JP2003185247A - 負圧破壊装置 - Google Patents

負圧破壊装置

Info

Publication number
JP2003185247A
JP2003185247A JP2001390952A JP2001390952A JP2003185247A JP 2003185247 A JP2003185247 A JP 2003185247A JP 2001390952 A JP2001390952 A JP 2001390952A JP 2001390952 A JP2001390952 A JP 2001390952A JP 2003185247 A JP2003185247 A JP 2003185247A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
negative pressure
water supply
closing
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001390952A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3835281B2 (ja
Inventor
Makoto Hamada
誠 濱田
Ryoji Ouchi
亮二 大内
Katsuhiro Fujiwara
克博 藤原
Hidehito Ichimaru
秀仁 市丸
Akira Yoshida
晶 吉田
Tsuneo Funabiki
恒男 船引
Manabu Shimizu
学 清水
Itsuo Nagai
逸夫 永井
Naoto Kobari
直人 小針
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritz Corp
Original Assignee
Noritz Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Noritz Corp filed Critical Noritz Corp
Priority to JP2001390952A priority Critical patent/JP3835281B2/ja
Publication of JP2003185247A publication Critical patent/JP2003185247A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3835281B2 publication Critical patent/JP3835281B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control For Baths (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 給湯回路から浴槽側に注湯する場合に、負圧
作用時に注湯電磁弁が上流側の負圧破壊弁よりも先に開
弁してしまうことによる浴槽水の逆流入の発生を回避す
る。 【解決手段】 注湯電磁弁52として、ブリード孔52
4cにより給湯回路及び流通口523からの給水圧をダ
イヤフラム室525に伝搬させ、浴槽側と連通されて大
気圧が作用する内筒部522の先端の弁座521に対し
ダイヤフラム弁524をダイヤフラム室の給水圧により
押し付けて閉弁状態に維持させる構造とする。ダイヤフ
ラム室に圧縮コイルスプリングにより構成した閉付勢バ
ネ529を配設し、ダイヤフラム室内が負圧になっても
負圧破壊弁が吸気作動し始めるまではダイヤフラム弁を
閉弁状態に維持させるように弾性付勢する。ブリード孔
にチェックボールを内装し、負圧作用時にブリード孔を
遮断するようにしてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上水道から直接に
又は受水槽からポンプ圧送により間接に供給される浄水
が分岐路を通して大気開放の貯槽へ直接又は間接に注水
可能とされたものにおいて、浄水供給路側での負圧発生
の際にその負圧を破壊(解消)して貯槽側から浄水供給
路側への逆流発生を阻止するための負圧破壊装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の負圧破壊装置として、例
えば給湯装置に設置されたものが知られている。この給
湯装置は、浄水の給水を受ける給湯回路により湯を台所
等の給湯栓に対し給湯する一方、浴槽や洗濯槽等の大気
開放する貯槽へ上記給湯回路から分岐した注湯路(分岐
路)又は浄水供給路から分岐した注水路(分岐路)を通
して湯又は水を直接に又は間接に注湯(注水)し得るよ
うに構成されており、上記注湯路や注水路に対し負圧破
壊装置が設置されている。このような負圧破壊装置は、
水道水(浄水)が給水される給湯回路内(又は給水回路
内)に例えば水道水供給側の断水あるいは停電等に起因
して負圧が生じた場合に、浴槽や洗濯槽等の貯槽の湯水
が逆流して給湯回路内(又は注水路回路内)に、つまり
浄水供給路内に流入する事態の発生を阻止するために設
けられるものであり、上記負圧破壊装置により給湯回路
等と上記貯槽との間を注湯可能にしつつも縁切り可能な
状態に接続するようにしている。つまり、浄水が充満し
ている給湯回路等に対し雑水である浴槽や洗濯槽内の湯
水が逆流して混入してしまう事態の発生を防止するため
に負圧破壊装置が介装されている。この逆流防止性能を
実現するための従来の負圧破壊装置の例を図1に示す給
湯装置10に設置された例に基づいて説明する。
【0003】この給湯装置10は貯槽として浴槽3に対
し注湯し得るようにした給湯器付き風呂釜を例にしたも
のである。すなわち、給湯回路2の給湯側に介装された
流量調整弁(水量サーボ弁)31の下流から注湯回路5
00が分岐され、この注湯回路500を介して給湯回路
2と追い焚き循環回路4とが連通接続されて給湯回路2
から浴槽3に対し注湯可能となっている。そして、この
注湯回路500に対し、上流側からバキュームブレーカ
(負圧破壊弁)501、注水用開閉弁である注湯電磁弁
502及び2段の逆止弁54,55の順に並ぶ負圧破壊
装置を介装させて注湯及び縁切りの双方を行うようにし
ている。上記のバキュームブレーカ501は回路内に所
定の負圧が生じたときに外気(エア)を吸い込んで負圧
状態を解消するもの、注湯電磁弁502は注湯回路50
0を開閉切換して注湯及び遮断の切換を行うもの、ま
た、2段の逆止弁54,55は注湯方向(順方向)への
流通を許容しつつ逆方向への流通を阻止するものであ
る。
【0004】上記バキュームブレーカ501は、弁体を
バネにより弁座に押し付けて常時は閉状態に維持しつ
つ、回路内に負圧が作用したときには上記弁体がばねに
抗して開きエアを回路内に吸い込んで上記負圧を解消
(破壊)するようになっている。また、上記注湯電磁弁
502は、図6に例示するようにパイロット式のダイヤ
フラム弁により構成されている。すなわち、弁体である
ダイヤフラム弁524を挟んで同図の上側にダイヤフラ
ム室525が区画形成される一方、ダイヤフラム弁52
4の同図の下側において内筒部522を挟んで外周側範
囲に給湯回路2と連通する流通口523が形成され、内
周側範囲が浴槽3側と連通されている。そして、上記内
筒部522の先端の弁座521に上記ダイヤフラム弁5
24が押し付けられることにより給湯回路2側と浴槽3
側とを遮断した状態、つまり閉弁状態になるようになっ
ており、この閉弁状態においてはブリード孔524cを
通して給湯回路2側から給水圧がダイヤフラム室525
にブリードインされ、この給水圧がダイヤフラム弁52
4に対し閉弁維持圧として作用する。つまり、給水圧が
高圧であればある程、より高い圧力で閉弁側に押し付け
られて閉シール性能を発揮する。一方、注湯時には電磁
石527に通電することによりプランジャ528をプラ
ンジャバネ528aに抗して図6において上動させ、こ
れにより、センター孔524dを開いてダイヤフラム室
525と浴槽3側とを連通させてダイヤフラム弁524
を開弁させるようになっている。
【0005】ここで、上述の負圧が生じる場合として
は、本来は給水圧(正圧)が作用している給湯回路2側
(給湯一次側;浄水供給路側)において給水元である水
道の断水や、受水槽等から各集合住宅(マンション等)
の上階へポンプ圧送している場合に停電によるポンプ停
止等が発生することにより、給湯一次側の圧力が低下し
て負圧を生じる場合がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
負圧破壊装置においては、上記注湯電磁弁502はその
閉弁状態において注湯方向とは逆向きの所定の圧力を受
けたときには開弁が許容される構造になっており、給湯
一次側で負圧が生じた際にバキュームブレーカ501の
開弁による吸気作動のタイミングと、上記注湯電磁弁5
02の開弁してしまうタイミングとが非特定であると、
つまり個別の開作動特性に基づきばらばらに開弁してし
まうと、バキュームブレーカ501を介装しているにも
拘わらず浴槽3側からの逆流入を招くおそれがある。
【0007】すなわち、上述の如く注湯電磁弁502の
ダイヤフラム弁524は主としてダイヤフラム室525
内の内圧(給水圧)により閉弁状態が維持されるように
なっているため、上記プランジャバネ528aは、本来
は、プランジャ528の過度の作動抵抗にならぬように
しつつ、浴槽3の水面からの大気圧が作用するセンター
孔524dを閉止し得るようなできるだけ弱いバネ荷重
に設定されている。このため、給湯回路2側から負圧が
作用すると、ダイヤフラム室525も負圧となり開弁側
への抵抗要素が主としてプランジャバネ528aだけで
あるため容易にダイヤフラム弁524が開弁することに
なる。上記の負圧を受けるとバキュームブレーカ501
も開くことになるが、バキュームブレーカ501と注湯
電磁弁502との両者の開作動タイミングが非特定であ
ると、注湯電磁弁502が一瞬でも先に開弁してしまっ
た場合には浴槽3側からの逆流入が生じる。
【0008】以上のような逆流入の不都合は、注湯接続
対象が浴槽ではなくて給湯回路(又は給水回路)から洗
濯槽に対し自動注湯可能に接続した場合にも同様に生じ
ることになる。
【0009】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、負圧破壊弁と
注水用開閉弁とにより浄水供給路側から大気開放の貯槽
に対し注水を可能としつつも縁切りを確保しようとする
負圧破壊装置において、上記貯槽側からの逆流入防止の
十分なる確保を図り得る負圧破壊装置を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、注水用開閉弁において作動効率を優先
しつつ低圧から高圧までの給水圧に対する高い閉シール
性能を確保した構成を採用しながらも、給水一次側が負
圧状態に陥った際に注水用開閉弁の開弁タイミングより
も必ず先に負圧破壊弁が吸気作動し始めるようにしたも
のである。
【0011】具体的には、本発明では、浄水が所定の給
水圧を受けて供給される浄水供給路に対しこの浄水供給
路から分岐する分岐路を通して大気開放の貯槽が注水可
能に接続され、上記分岐路に対し負圧破壊弁を上流側
に、注水用開閉弁を下流側にそれぞれ介装してなる負圧
破壊装置を対象として、以下の特定事項を備えることと
した。
【0012】すなわち、上記負圧破壊弁として所定の負
圧を受けて開弁し外気を内部に吸い込む構成とする一
方、上記注水用開閉弁としてその閉弁状態において注水
方向とは逆向きの所定の圧力を受けたときには開弁が許
容される構造を有するものとし、上記負圧破壊弁が負圧
を受けて開弁作動する開弁特性と、上記注水用開閉弁が
逆向き圧力を受けて開弁作動する開弁特性とを、上記浄
水供給路から負圧を受けたとき負圧破壊弁の吸気開始タ
イミングの方が上記注水用開閉弁の開弁開始タイミング
よりも先になるように関係付けることとした(請求項
1)。
【0013】上記の特定事項を異なる表現により具体的
に言い換えると、次のようになる。すなわち、上記負圧
破壊弁として所定の負圧を受けて開弁し外気を内部に吸
い込む構成とする一方、上記注水用開閉弁としてその閉
弁状態において注水方向とは逆向きの所定の圧力を受け
たときには開弁が許容される構造を有するものとし、上
記注水用開閉弁において、逆向き圧力を受けて開弁し始
めることになる開弁作動圧として、上記負圧破壊弁が負
圧を受けて外気を吸い込み始めることになる設定吸気作
動圧よりも絶対値において大きくなるように設定するこ
ととする(請求項2)。
【0014】なお、本発明における「大気開放の貯槽」
とは、その底部に注水を受けた貯留水が自由水面を形成
し、この自由水面に大気圧が作用することになるような
貯槽のことであり、例えば給湯装置の場合であると、浄
水供給路としての給湯回路から入浴用の湯張り(水張
り)のための注湯を受ける浴槽、又は、上記給湯回路か
ら洗濯用湯水の湯張り(水張り)のための注湯を受ける
洗濯槽等が上記貯槽として挙げられる。
【0015】この本発明によれば、注水用開閉弁が閉弁
状態のときに浄水供給路側(給水一次側)が万一負圧状
態に陥っても、負圧破壊弁が注水用開閉弁よりも必ず先
に開いてエアを吸い込むことになり、このエア吸い込み
により負圧状態が解消される。そして、この負圧状態の
解消により注水用開閉弁をそのまま閉弁状態に維持させ
ることが可能となり、この結果、注水用開閉弁が負圧破
壊弁よりも先に開弁してしまうことによる逆流入の発生
を確実に回避することが可能になる。
【0016】上記発明をより具体的に実現する一手段と
しては、例えば、上記注水用開閉弁として、上記負圧破
壊弁が外気を吸い込み始めることになる吸気作動圧と少
なくとも同等の負圧を浄水供給路側から受けても開弁せ
ずに閉弁状態に維持する閉弁保持手段を備えるようにす
ればよい(請求項3)。このような閉弁保持手段を具備
して特定の負圧状態になるまでは積極的に閉弁状態に維
持させるようにすることにより、負圧作用時には注水用
開閉弁よりも必ず先に負圧破壊弁が開弁して吸気作動を
開始させ得るようになる。
【0017】上記の「閉弁保持手段」としては種々の具
体的構成を採ることができ、その一つとしては、注水用
開閉弁をダイヤフラム弁により構成する場合にはそのダ
イヤフラム弁を閉止側に積極的に弾性付勢することであ
る。すなわち、上記注水用開閉弁をパイロット式ダイヤ
フラム弁により構成し、浄水供給路からの給水圧をダイ
ヤフラム室に導いて弁体である上記ダイヤフラム弁に対
し閉弁維持圧として作用させるように構成した場合に
は、上記閉弁保持手段として、上記ダイヤフラム弁を閉
止側に弾性付勢する閉付勢バネにより構成する(請求項
4)。このような閉付勢バネを用いてダイヤフラム弁を
閉止側に対しより強く押し付けることにより、上記の負
圧破壊弁の吸気作動が必ず先に生じるようにすることが
可能になる。
【0018】このような閉付勢バネとしては、従来の技
術欄において説明したプランジャバネを上述の開弁作動
特性を満足する程度により強いバネ特性にしてもよい
が、より積極的には上記ダイヤフラム弁を弁座に対し押
し付けるように直接に弾性付勢するように配設されたも
の(請求項5)を追加採用することができ、あるいは、
上記ダイヤフラム弁を開閉方向に弾性変位可能に支持し
つつ閉弁状態に維持するダイヤフラム弁自体の弾性抵抗
機能により構成することもできる(請求項6)。
【0019】さらに、上記請求項1又は請求項2の本発
明をより具体的に実現する他の手段としては、上記注水
用開閉弁として、その閉弁状態において浄水供給路側か
ら負圧を受けたときその負圧が弁体に対し開弁作動側に
作用することを遮断する遮断手段を備えたものとするこ
とである(請求項7)。この場合には、注水用開閉弁が
閉弁状態にあるときに給湯回路側から負圧が作用したと
しても、上記遮断手段により注水用開閉弁には上記負圧
は作用することはなく、これにより、注水用開閉弁を閉
弁状態に維持することが可能になる。この結果、給水一
次側が負圧状態に陥ったしても、注水用開閉弁が開弁す
るおそれを排除しつつ負圧破壊弁を確実に先に開弁さ
せ、その吸気作動により負圧状態を解消して逆流入の発
生等を確実に阻止することが可能になる。
【0020】このような「遮断手段」としては、上記注
水用開閉弁がパイロット式ダイヤフラム弁により構成さ
れている場合には次のような具体的構成を採用すればよ
い。すなわち、浄水供給路からの給水圧をブリード孔を
通してダイヤフラム室に導いて弁体である上記ダイヤフ
ラム弁に対し閉弁維持圧として作用させる構成を採用し
ている場合には、上記遮断手段としては、上記浄水供給
路側から正圧である給水圧を受けて上記ブリード孔を連
通させる一方、上記浄水供給路側から負圧を受けて上記
ブリード孔を遮断する逆止要素により構成すればよい
(請求項8)。このような逆止要素としては逆止弁等が
あるものの、最も単純な具体例としては以下の実施形態
において示すチェックボール等が挙げられる。
【0021】以上の請求項1〜請求項8のいずれかの負
圧破壊装置は次のようなものを対象として好適に適用さ
れる。すなわち、上記浄水供給路が、浄水の給水を受け
加熱源により加熱して給湯栓側に給湯する給湯回路又は
浄水の給水を受けて給水栓側に給水する給水回路であ
り、この給湯回路又は給水回路に対し大気開放の貯槽が
分岐路を通して注湯又は注水可能に接続されたものであ
る(請求項9)。なお、この場合、上記給湯回路から貯
槽へは、給湯回路の加熱源を加熱作動させた場合に注ぎ
込まれる注湯に加え、上記加熱源を非加熱作動のまま給
水を注ぎ込む場合の注水がある。
【0022】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1又は請
求項2の本発明の負圧破壊装置によれば、注水用開閉弁
が閉弁状態のときに給水一次側が万一負圧状態に陥って
も、負圧破壊弁が注水用開閉弁よりも必ず先に開いてエ
アを吸い込むことになるため、そのエア吸い込みにより
負圧状態を解消することができる一方、この負圧状態の
解消により注水用開閉弁をそのまま閉弁状態に維持させ
ることができる。この結果、注水用開閉弁が負圧破壊弁
よりも先に開弁してしまうことによる逆流入の発生を確
実に回避することができる。
【0023】請求項3によれば、請求項1又は請求項2
の本発明を具体的に実現させることができる。すなわ
ち、上記負圧破壊弁がエアを吸い込み始めることになる
吸気作動圧と少なくとも同等の負圧を給湯回路側から受
けても開弁せずに閉弁状態に維持する閉弁保持手段を注
水用開閉弁に備えることにより、特定の負圧状態になる
までは注水用開閉弁を積極的に閉弁状態に維持させるこ
とができ、負圧破壊弁を確実に先に開弁させ、その吸気
作動により負圧状態を解消して逆流入の発生等を確実に
阻止することができる。
【0024】請求項4によれば、上記の閉弁保持手段と
して、注水用開閉弁をダイヤフラム弁により構成する場
合に好適に適用し得る閉付勢バネを提供することができ
る。この場合に、請求項5又は請求項6によれば、上記
閉付勢バネとして採用し得る具体的構成を特定して提供
することができる。
【0025】請求項7によれば、請求項3とは異なる構
成により請求項1又は請求項2の本発明をより具体的に
実現することができる。すなわち、閉弁状態において浄
水供給路側から負圧を受けてもその負圧が弁体に対し開
弁作動側に作用することを遮断する遮断手段を注水用開
閉弁に備えることにより、給水一次側がたとえ負圧状態
に陥ったしても、注水用開閉弁が開弁するおそれを排除
しつつ負圧破壊弁を確実に先に開弁させ、その吸気作動
により負圧状態を解消して逆流入の発生等を確実に阻止
することができる。
【0026】請求項8によれば、上記の遮断手段とし
て、注水用開閉弁がパイロット式ダイヤフラム弁により
構成されている場合に好適に適用し得る手段を提供する
ことができる。
【0027】さらに、請求項9によれば、本発明の負圧
破壊装置を好適に適用し得る具体的対象の構成を特定す
ることができ、浴槽や洗濯槽等の貯槽側から給湯回路又
は給水回路への逆流入の発生を確実に防止することがで
きる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0029】<第1実施形態>図1は、本発明の第1実
施形態に係る負圧破壊装置を適用した給湯装置1として
の給湯器付き風呂釜の全体概要を示している。つまり、
本第1実施形態は浄水供給路としての給湯回路2から分
岐する注湯路(分岐路)50を通して貯槽としての浴槽
3に注湯・注水可能とした場合に本発明を適用したもの
である。
【0030】上記給湯装置1は、給湯機能を実現する給
湯回路2と、浴槽3内の湯水の追い焚き機能を実現する
強制循環式の追い焚き循環回路4と、上記給湯回路2と
追い焚き循環回路4とを接続して上記浴槽3に対する湯
張り機能を実現する注湯回路5とを備えたものである。
【0031】上記給湯回路2は、水道管に接続された給
水路21から導入される水を給湯側熱交換器22におい
て燃焼バーナ23の燃焼熱との熱交換加熱により加熱
し、加熱後の湯を出湯路24及び給湯路25を通して下
流端の給湯栓26a,26bまで給湯させるようになっ
ている。ここで、図示省略の燃焼缶体内に配設された上
記熱交換器22及び燃焼バーナ23が加熱源を構成して
いる。上記給水路21と出湯路24との間にはバイパス
路27が設けられて、調整弁27aによる水の混合調節
制御により設定温度への温度調整が行われるようになっ
ている。上記給湯栓26aは台所等に配設されたカラン
であり、上記給湯栓26bは浴室や洗面台等に設置され
たシャワーカランである。
【0032】上記給水路21には入水流量センサ28
と、入水温度センサ29とが配設されている。また、上
記出湯路24には上記給湯栓26a,26bもしくは注
湯回路5に供給される湯水の温度を検出する給湯温度セ
ンサ30と、流量調整弁31とが上流側から順に配設さ
れている。給湯温度や注湯温度を所定の設定温度になる
ように燃焼バーナ23の燃焼を制御する給湯制御が図示
省略のコントローラにより行われ、このコントローラで
は主として上記入水流量センサ28、入水温度センサ2
9及び給湯温度センサ30からの各検出値に基づいて上
記給湯制御を行うようになっている。
【0033】上記追い焚き循環回路4は、それぞれ浴槽
3に連通接続された戻り路41及び往き路42からなる
循環路43を備え、上記戻り路41から循環ポンプ44
の作動により風呂側熱交換器45に戻される浴槽3内の
湯水を燃焼バーナ46の燃焼熱により熱交換加熱し、加
熱後の湯水を往き路42を通して再び上記浴槽3内に供
給して追い焚きさせるようになっている。
【0034】上記戻り路41には、循環湯水の循環方向
上流側から順に、水圧検出により浴槽3の水位を検出す
る水位センサ47と、上記循環ポンプ44と、循環流の
通過によりフラップが開いて循環判定のON指令が出力
される水流スイッチ48と、浴槽3内から風呂側熱交換
器45に戻される循環湯水の温度を検出する戻り温度セ
ンサ49とが配設されている。上記水位センサ47から
の検出値に基づいて所定水位までの注湯制御が上記コン
トローラにより行われ、上記戻り温度センサ49からの
検出値に基づいて追い焚き時における浴槽3内の湯水温
度が把握されて所定温度までの追い焚き制御が上記コン
トローラにより行われ、上記水流スイッチ48からの出
力信号により追い焚き制御において循環作動が正常か否
かの判定が上記コントローラにより行われることにな
る。
【0035】上記注湯回路5は、上流端が上記流量調整
弁31の下流側から分岐し、下流端が上記循環路43の
いずれかの位置(図1では戻り路41の循環ポンプ44
よりも下流側位置を例示)に連通する分岐路としての注
湯路50を備えており、この注湯路50を通して上記給
湯回路2からの湯水を追い焚き循環回路4に流入させて
浴槽3に注湯し得るようになっている。上記注湯回路5
の注湯路50には、上流側から順に、所定の負圧を受け
て開弁し外部からエアを吸い込むことにより負圧を解消
(破壊)する負圧破壊弁(バキュームブレーカ)51
と、上記コントローラにより開閉制御されて注湯(注
水)か遮断かの切換を行う注水用開閉弁としての注湯電
磁弁52と、注湯流量を検出する注湯流量センサ53
と、それぞれ浴槽3側への流通をのみ許容する構造を有
する二段配置の逆止弁54,55とが配設されている。
上記注湯流量センサ53からの検出値に基づいて浴槽3
への湯張り量の把握が上記コントローラにより行われ
る。
【0036】なお、上記負圧破壊弁51及び注湯電磁弁
52の詳細説明に入る前に、上記コントローラによる注
湯制御を次に付記する。例えばリモコンの湯張りスイッ
チがON作されると、注湯電磁弁52を開いて燃焼バー
ナ23の燃焼を開始し、以後、上記リモコン等に設定さ
れた所定温度になるように上記燃焼バーナ23の燃焼作
動や流量調整弁31の開度調整が行われる。これによ
り、上記所定温度の湯が給湯回路2から注湯回路5及び
追い焚き循環回路4を通して浴槽3に落とし込まれ、水
位センサ47による検出水位が所定水位に到達するか、
もしくは注湯流量センサ53による積算湯量が所定湯量
に到達すると上記注湯電磁弁52を閉じ燃焼バーナ23
の燃焼作動を停止して終了する。
【0037】上記負圧破壊弁51は、図2に詳細を示す
ように、大気に開放されたエア吸い込み口511と、こ
のエア吸い込み口511と注湯路50とを連通させる分
岐連通路512と、この連通路512内に介装されて弁
座513に対し開閉方向に移動可能な弁体514と、こ
の弁体514を上記弁座513の側に押し付けて閉弁状
態に維持するよう初期バネ荷重を付与するバネ515と
を備えている。なお、上記弁体514は上記弁座513
に着座するゴム層と、上記開閉方向のみへの移動案内を
させるためのガイド部とを一体に備えており、また、上
記バネ515は圧縮コイルスプリングにより構成されて
受け部材516と上記弁体514との間に掛け渡されて
いる。そして、上記バネ515のバネ荷重は、注湯路5
0内の圧力が負圧に陥れば弁体514が開弁するように
比較的弱いもの(後述)に設定されている。
【0038】また、上記注湯電磁弁52は、図3に詳細
を示すように、閉弁保持手段としての後述の閉付勢バネ
529の追加によって、負圧作用時に上記負圧破壊弁5
1の開弁し始めるタイミングが注湯電磁弁52の開弁し
てしまうタイミングよりも必ず先になるように構成した
ものである。すなわち、上記注湯電磁弁52は、先端周
囲に弁座521が形成され内部が下流側(浴槽3側)に
連通する内筒部522と、この内筒部522の外周側の
ドーナッツ環状空間により構成され上流側(給湯回路2
側)に連通する流通口523と、上記弁座521及び流
通口523を覆うように配設され弾性変形により弁座5
21に対し接離可能に開閉するダイヤフラム弁524
と、このダイヤフラム弁524を挟み弁座521と逆側
に区画形成されたダイヤフラム室525と、プランジャ
ガイド526により上記開閉方向に進退案内され電磁石
527により進退作動されるプランジャ528とを備え
ている。
【0039】上記ダイヤフラム弁524はディスクプレ
ート524aと、外周縁が押圧固定されたゴムダイヤフ
ラム524bとから構成され、上記流通口523とダイ
ヤフラム室525とを連通させて同圧にするブリード孔
524cと、上記内筒部522と連通するセンター孔5
24dとを有している。そして、上記プランジャ528
は非通電時にはプランジャバネ528aにより閉弁位置
に復帰して閉弁状態の上記センター孔524dを閉止す
る一方(ノーマルクローズ;図3参照)、通電時には上
記電磁石527によりプランジャバネ528aに抗して
後退(図3において上動)されセンター孔524dをダ
イヤフラム室525と連通させてダイヤフラム弁524
を開弁状態に変換させるようになっている。この開弁状
態では流通口523と内筒部522とが互いに連通され
て注湯が可能となり、上記閉弁状態ではプランジャ52
8の先端のゴムシール部により上記センター孔524d
が閉止されることになる。
【0040】このような注湯電磁弁52においては、ダ
イヤフラム弁524が閉弁状態では給湯一次側(給湯回
路2側)からの給水圧が流通口523と、ブリード孔5
24cを通してブリードインされたダイヤフラム室52
5とに共に作用する一方、二次側(浴槽3側)からは内
筒部522の内断面積部分に対し浴槽3の水面からの大
気圧が作用することになる。通常時には、主としてこの
ような一次側及び二次側の差圧に基づき閉弁状態に維持
されるようになっている。つまり、給水圧が高圧になれ
ばダイヤフラム室525内の内圧も高圧になり、上記差
圧がより高くなってダイヤフラム弁524がより強く弁
座521に対し押し付けられて低圧〜高圧までの閉止シ
ール性能を発揮するようになっている。
【0041】そして、このような構造の注湯電磁弁52
において、さらに上記ダイヤフラム弁524を閉弁側に
弾性付勢する閉付勢バネ529が配設されている。この
閉付勢バネ529は、例えばダイヤフラム室525の一
側を区画するプランジャガイド526と上記ディスクプ
レート524aとの間に掛け渡した圧縮コイルスプリン
グにより構成され、ダイヤフラム弁524を直接に弁座
521側に押し付けるように配設されている。
【0042】そして、本実施形態では、負圧破壊性能を
優先させるため負圧破壊弁51が負圧を受けて開作動し
始める開作動圧力(吸気開始圧力:絶対値)を比較的小
さくする一方(例えば水位上昇基準の1/2の35mm
O)、上記注湯電磁弁52が負圧を受けて開弁し始
める開作動圧力(絶対値)を上記負圧破壊弁51のそれ
よりも大きくするという特性を付与している。|負圧破
壊弁の開作動圧力|<|注湯電磁弁の逆圧による開作動
圧力|
【0043】具体的には、負圧破壊弁51のバネ515
(図2参照)のバネ荷重値と、上記注湯電磁弁52の閉
付勢バネ529のバネ荷重値(正確にはプランジャバネ
528aの比較的小さいバネ荷重値を付加したバネ荷重
値)とを上記特性になるようにそれぞれ設定する。つま
り、特性上は負圧破壊弁51を閉弁状態に維持するバネ
荷重を注湯電磁弁52を閉弁状態に維持するバネ荷重よ
りも弱くして、負圧が作用したときに負圧破壊弁51の
開弁タイミングが注湯電磁弁52のそれよりも先になる
ようにするものである。
【0044】以上の構成を有する第1実施形態によれ
ば、給湯一次側(給水一次側)が万一負圧状態になって
も、負圧破壊弁51が注湯電磁弁52よりも必ず先に開
いてエアを吸い込み、このエア吸い込みにより負圧状態
が解消され、負圧状態が解消される結果、注湯電磁弁5
2は上記閉付勢バネ529等により閉弁状態に維持され
ることになる。従って、従来構造の給湯装置10におけ
る負圧破壊装置において給湯回路2側に負圧発生時に注
湯電磁弁502(図6参照)が負圧破壊弁501よりも
先に開弁してしまうことに伴い生じる浴槽3側からの逆
流入を回避することができる。
【0045】<第2実施形態>図4は、本発明の第2実
施形態の負圧破壊装置を適用した給湯装置1a(図1参
照)において採用された注湯電磁弁(注水用開閉弁)5
2aを示している。この注湯電磁弁52aは、ダイヤフ
ラム弁524を構成するゴムダイヤフラム524bの弁
座521から離れる側への弾性抵抗機能を特定の特性ま
で増強することによって、負圧作用時に負圧破壊弁51
の開弁し始めるタイミングが注湯電磁弁52aの開弁し
てしまうタイミングよりも必ず先になるように構成した
ものである。すなわち、ダイヤフラム弁524自体が有
する上記弾性抵抗機能によって閉付勢バネを構成しかつ
これにより閉弁保持手段を構成するものである。なお、
この第2実施形態のその他の構成要素は第1実施形態の
ものと同様構成であるため、同一構成要素には同一符号
を付してその詳細な説明は省略する。
【0046】上記ダイヤフラム弁524の弾性抵抗機能
を増強する手段としては、ゴムダイヤフラム524b自
体の素材もしくは肉厚等の変更等により実現し得るもの
であるが、この第2実施形態では上記ゴムダイヤフラム
524bの外周縁524b′の締結固定位置を従来構造
のもの(図6参照)から変更することにより実現してい
る。
【0047】すなわち、上記ゴムダイヤフラム524b
の外周縁524b′の固定位置を例えば弁座521位置
よりも少なくとも図4において下方位置に変化させてい
る。これにより、ダイヤフラム弁524を閉弁状態に維
持させ開弁させようとする外圧に対し抵抗するゴムダイ
ヤフラム524bの弾性張力を増加させることができ
る。この弾性張力の増加程度は第1実施形態で説明した
閉付勢バネ529のバネ荷重設定と同等のものを発揮す
る程度にすればよく、これにより、第1実施形態の如く
閉付勢バネ529を新たに追加することなく第1実施形
態の場合と同様の作用・効果を得ることができる。
【0048】<第3実施形態>第3実施形態の負圧破壊
装置を適用した給湯装置1b(図1参照)において採用
された注湯電磁弁(注水用開閉弁)52bは、図6に示
すようにプランジャバネ528bとして従来のプランジ
ャバネ528aのバネ荷重設定よりも特定の特性まで増
大させたバネ荷重に設定したものを用いることによっ
て、負圧作用時に負圧破壊弁51の開弁し始めるタイミ
ングが注湯電磁弁52bの開弁してしまうタイミングよ
りも必ず先になるように構成したものである。すなわ
ち、バネ荷重をより大きく設定したプランジャバネ52
8bによって閉付勢バネを構成しかつこれにより閉弁保
持手段を構成するものである。なお、この第3実施形態
のその他の構成要素の内容も第1実施形態のものと同様
構成であるため、同一構成要素には同一符号を付してそ
の詳細な説明は省略する。
【0049】上記プランジャバネ528bは、従来のプ
ランジャバネ528aの比較的弱い設定バネ荷重に対し
第1実施形態における閉付勢バネ529の設定バネ荷重
分を追加した値をバネ荷重として設定したものである。
【0050】この第3実施形態の場合、上記プランジャ
バネ528bが従来よりも所定量増大されたバネ荷重を
有する点で、注湯時の通電時にプランジャ528を後退
させる際の抵抗が増大し作動負荷を増大させる必要があ
るものの、第1実施形態の如く閉付勢バネ529を新た
に追加することなく第1実施形態の場合と同様の作用・
効果を得ることができることになる。
【0051】<第4実施形態>図5は、本発明の第4実
施形態の負圧破壊装置を適用した給湯装置1c(図1参
照)において採用された注湯電磁弁(注水用開閉弁)5
2cを示している。この注湯電磁弁52cは、給湯回路
2側から負圧が作用したときにその負圧がダイヤフラム
室525に伝搬されるのを遮断するためのチェックボー
ル530を追加することによって、給湯回路2側に負圧
が発生してもダイヤフラム弁524が開弁してしまわな
いように構成したものである。上記チェックボール53
0がブリード孔524cを遮断する逆止要素を構成しか
つこれを含んで遮断手段を構成するものである。なお、
この第4実施形態のその他の構成要素は第1実施形態の
ものと同様構成であるため、同一構成要素には同一符号
を付してその詳細な説明は省略する。
【0052】本実施形態の上記ブリード孔524cはダ
イヤフラム室525側位置が拡径されており、この拡径
された部位のブリード孔524cに対し上記チェックボ
ール530がダイヤフラム室525側から装入されてい
る。そして、その装入後にチェックボール530よりも
ダイヤフラム室525側の開口部近傍位置に脱落防止部
材としてピン530aを貫通させ、これにより、上記チ
ェックボール530がダイヤフラム室525側に飛び出
さないようにしている。
【0053】このような注湯電磁弁52cの場合には、
通常時(給湯回路2側に負圧発生のないとき)には給湯
回路2側から正圧である給水圧を上記ブリード孔524
cから受けてチェックボール530が拡径孔内をピン5
30a側に押し上げられ、これにより、流通口523と
ダイヤフラム室525とが連通状態になる。これによ
り、上記給水圧がダイヤフラム室525内に伝搬され、
この給水圧に基づきダイヤフラム弁524を閉状態に維
持させることができる。一方、上記給湯回路2側から負
圧を受けると、上記チェックボール530がブリード孔
524cの小径孔側に引き付けられてブリード孔524
cを遮断することになる(図5に示す状態参照)。これ
により、負圧がダイヤフラム室525には伝搬されずに
ダイヤフラム室525をそれまでの内圧に保つことがで
き、この内圧及び流通口523に作用する負圧が共にダ
イヤフラム弁524に対し閉弁側に作用するため、ダイ
ヤフラム弁524を閉弁状態に維持させることができ
る。
【0054】従って、給湯回路2側に負圧が発生しても
注湯電磁部52cを確実に閉弁状態に維持しつつ負圧破
壊弁51の吸気作動により上記負圧を解消させることが
できる。これにより、従来構造の給湯装置10において
給湯回路2側に負圧発生時に注湯電磁弁502(図6参
照)が負圧破壊弁501よりも先に開弁してしまうこと
に伴い生じる浴槽3側からの逆流入を回避することがで
きる。
【0055】<他の実施形態>なお、本発明は上記第1
〜第4実施形態に限定されるものではなく、その他種々
の実施形態を包含するものである。すなわち、上記第1
〜第4実施形態では、閉弁保持手段又は遮断手段として
閉付勢バネ529(図3参照)、ゴムダイヤフラム52
4b(図4参照)、プランジャバネ528b(図6参
照)、あるいは、チェックボール530(図5参照)を
個別に用いているが、これに限らず、閉弁保持手段(閉
付勢ばね)として上記の閉付勢バネ529、ゴムダイヤ
フラム524b、及び、プランジャバネ528bから選
択した2種以上を組み合わせて構成してもよい。また、
上記閉弁保持手段として上記の閉付勢バネ529、ゴム
ダイヤフラム524b、及び、プランジャバネ528b
から選択した1又は2種以上の組み合わせに対し上記遮
断手段としての上記チェックボール530をさらに組み
合わせるようにしてもよい。
【0056】また、上記第1〜第4実施形態では、給湯
回路2から浴槽3への注湯を間に追い焚き循環回路4を
介して行う給湯装置を例にして負圧破壊装置を適用した
場合を示したが、これに限らず、追い焚き循環回路4を
省略して、つまり、風呂釜部分を省略して給湯回路2か
ら浴槽3に対し直接に注湯する構成の給湯装置に本発明
の負圧破壊装置を適用してもよい。この場合の「注湯」
は所定温度の湯となる。
【0057】上記第1〜第4実施形態では、給湯回路2
からの注湯先が浴槽3である場合の給湯装置を例して負
圧破壊装置を適用した場合を説明したが、これに限ら
ず、給湯回路2からの注湯先を洗濯槽とする給湯装置に
本発明の負圧破壊装置を適用してもよく、この場合にも
同様の作用効果を得ることができる。この場合には、給
湯回路2からの分岐路である注湯路50の下流端を洗濯
槽の底部に連通接続し、注湯電磁弁(注水用開閉弁)5
2,52a〜52cの開閉切換により上記洗濯槽に対し
自動的に洗濯用の湯水を注湯し得るようにすればよい。
上記洗濯槽が大気開放の貯槽であり、ここで使用されて
いる湯水は雑水となり、浴槽の場合と同様に逆流を防止
する必要がある。
【0058】さらに、本発明の負圧破壊装置を上記第1
〜第4実施形態で説明した給湯装置以外に適用すること
もできる。例えば、上水道管路(浄水供給路)から、あ
るいは、受水槽からポンプ圧送による給水圧により浄水
が供給される管路(例えば浄水を給水栓に給水する給水
回路等の浄水供給路)から分岐する分岐管を大気開放の
貯槽(例えば上述の浴槽又は洗濯槽)の底部に連通接続
し、注水用開閉弁の開閉切換により注水可能とした場合
に、上記分岐管に上記第1〜第4実施形態のいずれかの
負圧破壊装置を介装させるようにしてもよい。この場合
にも、上記貯槽から上記浄水供給路側への逆流発生を上
記各実施形態と同様に確実に防止し得ることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を適用した給湯装置を示す模
式図である。
【図2】本実施形態の負圧破壊弁の詳細断面説明図であ
る。
【図3】第1実施形態の注湯電磁弁の詳細断面説明図で
ある。
【図4】第2実施形態の注湯電磁弁の図3対応図であ
る。
【図5】第4実施形態の注湯電磁弁の部分拡大断面説明
図である。
【図6】第3実施形態及び従来の注湯電磁弁の図3対応
図である。
【符号の説明】
1,1a〜1c 給湯装置(負圧破壊装置の適用対象) 2 給湯回路(浄水供給路) 3 浴槽(貯槽) 22 熱交換器(加熱源) 23 燃焼バーナ(加熱源) 26a カラン(給湯栓) 26b シャワーカラン(給湯栓) 50 注湯路(分岐路) 51 負圧破壊弁 52,52a〜52c 注湯電磁弁(注水用開閉
弁) 524 ダイヤフラム弁 524b ゴムダイヤフラム(図4において閉付
勢バネ、閉弁保持手段) 524c ブリード孔 525 ダイヤフラム室 528b プランジャバネ(閉付勢バネ、閉弁保
持手段) 529 閉付勢バネ(閉弁保持手段) 530 チェックボール(逆止要素、遮断手
段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤原 克博 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 市丸 秀仁 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 吉田 晶 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 船引 恒男 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 清水 学 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 永井 逸夫 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 小針 直人 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 Fターム(参考) 3L024 CC21 DD06 DD13 DD14 DD17 DD22 DD27 DD36 DD45 GG03 GG05 GG12 GG24 GG33 GG45 HH12 HH13 HH18 HH22 HH26 HH60

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浄水が所定の給水圧を受けて供給される
    浄水供給路に対しこの浄水供給路から分岐する分岐路を
    通して大気開放の貯槽が注水可能に接続され、上記分岐
    路に対し負圧破壊弁を上流側に、注水用開閉弁を下流側
    にそれぞれ介装してなる負圧破壊装置において、 上記負圧破壊弁は所定の負圧を受けて開弁し外気を内部
    に吸い込むように構成されている一方、上記注水用開閉
    弁はその閉弁状態において注水方向とは逆向きの所定の
    圧力を受けたときには開弁が許容される構造を有してお
    り、 上記負圧破壊弁が負圧を受けて開弁作動する開弁特性
    と、上記注水用開閉弁が逆向き圧力を受けて開弁作動す
    る開弁特性とが、上記浄水供給路側から負圧を受けたと
    き負圧破壊弁の吸気開始タイミングの方が上記注水用開
    閉弁の開弁開始タイミングよりも先になるように関係付
    けられていることを特徴とする負圧破壊装置。
  2. 【請求項2】 浄水が所定の給水圧を受けて供給される
    浄水供給路に対しこの浄水供給路から分岐する分岐路を
    通して大気開放の貯槽が注水可能に接続され、上記分岐
    路に対し負圧破壊弁を上流側に、注水用開閉弁を下流側
    にそれぞれ介装してなる負圧破壊装置において、 上記負圧破壊弁は所定の負圧を受けて開弁し外気を内部
    に吸い込むように構成されている一方、上記注水用開閉
    弁はその閉弁状態において注水方向とは逆向きの所定の
    圧力を受けたときには開弁が許容される構造を有してお
    り、 上記注水用開閉弁は、逆向き圧力を受けて開弁し始める
    ことになる開弁作動圧として、上記負圧破壊弁が負圧を
    受けて外気を吸い込み始めることになる設定吸気作動圧
    よりも絶対値において大きくなるように設定されている
    ことを特徴とする負圧破壊装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の負圧破壊
    装置であって、 上記注水用開閉弁は、上記負圧破壊弁が外気を吸い込み
    始めることになる吸気作動圧と少なくとも同等の負圧を
    浄水供給路側から受けても開弁せずに閉弁状態に維持す
    る閉弁保持手段を備えている、負圧破壊装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の負圧破壊装置であっ
    て、 上記注水用開閉弁はパイロット式ダイヤフラム弁により
    構成され、浄水供給路からの給水圧をダイヤフラム室に
    導いて弁体である上記ダイヤフラム弁に対し閉弁維持圧
    として作用させるように構成され、 上記閉弁保持手段は、上記ダイヤフラム弁を閉止側に弾
    性付勢する閉付勢バネにより構成されている、負圧破壊
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の負圧破壊装置であっ
    て、 上記閉付勢バネは、上記ダイヤフラム弁を弁座に対し押
    し付けるように直接に弾性付勢するように配設されてい
    る、負圧破壊装置。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の負圧破壊装置であっ
    て、 上記閉付勢バネは、上記ダイヤフラム弁を開閉方向に弾
    性変位可能に支持しつつ閉弁状態に維持するダイヤフラ
    ム弁自体の弾性抵抗機能により構成されている、負圧破
    壊装置。
  7. 【請求項7】 請求項1又は請求項2に記載の負圧破壊
    装置であって、 上記注水用開閉弁は、その閉弁状態において浄水供給路
    側から負圧を受けたときその負圧が弁体に対し開弁作動
    側に作用することを遮断する遮断手段を備えている、負
    圧破壊装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の負圧破壊装置であっ
    て、 上記注水用開閉弁はパイロット式ダイヤフラム弁により
    構成され、浄水供給路からの給水圧をブリード孔を通し
    てダイヤフラム室に導いて弁体である上記ダイヤフラム
    弁に対し閉弁維持圧として作用させるように構成され、 上記遮断手段は、上記浄水供給路側から正圧である給水
    圧を受けて上記ブリード孔を連通させる一方、上記浄水
    供給路側から負圧を受けて上記ブリード孔を遮断する逆
    止要素により構成されている、負圧破壊装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜請求項8のいずれかに記載の
    負圧破壊装置であって、 上記浄水供給路は、浄水の給水を受け加熱源により加熱
    して給湯栓側に給湯する給湯回路又は浄水の給水を受け
    て給水栓側に給水する給水回路であり、この給湯回路又
    は給水回路に対し大気開放の貯槽が分岐路を通して注湯
    又は注水可能に接続されている、負圧破壊装置。
JP2001390952A 2001-12-25 2001-12-25 負圧破壊装置 Expired - Fee Related JP3835281B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001390952A JP3835281B2 (ja) 2001-12-25 2001-12-25 負圧破壊装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001390952A JP3835281B2 (ja) 2001-12-25 2001-12-25 負圧破壊装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006161702A Division JP4168288B2 (ja) 2006-06-09 2006-06-09 負圧破壊装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003185247A true JP2003185247A (ja) 2003-07-03
JP3835281B2 JP3835281B2 (ja) 2006-10-18

Family

ID=27598685

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001390952A Expired - Fee Related JP3835281B2 (ja) 2001-12-25 2001-12-25 負圧破壊装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3835281B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015007452A (ja) * 2013-06-25 2015-01-15 株式会社ノーリツ パイロット式開閉弁およびこれを備えた逆流防止装置
JP2015166654A (ja) * 2014-03-04 2015-09-24 リンナイ株式会社 湯張制御装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6157237B2 (ja) * 2013-06-25 2017-07-05 株式会社ノーリツ パイロット式開閉弁およびこれを備えた逆流防止装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015007452A (ja) * 2013-06-25 2015-01-15 株式会社ノーリツ パイロット式開閉弁およびこれを備えた逆流防止装置
JP2015166654A (ja) * 2014-03-04 2015-09-24 リンナイ株式会社 湯張制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3835281B2 (ja) 2006-10-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9151021B2 (en) Modular water-saving device
JP2003185247A (ja) 負圧破壊装置
JP4168288B2 (ja) 負圧破壊装置
JP5720018B2 (ja) 注湯電磁弁
JPH0237226A (ja) 給湯器付風呂釜の逆流防止装置
JP7688543B2 (ja) 風呂給湯システム
JP3562344B2 (ja) 水栓の制御方法
JP2982425B2 (ja) 給湯装置
JP3804775B2 (ja) 負圧破壊装置
JP6260161B2 (ja) 給湯装置
JP2003185249A (ja) 給湯器付き風呂釜
JP3835299B2 (ja) 負圧破壊装置
JP2019132554A (ja) 湯張制御装置
JP2003194398A (ja) 負圧破壊装置
JP3928858B2 (ja) 電磁式給水弁の取付方法
JP3087557B2 (ja) 風呂落とし込み給湯用縁切り弁装置
JP2004286366A (ja) 暖房装置
JP2002243269A (ja) 給湯装置
JP2003194249A (ja) 負圧破壊装置
JP2006317031A (ja) 熱源装置の不用水排出装置
JP2878004B2 (ja) 給湯路開閉装置
JP2003254604A (ja) 逆流防止装置
JP2002206807A (ja) 給湯装置
JPH1089772A (ja) 逆流防止ホッパー及び逆流防止ホッパーを搭載した給湯装置の制御方法
JPH07158974A (ja) 風呂落とし込み給湯用縁切り弁装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060410

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060412

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060609

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060704

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060717

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees