JP2003196664A - 物体検出装置 - Google Patents
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Abstract
静止物体及び移動物体の両方を高精度に検出できる物体
検出装置を提供する。 【解決手段】 本発明の物体検出装置は、運動体に搭載
されたCCDカメラ等の撮像手段により撮像された時間
的に連続する2枚以上の入力画像に対し、ガボールフィ
ルタを適用して入力画像中の局所領域のオプティカルフ
ローを取得する。次いで、背景画像からのオプティカル
フローを予測することによって、運動体の運動により生
じるフロー情報をより厳密に排除する処理を行う。すな
わち、入力画像から物体の存在しない領域(「地」の部
分)を明確化し、この「地」の部分を排除することで結
果として入力画像中で物体の存在しそうな領域(「図」
の部分)を抽出し、この抽出した「図」の部分のフロー
情報を用いて物体の有無を判定する。
Description
内の物体を検出する物体検出装置に関し、より具体的に
は、自己運動する物体から撮像された画像内の静止物体
と移動物体とを検出できる物体検出装置に関する。
を検出する方法はいくつか知られているが、中でも取得
された時間画像からオプティカルフローを求め、同一運
動成分を持つ領域から物体に相当する部分を検出する方
法がある。この方法は、画像内で移動する物体を容易に
検出できるため、この方法が適用された物体検出装置が
多く知られている(例えば、特開平7−249127号
公報)。
のものが運動する場合、例えば、自動車等に撮像装置が
搭載されている場合、撮像装置自体の運動によってもオ
プティカルフローが生じるため、上記方法では移動物体
を正確に検出するのが困難となる。
ーから、撮像装置自体の運動による成分を除去できれ
ば、画像内で移動する物体をより正確に検出できるよう
になる。例えば、特開平2000−242797号公報
には、グラディエント法によって画像内のオプティカル
フローを検出する際に使用する拡散係数を可変にした運
動検出方法が開示されている。この方法によると、拡散
係数を従来のように一定ではなく所定の条件を付加して
変化させることで、耐ノイズ性が向上し、かつ物体境界
でのオプティカルフローの差分を強調することができる
としている。
法では、検出が容易である移動物体のオプティカルフロ
ーは高精度に得ることができても、静止背景中の静止物
体は背景とみなされているためオプティカルフローの補
正がなされず、静止物体を高精度に検出することはでき
ない。運動体から静止背景中の静止物体を観測すると、
実はそれぞれの物体に応じたオプティカルフローを得る
ことができるのであるが、背景からのオプティカルフロ
ーとの分離が困難であり、これを高精度に分離する技術
は実現されていない。
用いて、自己運動する撮像装置により取得される画像か
ら、静止物体及び移動物体の両方を高精度に検出するこ
とのできる物体検出装置を提供することを目的とする。
は、運動体に搭載されたCCDカメラ等の撮像手段によ
り撮像された時間的に連続する2枚以上の入力画像に対
し、ガボールフィルタを適用して入力画像中の局所領域
のオプティカルフローを取得する。次いで、背景画像か
らのオプティカルフローを予測することによって、運動
体の運動により生じるフロー情報をより厳密に排除する
処理を行う。すなわち、入力画像から物体の存在しない
領域(「地」の部分)を明確化し、この「地」の部分を
排除することで結果として入力画像中で物体の存在しそ
うな領域(「図」の部分)を抽出し、この抽出した
「図」の部分のフロー情報を用いて物体の有無を判定す
る。
は、前記入力画像における局所領域毎のフロー情報を得
るローカルフロー処理手段と、前記各局所領域における
フロー情報を利用して、前記入力画像中の所定数の大領
域に関するフロー情報を得るグローバルフロー処理手段
と、前記大領域に関するフロー情報に基づいて前記運動
体の運動を推測し、推測された運動に応じた新たなフロ
ー情報を得て、該新たなフロー情報と前記各局所領域に
おけるフロー情報とを比較して前記推測された運動と異
なるフローを有する局所領域を抽出するフロー特徴計算
手段と、該抽出された局所領域において物体の有無を判
定する物体有無判定手段と、を備える。
運動により生じるフロー情報を排除することができるの
で、入力画像中の物体を高精度に検出することができ
る。さらに、物体の有無の判定は、抽出された「図」の
部分の画像のみに対して実行されるので、高速に計算を
行うことができる。尚、「推測された運動に応じた新た
なフロー情報」とは、具体的には詳細な説明に述べる
「フィードバック局所フロー」のことを指す。
のフロー情報を計算する役割を持つ。ここで局所領域と
は入力画像を等分した局所領域のことを指し、各局所領
域は互いにオーバーラップしていることが好ましい。各
局所領域のサイズ及び、オーバーラップの程度は、計算
に要する時間と物体検出の精度に応じて選択される。
領域において支配的なフローの方向とそのフローの大き
さとを含む。これらは以下の手順により求められる。す
なわち、まず時間的に連続する入力画像中の前記局所領
域毎にガボールフィルタを適用して、各局所領域のフロ
ー情報として所定の方向毎にオプティカルフローの大き
さを得る。所定の方向は、上下左右の4方向であること
が好ましい。続いて各局所領域について各方向のオプテ
ィカルフローの大きさを比較し、大きさが最大のフロー
をその局所領域のフローの大きさとし、対応する方向を
その局所領域のフローの方向とする。この処理によっ
て、各局所領域において支配的なフロー方向、つまり各
局所領域のオプティカルフローが運動体の運動によるも
のと画像中の物体の存在によるもののどちらの影響を強
く受けているかを計算することができる。
バルフロー処理部でも用いられる。グローバルフロー処
理部は、前記大領域毎に、その大領域に含まれる全ての
局所領域のフロー情報を取得し、取得したフロー情報に
基づいて、前記大領域毎に予め設定されているフロー方
向を有する局所領域を選択し、選択した局所領域のフロ
ーの大きさの平均値をその大領域のフロー情報とする。
このグローバルフロー処理は、運動体の運動の種類に応
じて大領域には特徴的なフロー情報が生じることから、
後に行う運動体の運動の推定に用いるために行われる。
各大領域は、運動体の運動を最も良く反映するように、
入力画像の互いに異なる周縁部を占める領域であるのが
好ましい。周縁部を占める領域とは、例えば入力画像の
各辺から2/5の領域である。より好適には入力画像の
上部2/5の領域、下部2/5の領域、左部2/5の領
域、右部2/5の領域であり、上部、下部の領域に付い
てはそれぞれ上下方向のフロー、左部、右部の領域に付
いてはそれぞれ左右方向のフローの局所領域のフローの
大きさの平均値を取るのが好ましい。但し、大領域の全
入力画像に対する大きさは、運動体の運動が反映されに
くい入力画像中央付近の領域を除けば、2/5でなく他
の値であっても良い。
るフロー情報を第1の学習の結果に適用して前記運動体
の運動を推測する。この第1の学習は 画面中に物体を
余り含まない入力画像を用いて行われ、大領域に関する
フロー情報と、センサ等により得られるかあるいは予め
教師データとして与えられる運動体の運動との関係をニ
ューラルネットワークを用いて関連付けることによって
行われる。この第1の学習により、大領域に関するフロ
ー情報から運動体の運動を推測することが可能になる。
また、画面中に物体を余り含まない画像を用いて学習を
行うことで、後述するように画像中の動いている物体だ
けでなく静止物体をも検出することできる。
は、パーセプトロンが挙げられる。この場合、運動体の
運動はパーセプトロンの出力セルの値として推測され
る。
運動体の運動によって生じるフローと異なるフローを持
つ局所領域を抽出する。そして、物体有無判定手段は、
抽出された局所領域に対して第2の学習結果に基づいて
物体が本当に存在するかを判定する。この第2の学習
は、運動体から外部環境を撮像させて、そのとき抽出さ
れた局所領域のフロー情報と物体の有無とを関連付けさ
せることによって行われる。この学習により得られたデ
ータセットに対し主成分分析を施して得られる固有ベク
トルを用いて、物体有無判定が行われる。この方法は記
憶容量等の面から好ましいが、パターンマッチング等の
他の既知の方法で物体有無判定を行っても良い。
ロー情報から直接運動体の運動を推測し、推測した運動
体の運動によって生じるフローと異なるフローを持つ局
所領域を抽出することも可能である。このようにすれ
ば、本発明による物体検出装置は、グローバルフロー処
理手段を備えていなくても物体検出処理を実行すること
ができる。
域の抽出は、2回繰り返されることが好ましい。すなわ
ち、フロー特徴計算手段において抽出された局所領域
は、再度前記グローバルフロー処理手段とフロー特徴計
算手段により既に述べたと同様に処理され、再び運動体
の運動によって生じるフローと異なるフローを持つ局所
領域を抽出するようにすることもできる。この再度抽出
された局所領域に対して物体有無判定処理を行うことに
よって、フロー特徴の抽出精度と物体領域の特徴抽出精
度をより向上させることができる。
ログラムにより実現すると捉えることもできる。すなわ
ち、本発明は、運動体において時間的に連続して撮像さ
れる入力画像から物体を検出する物体検出プログラムで
あって、前記入力画像における局所領域毎のフロー情報
を得るローカルフロー処理ステップと、前記各局所領域
におけるフロー情報を利用して、前記入力画像中の所定
数の大領域に関するフロー情報を得るグローバルフロー
処理ステップと、前記大領域に関するフロー情報に基づ
いて前記運動体の運動を推測し、推測された運動に応じ
た新たなフロー情報を得て、該新たなフロー情報と前記
各局所領域におけるフロー情報とを比較して前記推測さ
れた運動と異なるフローを有する局所領域を抽出するフ
ロー特徴計算ステップと、該抽出された局所領域におい
て物体の有無を判定する物体有無判定ステップと、を含
むプログラムを含む。
現するステップをさらに含めることが可能である。
物体検出装置の実施形態を説明する。
すブロック図である。物体検出装置10は、自律走行自動
車等の運動体に搭載されたCCDカメラ等の撮像装置12
により所定時間間隔で撮像された運動体の移動方向の画
像を常時受け取り、画像から運動体の移動に障害となる
物体があるか否かを判定し、判定結果を出力することが
できる。出力は、運動体のモータや舵等に送られて、必
要に応じて運動体は減速、停止や物体の回避等の動作を
行う。また判定結果に基づき、運動体の移動に障害とな
る物体の有無を自律走行自動車の乗員に通知等を行うよ
うにしてもよい。
実行するCPU、演算結果を一時記憶するためのメモ
リ、学習結果等を記憶するROM、データの入出力を行
うインタフェース等を備えるマイクロコンピュータによ
り実現される。また、物体検出装置10は一般に撮像装置
12と共に上記運動体に搭載され、物体検出処理を行う
が、撮像装置12により撮像された画像を運動体に搭載さ
れた任意の無線通信手段を介して別の場所にあるコンピ
ュータへと送信し、そのコンピュータにより物体検出処
理を行っても良い。以上のことを踏まえて、図1では物
体検出装置10を機能ブロック図で表してある。これら各
機能ブロックの一部または全部は、ソフトウェア、ファ
ームウェア、あるいはハードウェアの何れでも実現する
ことができる。
された画像は、画像入力部1を介してローカルフロー処
理部2に送られる。ローカルフロー処理部2は、少なくと
も2枚の時間的に連続する画像に対し、ガボールフィル
タを適用して画像内の複数の局所領域におけるフロー情
報(以下、「ローカルフロー」という)を計算する。こ
れらローカルフローは、フロー特徴計算部4に送られる
と共に、更なる処理を受けるためにグローバルフロー処
理部3にも送られる。
ローを使用して、局所領域よりも大きい大領域のフロー
情報(以下、「グローバルフロー」という)を計算す
る。
グローバルフロー、及び予め学習済みのデータ5に基づ
いて推定される運動体のフローに整合しないローカルフ
ローを持つ局所領域を上記画像から抽出する。物体有無
判定部7は、抽出された局所領域に実際に物体が存在す
るか否かを予め学習済みのデータ6に基づいて判定し、
その判定結果は判定出力部8を介して出力される。
を詳細に説明する。
ルフロー処理部2の物体検出実行時の処理を説明するフ
ローチャートである。
部1から連続する2枚の画像を受け取る(S2-1)。時刻
t、t+1における連続する2枚の画像をそれぞれImg
(x,y,t)、Img(x,y,t+1)と表すことにする。ここで、座
標(x,y)は、入力画像の左上を原点とした直交座標であ
り、Img(x,y,t)は時刻tにおける座標(x,y)の画素の
輝度値であり、0から255の数値で表される。
れぞれガボールフィルタの基底を次式により計算してお
く。
底のsin成分であり、Gc(x,y)はガボールフィルタの基底
のcos成分である。この二式とそれぞれ軸を90度回転
させたときの二式によって、上下左右4方向のオプティ
カルフローが検出される。
原点とした座標で記述している(式(1)中のx、y、r
には、r=(x2+y2)1/2の関係がある)。式(1)中
の「a」は定数であり、「a」を中心にフィルター感度
が高くなるように設定されている。また式(1)は、空間
周波数の帯域幅が約1オクターブになるように設定され
ている。
似せたフィルタである。運動体が運動すると、オプティ
カルフローは中心部分よりも周辺の方がフローの特徴が
はっきりと現れる特性がある。そこで、後述するように
ガボールフィルタを局所領域毎にx、yの正負方向(画
像の上下左右の各方向)に対して適用することによっ
て、オプティカルフローがその局所領域でどの方向に動
いたのかを明確に捉えることができる。なお、画像の位
置(x,y)に応じてガボールフィルタの特性(受容野サイ
ズすなわちフィルターの大きさ(窓))や空間周波数の最
適化を行っても良い。
1つの局所領域を選択する(S2-2)。局所領域とは画像
内の局所的なフローを計算するために設定される所定の
サイズの複数の領域であり、例えば、画像全体が320
×240画素である場合、局所領域はそれぞれ45×4
5画素の大きさである。初回には、画像の左上隅に位置
する局所領域が選ばれる。
うな処理が終わると、次の局所領域に移動するが、この
とき局所領域同士が少しずつオーバーラップするように
右方にスライドして行く(図3(a))。そして画像の最
右端まで達すると、今度は下方向にもオーバーラップす
るようにスライドする。このように局所領域をオーバー
ラップさせるのは、局所領域の境界付近の画素値を複数
回局所領域に含めることによって、より正確な物体検出
が可能となるためである。しかし、オーバーラップ量を
多くすると処理速度が低下するので、オーバーラップ量
はこれらを検討して適切な値に設定される。
て、ステップS2-2で選択された局所領域に含まれる各画
素値 Img(x,y,t)、Img(x,y,t+1)と、上記式(1)のガボー
ル基底との積和演算を行って、当該局所領域の全画素に
ついての積和値xt、xt+ 1、yt、yt+1を計算
する(S2-3)。これは次式で表される。
りコントラスト(x2+y2)を加重した位相の時間微分
値dwを計算する(S2-4)。
の上下左右の4方向の成分が算出される。すなわち、選
択された局所領域について4方向のdwが算出される。
ものを選出する。そしてそのdwを当該局所領域のdw
値とし、その方向を当該局所領域のフロー方向とする
(S2-5)。局所領域について得られたこれらdw値とフ
ロー方向は、図3(b)に示すように各局所領域の画像内
の位置に対応する箇所のdwマップ、方向マップにそれ
ぞれ代入される(S2-6)。
と、既に説明したように現在の局所領域とオーバーラッ
プする次の局所領域に移り、以後全ての局所領域につい
て上記の計算が行われる(S2-7)。
参照して説明する。図4の(a)、(b)は、dwマップのう
ち、上下二方向のdwマップを代表して表したものであ
る。dwマップ中の数字は、それぞれの箇所に対応する
局所領域のdw値であり、図では一部の局所領域につい
てのみその値が記載してある。そして、各局所領域につ
いて全方向のdw値が比較され、最大のものがその局所
領域のdwマップの値として選出され、また最大のdw
値を有する方向がその局所領域の方向マップのフロー方
向として決定される。例えば、図4(a)、(b)の左上隅に
位置する局所領域のdw値を比較すると、それぞれ
「3」、「1」であるから、この局所領域におけるdw
マップの値は「3」となり(図5の(a))、またフロー
方向は「3」の値を持つ方向である「上」となるのであ
る(図5の(b))。実際の物体検出処理では、上下左右
の4方向のdw値について同様の比較がなされる。この
作業を全ての局所領域に対して順次繰り返していくと、
図5(a)、(b)のように画像フレーム全体についてdwマ
ップと方向マップとを得ることができる。なお、dw値
が同一であった場合は、前回と同じ値が付与される。
て、各局所領域のオプティカルフローが上下左右のうち
どの方向の成分を強く持っているかが分かる。
バルフロー処理部3の物体検出実行時の処理を説明する
フローチャートである。グローバルフロー処理部3は、
ローカルフロー処理部2で求められたdwマップと方向
マップとを受け取る(S3-1)。次に、所定の8つの大領
域(a)〜(h)のうち1つの大領域を選択する(S3-2)。
(a)〜(h)の太線の長方形は画像全体のフレームであり、
斜線のかかった領域が大領域である。大領域は、画像全
体のフレームの端部から全長の2/5の長さになるよう
に設定されている。さらに、大領域にはそれぞれ上下左
右のうち何れか1つのフロー方向が指定されている(図
7においては矢印で示されている)。
2で選択された大領域内に含まれる局所領域のうち、そ
のフロー方向が図7の大領域(a)〜(h)について予め指定
されている方向である局所領域を選ぶ(S3-3)。そし
て、選ばれた局所領域に対応するdw値の平均値を算出
する(S3-4)。より具体的に説明すると、大領域(a)が
選択された場合、斜線の領域に含まれる局所領域につい
て、方向マップを検索して上方向のフローを持つ局所領
域を選び出す。そして、dwマップを検索して、選び出
した局所領域のdw値を得て、それらの平均値を取るの
である。例えば、大領域(a)については、図5(a)の上方
向のdwマップのうち太線で囲まれた部分の値の平均値
が算出される。
されると、続いて(b)以下の大領域についても同様の計
算が行われる(S3-5)。8つの大領域全てについてdw
値の平均値が算出されると、図8に示すようなグローバ
ルフローマップを作成する(S3-6)。このマップには、
大領域(a)についてフロー方向が「上」である局所領域
のdw値の平均値、大領域(b)についてフロー方向が
「下」である局所領域のdw値の平均値、というように
上から順に格納される。
することで、運動体の運動に応じて出現する画像の特徴
をマップで表現することができる。例えば、運動体が前
進移動をしている場合は、図7中の大領域(a)、(d)、
(e)、(g)のdw値の平均値が大きな値となる。また、右
折前進移動をしている場合は、大領域(a)、(d)、(f)、
(g)に大きなdw値が現れるし、左折前進移動をしてい
る場合は大領域(a)、(d)、(e)、(h)に大きなdw値が現
れる。
が、より多種の大領域を用いることで運動体の運動に応
じた画像をさらに詳細に表現することもできる。
ームの全長の「2/5」とした理由は、既に述べたよう
にオプティカルフローは画像の中央部分よりも周辺領域
により特徴が強調されて出てくるので、この特徴を効果
的に捉えるためである。大領域を画像全体フレームの周
辺に限定適用することにより、計算負荷を大きく低減さ
せたまま、運動体の運動に応じて現れる画像の特徴を適
確に捉えることが可能となる。従って、画像フレームの
中心を外れていれば、全画像フレームの全長の1/3、
1/4といった他の大きさを大領域の範囲に設定しても
良い。
では、運動体の運動により生じるフローと同じフロー方
向を持つ局所領域(「地」)と、異なるフローをもつ局
所領域(「図」)とに分離するいわゆる図地分離が行わ
れる。
出現する画像の特徴は8個のdw値の平均値、すなわち
8個の特徴量で表現することができる。そこで、8個の
特徴量と運動体の運動を表すパラメータ(以下「自己運
動パラメータ」と呼ぶ)との対応関係の教師データを用
いてパーセプトロン等により学習を行えば、8個の特徴
量から自己運動パラメータへの写像を容易に得ることが
できる。そして、この学習により、物体検出時にはセン
サ等を用いることなく8個の特徴量から自己運動パラメ
ータを推測することが可能となる。
に付設されたスピードメータから得られる運動体の速度
や、ジャイロスコープにより検出される回転角などが挙
げられる。採用するべき自己運動パラメータの種類は、
物体検出装置10の処理する画像内で排除すべき自己運動
の影響を考慮して、運動体の運動の特徴に応じて決定さ
れる。例えば回転運動している運動体において物体を検
出したい場合は、運動体の回転方向等が自己運動パラメ
ータとして採用される。また、速度が可変の運動体にお
いて物体を検出したい場合は、運動体の速度等を自己運
動パラメータとして採用することが考えられる。また運
動体の運動を示すコードを自己運動パラメータとして用
いることもできる。本実施形態では、運動体の進行方
向、すなわち前進移動、右折前進移動、左折前進移動の
何れかのパラメータがその進行方向に応じてフロー特徴
計算部4に与えられる。
る8個の特徴量と自己運動パラメータの対応関係の学習
を行うパーセプトロンの概念図である。左側のセル(入
力層)Xiはグローバルフロー処理部3の処理の結果算
出される8個の特徴量にそれぞれ対応している。つまり
一番上のセルは図7の大領域(a)におけるdw値の平均
値であり、2番目のセルは大領域(b)におけるdw値の
平均値であり、以下同様である。また右側のセル(出力
層)Yjは、各自己運動パラメータに相当する。本実施
形態では、上から前進移動、右折前進移動、左折前進移
動の各自己運動パラメータに対応して設けられる。入力
層、出力層のセルは、それぞれ特徴量、自己運動パラメ
ータの種類に応じて適当な数だけ準備される。
関係の教師データは、例えば図10のようなデータ構造
で与えられる。自己運動パラメータは、セルYjと同数
与えられる。フロー特徴計算部4は、以下の手順により
学習を行う。
出力層のj番目のセルの値とすると、Yjは次式により
計算される。
iと出力層のセル(出力セル)jの間の重みであり、適
当な初期値が与えられている。
個)を代入してYjが求められると、教師データの自己
運動パラメータとの比較が行われる。そして、Yjが教
師データの自己運動パラメータと一致したときはTi=
1とし、異なるときはTi=0をとして、次式により出
力セルjの誤差Ejが求められる。
更新は、誤差逆伝播法により次式に従って行われる。
ットについて同様の処理が行われ、次々に重みWijが更
新されていく。そして学習が終わると、8個の特徴量
(dw値の平均値)から重みWijを用いて自己運動パラ
メータ、すなわち、運動体がどのような運動をしている
かを推測できるようになる。
の学習方法を用いても良い。
は、局所領域のフローの抽出を行うと、静止物体がある
領域には異種のフローが生じるという性質があるので、
教師データは障害物(静止物体)を余り含まない画像に
基づいて準備されるのが好ましい。このような教師デー
タを用いて学習することで、自己運動パラメータと整合
する局所領域のフロー方向と異なるフローとして、画像
内を移動する物体のみならず静止物体をも検出すること
ができるようになる。
行時の処理を説明するフローチャートである。
ロー処理部2で得られたdwマップと方向マップ、グロ
ーバルフロー処理部3で得られた8個の特徴量(dw値
の平均値)を受け取る(S4-1)。そして受け取った8個
の特徴量と学習済みのパーセプトロンの重みWiから、
式(4)により出力セルの出力値Yjを算出し、その中か
ら最大値を持つ出力セルを選択する(S4-2)。例えば、
図9のパーセプトロンの3つの出力セルの出力値がそれ
ぞれ(0.5, 0.25, 0.25)の場合、「0.5」を出力したセ
ルを勝者として選択する。そして、選択された出力セル
の値を「1」、他の出力セルの値を「0」と設定する(つ
まり、3つの出力セルの出力値を(1, 0,0)と設定す
る)。
出力値との誤差を計算する(S4-3)。上記の例では、誤
差は(-0.5, 0.25, 0.25)となる。これを「誤差パラメー
タ」と呼ぶ。
の重みWiをかけることによって、入力セルにそれぞれ
対応する新たな8つのパラメータを得ることができる
(S4-4)。これを「新8つのパラメータ値」と呼ぶ。こ
の新8つのパラメータ値は、全て0以外の値となり、ま
た負の値になることもある。
(a)のdwマップの値との掛け算を行う(S4-5)。具体
的に説明すると、新8つのパラメータ値が入力セルの上
から順に(1,2,3,4,5,6,7,8)と算出された場合、つま
り図7の大領域(a)〜(h)にそれぞれ対応して(1,2,3,4,
5,6,7,8)と計算された場合、大領域(a)に含まれかつフ
ロー方向が上の局所領域のdw値をdwマップと方向マ
ップの検索によって選び出し(図5(a)の太線A内の
値)、それぞれ新8つのパラメータ値である「1」と掛
け合わされる。また、例えば大領域(g)に含まれかつフ
ロー方向が左の局所領域のdw値を、dwマップと方向
マップとを検索して選び出し(図5(a)の太線B内の
値)、それぞれ新8つのパラメータ値である「7」と掛
け合わされる。同様の計算を新8つのパラメータ値の全
てについて行った結果の例を図12の(a)に示す(これ
を「フィードバック局所フロー」と呼ぶ)。なお、図1
2(a)中の数値は負の値となることもある。
いて所定のしきい値(図12の例ではしきい値「1.
0」)と比較し、しきい値より小さい部分を「地」の部
分(図12(b))、しきい値以上の部分を「図」の部分
(図12(c))として分離する(S4-6)。
「0」とした新たな局所フローのdwマップを得る(図
12(d))。この新たな局所フローに対して、上記グロ
ーバルフロー処理及び上記ステップS4-1からS4-6の処理
を再び実行する(S4-7)。
離された「図」の部分の局所領域(図10(c))を含む
矩形の領域(図10(c)の太線で囲われた領域)を、画
像の中で物体が存在する可能性のある領域(以下、「物
体存在可能性領域」という)と推定する(S4-8)。この
矩形の領域は予め定められた一定のサイズであり、2回
目のステップS4-6で分離された局所領域が所定の矩形の
サイズに対し大きかったりあるいは小さかったりする場
合は、「図」の領域が最もよく含まれるように矩形領域
を設定する。この矩形の領域、すなわち物体存在可能性
領域は、入力画像の中で物体が含まれている可能性が高
いと予想される領域であり、この領域に対して物体有無
判定部7により物体の有無が判定される。
さらにフィードバック局所フローを計算するのは、真の
自己運動パラメータとの誤差を強調することによって、
しきい地による分離を実行し易くするためである。以上
の処理によって、より精度良く物体存在可能性領域を切
り出すことができるようになる。特に、S4-1〜S4-2の処
理を繰り返すことで、物体存在可能性領域の抽出がより
精度良く達成されることになる。
フロー特徴計算部4で分離された物体存在可能性領域に
物体が本当に含まれているか否かを判定する。
て、物体有無の判定を行うための固有空間ベクトルを作
成しておく。
めの学習を示すフローチャートである。
定させたい種々の物体を含む環境を物体検出装置10の撮
像装置12により撮像させ(S6-1)、既に述べたようにロ
ーカルフロー処理部2、グローバルフロー処理部3、フロ
ー特徴抽出部4により順に処理し、自己運動と整合しな
いフローが得られた局所領域を含む矩形の領域(図12
(c)の物体存在可能性領域)を得る(S6-2)。このとき
撮像させる物体には、移動している物体と静止している
物体の両方が含まれ、また物体が存在しない画像も撮像
させる。さらに、運動体の移動時と静止時の両方の場合
について画像の撮像を行う。
間が見て、実際に物体が存在するか否かの教師信号を物
体検出装置10に与える(S6-3)。この教師信号は、例え
ば物体が存在するときは「1.0」、存在しないときは
「0.0」を示すような、物体の有無を表す信号である。
返すことによって(S6-1〜S6-4)、画像(入力画像の全
体フレームではなく、物体存在可能性領域の画像)と物
体の有無を表す数値化表現とのセットを多数集めたデー
タセットが得られる(S6-5)。このデータセットは、例
えば図14のようなデータ構造を有している。図14
(a)において、1段目は、現実の画像フレーム内の物体
存在可能性領域に含まれる画素の系列であり、所定順序
で画素毎の0から255の画素濃度が格納される。2段
目は、物体存在可能性領域内の各局所領域のフローの系
列であり、例えば図14(b)に示すように、各局所領域
のフロー方向とdw値がそれぞれ格納される。3段目に
は、物体存在可能性領域内の画像フレーム全体の中での
位置情報が格納される。ここで、既に述べたように物体
存在可能性領域の矩形サイズは一定なので、例えば矩形
の左上隅の位置(x,y)を記憶すれば十分である。そして
4段目には物体の有無を表す数値化表現(1.0または0.
0)が格納される。例えば、1段目から順に20個、2
0個、2個、1個のデータがある場合は、合計43次元
のデータセットが得られることになる。
タセットについて、主成分分析により固有空間ベクトル
PCA1、PCA2、…、PCAnを計算しておく(S6-6)。ここで
nは使用する固有ベクトルの数であり、データセットの
特徴をどの程度正確に表現するかによって定められる累
積寄与率に応じて決定される。
て、物体存在可能性領域内における物体の有無を正確に
判定できるようになる。図15は、この物体有無判定部
7における有無判定処理を説明するフローチャートであ
る。
合しない局所領域(物体存在可能性領域)に関するデー
タを得る(S7-1)。このデータは、図11を用いて説明
した計算により得られた物体存在可能性領域について図
14と同じデータ構造を有する。そして、図14(a)の
4段目のデータ欄(物体有無の数値化表現)を「0.5」
として、既に説明した主成分分析で計算された固有空間
ベクトルにより張られた固有空間に、当該物体存在可能
性領域に基づくデータを投射する(S7-2)。すなわち、
物体存在可能性領域に関するデータに基づいた入力ベク
トルに主成分ベクトルを第1次〜第n次までかけていく
ことによって、投射した固有空間の座標位置が得られ
る。以上の説明を数式で表現すると、以下のようにな
る。
が固有空間の座標位置である。そして、次式により入力
ベクトルを再合成して、再合成された入力ベクトルX’
を得る(S7-3)。
数値化表現)との大小を比較し(S7-4)、X’が0.5より
大きいときは、物体存在可能性領域に「物体有り」と判
定し(S7-5)、X’が0.5以下であるときは「物体なし」
と判定する(S7-6)。
部7は、フロー特徴計算部の出力する図の部分における
物体の有無を正確に判定することができる。
ロックにおける処理の説明を終わり、続いて、物体検出
装置10を運動体に搭載して実際に物体を検出させるとき
の手順について説明する。
習を行っておく。第1の学習は、上述したようにグロー
バルフロー処理部3で行われ、グローバルフロー(8個
の特徴量)と自己運動パラメータとの対応関係を得る学
習である。この学習により、物体検出装置10はグローバ
ルフローから自己運動パラメータを計算することができ
るようになる。
定部7で行われ、運動体を運動させながら、認識させた
い物体を撮像装置12に撮像させたときの局所領域のフロ
ーの系列と物体の有無の関係の学習である。この学習の
結果得られる固有空間ベクトルを用いることにより、物
体存在可能性領域での物体の有無を判定することができ
るようになる。
みデータ5、6(図1)として物体検出装置10内の図示し
ないROM等に格納される。
ある。まず取得した2枚以上の連続画像(S100)につい
て、ローカルフロー処理部2により局所領域のローカル
フローが計算される(S102)。ローカルフローを求めた
後、グローバルフロー処理部により大領域のグローバル
フローが計算される(S104)。
グローバルフローから自己運動パラメータを推定し(S1
06)、自己運動パラメータに整合する領域と整合しない
領域(物体存在可能性領域)とに分離する図地分離を行
う(S108)。そして、物体存在可能性領域があるか否か
を判定する(S110)。ステップS110の答がNO、つまり物
体存在可能性領域がない場合は、入力画像内に物体が存
在する可能性がないので、新たな連続画像について一連
の処理が繰り返される。ステップS110の答がYESであり
物体存在可能性領域がある場合は、画像全体から物体存
在可能性領域を除いた領域について、さらに上述したの
と同様の処理を繰り返す。つまり、ローカルフローの計
算(S112)、グローバルフローの計算(S114)、自己運
動パラメータの推定(S116)、図地分離(S118)が行わ
れる。
域について直ちに物体有無判定を行っても良いが、本実
施形態ではステップS112〜S118のように画像全体から物
体存在可能性領域を除いた領域について再度同じ処理を
繰り返す。これは、1回の図地分離では、ノイズ等によ
り正確な物体存在可能性領域が得られないことがあるの
で、繰り返し処理することによって図地分離の精度を高
めるためである。
能性領域は、物体有無判定部7に送られ、当該領域に物
体が本当にあるか否かが判定される(S120)。「物体有
り」と判定された場合は、判定出力部8によりその結果
が出力される(S122)。「物体なし」と判定された場合
は、ステップS124に進む。ステップS124で物体検出処理
を継続するか否かが判定され、継続する場合はステップ
S100に戻り、さらに連続画像について一連の処理が繰り
返される。
体のモータや舵に送られ、または乗員に通知される。こ
れによって運動体または運動体の乗員は、入力画像中の
物体の有無に応じた適切な停止、回避等の動作をとるこ
とができる。
たが、本発明はこれらに限定されるものではない。例え
ば、物体有無判定部7での判定は上記のような固有ベク
トルに基づく方法によらず、周知のパターンマッチング
による方法でも良い。
によらず、例えば画像中央部から左右に寄った領域と中
央部より下側に広がる領域の3点、あるいはこの3点に
中央部より上側に広がる領域を加えた4点のローカルフ
ローの特徴の組み合わせを用いることも可能である。
るフロー情報から運動体の運動を推測し、推測された運
動により生ずると(第1の学習の結果)考えられるフロ
ーと異なるフロー部分を物体存在可能性領域として切り
出すことが可能である。このようにすれば、物体検出装
置10は、グローバルフロー処理部3を備えていなくても
物体検出処理を実行することができる。
運動に応じて生じるフローを有する部分を最初に明確化
し、その他の残りの部分について物体有無の判定を行う
点に特徴がある。
グローバルフロー処理を共に実行し、自己運動に整合し
ない領域を分離して、その領域のみに対して物体の有無
の判定計算を実行するようにしたので、少ない負荷でか
つ高速に物体の有無を検出することができる。
ーセプトロン学習において、静止物体を余り含まない画
像に基づいて学習することで、自己運動パラメータと整
合する局所領域のフロー方向と異なるフローとして、画
像内を移動する物体のみならず静止物体をも検出するこ
とができるようになる。
ク図である。
る。
図である。
る。
トロンの一例を示す図である。
トである。
ローチャートである。
Claims (24)
- 【請求項1】 運動体において時間的に連続して撮像さ
れる入力画像から物体を検出する物体検出装置であっ
て、 前記入力画像における局所領域毎のフロー情報を得るロ
ーカルフロー処理手段と、 前記各局所領域におけるフロー情報を利用して、前記入
力画像中の所定数の大領域に関するフロー情報を得るグ
ローバルフロー処理手段と、 前記大領域に関するフロー情報に基づいて前記運動体の
運動を推測し、推測された運動に応じた新たなフロー情
報を得て、該新たなフロー情報と前記各局所領域におけ
るフロー情報とを比較して前記推測された運動と異なる
フローを有する局所領域を抽出するフロー特徴計算手段
と、 該抽出された局所領域において物体の有無を判定する物
体有無判定手段と、 を備える物体検出装置。 - 【請求項2】 前記ローカルフロー処理手段は、前記局
所領域毎にガボールフィルタを適用して、各局所領域の
フロー情報として所定の方向毎にオプティカルフローの
大きさを得る、請求項1に記載の物体検出装置。 - 【請求項3】 前記ローカルフロー処理手段は、 各局所領域について各方向のオプティカルフローの大き
さを比較し、 大きさが最大のフローをその局所領域のフローの大きさ
とし、 対応する方向をその局所領域のフローの方向とする、 請求項2に記載の物体検出装置。 - 【請求項4】 前記グローバルフロー処理手段は、 前記大領域毎に、その大領域に含まれる全ての局所領域
のフロー情報を取得し、 取得したフロー情報に基づいて、前記大領域毎に予め設
定されているフロー方向を有する局所領域を選択し、 選択した局所領域のフローの大きさの平均値をその大領
域のフロー情報とする、 請求項3に記載の物体検出装置。 - 【請求項5】 前記所定数の大領域は前記入力画像にお
いて互いに異なる周縁部を占める領域である、請求項1
乃至4の何れか1項に記載の物体検出装置。 - 【請求項6】 前記フロー特徴計算手段は、前記大領域
に関するフロー情報を第1の学習の結果に適用して前記
運動体の運動を推測する、請求項1乃至5の何れか1項
に記載の物体検出装置。 - 【請求項7】 前記第1の学習は、前記大領域に関する
フロー情報と前記運動体の運動との関係をニューラルネ
ットワークを用いて関連付けることによって行われる、
請求項6に記載の物体検出装置。 - 【請求項8】 前記ニューラルネットワークはパーセプ
トロンである、請求項7に記載の物体検出装置。 - 【請求項9】 前記フロー特徴計算手段において抽出さ
れた局所領域が再度前記グローバルフロー処理手段及び
フロー特徴計算手段において処理される、請求項1乃至
8の何れか1項に記載の物体検出装置。 - 【請求項10】 前記物体有無判定手段は、前記運動体
から外部環境を撮像させ、抽出された局所領域と物体の
有無とを関連付けさせる第2の学習に基づいて前記判定
を行う、請求項1乃至9の何れか1項に記載の物体検出
装置。 - 【請求項11】 運動体において時間的に連続して撮像
される入力画像から物体を検出する物体検出装置であっ
て、 前記入力画像における局所領域毎にガボールフィルタを
適用して、各局所領域について所定の方向毎にオプティ
カルフローを取得し、該オプティカルフローに基づいて
前記運動体の運動を推測し、推測された運動に応じた新
たなフロー情報を得て、該新たなフロー情報と前記各局
所領域におけるオプティカルフローとを比較して前記推
測された運動と異なるフローを有する局所領域を抽出す
るフロー特徴計算手段と、 前記抽出された局所領域において物体の有無を判定する
物体有無判定手段と、 を備える物体検出装置。 - 【請求項12】 運動体において時間的に連続して撮像
される入力画像から物体を検出する物体検出プログラム
であって、 前記入力画像における局所領域毎のフロー情報を得るロ
ーカルフロー処理ステップと、 前記各局所領域におけるフロー情報を利用して、前記入
力画像中の所定数の大領域に関するフロー情報を得るグ
ローバルフロー処理ステップと、 前記大領域に関するフロー情報に基づいて前記運動体の
運動を推測し、推測された運動に応じた新たなフロー情
報を得て、該新たなフロー情報と前記各局所領域におけ
るフロー情報とを比較して前記推測された運動と異なる
フローを有する局所領域を抽出するフロー特徴計算ステ
ップと、 該抽出された局所領域において物体の有無を判定する物
体有無判定ステップと、 を含む物体検出プログラム。 - 【請求項13】 前記ローカルフロー処理ステップは、
前記局所領域毎にガボールフィルタを適用し、各局所領
域のフロー情報として所定の方向毎にオプティカルフロ
ーの大きさを得ることを含む、請求項12に記載の物体
検出プログラム。 - 【請求項14】 前記ローカルフロー処理ステップは、 各局所領域について各方向のオプティカルフローの大き
さを比較すること、 大きさが最大のフローをその局所領域のフローの大きさ
とすること、 対応する方向をその局所領域のフローの方向とするこ
と、を含む請求項13に記載の物体検出プログラム。 - 【請求項15】 前記グローバルフロー処理ステップ
は、 前記大領域毎に、その大領域に含まれる全ての局所領域
のフロー情報を取得すること、 取得したフロー情報に基づいて、前記大領域毎に予め設
定されているフロー方向を有する局所領域を選択するこ
と、 選択した局所領域のフローの大きさの平均値をその大領
域のフロー情報とすること、を含む請求項14に記載の
物体検出プログラム。 - 【請求項16】 前記所定数の大領域は前記入力画像に
おいて互いに異なる周縁部を占める領域である、請求項
12乃至15の何れか1項に記載の物体検出プログラ
ム。 - 【請求項17】 前記フロー特徴計算ステップは、前記
大領域に関するフロー情報を第1の学習の結果に適用し
て前記運動体の運動を推測することを含む、請求項12
乃至16の何れか1項に記載の物体検出プログラム。 - 【請求項18】 前記第1の学習は、前記大領域に関す
るフロー情報と前記運動体の運動との関係をニューラル
ネットワークを用いて関連付けることによって行われ
る、請求項17に記載の物体検出プログラム。 - 【請求項19】 前記ニューラルネットワークはパーセ
プトロンである、請求項18に記載の物体検出プログラ
ム。 - 【請求項20】 前記フロー特徴計算ステップにおいて
抽出された局所領域が再度前記グローバルフロー処理ス
テップ及びフロー特徴計算ステップにおいて処理され
る、請求項12乃至19の何れか1項に記載の物体検出
プログラム。 - 【請求項21】 前記物体有無判定ステップは、前記運
動体から外部環境を撮像させ、抽出された局所領域と物
体の有無とを関連付けさせる第2の学習に基づいて前記
判定を行うことを含む、請求項12乃至20の何れか1
項に記載の物体検出プログラム。 - 【請求項22】 運動体において時間的に連続して撮像
される入力画像から物体を検出する物体検出プログラム
であって、 前記入力画像における局所領域毎にガボールフィルタを
適用し、各局所領域について所定の方向毎にオプティカ
ルフローを取得するステップと、 該オプティカルフローに基づいて前記運動体の運動を推
測するステップと、 推測された運動に応じた新たなフロー情報を得るステッ
プと、 該新たなフロー情報と前記各局所領域におけるオプティ
カルフローとを比較して前記推測された運動と異なるフ
ローを有する局所領域を抽出するステップと、 該抽出された局所領域において物体の有無を判定するス
テップと、 を含む物体検出プログラム。 - 【請求項23】 運動体において時間的に連続して撮像
される入力画像から物体を検出する物体検出方法であっ
て、 前記入力画像における局所領域毎のフロー情報を取得
し、 前記各局所領域におけるフロー情報を利用して、前記入
力画像中の所定数の大領域に関するフロー情報を取得
し、 前記大領域に関するフロー情報に基づいて前記運動体の
運動を推測し、 推測された運動に応じた新たなフロー情報を取得し、 該新たなフロー情報と前記各局所領域におけるフロー情
報とを比較して前記推測された運動と異なるフローを有
する局所領域を抽出し、 該抽出された局所領域において物体の有無を判定する、 ことを含む物体検出方法。 - 【請求項24】 運動体において時間的に連続して撮像
される入力画像から物体を検出する物体検出方法であっ
て、 前記入力画像における局所領域毎のフロー情報を取得
し、 前記各局所領域におけるフロー情報を利用して、前記入
力画像中の所定数の大領域に関するフロー情報を取得
し、 前記大領域に関するフロー情報を第1の学習の結果に適
用して前記運動体の運動を推測し、 推測された運動に応じた新たなフロー情報を取得し、 該新たなフロー情報と前記各局所領域におけるフロー情
報とを比較して前記推測された運動と異なるフローを有
する局所領域を抽出し、 抽出された局所領域に対して再度上記の一連の処理を施
して前記抽出された局所領域とは異なる第2の局所領域
を抽出し、 第2の学習に基づいて、抽出された第2の局所領域にお
ける物体の有無を判定する、 ことを含む物体検出方法。
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