JP2003174254A - 鉛フリーはんだを用いた回路基板への電子部品の接合方法 - Google Patents

鉛フリーはんだを用いた回路基板への電子部品の接合方法

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JP2003174254A JP2001369826A JP2001369826A JP2003174254A JP 2003174254 A JP2003174254 A JP 2003174254A JP 2001369826 A JP2001369826 A JP 2001369826A JP 2001369826 A JP2001369826 A JP 2001369826A JP 2003174254 A JP2003174254 A JP 2003174254A
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Takashi Nagashima
貴志 長嶋
Masahiko Hirata
昌彦 平田
Hisahiko Yoshida
久彦 吉田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、Sn、Znを含む鉛フリーはんだ
を使用して従来のSn−Pb系はんだと同等以上の接続
信頼性を得ることが可能なはんだ接合方法を提供する。 【解決手段】 SnとZnを含む鉛フリーはんだ合金よ
りも低い温度で溶融するはんだボールおよび溶融される
ことなく鉛フリーはんだ合金と接合するCuボール、N
i−Fe合金ボールを用いてはんだ付け接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビ、パーソナ
ルコンピュータ、オーティオ、ビデオ、炊飯器、冷蔵庫
等の電子機器の回路基板に部品等を接続するために、S
nとZnを含む鉛フリーはんだを用い、従来のSn−P
b共晶はんだと同等以上の信頼性を有するはんだ付け方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子機器の回路基板のはんだ付けに用い
られるはんだとしては、Sn、Pbより構成されるはん
だ(以下Sn−Pb系はんだ)が一般的であり、古来よ
り長い間使用されてきた。Sn−Pb系はんだは、共晶
組成(63Sn−Pb)の融点が183摂氏度(以下単
に「度」という)という低いものであり、そのはんだ付
け温度は220〜230度という熱に弱い電子部品に対
しては熱損傷を与えることがない温度である。
【0003】しかもSn−Pb系はんだは、はんだ付け
時に直ぐに凝固して、はんだ付け接合部に振動や衝撃が
加わってもヒビ割れや剥離を起こさないという優れた特
長も有している。
【0004】一般に、テレビ、パーソナルコンピュー
タ、オーティオ、ビデオ、炊飯器、冷蔵庫等の電子機器
は、故障したり、古くなって使い勝手が悪くなったりし
た場合は廃棄処分される。これらの電子機器は、外装や
プリント基板がプラスチックのような合成樹脂であり、
また導体部やフレームが金属製であるため、焼却処分で
きず、ほとんど地中に埋められている。
【0005】ところで近年、ガソリン、重油等の石化燃
料の多用により、大気中に硫黄酸化物が大量に放出さ
れ、その結果、地上に降る雨は酸性雨となっている。酸
性雨は地中に埋められた電子機器の回路基板のはんだを
溶出させて地下に染み込み、地下水を汚染するようにな
る。このように鉛を含んだ地下水を長年飲用している
と、人体に鉛分が蓄積され、鉛中毒を起こす虞が出てく
る。
【0006】このような機運から、電子機器業界では鉛
を含まないはんだ、所謂「鉛フリーはんだ」の出現が望
まれてきておりSn−Pbはんだの代替材料を開発する
ことが急務となっている。
【0007】QFP(クワッドフラットパッケージ)や
BGA(ボールグリッドアレイ)などの電子部品の接合
にはSn−Pb系はんだが広く用いられてきた。しか
し、鉛を含有するため廃棄された場合環境に悪影響を及
ぼすため、電子部品の接合に鉛フリーはんだの使用が考
えられいる。
【0008】従来、鉛フリーはんだとしてSn主成分の
Sn、Agより構成されるはんだ(以下Sn−Ag系は
んだ)やSn、Sbより構成されるはんだ(以下Sn−
Sb系はんだ)、Sn、Znより構成されるはんだ(以
下Sn−Zn系はんだ)等はあった。
【0009】Sn−Ag系はんだは、最も溶融温度の低
い組成がSn−3。5Agの共晶組成であり、その溶融
温度は221度である。この組成のはんだのはんだ付け
温度は260〜270度というかなり高い温度となる。
【0010】また、Sn−Sb系はんだは、最も溶融温
度の低い組成がSn−5Sbであるが、この組成の溶融
温度は、固相線温度が235度、液相線温度が240度
という高い温度であるため、はんだ付け温度は、上述S
n−3。5Agはんだよりもさらに高い280〜300
度となる。
【0011】Sn−Zn系はんだは、共晶組成がSn−
9Znでその共晶温度が199度であり、溶融温度が従
来の63Sn−Pb共晶はんだの共晶温度183度に近
いという温度的な優位性を有している。またSn−Zn
系はんだはSn−Pb系はんだよりも機械的強度に優れ
ているものである。
【0012】Sn−Zn系はんだを使用してQFPやB
GAなどの部品をはんだ付けする場合はSn−Pb系は
んだよりもわずかながら高い温度ではんだ付けする必要
がある。そのためSn−Zn系はんだにBiを添加し溶
融温度を下げたはんだ(以下Sn−Zn−Bi系はん
だ)の開発が行われている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】BGAやQFPなどの
電子部品は樹脂部分の耐熱保証温度がおおむね220〜
230度程度と低く、部品の形状や比熱、大きさにより
生じるリフロー炉内での温度ばらつきによりはんだ接合
部は樹脂部よりも10〜20度程度低くなってしまう。
【0014】しかしながらSn−Zn−Bi系はんだを
使用しても、Sn−Pb系はんだよりも高い温度ではん
だ付けしなければならない。そのためはんだ接合に必要
な溶融時間が短くなり電子部品の耐熱保証温度内で安定
した接合信頼性が得られない。
【0015】さらにBGAに使用されているはんだボー
ルはSn−Pb系はんだであり、Sn−Zn−Bi系は
んだなどBiを含むはんだとPbは混合すると化合物を
形成し接合部の信頼性を損なうことが知られている。そ
してSn−Ag系の鉛フリーボールが提案されている
が、Sn−Zn系はんだよりも融点が高いため温度ばら
つきを考慮すると電子部品の耐熱保証温度内では安定し
た接合信頼性が得られない。
【0016】本発明は、SnとZnを含む鉛フリーはん
だを使用して従来のSn−Pb系はんだと同等以上の接
続信頼性を得ることが可能なはんだ付け方法を提供する
ものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明はBGAに用いる鉛フリーはんだボールの溶
融温度がSnとZnを含む鉛フリーはんだの溶融温度よ
り低いことを特徴とするはんだ付け方法で達成すること
ができる。これによりBGAに使用した鉛フリーはんだ
ボールが先に溶融することで、前記鉛フリーはんだボー
ルに接触した前記鉛フリーはんだは溶融接合することが
でき、電子部品の耐熱保証温度内であっても安定した接
合信頼性を得ることができる。
【0018】また、上記はんだ付け方法において、鉛フ
リーはんだボールの表面を有機物で覆うことにリフロー
炉内において前記鉛フリーはんだボールが酸化すること
を抑制し、さらに溶融性が向上し安定した接合信頼性を
得ることができる。
【0019】また、上記課題を解決するため本発明はB
GAに用いる鉛フリーボールをCuボール、Ni−Fe
合金ボールなど前記鉛フリーはんだと金属間化合物を形
成することができるボールにすることを特徴とするはん
だ付け方法で達成することができる。これによりBGA
に使用するボールが溶融しなくとも前記鉛フリーはんだ
が溶融さえすれば金属間化合物層を形成するためはんだ
付け接合でき、部品の耐熱保証温度内であっても安定し
た接合信頼性を得ることができる。
【0020】また、上記はんだ付け方法において、鉛フ
リーボールの表面を前記鉛フリーはんだよりも低い温度
で溶融する合金膜で覆うことで前記鉛フリーボールに接
触した前記鉛フリーはんだは部分的に溶融を開始し、同
じ温度でリフローはんだ付けするよりも長い時間溶融す
ることができ、さらに安定した接合信頼性を得ることが
できる。
【0021】さらに上記はんだ付け方法において、鉛フ
リーボールの表面を有機物やNi膜、Pd膜、Au膜の
順に構成される金属膜、Ni膜、Au膜の順で構成され
る金属膜で覆うことにより、リフロー炉内で前記鉛フリ
ーはんだが溶融する前に前記鉛フリーボールとZnとの
反応生成物を抑制するため、さらに安定した接合信頼性
を得ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて説明する。
【0023】(実施の形態1)図1は本実施形態による
はんだ付け方法の要部断面図である。半導体素子が搭載
された回路基板10とはんだボール20を接続するため
Cu膜12上にNi膜14を形成しさらにその上にAu
膜16を形成することにより電極18を形成する。電極
18とはんだボール20を接合するためには低活性のフ
ラックスを使用し、窒素雰囲気で接合することが望まし
い。
【0024】このようにしてはんだボール20が形成さ
れた半導体パッケージ22とガラスエポキシ基板30と
をはんだ付けするため、ガラスエポキシ基板30上に形
成されたCu膜32上にSnとZnを含む鉛フリーはん
だと溶剤、ロジン、活性剤、粘度安定剤等を混合したソ
ルダーペースト34をスクリーン印刷によりCu膜32
の上の形成されたプリフラックス膜33上に形成する。
【0025】スクリーン印刷によりガラスエポキシ基板
上30上に形成されたソルダーペースト34と半導体パ
ッケージ22に形成されたはんだボール20をリフロー
炉にて加熱することによりはんだ付けする。リフロー炉
内では予備加熱150度約60秒、本加熱200度約3
0秒、最高温度は220度とした。
【0026】はんだボール20の溶融温度がソルダーペ
ースト34の溶融温度よりも低い温度のはんだボールを
使用すると次のような効果が得られる。すなわちはんだ
ボール20の溶融温度が低いことより、はんだボールに
接触したSnとZnを含む鉛フリーはんだはその合金の
融点よりも低い温度で溶融をはじめる。そのためリフロ
ーはんだ付け時に生じた温度ばらつきがあるにもかかわ
らず、はんだ接合に必要な溶融時間を確保できるため安
定した接合信頼性を得ることができる。
【0027】また、はんだボール中に鉛を含まないため
接合信頼性を損なうことがない。さらにリフロー炉内に
おいてソルダーペーストに使用しているSnとZnを含
む鉛フリーはんだの酸化は固相線温度を超えて溶融を始
めると急激に増加する。そこでSnとZnを含む鉛フリ
ーはんだが溶融する前にはんだボール20が溶融を始め
ることにより、ソルダーペースト34中のはんだが大気
と接触する時間を少なくし、本加熱で酸化されるSnと
Znを含む鉛フリーはんだの酸化量を減少させることに
よりはんだボールの発生が抑制される効果もある。
【0028】(実施の形態2)本発明で用いる有機物
は、鉛フリーはんだボール成分と結合が容易な有機物で
あり、ソルダーペーストの溶媒に不溶のものが好まし
く、特にアニオン性のものが好ましい。リフロー後のは
んだ付け部のフラックス残渣の信頼性からフラックスに
含まれている有機物が好ましく、例示すれば、フタル酸
銅、クエン酸銅、特に、ステアリン酸銅が好ましい。
【0029】上記有機酸銅を溶かす溶媒は、可溶、不溶
等特に制限されるわけではないが、溶媒としての安全
性、有機酸銅形成時のはんだ粉末の乾燥の容易さ、コス
トからエタノール等のアルコール系の溶媒が好ましい。
実施の形態1と同様にはんだ付けを行うのにあたり、B
GAに搭載されるはんだボールの表面をBGAに搭載す
る前にあらかじめ、有機溶剤に溶融させた有機物、有機
物で被覆することにより、リフロー炉内でのはんだボー
ルの酸化を抑制することができ、安定した接合信頼性を
得ることができる。
【0030】(実施の形態3)図2は本実施形態による
はんだ付けの方法におけるはんだ付け断面図である。半
導体素子が搭載された回路基板10とCuボール21を
接続するためCu膜12上にNi膜14を形成しさらに
その上にAu膜16を形成することにより電極18を形
成する。電極18と合金膜23で覆われたCuボール2
1を接合するためにはSnとZnを含む鉛フリーはんだ
を含有したソルダーペーストを用い、窒素雰囲気で接合
することが好ましい。
【0031】このようにしてCuボール21が形成され
た半導体パッケージ22とガラスエポキシ基板30とを
はんだ付けするため、ガラスエポキシ基板30上に形成
されたCu膜32上にSnとZnを含む鉛フリーはんだ
と溶剤、ロジン、活性剤、粘度安定剤等を混合したソル
ダーペースト34をスクリーン印刷によりCu膜32の
上の形成されたプリフラックス膜33上に形成する。
【0032】スクリーン印刷によりガラスエポキシ基板
上30上に形成されたソルダーペースト34と半導体パ
ッケージ22に形成されたCuボール21をリフロー炉
にて加熱することによりはんだ付けする。リフロー炉内
では予備加熱150度約60秒、本加熱200度約30
秒、最高温度は220度とした。
【0033】Cuボール21を用いると次のような効果
が得られる。すなわちリフロー炉内においてソルダーペ
ーストに使用しているSnとZnを含む鉛フリーはんだ
とCuボールが接合するためには金属間化合物層を形成
する必要がある。金属間化合物の融点はリフロー炉内の
最高温度よりもはるかに高いが上記条件によりリフロー
炉内ではんだ付けしても金属間化合物層は形成される。
この方法ではんだ付けすれば、鉛フリーはんだボールと
して提案されているSn−Ag系ボールを使用するより
も低い温度で接合することがで、電子部品の耐熱保証温
度内で安定した接合信頼性を得ることができる。
【0034】またCuボールの表面をソルダーペースト
34に含まれるはんだよりも低い温度で溶融する合金膜
23で覆うことにより、実施の形態1と同様の効果が得
られる。そのため本加熱で酸化されるSnとZnを含む
鉛フリーはんだの酸化量を減少させることができ、はん
だボールの発生が抑制される。
【0035】(実施の形態4)実施の形態3と同様には
んだ付けを行うのにあたり、BGAに搭載されるボール
の表面を有機物で被覆することにより、リフロー炉内で
のCuボール21の表面を覆った合金膜23の酸化を抑
制することができ、さらにはんだボールの発生が少ない
はんだ付けが可能になり、安定した接合信頼性を得るこ
とができる。
【0036】(実施の形態5)実施の形態3と同様には
んだ付けを行うのにあたり、BGAに搭載されるボール
の表面をNi膜、Au膜、Pd膜の順で被覆することに
より、リフロー炉内でソルダーペースト34に含まれる
ZnがCuボール21と接触し加熱されることで生成す
る反応物の発生を抑制し、さらにはんだボールの発生が
少ないはんだ付けが可能になり、安定した接合信頼性を
得ることができる。
【0037】
【実施例】以下に実施例を説明する。実施例及び比較例
で用いたはんだとBGAはんだボールの組成およびはん
だボール被覆膜の状態は以下のようであった。
【0038】実施例1 ○はんだ(表1の組成1) Sn 91重量% Zn 9重量% ○BGAはんだボール(表1の組成2) Sn 89重量% Zn 8重量% Bi 3重量% ○はんだボール被覆膜 なし 実施例2 ○はんだ(表1の組成2) Sn 89重量% Zn 8重量% Bi 3重量% ○BGAはんだボール(表1の組成3) Sn 87重量% Zn 7重量% Bi 6重量% ○はんだボール被覆膜 なし 実施例3 ○はんだ(表1の組成1) Sn 91重量% Zn 9重量% ○BGAはんだボール(表1の組成2) Sn 89重量% Zn 8重量% Bi 3重量% ○はんだボール被覆膜 有機物 実施例4 ○はんだ(表1の組成2) Sn 89重量% Zn 8重量% Bi 3重量% ○BGAはんだボール(表1の組成3) Sn 87重量% Zn 7重量% Bi 6重量% ○はんだボール被覆膜 有機物 実施例5 ○はんだ(表1の組成1) Sn 91重量% Zn 9重量% ○BGAボール Cu 100重量% ○BGAボール合金膜(表1の組成2) Sn 89重量% Zn 8重量% Bi 3重量% ○BGAボール被覆膜 なし 実施例6 ○はんだ(表1の組成3) Sn 89重量% Zn 8重量% Bi 3重量% ○BGAボール Cu 100重量% ○BGAボール合金膜(表1の組成3) Sn 87重量% Zn 7重量% Bi 6重量% ○ボール被覆膜なし 実施例7 ○はんだ(表1の組成1) Sn 91重量% Zn 9重量% ○BGAボール Cu 100重量% ○BGAボール合金膜(表1の組成2) Sn 89重量% Zn 8重量% Bi 3重量% ○BGAボール被覆膜 有機物 実施例8 ○はんだ(表1の組成2) Sn 89重量% Zn 8重量% Bi 3重量% ○BGAボール Cu 100重量% ○BGAボール合金膜(表1の組成3) Sn 87重量% Zn 7重量% Bi 6重量% ○ボール被覆膜有機物 比較例1 ○はんだ(表1の組成1) Sn 91重量% Zn 9重量% ○BGAはんだボール(表1の組成1) Sn 91重量% Zn 9重量% ○はんだボール被覆膜 なし 比較例2 ○はんだ(表1の組成2) Sn 89重量% Zn 8重量% Bi 3重量% ○BGAはんだボール(表1の組成4) Sn 96.5重量% Ag 3.0重量% Cu 0.5重量% ○はんだボール被覆膜 なし 比較例3 ○はんだ(表1の組成2) Sn 89重量% Zn 8重量% Bi 3重量% ○BGAはんだボール(表1の組成5) Sn 63重量% Pb 37重量% ○はんだボール被覆膜 なし 実施例および比較例に用いたはんだ組成と融点を表1に
示す。上記実施例と比較例のはんだを用いてソルダーペ
ーストを作製し、試験基板を試作し、信頼性評価を行
う。
【0039】
【表1】
【0040】試験基板は材質がガラスエポキシではんだ
付けするランド部がCuめっきであるプリント配線板を
使用し、厚み150μmでエッチングにより開口部を有
するメタルマスクで金属スキージにてソルダーペースト
を印刷する。電子部品は、ボール直径760μm、1.
27mmピッチのBGAであり、ソルダーペーストを印
刷したランド部にマウントし、大気熱風リフロー炉を用
いて、はんだ付け部の最高温度が210度になるよう設
定しはんだを溶融させ接合する。
【0041】はんだ付け接合性の評価は、BGA搭載基
板は−40度を30分、+125度を30分、これを1
サイクルとする温度サイクル試験を行い、はんだボール
と回路基板の接合部の導通により評価した。またリフロ
ーする時BGAのボールの周りに発生するボールの数を
数えて行った。評価結果を表2に示す。
【0042】
【表2】
【0043】実施例1から8に示すようBGAのはんだ
付け接合部においてはいずれも温度サイクル試験では導
通がなくなることはなく1500サイクル経過しても問
題がなく接合されている。
【0044】一方、比較例2のようにはんだの温度より
もBGA用のはんだボールの溶融温度が高ものはリフロ
ーした直後より導通がなくはんだ付け接合ができていな
いことがわかる。また比較例3のようにBGA用のはん
だボールを従来使用しているSn−Pb系で行うと温度
サイクル500サイクルで導通がなくなってしまう。
【0045】また、実施例3、4および5、6のように
BGAのボール表面に有機物を被覆すると温度サイクル
試験では有機物がないものと同等の性能であるが、リフ
ロー時に発生するボールが飛躍的に減少する。このこと
より有機物を被覆することによりボールの発生を抑制し
ていることがわかる。
【0046】
【発明の効果】以上のように、本発明によるはんだ付け
接合を行うことにより、電子部品の耐熱保証温度内では
んだ付け温度を設定することが可能となり、信頼性の高
いはんだ付けが可能となる。
【0047】また、本発明のはんだ付け方法を用いれば
はんだおよび合金膜中にPbを含まないため人や環境に
対して有害でなく安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるはんだ付け方法
の要部断面図
【図2】本発明の実施の形態3におけるはんだ付け方法
の要部断面図
【符号の説明】
10 回路基板 12 Cu膜 14 Ni膜 16 Au膜 18 電極 20 はんだボール 21 Cuボール 22 半導体パッケージ 23 合金膜 30 ガラスエポキシ基板 32 Cu膜 33 プリフラックス 34 ソルダーペースト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 久彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5E319 AA03 AB05 AC01 BB01 CC36

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉛フリーはんだボールを有するBGA
    (ボールグリッドアレイ)と、SnとZnを含む鉛フリ
    ーはんだを用いて回路基板に接合するものであって、前
    記鉛フリーはんだボールの液相線温度が前記SnとZn
    を含む鉛フリーはんだの液相線温度より低いことを特徴
    とするはんだ付け方法。
  2. 【請求項2】 鉛フリーはんだボールの固相線温度がS
    nとZnを含む鉛フリーはんだの固相線温度より低いこ
    とを特徴とする請求項1記載のはんだ付け方法。
  3. 【請求項3】 鉛フリーはんだボールの液相線温度がS
    nとZnを含む鉛フリーはんだの固相線温度より低いこ
    とを特徴とする請求項1記載のはんだ付け方法。
  4. 【請求項4】 鉛フリーはんだボールの表面を有機物で
    覆ったことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
    のはんだ付け方法。
  5. 【請求項5】 鉛フリーボールを有するBGAとSnと
    Znを含む鉛フリーはんだを接合する方法におてい、前
    記鉛フリーボールがCuであることを特徴とするはんだ
    付け方法。
  6. 【請求項6】 Cuボールの表面を鉛フリーはんだより
    も低い温度で溶融する合金膜で覆ったことを特徴とする
    請求項5記載のはんだ付け方法。
  7. 【請求項7】 Cuボールの表面をNi膜、Pd膜、A
    u膜の順に覆ったことを特徴とする請求項5記載のはん
    だ付け方法。
  8. 【請求項8】 Cuボールの表面をNi膜、Au膜の順
    に覆ったことを特徴とする請求項5記載のはんだ付け方
    法。
  9. 【請求項9】 鉛フリーボールを有するBGAとSnと
    Znを含む鉛フリーはんだを接合する方法におてい、前
    記鉛フリーボールがNi−Fe合金であることを特徴と
    するはんだ付け方法。
  10. 【請求項10】 Ni−Fe合金ボールの表面を前記鉛
    フリーはんだよりも低い温度で溶融する合金膜で覆った
    ことを特徴とする請求項9記載のはんだ付け方法。
  11. 【請求項11】 鉛フリーボールの表面を有機物で覆っ
    たことを特徴と請求項5〜10のいずれかに記載のはん
    だ付け方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005021958A (ja) * 2003-07-01 2005-01-27 Senju Metal Ind Co Ltd 鉛フリーソルダペースト
JP2011152581A (ja) * 2010-01-28 2011-08-11 Tdk Corp Pbフリーはんだ及び電子部品内蔵モジュール
WO2014115858A1 (ja) * 2013-01-28 2014-07-31 凸版印刷株式会社 配線基板およびその製造方法

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