JP2003207201A - 大気開放弁 - Google Patents
大気開放弁Info
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Abstract
込みなどで水密不良になっても浴槽内の汚水が上水道の
側へ逆流しないようにすることを目的とする。 【解決手段】 直線状の配管を構成するボディ13の側
部に対向して設けられた第1の開口部16および第2の
開口部17の開口中心を結ぶ軸線上にピストン18を配
置し、その一端に上水道の元圧を受けるダイヤフラム2
1を、他端に第2の開口部17を大気と連通または閉塞
する弁体26を配置する。通常は、上水道の元圧により
付勢されて弁体26が第2の開口部17を閉じている。
断水などで元圧が低下したときには、ダイヤフラム21
がピストン18を吸引し、第2の開口部17を開放し
て、内部の水を大気に放出する。このとき、逆止弁に水
密不良があった場合、浴槽の汚水が逆流するが、その汚
水は大気に放出されるので、上水道の側まで逆流するこ
とはない。
Description
特に給湯装置からの温水を浴槽に導く配管の途中に設け
られて浴槽の汚水が上水道へ逆流してしまうのを防止す
る大気開放弁に関する。
す図である。従来の給湯システムにおいて、上水道の給
水管101は、流量センサ102を介して熱交換器10
3および水バイパス弁104の上流側に接続されてお
り、熱交換器103および水バイパス弁104の下流側
は合流した後、水比例弁105に接続されている。この
水比例弁105の下流側は、たとえば台所の蛇口などへ
出湯する給湯管106に接続される。水比例弁105の
下流側は、また、流量センサ107、電磁弁108、逆
止弁109を介して風呂の浴槽110に配管されてお
り、流量センサ107と電磁弁108との間の配管には
負圧破壊装置(バキュームブレーカ)111が設けられ
ている。
センサ102を通り、一部が熱交換器103にて加熱さ
れて湯になり、一部は水バイパス弁104を通って熱交
換器103から出てきた湯と混合される。このとき、水
バイパス弁104により熱交換器103をバイパスする
流量を制御することにより、湯水の混合比が変えられて
出湯温度が制御される。所望の温度に制御された湯は、
さらに、水比例弁105により出湯流量が制御されて給
湯管106より給湯される。
電磁弁108を開けることにより、水比例弁105を出
た湯が流量センサ107、電磁弁108および逆止弁1
09を介して風呂の浴槽110へ供給される。
止弁の構成を有し、通常は、配管内の通水圧により閉じ
ていて、断水などにより、給湯管106に負圧が発生し
た場合には、開いて、その配管内に大気を導入する。こ
れにより、配管内の負圧状態をなくし、浴槽110内の
湯が負圧によって給湯管106の方へ逆流してしまうこ
とを防止している。
給湯システムでは、浴槽に近い側に安全のために2個の
逆止弁を直列に配置してあるが、この逆止弁に異物が噛
み込むなどして逆止弁の水密が不良になっていると、浴
槽の湯がその水頭圧により逆止弁の上流側へ逆流して配
管内に負圧が発生しないため、負圧破壊装置が機能せ
ず、そのまま給湯管の方へ逆流してしまう可能性がある
という問題点があった。
のであり、逆止弁が異物の噛み込みなどで水密不良にな
っても浴槽内の汚水が上水道の側へ逆流するのを完全に
防止することができる大気開放弁を提供することを目的
とする。
決するために、浴槽から上水道への逆流を防止する大気
開放弁において、直線状の配管を構成するとともに側部
に開口された第1の開口部と前記第1の開口部に対向す
る側部に開口された大気開放の第2の開口部とを有する
ボディと、前記第1および第2の開口部の開口中心を結
ぶ軸線上に進退自在に配置されたピストンと、前記ピス
トンの一端に設けられて前記第1の開口部を塞ぐように
配置されたダイヤフラムと、前記ボディの外側より前記
ダイヤフラムを覆うように配置され上水圧を導入して前
記ダイヤフラムとの間に検圧室を構成するケースと、前
記ピストンの他端に保持されて前記第2の開口部を開放
または閉塞する弁体と、前記弁体が開く方向へ前記ピス
トンを付勢するスプリングと、を備えていることを特徴
とする大気開放弁が提供される。
検圧室に導入された上水圧をダイヤフラムが受けてピス
トンを付勢し、その反対側に設けられた弁体で大気に開
放している第2の開口部を閉じているため、単なる配管
として機能している。ここで、浴槽との間に設けられた
逆止弁が異物の噛み込みなどにより水密不良となってい
る状態で、断水などで負圧が発生すると、ダイヤフラム
が負圧を感知してピストンを弁体が開く方向へ付勢する
ことで、第2の開口部が開放され、逆流してきた浴槽内
の汚水をこの第2の開口部を介して大気に放出する。こ
れにより、浴槽内の汚水が上水道の側へ逆流するのを確
実に防止することができる。
湯システムに適用した場合を例に図面を参照して詳細に
説明する。
給湯システムの構成例を示す図である。本発明による大
気開放弁を適用した給湯システムにおいて、上水道の給
水管1は、流量センサ2を介して熱交換器3および水バ
イパス弁4の上流側に接続されており、熱交換器3およ
び水バイパス弁4の下流側は合流した後、水比例弁5に
接続されている。この水比例弁5の下流側は、たとえば
台所の蛇口などへ出湯する給湯管6に接続される。水比
例弁5の下流側は、また、流量センサ7、電磁弁8、大
気開放弁9、逆止弁10を介して風呂の浴槽11に配管
されており、大気開放弁9は、検圧管12を介して給水
管1に接続されている。
サ2を通り、一部が熱交換器3にて加熱されて湯にな
り、一部は水バイパス弁4を通って熱交換器3から出て
きた湯と混合される。このとき、水バイパス弁4により
熱交換器3をバイパスする流量を制御することにより、
湯水の混合比が変えられて出湯温度が制御される。所望
の温度に制御された湯は、さらに、水比例弁5により出
湯流量が制御されて給湯管6より給湯される。
磁弁8を開けることにより、水比例弁5を出た湯が流量
センサ7、電磁弁8、大気開放弁9および逆止弁10を
介して風呂の浴槽11へ供給される。このとき、大気開
放弁9には、検圧管12を介して上水道の元圧が導入さ
れている。
生したときには、大気開放弁9は、上水道の元圧の低下
を感知して大気開放し、配管内の水を大気に放出する。
もし、浴槽11が高所にあり、逆止弁10が異物の噛み
込みなどにより水密不良となっていた場合には、浴槽1
1内の汚水がその水頭圧により逆止弁10を介して大気
開放弁9まで逆流してくるが、その汚水は大気開放弁9
により大気に放出されるため、浴槽内の汚水が給湯管6
の方まで逆流することはない。
る。図2は本発明の第1の実施の形態に係る大気開放弁
の弁閉状態を示す中央縦断面図、図3は本発明の第1の
実施の形態に係る大気開放弁の弁開状態を示す中央縦断
面図である。
ボディ13を有し、このボディ13は、その両端に、電
磁弁8からの配管に接続される接続部14と逆止弁10
が装着された配管に接続される接続部15とを有してい
る。ただし、水の流れに対して方向性はないので、これ
らの接続部14,15は、電磁弁8からの配管および逆
止弁10が装着された配管のいずれに接続してもよい。
ボディ13は、また、その側部、図では上部中央部に第
1の開口部16が開口され、この第1の開口部16に対
向する側部、図では下部中央部に大気開放の第2の開口
部17が開口されている。第1および第2の開口部1
6,17の開口中心を結ぶ軸線上には、ピストン18が
進退自在に配置されている。ピストン18の上部は、第
1の開口部16の通路内壁をガイドとするディスクが、
下部は、第2の開口部17の通路内壁をガイドとする3
本の脚部がそれぞれ一体に形成されている。ピストン1
8の上部のディスクには、リテーナ19およびねじ20
によってダイヤフラム21が固定されている。ダイヤフ
ラム21の外周部は、ボディ13と第1の開口部16を
覆うように設けられたケース22とによって挾持されて
いる。ケース22は、ダイヤフラム21とともに検圧室
23を構成し、検圧管12が接続される検圧管接続部2
4が一体に形成されている。検圧管接続部24と検圧室
23とは、連通孔25によって連通されている。
されている。この弁体26は、第2の開口部17の通路
の途中に形成された段差部からなる弁座27と協働し
て、配管内と大気との間を連通または閉塞する弁を構成
している。さらに、ピストン18の回りには、ピストン
18をダイヤフラム21の方へ付勢するスプリング28
が設けられている。
は、図2に示したように、検圧管12およびケース22
に穿設された連通孔25を介して上水道の元圧が検圧室
23に導入されている。したがって、ダイヤフラム21
は、その元圧を受圧してピストン18を図の下方へ押し
下げており、ピストン18に嵌着された弁体26を弁座
27に着座させている。これにより、大気に開放された
第2の開口部17は閉塞され、大気開放弁9は単なる配
管として機能する。
低下または負圧になると、それに応動して検圧室23の
圧力が低下する。ダイヤフラム21がその低下した圧力
を受圧することにより、図3に示したように、ピストン
18が押し上げられ、弁体26が弁座27から離れて第
2の開口部17を開き、大気開放弁9内の水を大気に放
出する。このとき、逆止弁10が異物の噛み込みなどに
より水密不良となっている場合、浴槽11内の汚水がそ
の水頭圧によって逆流してくるが、その場合でも、その
汚水は、この大気開放弁9により大気に放出されるの
で、給湯管6や給水管1の方まで逆流することはない。
図であって、(A)は圧力、受圧面積およびスプリング
荷重を説明し、(B)は圧力と弁の開閉状態とを説明し
ている。
に示したように、ダイヤフラム21の受圧面積をA、弁
体26の受圧面積をB、検圧室23に導入される上水道
の元圧である1次圧をP1、大気開放弁9内を流れる水
の通水圧力である2次圧をP2、スプリング28のスプ
リング荷重をFsとすると、大気開放弁9内の圧力関係
は、
ると、
受圧面積A、弁体26の受圧面積B、1次圧P1および
2次圧P2の関係を示しており、第2項は、2次圧P2
が0のときに弁が開き始める場合の1次圧P1とスプリ
ング荷重Fsとの関係を示している。
(B)である。1次圧P1は通常高いので、そのときに
は、大気開放弁9は、閉弁領域にあり、断水などが発生
して1次圧P1が低下した時には、開弁領域にある。そ
れら開弁および閉弁の境界は、傾き(A−B)/Aで表
されている。この傾きを1に近づけることで圧力の違い
による変化を抑えることができるが、これを達成するに
は、ダイヤフラム21の受圧面積Aを十分に大きくする
か、弁体26の受圧面積Bを十分に小さくすればよい。
しかし、実用的には、実現できる寸法の大きさを考慮す
ると、ダイヤフラム21の受圧面積Aと弁体26の受圧
面積Bとの比A/Bが8以上あればよく、好ましくは、
比を10程度にし、傾き(A−B)/Aを0.9程度に
するとよい。
気開放弁の弁開状態を示す中央縦断面図である。この図
5において、図2および図3に示した構成要素と同じま
たは同等の構成要素については同じ符号を付してその詳
細な説明は省略する。
0は、第1の実施の形態に係る大気開放弁9と給湯管6
から浴槽11に至る配管上にある電磁弁8および逆止弁
10とを一体に構成した形態を有している。
ボディ13に電磁弁8を配置し、接続部15の側のボデ
ィ13に逆止弁10を配置している。電磁弁8は、ボデ
ィ13と一体に形成された筒状の弁座31とダイヤフラ
ム32によって支持された弁体33とを含む主弁と、主
弁の弁体33の中央に形成された弁座34とソレノイド
のプランジャ35に保持された弁体36とを含むパイロ
ット弁とからなっている。逆止弁10は、筒状のケース
の上流側端部にて内側に突設された弁座37と、この弁
座37に下流側から対向して水の流れ方向に進退自在に
配置された弁体38と、この弁体38を弁座37に対し
て着座する方向に付勢するスプリング39とを有し、こ
の構成が水の流れ方向に2つ直列に配置されている。
ていない時には、図示のように、プランジャ35がスプ
リングの付勢力によって弁体36を弁座34に着座させ
ることでパイロット弁を閉じている。これにより、主弁
の弁体33の上面側の部屋には、その弁体33に穿設さ
れたオリフィスを介して上流側の圧力が導入され、ダイ
ヤフラム32の両側の部屋に圧力差がなくなることで、
主弁はその上流側の圧力で閉じられ、浴槽11への配管
が閉塞される。
が吸引されて図の上方へ移動することで、パイロット弁
が開き、これにより主弁の弁体33の上面側の部屋にあ
る水が弁座34の弁孔を介して下流側に流れることでダ
イヤフラム32の両側の部屋に圧力差が発生し、その圧
力差で弁体33がその弁座31からリフトされて、主弁
は全開状態になる。このとき、検圧室23には、検圧管
接続部24を介して1次圧P1がかかっているため、弁
体26が着座して、第2の開口部17は閉塞されてい
る。したがって、電磁弁8を通過した水は、逆止弁10
を通り、浴槽11へと流れることになる。
合は、第1の実施の形態の大気開放弁9と同じ動作によ
り、弁体26がリフトして、中の水が大気に放出され
る。このとき、逆止弁10に水密不良があって、浴槽1
1からの汚水が逆止弁10を介して逆流してきたとして
も、その汚水は、大気に放出され、給湯管6の方まで逆
流していくことはない。
気開放弁の弁開状態を示す中央縦断面図である。この図
6において、図5に示した構成要素と同じまたは同等の
構成要素については同じ符号を付してその詳細な説明は
省略する。
0は、第2の実施の形態に係る大気開放弁30に加えて
給湯管6から浴槽11に供給される水量を検出する流量
センサ7を一体に構成した形態を有している。
弁8との間のボディ13に流量センサ7を配置してい
る。この流量センサ7は、着磁された複数枚の羽根を有
する羽根車41と、この羽根車41に近接してボディ1
3内に埋設された感磁センサ42と、上流側に配置され
て通過する水に渦流を生起させる整流器43とを有して
いる。
10は、第2の実施の形態の大気開放弁30と同じよう
に配置されている。図7は本発明の第4の実施の形態に
係る大気開放弁の弁開状態を示す中央縦断面図である。
この図7において、図6に示した構成要素と同じまたは
同等の構成要素については同じ符号を付してその詳細な
説明は省略する。
0は、第3の実施の形態に係る大気開放弁40と同じで
あるが、流量センサ7の装着位置を変更した形態になっ
ている。
放弁本体51、流量センサ7および逆止弁10が同軸上
に配置されている。このように、流量センサ7を大気開
放弁本体51と逆止弁10との間に配置したことで、流
量センサ7が逆止弁10の水密不良による汚水の逆流が
あった場合には、その逆流を検出することができるの
で、逆止弁10の水密不良を検出することが可能にな
る。
道の元圧を検出していて、断水などで上水道の元圧が低
下すると、大気開放弁を開けて内部の水を大気に放出す
る構成にした。断水などで上水道の元圧が低下した場
合、内部の水が大気に放出されることで内部の圧力は減
圧するが、このとき、浴槽の手前に設置された逆止弁が
水密不良になっていた場合、浴槽の汚水がその水頭圧に
より逆流してくるが、その汚水は、大気開放弁により大
気に放出されるため、浴槽より逆流してきた汚水が上水
道の側まで逆流していくことはなくなり、この大気開放
弁を適用した給湯システムの信頼性を向上させることが
できる。
一体化することで、部品点数および取り付け工数を低減
でき、給湯システムのコストを低減することができる。
さらに、ダイヤフラムが破損する場合も考えられるが、
この場合でも、大気開放弁は上水道の元圧により閉弁状
態が維持されるため、上水が大気へ放出され続けてしま
うという事態は避けられる。
ムの構成例を示す図である。
弁閉状態を示す中央縦断面図である。
弁開状態を示す中央縦断面図である。
て、(A)は圧力、受圧面積およびスプリング荷重を説
明し、(B)は圧力と弁の開閉状態とを説明している。
弁開状態を示す中央縦断面図である。
弁開状態を示す中央縦断面図である。
弁開状態を示す中央縦断面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 浴槽から上水道への逆流を防止する大気
開放弁において、 直線状の配管を構成するとともに側部に開口された第1
の開口部と前記第1の開口部に対向する側部に開口され
た大気開放の第2の開口部とを有するボディと、 前記第1および第2の開口部の開口中心を結ぶ軸線上に
進退自在に配置されたピストンと、 前記ピストンの一端に設けられて前記第1の開口部を塞
ぐように配置されたダイヤフラムと、 前記ボディの外側より前記ダイヤフラムを覆うように配
置され上水圧を導入して前記ダイヤフラムとの間に検圧
室を構成するケースと、 前記ピストンの他端に保持されて前記第2の開口部を開
放または閉塞する弁体と、 前記弁体が開く方向へ前記ピストンを付勢するスプリン
グと、 を備えていることを特徴とする大気開放弁。 - 【請求項2】 前記ダイヤフラムの受圧面積を、前記弁
体側の受圧面積の8倍以上にしたことを特徴とする請求
項1記載の大気開放弁。 - 【請求項3】 前記ボディ内の通路を開放または閉塞す
る電磁弁と、前記ボディ内を通過する水の逆流を防止す
る逆止弁とを一体に備えていることを特徴とする請求項
1記載の大気開放弁。 - 【請求項4】 前記電磁弁を前記ボディ内の通路の上流
側に配置し、前記逆止弁を前記ボディ内の通路の下流側
に配置したことを特徴とする請求項3記載の大気開放
弁。 - 【請求項5】 前記ボディ内を通過する水量を検出する
流量センサを一体に備えていることを特徴とする請求項
3記載の大気開放弁。 - 【請求項6】 前記流量センサを前記電磁弁よりも上流
側の前記ボディ内の通路に配置したことを特徴とする請
求項5記載の大気開放弁。 - 【請求項7】 前記流量センサを前記ピストンと前記逆
止弁との間に配置したことを特徴とする請求項5記載の
大気開放弁。
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2002
- 2002-01-11 JP JP2002005276A patent/JP3909245B2/ja not_active Expired - Fee Related
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