JP2003169596A - 個別急速凍結装置 - Google Patents

個別急速凍結装置

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JP2003169596A
JP2003169596A JP2001373646A JP2001373646A JP2003169596A JP 2003169596 A JP2003169596 A JP 2003169596A JP 2001373646 A JP2001373646 A JP 2001373646A JP 2001373646 A JP2001373646 A JP 2001373646A JP 2003169596 A JP2003169596 A JP 2003169596A
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frozen
conveyor
freezing
air
individual quick
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JP2001373646A
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Hidetoshi Kanao
英敏 金尾
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MINAMI SHOKUHIN KK
Hachiyo Engineering Co Ltd
Original Assignee
MINAMI SHOKUHIN KK
Hachiyo Engineering Co Ltd
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    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2400/00—General features of, or devices for refrigerators, cold rooms, ice-boxes, or for cooling or freezing apparatus not covered by any other subclass
    • F25D2400/30—Quick freezing

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  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エビやアサリのむき身、貝柱等の被凍結体を
一個ずつ素早く凍結するにあたり、被凍結体どうしの付
着や、被凍結体がコンベヤ等に付着することを防止し、
また運転も効率良く経済的に行える新規な個別急速凍結
装置を提供する。 【解決手段】 本発明の個別急速凍結装置1は、被凍結
体Wを落下供給する投入コンベヤ2と、搬送面30がプ
ラスチック素材で形成された表面凍結コンベヤ3との間
に、投入コンベヤ2から落下してくる被凍結体Wにエア
を吹き付ける吹飛ばしノズル5を設け、被凍結体Wを、
少なくとも自然落下以上に長い滞空時間と飛距離をもっ
て表面凍結コンベヤ3上に落下させるようにし、落下中
に被凍結体Wの表面をほぼ凍結させるようにしたことを
特徴とする。また搬送面30に吹上風を生起させる送風
ファン31は、投入コンベヤ2から遠ざかるにつれて複
数設けられ、個別に制御できるようにしたことを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエビやアサリのむき
身、貝柱等の被凍結体を一個ずつ素早く凍結(バラ凍
結)する装置に関するものであり、特に被凍結体どうし
の付着や、被凍結体がコンベヤ等に付着することを防止
し、また運転も効率良く経済的に行える新規な個別急速
凍結装置(IQF;Individual Quick Freezing の略)
に係るものである。
【0002】
【発明の背景】例えば冷凍食品のピラフ等は、米粒、
肉、野菜、エビ等の各具材が互いにくっ付かないように
個別に凍結(バラ凍結)され、袋等への充填時に適宜の
量ずつ混合されるものである。このように冷凍食品等に
あっては、各具材どうしがくっ付いてしまうことがない
ように、それぞれ単品で凍結させる必要があり、個別急
速凍結手法は、このような場合に適用される凍結手法で
ある。
【0003】そして従来このような個別急速凍結は、例
えば図5に示すように、実質的に凍結処理を行う表面凍
結コンベヤ3′と、この表面凍結コンベヤ3′にエビ等
の被凍結体Wを自然落下状態に供給する投入コンベヤ
2′とを具えるものであった。そして表面凍結コンベヤ
3′は、搬送面30′に多数の通気孔32′が穿設され
るとともに、この通気孔32′から上方に向かって風を
吹き上げる送風ファン31′を具え、凍結処理は室温が
冷凍雰囲気に維持された密閉空間内で行われるのが一般
的であった。
【0004】すなわち従来手法では、被凍結体Wは、ま
ず投入コンベヤ2′から表面凍結コンベヤ3′に、その
まま自然落下状態に供給されるものであり、その後、表
面凍結コンベヤ3′上において送風ファン31′の吹上
風による浮き上がりと、重力による落下を繰り返しなが
ら、徐々に搬送されるものであった。その間、被凍結体
Wは、繰り返し受ける、この上下動(上昇と落下)によ
って、被凍結体Wどうしの付着や、搬送面30′等への
付着が防止されながら、表面が凍結されるものであっ
た。因みにこのような従来手法は、被凍結体Wを流しな
がら凍結することに起因して、フローフリーズ方式と呼
ばれていた。しかしながらこのような従来のフローフリ
ーズ手法にあっては、以下に示すような問題があった。
【0005】まず従来のフローフリーズ方式は、被凍結
体Wを投入コンベヤ2′から表面凍結コンベヤ3′まで
短時間で落下させるため、落下時の慣性によって被凍結
体Wが表面凍結コンベヤ3′に衝突し、そのまま搬送面
30′に付着し、凍り付いてしまう場合があり、問題で
あった。また従来手法は、上述したように、被凍結体W
を表面凍結コンベヤ3′上で常時、上下に振動させるこ
とで、搬送面30′や被凍結体W同士の付着防止を図る
ものであるが、上下動だけでは、充分に付着を阻止でき
ないことがあった。もちろん送風ファン31′の風量を
大きくして、被凍結体Wの上下動を強化すれば、付着防
止の効果向上は望めるが、これでは運転効率が悪くな
り、また被凍結体Wがコンベヤに落下する際の衝撃が過
大であった場合には、表面が凍った被凍結体Wが欠けて
しまうことも懸念され、根本的な解決手法ではなかっ
た。
【0006】更に投入コンベヤ2′によって搬送されて
くる被凍結体Wには、幾らかの水分Lが付着し、一緒に
送られてくるものであり、この水分Lが被凍結体Wの自
然落下に伴い、表面凍結コンベヤ3′上に落ちるもので
あった。このため従来手法では、例えば図5の拡大図に
示すように、落下した水分Lが表面凍結コンベヤ3′の
通気孔32′に入り込んで、ここを塞ぐように凍り付い
てしまうという問題があった。もちろんこのような場合
には、送風ファン31′からの送風が搬送面上の被凍結
体Wまで届かず、装置全体の凍結能力を低下させる要因
となっていた。
【0007】
【開発を試みた技術的課題】本発明はこのような背景を
認識してなされたものであって、被凍結体の付着を、よ
り効果的に防止し、運転も効率的且つ経済的に行える新
規な個別急速凍結装置の開発を試みたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち請求項1記載の
個別急速凍結装置は、被凍結体を表面凍結コンベヤに落
下供給する投入コンベヤと、搬送面に多数の通気孔が穿
設され、下方から上向きの吹上風を搬送面上の被凍結体
に作用させるようにした表面凍結コンベヤとを具え、冷
凍雰囲気下の室内で被凍結体の表面を個別に且つ急速に
凍結処理できるようにした装置において、前記投入コン
ベヤと表面凍結コンベヤとの間に、投入コンベヤから落
下してくる被凍結体にエアを吹き付ける吹飛ばしノズル
を設け、被凍結体を、少なくとも自然落下するときより
も長い滞空時間と飛距離をもって表面凍結コンベヤ上に
落下させるようにし、落下中に被凍結体の表面をほぼ凍
結させるようにしたことを特徴として成るものである。
この発明によれば、被凍結体は、吹飛ばしノズルによっ
て適宜の滞空時間と飛距離を有するように投入コンベヤ
から落下し、バラバラとなった空中で表面凍結が行われ
るため、被凍結体が他の被凍結体やコンベヤ等にくっ付
くことがほとんどなく、バラ凍結が良好に行える。また
吹飛ばしノズルからのエアは、投入コンベヤから落下し
てくる水滴(被凍結体等に付着して同搬されてきたも
の)をも微細な霧状に飛ばして空中で凍らせるため、水
滴が表面凍結コンベヤの通気孔に入り込んで、ここを塞
ぐように凍り付くことがなく、従って凍結能力の低下も
防止できる。
【0009】また請求項2記載の個別急速凍結装置は、
前記請求項1記載の要件に加え、前記表面凍結コンベヤ
において吹上風を生起させる送風ファンは、投入コンベ
ヤに近い方から遠ざかるにつれて、幾つかのゾーンに区
切られて複数設けられ、このゾーン毎に個別に制御でき
るように構成されることを特徴として成るものである。
この発明によれば、吹上風を生じさせる複数の送風ファ
ンが、インバータ等によって別個に制御できるため、投
入コンベヤに近い方の送風量を大きく、離れるにつれて
徐々に小さくするような制御ができ、効率的な運転が行
える。
【0010】更にまた請求項3記載の個別急速凍結装置
は、前記請求項1または2記載の要件に加え、前記表面
凍結コンベヤは、搬送面が、プラスチック素材で形成さ
れることを特徴として成るものである。この発明によれ
ば、表面凍結コンベヤの搬送面が、熱伝導率が低く(悪
く)、また熱容量が小さく、なお且つ剥離性が良いポリ
エチレン等のプラスチック素材で形成されるため、被凍
結体が搬送面に付着し難く、またくっ付いた場合であっ
ても剥がしやすい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明を図示の実施の形態に
基づいて説明する。本発明の個別急速凍結装置1は、エ
ビやアサリのむき身、貝柱等の被凍結体Wを個別に凍結
するものであり、一般にこのような凍結手法をバラ凍結
という。またこの装置は通常IQF(Individual Quick
Freezing の略)と呼ばれる。そして本発明では、この
ようなバラ凍結を行うにあたって、極力、被凍結体Wど
うしがくっつかないように、また被凍結体Wが装置等に
張り付かないようにしたものであり、且つ装置も効率良
く運転できるようにしたものである。
【0012】本発明の個別急速凍結装置1は、一例とし
て図1、2に示すように、被凍結体Wを落下供給する投
入コンベヤ2と、被凍結体Wの表面を実質的に凍結させ
る表面凍結コンベヤ3と、被凍結体Wを芯まで凍結させ
る芯凍結コンベヤ4とを具え、これらを順次連結して成
るものである。そして本発明においては、投入コンベヤ
2と表面凍結コンベヤ3との間に、投入コンベヤ2から
落下された直後の被凍結体Wにエアを吹き付ける吹飛ば
しノズル5を組み込み、被凍結体Wが表面凍結コンベヤ
3に落下するまでの滞空時間や飛距離を適宜確保してい
る。また本実施の形態では、投入コンベヤ2を一つの断
熱パネル6Aで覆い、表面凍結コンベヤ3と芯凍結コン
ベヤ4とを別の断熱パネル6Bで覆っている。そして断
熱パネル6A、6Bで覆われた各部屋には、冷却機7
A、7Bを設け、処理室内をほぼ一定の温度(冷凍雰囲
気)に維持できるように形成している。具体的には投入
コンベヤ2を設ける室内が、一例として約+0℃程度、
表面凍結コンベヤ3及び芯凍結コンベヤ4を設ける室内
が、一例として約−35℃程度に維持される。なお各室
内とも常圧雰囲気下に維持され、凍結処理が行われるも
のである。以下、主な構成部材について説明する。
【0013】まず投入コンベヤ2について説明する。こ
のものは、表面凍結コンベヤ3の前段に設けられ、表面
凍結コンベヤ3に被凍結体Wを落下供給するものであ
る。また投入コンベヤ2は、表面凍結コンベヤ3の凍結
が効果的に行えるように、事前処理をも行うものであ
る。具体的には、被凍結体Wに付着した水分を吹き飛ば
すための水切ブロー21、被凍結体Wを適宜の温度まで
予備冷却する事前冷却装置22、被凍結体W等に付着し
た水分を吸い取る吸引装置23等が適宜設けられる。ま
たこのような事前処理は、投入コンベヤ2そのものにも
施されるものであり、コンベヤの水分を飛ばす水切ブロ
ー24、搬送面20に遠赤外線を照射する遠赤ヒータ2
5等が適宜設けられる。
【0014】次に表面凍結コンベヤ3について説明す
る。このものは、主に被凍結体Wの表面を短時間で凍結
させるものであり、搬送面30に吹上風(室内が冷凍雰
囲気に保たれるため冷風となる)を生起させる送風ファ
ン31を具えるものである。このため表面凍結コンベヤ
3は、搬送面30に多数の通気孔32が穿設されてい
る。また吹上風を生起させる送風ファン31は、一例と
して図1、3(a)に示すように、コンベヤ(搬送面3
0)を左右から挟むように両側に設けられ、送風を行う
にあたっては、一例としてステンレス製の板材でダクト
状に形成されたガイド体33によって、風を循環させて
搬送面30に吹上風を生じさせている。
【0015】そして二基の送風ファン31を組み合わせ
て形成される循環風は、投入コンベヤ2に近い方から幾
つかのゾーンに分かれるように(例えば図1、2では4
つのゾーンに分かれ、図4では3つのゾーンに分かれて
いる)、複数形成されている。このため送風ファン31
も複数設けられるものであり、これらを各ゾーン毎に示
す場合には、投入コンベヤ2に近い方から31A、31
B、31C、31D・・・と符号を付すものである。な
お送風ファン31は、各々インバータ等が付設され、各
ゾーン毎に別個に送風量が制御できるように構成されて
いる。
【0016】因みに送風ファン31による吹上風の風速
は、一例として約20m/秒程度である。なお送風制御
にあたっては、投入コンベヤ2から遠ざかるに連れて風
量を小さくするのが一般的な制御手法であるが、投入コ
ンベヤ2に最も近い送風ファン31Aの風量をどの程度
にするか、あるいは各送風ファンの風量をどの程度ずつ
落とすかなどは、被凍結体Wの一個当たりの重量(単
重)や大きさ、あるいは処理室内の温度等の加工条件に
よって異なる。
【0017】また表面凍結コンベヤ3においてベルトや
スラット等によって形成される搬送面30は、ポリエチ
レン等のプラスチック(合成樹脂)素材で形成される。
これはプラスチック素材は、熱伝達率が低く(悪く)、
また熱容量が小さく、なお且つ剥離性が良いためであ
り、これによって被凍結体Wは搬送面30にくっ付くこ
とが防止され、また付着した場合であっても容易に取り
やすいものである。もちろんコンベヤの搬送面30をプ
ラスチック素材で形成することは、前記投入コンベヤ2
や後述する芯凍結コンベヤ4においても採用することが
好ましい。
【0018】次に吹飛ばしノズル5について説明する。
このものは、投入コンベヤ2から表面凍結コンベヤ3に
供給される間の被凍結体Wにエアを吹き付けて、このも
のに適宜の滞空時間と飛距離を持たせるようにしたもの
である。このため吹飛ばしノズル5は、一例として図4
に示すように、ブロワファン51等に接続され、投入コ
ンベヤ2から落下供給された直後の被凍結体Wに対し
て、例えば約100m/秒程度のエアを吹き付け得るよ
うに構成される。なお上記「適宜の滞空時間と飛距離」
とは、被凍結体Wの単重や大きさ等によって異なるが、
少なくとも被凍結体Wが投入コンベヤ2から表面凍結コ
ンベヤ3に、そのまま自然落下するときよりも長い時間
と距離である。このように被凍結体Wは、吹飛ばしノズ
ル5から吐き出されるエアによって、投入コンベヤ2か
ら空中に投げ出されるように吹き飛ばされ、空中でほぼ
表面が凍結した後、表面凍結コンベヤ3に到るものであ
る。なお吹飛ばしノズル5は、被凍結体Wの単重や大き
さ等に対応して滞空時間や飛距離が適宜調整できるよう
に、エアの吐出角度や吐出量等を適宜変更できるように
することが好ましい。
【0019】因みに被凍結体Wが投入コンベヤ2から落
下供給されてから、表面凍結コンベヤ3上において表面
が凍結されるまでの時間、すなわち被凍結体Wの実質的
な表面凍結に要する時間は、一例として30秒から1分
程度である。また表面凍結コンベヤ3の搬送速度は、一
例として約3m/分程度である。更にまた図1に示した
実施の形態においては、通気孔32を有した複数のスラ
ットを搬送方向につないだタイプの表面凍結コンベヤ3
を示したが、表面凍結コンベヤ3は、このようなスラッ
トコンベヤに限定されるものではなく、他にも振動コン
ベヤ等を適用することが可能である。この際、もちろん
搬送面には、小径の通気孔が多数穿設されるものであ
る。
【0020】次に芯凍結コンベヤ4について説明する。
このものは、ほぼ表面が凍った被凍結体Wを、更に芯ま
で充分に凍結させるものであり、一例として図1、3
(b)に示すように、サクションファン41を具えて成
るものである。なお芯凍結コンベヤ4の搬送面40に
も、表面凍結コンベヤ3と同様に、通気孔42が多数穿
設され、搬送面上の被凍結体Wに対して上方から下方に
風が吸引される。そしてこのような吸引風を生起させる
にあたっては、一例としてステンレス製の板材でダクト
状に形成されたガイド体43の内部の空気をサクション
ファン41によって吸い込み、搬送面40に下方への吸
引風を生じさせている。なお被凍結体Wに作用する吸引
風は、一例として約0.5m/秒程度の風速である。ま
た芯凍結コンベヤ4の搬送速度は、一例として約1m/
分程度であり、芯凍結コンベヤ4による搬送時間すなわ
ち実質的に芯凍結に要する時間は、一例として5分程度
である。
【0021】本発明の個別急速凍結装置1は、以上のよ
うな基本構造を有するものであり、以下この装置によっ
て被凍結体Wを凍結する作動態様について説明する。 (1)投入コンベヤによる搬送 被凍結体Wは、投入コンベヤ2により表面凍結コンベヤ
3へと搬送されながら、投入コンベヤ2上において表面
凍結の事前処理が成される。具体的には水切ブロー21
による水分吹き飛ばし、事前冷却装置22からの冷風に
よる予備冷却、吸引装置23による水分の吸い取り等が
適宜行われる。因みに投入コンベヤ2そのものも、搬送
面20が遠赤ヒータ25によって乾燥されたり、水切ブ
ロー24による水分飛ばし等を受けるものである。
【0022】(2)投入コンベヤから表面凍結コンベヤ
間での表面凍結 被凍結体Wは、投入コンベヤ2による搬送が終了した直
後、吹飛ばしノズル5から吐き出されるエアによって、
適宜の滞空時間と飛距離を有して表面凍結コンベヤ3に
落下供給される。この際、落下中の滞空時間及び飛距離
は、被凍結体Wの単重や大きさ等によって異なるもので
あるが、少なくとも自然落下状態で供給されるときより
も、長い滞空時間と遠い飛距離である。このため被凍結
体Wは、一例として図4に示すように、空中をバラバラ
の状態で落下し、その間に表面凍結コンベヤ3からの吹
上風(冷風)を受けて、表面がほぼ凍結される。これに
よって被凍結体Wは、他の被凍結体Wにくっ付くこと
や、着地面となる搬送面30に張り付くことがほとんど
ない。
【0023】なお上述したように投入コンベヤ2におい
て搬送面20や被凍結体Wに付着した水分を極力除去す
ることが好ましいが、このような事前処理を行っても、
幾らかは被凍結体W等に付着、残留した水分Lが、投入
コンベヤ2から表面凍結コンベヤ3に落下するものであ
る。しかしながら、本発明においては、図4に併せて示
すように、被凍結体W等とともに同搬されてきた水分L
も、吹飛ばしノズル5のエアによって空中に吹き飛ばさ
れ、空中で小さな霧状になり、凍結した状態で表面凍結
コンベヤ3に落下するものである。従って投入コンベヤ
2上において被凍結体W等に付着、残留していた水分L
が、表面凍結コンベヤ3にそのまま落下、凍結して、通
気孔32を塞いでしまうことがなく(図4の拡大図参
照)、表面凍結コンベヤ3の凍結能力を持続させること
ができる。
【0024】(3)表面凍結コンベヤによる搬送 被凍結体Wは、ほぼ表面が凍った状態で表面凍結コンベ
ヤ3上に落下した後、送風ファン31による吹き上げを
受けながら芯凍結コンベヤ4へと移送される。なお本実
施の形態では、送風ファン31は、各ゾーン毎に別個に
制御できるように形成されているため、図4に示すよう
に、投入コンベヤ2に最も近いもの(送風ファン31
A)の送風量が大きく、遠くなるに連れて弱く設定され
るものである。そして送風ファン31による吹上風は、
被凍結体Wの表面を凍結するのはもちろんのこと、被凍
結体Wを表面凍結コンベヤ3上において上下動させ、搬
送面30への張り付きを防止するものでもあり、また落
下する被凍結体Wに適宜の滞空時間と飛距離を付与し得
るものと考えられる。因みに上記図4のコンベヤ上に示
した上向きの矢印の違いは、送風ファン31の送風量が
個別に制御されることを誇張して示したものであり、吹
上風による被凍結体Wの上昇距離(上昇高さ)を示すも
のではない。また本実施の形態では、表面凍結コンベヤ
3の搬送面30は、ポリエチレン等のプラスチック素材
で形成されるものである。このため被凍結体Wは、より
一層、表面凍結コンベヤ3に張り付き難いものであり、
また被凍結体Wが張り付いた場合であっても、剥がれや
すいものである。
【0025】(4)芯凍結コンベヤでの芯凍結 芯凍結コンベヤ4に搬送された被凍結体Wは、搬送面4
0上において下方から吸引され、個別に且つ均一に芯ま
で充分凍結される。
【0026】
【発明の効果】まず請求項1記載の発明によれば、被凍
結体Wは、投入コンベヤ2から表面凍結コンベヤ3に落
下する際、吹飛ばしノズル5のエアによって適宜の滞空
時間と飛距離を有するように供給されるため、被凍結体
Wどうしが概ね分離した空中で表面凍結が行える。この
ため、被凍結体Wの他のものへの付着防止が図れ、被凍
結体Wのバラ凍結が極めて効率的に行える。また吹飛ば
しノズル5からのエアは、被凍結体W等と共に投入コン
ベヤ2によって同搬されてきた水分Lをも霧状に飛ばし
て空中で凍らせるため、表面凍結コンベヤ3の目詰まり
も防止でき、凍結能力の維持、向上が図れる。
【0027】また請求項2記載の発明によれば、複数設
けられた送風ファン31が個別に制御できるため、経済
的な運転が行える。
【0028】更にまた請求項3記載の発明によれば、表
面凍結コンベヤ3の搬送面30が、ポリエチレン等のプ
ラスチック素材で形成されるため、被凍結体Wが搬送面
30に付着することがほとんどなく、またくっ付いた場
合であっても剥がしやすい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の個別急速凍結装置を示す斜視図であ
る。
【図2】同上骨格的側面図である。
【図3】図2におけるA−A線における断面図(a)、
並びに同図B−B線における断面図(b)である。
【図4】表面凍結コンベヤ上における被凍結体の落下状
態の一例を示す説明図である。
【図5】従来の個別急速凍結手法を示す説明図である。
【符号の説明】
1 個別急速凍結装置 2 投入コンベヤ 3 表面凍結コンベヤ 4 芯凍結コンベヤ 5 吹飛ばしノズル 6A 断熱パネル 6B 断熱パネル 7A 冷却機 7B 冷却機 20 搬送面 21 水切ブロー 22 事前冷却装置 23 吸引装置 24 水切ブロー 25 遠赤ヒータ 30 搬送面 31 送風ファン 31A 送風ファン 31B 送風ファン 31C 送風ファン 31D 送風ファン 32 通気孔 33 ガイド体 40 搬送面 41 サクションファン 42 通気孔 43 ガイド体 51 ブロワファン L 水分 W 被凍結体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被凍結体を表面凍結コンベヤに落下供給
    する投入コンベヤと、 搬送面に多数の通気孔が穿設され、下方から上向きの吹
    上風を搬送面上の被凍結体に作用させるようにした表面
    凍結コンベヤとを具え、 冷凍雰囲気下の室内で被凍結体の表面を個別に且つ急速
    に凍結処理できるようにした装置において、 前記投入コンベヤと表面凍結コンベヤとの間に、投入コ
    ンベヤから落下してくる被凍結体にエアを吹き付ける吹
    飛ばしノズルを設け、 被凍結体を、少なくとも自然落下するときよりも長い滞
    空時間と飛距離をもって表面凍結コンベヤ上に落下させ
    るようにし、落下中に被凍結体の表面をほぼ凍結させる
    ようにしたことを特徴とする個別急速凍結装置。
  2. 【請求項2】 前記表面凍結コンベヤにおいて吹上風を
    生起させる送風ファンは、投入コンベヤに近い方から遠
    ざかるにつれて、幾つかのゾーンに区切られて複数設け
    られ、このゾーン毎に個別に制御できるように構成され
    ることを特徴とする請求項1記載の個別急速凍結装置。
  3. 【請求項3】 前記表面凍結コンベヤは、搬送面が、プ
    ラスチック素材で形成されることを特徴とする請求項1
    または2記載の個別急速凍結装置。
JP2001373646A 2001-12-07 2001-12-07 個別急速凍結装置 Pending JP2003169596A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011079601A (ja) * 2009-10-05 2011-04-21 Mtec Co Ltd コンベヤ移載ローラ及び乾燥食品等の製造ライン
JP2011111281A (ja) * 2009-11-26 2011-06-09 Tsubakimoto Chain Co フリーザ仕様コンベヤ装置
JP2012013314A (ja) * 2010-06-30 2012-01-19 Yasujima:Kk 冷却装置
EP2422631A1 (en) * 2010-08-30 2012-02-29 Linde Aktiengesellschaft Apparatus and method for chilling or freezing a product
KR101916714B1 (ko) * 2017-01-26 2018-11-08 정이영 식품급속 개체냉동장치
JP2021139608A (ja) * 2020-03-10 2021-09-16 フードテクノエンジニアリング株式会社 貝類むき身の急速個別冷凍機

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