JP2003206775A - 自動変速機搭載車用内燃機関の制御装置 - Google Patents
自動変速機搭載車用内燃機関の制御装置Info
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- JP2003206775A JP2003206775A JP2002007202A JP2002007202A JP2003206775A JP 2003206775 A JP2003206775 A JP 2003206775A JP 2002007202 A JP2002007202 A JP 2002007202A JP 2002007202 A JP2002007202 A JP 2002007202A JP 2003206775 A JP2003206775 A JP 2003206775A
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- Y02T10/40—Engine management systems
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- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 加速時の点火時期遅角制御において最適な遅
角タイミングを設定可能で、製造コストの低減を図った
自動変速機搭載車用内燃機関の制御装置を提供するこ
と。 【解決手段】 加速時にエンジン回転速度Neが上昇し
てタービン回転速度Nt以上となる時点での負荷率と、
同時点から車両前後振動発生までの時間Taとに相関が
あること、および点火時期を遅角させて車両前後振動発
生までにタイムラグ(時間Tb)があることを利用し、
点火時期の遅角時期を決定して遅角する。即ち、負荷率
Kとギヤ位置に基づき時間Taを算出し、車両前後振動
の周期Tcと時間Tbを算出する(ステップS11
0)。そしてその時点から(Ta−Tb−Tc/2)の
時間が経過した時に遅角させる(ステップS120,S
130)。これにより、加速時の車両前後振動が抑制さ
れる。
角タイミングを設定可能で、製造コストの低減を図った
自動変速機搭載車用内燃機関の制御装置を提供するこ
と。 【解決手段】 加速時にエンジン回転速度Neが上昇し
てタービン回転速度Nt以上となる時点での負荷率と、
同時点から車両前後振動発生までの時間Taとに相関が
あること、および点火時期を遅角させて車両前後振動発
生までにタイムラグ(時間Tb)があることを利用し、
点火時期の遅角時期を決定して遅角する。即ち、負荷率
Kとギヤ位置に基づき時間Taを算出し、車両前後振動
の周期Tcと時間Tbを算出する(ステップS11
0)。そしてその時点から(Ta−Tb−Tc/2)の
時間が経過した時に遅角させる(ステップS120,S
130)。これにより、加速時の車両前後振動が抑制さ
れる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動変速機が搭載
された自動車などの車両に適用され、加速時のショック
を軽減する自動変速機搭載車用内燃機関の制御装置に関
する。
された自動車などの車両に適用され、加速時のショック
を軽減する自動変速機搭載車用内燃機関の制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】トルクコンバータ付自動変速機が搭載さ
れた自動車などの車両では、エンジンの回転はトルクコ
ンバータ(以下、「トルコン」という)を介して自動変
速機に伝達される。このような自動変速機搭載車では、
加速時のショックを軽減するのに、加速時にエンジンの
点火時期を遅角させる「加速時の点火時期遅角制御」を
行う。この制御では、エンジン回転速度(トルコン入力
軸の回転速度)とトルコン出力軸の回転速度差が設定範
囲に入ったとき、そのときの負荷率がある値以上であれ
ば点火時期の遅角を開始する。そして、その回転速度差
がその設定範囲に入った時点から設定時間が経過した時
点で点火時期の遅角を終了する。
れた自動車などの車両では、エンジンの回転はトルクコ
ンバータ(以下、「トルコン」という)を介して自動変
速機に伝達される。このような自動変速機搭載車では、
加速時のショックを軽減するのに、加速時にエンジンの
点火時期を遅角させる「加速時の点火時期遅角制御」を
行う。この制御では、エンジン回転速度(トルコン入力
軸の回転速度)とトルコン出力軸の回転速度差が設定範
囲に入ったとき、そのときの負荷率がある値以上であれ
ば点火時期の遅角を開始する。そして、その回転速度差
がその設定範囲に入った時点から設定時間が経過した時
点で点火時期の遅角を終了する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来技
術では、次のような不具合が発生するおそれがある。 (1)点火時期の遅角実行条件、すなわち点火時期の遅
角を開始させる条件とその遅角を終了させる条件を決め
るのに時間がかかり、これにより製造コストが増大する
おそれがある。これは、点火時期の遅角開始条件と遅角
終了条件を、実際の走行テストで開発者が試行錯誤しな
がら決定するためである。
術では、次のような不具合が発生するおそれがある。 (1)点火時期の遅角実行条件、すなわち点火時期の遅
角を開始させる条件とその遅角を終了させる条件を決め
るのに時間がかかり、これにより製造コストが増大する
おそれがある。これは、点火時期の遅角開始条件と遅角
終了条件を、実際の走行テストで開発者が試行錯誤しな
がら決定するためである。
【0004】(2)遅角実行条件の値により、加速時に
生じる車両前後振動を抑える効果にバラツキがある。す
なわち、アクセルペダルの踏み込み速度や前提条件(例
えばギヤ位置)等の条件によって、遅角を開始するタイ
ミングが合ったり、合わなかったりする。その理由の一
つは、開発者が実際の走行テストで試行錯誤しながら遅
角実行条件を決める。このため、その条件が、人による
違いやアクセルペダルの踏み込み速度の違い等により、
偏った条件での効果しか得られないものになる可能性が
あるからである。また、別の理由は、運転者のアクセル
ペダルの踏み込み速度によりトルク変化の速度が異な
り、点火時期の遅角開始時点が適切でない場合が存在す
るため、車両前後振動を抑える効果にバラツキが出るか
らである。
生じる車両前後振動を抑える効果にバラツキがある。す
なわち、アクセルペダルの踏み込み速度や前提条件(例
えばギヤ位置)等の条件によって、遅角を開始するタイ
ミングが合ったり、合わなかったりする。その理由の一
つは、開発者が実際の走行テストで試行錯誤しながら遅
角実行条件を決める。このため、その条件が、人による
違いやアクセルペダルの踏み込み速度の違い等により、
偏った条件での効果しか得られないものになる可能性が
あるからである。また、別の理由は、運転者のアクセル
ペダルの踏み込み速度によりトルク変化の速度が異な
り、点火時期の遅角開始時点が適切でない場合が存在す
るため、車両前後振動を抑える効果にバラツキが出るか
らである。
【0005】このように、上記従来技術では、遅角実行
条件の値を適合したところで、アクセルペダルの踏み込
み速度やギヤ位置等、全ての条件に当てはめるのが難し
い。このため、加速時の車両前後振動を抑える効果があ
ったり、なかったりする等、その振動を抑える効果にバ
ラツキが出る。したがって、加速時のショックを軽減す
るのに最適な遅角実行タイミングを設定するのが難し
い。
条件の値を適合したところで、アクセルペダルの踏み込
み速度やギヤ位置等、全ての条件に当てはめるのが難し
い。このため、加速時の車両前後振動を抑える効果があ
ったり、なかったりする等、その振動を抑える効果にバ
ラツキが出る。したがって、加速時のショックを軽減す
るのに最適な遅角実行タイミングを設定するのが難し
い。
【0006】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、その目的は、加速時の点火時期遅
角制御において最適な遅角タイミングを設定可能で、製
造コストの低減を図った自動変速機搭載車用内燃機関の
制御装置を提供することにある。
してなされたもので、その目的は、加速時の点火時期遅
角制御において最適な遅角タイミングを設定可能で、製
造コストの低減を図った自動変速機搭載車用内燃機関の
制御装置を提供することにある。
【0007】本発明の別の目的は、加速時に内燃機関の
トルクを抑制する制御において最適な制御実行タイミン
グを設定可能で、製造コストの低減を図った自動変速機
搭載車用内燃機関の制御装置を提供することにある。
トルクを抑制する制御において最適な制御実行タイミン
グを設定可能で、製造コストの低減を図った自動変速機
搭載車用内燃機関の制御装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】以下、上記目的を達成す
るための手段及びその作用効果について記載する。請求
項1に記載の発明は、トルクコンバータ付自動変速機が
搭載された車両の内燃機関に適用され、加速時のショッ
クを軽減するのに内燃機関の点火時期を一時的に遅角す
る制御を実行する制御手段を備えた自動変速機搭載車用
内燃機関の制御装置において、前記制御手段は、加速時
に前記内燃機関の回転速度が上昇して前記トルクコンバ
ータのタービン回転速度以上となる時点(A)での機関
負荷に基づき、加速による車両前後振動のピークの発生
時期を予測し、該予測した発生時期に基づき前記点火時
期を遅角させる時期を決定することを要旨とする。
るための手段及びその作用効果について記載する。請求
項1に記載の発明は、トルクコンバータ付自動変速機が
搭載された車両の内燃機関に適用され、加速時のショッ
クを軽減するのに内燃機関の点火時期を一時的に遅角す
る制御を実行する制御手段を備えた自動変速機搭載車用
内燃機関の制御装置において、前記制御手段は、加速時
に前記内燃機関の回転速度が上昇して前記トルクコンバ
ータのタービン回転速度以上となる時点(A)での機関
負荷に基づき、加速による車両前後振動のピークの発生
時期を予測し、該予測した発生時期に基づき前記点火時
期を遅角させる時期を決定することを要旨とする。
【0009】この発明によれば、加速時に内燃機関の回
転速度が上昇してタービン回転速度以上となる時点
(A)での機関負荷と、その時点(A)から加速による
車両前後振動のピークが発生するまでの時間とに相関が
あることを利用して、点火時期を遅角させる時期を決定
する。すなわち、前記時点(A)での機関負荷に基づき
前記ピークの発生時期を予測し、この予測した発生時期
に基づき加速時に内燃機関の点火時期を遅角させる時期
を決定する。こうして決定された時期に点火時期を遅角
させることにより、加速時の車両前後振動の波形に対し
て逆位相の振動波形が車両に発生する。この逆位相の振
動波形により車両前後振動が抑制され、加速時のショッ
クが軽減される。
転速度が上昇してタービン回転速度以上となる時点
(A)での機関負荷と、その時点(A)から加速による
車両前後振動のピークが発生するまでの時間とに相関が
あることを利用して、点火時期を遅角させる時期を決定
する。すなわち、前記時点(A)での機関負荷に基づき
前記ピークの発生時期を予測し、この予測した発生時期
に基づき加速時に内燃機関の点火時期を遅角させる時期
を決定する。こうして決定された時期に点火時期を遅角
させることにより、加速時の車両前後振動の波形に対し
て逆位相の振動波形が車両に発生する。この逆位相の振
動波形により車両前後振動が抑制され、加速時のショッ
クが軽減される。
【0010】このようにして加速時に点火時期を遅角さ
せる時期を決定するため、上記従来技術のように、開発
者が実際の走行テストで、アクセルペダルの踏み込み速
度等の条件をいろいろ変えて、試行錯誤しながら遅角実
行条件を決める必要がない。これにより、点火時期を遅
角させる時期を設定するための作業工数が削減され、そ
の設定に要する作業時間が短縮される。これとともに、
運転者によるアクセルペダルの踏み込み速度等の条件に
よって、加速時の車両前後振動を抑える効果にバラツキ
が生じるのを防止できる。したがって、加速時の点火時
期遅角制御において加速時のショック軽減のための最適
な遅角タイミングを設定することができるとともに、製
造コストの低減を図ることができる。
せる時期を決定するため、上記従来技術のように、開発
者が実際の走行テストで、アクセルペダルの踏み込み速
度等の条件をいろいろ変えて、試行錯誤しながら遅角実
行条件を決める必要がない。これにより、点火時期を遅
角させる時期を設定するための作業工数が削減され、そ
の設定に要する作業時間が短縮される。これとともに、
運転者によるアクセルペダルの踏み込み速度等の条件に
よって、加速時の車両前後振動を抑える効果にバラツキ
が生じるのを防止できる。したがって、加速時の点火時
期遅角制御において加速時のショック軽減のための最適
な遅角タイミングを設定することができるとともに、製
造コストの低減を図ることができる。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の自動変速機搭載車用内燃機関の制御装置において、前
記制御手段は、前記時点(A)での機関負荷とその時点
(A)から車両前後振動のピークが発生するまでの時間
(Ta)との相関をテーブル化したマップ或いはその相
関を表す近似式から、前記時点(A)での機関負荷に基
づき前記時間(Ta)を算出するとともに、加速による
車両前後振動の周期(Tc)と、点火時期を急激に遅角
させた時点からその遅角による車両前後振動が発生する
までの時間(Tb)を算出し、そして前記時点(A)か
ら(Ta−Tb−Tc/2)の時間が経過した時点に前
記点火時期を遅角させることを要旨とする。
の自動変速機搭載車用内燃機関の制御装置において、前
記制御手段は、前記時点(A)での機関負荷とその時点
(A)から車両前後振動のピークが発生するまでの時間
(Ta)との相関をテーブル化したマップ或いはその相
関を表す近似式から、前記時点(A)での機関負荷に基
づき前記時間(Ta)を算出するとともに、加速による
車両前後振動の周期(Tc)と、点火時期を急激に遅角
させた時点からその遅角による車両前後振動が発生する
までの時間(Tb)を算出し、そして前記時点(A)か
ら(Ta−Tb−Tc/2)の時間が経過した時点に前
記点火時期を遅角させることを要旨とする。
【0012】この発明によれば、次の2点(1),
(2)を利用して、点火時期を遅角させる時期を決定す
るようにしている。(1)前記時点(A)での機関負荷
と、その時点(A)から車両前後振動のピークが発生す
るまでの時間(Ta)とに相関がある。(2)点火時期
を急激に遅角させてから、その影響で車両前後振動が発
生するまでにタイムラグ(時間Tb)がある。すなわ
ち、前記時点(A)での機関負荷に基づき、前記テーブ
ル或いは近似式から時間(Ta)を算出するとともに、
加速による車両前後振動の周期(Tc)と前記時間(T
b)を算出する。そして前記時点(A)から(Ta−T
b−Tc/2)の時間が経過した時点に前記点火時期を
遅角させる。
(2)を利用して、点火時期を遅角させる時期を決定す
るようにしている。(1)前記時点(A)での機関負荷
と、その時点(A)から車両前後振動のピークが発生す
るまでの時間(Ta)とに相関がある。(2)点火時期
を急激に遅角させてから、その影響で車両前後振動が発
生するまでにタイムラグ(時間Tb)がある。すなわ
ち、前記時点(A)での機関負荷に基づき、前記テーブ
ル或いは近似式から時間(Ta)を算出するとともに、
加速による車両前後振動の周期(Tc)と前記時間(T
b)を算出する。そして前記時点(A)から(Ta−T
b−Tc/2)の時間が経過した時点に前記点火時期を
遅角させる。
【0013】このようにして点火時期を遅角させる時期
を決定して遅角させるので、その遅角実行時期を設定す
るのに、やればいいことが決まってしまう。すなわち、
上記従来技術のように、開発者が実際の走行テストで、
アクセルペダルの踏み込み速度等の条件をいろいろ変え
て、試行錯誤しながら遅角実行時期を設定する必要がな
い。これにより、その設定に要する作業時間が短縮され
るとともに、運転者によるアクセルペダルの踏み込み速
度等の条件によって、加速時の車両前後振動を抑える効
果にバラツキが生じるのを防止できる。したがって、加
速時に点火時期を遅角させる時期をより最適に設定する
ことができるとともに、加速時により精度の高い点火時
期の遅角制御を実現することができる。
を決定して遅角させるので、その遅角実行時期を設定す
るのに、やればいいことが決まってしまう。すなわち、
上記従来技術のように、開発者が実際の走行テストで、
アクセルペダルの踏み込み速度等の条件をいろいろ変え
て、試行錯誤しながら遅角実行時期を設定する必要がな
い。これにより、その設定に要する作業時間が短縮され
るとともに、運転者によるアクセルペダルの踏み込み速
度等の条件によって、加速時の車両前後振動を抑える効
果にバラツキが生じるのを防止できる。したがって、加
速時に点火時期を遅角させる時期をより最適に設定する
ことができるとともに、加速時により精度の高い点火時
期の遅角制御を実現することができる。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の自動変速機搭載車用内燃機関の制御装置において、前
記時間Taはギヤ位置毎に持たせた前記マップ或いは近
似式から前記時点(A)での機関負荷とギヤ位置とに基
づいて算出されるとともに、前記周期(Tc)および時
間(Tb)はそれぞれギヤ位置に基づいて算出されるこ
とを要旨とする。
の自動変速機搭載車用内燃機関の制御装置において、前
記時間Taはギヤ位置毎に持たせた前記マップ或いは近
似式から前記時点(A)での機関負荷とギヤ位置とに基
づいて算出されるとともに、前記周期(Tc)および時
間(Tb)はそれぞれギヤ位置に基づいて算出されるこ
とを要旨とする。
【0015】この発明によれば、前記時間(Ta),周
期(Tc)および時間(Tb)はそれぞれ自動変速機の
ギヤ位置毎に算出されるので、点火時期を遅角させる時
期を自動変速機のギヤ位置により異ならせることができ
る。また、点火時期の遅角実行時期を設定する条件に自
動変速機のギヤ位置が加えられるので、点火時期の遅角
実行時期をギヤ位置に応じて最適に設定することができ
る。これにより、自動変速機のギヤ位置に応じた精度の
高い点火時期の遅角制御を実現することができる。
期(Tc)および時間(Tb)はそれぞれ自動変速機の
ギヤ位置毎に算出されるので、点火時期を遅角させる時
期を自動変速機のギヤ位置により異ならせることができ
る。また、点火時期の遅角実行時期を設定する条件に自
動変速機のギヤ位置が加えられるので、点火時期の遅角
実行時期をギヤ位置に応じて最適に設定することができ
る。これにより、自動変速機のギヤ位置に応じた精度の
高い点火時期の遅角制御を実現することができる。
【0016】請求項4に記載の発明は、請求項2又は3
に記載の自動変速機搭載車用内燃機関の制御装置におい
て、前記時点(A)から(Ta−Tb)の時間が経過し
た時点に前記点火時期の遅角を終了させることを要旨と
する。
に記載の自動変速機搭載車用内燃機関の制御装置におい
て、前記時点(A)から(Ta−Tb)の時間が経過し
た時点に前記点火時期の遅角を終了させることを要旨と
する。
【0017】この発明によれば、前記時点(A)から
(Ta−Tb)の時間が経過した時点に前記点火時期の
遅角を終了させることで、アクセルペダルの踏み込み速
度等の条件に対して、点火時期の遅角終了時期を最適に
設定することができる。
(Ta−Tb)の時間が経過した時点に前記点火時期の
遅角を終了させることで、アクセルペダルの踏み込み速
度等の条件に対して、点火時期の遅角終了時期を最適に
設定することができる。
【0018】請求項5に記載の発明は、トルクコンバー
タ付自動変速機が搭載された車両の内燃機関に適用さ
れ、加速時のショックを軽減するのに内燃機関のトルク
を一時的に抑制する制御を実行する制御手段を備えた自
動変速機搭載車用内燃機関の制御装置において、前記制
御手段は、加速時に前記内燃機関の回転速度が上昇して
前記トルクコンバータのタービン回転速度以上となる時
点(A)での機関負荷に基づき、加速による車両前後振
動のピークの発生時期を予測し、該予測した発生時期に
基づき前記制御の実行時期を決定することを要旨とす
る。
タ付自動変速機が搭載された車両の内燃機関に適用さ
れ、加速時のショックを軽減するのに内燃機関のトルク
を一時的に抑制する制御を実行する制御手段を備えた自
動変速機搭載車用内燃機関の制御装置において、前記制
御手段は、加速時に前記内燃機関の回転速度が上昇して
前記トルクコンバータのタービン回転速度以上となる時
点(A)での機関負荷に基づき、加速による車両前後振
動のピークの発生時期を予測し、該予測した発生時期に
基づき前記制御の実行時期を決定することを要旨とす
る。
【0019】この発明によれば、加速時に内燃機関の回
転速度が上昇してタービン回転速度以上となる時点
(A)での機関負荷と、その時点(A)から加速による
車両前後振動のピークが発生するまでの時間とに相関が
あることを利用して、前記制御の実行時期を決定する。
すなわち、前記時点(A)での機関負荷に基づき車両前
後振動のピークの発生時期を予測し、この予測した発生
時期に基づき、前記制御の実行時期を決定する。こうし
て決定された実行時期にトルクを抑制する制御を実行す
ることにより、加速時に発生する車両前後振動の波形に
対して逆位相の振動波形が車両に発生する。この逆位相
の振動波形により車両前後振動が抑制され、加速時のシ
ョックが軽減される。なお、機関負荷としては、例えば
負荷率が使用される。
転速度が上昇してタービン回転速度以上となる時点
(A)での機関負荷と、その時点(A)から加速による
車両前後振動のピークが発生するまでの時間とに相関が
あることを利用して、前記制御の実行時期を決定する。
すなわち、前記時点(A)での機関負荷に基づき車両前
後振動のピークの発生時期を予測し、この予測した発生
時期に基づき、前記制御の実行時期を決定する。こうし
て決定された実行時期にトルクを抑制する制御を実行す
ることにより、加速時に発生する車両前後振動の波形に
対して逆位相の振動波形が車両に発生する。この逆位相
の振動波形により車両前後振動が抑制され、加速時のシ
ョックが軽減される。なお、機関負荷としては、例えば
負荷率が使用される。
【0020】このようにして前記制御の実行時期を決定
するため、上記従来技術のように、開発者が実際の走行
テストで、アクセルペダルの踏み込み速度等の条件をい
ろいろ変えて、試行錯誤しながら前記制御の実行時期を
決める必要がない。これにより、前記制御の実行時期を
設定するための作業工数が削減され、その設定に要する
作業時間が短縮される。これとともに、運転者によるア
クセルペダルの踏み込み速度等の条件によって、加速時
の車両前後振動を抑える効果にバラツキが生じるのが防
止される。したがって、加速時に内燃機関のトルクを抑
制する制御において加速時のショック軽減のための最適
な制御実行タイミングを設定することができるととも
に、製造コストの低減を図ることができる。
するため、上記従来技術のように、開発者が実際の走行
テストで、アクセルペダルの踏み込み速度等の条件をい
ろいろ変えて、試行錯誤しながら前記制御の実行時期を
決める必要がない。これにより、前記制御の実行時期を
設定するための作業工数が削減され、その設定に要する
作業時間が短縮される。これとともに、運転者によるア
クセルペダルの踏み込み速度等の条件によって、加速時
の車両前後振動を抑える効果にバラツキが生じるのが防
止される。したがって、加速時に内燃機関のトルクを抑
制する制御において加速時のショック軽減のための最適
な制御実行タイミングを設定することができるととも
に、製造コストの低減を図ることができる。
【0021】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の自動変速機搭載車用内燃機関の制御装置において、前
記制御手段は、加速時に内燃機関のトルクを抑制するた
めに、内燃機関の点火時期、スロットルバルブの開閉、
燃料噴射量、および排気管内の背圧の少なくとも一つを
制御することを要旨とする。
の自動変速機搭載車用内燃機関の制御装置において、前
記制御手段は、加速時に内燃機関のトルクを抑制するた
めに、内燃機関の点火時期、スロットルバルブの開閉、
燃料噴射量、および排気管内の背圧の少なくとも一つを
制御することを要旨とする。
【0022】この発明によれば、内燃機関の点火時期、
スロットルバルブの開閉、燃料噴射量、および排気管内
の背圧の少なくとも一つを制御することにより、加速時
に内燃機関のトルクを抑制することができる。
スロットルバルブの開閉、燃料噴射量、および排気管内
の背圧の少なくとも一つを制御することにより、加速時
に内燃機関のトルクを抑制することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図面に基づいて説明する。図2は、本実施形態に
係る自動変速機搭載用内燃機関の制御装置の全体構成を
模式的に示している。この制御装置が適用されるエンジ
ン10は、火花点火式の筒内噴射式エンジンである。
形態を図面に基づいて説明する。図2は、本実施形態に
係る自動変速機搭載用内燃機関の制御装置の全体構成を
模式的に示している。この制御装置が適用されるエンジ
ン10は、火花点火式の筒内噴射式エンジンである。
【0024】このエンジン10には、シリンダ11内に
燃料を直接噴射可能なように燃焼室12の上方にインジ
ェクタ14が設けられている。また、シリンダ11内を
往復摺動可能なピストン13の頂面には、凹状のくぼみ
13aが形成されている。このくぼみ13a内の空間
が、燃焼室12の一部を構成している。また、燃焼室1
2の上方には、混合気を点火するための点火プラグ15
が設けられている。この点火プラグ15による混合気の
点火時期は、その上方に設けられたイグナイタ16によ
って調整される。
燃料を直接噴射可能なように燃焼室12の上方にインジ
ェクタ14が設けられている。また、シリンダ11内を
往復摺動可能なピストン13の頂面には、凹状のくぼみ
13aが形成されている。このくぼみ13a内の空間
が、燃焼室12の一部を構成している。また、燃焼室1
2の上方には、混合気を点火するための点火プラグ15
が設けられている。この点火プラグ15による混合気の
点火時期は、その上方に設けられたイグナイタ16によ
って調整される。
【0025】このエンジン10では、機関運転状態に応
じて均質燃焼と成層燃焼と間で燃焼方式が切り換えられ
るようになっている。均質燃焼を行う場合、エンジン1
0の吸気行程においてインジェクタ14から燃料を噴射
させるようにしている。このとき、燃焼室12内では吸
入に伴い空気が撹拌されているため、噴射された燃料は
その空気中に充分に混合されるようになり、均質な混合
気が形成される。
じて均質燃焼と成層燃焼と間で燃焼方式が切り換えられ
るようになっている。均質燃焼を行う場合、エンジン1
0の吸気行程においてインジェクタ14から燃料を噴射
させるようにしている。このとき、燃焼室12内では吸
入に伴い空気が撹拌されているため、噴射された燃料は
その空気中に充分に混合されるようになり、均質な混合
気が形成される。
【0026】一方、成層燃焼を行う場合、混合気の点火
直前にあたるエンジン10の圧縮行程においてインジェ
クタ14から燃料を噴射させるようにしている。この結
果、インジェクタ14から噴射された燃料は、シリンダ
11内を上昇中のピストン13頂面のくぼみ13a内に
吹き付けられ、燃焼室12内の点火プラグ15付近のみ
に可燃な混合気が形成される。このとき点火プラグ15
により混合気を点火させるようにすることで、大幅に希
薄な空燃比でも良好な混合気の燃焼が得られる。
直前にあたるエンジン10の圧縮行程においてインジェ
クタ14から燃料を噴射させるようにしている。この結
果、インジェクタ14から噴射された燃料は、シリンダ
11内を上昇中のピストン13頂面のくぼみ13a内に
吹き付けられ、燃焼室12内の点火プラグ15付近のみ
に可燃な混合気が形成される。このとき点火プラグ15
により混合気を点火させるようにすることで、大幅に希
薄な空燃比でも良好な混合気の燃焼が得られる。
【0027】また、このエンジン10では、高負荷運転
時には燃焼方式を均質燃焼として機関出力を確保し、低
負荷運転時には燃焼方式を成層燃焼として大幅に希薄な
空燃比での燃焼を行うことで、冷却損失やポンプ損失等
を低減するようにしている。このようにこのエンジン1
0では、機関運転状態に応じて均質燃焼と成層燃焼との
間で燃焼方式を切り換えることで、燃費の向上を図るよ
うにしている。
時には燃焼方式を均質燃焼として機関出力を確保し、低
負荷運転時には燃焼方式を成層燃焼として大幅に希薄な
空燃比での燃焼を行うことで、冷却損失やポンプ損失等
を低減するようにしている。このようにこのエンジン1
0では、機関運転状態に応じて均質燃焼と成層燃焼との
間で燃焼方式を切り換えることで、燃費の向上を図るよ
うにしている。
【0028】ところで、以上のように均質燃焼と成層燃
焼との間で燃焼方式を切換可能なエンジン10のクラン
クシャフト17は、トルクコンバータ付自動変速機22
のトルクコンバータ20に連結されている。このトルク
コンバータ20は、エンジン10と自動変速機22との
間での回転伝達を例えばオイルなどの流体を媒介して行
っている。そして、このトルクコンバータ20では、上
記流体を媒介させることで変動の大きな機関出力軸17
の回転を無理なく自動変速機22へと伝達させるように
している。
焼との間で燃焼方式を切換可能なエンジン10のクラン
クシャフト17は、トルクコンバータ付自動変速機22
のトルクコンバータ20に連結されている。このトルク
コンバータ20は、エンジン10と自動変速機22との
間での回転伝達を例えばオイルなどの流体を媒介して行
っている。そして、このトルクコンバータ20では、上
記流体を媒介させることで変動の大きな機関出力軸17
の回転を無理なく自動変速機22へと伝達させるように
している。
【0029】また、トルクコンバータ20には、上記流
体を媒介しない回転の直接伝達を許容するためのロック
アップクラッチ21が設けられている。このロックアッ
プクラッチ21は、ロックアップリレーバルブ23によ
る油圧制御に基づき駆動され、クランクシャフト17と
自動変速機22とを機械的に直接連結させている。そし
て、ロックアップクラッチ21による機械的な直接連結
を適宜に行うことで、トルクコンバータ20内のオイル
のすべりによる伝達効率の低下が抑制され、エンジン1
0の燃費向上を図れるようになる。
体を媒介しない回転の直接伝達を許容するためのロック
アップクラッチ21が設けられている。このロックアッ
プクラッチ21は、ロックアップリレーバルブ23によ
る油圧制御に基づき駆動され、クランクシャフト17と
自動変速機22とを機械的に直接連結させている。そし
て、ロックアップクラッチ21による機械的な直接連結
を適宜に行うことで、トルクコンバータ20内のオイル
のすべりによる伝達効率の低下が抑制され、エンジン1
0の燃費向上を図れるようになる。
【0030】このように、エンジン10は、流体を媒介
して回転を伝達するトルクコンバータ20と、このトル
クコンバータ20内の流体を媒介しない回転の直接伝達
を許容するロックアップクラッチ21とを通じて自動変
速機22に連結され、さらには車両の駆動輪に連結され
ている。
して回転を伝達するトルクコンバータ20と、このトル
クコンバータ20内の流体を媒介しない回転の直接伝達
を許容するロックアップクラッチ21とを通じて自動変
速機22に連結され、さらには車両の駆動輪に連結され
ている。
【0031】なお、エンジン10やロックアップクラッ
チ21は、電子制御装置30によって制御される。こう
した制御は、エンジン10やそれが搭載された車両の各
部に設けられた各種センサの出力信号に基づき把握され
るエンジン10の運転状態に基づいて実行される。
チ21は、電子制御装置30によって制御される。こう
した制御は、エンジン10やそれが搭載された車両の各
部に設けられた各種センサの出力信号に基づき把握され
るエンジン10の運転状態に基づいて実行される。
【0032】本実施形態では、そのようなセンサとし
て、スロットル開度センサ31、エンジン回転速度セン
サ32、タービン回転速度センサ33、車速センサ3
4、アクセル開度センサ35等が設けられている。
て、スロットル開度センサ31、エンジン回転速度セン
サ32、タービン回転速度センサ33、車速センサ3
4、アクセル開度センサ35等が設けられている。
【0033】スロットル開度センサ31は、エンジン1
0に導入される吸入空気量を調整するスロットルバルブ
(図示略)の開度を検出し、その検出信号を出力する。
エンジン回転速度センサ32は、クランクシャフト17
の回転数(エンジン10の回転速度Ne)を検出し、そ
の検出信号を出力する。タービン回転速度センサ33
は、トルクコンバータ20のタービン回転速度Nt(ト
ルクコンバータ20の出力軸回転速度)を検出し、その
検出信号を出力する。車速センサ34は、車両の走行速
度(車速)を検出し、その検出信号を出力する。そし
て、アクセル開度センサ35は、アクセルペダル24の
踏み込み量を検出し、その検出信号を出力する。
0に導入される吸入空気量を調整するスロットルバルブ
(図示略)の開度を検出し、その検出信号を出力する。
エンジン回転速度センサ32は、クランクシャフト17
の回転数(エンジン10の回転速度Ne)を検出し、そ
の検出信号を出力する。タービン回転速度センサ33
は、トルクコンバータ20のタービン回転速度Nt(ト
ルクコンバータ20の出力軸回転速度)を検出し、その
検出信号を出力する。車速センサ34は、車両の走行速
度(車速)を検出し、その検出信号を出力する。そし
て、アクセル開度センサ35は、アクセルペダル24の
踏み込み量を検出し、その検出信号を出力する。
【0034】そして、電子制御装置30は、各々図示を
省略したCPU、所定のプログラム、各種マップ等を予
め記憶したROM、CPUの演算結果等を一時記憶する
RAM、バックアップRAM、入/出力回路等を備え、
これら各部をバスによって接続した論理演算回路として
構成されている。この電子制御装置30には、上記各セ
ンサ31〜35等からそれぞれ出力される検出信号が入
力される。また、電子制御装置30は、上記各センサ3
1〜35を含む各種センサからの検出信号に基づき、空
燃比制御を含む燃料噴射量制御、点火時期制御等を実行
するようになっている。
省略したCPU、所定のプログラム、各種マップ等を予
め記憶したROM、CPUの演算結果等を一時記憶する
RAM、バックアップRAM、入/出力回路等を備え、
これら各部をバスによって接続した論理演算回路として
構成されている。この電子制御装置30には、上記各セ
ンサ31〜35等からそれぞれ出力される検出信号が入
力される。また、電子制御装置30は、上記各センサ3
1〜35を含む各種センサからの検出信号に基づき、空
燃比制御を含む燃料噴射量制御、点火時期制御等を実行
するようになっている。
【0035】なお、電子制御装置30は、次の2点
(1)、(2)を利用して「加速時の点火時期遅角制
御」を実行する。この制御において電子制御装置30
は、加速時に回転速度Neが上昇してタービン回転速度
Nt以上となる時点での負荷率K(エンジン負荷)に基
づき、車両前後振動の第1ピークの発生時期を予測す
る。そして、この予測した発生時期に基づき点火時期を
遅角させる時期を決定する。(1)回転速度Neが上昇
してタービン回転速度数Nt以上となる時点(図4
(c)のt1時点)での負荷率Kと、その時点t1から
車両前後振動の第1ピークが発生するまでの時間Taと
の間に相関がある。(2)点火時期を遅角させてから、
その影響で車両前後振動が発生するまでにタイムラグ
(時間Tb)がある。
(1)、(2)を利用して「加速時の点火時期遅角制
御」を実行する。この制御において電子制御装置30
は、加速時に回転速度Neが上昇してタービン回転速度
Nt以上となる時点での負荷率K(エンジン負荷)に基
づき、車両前後振動の第1ピークの発生時期を予測す
る。そして、この予測した発生時期に基づき点火時期を
遅角させる時期を決定する。(1)回転速度Neが上昇
してタービン回転速度数Nt以上となる時点(図4
(c)のt1時点)での負荷率Kと、その時点t1から
車両前後振動の第1ピークが発生するまでの時間Taと
の間に相関がある。(2)点火時期を遅角させてから、
その影響で車両前後振動が発生するまでにタイムラグ
(時間Tb)がある。
【0036】したがって、「加速時の点火時期遅角制
御」を実行するために、電子制御装置30のROMに
は、上記時間Ta,時間Tbおよび車両前後振動の周期
Tcをそれぞれ算出するための各データや、これらのデ
ータ等に基づき同遅角制御を実行するためのプログラム
が格納されている。
御」を実行するために、電子制御装置30のROMに
は、上記時間Ta,時間Tbおよび車両前後振動の周期
Tcをそれぞれ算出するための各データや、これらのデ
ータ等に基づき同遅角制御を実行するためのプログラム
が格納されている。
【0037】具体的には、時間Taを算出するためのデ
ータとして、上記時点t1での負荷率Kと時間Taの相
関を表す相関曲線40(図3参照)をテーブル化したマ
ップがROMに格納されている。このマップは、ギヤ位
置毎に設けられており、アクセルペダル24の踏み込み
速度や電気負荷等をいろいろ変えて負荷率Kを変化させ
たときの時間Taの各データ(図3の四角い黒点で示す
各データ)に基づいて作られる。また、時間Tbは、あ
る一定の走行状態、例えば定常走行状態或いは半加速状
態で、点火時期を急激に遅角させた時点(図4のt2時
点)から車両前後振動が発生するまでの時間である。こ
の時間Tbを算出するためのデータとして、各ギヤ位置
での時間Tbをテーブル化した一次元マップがROMに
格納されている。そして、上記周期Tcを算出するため
のデータとして、各ギヤ位置での周期Tcをテーブル化
した一次元マップがROMに格納されている。
ータとして、上記時点t1での負荷率Kと時間Taの相
関を表す相関曲線40(図3参照)をテーブル化したマ
ップがROMに格納されている。このマップは、ギヤ位
置毎に設けられており、アクセルペダル24の踏み込み
速度や電気負荷等をいろいろ変えて負荷率Kを変化させ
たときの時間Taの各データ(図3の四角い黒点で示す
各データ)に基づいて作られる。また、時間Tbは、あ
る一定の走行状態、例えば定常走行状態或いは半加速状
態で、点火時期を急激に遅角させた時点(図4のt2時
点)から車両前後振動が発生するまでの時間である。こ
の時間Tbを算出するためのデータとして、各ギヤ位置
での時間Tbをテーブル化した一次元マップがROMに
格納されている。そして、上記周期Tcを算出するため
のデータとして、各ギヤ位置での周期Tcをテーブル化
した一次元マップがROMに格納されている。
【0038】ここにいう「負荷率K」とは、現在のエン
ジン回転速度Neにおける最大負荷(最大発生トルク)
に対する、アクセル開度やエアコン負荷、電気負荷等か
ら求められる要求負荷(要求発生トルク)の比をいう。
負荷率Kは、例えば、アクセルペダル24の踏み込み速
度に応じて変化しエアフローメータ(図示略)により検
出される吸入空気量と、エンジン回転速度センサ32に
より検出されるエンジン回転速度Neとに基づいてマッ
プを参照して算出される。そして、図3に示す相関曲線
40をマップ化したテーブルは、自動変速機22のギヤ
位置毎に作って電子制御装置30のROMに格納してあ
る。
ジン回転速度Neにおける最大負荷(最大発生トルク)
に対する、アクセル開度やエアコン負荷、電気負荷等か
ら求められる要求負荷(要求発生トルク)の比をいう。
負荷率Kは、例えば、アクセルペダル24の踏み込み速
度に応じて変化しエアフローメータ(図示略)により検
出される吸入空気量と、エンジン回転速度センサ32に
より検出されるエンジン回転速度Neとに基づいてマッ
プを参照して算出される。そして、図3に示す相関曲線
40をマップ化したテーブルは、自動変速機22のギヤ
位置毎に作って電子制御装置30のROMに格納してあ
る。
【0039】次に、電子制御装置30により実行される
「加速時の点火時期遅角制御」を図1、図3および図4
に基づいて説明する。図1は、その点火時期遅角制御の
処理手順を示している。この処理は、加速中であると判
定されている間、周期的に繰り返し実行される。例え
ば、図4(a)に示すように運転者がアクセルペダル2
4を踏み込んでいき、スロットル開度センサ31で検出
されるスロットル開度が増大している間は、加速中であ
ると判定される。
「加速時の点火時期遅角制御」を図1、図3および図4
に基づいて説明する。図1は、その点火時期遅角制御の
処理手順を示している。この処理は、加速中であると判
定されている間、周期的に繰り返し実行される。例え
ば、図4(a)に示すように運転者がアクセルペダル2
4を踏み込んでいき、スロットル開度センサ31で検出
されるスロットル開度が増大している間は、加速中であ
ると判定される。
【0040】加速中であると判定されて本処理が開始さ
れると、エンジン回転速度センサ32により今回検出さ
れたエンジン回転速度Ne(今回Ne)、タービン回転
速度センサ33により今回検出されたタービン回転速度
Nt(今回Nt)、および前回にそれぞれ検出されたエ
ンジン回転速度Ne(前回Ne),タービン回転速度N
t(前回Nt)等のデータが読み込まれる。
れると、エンジン回転速度センサ32により今回検出さ
れたエンジン回転速度Ne(今回Ne)、タービン回転
速度センサ33により今回検出されたタービン回転速度
Nt(今回Nt)、および前回にそれぞれ検出されたエ
ンジン回転速度Ne(前回Ne),タービン回転速度N
t(前回Nt)等のデータが読み込まれる。
【0041】この後、ステップS100に進み、今回N
eが今回Nt以上でかつ前回Neが前回Nt未満である
か否かが判定される。すなわち、加速によりエンジン回
転速度Neが上昇してタービン回転速度Nt以上になっ
たか否かが判定される。エンジン回転速度Neがタービ
ン回転速度Nt以上になるまでは、ステップS100で
の判定が繰り返し実行される。
eが今回Nt以上でかつ前回Neが前回Nt未満である
か否かが判定される。すなわち、加速によりエンジン回
転速度Neが上昇してタービン回転速度Nt以上になっ
たか否かが判定される。エンジン回転速度Neがタービ
ン回転速度Nt以上になるまでは、ステップS100で
の判定が繰り返し実行される。
【0042】エンジン回転速度Neがタービン回転速度
Nt以上になると(図4(c)のt1時点)、ステップ
S100の判定結果がYESになり、ステップS110
に進む。ステップS110では、回転速度Neがタービ
ン回転速度Nt以上になったt1時点での負荷率K(図
4(b)参照)と、自動変速機22のギヤ位置とに基づ
き、上述したTa算出用のマップを参照して上記時間T
aを算出する。この時間Taは、t1時点から車両前後
振動(車両前後G)の第1のピークが発生するまでの時
間である(図4(d)参照)。また、ステップS110
では、時間Taの他に、ギヤ位置にそれぞれ基づいて、
車両前後振動の周期Tcおよび時間Tbが算出される。
Nt以上になると(図4(c)のt1時点)、ステップ
S100の判定結果がYESになり、ステップS110
に進む。ステップS110では、回転速度Neがタービ
ン回転速度Nt以上になったt1時点での負荷率K(図
4(b)参照)と、自動変速機22のギヤ位置とに基づ
き、上述したTa算出用のマップを参照して上記時間T
aを算出する。この時間Taは、t1時点から車両前後
振動(車両前後G)の第1のピークが発生するまでの時
間である(図4(d)参照)。また、ステップS110
では、時間Taの他に、ギヤ位置にそれぞれ基づいて、
車両前後振動の周期Tcおよび時間Tbが算出される。
【0043】この後、ステップS120に進み、上記今
回NeであるNe(n)が今回NtであるNt(n)以
上(Ne(n)≧Nt(n))になってから(t1時点
から)、(Ta−Tb−Tc/2)の時間が経過したか
否かが判定される。この判定に用いるTa,Tb,Tc
の各値は、上記ステップS110で算出した値を用い
る。t1時点から(Ta−Tb−Tc/2)の時間が経
過するまでは(t1時点からt2時点までの間は)、ス
テップS120の判定が繰り返され、点火時期を遅角さ
せない。一方、t1時点からその時間が経過してステッ
プS120の判定結果がYESになると(t2時点)、
電子制御装置30は点火時期の遅角を実行する(図4
(e)参照)。同図では、t2時点に点火時期を所定量
だけ遅角させた状態を示している。なお、この点火時期
は、例えば、エンジン回転速度Neおよび負荷率K等の
機関運転状態に基づいてROMに格納されたマップを参
照して算出される。
回NeであるNe(n)が今回NtであるNt(n)以
上(Ne(n)≧Nt(n))になってから(t1時点
から)、(Ta−Tb−Tc/2)の時間が経過したか
否かが判定される。この判定に用いるTa,Tb,Tc
の各値は、上記ステップS110で算出した値を用い
る。t1時点から(Ta−Tb−Tc/2)の時間が経
過するまでは(t1時点からt2時点までの間は)、ス
テップS120の判定が繰り返され、点火時期を遅角さ
せない。一方、t1時点からその時間が経過してステッ
プS120の判定結果がYESになると(t2時点)、
電子制御装置30は点火時期の遅角を実行する(図4
(e)参照)。同図では、t2時点に点火時期を所定量
だけ遅角させた状態を示している。なお、この点火時期
は、例えば、エンジン回転速度Neおよび負荷率K等の
機関運転状態に基づいてROMに格納されたマップを参
照して算出される。
【0044】こうして電子制御装置30は、上記ステッ
プS100〜130により、加速時に回転速度Neが上
昇してタービン回転速度Nt以上となる時点t1での負
荷率Kとギヤ位置とに基づき、車両前後振動の第1ピー
クの発生時期を予測する。そして、この予測した発生時
期に基づき点火時期を遅角させる時期(t2時点)を決
定し、この決定した時期(t2時点)に点火時期を遅角
させる。
プS100〜130により、加速時に回転速度Neが上
昇してタービン回転速度Nt以上となる時点t1での負
荷率Kとギヤ位置とに基づき、車両前後振動の第1ピー
クの発生時期を予測する。そして、この予測した発生時
期に基づき点火時期を遅角させる時期(t2時点)を決
定し、この決定した時期(t2時点)に点火時期を遅角
させる。
【0045】こうして点火時期を遅角させた後、ステッ
プS140に進み、Ne(n)がNt(n)以上になっ
てから(Ta−Tb)の時間が経過したか否かが判定さ
れる。t1時点から(Ta−Tb)の時間が経過するま
では、ステップS140の判定が繰り返され、点火時期
を遅角させた状態が維持される。
プS140に進み、Ne(n)がNt(n)以上になっ
てから(Ta−Tb)の時間が経過したか否かが判定さ
れる。t1時点から(Ta−Tb)の時間が経過するま
では、ステップS140の判定が繰り返され、点火時期
を遅角させた状態が維持される。
【0046】一方、t1時点から(Ta−Tb)の時間
が経過してステップS140の判定結果がYESになる
と(t4時点)、ステップS150に進む。このステッ
プS150では、点火時期の遅角を終了させる。この後
は、本処理は一旦終了される。
が経過してステップS140の判定結果がYESになる
と(t4時点)、ステップS150に進む。このステッ
プS150では、点火時期の遅角を終了させる。この後
は、本処理は一旦終了される。
【0047】以上のように構成された一実施形態によれ
ば、以下の作用効果を奏する。 (イ)加速時にエンジン10の回転速度Neが上昇して
タービン回転速度Nt以上となるt1時点(図4(c)
参照)での負荷率Kと、そのt1時点から加速による車
両前後振動のピークが発生するまでの時間Taとに相関
があることを利用して、加速時に点火時期を遅角させる
時期を決定する。すなわち、t1時点での負荷率Kに基
づき前記ピークの発生時期(時間Ta)を予測し、この
予測した発生時期に基づき加速時に点火時期を遅角させ
る時期を決定し、点火時期を遅角させる(図1のステッ
プS100〜S130)。これにより、図4(d)に示
す加速時の車両前後振動の波形に対して図4(f)に示
す逆位相の振動波形が車両に発生する。この逆位相の振
動波形により車両前後振動が抑制され、同前後振動は図
4(g)に示す合成された車両前後振動になり、加速時
のショックが軽減される。
ば、以下の作用効果を奏する。 (イ)加速時にエンジン10の回転速度Neが上昇して
タービン回転速度Nt以上となるt1時点(図4(c)
参照)での負荷率Kと、そのt1時点から加速による車
両前後振動のピークが発生するまでの時間Taとに相関
があることを利用して、加速時に点火時期を遅角させる
時期を決定する。すなわち、t1時点での負荷率Kに基
づき前記ピークの発生時期(時間Ta)を予測し、この
予測した発生時期に基づき加速時に点火時期を遅角させ
る時期を決定し、点火時期を遅角させる(図1のステッ
プS100〜S130)。これにより、図4(d)に示
す加速時の車両前後振動の波形に対して図4(f)に示
す逆位相の振動波形が車両に発生する。この逆位相の振
動波形により車両前後振動が抑制され、同前後振動は図
4(g)に示す合成された車両前後振動になり、加速時
のショックが軽減される。
【0048】このようにして加速時に点火時期を遅角さ
せる時期を決定するため、上記従来技術のように、開発
者が実際の走行テストで、アクセルペダルの踏み込み速
度等の条件をいろいろ変えて、試行錯誤しながら遅角実
行条件を決める必要がない。これにより、点火時期を遅
角させる時期を設定するための作業工数が削減され、そ
の設定に要する作業時間が短縮される。これとともに、
運転者によるアクセルペダルの踏み込み速度等の条件に
よって、加速時の車両前後振動を抑える効果にバラツキ
が生じるのが防止される。すなわち、いろいろなアクセ
ルペダルの踏み込み速度等、全ての条件に対して、加速
時に点火時期を遅角させる時期を最適に設定することが
できる。したがって、加速時の点火時期遅角制御におい
て加速時のショック軽減のための最適な遅角タイミング
を設定することができるとともに、製造コストの低減を
図ることができる。
せる時期を決定するため、上記従来技術のように、開発
者が実際の走行テストで、アクセルペダルの踏み込み速
度等の条件をいろいろ変えて、試行錯誤しながら遅角実
行条件を決める必要がない。これにより、点火時期を遅
角させる時期を設定するための作業工数が削減され、そ
の設定に要する作業時間が短縮される。これとともに、
運転者によるアクセルペダルの踏み込み速度等の条件に
よって、加速時の車両前後振動を抑える効果にバラツキ
が生じるのが防止される。すなわち、いろいろなアクセ
ルペダルの踏み込み速度等、全ての条件に対して、加速
時に点火時期を遅角させる時期を最適に設定することが
できる。したがって、加速時の点火時期遅角制御におい
て加速時のショック軽減のための最適な遅角タイミング
を設定することができるとともに、製造コストの低減を
図ることができる。
【0049】(ロ)次の2点(1),(2)を利用し
て、点火時期を遅角させる時期を決定して遅角するよう
にしている。(1)前記t1時点での負荷率Kと、t1
時点から車両前後振動のピークが発生するまでの時間T
aとに相関がある。(2)点火時期を急激に遅角させて
から、その影響で車両前後振動が発生するまでにタイム
ラグ(時間Tb)がある。すなわち、t1時点での負荷
率Kとギヤ位置とに基づき、前記テーブルから時間Ta
を算出するとともに、加速による車両前後振動の周期T
cと時間Tbを算出する(ステップS110)。そして
t1時点から(Ta−Tb−Tc/2)の時間が経過し
た時点(t2時点)に点火時期を遅角させる(ステップ
S120,S130)。
て、点火時期を遅角させる時期を決定して遅角するよう
にしている。(1)前記t1時点での負荷率Kと、t1
時点から車両前後振動のピークが発生するまでの時間T
aとに相関がある。(2)点火時期を急激に遅角させて
から、その影響で車両前後振動が発生するまでにタイム
ラグ(時間Tb)がある。すなわち、t1時点での負荷
率Kとギヤ位置とに基づき、前記テーブルから時間Ta
を算出するとともに、加速による車両前後振動の周期T
cと時間Tbを算出する(ステップS110)。そして
t1時点から(Ta−Tb−Tc/2)の時間が経過し
た時点(t2時点)に点火時期を遅角させる(ステップ
S120,S130)。
【0050】このようにして点火時期を遅角させる時期
を決定して遅角させるので、その遅角実行時期を設定す
るのに、やればいいことが決まってしまう。すなわち、
上記従来技術のように、開発者が実際の走行テストで、
アクセルペダルの踏み込み速度等の条件をいろいろ変え
て、試行錯誤しながら遅角実行時期を設定する必要がな
い。例えば、その設定をするのに、まずは、ギヤ位置毎
にいろいろなアクセルペダルの踏み方をして、ギヤ位置
毎に、t1時点での負荷率Kと時間Taの相関をテーブ
ル化したマップを電子制御装置30のROM(メモリ)
に格納する。次に、ギヤ位置毎に加速による車両前後振
動の周期Tcをテーブル化したマップと、時間Tbをテ
ーブル化したマップとをそれぞれROMに格納する。そ
して、t1時点から(Ta−Tb−Tc/2)の時間が
経過した時点(t2時点)に点火時期を遅角させるロジ
ックをROMに格納すれば、前記遅角実行時期の設定が
完了する。
を決定して遅角させるので、その遅角実行時期を設定す
るのに、やればいいことが決まってしまう。すなわち、
上記従来技術のように、開発者が実際の走行テストで、
アクセルペダルの踏み込み速度等の条件をいろいろ変え
て、試行錯誤しながら遅角実行時期を設定する必要がな
い。例えば、その設定をするのに、まずは、ギヤ位置毎
にいろいろなアクセルペダルの踏み方をして、ギヤ位置
毎に、t1時点での負荷率Kと時間Taの相関をテーブ
ル化したマップを電子制御装置30のROM(メモリ)
に格納する。次に、ギヤ位置毎に加速による車両前後振
動の周期Tcをテーブル化したマップと、時間Tbをテ
ーブル化したマップとをそれぞれROMに格納する。そ
して、t1時点から(Ta−Tb−Tc/2)の時間が
経過した時点(t2時点)に点火時期を遅角させるロジ
ックをROMに格納すれば、前記遅角実行時期の設定が
完了する。
【0051】これにより、その設定に要する作業時間が
短縮されるとともに、運転者によるアクセルペダルの踏
み込み速度等の条件によって、加速時の車両前後振動を
抑える効果にバラツキが生じるのが防止される。したが
って、加速時に点火時期を遅角させる時期をより最適に
設定することができるとともに、加速時により精度の高
い点火時期の遅角制御を実現することができる。
短縮されるとともに、運転者によるアクセルペダルの踏
み込み速度等の条件によって、加速時の車両前後振動を
抑える効果にバラツキが生じるのが防止される。したが
って、加速時に点火時期を遅角させる時期をより最適に
設定することができるとともに、加速時により精度の高
い点火時期の遅角制御を実現することができる。
【0052】(ハ)前記時間Ta,周期Tcおよび時間
Tbはそれぞれ自動変速機22のギヤ位置毎に算出され
るので、点火時期を遅角させる時期を自動変速機22の
ギヤ位置により異ならせることができる。また、点火時
期の遅角実行時期を設定するのに、ギヤ位置の条件が加
えられるので、点火時期の遅角実行時期をギヤ位置に応
じて最適に設定することができる。これにより、自動変
速機22のギヤ位置に応じた精度の高い点火時期の遅角
制御を実現することができる。
Tbはそれぞれ自動変速機22のギヤ位置毎に算出され
るので、点火時期を遅角させる時期を自動変速機22の
ギヤ位置により異ならせることができる。また、点火時
期の遅角実行時期を設定するのに、ギヤ位置の条件が加
えられるので、点火時期の遅角実行時期をギヤ位置に応
じて最適に設定することができる。これにより、自動変
速機22のギヤ位置に応じた精度の高い点火時期の遅角
制御を実現することができる。
【0053】(ニ)前記t1時点から(Ta−Tb)の
時間が経過した時点(t4時点)に点火時期の遅角を終
了させる(ステップS140,S150)ことで、全て
の条件に対して、点火時期の遅角終了時期を最適に設定
することができる。
時間が経過した時点(t4時点)に点火時期の遅角を終
了させる(ステップS140,S150)ことで、全て
の条件に対して、点火時期の遅角終了時期を最適に設定
することができる。
【0054】[ 変形例]なお、この発明は以下のように
変更して具体化することもできる。 ・上記一実施形態において、時間Taを算出するための
データとして、上記時点t1での負荷率Kと時間Taの
相関を表す相関曲線40(図3参照)をテーブル化した
マップに代えて、その曲線40を表す近似式をギヤ位置
毎にROMに格納するようにしてもよい。
変更して具体化することもできる。 ・上記一実施形態において、時間Taを算出するための
データとして、上記時点t1での負荷率Kと時間Taの
相関を表す相関曲線40(図3参照)をテーブル化した
マップに代えて、その曲線40を表す近似式をギヤ位置
毎にROMに格納するようにしてもよい。
【0055】・上記一実施形態における車両前後振動の
周期Tcは、車両重量によっても変わるが、その重量を
無視すれば、ギヤ位置に応じて決めておけばよい。ま
た、車両重量、例えば自動車の場合に乗員に応じて変わ
る車両重量をセンサで検出し、その検出結果を周期Tc
の設定に反映させるようにしてもよい。
周期Tcは、車両重量によっても変わるが、その重量を
無視すれば、ギヤ位置に応じて決めておけばよい。ま
た、車両重量、例えば自動車の場合に乗員に応じて変わ
る車両重量をセンサで検出し、その検出結果を周期Tc
の設定に反映させるようにしてもよい。
【0056】・上記一実施形態において、点火時期の代
わりにスロットルバルブ(図示略)の開閉を制御するこ
とで、加速時にエンジン10のトルクを一時的に抑制す
るように構成してもよい。
わりにスロットルバルブ(図示略)の開閉を制御するこ
とで、加速時にエンジン10のトルクを一時的に抑制す
るように構成してもよい。
【0057】・上記一実施形態において、点火時期の代
わりに燃料噴射量を制御することで、加速時にエンジン
10のトルクを一時的に抑制するように構成してもよ
い。 ・上記一実施形態において、排気管に絞り弁を設け、点
火時期の代わりに排気管内の背圧を制御することで、加
速時にエンジン10のトルクを一時的に抑制するように
構成してもよい。
わりに燃料噴射量を制御することで、加速時にエンジン
10のトルクを一時的に抑制するように構成してもよ
い。 ・上記一実施形態において、排気管に絞り弁を設け、点
火時期の代わりに排気管内の背圧を制御することで、加
速時にエンジン10のトルクを一時的に抑制するように
構成してもよい。
【0058】・上記一実施形態において、点火時期の遅
角制御とともに、スロットルバルブ、燃料噴射量および
前記背圧の少なくとも一つを制御することで、加速時に
エンジン10のトルクを一時的に抑制するように構成し
てもよい。
角制御とともに、スロットルバルブ、燃料噴射量および
前記背圧の少なくとも一つを制御することで、加速時に
エンジン10のトルクを一時的に抑制するように構成し
てもよい。
【0059】・上記一実施形態において、点火時期の代
わりに、スロットルバルブ、燃料噴射量および前記背圧
の少なくとも二つを組み合せて制御することで、加速時
にエンジン10のトルクを一時的に抑制するように構成
してもよい。
わりに、スロットルバルブ、燃料噴射量および前記背圧
の少なくとも二つを組み合せて制御することで、加速時
にエンジン10のトルクを一時的に抑制するように構成
してもよい。
【0060】・上記一実施形態では、前記時間Ta,周
期Tcおよび時間Tbをそれぞれ自動変速機のギヤ位置
毎に算出するようにしているが、本発明はこのような構
成に限定されない。例えば、これら各パラメータの値が
ギヤ位置によりそれ程変わらない場合には、各パラメー
タの値をギヤ位置毎に設定せずに同じ値にしてもよい。
期Tcおよび時間Tbをそれぞれ自動変速機のギヤ位置
毎に算出するようにしているが、本発明はこのような構
成に限定されない。例えば、これら各パラメータの値が
ギヤ位置によりそれ程変わらない場合には、各パラメー
タの値をギヤ位置毎に設定せずに同じ値にしてもよい。
【0061】・上記一実施形態では、本発明を火花点火
式の筒内噴射式エンジンに適用した例を示したが、本発
明はその他の形式のガソリンエンジンに広く適用可能で
ある。
式の筒内噴射式エンジンに適用した例を示したが、本発
明はその他の形式のガソリンエンジンに広く適用可能で
ある。
【図1】 一実施形態で実行される加速時の点火時期遅
角制御の処理手順を示すフローチャート。
角制御の処理手順を示すフローチャート。
【図2】 一実施形態に係る自動変速機搭載用内燃機関
の制御装置の全体構成を示す概略構成図。
の制御装置の全体構成を示す概略構成図。
【図3】 負荷率Kと時間Taの相関曲線を示すグラ
フ。
フ。
【図4】 加速時の点火時期遅角制御を説明するための
タイミングチャート。
タイミングチャート。
10…内燃機関としてのエンジン、20…トルクコンバ
ータ、22…トルクコンバータ付自動変速機、30…制
御手段としての電子制御装置。
ータ、22…トルクコンバータ付自動変速機、30…制
御手段としての電子制御装置。
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
F02D 45/00 312 F02D 45/00 312E
362 362H
F02P 5/15 F02P 5/15 F
Fターム(参考) 3G022 AA07 CA04 CA09 DA02 EA07
FA06 GA05 GA06 GA08 GA19
GA20
3G065 AA09 AA10 CA14 EA04 FA04
GA10 GA11 GA31 GA41 GA46
3G084 BA02 BA05 BA09 BA13 BA17
CA03 CA04 DA02 DA11 DA25
DA39 EA07 EA11 EB08 EC01
FA05 FA06 FA07 FA10 FA18
FA33
3G093 AA05 BA03 BA19 BA33 CA06
CA07 CB06 DA06 DA09 DB01
DB05 DB11 DB21 EA02 EA04
EA05 EA09 EA13 FA11
3G301 HA04 HA16 JA02 JA04 JA37
KA08 KA09 KA12 LA00 LA01
LB04 MA01 MA11 NA08 NB02
NC02 NE23 PA01Z PA11Z
PA17Z PE01Z PF01Z PF04Z
PF08Z
Claims (6)
- 【請求項1】 トルクコンバータ付自動変速機が搭載さ
れた車両の内燃機関に適用され、加速時のショックを軽
減するのに内燃機関の点火時期を一時的に遅角する制御
を実行する制御手段を備えた自動変速機搭載車用内燃機
関の制御装置において、 前記制御手段は、加速時に前記内燃機関の回転速度が上
昇して前記トルクコンバータのタービン回転速度以上と
なる時点(A)での機関負荷に基づき、加速による車両
前後振動のピークの発生時期を予測し、該予測した発生
時期に基づき前記点火時期を遅角させる時期を決定する
ことを特徴とする自動変速機搭載車用内燃機関の制御装
置。 - 【請求項2】 前記制御手段は、前記時点(A)での機
関負荷とその時点(A)から車両前後振動のピークが発
生するまでの時間(Ta)との相関をテーブル化したマ
ップ或いはその相関を表す近似式から、前記時点(A)
での機関負荷に基づき前記時間(Ta)を算出するとと
もに、加速による車両前後振動の周期(Tc)と、点火
時期を急激に遅角させた時点からその遅角による車両前
後振動が発生するまでの時間(Tb)を算出し、そして
前記時点(A)から(Ta−Tb−Tc/2)の時間が
経過した時点に前記点火時期を遅角させることを特徴と
する請求項1に記載の自動変速機搭載車用内燃機関の制
御装置。 - 【請求項3】 前記時間Taはギヤ位置毎に持たせた前
記マップ或いは近似式から前記時点(A)での機関負荷
とギヤ位置とに基づいて算出されるとともに、前記周期
(Tc)および時間(Tb)はそれぞれギヤ位置に基づ
いて算出されることを特徴とする請求項2に記載の自動
変速機搭載車用内燃機関の制御装置。 - 【請求項4】 前記時点(A)から(Ta−Tb)の時
間が経過した時点に前記点火時期の遅角を終了させるこ
とを特徴とする請求項2又は3に記載の自動変速機搭載
車用内燃機関の制御装置。 - 【請求項5】 トルクコンバータ付自動変速機が搭載さ
れた車両の内燃機関に適用され、加速時のショックを軽
減するのに内燃機関のトルクを一時的に抑制する制御を
実行する制御手段を備えた自動変速機搭載車用内燃機関
の制御装置において、 前記制御手段は、加速時に前記内燃機関の回転速度が上
昇して前記トルクコンバータのタービン回転速度以上と
なる時点(A)での機関負荷に基づき、加速による車両
前後振動のピークの発生時期を予測し、該予測した発生
時期に基づき前記制御の実行時期を決定することを特徴
とする自動変速機搭載車用内燃機関の制御装置。 - 【請求項6】 前記制御手段は、加速時に内燃機関のト
ルクを抑制するために、内燃機関の点火時期、スロット
ルバルブの開閉、燃料噴射量、および排気管内の背圧の
少なくとも一つを制御することを特徴とする請求項5に
記載の自動変速機搭載車用内燃機関の制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002007202A JP2003206775A (ja) | 2002-01-16 | 2002-01-16 | 自動変速機搭載車用内燃機関の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002007202A JP2003206775A (ja) | 2002-01-16 | 2002-01-16 | 自動変速機搭載車用内燃機関の制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003206775A true JP2003206775A (ja) | 2003-07-25 |
Family
ID=27645769
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002007202A Pending JP2003206775A (ja) | 2002-01-16 | 2002-01-16 | 自動変速機搭載車用内燃機関の制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003206775A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006132461A (ja) * | 2004-11-08 | 2006-05-25 | Toyota Motor Corp | 内燃機関のトルク制御装置 |
| KR101316239B1 (ko) | 2007-12-15 | 2013-10-08 | 현대자동차주식회사 | 자동 변속기 탑재 차량의 감속중 가속시 쇽크 저감방법 |
-
2002
- 2002-01-16 JP JP2002007202A patent/JP2003206775A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006132461A (ja) * | 2004-11-08 | 2006-05-25 | Toyota Motor Corp | 内燃機関のトルク制御装置 |
| KR101316239B1 (ko) | 2007-12-15 | 2013-10-08 | 현대자동차주식회사 | 자동 변속기 탑재 차량의 감속중 가속시 쇽크 저감방법 |
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