JP2003200879A - 船 舶 - Google Patents

船 舶

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JP2003200879A
JP2003200879A JP2002000153A JP2002000153A JP2003200879A JP 2003200879 A JP2003200879 A JP 2003200879A JP 2002000153 A JP2002000153 A JP 2002000153A JP 2002000153 A JP2002000153 A JP 2002000153A JP 2003200879 A JP2003200879 A JP 2003200879A
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  • Other Liquid Machine Or Engine Such As Wave Power Use (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 砕氷性能に優れた船尾部を備える船舶を提供
する。 【解決手段】 船舶10の長手方向に沿って延びる中心
線Xを含み後部垂線Yに沿う平面により当該船舶10を
切断した断面において、砕氷面上の夏季満載喫水線ds
の位置とバラスト喫水線dbの位置とを結ぶ直線lと、
中心線Xと、のなす角度θが45度以下である。また、
夏季満載喫水線dsを含み後部垂線Yに垂直な平面によ
り当該船舶10を切断した断面において、後部垂線Yに
沿ってみたときの砕氷面上の後部垂線Yの位置における
接線mと、中心線Xと、のなす角度αが50度以下であ
る。また、後部垂線Yを含み中心線Xと直交する平面に
より当該船舶10を切断した断面において、砕氷面上の
夏季最大喫水線dsの位置における接線nと、後部垂線
Yと、のなす角度βが35度以上である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は船舶に関し、より詳
細には、船首方向及び船尾方向のいずれにも航行可能で
あり、船尾部に設けられた砕氷面にて砕氷を行う船舶に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、氷海域を航路として利用するた
め、砕氷能力を備えた船舶の開発が進められている。一
般的に、船舶は船首方向に航行するものであるため、従
来の船舶では、船首形状に種々の工夫を施し、船首にお
ける砕氷性能の向上を図っていた。
【0003】しかしながら、砕氷性能にのみ傾注して船
首形状を決定したのでは、氷のない開水中では水中抵抗
が増大し、開水中での推進性能が低下するという問題が
ある。
【0004】そこで、例えば特開平5−77784号公
報(文献1)には、氷中における砕氷性能と開水中にお
ける推進性能との両立を図ることを目的とする船舶が開
示されている。かかる文献1に開示の船舶は、360度
の角度で旋回可能な推進器を備え、船首方向及び船尾方
向のいずれにも航行可能である。そして、この船舶で
は、船首が開水中での推進に好適な形状を有し、船尾が
氷中での推進(砕氷)に好適な形状を有している。この
ように、文献1に開示の船舶では、船首と船尾とに機能
分担させることで、氷中における砕氷性能と開水中にお
ける推進性能との両立を図っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た文献1に開示の船舶では、船尾部の形状について十分
な設計がなされていなかったため、船尾方向における航
行時において船尾部での砕氷能力は必ずしも十分ではな
かった。
【0006】そこで本発明は、砕氷性能に優れた船尾部
を備える船舶を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る船舶は、船
首方向及び船尾方向のいずれにも航行可能であり、船尾
部に設けられた砕氷面にて砕氷を行う船舶である。この
船舶では、当該船舶の長手方向に沿って延びる中心線を
含み後部垂線に沿う平面により当該船舶を切断した断面
において、砕氷面上の夏季満載喫水線の位置とバラスト
喫水線の位置とを結ぶ直線と、上記中心線と、のなす角
度をθとする。また夏季満載喫水線を含み後部垂線に垂
直な平面により当該船舶を切断した断面において、後部
垂線に沿ってみたときの砕氷面上の後部垂線の位置にお
ける接線と、上記中心線と、のなす角度をαとする。こ
のとき、θが45度以下であり、かつαが50度以下で
あることを特徴とする。
【0008】発明者は、船尾部のプロファイルが砕氷性
能に大きな影響を及ぼすことを見出した。そして、上記
したように、角度θを45度以下とし、かつ角度αを5
0度以下とすることで、当該船舶が優れた砕氷性能を奏
し得ることを見出した。また発明者は、角度αは砕氷性
能のみならず、船首方向への通常の航行時における推進
性能にも大きな影響を及ぼすことを見出した。そして、
上記したようにこの角度αを50度以下とすることで、
当該船舶が優れた推進性能を奏し得ることを見出した。
よって、本発明に係る船舶によれば、砕氷性能の向上が
図られると共に、推進性能の向上が図られる。
【0009】また本発明に係る船舶は、船首方向及び船
尾方向のいずれにも航行可能であり、船尾部に設けられ
た砕氷面にて砕氷を行う船舶である。この船舶では、当
該船舶の長手方向に沿って延びる中心線を含み後部垂線
に沿う平面により当該船舶を切断した断面において、砕
氷面上の夏季満載喫水線の位置とバラスト喫水線の位置
とを結ぶ直線と、上記中心線と、のなす角度をθとす
る。また、後部垂線を含み上記 中心線と直交する平
面により当該船舶を切断した断面において、砕氷面上の
夏季最大喫水線の位置における接線と、後部垂線と、の
なす角度をβとする。このとき、θが45度以下であ
り、かつβが35度以上であることを特徴とする。
【0010】発明者は、船尾部のプロファイルが砕氷性
能に大きな影響を及ぼすことを見出した。そして、上記
したように、角度θを45度以下とし、かつ角度βを3
5度以上とすることで、当該船舶が優れた砕氷性能を奏
し得ることを見出した。よって、かかる船舶によれば、
砕氷性能の向上が図られる。
【0011】このとき、βが65度以下であることを特
徴としてもよい。発明者は、角度βは砕氷性能のみなら
ず、船首方向への通常の航行時における推進性能にも大
きな影響を及ぼすことを見出した。そして、上記したよ
うにこの角度βを65度以下とすることで、当該船舶が
優れた推進性能を奏し得ることを見出した。よって、か
かる船舶によれば、推進性能の向上をも図られる。
【0012】また、夏季満載喫水線を含み後部垂線に垂
直な平面により当該船舶を切断した断面において、後部
垂線に沿ってみたときの砕氷面上の後部垂線の位置にお
ける接線と、上記中心線と、のなす角度をαとしたと
き、αが50度以下であることを特徴としてもよい。こ
のようにすれば、砕氷性能及び推進性能のより一層の向
上が図られる。
【0013】本発明に係る船舶では、後部垂線を中心と
して旋回可能なポッド型推進器を備えることを特徴とし
てもよい。このようにすれば、後部垂線を中心として推
進器を旋回させ、推進器を任意の方向に向けることで、
大きな旋回力を得ることができる。よって、舵方式に比
べて操縦性能の向上が図られる。また、推進器の方向を
逆転することで、船首方向と船尾方向とのいずれにも船
の進行方向を逆転させる(DAS:Double Acting Shi
p)ことが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明の好適な実施形態について説明する。なお、図面の
説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複す
る説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明のも
のと必ずしも一致していない。
【0015】図1は、本実施形態に係る船舶を示す右側
面図である。また図2は、本実施形態に係る船舶を示す
平面図である。
【0016】図1及び図2に示すように、船舶10は、
船体12と、船体12に取り付けられたポッド型推進器
(以下、「推進器」ともいう)14と、を備えている。
【0017】船体12は、船首部16、船体中央部1
8、及び船尾部20を有している。この船首部16は、
開水中における推進抵抗の低減が図られるように形状設
計されており、例えば水面下の部分が前方に張り出した
バルバスバウ形状とされている。
【0018】船体中央部18は、船舶10の種類により
構成が異なる。例えば、船舶10がコンテナ船であれ
ば、船体中央部18の内部には複数の船倉が形成されて
いる。また、船舶10が原油タンカーであれば、船体中
央部18の内部には複数のオイルタンクが形成されてい
る。
【0019】船尾部20は、推進器14を取り付けるた
めの取付部22と、オーバーハング部23と、を含んで
いる。この船尾部20の外表面は、船尾方向への航行時
に砕氷を行うための砕氷面として機能している。
【0020】推進器14は、プロペラ24と、プロペラ
24を回転させるためのモータ(図示しない)を内蔵す
るポッド部26と、ポッド部26を支持するためのスト
ラット28と、を備えている。この推進器14は、図1
に示すように、ストラット28を介し、船尾部20の取
付部22において、図示しない回転装置により、後部垂
線Yを中心として360度の範囲で旋回可能に取り付け
られている。この推進器14は、プロペラ24がポッド
部26の前部に取り付けられたいわゆるトラクタータイ
プの推進器であり、プロペラ24の回転によりストラッ
ト28の側にプロペラ後流を噴出して推進力を得る。な
お、推進器14は、プロペラ24がポッド部26の後部
に取り付けられたいわゆるプッシングタイプの推進器で
あってもよい。このように、本実施形態に係る船舶10
はかかる推進器14を備えているため、後部垂線Yを中
心として推進器14を旋回させ、推進器14を任意の方
向に向けることで、大きな旋回力を得ることができる。
よって、舵方式に比べて操縦性能の向上が図られる。ま
た、推進器14の方向を逆転することで、船首方向と船
尾方向とのいずれにも船舶10の進行方向を逆転させる
(DAS:Double Acting Ship)ことが可能となる。
【0021】ここで、本実施形態に係る船舶10は、船
尾部20の形状に特徴がある。すなわち、船舶10の長
手方向に沿って延びる中心線Xを含み後部垂線Yに沿う
平面により当該船舶10を切断した断面を考える。中心
線Xとしては、図1及び図2に示すように、上甲板30
上にあり左舷側と右舷側とを対称に分ける直線を考え
る。また後部垂線Yは、通常、舵柱または舵頭材の中心
軸のことを指すが、本実施形態では推進器14が舵の機
能をも有するため、ここでは後部垂線Yとして推進器1
4のストラット28の軸(すなわち、推進器14の旋回
中心軸)を考える。
【0022】このとき、図3に示すように、砕氷面上の
夏季満載喫水線dsの位置とバラスト喫水線dbの位置と
を結ぶ直線lと、上記した中心線Xと、のなす角度θ
は、45度以下であり、好ましくは40度以下である。
【0023】発明者は、船尾部20における砕氷面のプ
ロファイルが砕氷性能に大きな影響を及ぼすことを見出
し、砕氷面のプロファイルについて鋭意研究した。そし
て、図4に示すように、角度θを45度以下とすること
で、当該船舶10が優れた砕氷性能を奏し得ることを見
出した。なお、図4において、砕氷性能は、同一の氷海
を同一馬力で進むときの船速で評価した。そして、縦軸
はθが10度のときの船速を100とした指数で表して
いる。
【0024】ただし、この角度θは20度以上であると
好ましく、25度以上であるとより好ましい。角度θが
20度よりも小さいと、船尾部20のオーバーハング部
23の長さが極めて長くなり、製造コストが上昇する傾
向にあるからである。
【0025】また、夏季満載喫水線dsを含み後部垂線
Yに垂直な平面により当該船舶10を切断した断面を考
える。このとき、図5に示すように、後部垂線Yに沿っ
てみたときの砕氷面上の後部垂線Yの位置における接線
mと、上記した中心線Xと、のなす角度αは、50度以
下であり、好ましくは40度以下である。
【0026】発明者は、更に砕氷面のプロファイルにつ
いて鋭意研究した。そして、図6(a)に示すように、
角度αを50度以下とすることで、当該船舶10が優れ
た砕氷性能を奏し得ることを見出した。なお、図6
(a)において、砕氷性能は、同一の氷海を同一馬力で
進むときの船速で評価した。そして、縦軸はαが10度
のときの船速を100とした指数で表している。
【0027】また発明者は、角度αは砕氷性能のみなら
ず、船首方向への通常の航行時における推進性能にも大
きな影響を及ぼすことを見出した。そして、図6(b)
に示すように、この角度αを50度以下、好ましくは3
5度以下とすることで、当該船舶10が優れた推進性能
を奏し得ることを見出した。なお、図6(b)におい
て、推進性能は、通常の開水中を同一馬力で進むときの
船速で評価した。そして、縦軸はαが10度のときの船
速を100とした指数で表している。
【0028】図6(c)は、図6(a)に示す砕氷性能
と、図6(b)に示す推進性能とを足し合わせた砕氷・
推進性能を示すグラフである。図6(c)に示すよう
に、角度αを50度以下にすることで、高い砕氷・推進
性能を奏し得ることが分かる。
【0029】ただし、この角度αは20度以上であると
好ましく、25度以上であるとより好ましい。角度αが
20度よりも小さいと、船尾部20のオーバーハング部
23の長さが極めて長くなり、製造コストが上昇する傾
向にあるからである。
【0030】さらに、後部垂線Yを含み上記した中心線
Xと直交する平面により当該船舶10を切断した断面を
考える。このとき、図7に示すように、砕氷面上の夏季
最大喫水線dsの位置における接線nと、後部垂線Y
と、のなす角度β(ここでは、便宜的に後部垂線Yと平
行な直線yと、接線nと、のなす角度で示す)は、35
度以上であり、好ましくは45度以上である。
【0031】発明者は、更に砕氷面のプロファイルにつ
いて鋭意研究した。そして、図8(a)に示すように、
角度βを35度以上とすることで、当該船舶10が優れ
た砕氷性能を奏し得ることを見出した。なお、図8
(a)において、砕氷性能は、同一の氷海を同一馬力で
進むときの船速で評価した。そして、縦軸はβが10度
のときの船速を100とした指数で表している。
【0032】また発明者は、角度βは砕氷性能のみなら
ず、船首方向への通常の航行時における推進性能にも大
きな影響を及ぼすことを見出した。そして、図8(b)
に示すように、この角度βを65度以下、好ましくは5
5度以下とすることで、当該船舶10が優れた推進性能
を奏し得ることを見出した。なお、図8(b)におい
て、推進性能は、通常の開水中を同一馬力で進むときの
船速で評価した。そして、縦軸はβが10度のときの船
速を100とした指数で表している。
【0033】図8(c)は、図8(a)に示す砕氷性能
と、図8(b)に示す推進性能とを足し合わせた砕氷・
推進性能を示すグラフである。図8(c)に示すよう
に、角度βを35度以上65度以下にすることで、高い
砕氷・推進性能を奏し得ることが分かった。
【0034】図9は、以上のような構成の船舶10の船
尾部20を示す斜視図である。この図9では、船尾部2
0を右舷側斜め後方より見上げた状態を示しており、推
進器14の図示は省略されている。このような船尾部2
0を有する船舶10では、前述したように、角度θが4
5度以下であり、角度αが50度以下であり、かつ角度
βが35度以上であるため、優れた砕氷性能を奏し得
る。
【0035】砕氷性能に影響を及ぼす要因としては、主
に氷を割るための「砕氷抵抗」と、砕氷された氷を後方に
排除する「排除抵抗」とが挙げられ、これら両者が低い場
合に特に砕氷性能が優れていると言える。
【0036】角度θと角度βとに関して言えば、図10
(a),(b)に示すように、角度θが小さくまた角度
βが大きいと、氷を十分に押さえ付けて割ることができ
るため、砕氷抵抗を低く抑えることができ、また割れた
氷を船体12の下方に潜り込ませて氷を排除することが
できるため、排除抵抗を低く抑えることができると考え
られる。そして、特に角度θを45度以下とし、また角
度βを35度以上とすれば、優れた砕氷性能を奏し得る
のである。
【0037】これに対し、角度αに関して言えば、船尾
部20の砕氷面に氷を当てて砕氷する砕氷抵抗よりも、
割れた氷を後方に排除する排除抵抗の方が、砕氷性能に
大きく影響を及ぼしている。よって、この角度αが大き
ければ、氷を面で割るため砕氷抵抗が大きくなり、しか
も割れた氷を後方へスムーズに排除することが難しくな
るため、砕氷性能が悪くなる。一方、角度αが小さけれ
ば、氷を点で割るため砕氷抵抗が小さくなり、しかも割
れた氷を後方へスムーズに排除することが容易になるた
め、砕氷性能が良くなる。そして、特に角度αを50度
以下とすれば、優れた砕氷性能を奏し得るのである。
【0038】更に、角度αに関して言えば、角度αが小
さいほど船体12のシャープさが増し、船首方向への通
常の航行時における推進性能が向上される。特に、角度
αを50度以下とすることで、上記したように優れた砕
氷性能を奏し得るばかりでなく、船首方向への通常の航
行時において優れた推進性能をも奏し得るのである。
【0039】また、角度βに関して言えば、角度βは大
きい方が砕氷性能に優れるが、角度βが大きくなるほど
船尾振動が大きくなり、また荒天時の波浪による船尾パ
ンチングを招くおそれも大きくなって、船首方向への通
常の航行時における推進性能が低下するおそれがある。
このとき、上記したように角度βを65度以下とするこ
とで、推進性能の低下を抑制し得るのである。
【0040】なお、本発明は上記した実施形態に限定さ
れることなく、種々の変形が可能である。
【0041】例えば、上記した実施形態では、船舶10
の種類としてコンテナ船や原油タンカーを例示したが、
船舶10の種類はこれに限定されない。
【0042】また、上記した実施形態では、船首部16
の形状はバルバスバウ形状としたが、船首部16は他の
形状を有していてもよい。ただし、船首部16の形状
は、船首方向への通常の航行時における推進性能の向上
が図られる形状であると好ましい。
【0043】また、上記した実施形態では、図3に示す
ように、船尾部20の砕氷面は、船舶10の長手方向に
沿って延びる中心線Xを含み後部垂線Yに沿う平面によ
り当該船舶10を切断した断面において、直線状のプロ
ファイルを有していたが、これに限定されることなく、
例えば上に凸の曲線状のプロファイルを有していてもよ
い。この場合であっても、砕氷面上の夏季満載喫水線d
sの位置とバラスト喫水線dbの位置とを結ぶ直線lと、
上記した中心線Xと、のなす角度θが、45度以下であ
り、好ましくは40度以下であればよい。
【0044】また、上記した実施形態では、推進器14
としてポッド型推進器について説明したが、船舶10を
船首方向及び船尾方向のいずれにも進行させることが可
能であれば、推進器14としては他の推進器であっても
よい。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、砕氷性能に優れた船尾
部を備える船舶が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る船舶を示す右側面図である。
【図2】本実施形態に係る船舶を示す平面図である。
【図3】図2のIII−III線における断面図であ
り、特に船尾部のみを示している。
【図4】角度θと砕氷性能との関係を示すグラフであ
る。
【図5】図1のV−V線における断面図であり、特に船
尾部のみを示している。
【図6】図6(a)は、角度αと砕氷性能との関係を示
すグラフであり、図6(b)は、角度αと推進性能との
関係を示すグラフであり、図6(c)は、角度αと砕氷
・推進性能との関係を示すグラフである。
【図7】図1のVII−VII線における断面図であ
る。
【図8】図8(a)は、角度βと砕氷性能との関係を示
すグラフであり、図8(b)は、角度βと推進性能との
関係を示すグラフであり、図8(c)は、角度βと砕氷
・推進性能との関係を示すグラフである。
【図9】本実施形態に係る船舶の船尾部を示す斜視図で
ある。
【図10】船尾部の砕氷面における砕氷の原理を説明す
るための図である。
【符号の説明】
10…船舶、12…船体、14…ポッド型推進器、16
…船首部、18…船体中央部、20…船尾部、22…取
付部、23…オーバーハング部、30…上甲板、X…中
心線、Y…後部垂線、ds…夏季満載喫水線、db…バラ
スト喫水線。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船首方向及び船尾方向のいずれにも航行
    可能であり、船尾部に設けられた砕氷面にて砕氷を行う
    船舶であって、 当該船舶の長手方向に沿って延びる中心線を含み後部垂
    線に沿う平面により当該船舶を切断した断面において、
    前記砕氷面上の夏季満載喫水線の位置とバラスト喫水線
    の位置とを結ぶ直線と、前記中心線と、のなす角度をθ
    とし、 前記夏季満載喫水線を含み前記後部垂線に垂直な平面に
    より当該船舶を切断した断面において、該後部垂線に沿
    ってみたときの前記砕氷面上の該後部垂線の位置におけ
    る接線と、前記中心線と、のなす角度をαとしたとき、 前記θが45度以下であり、かつ前記αが50度以下で
    あることを特徴とする船舶。
  2. 【請求項2】 船首方向及び船尾方向のいずれにも航行
    可能であり、船尾部に設けられた砕氷面にて砕氷を行う
    船舶であって、 当該船舶の長手方向に沿って延びる中心線を含み後部垂
    線に沿う平面により当該船舶を切断した断面において、
    前記砕氷面上の夏季満載喫水線の位置とバラスト喫水線
    の位置とを結ぶ直線と、前記中心線と、のなす角度をθ
    とし、 前記後部垂線を含み前記中心線と直交する平面により当
    該船舶を切断した断面において、前記砕氷面上の前記夏
    季最大喫水線の位置における接線と、該後部垂線と、の
    なす角度をβとしたとき、 前記θが45度以下であり、かつ前記βが35度以上で
    あることを特徴とする船舶。
  3. 【請求項3】 前記βが65度以下であることを特徴と
    する請求項2に記載の船舶。
  4. 【請求項4】 前記夏季満載喫水線を含み前記後部垂線
    に垂直な平面により当該船舶を切断した断面において、
    該後部垂線に沿ってみたときの前記砕氷面上の該後部垂
    線の位置における接線と、前記中心線と、のなす角度を
    αとしたとき、前記αが50度以下であることを特徴と
    する請求項2又は請求項3に記載の船舶。
  5. 【請求項5】 前記後部垂線を中心として旋回可能なポ
    ッド型推進器を備えることを特徴とする請求項1〜4の
    いずれかに記載の船舶。
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