JP2003201214A - マトリックスメタロプロテアーゼ活性阻害剤 - Google Patents
マトリックスメタロプロテアーゼ活性阻害剤Info
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Abstract
スメタロプロテアーゼ(MMPs)の活性に対し優れた
拮抗作用を有し、皮膚の老化に深く関係する皮膚細胞外
マトリックス成分(エラスチン、ラミニン、プロテオグ
リカン、基底膜成分、コラーゲン等)の分解を防止し
て、皮膚老化を予防・防止・改善することができるMM
Ps活性阻害剤を提供する。 【解決手段】 Woodfordia floribunda、アボカド、ダ
イオウ、ホソバセンナ、マンゴスチン、カシア、タマリ
ンド、Bergenia ciliata、ルエヘア属(Luehea)の5種
(L. divaricata、L. grandiflora、L. ochrophylla、
L. paniculata、L.rufescens)、ゴボウ、Arctium minu
s、アネモパエグマ属(Anemopaegma)の2種(A. arven
se、A. glaucum)、Erythroxylum vaccinifolium、Marg
aritaria nobilis、Pouteria obtusifoliaの中から選ば
れる1種または2種以上の植物あるいはその溶媒抽出物
を含有するMMPs活性阻害剤。
Description
はその溶媒抽出物を含有するマトリックスメタロプロテ
アーゼ活性阻害剤に関する。さらに詳しくは、皮膚の老
化に大きな影響を与える特定のマトリックスメタロプロ
テアーゼ(MMPs:Matrix metalloproteinases)の活性
に対して優れた拮抗作用を有し、皮膚の老化を効果的に
予防・防止・改善することのできるMMPs活性阻害剤
に関する。本発明は、基礎化粧品をはじめ、メイクアッ
プ化粧品、頭髪用化粧品、浴剤などに好適に使用し得る
ものである。
の皮膚は表皮、真皮、皮下組織の3層に大別され、表皮
と真皮は基底膜を介して接している。
返し、この分裂した基底細胞が順次上方に押し上げら
れ、表皮の最上層にある角質層を形成している。角質層
は美容上の肌の性質とも関わりが極めて深いことから、
基底膜の肌への影響もまた大きい。基底膜は細胞外マト
リックス(後述)の一種とされ、タイプIVコラーゲン、
プロテオグリカン、ラミニン、フィブロネクチン等を含
む。
もに、細胞外マトリックス(ECM: extracellular matri
x)と呼ばれる巨大分子の網目構造によって満たされて
いる。細胞外マトリックス(ECM)は、繊維性タンパ
ク質(コラーゲン、エラスチン等)や、細胞接着性タン
パク質(グリコサミノグリカン、プロテオグリカン、フ
ィブロネクチン、ラミニン等)からなり、こうした構造
により、真皮は皮膚の弾力、張りなどに大きく影響して
いる。
わ、くすみ、きめの消失、弾力性の低下等に、紫外線や
更年期にみられる女性ホルモンの低下などが大きく関与
していることが知られている。これらの変化をミクロ的
にみれば、真皮でのコラーゲン、エラスチン等の細胞外
マトリックス成分(ECM)の減少・変性、さらには基
底膜損傷や表皮肥厚が起こっている。
因子として、特にマトリックスメタロプロテアーゼ(M
MPs)の関与が指摘されている。MMPsは、細胞外
マトリックスタンパク質を主要な基質とする一群のプロ
テアーゼの総称名である。MMPsには多くの種類が知
られており、構造的、機能的特徴に共通点を有してはい
るものの、それぞれの基質タンパク質が異なっている
(宮崎香、他、「生化学」、68巻12号、pp.1791-1807(1
996))。
ら、通常、ゼラチナーゼ群、ストロムライシン群、コラ
ゲナーゼ群、およびその他(マトリライシン等)に分類
されている。
−9等が含まれる。これらMMP−2、9は、基底膜成
分であるタイプIVコラーゲンやラミニン、真皮マトリッ
クス成分のエラスチン等を分解する酵素として知られて
いる。
MP−10等が含まれる。これらMMP−3、10は、
基底膜成分であるプロテオグリカンや、タイプIVコラー
ゲン、ラミニン、その他フィブロネクチン等を分解する
酵素として知られている。
ラゲナーゼ)、MMP−8、MMP−13等が含まれ
る。中でもMMP−1は、真皮マトリックスの主な構成
成分であるタイプI、IIIコラーゲンや、基底膜成分で
あるプロテオグリカン等を分解する酵素として知られて
いる。MMP−8、MMP−13もタイプIコラーゲン
等の分解作用を有する。
線の照射により大きく増加し、紫外線による細胞外マト
リックス(ECM)の減少変性の原因の1つとなり、皮
膚のしわの形成等の大きな要因の1つであると考えられ
ている(V. Koivukangas etal., "Acta Derm Venereol"
(Stockh), 74, 279-282(1994); Gary J. Fisher etal.,
"Nature", 379(25),335(1996); Gary J. Fisher et a
l., "The New England Journal of Medicine", 337(2
0), 1419(1997))。また紫外線の照射以外にも、更年期
時の女性ホルモンの急激な減少・欠乏が引き金となり、
皮膚中のMMP−2、MMP−9の増加が生じ、紫外線
照射の場合と同様に、皮膚のしわ、たるみ等の発生要因
となっていることが明らかとなった(特願2001−5
0839明細書、 N. Ochiai et al., "Jpn. J. Dermat
ol.", 111(3), 532(Abs.)(2001))。このようにMMP
s活性の阻害は、種々の細胞外マトリックスを保護し、
皮膚の老化を防ぐ上で極めて重要である。
化し、コラーゲンの産生量を増加させる機序をもったも
のは多く認められるが、細胞外マトリックス(ECM)
に対する各々のMMPsの活性阻害に着目したものは限
られている(特開2001−139466公報、特開2
001−172157公報、特開2001−19231
6公報、特開2001−192317公報)。
関係するMMPsの活性を確実に阻害することができ、
皮膚の老化の予防・防止や改善作用に優れ、かつ安全性
の高いMMPs活性阻害剤を提供することを目的とす
る。
を解決するため、広く種々の物質についてそれぞれのM
MPs活性阻害作用を検討した結果、特定の植物あるい
はその抽出液中に優れたMMPs活性阻害作用があるこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。
フロリブンダ(Woodfordia floribunda Salisb.)、ア
ボカド(Persea americana Mill.)、ダイオウ(Rheum
sp.)、ホソバセンナ(Cassia angustifolia Vahl)、
マンゴスチン(Garcinia mangostana L.)、カシア(Ci
nnamomum cassia Bl.)、タマリンド(Tamarindus indi
ca L.)、ベルゲニア・シリアタ(Bergenia ciliata(H
aw.)Sternb.)、ルエヘア・ディバリカタ(Luehea div
aricata Mart. et Zucc.)、ルエヘア・グランディフロ
ラ(Luehea grandiflora Mart. et Zucc.)、ルエヘア
・オクロフィラ(Luehea ochrophylla Mart.)、ルエヘ
ア・パニキュラタ(Luehea paniculataMart. et Zuc
c.)、ルエヘア・ルフェセンス(Luehea rufescens A.
St. Hil.)、ゴボウ(Arctium lappa L.)、アークティ
ウム・ミヌス(Arctium minus)、アネモパエグマ・ア
ーベンセ(Anemopaegma arvense (Vell.))、アネモパ
エグマ・グラウカム(Anemopaegma glaucum Mrt. ex D
C.)、エリスロキシラム・バクシノフォリウム(Erythr
oxylum vaccinifolium Mart.)、マルガリタリア・ノビ
リス(Margaritaria nobilis L. f.)、およびポウテリ
ア・オブツシフォリア(Pouteria obtusifolia Baehn
i)の中から選ばれる1種または2種以上の植物、ある
いはその溶媒抽出物を含有してなり、ゼラチナーゼ群、
ストロムライシン群のいずれかの群に属するマトリック
スメタロプロテアーゼ(MMPs)の活性を阻害する、
MMPs活性阻害剤に関する。
ミニン分解抑制剤、基底膜分解抑制剤、プロテオグリカ
ン分解抑制剤のいずれかである、上記MMPs活性阻害
剤に関する。
リブンダ(Woodfordia floribundaSalisb.)、アボカド
(Persea americana Mill.)、ダイオウ(Rheum s
p.)、ホソバセンナ(Cassia angustifolia Vahl)、マ
ンゴスチン(Garcinia mangostana L.)、カシア(Cinn
amomum cassia Bl.)、タマリンド(Tamarindus indica
L.)、ルエヘア・ディバリカタ(Luehea divaricata Ma
rt. et Zucc.)、ルエヘア・グランディフロラ(Luehea
grandiflora Mart. et Zucc.)、ルエヘア・オクロフ
ィラ(Luehea ochrophylla Mart.)、ルエヘア・パニキ
ュラタ(Lueheapaniculata Mart. et Zucc.)、ルエヘ
ア・ルフェセンス(Luehea rufescens A. St. Hil.)、
ゴボウ(Arctium lappa L.)、アークティウム・ミヌス
(Arctium minus)、アネモパエグマ・アーベンセ(Ane
mopaegma arvense (Vell.))、アネモパエグマ・グラウ
カム(Anemopaegma glaucum Mrt. ex DC.)、エリスロ
キシラム・バクシノフォリウム(Erythroxylum vaccini
folium Mart.)、マルガリタリア・ノビリス(Margarit
aria nobilis L. f.)、およびポウテリア・オブツシフ
ォリア(Pouteria obtusifolia Baehni)の中から選ば
れる1種または2種以上の植物、あるいはその溶媒抽出
物を含有してなり、コラゲナーゼ群に属するマトリック
スメタロプロテアーゼ(MMPs)の活性を阻害する、
MMPs活性阻害剤に関する。
る、上記MMPs活性阻害剤に関する。
フロリブンダ(Woodfordia floribunda Salisb.)は、
ミソハギ科(Lythraceae)ウッドフォルディア属(Wood
fordia)に属する植物種である。熱帯花木として栽培さ
れ、花からは赤色染料が採取される。乾燥した花を強壮
剤に用いたり、花や根を下痢や月経不順に用いなど、薬
用に供される。
は、クスノキ科(Lauraceae)アボカド属(Persea)に
属する植物種である。果肉は脂肪分に富み、タンパク
質、ビタミンも多く、生食に供される。葉は利尿薬とし
て用いられる。
onaceae)ダイオウ属(Rheum)に属する植物群である。
薬用植物としてアジアのステップに約50種が分布し、
数種の根茎が大黄として利用される。
l)は、マメ科(Leguminosae(Fabaceae))カワラケツ
メイ属(Cassia)に属する植物種である。葉をセンナ葉
と称して緩下剤として便秘に用いる。センナ葉はアント
ラキノイドである、センノサイドA、B、C、D、クリ
ソファノール、フラボノイドなどを含む。
は、オトギリソウ科(Guttiferae(Hypericaceae))フ
クギ属(Garcinia)に属する植物種である。熱帯地域で
栽培される常緑果樹で、果皮部分はタンニンと黄色色素
(マンゴスチン)を含む。乾燥樹皮も黒色染料となる。
スノキ科クスノキ属(Cinnamomum)に属する植物種で、
トンキンニッケイ(東京肉桂)、ケイ(桂)ともいう。
枝や幹の皮を桂皮(ケイヒ)と称し薬用とする。枝、葉
を水蒸気蒸留してカシア油(桂皮油)をつくり、薬用、
香料に用いる。
マメ科タマリンド属(Tamarindus)に属する植物種であ
る。果肉は酸味と甘みがあり、薬用(食欲増進、下剤)
に用いる。
(Haw.)Sternb.)は、ユキノシタ科(Saxifragaceae)
ヒマラヤユキノシタ属(Bergenia)に属する植物種であ
る。耐寒性の極めて高い宿根草である。
ata Mart. et Zucc.)、ルエヘア・グランディフロラ
(Luehea grandiflora Mart. et Zucc.)、ルエヘア・
オクロフィラ(Luehea ochrophylla Mart.)、ルエヘア
・パニキュラタ(Luehea paniculata Mart. et Zuc
c.)、ルエヘア・ルフェセンス(Luehea rufescens A.
St.Hil.)は、いずれもシナノキ科(Tiliaceae)ルエヘ
ア属(Luehea)に属する植物種である。
ウム・ミヌス(Arctium minus)は、いずれもキク科(C
ompositae(=Asteraceae))ゴボウ属(Arctium)に属
する植物種である。
a arvense (Vell.))、アネモパエグマ・グラウカム(A
nemopaegma glaucum Mrt. ex DC.)は、いずれもノウゼ
ンカズラ科(Bignoniaceae)アネモパエグマ属(Anemop
aegma)に属する植物種である。
(Erythroxylum vaccinifolium Mart.)は、コカノキ科
(Erythroxylaceae)コカ属(Erythroxylum)に属する
植物種である。
nobilis L. f.)は、トウダイグサ科(Euphorbiacea
e)マルガリタリア属(Margaritaria)に属する植物種
である。
obtusifolia Baehni)は、アカテツ科(Sapotaceae)
アカテツ属(Pouteria)に属する植物種である。
薬理活性が知られているが、いずれの植物においても、
MMPs活性阻害作用を有することは今まで知られてお
らず、今回、本発明者らが初めて見出したものである。
燥したものでも使用することができるが、使用性、製剤
化等の点から乾燥粉末あるいは溶媒抽出物として用いる
ことが好ましい。
花、根、果実、果皮、種子、樹皮など、各植物体の任意
の部位を用いることができるが、特には下記部位がそれ
ぞれ好ましく用いられる。
loribunda)では葉、花を用いるのが特に好ましいが、
他の部位を用いることもできる。
るのが特に好ましいが、他の部位を用いることもでき
る。
が特に好ましいが、他の部位を用いることもできる。
を用いるのが特に好ましいが、他の部位を用いることも
できる。
または樹皮を用いるのが特に好ましいが、他の部位を用
いることもできる。
が特に好ましいが、他の部位を用いることもできる。
るのが特に好ましいが、他の部位を用いることもでき
る。
根茎を用いるのが特に好ましいが、他の部位を用いるこ
ともできる。
a)、ルエヘア・グランディフロラ(L. grandiflor
a)、ルエヘア・オクロフィラ(L. ochrophylla)、ル
エヘア・パニキュラタ(L. paniculata)、ルエヘア・
ルフェセンス(L. rufescens)では樹皮を用いるのが特
に好ましいが、他の部位を用いることもできる。
ヌス(A. minus)では葉若しくは根を用いるのが特に好
ましいが、他の部位を用いることもできる。
e)、アネモパエグマ・グラウカム(A. glaucum)では
樹皮を用いるのが特に好ましいが、他の部位を用いるこ
ともできる。
(E. vaccinifolium)では樹皮を用いるのが特に好まし
いが、他の部位を用いることもできる。
では樹皮を用いるのが特に好ましいが、他の部位を用い
ることもできる。
ifolia)では樹皮を用いるのが特に好ましいが、他の部
位を用いることもできる。
ができ、例えば、上記各植物を抽出溶媒とともに浸漬ま
たは加熱還流した後、濾過して濃縮して得ることができ
る。抽出溶媒としては、通常抽出に用いられる溶媒であ
れば任意に用いることができ、例えば、水、メタノー
ル、エタノール、プロピレングリコール、1,3−ブチ
レングリコール、グリセリン等のアルコール類、含水ア
ルコール類、クロロホルム、ジクロルエタン、四塩化炭
素、アセトン、酢酸エチル、ヘキサン等の有機溶媒等
を、それぞれ単独あるいは組み合わせて用いることがで
きる。上記溶媒で抽出して得た抽出液をそのまま、ある
いは濃縮したエキスを吸着法、例えばイオン交換樹脂を
用いて不純物を除去したものや、ポーラスポリマー(例
えばアンバーライトXAD−2)のカラムにて吸着させ
た後、メタノールまたはエタノールで溶出し、濃縮した
ものも使用することができる。また分配法、例えば水/
酢酸エチルで抽出した抽出物等も用いられる。
が高く、優れたMMPs活性阻害作用を有し、優れた抗
老化作用、特に抗皮膚老化作用を有する。
ロリブンダ(W. floribunda)、アボカド(P. american
a)、ダイオウ(Rheum sp.)、ホソバセンナ(C. angus
tifolia)、マンゴスチン(G. mangostana)、カシア
(C. cassia)、タマリンド(T. indica)、ベルゲニア
・シリアタ(B. ciliata.)、ルエヘア・ディバリカタ
(L. divaricata)、ルエヘア・グランディフロラ(L.
grandiflora)、ルエヘア・オクロフィラ(L. ochrophy
lla)、ルエヘア・パニキュラタ(L. paniculata)、ル
エヘア・ルフェセンス(L. rufescens)、ゴボウ(A. l
appa)、アークティウム・ミヌス(A. minus)、アネモ
パエグマ・アーベンセ(A.arvense))、アネモパエグマ
・グラウカム(A. glaucum)、エリスロキシラム・バク
シノフォリウム(E. vaccinifolium)、マルガリタリア
・ノビリス(M. nobilis)、およびポウテリア・オブツ
シフォリア(P. obtusifolia)の中から選ばれる1種ま
たは2種以上の植物、あるいはその溶媒抽出物はすべ
て、ゼラチナーゼ群、ストロムライシン群のいずれの群
に属するMMPsに対しても優れたMMPs拮抗作用、
活性阻害作用を有する。
害剤としては、エラスチン分解抑制剤、ラミニン分解抑
制剤、および基底膜分解抑制剤としての適用が例示的に
挙げられる。
性阻害剤としては、プロテオグリカン分解抑制剤、ラミ
ニン分解抑制剤としての適用が例示的に挙げられる。
ルゲニア・シリアタ(B. ciliata)以外の植物、すなわ
ちウッドフォルディア・フロリブンダ(W. floribund
a)、アボカド(P. americana)、ダイオウ(Rheum s
p.)、ホソバセンナ(C. angustifolia)、マンゴスチ
ン(G. mangostana)、カシア(C. cassia)、タマリン
ド(T. indica)、ルエヘア・ディバリカタ(L. divari
cata)、ルエヘア・グランディフロラ(L. grandiflor
a)、ルエヘア・オクロフィラ(L. ochrophylla)、ル
エヘア・パニキュラタ(L. paniculata)、ルエヘア・
ルフェセンス(L. rufescens)、ゴボウ(A. lappa)、
アークティウム・ミヌス(A. minus)、アネモパエグマ
・アーベンセ(A.arvense))、アネモパエグマ・グラウ
カム(A. glaucum)、エリスロキシラム・バクシノフォ
リウム(E. vaccinifolium)、マルガリタリア・ノビリ
ス(M. nobilis)、およびポウテリア・オブツシフォリ
ア(P. obtusifolia)の中から選ばれる1種または2種
以上の植物、あるいはその溶媒抽出物においては、さら
にコラゲナーゼ群に属するMMPsの活性も効果的に阻
害することができる。
害剤としては、コラーゲン分解抑制剤としての適用が例
示的に挙げられる。
阻害剤にあっても、しわの予防・防止と改善を目的とし
た抗しわ剤としても適用が可能である。
剤」は、マトリックスメタロプロテアーゼ(MMPs)
活性に対し拮抗作用を有する製剤を広く意味する。
阻害剤は、抗老化用化粧料・皮膚外用剤等として用いる
ことを好適とし、その場合、上記各植物あるいはその抽
出物の配合量は、組成物全量中、乾燥質量(固形分質
量)として0.0001〜20質量%が好ましく、特に
は0.0001〜10質量%である。0.0001質量
%未満では本願発明効果が十分に発揮され難く、一方、
20質量%を超えて配合してもさほど大きな効果の向上
は認められず、また製剤化が難しくなるので好ましくな
い。
老化用化粧料に用いる場合、上記必須成分以外に、本発
明の効果を損わない範囲内で、通常化粧品や医薬品等の
外用剤に用いられる成分、例えば、美白剤、保湿剤、酸
化防止剤、油性成分、紫外線吸収剤、界面活性剤、増粘
剤、アルコール類、粉末成分、色剤、水性成分、水、各
種皮膚栄養剤等を必要に応じて適宜配合することができ
る。
三ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリ
ウム、メタリン酸ナトリウム、グルコン酸等の金属封鎖
剤、カフェイン、タンニン、ベラパミル、トラネキサム
酸およびその誘導体、甘草抽出物、グラブリジン、カリ
ンの果実の熱水抽出物、各種生薬、酢酸トコフェロー
ル、グリチルリチン酸およびその誘導体またはその塩等
の薬剤、ビタミンC、アスコルビン酸リン酸マグネシウ
ム、アスコルビン酸グルコシド、アルブチン、コウジ酸
等の他の美白剤、グルコース、フルクトース、マンノー
ス、ショ糖、トレハロース等の糖類、レチノイン酸、レ
チノール、酢酸レチノール、パルミチン酸レチノール等
のビタミンA誘導体類なども適宜配合することができ
る。
でなく、溶液系、可溶化系、乳化系、粉末分散系、水−
油二層系、水−油−粉末三層系、軟膏、ゲル、エアゾー
ル等、任意の剤型が適用される。
粧水、乳液、クリーム、パック等のフェーシャル化粧料
やファンデーションの他、メーキャップ化粧料、毛髪用
化粧料、芳香化粧料、浴用剤等に用いることができる
が、これら例示に限定されるものでないことはもちろん
である。
説明するが、本発明の技術的範囲はこれら実施例によっ
てなんら限定されるものではない。
物抽出物のMMP−9、MMP−3およびMMP−1活
性阻害効果について、試験方法と評価方法について説明
する。
ノールに浸漬し、抽出液を得た。この抽出液を濃縮して
各植物抽出物(メタノール抽出物)を得た。
(DMSO)に濃度2質量%となるよう溶解して、植物
抽出物含有溶液とした。
用緩衝液(0.4M NaCl、10mM CaCl2
を含むpH7.4の0.1Mトリス)で希釈して、表2
〜5に示すように濃度を調整し、これを試料溶液として
用い、以下の実験を行った。
て、その活性阻害率を測定した。測定は以下のように行
った。
DS−ポリアクリルアミドゲル(10%T)を作製し、
全レーンにヒト細胞由来のMMP−9溶液を一定量アプ
ライし、電気泳動を行った。泳動後のゲルを2.5質量
%「TritonX−100」で洗浄し、さらにインキュベーショ
ン用緩衝液(0.01mM ZnSO4、5mM Ca
Cl2を含むpH8.0の50mMトリス)で十分にS
DSを除いた。ゲルを短冊状に切断し、各切断ゲルを、
試料を所定濃度添加したインキュベーション用緩衝液に
浸して、37℃で一晩インキュベートした。
ブリリアントブルー染色し、脱色後に現れるバンドの太
さをイメージアナライザー(バイオラド社製「Fluor-S
Multi Imager」)で定量化した。
ントロール。DMSO)でのバンドの値に対する、植物
抽出物を含んだ系(上記試料溶液)でのバンドの減少値
を求め、MMP−9活性阻害率(%)を算出した。結果
を表2〜3に示す。また参考例として、MMPs活性阻
害作用がよく知られている物質であるエチレンジアミン
四酢酸(EDTA)についても、上記と同様の試験を行
った。結果を併せて表3に示す。
ーゼの測定キットを用いた。MMPとしてヒト細胞由来
の各酵素を用いた。すなわち、ストロムライシン群に属
する酵素としてMMP−3を、コラゲナーゼ群に属する
酵素としてMMP−1を、それぞれ用いた(いずれもヤ
ガイ製)。
(0.4単位/ml)を含んだ酵素溶液100μl、そ
して蛍光標識基質溶液(1mg/ml)50μlを合わ
せ、一定時間(2〜4時間)、42℃でインキュベート
した後、エタノール溶液を添加して酵素反応停止後、遠
心分離により未反応の基質を沈殿させ、上清に残った分
解した基質の蛍光強度を測定し、基質の分解率を求め
た。
ントロール。DMSO)での基質分解率に対する、植物
抽出物を含んだ系(上記試料溶液)での分解率の割合よ
り、植物抽出物の各酵素活性阻害率を求めた。結果を表
4、5に示す。
がよく知られている物質であるエチレンジアミン四酢酸
(EDTA)についても、上記と同様の試験を行った。
結果を併せて表4、5に示す。
いられる各植物抽出物のMMP−9、MMP−3、MM
P−1活性阻害効果は、EDTAのMMP−9、MMP
−3、MMP−1活性阻害効果に比べ極めて優れたもの
であった。したがって、これらの植物あるいはその抽出
物を用いて、しわ、たるみなどの皮膚の老化を効果的に
予防・防止・改善することができる。
して挙げる。
して70℃に保つ(水相)。一方、(1)〜(4)、
(8)〜(10)を混合し加熱融解して70℃に保つ
(油相)。水相に油相を徐々に加え、全部加え終わって
からしばらくその温度に保ち、反応を起こさせる。その
後、ホモミキサーで均一に乳化し、よくかき混ぜながら
30℃まで冷却する。
つ(水相)。一方、(1)〜(7)、(9)〜(12)
を混合し、加熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に
油相を加え予備乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化
した後、よくかき混ぜながら30℃まで冷却する。
0℃に保つ(水相)。一方、(1)〜(6)、(9)〜
(14)を混合し加熱融解して70℃に保つ(油相)。
水相に油相をかき混ぜながら徐々に加え反応を行う。反
応終了後、ホモミキサーで均一に乳化し、乳化後よくか
き混ぜながら30℃まで冷却する。
一方、残りの(13)に(6)、(7)を加え、加熱溶
解して70℃に保つ(水相)。(1)〜(5)、(9)
〜(12)を混合し、加熱融解して70℃に保つ(油
相)。水相に油相を加え、予備乳化を行い、A相を加え
ホモミキサーで均一に乳化し、乳化後よくかき混ぜなが
ら30℃まで冷却する。
つ(水相)。一方、(1)〜(7)、(9)〜(12)
を混合し、加熱融解して70℃に保つ(油相)。油相を
かき混ぜながらこれに水相を徐々に加え、ホモミキサー
で均一に乳化する。乳化後、よくかき混ぜながら30℃
まで冷却する。
一方、(1)に(7)、(3)を溶解し、これを水相に
添加する。次いでここに(2)、(8)〜(11)を加
えた後、(5)、(6)で中和させ増粘する。
相を加えて可溶化する。次いでB相を加えた後、容器に
充填する。
相にB相を加えて可溶化する。次いでこれをC相に加え
た後、容器に充填する。
混合し、これに(8)〜(11)の油性成分、(1
2)、(13)、(14)を加えよく混練した後、容器
に充填、成型する。
を添加してホモミキサー処理する。さらに加熱混合した
油相を加えてホモミキサー処理した後、攪拌しながら香
料を添加し、室温まで冷却する。
して70℃に保つ(水相)。一方、(1)〜(4)、
(8)〜(10)を混合し加熱融解して70℃に保つ
(油相)。水相に油相を徐々に加え、全部加え終わって
からしばらくその温度に保ち、反応を起こさせる。その
後、ホモミキサーで均一に乳化し、よくかき混ぜながら
30℃まで冷却する。
つ(水相)。一方、(1)〜(7)、(9)〜(12)
を混合し、加熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に
油相を加え予備乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化
した後、よくかき混ぜながら30℃まで冷却する。
0℃に保つ(水相)。一方、(1)〜(6)、(9)〜
(14)を混合し加熱融解して70℃に保つ(油相)。
水相に油相をかき混ぜながら徐々に加え反応を行う。反
応終了後、ホモミキサーで均一に乳化し、乳化後よくか
き混ぜながら30℃まで冷却する。
一方、残りの(13)に(6)、(7)を加え、加熱溶
解して70℃に保つ(水相)。(1)〜(5)、(9)
〜(12)を混合し、加熱融解して70℃に保つ(油
相)。水相に油相を加え、予備乳化を行い、A相を加え
ホモミキサーで均一に乳化し、乳化後よくかき混ぜなが
ら30℃まで冷却する。
つ(水相)。一方、(1)〜(7)、(9)〜(12)
を混合し、加熱融解して70℃に保つ(油相)。油相を
かき混ぜながらこれに水相を徐々に加え、ホモミキサー
で均一に乳化する。乳化後、よくかき混ぜながら30℃
まで冷却する。
一方、(1)に(7)、(3)を溶解し、これを水相に
添加する。次いでここに(2)、(8)〜(11)を加
えた後、(5)、(6)で中和させ増粘する。
相を加えて可溶化する。次いでB相を加えた後、容器に
充填する。
相にB相を加えて可溶化する。次いでこれをC相に加え
た後、容器に充填する。
混合し、これに(8)〜(11)の油性成分、(1
2)、(13)、(14)を加えよく混練した後、容器
に充填、成型する。
を添加してホモミキサー処理する。さらに加熱混合した
油相を加えてホモミキサー処理した後、攪拌しながら香
料を添加し、室温まで冷却する。
MPs活性阻害作用に優れる。
s活性阻害剤は、優れたMMPs活性阻害効果を有し、
皮膚の老化に深く関係する皮膚細胞外マトリックス成分
(例えば、エラスチン、ラミニン、プロテオグリカン、
基底膜成分、コラーゲン等)の分解を防止して、繊維を
保持し、皮膚の老化を予防・防止・改善し、弾力のあ
る、しわやたるみのない、若々しい肌の状態を維持する
ことができる。
Claims (7)
- 【請求項1】 ウッドフォルディア・フロリブンダ(Wo
odfordia floribunda Salisb.)、アボカド(Persea am
ericana Mill.)、ダイオウ(Rheum sp.)、ホソバセ
ンナ(Cassia angustifolia Vahl)、マンゴスチン(Ga
rcinia mangostana L.)、カシア(Cinnamomum cassia
Bl.)、タマリンド(Tamarindus indica L.)、ベルゲ
ニア・シリアタ(Bergenia ciliata(Haw.)Stern
b.)、ルエヘア・ディバリカタ(Luehea divaricata Ma
rt. et Zucc.)、ルエヘア・グランディフロラ(Luehea
grandiflora Mart. et Zucc.)、ルエヘア・オクロフ
ィラ(Luehea ochrophylla Mart.)、ルエヘア・パニキ
ュラタ(Luehea paniculata Mart. et Zucc.)、ルエヘ
ア・ルフェセンス(Luehea rufescens A. St. Hil.)、
ゴボウ(Arctium lappa L.)、アークティウム・ミヌス
(Arctium minus)、アネモパエグマ・アーベンセ(Ane
mopaegma arvense (Vell.))、アネモパエグマ・グラウ
カム(Anemopaegma glaucum Mrt. ex DC.)、エリスロ
キシラム・バクシノフォリウム(Erythroxylum vaccini
folium Mart.)、マルガリタリア・ノビリス(Margarit
aria nobilis L. f.)、およびポウテリア・オブツシフ
ォリア(Pouteria obtusifolia Baehni)の中から選ば
れる1種または2種以上の植物、あるいはその溶媒抽出
物を含有してなり、ゼラチナーゼ群、ストロムライシン
群のいずれかの群に属するマトリックスメタロプロテア
ーゼ(MMPs)の活性を阻害する、MMPs活性阻害
剤。 - 【請求項2】 エラスチン分解抑制剤である、請求項1
記載のMMPs活性阻害剤。 - 【請求項3】 ラミニン分解抑制剤である、請求項1記
載のMMPs活性阻害剤。 - 【請求項4】 基底膜分解抑制剤である、請求項1記載
のMMPs活性阻害剤。 - 【請求項5】 プロテオグリカン分解抑制剤である、請
求項1記載のMMPs活性阻害剤。 - 【請求項6】 ウッドフォルディア・フロリブンダ(Wo
odfordia floribunda Salisb.)、アボカド(Persea am
ericana Mill.)、ダイオウ(Rheum sp.)、ホソバセ
ンナ(Cassia angustifolia Vahl)、マンゴスチン(Ga
rcinia mangostana L.)、カシア(Cinnamomum cassia
Bl.)、タマリンド(Tamarindus indica L.)、ルエヘ
ア・ディバリカタ(Luehea divaricata Mart. et Zuc
c.)、ルエヘア・グランディフロラ(Luehea grandiflo
ra Mart. et Zucc.)、ルエヘア・オクロフィラ(Luehe
a ochrophylla Mart.)、ルエヘア・パニキュラタ(Lue
hea paniculata Mart. et Zucc.)、ルエヘア・ルフェ
センス(Luehea rufescensA. St. Hil.)、ゴボウ(Arc
tium lappa L.)、アークティウム・ミヌス(Arctium m
inus)、アネモパエグマ・アーベンセ(Anemopaegma ar
vense (Vell.))、アネモパエグマ・グラウカム(Anemo
paegma glaucum Mrt. ex DC.)、エリスロキシラム・バ
クシノフォリウム(Erythroxylum vaccinifolium Mar
t.)、マルガリタリア・ノビリス(Margaritaria nobil
is L. f.)、およびポウテリア・オブツシフォリア(Po
uteria obtusifolia Baehni)の中から選ばれる1種ま
たは2種以上の植物、あるいはその溶媒抽出物を含有し
てなり、コラゲナーゼ群に属するマトリックスメタロプ
ロテアーゼ(MMPs)の活性を阻害する、MMPs活
性阻害剤。 - 【請求項7】 コラーゲン分解抑制剤である、請求項6
記載のMMPs活性阻害剤。
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