JP2003200539A - 食品包装用フィルム - Google Patents
食品包装用フィルムInfo
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Abstract
および透明性に優れた食品包装用フィルム。 【解決手段】 メチル−1−ペンテン系重合体(a)の
フィルム層(A)の両面或いは片面にエチレン・α−オ
レフィン共重合体(b)70.0〜100重量部、及び
メチル−1−ペンテン系重合体(a)0〜30.0重量
部からなる樹脂組成物のフィルム層(B)を積層したこ
とを特徴とする食品包装用フィルム。
Description
用フィルムとして好適に使用される食品包装用フィルム
に関するものである。より詳細には、易カット性、密着
性、耐熱性、透明性に優れた食品包装用フィルムに関す
る。
どとして使用されるストレッチフィルムとしては、ポリ
塩化ビニル(PVC)やポリ塩化ビニリデン(PVD
C)に適当量の可塑剤を配合して製膜したもの、適当な
密度のポリエチレン(PE)を透明性よく製膜したもの
等が知られている。しかしながら、このような材質のラ
ップフィルムは、高温で柔らかくなりすぎ、フィルムと
しての形状を保持できなくなる。また、油性の強い食品
を直接包んで電子レンジ等で比較的長時間加熱すると、
フィルムが融けたり破れたりするなどの問題があった。
T)、ポリアミド(PA)などの耐熱性のよいプラスチ
ックを用いたラップフィルムも知られているが、これら
のフィルムは粘着性が付与されにくいという問題があっ
た。
ンテン系重合体を用い、これに液状ポリブテン(イソブ
チレンを主成分とする重合体)を粘着性付与剤として添
加したラップフィルムが、特開平5−239291号公
報に記載されているが、このような組成物のフィルムで
は、経時的にブロッキング現象を発現し、箱からの取り
出しが著しく困難になるという欠点を有する。メチル−
1−ペンテン系重合体にポリプロピレンを積層させたフ
ィルムも知られているが、融点が高くまた剛性も高い
為、伸びにくく粘着性が劣るという欠点を有する。ま
た、押出フィルムの端部を処理する為に、通常、端部か
ら切り取られた積層フィルムをフィルムの各層に混入さ
せる処理が行われるが、その場合、透明性が低下し、粘
着性に劣るフィルムとなる。そこで、端部を単層にする
等の積層技術が必要となってくる。また、ポリプロピレ
ンやポリエチレンにナイロンを積層させたラップフィル
ムも知られているが、これらは、伸びにくく、粘着性も
劣り、層間剥離も発生するという欠点を有する。
成分とし、これにエチレン・α−オレフィン共重合体を
混合して得られる樹脂組成物から成る単層の包装フィル
ムが、特開平11−29670号や特開平11−296
71号公報に記載されている。しかし、単層では多層構
造に比べてカット性が劣り、また、メチル−1−ペンテ
ン系重合体が多い配合では、フィルムの透明性が損なわ
れると共に、粘着性が低下するという欠点を有する。一
方、メチル−1− ペンテン系重合体のみから成る単層
フィルムは、カット性、透明性、耐熱性は良好である
が、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリアミ
ド(PA)などの耐熱性のよいプラスチックを用いたラ
ップフィルムと同様に粘着性を付与しにくいという問題
を有する。エチレン・α−オレフィン共重合体のみから
成る単層フィルムでは、透明性、粘着性は良好である
が、カット性、耐熱性の点で劣る。カット性を向上させ
る為に、延伸技術等が知られているが、延伸できる温度
範囲が狭く、温度が低いと延伸できずに裂け、温度が高
いと溶融して伸びてしまい、安定して延伸成形するには
他の樹脂を混合して延伸温度範囲を広げる等の高度な技
術が必要となってくる。
記欠点のない、耐熱性および粘着性に優れ、しかも取扱
い性および透明性に優れ、押出フィルムの端部処理もし
易く、層間剥離のしない食品包装用フィルムを提供する
ことを目的とする。
1−ペンテン系重合体が高い融点を有し、カット性が良
いことに着目し、これに粘着性を付与する方法について
検討を重ねた結果、メチル−1−ペンテン系重合体から
成る層と、エチレン・α−オレフィン共重合体を主成分
とし、任意成分としてメチル−1−ペンテン系重合体を
含有する層をそれぞれ形成し、積層して多層化すること
により、カット性、粘着性、透明性に優れ、適度な耐熱
性を有するフィルムが得られることを見出し、本発明に
到達した。
ン系重合体(a)のフィルム層(A)の両面或いは片面
にエチレン・α−オレフィン共重合体(b)70.0〜
100重量部、及びメチル−1−ペンテン系重合体
(a)0〜30.0重量部からなる樹脂組成物のフィル
ム層(B)を積層したことを特徴とする食品包装用フィ
ルムである。
B層の任意成分として使用されるメチル−1−ペンテン
系重合体(a)は、4−メチル−1−ペンテンまたは3
−メチル−1−ペンテンの単独重合体の他に、4−メチ
ル−1−ペンテンおよび/または3−メチル−1−ペン
テンと他の1−アルケンとの共重合体を包含する。1−
アルケンは1種単独でも、また2種以上組合せて使用し
てもよい。共重合体における1−アルケンの含有量は、
C2〜C5の1−アルケンを使用する場合には10重量%
以下、C6〜C10の1−アルケンを使用する場合には8
重量%以下、C11〜C14の1−アルケンを使用する場合
には5重量%以下であるのが好ましい。これらを組合せ
て使用する場合には、1−アルケンの合計が5重量%以
下であるのが好ましい。また、4−メチル−1−ペンテ
ンおよび/または3−メチル−1−ペンテンと他の1−
アルケンとの共重合体と、その他の1−アルケン重合体
とのブレンド品も使用できる。また、このような重合体
もしくは共重合体を無水マレイン酸で変性したものもメ
チル−1−ペンテン系重合体として使用でき、その場
合、無水マレイン酸の含有量は10重量%以下であるの
が好ましい。メチル−1−ペンテン系重合体としては、
4−メチル−1−ペンテンの重合体が好ましい。なお、
A層におけるメチル−1− ペンテン系重合体(a)と
B層におけるメチル−1−ペンテン系重合体(a)と
は、同じでも異なっていても良い。
好ましくはメルトフローレート(測定温度:260℃;
荷重:5.00kg)が15.0〜50.0g/10分
であり、より好ましくは20.0〜30.0g/10分
である。
重合体(a)で構成されるが、他の樹脂を、メチル−1
−ペンテン系重合体(a)による効果を損なわない範囲
で、例えば50重量%未満、好ましくは、0〜35重量
%の量でブレンドしても良い。
れるエチレン・α−オレフィン共重合体(b)は、エチ
レンと炭素数が4〜8のα−オレフィンとを共重合した
もので、好ましくは線状低密度ポリエチレン共重合体で
ある。α−オレフィンの含有量は5重量%以上、好まし
くは8〜25重量%、より好ましくは10〜20重量%
である。α−オレフィンとしてはブテンやヘキセン、オ
クテン、4−メチルペンテン−1等が挙げられ、なかで
も炭素数6〜8のα−オレフィン、特にヘキセン、オク
テン、4−メチルペンテン−1が好ましい。
は、好ましくはメルトフローレート(測定温度:190
℃;荷重:2.16kg)が0.1〜20g/10分で
あり、より好ましくは1〜10g/10分である。ま
た、エチレン・α−オレフィン共重合体(b)は、得ら
れるフィルムの柔軟性や強度、透明性及び耐熱性の観点
から、密度が0.93g/cm3未満であるのが好まし
い。
−オレフィン共重合体(b)は、得られるフィルムの強
度および耐ブロッキング性の観点から、数平均分子量M
nに対する重量平均分子量Mwの比Mw/Mn(Q値)
が5.1以下である樹脂が好ましい。
共重合体(b)70.0〜100重量部、及びメチル−
1−ペンテン系重合体(a)0〜30.0重量部からな
る樹脂組成物で構成されるが、好ましくは、エチレン・
α−オレフィン共重合体(b)80.0〜100重量
部、及びメチル−1−ペンテン系重合体(a)0〜2
0.0重量部からなり、さらに好ましくは、エチレン・
α−オレフィン共重合体(b)90.0〜100重量
部、及びメチル−1−ペンテン系重合体(a)0〜1
0.0重量部からなる樹脂組成物で構成される。なお、
B層がメチル−1−ペンテン系重合体(a)を含む場合
は、メチル−1−ペンテン系重合体(a)が0.1重量
部以上であるのが好ましい。また、B層を構成する上記
樹脂組成物に、他の樹脂を、樹脂組成物による効果を損
なわない範囲で、例えば30重量%未満、好ましくは0
〜20重量%の量でブレンドしても良い。
己粘着性、防曇性、帯電防止性、滑性、加工性を向上さ
せるために、以下に示す油脂(c)を上記樹脂組成物1
00重量部に対して0.1〜20重量部含有していても
良い。
エステルおよびポリグリセリン脂肪酸エステル化合物、
たとえば(ジ)グリセリンモノ(またはジもしくはト
リ)オレート、(ジ)グリセリンモノ(またはジもしく
はトリ)ステアレート、(ジ)グリセリンモノ(または
ジ)パルミテート、(ジ)グリセリンモノ(またはジ)
ラウレート、(ジ)グリセリンモノ(またはジもしくは
トリ)オレートラウレート;ソルビタン脂肪酸エステル
化合物、たとえばソルビタンラウレート、ソルビタンパ
ルミテート、ソルビタン(トリ)ステアレート、ソルビ
タン(トリ)オレート;エチレンオキサイド付加物、た
とえばポリオキシエチレンアルキル(フェニル)エーテ
ル、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート、ポリ
オキシエチレングリセリンモノステアレート、ポリオキ
シエチレングリセリンモノオレート;および、プロピレ
ングリコール脂肪酸エステル、たとえばプロピレングリ
コールモノラウレート、プロピレングリコールモノパル
ミテート、プロピレングリコールモノステアレート、プ
ロピレングリコールモノオレート、プロピレングリコー
ルモノベヘネートを包含する。これらは、上記樹脂組成
物100重量部に対して、好ましくは0.5〜5重量
部、より好ましくは1〜4重量部の量で配合できる。
マイド、ステアリン酸アマイド、エルカ酸アマイド、ラ
ウリン酸アマイド、エチレンビスステアリン酸アマイ
ド、エチレンビスオレイン酸アマイドを包含する。これ
らは、上記樹脂組成物100重量部に対して、好ましく
は0.01〜0.5重量部、より好ましくは、0.05
〜0.2重量部の量で配合できる。
のパラフィン系列(メタン系列)またはシクロパラフィ
ン系列の飽和炭化水素、具体的には、パラフィン系およ
びナフテン系のプロセスオイル、白色鉱油、ミネラルオ
イル、パラフィンワックスおよび流動パラフィンか挙げ
られる。これらは、単一化合物であっても混合物であっ
ても良い。これらは、不飽和結合を有する化合物の重合
体(例えばオレフィンの重合体)を含有しない。これら
は、上記樹脂組成物100重量部に対して、好ましくは
0.1〜20重量部、より好ましくは、5〜20重量部
の量で配合される。
モノオレートラウレートである。
系重合体(a)およびエチレン・α−オレフィン共重合
体(b)は、各々、市販のものを利用することができ
る。あるいは、公知の高圧イオン重合法や、気相重合
法、溶液重合法、スラリー重合法、バルク重合法等によ
り製造することもできる。この場合、触媒としては公知
のチーグラー触媒、メタロセン触媒等の遷移金属錯体触
媒が用いられる。エチレン・α−オレフィン共重合体
(b)の製造の場合は、メタロセンに代表されるシング
ルサイト触媒を用いるのが好ましい。
A層の両面または片面に上記したB層を有することを特
徴とする多層フィルムである。中でも、A層を中間層と
し、その両側にB層を積層した多層フィルムが好まし
い。
が、通常は、A層が1〜10μm、好ましくは1〜5μ
mであり、B層が2〜10μm、好ましくは2〜7μm
である。層の厚みの比率はA層/B層=1/1〜1/
3、或いはB層/A層/B層=1/1/1〜3/1/3
が好ましい。得られる積層フィルムの厚さは、5μm以
上、30μm未満であるのが好ましく、特に好ましくは
5〜15μmである。また、食品包装用フィルムとして
は、透明性が必要で有り、ヘーズ値が5.0%以下のも
のが好ましく、特に好ましくは、3.0%以下である。
特に限定されないが、例えば上記樹脂をそれぞれ、2台
以上の押出機と1台の多層ダイを用いて溶融混練した
後、T−ダイ、インフレーション等の公知の製膜方法を
用いてフィルムに成形することができる。なお、耐熱
性、セット性および強度を上げるために、テンター法、
チューブラ法等により延伸しても良い。
る。これらは本発明を何ら制約するものではない。
ルムの試験は、以下の通りである。 (1)耐熱性 東京都家庭用品の品質表示法にしたがって、耐熱温度を
測定した。 (2)粘着性 ガラス容器へのくっつき性を、10人のパネラーによる
アンケートで評価した。評価基準は以下の通りである。 ◎:9人以上が、粘着性が良いと判断した ○:7〜8人が、粘着性が良いと判断した △:4〜6人が、粘着性が良いと判断した ×:7人以上が、粘着性が悪いと判断した。 (3)カット性 化粧箱での鋸刃カット性を、10人のパネラーによるア
ンケートで評価した。評価基準は以下の通りである。 ◎:9人以上が、カット性が良いと判断した ○:7〜8人が、カット性が良いと判断した △:4〜6人が、カット性が良いと判断した ×:7人以上が、カット性が悪いと判断した。 (4)透明性 JIS K7105に準拠し、ヘーズ値を測定した。 (5)光沢 JIS K7105に準拠し、60度鏡面光沢度を測定
した。 (6)引張強度・伸び JIS K7127に準拠した。試験片タイプ5を用い
て、試験速度200mm/分にて測定した。 (7)層間接着性 フィルムの両面からテープ幅17mm、長さ50mmの
セロハンテープ(商品名)を貼りつけ、フィルムの層間
接着性を確認した。評価基準は以下の通りである。 OK:剥がれなかった。 NG:剥がれた。 (8)電子レンジ適性 ガラス容器にフィルムを貼りつけた後、電子レンジにて
温め、使用感を10人のパネラーによるアンケートで評
価した。評価基準は以下の通りである。 ◎:9人以上が、粘着性が良いと判断した ○:7〜8人が、粘着性が良いと判断した △:4〜6人が、粘着性が良いと判断した ×:7人以上が、粘着性が悪いと判断した。 (9)エチレン・α−オレフィン共重合体(b)のQ値
の測定方法 サンプルペレットを熱プレスし、薄押しシートを作成し
た。このシート6mgを6mlのo−ジクロロベンゼン
(0.1wt%BHT入り)中で加熱溶解(140℃)
し試料溶液とした。この試料溶液を用いて、MPC装置
の高温SECにより測定を行なった。 測定条件 試料濃度:0.1wt% 注入量:400μl 展開溶液:o−ジクロロベンゼン(0.1wt%BHT
入り) 流速:1ml/分 カラム:TSKgel GMH HR−H(20)HT
(東ソー) 7.8mmφ×30cm 2本 カラム恒温槽温度:135℃ 検出器:FT-IR 標準PS:ポリマーラボラトリーズ社製を使用
して、三井化学(株)製のMX−021(ポリ(4−メ
チル−1−ペンテン);MFR(測定温度:260
℃、荷重:5.00kg):23g/10分;密度:
0.833g/cm3)を使用し、その両面に積層され
るB層を構成するエチレン・α−オレフィン共重合体
(b)として、日本ポリケム(株)製のKF260(エ
チレン・ヘキセン−1共重合体;MFR(測定温度19
0 ℃、荷重:2.16kg):2.0g/10分;密
度:0.903g/cm3;Q値:2.6)を使用し、
それらを各々、押出機(池貝鉄工株式会社製、スクリュ
ー径:40mm、L/D:28 )に供給した。280
℃、40rpm の条件で溶融混練した後、層厚比1:
1:1となるように共押出多層Tダイにて積層して、全
厚12μmの三層フィルム(B/A/B)を作成した。
このフィルムの試験結果を表1に示す。
(b)として、住友化学工業(株)製のFV203(エ
チレン・ヘキセン−1共重合体;MFR(測定温度:1
90℃、 荷重:2.16kg):2.0g/分;密
度:0.912g/cm 3;Q値:2.5)を使用した
以外は、実施例1と同様にして、全厚12μm、層厚比
1:1:1の三層フィルム(B/A/B)を作成した。
このフィルムの試験結果を表1に示す。
(b)として、住友化学工業(株)製のFV401(エ
チレン・ヘキセン−1共重合体;MFR(測定温度:1
90℃、 荷重:2.16kg):4.0g/分;密
度:0.902g/cm 3;Q値:2.8)を使用した
以外は、実施例1と同様にして、全厚12μm、層厚比
1:1:1の三層フィルム(B/A/B)を作成した。
このフィルムの試験結果を表1に示す。
(b)として、住友化学工業(株)製のCL2089
(エチレン・ブテン共重合体;MFR(測定温度:19
0℃、 荷重:2.16kg):1.4g/分;密度:
0.921g/cm3;Q値:3.6)を使用した以外
は、実施例1と同様にして、全厚12μm、層厚比1:
1:1の三層フィルム(B/A/B)を作成した。この
フィルムの試験結果を表1に示す。
(b)として、住友化学工業(株)製のFV202(エ
チレン・ヘキセン−1共重合体;MFR(測定温度:1
90℃、 荷重:2.16kg):1.7g/分;密
度:0.925g/cm 3;Q値:5.1)を使用した
以外は、実施例1と同様にして、全厚12μm、層厚比
1:1:1の三層フィルム(B/A/B)を作成した。
このフィルムの試験結果を表1に示す。
(b)として、住友化学工業(株)製のFV102(エ
チレン・ヘキセン−1共重合体;MFR(測定温度:1
90℃、 荷重:2.16kg):1.0g/分;密
度:0.930g/cm 3;Q値:8.7)を使用した
以外は、実施例1と同様にして、全厚12μm、層厚比
1:1:1の三層フィルム(B/A/B)を作成した。
このフィルムの試験結果を表1に示す。
A−5014:ホモポリプロピレン、MFR(測定温
度:230℃、 荷重:2.16kg):3.4g/
分)を使用した以外は、実施例2と同様にして、全厚1
2μm、層厚比1:1:1の三層フィルム(B/A/
B)を作成した。このフィルムの試験結果を表2に示
す。
テン系重合体(a)(三井化学(株)製、MX−02
1)のみを用い、単層押出し機にて厚さ12μmの単層
フィルムを作成した。このフィルムの試験結果を表2に
示す。
レフィン共重合体(b)(住友化学工業(株)製、FV
202)のみを用い、単層押出し機にて厚さ12μmの
単層フィルムを作成した。このフィルムの試験結果を表
2に示す。
テン系重合体(a)(三井化学(株)製、MX−02
1)およびB層として使用したエチレン・α−オレフィ
ン共重合体(b)(住友化学工業(株)製、FV20
2)を1:1の重量比で混合し、得られた樹脂組成物を
用いて、単層押出し機にて厚さ12μmの単層フィルム
を作成した。このフィルムの試験結果を表2に示す。
実施例1〜6の積層フィルムは、耐熱性および透明性に
優れると共に、粘着性および取扱い性(易カット性)に
優れる。一方、A層として、メチル−1−ペンテン系重
合体(a)の代わりにポリプロピレンを使用した比較例
1の積層フィルムは、透明性は良好であるが、カット性
が劣る。また、メチル−1−ペンテン系重合体(a)の
A層のみから成る比較例2の単層フィルムは、耐熱性、
カット性には優れるが粘着性に劣り、エチレン・α−オ
レフィン共重合体(b)のB層のみから成る比較例3の
単層フィルムは、粘着性、透明性には優れるが、カット
性に劣る。また、メチル−1−ペンテン系重合体(a)
およびエチレン・α−オレフィン共重合体(b)を混合
して得た比較例4の単層フィルムは、耐熱性、カット性
には優れるが、透明性が劣る。
して、三井化学(株)製のRT−31(ポリ(4−メチ
ル−1−ペンテン);MFR(測定温度:260℃、荷
重:5.00kg):26g/10分;密度:0.83
3g/cm3)を使用した。その両面に積層されるB層
を構成する樹脂組成物として、エチレン・α−オレフィ
ン共重合体(b)である住友化学工業(株)製のFV2
02(エチレン・ヘキセン−1共重合体;MFR(測定
温度:190℃、 荷重:2.16kg):1.7g/
分;密度:0.925g/cm3;Q値:5.1)を8
0.0重量部、メチル−1−ペンテン系重合体(a)で
ある三井化学(株)製のTL221(4−メチル−1−
ペンテン・α−オレフィン共重合体とα−オレフィン重
合体とのブレンド品;MFR(測定温度:260 ℃、
荷重:5.00kg):25g/10分;密度:0.8
60g/cm3)を20.0重量部、および油脂(c)
であるジグリセリンモノオレートラウレート(DGO
L)2.0重量部を使用した。A層の樹脂およびB層の
樹脂組成物を各々、押出機(池貝鉄工株式会社製、40
mm、L/D:28 )に供給した。280 ℃、40r
pm の条件で溶融混練した後、層厚比1:1:1とな
るように共押出多層Tダイにて積層して、全厚12μm
の三層フィルム(B/A/B)を作成した。このフィル
ムの試験結果を表3に示す。
レフィン共重合体(b)として、日本ポリケム(株)製
のKF260(エチレン・ヘキセン−1共重合体;MF
R(測定温度190 ℃、荷重:2.16kg):2.
0g/10分;密度:0.903g/cm3;Q値:
2.6)を99.0重量部、メチル−1−ペンテン系重
合体(a)としてTL221を1.0重量部使用した以
外は、実施例7と同様にして、全厚12μm、層厚比
1:1:1の三層フィルム(B/A/B)を作成した。
このフィルムの試験結果を表3に示す。
2.0重量部および流動パラフィン(エッソ石油化学
(株)製 クリストール352、無臭、初留沸点149
℃、終留沸点343℃)15.0重量部を使用した以外
は、実施例7と同様にして、全厚12μm、層厚比1:
1:1の三層フィルム(B/A/B)を作成した。この
フィルムの試験結果を表3に示す。
レフィン共重合体(b)として、住友化学工業(株)製
のFV102(エチレン・ヘキセン−1共重合体;MF
R(測定温度:190℃、 荷重:2.16kg):
1.0g/分;密度:0.930g/cm3;Q値:
8.7)を使用した以外は、実施例8と同様にして、全
厚12μm、層厚比1:1:1の三層フィルム(B/A
/B)を作成した。このフィルムの試験結果を表3に示
す。
A−5014:ホモポリプロピレン、MFR(測定温
度:230℃、 荷重:2.16kg):3.4g/
分)を使用した以外は、実施例7と同様にして、全厚1
2μm、層厚比1:1:1の三層フィルム(B/A/
B)を作成した。このフィルムの試験結果を表4に示
す。
レフィン共重合体(b)としてFV202を60.0重
量部、メチル−1−ペンテン系重合体(a)としてRT
−31を20.0重量部およびTL221を20.0重
量部使用した以外は、実施例7と同様にして、全厚12
μm、層厚比1:1:1の三層フィルム(B/A/B)
を作成した。このフィルムの試験結果を表4に示す。
エチレン・α−オレフィン共重合体(b)(住友化学工
業(株)製、FV202)の代わりにポリプロピレン
(チッソ(株)製、A−5014:ホモポリプロピレ
ン、MFR(測定温度:230℃、 荷重:2.16k
g):3.4g/分)を80.0重量部使用し、メチル
−1−ペンテン系重合体(a)としてRT−31を2
0.0重量部使用した以外は、実施例7と同様にして、
全厚12μm、層厚比1:1:1の三層フィルム(B/
A/B)を作成した。このフィルムの試験結果を表4に
示す。
(株)製のRT−31を60.0重量部、およびエチレ
ン・α−オレフィン共重合体(b)であるダウケミカル
(株)製のEG8100(エチレン−オクテン共重合体;
MFR(測定温度:190 ℃、荷重:2.16k
g):1g/10分;密度:0.870g/cm3;Q
値:2.4)を40.0重量部使用し、単層押出し機に
て厚さ12μmの単層フィルムを作成した。このフィル
ムの試験結果を表4に示す。
(株)製のRT−31を60.0重量部、ならびにエチ
レン・α−オレフィン共重合体(b)であるダウケミカ
ル(株)製のEG8100を25.0重量部、及び住友化
学工業(株)製のFV202を15.0重量部使用し、
単層押出し機にて厚さ12μmの単層フィルムを作成し
た。このフィルムの試験結果を表4に示す。
(株)製のRT−31を80.0重量部、エチレン・α
−オレフィン共重合体(b)である住友化学工業(株)
製のFV202を20.0重量部、および油脂(c)で
ある流動パラフィンを5.0重量部使用し、単層押出し
機にて厚さ12μmの単層フィルムを作成した。このフ
ィルムの試験結果を表4に示す。
(株)製のRT−31を50.0重量部、エチレン・α
−オレフィン共重合体(b)である住友化学工業(株)
製のFV202を50.0重量部、および油脂(c)で
あるジグリセリンモノオレートラウレートを2.0重量
部使用して得られた樹脂組成物を用いて、単層押出し機
にて厚さ12μmの単層フィルムを作成した。このフィ
ルムの試験結果を表4に示す。
実施例7〜10の積層フィルムは、耐熱性および透明性
に優れると共に、粘着性および取扱い性(易カット性)
に優れる。また、実施例7〜10において油脂(c)を
添加しなかった場合も、防曇性において若干劣るもの
の、同様に優れた特性を有する積層フィルムが得られ
た。一方、A層として、メチル−1−ペンテン系重合体
(a)の代わりにポリプロピレンを使用した比較例5の
積層フィルムは、透明性は良好であるが、カット性が劣
る。また、B層にメチル−1−ペンテン系重合体(a)
を30重量部より多く配合した比較例6の積層フィルム
は、透明性が悪く、粘着性も劣る。B層におけるエチレ
ン・α−オレフィン共重合体(b)の代わりにポリプロ
ピレンを使用した比較例7の積層フィルムも同様に、透
明性が悪く、粘着性も劣る。メチル−1−ペンテン系重
合体(a)およびエチレン・α−オレフィン共重合体
(b)からなる樹脂組成物のみで形成された比較例8お
よび9の単層フィルムは、透明性に劣り、油脂(c)を
更に含む比較例10および11の単層フィルムも透明性
に劣る。
しかも取扱い性および透明性に優れた食品包装用フィル
ムを提供する。
Claims (5)
- 【請求項1】 メチル−1−ペンテン系重合体(a)の
フィルム層(A)の両面或いは片面にエチレン・α−オ
レフィン共重合体(b)70.0〜100重量部、及び
メチル−1−ペンテン系重合体(a)0〜30.0重量
部からなる樹脂組成物のフィルム層(B)を積層したこ
とを特徴とする食品包装用フィルム。 - 【請求項2】 フィルム層(B)が、該樹脂組成物10
0重量部に対して、油脂(c)を0.1〜20重量部含
有することを特徴とする請求項1記載の食品包装用フィ
ルム。 - 【請求項3】 油脂(c)がジグリセリンモノオレート
ラウレートであることを特徴とする請求項2記載の食品
包装用フィルム。 - 【請求項4】 エチレン・α−オレフィン共重合体
(b)の密度が0.93g/cm3未満であり、かつ数
平均分子量Mnに対する重量平均分子量Mwの比Mw/
Mn(Q値)が5.1以下であることを特徴とする請求
項1〜3のいずれか1項記載の食品包装用フィルム。 - 【請求項5】 積層したフィルムの厚みが5μm以上、
30μm未満であることを特徴とする請求項1〜4のい
ずれか1項記載の食品包装用フィルム。
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|---|---|---|---|
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|---|---|---|---|---|
| JP2007160745A (ja) * | 2005-12-14 | 2007-06-28 | Mitsui Chemical Fabro Inc | 食品包装用フィルム |
Citations (3)
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|---|---|---|---|---|
| JPH0760921A (ja) * | 1993-08-26 | 1995-03-07 | Mitsui Petrochem Ind Ltd | 積層体 |
| JPH0999527A (ja) * | 1995-10-04 | 1997-04-15 | Mitsubishi Chem Corp | ストレッチ包装用フィルム |
| JP2000301674A (ja) * | 1999-04-19 | 2000-10-31 | Tohcello Co Ltd | 青果物包装用フィルム |
-
2002
- 2002-08-20 JP JP2002239412A patent/JP3820389B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
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|---|---|---|---|---|
| JPH0760921A (ja) * | 1993-08-26 | 1995-03-07 | Mitsui Petrochem Ind Ltd | 積層体 |
| JPH0999527A (ja) * | 1995-10-04 | 1997-04-15 | Mitsubishi Chem Corp | ストレッチ包装用フィルム |
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|---|---|---|---|---|
| JP2007160745A (ja) * | 2005-12-14 | 2007-06-28 | Mitsui Chemical Fabro Inc | 食品包装用フィルム |
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