JP2003193984A - 給水装置用排気装置およびその装置に用いられるエアトラップ - Google Patents

給水装置用排気装置およびその装置に用いられるエアトラップ

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JP2003193984A JP2001395104A JP2001395104A JP2003193984A JP 2003193984 A JP2003193984 A JP 2003193984A JP 2001395104 A JP2001395104 A JP 2001395104A JP 2001395104 A JP2001395104 A JP 2001395104A JP 2003193984 A JP2003193984 A JP 2003193984A
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正浩 中西
Kenichi Yamakura
賢一 山倉
Naoki Kaii
直樹 改井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、給水装置は変更せずに、給水装置の
少水量の運転時、気泡が給水装置へ流入するのを阻止す
ることができる給水装置用排気装置を提供する。 【解決手段】本発明の給水装置用排気装置は、給水装置
の吸込口6につながる吸込配管6に、水中の気泡を捕捉
するエアトラップ25を設け、このエアトラップ25に
液面の変化から空気が溜まったことを検知するフロート
スイッチ33と溜まる空気を排気する排気口部32を設
け、排気口部32に排気用開閉弁61を介して真空ポン
プ52を接続し、フロートスイッチ33が空気が溜まっ
たことを検知したとき、制御部70aにより真空ポンプ
52の吸引力でエアトラップ25内の空気を排気させる
構造を採用して、気泡を要因とした少水量運転時におけ
る揚水能力の低下を防ぐようにした

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給水装置の吸込口
につながる吸込配管から気泡を排気する給水装置用排気
装置およびその装置に用いられるエアトラップに関す
る。
【0002】
【従来の技術】揚水ポンプを用いた給水装置は、受水槽
からポンプ吸込部までが長い、屈曲部が多い、経路中に
逆止弁が挿入されるなどのために、水中に溶解している
空気が気泡として発生しやすい。特に揚水ポンプが水面
より上部に設置される海水用の給水装置では、吸込口に
つながる吸込配管の管路長が長い、かき殻等の貝類の付
着により管路抵抗が増大して吸込圧力が低下しやすい、
干潮時に吸込圧力が低下するなどの理由から、海水中に
溶存した気体が蒸気化して、吸込口から気泡がポンプ内
部へ流入する可能性が高い。
【0003】一方、給水装置は、近年、小型化を図るた
めに、今までの大型タンクを用いて圧力スイッチのON
/OFF信号によりポンプを運転停止する構造から、小
容量のアキュームレータを用い、極めて少水量でポンプ
停止信号を送出する構造に変更されてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】こうした給水装置は少
水量での運転が多い。このため、該給水装置は、先に述
べたような気泡の発生が避けられない状況下で、少水量
の給水運転が行われやすく、気泡がポンプ吸込口からポ
ンプ内部へ流入することは避けられない。
【0005】ところが、少水量時、気泡がポンプ吸込口
やポンプ内部に流入すると、ポンプ内部には気泡を排気
させる強い水流がないために、気泡はポンプ吸込口やポ
ンプ内部に滞留し続け、揚水ポンプの揚水能力を失うお
それがある。この現象は、近年、多く使用される高揚程
型の多段式遠心ポンプを用いた給水装置には表れやす
く、自吸式ポンプでも同様に見られる。
【0006】こうした気泡が発生するような条件下での
給水装置の稼動が避けられない昨今、気泡を原因とした
問題の解決が行なえる技術が要望されている。特に海水
用の給水装置など、種々の給水装置にも多く適用できる
よう、給水装置を変更せずにすむ技術が求められてい
る。
【0007】そこで、本発明は、給水装置は変更せず
に、給水装置の少水量の運転時、気泡が給水装置へ流入
するのを阻止することができる給水装置用排気装置およ
びその装置に用いられるエアトラップを提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の給水装
置用排気装置は、給水装置の吸込口につながる吸込配管
の一部に当該吸込配管の開口面積より大きな流路面積を
有する室空間部を形成し、吸込配管から流入する液体が
室空間部を通過する際に該液体に含まれる気泡を捕捉す
るエアトラップを設け、このエアトラップに液面の変化
から空気が溜まったことを検知する液面センサと溜まる
空気を排気する排気口部を設け、排気口部に排気用開閉
弁を介して吸引源を接続し、液面センサが室空間部内に
所定量の空気が溜まったことを検知したとき、制御部に
より吸引源の吸引力で排気口部を通して室空間部内の空
気を排気させる構造を採用して、気泡を要因とした少水
量運転時における揚水能力の低下を防ぐようにした。
【0009】すなわち、気泡が流入しやすい状況下で、
給水装置が少水量運転したとする。
【0010】このとき、吸込配管から吸込まれる液体中
の気泡は、給水装置の吸込口へ流入する前段で、吸込配
管の断面積より大きな断面積を有する室空間部を利用し
て、エアトラップで捕捉される。
【0011】具体的には、エアトラップに流入した液体
中の気泡は、拡大された断面積をもつ室空間部がもたら
す管内流速の低下により上昇しやすくなるので、室空間
部を液体が通過する間に気泡が上昇して分離され、室空
間部の上部に蓄積される。なお、気泡の捕捉が進むにし
たがい室空間部内の液面は次第に降下する。
【0012】そして、例えば少水量運転が長いあるいは
多くの頻度で行われ、室空間部内の上部に多くの空気が
溜まるとする。
【0013】すると、制御部は、液面センサの検知によ
り、気泡の空気が室空間部内に所定量、溜まったと判断
し、閉じていた排気用開閉弁を開き、吸引源を作動させ
て、吸引力により、排気口部から室空間部内に溜まって
いる気泡空気を排気させる。
【0014】これにより、エアトラップは、再び気泡を
捕捉する体制に戻り、再び給水装置へ向かう気泡を捕捉
する。
【0015】こうした給水装置に流入される前に室空間
部で気泡を捕捉し、該気泡の捕捉具合を液面センサで監
視し、吸引源により室空間部内に気泡が溜まると排気さ
せるという処理により、少水量時における気泡の給水装
置への流入は阻止され、流入される気泡を要因とした給
水装置の揚水能力の低下は防げる。
【0016】しかも、同排気装置は、給水装置につなが
る吸込配管から行なうので、一般給水用の給水装置や海
水用の給水装置など多くの給水装置に簡単に適用でき、
容易に気泡対策が施せる。
【0017】なお、多水量運転のときは、流速が速いた
めに一部の気泡はエアトラップで捕捉されずに給水装置
へ流入されてしまうが、給水装置内部の各部の流れが速
いために、各部に滞らずに給水装置外へ排出されてしま
うので、気泡による揚水能力の低下は見られない。
【0018】請求項2に記載の給水装置用排気装置は、
複数台の揚水ポンプへの気泡の流入を1つの共通な吸引
源を用いて阻止するよう、複数台の揚水ポンプを有した
給水装置、さらには1つの共通な吸引源を用いることを
前提として、各揚水ポンプの吸込口につながる各吸込配
管にエアトラップを設け、これら各エアトラップに液面
センサと排気口部を設け、各排気口部と吸引源とを個別
の排気用開閉弁を介して接続し、エアトラップ毎、室空
間部に所定量の気泡空気が溜まったことを検知すると、
制御部により排気用開閉弁と吸引源とを制御して、吸引
源の吸引力により、検知対象のエアトラップの室空間部
内から空気を排気させるようにした。
【0019】請求項3に記載の給水装置用排気装置は、
さらにエアトラップへ流入した気泡が排気口部から排気
されやすくするよう、気泡が溜まりやすい室空間部を遮
る上壁部の上流側に排気口部を設け、該上壁部の下流側
に液面センサを設ける構造を採用した。
【0020】請求項4に記載の給水装置用排気装置は、
さらに簡単なエアトラップ構造ですむよう、エアトラッ
プの室空間部は、吸込配管の出口から給水装置の吸込口
へ向かって連続する流水路とこの流水路の上側の気泡捕
捉用空間とを有して形成し、気泡捕捉用空間の上部を遮
る上壁部に排気口部と液面センサとを設ける構造とし
た。
【0021】請求項5に記載の給水装置用排気装置は、
さらにエアトラップへ流入した気泡が室空間の上流側の
排気口部へ溜まりやすくするよう、気泡捕捉用空間の上
流端を遮る壁面を吸込配管から前記吸込口へ向かって斜
めに傾けて、上昇する気泡が排気口部へ導かれるように
した。
【0022】請求項6に記載の給水装置用排気装置は、
さらにエアトラップのメンテナンスが容易に行なえるよ
う、気泡捕捉用空間の上部を遮る上壁部には、内外を開
口する開口部と、この開口部を閉じる着脱可能な蓋部材
とを組合わせた構造を用い、この蓋部材に排気口部と液
面センサとを設けて、蓋部材が外されると、排気口部と
液面センサとの双方が室空間部から取り外せるようにし
た。
【0023】請求項7に記載の給水装置用排気装置は、
さらに気泡捕捉用空間に気泡を流入しやすい状態を保ち
つつ、起動時や大水量など速い流速において液面センサ
の有る下流側の液面が引き込みの影響を受けないように
するため、流水路と気泡捕捉用空間との間の少なくとも
下流側を、室空間部の下流端の壁面部分から延びる整流
板部によって仕切る構造とした。
【0024】請求項8に記載の給水装置用排気装置は、
さらに排気される空気に含まれる成分による腐食の心配
なく真空ポンプで排気が行なえるよう、吸引源にモータ
駆動式の真空ポンプを前提として、真空ポンプと開閉弁
との間に大気開放用の開閉弁を接続し、制御部が、空気
の排気で液面センサが所定位置までの液面が戻ったこと
を検知すると、検知対象のトラップにつながる排気用開
閉弁を閉、開放用開閉弁を開にして、一旦、大気を真空
ポンプに流通させてから、真空ポンプを停止、開放用開
閉弁を閉止する構造を採用して、真空ポンプの運転は、
大気の空気で真空ポンプの内部、該真空ポンプと連通す
る通路などを清浄してから停止するようにした。
【0025】請求項9に記載の給水装置用排気装置は、
さらに真空ポンプが真空圧により固着して次回の運転で
吸引不能にならないよう、開放用開閉弁を、真空ポンプ
の停止と同時、あるいは真空ポンプの停止から遅れて閉
じるようにした。
【0026】請求項10に記載の給水装置用排気装置
は、さらに水分が伝わって真空ポンプへ流入しないよ
う、真空ポンプと排気用開閉弁との間には、真空ポンプ
へ進入する水分を除去するフィルタを設けたことにあ
る。
【0027】請求項11に記載の給水装置用排気装置
は、安価にして排気に必要な液面検知が行なえるよう、
液面センサにはフロートスイッチを用いた。
【0028】請求項12に記載の給水装置用排気装置
は、さらに気泡を排気する機能をそのまま活用して、人
為的に吸込配管に空気が充満した状態から給水装置の起
動に必要な空気の排出が行なえるよう、制御部には、手
動操作により真空ポンプを運転させてエアトラップ内か
ら空気を引き込む手動運転モードを有するとともに、液
面センサの検知で行われる自動排気モードから手動運転
モードへ切換える切換操作部を有した構造と採用した。
【0029】請求項13に記載の給水装置用排気装置
は、さらに短時間で迅速に空気の排出が行なえるよう、
自動排気モード時は真空ポンプをモータの連続定格に適
応した標準回転数で運転し、手動運転モード時は真空ポ
ンプをモータの短時間定格に適応した高速回転数で運転
するようにした。
【0030】請求項14に記載の給水装置用排気装置
は、さらに簡単な構造で、制御部と真空ポンプとを給水
装置の近くに据付けられるよう、吸引源に採用したモー
タ駆動式の真空ポンプを給水装置の近くに配設される収
納ボックス内に制御部と一緒に収めつつ、気泡空気で制
御部が影響されないように真空ポンプの排気口を収容ボ
ックス外へ開口させた。
【0031】請求項15に記載の給水装置用排気装置
は、真空ポンプが発する振動が制御部へ伝わないよう、
さらには真空ポンプが発する熱が制御部へ伝わらないよ
う、収納ボックスの内部に縦方向に取付板を設け、この
取付板の上段側に制御部を据付け、取付板の下段側に、
端壁が上下2段に配設される横向き姿勢で断面コ字形の
フレーム板を固定し、このフレーム板の端壁間内に収ま
るよう片側の端壁に真空ポンプを弾性支持させて据付け
たことにある。
【0032】請求項16に記載のエアトラップは、吸込
配管に組込み可能な一対の接続フランジを両側にそれぞ
れ配置し、これら接続フランジ間に吸込配管の開口面積
より大きな流路面積を有する室空間部を連結してなり、
流入する液体に含まれる気泡を捕捉するエアトラップ本
体部に、捕捉した気泡がもたらす室空間部内の液面の変
動を検知する液面センサと、室空間部内に溜まる空気を
排出するための排気口部を設けた構造を採用して、吸込
配管に組付き可能な監視機能、排気口が付いたエアトラ
ップを実現されるようにした。
【0033】請求項17に記載のエアトラップは、簡単
なエアトラップ本体の構造ですむよう、室空間部は、接
続フランジの通孔間を連続する流水路とこの流水路の上
側の気泡捕捉用空間とを有して形成し、気泡捕捉用空間
の上部を遮る上壁部に排気口部と液面センサとを設ける
構造とした。
【0034】請求項18に記載のエアトラップは、さら
にエアトラップのメンテナンスが容易に行なえるよう、
気泡捕捉用空間の上部を遮る上壁部には、内外を開口す
る開口部と、この開口部を閉じる着脱可能な蓋部材とを
組合わせた構造を用い、この蓋部材の上流側に排気口部
を設け、下流側に液面センサを設けて、蓋部材が着脱さ
れると、排気口部と液面センサとの双方が室空間部から
取り外せるとともに、エアトラップへ流入した気泡が排
気口部から排気されやすくするよう、気泡が溜まりやす
い上流側に排気口部を配置させた。
【0035】請求項19に記載のエアトラップは、さら
にエアトラップへ流入した気泡が排気口部の有る上流側
へ溜まりやすくするよう、気泡捕捉用空間の上流端を遮
る壁面を上流側の接続フランジから離れる方向へ斜めに
傾けて、上昇する気泡が排気口部へ導かれるようにし
た。
【0036】請求項20に記載のエアトラップは、さら
に起動時や大流量など速い流速で給水装置が吸込む際、
液面センサ側の液面が引き込みにより変動しないよう、
流水路と気泡捕捉用空間との間の少なくとも下流側を、
室空間部の下流端を遮る壁面部分から延びる整流板部に
よって仕切る構造とした。
【0037】請求項21に記載のエアトラップは、さら
にエアトラップのメンテナンスが容易に行なえるよう、
排気口部にメンテナンス用の開閉コックを接続したこと
にある。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図1〜図6に示す
一実施形態にもとづいて説明する。
【0039】図1は、給水装置、例えば海水を給水する
海水用給水装置の平面図、図2は同じく正面図、図3は
同じく一部断面した側面図を示している。
【0040】同図中1は、給水装置のポンプ据付けベー
スである。このポンプ据付けベース1は、左右方向に延
びる平板状に形成されていて、上面中央には小容量の筒
形のアキュームレータ2が縦置きで据付けられている。
またアキュームレータ2を挟むベース2の両側の地点に
は、それぞれ揚水ポンプ3,3(2台:複数台)が据付
けられている。揚水ポンプ3,3は、いずれも例えばモ
ータ4の出力軸に多段のタービンポンプ部5を直結して
構成してある。そして、各揚水ポンプ3,3は、ポンプ
部側を前方に向けモータ側を後方に向けた姿勢で、ベー
ス1の上面に据付けてあり、いずれも吸込口6(図3に
だけに図示)が前方に向き、吐出口(図示しない)が上
方に向いている。各揚水ポンプ3,3の吐出口は、いず
れもヘッダーとなる要素、すなわちエルボ8、逆止弁9
を介して、中央の合流管10の両側に接続され、合流管
10の端部に接続してあるフランジ吐出口11に連通し
ている。
【0041】そして、フランジ吐出口11に、図示しな
い需要設備に向かう吐出配管12が接続される。なお、
アキュームレータ2の出入口部は、ホース13を介し
て、合流管10に連通接続してある。但し、14は各エ
ルボ7に接続した流量センサ、15は逆止弁9に接続し
た圧力センサを示す。
【0042】また各揚水ポンプ3,3の吸込口6には、
図3に示されるように海中へ向かって延びる吸込配管1
6(片側しか図示せず)が接続される。これにより、揚
水ポンプ3が運転(片側運転、並列運転)されると、吸
込配管16の先端に在るフート弁17から海水を取り込
んで、フランジ吐出口11から需要設備へ揚水されるよ
うにしてある。
【0043】アキュームレータ2の後側のベース部分に
は、ポンプ用制御盤18が据付けられている。この制御
盤18内には、揚水ポンプ3,3をインバータ制御する
インバータ19、吐出圧力(圧力センサ15の検知によ
る)や吐出流量(流量センサ14の検知による)にした
がい揚水ポンプ3,3をインバータ制御して定圧給水制
御するポンプ用制御部20が収められていて、多水量か
ら極めて少水量までの広範囲の領域で給水能力が可変さ
れるようにしてある。
【0044】こうした給水装置の吸込配管、具体的には
各揚水ポンプ3,3の吸込口8につながる吸込配管16
には排気装置23が組込まれている。この排気装置23
は、少水量の運転時、吸込配管23から海水中に含まれ
る気泡を大気に排気させる機能をもつ。
【0045】この排気装置23を説明すると、同装置2
3には、各吸込配管16の一部、例えば該吸込配管16
と揚水ポンプ3の吸込口8との間に設けられたエアトラ
ップ25と、このトラップ25に吸引力を与える吸引系
50、エアトラップ25の具合にしたがって吸引系50
を制御する制御系70とを組合わせた構造が用いられて
いる。
【0046】このうち各エアトラップ25には、いずれ
も例えば吸込配管16とは別体にした構造が用いられて
いる。これらエアトラップ25には、いずれも同じ構造
が用いられている。このうち片側のエアトラップ25が
代表して図4〜図6に示されている。
【0047】同エアトラップ25の構造について説明す
ると、図中26は並行に配置された一対の接続フランジ
である。これら接続フランジ26,26は、揚水ポンプ
3の吸込口6の周りに形成されたフランジ部6aや吸込
配管16の出口端に形成されたフランジ16aと締結可
能な形状をなしている。これら接続フランジ26,26
間には室空間部27が形成され、接続フランジ26,2
6と共にエアトラップ25の本体部25a(エアトラッ
プ本体部に相当)を構成している。そして、この本体部
25aが、フランジ結合によって、図1〜図3に示され
るように吸込配管16の出口端のフランジ16aと揚水
ポンプ3のフランジ部6a(吸込口6)との間に介装さ
れる。
【0048】室空間部27は、吸込配管16の開口面積
(断面積)を大きな流路面積(断面積)を有する通路で
形成してある。具体的には、室空間部27は、接続フラ
ンジ26の中央に形成されている通孔の中心下側の形状
にならって接続フランジ26,26間に延びるほぼ半円
筒状の壁部28aと、同壁部28aから連続して上方へ
延びて半円筒状の空間を上側から遮る半角筒状の壁部2
8bとを組合わせて形成してある。そして、壁部28a
で囲まれる下側部分を利用して、接続フランジ26の通
孔間を連続する流水路29を形成し、壁部28bで囲ま
れる上側部分により、流水路29の上側に気泡捕捉用空
間30を形成している。なお、31は、壁部28aを形
成するために接続フランジ26との間に形成された間隔
用筒部(吸込配管16とほぼ同径)を示す。この拡大さ
れた断面積の室空間部27により、エアトラップ25を
海水が通過する際、管内流速を低下させて、海中の気泡
を上昇しやすくしている。この挙動を用いて、エアトラ
ップ25を海水が通過する間に、海水中の気泡を上昇さ
せて、室空間部27の上部、すなわち気泡捕捉用空間3
0の上部に蓄積させるようにしている。なお、気泡捕捉
用空間30の上流端を遮る壁面の全体は、上流側の接続
フランジ26から離れる方向、すなわち吸込配管16側
から吸込口6側へ斜めに傾けてある。30aはその傾斜
した壁面を示している。
【0049】気泡捕捉用空間30の上部を遮る上部壁3
0bには、捕捉された空気を排気する排気口部32や液
面センサ、例えばフロートスイッチ33が着脱可能に設
けられている。詳しくは、上部壁30bは、図4〜図6
に示されるように上流側の傾斜部分を除く上部壁部分
に、内外を開口する開口部34を形成し、この開口部3
4を上側から蓋部材、例えば透明な合成樹脂部材で形成
された蓋部材35で塞ぐ構造が用いてある。蓋部材35
は、複数のボルト部材36により、開口部34の開口周
縁部に着脱可能に取付けてある。この蓋部材35に、排
気口部32をなす厚み方向に貫通する通孔部分が形成し
てある。さらにこの排気口部32にメンテナンス用の開
閉コック37が接続してある。また蓋部材35には、フ
ロートスイッチ33を構成する各部品、例えば気泡捕捉
用空間30の液面に追従して変位する磁性体33aを内
蔵したフロート33bと、同フロート33bに追従して
変位する磁性体33aの動きでオンオフするリードスイ
ッチ部33cとが組み付けられている。この構造によ
り、蓋部材35が外されると、本体部25から、排気口
部32、開閉コック37とフロートスイッチ33とが一
度に外されるようにしてある。
【0050】そして、開閉コック37が付いた排気口部
31は、蓋部材35の上流側に位置して取付けられ、フ
ロートスイッチ33は蓋部材35の下流側、具体的には
排気口部32から下流側の隣合う地点に取付けてある。
この取付けにより、気泡捕捉空間30の上部のうち、気
泡が溜まりやすい地点、さらには傾斜壁面30aによっ
て上昇する気泡が案内されて集まりやすくなる地点とな
る上流側の地点に排気口部3を配置させてある。
【0051】室空間部27の内面には、流水路29と気
泡捕捉用空間30との間(境界)を遮る整流板38が形
成されている。例えば整流板38は、下流側を仕切る平
板状の整流板部38aと、同整流板部38aから接続フ
ランジ26(上流側)までの中間を仕切る帯板状の整流
板部38bとの組み合わせから形成してある。この構造
により、整流板部38の前方、具体的には整流板部38
bとの間の開放部分38cから流れ出る水流を利用し
て、吸込配管16からの気泡を気泡捕捉用空間30へ流
入しやすくしている。また下流側の整流板部38aは、
室空間部27の下流端を遮る下流側の壁面27aから連
続して、フロート33bを遮る位置まで延びていて、揚
水ポンプ3の起動時や大水量運転時など速い流速で吸込
まれる際、フロートセンサ33やフロートセンサ33の
有る液面が、そのときの引き込みの影響を受けずにすむ
ようにしてある。
【0052】そして、エアトラップ25を含む給水装置
の全体が、必要に応じて図1〜図3中の二点鎖線で示さ
れるようにカバー39で覆われる。
【0053】一方、図中40は、給水装置の側方には、
同給水装置に隣接して据付けられた自立脚である。自立
脚40は、例えば逆L字形のパネルで形成されている。
そして、同パネルの給水装置とは反対側に向く側面の上
段には、制御用の屋外ボックス41(収納ボックスに相
当)が、給水装置の後部側(モータ4が有る側)に寄せ
て取付けてある。
【0054】この屋外ボックス41は、例えば前面が開
口したボックス状の本体42とこの本体42の前面開口
を開閉する扉43とを有して形成してある。本体42の
奥側には、縦向きの取付板44が本体42の底全体を占
めるように取付けられている。この取付板44の上段側
には、制御系57を構成する制御部70a、具体的には
マイクロコンピュータや電子機器などを搭載した制御基
板51や電源トランス53などが据付けられている。
【0055】制御基板51、電源トランス53と隣接し
た取付板44の下段側には、吸引源として例えばダイヤ
フラム型の真空ポンプ52が、給水装置の後部側(モー
タ4が有る側)に寄せて取付けてある。
【0056】ここで、真空ポンプ52は、例えばモータ
部55の出力軸に取付けた偏心軸(いずれも図示しな
い)で、ダイヤフラム部56に内蔵されているダイヤフ
ラム(図示しない)を往復直線運転させて負圧を発生さ
せることにより、入口部52aから吸引して出口部52
bから排気させる構造である。この真空ポンプ52は、
運転時に振動や熱が発生しやすい製品なので、振動や熱
の影響を受けやすい制御基板51と一緒に屋外ボックス
41内に収めるためには、真空ポンプ52から発生する
振動やモータ部55から発生する熱が制御基板51へ伝
わらないようにすることが求められる。
【0057】そこで、真空ポンプ52は、断面がコ字形
のフレーム板57や弾性支持構造を用いて、取付板44
に取付けてある。具体的には、図2に示されるようにフ
レーム板57は、中間に有る側壁57aを取着して、両
側の一対の端壁57bが上下2段に配置される横向きの
姿勢で取付板44に固定してある。このフレーム板57
の固定により、端壁57b、本体42、扉43で囲まれ
る部分にポンプ収容部を形成している。そして、真空ポ
ンプ52の下部に形成してある支持脚52cは、フレー
ム板57の片側の端壁、例えば下段側の端壁57bに、
弾性部材58(図2のみ図示)を介して支持してある。
この支持によって、真空ポンプ52は、端壁57b,5
7b間内、すなわちポンプ収容部に収めてある。これ
で、端壁57bによる遮蔽や弾性部材58による振動吸
収により、真空ポンプ52からの熱や振動が制御基板5
1へ伝わるのを防いでいる。
【0058】また真空ポンプ52と隣接した側方の取付
板部分には、3個所の出入口59a〜59cを有する細
長のチューブ継ぎ手具59が上下向きで設置してある。
そして、出入口59a〜59cのうち、上段の出入口5
9aは、透明な中継チューブ60aを介して、真空ポン
プ52の入口部52aに接続してある。また下側の出入
口59cは、本体42の下部から導出する透明な中継チ
ューブ60bが接続してある。
【0059】他方、屋外ボックス41と隣接した取付板
44の上端部には、水平に延びる据付座44aが形成さ
れている。そして、この据付座44a上に、揚水ポンプ
3の数量に併せて、2台の常閉式の排気用電磁開閉弁6
1(排気用開閉弁に相当)が縦置きに据付けある。これ
ら各排気用電磁開閉弁61の出口部61bと共通な1つ
の中継チューブ60bの導出端とが、Y形の分岐具60
c、透明な分岐チューブ60dを介して接続してある。
さらに各排気用電磁開閉弁61の入口部61aは、同入
口部61aから延びる各透明な中継チューブ60eを介
して、それぞれ個別にエアトラップ25の開閉コック3
7端に接続してある。これにより、各排気用電磁開閉弁
61の開閉、真空ポンプ52(1台)を用いて、各エア
トラップ25の排気口部32から、気泡捕捉用空間30
の上部に溜まる気泡空気を引き込めるようにしている。
つまり、吸引系51を構成してある。
【0060】また真空ポンプ3の出口部52bは、該出
口部52bにつながる排気チューブ63を介して、本体
3の下部から外部へ開口していて、制御基板51に汚れ
た気泡空気による腐食等の影響を与えずに、吸引した気
泡空気を屋外へ排気させる構造にしてある。なお、エア
トラップ25から真空ポンプ52に向かう流路のうち、
最も最下位となる地点、例えば中継チューブ60bの中
間の地点には、真空ポンプ52へ進入する水分を除去す
るエアフィルタ64が介装してある。
【0061】一方、残るチューブ継ぎ手具59の中段の
出入口59bは、透明な接続チューブ66を介して、フ
レーム板57の端壁57b(下段)に設置してある開放
用開閉弁、例えば常閉式の開放用電磁開閉弁65の入口
部65aに接続してある。また開放用電磁開閉弁65の
出口部(図示しない)は大気に開放、ここでは屋外ボッ
クス41の内部に開放している。これにより、真空ポン
プ3と排気用電磁開閉弁61との間を大気に開放させる
開放系統を形成している。
【0062】なお、結露など水分がチューブ壁面を伝わ
って真空ポンプ52へ侵入しないよう、真空ポンプ30
の入口地点は、それから上流側のチューブ60aやチュ
ーブ継ぎ手具59より、高い位置に配置してある。
【0063】そして、制御系70の制御部70aによ
り、各エアトラップ25に組付いたフロートスイッチ3
3のオンオフにしたがい、気泡空気を排気させる排気系
統、大気開放の開放系を制御して、フロートスイッチ3
3の信号により所定量の空気が溜まったことが検出され
ると、排気系統から気泡捕捉用空間30内に溜まる気泡
を排出させ、気泡の排出を終えたことが検出されると、
一旦、大気を真空ポンプ52に流通させて内部を清浄し
てから、真空ポンプ52を大気圧の元で停止させるよう
にしてある。また制御部70aにより、フロートスイッ
チ33による自動排気以外に、手動でも排気操作が行な
えるようにしてあり、空気が充満している吸込配管16
が接続された際、その排気系統をそのまま活用して、各
吸込配管16の管内空気を排出できるようにしてある。
【0064】こうした制御系70について説明すると、
制御基板51の前面には、例えば各揚水ポンプ毎の選択
スイッチ71a,71b 、自動排気モードと手
動運転モードとを切換える切換スイッチ72(切換操作
部に相当)が設けてある。
【0065】また各フロートスイッチ33、各種開閉弁
などにつながる制御部70aには、つぎのような機能が
設定してある。
【0066】a.各選択スイッチ71a,71bのオン
オフにより、気泡の排出を行なうときの揚水ポンプ3,
2や海水の引き込みを行なうときの揚水ポンプ3,3を
選び(片側、両方など)、切換スイッチ72の切換えに
より、フロートスイッチ33にしたがい気泡を排気させ
る自動排気モードか手動運転モードかを選ぶ機能。
【0067】b.自動排気モードが選択されると、選ば
れた揚水ポンプ3側(片側、両方など)に有るフロート
スイッチ33の信号を受け付け、受け付けたフロートス
イッチ33から出力されるオンオフ信号から、気泡捕捉
用空間30に気泡が所定量、蓄積されたか否かを検出す
る機能。これには、例えば気泡が無いときの液面位置に
したがい出力されるオフ信号と、所定量の気泡が溜まる
ときの液面位置にしたがい出力されるオン信号とによ
り、気泡の排気を必要とするか否かを判定する機能が用
いられる。
【0068】c.このフロートスイッチ33からのオン
信号が一定時間続くか否かにより、気泡の排気が必要で
あるか否かを確認する機能。
【0069】d.この確認が行われたら、選ばれた揚水
ポンプ3側(片側、両方など)に有る排気用電磁開閉弁
61を開、真空ポンプ52をモータ部55の連続適格に
適用した標準回転数(モータの温度上昇や軸受寿命を考
慮して定めた真空ポンプ52の運転回転数)で運転させ
て、真空ポンプ52の吸引力で、排気口部32から気泡
捕捉用空間30内の気泡を排気させる機能。
【0070】e.この排気中、フロートスイッチ33か
ら出力されるオフ信号が一定時間続くか否かにより、気
泡捕捉用空間30から気泡が排気されたか否かを判定す
る機能。
【0071】f.気泡が排気されたと判定すると、選ば
れた揚水ポンプ3側(片側、両方など)の排気用電磁開
閉弁61を閉にするとともに、開放用電磁開閉弁65を
開にして、真空ポンプ52に大気を流通させる機能。
【0072】g.排気用電磁開閉弁61を閉止した時点
から一定時間経過後に真空ポンプ52の運転を停止させ
る機能。
【0073】h.この真空ポンプ52の運転停止と同時
に開放用電磁開閉弁65を閉じて、真空ポンプ52のダ
イヤフラム部56内を大気圧にせしめる機能。なお、同
時ではなく、真空ポンプ52の停止した一定時間経過後
に開放用電磁開閉弁65を閉じるようにしてもよい。
【0074】i.手動運転モードが選択されると、選ば
れた揚水ポンプ3側(片側、両方など)に有る排気用電
磁開閉弁61を開(開放用電磁開閉弁65は閉)、真空
ポンプ52を、できる限り高回転となるようインバータ
などを介して短時間定格に適応した高回転数で運転させ
る機能。
【0075】なお、図中73は、各フロートスイッチ3
3と制御基板51とをむすぶ信号線を示す。
【0076】こうした制御内容により、自動排気と手動
排気の双方を実現させている。
【0077】すなわち、このように構成された排気装置
の作用を説明すれば、今、例えば選択スイッチ71a,
71bの双方がオン、切換スイッチ72が自動排気モー
ド側に操作されているとする。なお、開閉コック37は
開放状態にあるとする。
【0078】このとき、給水装置は、ポンプ用制御部2
0の制御により、例えば揚水ポンプ3,3のうち片側の
揚水ポンプ3だけが稼動され、多段タービンポンプ5の
運転で、海水が、フート弁17から吸込配管16へ吸込
まれ、エルボ8、逆止弁9、ティ10を通じて、需要設
備の吐出配管12へ吐出しているとする。
【0079】ここで、海水用の給水装置は、特に吸込配
管16の管路長が長い、かき殻等の貝類の付着による管
路抵抗の増大により吸込圧力が低下しやすい、干潮時に
吸込圧力が低下するなどの理由から、海水中に溶存した
気体が蒸気化し、気泡α(図3のみ図示)となって吸込
配管16を通る。
【0080】このとき、少水量運転が行われたとする。
【0081】この少水量運転ではポンプ内部に強い水流
が発生しないため、このままでは揚水ポンプ3の吸込口
6から気泡αが吸込まれると、排出されずにポンプ内部
に滞る現象が発生するが、このとき吸込口6の前段に
は、エアトラップ25が有るから、気泡αは吸込口6へ
流入する前にそのエアトラップ25で捕捉される。
【0082】具体的には、エアトラップ25の気泡捕捉
は、大きな容積の室空間部27により、管内流速を低下
させることで、海中の気泡を上昇させやすくして行われ
る。つまり、気泡は、室空間部27へ流入するにしたが
い、室空間部27の上部、すなわち気泡捕捉用空間30
へ向かい上昇して、気泡捕捉用空間30の上部に蓄積さ
れる。特に室空間部27の上流側で集中して気泡の上昇
が起きる。
【0083】このとき、気泡捕捉用空間30の上流端は
傾斜していて、気泡αは傾斜した壁面30aに沿って上
流側に導かれるから、気泡捕捉用空間30の上部上流側
に位置決めてある排気口部32に気泡が集まる。
【0084】これにより、海水が流水路29や気泡捕捉
用空間30を通過する間に、気泡の分離を終え、気泡α
が捕捉、つまり気泡捕捉用空間30の上部に蓄積され
る。
【0085】この気泡αの捕捉が進むにしたがい気泡捕
捉用空間30の液面は、溜まる空気により次第に降下す
る。
【0086】なお、この気泡の有無や蓄積状況は、作業
者の目視により、透明な蓋部材35から確認できる。
【0087】このとき、給水需要により、給水装置が少
水量から水量が増した運転(多水量)へ変わるとする。
【0088】すると、エアトラップ25には、速い流速
で海水が流れるようになる。
【0089】このときには、流速が速いために気泡捕捉
が働かず、海水中の気泡αの一部は、捕捉されずに流水
路29を通じて揚水ポンプ3(給水装置)へ流入されて
しまうが、揚水ポンプ3を含め給水装置の各部を通過す
る海水の流れが速いために、当該各部に滞らずにヘッダ
ー吐出配管12から吐出、すなわち給水装置外へ排出さ
れてしまうので、揚水能力を失うことはない。
【0090】反面、低下する吸込圧力(負圧)で、排気
口部32から大気が流入して気泡の発生を招くおそれが
ある。またエアトラップ25を通過する流水で、フロー
トスイッチ33で検知している下流側の液面やその周辺
の水域が引き込まれて、フロートスイッチ33の誤動作
を招いたり、蓄積された気泡が揚水ポンプ3側へ流出し
たりするおそれがある。
【0091】そこで、前者の問題を防ぐべく、排気口部
32につながる常閉式の開放用電磁弁61により、排気
口部32から大気をエアトラップ内部へ流入させなくし
ている。むろん、2台の揚水ポンプ3間は、エアトラッ
プ25毎の排気用電磁弁61により遮断されるから、エ
アトラップ25の相互間における大気の流入もない。
【0092】また後者の問題を防ぐべく、下流端から連
続して延びる整流板部38aにより、フロートスイッチ
3が配置されている下流側の流水路29とその直上の気
泡捕捉用空間30との間の室空間部分を仕切り、室空間
部27の下流側の壁面27aと協同して、下流側の液面
やその周辺の水域が引き込まれるのを抑えて、フロート
スイッチ25の沈降を防ぎ、フロートスイッチ25の誤
動作や気泡捕捉用空間30の気泡が揚水ポンプ3側へ流
出する支障が起きないようにしている。
【0093】なお、整流板部38aの前方(上流側)に
は間欠的に整流板部38bが配置してあるので、気泡捕
捉用空間30への気泡αの流入しやすさは損なわれな
い。
【0094】また給水需要の減少により、稼動していた
片側の揚水ポンプ3の運転が停止するとする(給水装置
の運転停止)。
【0095】このとき、エアトラップ25に溜まった気
泡αは、気泡捕捉用空間30を囲む周壁で規制されてい
るから、揚水ポンプ3側へ流出することはない。しか
も、運転停止に伴ない揚水ポンプ3側でウォータハンマ
などが生じ、吸込配管16に正圧が作用しても、各ポン
プ毎のエアトラップ25の排気口部32は、排気用電磁
開閉弁61で閉じられているから、エアトラップ25側
から排気口部32を通じて真空ポンプ52へ侵入せずに
すむ。
【0096】また再び揚水ポンプ3が起動して、当初、
一旦、ポンプ側へ流入した気泡αが吸込口6から排出さ
れてエアトラップ25に流入することがあっても、その
気泡αは、整流板部38bの前方の空間部、すなわち整
流板部38aとの間の開放部分38cを気泡の流入口と
して、気泡捕捉用空間30へ流入され捕捉されるので、
気泡αの無用な流入が抑えられる。
【0097】そして、少水量運転が長く、あるいは多く
の頻度で行われ、気泡捕捉用空間30の上部に多くの空
気が溜まり、下降する液面により、フロート33bが予
め設定された気泡蓄積レベル(所定量、気泡αが蓄積さ
れたことを示すフロート位置)まで下降すると、フロー
トスイッチ33のスイッチ部33cからオン信号が出力
される。
【0098】制御部70aは、この信号から、気泡捕捉
用空間30に気泡αが、所定量、蓄積されたのを検出す
る。そして、該信号が一定時間続くと、気泡αの排気が
必要であると判定して、気泡αを捕捉したエアトラップ
25につながる排気用電磁開閉弁61を開放させる。こ
れと共に真空ポンプ52を連続適格に適用した標準回転
数で運転させる。なお、大気開放用の電磁開閉弁65は
閉じている。
【0099】これにより、真空ポンプ52が発する負圧
が、エアトラップ25の排気口部32に加わる。そし
て、排気口部32が吸込配管16の圧力より減圧される
と、気体捕捉用空間30の上部に溜まっている気泡空気
を吸込み、各チューブで形成される流路から、分岐具6
0c、エアフィルタ64、チューブ継ぎ手59、真空ポ
ンプ52のダイヤフラム部56を経て大気へ排気され
る。
【0100】ここで、排気口部32は、気泡αが集まり
やすいエアトラップ25の上流側に配置してあるので、
海水が吸込まれるおそれがない。またチューブ内面の結
露が真空ポンプ52へ引き寄せられても通路の最も低い
地点には、水分を取り除くエアフィルタ64が有るの
で、水分が真空ポンプ52に吸込まれることはない。
【0101】このとき、気泡空気の排気は、制御基板5
1や電源トランス53などを収めた屋外ボックス41外
へ排気させているから、例えば排気される空気が、海水
(や水道水)から発生する塩素濃度の濃い気体(腐食性
気体)であっても、屋外ボックス41内の電子機器や電
子回路に腐食などの影響を与えないですむ。
【0102】この気泡空気の排気により、気泡捕捉用空
間30の液面は上昇する。そして、この液面にしたが
い、フロート33が予め設定された気泡αの無い状態の
レベル(気泡αの蓄積が無いことを示すフロート位置)
まで上昇すると、フロートスイッチ33のスイッチ部3
3cからオフ信号が出力される。
【0103】制御部70aは、この信号から、気泡捕捉
用空間30の気泡αの排気を終えたことを検出する。そ
して、該信号が一定時間続くと、制御部70aは、元の
気泡捕捉状態に復帰させる体制が整ったと判定して、排
気用電磁開閉弁61を閉止、開放用電磁開閉弁65を開
放させる。
【0104】これにより、継続する真空ポンプ52の運
転を用いて、開放用電磁開閉弁65の入口部から大気
(ここでは屋外ボックス41内の空気)が吸込まれる。
この大気は、チューブ継ぎ手具59を経るルートで、真
空ポンプ52を通過してから排気される。そして、真空
ポンプ52を大気が流通する運転が続き、真空ポンプ5
2を充満していた塩素濃度の濃い気体を大気に置換させ
て、真空ポンプ52の内部を清浄して、真空ポンプ52
の内部を腐食性気体で腐食する危険から回避する。
【0105】ついで、制御部70aに設定された制御に
したがい、排気用電磁開閉弁61を閉じた時点から一定
時間経過すると、真空ポンプ52の運転が停止する。こ
れにより、所定時間の清浄運転を停止する。続いて、開
放用電磁開閉弁65が真空ポンプ52の運転停止と同時
に閉じ、真空ポンプ52をポンプ内部の圧力が大気圧と
なる状態にさせる。
【0106】この開放用電磁開閉弁65の閉止するタイ
ミングにより、ダイヤフラム型真空ポンプ52にみられ
る吸込弁が真空圧により固着して吸引不能となるのを回
避する。なお、開放用電磁開閉弁65は、真空ポンプ5
2と同時でなく、真空ポンプ52の停止した一定時間経
過後に閉止するようにすると、確実に真空ポンプ52の
内部を大気圧にさせられる。
【0107】このような真空ポンプ52の運転停止、各
開閉弁が元の状態に戻ることにより、エアトラップ25
は、再び気泡αを捕捉する体制に戻り、再び揚水ポンプ
3の吸込口6(給水装置)へ向かう気泡αの捕捉が行わ
れる。
【0108】むろん、こうした気泡αの処理は、残る片
側の揚水ポンプ3が運転される場合も、2台の揚水ポン
プ3,3が運転される場合も同様である。
【0109】こうした給水装置へ流入される前にエアト
ラップ25で気泡αを捕捉し、この気泡αの捕捉具合を
フロートスイッチ33で監視し、エアトラップ25内に
気泡αが溜まると真空ポンプ52で排気させるという処
理により、少水量時における気泡αの給水装置への流入
は阻止され、気泡を要因とした給水装置の揚水能力の低
下を防ぐことができる。しかも、気泡αの排気は、吸込
配管16から行なうので、一般給水用の給水装置や海水
用の給水装置など多くの給水装置に簡単に適用でき、容
易に気泡対策を施すことができる。特に揚水ポンプ毎の
エアトラップ25と共通な1台の真空ポンプ52とを組
合わせた構造は、簡単な構造ですむので、複数台の揚水
ポンプ3を有した給水装置には好適である。
【0110】そのうえ、エアトラップ25は、吸込配管
16に着脱可能な構造としたり、簡単な構造で気泡αが
排気口部32に集まりやすい構造としたり、同排気口部
Aから気泡を排気されやすい構造としたり、水流の引き
込みを受け難い構造としたりするなどの各種工夫が施さ
れているので、信頼性の高い監視機能、さらには排気機
能が確保できる。また排気装置23は、真空ポンプ52
を腐食の心配が無い構造にしたり、真空ポンプ52を吸
引不能にならない構造にしたり、真空ポンプ52へ水分
が侵入しない構造にしたり、安価に液面検知が行なえる
ようにしたり、制御部70aと真空ポンプ52を一緒に
給水装置の近くに配置したり、真空ポンプ52の振動や
熱が制御部70aへ伝わりにくくするなどの各種工夫が
施されているので、高い信頼性がもつ。
【0111】さらにエアトラップ25は、蓋部材35を
用いて排気口部10とフロートスイッチ33とを一度に
取り外せるようにしたり、透明な蓋部材35を用いた
り、開閉コック37で真空ポンプ52側から分離可能と
した工夫により、メンテナンスが容易である。特に給水
装置は、これに加え透明な各種チューブを用いているの
で、作業者が直接、気泡や結露の状況までも目視するこ
とができ、メンテナンスが行ないやすい。
【0112】加えて、排気装置23は、その排気機能を
そのまま活用して、手動操作により、吸込配管16に空
気が充満した状態から必要な吸上げが行なえる利点があ
る。
【0113】すなわち、空気が充満した吸込配管16が
接続されたときは、吸込配管16内の空気を抜いて海水
で満たさないと給水装置の初期運転が行なえない。
【0114】そこで、この初期運転のときは、切換スイ
ッチ72を手動運転モード側に切換え、空気が充満した
吸込配管16が有る揚水ポンプ3を選ぶ。
【0115】すると、制御部72aは、上記吸込配管1
6側の排気用電磁開閉弁61を開放させ、インバータな
どを介して真空ポンプ52を短時間定格に適応した高速
の回転数で運転させる。
【0116】これにより、エアトラップ25を通じて、
吸込配管16内の管内空気が排出され、揚水ポンプ3
(給水装置)の起動に必要な吸上げが行われる。特に真
空ポンプ52を短時間定格で高速運転させることによ
り、短時間で吸込配管内部の空気の排出が迅速に行なえ
る。
【0117】なお、上述した一実施形態では、2台の揚
水ポンプを有する給水装置を例に挙げたが、これに限ら
ず、他の複数台の揚水ポンプをもつ給水装置に本発明を
適用しても構わない。また一実施形態では、吸込配管と
別体なエアトラップを用いたが、これに限らず、吸込配
管と一体に形成されたエアトラップでもよい。
【0118】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、液
面センサで気泡の捕捉具合を液面センサで監視し、吸引
源により室空間部内に気泡が溜まると排気させるという
排気装置、該排気を実現する監視機能と排気口とが付い
た吸込配管に組込み可能なエアトラップにより、給水装
置の少水量時における気泡の給水装置への流入を防ぐこ
とができる。しかも、気泡の排気は、給水装置の吸込配
管から行なうから、一般給水用の給水装置や海水用の給
水装置など多くの給水装置に簡単に適用できる。特に複
数台の揚水ポンプ有した給水装置には、揚水ポンプ毎の
エアトラップと共通な1台の真空源とを組合わせる構造
は好適である。
【0119】そのうえ、排気装置やエアトラップは、気
泡が排気口部から排出されやすくするために室空間部の
上部に排気口部や液面センサを設けたり、簡単な構造に
するために室空間部を流水路と気泡捕捉用空間との組み
合わせから構成したり、エアトラップへ流入した気泡が
室空間の上流側の排気口部へ溜まりやすくするために気
泡捕捉用空間の上流端を遮る壁面を斜めに傾けたり、エ
アトラップのメンテナンスを容易に行なえるようにする
ために着脱式の蓋部材に排気口部と液面センサとの両方
に設けたり、同じく排気口部に開閉コックを設けたり、
捕捉した気泡の流出を防ぐために室空間部の下流端の壁
面部分から延びる整流板部で仕切る構造としたり、腐食
を防ぐために真空ポンプを大気で清浄してから停止させ
たり、吸引不良をなくすために停止した真空ポンプを大
気圧下にしたり、真空ポンプへの水分の侵入を抑えるフ
ィルタを設けたり、安価にするために液面センサにフロ
ートスイッチを用いたり、空気が充満している吸込配管
からの空気の排出を行なうために排気装置を活用して手
動操作で空気の排出を迅速に可能としたり、制御部に影
響に影響を与えずに該制御部とともに真空ポンプを収容
ボックスに収める構造としたり、真空ポンプの振動や熱
が制御部に伝わり難い構造としたりするなどが適宜採用
されると、高い信頼性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る排気装置を、該装置
を組込んだ給水装置と共に示す平面図。
【図2】図1中のA〜A線に沿う一部断面した正面図。
【図3】図1中のB〜B線に沿う一部断面した側面図。
【図4】(a)は、エアトラップの側面図。(b)は、
該エアトラップの正断面図。
【図5】図4(b)中のC〜C線に沿う側断面図。
【図6】図4(b)中のD〜D線に沿う平断面図。
【符号の説明】
1…吸込配管 23…排気装置 25…エアトラップ 25a…本体部(エアトラップ本体部) 16…接続フランジ 27…室空間部 29…流水路 30…気泡捕捉用空間 32…排気口部 33…フロートスイッチ(液面センサ) 35…蓋部材 37…開閉コック 38a…整流板部 41…屋外ボックス(収納ボックス) 44…取付板 55…真空ポンプ(吸引源) 57…フレーム板 61…排気用電磁開閉弁(排気用開閉弁) 65…開放用電磁開閉弁(開放用開閉弁) 70a…制御部 72…切換スイッチ(切換操作部)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F04D 13/16 F04D 15/00 L 15/00 F04B 21/00 G H (72)発明者 山倉 賢一 愛知県岡崎市橋目町御領田1番地 株式会 社川本製作所岡崎工場内 (72)発明者 改井 直樹 愛知県岡崎市橋目町御領田1番地 株式会 社川本製作所岡崎工場内 Fターム(参考) 3H020 AA05 BA01 BA11 BA18 BA21 BA25 BA26 CA07 DA00 DA11 DA21 DA28 EA07 3H045 AA01 AA09 AA14 AA16 AA23 BA02 BA22 BA24 BA43 BA45 CA03 CA16 CA30 DA12 EA04 EA13 EA15 EA26 EA34 EA42 EA45 3H071 AA02 BB01 BB03 BB13 CC42 CC44 DD22 DD32 DD73 DD84

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水装置の吸込口につながる吸込配管の
    一部に当該吸込配管の開口面積より大きな流路面積を有
    する室空間部を設けてなり、前記吸込配管から流入する
    液体が前記室空間部を通過する際に該液体に含まれる気
    泡を捕捉するエアトラップと、 前記エアトラップに設けられ、前記捕捉した気泡がもた
    らす液面の変化から前記室空間部内に所定量の空気が溜
    まったことを検知する液面センサと、 前記エアトラップに設けられ、前記室空間部内に溜まる
    空気を排出するための排気口部と、 前記排気口部に、排気用開閉弁を介して接続された吸引
    源と、 前記液面センサが所定量の空気を溜まったことを検知し
    たとき、前記排気用開閉弁と前記吸引源を制御して、前
    記吸引源の吸引力により前記排気口部を通して前記室空
    間部内から空気を排気させる制御部とを具備したことを
    特徴とする給水装置用排気装置。
  2. 【請求項2】 前記給水装置は、複数台の揚水ポンプを
    有し、 前記エアトラップは、前記揚水ポンプ毎に該ポンプの吸
    込口につながる各吸込配管にそれぞれ設けられ、 前記液面センサと前記排気口部とはそれぞれ前記エアト
    ラップに設けられ、 前記吸引源は、1基の吸引源で構成され、 この吸引源と前記エアトラップの排気口部とが個別の前
    記排気用開閉弁を介して接続され、 前記制御部は、エアトラップ毎、前記液面センサが所定
    量の空気を溜まったことを検知したとき、当該検知対象
    のエアトラップにつながる排気用開閉弁と前記吸引源を
    制御して、前記吸引源の吸引力により、検知対象のエア
    トラップの室空間部内から空気を排気させることを特徴
    とする給水装置用排気装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の給水装
    置用排気装置において、 前記排気口部は、前記室空間部の上部を遮る上壁部のう
    ちの上流側に設けられ、 前記液面センサは、その排気口部から下流側の上壁部分
    に設けられることを特徴とする給水装置用排気装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3にいずれかに記
    載の給水装置用排気装置において、 前記エアトラップの室空間部は、前記吸込配管の出口か
    ら前記給水装置の吸込口へ向かって連続する流水路と、
    この流水路の上側の気泡捕捉用空間とを有して形成さ
    れ、 前記排気口部と前記液面センサとは、前記気泡捕捉用空
    間の上部を遮る上壁部に設けられることを特徴とする給
    水装置用排気装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の給水装置用排気装置に
    おいて、 前記気泡捕捉用空間は、当該空間の上流端を遮る壁面が
    前記吸込配管から前記吸込口へ向かって斜めに傾いてい
    ることを特徴とする給水装置用排気装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または請求項5に記載の給水装
    置用排気装置において、 前記エアトラップは、前記気泡捕捉用空間の上部を遮る
    上壁部が、該上壁部に形成され内外を開口する開口部
    と、該開口部を閉じる着脱可能な蓋部材とを有して形成
    され、 前記蓋部材に前記排気口部と前記液面センサとが設けら
    れることを特徴とする給水装置用排気装置。
  7. 【請求項7】 請求項4ないし請求項6にいずれかに記
    載の給水装置用排気装置において、 前記流水路と前記気泡捕捉用空間との間の少なくとも下
    流側は、前記室空間部の下流端の壁面部分から延びる整
    流板部によって仕切られていることを特徴とする給水装
    置用排気装置。
  8. 【請求項8】 請求項1または請求項2に記載の給水装
    置用排気装置において、 前記吸引源は、モータ駆動式の真空ポンプで構成され、 前記真空ポンプと前記開閉弁との間には、大気開放用の
    開閉弁が接続され、 前記制御部は、前記空気の排気で前記液面センサにより
    所定位置までの液面が戻ったことを検知すると、該検知
    対象のエアトラップにつながる排気用開閉弁を閉、開放
    用開閉弁を開にして、一旦、大気を前記真空ポンプに流
    通させてから、前記真空ポンプを停止、前記開放用開閉
    弁を閉じるように構成してあることを特徴とする給水装
    置用排気装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の給水装置用排気装置に
    おいて、 前記制御部は、前記開放用開閉弁を前記真空ポンプの停
    止と同時に閉、あるいは前記真空ポンプの停止から遅れ
    て閉じるように構成してあることを特徴とする給水装置
    用排気装置。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載の給水装置用排気装置
    において、 前記真空ポンプと前記排気用開閉弁との間には、前記真
    空ポンプへ進入する水分を除去するフィルタが設けられ
    ていることを特徴とする給水装置用排気装置。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし請求項8にいずれかに
    記載の給水装置用排気装置において、 前記液面センサは、フロートスイッチであることを特徴
    とする給水装置用排気装置。
  12. 【請求項12】 請求項1または請求項2に記載の給水
    装置用排気装置において、 前記吸引源は、モータ駆動式の真空ポンプで構成され、 前記制御部は、さらに手動操作により前記真空ポンプを
    運転させて前記エアトラップ内から空気を引き込む手動
    運転モードと、前記液面センサの検知で行われる自動排
    気モードから前記手動運転モードへ切換える切換え操作
    部とを有して構成してあることを特徴とする給水装置用
    排気装置。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の給水装置用排気装
    置において、 前記自動排気モード時、前記真空ポンプは前記モータの
    連続定格に適応した標準回転数で運転され、前記手動運
    転モード時、前記真空ポンプは前記モータの短時間定格
    に適応した高速回転数で運転されるようにしてあること
    を特徴とする給水装置用排気装置。
  14. 【請求項14】 請求項1または請求項2に記載の給水
    装置用排気装置において、 前記吸引源は、モータ駆動式の真空ポンプで構成され、 前記制御部は、収納ボックス内に収納されて、給水装置
    の近くに配設され、 前記真空ポンプは、前記制御部と共に前記収納ボックス
    内に収め、かつ該真空ポンプの排気口を前記収容ボック
    ス外へ開口させてあることを特徴とする給水装置用排気
    装置。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の給水装置用排気装
    置において、 前記収納ボックスは、内部に縦方向に配置された取付板
    を有して形成され、 前記制御部は、前記取付板の上段側に据付けられ、 前記真空ポンプは、前記取付板の下段側に、端壁が上下
    2段に配置される横向き姿勢で断面コ字形のフレーム板
    を固定し、このフレーム板の端壁間内に収まるように片
    側の端壁に弾性支持させて据付けてあることを特徴とす
    る給水装置用排気装置。
  16. 【請求項16】 給水装置の吸込口につながる吸込配管
    に組込み可能な一対の接続フランジを両側にそれぞれ配
    置し、これら接続フランジ間に前記吸込配管の開口面積
    より大きな流路面積を有する室空間部を連結してなり、
    流入する液体に含まれる気泡を捕捉するエアトラップ本
    体部と、 前記エアトラップ本体部に設けられ、前記捕捉した気泡
    がもたらす前記室空間部内の液面変化を検知する液面セ
    ンサと、 前記エアトラップに設けられ、前記室空間部内に溜まる
    空気を排出するための排気口部とを具備したことを特徴
    とするエアトラップ。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載のエアトラップにお
    いて、 前記室空間部は、前記接続フランジの通孔間を連続する
    流水路と、この流水路の上側の気泡捕捉用空間とを有し
    て形成され、 前記排気口部と前記液面センサとは、前記気泡捕捉用空
    間の上部を遮る上壁部に設けられることを特徴とするエ
    アトラップ。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載のエアトラップにお
    いて、 前記エアトラップ本体部は、前記気泡捕捉用空間の上部
    を遮る上壁部が、該上壁部に形成された内外を開口する
    開口部と、該開口部を閉じる着脱可能な蓋部材とを有し
    て形成され、 前記蓋部材の上流側に前記排気口部が設けられ、その排
    気口部の下流側に液面センサが設けられることを特徴と
    するエアトラップ。
  19. 【請求項19】 請求項17または請求項18に記載の
    エアトラップにおいて、 前記気泡捕捉用空間の上流端を遮る壁面が、該上流側の
    前記フランジから離れる方向へ斜めに傾いていることを
    特徴とするエアトラップ。
  20. 【請求項20】 請求項17ないし請求項19のいずれ
    かに記載のエアトラップにおいて、 前記流水路と前記気泡捕捉用空間との間の少なくとも下
    流側は、前記室空間部の下流端を遮る壁面部分から延び
    る整流板部によって仕切られていることを特徴とするエ
    アトラップ。
  21. 【請求項21】 請求項16ないし請求項20のいずれ
    かに記載のエアトラップにおいて、前記排気口部は、メ
    ンテナンス用の開閉コックが接続してあることを特徴と
    するエアトラップ。
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