JP2003197815A - 半導体装置 - Google Patents
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- Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 多ピン化した場合にも配線ロスの増大に起因
する性能の劣化を生じにくい高周波対応の半導体装置を
提供する。 【解決手段】 半導体素子6と、第1のボンディングパ
ッド4の一部を除く主面2の全面に形成された第1の絶
縁膜7と、第1の絶縁膜7上に形成され、一端が第1の
ボンディングパッド4に接続された再配線8と、再配線
8の他端に形成され、第1の絶縁膜7上に配置された第
2のボンディングパッド9と、第2のボンディングパッ
ド9の一部を除く第1の絶縁膜7上の全面に形成された
第2の絶縁膜10と、第2のボンディングパッド9に形
成されたバンプ電極11とをもって半導体装置1を構成
する。再配線8の厚みを表皮の厚さの2倍以上とする。
する性能の劣化を生じにくい高周波対応の半導体装置を
提供する。 【解決手段】 半導体素子6と、第1のボンディングパ
ッド4の一部を除く主面2の全面に形成された第1の絶
縁膜7と、第1の絶縁膜7上に形成され、一端が第1の
ボンディングパッド4に接続された再配線8と、再配線
8の他端に形成され、第1の絶縁膜7上に配置された第
2のボンディングパッド9と、第2のボンディングパッ
ド9の一部を除く第1の絶縁膜7上の全面に形成された
第2の絶縁膜10と、第2のボンディングパッド9に形
成されたバンプ電極11とをもって半導体装置1を構成
する。再配線8の厚みを表皮の厚さの2倍以上とする。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主面上に再配線が
施されたCSP(Chip Size Packag
e)タイプの半導体装置に係り、特に、高周波対応のC
SPタイプの半導体装置における再配線の構成に関す
る。 【0002】 【従来の技術】近年、電気機器の小型軽量化、高速化及
び高機能化の要求に対処するため、電気機器に実装する
半導体装置に対しても小型軽量化、高集積化及び実装の
容易化の要求が益々高まっている。 【0003】従来より、これらの各要求に対応可能な半
導体装置として、主面に半導体素子領域が形成され、か
つ当該主面における前記半導体素子領域の外周部に第1
のボンディングパッドが配列された一般的な半導体素子
を用い、当該半導体素子の主面上に絶縁膜を介して一端
が前記第1のボンディングパッドに接続された再配線を
施し、当該再配線の他端に形成された第2のボンディン
グパッド上にバンプ電極を形成したウエハーレベルCS
Pと呼ばれる半導体装置が提案されている(例えば、特
許文献1〜4参照。)。 【0004】このCSPタイプの半導体装置は、バンプ
電極を主面の全面に配置することができるので、半導体
素子領域の外周部に配列された第1のボンディングパッ
ド上に直接バンプ電極を形成する場合に比べて各バンプ
電極間の距離を大きくすることができ、半導体装置の多
端子化、ひいては高機能化と実装の容易化とを図ること
ができる。また、半導体素子を樹脂封止しないので、半
導体装置の小型軽量化を図ることができる。 【0005】 【特許文献1】特開平4−19855号公報 【0006】 【特許文献2】特開平6−237653号公報 【0007】 【特許文献3】米国特許第5679977号明細書 【0008】 【特許文献4】米国特許第5801441号明細書 【0009】 【発明が解決しようとする課題】ところで、CSPタイ
プの半導体装置においては、より一層の高速化と高機能
化とを実現するため、より一層の多端子化が図られてい
る。 【0010】然るに、CSPタイプの半導体装置を多端
子化すると、それに伴って再配線の厚み及び幅並びに再
配線間の距離が小さくなるため、配線ロスが増大し、半
導体装置の性能が劣化する。かかる不都合は、現在普及
しつつある高周波対応のCSPタイプの半導体装置にお
いて特に顕著になる。 【0011】従来のCSPタイプの半導体装置において
は、高周波信号に対応するために好適な再配線の厚みが
考慮されておらず、配線ロスの増大に起因する性能の劣
化を生じやすいという問題がある。 【0012】即ち、再配線の厚みが薄いと、配線ロスが
増大して再配線からの発熱が大きくなり、この熱によっ
て半導体素子領域が昇温されるため、CSPタイプの半
導体装置の信頼性が低下する。また、CSPタイプの半
導体装置は、再配線された面がフェースダウンの形で配
線基板に実装されるため、半導体装置の熱膨張係数と配
線基板の熱膨張係数との差に応じた熱ストレスがこれら
半導体装置と配線基板との接続部に直接的に作用し、か
つ、半導体回路の動作時と非動作時とにおける再配線に
流れる電流の変化に伴う熱ストレスの変化が前記接続部
に繰り返し作用するため、前記接続部における接続の信
頼性が低下する。これらの各不都合は、高周波対応のC
SPタイプの半導体装置において特に顕著になる。 【0013】本発明は、かかる従来技術の不備を解消す
るためになされたものであって、その目的は、多端子化
した場合にも配線ロスの増大に起因する性能の劣化を生
じにくい高周波対応の半導体装置を提供することにあ
る。 【0014】 【課題を解決するための手段】本発明は、前記の課題を
解決するため、第1に、主面に半導体素子領域が形成さ
れ、かつ当該主面における前記半導体素子領域の外周部
に第1のボンディングパッドが配列された半導体素子
と、前記第1のボンディングパッドの一部を除く前記主
面の全面に形成された第1の絶縁膜と、当該第1の絶縁
膜上に形成され、一端が前記第1のボンディングパッド
に接続された再配線と、当該再配線の他端に形成され、
前記第1の絶縁膜上に配置された第2のボンディングパ
ッドと、当該第2のボンディングパッドの一部を除く前
記第1の絶縁膜上の全面に形成された第2の絶縁膜と、
前記第2のボンディングパッドに形成されたバンプ電極
とを有し、前記再配線に800MHz以上の信号を用
い、前記再配線の厚みをh、前記再配線を流れる電流の
角周波数をω、前記再配線の導電率をκ、前記再配線の
透磁率をμとしたとき、前記再配線の厚みhを下記の式
(1)を満たす範囲に設定するという構成にした。 【0015】 【数2】 導体に高周波電流を流した場合、誘磁界が発生する。こ
の誘磁界が時間的に変化すると、レンツの法則により誘
磁界を打ち消す方向にうず電流が発生する。このため、
導体内の電流分布は、図5に示すように、表面に近い領
域にのみ流れ、導体の中心部に向かって指数関数的に減
少する。この減少は、一般に表皮効果と呼ばれ、800
MHz以上の高周波信号を導体に流すことによって発生
する。導体表面の電流I0に比べて電流密度の大きさが
1/eになる厚みは、表皮の厚さと呼ばれる。表皮の厚
さをdとすると、表皮の厚さdは、下記の式(2)で表
される。 【0016】 【数3】 前記したように電流分布はほぼ指数関数的に変化するた
め、図5の斜線部分のように、表皮の厚さdの範囲に電
流I0が流れると近似できる。したがって、再配線の厚
みhを表皮の厚さdの2倍以上の厚みにすることによっ
て、配線ロスを増大することなく、800MHz以上の
高周波信号に対応することができる。 【0017】従来の再配線を用いたウエハーレベルCS
Pは、数MHz程度の信号に対応するものであり、80
0MHz以上の高周波信号に対応する半導体装置をCS
P化するといったことはなく、上記の表皮の厚さを考慮
して再配線層の厚さを設計するという設計思想は従来な
かったものである。また、高周波対応のCSPタイプの
半導体装置を配線基板に実装したときに発生する上記熱
ストレスに起因する接続不良の問題も、本願発明者が新
規に見出したものである。 【0018】 【発明の実施の形態】以下、本発明に係る半導体装置の
実施形態例を、図1乃至図4に基づいて説明する。図1
は実施形態例に係る半導体装置の一部切断した斜視図、
図2は実施形態例に係る半導体装置の要部平面図、図3
は実施形態例に係る半導体装置の要部断面図、図4は実
施形態例に係る半導体装置の各部の寸法を示す説明図で
ある。 【0019】図1乃至図3に示すように、本実施形態例
に係る半導体装置1は、主面(半導体回路の形成面)2
に半導体素子領域3が形成され、主面2における半導体
素子領域3の外周部に第1のボンディングパッド4が配
列され、前記半導体素子領域3の表面及び前記第1のボ
ンディングパッド4の周囲がパッシベーション膜5にて
被覆された半導体素子6と、第1のボンディングパッド
4の一部を除く主面2の全面に形成された第1の絶縁膜
7と、第1の絶縁膜7上に形成され、一端が第1のボン
ディングパッド4に接続された再配線8と、再配線8の
他端に形成され、第1の絶縁膜7上に配置された第2の
ボンディングパッド9と、第2のボンディングパッド9
の一部を除く第1の絶縁膜7上の全面に形成された第2
の絶縁膜10と、第2のボンディングパッド9に形成さ
れたバンプ電極11とからなる。 【0020】前記第1のボンディングパッド4について
はアルミニウムをもって形成し、前記再配線8及び第2
のボンディングパッド9については銅をもって形成し
た。また、前記第1及び第2の絶縁膜7,10について
はポリイミド樹脂をもって形成し、前記バンプ電極11
については鉛フリーはんだをもって形成した。 【0021】前記再配線8(前記第2のボンディングパ
ッド9を含む)の厚みhは、配線ロスを増大することな
く、800MHz以上の高周波信号に対応できるように
するため、再配線8の厚みをh、再配線8を流れる電流
の角周波数をω、再配線8の導電率をκ、再配線8の透
磁率をμとしたとき、前出の式(1)を満たす範囲に設
定される。 【0022】このようにすると、再配線8の厚みhを表
皮の厚さdの2倍以上の厚みにすることができるので、
配線ロスを増大することなく、800MHz以上の高周
波信号に対応することができる。また、再配線8の厚み
hを表皮の厚さdの2倍以上の厚みにすることにより、
再配線8のロスを抑制できるので、再配線8からの発熱
を小さくすることができ、半導体装置に作用する熱スト
レスを減少することができて、配線基板との接続の信頼
性を高めることができる。さらに、再配線8の厚さを所
定の厚み以上にすることにより、再配線8の熱容量を向
上することができるので、再配線8からの発熱及び半導
体回路からの発熱を効率よく分散させることができ、C
SPタイプの半導体装置に与える熱ストレスを抑制する
ことができる。 【0023】図6に、再配線8の材質と再配線8の導電
率と再配線8を流れる電流の周波数と再配線8の最低厚
みとの関係を示す。なお、厚みhの上限については特に
制限はないが、厚くするほどコスト高になって形状の精
度も劣化するので、10μm以下とすることが好まし
い。 【0024】以下、前記実施形態例に係る半導体装置の
製造方法の第1例を、図7乃至図9に基づいて説明す
る。図7は所定のプロセス処理を経て完成されたいわゆ
る完成ウエハの平面図、図8は再配線の形成手順の第1
例を示す工程図、図9は再配線が形成された完成ウエハ
の平面図である。 【0025】図7に示すように、完成ウエハ21には、
最外周部を除く内周部分に多数個の半導体チップ用の回
路22が所定の間隔で形成されており、その主面2側に
は、所要のパッシベーション膜5(図1、図3及び図8
参照)が形成されている。 【0026】本例の半導体装置の製造方法は、まず図8
(a)に示すように、完成ウエハ21の主面に形成され
たパッシベーション膜5上に、アルミニウム又はアルミ
ニウム合金若しくは銅又は銅合金を用いて、金属スパッ
タ層又は金属蒸着層23を均一に形成する。次いで、図
8(b)に示すように、当該金属スパッタ層又は金属蒸
着層23上にフォトレジスト層24を均一に形成し、形
成されたフォトレジスト層24に少なくともバンプ設定
用配線を含む所要の再配線パターンが形成されたマスク
25を被せ、マスク25の外側から所定波長の光26を
照射してフォトレジスト層24を露光する。しかる後に
露光されたフォトレジスト層24の現像処理を行い、図
8(c)に示すように、フォトレジスト層24の露光部
分を除去して、前記金属スパッタ層又は金属蒸着層23
の前記露光パターンと対応する部分を露出させる。金属
スパッタ層又は金属蒸着層23の露出パターンには、図
9に示すように、リング状の電極部27と、バンプ設定
用の再配線8と、これら電極部27及びバンプ設定用の
再配線8とを連結するリード部28とが含まれる。次い
で、前記電極部37を一方の電極として、金属スパッタ
層又は金属蒸着層34の露出部分に電気めっき又は精密
電鋳を施し、図8(d)に示すように、金属スパッタ層
又は金属蒸着層23の露出部分に金属めっき層29を積
層する。次いで、完成ウエハ21の表面に付着したフォ
トレジスト層24をアッシング処理等によって除去し、
図8(e)に示すように、均一な金属スパッタ層又は金
属蒸着層23上に電極部27とバンプ設定用の再配線8
とリード部28とを有する金属めっき層29が形成され
た完成ウエハ21を得る。次いで、金属めっき層29よ
り露出した金属スパッタ層又は金属蒸着層23を選択的
にエッチングし、図8(f)に示すように、金属めっき
層29より露出した金属スパッタ層又は金属蒸着層23
を除去する。これによって、金属スパッタ層又は金属蒸
着層23と金属めっき層29とが形成された完成ウエハ
21が得られる。最後に、前記完成ウエハ21をスクラ
イビングして、図1乃至図4に示す所要の半導体チップ
IC素子1を得る。 【0027】なお、本例においては、金属めっき層29
の形成手段として電気めっき法又は精密電鋳法を用いた
が、かかる構成に代えて、無電解めっき法を用いて前記
金属めっき層29を形成することもできる。この場合に
は、金属めっき層29の形成に電極を必要としないの
で、フォトレジスト層24の露光に際して、電極部27
の形成とリード部28の形成が不要になる。 【0028】無電解めっきは、化学めっきとも呼ばれ、
素地金属をめっき金属の金属塩溶液中に浸して金属イオ
ンを素地表面に析出させるもので、比較的簡単な設備で
密着力が強く均一で十分な厚みを有するめっき層が得ら
れるという特徴がある。前記金属塩は、めっきする金属
イオンの供給源となるものであり、銅をめっきする場合
には、硫酸銅、塩化第二銅、硝酸銅等の溶液がめっき液
として用いられる。銅などの金属イオンは、素地となる
金属スパッタ層又は金属蒸着層23上にのみに析出し、
絶縁性のパッシベーション膜5上には析出しない。素地
材は、めっき金属イオンに対してイオン化傾向が小さ
く、かつ、めっき金属イオンの析出に対する触媒作用を
もつ必要がある。このため、アルミニウムからなる金属
スパッタ層又は金属蒸着層23上に銅をめっきする場合
には、アルミニウム層の表面にニッケルを数μm以下の
厚さに形成し、硝酸亜鉛液に数秒間浸して亜鉛に置換す
る前処理を施すことが好ましい。 【0029】一方、電気めっき法及び精密電鋳法は、め
っき金属のイオンを含むめっき浴中に金属スパッタ層又
は金属蒸着層23が形成された完成ウエハ21とめっき
金属からなる電極とを浸漬し、完成ウエハ21に形成さ
れた金属スパッタ層又は金属蒸着層23を陰極、めっき
浴中に浸漬された電極を陽極として電圧を印加し、めっ
き浴中の金属イオンを金属スパッタ層又は金属蒸着層2
3の表面に析出させる方法である。電気めっき法及び精
密電鋳法も、銅をめっきする場合には、硫酸銅、塩化第
二銅、硝酸銅等の溶液がめっき液として用いられる。 【0030】本例の半導体装置の製造方法は、完成ウエ
ハ21に所要のバンプ設定用の再配線8を含む所要の導
電パターンを形成し、しかる後に完成ウエハ21をスク
ライビングして所要の半導体装置1を得るという構成に
したので、個々の半導体装置に所要の再配線8を形成す
る場合に比べてCSPタイプの半導体装置を高能率に製
造でき、その製造コストを低減することができる。ま
た、完成ウエハ21に形成された全ての半導体装置に対
して均一な厚みの再配線8を高精度に形成することがで
きるので、特性のばらつきを小さくすることができる。
さらに、個々の半導体装置1についてスパッタ法又は真
空蒸着法及びメッキ法を用いて再配線8を形成すると、
半導体装置1の外周部に不要の導体が付着して半導体装
置の絶縁性が問題になるが、完成ウエハ21に再配線8
を含む所要の導電パターンを形成した場合には、スパッ
タ時等において完成ウエハ21の外周部に不要の導体が
付着しても、該部は不要部分としてもともと処分される
べき部分であるので、個々の半導体装置1の絶縁性に悪
影響を与えることもない。加えて、本例の半導体装置の
製造方法は、フォトレジスト層24がある状態で金属め
っき層29の形成を行い、しかる後に金属スパッタ層又
は金属蒸着層23の金属めっき層29が積層されていな
い部分をエッチングによって除去するようにしたので、
図8(e)に示すように、金属めっき層29が金属スパ
ッタ層又は金属蒸着層23の上面にのみ積層され、幅方
向に広がらないので、精密なバンプ設定用の再配線8を
形成することができ、狭い面積内に多数のバンプ設定用
の再配線8を形成することができる。 【0031】次に、前記実施形態例に係る半導体装置の
製造方法の第2例を、図10に基づいて説明する。図1
0は再配線の形成手順の第2例を示す工程図である。 【0032】本例の半導体装置の製造方法は、図10
(a)に示すように、完成ウエハ21に形成されたパッ
シベーション膜5上にフォトレジスト層24を均一に形
成し、形成されたフォトレジスト層24にバンプ設定用
の配線を含む所要の再配線パターンが形成されたマスク
25を被せ、マスク25の外側から所定波長の光26を
照射してフォトレジスト層24を露光する。しかる後
に、露光されたフォトレジスト層24の現像処理を行
い、図10(b)に示すように、フォトレジスト層24
の露光部分を除去して、パッシベーション膜5の前記露
光パターンと対応する部分を露出させる。フォトレジス
ト層24の露光パターンは、図9に示すように、電極部
27とバンプ設定用の再配線8とリード部28とを含む
形状にすることができる。次いで、現像処理後の完成ウ
エハ21をスパッタ装置又は真空蒸着装置に装着し、図
10(c)に示すように、前記パッシベーション膜5の
露出部分に金属スパッタ層又は金属蒸着層23を形成す
る。次いで、図10(d)に示すように、完成ウエハ2
1に付着したフォトレジスト層24をアッシング処理等
によって除去した後、電極部27を一方の電極として、
金属スパッタ層又は金属蒸着層23に電気めっきを施
し、図10(e)に示すように、金属スパッタ層又は金
属蒸着層23の露出部分に金属めっき層29を積層す
る。最後に、前記完成ウエハ21をスクライビングし
て、図1乃至図4に示す所要の半導体装置1を得る。 【0033】なお、本例においても、金属めっき層29
の形成手段として電気めっき法を用いたが、かかる構成
に代えて、無電解めっき法を用いて前記金属めっき層2
9を形成することもできる。この場合には、金属めっき
層29の形成に電極を必要としないので、フォトレジス
ト層24の露光に際して、電極部27の形成とリード部
28の形成が不要になる。 【0034】本例の半導体装置の製造方法は、前記第1
例に係る半導体装置の製造方法と同様の効果を有するほ
か、完成ウエハ21に導電パターンを形成するための工
程数を少なくできるので、CSPタイプの半導体チップ
をより高能率に製造することができる。 【0035】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の再配線を
有する半導体装置は、再配線の厚みを表皮効果が生じる
表皮の厚さの2倍以上としたので、配線ロスを増大する
ことなく、800MHz以上の高周波信号に対応するこ
とができる。また、再配線の厚みを表皮効果が生じる表
皮の厚さの2倍以上としたことから再配線からの発熱を
小さくすることができ、半導体装置に作用する熱ストレ
スを減少することができて、配線基板との接続の信頼性
を高めることができる。さらに、再配線の厚さを所定の
厚み以上にしたことにより再配線の熱容量を向上するこ
とができるので、再配線からの発熱及び半導体回路から
の発熱を効率よく分散させることができ、CSPタイプ
の半導体装置に与える熱ストレスを抑制することができ
る。
施されたCSP(Chip Size Packag
e)タイプの半導体装置に係り、特に、高周波対応のC
SPタイプの半導体装置における再配線の構成に関す
る。 【0002】 【従来の技術】近年、電気機器の小型軽量化、高速化及
び高機能化の要求に対処するため、電気機器に実装する
半導体装置に対しても小型軽量化、高集積化及び実装の
容易化の要求が益々高まっている。 【0003】従来より、これらの各要求に対応可能な半
導体装置として、主面に半導体素子領域が形成され、か
つ当該主面における前記半導体素子領域の外周部に第1
のボンディングパッドが配列された一般的な半導体素子
を用い、当該半導体素子の主面上に絶縁膜を介して一端
が前記第1のボンディングパッドに接続された再配線を
施し、当該再配線の他端に形成された第2のボンディン
グパッド上にバンプ電極を形成したウエハーレベルCS
Pと呼ばれる半導体装置が提案されている(例えば、特
許文献1〜4参照。)。 【0004】このCSPタイプの半導体装置は、バンプ
電極を主面の全面に配置することができるので、半導体
素子領域の外周部に配列された第1のボンディングパッ
ド上に直接バンプ電極を形成する場合に比べて各バンプ
電極間の距離を大きくすることができ、半導体装置の多
端子化、ひいては高機能化と実装の容易化とを図ること
ができる。また、半導体素子を樹脂封止しないので、半
導体装置の小型軽量化を図ることができる。 【0005】 【特許文献1】特開平4−19855号公報 【0006】 【特許文献2】特開平6−237653号公報 【0007】 【特許文献3】米国特許第5679977号明細書 【0008】 【特許文献4】米国特許第5801441号明細書 【0009】 【発明が解決しようとする課題】ところで、CSPタイ
プの半導体装置においては、より一層の高速化と高機能
化とを実現するため、より一層の多端子化が図られてい
る。 【0010】然るに、CSPタイプの半導体装置を多端
子化すると、それに伴って再配線の厚み及び幅並びに再
配線間の距離が小さくなるため、配線ロスが増大し、半
導体装置の性能が劣化する。かかる不都合は、現在普及
しつつある高周波対応のCSPタイプの半導体装置にお
いて特に顕著になる。 【0011】従来のCSPタイプの半導体装置において
は、高周波信号に対応するために好適な再配線の厚みが
考慮されておらず、配線ロスの増大に起因する性能の劣
化を生じやすいという問題がある。 【0012】即ち、再配線の厚みが薄いと、配線ロスが
増大して再配線からの発熱が大きくなり、この熱によっ
て半導体素子領域が昇温されるため、CSPタイプの半
導体装置の信頼性が低下する。また、CSPタイプの半
導体装置は、再配線された面がフェースダウンの形で配
線基板に実装されるため、半導体装置の熱膨張係数と配
線基板の熱膨張係数との差に応じた熱ストレスがこれら
半導体装置と配線基板との接続部に直接的に作用し、か
つ、半導体回路の動作時と非動作時とにおける再配線に
流れる電流の変化に伴う熱ストレスの変化が前記接続部
に繰り返し作用するため、前記接続部における接続の信
頼性が低下する。これらの各不都合は、高周波対応のC
SPタイプの半導体装置において特に顕著になる。 【0013】本発明は、かかる従来技術の不備を解消す
るためになされたものであって、その目的は、多端子化
した場合にも配線ロスの増大に起因する性能の劣化を生
じにくい高周波対応の半導体装置を提供することにあ
る。 【0014】 【課題を解決するための手段】本発明は、前記の課題を
解決するため、第1に、主面に半導体素子領域が形成さ
れ、かつ当該主面における前記半導体素子領域の外周部
に第1のボンディングパッドが配列された半導体素子
と、前記第1のボンディングパッドの一部を除く前記主
面の全面に形成された第1の絶縁膜と、当該第1の絶縁
膜上に形成され、一端が前記第1のボンディングパッド
に接続された再配線と、当該再配線の他端に形成され、
前記第1の絶縁膜上に配置された第2のボンディングパ
ッドと、当該第2のボンディングパッドの一部を除く前
記第1の絶縁膜上の全面に形成された第2の絶縁膜と、
前記第2のボンディングパッドに形成されたバンプ電極
とを有し、前記再配線に800MHz以上の信号を用
い、前記再配線の厚みをh、前記再配線を流れる電流の
角周波数をω、前記再配線の導電率をκ、前記再配線の
透磁率をμとしたとき、前記再配線の厚みhを下記の式
(1)を満たす範囲に設定するという構成にした。 【0015】 【数2】 導体に高周波電流を流した場合、誘磁界が発生する。こ
の誘磁界が時間的に変化すると、レンツの法則により誘
磁界を打ち消す方向にうず電流が発生する。このため、
導体内の電流分布は、図5に示すように、表面に近い領
域にのみ流れ、導体の中心部に向かって指数関数的に減
少する。この減少は、一般に表皮効果と呼ばれ、800
MHz以上の高周波信号を導体に流すことによって発生
する。導体表面の電流I0に比べて電流密度の大きさが
1/eになる厚みは、表皮の厚さと呼ばれる。表皮の厚
さをdとすると、表皮の厚さdは、下記の式(2)で表
される。 【0016】 【数3】 前記したように電流分布はほぼ指数関数的に変化するた
め、図5の斜線部分のように、表皮の厚さdの範囲に電
流I0が流れると近似できる。したがって、再配線の厚
みhを表皮の厚さdの2倍以上の厚みにすることによっ
て、配線ロスを増大することなく、800MHz以上の
高周波信号に対応することができる。 【0017】従来の再配線を用いたウエハーレベルCS
Pは、数MHz程度の信号に対応するものであり、80
0MHz以上の高周波信号に対応する半導体装置をCS
P化するといったことはなく、上記の表皮の厚さを考慮
して再配線層の厚さを設計するという設計思想は従来な
かったものである。また、高周波対応のCSPタイプの
半導体装置を配線基板に実装したときに発生する上記熱
ストレスに起因する接続不良の問題も、本願発明者が新
規に見出したものである。 【0018】 【発明の実施の形態】以下、本発明に係る半導体装置の
実施形態例を、図1乃至図4に基づいて説明する。図1
は実施形態例に係る半導体装置の一部切断した斜視図、
図2は実施形態例に係る半導体装置の要部平面図、図3
は実施形態例に係る半導体装置の要部断面図、図4は実
施形態例に係る半導体装置の各部の寸法を示す説明図で
ある。 【0019】図1乃至図3に示すように、本実施形態例
に係る半導体装置1は、主面(半導体回路の形成面)2
に半導体素子領域3が形成され、主面2における半導体
素子領域3の外周部に第1のボンディングパッド4が配
列され、前記半導体素子領域3の表面及び前記第1のボ
ンディングパッド4の周囲がパッシベーション膜5にて
被覆された半導体素子6と、第1のボンディングパッド
4の一部を除く主面2の全面に形成された第1の絶縁膜
7と、第1の絶縁膜7上に形成され、一端が第1のボン
ディングパッド4に接続された再配線8と、再配線8の
他端に形成され、第1の絶縁膜7上に配置された第2の
ボンディングパッド9と、第2のボンディングパッド9
の一部を除く第1の絶縁膜7上の全面に形成された第2
の絶縁膜10と、第2のボンディングパッド9に形成さ
れたバンプ電極11とからなる。 【0020】前記第1のボンディングパッド4について
はアルミニウムをもって形成し、前記再配線8及び第2
のボンディングパッド9については銅をもって形成し
た。また、前記第1及び第2の絶縁膜7,10について
はポリイミド樹脂をもって形成し、前記バンプ電極11
については鉛フリーはんだをもって形成した。 【0021】前記再配線8(前記第2のボンディングパ
ッド9を含む)の厚みhは、配線ロスを増大することな
く、800MHz以上の高周波信号に対応できるように
するため、再配線8の厚みをh、再配線8を流れる電流
の角周波数をω、再配線8の導電率をκ、再配線8の透
磁率をμとしたとき、前出の式(1)を満たす範囲に設
定される。 【0022】このようにすると、再配線8の厚みhを表
皮の厚さdの2倍以上の厚みにすることができるので、
配線ロスを増大することなく、800MHz以上の高周
波信号に対応することができる。また、再配線8の厚み
hを表皮の厚さdの2倍以上の厚みにすることにより、
再配線8のロスを抑制できるので、再配線8からの発熱
を小さくすることができ、半導体装置に作用する熱スト
レスを減少することができて、配線基板との接続の信頼
性を高めることができる。さらに、再配線8の厚さを所
定の厚み以上にすることにより、再配線8の熱容量を向
上することができるので、再配線8からの発熱及び半導
体回路からの発熱を効率よく分散させることができ、C
SPタイプの半導体装置に与える熱ストレスを抑制する
ことができる。 【0023】図6に、再配線8の材質と再配線8の導電
率と再配線8を流れる電流の周波数と再配線8の最低厚
みとの関係を示す。なお、厚みhの上限については特に
制限はないが、厚くするほどコスト高になって形状の精
度も劣化するので、10μm以下とすることが好まし
い。 【0024】以下、前記実施形態例に係る半導体装置の
製造方法の第1例を、図7乃至図9に基づいて説明す
る。図7は所定のプロセス処理を経て完成されたいわゆ
る完成ウエハの平面図、図8は再配線の形成手順の第1
例を示す工程図、図9は再配線が形成された完成ウエハ
の平面図である。 【0025】図7に示すように、完成ウエハ21には、
最外周部を除く内周部分に多数個の半導体チップ用の回
路22が所定の間隔で形成されており、その主面2側に
は、所要のパッシベーション膜5(図1、図3及び図8
参照)が形成されている。 【0026】本例の半導体装置の製造方法は、まず図8
(a)に示すように、完成ウエハ21の主面に形成され
たパッシベーション膜5上に、アルミニウム又はアルミ
ニウム合金若しくは銅又は銅合金を用いて、金属スパッ
タ層又は金属蒸着層23を均一に形成する。次いで、図
8(b)に示すように、当該金属スパッタ層又は金属蒸
着層23上にフォトレジスト層24を均一に形成し、形
成されたフォトレジスト層24に少なくともバンプ設定
用配線を含む所要の再配線パターンが形成されたマスク
25を被せ、マスク25の外側から所定波長の光26を
照射してフォトレジスト層24を露光する。しかる後に
露光されたフォトレジスト層24の現像処理を行い、図
8(c)に示すように、フォトレジスト層24の露光部
分を除去して、前記金属スパッタ層又は金属蒸着層23
の前記露光パターンと対応する部分を露出させる。金属
スパッタ層又は金属蒸着層23の露出パターンには、図
9に示すように、リング状の電極部27と、バンプ設定
用の再配線8と、これら電極部27及びバンプ設定用の
再配線8とを連結するリード部28とが含まれる。次い
で、前記電極部37を一方の電極として、金属スパッタ
層又は金属蒸着層34の露出部分に電気めっき又は精密
電鋳を施し、図8(d)に示すように、金属スパッタ層
又は金属蒸着層23の露出部分に金属めっき層29を積
層する。次いで、完成ウエハ21の表面に付着したフォ
トレジスト層24をアッシング処理等によって除去し、
図8(e)に示すように、均一な金属スパッタ層又は金
属蒸着層23上に電極部27とバンプ設定用の再配線8
とリード部28とを有する金属めっき層29が形成され
た完成ウエハ21を得る。次いで、金属めっき層29よ
り露出した金属スパッタ層又は金属蒸着層23を選択的
にエッチングし、図8(f)に示すように、金属めっき
層29より露出した金属スパッタ層又は金属蒸着層23
を除去する。これによって、金属スパッタ層又は金属蒸
着層23と金属めっき層29とが形成された完成ウエハ
21が得られる。最後に、前記完成ウエハ21をスクラ
イビングして、図1乃至図4に示す所要の半導体チップ
IC素子1を得る。 【0027】なお、本例においては、金属めっき層29
の形成手段として電気めっき法又は精密電鋳法を用いた
が、かかる構成に代えて、無電解めっき法を用いて前記
金属めっき層29を形成することもできる。この場合に
は、金属めっき層29の形成に電極を必要としないの
で、フォトレジスト層24の露光に際して、電極部27
の形成とリード部28の形成が不要になる。 【0028】無電解めっきは、化学めっきとも呼ばれ、
素地金属をめっき金属の金属塩溶液中に浸して金属イオ
ンを素地表面に析出させるもので、比較的簡単な設備で
密着力が強く均一で十分な厚みを有するめっき層が得ら
れるという特徴がある。前記金属塩は、めっきする金属
イオンの供給源となるものであり、銅をめっきする場合
には、硫酸銅、塩化第二銅、硝酸銅等の溶液がめっき液
として用いられる。銅などの金属イオンは、素地となる
金属スパッタ層又は金属蒸着層23上にのみに析出し、
絶縁性のパッシベーション膜5上には析出しない。素地
材は、めっき金属イオンに対してイオン化傾向が小さ
く、かつ、めっき金属イオンの析出に対する触媒作用を
もつ必要がある。このため、アルミニウムからなる金属
スパッタ層又は金属蒸着層23上に銅をめっきする場合
には、アルミニウム層の表面にニッケルを数μm以下の
厚さに形成し、硝酸亜鉛液に数秒間浸して亜鉛に置換す
る前処理を施すことが好ましい。 【0029】一方、電気めっき法及び精密電鋳法は、め
っき金属のイオンを含むめっき浴中に金属スパッタ層又
は金属蒸着層23が形成された完成ウエハ21とめっき
金属からなる電極とを浸漬し、完成ウエハ21に形成さ
れた金属スパッタ層又は金属蒸着層23を陰極、めっき
浴中に浸漬された電極を陽極として電圧を印加し、めっ
き浴中の金属イオンを金属スパッタ層又は金属蒸着層2
3の表面に析出させる方法である。電気めっき法及び精
密電鋳法も、銅をめっきする場合には、硫酸銅、塩化第
二銅、硝酸銅等の溶液がめっき液として用いられる。 【0030】本例の半導体装置の製造方法は、完成ウエ
ハ21に所要のバンプ設定用の再配線8を含む所要の導
電パターンを形成し、しかる後に完成ウエハ21をスク
ライビングして所要の半導体装置1を得るという構成に
したので、個々の半導体装置に所要の再配線8を形成す
る場合に比べてCSPタイプの半導体装置を高能率に製
造でき、その製造コストを低減することができる。ま
た、完成ウエハ21に形成された全ての半導体装置に対
して均一な厚みの再配線8を高精度に形成することがで
きるので、特性のばらつきを小さくすることができる。
さらに、個々の半導体装置1についてスパッタ法又は真
空蒸着法及びメッキ法を用いて再配線8を形成すると、
半導体装置1の外周部に不要の導体が付着して半導体装
置の絶縁性が問題になるが、完成ウエハ21に再配線8
を含む所要の導電パターンを形成した場合には、スパッ
タ時等において完成ウエハ21の外周部に不要の導体が
付着しても、該部は不要部分としてもともと処分される
べき部分であるので、個々の半導体装置1の絶縁性に悪
影響を与えることもない。加えて、本例の半導体装置の
製造方法は、フォトレジスト層24がある状態で金属め
っき層29の形成を行い、しかる後に金属スパッタ層又
は金属蒸着層23の金属めっき層29が積層されていな
い部分をエッチングによって除去するようにしたので、
図8(e)に示すように、金属めっき層29が金属スパ
ッタ層又は金属蒸着層23の上面にのみ積層され、幅方
向に広がらないので、精密なバンプ設定用の再配線8を
形成することができ、狭い面積内に多数のバンプ設定用
の再配線8を形成することができる。 【0031】次に、前記実施形態例に係る半導体装置の
製造方法の第2例を、図10に基づいて説明する。図1
0は再配線の形成手順の第2例を示す工程図である。 【0032】本例の半導体装置の製造方法は、図10
(a)に示すように、完成ウエハ21に形成されたパッ
シベーション膜5上にフォトレジスト層24を均一に形
成し、形成されたフォトレジスト層24にバンプ設定用
の配線を含む所要の再配線パターンが形成されたマスク
25を被せ、マスク25の外側から所定波長の光26を
照射してフォトレジスト層24を露光する。しかる後
に、露光されたフォトレジスト層24の現像処理を行
い、図10(b)に示すように、フォトレジスト層24
の露光部分を除去して、パッシベーション膜5の前記露
光パターンと対応する部分を露出させる。フォトレジス
ト層24の露光パターンは、図9に示すように、電極部
27とバンプ設定用の再配線8とリード部28とを含む
形状にすることができる。次いで、現像処理後の完成ウ
エハ21をスパッタ装置又は真空蒸着装置に装着し、図
10(c)に示すように、前記パッシベーション膜5の
露出部分に金属スパッタ層又は金属蒸着層23を形成す
る。次いで、図10(d)に示すように、完成ウエハ2
1に付着したフォトレジスト層24をアッシング処理等
によって除去した後、電極部27を一方の電極として、
金属スパッタ層又は金属蒸着層23に電気めっきを施
し、図10(e)に示すように、金属スパッタ層又は金
属蒸着層23の露出部分に金属めっき層29を積層す
る。最後に、前記完成ウエハ21をスクライビングし
て、図1乃至図4に示す所要の半導体装置1を得る。 【0033】なお、本例においても、金属めっき層29
の形成手段として電気めっき法を用いたが、かかる構成
に代えて、無電解めっき法を用いて前記金属めっき層2
9を形成することもできる。この場合には、金属めっき
層29の形成に電極を必要としないので、フォトレジス
ト層24の露光に際して、電極部27の形成とリード部
28の形成が不要になる。 【0034】本例の半導体装置の製造方法は、前記第1
例に係る半導体装置の製造方法と同様の効果を有するほ
か、完成ウエハ21に導電パターンを形成するための工
程数を少なくできるので、CSPタイプの半導体チップ
をより高能率に製造することができる。 【0035】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の再配線を
有する半導体装置は、再配線の厚みを表皮効果が生じる
表皮の厚さの2倍以上としたので、配線ロスを増大する
ことなく、800MHz以上の高周波信号に対応するこ
とができる。また、再配線の厚みを表皮効果が生じる表
皮の厚さの2倍以上としたことから再配線からの発熱を
小さくすることができ、半導体装置に作用する熱ストレ
スを減少することができて、配線基板との接続の信頼性
を高めることができる。さらに、再配線の厚さを所定の
厚み以上にしたことにより再配線の熱容量を向上するこ
とができるので、再配線からの発熱及び半導体回路から
の発熱を効率よく分散させることができ、CSPタイプ
の半導体装置に与える熱ストレスを抑制することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例に係る半導体装置の一部切断した斜
視図である。 【図2】実施形態例に係る半導体装置の要部平面図であ
る。 【図3】実施形態例に係る半導体装置の要部断面図であ
る。 【図4】実施形態例に係る半導体装置の各部の寸法を示
す説明図である。 【図5】表皮効果の説明図である。 【図6】再配線の材質と再配線の導電率と再配線を流れ
る電流の周波数と再配線の最低厚みとの関係を示す表図
である。 【図7】所定のプロセス処理を経て完成されたいわゆる
完成ウエハの平面図である。 【図8】再配線の形成手順の第1例を示す工程図であ
る。 【図9】再配線が形成された完成ウエハの平面図であ
る。 【図10】再配線の形成手順の第2例を示す工程図であ
る。 【符号の説明】 1 半導体装置 2 主面 3 半導体素子領域 4 第1のボンディングパッド 5 パッシベーション膜 6 半導体素子 7 第1の絶縁膜 8 再配線 9 第2のボンディングパッド 10 第2の絶縁膜 11 バンプ電極 21 完成ウエハ
視図である。 【図2】実施形態例に係る半導体装置の要部平面図であ
る。 【図3】実施形態例に係る半導体装置の要部断面図であ
る。 【図4】実施形態例に係る半導体装置の各部の寸法を示
す説明図である。 【図5】表皮効果の説明図である。 【図6】再配線の材質と再配線の導電率と再配線を流れ
る電流の周波数と再配線の最低厚みとの関係を示す表図
である。 【図7】所定のプロセス処理を経て完成されたいわゆる
完成ウエハの平面図である。 【図8】再配線の形成手順の第1例を示す工程図であ
る。 【図9】再配線が形成された完成ウエハの平面図であ
る。 【図10】再配線の形成手順の第2例を示す工程図であ
る。 【符号の説明】 1 半導体装置 2 主面 3 半導体素子領域 4 第1のボンディングパッド 5 パッシベーション膜 6 半導体素子 7 第1の絶縁膜 8 再配線 9 第2のボンディングパッド 10 第2の絶縁膜 11 バンプ電極 21 完成ウエハ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 5F033 HH08 HH09 HH11 HH12 MM05
PP15 PP19 PP27 PP28 PP33
QQ08 QQ41 RR22 VV07 WW00
XX00 XX10
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 主面に半導体素子領域が形成され、かつ
当該主面における前記半導体素子領域の外周部に第1の
ボンディングパッドが配列された半導体素子と、前記第
1のボンディングパッドの一部を除く前記主面の全面に
形成された第1の絶縁膜と、当該第1の絶縁膜上に形成
され、一端が前記第1のボンディングパッドに接続され
た再配線と、当該再配線の他端に形成され、前記第1の
絶縁膜上に配置された第2のボンディングパッドと、当
該第2のボンディングパッドの一部を除く前記第1の絶
縁膜上の全面に形成された第2の絶縁膜と、前記第2の
ボンディングパッドに形成されたバンプ電極とを有し、
前記再配線に800MHz以上の信号を用い、前記再配
線の厚みをh、前記再配線を流れる電流の角周波数を
ω、前記再配線の導電率をκ、前記再配線の透磁率をμ
としたとき、前記再配線の厚みhを下記の不等式を満た
す範囲に設定することを特徴とする半導体装置。 【数1】
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2002301934A JP2003197815A (ja) | 2001-10-16 | 2002-10-16 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001-318171 | 2001-10-16 | ||
| JP2001318171 | 2001-10-16 | ||
| JP2002301934A JP2003197815A (ja) | 2001-10-16 | 2002-10-16 | 半導体装置 |
Related Child Applications (1)
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|---|---|---|---|
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Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003197815A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2022078279A (ja) * | 2017-11-29 | 2022-05-24 | ラピスセミコンダクタ株式会社 | 半導体装置及び半導体装置の製造方法 |
-
2002
- 2002-10-16 JP JP2002301934A patent/JP2003197815A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2022078279A (ja) * | 2017-11-29 | 2022-05-24 | ラピスセミコンダクタ株式会社 | 半導体装置及び半導体装置の製造方法 |
| JP7303343B2 (ja) | 2017-11-29 | 2023-07-04 | ラピスセミコンダクタ株式会社 | 半導体装置及び半導体装置の製造方法 |
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