JP2003201675A - 乾式透湿性コーティング布帛の製造方法 - Google Patents
乾式透湿性コーティング布帛の製造方法Info
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Abstract
すぐれたスポーツウエア、防寒衣等に好適な布帛を乾式
法にて提供する。 【解決手段】 分子内に水酸基および/またはアミノ基
を合わせて2個有する多官能性単量体および分子内に水
酸基および/またはアミノ基を合わせて3個以上有する
多官能性単量体と有機ジイソシアネートとよりなる親水
性ポリウレタン樹脂の有機溶剤溶液を繊維基材の少なく
とも片面に塗布したのち、乾燥することによって乾式透
湿性コーティング布帛を得る。
Description
ィング布帛の製造方法に係り、詳しくは防水性、透湿性
を有し、風合いが柔軟でかつ引き裂き強度が大きく、加
工安定性に優れた低コストで製造することのできる乾式
透湿性コーティング布帛の製造方法に関するものであ
る。
やその製造法については、これまでに数多く開示されて
いる。その代表的なものとしては、多孔質テフロン(登
録商標)膜や多孔質ポリエチレンに接着剤を用いて繊維
基材とラミネートした布帛、ポリウレタン樹脂よりなる
微多孔質皮膜を湿式凝固法により形成し被覆した布帛
(特公昭60−47955号公報、特開平8−3876
号公報)、あるいは溶媒不溶性のアミノ樹脂または二酸
化ケイ素を混合したポリウレタン、アクリル系共重合
体、シリコーン樹脂を繊維基材上に乾式コーティングに
て皮膜形成した布帛(特公昭62−53632号公報、
特開平8−209541号公報)等がある。
た従来のコーティング布帛は、何れも以下のような実用
上の問題を抱えている。即ち、ラミネート布帛では、接
着剤を使用して繊維基材とラミネートするため、得られ
た布帛の風合いが非常に硬く、加工に要するコストも高
い。
微多孔質皮膜を被覆する布帛では、その加工工程におい
て凝固槽内に水混和性有機溶剤が混入するため、この溶
剤を蒸留回収するための手間と費用が嵩み、また凝固槽
の温度管理条件の幅が狭い、あるいは加工速度が遅いな
どの問題があった。
酸化ケイ素を混合したポリウレタン、アクリル系共重合
体、シリコーン樹脂による乾式コーティング透湿性布帛
については、一般の繊維加工用ポリウレタン樹脂を用い
ると、該樹脂の粘性がニュートン粘性を示すため、繊維
基材に樹脂溶液を塗布してコーティング布帛を得るさい
に、繊維密度の低い基布を用いると、樹脂溶液が基布を
通り抜ける、所謂裏漏れ現象が発生する。また、凹凸感
のある基布を用いると、凸部と凹部で塗着量が大きく異
なるため、諸物性にバラツキが生じる。さらには、加工
時の裏漏れ現象を基布の選定によって解消しても、フロ
ーティングナイフ等によるコーティング時にコーターの
裏面に塗工配合液が回り込み、これが製品である加工布
帛上に恰も異物のように点状あるいはスジ状にムラとな
って発生する、所謂刃モレ現象が生じる。
レタン樹脂を用いる場合、これに混合するアミノ樹脂、
二酸化ケイ素を選択することによって塗工樹脂溶液の粘
性を多少シキソトロピー性を有する非ニュートン粘性に
変えることも可能であるが、アミノ樹脂、二酸化ケイ素
などの混合量が多くなって、得られた布帛の洗濯耐久性
が劣るという問題がある。
形成成分として用いた場合には、樹脂溶液の粘性も非ニ
ュートン粘性となり、ソフトな風合いの布帛を得ること
ができるが、この布帛を用いて衣料に加工する際に、ミ
シン縫製時にできた針の孔を塞ぎ、耐水性を保持する目
的で使用するシームテープがアクリル系共重合体を皮膜
形成成分とするコーティング布帛には接着しないという
問題がある。
コーティング布帛の問題点を解消して、良好な耐水圧、
透湿性を有し風合いも柔らかく、加工時の裏漏れ現象、
刃モレ現象もなく、安価で高速に、かつ大量に生産可能
な乾式透湿性コーティング布帛を、従来とは異なる素材
と手段によって提供することを目的とするものである。
湿性コーティング布帛の製造方法は、分子内に水酸基お
よび/またはアミノ基を合わせて2個有する多官能性単
量体および分子内に水酸基および/またはアミノ基を合
わせて3個以上有する多官能性単量体と有機ジイソシア
ネートとよりなる親水性ポリウレタン樹脂の有機溶剤溶
液を繊維基材の少なくとも片面に塗布し、乾燥すること
を特徴とする。
項1に記載の製造方法において、分子内に水酸基および
/またはアミノ基を合わせて3個以上有する多官能性単
量体を、分子内に水酸基および/またはアミノ基を合わ
せて2個有する多官能性単量体の0.1〜4.0モル%
用いることを特徴とするものである。
透湿性コーティング布帛を得るために、繊維基材に塗工
する親水性ポリウレタン樹脂溶液の製造において、有機
ジイソシアネートと反応させる単量体として、分子内に
水酸基および/またはアミノ基を合わせて2個有する多
官能性単量体と、分子内に水酸基および/またはアミノ
基を合わせて3個以上有する多官能性単量体とを併用す
ることによって、親水性ポリウレタン樹脂に枝分かれ構
造を形成させて非ニュートン粘性の樹脂溶液が得られる
ようにしたものであり、その結果この非ニュートン粘性
の樹脂溶液を塗工したコーティング布帛が良好な透湿防
水性能を有し、かつ加工適性にすぐれたものとすること
ができるのである。
るに当たって、樹脂溶液の繊維基材への塗工直後から乾
燥のために乾燥機に入れるまでに、従来のニュートン粘
性のポリウレタン樹脂溶液であれば、塗工機のコーティ
ングヘッドで基布に対して受ける圧力、基布を構成する
繊維の毛細管現象およびコーティング面から基布面に垂
直に受ける重力により、ポリウレタン樹脂溶液が基布を
通り抜ける、所謂裏漏れ現象が発生する。また、裏漏れ
現象が発生しなくても基布への樹脂溶液の浸透は、従来
のニュートン粘性のポリウレタン樹脂溶液の場合大き
く、このために布帛の風合いの低下や透湿度の低下をも
たらすのである。
よって解消しても、フローティングナイフ等によるコー
ティング時にコーターの裏面に塗工配合液が回り込み、
これが製品である加工布帛上に恰も異物のように点状あ
るいはスジ状にムラとなって発生する、所謂刃モレ現象
がニュートン粘性のポリウレタン樹脂溶液の場合には多
発する。
量体成分を用いて得た、ポリマーの分枝度が高く、非ニ
ュートン粘性を示す親水性ポリウレタン樹脂溶液による
場合には、その粘性により基布を通り抜けることはな
く、従って裏漏れ、風合いの低下、透湿度の低下等の恐
れはない。また、樹脂溶液を塗工する際の刃モレ現象も
なく、生産性の良好な加工布帛を安定して生産すること
ができる。
性ポリウレタン樹脂溶液を単量体成分の1つとして分子
内に水酸基および/またはアミノ基を3個以上有する多
官能性単量体を用いて非ニュートン粘性を示すものとし
たことによって、ポリマー自体の分枝による架橋密度の
増大およびミクロな意味での分子間および基布繊維への
絡みの程度が従来の親水性ポリウレタン樹脂溶液よりす
ぐれていることによるものである。
n (S:ずり応力、μ:非ニュートン粘性係数、D:ず
り速度、n:非ニュートン粘性指数で1>n>0)で与
えられる非ニュートン粘性を示すとされているが、これ
はワイゼンベルグ効果、シキソトロピー、粘弾性などの
効果が加わるため、その測定は複雑で、かつ困難であ
る。この発明では、非ニュートン粘性を数値化するため
にシキソトロピックインデックス(Thixotrop
ic Index)による測定値(以下TI値という)
を採用した。
変えて粘度を測定し、両者の比を算出することにより行
うものであるが、この発明ではBH型回転粘度計(東京
計器社製)を用い、一定液温下(30°C)、No.7
のローターで回転数2および20のそれぞれの粘度を測
定し、両者の比をTI値とした。
粘性を有する親水性ポリウレタン樹脂溶液のTI値は、
1.10〜2.00、好ましくは1.15〜1.50の
範囲であることがわかった。これは、TI値が2.00
より大きい時は液安定性、液粘性、溶媒に対する溶解性
が劣って、均一な樹脂溶液を得ることが困難となり、ま
た1.10より小さい場合には、この発明で必要とする
非ニュートン粘性が得られていないこととなり、上記し
た性能の乾式透湿性コーティング布帛を得ることが困難
である。
TI値が1.10〜2.00となる親水性ポリウレタン
樹脂溶液を得るための構成成分としては、有機ジイソシ
アネートと反応せしめる単量体として、分子内に水酸基
および/またはアミノ基を2個有する多官能性単量体
と、分子内に水酸基および/またはアミノ基を3個以上
有する多官能性単量体とを用いることである。
性単量体としては、平均分子量400〜4000の親水
性の大きなポリアルキレンエーテルグリコール、末端に
水酸基を有するポリエステルポリオール、ポリε−カプ
ロラクトンポリオールまたはポリカーボネートジオール
などの単独または混合物が用いられる。そして、親水性
の大きなポリアルキレンエーテルグリコールとしては、
ポリエチレングリコール、あるいはポリテトラメチレン
エーテルグリコールやポリプロピレングリコールなどに
エチレンオキサイドを共重合して得られる両末端に水酸
基を有する平均分子量400〜5000のポリエーテル
ポリオールなどが挙げられる。
しては、ジエチレングリコールなどの親水性の強いアル
キレングリコール成分と、飽和ジカルボン酸類を脱水縮
合して両末端が水酸基となるように反応したもの等が用
いられる。
用いることができるポリアルキレンエーテルグリコール
あるいはポリエステルポリオールとしては、以下のもの
が挙げられる。
としては、ポリテトラメチレンエーテルグリコール、ポ
リプロピレングリコール、グリセリンプロピレンオキシ
ド付加物、ビニルモノマーグラフト化ポリエーテルポリ
オール等があり、またポリエステルポリオールとして
は、エチレングリコール、ブチレングリコール、ヘキシ
レングリコール、ジプロピレングリコール、ネオペンチ
ルグリコール等のアルキレングリコール類と、コハク
酸、グルタール酸、アジピン酸、セバシン酸、マレイン
酸、フマール酸、フタル酸、トリメリット酸等のカルボ
ン酸類とを、末端がヒドロキシル基となるように反応し
て得られるものがよい。
量体としては、テトラメチレンジアミン、エチレンジア
ミン、ヘキサメチレンジアミン等が挙げられる。
3個以上有する多官能性単量体としては、グリセリン、
ペトリオール、トリメチロールプロパン、ペンタエリス
リトール、トリエタノールアミン等の多価アルコール
類、イミノビスプロピルアミン、トリエチレンテトラミ
ン、ジエチルトリアミン等の多価アミン類、ジエタノー
ルアミン、アミノエチルエタノールアミン、ヒドロキシ
エチレンジアミン等のアルコールとアミンが分子内に共
存するものが挙げられる。
ル、ポリエステルポリオール組成中の一部が分枝し、有
機ジイソシアネート反応可能な水酸基および/またはア
ミノ基を分子中に3個以上有するものも使用可能であ
る。そして、これらは単独または混合して使用すること
もできる。
または2,6−トルイレンジイソシアネート(TD
I)、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート
(MDI)、1,5−ナフタレンジイソシアネート、キ
シリレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネー
ト(IPDI)等の芳香族系ジイソシアネート、1,6
−ヘキサメチレンジイソシアネート、4,4′−ジシク
ロヘキシルメタンジイソシアネート(H12MDI)、3
−イソシアネートメチル−3,3,5′−トリメチルシ
クロヘキシルジイソシアネート、2,6−ジイソシアネ
ートメチルカプロエート等の脂肪族系ジイソシアネート
等があり、これらは単独あるいは混合して使用できる。
親水性ポリウレタン樹脂は、上記した成分を末端にイソ
シアネート基が残存しないように配合、反応して300
00〜120000の範囲の平均分子量が得られるもの
が望ましく、分子内に水酸基および/またはアミノ基を
3個以上有する単量体の量は、分子内に水酸基および/
またはアミノ基を2個有する単量体の0.1〜4.0モ
ル%とすることが好ましい。これは、分子内に水酸基お
よび/またはアミノ基を3個以上有する単量体の量が
4.0モル%より多いと、得られる樹脂溶液の液安定
性、液粘性、溶媒に対する溶解性に欠けて均一な樹脂溶
液を得ることが難しく、また1.0モル%より少ない場
合には、この発明で特徴とするTI値が1.10〜2.
00の非ニュートン粘性の樹脂溶液を得ることが困難と
なるためである。
ートとの反応においては、必要に応じてヒドラジン、エ
チレンジアミン、テトラメチレンジアミン、水、ピペラ
ジン、イソホロンジアミン、エチレングリコール、ブチ
レングリコール、ヘキシレングリコール、ジエチレング
リコール、ジプロピレングリコール、ネオペンチルグリ
コール等を単独または混合して鎖延長剤として用いるこ
とができる。
脂を得る際に有機溶剤としては、メチルエチルケトン
(MEK)、ジメチルホルムアミド(DMF)、トルエ
ン、キシレン、イソプロピルアルコール、sec−ブチ
ルアルコール、tert−ブチルアルコール、シクロヘ
キサノン、テトラヒドロフラン、酢酸エチル等を単独ま
たは混合して使用すればよい。
造においては、耐水圧、透湿度、面ブロッキング性等の
性能をより向上させるために、必要に応じて動植物を原
料としたポリペプチドパウダー、コラーゲンパウダー、
ゼラチンパウダー等の有機物粉末、あるいは親水性シリ
カパウダー等の無機物粉体、さらにセルロースアセテー
ト、セルロースアセテートブチレート、セルロースアセ
テートプロピオネート等のセルロースエステル類やセル
ロースエーテル類のセルロース誘導体をそれぞれ単独ま
たは混合して用いればよい。
めには、添加剤として多官能性ポリイソシアネート(例
えば、日本ポリウレタン工業社製、コロネートHXまた
はHL)が用いられる。
水性ポリウレタン樹脂溶液を繊維基材に塗布するには、
フローティングナイフコーター、ロールナイフコーター
などの通常のコーティング法を用いればよく、その塗膜
厚は5〜100μmが適当である。
乾式透湿性コーティング布帛には、耐水圧の向上をはか
るために通常撥水剤処理が施されるが、パラフィン系、
シリコーン系、フッ素系等の撥水剤を用途に応じて適宜
選択してバッティング法、コーティング法、スプレー法
などで行えばよい。
ーティング布帛は、透湿性、耐水圧を有し、風合いが柔
軟で引き裂き強度も大きいことから、ゴルフウエア、ス
キーウエア等のスポーツウエアや防寒衣、雨衣、作業衣
など非常に広範囲の用途に好適である。
るが、これらの実施例はこの発明を何ら限定するもので
はない。なお、実施例中の部数はすべて重量部である。
ポリエチレングリコール630部、両末端にヒドロキシ
ル基を有する平均分子量1000のポリテトラメチレン
エーテルグリコール610部、エチレングリコール71
部、トリエタノールアミン4.5部、トリエチレンテト
ラミン0.05部を反応容器に秤取し、窒素気流下で均
一に混合したのち、これに4,4′−ジフェニルメタン
ジイソシアネート(MDI)500部、ジメチルホルム
アミド(DMF)903部、トルエン908部を加えて
70°Cで6時間の加熱を行い、増粘とともにメチルエ
チルケトン(MEK)を2420部を加えて30%濃度
の親水性ポリウレタン樹脂溶液を得た。
ついて、30°Cでの粘度をBH型粘度計、No.7ロ
ーターにて測定したところ、回転数20において580
00mPa・s、回転数2において84000mPa・
sが得られ、この値からTI値1.45の非ニュートン
粘性を有する樹脂溶液であることが認められた。
に多官能性ポリイソシアネート(日本ポリウレタン工業
社製、コロネートHX)1部、MEK30部を加えてコ
ーティング液を調製した。
(タフタ)にフッ素系撥水剤エマルジョンの1%水溶液
でバッティング処理を行い、160°Cで1分間熱処理
を行った。次いで、撥水処理した基材上に、上記で得た
コーティング液をフローティングナイフコーターにて3
5g/m2 (wet)塗布したのち、120°Cの乾燥
機で2分間乾燥した。その後、フッ素系撥水剤エマルジ
ョンの5%水溶液でバッティング処理を行い、160°
Cで3分間熱処理を行ってこの発明の乾式透湿性コーテ
ィング布帛を得た。
ポリテトラメチレンエーテルグリコールにエチレンオキ
サイド基をモル比で等量共重合して得たポリエーテルポ
リオール150部、両末端にヒドロキシル基を有する平
均分子量3000のポリエチレングリコール150部、
両末端および分子内にヒドロキシル基を有する平均分子
量3000のエチレンペトリオールアジペート7.5
部、グリセリン1.1部、1,4−ブタンジオール3
4.7部を反応容器に秤取し、窒素気流下で均一に混合
した。
00部、トルエン300部を加え、70°Cで6時間加
熱を行い、増粘とともにMEK470部を加えて30%
濃度の親水性ポリウレタン樹脂溶液を得た。
30°Cでの粘度を実施例1と同様にして測定したとこ
ろ、回転数20において71000mPa・s、回転数
2において133000mPa・sが得られ、この値か
らTI値1.87の非ニュートン粘性を有する樹脂溶液
であることが認められた。この樹脂溶液を用い、実施例
1と同じ処理工程にて乾式透湿性コーティング布帛を得
た。
ポリエチレングリコール785部、ポリブチレンエチレ
ンアジペート785部、エチレングリコール12.4
部、トリメチロールプロパン2.0部、4,4′−ジシ
クロヘキシルメタンジイソシアネート524部を反応容
器に秤取し、窒素気流下で均一に混合した。110°C
で2.5時間加熱撹拌したのち、イソホロンジアミン1
70部、DMF1595部、トルエン1063部、ME
K1595部、酢酸エチル1063部を加えて30°C
で1時間撹拌し、30%濃度の親水性ポリウレタン樹脂
溶液を得た。
Cでの粘度を実施例1と同様にして測定したところ、回
転数20において63000mPa・s、回転数2にお
いて70000mPa・sが得られ、この値からTI値
1.11の非ニュートン粘性を有する樹脂溶液であるこ
とが認められた。この樹脂溶液を用い、実施例1と同じ
処理工程にて乾式透湿性コーティング布帛を得た。
液100部に、平均粒径5μmの不溶化ポリペプチドパ
ウダー6部、多官能性ポリイソシアネート(日本ポリウ
レタン工業社製、コロネートHX)1部、MEK30部
を加えてコーティング液を調製した。そして、このコー
ティング液を用いて実施例1と同じ処理工程にて乾式透
湿性コーティング布帛を得た。
ポリエチレングリコール630部、両末端にヒドロキシ
ル基を有する平均分子量1000のポリテトラメチレン
エーテルグリコール610部、エチレングリコール73
部を反応容器に秤取し、窒素気流下で均一に混合した。
この混合液にMDI500部、DMF908部、トルエ
ン908部を加え、70°Cで6時間加熱した。増粘と
ともにMEK2420部を加えて30%濃度の親水性ポ
リウレタン樹脂溶液を得た。
Cでの粘度を実施例1と同じようにして測定したとこ
ろ、回転数20において82000mPa・s、回転数
2において84500mPa・sが得られ、この値から
TI値1.03の非ニュートン粘性を有する樹脂溶液で
あることが認められた。この樹脂溶液を用い、実施例1
と同じ処理工程にて乾式透湿性コーティング布帛を得
た。
ポリテトラメチレンエーテルグリコールにエチレンオキ
サイド基をモル比で等量共重合して得たポリエーテルポ
リオール150部、両末端にヒドロキシル基を有する平
均分子量3000のポリエチレングリコール150部、
トリメチロールプロパン3.0部、1,4−ブタンジオ
ール34.0部を反応容器に秤取し、窒素気流下で均一
に混合した。この混合液にMDI125部、DMF30
0部、トルエン300部を加え、70°Cで6時間加熱
した。増粘とともにMEK470部を加えて30%濃度
の親水性ポリウレタン樹脂溶液を得た。
Cでの粘度を実施例1と同じようにして測定したとこ
ろ、回転数20において30000mPa・s、回転数
2において77400mPa・sが得られ、この値から
TI値2.58の非ニュートン粘性を有する樹脂溶液で
あることが認められた。この樹脂溶液を用い、実施例1
と同じ処理工程にて乾式透湿性コーティング布帛を得
た。
た乾式透湿性コーティング布帛について、透湿度、耐水
圧などの性能測定、および加工適性として10m/分の
塗工速度における塗工の均一性、刃モレの有無、裏漏れ
現象の有無についての評価を行ったところ、表1に示す
結果が得られた。
カルシウム法(A−1法)、および酢酸カリウム法(B
−1法)に準じて測定して得た値を24h当りに換算し
た数値として示した。また、耐水圧はJIS L 10
92 B法(高水圧法)に準じて行ったものである。
の方法により得られた乾式透湿性コーティング布帛は、
透湿性防水布帛として良好な透湿度を有しているととも
に、樹脂溶液の繊維基材への塗工性もよく、かつ塗工時
の裏漏れ現象、刃モレ現象も全く認められなかった。
繊維基材への塗工時に裏漏れ現象、刃モレ現象が見ら
れ、また比較例2で得た樹脂溶液は粘性が大きすぎて塗
工時のムラが顕著であり均一塗工性が欠如していた。
ポリウレタン樹脂溶液を得るに当たって、有機ジイソシ
アネートと反応させる単量体として分子内に水酸基およ
び/またはアミノ基を合わせて2個有する多官能性単量
体と、分子内に水酸基および/またはアミノ基を合わせ
て3個以上有する多官能性単量体とを併用することによ
って、親水性ポリウレタン樹脂に枝分かれ構造を形成さ
せて非ニュートン粘性の樹脂溶液が得られるようにした
ものであり、その結果この非ニュートン粘性の樹脂溶液
を塗工したコーティング布帛が良好な透湿防水性能を有
し、かつ加工適性にすぐれたスポーツウエアや防寒衣、
雨衣等に好適な乾式透湿性コーティング布帛を得ること
ができるのである。
Claims (2)
- 【請求項1】 分子内に水酸基および/またはアミノ基
を合わせて2個有する多官能性単量体および分子内に水
酸基および/またはアミノ基を合わせて3個以上有する
多官能性単量体と有機ジイソシアネートとよりなる親水
性ポリウレタン樹脂の有機溶剤溶液を繊維基材の少なく
とも片面に塗布し、乾燥することを特徴とする乾式透湿
性コーティング布帛の製造方法。 - 【請求項2】 分子内に水酸基および/またはアミノ基
を合わせて3個以上有する多官能性単量体を、分子内に
水酸基および/またはアミノ基を合わせて2個有する多
官能性単量体の0.1〜4.0モル%用いることを特徴
とする請求項1に記載の乾式透湿性コーティング布帛の
製造方法。
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2001
- 2001-12-26 JP JP2001393718A patent/JP2003201675A/ja active Pending
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