JP2003184688A - エンジンの燃料ポンプ装置 - Google Patents

エンジンの燃料ポンプ装置

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JP2003184688A
JP2003184688A JP2001386123A JP2001386123A JP2003184688A JP 2003184688 A JP2003184688 A JP 2003184688A JP 2001386123 A JP2001386123 A JP 2001386123A JP 2001386123 A JP2001386123 A JP 2001386123A JP 2003184688 A JP2003184688 A JP 2003184688A
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Hiroyuki Kaneko
裕之 金子
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 筒内噴射式エンジンの高圧燃料ポンプ装置に
おいて、エンジンのシリンダヘッド部の全長を短くする
とともに高圧燃料ポンプの支持剛性を高める。 【解決手段】 排気カムシャフト12の延長部12Aをシリ
ンダヘッド10の外部へ延出する。シリンダヘッド10の後
端部壁27から突出させたジャーナル支持部26によって延
長部12Aを片持支持する。高圧燃料ポンプ35をポンプ・
サーモケース29を介してシリンダヘッド10に取付け、プ
ランジャ部40を延長部12Aのカム25によって駆動する。
ジャーナル支持部26を突出させ、高圧燃料ポンプ35を後
端部壁27に近接させたので、延長部12Aの突出部を短く
でき、延長部12Aの片持支持が可能となってシリンダヘ
ッド部の全長を短くすることができる。ポンプ・サーモ
ケース29をサーモケースと一体に形成し、サーモケース
と共にシリンダヘッド10に結合させることにより、高圧
燃料ポンプ35の支持剛性を高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料噴射装置のインジ
ェクタに燃料を供給するためのエンジンの燃料ポンプ装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等に搭載されるガソリンエンジン
において、燃料インジェクタの噴射ノズルを燃焼室内に
配置し、吸気ポートからシリンダ内に導入した空気中
に、燃料を直接噴射することによって混合気を生成して
燃焼させるようにした筒内噴射式エンジンが知られてい
る。筒内噴射式エンジンは、成層燃焼を可能とし、ま
た、燃料噴射量による運転制御等の燃焼制御の自由度を
高めることができるので、実用燃費の向上及び排気ガス
浄化に有利な内燃エンジンとして注目されている。
【0003】筒内噴射式エンジンでは、燃料インジェク
タに高圧の燃料を供給するために高圧燃料ポンプが設け
られており、この高圧燃料ポンプは、一般的に、エンジ
ンのカムシャフトによって駆動されている。
【0004】従来の筒内噴射式エンジンにおける高圧燃
料ポンプ装置の一例について、図6を参照して説明す
る。図6に示すように、従来の筒内噴射式エンジンのシ
リンダヘッド1には、吸気カムシャフト2および排気カム
シャフト3が配置され、排気カムシャフト3の一端が延長
されて延長部4が形成されており、延長部4にはカム5が
設けられている。高圧燃料ポンプ6(プランジャポンプ)
は、シリンダヘッド1の後部に配置され、そのプランジ
ャ7がカム5に係合されている。そして、排気カムシャフ
ト3の回転により、カム5によってプランジャ7を往復運
動させて、燃料タンク(図示せず)から供給される燃料を
加圧して燃料インジェクタ(図示せず)へ送る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
高圧燃料ポンプ装置では、次のような問題がある。高圧
燃料ポンプ6は、吐出圧力が高く、ポンプ駆動力が大き
いため、カム5に作用する反力が大きい。このため、排
気カムシャフト3の延長部4の両側にジャーナル支持部8,
9を設けて、延長部4の支持剛性を高めているが、これに
より、シリンダヘッド1の全長が長くなり、部品点数お
よび重量が増大し、また、組立工数も増加するという問
題を生じる。さらに、高圧燃料ポンプ6の支持剛性を高
める必要があり、重量増の原因となっている。
【0006】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、シリンダヘッド部の全長を短くすることがで
き、また、部品点数、重量および組立工数を削減するこ
とができるエンジンの燃料ポンプ装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1の発明に係るエンジンの燃料ポンプ装置
は、カムシャフトの一端部を延長した延長部に該カムシ
ャフトを支持するジャーナル部と燃料ポンプを駆動する
カムを配設し、前記ジャーナル部をシリンダヘッドの端
部壁から外方へ突出するように形成したジャーナル支持
部により片持支持し、該ジャーナル支持部の外側には前
記カムを収容するハウジング部と該ハウジング部に直交
する燃料ポンプの取付部を有するケース部材を結合し、
該ケース部材を介して前記燃料ポンプを前記シリンダヘ
ッド端部壁に近接するように取付けたことを特徴とす
る。このように構成したことにより、ジャーナル支持部
をシリンダヘッドの端部壁から突出させるとともに、燃
料ポンプをシリンダヘッドの端部壁に近接して配置した
ので、カムシャフトの延長部の突出長さが短くなって片
持支持が可能となる。請求項2の発明に係るエンジンの
燃料ポンプ装置は、カムシャフトの一端部を延長した延
長部に該カムシャフトを支持するジャーナル部と燃料ポ
ンプを駆動するカムを配設し、前記ジャーナル部をシリ
ンダヘッドの端部壁から外方へ突出するように形成した
ジャーナル支持部により片持支持し、該ジャーナル支持
部の外側には前記カムを収容するハウジング部と該ハウ
ジング部に直交する燃料ポンプの取付部を有するケース
部材を結合するとともに、該ケース部材は、前記シリン
ダヘッドの冷却水通路に接続する通路部を一体に備え、
前記燃料ポンプは前記ケース部材を介して前記シリンダ
ヘッドに結合することを特徴とする。このように構成し
たことにより、燃料ポンプの支持剛性が高まる。また、
請求項3の発明に係るエンジンの燃料ポンプ装置は、上
記請求項2の構成において、前記通路部材は、サーモス
タットを収容するサーモケースであることを特徴とす
る。このように構成したことにより、サーモケースによ
って燃料ポンプを支持することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1ないし図3に示すよう
に、本実施形態に係る筒内噴射式エンジンは、4バルブD
OHC(ダブルオーバヘッドカムシャフト)形式の直列3気筒
エンジンであり、シリンダヘッド10には、吸気カムシャ
フト11および排気カムシャフト12の2本のカムシャフト
が配置されている。吸気カムシャフト11および排気カム
シャフト12は、それぞれジャーナル支持部13,14によっ
てシリンダヘッド10に回転可能に支持されている。
【0009】吸気および排気カムシャフト11,12の一端
部には、それぞれカムスプロケット15,16が取付けら
れ、吸気カムシャフト11のカムスプロケット15には、可
変バルブタイミング機構17が設けられている。カムスプ
ロケット15,16と当該エンジンのクランクシャフトに取
付けられたクランクスプロケット(図示せず)との間にカ
ムチェーン18が巻装されており、クランクシャフトによ
って、カムチェーン18を介して吸気および排気カムシャ
フト11,12を駆動して、吸気および排気カムシャフト11,
12に形成されたカム19,20によって吸気および排気バル
ブ21,22(図にはタペット部のみが見られる)を所定のタ
イミングで開閉する。
【0010】このとき、エンジンの運転状態に応じて可
変バルブタイミング機構17に供給する油圧を調整するこ
とによって吸気バルブ21の開閉タイミングを制御するこ
とができる。吸気カムシャフト11の他端部には、検出ロ
ータ23が取付けられており、シリンダヘッド10に取付け
られた回転角センサ24によって吸気カムシャフト11の回
転角を検出するようになっている。
【0011】排気カムシャフト12の他端部が延長されて
延長部12Aが形成されており、延長部12Aは、シリンダヘ
ッド10の最端部のジャーナル支持部26に挿通されて外部
へ延出されている。延長部12Aには、高圧燃料ポンプ(後
述)を駆動するカム25が形成されている。最端部のジャ
ーナル支持部26は、吸気カムシャフト11の端部に近接し
て配置されたシリンダヘッド10の後端部壁27(端部壁)か
ら外方へ突出されている。シリンダヘッド10には、最端
部のジャーナル支持部26の下方に隣接して開口する円筒
状の冷却水通路28が突出されている。
【0012】ジャーナル支持部26および冷却水通路28に
は、ポンプ・サーモケース29(ケース部材)がガスケット
30を介してボルト31,32によって取付けられている。ポ
ンプ・サーモケース29は、ジャーナル支持部26に結合さ
れるポンプケース部33と、冷却水通路28に結合される略
円筒状のサーモケース部34(通路部材)とが一体に形成さ
れたものであり、ポンプケース部33には、高圧燃料ポン
プ35がボルト36によって結合され、サーモケース部34
(サーモケース)には、サーモスタット(図示せず)が収容
されて、サーモキャップ37がボルト32によって共締めさ
れる。
【0013】さらに、ポンプケース部33は、ジャーナル
支持部26に結合されて、排気カムシャフト12の延長部12
Aを収容する略有底円筒状のハウジング部38と、ハウジ
ング部38と直交する略円筒状のポンプ取付部39とから形
成されている。そして、ポンプ取付部39の端部に形成し
たポンプ取付フランジ43に高圧燃料ポンプ35が取付けら
れ、高圧燃料ポンプ35のプランジャ部40のタペット41が
ハウジング部38内に収容された延長部12Aのカム25に係
合される。ポンプ取付部39は、図3に示すように、ポン
プ・サーモケース29がシリンダヘッド10に取付けられた
状態で、高圧燃料ポンプ35側がやや下方となるように、
水平方向に対して僅かに傾斜して配置されている。
【0014】なお、図4および図5中において、符号42は
ジャーナル支持部取付フランジ、44はシリンダヘッド取
付面、45はサーモキャップ取付面、46はヒータユニオ
ン、47は水温センサ取付ボスを示す。また、図1ないし
図3中において、符号48は吸気ポート、49は排気ポー
ト、50は点火プラグ、51はタイミングカバーを示す。
【0015】高圧燃料ポンプ35は、筒内噴射式エンジン
に使用される一般的なものであり、シリンダ内のプラン
ジャ(図示せず)を往復運動させることにより、燃料タン
クからフィードポンプによって供給された燃料を吸込口
52から吸込み、吐出口53から吐出して、高圧燃料を燃料
インジェクタへ供給するようになっている。レギュレー
タ(図示せず)を内蔵し、吐出圧力を調整して余剰圧力を
戻り口54から燃料タンク側へ戻す。シリンダとプランジ
ャとの隙間等から漏れた燃料は、ドレン口55からタンク
側へ戻される。ポンプ部分とカム25による駆動部分とを
金属製のベローズ等(図示せず)によって隔離して、燃料
と潤滑油とが混ざるのを防止している。また、ポンピン
グによる脈動の発生を防止するため、燃料通路にダンパ
手段(図示せず)が設けられている。
【0016】そして、高圧燃料ポンプ35は、シリンダヘ
ッド10の後端部壁27の後方に近接し、上部がシリンダヘ
ッドカバー56から上方へ突出せず、また、シリンダヘッ
ド10の吸気ポート48側の側部から突出しないように配置
されてポンプ・サーモケース29のポンプ取付フランジ43
に取付けられる。
【0017】以上のように構成した本実施形態の作用に
ついて次に説明する。排気カムシャフト12の回転によ
り、延長部12Aのカム25によって高圧燃料ポンプ35のプ
ランジャを往復運動させて、燃料タンク側から送られた
燃料を吸込口52から吸込み、吐出口53から吐出して高圧
燃料を燃料インジェクタへ供給する。
【0018】高圧燃料ポンプ35を排気カムシャフト12に
よって駆動するようにしたので、吸気カムシャフト11の
負荷が増大することがなく、可変バルブタイミング機構
17の応答性が悪化することがない。ポンプ・サーモケー
ス29のポンプ取付部39を水平方向に対してポンプ側を下
方へ僅かに傾斜させたことにより、シリンダヘッド10側
からカム25およびタペット41に潤滑油を供給することが
できるので、オイルジェット等のオイル供給手段を設け
る必要がない。
【0019】排気カムシャフト12の延長部12Aを支持す
るジャーナル支持部26をシリンダヘッド10の後端部壁27
から突出させたことにより、延長部12Aの突出長さが短
くなって支持剛性が高まるので、延長部12Aのジャーナ
ル支持部26による片持支持が可能となる。その結果、シ
リンダヘッド部の全長を短くすることができ、また、カ
ムシャフトの延長部の両側を支持する従来例に対して、
部品点数、重量および組立工数を削減することができ
る。
【0020】ポンプケース部33とサーモケース部34とを
一体に形成したことにより、高圧燃料ポンプ35の支持剛
性を高めることができる。また、高圧燃料ポンプ35をシ
リンダヘッド10にポンプ・サーモケース29を介して取付
けるようにしたので、ポンプ・サーモケース29を交換す
るだけで、エンジンの仕様に応じて高圧燃料ポンプ35の
取付位置を容易に変更することができる。
【0021】高圧燃料ポンプ35は、排気カムシャフト12
の延長部12Aとシリンダヘッド10の後端部壁27との間の
空間に配置され、シリンダヘッド10の吸気ポート48側の
側部およびシリンダヘッドカバー56の上部から突出しな
いので、エンジンを小型化することができる。また、高
圧燃料ポンプ35を吸気カムシャフト11側に近接して配置
したことにより、燃料インジェクタへの燃料配管を短く
することができる。
【0022】なお、上記実施形態では、一例として本発
明を筒内噴射式エンジンの高圧燃料ポンプ装置に適用し
た場合について説明しているが、本発明は、これに限ら
ず、カムシャフトによってプランジャ型の燃料ポンプを
駆動するものであれば、他の形式のエンジンの燃料ポン
プ装置にも同様に適用することができる。
【0023】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明に
係るエンジンの燃料ポンプ装置によれば、ジャーナル支
持部をシリンダヘッドの端部壁からを突出させるととも
に、燃料ポンプをシリンダヘッドの端部壁に近接して配
置したので、カムシャフトの延長部の突出長さが短くな
って片持支持が可能となる。その結果、シリンダヘッド
部の全長を短くすることができ、また、延長部の両側を
支持する従来例に対して、部品点数、重量および組立工
数を削減することができる。請求項2の発明に係るエン
ジンの燃料ポンプ装置によれば、前記ケース部材がシリ
ンダヘッドの冷却水通路に接続される通路部を一体に備
えたことにより、燃料ポンプの支持剛性を高めることが
できる。また、請求項3の発明に係るエンジンの燃料ポ
ンプ装置によれば、サーモケースによって燃料ポンプを
支持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るエンジンのシリンダ
ヘッド部の平面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るエンジンの燃料ポン
プ装置の分解斜視図である。
【図3】図1に示す装置の側面を一部破断して示す拡大
図である。
【図4】図1に示す装置のポンプ・サーモケースの正面
図である。
【図5】図4に示すポンプ・サーモケースの側面図であ
る。
【図6】従来のエンジンの燃料ポンプ装置を示すシリン
ダヘッド部の平面図である。
【符号の説明】
10 シリンダヘッド 12 排気カムシャフト(カムシャフト) 12A 延長部 25 カム 26 ジャーナル支持部 27 後端部壁(端部壁) 28 冷却水通路 29 ポンプ・サーモケース(ケース部材) 34 サーモケース部(通路部、サーモケース)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カムシャフトの一端部を延長した延長部
    に該カムシャフトを支持するジャーナル部と燃料ポンプ
    を駆動するカムを配設し、前記ジャーナル部をシリンダ
    ヘッドの端部壁から外方へ突出するように形成したジャ
    ーナル支持部により片持支持し、該ジャーナル支持部の
    外側には前記カムを収容するハウジング部と該ハウジン
    グ部に直交する燃料ポンプの取付部を有するケース部材
    を結合し、該ケース部材を介して前記燃料ポンプを前記
    シリンダヘッド端部壁に近接するように取付けたことを
    特徴とするエンジンの燃料ポンプ装置。
  2. 【請求項2】 カムシャフトの一端部を延長した延長部
    に該カムシャフトを支持するジャーナル部と燃料ポンプ
    を駆動するカムを配設し、前記ジャーナル部をシリンダ
    ヘッドの端部壁から外方へ突出するように形成したジャ
    ーナル支持部により片持支持し、該ジャーナル支持部の
    外側には前記カムを収容するハウジング部と該ハウジン
    グ部に直交する燃料ポンプの取付部を有するケース部材
    を結合するとともに、該ケース部材は、前記シリンダヘ
    ッドの冷却水通路に接続する通路部を一体に備え、前記
    燃料ポンプは前記ケース部材を介して前記シリンダヘッ
    ドに結合することを特徴とするエンジンの燃料ポンプ装
    置。
  3. 【請求項3】 前記通路部は、サーモスタットを収容す
    るサーモケースであることを特徴とする請求項2に記載
    のエンジンの燃料ポンプ装置。
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