JP2003180209A - 釣り糸 - Google Patents
釣り糸Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高強力で、かつ耐キンク特性に優れ、絡みの
ないしなやさを有する釣り糸を提供する。 【解決手段】 真円度が70%以上、好ましくは80%
以上で、かつ線径が例えば、10μmφ以上70μmφ以
下、好ましくは15μmφ以上50μmφ以下の断面が円
径な非晶質金属細線を例えば、4本、8本、12本、1
6本、24本組合わせた組紐構造を有し、その組紐構造
の組ピッチが0.1mm以上5mm以下、好ましくは
0.3mm以上3mm以下である組紐からなることを特
徴とする釣り糸。
ないしなやさを有する釣り糸を提供する。 【解決手段】 真円度が70%以上、好ましくは80%
以上で、かつ線径が例えば、10μmφ以上70μmφ以
下、好ましくは15μmφ以上50μmφ以下の断面が円
径な非晶質金属細線を例えば、4本、8本、12本、1
6本、24本組合わせた組紐構造を有し、その組紐構造
の組ピッチが0.1mm以上5mm以下、好ましくは
0.3mm以上3mm以下である組紐からなることを特
徴とする釣り糸。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非晶質金属細線を
編んで作製した組紐構造を有する釣り糸に関するもので
ある。 【0002】 【従来の技術】従来から、一般に知られている釣り糸と
しては、ポリアミド,ポリエステル,ポリオレフィン系
等からなる合成繊維糸や、ステンレス,タングステン金
属,アモルファス金属等からなる金属繊維糸が知られて
いる。釣り糸には、釣る魚の種類や釣り型によって種々
の特性が要求されているが、一般的には、細くて高強度
であるものが望ましい。 【0003】例えば、特公平7−63287号公報に
は、アモルファス金属を使用した高強度の釣り糸に関す
る記載がある。これによると、高強度なアモルファス金
属フィラメントを複数本束ねて撚り合わせ加工し、その
周りを合成樹脂で被覆することによって、引張り強さに
優れ且つしなやかな手触りを有する釣り糸が提案されて
いる。この釣り糸は、引張り強さとしなやかさに優れて
いるものの、撚り加工を施しているために、耐キンク特
性の点で充分とは言えない。 【0004】一方、このキンク特性を改善するものとし
て特許2500011号公報には、芯に高強力の高分子
繊維を使用し、周りを金属繊維で編んだ構成を有するも
のが提案されている。この釣り糸によると、芯線には、
強度が強く、かつしなやかさを備えた高強力ポリエチレ
ンフィラメントを用い、その周りをタングステン繊維で
編んだ構成にしており、強度が強く,キンク特性が改善
されたものになっている。しかしながら、キンク特性を
改善するために、釣り糸にかなりのしなやかさを付与し
ているものの、逆に釣り糸自身にコシがなくなってしま
い、実際に使用する場合、釣り糸が絡むなどの問題が発
生する危険性を有していた。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
課題を解決するもので、優れた強力を有し、耐キンク特
性に優れ、かつ絡みのないしなやかさを有する釣り糸を
提供することを目的とするものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意検討した結果、断面が円形な複数
本からなる非晶質金属細線を特定な範囲の組ピッチで編
んだ組紐構造を形成すれば、上記課題が解決できるとい
う知見を得、この知見に基づいて本発明に到達した。 【0007】すなわち、本発明は、断面が円形な非晶質
金属細線を合わせた組紐構造を有し、その組紐構造の組
ピッチが0.1mm以上5mm以下である組紐からなる
ことを特徴とする釣り糸を要旨とするものである。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明は、断面が円形な非晶質金属細線を例えば複数本
用いて、組紐構造を有する組紐にするが、その際の非晶
質金属細線の組ピッチは0.1mm以上5mm以下であ
ることが必要である。この組ピッチが0.1mm未満の
場合には、作製後の組紐にバラケが生じ、組紐構造が崩
れてしまう。一方、5mmを越えると、繊維に導入され
る捻りの影響で、組紐作製時に非晶質金属細線に断線が
発生してしまう。この組ピッチの好ましい範囲として
は、0.3mm以上3mm以下である。本発明にいう組
ピッチとは、組紐構造における一本の非晶質金属細線の
1周期の間隔をいう。したがって、組ピッチの数値が小
さいほど組密度が密になる。本発明にいう断面が円形と
は、以下で定義する真円度が70%以上のものをいい、
80%以上、特に85%以上のものが好ましい。真円度
とは、非晶質金属細線の同一断面の最長軸直径(Rma
x)と最短軸直径(Rmix)の比:(Rmix/Rm
ax)×100で表す値をいう。 【0009】また、上記組紐に熱処理を施して直線性を
持たせることにより、しなやかさを損なわずに、絡みの
ない組紐にすることができる。この熱処理の条件として
は、例えば連続的に熱処理を行う場合には、300〜5
00℃の範囲で、熱処理速度を5〜50m/分で行うこ
とが好ましい。 【0010】本発明における組紐は、一般に組紐機械と
言われている組機を用いて組むことができる。この組機
は、各種の糸や金属糸を材料としてボビンに装着し、各
ボビンを例えば8の字状の組成運動により交錯させて、
組紐,織り紐,編み紐,束紐等を作る機械であり、上記
組ピッチは、キャリアーと皮車の回転比によって変更す
ることができる。 【0011】ここで、組紐に使用する非晶質金属細線の
本数については、特に限定されるものではないが、この
組紐機械の構造などから、4本、8本、12本、16
本、24本にすることが、出来上がり状態の点で好まし
い。 【0012】また、使用する非晶質金属細線の線径とし
ては、しなやかさとコシの強さの双方を併せ持った組紐
を作製するという点から、10μmφ以上70μmφ以
下であることが好ましく、15μmφ以上50μmφ以
下であることがより好ましい。 【0013】本発明に使用する非晶質金属繊維の合金組
成としては、液体急冷法における製造性あるいは優れた
引っ張り強度や曲げ靭性などが求められる機械特性や耐
食性などの諸特性のバランスの観点から、少なくともF
e又はCoの一種が60原子%以上、Niが20原子%
以下、Crが3原子%以上、Siが1原子%以上20原
子%以下、Bが5原子%以上25原子%以下、SiとB
の和が15原子%以上35原子%以下であることが好ま
しい。なお、前記組成について耐食性、機械特性を改善
する目的でMo、W、Nb、Taの少なくとも一種以上
が10原子%以下の範囲で含まれていても特に問題はな
い。 【0014】本発明における組紐においては、ハサミ等
で切断した場合の切り口のバラケ防止の目的で組紐の周
りを被覆することも実用上好ましい。この被覆には、例
えば、ポリアミド,ポリエステル、ポリウレタン、フェ
ノキシ,ポリビニルアルコール,ポリ塩化ビニリデン等
の合成樹脂を用いることができる。なかでも、水溶性の
ポリビニルアルコールを用いて組紐を被覆した場合に
は、切り口のバラケ防止になるだけでなく、耐キンク特
性を損なうことなく水中又は海水中で使用できる点で優
れている。この被覆の厚みとしては、3〜15μmの範
囲が好ましく、3μm未満では組紐のバラケを防止でき
にくくなり、15μmを越えると耐キンク特性を劣化さ
せてしまう傾向がある。 【0015】 【実施例】)次に、本発明を実施例によって具体的に説
明する。 実施例1 原子組成が(Fe0.5Co0.5)68Cr10Si10B
12(%)の合金を溶融し、回転液中紡糸法により直径が
約125μmφの非晶質金属細線を作製した後、次いで
ダイヤモンドダイスで冷間加工を行って得た直径20μ
mφ(真円度98%)の非晶質金属細線(ユニチカ社
製)8本をそれぞれボビンに巻き、そのボビンを組紐機
械(コクブンリミッテド社製)に装着して組ピッチが1
mmの組紐を作製して釣り糸を得た。次に、この釣り糸
を350℃の温度で,10m/分の処理速度で熱処理を
施した。 【0016】なお、得られた釣り糸の引張り強度,耐キ
ンク特性,絡み特性は以下の方法で測定した。 引張り強力:インストロン引張り試験機(インストロン
社製のインストロン4301)。 耐キンク特性:長さ30cmに3回の捻りを付与して張
力を緩めた後、再度張力を付与して、折れ曲がりの有無
を判定した。 絡み特性:長さ1mを垂らしたときの縮み量を長さで測
定し、直線性の度合いで絡み特性を判定した。 得られた釣り糸は、強力0.8kg、伸び20%と優れ
た強力特性を有しており、また、耐キンク特性の測定に
おいても、折れ曲がりは観察されなかった。さらに、縮
み量0cmで直線性に優れており,絡み特性も良好であ
った。 【0017】実施例2 実施例1と同じ合金を溶融し、回転液中紡糸法により直
径が約125μmφの非晶質金属細線を作製した後、次
いでダイヤモンドダイスで冷間加工を行って得た直径2
5μmφ(真円度99%)の非晶質金属細線(ユニチカ
社製)8本をそれぞれボビンに巻き、そのボビンを組紐
機械(実施例1と同じ)に装着して組ピッチが1.5m
mの組紐を作製して釣り糸を作製した。次に、この釣り
糸を実施例1と同じ条件で熱処理を施した。得られた釣
り糸は、強力1.35kg、伸び20%と優れた強力特
性を有しており、また、耐キンク特性の測定においても
実施例1と同様に折れ曲がりは観察されなかった。さら
に、縮み量0cmで直線性に優れており、絡み特性も良
好であった。 【0018】 【発明の効果】本発明の釣り糸は、高強力で、かつ耐キ
ンク特性に優れ、絡みのないしなやさを有している。
編んで作製した組紐構造を有する釣り糸に関するもので
ある。 【0002】 【従来の技術】従来から、一般に知られている釣り糸と
しては、ポリアミド,ポリエステル,ポリオレフィン系
等からなる合成繊維糸や、ステンレス,タングステン金
属,アモルファス金属等からなる金属繊維糸が知られて
いる。釣り糸には、釣る魚の種類や釣り型によって種々
の特性が要求されているが、一般的には、細くて高強度
であるものが望ましい。 【0003】例えば、特公平7−63287号公報に
は、アモルファス金属を使用した高強度の釣り糸に関す
る記載がある。これによると、高強度なアモルファス金
属フィラメントを複数本束ねて撚り合わせ加工し、その
周りを合成樹脂で被覆することによって、引張り強さに
優れ且つしなやかな手触りを有する釣り糸が提案されて
いる。この釣り糸は、引張り強さとしなやかさに優れて
いるものの、撚り加工を施しているために、耐キンク特
性の点で充分とは言えない。 【0004】一方、このキンク特性を改善するものとし
て特許2500011号公報には、芯に高強力の高分子
繊維を使用し、周りを金属繊維で編んだ構成を有するも
のが提案されている。この釣り糸によると、芯線には、
強度が強く、かつしなやかさを備えた高強力ポリエチレ
ンフィラメントを用い、その周りをタングステン繊維で
編んだ構成にしており、強度が強く,キンク特性が改善
されたものになっている。しかしながら、キンク特性を
改善するために、釣り糸にかなりのしなやかさを付与し
ているものの、逆に釣り糸自身にコシがなくなってしま
い、実際に使用する場合、釣り糸が絡むなどの問題が発
生する危険性を有していた。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
課題を解決するもので、優れた強力を有し、耐キンク特
性に優れ、かつ絡みのないしなやかさを有する釣り糸を
提供することを目的とするものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意検討した結果、断面が円形な複数
本からなる非晶質金属細線を特定な範囲の組ピッチで編
んだ組紐構造を形成すれば、上記課題が解決できるとい
う知見を得、この知見に基づいて本発明に到達した。 【0007】すなわち、本発明は、断面が円形な非晶質
金属細線を合わせた組紐構造を有し、その組紐構造の組
ピッチが0.1mm以上5mm以下である組紐からなる
ことを特徴とする釣り糸を要旨とするものである。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明は、断面が円形な非晶質金属細線を例えば複数本
用いて、組紐構造を有する組紐にするが、その際の非晶
質金属細線の組ピッチは0.1mm以上5mm以下であ
ることが必要である。この組ピッチが0.1mm未満の
場合には、作製後の組紐にバラケが生じ、組紐構造が崩
れてしまう。一方、5mmを越えると、繊維に導入され
る捻りの影響で、組紐作製時に非晶質金属細線に断線が
発生してしまう。この組ピッチの好ましい範囲として
は、0.3mm以上3mm以下である。本発明にいう組
ピッチとは、組紐構造における一本の非晶質金属細線の
1周期の間隔をいう。したがって、組ピッチの数値が小
さいほど組密度が密になる。本発明にいう断面が円形と
は、以下で定義する真円度が70%以上のものをいい、
80%以上、特に85%以上のものが好ましい。真円度
とは、非晶質金属細線の同一断面の最長軸直径(Rma
x)と最短軸直径(Rmix)の比:(Rmix/Rm
ax)×100で表す値をいう。 【0009】また、上記組紐に熱処理を施して直線性を
持たせることにより、しなやかさを損なわずに、絡みの
ない組紐にすることができる。この熱処理の条件として
は、例えば連続的に熱処理を行う場合には、300〜5
00℃の範囲で、熱処理速度を5〜50m/分で行うこ
とが好ましい。 【0010】本発明における組紐は、一般に組紐機械と
言われている組機を用いて組むことができる。この組機
は、各種の糸や金属糸を材料としてボビンに装着し、各
ボビンを例えば8の字状の組成運動により交錯させて、
組紐,織り紐,編み紐,束紐等を作る機械であり、上記
組ピッチは、キャリアーと皮車の回転比によって変更す
ることができる。 【0011】ここで、組紐に使用する非晶質金属細線の
本数については、特に限定されるものではないが、この
組紐機械の構造などから、4本、8本、12本、16
本、24本にすることが、出来上がり状態の点で好まし
い。 【0012】また、使用する非晶質金属細線の線径とし
ては、しなやかさとコシの強さの双方を併せ持った組紐
を作製するという点から、10μmφ以上70μmφ以
下であることが好ましく、15μmφ以上50μmφ以
下であることがより好ましい。 【0013】本発明に使用する非晶質金属繊維の合金組
成としては、液体急冷法における製造性あるいは優れた
引っ張り強度や曲げ靭性などが求められる機械特性や耐
食性などの諸特性のバランスの観点から、少なくともF
e又はCoの一種が60原子%以上、Niが20原子%
以下、Crが3原子%以上、Siが1原子%以上20原
子%以下、Bが5原子%以上25原子%以下、SiとB
の和が15原子%以上35原子%以下であることが好ま
しい。なお、前記組成について耐食性、機械特性を改善
する目的でMo、W、Nb、Taの少なくとも一種以上
が10原子%以下の範囲で含まれていても特に問題はな
い。 【0014】本発明における組紐においては、ハサミ等
で切断した場合の切り口のバラケ防止の目的で組紐の周
りを被覆することも実用上好ましい。この被覆には、例
えば、ポリアミド,ポリエステル、ポリウレタン、フェ
ノキシ,ポリビニルアルコール,ポリ塩化ビニリデン等
の合成樹脂を用いることができる。なかでも、水溶性の
ポリビニルアルコールを用いて組紐を被覆した場合に
は、切り口のバラケ防止になるだけでなく、耐キンク特
性を損なうことなく水中又は海水中で使用できる点で優
れている。この被覆の厚みとしては、3〜15μmの範
囲が好ましく、3μm未満では組紐のバラケを防止でき
にくくなり、15μmを越えると耐キンク特性を劣化さ
せてしまう傾向がある。 【0015】 【実施例】)次に、本発明を実施例によって具体的に説
明する。 実施例1 原子組成が(Fe0.5Co0.5)68Cr10Si10B
12(%)の合金を溶融し、回転液中紡糸法により直径が
約125μmφの非晶質金属細線を作製した後、次いで
ダイヤモンドダイスで冷間加工を行って得た直径20μ
mφ(真円度98%)の非晶質金属細線(ユニチカ社
製)8本をそれぞれボビンに巻き、そのボビンを組紐機
械(コクブンリミッテド社製)に装着して組ピッチが1
mmの組紐を作製して釣り糸を得た。次に、この釣り糸
を350℃の温度で,10m/分の処理速度で熱処理を
施した。 【0016】なお、得られた釣り糸の引張り強度,耐キ
ンク特性,絡み特性は以下の方法で測定した。 引張り強力:インストロン引張り試験機(インストロン
社製のインストロン4301)。 耐キンク特性:長さ30cmに3回の捻りを付与して張
力を緩めた後、再度張力を付与して、折れ曲がりの有無
を判定した。 絡み特性:長さ1mを垂らしたときの縮み量を長さで測
定し、直線性の度合いで絡み特性を判定した。 得られた釣り糸は、強力0.8kg、伸び20%と優れ
た強力特性を有しており、また、耐キンク特性の測定に
おいても、折れ曲がりは観察されなかった。さらに、縮
み量0cmで直線性に優れており,絡み特性も良好であ
った。 【0017】実施例2 実施例1と同じ合金を溶融し、回転液中紡糸法により直
径が約125μmφの非晶質金属細線を作製した後、次
いでダイヤモンドダイスで冷間加工を行って得た直径2
5μmφ(真円度99%)の非晶質金属細線(ユニチカ
社製)8本をそれぞれボビンに巻き、そのボビンを組紐
機械(実施例1と同じ)に装着して組ピッチが1.5m
mの組紐を作製して釣り糸を作製した。次に、この釣り
糸を実施例1と同じ条件で熱処理を施した。得られた釣
り糸は、強力1.35kg、伸び20%と優れた強力特
性を有しており、また、耐キンク特性の測定においても
実施例1と同様に折れ曲がりは観察されなかった。さら
に、縮み量0cmで直線性に優れており、絡み特性も良
好であった。 【0018】 【発明の効果】本発明の釣り糸は、高強力で、かつ耐キ
ンク特性に優れ、絡みのないしなやさを有している。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 断面が円形な非晶質金属細線を合わせた
組紐構造を有し、その組紐構造の組ピッチが0.1mm
以上5mm以下である組紐からなることを特徴とする釣
り糸。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001389559A JP2003180209A (ja) | 2001-12-21 | 2001-12-21 | 釣り糸 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001389559A JP2003180209A (ja) | 2001-12-21 | 2001-12-21 | 釣り糸 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003180209A true JP2003180209A (ja) | 2003-07-02 |
Family
ID=27597748
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001389559A Pending JP2003180209A (ja) | 2001-12-21 | 2001-12-21 | 釣り糸 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003180209A (ja) |
-
2001
- 2001-12-21 JP JP2001389559A patent/JP2003180209A/ja active Pending
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