JP2003201209A - 皮膚外用剤 - Google Patents

皮膚外用剤

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JP2003201209A
JP2003201209A JP2001400324A JP2001400324A JP2003201209A JP 2003201209 A JP2003201209 A JP 2003201209A JP 2001400324 A JP2001400324 A JP 2001400324A JP 2001400324 A JP2001400324 A JP 2001400324A JP 2003201209 A JP2003201209 A JP 2003201209A
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salt
acid
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skin
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English (en)
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Yoshito Chikakura
嘉人 近倉
Yoichi Yashiro
洋一 八代
Kunihiro Miyamoto
國寛 宮本
Michio Kitahara
路郎 北原
Satoru Nakada
悟 中田
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Nonogawa Shoji Ltd
Original Assignee
Nonogawa Shoji Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】人的に安全で、経時安定性に優れた皮膚外用剤
の提供。 【解決手段】下記一般式(R1はL−ロイシン、L−イ
ソロイシン、L−バリンから選ばれるアミノ酸、R2は
アルキル、R3は水素)に示される天然物由来の界面活
性剤いわゆるバイオサーファクタントの界面活性化合物
および/またはその塩とキレート剤を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般式1に示され
る化合物および/またはその塩とキレート剤を含有する
ことを特徴とする皮膚外用剤に関するものである。より
詳しくは、一般式1に示される化合物および/またはそ
の塩とキレート剤を含有することにより、経時安定性に
優れた皮膚外用剤に関する。また、pHを6以上にする
ことにより皮膚外用剤の経時安定性をさらに高めること
ができる。
【0002】
【従来の技術】近年、皮膚外用剤に用いられる界面活性
物質に関し、人的な安全性の面から天然またはそれ由来
のものを使用する研究がなされてきた。その様な中で、
Bacillus subtilis等に代表される微
生物により発酵する過程で分泌生産される一般式1に示
す界面活性物質も安全性の高い天然の界面活性物質とし
て期待され、様々な乳化、可溶化、ゲル化等の研究がな
されてきた。
【0003】しかしながら、一般式1に示される化合物
および/またはその塩は、きわめて高い安全性、界面活
性能を持ちながら、経時安定性の面が不十分であり皮膚
外用剤への配合が困難であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この様な状況の中で、
化粧品等の皮膚外用剤に求められる機能は、天然物由来
の界面活性剤いわゆるバイオサーファクタントの界面活
性を利用した系で、その経時安定性に優れた皮膚外用剤
を得ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、かかる実
情に鑑み鋭意検討した結果、一般式1に示される化合物
および/またはその塩とキレート剤を含有することによ
り、自己組織体形成能が高く、経時安定性に優れている
皮膚外用剤の発明を完成するに至った。さらに従来より
広いpH領域、pH6以上において、一層優れた経時安
定性が得られることを見出した。
【0006】すなわち、本発明の皮膚外用剤は一般式1
に示される化合物および/またはその塩とキレート剤を
含有するものであり、自己組織体形成能が高く、経時安
定性に優れている組成物である。また、その組成物のp
Hは6以上である。
【0007】以下、本発明の構成について詳述する。
【0008】本発明で用いられる一般式1の物質はBa
cillus subtilis等に代表される微生物
により発酵する過程で分泌生産される、いわゆるバイオ
サーファクタントと称されるものである。
【0009】具体的には、Rはアミノ酸であり、多く
はL−ロイシン、L−イソロイシン、L−バリン等が挙
げられ、Rは炭素鎖C〜C22のアルキルであり、
直鎖状、分岐状、環状、さらには飽和、不飽和等が挙げ
られ、Rは水素または塩も使用可能でありナトリウム
塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩が挙げられ、これら
から選ばれる1種または2種以上を組み合わせて含有し
てもよい。
【0010】本発明で用いられる一般式1に示される化
合物は、好ましくは、RがL−ロイシン、Rが一般
式2、Rがナトリウムである。さらに含有量は、特に
限定されるものではないが好ましくは0.001〜30
重量%、より好ましくは0.1〜10重量%である。こ
の範囲内であれば経時安定性に優れた皮膚外用剤を得る
ことができる。
【0011】本発明で用いられるキレート剤はキレート
効果があれば特に限定されるものではないが、好ましく
はエチレンジアミン四酢酸およびその塩、エチレンジア
ミンヒドロキシエチル三酢酸およびその塩、クエン酸お
よびその塩、グルコン酸およびその塩、酒石酸およびそ
の塩、フィチン酸、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸
ナトリウム、ヘキサメタリン酸ナトリウム等が挙げら
れ、これらから選ばれる1種または2種以上を組み合わ
せて含有してもよく、より好ましくはエチレンジアミン
四酢酸およびその塩を含有するものである。さらに含有
量は、特に限定されるものではないが好ましくは0.0
01〜5重量%、より好ましくは0.01〜3重量%で
ある。この範囲内であればより経時安定性に優れた皮膚
外用剤を得ることができる。
【0012】本発明の組成物である皮膚外用剤は一般式
1に示される化合物および/またはその塩とキレート剤
を含有することにより、従来より広い範囲のpH領域で
経時安定性を向上させることができ、その範囲はpH6
以上である。
【0013】本発明の組成物は上記必須成分の他に、通
常の皮膚外用剤に用いられる化粧料、医薬部外品、医薬
品等の各種成分を含有することができる。例えば油性成
分、保湿剤、増粘剤、薬効成分、乳化剤、殺菌・防腐
剤、顔料、粉体、pH調整剤、紫外線吸収剤、抗酸化
剤、可塑剤、香料、着色剤等を適宜配合することができ
る。さらに他の界面活性剤も配合することができる。
【0014】具体的には油性成分としては、例えば流動
パラフィン、ワセリン、マイクロクリスタリンワック
ス、スクワラン、ホホバ油、ミツロウ、カルナウバロ
ウ、ラノリン、オリーブ油、ヤシ油、高級アルコール、
脂肪酸、高級アルコールと脂肪酸のエステル、シリコー
ン油等が挙げられる。保湿剤としては、例えばグリセリ
ン、ソルビトール、キシリトール、マルチトール、プロ
ピレングリコール、ポリエチレングリコール、1,3−
ブチレングリコールなどが挙げられる。増粘剤として
は、例えばカルボキシビニルポリマー、キサンタンガ
ム、メチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ゼラチ
ン、ベントナイト等の粘土鉱物等が挙げられる。薬効成
分としては、例えば各種ビタミンおよびその誘導体、ア
ラントイン、グリチルリチン酸およびその誘導体、各種
植物抽出物等が挙げられる。さらに乳化剤としては、例
えばポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシ
エチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタ
ン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセ
リン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等の非イオン界面活性
剤、ステアロイル乳酸ナトリウム等のアニオン界面活性
剤、大豆リン脂質等の両性界面活性剤、塩化アルキルト
リメチルアンモニウム等のカチオン界面活性剤が挙げら
れる。
【0015】本発明の皮膚外用剤は公知の方法により製
造することができ、化粧料、医薬部外品、外用医薬品等
の分野を問わず利用できるものであり、その剤型は目的
に応じて任意に選択でき、クリーム、乳液、ローショ
ン、ゲル、軟膏、パック、スティック等の形態とするこ
とができる。
【0016】
【発明の効果】本発明の皮膚外用剤は、一般式1に示さ
れる化合物および/またはその塩とキレート剤を含有す
るものであり、経時安定性に優れたものである。
【0017】これらの効果を実証するために実施例1〜
10および比較例11〜16を調製し評価した。実施例
に先立ち、本発明で用いた皮膚外用剤の調整方法、pH
緩衝液の調製方法、経時安定性の評価方法を説明する
が、これらは本発明を何ら限定するものではない。
【0018】(皮膚外用剤の調製方法)油性成分(A
部)を80℃に加熱、水性成分(B部)を85℃に加熱
した後、B部をA部に攪拌しながら徐々に加え、ホモミ
キサーを用い3000rpm、5分間ホモジネートす
る。その後撹拌しながら室温まで冷却し乳化組成物を得
る。
【0019】(pH緩衝液の調製方法)乳化組成物のp
Hを以下の緩衝液にて調整した。 実施例5〜 7:リン酸二水素カリウム−水酸化ナトリ
ウム緩衝液 実施例8〜10:炭酸水素ナトリウム−水酸化ナトリウ
ム緩衝液
【0020】(経時安定性の評価)50℃にて2週間保
存した後の状態を、外観は目視にて、乳化粒子は光学顕
微鏡にて観察し、以下の基準に従って経時安定性を評価
した。 ◎:外観、乳化粒子ともに、乳化直後と比べ変化がな
く、乳化粒子は2μm以下である。 ○:外観には変化が見られないが乳化粒子は2μm以上
のものがある。 △:分離はみられないが、乳化粒子が大きくなり不均一
である。 ×:分離がみられる
【0021】
【表1】
【0022】表1に示すように一般式1に示される化合
物のRがL−ロイシン、Rが一般式2、Rがナト
リウム(以下、サンプル1とする)を用いた実施例1〜
4の乳化組成物の経時安定性は比較例1に比べ良好な結
果であった。
【0023】
【表2】
【0024】表2の実施例5〜10に示すようにpH6
以上において乳化組成物の経時安定性は良好な結果であ
った。
【0025】以上説明したように、本発明によれば、一
般式1に示される化合物および/またはその塩とキレー
ト剤を含有することにより、経時安定性に優れた皮膚外
用剤を提供することが可能となる。さらにpHを6以上
とすることにより、一層優れた経時安定性が得られる。
【0026】
【実施例】以下に本発明を、詳細に説明するため実施例
を挙げるが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
【0027】 実施例11 保湿クリーム A サンプル1 2.0重量% グリセリン 5.0 B スクワラン 20.0 ミリスチン酸オクチルドデシル 20.0 ステアリルアルコール 2.0 セタノール 1.0 ビタミンEアセテート 適量 香料 適量 C 1,3−ブチレングリコール 5.0 カルボキシビニルポリマー 1.0 水酸化ナトリウム 0.5 キサンタンガム 0.2 エチレンジアミンヒドロキシエチル 三酢酸三ナトリウム 0.2 防腐剤 適量 精製水 残余
【0028】A部およびB部を60℃に加温した後、B
部をA部に攪拌しながら徐々に加えてゲル組成物を得
る。その後70℃に加温したC部を加え攪拌しながら乳
化し、室温まで冷却する。得られた保湿クリームはpH
8.3、粒子径2μm以下の良好な乳化組成物であり、
経時安定性は良好であった。また、使用感はさっぱり
し、べたつきの無いものであった。
【0029】 実施例12 美白用乳液 A サンプル2 5.0重量% (一般式1のRはL−バリン、 RはC1416の飽和分岐のアルキル、Rは水素) ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(40E.O.) 3.0 モノオレイン酸デカグリセリル 1.0 流動パラフィン 10.0 イソノナン酸イソノニル 20.0 ナイロン粉末 3.0 香料 適量 B プロピレングリコール 10.0 カラギーナン 0.3 メタリン酸ナトリウム 0.2 フィチン酸 0.2 防腐剤 適量 精製水 残余 C 香料 適量 D アスコルビン酸リン酸マグネシウム 1.0 クエン酸ナトリウム 0.5 精製水 5.0
【0030】A部およびB部を80℃に加温した後、B
部をA部に攪拌しながら徐々に加えてホモジネート(3
000rpm、10分)する。その後撹拌しながら冷却
し60℃でC、D部を加え、さらに攪拌しながら室温ま
で冷却する。得られた美白用乳液はpHが7.3、粒子
径2μm以下の良好な乳化組成物であり、経時安定性は
良好であった。また、使用感はさっぱりし、べたつきの
無いものであった。
【0031】 実施例13 懸濁タイプジェル A サンプル3 1.0重量% (一般式1のRはL−ロイシン、 RはC18の分岐アルキル、Rはカリウム) ヒマワリ油 5.0 ホホバ油 5.0 ビタミンAパルミテート 0.1 香料 適量 B アクリル酸メタクリル酸アルキル共重合体 0.4 水酸化カリウム 0.3 ヘキサメタリン酸ナトリウム 1.0 防腐剤 適量 精製水 残余
【0032】A部およびB部を70℃に加温した後、B
部をA部に攪拌しながら徐々に加えて乳化組成物を得
る。その後攪拌しながら室温まで冷却する。得られた懸
濁タイプジェルはpH8.5、粒子径2μm以下の良好
な乳化組成物であり、経時安定性は良好であった。ま
た、使用感はさっぱりし、べたつきの無いものであっ
た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北原 路郎 愛知県名古屋市西区鳥見町2−7 日本メ ナード化粧品株式会社総合研究所 (72)発明者 中田 悟 愛知県名古屋市西区鳥見町2−7 日本メ ナード化粧品株式会社総合研究所 Fターム(参考) 4C083 AA012 AB032 AB281 AB282 AC022 AC072 AC122 AC301 AC302 AC342 AC432 AC531 AC532 AC901 AC902 AD072 AD092 AD352 AD411 AD412 AD622 AD662 CC02 CC05 DD33 DD41 EE01 EE10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式1(Rはアミノ酸、Rはアルキ
    ル、Rは水素)に示される化合物および/またはその
    塩とキレート剤を含有することを特徴とする皮膚外用
    剤。 【化1】
  2. 【請求項2】一般式1のRはL−ロイシン、L−イソ
    ロイシン、L−バリンから選ばれるアミノ酸であり、R
    はC〜C22のアルキルであり、Rは水素または
    アルカリ金属であることを特徴とする請求項1に記載の
    皮膚外用剤。
  3. 【請求項3】一般式1のRはL−ロイシン、Rは一
    般式2、Rはナトリウムであることを特徴とする請求
    項1乃至請求項2に記載の皮膚外用剤。 【化2】
  4. 【請求項4】キレート剤がエチレンジアミン四酢酸およ
    びその塩、エチレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸お
    よびその塩、クエン酸およびその塩、グルコン酸および
    その塩、酒石酸およびその塩、フィチン酸、ポリリン酸
    ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、ヘキサメタリン酸
    ナトリウムから選ばれる1種または2種以上であること
    を特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の皮膚外用
    剤。
  5. 【請求項5】キレート剤がエチレンジアミン四酢酸およ
    びその塩であることを特徴とする請求項1乃至請求項4
    に記載の皮膚外用剤。
  6. 【請求項6】キレート剤の配合量が0.01〜3重量%
    であることを特徴とする請求項1乃至請求項5に記載の
    皮膚外用剤。
  7. 【請求項7】pHが6以上であることを特徴とする請求
    項1乃至請求項6に記載の皮膚外用剤。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040033376A (ko) * 2002-10-14 2004-04-28 주식회사 엘지생활건강 소포로리피드를 포함하는 화장료 조성물
JP2016147835A (ja) * 2015-02-13 2016-08-18 日本メナード化粧品株式会社 水中油型乳化化粧料

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KR20040033376A (ko) * 2002-10-14 2004-04-28 주식회사 엘지생활건강 소포로리피드를 포함하는 화장료 조성물
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Effective date: 20041117