JPH1089772A - 逆流防止ホッパー及び逆流防止ホッパーを搭載した給湯装置の制御方法 - Google Patents

逆流防止ホッパー及び逆流防止ホッパーを搭載した給湯装置の制御方法

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JPH1089772A
JPH1089772A JP8265628A JP26562896A JPH1089772A JP H1089772 A JPH1089772 A JP H1089772A JP 8265628 A JP8265628 A JP 8265628A JP 26562896 A JP26562896 A JP 26562896A JP H1089772 A JPH1089772 A JP H1089772A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡易な構成で、且つ流体の縁切りを確実に行
なうことができる逆流防止ホッパーを提供する。 【構成】 本発明による逆流防止ホッパー21は、導入
口開閉弁33と、吐水室25を大気に開放する大気開放
弁39と、吐出室内の圧力が負圧になると閉じる負圧閉
止弁27とを備え、この負圧閉止弁は弁孔68を閉じる
際にその閉じる速度を緩和するダンパ手段71を備える
構成である。導入口開閉弁の閉止した場合に、吐水室2
5の流体を吐き出した後、負圧閉止弁を閉じる。従っ
て、確実な縁切り(逆流の防止)を行なうことができ、
しかも、排水タンクや排水用の電磁弁等を必要としない
ので構成が極めて簡単である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体の逆流を防止
する逆流防止ホッパーに関し、特に、流体の導入口を閉
じた際に吐水室内の流体を吐き出すことができる逆流防
止ホッパーに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の逆流防止ホッパーは、例えば、
風呂の給湯において、浴槽側と上水給湯側との通水の縁
切りをおこな装置として用いられている。即ち、図5に
示すように、熱交換器106には、給水管105から上
水が供給されるようになっており、加熱された湯が給湯
管107から給湯される一方、浴槽側では浴槽101に
対してポンプ102により加熱器103を循環させる循
環回路104が形成されている。循環回路104と給湯
管107とは、電磁弁110及び逆止弁112を介して
接続されているが、浴槽側の循環回路104の浴湯が給
湯管107に吸込みによる逆流を防止するため、縁切り
装置(逆流防止ホッパー)111が設けられている。
【0003】この縁切り装置111は、従来は、図4に
示すように、注湯電磁弁113、負圧閉止弁115を備
えるほか、吐水室内の水を抜くために、排水タンク11
7、この排水タンク117の水位を検知する水位スイッ
チ119、逆止弁121、排水電磁弁123を介して浴
槽側の循環回路104に接続されており、更に循環回路
104に三方弁125を配置して、排水タンク117内
に溜まった水を適宜水位スイッチの入力により風呂側に
流して引き抜く構成となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た縁切り装置111には、吐水室の水を引き抜くために
排水タンク117、水位スイッチ119、排水電磁弁1
23、二方弁125等を必要とし、構成が複雑になると
ともに部品点数が増加するという問題点がある。これに
対して、特開平7ー158974号公報には、排水タン
クを省略した構成が開示されているが、吐水室内の排水
を自重で行なっている為、施工された浴槽から器具間の
差がない場合は水抜きができず、又器具に対して浴槽が
想定されるより低い場合には逆に風呂用循環回路の水も
抜ける為、ポンプの呼び水がなくなったり、圧力センサ
による正常な水位検出ができなくなるという問題が生じ
る。また、特開平7ー158973号公報等に提示され
た技術では、圧力センサを設け、前記のように水が抜け
るという問題に対し、浴槽が低い場合にはバキュームブ
レーカ式とし、浴槽が高い場合にのみ縁切り方式とする
構成が開示されているが、圧力センサ、バキュームブレ
ーカを必要とし、制御が複雑になるという問題点があ
る。
【0005】そこで、本発明の目的は、簡易な構成で、
且つ流体の縁切りを確実に行なうことができる縁切り弁
方式の排水タンク省略型逆流防止ホッパーを提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、導入口から流体が導入さ
れる吐水室と、前記導入口を開閉する導入口開閉弁と、
導入口開閉弁の閉時に前記吐水室を大気に開放する大気
開放弁と、前記吐水室内の圧力が高まると前記吐水室と
導出口とを連通する弁通路を開き、吐水室が負圧になる
と弁通路を閉じる負圧閉止弁とを備え、この負圧閉止弁
は前記弁通路に形成された弁孔を開閉する弁体と、この
弁体を前記弁孔を閉じるように付勢し吐水室に流体が満
たされた際にその流体の圧力で吐出通路を開く付勢手段
と、前記負圧閉止弁の弁体が前記弁孔を閉じる際にその
閉じる速度を緩和するダンパー手段とを備えるものであ
る。
【0007】この請求項1に記載の発明によれば、導入
口から導出口へ流体を流す場合には、導入口開閉弁を開
き、吐水室に流体を流して満たす。この場合に、大気開
放弁は閉じ、負圧閉止弁では弁体が開き、吐水室の流体
は導出口へ流れる。
【0008】一方、導入口開閉弁を閉じ、吐水室への流
体の導入を停止し、同時に大気開放弁を開いて吐水室を
大気開放すると、負圧閉止弁では、吐水室の内の圧力が
下がって付勢手段の付勢力により弁体が弁孔を閉じよう
とする。しかし、弁体はダンパー手段により閉じる速度
が緩和されているから、導入口開閉弁の閉止により直ぐ
には閉じないで、吐水室内にある流体を通過させた後に
閉じる。即ち、吐水室の流体を排出した後に弁体を閉じ
ることになるので、吐水室の流体は吐き出された状態
で、導入口開閉弁と弁体を閉じるので、確実な縁切り
(逆流の防止)を行なうことができる。
【0009】しかも、排水タンクや排水用の電磁弁等を
必要としないので構成が極めて簡単である。
【0010】請求項2に記載の発明は、導入口から流体
が導入される吐水室と、前記導入口を開閉する導入口開
閉弁と、導入口開閉弁の閉時に前記吐水室を大気に開放
する大気開放弁と、前記吐水室内の圧力が高まると前記
吐水室と導出口とを連通する弁通路を開き、吐水室が負
圧になると弁通路を閉じる負圧閉止弁とを備え、この負
圧閉止弁は前記弁通路に形成された弁孔を開閉する弁体
と、この弁体を前記弁孔を閉じるように付勢し吐水室に
流体が満たされた際にその流体の圧力で吐出通路を開く
付勢手段と、前記弁通路に形成された逆流防止用弁孔を
開閉する逆流防止用弁体と、前記負圧閉止弁の弁体が前
記弁孔を閉じる際にその閉じる速度を緩和するダンパー
手段とを備えるものである。
【0011】この請求項2に記載の発明によれば、請求
項1に記載の発明に加えて、逆流防止用弁体が吐出通路
から吐水室への逆流を確実に防止するものである。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の発明において、前記大気開放弁に隣接して、そ
の大気開放弁の開閉時に大気開放弁から溢れる流体を受
ける溢流室を備えるものである。
【0013】この請求項3に記載の発明によれば、大気
開放弁の開閉時に、大気開放弁から溢れる流体を溢流室
に一時蓄えておき、前記ダンパー手段による閉弁速度緩
和時間に浴槽に排出することができる。
【0014】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3
に記載の発明において、前記負圧閉止弁には、前記付勢
手段を収納する弁室を備え、この弁室は前記弁体と弁壁
とにより規定されており、前記ダンパー手段は、前記弁
室を大気に開放する細孔を前記弁壁に形成してなるもの
である。
【0015】この請求項4に記載の発明によれば、前記
ダンパー手段の具体的構成として、弁室を規定する弁壁
に大気に開放する細孔を形成するだけであるから、極め
て簡単な構成とすることができる。この場合には、弁室
内の内圧が細孔により時間をかけて大気圧にまで回復さ
れ、大気圧に回復された時に弁体を閉じることになる。
【0016】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4
に記載のホッパを搭載した給湯装置の制御方法におい
て、前記逆流防止ホッパーに湯を導入する給湯電磁弁
と、前記吐水室に流れる流量を制御する流量制御弁とを
備え、前記給湯電磁弁を閉じる際に、吐水室に流れる流
量を前記ダンパー手段の緩和速度に対応する流量となる
ように、水量制御弁を制御した後、給湯電磁弁を閉じる
ものである。
【0017】この請求項4に記載の発明によれば、ダン
パー手段が負圧閉止弁の弁体を閉じる速度を緩和する緩
和速度に対応させて、水量制御弁を制御し、その後に給
湯電磁弁を閉じる。このように、水量制御弁を制御する
ことによって、空気置換される領域を調整して特定する
ことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、添付図面の図1乃至図3
を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。本
発明の実施の形態にかかる逆流防止ホッパーは、風呂側
の循環回路に給湯器から給湯する場合を例に用いて説明
する。
【0019】図1に示すように、給湯器3には、給水管
5から上水が給水されており、熱交換器7で加熱された
湯が給湯管9から給湯される給湯回路10が形成されて
いる。一方、浴槽11側では、浴槽11に対して循環ポ
ンプ13により加熱器(熱交換器)15を循環させる風
呂用循環回路17が形成されている。そして、風呂用循
環回路17と給湯回路10の給湯管9とは、本発明にか
かる逆流防止ホッパー(縁切り装置)21を介して接続
されている。この逆流防止ホッパー21は、浴槽の湯張
り時には給湯管9に流れる湯を風呂用循環回路17に流
す一方、風呂用循環回路17の浴湯が給湯管9に吸込ま
れるという逆流を防止する装置である。この逆流防止ホ
ッパー21は、図2に詳しく示すように、概して、給湯
側に接続された導入通路23と、縁切り室としての吐水
室25と、負圧閉止弁27と、逆止弁(逆流防止用弁)
82と、吐水室を通過する湯を風呂用循環回路17に導
出する導出通路29とから構成されている。導入通路2
3は、給湯管9に接続されており、給湯水を導入してい
る。導入通路23に連通する吐水室25の導入口(弁
孔)31には、給湯電磁弁(開閉弁)33の弁体35が
着座されて導入口31を閉じ、電磁コイル37の励磁に
より弁体35が導入口31を開き、給湯水を導入する構
成となっている。
【0020】吐水室25には、吐水室25内を大気に開
放可能な大気開放弁39が設けられている。この大気開
放弁39は、吐水室25に形成された大気開放孔41を
閉じる弁体43を電磁コイル45の励磁により開く構成
となっている。大気開放弁39には、更に、大気開放孔
41の周囲を囲む溢流室47が形成されており、吐水室
25から溢れ出た水を受けている。また、溢流室47に
は、大気と連通する連通孔49が形成され、溢流室47
を大気に開放している。
【0021】更に、吐水室25には、吐水室25内の負
圧によりに開いて大気に開放されるバキュームブレーカ
51が設けられている。このバキュームブレーカ51の
弁室53には、吐水室25に連通する連通孔55と大気
に開放される大気開放口57とが形成されており、大気
開放口57は、弁体59が着座されて閉じている。弁体
59は、コイルスプリング61により大気開放口57を
閉じるように弁室53側から付勢されており、吐水室2
5の負圧により弁体59がコイルスプリング61の付勢
力に抗して大気開放口57を開く構成となっている。
【0022】吐水室25の下流側に配置された負圧閉止
弁27は、吐水室25内の圧力が湯の流入により高まる
と導出通路(導出口)29を開き、吐水室25が大気開
放されて吐水室内の圧力がコイルスプリングの付勢力以
下になると閉じるものである。この負圧閉止弁27は、
吐水室25と弁体69で仕切られた弁室63を持ち、弁
体69は弁通路67の上流側開口68を開閉するように
配置されている。この弁体69は、開口68に着座して
開口68を閉じているが、吐水室25が水で満たされて
その圧力を受けると弾性変形して押し上げられ開口68
を開く構成となっている。弁室63には、更に、弁体6
9が開口68を閉じる際にその速度を緩和するダンパー
(ダンパー手段)71が設けられている。
【0023】このダンパー71は、弁体69が開口68
を閉じる際にその閉鎖速度を緩やかにするものであれば
よく、弁体の復帰速度を緩やかにするものであればよ
い。尚、図2では、ダンパー手段を概念的に示してお
り、ダンパー手段の具体的構成を示すものではない。
【0024】具体的には、ダンパー手段の詳細な構成を
図3に示すように、弁体69のダイヤフラムは、コイル
スプリング73に付勢されて弁通路67の上端(一端)
に形成された弁孔68を閉じ、吐水室25の圧力を受け
ると弁孔68から押し上げられるように弾性変形すると
ともにコイルスプリング73の付勢力に抗して弁孔68
を開く構成となっている。一方、弁体69と共同して弁
室63を規定する弁壁75には、大気に開放された細孔
77が形成されている。この細孔77は、弁体69の変
形により弁室63内の体積が小さくなった場合には、弁
室内の余剰の大気を外に逃し、ダイヤフラムである弁体
69が復帰して閉じようとする場合に、大気を取り込ん
で弁室63内を大気圧状態にして弁体69の復帰を促進
するものである。しかしながら、この細孔77は十分に
小さいため、弁体69の復帰による弁室63内の体積の
増加に対して瞬時に十分な大気を導入できない。このた
め、弁体69の復帰は緩やかになり所定の時間を要する
ことになる。かかる細孔77の口径は特に限定されるも
のではないが、例えば、直径0.5乃至1mmが望まし
い。
【0025】逆流防止室65は、負圧閉止弁27の弁体
69の下流側に配置されており、弁通路67の下端の弁
孔80を開閉する逆止弁82の弁体81がコイルスプリ
ング83により下方から上方に付勢されて下端の弁孔8
0を閉じる構成となっている。尚、このコイルスプリン
グ83に換えて、流路を上下逆さとすることで弁体の自
重で付勢することもできるが、コイルスプリング83は
あった方が好ましい。
【0026】この弁体81は、弁通路67の弁孔68が
開いて弁通路67に水が流入されると、その水圧により
弁体81が押され、コイルスプリング83の付勢力に抗
して弁孔80を開く構成となっている。
【0027】次に、本実施の形態にかかる逆流防止ホッ
パー21の作用について説明する。
【0028】給湯器3からの湯を浴槽11に供給する場
合には、給湯電磁弁33の電磁コイル37に通電して励
磁し、弁体35を導入口31から引き上げて、導入口3
1を開く。これにより、吐水室25に湯が流入される。
この場合に、大気開放弁39は閉じた状態であり、バキ
ュームブレーカ51はコイルスプリング61の付勢力
と、吐水室25内の水の圧力に押されて閉じた状態とな
っている。
【0029】吐水室25に湯が流入されると、負圧閉止
弁27では、吐水室25の湯の圧力により弁体69がス
プリング73の付勢力に抗して押されて弁孔68を開
く。これにより、弁通路67に湯が流入され、弁孔80
では弁体81が流入された湯に押されてコイルスプリン
グ83に抗して下方に下がり、弁孔80が開かれる。従
って、湯は、導入通路23から、吐水室25、弁孔6
8、弁孔80を通過して、導出通路29に供給される。
【0030】尚、湯は、導出通路29から風呂側の循環
回路17に導入され、浴槽11に供給される。また、導
出通路29には浴槽の水位を測定する圧力センサー85
が設けられている。
【0031】一方、給湯器3からの給湯を停止する場合
には、給湯電磁弁33を閉じて給湯を停止する。これに
よって吐水室25への湯の導入は止まるが、導出する湯
の動きは続けられるので吐水室25内の圧力は給水圧
(例えば、10Kg/cm2 )から湯が導出するにした
がって急速に低下する。負圧閉止弁27では、吐水室2
5側の圧力が下がった(例えば、0.5Kg/cm2 以
下となった)時点で、付勢手段としてのコイルスプリン
グ73の付勢力に準じて弁体69が弁孔68を閉じよう
とする。しかし、弁室63内は細孔77により大気に開
放されているものの十分な大気が瞬時に流入できないか
ら、弁室63は負圧になり弁体69の復帰を遅らせるこ
とになる。例えば、弁体69は、給湯電磁弁33の閉鎖
後、0.1乃至0.5秒かかった後、完全に復帰して、
弁孔68を閉じる。
【0032】即ち、弁体69は、給湯電磁弁33の閉鎖
後、所定時間経過後に弁孔68を閉じるから、その所定
時間の間に吐水室25内の湯は弁通路67を通過して逆
流防止室65を通り、導出通路29に流れ出る。この
間、バキュームブレーカ51では、吐水室25内が減圧
となるので、弁体59はコイルスプリング61の付勢力
に抗して大気開放口57を開き、吐水室25内の空気へ
の置換を促進して、吐水室25から湯が抜けるのを促進
する。
【0033】給湯電磁弁33の閉鎖後弁体69が弁孔6
8を閉じるまでの時間は吐水室25の湯が空気に置換さ
れる時間とほぼ同じかやや多めであるが、最低限、図2
に示される吐水口空間が空気でみたされる時間でもよ
い。吐水室25内の湯が空気に置換される時間は給湯電
磁弁の閉鎖時の吐水室25内の湯の流速によって左右さ
れる。従って、吐水室25の容量(例えば12cc)に応
じて給湯器3に設けられた水量制御弁1の開度を調節し
てから(例えば10リットル/min 、または約17cc
/0.1sec )給湯電磁弁33の閉じることで、正確な
空気置換を行なうことができる。つまり、吐水室25内
の湯が通過し、空気に置換された後弁体69を閉じるこ
とになる。また、吐水室25内の湯が空気に置換される
時間をコントロール(水量制御1の開度調整)している
ので風呂側の循環回路17(逆流防止室65)まで空気
が入り込むことはない。したがって、吐水室25内に空
気でみたされた吐水口空間ができる。そして、大気開放
弁39を開くことで吐水口空間は大気開放され、給湯側
の給湯回路10と風呂側の循環回路17との間に縁切り
弁方式による縁切りができる。また、風呂側の循環回路
17(逆流防止室65)まで、空気が入り込むことはな
いので、配管内に空気が入り込むことによる各種障害
(圧力センサー85の誤検出、例えばポンプの空転等)
の防止ができる。従って、弁体69の復帰による閉止時
にはダンパー手段である細孔77により閉じる速度が緩
和されているから、弁体69は直ぐには閉じないで、吐
水室の流体を通過させ、空気で満たした後、閉じる。吐
水室25の湯は吐き出された状態で、導入開閉弁33と
弁体69を閉じるので、給湯側の導入通路23と風呂側
の循環通路17との間で、空気で満たされた吐水口空間
を生じ、確実な縁切り(逆流の防止)を行なうことがで
きる。
【0034】また、この時点ではバキュームブレーカー
51の弁体59はコイルスプリング61によって、大気
開放口57を閉じ、吐水口空間は空気で満たされた状態
で大気との通路が閉ざされ、それとほぼ同時(または大
気開放口57を開けた時点)に大気開放弁39を開ける
と大気開放された空気で満たされた吐水口空間ができる
わけだが、もちろん大気開放する必要がなければ、この
大気開放弁39は省略できる。また、大気開放する場合
でもバキュームブレーカー51で吐水口空間を空気で満
たした後、大気開放弁39を開ける場合には、吐水室2
5の水が出てくることがないので、後述する溢流室47
が省略できる。また、バキュームブレーカを図6(a)
に示すような大気圧状態(通常)で大気開放口57を閉
じない状態、即ち大気開放口57の上方に溢流室100
を設ける構造を用いた場合には、大気開放弁39を省略
しても大気開放された空気で満たされた吐水口空間がで
きる。つまり、大気圧で弁体59(バキュームブレーカ
ーと大気開放弁の弁体をかねる)は大気開放口57との
間に空間を生じている。弁体59は給湯電磁弁33が開
かれて吐水室25の圧力上昇に伴い大気開放口57を閉
じるように、弁体59の上下または下方のみからスプリ
ング61によって支えられている。給湯電磁弁33が開
かれると、弁体59により大気開放口57を閉じようと
するが、このとき弁体59の移動スピードより吐水室2
5を通ってきた湯のスピードの方が速いので、少量の湯
が大気開放口57よりこぼれる。このこぼれた湯は大気
開放口57上方の溢流室100に一時溜めておき、給湯
電磁弁33が閉じる時に生じる負圧で空気とともに吐水
室25に湯を戻す。負圧閉止弁27が閉じ、吐水室25
内が空気で満たされて大気圧になっても弁体59は大気
開放口57を塞がないので、大気開放された空気で満た
された吐水室空間ができる。また、バキュームブレーカ
ー51を用いず大気開放弁39のみでも同じようにでき
る。つまり、給湯電磁弁33の閉とほぼ同時に大気開放
弁39を開く。このとき少量の湯が溢流室100に漏れ
る。しかし、すぐに吐水室25内が負圧になり、溢流室
100に漏れた湯は大気開放口49から導入される空気
で吐水室25内が満たされた後、負圧閉止弁27が閉じ
る。この結果、大気開放された空気で満たされた吐水口
空間ができる。そして、次に、給湯電磁弁33が開とな
る時に大気開放弁39を閉じる。尚、大気開放弁39
は、図6(b)、図6(c)に示すような形のものでも
かまわない。また、給湯電磁弁33、大気開放弁39は
図中わかりやすいように、直動型の電磁弁形式で示した
が、パイロット型の電磁弁形式でもよい。
【0035】また、バキュームブレーカー51で吐水口
空間を空気で満たす時に大気開放弁39をバキュームブ
レーカー51が大気開放口57を開けた時点とほぼ同時
に開とした場合にも、大気開放弁39から若干の湯が溢
れるが、この溢流水は溢流室47に保持されるので、漏
れでることがない。しかも、溢流室47に溜まった水
(湯)は、上述のように吐水室25にもどり吐水室25
内の湯とともに浴槽へ排出される。
【0036】再び給湯電磁弁33を開いて、給湯器3の
湯が吐水室25内に導入する場合には、大気開放弁39
を閉じ、吐水室25内に湯を満たす。
【0037】この実施の形態によれば、逆流防止ホッパ
ーにおいて、従来必要とされた排水タンク117や排水
用の電磁弁123、排水流路を切り換える二方弁12
5、逆止弁121、排水タンクに水が溜まったことを検
出するフローセンサ119(図4参照)を必要としない
ので構成が極めて簡単であり、確実な縁切りができる。
しかも、ダンパ手段は弁体69とともに弁室63を規定
する弁壁75に細孔77を形成するだけという極めて簡
単な構成で確実に縁切り(逆流防止)を図ることができ
る。
【0038】また、吐水室25内が負圧となる給湯電磁
弁が閉となった時から、空気を入れたい吐水室が空気で
満たされる時間のみ負圧閉止弁の閉弁時を遅らせるよう
にしたので、圧力センサーやポンプ等の空気が配管にあ
っては困る部位にまで空気が入ることはないので、圧力
センサーによる検圧に異常を生じたり、ポンプにエアー
がからんで騒音を発したりすることを防止できる。ま
た、閉弁時間を所定時間遅らす時間設定は、弁室63の
容量や細孔77の孔径等によりコントロールできる。ま
た、給湯電磁弁を閉じるまえに水量制御弁1の開度をコ
ントロールして、たとえば、10リットル/min にして
から閉じるようにすることで、吐水室25内を流れる湯
のスピード、つまり給湯電磁弁を閉じたときに生じる負
圧の圧力、すなわち吐水室が空気で満たされる時間をコ
ントロールできるので、空気を入れたい吐水室25と空
気を入れたくない配管(たとえば、逆流防止室65から
浴槽にいたるまでの配管)との境にあたる弁通路67の
容量をコンパクトに設計できる。また、閉弁時間を遅ら
せるのを負圧閉止弁としたのは、施工によってきまる浴
槽と器具(逆流防止ホッパー21)間の距離を考えなく
てよいことにある。つまり、器具よりも浴槽が下にある
場合には、その距離に応じて逆流防止ホッパー21に対
して水が抜けるように力がかかる。これは給湯電磁弁を
閉じたときにかかるのと同じ力であるが、本発明にて、
負圧閉止弁を用いたのを逆止弁とすると、力が過大にな
るにしたがい弁が開いてしまい、空気が配管内にあって
は困る部位にまで空気が入ってしまう。これに対して、
負圧閉止弁だとこの力が大きければ大きいほど閉弁圧力
が高くなるので、配管内に空気が入ってしまうことはな
い。また、器具よりも浴槽が上の場合に生じる浴槽から
の逆流も逆流防止室65に設けた逆流防止用弁体81に
より防げるので、本発明の排水タンク省略型逆流防止ホ
ッパーを用いた器具は、器具に対して浴槽が上でも下で
も設置できる。したがって、従来の排水タンク省略型逆
流防止ホッパーにみられるような圧力センサによって器
具に対して浴槽が上の場合には縁切り方式、器具に対し
て浴槽が下の場合にバキュームブレーカ方式と切り換え
る必要がなく、本発明のホッパーは浴槽が上でも下でも
縁切り方式とすることができるので、従来と比較して圧
力センサーやバキュームブレーカーを省略できるだけで
なく浴槽と器具のヘッド差に基づく制御方式の切り換え
等、制御回路やシーケンスも大幅に簡素化できる。さら
に、従来の排水タンク省略型逆流防止ホッパーを用いた
給湯装置では、圧力センサーの付いた全自動型の器具し
か2階対応(器具に対して浴槽が上の場合)ができず、
圧力センサーの無いセミオート型の器具はバキュームブ
レーカー方式(器具に対して浴槽が下の1階対応のみ)
なので、2階対応ができなかった。これに対して、本発
明の排水タンク省略型逆流防止ホッパーを用いると2階
対応に対して圧力センサーの無いセミオート型の器具を
提供できる。
【0039】尚、本明細書において、確実な縁切り(逆
流防止)とは、逆止弁の弁体81、負圧閉止弁の弁体6
9、給湯電磁弁の弁体35が開状態となってしまい(開
弁故障)かつ導出通路29から浴槽の水(汚水)が上水
側の導入通路23側に逆流しても、この逆流した汚水は
吐水室25にある弁孔31の高さまでは逆流しないこと
をさす。逆流した汚水は、弁孔31の高さまで水位があ
がる前に連通孔49からオーバーフローしてしまう為で
ある。図2に示すように、この連通孔49から弁孔31
までの距離を吐水口空間と呼び、この距離があるかぎり
逆流はおこらないので、確実な縁切り(逆流防止)がで
きる。また、図6(a)では、溢流室100の上端から
弁孔31までの距離が吐水口空間となる。
【0040】本発明は上述した実施例に限定されず、本
発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。例
えば、ダンパー手段は、弁室63を規定する弁壁75に
細孔77を形成する構成であったが、これに限らず、例
えば、ステップモータ等を用い、弁体69が弁孔68を
閉じるように着座する速度を遅くするように制御する構
成であってもよい。
【0041】負圧閉止弁27と逆止弁82の設けられる
順番は、圧力センサー85がない場合には、逆でもかま
わない。圧力センサー85がある場合には、空気が逆流
防止室65まで入る問題が生じるが(つまり、給湯電磁
弁33、負圧閉止弁27、逆止弁82の順番でないとい
けない)、圧力センサー85がない場合には、循環回路
まで(ポンプまで)空気が入らなければ問題が生じない
ためである。
【0042】また、上述した実施の形態では、給湯水を
風呂側の循環回路に導入する場合を例に用いて説明した
が、これに限らず、他の上水と生活水や、化学プラント
等において反応槽に水溶液等の反応液を供給する場合に
反応槽からの逆流を防止する管路に用いても同様な効果
を得ることができる。
【0043】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、負圧閉
止弁の弁体は、ダンパー手段により閉じる速度が緩和さ
れ、導入口開閉弁の閉止により直ぐには閉じないで、吐
水室の流体を通過させた後に閉じる構成であるから、導
入口開閉弁の閉止した場合に、吐水室の流体を吐き出し
た後、負圧閉止弁を閉じることができる。従って、確実
な縁切り(逆流の防止)を行なうことができる。しか
も、排水タンクや排水用の電磁弁、ポンプ等を必要とし
ないので構成が極めて簡単である。
【0044】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明において、給湯器と風呂の浴槽とにおける
縁切りを簡易な構成で確実におこなうことができる。
【0045】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の発明において、大気開放弁の開閉時に、大気開
放弁から溢れる流体を溢流室に一時蓄えておき、前記ダ
ンパー手段による閉弁速度緩和時間に浴槽に排出するこ
とができるので、従来必要とされていた排水タンクや排
水用電磁弁等の排出手段を省くことができる。
【0046】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
乃至3に記載の発明において、ダンパー手段は、弁室を
規定する弁壁に大気に開放する細孔を形成するという、
極めて簡単な構成とすることができる。
【0047】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4
に記載のホッパを搭載した給湯装置の制御方法におい
て、逆流防止ホッパーに湯を導入する給湯電磁弁を閉じ
る際に、ダンパー手段が負圧閉止弁の弁体を閉じる速度
を緩和する緩和速度に対応させて、水量制御弁を制御し
た後に給湯電磁弁を閉じる構成であるから、空気に置換
される領域を限定できるので、例えば、弁通路67の容
量をコンパクトに設計でき、吐水室内の空気置換を確実
にし、空気をいれたくない配管への空気流入を妨げるこ
とができる。
【0048】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる給湯装置の回路図
ある。
【図2】図1に逆流防止ホッパーの概略的構成を示す断
面図である。
【図3】図2に示す負圧閉止弁の構成を示す断面図であ
る。
【図4】従来の給湯装置の回路図である。
【図5】給湯装置の回路を概念的に示す回路図である。
【図6】バキュームブレーカーの変形例を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
21 逆流防止ホッパー 25 吐水室 27 負圧閉止弁 33 給湯電磁弁(導入口開閉弁) 39 大気開放弁 68 (負圧閉止弁用)弁孔又は開口 69 弁体 71 ダンパー(ダンパー手段) 73 (負圧閉止弁用)コイルスプリング((負圧閉止
弁用)付勢手段) 80 (逆止弁用)弁孔 81 弁体 82 逆止弁(逆流防止用弁体) 83 (逆止弁用)コイルスプリング((逆止弁用)付
勢手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野口 幸伸 神奈川県大和市深見台3丁目4番地 株式 会社ガスター内 (72)発明者 川口 武明 神奈川県大和市深見台3丁目4番地 株式 会社ガスター内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導入口から流体が導入される吐水室と、
    前記導入口を開閉する導入口開閉弁と、導入口開閉弁の
    閉時に前記吐水室を大気に開放する大気開放弁と、前記
    吐水室内の圧力が高まると前記吐水室と導出口とを連通
    する弁通路を開き、吐水室が負圧になると弁通路を閉じ
    る負圧閉止弁とを備え、この負圧閉止弁は前記弁通路に
    形成された弁孔を開閉する弁体と、この弁体を前記弁孔
    を閉じるように付勢し吐水室に流体が満たされた際にそ
    の流体の圧力で吐出通路を開く付勢手段と、前記負圧閉
    止弁の弁体が前記弁孔を閉じる際にその閉じる速度を緩
    和するダンパー手段とを備えることを特徴とする逆流防
    止ホッパー。
  2. 【請求項2】 導入口から流体が導入される吐水室と、
    前記導入口を開閉する導入口開閉弁と、導入口開閉弁の
    閉時に前記吐水室を大気に開放する大気開放弁と、前記
    吐水室内の圧力が高まると前記吐水室と導出口とを連通
    する弁通路を開き、吐水室が負圧になると弁通路を閉じ
    る負圧閉止弁とを備え、この負圧閉止弁は前記弁通路に
    形成された弁孔を開閉する弁体と、この弁体を前記弁孔
    を閉じるように付勢し吐水室に流体が満たされた際にそ
    の流体の圧力で吐出通路を開く付勢手段と、前記弁通路
    に形成された逆流防止用弁孔を開閉する逆流防止用弁体
    と、前記負圧閉止弁の弁体が前記弁孔を閉じる際にその
    閉じる速度を緩和するダンパー手段とを備えることを特
    徴とする逆流防止ホッパー。
  3. 【請求項3】 前記大気開放弁に隣接して、その大気開
    放弁の開閉時に大気開放弁から溢れる流体を受ける溢流
    室を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の逆
    流防止ホッパー。
  4. 【請求項4】 前記負圧閉止弁には、前記付勢手段を収
    納する弁室を備え、この弁室は前記弁体と弁壁とにより
    規定されており、前記ダンパー手段は、前記弁室を大気
    に開放する細孔を前記弁壁に形成してなることを特徴と
    する請求項1乃至3のいずれかに記載の逆流防止ホッパ
    ー。
  5. 【請求項5】 前記逆流防止ホッパーに湯を導入する給
    湯電磁弁と、前記吐水室に流れる流量を制御する流量制
    御弁とを備え、前記給湯電磁弁を閉じる際に、吐水室に
    流れる流量を前記ダンパー手段の緩和速度に対応する流
    量となるように、水量制御弁を制御した後、給湯電磁弁
    を閉じることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに
    記載の逆流防止ホッパーを搭載した給湯装置の制御方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021067309A (ja) * 2019-10-23 2021-04-30 タイム技研株式会社 電磁弁ユニット

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