JP2003176834A - シフトスリーブのベースボディ - Google Patents

シフトスリーブのベースボディ

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄板ストリップから製作されたベースボディ
のために、結合部の不都合を回避し、かつ安価に製作さ
れ得るような結合を実現する。 【解決手段】 帯材から所定の長さに切断されたストリ
ップ8の互いに接近する方向に曲げられた2つの端部
が、それぞれ形状接続的に互いに嵌合しかつ互いに内外
に掛け込まれたエレメント9,10の少なくとも1つの
ペアリングによって、少なくとも当該ベースボディ2に
対して接線方向でかつ当該ベースボディの中心軸線に対
して同じ向きで形状接続的に互いに固定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも片面で
異形成形(profiliert.)されている帯材か
ら製作された、シフトスリーブ(「スライドスリーブ」
とも呼ばれる)のベースボディであって、帯材から所定
の長さに切断されたストリップの互いに接近する方向に
曲げられた2つの端部が、互いに解離不能に結合されて
いる形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】このような形式で形成されたベースボデ
ィを備えたシフトスリーブは、ドイツ連邦共和国特許出
願公開第19820654号明細書に記載されている。
シフトスリーブは一般にその外周面に「シフトフォーク
ガイド」を有している。このシフトフォークガイド内に
は、シフトフォークのフォーク端部が係合する。ギヤを
選択するために、シフトスリーブはスリーブキャリヤに
沿って、または直接に変速機軸に沿って、所定のギヤ歯
車との連結のためにギヤ歯車の方向へ移動させられる。
このためには、シフトスリーブが、シフトフォークガイ
ド内に係合したフォーク端部によって負荷される。
【0003】シフトスリーブの内周面は歯列を有してい
る。この歯列の歯は、歯横断面において端面から見て、
シフトスリーブの横方向中心平面の方向で一般に先細り
になっている。歯の横断面は、歯面側の引込み部、つま
り「アンダカット部」が、歯面に形成されるように先細
りになっている。歯面に設けられたこれらのアンダカッ
ト部は、シフトされたギヤで互いに噛み合っているシフ
トスリーブの歯と、クラッチボディのつめ歯列または歯
車の歯とが、特に負荷交番時に互いに解離しないことを
確保している。シフトスリーブの内側歯列には、一般に
前記アンダカット部の他に、歯と歯の間または歯自体に
半径方向の切欠きおよび長手方向に延びる溝が形成され
ている。さらに、中心軸線に対して同じ向きの歯の長辺
側には、屋根斜面が形成されている。前記切欠きおよび
前記溝内には、同期化装置のロックピンまたは押圧部材
が係合している。シフトスリーブは、これらのエレメン
トによって、特にギヤがシフトされていない状態におい
てニュートラル位置に係止される。さらに前記溝内に
は、前同期化時でも、シンクロリングに作用する押圧部
材が嵌合している。
【0004】前で説明したシフトスリーブの歯列は、非
切削加工による形状付与により金属薄板から製作された
ベースボディに形成されている。ドイツ連邦共和国特許
出願公開第19820654号明細書に記載のシフトス
リーブのベースボディは、その初期状態において、異形
成形された薄板ストリップとして存在している。歯プロ
ファイルならびに前述のアンダカット部、屋根斜面およ
び溝もしくは切欠きは、十分に伸長された状態で存在す
る薄板ストリップに加工形成されている。この薄板スト
リップは引き続き円形に曲げられて、その切断縁同士が
引き合わされる。両切断縁は最後に互いに固定され、た
とえば互いに溶接される。このベースボディでは、ベー
スボディに圧延形成されたストッパもしくはつばに、互
いに平行に向けられたリングが位置調整されている。両
リングは互いに間隔をおいて配置されていて、側方に中
間スペースを仕切っている。これによって、この中間ス
ペースは環状に形成されていて、シフトフォーク端部を
係合させるために設けられている。
【0005】最初に述べたように、シフトスリーブのベ
ースボディの互いに向かい合わされた両切断縁は溶接に
より互いに固定されている。この場合に不都合となるの
は、結合溶接によって、溶接盛上がり部が発生し得るこ
とである。この溶接盛上がり部は後続の作業工程で再び
除去されなければならない。さらに、場合によっては溶
接シームに発生するノッチに基づき、高負荷されたシフ
トスリーブにおいて破損の危険が生じる。さらに、溶接
時の熱導入により、構造部分に不正確性が生じる。この
ような不正確性は、シフトスリーブを前もって極めて正
確に緊締しておくことによってしか減じられ得ない。そ
れに加えて、ベースボディのために良好に溶接可能な材
料が使用されなければならない。場合によっては、材料
の溶接可能性に課せられる要求が、加工条件および運転
条件に基づいてシフトスリーブまたはその歯列に課せら
れる要求と矛盾することになる。
【0006】
【特許文献1】ドイツ連邦共和国特許出願公開第198
20654号明細書
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
課題は、冒頭で述べた形式のベースボディを改良して、
シフトスリーブの、薄板ストリップから製作されたベー
スボディのために、前述の結合の不都合な点を回避し、
かつ安価に製作され得るような結合を可能にするベース
ボディを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明の構成では、前記端部が、それぞれ形状接続
的に、つまり嵌合に基づく係合により、互いに嵌合しか
つ互いに内外に掛け込まれたエレメントの少なくとも1
つのペアリングによって、少なくとも当該ベースボディ
に対して接線方向でかつ当該ベースボディの中心軸線に
対して同じ向きで形状接続的に互いに固定されているよ
うにした。
【0009】
【発明の効果】本発明によれば、溶接の代わりに形状接
続的な結合、つまり嵌合に基づいた係合が行われる。こ
の結合は高い強度の点ですぐれている。したがって、上
で述べた欠点、たとえば溶接盛上がり部および熱歪みに
基づいた変形は回避される。歯列から生ぜしめられる、
材料に加えられる負荷に準じてのみ選択可能となる帯材
が使用可能となる。材料の溶接可能性はもはや優先的に
考慮する必要はない。帯材のための材料としては、成形
・硬化可能な鋼が使用されると有利である。形状接続的
にかつ正確な嵌合により互いに内外に掛け込まれたエレ
メントによって、ベースボディの円周において突き合わ
された切断縁は互いに正確に位置調整されている。互い
に接近する方向へ曲げられた両端部の、あらゆる方向へ
の相互ずれが排除されている。
【0010】帯材は所定の長さに切断される前に、帯材
の形状付与が、完成後のベースボディの所望の横断面も
しくは所望の表面構造に相当するように変形加工される
と有利である。変形加工、有利には冷間変形加工は、多
数のベースボディのために十分となるようなストリップ
が生じるように行うことができる。次いで、このストリ
ップはベースボディの円周に相当する長さに切断され
る。この切断過程中に、前記エレメントが同時に一体成
形されるか、もしくは打抜き成形される。択一的な構成
では、個々の帯材ストリップがエンドレス材料から切断
され、次いでこれらの帯材ストリップが1つの工具また
は複数の工具内で個々のステップもしくは複数のステッ
プで変形加工される。
【0011】本発明の有利な構成では、ベースボディ
が、その出発状態もしくは初期状態において少なくとも
歯列プロファイルを施与された、金属薄板から成る扁平
なストリップから成形されている。ストリップに沿った
切断縁は、それぞれ1つまたは複数の、互いに相互作用
し合いかつ互いに対応したエレメントを備えている。こ
れらのエレメントはストリップと一体に形成されてい
て、曲げられていないストリップの長手方向に向けられ
て切断縁から突出していると有利である。扁平なストリ
ップは引き続き円形に曲げられ、そして前記エレメント
は互いに内外に掛け込まれる。この場合、前記エレメン
トはストリップの一方の切断縁ではフック形に形成され
ていて、他方の切断縁ではフック形状に相応して適合さ
れた切欠きとして加工成形されている。この切欠きは、
ストリップに設けられた、周方向に向けられかつ切断縁
に突設された第1のエレメントに対して同じ向きに、切
断縁からストリップ内へ延びるように形成されていると
有利である。切欠きの内側形状は周面でかつ、ベースボ
ディの中心軸線の方向に対して同じ向きで、つまりベー
スボディの長手方向で、第1のエレメントのこの方向に
おける外側形状に相応していて、かつ第1のエレメント
と対応している。
【0012】本発明の別の有利な構成では、前記エレメ
ントが、ありつぎ式に互いに内外に係合するように形成
されているか、または前記エレメントが、ありつぎに類
似した形に形成されている。そこで、本発明のさらに別
の有利な構成では、前記第1のエレメントの輪郭を、柄
状に形成されかつ切断縁を起点として延びる付設部を起
点として、当該ベースボディの中心軸線の方向に対して
同じ向きに仕切っている、前記第1のエレメントの側面
が、最初は互いに離れる方向に遠ざけられ、そして次い
で互いに接近する方向に延びてきて互いに移行し合って
いる。このようなプロファイルのための典型的な例は、
T字形のプロファイルである。すなわち、T字形のプロ
ファイルでは、T字体のベース部分が切断縁から突出し
ていて、そしてT字体の横ビームがベースボディの中心
軸線の方向に対して同じ向きに延びている。別の構成で
は、第1のエレメントが、柄状の付設部を起点として延
びる円筒状のディスクの形を有している。このようなエ
レメントに嵌合する切欠きは、円周方向で切断縁の端面
に設けられた開口から、第1のエレメントの延在方向と
同じ方向に延びている。切断縁に設けられた開口の幅
は、ベースボディの長手方向における柄状の付設部の幅
に適合されている。切欠きの内側輪郭は、第1のエレメ
ントの対応輪郭(ネガ輪郭)を形成していて、この第1
のエレメントをベースボディの円周方向ならびにベース
ボディの中心軸線の方向に対して同じ向きに取り囲む。
【0013】前記エレメントの間の結合部は互いに解離
不能に位置固定されており、この場合、第1のエレメン
トは第2のエレメント内で、塑性変形に基づいて第1の
エレメントと第2のエレメントとの間に解離不能なプレ
ス嵌め(Pressverband)が形成されるよう
に変形されている。このことは、ありつぎ式の結合部に
も、前で挙げたその他の全ての結合部にも云える。これ
らの形状接続・摩擦接続的な結合のためには、2つの構
成が考えられる。第1の構成では、第1のエレメントが
その出発状態もしくは初期状態において、前記切欠きの
ネガ型に比べてオーバサイズもしくは過剰寸法を備えて
いる輪郭を有している。したがって、第2のエレメント
内への第1のエレメントの掛込みは、円形に曲げられた
ベースボディに作用する半径方向の負荷を第2のエレメ
ントに抗して第1のエレメントに付与することによって
しか可能とならない。材料は、第1のエレメントの縁部
においても、第2のエレメントの縁部においても、押し
のけられるか、もしくは拡開される。材料の一部は塑性
変形させられ、第2のエレメントの縁部の一部は、ばね
弾性的に拡開される。特にベースボディの円周方向で
の、解離不能な固いプレス嵌めが形成されている。第2
の構成では、前記エレメントができるだけぴたりと嵌合
するように互いに内外に形状接続的に掛け込まれ、そし
て引き続き互いに向かって圧潰される。このためには、
第1のエレメントに押込み加工部(Praegung)
またはこれに類するものが施与されると有利である。こ
のような押込み加工部等は、第1のエレメントの中心か
らその縁部へ向かって材料の塑性変形による押しのけを
生ぜしめる。このように押しのけられた材料は前記切欠
きの内縁部に対してプレスされ、やはり解離不能な固着
結合を形成する。
【0014】極めて高度の要求に応えられる高強度の結
合部、前記エレメントの複数のペアリングを組み合わせ
ることにより可能となる。そこで本発明のさらに別の有
利な構成では、ベースボディの両端部がそれぞれ、形状
接続的に互いに嵌合するエレメントの少なくとも2つの
ペアリングによって互いに固定されている。選択された
このような結合形式は、歯列およびベースボディに横方
向力もしくは横荷重およびトルクが作用した場合でも、
結合の緩みが生ぜしめられないことを保証する。接線方
向または円周方向における引張力に抗する結合部の耐性
が増大する。さらに、形状接続的な結合部または摩擦接
続・形状接続的な結合部は、付加的に切断縁相互の溶接
によっても確保され得る。
【0015】結合部に関する本発明のさらに別の有利な
構成では、シフトスリーブのベースボディが、内方へ向
けられた歯列プロファイルを有しており、ベースボディ
の外周面で、中心軸線に対して同心的に配置されかつ中
心軸線に沿って互いに間隔をおいて向かい合って位置す
る、シフトフォークガイドの2つのリングが配置されて
いる。両リングは鋼から成る旋削加工部品または打抜き
加工部品であり、有利にはベースボディにプレス嵌めに
より被せ嵌められるか、または部分的にベースボディと
溶接される。
【0016】本発明によれば、本発明によるベースボデ
ィを製作するための方法も提供される。この場合、スト
リップの切断縁を結合するために、両切断縁に形状接続
的に互いに嵌合するエレメントが形成される。これらの
エレメントは、打抜き加工および/または変形加工、た
とえば押込み加工、エンボス加工等により形成されてい
る。既に最初に述べたように、あらかじめ、帯材料に歯
列のプロファイルおよび別のプロファイルエレメントが
施与される。第1のエレメントおよび第2のエレメント
は、有利にはストリップをベースボディの円周長さに切
断する間に切り抜かれかつ一体成形される。これに対し
て択一的な手段では、切断されたストリップが1つの工
具内であるいは複数の工具内で順次に打抜き加工・変形
加工によって相応して形成される。ストリップは引き続
き円形に曲げられ、それと同時にまたはその後に、ベー
スボディに設けられた1つの結合部の1つまたは複数の
第1のエレメントおよび第2のエレメントが互いに内外
に掛け込まれる。有利には、これらの互いに内外に掛け
込まれたエレメントが再び押込み加工、ローラ加工また
は据込み加工により塑性変形させられ、この場合、高い
負荷を受けても解離不可能となる確実な結合が、解離不
能なプレス嵌めの形で得られる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面につき詳しく説明する。
【0018】図1には符号1でシフトスリーブが示され
ている。このシフトスリーブ1は、非切削加工による形
状付与により金属薄板から製作されたベースボディ2
と、2つのリング3とから成っている。ベースボディ2
の外周面には、半径方向のつば4が形成されている。こ
のつば4はリング3のためのストッパとして働く。つば
4には、リング3がベースボディ2上で互いに平行に、
かつベースボディ2の横方向中心平面に対して対称的に
配置されている。リング3はプレス嵌めによって位置固
定されている。両リング3の、シフトスリーブ1の横方
向中心平面に面した側の端面と、つば4の、両リング3
の間に位置する外周面とは、シフトフォークガイドを形
成している。ベースボディ2の内周面は、異形成形され
た歯列プロファイル5を有している。半径方向内側へ向
けられた複数の歯6の、中心軸線と同じ方向に向けられ
た端面は、屋根斜面6aを備えている。歯6は、屋根斜
面6aを備えた端面を起点として、長手方向で見てアン
ダカット部6bを有している。シフトスリーブ1のベー
スボディ2は、両面で異形成形された帯材から製作され
ている。帯材の一方の面は歯列プロファイル5を備えて
おり、他方の面はつば4を備えている。帯材から切断さ
れた条片もしくはストリップ8の、互いに接近する方向
で曲げられた両端部は、互いに形状接続的に嵌合しかつ
互いに内外に掛け込まれたエレメント9,10のペアリ
ング7を有している。
【0019】図3には、ストリップ8がその出発状態で
伸長されている状態が概略的に示されている。方形輪郭
の両短辺側の端部に存在する切断縁7a,7bは、それ
ぞれストリップ8の端部を切断縁7a,7bにおいて結
合するためのエレメント9,10を備えている。第1の
エレメント9は切断縁7aを超えて突出している。第2
のエレメント10は、切断縁7bに対して開かれた切欠
きとして形成されている。この切欠きは、切断縁7bに
設けられた端面側の開口7cからストリップ8内に延び
ている。第1のエレメント9と第2のエレメント10と
は互いに嵌合し合い、この場合、両エレメントの輪郭は
互いに内外に掛け込まれた状態で、少なくとも1つの空
間平面内で互いに形状接続的に固定される。第1のエレ
メント9には、この第1のエレメント9が前記切欠き内
に掛け込まれた後に、押込み加工部11が設けられる。
この押込み加工部11は第1のエレメント9を第2のエ
レメント10内で変形させ、この場合、塑性変形により
第1のエレメント9と第2のエレメント10との間に解
離不能なプレス嵌めが形成されている。第1のエレメン
ト9と第2のエレメント10とは、一種のありつぎ(鳩
尾状継手)の形で互いに内外に係合している。
【0020】図4には、概略的に図示したベースボディ
12の金属薄板から成る、円形に曲げられたストリップ
12aが示されている。このストリップ12aは既に十
分に円形に曲げられていて、両切断縁13,14が互い
に向けられている。切断縁13には第1のエレメント1
3aが形成されており、この第1のエレメント13の外
側輪郭は、第2のエレメント14aのネガ型、つまり切
断縁14に設けられた開口14bからストリップ12a
内に延びている切欠きのネガ型に適合されている。
【0021】図5には、ストリップ12aを前方から見
た図が示されている。図5から判るように、ストリップ
12aは中央に隆起部15を有しており、この隆起部に
第1のエレメント13aと第2のエレメント14aとが
それぞれ形成されている。隆起部15はベースボディ1
2において、シフトスリーブのリングを接触させるため
のつばを形成している。ストリップ12aの、隆起部1
5により形成された肉厚のエレメントにおける第1のエ
レメント13aおよび第2のエレメント14aの位置に
基づき、第1のエレメント13aと第2のエレメント1
4aとの形状接続による、つまり嵌合に基づいた係合に
よる固い結合が形成されている。
【0022】図6には、ストリップ12aが、ベースボ
ディ12としての最終的な形で示されている。このため
には、第1のエレメント13aが切欠き内に掛け込まれ
ている。押込み加工部16により、ストリップ12a
の、互いに向かって曲げられた両端部の、形状接続・摩
擦接続的な結合が形成されている。
【0023】図7には、ストリップ17が短縮された形
で示されている。ストリップ17の、長手方向に向けら
れた両切断縁17a,17bは、第1のエレメント18
および第2のエレメント19を有している。第1のエレ
メント18は、それぞれ柄状に形成されかつ切断縁17
aから突出した付設部18aと、この柄状の付設部18
aに続いたこぶ状の膨隆部18bとにより形成されてい
る。こぶ状の膨隆部18bの側面18c,18dは、薄
板平面内で付設部18aから最初は互いに遠ざかるよう
に延び、次いで円弧状に互いに接近しかつ互いに移行し
合っている。図8に示した完成したベースボディ20で
は、ストリップ17の、互いに接近する方向に曲げられ
た両端部が、第1のエレメント18と第2のエレメント
19とによって互いに内外に係合しており、この場合、
第2のエレメント19はそれぞれ切欠きによって形成さ
れている。この切欠きは、端面側の開口17cを起点と
して、ストリップ17内に延びている。ベースボディ2
0は、形状接続的に互いに嵌合しかつ互いに内外に掛け
込まれた第1および第2のエレメント18,19の合計
3つのペアリングを有している。第1のエレメント18
はそれぞれ前記切欠き内への圧入の前に、薄板平面の延
在方向において前記切欠きの、薄板平面内で対応してい
る内側形状に対して過剰寸法を有するように設計されて
いる輪郭を備えている。第1のエレメント18と第2の
エレメント19とは、半径方向の力を加えられて互いに
内外に掛け込まれている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるベースボディを備えたスライドス
リーブもしくはシフトスリーブの全体図である。
【図2】図1に示したスライドスリーブの縦断面図であ
る。
【図3】切断縁に形状接続的に互いに嵌合するエレメン
トを有している帯材の、歯列を備えたストリップを示す
概略図である。
【図4】円形に曲げられたストリップを、本発明による
エレメントが互いに内外に掛け込まれる前の状態で示す
概略図である。
【図5】図4のストリップの横断面図である。
【図6】図4に示した円形に曲げられたストリップを、
両エレメントがそれぞれ形状接続的に互いに嵌合したペ
アリングを形成している状態で示す概略図である。
【図7】両エレメントの合計3つのペアリングを有する
ストリップを、伸長された状態で示す概略図である。
【図8】図7に示したストリップから成る、完成したベ
ースボディを示す概略図である。
【符号の説明】
1 シフトスリーブ、 2 ベースボディ、 3 リン
グ、 4 つば、 5歯列プロファイル、 6 歯、
6a 屋根斜面、 6b アンダカット部、7 ペアリ
ング、 7a 切断縁、 7b 切断縁、 7c 開
口、 8 ストリップ、 9 第1のエレメント、 1
0 第2のエレメント、 11 押込み加工部、 12
ベースボディ、 12a ストリップ、 13 切断
縁、13a 第1のエレメント、 14 切断縁、 1
4a 第2のエレメント、14b 開口、 15 隆起
部、 16 押込み加工部、 17 ストリップ、17
a 切断縁、 17b 切断縁、 17c 開口、 1
8 第1のエレメント、 18a 付設部、 18b
こぶ状の膨隆部、 18c 側面、 18d 側面、
19 第2のエレメント、 20 ベースボディ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J056 AA01 AA17 AA63 BA01 BA04 BE09 CA02 CA14 CC03 EA12 EA22 FA03 FA12

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも片面で異形成形されている帯
    材(8)から製作された、シフトスリーブ(1)のベー
    スボディであって、帯材から所定の長さに切断されたス
    トリップ(8,12a,17)の互いに接近する方向に
    曲げられた2つの端部が、互いに解離不能に結合されて
    いる形式のものにおいて、前記端部が、それぞれ形状接
    続的に互いに嵌合しかつ互いに内外に掛け込まれたエレ
    メント(9,10,13a,14a,18,19)の少
    なくとも1つのペアリング(7)によって、少なくとも
    当該ベースボディ(2)に対して接線方向でかつ当該ベ
    ースボディ(2)の中心軸線に対して同じ向きで形状接
    続的に互いに固定されていることを特徴とする、シフト
    スリーブのベースボディ。
  2. 【請求項2】 当該ベースボディ(12,20)が、金
    属薄板から成るストリップ(8,12a,17)から成
    形されており、該ストリップ(8,12a,17)が、
    初期状態で少なくとも歯列プロファイル(5)を付与さ
    れて、かつ扁平に形成されていて、次いであとから円形
    に曲げられており、前記エレメント(9,10,13
    a,14a,18,19)のうちの少なくとも1つが、
    前記ストリップ(8,12a,17)の、互いに向けら
    れた切断縁(7a,7b,13,14,17a,17
    b)の一方の切断縁から出発していて、前記ストリップ
    (8,12a,17)と一体に形成されている、請求項
    1記載のベースボディ。
  3. 【請求項3】 前記エレメント(9,10,13a,1
    4a,18,19)の第1のエレメント(9,13a,
    18)が、前記切断縁(7a,7b,13,14,17
    a,17b)の少なくとも一方の切断縁で、当該ベース
    ボディ(2,12,20)の周方向で前記切断縁(7
    a,7b,13,14,17a,17b)の一方の切断
    縁を超えて突出しており、さらに第1のエレメント
    (9,13a,18)が、前記ストリップ(8,12
    a,17)の反対の側の端部に設けられた、前記エレメ
    ント(9,10,13a,14a,18,19)の、切
    欠きとして形成された第2のエレメント(10,14
    a,19)内に係合している、請求項2記載のベースボ
    ディ。
  4. 【請求項4】 前記切欠きが、前記反対の側の端部の切
    断縁(7b,14、17b)に設けられた開口(7c,
    14b,17c)を起点として、該切断縁(7b,1
    4、17b)から離れる方向で周方向に、該周方向で突
    出している前記第1のエレメント(9,13a,18)
    に対して同じ向きでストリップ(8,12a,17)内
    に延びており、前記切欠きの内側形状が、少なくとも周
    面でかつ当該ベースボディ(2,12,20)の中心軸
    線の方向に対して同じ向きで、前記第1のエレメント
    (9,13a,18)の外側形状に対応している、請求
    項3記載のベースボディ。
  5. 【請求項5】 前記エレメント(9,10,13a,1
    4a)が、ありつぎ式に互いに内外に係合している、請
    求項4記載のベースボディ。
  6. 【請求項6】 少なくとも前記第1のエレメント(13
    a,18)が前記第2のエレメント(14a,19)内
    で変形されていて、塑性変形および弾性変形に基づい
    て、前記第1のエレメント(13a,18)と前記第2
    のエレメント(14a,19)との間に解離不能なプレ
    ス嵌めが形成されている、請求項4記載のベースボデ
    ィ。
  7. 【請求項7】 前記第1のエレメント(18)の輪郭
    を、柄状に形成されかつ切断縁(17a)を起点として
    延びる付設部(18a)を起点として、当該ベースボデ
    ィ(20)の中心軸線の方向に対して同じ向きに仕切っ
    ている、前記第1のエレメント(18)の側面(18
    c,18d)が、最初は互いに離れる方向に遠ざけら
    れ、そして次いで互いに接近する方向に延びてきて互い
    に移行し合っている、請求項4記載のベースボディ。
  8. 【請求項8】 前記端部が、それぞれ前記エレメント
    (18,19)の少なくとも2つのペアリングによって
    互いに固定されている、請求項4記載のベースボディ。
  9. 【請求項9】 当該ベースボディ(2)が、内方に向け
    られた歯プロファイル(5)を有しており、当該ベース
    ボディ(2)の外周面に、当該ベースボディ(2)の外
    周面に対して同心的に配置されかつ中心軸線上で互いに
    間隔をおいて向かい合って位置する、シフトフォークガ
    イドの2つのリング(3)が被せ嵌められている、請求
    項4記載のベースボディ。
  10. 【請求項10】 請求項4記載のベースボディを製造す
    るための方法において、ストリップ(8,12a,1
    7)の切断縁(7a,7b,13,14,17a,17
    b)を結合するために、両切断縁(7a,7b,13,
    14,17a,17b)に形状接続的に互いに嵌合する
    エレメント(9,10,13a,14a,18,19)
    を形成し、該エレメントを、円形に曲げられたストリッ
    プ(8,12a,17)で、該エレメント(9,10,
    13a,14a,18,19)が少なくとも当該ベース
    ボディ(2,12,20)に対して接線方向でかつ当該
    ベースボディ(2,12,20)の中心軸線に対して同
    じ向きで形状接続的に互いに固定されるように互いに内
    外に掛け込むことを特徴とする、シフトスリーブのベー
    スボディを製作するための方法。
  11. 【請求項11】 前記第1のエレメント(18)に、扁
    平なストリップ(17)において少なくとも周面でかつ
    当該ベースボディ(20)の中心軸線の方向に対して同
    じ向きで、前記第2のエレメント(19)の対応する内
    側形状に対する過剰寸法を持って存在する輪郭を付与
    し、そして前記第1のエレメント(18)と前記第2の
    エレメント(19)とを、少なくとも半径方向の力を加
    えて互いに内外に掛け込んで、塑性変形および弾性変形
    により、解離不能なプレス嵌めを形成する、請求項10
    記載の方法。
  12. 【請求項12】 少なくとも、前記第2のエレメント
    (14a)内に掛け込まれた前記第1のエレメント(1
    3a)を、掛込みの後に、塑性変形によって解離不能な
    プレス嵌めが形成されるように塑性変形させる、請求項
    11記載の方法。
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