JP2003190447A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2003190447A
JP2003190447A JP2001394035A JP2001394035A JP2003190447A JP 2003190447 A JP2003190447 A JP 2003190447A JP 2001394035 A JP2001394035 A JP 2001394035A JP 2001394035 A JP2001394035 A JP 2001394035A JP 2003190447 A JP2003190447 A JP 2003190447A
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Takahiro Uchigashima
隆寛 内ヶ島
Fumiyoshi Taki
文良 瀧
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パチンコ機において、実際の出球率を認可さ
れた際の出球率(設計値)に近似させること。 【解決手段】 遊技盤30には多数の遊技釘が植設され
ているが、ワープ入口34a、ゲート42、普通電動役
物43、普通入賞口44及び袖入賞口54の入口の直上
には、調整釘(命釘)となる遊技釘は植設されていな
い。入球口や通過口に命釘を設けないので、命釘の調整
によって入球(通過)の難易度を調整することができな
い。したがって、入球(通過)の難易度に応じて変化す
る出球率をパチンコ機10の設計値に近似させることが
可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弾球遊技機の技術
分野に属する。
【0002】
【従来の技術】遊技盤上に形成された遊技領域に撃ち込
まれた遊技球の挙動により遊技が行われる弾球遊技機、
例えばパチンコ機やアレンジボール式パチンコ機では、
遊技領域に配置される入球口や通過口(ゲート)の入口
の直上には一対の調整釘(普通、命釘と呼ばれる)が設
けられていた。
【0003】パチンコ機の場合は、遊技球が入球口(入
賞口)に入球(入賞)すると、その入球口(入賞口)に
設定されている個数の遊技球が賞球として払出される。
アレンジボール式パチンコ機では、各入球口に番号が付
されていて、遊技球が入球した入球口の番号が点灯表示
される。そして、1ゲーム(16球)で点灯表示された
入球口番号の組み合わせに応じて得点が定まり(得点が
成立しないこともある)、得点に応じた個数の遊技球が
賞球として払出される。
【0004】遊技店では、各入球口や通過口毎に命釘の
開度や傾き角度を調整して、入球(通過)し易くしたり
或いは入球(通過)し難くすることにより、弾球遊技機
毎にいわゆる出球率を調整していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】同じ機種の弾球遊技機
でも右のものと左のものとで出球率が異なるのでは、遊
技者に対する公平性の観点から問題があり、理想的に
は、同機種なら出球率も等しくなければならない。その
ために、弾球遊技機メーカーでは各機種毎に認可された
際の出球率となるように製造し出荷している。
【0006】ところが、遊技店においては、主に営業上
の理由で上述のような命釘の調整が行われ、ときには調
整の程度が過ぎて例えば出球率がきわめて低くされるこ
ともある。本発明は、遊技店で実際に使用されたときの
出球率(実際値)を認可された際の出球率(設計値)に
近似させることを目的としている。
【0007】なお、入賞率を調整可能にしたパチンコ遊
技機が、本願出願前に種々提案されてはいるが、いずれ
も構成が複雑であった。例えば特開昭52−105039号公報
には、一対の釘の開度若しくは傾度を連続的又はランダ
ムに断続進行するプログムに従つて自動制御できる様に
したパチンコ遊技機が記載されているが、釘の開度若し
くは傾度を変化させているため、その制御状態が遊技者
に簡単に知られ易く、又、その機構が複雑で組付けも厄
介であるばかりでなく、取付けスペースの確保が困難で
あるという実用上の問題点がある。また、所望の釘の開
度を一定のプログラムに従いランダムに制御するだけ
で、予定入賞率の自動調整機能を備えていないので、予
定入賞率を正確に且つ確実に調整することが極めて困難
であるという問題点がある。
【0008】特開昭52−105038号公報には、セーフ球受
部の開弁状態(開口角度や開口時間)又は開弁箇所の指
定をマイクロコンピユータを用いて電子制御できる様に
したパチンコ遊技機が記載されているが、セーフ球受部
の開弁状態(開口角度や開口時間)又は開弁箇所の指定
を乱数機能を持つたマイクロコンピユータを用いて電子
制御した際に、セーフ球受部が不自然に開いたり閉じた
りするため、その制御状態が遊技者に簡単に知られ易
く、また予定入賞率の自動調整機能を備えていないの
で、予定入賞率を正確に且つ確実に調整することが極め
て困難であるという実用上の問題点がある。
【0009】特開昭54−78233号公報には、変動
入賞装置の開放時間を、上限〜下限の範囲で入賞率に応
じて微小変化させることで予定入賞率に収束させるパチ
ンコ遊技機が記載されているが、主制御装置(マイクロ
コンピユータ)による電子制御が必要であり、主制御装
置の負担が大きいという問題がある。
【0010】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記課
題を解決するための請求項1記載の弾球遊技機は、遊技
盤上に形成された遊技領域に撃ち込まれた遊技球の挙動
により遊技が行われる弾球遊技機において、前記遊技領
域に配置される入球口又は通過口の一部又は全部が、そ
の入口の直上には調整釘が設けられていないことを特徴
とする。
【0011】入球口や通過口の一部又は全部について、
その入口の直上に調整釘(命釘)を設けないので、命釘
の調整によって入球(又は通過)の難易度を調整するこ
とができない。したがって、入球(又は通過)の難易度
に応じて変化する出球率を弾球遊技機が認可された際の
出球率(設計値)に近似させることが可能になる。
【0012】請求項2記載の弾球遊技機は、請求項1記
載の弾球遊技機において、前記入球口又は通過口であっ
て、そこへの遊技球の進入が図柄変動の条件となる図柄
始動口のみはその入口の直上に前記調整釘が設けられ、
他の前記入球口又は通過口の入口の直上には前記調整釘
が設けられていないことを特徴とする。
【0013】そこへの遊技球の進入が図柄変動の条件と
なる入球口は始動入賞口、始動口、特別図柄始動口など
と呼ばれることが多く、同じく通過口は始動ゲート、普
通図柄始動ゲートなどと呼ばれることが多い。ただし、
機種によりその具体的な役割が異なっているので、各機
種毎に呼び方も異なるのが普通である。ここでは、図柄
変動のきっかけ(条件)となる点で特徴づけられるの
で、まとめて図柄始動口とする。
【0014】図柄始動口に遊技球が進入(入球又は通
過)すると、いわゆる保留が満杯の場合を除いては、内
部処理として乱数抽選が行われ、その結果が特別図柄や
普通図柄の変動表示に続く確定表示にて表示される。確
定表示された図柄が当たり図柄であれば(乱数抽選が当
たりなら)、大入球口の開放(特別図柄)や普通電動役
物の開放(普通図柄)が行われる。なお、普通電動役物
は特別図柄のための図柄始動口とされるのが普通であ
る。
【0015】請求項2記載の弾球遊技機は、図柄始動口
については入口の直上に調整釘(命釘)が設けられ、い
わゆる大当たりの発生に関わる図柄始動口については入
球または通過の難易度の調整可が能である。一方、他の
入球口又は通過口については入球または通過の難易度を
調整できないので、図柄始動口以外の入球口(入賞口)
のベース値が設計値に近似した値となる。
【0016】請求項3記載の弾球遊技機は、請求項1ま
たは2記載の弾球遊技機において、前記入口の直上に調
整釘が設けられていない入球口又は通過口の入口を形成
する部材を硬質材料としたことを特徴とする。硬質材料
とは、遊技球が衝突した程度では弾性変形あるいは塑性
変形しない程度に硬い材料ということで、釘鋼材やセラ
ミックが例示される。このような硬質材料で入口を形成
すると、入口を構成する材料に遊技球が衝突した際に一
定の跳ね返りを期待できる(命釘と同様に作用する)。
ただし、命釘のように調整はできないから、入口の位置
に応じて入球または通過の難易度(入球率)が一定とな
る。
【0017】従来の遊技釘の場合、遊技盤のベニヤ組成
にむらがあるために接着剤の不均一が生じ、各遊技盤毎
に特有の癖が生じていた。また、ベニヤは、年輪等の組
成に案内されて、0.1mm前後のずれが生じることが
ある。また遊技釘自体に原因があって癖が生じることも
ある。
【0018】遊技釘の胴部分は真円ではないから、釘打
機のホルダーで釘をつかんだ際に、釘とホルダーとに一
方向(左右又は前後、斜めのいずれか)に余裕がある。
遊技盤にはポンチで釘打ち込み位置の印をつけるが、円
錐状であっても斜面に打ち込まれることが250本中5
0本から100本程度発生する。これによって、平均
0.3mm前後の釘の位置ずれが生じる。さらに、釘の
尖頭が釘胴に対して中心に位置している釘は、20%位
しかない(釘供給会社による)。このずれで、0.1m
m前後の釘位置の狂いが生じることがある。
【0019】以上のような各種の原因が複合して各弾球
遊技機毎に癖ができてしまい、遊技店では、毎日の出球
率やベース値を参考にして各弾球遊技機を調整して、こ
の癖の解消を図っていた。しかしながら、このような調
整作業には数日を要するのが普通で、調整が完了するま
での間で特定の遊技客に出し抜かれることがあった。
【0020】これに対して請求項3記載の弾球遊技機
は、入口の直上に調整釘が設けられていない入球口又は
通過口の入口を形成する部材を硬質材料としたことで、
入口の位置に応じて入球または通過の難易度(入球率)
が一定となるから、上記のような癖の発生を回避でき
る。
【0021】請求項4記載の弾球遊技機は、請求項3記
載の弾球遊技機において、前記硬質材料としてセラミッ
クを採用している。セラミックは硬度、強度に優れ、ま
た耐摩耗性にも優れているから、遊技球との衝突で破損
したり摩耗することがなく、長期にわたって入口の形状
を設計形状に維持できる。したがって、請求項3の効果
がより良好、より確実になる。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例により発明
の実施の形態を説明する。
【0023】
【実施例1】図1に示すように、パチンコ機10の筐体
は外枠11と前面枠12とで構成されている。前面枠1
2はヒンジ13を介して外枠11に連結されており、扉
状に開閉可能である。
【0024】前面枠12の下部には、中央部に下皿14
を備える下皿ユニット15が取り付けられており、その
下皿ユニット15には灰皿16、発射ハンドル17等が
装着されている。発射ハンドル17は時計回りに回動操
作される発射レバー18を備えており、これを回動操作
することで発射装置89(図6参照)の発射力を調節で
きる。
【0025】また、下皿14には、貸出ボタン19、精
算ボタン20及び残高表示部21が組み付けられてい
る。これらは、パチンコ機10に付属するCRユニット
22に挿入されたプリペイドカードの残高表示(残高表
示部21)、その残高での貸球要求(貸出ボタン1
9)、プリペイドカードの排出要求(精算ボタン20)
に使用される。
【0026】下皿ユニット15の上方には上皿23が配
されている。上皿23は図示されないヒンジによって前
面枠12に連結されており、扉状に開閉可能である。上
皿23の上方においては、ガラス板24を保持するガラ
ス枠25が前面枠12に装着されている。ガラス枠25
は図示されないヒンジによって軸支されて、前面枠12
に対して扉状に開閉可能である。ガラス枠25の背後に
おいては、図2に示される遊技盤30が前面枠12によ
って保持されている。
【0027】さらに、前面枠12には上電飾26や錠電
飾27が取り付けられており、これらには特別電動役物
ランプ28や継続表示ランプ29(図9参照)が内蔵さ
れている。図2に示すように、遊技盤30の外形はほぼ
矩形で、その前面には外レール31と内レール32とに
よって囲まれた略円形の遊技領域33が形成されてい
る。
【0028】遊技領域33の中央部にはセンターケース
34が装着されており、そのセンターケース34にて取
り囲まれるようにして図柄表示装置35(全体の図示は
省略)の液晶パネル36が組み付けられている。センタ
ーケース34には、周知のものと同様にワープ入口34
a、ワープ樋、ステージなどが設けられており、7セグ
メントLEDである保留表示部37やワープ樋等を電飾
表示するための窓枠装飾表示38(図9参照)も組み込
まれている。
【0029】センターケース34の左右上方にはランプ
風車39が設置され、それらの下方には風車40が設置
されている。また、風車40と内レール32との間には
サイド電飾41が設置されており、これに普通図柄始動
口としての普通図柄始動ゲート42(以下、ゲート4
2)が組み付けられている。ゲート42は通過センサで
あり、遊技球の通過を検出できる。
【0030】センターケース34の下方にはチューリッ
プ式の可変入賞装置である普通電動役物43が設置され
ている。この普通電動役物43は特別図柄始動口であ
る。普通電動役物43の左右、風車40の下方には普通
入賞口44が設置されている。
【0031】これら普通入賞口44の構造は図3に示す
とおりで、上部に開口する入口44a、入口44aを通
過した遊技球を検出する球センサ44b、球センサ44
bを通過した遊技球を誘導する導入樋44c等を備えて
いる。こうした構造は公知のチャッカと同様であるが、
本実施例の普通入賞口44にあっては入口44aを形成
している上面板44dが透光性のセラミック製である点
で公知のものとは異なっている。なお、上面板44d及
び球センサ44b以外はプラスチック製である。
【0032】図2に示すように、普通電動役物43の下
方には、大入賞装置45が配され、遊技領域33の最下
部にはアウト穴46が設けられている。図4に示すよう
に、大入賞装置45の中央部には鉛直方向の通過樋47
が配されており、遊技球がこれを上から下へと通過でき
る。なお、手前側が開放されているが、使用状態では通
過樋47の前方にはガラス板24が位置するので、この
開放部分から遊技球が漏出することはない。
【0033】通過樋47の後方には大入賞口48が開口
している。大入賞口48(48a、48b)は通過樋4
7によって左右(48a、48b)に分割された状態に
なっているが、内部では連通している。その中央部すな
わち通過樋47の背後になる位置には特定領域(V領
域)が設定されていて、これを通過する入賞球を検出す
るための継続検出部49(図9参照)が設置されてい
る。一方、左右の端部にはそれぞれ10カウント誘導穴
50(非特定領域)が設けられ、これらを通過した入賞
球を検出するための規定数検出部50a(図9参照)が
設けられている。
【0034】大入賞口48への入賞球は特定領域又は1
0カウント誘導穴50を通過するが、右半部48b内に
はシーソー51が備わっており、その傾きを切り替える
ことで入賞球を特定領域又は10カウント誘導穴50に
誘導する。大入賞口48(48a、48b)を開閉する
球受板52も、左球受板52aと右球受板52bとに分
かれているが、開閉の軸となる部分で連結されていて一
体的に開閉動作する。
【0035】大入賞装置45には、シーソー51を駆動
するためのシーソーソレノイド及び球受板52を駆動す
るための開閉ソレノイド(図示は省略)が備わってい
る。これら大入賞口48(48a、48b)の開閉に関
わる機構(開閉ソレノイド、球受板52)、入賞球の誘
導機構(シーソー51、シーソーソレノイド)及び入賞
球の振り分けと検出に関わる機構(特定領域、継続検出
部49、10カウント誘導穴50、規定数検出部50
a)が、特別電動役物としての大入賞装置45の構成部
分である。
【0036】一方、大入賞装置45に付属しているが特
別電動役物を構成しない部分としては、上述の通過樋4
7、大入賞口48の左右に設けられた袖入賞口54、大
入賞口48の下に配された7セグメントLEDの普通図
柄表示器55、その左右に配されている8個の普通図柄
保留LED56がある。
【0037】ここで、ゲート42、普通電動役物43及
び特別電動役物としての大入賞装置45の関係を簡単に
説明しておく。遊技球がゲート42を通過すると普通図
柄抽選が行われ、普通図柄表示器55で変動表示が行わ
れる。この抽選で当たりになると(遊技者に認識される
現象としては当たりの普通図柄が普通図柄表示器55で
確定表示されると)、普通電動役物43が設定時間だけ
開放される。
【0038】普通電動役物43に入賞すると(開放され
ていなくても入賞可能である)特別図柄抽選が行われ、
液晶パネル36で変動表示が行われる。この抽選で当た
りになると(遊技者に認識される現象としては当たりの
特別図柄が液晶パネル36で確定表示されると)、特別
電動役物が作動する(いわゆる大当たりになる)。
【0039】遊技盤30には、図2に示すとおり多数の
遊技釘が植設されているが、ワープ入口34a、ゲート
42、普通電動役物43、普通入賞口44及び袖入賞口
54の入口の直上には、調整釘(いわゆる命釘)となる
遊技釘は植設されていない。これら入球口(普通電動役
物43、普通入賞口44、袖入賞口54)や通過口(ワ
ープ入口34a、ゲート42)について、その入口の直
上に調整釘(命釘)を設けないので、命釘の調整によっ
て入球(又は通過)の難易度を調整することができな
い。したがって、入球(又は通過)の難易度に応じて変
化する出球率をパチンコ機10の設計値に近似させるこ
とが可能になる。
【0040】なお、大入賞口48についても調整釘に相
当するものが設けられていないが、大入賞口48は、そ
の構成上、ほぼ規定数の入賞しかできないし、また規定
数未満となることもほとんどないので、調整釘の存在、
不存在は出球数にはほとんど関与しない(実質上無関係
である)。
【0041】ただし、センターケース34の下方には一
連の誘導釘Gが左右で対をなして配置されている。これ
ら誘導釘Gは普通電動役物43に向かって下降する方向
に傾斜して、「ハ」字を上下逆転させた形態となってい
る。これら逆「ハ」型に設けられた誘導釘Gには、上方
から落下してきた遊技球を大入賞口48に誘導する働き
がある。誘導釘Gの設定が良好であれば、大入賞口48
が開放される大当たり遊技のときに、効率よく大入賞口
48に入賞する。しかし、この誘導釘Gの調整が良くな
いと遊技球が効率よく大入賞口48に誘導されないの
で、遊技客が苛立つことがある。また、誘導釘Gを下手
に調整すると誘導釘Gの上などで球詰まりが発生するこ
とがある。
【0042】また、普通入賞口44においては、入口4
4aを形成する上面板44dをセラミック製としたの
で、これに遊技球が衝突した際に一定の跳ね返りを期待
できる(命釘と同様に作用する)。ただし、命釘のよう
に調整はできないから、入口44aの位置(つまり普通
入賞口44の位置)に応じて入球の難易度(入球率)が
一定となる。この上面板44dとなっているセラミック
は硬度、強度に優れ、また耐摩耗性にも優れているか
ら、遊技球との衝突で破損したり摩耗することがなく、
長期にわたって入口44aの形状を設計形状に維持でき
る。したがって、上述の入球率が一定となる効果が長期
にわたって良好かつ確実になる。
【0043】遊技盤30の上部には、遊技領域33の外
部となる部分に遊技盤電飾57、58が設置されてお
り、これらはタンク窓装飾部、確率変更表示部及び特別
遊技表示部(図9参照)となる。また遊技盤電飾58の
下方には、3つの7セグメントLEDで構成された得点
表示部59が組み付けられている。得点表示部59の3
つの7セグメントLEDは、常時は点灯していて、入賞
が発生するとその入賞に対応する賞球個数を示す数字で
点滅する。上の7セグメントLEDは1桁の賞球数を表
示するために使用され、下の2つの7セグメントLED
は2桁の表示に使用される。
【0044】遊技盤30の背面は図5に示すとおりで、
中央部にはセンターケース34及び図柄表示装置35の
ための取付穴60が設けられている。なお、図示はセン
ターケース34及び図柄表示装置35を撤去した状態で
ある。取付穴60の下方には普通電動役物43用の穴が
設けられており、普通電動役物43の入賞球検出センサ
である特定始動検出部43aと開閉ソレノイド43bが
見えている。
【0045】これら取付穴60等を取り巻くようにして
取り付けられている入賞球集合盤61は、普通電動役物
43、普通入賞口44、袖入賞口54及び大入賞口48
への入賞球を集合させて、下端の落球口61a、61b
から落下させ排出する。また、下部にはアウト穴46に
連通するアウト排出溝46aが設けられている。
【0046】さらに、サイド電飾41、普通電動役物4
3、遊技盤電飾57、58等の図2に示した各部への配
線が引き回され、中継基板62も取り付けられている。
パチンコ機10の背面側の構成は図6に示すとおりであ
り、図7に詳細を示す機構盤65が装着されている。
【0047】機構盤65は遊技盤30の背面を臨ませる
窓66を有する枠状で、窓66の上方には球タンク6
7、タンクレール68、補給検出器69等が取り付けら
れている。また、球タンク67の横には遊技情報連絡端
子70(電源接続部を兼ねる)が取り付けられている。
【0048】タンクレール68の下流側は賞球用、貸球
用及び球抜き用の3経路71、72、73に分岐してお
り、通常は賞球用経路71と貸球用経路72が開放され
て球抜き用経路73が閉鎖されている。なお、図7は、
賞球用経路71、貸球用経路72、球抜き用経路73等
のカバー部分を撤去した状態を示している。
【0049】賞球用経路71には排出ソレノイド71a
を駆動源とする賞球払出装置及び払出される遊技球(賞
球)を検出するための排出球検出部71bが備わってお
り、貸球用経路72には排出ソレノイド72aを駆動源
とする貸球払出装置及び払出される遊技球(貸球)を検
出するための排出球検出部72bが備わっている。また
払出用の遊技球がタンクレール68から供給されている
か否かを確認するための球無し検出センサ74が備わっ
ている。
【0050】賞球払出装置及び貸球払出装置から払出さ
れた遊技球は、共に払出球誘導樋75に流入する。払出
球誘導樋75には上皿分岐部75aが設けられており、
払出されて払出球誘導樋75に流入した遊技球は、通常
は上皿分岐部75aから上皿23に排出される。しか
し、上皿23が満杯状態となって上皿分岐部75aまで
も遊技球で満たされたときには、下皿誘導路76を通っ
て下皿14に排出される。下皿誘導路76の下端部には
満杯検出器77が設置されていて、下皿14の満杯状態
を検出できる。
【0051】その下皿誘導路76の下端部に隣接する位
置には機外排出樋78が配されている。機外排出樋78
の上流端はアウト排出溝46aに接続され、アウト穴4
6からの遊技球(アウト球)を機外に排出する。また、
機外排出樋78には球抜き用経路73が接続されてお
り、球抜き操作された際には球タンク67から球抜き用
経路73に流入した遊技球が機外排出樋78から排出さ
れる。
【0052】そして、この球抜き用経路73には集合樋
79の末端が接続されている。集合樋79には、入賞球
集合盤61によって誘導されて落球口61a、61bか
ら落下してきた遊技球が流れ込み、排出誘導路61cを
通って球抜き用経路73から機外排出樋78を経て機外
に排出される。
【0053】図6に示すように、パチンコ機10の背面
側の中央部には主制御装置80が装着されており、遮蔽
板81を挟む姿勢でランプ制御装置82及び音声制御装
置84が装着されている。主制御装置80の下方には電
源制御装置86が配され、その下方には発射制御装置8
8が、その右側には払出制御装置90が配されている。
なお、発射制御装置88は発射装置89に組み付けられ
ており、発射装置89を介して前面枠12に取り付けら
れている。
【0054】主制御装置80の構造は図8に示すとおり
で、取付板91、ケース底92、回路基板93、コネク
タ部カバー94、ケース蓋95にて構成されている。回
路基板93には、CPU、ROM、RAMなどが実装さ
れてコンピュータを構成しており、主制御装置80とし
ての機能は回路基板93上のコンピュータが実行する
(実質上、回路基板93=主制御装置80である)。こ
の回路基板93には、確率設定キー93aとベース設定
キー93bが備わっている。これらは公知の弾球遊技機
には備えられていない部品である。
【0055】回路基板93はケース底92に取り付けら
れ、その上側にケース蓋95を被せた状態にて、ケース
底92とケース蓋95とをいわゆるカシメにて連結する
ことで、ケース底92とケース蓋95とで構成される基
板ケースに収納されている。ただし、この際にコネクタ
部分は基板ケースから外に出ているので、その付近の回
路を保護するためにコネクタ部カバー94が被着されて
いる。
【0056】確率設定キー93a及びベース設定キー9
3bには回路基板93の裏面側に突き出たロックピンが
備わっており(図示略)、基板ケースを取付板91に固
定するために使用される。基板ケース(主制御装置8
0)をパチンコ機10の本体に装着するには、まずビス
孔91cに貫通させたビス用いて取付板91を遮蔽板8
1にネジ締めして、取付板91を遮蔽板81に取り付け
る。
【0057】次に、確率設定キー93a及びベース設定
キー93bを操作してそれぞれのロックピンを解錠位置
にさせ、取付板91に基板ケースを押し当ててロックピ
ンをそれぞれ取付板91のロック孔91a、91bに挿
通させる。そして、ロックピンを施錠位置にすること
で、取付板91に基板ケースが固定される。
【0058】基板ケース(主制御装置80)を取付板9
1に固定すると、基板ケースがビス孔91c部分を覆い
隠すので、基板ケースの取付後はビスを緩めて基板ケー
スを取り外すことはできない。つまり、確率設定キー9
3a及びベース設定キー93bの両方を操作して、取付
板91に係止状態になっているるロックピンを解錠位置
にすることでしか基板ケース(主制御装置80)を取り
外せない。したがって、確率設定キー93a及びベース
設定キー93b操作するための鍵さえきちんと管理して
おけば、不良店員による主制御装置80の違法交換や不
正行為者によるROM交換を防止できる。
【0059】なお、確率設定キー93a及びベース設定
キー93bは、この取付板91との連結を施錠、解錠す
る役割だけでなく、普通図柄当たり確率及びベース値を
設定するために使用されるが(こちらが本来の役割)、
それについては後述する。次に、パチンコ機10の制御
系を説明する。
【0060】図9に示すように、主制御装置80には確
率設定キー93aの操作に応じて普通図柄当たり確率を
設定する確率設定器80aとベース設定キー93bの操
作に応じてベース値を設定するベース設定器80bが含
まれている。主制御装置80には、遊技盤30に備えら
れた特定始動検出部43a、ゲート42、継続検出部4
9、規定数検出部50a、普通入賞口44(その球検出
センサ)及び袖入賞口54(その球検出センサ)からの
遊技球検出信号が入力され、また枠装置(遊技盤以外)
に装着された排出球検出部72a、72b、補給検出器
69、球無し検出センサ74及び満杯検出器77からの
遊技球検出信号も入力される。
【0061】一方、主制御装置80の出力側には、特別
電動役物(大入賞装置45)及び普通電動役物43が接
続されており、主制御装置80はこれらの開閉動作を制
御する。また、主制御装置80には、図柄表示装置3
5、ランプ制御装置82、音声制御装置84、発射制御
装置88及び払出制御装置90が接続されており、主制
御装置80はこれらにコマンドデータを送ってそれぞれ
の制御動作等を指示できる。
【0062】図柄表示装置35は、前述の液晶パネル3
6、保留表示部37、窓枠装飾表示38を備える他に、
図柄表示装置35の中枢となる図柄制御部35a、表示
用のデータ等を記憶するDVD−RAM35b、液晶パ
ネル36の表示動作を制御する液晶制御部35c等を備
えている。
【0063】図柄制御部35aはCPU、ROM、RA
M等を備えるコンピュータであり、保留表示部37及び
窓枠装飾表示38を直接制御し、液晶制御部35cを介
して液晶パネル36の表示動作を制御する。DVD−R
AM35bにはデータ書込端子が付属しており、これを
介して接続したデータ書込装置(例えば遊技店の管理コ
ンピュータ)にて、DVD−RAM35bの記憶内容
(データ)を追加したり書き換えることができる。
【0064】遊技店の管理コンピュータから例えば1時
間毎などの定期的に、交通情報、道路工事情報、天気予
報、地震情報などのデータを送信してDVD−RAMに
書き込み、或いは火災、盗難、事故などの緊急情報を随
時送信してDVD−RAMに書き込み、そのデータに基
づく各種の情報を液晶パネル36に表示させることがで
きる。こうした表示を遊技中に行うのは好ましくないの
で、通常はパチンコ機10が遊技に使用されていないと
きに行われる。ただし、緊急情報のときには、遊技中で
もテロップなどを用いて、図柄表示に差し支えない範囲
で表示する。
【0065】なお、特別図柄を表示するための図柄デー
タは図柄制御部35aのROMに格納されており、特別
図柄の変動表示や確定表示にはこのデータが使用され
る。ランプ制御装置82はCPU、ROM、RAM等を
備えるコンピュータであり、特別電動役物ランプ28、
継続表示ランプ29、普通入賞口44等の入賞口ラン
プ、ランプ風車39の風車ランプ、サイド電飾41のサ
イドランプ、得点表示部59などの点灯等を制御する。
【0066】音声制御装置84は、CPU、ROM、R
AM等を備えるコンピュータであり、音源LSIも備え
ている。音声制御装置84は、音源LSIにて生成した
信号にてスピーカを駆動することで、様々な効果音、B
GM、アナウンスなどを出力する。
【0067】発射制御装置88は、CPU、ROM、R
AM等を備えるコンピュータであり、発射装置89の発
射モータへの電力供給を制御することで発射装置89の
稼働を制御する。発射制御装置88には、発射装置89
の定点検出部、発射レバー18、発射停止ボタン、前面
枠開放検出及びガラス枠開放検出からの各信号が入力さ
れる。発射制御装置88は、発射レバー18からの信号
が入力されれば発射モータを回転させ、タッチ表示部を
点灯させる。一方、発射レバー18からの信号が無いと
き、発射停止ボタン、前面枠開放検出又はガラス枠開放
検出からの信号が入力されたときには発射モータを停止
させる。この際に、定点検出部からの信号に基づいて発
射ハンマが原点位置となるように発射モータを停止させ
る。
【0068】払出制御装置90は、CPU、ROM、R
AM等を備えるコンピュータであり、排出ソレノイド7
1a、72aを制御することで、それぞれ賞球の払出と
貸球の払出を制御する。また賞球の払出に伴って賞球払
出表示部を点灯させ、貸球の払出に伴って貸球払出表示
部を点灯させる。なお、賞球の払出は主制御装置80か
らの入賞データに基づいて行われ、貸球の払出は貸出ボ
タン19の操作に応じて行われる。
【0069】また、払出制御装置90は、ユニット接続
端子を介してCRユニット22と接続されており、CR
ユニット22との間でプリペイドカードの残高等に関す
る情報を送受できる。次に、パチンコ機10の動作を説
明する。
【0070】まず、図10に従って主制御装置80(正
確にはそのCPU)が約2msサイクルのタイマ割込毎
に実行するメインルーチンを説明する。主制御装置80
は、タイマ割込で動作を開始すると、プログラム開始の
設定を行い(S101)、継続動作中か否か(パチンコ
機10の起動に伴う動作開始か否か)を判断する(S1
02)。
【0071】継続動作中でなければ(パチンコ機10の
起動に伴う動作開始なら)、継続プログラムの設定(S
103)、システム初期値の設定(S104)及び画像
初期値の設定(S105)を実行する。継続動作中(S
102:YES)またはS105に続いて、特定始動検
出部43a、ゲート42、継続検出部49、規定数検出
部50a、普通入賞口44、袖入賞口54、排出球検出
部72a、72b、補給検出器69、球無し検出センサ
74及び満杯検出器77等からの信号入力を検出し読み
込む(S106)。
【0072】次に、各種の補正に関わる補正設定処理
(S107)を行う。この処理では、普通電動役物43
に関わる普通図柄の当たり確率を変更設定するための確
率変更設定(図12)及び普通電動役物43の1回の開
放時間を変更設定するためのベース値補正設定(図1
3)が行われるが、これらについては後述する。
【0073】次に、電動役物処理(S108)において
普通電動役物43及び特別電動役物(大入賞装置45)
の制御を行う。次の判定処理(S109)では、大当た
り抽選や普通図柄抽選などの判定処理を行う。
【0074】大当たり抽選に関わる処理は、図11に示
すとおりで、まず普通電動役物43に入賞したか否かを
判断し(S201)、入賞していれば賞球数を設定し
(S202)、保留記憶部の保留数を1加算する(S2
03)。次に、大当たり判定用の乱数カウンタから読み
込んだ乱数値を当たり値と照合して大当たりか否かの抽
選を行う(S204)。続いて、抽選結果(大当たり或
いは外れ)に応じて、大当たりなら例えば777のよう
な3桁揃いの特別図柄を、外れなら3桁揃いにならない
特別図柄を停止表示する特別図柄として決める(S20
5)。
【0075】S201で否定判断のとき又はS205に
続いて、特別図柄の変動表示中か否かを判断し(S20
6)、変動中ならリターンする。変動中でなければ、保
留記憶部の保留数が0か否かを判断し(S208)、こ
れが0であればリターンする。
【0076】保留数が0でないときは、図柄変動時間を
設定し(S209)、図柄表示装置35に図柄変動開始
を指令し(S210)、保留記憶部の保留数を1減算す
る(S211)。また、この判定処理では普通図柄抽選
も行われるが、これに関する処理はS201の「入賞
?」の代わりに「ゲート42を通過したか?」が判断さ
れる点、賞球数設定(S202)が不要な点を除けば、
ほぼ上記の説明に準じているので、その説明は省略す
る。
【0077】図10に示すとおり、判定処理(S10
9)に続いては、図柄表示装置35へのデータ送信(S
110)、ランプ制御装置82へのデータ送信(S11
1)、音声制御装置84へのデータ送信(S112)、
発射制御装置88へのデータ送信(S113)及び払出
制御装置90へのデータ送信(S114)を行う。図柄
表示装置35の図柄制御部35a、ランプ制御装置8
2、音声制御装置84、発射制御装置88及び払出制御
装置90は、それぞれ送られてきたデータを受信し、そ
のデータを用いて或いはコマンドに従って、各々の制御
動作を行う。
【0078】次に、図12を参照して確率変更設定処理
を説明し、図13を参照してベース値補正設定処理を説
明する。なお、本実施例のパチンコ機10では、上述し
たとおり主制御装置80には確率設定キー93aの操作
に応じて普通図柄当たり確率を設定する確率設定器80
aとベース設定キー93bの操作に応じてベース値を設
定するベース設定器80bが含まれているので、遊技店
側でこれらを操作して適宜の普通図柄当たり確率及びベ
ース値を設定してある。普通図柄当たり確率は1/10
〜9/10の範囲で1/10刻みで9段階に設定でき、
ベース値は40を中心にして2刻みで+側に4段階(4
2、44、46、48)、同様に−側にも4段階(3
8、36、34、32)に設定できる。したがって、以
下の説明における普通図柄抽選における当たり確率及び
出球率の設定値は、それぞれ確率設定器80a及びベー
ス設定器80bにて設定された値である。
【0079】図12の確率変更設定処理では、主制御装
置80は、まず内蔵のタイマーの数値から経過時間を算
出し(S301)、再計算時間になったか否かを判断す
る(S302)。再計算時間は適宜に(例えば30分と
か1時間とか)設定されており、ここでは前回の再計算
からの経過時間或いはパチンコ機10の起動からの経過
時間が再計算時間に達したか否かを判断する。
【0080】再計算時間に達していれば、その間の払出
数(賞球数)のトータルを計算し(S303)、同じく
発射個数を発射個数記憶部から読み込んで(S30
4)、出球率を計算する(S305)。出球率は賞球数
/発射個数(百分率)として算出される。
【0081】そして、この出球率を設定値と比較して
(S306)、比較結果(出球率と設定値との差)が0
なら(S307:YES)リターンする。比較結果が0
でないときには(S307:NO)、比較結果が5を超
えていれるか否かを判断する(S308)。ここで 比
較結果が5を超えていれば(S308:YES)、確率
変更設定の対象外なので結果を消去して(S309)リ
ターンする。
【0082】比較結果が5以下で(S308:NO)、
4を超えているときは(S310:YES)、普通図柄
抽選における当たり確率をT3に設定する(S31
1)。比較結果が4以下で(S310:NO)、3を超
えているときは(S312:YES)、普通図柄抽選に
おける当たり確率をT2に設定する(S313)。比較
結果が3以下なら(S312:NO)、普通図柄抽選に
おける当たり確率をT1に設定する(S314)。
【0083】つまり、出球率の設定値に対する過剰分が
4超〜5以下なら設定T3、過剰分が3超〜4以下なら
設定T2、過剰分が0超〜3以下なら設定T1にするの
であるが、普通図柄抽選の当たり確率は、T1、T2、
T3の順で当たりにくくなっているので、出球率の過剰
度合が大きいと普通図柄抽選で当たりにくされ、それに
よって出球率を設定値に近づける。
【0084】図13のベース値補正設定処理では、主制
御装置80は、まず内蔵のタイマーの数値から経過時間
を算出し(S401)、再計算時間になったか否かを判
断する(S402)。再計算時間は、確率変更設定処理
と同様に適宜に(例えば30分とか1時間とか)設定さ
れており、ここでは前回の再計算からの経過時間或いは
パチンコ機10の起動からの経過時間が再計算時間に達
したか否かを判断する。
【0085】再計算時間に達していれば、その間の払出
数(賞球数)のトータルを計算し(S403)、同じく
発射個数を発射個数記憶部から読み込んで(S40
4)、出球率を計算する(S405)。そして、この出
球率を設定値と比較して(S406)、比較結果(出球
率と設定値との差)が0なら(S407:YES)リタ
ーンする。
【0086】比較結果が0でないときには(S407:
NO)、比較結果が5を超えていれるか否かを判断する
(S408)。ここで 比較結果が5を超えていれば
(S408:YES)、ベース値補正設定の対象外なの
で結果を消去して(S409)リターンする。
【0087】比較結果が5以下で(S408:NO)、
4を超えているときは(S410:YES)、普通電動
役物43の開放時間M3に設定する(S411)。比較
結果が4以下で(S410:NO)、3を超えていると
きは(S412:YES)、普通電動役物43の開放時
間M2に設定する(S413)。比較結果が3以下なら
(S412:NO)、普通電動役物43の開放時間M1
に設定する(S414)。
【0088】つまり、出球率の設定値に対する過剰分が
4超〜5以下なら設定M3、過剰分が3超〜4以下なら
設定M2、過剰分が0超〜3以下なら設定M1にするの
であるが、電動役物43開放時間は、M1、M2、M3
の順で短くなっているので、出球率の過剰度合が大きい
と普通電動役物43の開放時間が短くされ、それによっ
て出球率を設定値に近づける。
【0089】このように、出球率が設定値より大きい場
合には、普通図柄抽選の当たり確率を低下させて開放さ
れる回数を少なくし、また普通電動役物43の開放時間
を短縮することで1開放当たりの入賞数を少なくするこ
とで出球率を低下させて設定値に近づけることができ
る。
【0090】なお、ここでは出球率が過剰の場合を説明
したが、出球率が過小の場合についても上述と同様にし
て(設定動作は上記とは逆に、普通図柄抽選の当たり確
率を高め普通電動役物43の開放時間を長くして)、出
球率を向上させて設定値に近づけることができる。
【0091】また、ここでは普通図柄抽選の当たり確率
と普通電動役物43の開放時間の双方を操作している
が、片方だけの操作でも同様の効果を得ることができ
る。
【0092】
【実施例2】この例は特別図柄始動口である普通電動役
物43と普通図柄作動口であるゲート42にのみ命釘を
設けた例である。したがって、遊技盤の構成は実施例1
とは異なるが、その他の構成及び動作は実施例1と同様
であるので、図示と説明を省略する。
【0093】本実施例の遊技盤30の構成は図14に示
すとおりである。センターケース及び大入賞装置の構
造、普通図柄始動ゲートがサイド電飾と分離されている
点など、実施例1の遊技盤30との差異はあるが、機能
及び役割が同じ部品については実施例1と同符号を使用
して説明を省略する。
【0094】図14に示すように普通電動役物43及び
ゲート42には命釘Nが設けられ、他の入賞口(普通入
賞口44、袖入賞口54)には命釘を備えないので、他
の入賞口のベース値が設計値に近似する値となる。ま
た、遊技店では普通電動役物43及びゲート42の命釘
Nを調整することで、これらの入球率つまり発射個数に
対する図柄の変動回数を調整できる。
【0095】さらに、この実施例のパチンコ機10は実
施例1と同様に動作するので(図10〜図13及びその
説明を参照)、実施例1と同様の効果を有する。
【0096】
【実施例3】本例は全ての入賞口を通過式(入賞球を遊
技盤の背面側に取り込まずに遊技領域に戻す構造)とし
た例である。遊技盤30の部品配置は実施例1(図2)
と同じであるので、実施例1と同符号を使用して図示と
説明を省略する。
【0097】本実施例では、例えば図15に示すよう
に、球センサ44bを通過した遊技球を誘導する導入樋
44cが遊技盤30の表側(遊技領域33)に開放され
ている。したがって、入賞球は球センサ44bで検出さ
れた後に遊技領域に戻る。普通電動役物43、普通入賞
口44及び袖入賞口54も同様で、入賞球は検出された
後に遊技領域に戻される。また、大入賞口48への入賞
球は、継続検出部49又は規定数検出部50aにて検出
された後に遊技領域に戻される。
【0098】大入賞装置45の中央部に配されている通
過樋47は、普通電動役物43に入賞して遊技領域33
に戻された遊技球を通過させることで、1個の遊技球が
普通電動役物43と大入賞口48の双方に入賞するのを
(1球で2度の入賞となるのを)防止する。
【0099】本実施例では全ての入賞口を通過式として
いるので、図16に示すように、遊技盤30の背面には
入賞球集合盤61(図5参照)に相当する部材を持たな
い。また、入賞球を遊技盤30の背面側に誘導する樋類
も持たない。遊技球を遊技盤30の背後に取り込む方式
(取込式)であると、ランプ配線及びセンサ配線は入賞
球を遊技盤30の背面側に誘導する樋類や入賞球集合盤
を避けて引き回す必要があり、入賞球を誘導するための
球ルートを工夫することで配線の引き回しを可能にして
いた。また、入賞口の背面側出口と飾りランプとが重な
る部分があったりして、入賞球集合盤を取り付けた後で
ないと配線処理ができなかった。こうした理由で配線に
要する時間が多く熟練した作業者を必要としてもいた。
【0100】しかし、本実施例の遊技盤30では上記の
ように入賞球集合盤等を避ける必要がなく、配線の自由
度が高いから、例えば図16に示すように予め各配線1
01を必要長さに切って端部にコネクタ102を装着し
たものを用意しておいて、これをコネクタ接続によって
ランプやセンサに接続して、例えば爪状のホルダ103
に保持させるだけでよくなる。したがって、遊技盤30
の配線作業がきわめて容易になり製造効率が向上する。
また、作業者は特別な熟練を必要としない。
【0101】また、機構盤65も図17に示すように簡
素化できる。まず、入賞球を背面に取り込まないので
(全ての遊技球がアウト穴46から排出されるので)、
排出誘導路61cに相当する経路を設ける必要がなく、
アウト穴46から流出した遊技球を集合樋79で誘導し
て機外排出樋78から機外に排出する構成とできる。
【0102】入賞球集合盤が無くなり、また遊技盤30
の背面構造が図16に示すように簡素化されているの
で、窓66沿いに球抜き用経路73を配置することがで
き、これを集合樋79に接続することができる。したが
って、球抜き用経路73の長さを短くできる。
【0103】なお、本実施例の機構盤65では、賞球払
出装置と貸球払出装置とを分離せず、1つの払出装置を
賞球払出装置及び貸球払出装置として兼用している。し
たがって、この点でも機構盤65の構造が簡素化されて
いる。本実施例のパチンコ機10の動作は、入賞球が遊
技領域33に戻される点を除けば実施例1のパチンコ機
10と同様である。したがって、実施例1と同様の効果
を有する。
【0104】以上、実施例に従って、本発明の実施の形
態について説明したが、本発明はこのような実施例に限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
でさまざまに実施できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1のパチンコ機の斜視図。
【図2】 実施例1の遊技盤の正面図。
【図3】 実施例1の普通入賞口の構造説明図。
【図4】 実施例1の大入賞装置の斜視図。
【図5】 実施例1の遊技盤の背面図。
【図6】 実施例1のパチンコ機の背面図。
【図7】 実施例1の機構盤の背面図。
【図8】 実施例1の主制御装置の分解斜視図。
【図9】 実施例1の制御系のブロック図。
【図10】 実施例1の主制御装置が実行するメインル
ーチンのフローチャート。
【図11】 実施例1の主制御装置が実行する大当たり
抽選ルーチンのフローチャート。
【図12】 実施例1の主制御装置が実行する確率変更
設定ルーチンのフローチャート。
【図13】 実施例1の主制御装置が実行するベース値
補正設定ルーチンのフローチャート。
【図14】 実施例2の遊技盤の正面図。
【図15】 実施例3の普通入賞口の構造説明図。
【図16】 実施例3の遊技盤の背面図。
【図17】 実施例3の機構盤の背面図。
【符号の説明】
10 パチンコ機(弾球遊技機) 30 遊技盤 33 遊技領域 34a ワープ入口(通過口) 42 普通図柄始動ゲート(通過口、図柄始動口) 43 普通電動役物(入球口、図柄始動口) 44 普通入賞口(入球口) 44a 入口 44d 上面板(硬質材料、セラミック) 45 大入賞装置 48 大入賞口(入球口) 54 袖入賞口(入球口) 55 普通図柄表示器 80b ベース設定器 80a 確率設定器 80 主制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 瀧 文良 愛知県名古屋市中川区太平通1丁目3番地 株式会社高尾内 Fターム(参考) 2C088 CA35 DA08 DA23 EB53

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤上に形成された遊技領域に撃ち込
    まれた遊技球の挙動により遊技が行われる弾球遊技機に
    おいて、 前記遊技領域に配置される入球口又は通過口の一部又は
    全部が、その入口の直上には調整釘が設けられていない
    ことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の弾球遊技機において、 前記入球口又は通過口であって、そこへの遊技球の進入
    が図柄変動の条件となる図柄始動口のみはその入口の直
    上に前記調整釘が設けられ、 他の前記入球口又は通過口の入口の直上には前記調整釘
    が設けられていないことを特徴とする弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の弾球遊技機にお
    いて、 前記入口の直上に調整釘が設けられていない入球口又は
    通過口の入口を形成する部材を硬質材料としたことを特
    徴とする弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の弾球遊技機において、 前記硬質材料がセラミックであることを特徴とする弾球
    遊技機。
JP2001394035A 2001-12-26 2001-12-26 弾球遊技機 Withdrawn JP2003190447A (ja)

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