歯車52を設け、この歯車5
2は、車体側部材に設定された左右方向配置の歯車53
と噛み合う。さらに、アッパーステアリングシャフト2
と車体側部材との間には、図21で示すような弾性体5
4(本実施例では、ベアリングと板バネを用いた。)が
設置され、歯車52,53の噛み合いが維持される。
【0123】次に、作用を説明する。
【0124】ステアリングホイール1を左方向または右
方向に転舵すると、アッパーステアリングシャフト2に
設けられた歯車52と車体側部材に設定された歯車53
との噛み合い位置が移動することにより、アッパーステ
アリングシャフト2は揺動軸51を中心として揺動し、
ステアリングホイール1は、右転舵時に右方向に移動
し、左転舵時に左方向に移動するという作用を示す。
方向に転舵すると、アッパーステアリングシャフト2に
設けられた歯車52と車体側部材に設定された歯車53
との噛み合い位置が移動することにより、アッパーステ
アリングシャフト2は揺動軸51を中心として揺動し、
ステアリングホイール1は、右転舵時に右方向に移動
し、左転舵時に左方向に移動するという作用を示す。
【0125】次に、効果を説明する。
【0126】(1) 車両の走行状態に応じて、ステアリン
グホイール位置の車両左右方向の移動を制御するように
したため、運転者にとって自然な感じで操作し易い操舵
装置を提供することができる。
グホイール位置の車両左右方向の移動を制御するように
したため、運転者にとって自然な感じで操作し易い操舵
装置を提供することができる。
【0127】(2) 転舵方向が右転舵時はステアリングホ
イール1が運転者に対し右に移動し、転舵方向が左転舵
時はステアリングホイール1が運転者に対し左に移動す
る左右移動制御を行うようにしたため、転舵方向とステ
アリングホイール1の方向とが一致し、運転者にとって
自然な感じで操作し易い操舵装置を提供することができ
る。
イール1が運転者に対し右に移動し、転舵方向が左転舵
時はステアリングホイール1が運転者に対し左に移動す
る左右移動制御を行うようにしたため、転舵方向とステ
アリングホイール1の方向とが一致し、運転者にとって
自然な感じで操作し易い操舵装置を提供することができ
る。
【0128】(第9実施例)請求項8,9,15に係る
発明に対応する第9実施例の操舵装置について説明す
る。この第9実施例は、操舵装置をメカニカルな機械制
御系により構成した例である。
発明に対応する第9実施例の操舵装置について説明す
る。この第9実施例は、操舵装置をメカニカルな機械制
御系により構成した例である。
【0129】まず、構成を説明する。第9実施例の操舵
装置を図22〜図24により説明すると、図22に示す
ように、アッパーステアリングシャフト2を、ステアリ
ングホイール1側の第1シャフト2aとユニバーサルジ
ョイント3側の第2シャフト2bとに分割し、第1シャ
フト2aと第2シャフト2bとをユニバーサルジョイン
ト55を介して連結している。
装置を図22〜図24により説明すると、図22に示す
ように、アッパーステアリングシャフト2を、ステアリ
ングホイール1側の第1シャフト2aとユニバーサルジ
ョイント3側の第2シャフト2bとに分割し、第1シャ
フト2aと第2シャフト2bとをユニバーサルジョイン
ト55を介して連結している。
【0130】そして、第2シャフト2bのユニバーサル
ジョイント3側の端部に、車体側部材に対して第2シャ
フト2bを揺動可能に支持する揺動機構50を設け、こ
の揺動機構50の揺動軸51を中心として第2シャフト
2bを左右方向に揺動可能に支持する。
ジョイント3側の端部に、車体側部材に対して第2シャ
フト2bを揺動可能に支持する揺動機構50を設け、こ
の揺動機構50の揺動軸51を中心として第2シャフト
2bを左右方向に揺動可能に支持する。
【0131】そして、第2シャフト2bのホイール側位
置の外周に歯車52を設け、この歯車52は、車体側部
材に設定された左右方向配置の歯車53と噛み合う。さ
らに、アッパーステアリングシャフト2と車体側部材と
の間には弾性体54が設置され、歯車52,53の噛み
合いが維持される。
置の外周に歯車52を設け、この歯車52は、車体側部
材に設定された左右方向配置の歯車53と噛み合う。さ
らに、アッパーステアリングシャフト2と車体側部材と
の間には弾性体54が設置され、歯車52,53の噛み
合いが維持される。
【0132】以上の構成は第8実施例と同様であるが、
第1シャフト1aと車体側部材とはリンク56を介して
結合され、車体側部材への結合点57を中心として第1
シャフト1aが左右方向に揺動可能に支持される。な
お、リンク56の長さL2は、揺動軸51からユニバー
サルジョイント55までの長さL1よりも短く設定され
る。
第1シャフト1aと車体側部材とはリンク56を介して
結合され、車体側部材への結合点57を中心として第1
シャフト1aが左右方向に揺動可能に支持される。な
お、リンク56の長さL2は、揺動軸51からユニバー
サルジョイント55までの長さL1よりも短く設定され
る。
【0133】次に、作用を説明する。
【0134】上記構成により、ステアリングシャフトは
4節リンクとなり、ステアリングホイール1を左方向ま
たは右方向に転舵すると、第2シャフト2bに設けられ
た歯車52と車体側部材に設定された歯車53との噛み
合い位置が移動することにより、第2シャフト2bは揺
動軸51を中心として転舵方向に揺動する。一方、第1
シャフト2aは、リンク56による動作規制により車体
側部材への結合点57を中心として転舵方向とは逆方向
に揺動する。
4節リンクとなり、ステアリングホイール1を左方向ま
たは右方向に転舵すると、第2シャフト2bに設けられ
た歯車52と車体側部材に設定された歯車53との噛み
合い位置が移動することにより、第2シャフト2bは揺
動軸51を中心として転舵方向に揺動する。一方、第1
シャフト2aは、リンク56による動作規制により車体
側部材への結合点57を中心として転舵方向とは逆方向
に揺動する。
【0135】よって、ステアリングホイール1は、右転
舵時に右方向に移動しつつステアリングホイール面は左
を向くし、左転舵時に左方向に移動しつつステアリング
ホイール面は右を向くという作用を示す。
舵時に右方向に移動しつつステアリングホイール面は左
を向くし、左転舵時に左方向に移動しつつステアリング
ホイール面は右を向くという作用を示す。
【0136】次に、効果を説明する。
【0137】この第9実施例にあっては、転舵方向が右
転舵時はステアリングホイール1が運転者に対し右に移
動し、転舵方向が左転舵時はステアリングホイール1が
運転者に対し左に移動する左右移動制御となるため、第
8実施例の(1), (2)の効果を得ることができる。これに
加え、下記の効果を得ることができる。
転舵時はステアリングホイール1が運転者に対し右に移
動し、転舵方向が左転舵時はステアリングホイール1が
運転者に対し左に移動する左右移動制御となるため、第
8実施例の(1), (2)の効果を得ることができる。これに
加え、下記の効果を得ることができる。
【0138】(1) 右方向に移動する時はステアリングホ
イール1のホイール面が左を向き、左方向に移動する時
はステアリングホイール1のホイール面が右を向く制御
が行われるため、ホイール面が常に運転者の方向を向く
ことになり、操舵しやすい状態を実現できる。
イール1のホイール面が左を向き、左方向に移動する時
はステアリングホイール1のホイール面が右を向く制御
が行われるため、ホイール面が常に運転者の方向を向く
ことになり、操舵しやすい状態を実現できる。
【0139】(他の実施例)以上、本発明の操舵装置を
第1実施例〜第9実施例に基づき説明してきたが、具体
的な構成については、これらの実施例に限られるもので
はなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を
逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
第1実施例〜第9実施例に基づき説明してきたが、具体
的な構成については、これらの実施例に限られるもので
はなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を
逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
【0140】例えば、操舵装置を電子制御系により構成
した場合、前後移動や左右移動の制御アクチュエータと
しては、サーボモータ以外に、油圧や空気圧によるモー
タやシリンダ等を用いることができる。また、操舵装置
をメカニカルな機械制御系により構成した場合、第5実
施例〜第9実施例以外にも様々な代替機構により実現す
ることができる。
した場合、前後移動や左右移動の制御アクチュエータと
しては、サーボモータ以外に、油圧や空気圧によるモー
タやシリンダ等を用いることができる。また、操舵装置
をメカニカルな機械制御系により構成した場合、第5実
施例〜第9実施例以外にも様々な代替機構により実現す
ることができる。
【図1】第1実施例の操舵装置を示す全体システム図で
ある。
ある。
【図2】第1実施例の操舵装置の制御コントローラで実
行されるステアリングホイールの移動制御処理の流れを
示すフローチャートである。
行されるステアリングホイールの移動制御処理の流れを
示すフローチャートである。
【図3】第1実施例の操舵装置で用いられる転舵角に対
する前方移動量マップを示す図である。
する前方移動量マップを示す図である。
【図4】第1実施例の操舵装置での左右移動量の算出処
理の説明図である。
理の説明図である。
【図5】低速旋回時と高速旋回時の車両滑り角の発生状
況を説明する図である。
況を説明する図である。
【図6】第2実施例の操舵装置の制御コントローラで実
行されるステアリングホイールの移動制御処理の流れを
示すフローチャート及び車速に対する前方移動量マップ
と車速に対する横方向移動ゲインマップを示す図であ
る。
行されるステアリングホイールの移動制御処理の流れを
示すフローチャート及び車速に対する前方移動量マップ
と車速に対する横方向移動ゲインマップを示す図であ
る。
【図7】第3実施例の操舵装置で用いられる横加速度に
対する前方移動量マップ及び左右移動量マップを示す図
である。
対する前方移動量マップ及び左右移動量マップを示す図
である。
【図8】第4実施例の操舵装置で用いられるヨーレート
に対する前方移動量マップ及び左右移動量マップを示す
図である。
に対する前方移動量マップ及び左右移動量マップを示す
図である。
【図9】第5実施例の操舵装置を示す平面図である。
【図10】第5実施例の操舵装置を示す作用説明図であ
る。
る。
【図11】第5実施例の操舵装置を示す側面図である。
【図12】第5実施例の操舵装置における転舵角に対す
る前方移動量特性図である。
る前方移動量特性図である。
【図13】第6実施例の操舵装置を示す平面図である。
【図14】第6実施例の操舵装置を示す作用説明図であ
る。
る。
【図15】第6実施例の操舵装置における転舵角に対す
る前方移動量特性図である。
る前方移動量特性図である。
【図16】第7実施例の操舵装置を示す斜視図である。
【図17】第7実施例の操舵装置を示す分解斜視図であ
る。
る。
【図18】第7実施例の操舵装置における減速機構を示
す図である。
す図である。
【図19】第8実施例の操舵装置を示す側面図である。
【図20】第8実施例の操舵装置を示す平面図である。
【図21】第8実施例の操舵装置の弾性体支持部を示す
断面図である。
断面図である。
【図22】第9実施例の操舵装置を示す側面図である。
【図23】第9実施例の操舵装置を示す平面図である。
【図24】第9実施例の操舵装置を示す作用説明図であ
る。
る。
1 ステアリングホイール
2 アッパーステアリングシャフト
3 ユニバーサルジョイント
4 ロアステアリングシャフト
5 前後方向移動機構
6 左右方向移動機構
7 前後移動用サーボモータ
8 左右移動用サーボモータ
9 左右方向揺動軸
10 制御コントローラ(前後移動制御手段および左右
移動制御手段) 11 イグニッションキー 12 転舵角センサ(転舵角度検出手段) 13 車速センサ(車速検出手段) 14 横加速度センサ(横加速度検出手段) 15 ヨーレートセンサ(ヨーレート検出手段)
移動制御手段) 11 イグニッションキー 12 転舵角センサ(転舵角度検出手段) 13 車速センサ(車速検出手段) 14 横加速度センサ(横加速度検出手段) 15 ヨーレートセンサ(ヨーレート検出手段)
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
B62D 137:00 B62D 137:00
(72)発明者 牧田 光弘
神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産
自動車株式会社内
(72)発明者 須磨 賢二
神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産
自動車株式会社内
Fターム(参考) 3D030 DD63 DD64
3D032 CC01 DA03 DA23 DA28 DA33
DA39 DC08 DC33 DD01 GG01
Claims (16)
- 【請求項1】 車両の走行状態を検出する走行状態検出
手段と、 ステアリングホイールの転舵動作を伝達する伝達系に設
けられ、ステアリングホイール位置を車両の前後方向に
移動させる前後方向移動機構と、 前記走行状態検出手段により検出される車両の走行状態
に応じて、ステアリングホイール位置の車両前後方向の
移動を制御する前後移動制御手段と、 を備えたことを特徴とする操舵装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の操舵装置において、 前記走行状態検出手段は、運転者が操作する転舵角度を
検出する転舵角度検出手段であり、 前記前後移動制御手段は、転舵角度が大きい時はステア
リングホイールが運転者に近づき、転舵角度が小さい時
はステアリングホイールが運転者から遠ざかる前後移動
制御を行う手段であることを特徴とする操舵装置。 - 【請求項3】 請求項1に記載の操舵装置において、 前記走行状態検出手段は、車速を検出する車速検出手段
であり、 前記前後移動制御手段は、車速が低い時はステアリング
ホイールが運転者に近づき、車速が高い時はステアリン
グホイールが運転者から遠ざかる前後移動制御を行う手
段であることを特徴とする操舵装置。 - 【請求項4】 請求項1に記載の操舵装置において、 前記走行状態検出手段は、車両に加わる横加速度を検出
する横加速度検出手段であり、 前記前後移動制御手段は、横加速度が大きい時はステア
リングホイールが運転者に近づき、横加速度が小さい時
はステアリングホイールが運転者から遠ざかる前後移動
制御を行う手段であることを特徴とする操舵装置。 - 【請求項5】 請求項1に記載の操舵装置において、 前記走行状態検出手段は、車両のヨーレートを検出する
ヨーレート検出手段であり、 前記前後移動制御手段は、ヨーレートが大きい時はステ
アリングホイールが運転者に近づき、ヨーレートが小さ
い時はステアリングホイールが運転者から遠ざかる前後
移動制御を行う手段であることを特徴とする操舵装置。 - 【請求項6】 請求項1ないし請求項5の何れかに記載
の操舵装置において、 運転者の操作による転舵角速度を算出する転舵角速度算
出手段を設け、 前記前後移動制御手段は、転舵角速度が大きい時にステ
アリングホイールが運転者から遠ざかる方向の前後移動
を中止するように前後移動制御を行う手段であることを
特徴とする操舵装置。 - 【請求項7】 請求項1ないし請求項6の何れかに記載
の操舵装置において、 運転者が操作する転舵角度を検出する転舵角度検出手段
を設け、 前記前後移動制御手段は、転舵角度が180度付近以上で
は、転舵角の増加に対するステアリングホイールの前後
移動量の変化を、転舵角度が小さい領域の操舵時に比べ
て小さく抑えるように前後移動制御を行う手段であるこ
とを特徴とする操舵装置。 - 【請求項8】 車両の走行状態を検出する走行状態検出
手段と、 ステアリングホイールの転舵動作を伝達する伝達系に設
けられ、ステアリングホイール位置を車両の左右方向に
移動させる左右方向移動機構と、 前記走行状態検出手段により検出される車両の走行状態
に応じて、ステアリングホイール位置の車両左右方向の
移動を制御する左右移動制御手段と、 を備えたことを特徴とする操舵装置。 - 【請求項9】 請求項8に記載の操舵装置において、 前記走行状態検出手段は、運転者が操作する転舵方向を
検出する転舵方向検出手段であり、 前記左右移動制御手段は、転舵方向が右転舵時はステア
リングホイールが運転者に対し右に移動し、転舵方向が
左転舵時はステアリングホイールが運転者に対し左に移
動する左右移動制御を行う手段であることを特徴とする
操舵装置。 - 【請求項10】 請求項9に記載の操舵装置において、 前記走行状態検出手段として、車速を検出する車速検出
手段を加え、 前記左右移動制御手段は、右転舵時の右移動量と左転舵
時の左移動量とを車速の上昇と共に減少させる左右移動
制御を行う手段であることを特徴とする操舵装置。 - 【請求項11】 請求項10に記載の操舵装置におい
て、 前記左右移動制御手段は、車速が設定閾値を超えた場
合、ステアリングホイールの移動方向を反転させ、車速
の上昇と共に移動量を増加させる左右移動制御を行う手
段であることを特徴とする操舵装置。 - 【請求項12】 請求項8に記載の操舵装置において、 前記走行状態検出手段は、車両の横滑り角を算出する横
滑り角算出手段であり、 前記左右移動制御手段は、運転者からみたステアリング
ホイールの中心位置を車両の横滑り角方向に一致させる
左右移動制御を行う手段であることを特徴とする操舵装
置。 - 【請求項13】 請求項9に記載の操舵装置において、 前記走行状態検出手段として、車両に加わる横加速度を
検出する横加速度検出手段を加え、 前記左右移動制御手段は、右転舵時の右移動量と左転舵
時の左移動量とを、横加速度の上昇と共に大きくする左
右移動制御を行う手段であることを特徴とする操舵装
置。 - 【請求項14】 請求項9に記載の操舵装置において、 前記走行状態検出手段として、車両のヨーレートを検出
するヨーレート検出手段を加え、 前記左右移動制御手段は、右転舵時の右移動量と左転舵
時の左移動量とを、ヨーレートの上昇と共に大きくする
左右移動制御を行う手段であることを特徴とする操舵装
置。 - 【請求項15】 請求項8ないし請求項14の何れかに
記載の操舵装置において、 前記左右移動制御手段は、右方向に移動する時はステア
リングホイールのホイール面が左を向き、左方向に移動
する時はステアリングホイールのホイール面が右を向く
制御を行う手段であることを特徴とする操舵装置。 - 【請求項16】 車両の走行状態を検出する走行状態検
出手段と、 ステアリングホイールの転舵動作を伝達する伝達系に設
けられ、ステアリングホイール位置を車両の前後方向に
移動させる前後方向移動機構およびステアリングホイー
ル位置を車両の左右方向に移動させる左右方向移動機構
と、 前記走行状態検出手段により検出される車両の走行状態
に応じて、ステアリングホイール位置の車両前後方向の
移動を制御する前後移動制御手段およびステアリングホ
イール位置の車両左右方向の移動を制御する左右移動制
御手段と、 を備えたことを特徴とする操舵装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001368418A JP2003165447A (ja) | 2001-12-03 | 2001-12-03 | 操舵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001368418A JP2003165447A (ja) | 2001-12-03 | 2001-12-03 | 操舵装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003165447A true JP2003165447A (ja) | 2003-06-10 |
Family
ID=19178010
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001368418A Pending JP2003165447A (ja) | 2001-12-03 | 2001-12-03 | 操舵装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003165447A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005313770A (ja) * | 2004-04-28 | 2005-11-10 | Toyota Motor Corp | 操舵制御装置 |
| JP2007261324A (ja) * | 2006-03-27 | 2007-10-11 | Jtekt Corp | 車両用操舵装置 |
| JP2008105576A (ja) * | 2006-10-26 | 2008-05-08 | Nsk Ltd | ステアリング制御装置および方法 |
| JP2008120178A (ja) * | 2006-11-09 | 2008-05-29 | Aisin Seiki Co Ltd | ステアリング操作位置調整装置 |
| JP2009196462A (ja) * | 2008-02-20 | 2009-09-03 | Honda Motor Co Ltd | 操舵装置 |
| JP2009248671A (ja) * | 2008-04-03 | 2009-10-29 | Honda Motor Co Ltd | 操舵装置 |
| JP2017074901A (ja) * | 2015-10-16 | 2017-04-20 | 日産自動車株式会社 | 操舵装置及びその制御方法 |
| CN112441106A (zh) * | 2019-08-27 | 2021-03-05 | 北汽福田汽车股份有限公司 | 方向盘角度调节装置、车辆转向器和车辆 |
| FR3101599A1 (fr) * | 2019-10-04 | 2021-04-09 | Jtekt Europe | Procédé de réglage d’une position d’un volant dans un système de direction en fonction d’une situation de conduite |
| CN114889541A (zh) * | 2022-05-18 | 2022-08-12 | 海信集团控股股份有限公司 | 一种车辆方向盘调节方法及装置 |
-
2001
- 2001-12-03 JP JP2001368418A patent/JP2003165447A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005313770A (ja) * | 2004-04-28 | 2005-11-10 | Toyota Motor Corp | 操舵制御装置 |
| JP2007261324A (ja) * | 2006-03-27 | 2007-10-11 | Jtekt Corp | 車両用操舵装置 |
| JP2008105576A (ja) * | 2006-10-26 | 2008-05-08 | Nsk Ltd | ステアリング制御装置および方法 |
| JP2008120178A (ja) * | 2006-11-09 | 2008-05-29 | Aisin Seiki Co Ltd | ステアリング操作位置調整装置 |
| JP2009196462A (ja) * | 2008-02-20 | 2009-09-03 | Honda Motor Co Ltd | 操舵装置 |
| JP2009248671A (ja) * | 2008-04-03 | 2009-10-29 | Honda Motor Co Ltd | 操舵装置 |
| JP2017074901A (ja) * | 2015-10-16 | 2017-04-20 | 日産自動車株式会社 | 操舵装置及びその制御方法 |
| CN112441106A (zh) * | 2019-08-27 | 2021-03-05 | 北汽福田汽车股份有限公司 | 方向盘角度调节装置、车辆转向器和车辆 |
| CN112441106B (zh) * | 2019-08-27 | 2022-08-12 | 北汽福田汽车股份有限公司 | 方向盘角度调节装置、车辆转向器和车辆 |
| FR3101599A1 (fr) * | 2019-10-04 | 2021-04-09 | Jtekt Europe | Procédé de réglage d’une position d’un volant dans un système de direction en fonction d’une situation de conduite |
| CN114889541A (zh) * | 2022-05-18 | 2022-08-12 | 海信集团控股股份有限公司 | 一种车辆方向盘调节方法及装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN101378951B (zh) | 同轴两轮倒立摆型移动车辆 | |
| US10639953B2 (en) | Automatic tilting vehicle | |
| JP3627120B2 (ja) | 車両用操舵装置 | |
| JP2003175843A (ja) | 舵角比可変装置 | |
| CN107792264B (zh) | 行驶装置 | |
| WO2005102762A1 (ja) | 車両の姿勢制御装置 | |
| JPS6410396B2 (ja) | ||
| JPS6085066A (ja) | 前後輪の操舵装置 | |
| JPS6044185B2 (ja) | 車両の操舵方法及びその装置 | |
| CA1248032A (en) | Front and rear wheel steering device | |
| JP2009126309A (ja) | 車両のステアリング装置 | |
| CN110386216B (zh) | 自动倾斜车辆 | |
| JP2000052997A (ja) | 車両用操舵装置 | |
| JP3716529B2 (ja) | 操舵装置 | |
| CN118494597A (zh) | 适用多驾驶场景的上下转中位同步方法及系统 | |
| JP5086943B2 (ja) | 車両用操舵装置 | |
| JPS5963273A (ja) | 自動車の操舵装置 | |
| JP2004058730A (ja) | ステアリングシステム | |
| JP2001206229A (ja) | 自動車用運転操作装置 | |
| JP2007210374A (ja) | 車両の操舵制御装置及び操舵装置 | |
| JP2019156316A (ja) | 自動傾斜車両 | |
| JPH0735146B2 (ja) | 車輌の前後輪操舵装置 | |
| JP2006347399A (ja) | キャンバ角制御装置 | |
| JPH05213026A (ja) | サスペンション制御装置 | |
| JP4887895B2 (ja) | トーションビーム式サスペンション、その制御方法及び自動車 |