JP2003199182A - マイクロホンホルダー - Google Patents

マイクロホンホルダー

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装着時における安全性をさらに向上させたド
ラキュラクリップ型マイクロホンホルダーを提供する。 【解決手段】 マイクロホンを支持する支持部3をホル
ダーベース2に対してスライド可能に設け、支持部3を
スライド移動させることにより、ホルダーベース2に回
動自在に取り付けられたフックピン4を回動させて、ホ
ルダーベース2からピン41を出没させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小形のマイクロホ
ンを衣服の胸元などに取り付けて使用するために用いら
れるマイクロホンホルダーに関し、さらに詳しく言え
ば、牙状に設けられたフックピンを被取付部に刺し入れ
て被取付部に保持するタイプのマイクロホンホルダーに
関する。
【0002】
【従来の技術】会議や講演などでよく用いられるマイク
ロホンの1つにラベリアマイク(別名:ピンマイク)が
ある。このマイクロホンは、衣服の胸元や襟元などに取
り付けて使用される小形マイクロホンの一種であり、話
者がハンズフリーで使用できるというメリットがある。
【0003】このマイクロホンは、専用のマイクロホン
ホルダーを使って衣服の胸元や襟元などの被取付部に装
着される。そのマイクロホンホルダーの一例を図6に示
す。このマイクロホンホルダー1は、扁平な板状片から
なるホルダーベース2と、同ホルダーベース2の一方の
面(図6では上面側)に設けられた支持部3と、ホルダ
ーベース2の他方の面(図6では下面側)に設けられた
フックピン4とから構成されている。
【0004】支持部3は、中央に断面C字状の嵌合溝3
0が設けられており、この嵌合溝30に図示しないマイ
クロホンが嵌合される。フックピン4は、一端側がホル
ダーベース2に一体に取り付けられ、他端側が牙状に突
設された2本の平行な線材からなり、先端側が被取付部
に刺し込みやすいように針状に尖らされている。このマ
イクロホンホルダー1は、フックピン4が牙状に見える
ことから、一般にドラキュラクリップと称されている。
【0005】これによれば、話者は、マイクロホンを支
持した状態のホルダーベース2を手に取り、衣服の襟元
や胸元にフックピン4を刺し込むことで、簡単にマイク
ロホンを装着することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
のマイクロホンホルダー1は装着および取り外しが簡単
にできる反面、常にフックピン4がホルダーベース2か
ら突出しているため、装着時などに指や身体などに突き
刺さるおそれがあり、この点が最大の解決課題となって
いた。
【0007】そこで、本発明は上述した問題を解決する
ためになされたものであって、その目的は、装着時にお
ける安全性と装着保持力とをさらに向上させたマイクロ
ホンホルダーを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明はラベリアタイプの小形マイクロホンを衣
服の胸元などの被取付部に取り付けて使用するために用
いられるマイクロホンホルダーにおいて、上記マイクロ
ホンを着脱自在に支持する支持部を有するホルダーベー
スと、上記被取付部に刺し入れ可能に牙状に突設された
フックピンとを備え、上記支持部は、上記ホルダーベー
スの一方の面に沿ってスライド可能に設けられており、
上記フックピンは、一端側が上記支持部のスライド移動
によって起伏されるレバーと、他端側が上記被取付部に
刺入されるピンとを有し、上記レバーおよび上記ピンが
基部を介してほぼV字状に連結されたものからなり、上
記ホルダーベースの一方の面に上記レバーが、上記ホル
ダーベースの他方の面に上記ピンがそれぞれ跨るように
上記基部が上記ホルダーベースに回動自在に取り付けら
れていることを特徴としている。
【0009】これによれば、未使用時には支持部を没入
方向にスライドすれば、フックピンをホルダーベースに
沿って収納しておくことができ、使用時には支持部を突
出方向にスライドさせれば、フックピンを突出させるこ
とができる。
【0010】また、より具体的な態様として、上記フッ
クピンは、上記基部がバネヒンジからなるねじりバネで
あればなおよい。これによれば、レバーとピンとが連結
された基部によってバネ付勢されているため、使用する
にしたがい多少のガタや緩みが生じても、バネ弾性によ
ってその緩みを許容できる。
【0011】また、上記支持部にはスライド移動に伴い
上記レバーを強制的に上下昇降させるための昇降手段が
設けられており、より具体的な態様として、上記昇降手
段は、上記支持部のスライド方向に沿って傾斜した傾斜
面を有する傾斜凸部からなることが好ましい。これによ
れば、上記レバーの先端が上記傾斜凸部に沿って移動す
ることにより、上記ピンを上記ホルダーベースの他方の
面から出没可能にできる。
【0012】フックピンを突出状態と没入状態とで保持
しておくため、上記ホルダーベースと上記支持部とのス
ライド面には、上記フックピンを突出状態もしくは没入
状態で保持するためのロック手段が設けられている。よ
り具体的な態様として、上記ロック手段は、上記ホルダ
ーベースと上記支持部とのスライド摺動面に設けられた
凹凸面からなることが好ましい。
【0013】上記ホルダーベースの上記他方の面には、
没入状態における上記フックピンを収納するための凹壁
面または凸壁面からなる収納部が設けられていることに
より、未使用時のフックピンを収納部内に隠しておくこ
とができ、身体などへの傷付きを防止できる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照しながら説明する。図1は、本発明のマイク
ロホンホルダーを組み立てた状態の平面図(図1
(a))と側面図(図1(b))が示されており、図2
は、図1のA−A線断面図である。なお、先に説明した
図6の従来例と同一もしくは同一と見なされる構成要素
には、同じ参照符号が用いられている。
【0015】このマイクロホンホルダー10は、各部材
を一体的に組み立てる基台となるホルダーベース2と、
同ホルダーベース2に沿ってスライド可能に取り付けら
れ、図示しないマイクロホンを着脱自在に支持する支持
部3と、ホルダーベース2に一体的に取り付けられ、衣
服の胸元などの被装着部に向けて刺し入れられるフック
ピン4とから構成されている。
【0016】図2および図3に示すように、ホルダーベ
ース2は、合成樹脂製の扁平な板状片からなり、その幅
方向の側面(図3(b)では上下方向の側面)には、支
持部3をスライド可能に支持するためのスライド溝2
1、21が設けられている。
【0017】このスライド溝21,21には、凹曲面2
11,212が各2カ所ずつ、左右併せて計4カ所設け
られている。この凹曲面211,212は、後述する支
持部3の凸曲面312.312と凹凸嵌合することによ
り、支持部3を所定位置でロックするためのロック手段
を構成する一方のメンバーである。
【0018】ホルダーベース2の両側端部には、後述す
るフックピン4の基部42が回転可能に軸支される円筒
状の軸受部22,22が設けられている。また、図2に
示すように、ホルダーベース2の底面には、後述するフ
ックピン4のピン41を収納するための収納部23が設
けられている。
【0019】この実施形態において、収納部23はホル
ダーベース2の底面に沿って凹まされた凹壁面からな
り、その中にピン41を没入させるようにしているが、
例えばピン41の高さよりも高いリブを突設したもので
あってもよい。すなわち、フックピン4をホルダーベー
ス2の底面に沿って平行に配置したときに、それを隠す
に足りるものであれば、その形態は任意に変更可能であ
る。
【0020】支持部3は、ホルダーベース2に対してス
ライド可能に取り付けられるスライダー31と、実質的
にマイクロホン(図示しない)を支持するホルダー部3
2とから構成されている。
【0021】図2および図4に示すように、スライダー
31は開放端側が下向きに開放されたほぼ断面コ字状を
有し、その両端部には、内側に向けてほぼ直角に折り曲
げられたスライドリブ311,311が設けられてい
る。このスライドリブ311,311が、上述したホル
ダーベース2のスライド溝21,21に沿って収納され
ることにより、スライダー31がホルダーベース2に沿
ってスライド移動する。
【0022】スライドリブ311,311の先端には、
凸曲面312,312が設けられている。この凸曲面3
12,312は、支持部3を所定位置でロックするため
のロック手段を構成する他方のメンバーであり、スライ
ド溝21,21の凹曲面211,212に凹凸嵌合する
ことで、支持部3を所定位置でホールドしておくことが
できる。
【0023】スライダー31のホルダーベース2の対向
面には、フックピン4のレバー43を上下に昇降させる
ための昇降手段である傾斜凸部313,313が左右一
対となって設けられている。
【0024】図5に示すように、この傾斜凸部313,
313は、支持部3のスライド方向に沿って傾斜された
傾斜面を有し、この傾斜面に沿ってフックピン4のレバ
ー43が上下に昇降することにより、ピン41が出没す
る。
【0025】図2に示すように、ホルダー部32は、例
えば発泡ゴムなどの柔軟な材料からなり、図示しないマ
イクロホンを支持するほぼ断面C字状のクリップ部32
1、21が、この実施形態では左右一対に2カ所設けら
れている。このホルダー部32は、ネジ33を介してス
ライダー31のネジ穴314にネジ止めされることによ
り、一体的に形成されている。
【0026】この実施形態において、ホルダー部32は
発泡ゴムの一部を切り欠いてクリップ部321を設けて
いるが、少なくともマイクロホンを保持できる構造なら
ば、これ以外にいわゆる鰐口クリップのようなものや線
材を巻回した中に差し込んで用いるものなどであっても
よく、本発明においてホルダー部32はあくまで任意的
な構成要素であり、その態様は適宜選択される。
【0027】フックピン4は、金属製の線材を折り曲げ
ないしは湾曲させて基部42を介して双方のバネ腕がほ
ぼV字状に折り返されたねじりバネからなり、この実施
形態においては、ねじり部を2つ有するいわゆるダブル
トーション型のねじりバネを用いている。
【0028】このフックピン4は、両方の基部43,4
3が、ホルダーベース2の軸受部22,22に回転可能
に取り付けられており、各バネ腕(ピン41とレバー4
3)がホルダーベース2を両側から挟み込むように取り
付けられている。
【0029】この実施形態では、一方のバネ腕をホルダ
ーベース2の下面(図1(b)参照)に沿って配置さ
れ、先端が刺し込みやすいように尖らされたピン41と
し、他方のバネ腕を、ホルダーベースの上面に沿って配
置され、スライダー31の移動に伴い、上下に昇降され
るレバー43とする。
【0030】また、この実施形態においてフックピン4
は、ダブルトーション型のねじりバネを採用している
が、これ以外にシングルトーション型のねじりバネを2
つ用意し、それをホルダーベース2に組み込んでもよ
い。このような変形例も本発明に含まれる。
【0031】次に、図5を参照して、このマイクロホン
ホルダー10の使用方法について説明する。なお、図5
(a)は、マイクロホンホルダー10を使用可能にした
状態、すなわちフックピン4を突出させた状態であり、
図5(b)は、マイクロホンホルダー10を使用しない
ときの状態、すなわちフックピン4を没入(収納)させ
た状態である。
【0032】図5(a)に示すように、まず、このマイ
クロホンホルダー10を使用する当たっては、支持部3
を左側にスライドさせる。これにより、フックピン4の
レバー43は基部42を介してフリー回転可能な状態と
なり、対向する差入部41が収納部23から突出する。
【0033】このとき、支持部3は、スライダー31と
スライド溝21とに設けられたロック手段によってロッ
クされており、その位置がホールドされた状態になって
いる。この状態のまま、次にフックピン4のピン41を
図示しない衣服の襟元や胸元に刺し込むことで、マイク
ロホンホルダー10が被取付部に保持される。
【0034】なお、ピン41を被取付部に刺し込んだ
後、支持部3を強制的に右方向にスライドさせると、ピ
ン41が収納部23方向に引き寄せられ、ピン41とホ
ルダーベース2との間に狭持力が発生し、より強固にマ
イクロホンホルダー10を被取付部に取り付けることが
できる。
【0035】このマイクロホンホルダー10を使用しな
いときには、図5(b)に示すように、支持部3を右側
にスライドさせればよい。すなわち、支持部3を左側か
ら右側に移動させることで、傾斜凸部313の傾斜面に
沿ってフックピン4のレバー43が持ち上げられ、これ
に伴い、基部42を介して反対のピン41がホルダーベ
ース2側に持ち上げられる。これにより、収納部23内
にピン41が没入し、収納される。
【0036】これによれば、ピン41がホルダーベース
2から突出していないので、装着時や取り外し時などに
手で持ったりしても、傷付いたりせず、安全に取り回す
ことができる。
【0037】この実施形態において、V字状に形成され
たフックピン4の一方のバネ腕(レバー43)を上下に
移動させることで、他方のバネ腕(ピン41)を出没さ
せるようにしているが、これ以外に支持部3をスライド
させてフックピン4を出没させる機構があれば、適宜使
用可能である。このような各種変形例も本発明に含まれ
る。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
マイクロホンを支持する支持部をホルダーベースに沿っ
てスライド可能に配置し、同スライド部をスライドさせ
てフックピンを出没させるようにしたことにより、手や
体にフックピンが刺さって傷付くおそれがなく、より安
全に装着ができる。
【0039】また、装着保持力がより向上することによ
り、身体動作によるマイクロホンホルダーの脱落防止を
兼ね備えている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るマイクロホンホルダ
ーの平面図および側面図
【図2】上記実施形態のマイクロホンホルダーのA−A
線断面図。
【図3】上記実施形態のホルダーベースの側面図および
B−B線断面図。
【図4】上記実施形態のスライダーの正面図。
【図5】上記実施形態のマイクロホンホルダーの使用方
法を説明する説明図。
【図6】従来のマイクロホンホルダーの正面図および側
面図
【符号の説明】
1,10 マイクロホンホルダー 2 ホルダーベース 21 ガイド溝 211,212 凹曲面 22 軸受部 23 収納部 3 支持部 31 スライダー 311 スライドリブ 312 凸曲面 313 傾斜凸部 32 ホルダー部 4 フックピン 41 ピン 42 基部 43 レバー

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラベリアタイプの小形マイクロホンを衣
    服の胸元などの被取付部に取り付けて使用するために用
    いられるマイクロホンホルダーにおいて、 上記マイクロホンを着脱自在に支持する支持部を有する
    ホルダーベースと、上記被取付部に刺し入れ可能に牙状
    に突設されたフックピンとを備え、 上記支持部は、上記ホルダーベースの一方の面に沿って
    スライド可能に設けられており、上記フックピンは、一
    端側が上記支持部のスライド移動によって起伏されるレ
    バーと、他端側が上記被取付部に刺入されるピンとを有
    し、上記レバーおよび上記ピンが基部を介してほぼV字
    状に連結されたものからなり、 上記ホルダーベースの一方の面に上記レバーが、上記ホ
    ルダーベースの他方の面に上記ピンがそれぞれ跨るよう
    に上記基部が上記ホルダーベースに回動自在に取り付け
    られていることを特徴とするマイクロホンホルダー。
  2. 【請求項2】 上記フックピンは、上記基部がバネヒン
    ジからなるねじりバネである請求項1に記載のマイクロ
    ホンホルダー。
  3. 【請求項3】 上記支持部には、スライド移動に伴い上
    記レバーを強制的に上下昇降させるための昇降手段が設
    けられている請求項2に記載のマイクロホンホルダー。
  4. 【請求項4】 上記昇降手段は、上記支持部のスライド
    方向に沿って傾斜した傾斜面を有する傾斜凸部からな
    り、上記レバーの先端が上記傾斜凸部に沿って移動する
    ことにより、上記ピンが上記ホルダーベースの他方の面
    から出没する請求項3に記載のマイクロホンホルダー。
  5. 【請求項5】 上記ホルダーベースと上記支持部とのス
    ライド面には、上記フックピンを突出状態もしくは没入
    状態で保持するためのロック手段が設けられている請求
    項1ないし4のいずれか1項に記載のマイクロホンホル
    ダー。
  6. 【請求項6】 上記ロック手段は、上記ホルダーベース
    と上記支持部とのスライド摺動面に設けられた凹凸面か
    らなる請求項5に記載のマイクロホンホルダー。
  7. 【請求項7】 上記ホルダーベースの上記他方の面に
    は、没入状態における上記フックピンを収納するための
    凹壁面または凸壁面からなる収納部が設けられている請
    求項1ないし6のいずれか1項に記載のマイクロホンホ
    ルダー。
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