JP2003170761A - ヘッドアップディスプレイの車両搭載構造 - Google Patents

ヘッドアップディスプレイの車両搭載構造

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JP2003170761A
JP2003170761A JP2001369785A JP2001369785A JP2003170761A JP 2003170761 A JP2003170761 A JP 2003170761A JP 2001369785 A JP2001369785 A JP 2001369785A JP 2001369785 A JP2001369785 A JP 2001369785A JP 2003170761 A JP2003170761 A JP 2003170761A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヘッドアップディスプレイの、インストルメ
ントパネル裏面側における搭載スペースの省スペース化
を図る。 【解決手段】 HUD30の表示器33、反射鏡34お
よび凹面鏡35をサイドフェイスダクト16内に配置す
るので、HUD30のインパネ2裏面側における搭載ス
ペースの省スペース化を図ることができる。また、HU
D30のケーシング31に作業用開口部31aを設け、
この作業用開口部31aに脱着可能なカバー32を備
え、また、インパネ2のうちカバー32と対向する部分
に作業用開口部2aを設け、この作業用開口部2aに脱
着可能なインパネガーニッシュ2bを備えるので、イン
パネガーニッシュ2bおよびカバー32を取り外すだけ
で凹面鏡35等に付着した埃を容易に除去できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘッドアップディ
スプレイの車両搭載構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に、車両用ヘッドアップディスプ
レイ(以下、HUDと称する。)はケーシング内に表示
器および凹面鏡等を内蔵して構成されており、インスト
ルメントパネルの裏面側に搭載されている。そして、表
示器の出射面から出射された表示情報としての表示光が
凹面鏡で反射されてフロントウインドシールド上に入射
し、この入射光がフロントウインドシールドにより反射
されることで表示情報が当該フロントウインドシールド
によりその前方に虚像として表示される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、HUDの体格
は比較的大きいので、インストルメントパネルの裏面側
のスペースを大きく占有してしまう。特に近年では、ス
ピードメータやウォーニング表示のみならず、ナビゲー
ション経路案内やナイトビジョン(暗視)をHUDで表
示させるようになってきており、このようなHUDでは
体格が非常に大きいものとなる。
【0004】従って、インストルメントパネルの裏面側
のスペースが小さい車両においては、インストルメント
パネルの裏面側に配置された空調ダクト等の他の車両搭
載部品とHUDが干渉してしまい、HUDの搭載が困難
になるという問題が生じる。
【0005】本発明は、上記点に鑑み、ヘッドアップデ
ィスプレイの、インストルメントパネル裏面側における
搭載スペースの省スペース化を図ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、車両の車室内にてフロ
ントウインドシールド(1)の下方に位置するインスト
ルメントパネル(2)の裏面側にて、表示情報を表す表
示光を出射する表示器(33)と、表示器(33)から
の表示光をフロントウインドシールド(1)の裏面に向
けて反射する凹面鏡(35)とを備え、フロントウイン
ドシールド(1)が凹面鏡(35)からの反射光を反射
して表示情報を前方に虚像として表示するようにしたヘ
ッドアップディスプレイ(30)の、車両搭載構造であ
って、表示器(33)および凹面鏡(35)を、インス
トルメントパネル(2)の裏面側にて空調風を流通させ
る空調ダクト(14)の内部に配置し、空調ダクト(1
4)のうち表示器(33)および凹面鏡(35)が配置
された部分に第1開口部(31a)を設けるとともに、
この第1開口部(31a)に開閉可能な第1蓋部材(3
2)を備え、インストルメントパネル(2)のうち第1
蓋部材(32)と対向する部分に第2開口部(2a)を
設けるとともに、この第2開口部(2a)に開閉可能な
第2蓋部材(2b)を備えることを特徴とする。
【0007】これにより、表示器(33)および凹面鏡
(35)を、インストルメントパネル(2)の裏面側に
て空調風を流通させる空調ダクト(14)の内部に配置
するので、ヘッドアップディスプレイ(30)のインス
トルメントパネル(2)裏面側における搭載スペースの
省スペース化を図ることができる。従って、インストル
メントパネル(2)の裏面側のスペースが小さい車両で
あっても、ヘッドアップディスプレイ(30)の搭載を
容易にできる。
【0008】ところで、本発明の実施にあたり、空調ダ
クト(14)内の気流により、凹面鏡(35)の反射面
および表示器(33)の表示光出射面に埃等の異物が付
着してしまい、虚像表示が見にくくなってしまうことが
分かった。従って、単純に空調ダクト(14)の内部に
表示器(33)および凹面鏡(35)を配置しただけで
は、異物を除去する作業の作業性が非常に悪い。すなわ
ち、インストルメントパネル(2)から空調ダクト(1
4)を取り外し、その後、表示器(33)および凹面鏡
(35)を空調ダクト(14)から取り外して異物を布
等で拭き取らなければならない。
【0009】これに対し、上記請求項1に記載の発明に
よれば、第1および第2蓋部材(、)を開けるだけで表
示器(33)および凹面鏡(35)が車室内に露出する
ことになるので、空調ダクト(14)、表示器(33)
および凹面鏡(35)を車両に搭載したまま異物を布等
で拭き取って除去することができ、異物除去の作業性を
良好にできる。
【0010】また、請求項2に記載の発明のように第1
蓋部材(32)と第2蓋部材(2b)とを一体に構成す
れば、部品点数を少なくでき、好適である。
【0011】また、請求項3に記載の発明では、車両の
車室内にてフロントウインドシールド(1)の下方に位
置するインストルメントパネル(2)の裏面側にて、表
示情報を表す表示光を出射する表示器(33)と、表示
器(33)からの表示光をフロントウインドシールド
(1)の裏面に向けて反射する凹面鏡(35)とを備
え、フロントウインドシールド(1)が凹面鏡(35)
からの反射光を反射して表示情報を前方に虚像として表
示するようにしたヘッドアップディスプレイ(30)
の、車両搭載構造であって、表示器(33)および凹面
鏡(35)を、インストルメントパネル(2)の裏面側
にて空調風を流通させる空調ダクト(14)の内部に配
置し、この空調ダクト(14)の内部に、表示器(3
3)の出射面(33c)を拭く第1ワイパ(36)と、
凹面鏡(35)の反射面(35a)を拭く第2ワイパ
(36)とを備えることを特徴とする。
【0012】これにより、上記請求項1に記載の発明と
同様に、ヘッドアップディスプレイ(30)の搭載スペ
ースの省スペース化を図ることができ、インストルメン
トパネル(2)の裏面側のスペースが小さい車両であっ
ても、ヘッドアップディスプレイ(30)の搭載を容易
にできる。
【0013】また、上記請求項3に記載の発明によれ
ば、表示器(33)の出射面(33c)を拭く第1ワイ
パ(36)と、凹面鏡(35)の反射面(35a)を拭
く第2ワイパ(36)とを駆動させることにより、空調
ダクト(14)、表示器(33)および凹面鏡(35)
を車両に搭載したまま異物を拭き取って除去することが
できるので、異物除去の作業性を良好にできる。
【0014】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一
例である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図に
基づいて説明する。
【0016】(第1実施形態)図1(a)、(b)は、
本実施形態のヘッドアップディスプレイ(以下、HUD
と称する。)の車両搭載位置を示す模式図であり、
(a)は側面図、(b)は上面図である。なお、図中の
矢印は車両搭載状態での前後上下左右方向を示す。
【0017】車両の車室内にてフロントウインドシール
ド1の下方には樹脂製のインストルメントパネル2が備
えられており、インストルメントパネル(以下、インパ
ネと称する。)2の車両前方側には、エンジンルームと
車室内とを仕切る金属製のカウル3が備えられている。
そして、インパネ2の裏面側かつカウル3の車室内側に
は、車両左右方向に延びてステアリングを支持する金属
製の支持部材4が備えられている。
【0018】そして、インパネ2の裏面側のうち車両左
右方向の略中央部分には、支持部材4に固定支持された
空調ユニット10およびセンタクラスタ組付体20が備
えられている。なお、センタクラスタ組付体20とは、
オーディオ機器等を一体に組み付けて構成されたモジュ
ール部品である。
【0019】そして、インパネ2の裏面側のうち空調ユ
ニット10の上方部分には、HUD30が搭載されてい
る。HUD30の構造およびその搭載構造は後に詳述す
る。
【0020】空調ユニット10は、樹脂製の空調ケース
11内に、冷房用熱交換器としての蒸発器12、暖房用
熱交換器としてのヒータコア13、およびエアミックス
ドア14その他の複数のドア手段14、15を内蔵して
構成されている。そして、図示しない送風機ユニットか
ら送風される内気または外気が、空調ケース11に開口
する図示しない流入口から空調ケース11内に流入する
ようになっている。
【0021】蒸発器12は、周知のごとく冷凍サイクル
の冷媒の蒸発潜熱を流入口からの流入空気から吸熱し
て、流入空気を冷却するものである。また、蒸発器12
の空気流れ下流側に配置されたヒータコア13は、蒸発
器12を通過した冷風を再加熱するものであって、その
内部にエンジン冷却水等の高温の温水が流れ、この温水
を熱源として空気を加熱する温水式熱交換器である。
【0022】また、空調ケース11にはデフロスタ開口
部11a、センタフェイス開口部11b、サイドフェイ
ス開口部11cおよび図示しないフット開口部が開口し
ている。そして、センタフェイス開口部11bにはセン
タフェイスダクト17が接続され、サイドフェイス開口
部11cにはサイドフェイスダクト16が接続されてい
る。そして、センタフェイスダクト17はインパネ2の
側面のうち車両左右方向略中央部分に形成されたセンタ
フェイス吹出口2iに接続され、サイドフェイスダクト
16はインパネ2の側面のうち車両左右方向両端部分に
形成されたサイドフェイス吹出口2jに接続されてい
る。
【0023】なお、デフロスタ開口部11aには、図示
しないセンタデフロスタダクトおよびサイドデフロスタ
ダクトが接続されている。そして、これらのデフロスタ
ダクトはインパネ2の上壁に設けられた図示しないセン
タデフロスタ吹出口およびインパネ2上壁のうち車両左
右方向両端部分に形成された図示しないサイドデフロス
タ吹出口にそれぞれ接続されている。
【0024】なお、サイドフェイスダクト16は、イン
パネ2裏面側にて車両左右方向に延びて空調風を流通さ
せる樹脂製の空調ダクトであり、本実施形態では断面矩
形状に形成されている。
【0025】以上の構成による空調ユニット10の作動
を簡単に説明すると、複数のドア手段15の操作位置を
選択することにより、周知のフェイス吹出モード、フッ
ト吹出モード、デフロスタ吹出モード等を設定できる。
そして、図示しない送風機ユニットが運転されると、送
風機ユニットからの送風空気が空調ケース11内に流入
し、その後、蒸発器12およびヒータコア13により熱
交換し、エアミックスドア14により温度調整される。
そして、このように温度調整された空調風は、所定の吹
出口から車室内に向けて吹き出される。
【0026】なお、フェイス吹出モードは乗員上半身に
向かってセンタフェイス吹出口2iおよびサイドフェイ
ス吹出口2jから空調風を吹き出すモードであり、フッ
トモードは乗員の足元に向かって空調風を吹き出すモー
ドである。そして、デフロスタ吹出モードは、フロント
ウインドシールド1および図示しないサイドウインドシ
ールドに向けてセンタ及びサイドデフロスタ吹出口から
空調風を吹き出すモードであり、これらのウインドシー
ルド1の曇り止めを行う。
【0027】次に、図2〜図4を用いてHUD30の構
造および搭載構造を説明する。なお、図中の矢印は車両
搭載状態での前後上下左右方向を示す。
【0028】図2はHUD30の分解斜視図であり、H
UD30は、樹脂製のケーシング31と、ケーシング3
1の作業用開口部31aを開閉可能な樹脂製のカバー3
2とを備えている。この作業用開口部31aは請求の範
囲における第1開口部と対応し、カバー32は請求の範
囲における第1蓋部材と対応する。なお、本実施形態で
は後述するように、カバー32をケーシング31に脱着
可能に組み付けている。そして、ケーシング31内に、
後述の表示器33、反射鏡34および凹面鏡35を固定
して、HUD30を構成している。
【0029】表示器33は、ケース33a内に、図示し
ない透過型の液晶表示パネルおよびバックライトとして
の図示しない光源を備えている。そして、光源から発せ
られた光は液晶パネルに入射され、液晶パネルから表示
情報を表す表示光が、ケース33aの開口部33bに装
着した防塵カバー33cから出射される。この防塵カバ
ー33cは透明の樹脂やガラスから形成されて、出射面
を構成している。因みに、表示情報の種類としては、ス
ピードメータ表示、ウォーニング表示の他に、ナビ経路
案内やナイトビジョン(暗視)等が挙げられる。
【0030】反射鏡34はその反射面34aにて、表示
器33から出射された表示光を凹面鏡35向けて反射す
るものである。この反射鏡34により、表示器33から
凹面鏡35までの光路長さを確保しつつ、表示器33と
凹面鏡35とを近づけて配置できるので、HUD30の
搭載スペースの省スペース化を図ることができる。
【0031】凹面鏡35は、その放物凹面形状の反射面
35aでもって、カバー32の上面の開口部32aに装
着した透明の樹脂やガラスからなる防塵カバー32bを
臨むとともに反射鏡34の反射面34aを臨むように傾
斜して配置されている。しかして、図2の矢印Aに示す
ように、表示器33から出射された表示光は、反射鏡3
4および凹面鏡35で反射され、カバー32の防塵カバ
ー32bからHUD30上方のフロントウインドシール
ド1に向かって進む。
【0032】また、ケーシング31およびカバー32に
は、サイドフェイスダクト16に接続されて空調風をケ
ーシング31内に流入させる流入口31b、32cと、
サイドフェイスダクト16に接続されて空調風を流出さ
せる流出口31c、32dとが形成されている。
【0033】そして、図3に示すように、ケーシング3
1の作業用開口部31aを閉塞するようにカバー32を
取り付けると、ケーシング31内には空調風が流通する
こととなり、ケーシング31およびカバー32はサイド
フェイスダクト16の一部として機能する。
【0034】すなわち、表示器33、反射鏡34および
凹面鏡35はサイドフェイスダクト16内に配置されて
いることとなる。よって、HUD30のインパネ2裏面
側における搭載スペースの省スペース化を図ることがで
き、インパネ2の裏面側のスペースが小さい車両であっ
ても、HUD30の搭載を容易にできる。
【0035】なお、ケーシング31はサイドフェイスダ
クト16に固定して接続されており、カバー32はサイ
ドフェイスダクト16に脱着可能に接続されている。具
体的には、サイドフェイスダクト16には突出部16a
が備えられており、カバー32の流入口32cおよび流
出口32dには、突出部14aに向かって延び、突出部
16aと係合する穴部32eを有する延出部32fが備
えられている。そして、この延出部32fは、突出部1
6aの突出方向に弾性変形可能に形成されている。
【0036】ここで、前述のように、ケーシング31お
よびカバー32はサイドフェイスダクト16の一部とし
て機能している。従って、ケーシング31の開口部31
aをカバー32により開閉するということを換言すれ
ば、サイドフェイスダクト16のうち表示器33、反射
鏡34および凹面鏡35が配置された部分に設けられた
開口部31aを、カバー32により開閉するということ
になる。
【0037】これにより、カバー32をケーシング31
およびサイドフェイスダクト16に取り付ける際には、
カバー32をケーシング31に向けて押し付けると、延
出部32fが突出部16aに押されて弾性変形し、さら
にカバー32を押し付けると突出部16aが穴部32e
にはまり込んで係合する。また、カバー32を取り外す
際には、作業者の手で延出部32fを弾性変形させて穴
部32eを突出部16aから取り外す。
【0038】図4は、インパネ2、サイドフェイスダク
ト16およびHUD30を示す分解斜視図であり、イン
パネ2の上壁のうちカバー32と対向する部分には作業
用開口部2aが形成されている。そして、この作業用開
口部2aを開閉可能な樹脂製のインパネガーニッシュ2
bにより、作業用開口部2aは閉塞されるようになって
いる。なお、この作業用開口部2aは請求の範囲におけ
る第2開口部と対応し、インパネガーニッシュ2bは請
求の範囲における第2蓋部材と対応する。
【0039】また、本実施形態ではインパネガーニッシ
ュ2bはインパネ2に脱着可能に取り付けられている。
具体的には、インパネガーニッシュ2bには下方に突出
する係合突部2cが複数箇所に形成されており、これら
の係合突部2cを、インパネ2の作業用開口部2aの周
縁に形成された複数の係合穴部2dに挿入して係合させ
ることにより、インパネガーニッシュ2bはインパネ2
に対して脱着可能となっている。なお、本実施形態では
係合突部2cを4箇所に形成している。
【0040】また、インパネガーニッシュ2bには透光
用開口部2eが形成されている。そして、図2の矢印A
に示すようにHUD30から出射される表示光は、透光
用開口部2eを通し、フロントウインドシールド1の視
界領域部1aの裏面に入射する。ここで、フロントウイ
ンドシールド1の視界領域部1aには、酸化チタン等の
蒸着膜を半透過性の反射膜としてシールド1内側に付着
して形成された周知のコンバイナ1bが付着されてい
る。
【0041】そして、図1(a)の矢印Bに示すよう
に、視界領域部1aに入射した表示光はコンバイナ1b
にて反射され、当該車両の図示しないステアリングホイ
ールの直上を通して運転者の両眼に入射する。これによ
り、運転者は、フロントウインドシールド1の前方から
表示光が両目に入射してきたものと錯覚し、フロントウ
インドシールド1の前方にて、上記表示情報を虚像とし
て視認することとなる。
【0042】ところで、サイドフェイスダクト16内の
気流により、表示器33の防塵カバー33c、反射鏡3
4の反射面34a、凹面鏡35の反射面35aおよび防
塵カバー32bに埃等の異物が付着してしまい、虚像表
示が見にくくなってしまう場合がある。これに対し、本
実施形態において、異物を除去する作業の手順を以下に
説明する。
【0043】はじめに、インパネガーニッシュ2bをイ
ンパネ2から取り外して、カバー32を車室内に露出さ
せる。次に、カバー32をサイドフェイスダクト16か
ら取り外して、表示器33、反射鏡34および凹面鏡3
5を車室内に露出させる。そして、作業用開口部2a、
31aから手を入れて、防塵カバー33c、32bおよ
び反射面34a、35aを布等で拭くことにより異物を
除去する。異物除去後には、カバー32およびインパネ
ガーニッシュ2bを所定位置に取り付ける。
【0044】このように本実施形態によれば、インパネ
ガーニッシュ2bおよびカバー32を取り外すだけで表
示器33、反射鏡34および凹面鏡35が車室内に露出
することになるので、サイドフェイスダクト16、表示
器33、反射鏡34および凹面鏡35を車両に搭載した
まま異物を除去することができ、異物除去の作業性を良
好にできる。
【0045】また、図5は、上記第1実施形態の変形例
を示す分解斜視図であり、この図に示すようにインパネ
ガーニッシュ2bとカバー32とを一体に構成するよう
にして、部品点数の削減を図るようにしてもよい。
【0046】(第2実施形態)図6は、本実施形態に係
る反射鏡34を反射面34a側から見た正面図であり、
反射鏡34には、反射面34aを拭くワイパ36が備え
られている。そして、このワイパ36は、駆動手段とし
ての電動モータ37により反射面34a上を往復動する
ようになっている。また、ワイパ36は、反射鏡34の
みならず、表示器33および凹面鏡35にも備えられて
おり、防塵カバー33cおよび反射面35aもワイパ3
6により拭かれるようになっている。
【0047】因みに、本実施形態では、ワイパ36は電
動モータ37に取り付けられている。そして、図6の背
面図である図7に示すように、電動モータ37にはピニ
オン38が取り付けられ、反射鏡34の裏面側にはピニ
オン38と噛み合うラック39が固定されている。よっ
て、電動モータ37の駆動によりピニオン38が回転す
ると、ピニオン38がラック39上を往復動し、これに
より、ワイパ36が反射面34a上を往復動するように
なっている。
【0048】以上により、本実施形態によれば、第1実
施形態で必要であったインパネガーニッシュ2bおよび
カバー32を取り外す作業や、布等で拭き取る作業をも
廃止することができるので、異物除去の作業性をより一
層良好にできる。
【0049】(他の実施形態)上記第1および第2実施
形態では、表示器33からの表示光を反射鏡34により
反射させてから凹面鏡35に入射させるようにしている
が、本発明の実施にあたり、反射鏡34を廃止して、表
示器33からの表示光を凹面鏡35に直接入射させるよ
うにしてもよい。
【0050】また、上記第1および第2実施形態では、
サイドフェイスダクト16内に表示器33、反射鏡34
および凹面鏡35を配置しているが、本発明の空調ダク
トはサイドフェイスダクト16に限られるものではな
く、例えば、インパネ2内側を車両左右方向に延びて、
車両左右両端から乗員の上半身に向かって空調風を吹き
出すサイドデフロスタ吹出口と、空調ケース11とを接
続するサイドデフロスタダクト内に表示器33、反射鏡
34および凹面鏡35を配置するようにしてもよい。
【0051】因みに、上記のようにサイドデフロスタダ
クト内に配置する場合には、車両左右方向の略中央に位
置するセンタデフロスタダクトと干渉しないように、H
UD30を運転席側にオフセット配置するようにすれば
よい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るHUDの車両搭載
位置を示す模式図であり、(a)は側面図、(b)は上
面図である。
【図2】図1のサイドフェイスダクトおよびHUDを示
す分解斜視図である。
【図3】図2の上側ケーシングを下側ケーシングおよび
サイドフェイスダクトに取り付けた状態を示す斜視図で
ある。
【図4】図1のインストルメントパネル、サイドフェイ
スダクトおよびHUDを示す分解斜視図である。
【図5】第1実施形態の変形例を示す分解斜視図であ
る。
【図6】本発明の第2実施形態に係る反射鏡を示す正面
図である。
【図7】図6の背面図である。
【符号の説明】
1…フロントウインドシールド、2…インストルメント
パネル、2a…作業用開口部(第2開口部)、2b…イ
ンパネガーニッシュ(第2蓋部材)、16…サイドフェ
イスダクト、31a…作業用開口部(第1開口部)、3
2…カバー(第1蓋部材)、33…表示器、35…凹面
鏡。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の車室内にてフロントウインドシー
    ルド(1)の下方に位置するインストルメントパネル
    (2)の裏面側にて、表示情報を表す表示光を出射する
    表示器(33)と、 前記表示器(33)からの表示光を前記フロントウイン
    ドシールド(1)の裏面に向けて反射する凹面鏡(3
    5)とを備え、 前記フロントウインドシールド(1)が前記凹面鏡(3
    5)からの反射光を反射して前記表示情報を前方に虚像
    として表示するようにしたヘッドアップディスプレイ
    (30)の、車両搭載構造であって、 前記表示器(33)および前記凹面鏡(35)を、前記
    インストルメントパネル(2)の裏面側にて空調風を流
    通させる空調ダクト(14)の内部に配置し、 前記空調ダクト(14)のうち前記表示器(33)およ
    び前記凹面鏡(35)が配置された部分に第1開口部
    (31a)を設けるとともに、この第1開口部(31
    a)に開閉可能な第1蓋部材(32)を備え、 前記インストルメントパネル(2)のうち前記第1蓋部
    材(32)と対向する部分に第2開口部(2a)を設け
    るとともに、この第2開口部(2a)に開閉可能な第2
    蓋部材(2b)を備えることを特徴とするヘッドアップ
    ディスプレイの車両搭載構造。
  2. 【請求項2】 前記第1蓋部材(32)と前記第2蓋部
    材(2b)とを一体に構成したことを特徴とする請求項
    1に記載のヘッドアップディスプレイの車両搭載構造。
  3. 【請求項3】 車両の車室内にてフロントウインドシー
    ルド(1)の下方に位置するインストルメントパネル
    (2)の裏面側にて、表示情報を表す表示光を出射する
    表示器(33)と、 前記表示器(33)からの表示光を前記フロントウイン
    ドシールド(1)の裏面に向けて反射する凹面鏡(3
    5)とを備え、 前記フロントウインドシールド(1)が前記凹面鏡(3
    5)からの反射光を反射して前記表示情報を前方に虚像
    として表示するようにしたヘッドアップディスプレイ
    (30)の、車両搭載構造であって、 前記表示器(33)および前記凹面鏡(35)を、前記
    インストルメントパネル(2)の裏面側にて空調風を流
    通させる空調ダクト(14)の内部に配置し、 この空調ダクト(14)の内部に、前記表示器(33)
    の出射面(33c)を拭く第1ワイパ(36)と、前記
    凹面鏡(35)の反射面(35a)を拭く第2ワイパ
    (36)とを備えることを特徴とするヘッドアップディ
    スプレイの車両搭載構造。
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