JP2003201147A - ガラスの精密孔あけ方法、光ファイバーコネクタ用フェルールの製造方法および磁気ディスクガラス基板の製造方法 - Google Patents
ガラスの精密孔あけ方法、光ファイバーコネクタ用フェルールの製造方法および磁気ディスクガラス基板の製造方法Info
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Abstract
工法、エッチング加工法、熱加工法は、サブミクロンオ
ーダーの高精度な孔あけ加工が困難であり、成形ととも
にガラス基板に貫通孔を形成する方法も金型に隙間があ
るので、成形時にバリが発生し、ガラスにクラックが発
生する恐れがある。 【解決手段】 ガラスからなる成形用素材を、必要な孔
深さ以上の高さの高精度な突起形状を有する成形用金型
と平面金型との間に挟み、該成形用素材が変形可能な温
度まで加熱し、プレス成形して、突起形状の反転形状を
精密に転写させた窪みを形成し、冷却して型より離型
し、所定の孔深さとなる厚さまで、平面側から研磨する
ことにより、成形と平面研磨工程のみで非常に安価なガ
ラスの精密孔あけ加工法を提供するものである。
Description
度な孔あけ加工を施す方法並びに高精度な孔あけ加工を
施された貫通孔付きガラス製品の製造方法に関するもの
である。
法としては、回転砥石、ドリル、超音波加工、ブラスト
加工などの機械加工法や、化学的処理によるエッチング
加工法や、バーナーなどで焼き切る熱加工法(特開20
00−16815号公報、特開2000−53435号
公報)や、イオンビーム、レーザー、電子ビームなどに
よるエネルギービーム加工法(特開2000−6166
7号公報)や、加熱軟化したガラスを金型によってプレ
ス成形する方法(特開2000−319026号公報)
などがある。
ディスク用ガラス基板の製造や、光ファイバーコネクタ
ー用フェルールなどが製造されている。
方法としては、所定の表面平滑性を得るための研磨工
程、その後の、機械加工法による外型加工、内孔あけ加
工工程、そして、内外周面取り加工による最終仕上げ工
程からなる。
では、研磨工程と孔あけ工程を成形によって、同時に行
うことを提案している。
光ファイバー同士の軸を一致させて接続するため、フェ
ルールの内外径には、非常に高い精度(サブミクロンオ
ーダー)が求められている。
は、金属材料あるいはセラミックス材料を高精度な加工
機を用いた機械加工法によって、内外径を仕上げる方法
が実施されているが、加工コストが非常にかかる。一
方、特開平10−186176号公報記載の方法によれ
ば、溶融した非晶質合金を金型で成形加工することで安
価にフェルールを製造する方法を提案している。
工法、エッチング加工法、熱加工法は、サブミクロンオ
ーダーの高精度な孔あけ加工が困難であり、特に微細な
孔あけを必要とする場合には、これらの工法では不可能
である。
価であり、加工速度も遅く、量産性がない。特開200
0−61667号公報に記載の方法では、YAGレーザ
ーの吸収率の高い成分をガラス材料に含ませることで、
YAGレーザーの吸収率を上げて、加工効率を上げてい
るが、ガラス材料に吸収率の良い成分を予め含ませる必
要がある。
磁気ディスクガラス基板の成形による製造方法では、図
11に示したような、プレス成形面が平面である上下一
対の金型111、112の中心部分から同心円状に形成
された貫通孔に内側金型113、114を配置すること
で、成形とともにガラス基板に貫通孔を形成するように
したものであるが、外側金型111、112と内側金型
113、114には必ず隙間があるので、成形時にガラ
ス115がその隙間に入り込み、バリが発生し、離型さ
せるときにガラスにクラックが発生するおそれがある。
載のフェルールの製造方法においても、図12に示した
金型に非晶質合金融液123を注入して成形するので、
コアピン122とベース金型121の隙間にバリが発生
する。
特殊な仕上げ加工が必要となり、高精度に成形された表
面を傷つける可能性があると言う課題がある。
1に、ガラスからなる成形用素材を、必要な孔深さ以上
の高さの高精度な突起形状を有する成形用金型と平面金
型との間に挟み、該成形用素材が変形可能な温度まで加
熱し、プレス成形して、突起形状の反転形状を精密に転
写させた窪みを形成し、冷却して型より離型し、所定の
孔深さとなる厚さまで、平面側から研磨することによ
り、成形と平面研磨工程のみで非常に安価なガラスの精
密孔あけ加工法を提供するものである。
要な孔深さ以上の高さの高精度な光ファイバーコネクタ
ー用フェルールの貫通孔形状の反転形状である突起形状
を有する成形用金型と平面金型との間に挟み、外形規制
用のリング状胴型を介し、該成形用素材が変形可能な温
度まで加熱し、プレス成形して、突起形状の反転形状を
精密に転写させた窪みを形成し、冷却して型より離型
し、所定の孔深さとなる厚さまで、平面側から研磨する
ことにより、外形と貫通孔を高精度に加工した光ファイ
バーコネクタ用フェルールの製造方法を提供するもので
ある。
りも耐熱性の良いガラス材料を、必要な孔深さ以上の深
さの高精度な貫通孔あるいは溝形状を有するマスター金
型と平面基材との間に挟み、該ガラス材料が変形可能な
温度まで加熱し、プレス成形して、貫通孔あるいは溝形
状の反転形状を精密に転写させた突起を形成するととも
に、平面基材と接合し、冷却して型より離型した後、表
面に貴金属合金薄膜を形成することで必要な孔深さ以上
の高さの高精度な突起形状を有するレプリカ金型を作製
する工程と、前記ガラスからなる成形用素材を、該レプ
リカ金型と平面金型との間に挟み、該成形用素材が変形
可能な温度まで加熱し、プレス成形して、突起形状の反
転形状を精密に転写させた窪みを形成し、冷却して型よ
り離型する工程と、所定の孔深さとなる厚さまで、平面
側から研磨する工程からなるガラスの精密孔あけ方法に
より、より低コストで、表面平滑性と高精度な貫通孔を
有するガラス基板の製造を可能としたものである。
耐熱性の良いガラス材料を、必要な孔深さ以上の深さの
高精度な貫通孔あるいは溝形状を有し、表面を超平滑面
に研磨加工を施したマスター金型と平面基材との間に挟
み、外形規制用のリング状胴型を介し、該ガラス材料が
変形可能な温度まで加熱し、プレス成形して、貫通孔あ
るいは溝形状の反転形状を精密に転写させた突起を形成
するとともに、平面基材と接合し、冷却して型より離型
した後、表面に貴金属合金薄膜を形成することで、必要
な孔深さ以上の高さの高精度な突起形状を有し、表面平
滑性の優れたレプリカ金型を作製する工程と、ガラスか
らなる成形用素材を、外形規制用のリング状胴型を介し
て、必要な内孔深さ以上の高さの高精度な突起形状を有
し、表面平滑性の優れたレプリカ金型と平面金型との間
に挟み、該成形用素材が変形可能な温度まで加熱し、プ
レス成形して、突起形状の反転形状を精密に転写させた
窪みを形成し、冷却して型より離型する工程と、所定の
ディスク厚みとなる厚さまで、平面側から研磨する工程
からなる磁気ディスクガラス基板の製造方法を提供し、
非常に低コストで、表面平滑性と高精度な外形並びに内
孔を有する磁気ディスクガラス基板の製造を可能とした
ものである。
要な孔深さ以上の高さの高精度な突起形状を複数個有す
る成形用金型と平面金型との間に挟み、該成形用素材が
変形可能な温度まで加熱し、プレス成形し、複数の突起
形状の反転形状を精密に転写させた窪みを形成し、その
ままの温度で離型させた後、冷却し、所定の孔深さとな
る厚さまで、平面側から研磨することにより、成形と平
面研磨工程のみで非常に安価な複数個の精密孔あけ加工
法を提供するものである。
要な孔深さ以上の高さの高精度な光ファイバーコネクタ
ー用フェルールの貫通孔形状の反転形状である突起形状
を複数個有する成形用金型と平面金型との間に挟み、外
形規制用の胴型を介して、該成形用素材が変形可能な温
度まで加熱し、プレス成形し、複数の突起形状の反転形
状を精密に転写させた窪みを形成し、そのままの温度で
離型させた後、冷却し、所定の孔深さとなる厚さまで、
平面側から研磨することにより、成形と平面研磨工程の
みで非常に安価な複数個の精密孔を有するアレイ状光フ
ァイバーコネクタ用フェルールの製造方法を提供するも
のである。
りも耐熱性の良いガラス材料を、複数の必要な孔深さ以
上の深さの高精度な貫通孔あるいは溝形状を有するマス
ター金型と平面基材との間に挟み、該ガラス材料が変形
可能な温度まで加熱し、プレス成形して、複数の貫通孔
あるいは溝形状の反転形状を精密に転写させた突起を形
成するとともに、平面基材と接合し、冷却せずにマスタ
ー型より離型し、冷却後、表面に貴金属合金薄膜を形成
することで、複数の必要な孔深さ以上の高さの高精度な
突起形状を有するレプリカ金型を作製する工程と、前記
ガラスからなる成形用素材を、該レプリカ金型と平面金
型との間に挟み、該成形用素材が変形可能な温度まで加
熱し、プレス成形して、複数の突起形状の反転形状を精
密に転写させた窪みを形成し、そのままの温度でレプリ
カ金型より離型させた後、冷却する工程と、所定の孔深
さとなる厚さまで、平面側から研磨する工程からなるガ
ラスの精密孔あけ方法により、さらに、低コストな複数
個の精密孔あけ加工を可能としたものである。
図面を参照しながら説明する。
ガラスの精密孔あけ方法を図1を用いて説明する。
加工や放電加工法により、中心に円柱状の突起形状を加
工し、表面保護のために貴金属合金薄膜を形成した突起
金型11と、同様に、超硬合金などの高強度な素材を研
磨加工により平面に加工し、表面保護のために貴金属合
金薄膜を形成した平面金型13を準備し、突起金型11
と平面金型13の間にガラスからなる成形用素材12を
挟み、成形用素材がプレスにより変形可能な温度まで加
熱し、図1に示したように平面金型側まで貫通させず、
少しだけガラスの厚みが残るように、突起金型の形状を
完全に転写するまで、圧力を加え、プレス成形する。
突起金型11と平面金型13をガラスから離型させる。
できたガラス基板の突起金型11の形状を精密に転写し
ている表面側を樹脂などで保護、及び固定し、平面側1
4から所定のガラス厚みとなるまで、平面研磨する事に
よって、ガラス基板に所定の貫通孔15を形成すること
ができる。
のみで、ガラス基板に精密孔あけ加工が可能となり、非
常に安価にガラス基板に孔あけ加工ができるようにな
る。
あった、光ファイバーコネクタ用フェルールの製造も容
易になる。以下、具体的に光ファイバーコネクタ用フェ
ルールの製造方法の一実施例を図2を用いて説明する。
主成分とする超硬合金(熱膨張係数;50×10-7/
K)素材を放電加工法により、中心部分に図2に示した
ような先端の直径が125μmで、長さが2mmのピン
形状とテーパ部を有する突起形状に加工し、表面にスパ
ッタリング法により、Pt−Ir合金薄膜を1μm形成
することで突起金型21を作製した。
主成分とする超硬合金素材を平面研磨した後、表面にス
パッタリング法により、Pt−Ir合金薄膜を1μm形
成することで平面金型23を作製した。平面金型23を
外形規制用のリング状胴型24(超硬合金製)に挿入
し、その上に、成形用素材として、直径4mm、厚さ5
mmの円柱状パイレックス(登録商標)ガラス22(熱
膨張係数;32×10-7/K)をのせ、その上から突起
金型21をリング状胴型に挿入した。
機(図示せず)中に投入し、金型全体を外部より加熱
し、730℃とし、突起金型21の上方より、100N
の圧力を加えた。そのまま、圧力を加えて、突起金型2
1の形状が完全にパイレックスガラス22に転写するま
でプレス成形を行い、完全に転写したところで、圧力を
加えながら、常温まで冷却した。
が貫通せずに、平面金型23より0.2mmガラスが残
るように、胴型24で高さ規制を行った。冷却後、パイ
レックスガラス22を金型より離型させて、成形機より
取り出した。このとき、突起金型21の方がパイレック
スガラス22より、熱膨張係数が大きいので、冷却時に
金型がガラスよりも先に収縮するので、容易に離型でき
た。取り出した成形物の裏面25より、酸化セリウム及
びダイヤモンド砥粒を用いて、平面研磨して、貫通孔2
6を得た。貫通孔の長さ(先端部分)は1.5mmとし
た。
トは従来の機械加工による孔あけ加工を施したフェルー
ルに比べて、約1/5程度であった。できあがったフェ
ルールの外径、貫通孔径、同心度、真円度、及び円筒度
は0.5μm以下の寸法精度でできあがっており、実用
上十分の公差に入っていることが解った。
精度な貫通孔を有するフェルールを製造できるようにな
った。
法では、突起金型を直接機械加工によって作製したが、
磁気ディスク基板のような表面平滑性の非常に良いガラ
ス基板に貫通孔をあける場合、突起以外の平面部分を超
平滑に研磨することが難しいため、機械加工による突起
金型の作製は困難である。
基板に精密孔あけする方法を図3及び図4を用いて説明
する。
の方法で製造した突起金型を用いて貫通孔を形成する方
法が図4である。
研磨加工により、超平滑に表面を研磨し、中心に円柱状
の窪みを放電加工により形成し、表面保護のために貴金
属合金薄膜を形成したマスター金型31と、同様に、超
硬合金などの高強度な素材を研磨加工により平面に加工
し、ガラスと接合させるために表面に接合層を形成した
平面基材33を準備し、マスター金型31と平面基材3
3の間に成形用素材よりも耐熱性の良い、ガラス材料3
2を挟み、ガラス材料がプレスにより変形可能な温度ま
で加熱し、マスター金型の形状を完全に転写するまで、
圧力を加え、プレス成形する。
マスター金型31を離型させる。平面基材33と成形さ
れたガラス32は接合層34で、成形とともに完全に接
合される。その後、表面に貴金属合金薄膜35を形成
し、突起金型が完成する(図3)。
に平滑な表面と突起形状を有するものである。
磨加工により平面に加工し、表面保護のために貴金属合
金薄膜を形成した平面金型43と完成した突起金型41
の間にガラスからなる成形用素材42を挟み、成形用素
材がプレスにより変形可能な温度まで加熱し、図4に示
したように平面金型側まで貫通させず、少しだけガラス
の厚みが残るように、突起金型の形状を完全に転写する
まで、圧力を加え、プレス成形する。
突起金型41と平面金型43をガラスから離型させる。
精密に転写している表面側を樹脂などで保護、及び固定
し、平面側44から所定のガラス厚みとなるまで、平面
研磨する事によって、ガラス基板に所定の貫通孔45を
形成することができる。
のみで、ガラス基板に精密孔あけ加工が可能となり、非
常に安価に表面平滑性の優れたガラス基板に孔あけ加工
ができるようになる。
あった、中心に貫通孔を有し、表面平滑性に優れた磁気
ディスクガラス基板の製造も容易になる。以下、具体的
に磁気ディスクガラス基板の製造方法の一実施例を図5
及び図6を用いて説明する。
主成分とする超硬合金円柱素材の表面を、研磨加工によ
り表面粗さ(Ra)が0.5nmになるまで研磨した
後、中心部分に放電加工法、機械加工法により、直径2
0mmの貫通孔を形成し、表面にスパッタリング法によ
り、Ir−W合金薄膜を1μm形成することで、表面平
滑性の優れた中心に貫通孔のあるマスター金型51を作
製した。
H鋼素材を平面研磨した後、表面にスパッタリング法に
より、接合層としてCr薄膜を0.2μm形成すること
で平面基材53を作製した。
54(超硬合金製)に挿入し、その上に、直径50m
m、厚さ3mmの円柱状結晶化ガラス(結晶化前のマザ
ーガラス)52をのせ、その上からマスター金型51を
リング状胴型に挿入した。
機(図示せず)中に投入し、金型全体を外部より加熱
し、金型全体を700℃とし、マスター金型51の上方
より、50000Nの圧力を加えた。そのまま、圧力を
加えて、マスター金型51の表面形状が完全に結晶化ガ
ラス52に転写するまでプレス成形を行うと、図5のよ
うに貫通孔部分に結晶化ガラスが盛り上がった状態で、
貫通孔に沿って突起形状が成形された。このままの状態
で、850℃まで昇温し、結晶化ガラス52を結晶化さ
せた。
し、マスター金型51を離型し、成形機より取り出し
た。成形品は結晶化した結晶化ガラス52と平面基材5
3とが接合層55で接合され、先端が丸まった形状の突
起(高さが1.5mmであった)を有し、平面部分の表
面粗さ(Ra)が0.6nmになっていた。この成形品
に、スパッタリング法により、SiO2とWの混合薄膜
を0.1μmの厚みで形成した後、表面保護膜56とし
て、スパッタリング法により、Ir−W合金薄膜を1μ
m形成することで、耐熱性の良い、突起レプリカ金型が
完成した。
主成分とする超硬合金素材を平面研磨した後、表面にス
パッタリング法により、Ir−W合金薄膜を1μm形成
することで平面金型63を作製した。
金製)に挿入し、その上に、成形用素材として、直径5
0mm、厚さ3mmの円柱状アルミノシリケートガラス
62をのせ、その上から前述の方法で作製した突起レプ
リカ金型61をリング状胴型64に挿入した。
機(図示せず)中に投入し、金型全体を外部より加熱
し、金型全体を680℃とし、突起レプリカ金型61の
上方より、50000Nの圧力を加えた。
61の形状が完全にアルミノシリケートガラス62に転
写するまでプレス成形を行い、完全に転写したところ
で、圧力を加えながら、常温まで冷却した。
1の先端が貫通せずに、平面金型63より0.2mmガ
ラスが残るように、胴型64で高さ規制を行った。冷却
後、アルミノシリケートガラス62を金型より離型させ
て成形機より取り出した。
い、平面基板に張り付けた後、裏面65より、酸化セリ
ウム及びダイヤモンド砥粒を用いて、平面研磨して、貫
通孔66を得た。貫通孔の長さ、すなわち、ディスク厚
さは0.635mmとした。このようにして製造した磁
気ディスクガラス基板の製造コストは従来の機械加工に
よる孔あけ加工を施した磁気ディスクガラス基板に比べ
て、約1/3程度であった。できあがった磁気ディスク
ガラス基板の外径、貫通孔径は、実用上十分の公差に入
っていることが解った。
精度な貫通孔を有し、表面粗さの優れた磁気ディスクガ
ラス基板を製造できるようになった。
板に複数個の貫通孔を形成する方法について、図7をを
参照にしながら説明する。
合、実施の形態1で示した成形後、冷却して離型させる
成形方法では、金型とガラスとの熱膨張係数の差により
発生する応力により、成形したガラスが金型から離型で
きない、あるいは、ガラスが発生した応力によって破壊
してしまう問題点がある。
材を研削加工や放電加工法により、中心に円柱状の突起
形状を複数個加工し、表面保護のために貴金属合金薄膜
を形成した突起金型71と、同様に、超硬合金などの高
強度な素材を研磨加工により平面に加工し、表面保護の
ために貴金属合金薄膜を形成した平面金型73を準備
し、突起金型71と平面金型73の間にガラスからなる
成形用素材72を挟み、成形用素材がプレスにより変形
可能な温度まで加熱し、図7に示したように平面金型側
まで貫通させず、少しだけガラスの厚みが残るように、
突起金型の形状を完全に転写するまで、圧力を加え、プ
レス成形する。
法と同じであるが、このまま冷却せずに、突起金型71
をガラスから離型させる。冷却後、平面金型73より、
成形されたガラス基板を取り出し、突起金型71の形状
を精密に転写している表面側を樹脂などで保護、及び固
定し、平面側74から所定のガラス厚みとなるまで、平
面研磨する事によって、ガラス基板に所定の複数個の貫
通孔75を形成することができる。
せずに複数の突起形状を有する型より離型するので、型
とガラスの熱膨張係数の差による応力は発生せず、成形
工程と平面研磨工程のみで、ガラス基板に複数個の精密
孔あけ加工が可能となり、非常に安価にガラス基板に孔
あけ加工ができるようになる。
あった、波長多重光通信に用いられる複数本の光ファイ
バーをアレイ状に整列させるためのアレイ状光ファイバ
ーコネクタ用フェルールの製造も容易になる。以下、具
体的にアレイ状光ファイバーコネクタ用フェルールの製
造方法の一実施例を図8を用いて説明する。
成分とする超硬合金素材を放電加工法により、250μ
mピッチで等間隔に8本の、図8に示したような先端の
直径が125μmで、長さが2mmのピン形状とテーパ
部を有する突起形状に加工し、表面にスパッタリング法
により、Pd−Re合金薄膜を1μm形成することで突
起金型81を作製した。
成分とする超硬合金素材を平面研磨した後、表面にスパ
ッタリング法により、Pd−Re合金薄膜を1μm形成
することで平面金型83を作製した。
製)に挿入し、その上に、成形用素材として、4mm
角、厚さ5mmの円柱状パイレックスガラス82をの
せ、その上から突起金型81を角状胴型84に挿入し
た。
を混入させた雰囲気となっている成形機(図示せず)中
に投入し、金型全体を外部より加熱し、金型全体を73
0℃とし、突起金型81の上方より、1000Nの圧力
を加えた。
状が完全にパイレックスガラス82に転写するまでプレ
ス成形を行い、完全に転写したところで、冷却せず、そ
のままの温度を保持しながら、突起金型81を離型させ
た。このとき、平面側まで突起金型81の先端が貫通せ
ずに、平面金型83より0.2mmガラスが残るよう
に、胴型84で高さ規制を行った。
2を平面金型83より離型させて取り出した。
い、平面基板に張り付けた後、成形物の裏面85より、
酸化セリウム及びダイヤモンド砥粒を用いて、平面研磨
して、8個の貫通孔86を得た。貫通孔の長さ(先端部
分)は全て1.5mmとした。
ルのコストは従来の機械加工による孔あけ加工を施した
フェルールに比べて、約1/10程度であった。できあ
がった各フェルールの外径、貫通孔径、同心度、真円
度、及び円筒度は0.5μm以下の寸法精度でできあが
っており、実用上十分の公差に入っていることが解っ
た。
精度な複数個の貫通孔を有するアレイ状フェルールを製
造できるようになった。
ラスの精密孔あけ方法では、複数個の突起形状を有する
突起金型を直接機械加工法、あるいは放電加工法によっ
て作製したが、金型の製作に非常に時間がかかってしま
う。
ために、ガラス基板に複数個の貫通孔を形成する方法を
図9及び図10を用いて説明する。
を製造する方法で、図9の方法で製造した突起金型を用
いて、複数の貫通孔を形成する方法が図10である。
加工により、表面を研磨し、円柱状の複数の窪みを放電
加工により形成し、表面保護のために貴金属合金薄膜を
形成したマスター金型91と、同様に、超硬合金などの
高強度な素材を研磨加工により平面に加工し、ガラスと
接合させるために表面に接合層を形成した平面基材93
を準備し、マスター金型91と平面基材93の間に成形
用素材よりも耐熱性の良い、ガラス材料92を挟み、ガ
ラス材料がプレスにより変形可能な温度まで加熱し、マ
スター金型の形状を完全に転写するまで、圧力を加え、
プレス成形する。
型の成形方法と同じであるが、このまま冷却せずに、マ
スター金型91をガラスから離型させる。
合層94で、成形とともに完全に接合される。冷却した
後、表面に貴金属合金薄膜95を形成し、突起レプリカ
金型が完成する(図9)。
レプリカ金型を非常に容易に作製できるようになった。
磨加工により平面に加工し、表面保護のために貴金属合
金薄膜を形成した平面金型103を準備し、上記の方法
で作製した複数の突起形状を有する突起レプリカ金型1
01と平面金型103の間にガラスからなる成形用素材
102を挟み、成形用素材102がプレスにより変形可
能な温度まで加熱し、図10に示したように平面金型側
まで貫通させず、少しだけガラスの厚みが残るように、
突起レプリカ金型101の形状を完全に転写するまで、
圧力を加え、プレス成形する。
01をガラスから離型させる。冷却後、平面金型103
より、成形されたガラス基板を取り出し、突起レプリカ
金型101の形状を精密に転写している表面側を樹脂な
どで保護、及び固定し、平面側104から所定のガラス
厚みとなるまで、平面研磨する事によって、ガラス基板
に所定の複数個の貫通孔105を形成することができ
る。
る金型の作製が非常に容易になり、成形工程において、
冷却せずに複数の突起形状を有する型より離型するの
で、型とガラスの熱膨張係数の差による応力は発生せ
ず、成形工程と平面研磨工程のみで、ガラス基板に複数
個の精密孔あけ加工が可能となり、非常に安価にガラス
基板に複数個の孔あけ加工ができるようになる。
け方法によれば、成形により高精度に孔形状となる窪み
をガラス基板に形成し、裏面より平面研磨する事で、バ
リの発生が無く、高精度な貫通孔を、非常に低コストで
形成できるようになる。この方法により光ファイバーコ
ネクタ用フェルールの製造も非常に容易にできるように
なった。
レス成形により作製することにより、表面平滑性の優れ
た貫通孔を有するガラス基板の製造が可能となり、非常
に低コストで磁気ディスクガラス基板の製造が可能とな
った。
いて、冷却せずに金型を離型させる方法で、ガラスを成
形することで、高精度に複数個の孔形状となる窪みをガ
ラス基板に形成し、裏面より平面研磨する事で、バリの
発生が無く、複数の高精度な貫通孔を、非常に低コスト
で形成できるようになる。この方法によりアレイ状光フ
ァイバーコネクタ用フェルールの製造も非常に容易にで
きるようになった。
冷却せずに金型を離型させる方法で、ガラスのプレス成
形により作製することにより、複数個の貫通孔を有する
ガラス基板の製造が、更に、低コストで可能となる。
あけ方法を示す概略工程図
ネクタ用フェルールの製造方法を示す概略工程図
あけ方法に用いる突起レプリカ金型の製造方法を示す概
略工程図
あけ方法を示す概略工程図
ラス基板の製造方法に用いる突起レプリカ金型の製造方
法を示す概略工程図
ラス基板の製造方法を示す概略工程図
の精密孔あけ方法を示す概略工程図
イバーコネクタ用フェルールの製造方法を示す概略工程
図
の精密孔あけ方法に用いる突起レプリカ金型の製造方法
を示す概略工程図
スの精密孔あけ方法を示す概略工程図
示す概略図
製造方法を示す概略図
素材 13、23、43、63、73、83、103 平面金
型 14、25、44、65、74、85、104 研磨す
る面 15、26、45、66、75、86、105 形成さ
れた貫通孔 21、81 フェルール成形用突起金型 24、54、64、84 外形規制用胴型 31、51、91 マスター金型 32、52、92 レプリカ金型用ガラス材料 33、53、93 平面基材 34、55、94 接合面 35、56、95 貴金属合金保護膜 41、101 突起レプリカ金型 61 磁気ディスクガラス基板成形用突起レプリカ金型 111 外側上金型 112 外側下金型 113 内側上金型 114 内側下金型 115 成形用素材 121 ベース金型 122 コアピン 123 非晶質合金融液
Claims (13)
- 【請求項1】 ガラスからなる成形用素材を、必要な孔
深さ以上の高さの高精度な突起形状を有する成形用金型
と平面金型との間に挟み、該成形用素材が変形可能な温
度まで加熱し、プレス成形して、突起形状の反転形状を
精密に転写させた窪みを形成し、冷却して型より離型す
る工程と、所定の孔深さとなる厚さまで、平面側から研
磨する工程からなることを特徴とするガラスの精密孔あ
け方法。 - 【請求項2】 ガラスからなる成形用素材の熱膨張係数
が、必要な孔深さ以上の高さの高精度な突起形状を有す
る成形用金型の熱膨張係数より小さいことを特徴とする
請求項1記載のガラスの精密孔あけ方法。 - 【請求項3】 ガラスからなる成形用素材を、必要な孔
深さ以上の高さの高精度な光ファイバーコネクター用フ
ェルールの貫通孔形状の反転形状である突起形状を有す
る成形用金型と平面金型との間に挟み、外形規制用のリ
ング状胴型を介し、該成形用素材が変形可能な温度まで
加熱し、プレス成形して、突起形状の反転形状を精密に
転写させた窪みを形成し、冷却して型より離型する工程
と、所定の孔深さとなる厚さまで、平面側から研磨する
工程からなることを特徴とする光ファイバーコネクタ用
フェルールの製造方法。 - 【請求項4】 前記ガラスからなる成形用素材よりも耐
熱性の良いガラス材料を、必要な孔深さ以上の深さの高
精度な貫通孔あるいは溝形状を有するマスター金型と平
面基材との間に挟み、該ガラス材料が変形可能な温度ま
で加熱し、プレス成形して、貫通孔あるいは溝形状の反
転形状を精密に転写させた突起を形成するとともに、平
面基材と接合し、冷却して型より離型した後、表面に貴
金属合金薄膜を形成することで必要な孔深さ以上の高さ
の高精度な突起形状を有するレプリカ金型を作製する工
程と、前記ガラスからなる成形用素材を、該レプリカ金
型と平面金型との間に挟み、該成形用素材が変形可能な
温度まで加熱し、プレス成形して、突起形状の反転形状
を精密に転写させた窪みを形成し、冷却して型より離型
する工程と、所定の孔深さとなる厚さまで、平面側から
研磨する工程からなることを特徴とするガラスの精密孔
あけ方法。 - 【請求項5】 前記ガラスからなる成形用素材よりも耐
熱性の良いガラス材料として、前記ガラスからなる成形
用素材の成形温度以上のガラス転移温度を有するガラス
材料を用いることを特徴とする請求項4記載のガラスの
精密孔あけ方法。 - 【請求項6】 前記ガラスからなる成形用素材よりも耐
熱性の良いガラス材料として、結晶化後の耐熱温度が前
記ガラスからなる成形用素材の成形温度以上である結晶
化ガラスを用いることを特徴とする請求項4記載のガラ
スの精密孔あけ方法。 - 【請求項7】 前記ガラスからなる成形用素材よりも耐
熱性の良いガラス材料を、必要な孔深さ以上の深さの高
精度な貫通孔あるいは溝形状を有するマスター金型と平
面基材との間に挟み、該ガラス材料が変形可能な温度ま
で加熱し、プレス成形して、貫通孔あるいは溝形状の反
転形状を精密に転写させた突起を形成するとともに、平
面基材と接合し、冷却して型より離型した後、表面に形
成する貴金属合金薄膜として、Pt、Pd、Ir、R
h、Os、Ru、Re、W、Taのうち、少なくとも1
種類以上の金属を含む合金を用いることを特徴とする請
求項4記載のガラスの精密孔あけ方法。 - 【請求項8】 前記ガラスからなる成形用素材よりも耐
熱性の良いガラス材料を、必要な孔深さ以上の深さの高
精度な貫通孔あるいは溝形状を有するマスター金型と平
面基材との間に挟み、該ガラス材料が変形可能な温度ま
で加熱し、プレス成形して、貫通孔あるいは溝形状の反
転形状を精密に転写させた突起を形成するとともに、平
面基材と接合し、冷却して型より離型した後、表面に貴
金属合金薄膜の成分とガラス材料の成分を含む中間膜を
形成した後、貴金属合金薄膜を形成することを特徴とす
る請求項4記載のガラスの精密孔あけ方法。 - 【請求項9】 ガラスからなる成形用素材よりも耐熱性
の良いガラス材料を、必要な孔深さ以上の深さの高精度
な貫通孔あるいは溝形状を有し、表面を超平滑面に研磨
加工を施したマスター金型と平面基材との間に挟み、外
形規制用のリング状胴型を介し、該ガラス材料が変形可
能な温度まで加熱し、プレス成形して、貫通孔あるいは
溝形状の反転形状を精密に転写させた突起を形成し、冷
却して型より離型した後、表面に貴金属合金薄膜を形成
することで、必要な孔深さ以上の高さの高精度な突起形
状を有し、表面平滑性の優れたレプリカ金型を作製する
工程と、ガラスからなる成形用素材を、外形規制用のリ
ング状胴型を介して、必要な内孔深さ以上の高さの高精
度な突起形状を有し、表面平滑性の優れたレプリカ金型
と平面金型との間に挟み、該成形用素材が変形可能な温
度まで加熱し、プレス成形して、突起形状の反転形状を
精密に転写させた窪みを形成し、冷却して型より離型す
る工程と、所定のディスク厚みとなる厚さまで、平面側
から研磨する工程からなることを特徴とする磁気ディス
クガラス基板の製造方法。 - 【請求項10】 ガラスからなる成形用素材を、必要な
孔深さ以上の高さの高精度な突起形状を複数個有する成
形用金型と平面金型との間に挟み、該成形用素材が変形
可能な温度まで加熱し、プレス成形し、複数の突起形状
の反転形状を精密に転写させた窪みを形成し、そのまま
の温度で離型させた後、冷却する工程と、所定の孔深さ
となる厚さまで、平面側から研磨する工程からなること
を特徴とするガラスの精密孔あけ方法。 - 【請求項11】 ガラスからなる成形用素材を、必要な
孔深さ以上の高さの高精度な光ファイバーコネクター用
フェルールの貫通孔形状の反転形状である突起形状を複
数個有する成形用金型と平面金型との間に挟み、外形規
制用の胴型を介して、該成形用素材が変形可能な温度ま
で加熱し、プレス成形し、複数の突起形状の反転形状を
精密に転写させた窪みを形成し、そのままの温度で離型
させた後、冷却する工程と、所定の孔深さとなる厚さま
で、平面側から研磨する工程からなることを特徴とする
アレイ状光ファイバーコネクタ用フェルールの製造方
法。 - 【請求項12】 前記ガラスからなる成形用素材よりも
耐熱性の良いガラス材料を、複数の必要な孔深さ以上の
深さの高精度な貫通孔あるいは溝形状を有するマスター
金型と平面基材との間に挟み、該ガラス材料が変形可能
な温度まで加熱し、プレス成形して、複数の貫通孔ある
いは溝形状の反転形状を精密に転写させた突起を形成す
るとともに、平面基材と接合し、冷却せずにマスター型
より離型し、冷却後、表面に貴金属合金薄膜を形成する
ことで、複数の必要な孔深さ以上の高さの高精度な突起
形状を有するレプリカ金型を作製する工程と、前記ガラ
スからなる成形用素材を、該レプリカ金型と平面金型と
の間に挟み、該成形用素材が変形可能な温度まで加熱
し、プレス成形して、複数の突起形状の反転形状を精密
に転写させた窪みを形成し、そのままの温度でレプリカ
金型より離型させた後、冷却する工程と、所定の孔深さ
となる厚さまで、平面側から研磨する工程からなること
を特徴とするガラスの精密孔あけ方法。 - 【請求項13】 N2やArなどの不活性ガス中に、構
成分子中にCまたはFを含む気体あるいは霧状の液体を
混合した雰囲気中でプレス成形することを特徴とする請
求項10あるいは12記載のガラスの精密孔あけ方法。
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- 2001-12-28 JP JP2001400134A patent/JP3991682B2/ja not_active Expired - Fee Related
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