JP2003201752A - 屋根板取り付け金具、屋根構造 - Google Patents
屋根板取り付け金具、屋根構造Info
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Landscapes
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】折板と称する金属製の屋根板の取り付けが、強
固な固定状態を得ながらも、容易で合理的に行えるよう
にすること。 【解決手段】屋根板5の立ち上がり部5bにおける下部
に形成した係合部6に係止する係止爪4を、下地材2上
に固定する本体フレーム7に設けた屋根板取り付け金具
3であって、上記係止爪4を、上記本体フレーム7とは
別体の係止爪部材8の取り付けで形成するとともに、上
記係止爪部材8を本体フレーム7に対して、取り付ける
屋根板5の傾斜に追従して回転可能に取り付けた屋根板
取り付け金具3。
固な固定状態を得ながらも、容易で合理的に行えるよう
にすること。 【解決手段】屋根板5の立ち上がり部5bにおける下部
に形成した係合部6に係止する係止爪4を、下地材2上
に固定する本体フレーム7に設けた屋根板取り付け金具
3であって、上記係止爪4を、上記本体フレーム7とは
別体の係止爪部材8の取り付けで形成するとともに、上
記係止爪部材8を本体フレーム7に対して、取り付ける
屋根板5の傾斜に追従して回転可能に取り付けた屋根板
取り付け金具3。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、折板と称する金
属製の屋根板を下地材の上に取り付けるための屋根板取
り付け金具に関する。
属製の屋根板を下地材の上に取り付けるための屋根板取
り付け金具に関する。
【0002】
【従来の技術】上述のような屋根板には、その取り付け
のための構造に様々なものがある。例えば実公昭57−
53773号に開示されているように、斜めに立ち上が
る立ち上がり部における上部に、断面略く字状の係合部
を、外側に膨出形成したものがある。
のための構造に様々なものがある。例えば実公昭57−
53773号に開示されているように、斜めに立ち上が
る立ち上がり部における上部に、断面略く字状の係合部
を、外側に膨出形成したものがある。
【0003】このような屋根板を取り付ける取り付け金
具は、屋根板の断面形状に合わせて、水平な固定部の端
から斜め上方に立ち上がる立ち上がり部を設け、ハ字形
に並ぶこれら立ち上がり部同士の上端を受け部で連結し
た形状であり、帯状の金属板を折曲して形成している。
そして、上記立ち上がり部の上部には、屋根板を係止す
るための係止爪を切り起こして形成している。
具は、屋根板の断面形状に合わせて、水平な固定部の端
から斜め上方に立ち上がる立ち上がり部を設け、ハ字形
に並ぶこれら立ち上がり部同士の上端を受け部で連結し
た形状であり、帯状の金属板を折曲して形成している。
そして、上記立ち上がり部の上部には、屋根板を係止す
るための係止爪を切り起こして形成している。
【0004】このような構造の屋根板と取り付け金具を
用いると、比較的強固な取り付け状態が得られるのでよ
い。
用いると、比較的強固な取り付け状態が得られるのでよ
い。
【0005】しかし、このように係止爪を切り起こして
形成すると、係止爪と立ち上がり部の位置関係は一定で
あり、変化しようがない。
形成すると、係止爪と立ち上がり部の位置関係は一定で
あり、変化しようがない。
【0006】このため、屋根は一般に棟から軒にかけて
傾斜している関係上、取り付け金具を固定する下地材の
上面が傾斜していない場合には、予め他の部材を取り付
けて傾斜面を傾斜させてから取り付ける必要があった。
しかし、この作業は面倒であり、工期の長期化につなが
るとともに、間違いがあった場合にはやり直しがしにく
い難点がある。
傾斜している関係上、取り付け金具を固定する下地材の
上面が傾斜していない場合には、予め他の部材を取り付
けて傾斜面を傾斜させてから取り付ける必要があった。
しかし、この作業は面倒であり、工期の長期化につなが
るとともに、間違いがあった場合にはやり直しがしにく
い難点がある。
【0007】また、もし屋根の勾配を無視して取り付け
を行えば、たとい屋根の勾配が極めて緩やかであったと
しても、屋根板に無理が掛かり、強固な取り付け状態が
得られない。
を行えば、たとい屋根の勾配が極めて緩やかであったと
しても、屋根板に無理が掛かり、強固な取り付け状態が
得られない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこでこの発明は、強
固な固定状態を得ながらも、容易で合理的な葺き上げが
できるようにすることを主たる課題とする。
固な固定状態を得ながらも、容易で合理的な葺き上げが
できるようにすることを主たる課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】そのための手段は、屋根
板の立ち上がり部における下部に形成した係合部に係止
する係止爪を、下地材上に固定する本体フレームに設け
た屋根板取り付け金具であって、上記係止爪を、上記本
体フレームとは別体の係止爪部材の取り付けで形成する
とともに、上記係止爪部材を本体フレームに対して、取
り付ける屋根板の傾斜に追従して回転可能に取り付けた
屋根板取り付け金具であることを特徴とする。
板の立ち上がり部における下部に形成した係合部に係止
する係止爪を、下地材上に固定する本体フレームに設け
た屋根板取り付け金具であって、上記係止爪を、上記本
体フレームとは別体の係止爪部材の取り付けで形成する
とともに、上記係止爪部材を本体フレームに対して、取
り付ける屋根板の傾斜に追従して回転可能に取り付けた
屋根板取り付け金具であることを特徴とする。
【0010】すなわち、屋根の葺き上げは、まず下地材
上の所定位置に本体フレームを固定する。このとき、下
地材の上面が屋根の勾配に合わせて傾斜しているか否か
を考慮する必要はない。つづいて屋根板を乗せて、屋根
板の係合部を上記係止爪部材に係止する。係止爪部材は
本体フレームに対して回転可能であるので、この係止
は、屋根板を乗せるだけでよく、係止爪部材が係合部を
係止したとき、係止爪部材は、屋根の勾配に対応するよ
うに回転している状態となる。上記係止により、屋根板
の取り付けは完了する。
上の所定位置に本体フレームを固定する。このとき、下
地材の上面が屋根の勾配に合わせて傾斜しているか否か
を考慮する必要はない。つづいて屋根板を乗せて、屋根
板の係合部を上記係止爪部材に係止する。係止爪部材は
本体フレームに対して回転可能であるので、この係止
は、屋根板を乗せるだけでよく、係止爪部材が係合部を
係止したとき、係止爪部材は、屋根の勾配に対応するよ
うに回転している状態となる。上記係止により、屋根板
の取り付けは完了する。
【0011】ここで用いる屋根板には、立ち上がり部に
おける下部に形成した係合部に、緩衝部を連設した構造
のものを用いるとよい。つまり、立ち上がり部に対し断
面三角形状の溝を形成することで、上記溝の上側の内面
側に上記係合部を形成し、また、該係合部の下端に、係
合部に対して鋭角で連結されるとともに立ち上がり部に
対しては鈍角で連結される上記緩衝部を形成するとよ
い。このような屋根板では、負圧が作用した時に屋根板
の下部、すなわち平坦部や立ち上がり部に上方へ向けて
の変形が起こるが、係合部が立ち上がり部の下部に形成
されているので、平坦部や立ち上がり部の変形を小さい
段階で抑えることができ、係合部に伝えにくくすること
ができる。また、このように立ち上がり部の変形が小さ
いので、係合した馳締部が開いてしまうことも阻止でき
る。その上、屋根板の係合部の下には、立ち上がり部に
おける係合部よりも下側の変形を伝達しない緩衝部を形
成したので、上記効果をより一層向上することができ
る。
おける下部に形成した係合部に、緩衝部を連設した構造
のものを用いるとよい。つまり、立ち上がり部に対し断
面三角形状の溝を形成することで、上記溝の上側の内面
側に上記係合部を形成し、また、該係合部の下端に、係
合部に対して鋭角で連結されるとともに立ち上がり部に
対しては鈍角で連結される上記緩衝部を形成するとよ
い。このような屋根板では、負圧が作用した時に屋根板
の下部、すなわち平坦部や立ち上がり部に上方へ向けて
の変形が起こるが、係合部が立ち上がり部の下部に形成
されているので、平坦部や立ち上がり部の変形を小さい
段階で抑えることができ、係合部に伝えにくくすること
ができる。また、このように立ち上がり部の変形が小さ
いので、係合した馳締部が開いてしまうことも阻止でき
る。その上、屋根板の係合部の下には、立ち上がり部に
おける係合部よりも下側の変形を伝達しない緩衝部を形
成したので、上記効果をより一層向上することができ
る。
【0012】なお、上記本体フレームの頂面は、上へ凸
に、前後方向に沿って湾曲して形成するとよい。傾斜し
た屋根板を、傷つけたりせずに支持できる。
に、前後方向に沿って湾曲して形成するとよい。傾斜し
た屋根板を、傷つけたりせずに支持できる。
【0013】また、係止爪部材における屋根板に接触す
る先端部は、回転中心を中心にして比較的短い寸法に設
定したり、角を湾曲したりしておくと、係止爪部材の外
側面が傾いていても回転したときに係止爪部材の先端部
が突出する量を抑えることができるので、確実な係止が
行え、屋根板との接触部分も広く取れてよい。強固な固
定に貢献できる。
る先端部は、回転中心を中心にして比較的短い寸法に設
定したり、角を湾曲したりしておくと、係止爪部材の外
側面が傾いていても回転したときに係止爪部材の先端部
が突出する量を抑えることができるので、確実な係止が
行え、屋根板との接触部分も広く取れてよい。強固な固
定に貢献できる。
【0014】さらに、前記係止爪部材の取り付けは、段
付きボルトまたは段付きリベットを用いて行うと比較的
簡単に、そして安価に製造できるとともに、回転がボル
トやリベットを中心にして行えるので、係止爪部材の回
転も円滑である。別の手段は、前記屋根板取り付け金具
を用いた屋根構造であることを特徴とする。
付きボルトまたは段付きリベットを用いて行うと比較的
簡単に、そして安価に製造できるとともに、回転がボル
トやリベットを中心にして行えるので、係止爪部材の回
転も円滑である。別の手段は、前記屋根板取り付け金具
を用いた屋根構造であることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】この発明の一実施の形態を、以下
図面を用いて説明する。図1は、屋根1の構造を示す断
面図であり、この屋根1は、下地材2の上に固定した屋
根板取り付け金具3(以下、金具という)の係止爪4
に、金属製の屋根板5(折板)の係合部6を係止すると
ともに、隣接する屋根板5同士を馳締して結合し、葺き
上げる。
図面を用いて説明する。図1は、屋根1の構造を示す断
面図であり、この屋根1は、下地材2の上に固定した屋
根板取り付け金具3(以下、金具という)の係止爪4
に、金属製の屋根板5(折板)の係合部6を係止すると
ともに、隣接する屋根板5同士を馳締して結合し、葺き
上げる。
【0016】まず、屋根板5は、図2に示したように、
全体として左右方向の中間部に適宜幅の平坦部5aを形
成し、この平坦部5aの両側から、外側斜め上方に向け
て立ち上がり部5b,5bを立ち上げるとともに、これ
ら立ち上がり部5bの上端から外側に向けて水平に頂部
5cを延設し、これら頂部5cの先端から、隣接する別
の屋根板5との間で相互に係止可能な馳締部5d,5e
を立設した形状である。そして上記立ち上がり部5b,
5bの下部側には、上記係合部6と緩衝部5fを形成し
ている。つまり、立ち上がり部5b,5bに対し断面三
角形状の溝を形成することで、上記溝の上側の内面側に
上記係合部6を形成し、また、該係合部6の下端に、係
合部6に対して鋭角αで連結されるとともに立ち上がり
部5bに対して鈍角βで連結される上記緩衝部5fを形
成している。
全体として左右方向の中間部に適宜幅の平坦部5aを形
成し、この平坦部5aの両側から、外側斜め上方に向け
て立ち上がり部5b,5bを立ち上げるとともに、これ
ら立ち上がり部5bの上端から外側に向けて水平に頂部
5cを延設し、これら頂部5cの先端から、隣接する別
の屋根板5との間で相互に係止可能な馳締部5d,5e
を立設した形状である。そして上記立ち上がり部5b,
5bの下部側には、上記係合部6と緩衝部5fを形成し
ている。つまり、立ち上がり部5b,5bに対し断面三
角形状の溝を形成することで、上記溝の上側の内面側に
上記係合部6を形成し、また、該係合部6の下端に、係
合部6に対して鋭角αで連結されるとともに立ち上がり
部5bに対して鈍角βで連結される上記緩衝部5fを形
成している。
【0017】上記金具3は、本体フレーム7と、上記係
止爪4を有する係止爪部材8で構成している。本体フレ
ーム7は、帯状の金属板を折曲して形成し、上記屋根板
5の連結部分の下に収まる山形に形成している。すなわ
ち、左右両側部に固定片7aを設け、これら固定片7a
の内側縁から斜め上方に立ち上がる立ち上がり片7bを
延設する。そしてこれら立ち上がり片7bの上端同士を
受け片7cで連結する。受け片7cは、上面が上へ凸で
幅方向(前後方向)に湾曲する形に形成し、この受け片
7cと立ち上がり片7bの前後両側縁には、下に折曲さ
れ形態を補強する補強片7dを形成している。また、立
ち上がり片7bの下部から固定片7aにかけては、上へ
凸の補強リブ7eを設けている。
止爪4を有する係止爪部材8で構成している。本体フレ
ーム7は、帯状の金属板を折曲して形成し、上記屋根板
5の連結部分の下に収まる山形に形成している。すなわ
ち、左右両側部に固定片7aを設け、これら固定片7a
の内側縁から斜め上方に立ち上がる立ち上がり片7bを
延設する。そしてこれら立ち上がり片7bの上端同士を
受け片7cで連結する。受け片7cは、上面が上へ凸で
幅方向(前後方向)に湾曲する形に形成し、この受け片
7cと立ち上がり片7bの前後両側縁には、下に折曲さ
れ形態を補強する補強片7dを形成している。また、立
ち上がり片7bの下部から固定片7aにかけては、上へ
凸の補強リブ7eを設けている。
【0018】上記受け片7cにはまた、凹所7fを形成
し、この凹所7fに、位置決め金具9を固定している。
し、この凹所7fに、位置決め金具9を固定している。
【0019】位置決め金具9は、隣接する屋根板5の馳
締部5d,5e間に介在する垂直片9aと、該垂直片9
aを支える固定片9bとからなる。上記凹所7fは、固
定片9bを収めるのに充分な大きさと広さを有し、リベ
ット10で固定する。ボルトで行うも、溶接で固定する
もよい。また、固定位置は、垂直片9aが左右方向の中
間に位置するように設定する。
締部5d,5e間に介在する垂直片9aと、該垂直片9
aを支える固定片9bとからなる。上記凹所7fは、固
定片9bを収めるのに充分な大きさと広さを有し、リベ
ット10で固定する。ボルトで行うも、溶接で固定する
もよい。また、固定位置は、垂直片9aが左右方向の中
間に位置するように設定する。
【0020】上記係止爪部材8は、本体フレーム7の幅
寸法に近い、比較的幅狭に形成し、本体フレーム7の立
ち上がり部7bの下部に固定する。すなわち、立ち上が
り部7bの固定位置には四角い貫通孔7gを形成し、こ
の貫通孔7gを通して取り付ける係止爪部材8は、図4
に示したように、立ち上がり部7bに添う重合片8a
と、該重合片8aの下端縁から外方へ突出する突片8b
と、該突片8bの先端から斜め下方に延びる上記係止爪
4とを有する。そして上記重合片8aの中央には、丸い
貫通孔8cを形成し、該貫通孔8cを中心として重合片
8aが前後いずれの方向にも回転するようにしている。
寸法に近い、比較的幅狭に形成し、本体フレーム7の立
ち上がり部7bの下部に固定する。すなわち、立ち上が
り部7bの固定位置には四角い貫通孔7gを形成し、こ
の貫通孔7gを通して取り付ける係止爪部材8は、図4
に示したように、立ち上がり部7bに添う重合片8a
と、該重合片8aの下端縁から外方へ突出する突片8b
と、該突片8bの先端から斜め下方に延びる上記係止爪
4とを有する。そして上記重合片8aの中央には、丸い
貫通孔8cを形成し、該貫通孔8cを中心として重合片
8aが前後いずれの方向にも回転するようにしている。
【0021】重合片8aから突片8b、係止爪4にかけ
ては、左右両側縁に、下面側に折り曲がる折り曲げ片8
dを形成して強度の向上を図っているが、上記回転に際
して、重合片8aにおける折り曲げ片8dが本体フレー
ム7に当たらないように、長さ方向の上部と下部とが幅
広になるよう、プレス加工により変形しておく。全体を
幅広に形成しておくよりも、材料費の低減ができる上
に、上記変形により、重合片8aの強度はさらに高ま
る。
ては、左右両側縁に、下面側に折り曲がる折り曲げ片8
dを形成して強度の向上を図っているが、上記回転に際
して、重合片8aにおける折り曲げ片8dが本体フレー
ム7に当たらないように、長さ方向の上部と下部とが幅
広になるよう、プレス加工により変形しておく。全体を
幅広に形成しておくよりも、材料費の低減ができる上
に、上記変形により、重合片8aの強度はさらに高ま
る。
【0022】また、係止爪部材8の係止爪4の幅を、回
転中心を中心にして比較的短い寸法に設定したのは、傾
斜している係止爪4が回転したときに係止爪4が突出す
る量を抑えるためで、このことにより確実な係止が行
え、屋根板5との接触部分も広く取れ、強固な固定に貢
献できる。
転中心を中心にして比較的短い寸法に設定したのは、傾
斜している係止爪4が回転したときに係止爪4が突出す
る量を抑えるためで、このことにより確実な係止が行
え、屋根板5との接触部分も広く取れ、強固な固定に貢
献できる。
【0023】係止爪部材8の取り付けは、上記各貫通孔
7g,8cにボルトを挿通して行うが、そのボルトに
は、段付きボルト11を用いる。この段付きボルト11
の段部11aは、本体フレーム7と重合片8aの厚みを
合わせたより若干厚く設定し、下部に上記本体フレーム
7の貫通孔7gに嵌合する根角部11bを有している。
本体フレーム7に形成した貫通孔7gに下面側から段付
きボルト11を挿通して先の雄ねじ部11cにナット1
2を螺合すれば、係止爪部材8は回転可能な状態に取り
付けられる。
7g,8cにボルトを挿通して行うが、そのボルトに
は、段付きボルト11を用いる。この段付きボルト11
の段部11aは、本体フレーム7と重合片8aの厚みを
合わせたより若干厚く設定し、下部に上記本体フレーム
7の貫通孔7gに嵌合する根角部11bを有している。
本体フレーム7に形成した貫通孔7gに下面側から段付
きボルト11を挿通して先の雄ねじ部11cにナット1
2を螺合すれば、係止爪部材8は回転可能な状態に取り
付けられる。
【0024】以上のように構成した金具3を用いて屋根
1を葺き上げるには、まず、下地材2の上の所定位置に
金具3を固定する。固定は溶接で行えばよい。続いて、
屋根板5を下地材2に対して上から乗せ、屋根板5の立
ち上がり部5bの係合部6を、金具3の係止爪4で係止
する。下地材2の上に固定しただけの金具3では、その
係止爪部材8が図5に示したように、前後いずれの方向
にも回転可能な状態である。このため、屋根板5を乗せ
て係止するときには、係止爪部材8が自由に動く。つま
り、屋根板5を取り付けるときに必要な勾配に対応して
固定できる。
1を葺き上げるには、まず、下地材2の上の所定位置に
金具3を固定する。固定は溶接で行えばよい。続いて、
屋根板5を下地材2に対して上から乗せ、屋根板5の立
ち上がり部5bの係合部6を、金具3の係止爪4で係止
する。下地材2の上に固定しただけの金具3では、その
係止爪部材8が図5に示したように、前後いずれの方向
にも回転可能な状態である。このため、屋根板5を乗せ
て係止するときには、係止爪部材8が自由に動く。つま
り、屋根板5を取り付けるときに必要な勾配に対応して
固定できる。
【0025】図5中の仮想線5cは、屋根板5の傾きを
示し、この傾きに対応する角度、係止爪部材8が自動的
に傾き、屋根板5を係止する。金具3の固定に際して、
下地材2の上面の傾きを気にしないですむ上に、係止爪
部材8は前後いずれの方向にも回転するので、金具3の
前後の向きについてもその方向性を気にせず、簡易迅速
な固定作業が行える。また、本体フレーム7の受け片7
cの上面(頂面)は、上へ凸に、前後方向に沿って湾曲
して形成しているので屋根板5を傷つけたりせずに支持
できる。
示し、この傾きに対応する角度、係止爪部材8が自動的
に傾き、屋根板5を係止する。金具3の固定に際して、
下地材2の上面の傾きを気にしないですむ上に、係止爪
部材8は前後いずれの方向にも回転するので、金具3の
前後の向きについてもその方向性を気にせず、簡易迅速
な固定作業が行える。また、本体フレーム7の受け片7
cの上面(頂面)は、上へ凸に、前後方向に沿って湾曲
して形成しているので屋根板5を傷つけたりせずに支持
できる。
【0026】屋根板5を金具3に係止した後は、屋根板
5の馳締部5d,5e同士を相互に結合すればよい。
5の馳締部5d,5e同士を相互に結合すればよい。
【0027】このように、金具3の固定に際して下地材
2の傾きを考慮せずとも屋根の勾配に自動的に対応でき
るので、葺き上げ作業は簡単で、短時間に作業できる。
2の傾きを考慮せずとも屋根の勾配に自動的に対応でき
るので、葺き上げ作業は簡単で、短時間に作業できる。
【0028】また、屋根板5には、立ち上がり部5bに
おける下部に形成した係合部6に、緩衝部5fを連設し
た構造のものを用いているので、負圧が作用した時に屋
根板5の下部、すなわち平坦部5aや立ち上がり部5b
に上方へ向けての変形が起こるが、係合部6が立ち上が
り部5bの下部に形成されているので、平坦部5aや立
ち上がり部5bの変形を小さい段階で抑えることがで
き、係合部6に伝えにくくすることができる。また、こ
のように立ち上がり部6の変形が小さいので、係合した
馳締部5d,5eが開いてしまうことも阻止できる。そ
の上、屋根板5の係合部6の下には、立ち上がり部5b
における係合部6よりも下側の変形を伝達しない緩衝部
5fを形成したので、上記効果をより一層向上すること
ができる。
おける下部に形成した係合部6に、緩衝部5fを連設し
た構造のものを用いているので、負圧が作用した時に屋
根板5の下部、すなわち平坦部5aや立ち上がり部5b
に上方へ向けての変形が起こるが、係合部6が立ち上が
り部5bの下部に形成されているので、平坦部5aや立
ち上がり部5bの変形を小さい段階で抑えることがで
き、係合部6に伝えにくくすることができる。また、こ
のように立ち上がり部6の変形が小さいので、係合した
馳締部5d,5eが開いてしまうことも阻止できる。そ
の上、屋根板5の係合部6の下には、立ち上がり部5b
における係合部6よりも下側の変形を伝達しない緩衝部
5fを形成したので、上記効果をより一層向上すること
ができる。
【0029】また、係止爪部材8は本体フレーム7と別
体に形成しているので、各部材の構成を簡素にできる。
加工が容易であるとともに、コストを抑えることが可能
であって、取り付けは、段付きボルト11で行えばよ
く、組み立て作業は極めて容易で、安価に製造できる。
その上、回転が段付きボルト11を中心にして行えるの
で、係止爪部材8の回転も円滑である。
体に形成しているので、各部材の構成を簡素にできる。
加工が容易であるとともに、コストを抑えることが可能
であって、取り付けは、段付きボルト11で行えばよ
く、組み立て作業は極めて容易で、安価に製造できる。
その上、回転が段付きボルト11を中心にして行えるの
で、係止爪部材8の回転も円滑である。
【0030】図6、図7、図8は、他の例に係る金具3
の斜視図である。すなわち、図6の金具3は、係止爪部
材8を、前後両側縁に折り曲げ片8dを形成しないで形
成し、その代わりの補強に、上へ凸のリブ8eを、左右
両側部に形成している。図7の金具3も一枚の金属板で
形成しているが、係止爪部材8の係止爪4を、下からの
折り曲げで形成している。図8の金具3は、一枚の金属
板をプレス加工して、周囲に一体の3枚の壁を有する薄
い箱状に形成し、その前後両側縁に、係止爪4を形成し
ている。薄い箱状に形成することによって、強度の高い
係止爪部材8が得られる。いずれの係止爪4も、その角
部を丸く形成して、屋根板5との当たりを和らげてい
る。上記部位以外の部位については、先の説明の同一で
あるので、同一の符号を付して、詳しい説明は省略す
る。
の斜視図である。すなわち、図6の金具3は、係止爪部
材8を、前後両側縁に折り曲げ片8dを形成しないで形
成し、その代わりの補強に、上へ凸のリブ8eを、左右
両側部に形成している。図7の金具3も一枚の金属板で
形成しているが、係止爪部材8の係止爪4を、下からの
折り曲げで形成している。図8の金具3は、一枚の金属
板をプレス加工して、周囲に一体の3枚の壁を有する薄
い箱状に形成し、その前後両側縁に、係止爪4を形成し
ている。薄い箱状に形成することによって、強度の高い
係止爪部材8が得られる。いずれの係止爪4も、その角
部を丸く形成して、屋根板5との当たりを和らげてい
る。上記部位以外の部位については、先の説明の同一で
あるので、同一の符号を付して、詳しい説明は省略す
る。
【0031】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、屋根
板の取り付けに際しては、屋根板取り付け金具を所定位
置に固定した後、屋根板を乗せて、係合部を係止爪部材
に係止するだけでよい。すなわち、下地材の上面の傾斜
については一切考慮する必要がなく、下地材の上面を予
め傾ける作業も不要で、作業は簡易迅速に行え、工期の
短縮に貢献できる。また、係止爪部材は自動的に屋根の
勾配に追従して回転して屋根板の係止を行うので、屋根
板に無理をかけず、強固な固定状態を得られる。
板の取り付けに際しては、屋根板取り付け金具を所定位
置に固定した後、屋根板を乗せて、係合部を係止爪部材
に係止するだけでよい。すなわち、下地材の上面の傾斜
については一切考慮する必要がなく、下地材の上面を予
め傾ける作業も不要で、作業は簡易迅速に行え、工期の
短縮に貢献できる。また、係止爪部材は自動的に屋根の
勾配に追従して回転して屋根板の係止を行うので、屋根
板に無理をかけず、強固な固定状態を得られる。
【0032】また、係止爪部材は、本体フレームと別体
に形成したので、各部材の構成を簡素にできる。このた
め、加工が容易であるとともに、コストを抑えることが
できる。しかも、取り付けは、例えば段付きボルトや段
付きリベットで行えばよく、組み立て作業も容易であ
る。
に形成したので、各部材の構成を簡素にできる。このた
め、加工が容易であるとともに、コストを抑えることが
できる。しかも、取り付けは、例えば段付きボルトや段
付きリベットで行えばよく、組み立て作業も容易であ
る。
【図1】 屋根構造の断面図。
【図2】 屋根板の斜視図。
【図3】 屋根板取り付け金具の斜視図。
【図4】 屋根板取り付け金具の断面図。
【図5】 屋根板取り付け金具の作用状態を示す側面
図。
図。
【図6】 他の例に係る屋根板取り付け金具の斜視図。
【図7】 他の例に係る屋根板取り付け金具の斜視図。
【図8】 他の例に係る屋根板取り付け金具の斜視図。
1…屋根
2…下地材
3…屋根板取り付け金具
4…係止爪
5…屋根板
5b…立ち上がり部
6…係合部
7…本体フレーム
8…係止爪部材
11…段付きボルト
Claims (3)
- 【請求項1】屋根板の立ち上がり部における下部に形成
した係合部に係止する係止爪を、下地材上に固定する本
体フレームに設けた屋根板取り付け金具であって、上記
係止爪を、上記本体フレームとは別体の係止爪部材の取
り付けで形成するとともに、上記係止爪部材を本体フレ
ームに対して、取り付ける屋根板の傾斜に追従して回転
可能に取り付けた屋根板取り付け金具。 - 【請求項2】前記係止爪部材の取り付けを、段付きボル
トまたは段付きリベットを用いて行った請求項1に記載
の屋根板取り付け金具。 - 【請求項3】前記請求項1または請求項2に記載の屋根
板取り付け金具を用いた屋根構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002000364A JP2003201752A (ja) | 2002-01-07 | 2002-01-07 | 屋根板取り付け金具、屋根構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002000364A JP2003201752A (ja) | 2002-01-07 | 2002-01-07 | 屋根板取り付け金具、屋根構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003201752A true JP2003201752A (ja) | 2003-07-18 |
Family
ID=27640780
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002000364A Pending JP2003201752A (ja) | 2002-01-07 | 2002-01-07 | 屋根板取り付け金具、屋根構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003201752A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007247347A (ja) * | 2006-03-17 | 2007-09-27 | Sanko Metal Ind Co Ltd | 受金具 |
| JP2008255621A (ja) * | 2007-04-04 | 2008-10-23 | Nomizuya Sangyo:Kk | タイトフレーム |
| JP2011153487A (ja) * | 2010-01-28 | 2011-08-11 | Kawakami Bankin Kogyosho:Kk | 屋根材の係止部材及び施工構造 |
| JP2012172355A (ja) * | 2011-02-21 | 2012-09-10 | Jfe Galvanizing & Coating Co Ltd | 嵌合式折板屋根用受金具 |
| JP2015183487A (ja) * | 2014-03-26 | 2015-10-22 | シンコユニ株式会社 | 折板葺きの屋根構造 |
| JP6175173B1 (ja) * | 2016-09-20 | 2017-08-02 | 株式会社川上板金工業所 | 係止部材、及び折板屋根材の取付構造 |
-
2002
- 2002-01-07 JP JP2002000364A patent/JP2003201752A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007247347A (ja) * | 2006-03-17 | 2007-09-27 | Sanko Metal Ind Co Ltd | 受金具 |
| JP2008255621A (ja) * | 2007-04-04 | 2008-10-23 | Nomizuya Sangyo:Kk | タイトフレーム |
| JP2011153487A (ja) * | 2010-01-28 | 2011-08-11 | Kawakami Bankin Kogyosho:Kk | 屋根材の係止部材及び施工構造 |
| JP2012172355A (ja) * | 2011-02-21 | 2012-09-10 | Jfe Galvanizing & Coating Co Ltd | 嵌合式折板屋根用受金具 |
| JP2015183487A (ja) * | 2014-03-26 | 2015-10-22 | シンコユニ株式会社 | 折板葺きの屋根構造 |
| JP6175173B1 (ja) * | 2016-09-20 | 2017-08-02 | 株式会社川上板金工業所 | 係止部材、及び折板屋根材の取付構造 |
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