JP2003194465A - 粉粒体の乾燥方法 - Google Patents

粉粒体の乾燥方法

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JP2003194465A
JP2003194465A JP2001395909A JP2001395909A JP2003194465A JP 2003194465 A JP2003194465 A JP 2003194465A JP 2001395909 A JP2001395909 A JP 2001395909A JP 2001395909 A JP2001395909 A JP 2001395909A JP 2003194465 A JP2003194465 A JP 2003194465A
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drying
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silo
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Noriyuki Hisanishi
律行 久西
Hiroshi Tanaka
洋志 田中
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に、重合溶剤を含有する重合体からなる粉
粒体の如き、高付着性で低流動性の粉粒体を、均一に、
且つ効率良く乾燥する方法を提供すること。 【解決手段】 粉粒体をサイロ型容器内で乾燥用ガスと
接触させて乾燥するに際し、底部に定量排出機構を有す
るサイロ型容器を用い、且つ乾燥用ガスを下端部より供
給する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉粒体の乾燥方法
に関し、更に詳しくは、粉粒体をサイロ型容器内で乾燥
用ガスと接触させて乾燥するに際し、底部に定量排出機
構を有するサイロ型容器を用い、且つ乾燥用ガスを下端
部より供給することにより、高付着性で低流動性の粉粒
体を均一に、且つ効率良く乾燥する方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】粉粒体を乾燥する単位操作は工業的には
多く実施されている。一般に、粉粒体の乾燥操作におい
ては、時間×温度が効率を決める因子であり、高い効率
を得るには、できるだけ温度を上げて、かつ十分な滞留
時間を確保して乾燥することが必要である。しかしなが
ら、温度については、粉粒体の品質上、上限が存在する
ことが多いため、十分な滞留時間を確保することにより
乾燥効率を高める方法を選ぶこととなる。しかし、従来
から粉粒体の乾燥装置として知られている回転乾燥機
は、十分な滞留時間を確保できないことが多く、また機
器が高価となる。また、容器で回分式で乾燥する方法も
あるが、工業的規模で行う場合には、処理効率が大きく
低下する。
【0003】これに対し、滞留時間を確保し得る方法と
して、サイロ型容器を使用した乾燥方法が知られている
が、この方法においても、対象とする粉粒体が、付着性
が高くて流動性が低いものである場合は、サイロ内でラ
ットホールができたり、偏流が起こって、温度分布が不
均一になるなどの現象が起こり、目標とする乾燥度合い
が得られないことが多い。特に、重合溶剤を含有する重
合体からなる粉粒体、例えば、界面重縮合法で得られた
塩化メチレンを含有するポリカーボネートからなる粉粒
体である場合には、乾燥により可能な限り重合溶剤を除
去することが求められるにもかかわらず、内部で均一な
流動が得られなかったり、定量的な排出が得られなかっ
たりするため、処理し得る粉粒体の性状に限界があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
状況下で、粉粒体をサイロ型容器内で乾燥用ガスと接触
させて乾燥するに際し、内部での均一な流動と定量的な
排出が得られる、特に、高付着性で低流動性の粉粒体を
均一に、且つ効率良く乾燥する方法を提供することを目
的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成するために鋭意研究を重ねた結果、底部に定量排
出機構を有するサイロ型容器を用い、且つ乾燥用ガスを
下端部より供給することにより、その目的を達成し得る
ことを見出した。本発明は、かかる知見に基づいて完成
したものである。
【0006】すなわち、本発明は、(1)粉粒体をサイ
ロ型容器内で乾燥用ガスと接触させて乾燥するに際し、
底部に定量排出機構を有するサイロ型容器を用い、且つ
乾燥用ガスを下端部より供給することを特徴とする粉粒
体の乾燥方法、(2)定量排出機構が、水平方向に回転
するテーブルを用いて粉粒体を定量的に切出して排出す
る機構である、上記(1)の粉粒体の乾燥方法、(3)
粉粒体が、安息角35°以上の低流動性の粉粒体である
上記(1)又は(2)記載の粉粒体の乾燥方法、(4)
粉粒体が、重合溶剤を含有する重合体からなる粉粒体で
ある上記(1)〜(3)の何れかの粉粒体の乾燥方法、
及び(5)粉粒体が、界面重縮合法で得られた塩化メチ
レンを含有するポリカーボネートである、上記(4)の
粉粒体の乾燥方法、を提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の粉粒体の乾燥方法は、対
象とする粉粒体としては、サイロ内で流動性があり、か
つ供給機構、排出機構等の付属機器で扱える範囲の粒径
を有する物であれば特に制約はないが、重合溶剤を含有
する重合体、例えば、ポリカーボネート樹脂、ポリエス
テル樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂、ポリアリレ
ート樹脂、ポリアミド樹脂、ポリオレフィン樹脂などの
熱可塑性樹脂からなる粉粒体が挙げられ、特に二価フェ
ノールとカーボネート前駆体とを塩化メチレンを有機溶
剤として界面重縮合法で反応させて得られた、塩化メチ
レンを含有するポリカーボネート樹脂の乾燥に好適に用
いられる。また、本発明は、高付着性で低流動性の粉粒
体、特に安息角35°以上の粉粒体により好適に適用で
きる。
【0008】本発明で使用する装置及び乾燥方法を、図
面に基づいて説明する。図1は、本発明で使用する装置
を示すものであり、乾燥サイロ型容器1は、周囲に保温
用のジャケット2を、底部に定量排出機構3を、下端部
に加熱装置4で加熱された乾燥用ガスを噴出する分散板
5を、各々有している。定量排出機構3は、水平方向に
回転するテーブルを用いて、粉粒体を、スクレーパーす
き間の高さや回転速度等を調整することなどにより、定
量的に切出して排出する機構である。かかる定量排出機
構は、通常粉体用機器として、テーブルフィーダー、サ
ークルフィーダーの一般名称で呼ばれているものであ
り、サークルフィーダー〔ヨシカワ(株)〕、つばきサ
ークルフィーダー〔TUBAKIMOTO BULK SYSTEMCORP〕、テ
ーブルディスチャージャー〔アイシン精機(株)〕、テ
ーブルフィーダー〔東亜機械(株)〕、フンケンオート
フィーダー〔粉研パウテックス(株)〕、ハイフロー
〔赤武エンジアリング(株)〕などとして市販されてい
るものが使用し得る。
【0009】乾燥用ガスを乾燥サイロ型容器内に導入・
噴出する方法としては、図2(a)の如く定量排出機構
の軸部を利用する方法(この場合、軸パージ兼用として
も良い。)、図2(b)の如く乾燥サイロ型容器の底面
部にスリット、ホール、多孔板等を設ける方法、図2
(c)(及び図1)の如く底面部に近い位置に、粉粒体
の流動を阻害しない形状、大きさの構造物(分散板等)
を設ける方法などが採用し得る。なお、本発明において
は、乾燥サイロ型容器の底面部及びそれに近い位置を合
わせて、乾燥サイロ型容器の下端部と云う。
【0010】次に、本発明の粉粒体の乾燥方法を説明す
る。粉粒体6は、粉粒体供給設備11より乾燥サイロ型
容器1の上部に一定量ずつ供給され、下方から上昇して
くる乾燥用ガスにより乾燥サイロ型容器内で流動しなが
ら、且つジャケット2により一定温度に保たれながら一
定時間滞留し、定量排出機構3により一定量ずつ排出さ
れる。乾燥を効率良く行う為には、粉粒体6は、粉粒体
供給設備11内で、例えば加熱機構12によって乾燥用
ガスの温度と同じか又は近い温度にまで予め加熱された
後に、乾燥サイロ型容器内に供給されるのが、好まし
い。乾燥用ガスは、対象とする粉粒体の性状等によって
適宜選択されるが、一般には空気、窒素ガスが使用され
る。また、乾燥用ガスの供給速度は、処理される粉粒体
の乾燥状態に応じて適宜選択されるが、乾燥サイロ型容
器から排出される乾燥用ガスに同伴されるのを防止する
ために、出来るだけ乾燥サイロ型容器内の最小流動化速
度よりも小さい速度とするのが好ましい。上記の乾燥方
法は、回分式、連続式の何れでも実施できるが、サイロ
型容器での乾燥は長時間を要することが多く、工業的に
は連続式が好ましい。
【0011】
【実施例】次に、本発明を実施例により、さらに詳細に
説明するが、本発明は、これらの例によってなんら限定
されるものではない。
【0012】実施例1 図1に示した連続式粉粒体乾燥装置を使用して、粉粒体
の乾燥を行った。乾燥用サイロ型容器1は、内径300
mmの円筒形で、0.14m3 の粉粒体を高さ(図1で
Hとして示す)が2000mmまで収納しうるものであ
り、底部の定量排出機構3として、サークルフィーダー
CF−300〔ヨシカワ(株)製〕が使用されている。
加熱装置4で加熱された乾燥用ガスは、下端部に設けら
れた分散板5から噴出されると共に、図1には示されて
いないが、図2(a)に示した如くに、定量排出機構3
(サークルフィーダー)の軸部からも噴出されるように
なっている。粉粒体は、界面重縮合法で得られた、残溶
媒として塩化メチレンを平均860wt・ppm含有す
る平均分子量(Mv)21500のポリカーボネートか
らなる、平均粒径0.52mmで、図3に示す粒径分布
を有し、安息角38°の粉粒体である。
【0013】この粉粒体を、粉粒体供給設備11内に収
納し、加熱機構12で120℃に加熱したのち、乾燥サ
イロ型容器に供給した。供給量が0.14m3 に達した
後は、ロータリーバルブ13で平均0.012m3 /h
rの速度で連続的に供給した。乾燥用ガスとしては窒素
ガスを使用し、加熱装置4で120℃に加熱し、分散板
5及び定量排出機構3の軸部から、1.3m3 /hrの
速度で噴出させた。乾燥サイロ型容器1内の温度を12
0℃に保持しながら、乾燥サイロ型容器1内で流動する
粉粒体の粉面レベルが下部より2000mmに保たれる
ように、定量排出機構(サークルフィーダー)3の回転
速度を調整して乾燥粉粒体の排出量を調整した。平均滞
留時間は12時間である。十分に乾燥サイロ型容器内の
粉粒体が入れ替わったことが確認された、運転開始後2
0時間が経過した時点で、定量排出機構3から排出され
る粉粒体の残留塩化メチレン量の測定を開始し、以後2
0分毎に測定した。その結果は、第1表に記載した通り
であり、残留塩化メチレン量は安定して低く、十分に安
定した乾燥が行われたことが確認された。
【0014】
【表1】
【0015】実施例2 乾燥サイロ型容器に供給する粉粒体及び窒素ガスの温度
並びに乾燥サイロ型容器内の温度を、何れも100℃と
し、窒素ガスの供給量を2.0m3 /hrとした以外
は、実施例1と全く同様に実施した。その結果は、第2
表に記載した通りであり、実施例1と同様に、十分に安
定した乾燥が行われたことが確認された。
【0016】
【表2】
【0017】実施例3 粉粒体を、n−ヘプタンを主成分とする残溶媒を平均1
500wt・ppm含有するポリプロピレンからなる、
平均粒径0.32mmで、安息角35°の粉粒体とし、
粉粒体の乾燥サイロ型容器への供給速度を平均0.02
4m3 /hrとし、乾燥サイロ型容器内の温度並びに乾
燥サイロ型容器に供給する粉粒体及び窒素ガスの温度
を、何れも105℃とし、窒素ガスの供給量を0.5m
3 /hrとし、運転開始後15時間経過時から残溶媒量
の測定を開始し、平均滞留時間を12時間に保持した以
外は、実施例1と全く同様に実施した。その結果は、第
3表に記載した通りであり、実施例1と同様に、十分に
安定した乾燥が行われたことが確認された。
【0018】
【表3】
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、特に、重合溶剤を含有
する重合体からなる粉粒体の如き、高付着性で低流動性
の粉粒体を、均一に、且つ効率良く乾燥することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例で用いた連続式粉粒体乾燥装置の概要
図である。
【図2】 乾燥用ガスの噴出方法の例を示す概要図であ
る。
【図3】 実施例1の乾燥前の粉粒体の粒度分布を示す
グラフである。
【符号の説明】
1 乾燥サイロ型容器 2 保温用ジャケット 3 定量排出機構 4 加熱装置 5 分散板 6 粉粒体 7 駆動装置 11 粉粒体供給設備 12 加熱機構 13 ロータリーバルブ H 粉面までの高さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F26B 25/00 F26B 25/00 J

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉粒体をサイロ型容器内で乾燥用ガスと
    接触させて乾燥するに際し、底部に定量排出機構を有す
    るサイロ型容器を用い、且つ乾燥用ガスを下端部より供
    給することを特徴とする粉粒体の乾燥方法。
  2. 【請求項2】 定量排出機構が、水平方向に回転するテ
    ーブルを用いて粉粒体を定量的に切出して排出する機構
    である請求項1記載の粉粒体の乾燥方法。
  3. 【請求項3】 粉粒体が、安息角35°以上の低流動性
    の粉粒体である請求項1又は2記載の粉粒体の乾燥方
    法。
  4. 【請求項4】 粉粒体が、重合溶剤を含有する重合体か
    らなる粉粒体である請求項1〜3の何れかに記載の粉粒
    体の乾燥方法。
  5. 【請求項5】 粉粒体が、界面重縮合法で得られた塩化
    メチレンを含有するポリカーボネートである請求項4記
    載の粉粒体の乾燥方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008087449A (ja) * 2006-10-02 2008-04-17 Fukuhara Co Ltd 樹脂成形機に於ける窒素ガスの供給方法および供給装置
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JP2025533681A (ja) * 2022-09-05 2025-10-08 天華化工机械及自動化研究設計院有限公司 ポリプロピレンの製造装置および製造方法

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