JP2003185496A - 赤外線検出アレイおよびその製造方法 - Google Patents
赤外線検出アレイおよびその製造方法Info
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- G01J5/38—Radiation pyrometry, e.g. infrared or optical thermometry using extension or expansion of solids or fluids
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 熱絶縁構造部の支持角の補正が可能な赤外線
検出器を含む赤外線検出アレイを提供する。 【解決手段】 複数の赤外線検出器が基板上にマトリッ
クス状に配置された赤外線検出アレイにおいて、赤外線
検出器が、一端が基板に固定された支持脚であって、絶
縁層と配線層との積層構造を有する支持脚と、支持脚に
支持された熱絶縁構造部であって、赤外線の入射側とな
る第1面と、読み出し光の入射側となる第2面を有する
絶縁層と、絶縁層の第2面に形成された反射膜と、配線
層に接続された抵抗体とを有する熱絶縁構造部とを含
み、赤外線により検出温度に加熱された支持脚が可逆的
に撓むことにより、反射膜に入射した読み出し光の反射
方向を変える赤外線検出器からなり、配線層を介して抵
抗体に通電し、検出温度より高い温度に支持脚を加熱す
ることにより、支持脚が非可逆的に撓むようにした。
検出器を含む赤外線検出アレイを提供する。 【解決手段】 複数の赤外線検出器が基板上にマトリッ
クス状に配置された赤外線検出アレイにおいて、赤外線
検出器が、一端が基板に固定された支持脚であって、絶
縁層と配線層との積層構造を有する支持脚と、支持脚に
支持された熱絶縁構造部であって、赤外線の入射側とな
る第1面と、読み出し光の入射側となる第2面を有する
絶縁層と、絶縁層の第2面に形成された反射膜と、配線
層に接続された抵抗体とを有する熱絶縁構造部とを含
み、赤外線により検出温度に加熱された支持脚が可逆的
に撓むことにより、反射膜に入射した読み出し光の反射
方向を変える赤外線検出器からなり、配線層を介して抵
抗体に通電し、検出温度より高い温度に支持脚を加熱す
ることにより、支持脚が非可逆的に撓むようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、赤外線検出アレイ
及びその製造方法に関し、特に、熱絶縁構造部の支持角
の補正が可能な赤外線検出器を含む赤外線検出アレイ及
びその製造方法に関する。
及びその製造方法に関し、特に、熱絶縁構造部の支持角
の補正が可能な赤外線検出器を含む赤外線検出アレイ及
びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図22は、全体が700で表される、特
開平10−253447号公報に記載された赤外線検出
器の断面図である。赤外線検出器700は、半導体基板
701を含む。半導体基板701上には、支持脚702
が設けられている。更に、変位部705の一端は支持脚
702に固定され、変位部705は中空に支持される。
変位部705は、赤外線吸収膜703と反射膜704の
積層構造となっている。
開平10−253447号公報に記載された赤外線検出
器の断面図である。赤外線検出器700は、半導体基板
701を含む。半導体基板701上には、支持脚702
が設けられている。更に、変位部705の一端は支持脚
702に固定され、変位部705は中空に支持される。
変位部705は、赤外線吸収膜703と反射膜704の
積層構造となっている。
【0003】かかる赤外線検出器700では、変位部7
05に赤外線が入射すると、赤外線吸収膜703が赤外
線を吸収して熱に変換する。変位部705を構成する赤
外線吸収膜703と反射膜704とは、熱膨張係数が異
なるため、変位部705が熱せられた場合、バイマテリ
アルの原理により変位部705が反る。変位部705が
反ることにより、反射膜704に照射した読み出し光の
反射角度が変化する。このため、この変化を、所定の検
出位置での反射強度の変化として検知することにより、
入射する赤外線の検出を行う。また、特開2000−3
26299号公報にも、バイマテリアルの原理を利用し
た、略同じ構造の赤外線検出器が記載されている。
05に赤外線が入射すると、赤外線吸収膜703が赤外
線を吸収して熱に変換する。変位部705を構成する赤
外線吸収膜703と反射膜704とは、熱膨張係数が異
なるため、変位部705が熱せられた場合、バイマテリ
アルの原理により変位部705が反る。変位部705が
反ることにより、反射膜704に照射した読み出し光の
反射角度が変化する。このため、この変化を、所定の検
出位置での反射強度の変化として検知することにより、
入射する赤外線の検出を行う。また、特開2000−3
26299号公報にも、バイマテリアルの原理を利用し
た、略同じ構造の赤外線検出器が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる赤外線検出器7
00を1つの画素として配列した赤外線検出アレイにお
いては、半導体基板701に対する反射膜704の傾き
が、画素によりばらつくため、均一な赤外線が全画素に
照射されても、読み出し光の反射強度が均一とならな
い。このため、反射された読み出し光の強度が均一にな
らず、固定パターンノイズといわれる画像劣化を引き起
こすという問題があった。また、赤外線検出器700に
入射する赤外線の量を変化させても、反射膜704の傾
きがすべての画素において同じように変位しないという
問題もあった。
00を1つの画素として配列した赤外線検出アレイにお
いては、半導体基板701に対する反射膜704の傾き
が、画素によりばらつくため、均一な赤外線が全画素に
照射されても、読み出し光の反射強度が均一とならな
い。このため、反射された読み出し光の強度が均一にな
らず、固定パターンノイズといわれる画像劣化を引き起
こすという問題があった。また、赤外線検出器700に
入射する赤外線の量を変化させても、反射膜704の傾
きがすべての画素において同じように変位しないという
問題もあった。
【0005】かかる問題を解決するために、それぞれの
画素毎に読出し光を干渉させる手段を設け、画素間のば
らつきを軽減する方法が提案されているが、すべての画
素において干渉条件を一定にすることは困難であり、固
定パターンノイズを除去することは不可能であった。
画素毎に読出し光を干渉させる手段を設け、画素間のば
らつきを軽減する方法が提案されているが、すべての画
素において干渉条件を一定にすることは困難であり、固
定パターンノイズを除去することは不可能であった。
【0006】更に、読出し光の反射光をCCDカメラな
どにより撮像し、撮像信号を電気的に補正する方法も提
案されているが、かかる方法では固定パターンノイズを
除去できる反面、カメラや信号補正回路が必要になり、
赤外線検出器を含む検出システムのコストが非常に高く
なるという問題があった。
どにより撮像し、撮像信号を電気的に補正する方法も提
案されているが、かかる方法では固定パターンノイズを
除去できる反面、カメラや信号補正回路が必要になり、
赤外線検出器を含む検出システムのコストが非常に高く
なるという問題があった。
【0007】そこで、本願発明は、複数の赤外線検出器
を含む赤外線検出アレイにおいて、それぞれの赤外線検
出器の変位部の支持角を調整し、固定パターンノイズを
除去できる赤外線検出アレイの提供を目的とする。
を含む赤外線検出アレイにおいて、それぞれの赤外線検
出器の変位部の支持角を調整し、固定パターンノイズを
除去できる赤外線検出アレイの提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の赤外線
検出器が基板上にマトリックス状に配置された赤外線検
出アレイであって、該赤外線検出器が、a)一端が基板
に固定された支持脚であって、絶縁層と配線層との積層
構造を有する支持脚と、b)該支持脚に支持された熱絶
縁構造部であって、赤外線の入射側となる第1面と、読
み出し光の入射側となる第2面を有する絶縁層と、該絶
縁層の第2面に形成された反射膜と、該配線層に接続さ
れた抵抗体とを有する熱絶縁構造部とを含み、該赤外線
により検出温度に加熱された該支持脚が可逆的に撓むこ
とにより、該反射膜に入射した該読み出し光の反射方向
を変える赤外線検出器からなり、該配線層を介して該抵
抗体に通電し、該検出温度より高い温度に該支持脚を加
熱することにより、該支持脚が非可逆的に撓むようにし
たことを特徴とする赤外線検出アレイである。かかる赤
外線検出アレイでは、それぞれの赤外線検出器に通電し
て、加熱することにより、赤外線検出器の熱絶縁構造部
の支持角(基板と熱絶縁構造部との間の角)を調整する
ことができる。このため、赤外線検出アレイを一定温度
に保持した場合に、赤外線検出アレイに入射した読み出
し光が、各画素(赤外線検出器)で均一に反射され、反
射強度にばらつきのない赤外線検出アレイを得ることが
できる。
検出器が基板上にマトリックス状に配置された赤外線検
出アレイであって、該赤外線検出器が、a)一端が基板
に固定された支持脚であって、絶縁層と配線層との積層
構造を有する支持脚と、b)該支持脚に支持された熱絶
縁構造部であって、赤外線の入射側となる第1面と、読
み出し光の入射側となる第2面を有する絶縁層と、該絶
縁層の第2面に形成された反射膜と、該配線層に接続さ
れた抵抗体とを有する熱絶縁構造部とを含み、該赤外線
により検出温度に加熱された該支持脚が可逆的に撓むこ
とにより、該反射膜に入射した該読み出し光の反射方向
を変える赤外線検出器からなり、該配線層を介して該抵
抗体に通電し、該検出温度より高い温度に該支持脚を加
熱することにより、該支持脚が非可逆的に撓むようにし
たことを特徴とする赤外線検出アレイである。かかる赤
外線検出アレイでは、それぞれの赤外線検出器に通電し
て、加熱することにより、赤外線検出器の熱絶縁構造部
の支持角(基板と熱絶縁構造部との間の角)を調整する
ことができる。このため、赤外線検出アレイを一定温度
に保持した場合に、赤外線検出アレイに入射した読み出
し光が、各画素(赤外線検出器)で均一に反射され、反
射強度にばらつきのない赤外線検出アレイを得ることが
できる。
【0009】また、本発明は、更に、行方向に並んだ上
記赤外線検出器の上記抵抗体の一端がそれぞれ接続され
た複数の行配線と、列方向に並んだ上記赤外線検出器の
該抵抗体の他端がそれぞれ接続された複数の列配線と、
複数の該行配線から任意の行配線を選択する垂直走査回
路と、複数の該列配線から任意の列配線を選択する水平
走査回路と、夫々の該赤外線検出器に含まれ、該抵抗体
に直列に接続された制御素子とを含み、該垂直走査回路
と該水平走査回路により行と列が選択された該赤外線検
出器の該制御素子を用いて、該抵抗体に通電することを
特徴とする赤外線検出アレイでもある。赤外線検出アレ
イをかかる構造とすることにより、赤外線検出アレイの
外部から垂直走査回路と該水平走査回路とを制御するだ
けで、各画素(赤外線検出器)への通電が可能となる。
このため、赤外線検出アレイと外部とを接続する端子数
を減らすことができ、多数の赤外線検出器を含む赤外線
検出アレイの形成が可能となる。
記赤外線検出器の上記抵抗体の一端がそれぞれ接続され
た複数の行配線と、列方向に並んだ上記赤外線検出器の
該抵抗体の他端がそれぞれ接続された複数の列配線と、
複数の該行配線から任意の行配線を選択する垂直走査回
路と、複数の該列配線から任意の列配線を選択する水平
走査回路と、夫々の該赤外線検出器に含まれ、該抵抗体
に直列に接続された制御素子とを含み、該垂直走査回路
と該水平走査回路により行と列が選択された該赤外線検
出器の該制御素子を用いて、該抵抗体に通電することを
特徴とする赤外線検出アレイでもある。赤外線検出アレ
イをかかる構造とすることにより、赤外線検出アレイの
外部から垂直走査回路と該水平走査回路とを制御するだ
けで、各画素(赤外線検出器)への通電が可能となる。
このため、赤外線検出アレイと外部とを接続する端子数
を減らすことができ、多数の赤外線検出器を含む赤外線
検出アレイの形成が可能となる。
【0010】上記制御素子は、トランジスタ及びダイオ
ードから選択される1つの素子であることが好ましい。
制御素子をこれらの素子とすることにより、外部からの
制御を容易に行うことができる。
ードから選択される1つの素子であることが好ましい。
制御素子をこれらの素子とすることにより、外部からの
制御を容易に行うことができる。
【0011】上記抵抗体は、チタン、タンタル、窒化チ
タン、及び窒化タンタルからなる群から選択される元素
を主成分とすることが好ましい。これらの材料は抵抗率
が高く、発熱効率が良いからである。
タン、及び窒化タンタルからなる群から選択される元素
を主成分とすることが好ましい。これらの材料は抵抗率
が高く、発熱効率が良いからである。
【0012】上記抵抗体は、ダイオードであっても良
い。抵抗体をダイオードとすることにより、各画素に通
電するために、基板上に設ける配線が、マトリックス状
に配置された画素の各行、各列で共通にでき、画素数の
多い赤外線検出アレイでも、配線構造を簡素化できる。
い。抵抗体をダイオードとすることにより、各画素に通
電するために、基板上に設ける配線が、マトリックス状
に配置された画素の各行、各列で共通にでき、画素数の
多い赤外線検出アレイでも、配線構造を簡素化できる。
【0013】上記ダイオードは、不純物としてホウ素を
含むn型シリコン層と、不純物として砒素又はアンチモ
ンを含むp型シリコン層を接合させたpn接合ダイオー
ドからなるものであっても良い。pn接合ダイオード
は、一般的な製造プロセスで容易に形成できるからであ
る。
含むn型シリコン層と、不純物として砒素又はアンチモ
ンを含むp型シリコン層を接合させたpn接合ダイオー
ドからなるものであっても良い。pn接合ダイオード
は、一般的な製造プロセスで容易に形成できるからであ
る。
【0014】また、本発明は、更に、行方向に並んだ上
記赤外線検出器の上記ダイオードの一端がそれぞれ接続
された複数の行配線と、列方向に並んだ該赤外線検出器
の上記ダイオードの他端がそれぞれ接続された複数の列
配線と、複数の該行配線から任意の行配線を選択する垂
直走査回路と、複数の該列配線から任意の列配線を選択
する水平走査回路とを含み、該垂直走査回路と該水平走
査回路により行と列が選択された該赤外線検出器の該ダ
イオードに通電することを特徴とする赤外線検出アレイ
でもある。抵抗体をダイオードとすることにより、制御
回路が簡単となり、赤外線検出アレイを外部に接続する
ための端子数を少なくできる。これにより、多数の赤外
線検出器を含む赤外線検出アレイの形成が可能となる。
記赤外線検出器の上記ダイオードの一端がそれぞれ接続
された複数の行配線と、列方向に並んだ該赤外線検出器
の上記ダイオードの他端がそれぞれ接続された複数の列
配線と、複数の該行配線から任意の行配線を選択する垂
直走査回路と、複数の該列配線から任意の列配線を選択
する水平走査回路とを含み、該垂直走査回路と該水平走
査回路により行と列が選択された該赤外線検出器の該ダ
イオードに通電することを特徴とする赤外線検出アレイ
でもある。抵抗体をダイオードとすることにより、制御
回路が簡単となり、赤外線検出アレイを外部に接続する
ための端子数を少なくできる。これにより、多数の赤外
線検出器を含む赤外線検出アレイの形成が可能となる。
【0015】上記支持脚を構成する上記絶縁層と上記配
線層が、互いに熱膨張係数の異なるセラミック層と金属
層からなることが好ましい。支持脚に、かかる材料の組
み合わせを用いることにより、支持脚の温度が上昇した
場合、バイマテリアル効果により、熱絶縁構造部の支持
脚を撓ませることができる
線層が、互いに熱膨張係数の異なるセラミック層と金属
層からなることが好ましい。支持脚に、かかる材料の組
み合わせを用いることにより、支持脚の温度が上昇した
場合、バイマテリアル効果により、熱絶縁構造部の支持
脚を撓ませることができる
【0016】上記セラミック層が、酸化シリコン層、窒
化シリコン層、及び酸窒化シリコン膜から選択される1
つの層を含み、上記金属層が、チタン、窒化チタン、ア
ルミニウム、タングステン、金、銅、白金からなる群か
ら選択される元素を主成分とする層であることが好まし
い。これらの材料を選択することにより、バイマテリア
ル効果により、支持脚を十分に変形させることができる
からである。
化シリコン層、及び酸窒化シリコン膜から選択される1
つの層を含み、上記金属層が、チタン、窒化チタン、ア
ルミニウム、タングステン、金、銅、白金からなる群か
ら選択される元素を主成分とする層であることが好まし
い。これらの材料を選択することにより、バイマテリア
ル効果により、支持脚を十分に変形させることができる
からである。
【0017】また、上記絶縁層の第2面上に、該絶縁層
と略平行に、支柱で支持された絶縁板を含み、該絶縁板
上に上記反射膜が形成されたものであっても良い。かか
る構造を用いることにより、反射膜が、支持脚の変形の
影響を受けにくくなり、各画素における読み出し光の反
射方向を、更に均一にすることができる。
と略平行に、支柱で支持された絶縁板を含み、該絶縁板
上に上記反射膜が形成されたものであっても良い。かか
る構造を用いることにより、反射膜が、支持脚の変形の
影響を受けにくくなり、各画素における読み出し光の反
射方向を、更に均一にすることができる。
【0018】上記熱絶縁構造部が、上記抵抗体より上記
第1面側に、赤外線吸収膜を含み、該赤外線吸収膜のシ
ート抵抗が、略100〜略500Ω/□であることが好
ましい。かかる赤外線吸収膜を有することにより、赤外
線の吸収効率が上昇し、検出感度の高い赤外線検出アレ
イを得ることができる。
第1面側に、赤外線吸収膜を含み、該赤外線吸収膜のシ
ート抵抗が、略100〜略500Ω/□であることが好
ましい。かかる赤外線吸収膜を有することにより、赤外
線の吸収効率が上昇し、検出感度の高い赤外線検出アレ
イを得ることができる。
【0019】上記熱絶縁構造部に含まれる、上記赤外線
吸収膜と上記反射膜との間の上記絶縁層の光学膜厚は、
波長10μmの赤外線に対して略2.5μmであること
が好ましい。熱絶縁構造部を共振吸収構造とすることに
より、赤外線の吸収効率が上昇し、検出感度の高い赤外
線検出アレイを得ることができる。
吸収膜と上記反射膜との間の上記絶縁層の光学膜厚は、
波長10μmの赤外線に対して略2.5μmであること
が好ましい。熱絶縁構造部を共振吸収構造とすることに
より、赤外線の吸収効率が上昇し、検出感度の高い赤外
線検出アレイを得ることができる。
【0020】また、本発明は、複数の赤外線検出器が基
板上にマトリックス状に配置された赤外線検出アレイで
あって、該赤外線検出器が、a)一端が基板に固定され
た支持脚であって、絶縁層と配線層との積層構造を有す
る支持脚と、b)該支持脚に支持された熱絶縁構造部で
あって、赤外線が入射する第1面と、読み出し光が入射
する第2面を有する絶縁層と、該読み出し光の一部を透
過し他を反射するハーフミラー層と、該配線層に接続さ
れた抵抗体とを有する熱絶縁構造部と、c)該基板上に
設けられ、該ハーフミラー層を透過した該読み出し光を
反射し、該ハーフミラー層で反射した該読み出し光と、
該ミラー層で反射した該読み出し光とを干渉させて干渉
光を形成するミラー層とを含み、該赤外線により測定温
度に加熱された該支持脚が可逆的に撓むことにより、該
干渉光の光強度を変える赤外線検出器からなり、該配線
層を介して該抵抗体に通電し、該測定温度より高い温度
に該支持脚を加熱することにより、該支持脚が非可逆的
に撓むようにしたことを特徴とする赤外線検出アレイで
もある。かかる赤外線検出アレイでは、それぞれの赤外
線検出器に通電して、加熱することにより、赤外線検出
器の熱絶縁構造部の支持角を調整することができる。こ
のため、赤外線検出アレイを一定温度に保持した場合
に、ハーフミラー層とミラー層で形成される干渉光の強
度にばらつきのない赤外線検出アレイを得ることができ
る。
板上にマトリックス状に配置された赤外線検出アレイで
あって、該赤外線検出器が、a)一端が基板に固定され
た支持脚であって、絶縁層と配線層との積層構造を有す
る支持脚と、b)該支持脚に支持された熱絶縁構造部で
あって、赤外線が入射する第1面と、読み出し光が入射
する第2面を有する絶縁層と、該読み出し光の一部を透
過し他を反射するハーフミラー層と、該配線層に接続さ
れた抵抗体とを有する熱絶縁構造部と、c)該基板上に
設けられ、該ハーフミラー層を透過した該読み出し光を
反射し、該ハーフミラー層で反射した該読み出し光と、
該ミラー層で反射した該読み出し光とを干渉させて干渉
光を形成するミラー層とを含み、該赤外線により測定温
度に加熱された該支持脚が可逆的に撓むことにより、該
干渉光の光強度を変える赤外線検出器からなり、該配線
層を介して該抵抗体に通電し、該測定温度より高い温度
に該支持脚を加熱することにより、該支持脚が非可逆的
に撓むようにしたことを特徴とする赤外線検出アレイで
もある。かかる赤外線検出アレイでは、それぞれの赤外
線検出器に通電して、加熱することにより、赤外線検出
器の熱絶縁構造部の支持角を調整することができる。こ
のため、赤外線検出アレイを一定温度に保持した場合
に、ハーフミラー層とミラー層で形成される干渉光の強
度にばらつきのない赤外線検出アレイを得ることができ
る。
【0021】また、本発明は、複数の赤外線検出器を基
板上にマトリックス状に形成する赤外線検出アレイの製
造方法であって、基板を準備する工程と、該基板上に犠
牲層を堆積させる工程と、該犠牲層上に、熱絶縁構造部
形成領域と支持脚形成領域とが規定される絶縁層を形成
する工程と、該絶縁層の熱絶縁構造部形成領域に抵抗体
を形成する抵抗体形成工程と、該抵抗体の上に反射膜を
形成する反射膜形成工程と、該反射膜を備えた該基板
を、所定のアニール温度で加熱するアニール工程と、該
アニール工程後に、該絶縁層の該支持脚形成領域上に、
該抵抗体と接続された配線層を形成する工程と、該犠牲
層を除去し、該絶縁層と該配線層からなる該支持脚によ
り、該熱絶縁構造部が該基板上に支持された該赤外線検
出器を製造する工程とを含み、更に、該赤外線検出器の
形成後に、該赤外線検出器に含まれる該抵抗体に通電し
て、該アニール温度より低い温度に該抵抗体を加熱する
ことにより、該支持脚を非可逆的に撓ませて、該基板に
対する該反射膜の支持角を、すべての該赤外線検出器に
ついて略均一にする補正工程を含むことを特徴とする赤
外線検出アレイの製造方法でもある。かかる製造方法で
は、アニール工程を行った後にアニール温度より低い温
度で補正工程を行うため、熱絶縁構造部に影響を与える
ことなく支持脚を非可逆的に撓ませることができる。
板上にマトリックス状に形成する赤外線検出アレイの製
造方法であって、基板を準備する工程と、該基板上に犠
牲層を堆積させる工程と、該犠牲層上に、熱絶縁構造部
形成領域と支持脚形成領域とが規定される絶縁層を形成
する工程と、該絶縁層の熱絶縁構造部形成領域に抵抗体
を形成する抵抗体形成工程と、該抵抗体の上に反射膜を
形成する反射膜形成工程と、該反射膜を備えた該基板
を、所定のアニール温度で加熱するアニール工程と、該
アニール工程後に、該絶縁層の該支持脚形成領域上に、
該抵抗体と接続された配線層を形成する工程と、該犠牲
層を除去し、該絶縁層と該配線層からなる該支持脚によ
り、該熱絶縁構造部が該基板上に支持された該赤外線検
出器を製造する工程とを含み、更に、該赤外線検出器の
形成後に、該赤外線検出器に含まれる該抵抗体に通電し
て、該アニール温度より低い温度に該抵抗体を加熱する
ことにより、該支持脚を非可逆的に撓ませて、該基板に
対する該反射膜の支持角を、すべての該赤外線検出器に
ついて略均一にする補正工程を含むことを特徴とする赤
外線検出アレイの製造方法でもある。かかる製造方法で
は、アニール工程を行った後にアニール温度より低い温
度で補正工程を行うため、熱絶縁構造部に影響を与える
ことなく支持脚を非可逆的に撓ませることができる。
【0022】上記抵抗体形成工程は、該絶縁層上に多結
晶シリコン膜を形成し、該多結晶シリコン膜にn型不純
物とp型不純物とを注入し、pn接合ダイオードから該
抵抗体を形成する工程を含むものであっても良い。直列
接続された複数のダイオードを形成することにより、ダ
イオードの接続個数の増減により抵抗値を変えることが
できる。
晶シリコン膜を形成し、該多結晶シリコン膜にn型不純
物とp型不純物とを注入し、pn接合ダイオードから該
抵抗体を形成する工程を含むものであっても良い。直列
接続された複数のダイオードを形成することにより、ダ
イオードの接続個数の増減により抵抗値を変えることが
できる。
【0023】上記反射膜形成工程は、上記絶縁層の熱絶
縁構造部形成領域上に、更に、犠牲層を堆積させる工程
と、該犠牲層上に、上記反射膜を形成する工程と、該犠
牲層を除去して、該絶縁層の該熱絶縁構造部形成領域上
に支持された該反射膜を形成する工程とを含むものであ
っても良い。かかる製造工程では、補正工程において反
射膜が加熱されにくくなり、反射膜の平坦性をより担保
することができる。
縁構造部形成領域上に、更に、犠牲層を堆積させる工程
と、該犠牲層上に、上記反射膜を形成する工程と、該犠
牲層を除去して、該絶縁層の該熱絶縁構造部形成領域上
に支持された該反射膜を形成する工程とを含むものであ
っても良い。かかる製造工程では、補正工程において反
射膜が加熱されにくくなり、反射膜の平坦性をより担保
することができる。
【0024】上記補正工程は、上記赤外線検出アレイの
赤外線の入射側から略一様な赤外線を照射する工程と、
該赤外線検出アレイに含まれる上記赤外線検出器の上記
反射膜に読み出し光を照射する工程と、該読み出し光が
該反射膜で反射された反射光を検知する工程と、該検知
された光の強度が、それぞれの該赤外線検出器で略均一
になるように、上記抵抗体を加熱して上記支持脚を非可
逆的に撓ませる工程とを含むことが好ましい。このよう
に、反射光が均一になるように、それぞれの赤外線検出
器の支持脚を非可逆的に撓ませることにより、簡単な工
程で正確な補正を行うことができる。
赤外線の入射側から略一様な赤外線を照射する工程と、
該赤外線検出アレイに含まれる上記赤外線検出器の上記
反射膜に読み出し光を照射する工程と、該読み出し光が
該反射膜で反射された反射光を検知する工程と、該検知
された光の強度が、それぞれの該赤外線検出器で略均一
になるように、上記抵抗体を加熱して上記支持脚を非可
逆的に撓ませる工程とを含むことが好ましい。このよう
に、反射光が均一になるように、それぞれの赤外線検出
器の支持脚を非可逆的に撓ませることにより、簡単な工
程で正確な補正を行うことができる。
【0025】上記補正工程は、1つの赤外線検出器の上
記抵抗体にパルス通電を行い、該パルス通電が行われて
いない間の上記反射光の強度が所定強度に達した時点
で、該赤外線検出器に対するパルス通電を終了する工程
を含むことが好ましい。連続通電では、赤外線検出器の
温度の制御が困難であるが、パルス通電を行うことによ
り、パルス回数、パルス間隔の制御により正確な温度制
御が可能となる。これにより、支持脚の撓み量の性格な
制御ができ、固定パターンノイズのない赤外線検出アレ
イの作製が可能となる。
記抵抗体にパルス通電を行い、該パルス通電が行われて
いない間の上記反射光の強度が所定強度に達した時点
で、該赤外線検出器に対するパルス通電を終了する工程
を含むことが好ましい。連続通電では、赤外線検出器の
温度の制御が困難であるが、パルス通電を行うことによ
り、パルス回数、パルス間隔の制御により正確な温度制
御が可能となる。これにより、支持脚の撓み量の性格な
制御ができ、固定パターンノイズのない赤外線検出アレ
イの作製が可能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、全体が1
00で表される、本実施の形態1にかかる赤外線検出ア
レイに含まれる赤外線検出器(1画素に相当)の斜視図
である。赤外線検出器100はシリコン基板1を含む。
シリコン基板1の上面は、酸化シリコン膜2により覆わ
れている。酸化シリコン膜2の上には、2つの支持部1
1でシリコン基板1に固定された支持脚20と、2つの
支持脚20で中空に支持された熱絶縁構造部30とが設
けられている。支持脚20は、酸化シリコンからなる絶
縁層23とアルミニウム配線層24の2層構造からな
り、アルミニウム配線層24は電気配線を兼ねている。
熱絶縁構造部30は、酸化シリコン層31と、その中に
設けられた抵抗体32を含む。なお、抵抗体32は外部
からは見えないが、図1に点線で示すように、蛇行形状
(ジグザグ形状)に配置されている。熱絶縁構造部30
の上面には、アルミニウムからなる反射膜33が設けら
れている。抵抗体32は、支持脚20のアルミニウム配
線層24と、コンタクト部34により接続されている。
また、支持脚20のアルミニウム配線層24は、支持脚
20の支持部11で、シリコン基板1の内部に設けられ
た回路(図示せず)と電気的に接続されている。
00で表される、本実施の形態1にかかる赤外線検出ア
レイに含まれる赤外線検出器(1画素に相当)の斜視図
である。赤外線検出器100はシリコン基板1を含む。
シリコン基板1の上面は、酸化シリコン膜2により覆わ
れている。酸化シリコン膜2の上には、2つの支持部1
1でシリコン基板1に固定された支持脚20と、2つの
支持脚20で中空に支持された熱絶縁構造部30とが設
けられている。支持脚20は、酸化シリコンからなる絶
縁層23とアルミニウム配線層24の2層構造からな
り、アルミニウム配線層24は電気配線を兼ねている。
熱絶縁構造部30は、酸化シリコン層31と、その中に
設けられた抵抗体32を含む。なお、抵抗体32は外部
からは見えないが、図1に点線で示すように、蛇行形状
(ジグザグ形状)に配置されている。熱絶縁構造部30
の上面には、アルミニウムからなる反射膜33が設けら
れている。抵抗体32は、支持脚20のアルミニウム配
線層24と、コンタクト部34により接続されている。
また、支持脚20のアルミニウム配線層24は、支持脚
20の支持部11で、シリコン基板1の内部に設けられ
た回路(図示せず)と電気的に接続されている。
【0027】次に、赤外線検検出器100を用いた、赤
外線の検出方法について説明する。赤外線検出器100
では、シリコン基板1の下方から赤外線が入射する。こ
れにより、熱絶縁構造部30の温度が上昇し、更に、支
持脚20の温度も上昇する。支持脚20を構成する絶縁
層23とアルミニウム配線層24とは熱膨張係数が異な
るため、支持脚20の温度が上昇すると、バイマテリア
ルの原理により、支持脚20が撓み変形を起こす。この
結果、熱絶縁構造部30の支持角(シリコン基板1と熱
絶縁構造部30との間の角度)が変化する。
外線の検出方法について説明する。赤外線検出器100
では、シリコン基板1の下方から赤外線が入射する。こ
れにより、熱絶縁構造部30の温度が上昇し、更に、支
持脚20の温度も上昇する。支持脚20を構成する絶縁
層23とアルミニウム配線層24とは熱膨張係数が異な
るため、支持脚20の温度が上昇すると、バイマテリア
ルの原理により、支持脚20が撓み変形を起こす。この
結果、熱絶縁構造部30の支持角(シリコン基板1と熱
絶縁構造部30との間の角度)が変化する。
【0028】熱絶縁構造部30には上方から読み出し光
が入射し、反射膜33により反射される。熱絶縁構造部
30の支持角が変わると、反射光の反射方向が変化す
る。従って、所定の検出位置で、反射光の強度を検出す
ることにより、熱絶縁構造部30に照射された赤外線量
の検出が可能となる。
が入射し、反射膜33により反射される。熱絶縁構造部
30の支持角が変わると、反射光の反射方向が変化す
る。従って、所定の検出位置で、反射光の強度を検出す
ることにより、熱絶縁構造部30に照射された赤外線量
の検出が可能となる。
【0029】図2は、本実施の形態にかかる、全体が1
10で表される、赤外線検出アレイの概略図である。赤
外線検出アレイ110は、複数の赤外線検出器100を
含み、それぞれの赤外線検出器100が、赤外線検出ア
レイ110の画素を構成する。具体的には、シリコン基
板1の上に、縦方向に128個、横方向に128個の赤
外線検出器(画素)100が並置されている。なお、図
2では、赤外線検出器100は、概略図として示されて
いる。
10で表される、赤外線検出アレイの概略図である。赤
外線検出アレイ110は、複数の赤外線検出器100を
含み、それぞれの赤外線検出器100が、赤外線検出ア
レイ110の画素を構成する。具体的には、シリコン基
板1の上に、縦方向に128個、横方向に128個の赤
外線検出器(画素)100が並置されている。なお、図
2では、赤外線検出器100は、概略図として示されて
いる。
【0030】図3は、図2に示す赤外線検出アレイ11
0の回路図である。図中、点線で囲まれた領域が、赤外
線検出アレイ110に含まれる回路であり、他は、赤外
線検出アレイ110外に設けられた回路である。赤外線
検出アレイ110の回路は、複数の赤外線検出器(画
素)100を含む。赤外線検出器(画素)100のアル
ミニウム配線層24の両端は、水平走査回路151、画
素スイッチングトランジスタ154を介して垂直走査回
路152に接続されている。また、水平走査回路15
1、垂直走査回路152は、外部に設けられた画素選択
同期回路72に接続されている。これらの接続は、例え
ば、赤外線検出アレイ110に設けられたパッド電極
(図示せず)を介して行われる。
0の回路図である。図中、点線で囲まれた領域が、赤外
線検出アレイ110に含まれる回路であり、他は、赤外
線検出アレイ110外に設けられた回路である。赤外線
検出アレイ110の回路は、複数の赤外線検出器(画
素)100を含む。赤外線検出器(画素)100のアル
ミニウム配線層24の両端は、水平走査回路151、画
素スイッチングトランジスタ154を介して垂直走査回
路152に接続されている。また、水平走査回路15
1、垂直走査回路152は、外部に設けられた画素選択
同期回路72に接続されている。これらの接続は、例え
ば、赤外線検出アレイ110に設けられたパッド電極
(図示せず)を介して行われる。
【0031】かかる回路では、画素選択同期回路72に
より、水平走査回路151と垂直走査回路152を駆動
して、赤外線検出アレイの行と列が選択される。選択さ
れた赤外線検出アレイでは、水平選択スイッチングトラ
ンジスタ153と画素スイッチングトランジスタ154
がオン状態となり、外部に設けられた加熱電源70から
パルス発生器71を通して電流が流れる。通電すること
により、画素の抵抗成分155が発熱し、画素の温度が
上昇する。通電する電流値は、加熱電源により調整さ
れ、また、通電時間は、パルス発生器により調整され、
画素の温度上昇が制御される。なお、これらの配線や回
路はシリコン基板1中に作製されるが、これらは赤外線
の透過を遮るため、熱絶縁構造部の直下の位置とならな
いように配置することが好ましい。
より、水平走査回路151と垂直走査回路152を駆動
して、赤外線検出アレイの行と列が選択される。選択さ
れた赤外線検出アレイでは、水平選択スイッチングトラ
ンジスタ153と画素スイッチングトランジスタ154
がオン状態となり、外部に設けられた加熱電源70から
パルス発生器71を通して電流が流れる。通電すること
により、画素の抵抗成分155が発熱し、画素の温度が
上昇する。通電する電流値は、加熱電源により調整さ
れ、また、通電時間は、パルス発生器により調整され、
画素の温度上昇が制御される。なお、これらの配線や回
路はシリコン基板1中に作製されるが、これらは赤外線
の透過を遮るため、熱絶縁構造部の直下の位置とならな
いように配置することが好ましい。
【0032】次に、図4を参照しながら、本実施の形態
にかかる赤外線検出アレイ110の製造方法について説
明する。図4は、図1のI−I方向の断面図であり、図
1中に点線で示すように、破断面は途中で折れ曲がって
いる。即ち、図1の領域A、BにおけるI−I方向の断
面が、図4に示す断面図の領域A、Bに対応する。な
お、図4には、赤外線検出アレイ110に含まれる1つ
の赤外線検出器100を示す。製造方法は、以下に示す
工程1〜5を含む。
にかかる赤外線検出アレイ110の製造方法について説
明する。図4は、図1のI−I方向の断面図であり、図
1中に点線で示すように、破断面は途中で折れ曲がって
いる。即ち、図1の領域A、BにおけるI−I方向の断
面が、図4に示す断面図の領域A、Bに対応する。な
お、図4には、赤外線検出アレイ110に含まれる1つ
の赤外線検出器100を示す。製造方法は、以下に示す
工程1〜5を含む。
【0033】工程1:図4(a)に示すように、シリコ
ン基板1中に、回路領域3を形成する。回路領域3は、
各赤外線検出器(画素)に、選択的に通電するための走
査回路、スイッチングトランジスタ等を含む。回路領域
3上には、酸化シリコン膜5に埋め込まれた回路配線4
を形成する。回路領域3は回路配線4により、赤外線検
出器のアルミニウム配線層24に接続される。次に、回
路配線4を覆う酸化シリコンからなる酸化シリコン膜
(保護膜)2を形成し、更に、保護膜2の上に、例えば
多結晶シリコンからなる犠牲層(スペーサ層)6を形成
する。次に、犠牲層6の所定の位置をエッチングにより
開口し、酸化シリコン膜21を堆積させる。酸化シリコ
ン膜21は、開口部の底面で、保護膜2と接続される。
犠牲層6のエッチングには、例えば塩素ガスプラズマを
用いたプラズマエッチングが用いられる。
ン基板1中に、回路領域3を形成する。回路領域3は、
各赤外線検出器(画素)に、選択的に通電するための走
査回路、スイッチングトランジスタ等を含む。回路領域
3上には、酸化シリコン膜5に埋め込まれた回路配線4
を形成する。回路領域3は回路配線4により、赤外線検
出器のアルミニウム配線層24に接続される。次に、回
路配線4を覆う酸化シリコンからなる酸化シリコン膜
(保護膜)2を形成し、更に、保護膜2の上に、例えば
多結晶シリコンからなる犠牲層(スペーサ層)6を形成
する。次に、犠牲層6の所定の位置をエッチングにより
開口し、酸化シリコン膜21を堆積させる。酸化シリコ
ン膜21は、開口部の底面で、保護膜2と接続される。
犠牲層6のエッチングには、例えば塩素ガスプラズマを
用いたプラズマエッチングが用いられる。
【0034】工程2:図4(b)に示すように、酸化シ
リコン膜21の上にチタンを堆積させ、フォトリソグラ
フィ工程と塩素ガスプラズマを用いたエッチング工程に
より、抵抗体32を形成する。図1に示すように、抵抗
体32は、蛇行形状(ジグザグ形状)にパターニングさ
れる。次に、抵抗体32を覆うように、酸化シリコン膜
22を形成し、CMPにより熱絶縁構造部となる領域の
酸化シリコン膜22の平坦化を行う。
リコン膜21の上にチタンを堆積させ、フォトリソグラ
フィ工程と塩素ガスプラズマを用いたエッチング工程に
より、抵抗体32を形成する。図1に示すように、抵抗
体32は、蛇行形状(ジグザグ形状)にパターニングさ
れる。次に、抵抗体32を覆うように、酸化シリコン膜
22を形成し、CMPにより熱絶縁構造部となる領域の
酸化シリコン膜22の平坦化を行う。
【0035】工程3:図4(c)に示すように、アルミ
ニウム層を堆積させた後、フォトリソグラフィ工程と塩
素ガスプラズマを用いたエッチング工程により、熱絶縁
構造部となる領域のほぼ全面に反射膜33を形成する。
次に、支持脚20と熱絶縁構造部30とを形成するた
め、フォトリソグラフィ工程と3フッ化メタンガスプラ
ズマを用いたエッチング工程により、酸化シリコン膜2
1、22をパターニングする。このパターニングによ
り、犠牲層6の一部が剥き出しとなる。後の工程で、犠
牲層6が剥き出しとなった部分からエッチングガスを供
給し、犠牲層6を除去することから、この剥き出しとな
った部分をエッチングホール25と呼ぶ。
ニウム層を堆積させた後、フォトリソグラフィ工程と塩
素ガスプラズマを用いたエッチング工程により、熱絶縁
構造部となる領域のほぼ全面に反射膜33を形成する。
次に、支持脚20と熱絶縁構造部30とを形成するた
め、フォトリソグラフィ工程と3フッ化メタンガスプラ
ズマを用いたエッチング工程により、酸化シリコン膜2
1、22をパターニングする。このパターニングによ
り、犠牲層6の一部が剥き出しとなる。後の工程で、犠
牲層6が剥き出しとなった部分からエッチングガスを供
給し、犠牲層6を除去することから、この剥き出しとな
った部分をエッチングホール25と呼ぶ。
【0036】工程4:図4(d)に示すように、この段
階で、熱絶縁構造部30の作製が完了したため、約40
0℃の温度でアニールを行う。かかるアニールにより、
400℃以下の温度では、熱絶縁構造部31は、非可逆
的な変形を生じないようになる。次に、フォトリソグラ
フィ工程と3フッ化メタンガスプラズマを用いたエッチ
ング工程により、抵抗体32のコンタクト部34、回路
配線4の上部にコンタクトホール26を形成する(抵抗
体32のコンタクト部は図示せず)。次に、アルミニウ
ム層を室温スパッタで形成する。アルミニウム層は、フ
ォトリソグラフィ工程と塩素ガスプラズマを用いたエッ
チング工程によりパターニングされ、支持脚20上のア
ルミニウム配線層24となる。アルミニウム配線層24
は、コンタクトホール26を介して、抵抗体32、回路
配線4に接続される。かかる工程により、支持脚20
が、絶縁層23(酸化シリコン層21、22からなる)
とアルミニウム配線層24との2層構造となり、バイマ
テリアルの効果を有する。なお、アルミニウムは室温ス
パッタで形成されたので、室温を超える温度が負荷され
た場合、非可逆的な撓み変形(ここでは、収縮変形)を
生じる。
階で、熱絶縁構造部30の作製が完了したため、約40
0℃の温度でアニールを行う。かかるアニールにより、
400℃以下の温度では、熱絶縁構造部31は、非可逆
的な変形を生じないようになる。次に、フォトリソグラ
フィ工程と3フッ化メタンガスプラズマを用いたエッチ
ング工程により、抵抗体32のコンタクト部34、回路
配線4の上部にコンタクトホール26を形成する(抵抗
体32のコンタクト部は図示せず)。次に、アルミニウ
ム層を室温スパッタで形成する。アルミニウム層は、フ
ォトリソグラフィ工程と塩素ガスプラズマを用いたエッ
チング工程によりパターニングされ、支持脚20上のア
ルミニウム配線層24となる。アルミニウム配線層24
は、コンタクトホール26を介して、抵抗体32、回路
配線4に接続される。かかる工程により、支持脚20
が、絶縁層23(酸化シリコン層21、22からなる)
とアルミニウム配線層24との2層構造となり、バイマ
テリアルの効果を有する。なお、アルミニウムは室温ス
パッタで形成されたので、室温を超える温度が負荷され
た場合、非可逆的な撓み変形(ここでは、収縮変形)を
生じる。
【0037】工程5:図4(e)に示すように、2フッ
化キセノンで犠牲層6を溶解することにより、支持脚2
0で中空に支持された熱絶縁構造部30が完成する。
化キセノンで犠牲層6を溶解することにより、支持脚2
0で中空に支持された熱絶縁構造部30が完成する。
【0038】以上の工程により、複数の赤外線検出器1
00を備えた赤外線検出アレイ110が完成する。
00を備えた赤外線検出アレイ110が完成する。
【0039】ここで、細心の注意をもって作製されたも
のであっても、それぞれの赤外線検出器100の間で支
持脚20の撓み量はばらつく。このため、熱絶縁構造部
30の支持角(シリコン基板1と熱絶縁構造部30との
間の角度)がアレイ毎に異なり、赤外線検出アレイに読
み出し光を照射しても、このばらつきが固定パターンノ
イズとして検出される。
のであっても、それぞれの赤外線検出器100の間で支
持脚20の撓み量はばらつく。このため、熱絶縁構造部
30の支持角(シリコン基板1と熱絶縁構造部30との
間の角度)がアレイ毎に異なり、赤外線検出アレイに読
み出し光を照射しても、このばらつきが固定パターンノ
イズとして検出される。
【0040】これに対して、本製造方法では、赤外線検
出アレイ110を構成する全ての赤外線検出器100の
支持角が略同様となるように、撓み角(支持角)の補正
を行う。以下にかかる補正方法について説明する。
出アレイ110を構成する全ての赤外線検出器100の
支持角が略同様となるように、撓み角(支持角)の補正
を行う。以下にかかる補正方法について説明する。
【0041】まず、図5に示すように、上記工程1〜5
により赤外線検出アレイ110が形成されたチップ51
をプロービング装置60のステージ61に固定し、プロ
ービング装置60のプローブ針62をチップ51の端子
パッドに接触させて、制御用電圧をチップ51に印加で
きるようにする。赤外線検出アレイ110を駆動するた
めの駆動電圧やクロック電圧は、プローブカード63を
通して加熱電源70、パルス発生器71、画素選択同期
回路72から供給される。チップ51を搭載するステー
ジ61は、チップ51の赤外線の入射面に対応する位置
が開口している。そして、赤外線検出アレイ110の下
部に置いた平面型黒体炉64から、赤外線検出アレイ1
10の赤外線の入射面全面に、均一な赤外線が照射され
る。黒体炉64の形状によっては、光学系を用いて赤外
線検出アレイ110の全面に均一に赤外線が照射される
ようにしてもよい。
により赤外線検出アレイ110が形成されたチップ51
をプロービング装置60のステージ61に固定し、プロ
ービング装置60のプローブ針62をチップ51の端子
パッドに接触させて、制御用電圧をチップ51に印加で
きるようにする。赤外線検出アレイ110を駆動するた
めの駆動電圧やクロック電圧は、プローブカード63を
通して加熱電源70、パルス発生器71、画素選択同期
回路72から供給される。チップ51を搭載するステー
ジ61は、チップ51の赤外線の入射面に対応する位置
が開口している。そして、赤外線検出アレイ110の下
部に置いた平面型黒体炉64から、赤外線検出アレイ1
10の赤外線の入射面全面に、均一な赤外線が照射され
る。黒体炉64の形状によっては、光学系を用いて赤外
線検出アレイ110の全面に均一に赤外線が照射される
ようにしてもよい。
【0042】赤外線検出アレイ110の前面には、赤外
線が照射された赤外線検出器(画素)100の反射面の
角度が変わると、その反射光の検出量が変わるように設
計された読み出し光学系80を配置する。
線が照射された赤外線検出器(画素)100の反射面の
角度が変わると、その反射光の検出量が変わるように設
計された読み出し光学系80を配置する。
【0043】読み出し光学系80には、種々の構造があ
るが、図6にその一例を示す。読み出し光学系80は、
読み出し用の光源をレーザーダイオード81としてコリ
メータレンズ82とビームスプリッタ83により、赤外
線検出アレイが設けられたチップ51に、平行光を入射
させる。すべての画素の反射面に撓み(傾き)がなけれ
ば、入射法線と同じ方向に読み出し光が反射される。レ
ンズ84を通った読み出し光は、略一点に収束する。
るが、図6にその一例を示す。読み出し光学系80は、
読み出し用の光源をレーザーダイオード81としてコリ
メータレンズ82とビームスプリッタ83により、赤外
線検出アレイが設けられたチップ51に、平行光を入射
させる。すべての画素の反射面に撓み(傾き)がなけれ
ば、入射法線と同じ方向に読み出し光が反射される。レ
ンズ84を通った読み出し光は、略一点に収束する。
【0044】これに対して、反射面に撓みがあると、そ
の画素により反射された読み出し光の収束位置が、他の
光の集束位置と異なる。読み出し光が収束する収束点に
読み出し光の光束を制限するための絞り85を置くと、
撓み量に応じて読み出し光が遮られることになる。光を
遮る量は、被写体の赤外線放射量や読み出し光学系によ
って変化するため、絞り85を可変とし、遮光量の調整
を可能とすることが好ましい。絞り85を通った読み出
し光は、レンズ84によりCCDカメラ86の受光面に
結像する。CCDカメラ86は、画素の撓み量の大小
を、読み出し光の画像のコントラストの強弱として検出
する。これにより、赤外線検出アレイ110に入射した
赤外線が、読み出し光の画像として検出されることとな
る。
の画素により反射された読み出し光の収束位置が、他の
光の集束位置と異なる。読み出し光が収束する収束点に
読み出し光の光束を制限するための絞り85を置くと、
撓み量に応じて読み出し光が遮られることになる。光を
遮る量は、被写体の赤外線放射量や読み出し光学系によ
って変化するため、絞り85を可変とし、遮光量の調整
を可能とすることが好ましい。絞り85を通った読み出
し光は、レンズ84によりCCDカメラ86の受光面に
結像する。CCDカメラ86は、画素の撓み量の大小
を、読み出し光の画像のコントラストの強弱として検出
する。これにより、赤外線検出アレイ110に入射した
赤外線が、読み出し光の画像として検出されることとな
る。
【0045】図5に示すように、CCDカメラ86によ
って検出された信号は、画像解析装置87に送られ、各
画素の反射光量が定量的に計算される。一方、赤外線検
出アレイ110の抵抗体に通電するための加熱電源70
は、パルス発生器71を通して赤外線検出アレイ110
に接続されている。赤外線検出アレイ110に含まれる
水平/垂直走査回路は、画素選択同期回路71によって
駆動する。信号演算装置88は、赤外線検出アレイ11
0上の画素の位置情報と、反射光量のデータを画像解析
装置87から受け取り、赤外線検出アレイ110の同期
回路とパルス発生器を制御して、反射光量に合わせて各
画素に通電するパルス回数を調整する機能を有してい
る。
って検出された信号は、画像解析装置87に送られ、各
画素の反射光量が定量的に計算される。一方、赤外線検
出アレイ110の抵抗体に通電するための加熱電源70
は、パルス発生器71を通して赤外線検出アレイ110
に接続されている。赤外線検出アレイ110に含まれる
水平/垂直走査回路は、画素選択同期回路71によって
駆動する。信号演算装置88は、赤外線検出アレイ11
0上の画素の位置情報と、反射光量のデータを画像解析
装置87から受け取り、赤外線検出アレイ110の同期
回路とパルス発生器を制御して、反射光量に合わせて各
画素に通電するパルス回数を調整する機能を有してい
る。
【0046】以上のように、セットされた赤外線検出ア
レイ110に対して、例えば、同期回路を動作させて画
素Aを選択しパルス通電を行う。かかるパルス通電によ
り、画素Aに含まれる抵抗体が加熱し、画素Aの温度が
上昇する。抵抗体の温度は、パルス通電の回数により制
御することが好ましい。かかる通電の結果、バイマテリ
アルの原理により支持脚の撓み量(反り量)が変化す
る。画素Aの反射光量が所定の量となった段階で、画素
Aへの通電を終了する。支持脚のアルミニウム配線層
は、室温スパッタで形成しているため、このように支持
脚を加熱することにより、アルミニウム配線層が収縮す
る。なお、かかるアルミニウム配線層の収縮は、非可逆
工程である。次に、画素Aの隣の画素Bを選択し、同様
の通電を行い、反射光量の調整を行う。かかる通電工程
を全画素に対して順次行うことにより、全画素の反射光
量を均一にすることができる。
レイ110に対して、例えば、同期回路を動作させて画
素Aを選択しパルス通電を行う。かかるパルス通電によ
り、画素Aに含まれる抵抗体が加熱し、画素Aの温度が
上昇する。抵抗体の温度は、パルス通電の回数により制
御することが好ましい。かかる通電の結果、バイマテリ
アルの原理により支持脚の撓み量(反り量)が変化す
る。画素Aの反射光量が所定の量となった段階で、画素
Aへの通電を終了する。支持脚のアルミニウム配線層
は、室温スパッタで形成しているため、このように支持
脚を加熱することにより、アルミニウム配線層が収縮す
る。なお、かかるアルミニウム配線層の収縮は、非可逆
工程である。次に、画素Aの隣の画素Bを選択し、同様
の通電を行い、反射光量の調整を行う。かかる通電工程
を全画素に対して順次行うことにより、全画素の反射光
量を均一にすることができる。
【0047】以上のような補正工程が行われ、各画素の
撓み量が均一に補正された赤外線検出アレイのチップ5
1は、図7に示すような、全体が50で表される真空パ
ッケージにマウントされる。真空パッケージ50は、赤
外線を入射するための赤外透過窓52と読み出し光を入
出射するための可視透過窓53を有する。真空パッケー
ジ50にマウントするのは、熱絶縁構造部からの対流に
よる熱の放散を防止し、検出感度を向上させるためであ
る。
撓み量が均一に補正された赤外線検出アレイのチップ5
1は、図7に示すような、全体が50で表される真空パ
ッケージにマウントされる。真空パッケージ50は、赤
外線を入射するための赤外透過窓52と読み出し光を入
出射するための可視透過窓53を有する。真空パッケー
ジ50にマウントするのは、熱絶縁構造部からの対流に
よる熱の放散を防止し、検出感度を向上させるためであ
る。
【0048】図8に、赤外線検出アレイを応用した、全
体が90で表される、直視型の赤外線検出装置の概略図
を示す。直視型の赤外線検出装置90は、赤外線検出ア
レイをマウントした真空パッケージ50と、赤外線レン
ズ55、読み出し光学系56の3つを組み合わせて形成
されている。読み出し光学系56は、上述の読み出し光
学系80と同一の構成であっても良い。
体が90で表される、直視型の赤外線検出装置の概略図
を示す。直視型の赤外線検出装置90は、赤外線検出ア
レイをマウントした真空パッケージ50と、赤外線レン
ズ55、読み出し光学系56の3つを組み合わせて形成
されている。読み出し光学系56は、上述の読み出し光
学系80と同一の構成であっても良い。
【0049】赤外線検出装置90では、対象物から出た
赤外線が赤外線レンズ55を通り、真空パッケージ50
内の赤外線検出アレイに入射する。一方、読み出し光学
系56から出た光は、赤外線検出アレイに入射し、赤外
線検出アレイの反射板で反射された後、読み出し光とし
て赤外線検出装置90から出る。従って、かかる読み出
し光を、例えば目で直視することにより、対象物の画像
を得ることができる。なお、直視に限らず、読み出し光
学系の接眼部にCCDカメラなどを取り付けることによ
り、赤外画像をカメラで撮像できることはいうまでもな
い。
赤外線が赤外線レンズ55を通り、真空パッケージ50
内の赤外線検出アレイに入射する。一方、読み出し光学
系56から出た光は、赤外線検出アレイに入射し、赤外
線検出アレイの反射板で反射された後、読み出し光とし
て赤外線検出装置90から出る。従って、かかる読み出
し光を、例えば目で直視することにより、対象物の画像
を得ることができる。なお、直視に限らず、読み出し光
学系の接眼部にCCDカメラなどを取り付けることによ
り、赤外画像をカメラで撮像できることはいうまでもな
い。
【0050】なお、上述の赤外線検出器100では、支
持脚20、熱絶縁構造部30の材料として、酸化シリコ
ンを用いたが、かかる材料に代えて、窒化シリコン、酸
化シリコンと窒化シリコンの組み合わせ等を用いてもか
まわない。
持脚20、熱絶縁構造部30の材料として、酸化シリコ
ンを用いたが、かかる材料に代えて、窒化シリコン、酸
化シリコンと窒化シリコンの組み合わせ等を用いてもか
まわない。
【0051】また、抵抗体32の材料にチタンを用いた
が、撓み量を補正するための発熱に耐えうる他の金属を
用いても構わない。特に、窒化チタン、窒化タンタル、
タンタルは、金属の中では比較的抵抗率が高く、しかも
高温に耐えられる材料であるため好ましい。
が、撓み量を補正するための発熱に耐えうる他の金属を
用いても構わない。特に、窒化チタン、窒化タンタル、
タンタルは、金属の中では比較的抵抗率が高く、しかも
高温に耐えられる材料であるため好ましい。
【0052】また、支持脚20に含まれるアルミニウム
配線層に代えて、バイマテリアルを構成するもう一方の
材料(酸化シリコンや窒化シリコン)との熱膨張係数の
差が大きい他の金属層を用いても構わない。特に、窒化
チタン、チタン、アルミニウム、タングステン、金、
銅、白金は、酸化シリコン、窒化シリコンとの密着性が
よく、かつ熱膨張係数差も大きいことから、好ましい。
配線層に代えて、バイマテリアルを構成するもう一方の
材料(酸化シリコンや窒化シリコン)との熱膨張係数の
差が大きい他の金属層を用いても構わない。特に、窒化
チタン、チタン、アルミニウム、タングステン、金、
銅、白金は、酸化シリコン、窒化シリコンとの密着性が
よく、かつ熱膨張係数差も大きいことから、好ましい。
【0053】更に、上述のように、熱絶縁構造部の支持
角(撓み量)を補正するパルス通電が、画素ごとの反射
量が所定量になるまで1つの画素に対して通電を繰り返
すのではなく、全ての画素を走査するようにパルス通電
を行っても構わない。この場合、通電が必要な画素には
1パルスを通電し、通電が不要な画素には、パルスを通
電しない。このような工程で通電することにより、1つ
の画素に最初のパルス通電を行ってから、次のパルス通
電を行うまでの間隔は、他のすべての画素に対して通電
処理を行う時間となるため、パルス通電の間隔が十分に
長くとれる。このため、パルス通電による画素の温度上
昇の影響を排除して、室温における正確な反射光量が得
られるとともに、各画素を選択する走査回路が一定の速
度で制御できるため、走査回路の構成と駆動方法が容易
となる。
角(撓み量)を補正するパルス通電が、画素ごとの反射
量が所定量になるまで1つの画素に対して通電を繰り返
すのではなく、全ての画素を走査するようにパルス通電
を行っても構わない。この場合、通電が必要な画素には
1パルスを通電し、通電が不要な画素には、パルスを通
電しない。このような工程で通電することにより、1つ
の画素に最初のパルス通電を行ってから、次のパルス通
電を行うまでの間隔は、他のすべての画素に対して通電
処理を行う時間となるため、パルス通電の間隔が十分に
長くとれる。このため、パルス通電による画素の温度上
昇の影響を排除して、室温における正確な反射光量が得
られるとともに、各画素を選択する走査回路が一定の速
度で制御できるため、走査回路の構成と駆動方法が容易
となる。
【0054】実施の形態2.図9は、全体が200で表
される、本実施の形態にかかる赤外線検出器の斜視図で
ある。図9中、図1と同一符号は、同一又は相当箇所を
示す。赤外線検出器は、抵抗体32に代えて、p型シリ
コン領域35、n型シリコン領域36からなるpn接合
ダイオード37を含む。
される、本実施の形態にかかる赤外線検出器の斜視図で
ある。図9中、図1と同一符号は、同一又は相当箇所を
示す。赤外線検出器は、抵抗体32に代えて、p型シリ
コン領域35、n型シリコン領域36からなるpn接合
ダイオード37を含む。
【0055】図10は、赤外線検出器200の製造工程
の断面図である。図10は、図9のII−II方向に見た断
面図であり、図中、図4と同一符号は、同一又は相当箇
所を示す。製造方法は、以下の工程1〜5を含む。
の断面図である。図10は、図9のII−II方向に見た断
面図であり、図中、図4と同一符号は、同一又は相当箇
所を示す。製造方法は、以下の工程1〜5を含む。
【0056】工程1:図10(a)に示すように、上述
の実施の形態1と同様の方法で、シリコン基板1上に、
酸化シリコン層21までを形成する。続いて、酸化シリ
コン層21の上に、多結晶シリコン層37を形成する。
の実施の形態1と同様の方法で、シリコン基板1上に、
酸化シリコン層21までを形成する。続いて、酸化シリ
コン層21の上に、多結晶シリコン層37を形成する。
【0057】工程2:図10(b)に示すように、多結
晶シリコン膜37の全面に、例えば砒素等のn型イオン
38を注入する。
晶シリコン膜37の全面に、例えば砒素等のn型イオン
38を注入する。
【0058】工程3:図10(c)に示すように、レジ
ストマスク40を形成した後に、例えばボロン等のp型
イオン39を注入する。これにより、pn接合が形成で
きる。
ストマスク40を形成した後に、例えばボロン等のp型
イオン39を注入する。これにより、pn接合が形成で
きる。
【0059】工程4:図10(d)に示すように、多結
晶シリコン膜37の上にレジストマスク41を形成し、
塩素ガスプラズマを用いたエッチングにより、不要部分
の多結晶シリコン膜37を除去する。これにより、図9
に示すような、p型領域35、n型領域36からなる多
結晶シリコン膜37が形成できる。
晶シリコン膜37の上にレジストマスク41を形成し、
塩素ガスプラズマを用いたエッチングにより、不要部分
の多結晶シリコン膜37を除去する。これにより、図9
に示すような、p型領域35、n型領域36からなる多
結晶シリコン膜37が形成できる。
【0060】工程5:図10(e)に示すように、実施
の形態1と同様に、多結晶シリコン膜37の上に酸化シ
リコン膜22を形成し、CMPにより平坦化を行う。続
いて、アルミニウムからなる反射膜33を形成し、40
0℃でアニールを行う。更に、コンタクトホール26を
形成した後にアルミニウム配線層24を、室温スパッタ
で形成する。最後に、2フッ化キセノンで、犠牲層6を
溶解し、図9に示すような、赤外線検出器200が完成
する。
の形態1と同様に、多結晶シリコン膜37の上に酸化シ
リコン膜22を形成し、CMPにより平坦化を行う。続
いて、アルミニウムからなる反射膜33を形成し、40
0℃でアニールを行う。更に、コンタクトホール26を
形成した後にアルミニウム配線層24を、室温スパッタ
で形成する。最後に、2フッ化キセノンで、犠牲層6を
溶解し、図9に示すような、赤外線検出器200が完成
する。
【0061】図11は、赤外線検出器200を含む赤外
線検出アレイ210の回路図であり、図中、図3と同一
符号は、同一又は相当箇所を示す。かかる赤外線検出ア
レイは、画素選択のための制御素子としてダイオード1
55を用いた点以外は、実施の形態1にかかる赤外線検
出アレイ110と同じ構造である。
線検出アレイ210の回路図であり、図中、図3と同一
符号は、同一又は相当箇所を示す。かかる赤外線検出ア
レイは、画素選択のための制御素子としてダイオード1
55を用いた点以外は、実施の形態1にかかる赤外線検
出アレイ110と同じ構造である。
【0062】赤外線検出アレイ210では、各画素にお
いて、ダイオード156と抵抗体155とが直列に接続
されることになる。このダイオード156により電流の
逆流が防止できるため、各画素毎にスイッチングトラン
ジスタ154(図3参照)を用いなくても、画素選択が
可能となる。スイッチングトランジスタ154は、赤外
線検出アレイの行毎に設けられる。なお、回路上、赤外
線検出器200の回路は、ダイオード156と抵抗体1
55とが直列に接続して表されるが、構造上は、両成分
を有するpn接合ダイオードが使用される。なお、pn
接合ダイオードを複数形成して直列接続することによ
り、抵抗値の調整が可能となる。
いて、ダイオード156と抵抗体155とが直列に接続
されることになる。このダイオード156により電流の
逆流が防止できるため、各画素毎にスイッチングトラン
ジスタ154(図3参照)を用いなくても、画素選択が
可能となる。スイッチングトランジスタ154は、赤外
線検出アレイの行毎に設けられる。なお、回路上、赤外
線検出器200の回路は、ダイオード156と抵抗体1
55とが直列に接続して表されるが、構造上は、両成分
を有するpn接合ダイオードが使用される。なお、pn
接合ダイオードを複数形成して直列接続することによ
り、抵抗値の調整が可能となる。
【0063】赤外線検出アレイ210は、実施の形態1
と同様に、水平、垂直走査回路151、152を、外部
の画素選択同期回路72で駆動して各画素に通電するこ
とが可能である。実施の形態2にかかる赤外線検出アレ
イの配列数は、実施の形態1と同様に縦128個、横1
28個とした。また、各画素のたわみ量の補正手段につ
いても実施の形態1と同様の方法で行った。
と同様に、水平、垂直走査回路151、152を、外部
の画素選択同期回路72で駆動して各画素に通電するこ
とが可能である。実施の形態2にかかる赤外線検出アレ
イの配列数は、実施の形態1と同様に縦128個、横1
28個とした。また、各画素のたわみ量の補正手段につ
いても実施の形態1と同様の方法で行った。
【0064】赤外線検出アレイ210は、実施の形態と
同様に、図5に示すシステムを用いて熱絶縁構造部30
の支持角(撓み量)の補正を行う。
同様に、図5に示すシステムを用いて熱絶縁構造部30
の支持角(撓み量)の補正を行う。
【0065】撓み量が均一になるように補正されたチッ
プは、実施の形態1と同様に真空パッケージにマウント
でき、また、直視型の赤外線検出装置に使用することが
できる(図7、8参照)。
プは、実施の形態1と同様に真空パッケージにマウント
でき、また、直視型の赤外線検出装置に使用することが
できる(図7、8参照)。
【0066】このように、本実施の形態にかかる赤外線
検出アレイ210では、スイッチングトランジスタの数
が減るため、製造工程が簡略化される。
検出アレイ210では、スイッチングトランジスタの数
が減るため、製造工程が簡略化される。
【0067】実施の形態3.図12は、本実施の形態に
かかる赤外線検出アレイ220の回路図である。図中、
図11と同一符号は、同一又は相当箇所を示す。画素の
配列は、縦32個、横32個とし、各画素の配線をパッ
ド160と接続した。これにより、外部からパッドを介
して、各画素のダイオードに通電できる。このように、
赤外線検出アレイ220では、各画素の抵抗体をダイオ
ードで形成したため、水平走査回路、垂直走査回路を用
いなくても、画素を選択して通電することが可能であ
る。このため、アレイのチップの大きさの制約は受ける
が、比較的大規模のアレイを形成することが可能とな
る。なお、画素の配列を、縦32個、横32個としたの
は、アレイの周辺に、画素の個数に対応したパッド16
0が作製できる規模を考慮したもので、かかる配列に限
定されるものではない。
かかる赤外線検出アレイ220の回路図である。図中、
図11と同一符号は、同一又は相当箇所を示す。画素の
配列は、縦32個、横32個とし、各画素の配線をパッ
ド160と接続した。これにより、外部からパッドを介
して、各画素のダイオードに通電できる。このように、
赤外線検出アレイ220では、各画素の抵抗体をダイオ
ードで形成したため、水平走査回路、垂直走査回路を用
いなくても、画素を選択して通電することが可能であ
る。このため、アレイのチップの大きさの制約は受ける
が、比較的大規模のアレイを形成することが可能とな
る。なお、画素の配列を、縦32個、横32個としたの
は、アレイの周辺に、画素の個数に対応したパッド16
0が作製できる規模を考慮したもので、かかる配列に限
定されるものではない。
【0068】図13は、赤外線検出アレイ220の、各
画素の補正に用いられるシステムの概略図である。図
中、図5と同一符号は、同一又は相当箇所を示す。赤外
線検出アレイ220の補正は、上述の実施の形態1と同
様に、プロービング装置60に赤外線検出アレイ220
を含むチップ51を固定し、平面型黒体炉64を使って
赤外線がアレイの全面に均一に照射されるようにする。
アレイの反射面側には、実施の形態1と同様に、赤外線
が照射された画素の反射面の角度が変わるとその反射光
量が変わるように設計された、読み出し光学系80を配
置する。読み出し光学系80を通った読み出し光は、C
CDカメラ86の受光面に結像し検出される。画像解析
装置87により、検出された信号から、各画素の反射光
量が計算される。
画素の補正に用いられるシステムの概略図である。図
中、図5と同一符号は、同一又は相当箇所を示す。赤外
線検出アレイ220の補正は、上述の実施の形態1と同
様に、プロービング装置60に赤外線検出アレイ220
を含むチップ51を固定し、平面型黒体炉64を使って
赤外線がアレイの全面に均一に照射されるようにする。
アレイの反射面側には、実施の形態1と同様に、赤外線
が照射された画素の反射面の角度が変わるとその反射光
量が変わるように設計された、読み出し光学系80を配
置する。読み出し光学系80を通った読み出し光は、C
CDカメラ86の受光面に結像し検出される。画像解析
装置87により、検出された信号から、各画素の反射光
量が計算される。
【0069】一方、赤外線検出アレイ220にパルス通
電するための加熱電源70が、スイッチング回路73を
通してアレイに接続されている。加熱電源70およびス
イッチング回路73をオン状態にすることで、各画素の
抵抗体の温度が上昇し、支持脚の撓みの非可逆変化が生
じる。パルス通電がオフ状態の間に、CCDカメラ86
により反射光をモニターし、画素の反射光がある所定量
に達した場合に、その画素の通電をスイッチング回路を
制御して停止する。かかる工程を各画素に対して行うこ
とにより、赤外線検出アレイ220に含まれる全ての画
素の反射量を均一にする。
電するための加熱電源70が、スイッチング回路73を
通してアレイに接続されている。加熱電源70およびス
イッチング回路73をオン状態にすることで、各画素の
抵抗体の温度が上昇し、支持脚の撓みの非可逆変化が生
じる。パルス通電がオフ状態の間に、CCDカメラ86
により反射光をモニターし、画素の反射光がある所定量
に達した場合に、その画素の通電をスイッチング回路を
制御して停止する。かかる工程を各画素に対して行うこ
とにより、赤外線検出アレイ220に含まれる全ての画
素の反射量を均一にする。
【0070】かかる補正が行われたチップは、実施の形
態1と同様に、真空パッケージ50にマウントされ、ま
た、直視型の赤外線検出器90に組み込まれる(図7、
8参照)。
態1と同様に、真空パッケージ50にマウントされ、ま
た、直視型の赤外線検出器90に組み込まれる(図7、
8参照)。
【0071】実施の形態4.図14は、全体が300で
表される、本実施の形態にかかる赤外線検出器の断面図
である。また、図15は、赤外線検出器300の製造工
程における断面図である。図中、図1と同一符号は、同
一又は相当箇所を示し、また、かかる断面図は、図1の
I−Iに相当する部分での断面図である
表される、本実施の形態にかかる赤外線検出器の断面図
である。また、図15は、赤外線検出器300の製造工
程における断面図である。図中、図1と同一符号は、同
一又は相当箇所を示し、また、かかる断面図は、図1の
I−Iに相当する部分での断面図である
【0072】赤外線検出器300では、熱絶縁構造部3
0の酸化シリコン膜21中に、厚みを調整してシート抵
抗を略400Ω/□としたニクロムの薄膜が、赤外線吸
収膜42として設けられている。その他の構造は、図1
に示す赤外線検出器100と同じである。ここで、赤外
線吸収膜42と反射膜33との間の酸化シリコン膜の膜
厚は、略1.2μmであることが好ましい。これは、酸
化シリコン膜の膜厚を略1.2μmとすると、波長10
μmの赤外線に対する光学膜厚が2.5μm程度とな
り、最も吸収率が高くなるからである。なお、波長10
μmの赤外線に対する吸収率が最大となるように設計す
るのは、室温近傍の対象物が発する赤外線のエネルギー
放射率が、波長10μm近傍で最も大きく、この波長の
吸収効率を上げることにより、赤外線検出器の検出感度
が向上するためである。
0の酸化シリコン膜21中に、厚みを調整してシート抵
抗を略400Ω/□としたニクロムの薄膜が、赤外線吸
収膜42として設けられている。その他の構造は、図1
に示す赤外線検出器100と同じである。ここで、赤外
線吸収膜42と反射膜33との間の酸化シリコン膜の膜
厚は、略1.2μmであることが好ましい。これは、酸
化シリコン膜の膜厚を略1.2μmとすると、波長10
μmの赤外線に対する光学膜厚が2.5μm程度とな
り、最も吸収率が高くなるからである。なお、波長10
μmの赤外線に対する吸収率が最大となるように設計す
るのは、室温近傍の対象物が発する赤外線のエネルギー
放射率が、波長10μm近傍で最も大きく、この波長の
吸収効率を上げることにより、赤外線検出器の検出感度
が向上するためである。
【0073】次に、図15を参照しながら、赤外線検出
器300の製造方法について説明する。図15中、図4
と同一符号は、同一又は相当箇所を示す。かかる製造方
法は、以下の工程1〜4を含む。
器300の製造方法について説明する。図15中、図4
と同一符号は、同一又は相当箇所を示す。かかる製造方
法は、以下の工程1〜4を含む。
【0074】工程1:実施の形態1と同様に、シリコン
基板1の上に犠牲層6まで順次形成し、続いて、酸化シ
リコン膜21を形成する。かかる工程では、酸化シリコ
ン膜21を2層に分けて形成する。酸化シリコン膜21
の形成は、まず、1層目の酸化シリコン膜を形成し、そ
の上にニクロムの薄膜からなる赤外線吸収膜37を形成
し、更に、赤外線吸収膜37を覆うように2層目の酸化
シリコン膜を形成して行う。1層面の酸化シリコン膜
は、なるべく薄くすることが好ましい。赤外線吸収膜3
7となるニクロム薄膜は、好適にはシート抵抗が100
〜500Ω/□であり、更に好適には300〜400Ω
/□になるように、膜厚が調整される。赤外線吸収膜3
7のパターニングは、フォトリソグラフィ工程とイオン
ミリング工程により行われる。
基板1の上に犠牲層6まで順次形成し、続いて、酸化シ
リコン膜21を形成する。かかる工程では、酸化シリコ
ン膜21を2層に分けて形成する。酸化シリコン膜21
の形成は、まず、1層目の酸化シリコン膜を形成し、そ
の上にニクロムの薄膜からなる赤外線吸収膜37を形成
し、更に、赤外線吸収膜37を覆うように2層目の酸化
シリコン膜を形成して行う。1層面の酸化シリコン膜
は、なるべく薄くすることが好ましい。赤外線吸収膜3
7となるニクロム薄膜は、好適にはシート抵抗が100
〜500Ω/□であり、更に好適には300〜400Ω
/□になるように、膜厚が調整される。赤外線吸収膜3
7のパターニングは、フォトリソグラフィ工程とイオン
ミリング工程により行われる。
【0075】工程2:図15(b)に示すように、酸化
シリコン膜21上に、チタンからなる抵抗体32を形成
し、その上に、酸化シリコン層22の堆積、CMPによ
る平坦化を行う。抵抗体32は蛇行形状とする。酸化シ
リコン膜22の膜厚は、赤外線吸収膜37と反射膜33
との距離が略1.2μmとなるように調整する。このよ
うに、酸化シリコンの屈折率を考慮すると、赤外線吸収
膜37上の誘電体の光学膜厚が、略位2.5μmとな
る。かかる状態で、約400℃の温度でアニールを行
う。
シリコン膜21上に、チタンからなる抵抗体32を形成
し、その上に、酸化シリコン層22の堆積、CMPによ
る平坦化を行う。抵抗体32は蛇行形状とする。酸化シ
リコン膜22の膜厚は、赤外線吸収膜37と反射膜33
との距離が略1.2μmとなるように調整する。このよ
うに、酸化シリコンの屈折率を考慮すると、赤外線吸収
膜37上の誘電体の光学膜厚が、略位2.5μmとな
る。かかる状態で、約400℃の温度でアニールを行
う。
【0076】工程3、4:図15(c)、(d)に示す
ように、実施の形態1と同様に、アルミニウム配線層2
4を室温スパッタで形成した後に、犠牲層6を溶解す
る。以上の工程で、図14に示す赤外線検出器300が
完成する。
ように、実施の形態1と同様に、アルミニウム配線層2
4を室温スパッタで形成した後に、犠牲層6を溶解す
る。以上の工程で、図14に示す赤外線検出器300が
完成する。
【0077】複数の赤外線検出器300を含む赤外線検
出アレイ310は、図5に示す補正システムにセットさ
れ、実施の形態1と同じ方法で、各画素の撓み量の補正
を行う。
出アレイ310は、図5に示す補正システムにセットさ
れ、実施の形態1と同じ方法で、各画素の撓み量の補正
を行う。
【0078】撓み量が均一になるように補正された赤外
線検出アレイ310を含むチップは、実施の形態1と同
様に、真空パッケージ51にマウントされ、また、直視
型の赤外線検出装置にセットされる(図7、8参照)。
線検出アレイ310を含むチップは、実施の形態1と同
様に、真空パッケージ51にマウントされ、また、直視
型の赤外線検出装置にセットされる(図7、8参照)。
【0079】本実施の形態にかかる赤外線検出アレイ3
10は、赤外線吸収膜37を含み、更には、赤外線吸収
膜37と反射膜33との間隔を所定の間隔としたため、
赤外線の検出感度が向上する。
10は、赤外線吸収膜37を含み、更には、赤外線吸収
膜37と反射膜33との間隔を所定の間隔としたため、
赤外線の検出感度が向上する。
【0080】実施の形態5.図16は、全体が400で
表される、実施の形態5にかかる赤外線検出器の斜視図
である。図中、図1と同一符号は、同一又は相当箇所を
示す。赤外線検出器400は、読み出し光の反射部45
を、熱絶縁構造部30とは別に形成した点に特徴があ
る。他の構造は、赤外線検出器100と同じである。反
射部45は、熱絶縁構造部30の上に形成され、酸化シ
リコン膜46と反射膜33から形成されている。かかる
構造を用いることにより、熱絶縁構造部30や支持脚2
0に撓み変形が発生した場合でも、反射部45はその影
響を受けることがなく、反射面の平坦が保持できる。
表される、実施の形態5にかかる赤外線検出器の斜視図
である。図中、図1と同一符号は、同一又は相当箇所を
示す。赤外線検出器400は、読み出し光の反射部45
を、熱絶縁構造部30とは別に形成した点に特徴があ
る。他の構造は、赤外線検出器100と同じである。反
射部45は、熱絶縁構造部30の上に形成され、酸化シ
リコン膜46と反射膜33から形成されている。かかる
構造を用いることにより、熱絶縁構造部30や支持脚2
0に撓み変形が発生した場合でも、反射部45はその影
響を受けることがなく、反射面の平坦が保持できる。
【0081】なお、複数の赤外線検出器400を含む赤
外線検出アレイ410は、実施の形態1の赤外線検出ア
レイ110と同様に、画素を縦128個、横128個に
配列し、画素選択同期回路でシリコン基板1中の走査回
路を駆動することにより、外部から各画素の抵抗体に通
電できるようになっている。
外線検出アレイ410は、実施の形態1の赤外線検出ア
レイ110と同様に、画素を縦128個、横128個に
配列し、画素選択同期回路でシリコン基板1中の走査回
路を駆動することにより、外部から各画素の抵抗体に通
電できるようになっている。
【0082】次に、図17を参照しながら、赤外線検出
器400の製造方法について説明する。図17は、図1
6の、III−IIIにおける断面図である。かかる製造方法
は、以下の工程1〜4を含む。
器400の製造方法について説明する。図17は、図1
6の、III−IIIにおける断面図である。かかる製造方法
は、以下の工程1〜4を含む。
【0083】工程1:図17(a)に示すように、実施
の形態1と同じ工程で、シリコン基板1の上に、酸化シ
リコン層22まで形成する。
の形態1と同じ工程で、シリコン基板1の上に、酸化シ
リコン層22まで形成する。
【0084】工程2:図17(b)に示すように、多結
晶シリコンからなる犠牲層47を全面に堆積させる。続
いて、フォトリソグラフィ工程と、塩素ガスプラズマを
用いたエッチング工程により、反射部45の支柱48と
なる部分の犠牲層47を除去する。続いて、犠牲層47
の上に、反射部45を構成する酸化シリコン膜46を形
成し、CMPにより平坦化して反射部45の形状にパタ
ーニングする。平坦化した酸化シリコン膜46の上に、
アルミニウム膜を形成し、フォトリソグラフィ工程と、
塩素ガスプラズマを用いたエッチング工程によりパター
ニングして反射膜33を形成する。この段階で、熱絶縁
構造部30、反射部45の作製が完了したため、約40
0℃の温度でアニールを行い、400℃以下の温度では
熱絶縁構造部30、反射部45の非可逆的変形が生じな
いようにする。
晶シリコンからなる犠牲層47を全面に堆積させる。続
いて、フォトリソグラフィ工程と、塩素ガスプラズマを
用いたエッチング工程により、反射部45の支柱48と
なる部分の犠牲層47を除去する。続いて、犠牲層47
の上に、反射部45を構成する酸化シリコン膜46を形
成し、CMPにより平坦化して反射部45の形状にパタ
ーニングする。平坦化した酸化シリコン膜46の上に、
アルミニウム膜を形成し、フォトリソグラフィ工程と、
塩素ガスプラズマを用いたエッチング工程によりパター
ニングして反射膜33を形成する。この段階で、熱絶縁
構造部30、反射部45の作製が完了したため、約40
0℃の温度でアニールを行い、400℃以下の温度では
熱絶縁構造部30、反射部45の非可逆的変形が生じな
いようにする。
【0085】工程3:図17(c)に示すように、支持
脚20上の犠牲層47を除去し、反射部45に犠牲層4
7を残す。続いて、コンタクトホール26を形成した
後、アルミニウム層を室温スパッタで形成する。更に、
アルミニウム層をパターニングして、支持脚20上にア
ルミニウム配線層24を形成する。これにより、支持脚
20が酸化シリコンとアルミニウムとの2層構造とな
り、バイマテリアルの効果が得られる。また、アルミニ
ウム層は室温スパッタで形成されたので、室温以上の温
度が与えられた場合、非可逆的変形を生じる。
脚20上の犠牲層47を除去し、反射部45に犠牲層4
7を残す。続いて、コンタクトホール26を形成した
後、アルミニウム層を室温スパッタで形成する。更に、
アルミニウム層をパターニングして、支持脚20上にア
ルミニウム配線層24を形成する。これにより、支持脚
20が酸化シリコンとアルミニウムとの2層構造とな
り、バイマテリアルの効果が得られる。また、アルミニ
ウム層は室温スパッタで形成されたので、室温以上の温
度が与えられた場合、非可逆的変形を生じる。
【0086】工程4:図17(d)に示すように、2フ
ッ化キセノンを用いて、犠牲層6、47を溶解すること
により、図16に示す赤外線検出器400が完成する。
ッ化キセノンを用いて、犠牲層6、47を溶解すること
により、図16に示す赤外線検出器400が完成する。
【0087】複数の赤外線検出器400を含む赤外線検
出アレイ410は、図5に示すシステムにセットされ、
実施の形態1と同様の方法で各画素の撓み量の補正が行
われる。各画素の撓み量が均一になるように補正された
チップは、実施の形態1と同様に真空パッケージ50に
マウントされ、また、直視型の赤外線検出器90に搭載
される(図7、8参照)。
出アレイ410は、図5に示すシステムにセットされ、
実施の形態1と同様の方法で各画素の撓み量の補正が行
われる。各画素の撓み量が均一になるように補正された
チップは、実施の形態1と同様に真空パッケージ50に
マウントされ、また、直視型の赤外線検出器90に搭載
される(図7、8参照)。
【0088】実施の形態6.図18は、全体が500で
表される、本実施の形態にかかる赤外線検出器の断面図
であり、図中、図16と同一符号は、同一又は相当箇所
を示す。また、図18は、図16のIII−IIIにおける断
面図に相当する。
表される、本実施の形態にかかる赤外線検出器の断面図
であり、図中、図16と同一符号は、同一又は相当箇所
を示す。また、図18は、図16のIII−IIIにおける断
面図に相当する。
【0089】赤外線検出器500は、実施の形態5にか
かる赤外線検出器400が、更に、赤外線吸収膜37を
含む構造となっている。赤外線吸収膜37となるニクロ
ム薄膜のシート抵抗は、好適には100〜500Ω/□
であり、更に好適には300〜400Ω/□である。
かる赤外線検出器400が、更に、赤外線吸収膜37を
含む構造となっている。赤外線吸収膜37となるニクロ
ム薄膜のシート抵抗は、好適には100〜500Ω/□
であり、更に好適には300〜400Ω/□である。
【0090】かかる構造では、赤外線吸収膜−誘電体膜
−反射膜による共振吸収構造を形成するため、赤外線吸
収率が高くなる。また、赤外線吸収膜37を含む熱絶縁
構造部30と反射部45とを分離した構造とすることに
より、熱絶縁構造部30や支持脚20に撓み変形が発生
しても、反射部45はその影響を受けることがなく、反
射面の平坦性が保持できる。
−反射膜による共振吸収構造を形成するため、赤外線吸
収率が高くなる。また、赤外線吸収膜37を含む熱絶縁
構造部30と反射部45とを分離した構造とすることに
より、熱絶縁構造部30や支持脚20に撓み変形が発生
しても、反射部45はその影響を受けることがなく、反
射面の平坦性が保持できる。
【0091】赤外線検出器500の製造方法は、まず、
実施の形態4の方法により赤外線吸収膜37を含む熱絶
縁構造部30を形成し、続いて、実施の形態5の方法に
より反射部45を形成する。各画素の撓み量の補正は、
実施の形態1と同じ方法で行われる。撓み量が均一にな
るように補正されたチップは、実施の形態1と同様に真
空パッケージ50にマウントされ、また、直視型の赤外
線検出器90に搭載される(図7、8参照)。
実施の形態4の方法により赤外線吸収膜37を含む熱絶
縁構造部30を形成し、続いて、実施の形態5の方法に
より反射部45を形成する。各画素の撓み量の補正は、
実施の形態1と同じ方法で行われる。撓み量が均一にな
るように補正されたチップは、実施の形態1と同様に真
空パッケージ50にマウントされ、また、直視型の赤外
線検出器90に搭載される(図7、8参照)。
【0092】実施の形態7.図19は、全体が600で
表される、本実施の形態にかかる赤外線検出器であり、
図19(a)に上面図を、図19(b)に、図19
(a)のIV−IVにおける断面図を示す。図中、図1と同
一符号は、同一又は相当箇所を示す。
表される、本実施の形態にかかる赤外線検出器であり、
図19(a)に上面図を、図19(b)に、図19
(a)のIV−IVにおける断面図を示す。図中、図1と同
一符号は、同一又は相当箇所を示す。
【0093】赤外線検出器600は、シリコン基板1上
に反射ミラー15が設けられ、その上方の、熱絶縁構造
部30の上面に、ハーフミラー16が設けられている。
反射ミラー15とハーフミラー16は、略平行に配置さ
れている。他の構造は、赤外線検出器100と同じであ
る。
に反射ミラー15が設けられ、その上方の、熱絶縁構造
部30の上面に、ハーフミラー16が設けられている。
反射ミラー15とハーフミラー16は、略平行に配置さ
れている。他の構造は、赤外線検出器100と同じであ
る。
【0094】かかる構造では、熱絶縁構造部30の上部
から読み出し光が照射されると、ハーフミラー16で反
射された読み出し光と、ハーフミラー16を透過して反
射ミラー15で反射された読み出し光との間で干渉が生
じる。かかる干渉状態は、熱絶縁構造部30の撓み量
(支持角)により変化するため、反射光が撓み量に応じ
て変化することになる。なお、読み出し光の反射に必要
な反射ミラー15は、赤外線を遮光するため、面積を大
きくすると赤外線検出器600の検出感度が低下する。
従って、反射ミラー15の面積は、読み出し光の干渉を
起させるのに必要な最低限度の面積とすることが好まし
い。
から読み出し光が照射されると、ハーフミラー16で反
射された読み出し光と、ハーフミラー16を透過して反
射ミラー15で反射された読み出し光との間で干渉が生
じる。かかる干渉状態は、熱絶縁構造部30の撓み量
(支持角)により変化するため、反射光が撓み量に応じ
て変化することになる。なお、読み出し光の反射に必要
な反射ミラー15は、赤外線を遮光するため、面積を大
きくすると赤外線検出器600の検出感度が低下する。
従って、反射ミラー15の面積は、読み出し光の干渉を
起させるのに必要な最低限度の面積とすることが好まし
い。
【0095】次に、図20を参照しながら赤外線検出器
600の製造方法について説明する。かかる製造方法
は、以下の工程1〜5を含む。
600の製造方法について説明する。かかる製造方法
は、以下の工程1〜5を含む。
【0096】工程1:図20(a)に示すように、回路
部10が形成されたシリコン基板1上に、保護膜2を形
成する。次に、アルミニウム層を保護膜2の上に形成
し、フォトリソグラフィ工程とエッチング工程とを用い
て反射ミラー15を形成する。続いて、反射ミラー15
の上に犠牲層6を形成し、更に、酸化シリコン膜21を
形成する。
部10が形成されたシリコン基板1上に、保護膜2を形
成する。次に、アルミニウム層を保護膜2の上に形成
し、フォトリソグラフィ工程とエッチング工程とを用い
て反射ミラー15を形成する。続いて、反射ミラー15
の上に犠牲層6を形成し、更に、酸化シリコン膜21を
形成する。
【0097】工程2:図20(b)に示すように、蛇行
形状の抵抗体(図示せず)を形成した後、酸化シリコン
膜22を形成する。酸化シリコン膜22をCMPにより
平坦化した後に、絶縁層23(酸化シリコン膜21、2
2)を支持脚20と熱絶縁構造部30の形状にパターニ
ングする。
形状の抵抗体(図示せず)を形成した後、酸化シリコン
膜22を形成する。酸化シリコン膜22をCMPにより
平坦化した後に、絶縁層23(酸化シリコン膜21、2
2)を支持脚20と熱絶縁構造部30の形状にパターニ
ングする。
【0098】工程3:図20(c)に示すように、酸化
シリコン膜22の上にクロム層を形成し、フォトリソグ
ラフィ工程とエッチング工程によりパターニングして、
ハーフミラー16とする。ハーフミラー16は、反射ミ
ラー15の上方に形成される。かかる段階で、熱絶縁構
造部30の作製が完了するため、約400℃の温度でア
ニールを行う。これにより、400℃以下の温度では、
熱絶縁構造部30の非可逆的変形が生じないようにな
る。
シリコン膜22の上にクロム層を形成し、フォトリソグ
ラフィ工程とエッチング工程によりパターニングして、
ハーフミラー16とする。ハーフミラー16は、反射ミ
ラー15の上方に形成される。かかる段階で、熱絶縁構
造部30の作製が完了するため、約400℃の温度でア
ニールを行う。これにより、400℃以下の温度では、
熱絶縁構造部30の非可逆的変形が生じないようにな
る。
【0099】工程4:図20(d)に示すように、実施
の形態1と同様の工程でアルミニウム配線層24を室温
スパッタで形成する。支持脚20は、絶縁層23とアル
ミニウム配線層24の2層構造となり、バイマテリアル
の効果が得られる。また、アルミニウム配線層は室温ス
パッタで形成されたので、室温より高い温度に加熱され
ると非可逆的変形を生じる。
の形態1と同様の工程でアルミニウム配線層24を室温
スパッタで形成する。支持脚20は、絶縁層23とアル
ミニウム配線層24の2層構造となり、バイマテリアル
の効果が得られる。また、アルミニウム配線層は室温ス
パッタで形成されたので、室温より高い温度に加熱され
ると非可逆的変形を生じる。
【0100】工程5:図20(e)に示すように、2フ
ッ化キセノンで犠牲層6を溶解して、赤外線検出器60
0が完成する。
ッ化キセノンで犠牲層6を溶解して、赤外線検出器60
0が完成する。
【0101】次に、赤外線検出器600を含む赤外線検
出アレイ610が、図5に示すシステムにセットされ、
実施の形態1と同様の方法で各画素の撓み量の補正が行
われる。各画素の撓み量が均一になるように補正された
チップは、実施の形態1と同様に真空パッケージ50に
マウントされ、また、直視型の赤外線検出器90に搭載
される(図7、8参照)。
出アレイ610が、図5に示すシステムにセットされ、
実施の形態1と同様の方法で各画素の撓み量の補正が行
われる。各画素の撓み量が均一になるように補正された
チップは、実施の形態1と同様に真空パッケージ50に
マウントされ、また、直視型の赤外線検出器90に搭載
される(図7、8参照)。
【0102】赤外線検出器600では、熱絶縁構造部3
0に上方から読み出し光が照射すると、読み出し光の反
射強度は、画素毎に設けられた反射ミラー15とハーフ
ミラー16の干渉条件によって決まる。干渉された反射
光を、全ての画素で均一とするための補正には、実施の
形態1と同様の補正方法が用いられる。即ち、図5に示
すように、赤外線検出アレイを含むチップ51がプロー
ビング装置60にセットされ、外部電源やパルス発生器
に電気的に接続される。アレイの赤外線の吸収面側に
は、平面型黒体炉64が配置され、アレイの赤外線吸収
面に対して、赤外線が均一に照射される。
0に上方から読み出し光が照射すると、読み出し光の反
射強度は、画素毎に設けられた反射ミラー15とハーフ
ミラー16の干渉条件によって決まる。干渉された反射
光を、全ての画素で均一とするための補正には、実施の
形態1と同様の補正方法が用いられる。即ち、図5に示
すように、赤外線検出アレイを含むチップ51がプロー
ビング装置60にセットされ、外部電源やパルス発生器
に電気的に接続される。アレイの赤外線の吸収面側に
は、平面型黒体炉64が配置され、アレイの赤外線吸収
面に対して、赤外線が均一に照射される。
【0103】一方、読み出し光の反射面側には、読み出
し光学系80を配置する。読み出し光学系80にはいく
つかの構造があるが、図21はその一例である。図21
の読み出し光学系では、読み出し用の光源をレーザーダ
イオード81として、コリメータレンズ82とビームス
プリッタ83により、赤外線検出アレイを含むチップ5
1の反射面側に垂直に、平行光を入射させる。なお、ア
レイの反射面側の近傍には、読み出し光を、各画素のハ
ーフミラー16と反射ミラー15のみに照射するための
スリット87が配置され、ハーフミラー16を透過した
読み出し光以外は遮光するようにする。これにより、反
射された読み出し光は、ハーフミラー16と反射ミラー
15による干渉光のみとなり、読み出し光の変調率が向
上する。スリット87を通過した光は、ハーフミラー1
6と反射ミラー15により、画素の撓み量に応じた干渉
を受け、再度、スリット87を通過する。スリット87
を通過した干渉光は、レンズ84によりCCDカメラ8
6の受光面に結像させ、各画素の干渉光を信号として捕
らえられる。このようにして検出された信号は、実施の
形態1と同様の方法で、各画素の撓み量の補正に用いら
れる。
し光学系80を配置する。読み出し光学系80にはいく
つかの構造があるが、図21はその一例である。図21
の読み出し光学系では、読み出し用の光源をレーザーダ
イオード81として、コリメータレンズ82とビームス
プリッタ83により、赤外線検出アレイを含むチップ5
1の反射面側に垂直に、平行光を入射させる。なお、ア
レイの反射面側の近傍には、読み出し光を、各画素のハ
ーフミラー16と反射ミラー15のみに照射するための
スリット87が配置され、ハーフミラー16を透過した
読み出し光以外は遮光するようにする。これにより、反
射された読み出し光は、ハーフミラー16と反射ミラー
15による干渉光のみとなり、読み出し光の変調率が向
上する。スリット87を通過した光は、ハーフミラー1
6と反射ミラー15により、画素の撓み量に応じた干渉
を受け、再度、スリット87を通過する。スリット87
を通過した干渉光は、レンズ84によりCCDカメラ8
6の受光面に結像させ、各画素の干渉光を信号として捕
らえられる。このようにして検出された信号は、実施の
形態1と同様の方法で、各画素の撓み量の補正に用いら
れる。
【0104】各画素の撓み量が均一になるように補正さ
れたチップは、実施の形態1と同様に真空パッケージ5
0にマウントされ、また、直視型の赤外線検出器90に
搭載される(図7、8参照)。
れたチップは、実施の形態1と同様に真空パッケージ5
0にマウントされ、また、直視型の赤外線検出器90に
搭載される(図7、8参照)。
【0105】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にかかる赤外線検出アレイでは、固定ノイズパターンの
無い赤外線検出アレイを提供できる。
にかかる赤外線検出アレイでは、固定ノイズパターンの
無い赤外線検出アレイを提供できる。
【0106】また、本発明にかかる製造方法では、安価
な方法で、各画素の反射量が調整でき、固定ノイズパタ
ーンの無い赤外線検出アレイを作製できる。
な方法で、各画素の反射量が調整でき、固定ノイズパタ
ーンの無い赤外線検出アレイを作製できる。
【0107】また、本発明にかかる赤外線検出アレイの
製造方法では、反射膜に影響を与えることなく、反射量
の調整が可能となる。
製造方法では、反射膜に影響を与えることなく、反射量
の調整が可能となる。
【図1】 本発明の実施の形態1にかかる赤外線検出器
の斜視図である。
の斜視図である。
【図2】 本発明の実施の形態1にかかる赤外線検出ア
レイの上面図である。
レイの上面図である。
【図3】 本発明の実施の形態1にかかる赤外線検出ア
レイの回路図である。
レイの回路図である。
【図4】 本発明の実施の形態1にかかる赤外線検出ア
レイの製造工程の断面図である。
レイの製造工程の断面図である。
【図5】 本発明の実施の形態1にかかる補正システム
の概略図である。
の概略図である。
【図6】 読み出し光学系の概略図である。
【図7】 真空パッケージの概略図である。
【図8】 直視型の赤外線検出装置の概略図である
【図9】 本発明の実施の形態2にかかる赤外線検出器
の斜視図である。
の斜視図である。
【図10】 本発明の実施の形態2にかかる赤外線検出
アレイの製造工程の断面図である。
アレイの製造工程の断面図である。
【図11】 本発明の実施の形態2にかかる赤外線検出
アレイの回路図である。
アレイの回路図である。
【図12】 本発明の実施の形態3にかかる赤外線検出
アレイの回路図である。
アレイの回路図である。
【図13】 本発明の実施の形態3にかかる補正システ
ムの概略図である。
ムの概略図である。
【図14】 本発明の実施の形態4にかかる赤外線検出
器の断面図である。
器の断面図である。
【図15】 本発明の実施の形態4にかかる赤外線検出
アレイの製造工程の断面図である。
アレイの製造工程の断面図である。
【図16】 本発明の実施の形態5にかかる赤外線検出
器の斜視図である。
器の斜視図である。
【図17】 本発明の実施の形態5にかかる赤外線検出
アレイの製造工程の断面図である。
アレイの製造工程の断面図である。
【図18】 本発明の実施の形態6にかかる赤外線検出
アレイの断面図である。
アレイの断面図である。
【図19】 本発明の実施の形態7にかかる赤外線検出
アレイの上面図及び断面図である。
アレイの上面図及び断面図である。
【図20】 本発明の実施の形態7にかかる赤外線検出
アレイの製造工程の断面図である。
アレイの製造工程の断面図である。
【図21】 読み出し光学系の概略図である。
【図22】 従来の赤外線検出器の断面図である。
【図23】 従来の赤外線検出器の断面図である。
1 シリコン基板、2 酸化シリコン膜、11 支持
部、20 支持脚、21酸化シリコン層、23 絶縁
層、24 アルミニウム配線層、30 熱絶縁構造部、
31 絶縁層、32 抵抗体、33 反射膜、34 コ
ンタクト部、100 赤外線検出器。
部、20 支持脚、21酸化シリコン層、23 絶縁
層、24 アルミニウム配線層、30 熱絶縁構造部、
31 絶縁層、32 抵抗体、33 反射膜、34 コ
ンタクト部、100 赤外線検出器。
─────────────────────────────────────────────────────
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(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
G01J 5/40 G01J 5/40
H01L 27/14 H01L 27/14 K
Fターム(参考) 2G065 AA04 AB02 BA14 BA34 CA30
2G066 BA20 BA55 CB03
4M118 AA06 AB01 AB10 BA05 BA14
CA20 CA34 CA35 CB14 EA04
EA20 FA06 FB09 FB17 GA05
GA08 GA10 HA01 HA36
Claims (18)
- 【請求項1】 複数の赤外線検出器が基板上にマトリッ
クス状に配置された赤外線検出アレイであって、該赤外
線検出器が、 a)一端が基板に固定された支持脚であって、絶縁層と
配線層との積層構造を有する支持脚と、 b)該支持脚に支持された熱絶縁構造部であって、赤外
線の入射側となる第1面と、読み出し光の入射側となる
第2面を有する絶縁層と、該絶縁層の第2面に形成され
た反射膜と、該配線層に接続された抵抗体とを有する熱
絶縁構造部とを含み、 該赤外線により検出温度に加熱された該支持脚が可逆的
に撓むことにより、該反射膜に入射した該読み出し光の
反射方向を変える赤外線検出器からなり、 該配線層を介して該抵抗体に通電し、該検出温度より高
い温度に該支持脚を加熱することにより、該支持脚が非
可逆的に撓むようにしたことを特徴とする赤外線検出ア
レイ。 - 【請求項2】 更に、行方向に並んだ上記赤外線検出器
の上記抵抗体の一端がそれぞれ接続された複数の行配線
と、 列方向に並んだ上記赤外線検出器の該抵抗体の他端がそ
れぞれ接続された複数の列配線と、 複数の該行配線から任意の行配線を選択する垂直走査回
路と、 複数の該列配線から任意の列配線を選択する水平走査回
路と、 夫々の該赤外線検出器に含まれ、該抵抗体に直列に接続
された制御素子とを含み、 該垂直走査回路と該水平走査回路により行と列が選択さ
れた該赤外線検出器の該制御素子を用いて、該抵抗体に
通電することを特徴とする請求項1に記載の赤外線検出
アレイ。 - 【請求項3】 上記制御素子が、トランジスタ及びダイ
オードから選択された1つの素子であることを特徴とす
る請求項2に記載の赤外線検出アレイ。 - 【請求項4】 上記抵抗体が、チタン、タンタル、窒化
チタン、及び窒化タンタルからなる群から選択される元
素を主成分とすることを特徴とする請求項1に記載の赤
外線検出アレイ。 - 【請求項5】 上記抵抗体が、ダイオードであることを
特徴とする請求項1に記載の赤外線検出アレイ。 - 【請求項6】 上記ダイオードが、不純物としてホウ素
を含むn型シリコン層と、不純物として砒素又はアンチ
モンを含むp型シリコン層を接合させたpn接合ダイオ
ードからなることを特徴とする請求項5に記載の赤外線
検出アレイ。 - 【請求項7】 更に、行方向に並んだ上記赤外線検出器
の上記ダイオードの一端がそれぞれ接続された複数の行
配線と、 列方向に並んだ該赤外線検出器の上記ダイオードの他端
がそれぞれ接続された複数の列配線と、 複数の該行配線から任意の行配線を選択する垂直走査回
路と、 複数の該列配線から任意の列配線を選択する水平走査回
路とを含み、 該垂直走査回路と該水平走査回路により行と列が選択さ
れた該赤外線検出器の該ダイオードに通電することを特
徴とする請求項5に記載の赤外線検出アレイ。 - 【請求項8】 上記支持脚を構成する上記絶縁層と上記
配線層が、互いに熱膨張係数の異なるセラミック層と金
属層からなることを特徴とする請求項1に記載の赤外線
検出アレイ。 - 【請求項9】 上記セラミック層が、酸化シリコン層、
窒化シリコン層、及び酸窒化シリコン膜から選択される
1つの層を含み、 上記金属層が、チタン、窒化チタン、アルミニウム、タ
ングステン、金、銅、白金からなる群から選択される元
素を主成分とする層であることを特徴とする請求項8に
記載の赤外線検出アレイ。 - 【請求項10】 上記絶縁層の第2面上に、該絶縁層と
略平行に、支柱で支持された絶縁板を含み、該絶縁板上
に上記反射膜が形成されたことを特徴とする請求項1に
記載の赤外線検出アレイ。 - 【請求項11】 上記熱絶縁構造部が、上記抵抗体より
上記第1面側に、赤外線吸収膜を含み、該赤外線吸収膜
のシート抵抗が、略100〜略500Ω/□であること
を特徴とする請求項1に記載の赤外線検出アレイ。 - 【請求項12】 上記熱絶縁構造部に含まれる、上記赤
外線吸収膜と上記反射膜との間の上記絶縁層の光学膜厚
が、波長10μmの赤外線に対して略2.5μmである
ことを特徴とする請求項11に記載の赤外線検出アレ
イ。 - 【請求項13】 複数の赤外線検出器が基板上にマトリ
ックス状に配置された赤外線検出アレイであって、該赤
外線検出器が、 a)一端が基板に固定された支持脚であって、絶縁層と
配線層との積層構造を有する支持脚と、 b)該支持脚に支持された熱絶縁構造部であって、赤外
線が入射する第1面と、読み出し光が入射する第2面を
有する絶縁層と、該読み出し光の一部を透過し他を反射
するハーフミラー層と、該配線層に接続された抵抗体と
を有する熱絶縁構造部と、 c)該基板上に設けられ、該ハーフミラー層を透過した
該読み出し光を反射し、該ハーフミラー層で反射した該
読み出し光と、該ミラー層で反射した該読み出し光とを
干渉させて干渉光を形成するミラー層とを含み、 該赤外線により検出温度に加熱された該支持脚が可逆的
に撓むことにより、該干渉光の光強度を変える赤外線検
出器からなり、 該配線層を介して該抵抗体に通電し、該検出温度より高
い温度に該支持脚を加熱することにより、該支持脚が非
可逆的に撓むようにしたことを特徴とする赤外線検出ア
レイ。 - 【請求項14】 複数の赤外線検出器を基板上にマトリ
ックス状に形成する赤外線検出アレイの製造方法であっ
て、 基板を準備する工程と、 該基板上に犠牲層を堆積させる工程と、 該犠牲層上に、熱絶縁構造部形成領域と支持脚形成領域
とが規定される絶縁層を形成する工程と、 該絶縁層の熱絶縁構造部形成領域に抵抗体を形成する抵
抗体形成工程と、 該抵抗体の上に反射膜を形成する反射膜形成工程と、 該反射膜を備えた該基板を、所定のアニール温度で加熱
するアニール工程と、 該アニール工程後に、該絶縁層の該支持脚形成領域上
に、該抵抗体と接続された配線層を形成する工程と、 該犠牲層を除去し、該絶縁層と該配線層からなる該支持
脚により、該熱絶縁構造部が該基板上に支持された該赤
外線検出器を製造する工程とを含み、 更に、該赤外線検出器の形成後に、該赤外線検出器に含
まれる該抵抗体に通電して、該アニール温度より低い温
度に該抵抗体を加熱することにより、該支持脚を非可逆
的に撓ませて、該基板に対する該反射膜の支持角を、す
べての該赤外線検出器について略均一にする補正工程を
含むことを特徴とする赤外線検出アレイの製造方法。 - 【請求項15】 上記抵抗体形成工程が、 該絶縁層上に多結晶シリコン膜を形成し、該多結晶シリ
コン膜にn型不純物とp型不純物とを注入し、pn接合
ダイオードから該抵抗体を形成する工程を含むことを特
徴とする請求項14に記載の製造方法。 - 【請求項16】 上記反射膜形成工程が、 上記絶縁層の熱絶縁構造部形成領域上に、更に、犠牲層
を堆積させる工程と、 該犠牲層上に、上記反射膜を形成する工程と、 該犠牲層を除去して、該絶縁層の該熱絶縁構造部形成領
域上に支持された該反射膜を形成する工程とを含むこと
を特徴とする請求項14に記載の製造方法。 - 【請求項17】 上記補正工程が、 上記赤外線検出アレイの赤外線の入射側から赤外線を略
一様に照射する工程と、 該赤外線検出アレイに含まれる上記赤外線検出器の上記
反射膜に読み出し光を照射する工程と、 該読み出し光が該反射膜で反射された反射光を検知する
工程と、 該検知された光の強度が、それぞれの該赤外線検出器で
略均一になるように、上記抵抗体を加熱して上記支持脚
を非可逆的に撓ませる工程とを含むことを特徴とする請
求項14に記載の製造方法。 - 【請求項18】 上記補正工程が、 1つの赤外線検出器の上記抵抗体にパルス通電を行い、
該パルス通電が行われていない間の上記反射光の強度が
所定強度に達した時点で、該赤外線検出器に対するパル
ス通電を終了する工程を含むことを特徴とする請求項1
7に記載の製造方法。
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|---|---|---|---|
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|---|---|
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