JP2003202040A - ディスクブレーキ装置 - Google Patents
ディスクブレーキ装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ディスクブレーキ装置において、回転制動時に
発生するブレーキ鳴きを上記従来例よりも簡素な構成で
抑制できるようにする。 【解決手段】ディスクロータ1の両側に跨る状態で車体
側に取り付けられるキャリパ2と、このキャリパ2に保
持されてディスクロータ1の両側面に対して個別に対向
配置される一対のブレーキパッド3,4と、キャリパ2
に内蔵されてブレーキパッド3,4をディスクロータ1
に対して押し付ける動作部5とを有し、ブレーキパッド
3,4に、回転制動時にブレーキパッド3,4と共に変
位してディスクロータ1に対して押し付けられることに
よりディスクロータ1の周方向うねりを矯正する矯正部
材10A〜10Dが付設されている。このように従来例
の油圧機構や加振装置に比べて単純な矯正部材10A〜
10Dでもって、回転制動時に発生するブレーキ鳴きを
低減させることができ、ローコスト化が可能となる。
発生するブレーキ鳴きを上記従来例よりも簡素な構成で
抑制できるようにする。 【解決手段】ディスクロータ1の両側に跨る状態で車体
側に取り付けられるキャリパ2と、このキャリパ2に保
持されてディスクロータ1の両側面に対して個別に対向
配置される一対のブレーキパッド3,4と、キャリパ2
に内蔵されてブレーキパッド3,4をディスクロータ1
に対して押し付ける動作部5とを有し、ブレーキパッド
3,4に、回転制動時にブレーキパッド3,4と共に変
位してディスクロータ1に対して押し付けられることに
よりディスクロータ1の周方向うねりを矯正する矯正部
材10A〜10Dが付設されている。このように従来例
の油圧機構や加振装置に比べて単純な矯正部材10A〜
10Dでもって、回転制動時に発生するブレーキ鳴きを
低減させることができ、ローコスト化が可能となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクブレーキ
装置に関する。
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ディスクブレーキ装置では、デ
ィスクロータの両側面に対して油圧によりブレーキパッ
ドを押し付ける構成である。
ィスクロータの両側面に対して油圧によりブレーキパッ
ドを押し付ける構成である。
【0003】なお、ブレーキパッドの動作は、一般的
に、油圧で制御するようになっているが、ブレーキパッ
ドをそれぞれ個別に押すようにしたキャリパ固定式や、
片方のブレーキパッドを押すことでその反力を利用して
残り他方のブレーキパッドを押すようにしたキャリパ浮
動式など、いろいろある。
に、油圧で制御するようになっているが、ブレーキパッ
ドをそれぞれ個別に押すようにしたキャリパ固定式や、
片方のブレーキパッドを押すことでその反力を利用して
残り他方のブレーキパッドを押すようにしたキャリパ浮
動式など、いろいろある。
【0004】上記ディスクブレーキ装置では、回転制動
時に、ブレーキ鳴きという異音が発生することがある。
このようなブレーキ鳴きの対策として、いろいろ考えら
れているが、例えば特開平7−332410号公報に示
すように、ブレーキパッドにおいてディスクロータの回
転方向上流側の領域に、制動時に接触する振動抑制装置
を設けたものがある。
時に、ブレーキ鳴きという異音が発生することがある。
このようなブレーキ鳴きの対策として、いろいろ考えら
れているが、例えば特開平7−332410号公報に示
すように、ブレーキパッドにおいてディスクロータの回
転方向上流側の領域に、制動時に接触する振動抑制装置
を設けたものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記ブレー
キ鳴きは、制動時に、ディスクロータとこのディスクロ
ータに押し当てられるブレーキパッドとが振動すること
により発生するのであるが、近年ではブレーキ鳴きの主
な原因がディスクロータの周方向のうねり(図6参照)
であると考えられるに至っている。にもかかわらず、上
記従来例では、ブレーキパッドの振動を抑制することに
より、ディスクロータを振動しにくくするようにしてお
り、ディスクロータの振動を直接減衰するものでないか
ら、ブレーキ鳴きの抑制効果が薄いと言える。
キ鳴きは、制動時に、ディスクロータとこのディスクロ
ータに押し当てられるブレーキパッドとが振動すること
により発生するのであるが、近年ではブレーキ鳴きの主
な原因がディスクロータの周方向のうねり(図6参照)
であると考えられるに至っている。にもかかわらず、上
記従来例では、ブレーキパッドの振動を抑制することに
より、ディスクロータを振動しにくくするようにしてお
り、ディスクロータの振動を直接減衰するものでないか
ら、ブレーキ鳴きの抑制効果が薄いと言える。
【0006】また、上記従来例では、振動抑制装置が油
圧機構を用いた複雑な構成であるために、コストが高く
つくことが指摘される。
圧機構を用いた複雑な構成であるために、コストが高く
つくことが指摘される。
【0007】この他、特開平8−320038号公報に
示すように、加振装置を用いてディスクロータの振動を
打ち消すようにディスクロータを加振するようにしたも
のもある。この加振装置は、電磁石を用いて非接触でデ
ィスクロータを加振するものであり、加振動作を制御す
る装置が必要になるなど、コストが高くつくことが指摘
される。
示すように、加振装置を用いてディスクロータの振動を
打ち消すようにディスクロータを加振するようにしたも
のもある。この加振装置は、電磁石を用いて非接触でデ
ィスクロータを加振するものであり、加振動作を制御す
る装置が必要になるなど、コストが高くつくことが指摘
される。
【0008】このような事情に鑑み、本発明は、ディス
クブレーキ装置において、回転制動時に発生するブレー
キ鳴きを上記従来例よりも簡素な構成で抑制できるよう
にすることを目的としている。
クブレーキ装置において、回転制動時に発生するブレー
キ鳴きを上記従来例よりも簡素な構成で抑制できるよう
にすることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のディスクブレー
キ装置は、請求項1に示すように、ディスクロータの両
側に跨る状態で車体側に取り付けられるキャリパと、こ
のキャリパに保持されて前記ディスクロータの両側面に
対して個別に対向配置される一対のブレーキパッドと、
前記キャリパに内蔵されて前記ブレーキパッドを前記デ
ィスクロータに対して押し付ける動作部とを有するもの
で、前記ブレーキパッドに対して、回転制動時に前記ブ
レーキパッドと共に前記ディスクロータに押し付けられ
ることにより回転制動時に発生する前記ディスクロータ
の周方向うねりを矯正する矯正部材が付設されている。
キ装置は、請求項1に示すように、ディスクロータの両
側に跨る状態で車体側に取り付けられるキャリパと、こ
のキャリパに保持されて前記ディスクロータの両側面に
対して個別に対向配置される一対のブレーキパッドと、
前記キャリパに内蔵されて前記ブレーキパッドを前記デ
ィスクロータに対して押し付ける動作部とを有するもの
で、前記ブレーキパッドに対して、回転制動時に前記ブ
レーキパッドと共に前記ディスクロータに押し付けられ
ることにより回転制動時に発生する前記ディスクロータ
の周方向うねりを矯正する矯正部材が付設されている。
【0010】本発明のディスクブレーキ装置は、請求項
2に示すように、上記請求項1において、前記矯正部材
が、一対のブレーキパッドにおいてディスクロータの回
転方向上流または下流の少なくともいずれかに配設され
ている。
2に示すように、上記請求項1において、前記矯正部材
が、一対のブレーキパッドにおいてディスクロータの回
転方向上流または下流の少なくともいずれかに配設され
ている。
【0011】本発明のディスクブレーキ装置は、請求項
3に示すように、上記請求項1または2において、前記
ブレーキパッドが、バッキングプレートに対してブレー
キシューを貼り付けた構造であり、前記矯正部材が、前
記ブレーキパッドのバッキングプレートに対して取り付
けられる支軸と、この支軸に対して回転制動時に前記デ
ィスクロータの回動に伴い自転させられる状態で回動自
在に支持される弾性ローラとからなる。
3に示すように、上記請求項1または2において、前記
ブレーキパッドが、バッキングプレートに対してブレー
キシューを貼り付けた構造であり、前記矯正部材が、前
記ブレーキパッドのバッキングプレートに対して取り付
けられる支軸と、この支軸に対して回転制動時に前記デ
ィスクロータの回動に伴い自転させられる状態で回動自
在に支持される弾性ローラとからなる。
【0012】本発明のディスクブレーキ装置は、請求項
4に示すように、ディスクロータの両側に跨る状態で車
体側に取り付けられるキャリパと、このキャリパに保持
されて前記ディスクロータの両側面に対して個別に対向
配置される一対のブレーキパッドと、前記キャリパに内
蔵されて前記ブレーキパッドを前記ディスクロータに対
して押し付ける動作部とを有するもので、前記キャリパ
に前記ディスクロータに対して常時押し付けられる状態
で付設されかつ前記ディスクロータの回転に伴い発生す
る当該ディスクロータの周方向うねりを矯正する矯正部
材を備えている。
4に示すように、ディスクロータの両側に跨る状態で車
体側に取り付けられるキャリパと、このキャリパに保持
されて前記ディスクロータの両側面に対して個別に対向
配置される一対のブレーキパッドと、前記キャリパに内
蔵されて前記ブレーキパッドを前記ディスクロータに対
して押し付ける動作部とを有するもので、前記キャリパ
に前記ディスクロータに対して常時押し付けられる状態
で付設されかつ前記ディスクロータの回転に伴い発生す
る当該ディスクロータの周方向うねりを矯正する矯正部
材を備えている。
【0013】本発明のディスクブレーキ装置は、請求項
5に示すように、上記請求項4において、前記矯正部材
が、前記キャリパにおいて前記ディスクロータの両側に
位置する部分でかつディスクロータの回転方向上流また
は下流の少なくともいずれかに配設されている。
5に示すように、上記請求項4において、前記矯正部材
が、前記キャリパにおいて前記ディスクロータの両側に
位置する部分でかつディスクロータの回転方向上流また
は下流の少なくともいずれかに配設されている。
【0014】本発明のディスクブレーキ装置は、請求項
6に示すように、上記請求項4または5において、前記
矯正部材が、前記キャリパに取り付けられる支軸と、こ
の支軸に対して前記ディスクロータの回転に伴い自転さ
せられる状態で回動自在に支持される弾性ローラとから
なる。
6に示すように、上記請求項4または5において、前記
矯正部材が、前記キャリパに取り付けられる支軸と、こ
の支軸に対して前記ディスクロータの回転に伴い自転さ
せられる状態で回動自在に支持される弾性ローラとから
なる。
【0015】要するに、上記請求項1から3に係る発明
では、回転制動時に発生するディスクロータの周方向う
ねりを減衰させて、ブレーキ鳴きを低減させるための矯
正部材について、ブレーキパッドと共にディスクロータ
に対して押し付けられるものとしており、従来例のよう
な油圧機構や加振装置を用いるものに比べて構成が簡素
である。
では、回転制動時に発生するディスクロータの周方向う
ねりを減衰させて、ブレーキ鳴きを低減させるための矯
正部材について、ブレーキパッドと共にディスクロータ
に対して押し付けられるものとしており、従来例のよう
な油圧機構や加振装置を用いるものに比べて構成が簡素
である。
【0016】また、上記請求項4〜6に係る発明では、
回転に伴い発生するディスクロータの周方向うねりをデ
ィスクロータに対して常時押し付ける矯正部材で減衰さ
せるようにしているから、簡素な構成で車輪の回転振れ
を低減させることができる。
回転に伴い発生するディスクロータの周方向うねりをデ
ィスクロータに対して常時押し付ける矯正部材で減衰さ
せるようにしているから、簡素な構成で車輪の回転振れ
を低減させることができる。
【0017】特に、上記請求項2や5に係る発明では、
矯正部材の設置場所を特定するものであるが、一対のブ
レーキパッドあるいはキャリパのディスクロータ両側部
分においてディスクロータの回転方向上流および下流の
2ヶ所に矯正部材を設置すれば、ディスクロータの周方
向うねりを減衰させる効果が大となる。
矯正部材の設置場所を特定するものであるが、一対のブ
レーキパッドあるいはキャリパのディスクロータ両側部
分においてディスクロータの回転方向上流および下流の
2ヶ所に矯正部材を設置すれば、ディスクロータの周方
向うねりを減衰させる効果が大となる。
【0018】また、上記請求項3や6に係る発明では、
矯正部材としてディスクロータの回転に伴い自転する弾
性ローラを用いているから、非回転とする場合に比べて
摩耗や発熱が軽減されるなど、耐久性の向上が図れる。
矯正部材としてディスクロータの回転に伴い自転する弾
性ローラを用いているから、非回転とする場合に比べて
摩耗や発熱が軽減されるなど、耐久性の向上が図れる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図面に示す
実施形態に基づいて説明する。
実施形態に基づいて説明する。
【0020】図1から図5に本発明の一実施形態を示し
ている。図1は、ディスクブレーキ装置を示す側面図、
図2は、図1の(2)−(2)線断面の矢視図、図3
は、ディスクロータとブレーキパッドとの関係を略示し
た斜視図、図4は、非制動時のディスクロータに対する
ブレーキパッドの状態を示す平面図、図5は、制動時の
ディスクロータに対するブレーキパッドの状態を示す平
面図である。
ている。図1は、ディスクブレーキ装置を示す側面図、
図2は、図1の(2)−(2)線断面の矢視図、図3
は、ディスクロータとブレーキパッドとの関係を略示し
た斜視図、図4は、非制動時のディスクロータに対する
ブレーキパッドの状態を示す平面図、図5は、制動時の
ディスクロータに対するブレーキパッドの状態を示す平
面図である。
【0021】図例のディスクブレーキ装置において、1
はディスクロータ、2はキャリパである。
はディスクロータ、2はキャリパである。
【0022】ディスクロータ1は、図示しないハブユニ
ットに対して車輪とともに一体に取り付けられる。
ットに対して車輪とともに一体に取り付けられる。
【0023】キャリパ2は、図示しないが車体の一部
(ナックルまたはキャリヤと呼ばれる部位)に対して取
り付けられるものであり、ディスクロータ1の円周所要
角度範囲で当該ディスクロータ1の両側を跨ぐ状態で配
置される。
(ナックルまたはキャリヤと呼ばれる部位)に対して取
り付けられるものであり、ディスクロータ1の円周所要
角度範囲で当該ディスクロータ1の両側を跨ぐ状態で配
置される。
【0024】この実施形態のキャリパ2としては、いわ
ゆるキャリパ浮動式と呼ばれるものを例示しており、2
つ一対のブレーキパッド3,4と、単一のピストン5と
が内蔵されている。なお、ブレーキパッド3,4は、周
知のようにバッキングプレート3a,4aに対してブレ
ーキシュー3b,4bを貼り付けた構造になっている。
ゆるキャリパ浮動式と呼ばれるものを例示しており、2
つ一対のブレーキパッド3,4と、単一のピストン5と
が内蔵されている。なお、ブレーキパッド3,4は、周
知のようにバッキングプレート3a,4aに対してブレ
ーキシュー3b,4bを貼り付けた構造になっている。
【0025】ここで、上述したディスクブレーキ装置の
動作を簡単に説明する。図示しない車両のブレーキペダ
ルが操作されると、キャリパ2のシリンダ6に対して作
動油が供給されることになり、シリンダ6内でピストン
5がスライドされるので、片方のブレーキパッド3がデ
ィスクロータ1側に押されるとともに、その反力でキャ
リパ2全体が上記ブレーキパッド3の変位方向と反対向
きにスライドされることになり、残り他方のブレーキパ
ッド4がディスクロータ1に対して押しつけられるよう
になる。これにより、2つ一対のブレーキパッド3,4
がディスクロータ1を両側から挟みつけられることにな
り、ディスクロータ1の回転を制動する。
動作を簡単に説明する。図示しない車両のブレーキペダ
ルが操作されると、キャリパ2のシリンダ6に対して作
動油が供給されることになり、シリンダ6内でピストン
5がスライドされるので、片方のブレーキパッド3がデ
ィスクロータ1側に押されるとともに、その反力でキャ
リパ2全体が上記ブレーキパッド3の変位方向と反対向
きにスライドされることになり、残り他方のブレーキパ
ッド4がディスクロータ1に対して押しつけられるよう
になる。これにより、2つ一対のブレーキパッド3,4
がディスクロータ1を両側から挟みつけられることにな
り、ディスクロータ1の回転を制動する。
【0026】次に、本発明の特徴構成について説明す
る。つまり、上記キャリパ2において、2つ一対のブレ
ーキパッド3,4に対して、回転制動時に発生するディ
スクロータ1の周方向うねり(図6参照)を矯正するた
めの矯正部材10A,10Bが付設されている。
る。つまり、上記キャリパ2において、2つ一対のブレ
ーキパッド3,4に対して、回転制動時に発生するディ
スクロータ1の周方向うねり(図6参照)を矯正するた
めの矯正部材10A,10Bが付設されている。
【0027】具体的に、2つ一対のブレーキパッド3,
4においてディスクロータ1の回転方向上流位置に1つ
ずつ計2つの矯正部材10A,10Bが設けられ、さら
に、前記同様で下流位置に1つずつ計2つの矯正部材1
0C,10Dが設けられている。このうち、2つのブレ
ーキパッド3,4の各上流側に設けられる2つの矯正部
材10A,10Bが一対とされ、各下流側に設けられる
2つの矯正部材10C,10Dが一対とされる。
4においてディスクロータ1の回転方向上流位置に1つ
ずつ計2つの矯正部材10A,10Bが設けられ、さら
に、前記同様で下流位置に1つずつ計2つの矯正部材1
0C,10Dが設けられている。このうち、2つのブレ
ーキパッド3,4の各上流側に設けられる2つの矯正部
材10A,10Bが一対とされ、各下流側に設けられる
2つの矯正部材10C,10Dが一対とされる。
【0028】詳しくは、上記矯正部材10A〜10D
は、すべて同じ構成であり、それぞれ支軸アーム11と
弾性ローラ12とからなる。
は、すべて同じ構成であり、それぞれ支軸アーム11と
弾性ローラ12とからなる。
【0029】支軸アーム11は、一対のブレーキパッド
3,4の各バッキングプレート3a,4aに対してそれ
ぞれ個別に取り付けられており、金属製の棒材で「コ」
の字形に形成されている。
3,4の各バッキングプレート3a,4aに対してそれ
ぞれ個別に取り付けられており、金属製の棒材で「コ」
の字形に形成されている。
【0030】弾性ローラ12は、支軸アーム11におい
てディスクロータ1の放射方向に沿う部分に対して回動
自在に支持されている。この弾性ローラ12は、例えば
耐摩耗性、耐熱性に優れたゴム材料、合成樹脂やエラス
トマーなどで形成されるが、より詳しくは、例えば、ポ
リブタジエンゴム、ポリブタジエン・アクリロニトリル
ゴム、ポリイソプチレン・イソプレンゴム、スチレンゴ
ムなどが挙げられる。
てディスクロータ1の放射方向に沿う部分に対して回動
自在に支持されている。この弾性ローラ12は、例えば
耐摩耗性、耐熱性に優れたゴム材料、合成樹脂やエラス
トマーなどで形成されるが、より詳しくは、例えば、ポ
リブタジエンゴム、ポリブタジエン・アクリロニトリル
ゴム、ポリイソプチレン・イソプレンゴム、スチレンゴ
ムなどが挙げられる。
【0031】動作としては、上述した回転制動時におい
てブレーキパッド3,4がディスクロータ1の両側面に
対してそれぞれ個別に押し付けられると、このブレーキ
パッド3,4と一体に取り付けてある弾性ローラ12が
ディスクロータ1に対して押し付けられることになる。
これにより、回転制動時に、図6に示すように、ディス
クロータ1に周方向うねりが発生しても、その周方向う
ねりが、ブレーキパッド3,4による挟持力と、2対の
矯正部材10A〜10Dの各弾性ローラ12による挟持
力とでもって、減衰されることになる。また、ディスク
ロータ1に対してブレーキパッド3,4を当接させると
きに、弾性ローラ12がブレーキパッド3,4の振動を
も減衰することになる。これらのことの相乗作用により
ブレーキ鳴きが抑制されることになる。
てブレーキパッド3,4がディスクロータ1の両側面に
対してそれぞれ個別に押し付けられると、このブレーキ
パッド3,4と一体に取り付けてある弾性ローラ12が
ディスクロータ1に対して押し付けられることになる。
これにより、回転制動時に、図6に示すように、ディス
クロータ1に周方向うねりが発生しても、その周方向う
ねりが、ブレーキパッド3,4による挟持力と、2対の
矯正部材10A〜10Dの各弾性ローラ12による挟持
力とでもって、減衰されることになる。また、ディスク
ロータ1に対してブレーキパッド3,4を当接させると
きに、弾性ローラ12がブレーキパッド3,4の振動を
も減衰することになる。これらのことの相乗作用により
ブレーキ鳴きが抑制されることになる。
【0032】ところで、上記弾性ローラ12は、耐摩耗
性、耐熱性に優れた材料で形成するだけでなく、上記回
転制動時にそれぞれディスクロータ1の回動に伴い自転
させられるようになっているので、それの摩耗や発熱が
抑制されることになり、耐久性が高くなっている。
性、耐熱性に優れた材料で形成するだけでなく、上記回
転制動時にそれぞれディスクロータ1の回動に伴い自転
させられるようになっているので、それの摩耗や発熱が
抑制されることになり、耐久性が高くなっている。
【0033】なお、本発明は上述した実施形態のみに限
定されるものではなく、種々な応用や変形が考えられ
る。
定されるものではなく、種々な応用や変形が考えられ
る。
【0034】(1)上記実施形態では、ブレーキパッド
3,4に矯正部材10A〜10Dを設けているが、その
他の実施形態として、図示しないが、キャリパ2におい
てディスクロータ1の両側に位置する部分に対して、上
記同様の矯正部材10A〜10Dを設け、この矯正部材
10A〜10Dの弾性ローラ12を常にディスクロータ
1に対して押し付けるようにしてもよい。この場合、回
転制動時以外、つまりディスクロータ1の特定回転域に
発生する固有振動によるディスクロータ1の周方向うね
りを矯正することができる。
3,4に矯正部材10A〜10Dを設けているが、その
他の実施形態として、図示しないが、キャリパ2におい
てディスクロータ1の両側に位置する部分に対して、上
記同様の矯正部材10A〜10Dを設け、この矯正部材
10A〜10Dの弾性ローラ12を常にディスクロータ
1に対して押し付けるようにしてもよい。この場合、回
転制動時以外、つまりディスクロータ1の特定回転域に
発生する固有振動によるディスクロータ1の周方向うね
りを矯正することができる。
【0035】(2)上記実施形態では、2つ一対のブレ
ーキパッド3,4の上流側と下流側に2対計4つの矯正
部材10A〜10Dを配置した例を挙げたが、上流側か
下流側のいずれか一方に一対だけ配置したものも本発明
に含まれる。
ーキパッド3,4の上流側と下流側に2対計4つの矯正
部材10A〜10Dを配置した例を挙げたが、上流側か
下流側のいずれか一方に一対だけ配置したものも本発明
に含まれる。
【0036】(3)上記実施形態では、キャリパ2をキ
ャリパ浮動式としているが、2つ一対のブレーキパッド
3,4に油圧を直接付与するキャリパ固定式とすること
ができる。
ャリパ浮動式としているが、2つ一対のブレーキパッド
3,4に油圧を直接付与するキャリパ固定式とすること
ができる。
【0037】(4)上記実施形態では、弾性ローラ12
を円筒形にしているが、球形状など、いろいろな形状が
考えられる。
を円筒形にしているが、球形状など、いろいろな形状が
考えられる。
【0038】
【発明の効果】請求項1から3に係る発明では、回転制
動時に発生するディスクロータの周方向うねりを減衰さ
せて、ブレーキ鳴きを低減させるための矯正部材につい
て、ブレーキパッドと共にディスクロータに対して押し
付けられるものとしているから、従来例のような油圧機
構や加振装置を用いるものに比べて構成を簡素にでき
る。したがって、ブレーキ鳴きを低減したディスクブレ
ーキ装置を安価に提供することができる。
動時に発生するディスクロータの周方向うねりを減衰さ
せて、ブレーキ鳴きを低減させるための矯正部材につい
て、ブレーキパッドと共にディスクロータに対して押し
付けられるものとしているから、従来例のような油圧機
構や加振装置を用いるものに比べて構成を簡素にでき
る。したがって、ブレーキ鳴きを低減したディスクブレ
ーキ装置を安価に提供することができる。
【0039】請求項4〜6に係る発明では、回転に伴い
発生するディスクロータの周方向うねりをディスクロー
タに対して常時押し付ける矯正部材で減衰させるように
しているから、簡素な構成で車輪の回転振れを低減させ
ることができ、性能安定性に優れたディスクブレーキ装
置を安価に提供できる。
発生するディスクロータの周方向うねりをディスクロー
タに対して常時押し付ける矯正部材で減衰させるように
しているから、簡素な構成で車輪の回転振れを低減させ
ることができ、性能安定性に優れたディスクブレーキ装
置を安価に提供できる。
【0040】特に、上記請求項2や5に係る発明では、
矯正部材の設置場所を特定するものであるが、一対のブ
レーキパッドあるいはキャリパのディスクロータ両側部
分においてディスクロータの回転方向上流および下流の
2ヶ所に矯正部材を設置すれば、ディスクロータの周方
向うねりを減衰させる効果が大となり、より好ましい。
矯正部材の設置場所を特定するものであるが、一対のブ
レーキパッドあるいはキャリパのディスクロータ両側部
分においてディスクロータの回転方向上流および下流の
2ヶ所に矯正部材を設置すれば、ディスクロータの周方
向うねりを減衰させる効果が大となり、より好ましい。
【0041】また、上記請求項3や6に係る発明では、
矯正部材としてディスクロータの回転に伴い自転する弾
性ローラを用いているから、非回転とする場合に比べて
摩耗や発熱が軽減されるなど、耐久性を向上することが
できる。したがって、イニシャルコストだけでなく、ラ
ンニングコストをも低減できる点で、より好ましい。
矯正部材としてディスクロータの回転に伴い自転する弾
性ローラを用いているから、非回転とする場合に比べて
摩耗や発熱が軽減されるなど、耐久性を向上することが
できる。したがって、イニシャルコストだけでなく、ラ
ンニングコストをも低減できる点で、より好ましい。
【図1】本発明の一実施形態に係るディスクブレーキ装
置を示す側面図
置を示す側面図
【図2】図1の(2)−(2)線断面の矢視図
【図3】図1のディスクロータとブレーキパッドとの関
係を略示した斜視図
係を略示した斜視図
【図4】非制動時のディスクロータに対するブレーキパ
ッドの状態を示す平面図
ッドの状態を示す平面図
【図5】制動時のディスクロータに対するブレーキパッ
ドの状態を示す平面図
ドの状態を示す平面図
【図6】ディスクロータの周方向うねりを模式的に示し
た斜視図
た斜視図
1 ディスクロータ
2 キャリパ
3,4 ブレーキパッド
5 ピストン
10 矯正部材
11 矯正部材の支軸アーム
12 矯正部材の弾性ローラ
Claims (6)
- 【請求項1】ディスクロータの両側に跨る状態で車体側
に取り付けられるキャリパと、このキャリパに保持され
て前記ディスクロータの両側面に対して個別に対向配置
される一対のブレーキパッドと、前記キャリパに内蔵さ
れて前記ブレーキパッドを前記ディスクロータに対して
押し付ける動作部とを有するディスクブレーキ装置であ
って、 前記ブレーキパッドに対して、回転制動時に前記ブレー
キパッドと共に前記ディスクロータに押し付けられるこ
とにより回転制動時に発生する前記ディスクロータの周
方向うねりを矯正する矯正部材が付設されていることを
特徴とするディスクブレーキ装置。 - 【請求項2】請求項1のディスクブレーキ装置におい
て、 前記矯正部材が、一対のブレーキパッドにおいてディス
クロータの回転方向上流または下流の少なくともいずれ
かに配設されていることを特徴とするディスクブレーキ
装置。 - 【請求項3】請求項1または2のディスクブレーキ装置
において、 前記ブレーキパッドが、バッキングプレートに対してブ
レーキシューを貼り付けた構造であり、 前記矯正部材が、前記ブレーキパッドのバッキングプレ
ートに対して取り付けられる支軸と、この支軸に対して
回転制動時に前記ディスクロータの回動に伴い自転させ
られる状態で回動自在に支持される弾性ローラとからな
ることを特徴とするディスクブレーキ装置。 - 【請求項4】ディスクロータの両側に跨る状態で車体側
に取り付けられるキャリパと、このキャリパに保持され
て前記ディスクロータの両側面に対して個別に対向配置
される一対のブレーキパッドと、前記キャリパに内蔵さ
れて前記ブレーキパッドを前記ディスクロータに対して
押し付ける動作部とを有するディスクブレーキ装置であ
って、 前記キャリパに前記ディスクロータに対して常時押し付
けられる状態で付設されかつ前記ディスクロータの回転
に伴い発生する当該ディスクロータの周方向うねりを矯
正する矯正部材を備えていることを特徴とするディスク
ブレーキ装置。 - 【請求項5】請求項4のディスクブレーキ装置におい
て、 前記矯正部材が、前記キャリパにおいて前記ディスクロ
ータの両側に位置する部分でかつディスクロータの回転
方向上流または下流の少なくともいずれかに配設されて
いることを特徴とするディスクブレーキ装置。 - 【請求項6】請求項4または5のディスクブレーキ装置
において、 前記矯正部材が、前記キャリパに取り付けられる支軸
と、この支軸に対して前記ディスクロータの回転に伴い
自転させられる状態で回動自在に支持される弾性ローラ
とからなることを特徴とするディスクブレーキ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002002362A JP2003202040A (ja) | 2002-01-09 | 2002-01-09 | ディスクブレーキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002002362A JP2003202040A (ja) | 2002-01-09 | 2002-01-09 | ディスクブレーキ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003202040A true JP2003202040A (ja) | 2003-07-18 |
Family
ID=27642236
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002002362A Pending JP2003202040A (ja) | 2002-01-09 | 2002-01-09 | ディスクブレーキ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003202040A (ja) |
-
2002
- 2002-01-09 JP JP2002002362A patent/JP2003202040A/ja active Pending
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