JP2003227405A - 小型エンジン - Google Patents
小型エンジンInfo
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Abstract
工数が増加しないシリンダの取付構造を備えた小型エン
ジンを得る。 【解決手段】 シリンダ7とクランクケース14とが、
シリンダ7の下部外周に配置された複数の締付ボルト2
5により締結された小型エンジンであって、前記複数の
締付ボルト25の少なくとも一つがシリンダ軸心Oに対
して傾斜してボルト頭部25aがシリンダ軸心Oから離
間する方向に向いている。
Description
業機に使用される小型エンジンのシリンダとクランクケ
ースの締結構造に関する。
に示すように、シリンダ7のクランクケース14への取
り付けが、シリンダ7の下部のシリンダフランジ7dに
挿通した締付ボルト25によって行われていた。図9に
示すように、クランクケース14とシリンダフランジ7
dとの合せ面Zは、シリンダ軸心Oと直交する直交面に
形成されており、シリンダフランジ7dの上面には、締
付ボルト25の取付座面7dbが合せ面Zに対して平行
の向きに形成されている。締付ボルト25は、シリンダ
フランジ7dに形成された挿通孔7daに挿入され、ク
ランクケース14に形成されたねじ孔14aにシリンダ
軸心Oと平行方向にねじ込まれている。図8に示すよう
に、シリンダ7の冷却フイン7aの4ヶ所には、締付ボ
ルト25および締付工具をシリンダ軸心Oの方向から通
すために、切り欠き7abが形成されている。
は、シリンダ7の冷却フイン7aの4ヶ所に切り欠き7
abを形成しているため、冷却フイン7aの面積が小さ
くなってシリンダ7の冷却機能が低下する。また、冷却
フイン7aの形状が周方向に不均一なので、シリンダ冷
却能力に周方向の不均一が生じ、特に冷却風Cが高温と
なる、冷却ファン3の下流側の切り欠き7abの部分が
冷却不足となる。その結果、シリンダ7に大きな熱歪が
発生し、これがブローバイガスの発生量を増大させる。
けないで、図10および図11に示すように、冷却フイ
ン7aの4ヶ所に締付ボルト25および締付工具を通す
ための透孔7acを形成したものもある。これによれ
ば、シリンダ7の冷却能力の不均一は軽減されるが、冷
却フイン7aの面積は小さくなるので、やはりシリンダ
7の冷却機能が低下する。また、孔加工、孔のばり取り
等の加工工数が増加して、コスト高となる。
ので、シリンダの冷却能力を損なうことなく、かつ工数
が増加しないシリンダの取付構造を備えた小型エンジン
を得ることを目的とする。
に、本発明に係る小型エンジンは、シリンダとクランク
ケースとが、シリンダの下部外周に配置された複数の締
付ボルトにより締結された小型エンジンであって、前記
複数の締付ボルトの少なくとも一つがシリンダ軸心に対
して傾斜してボルト頭部がシリンダ軸心から離間する方
向に向いている。上記構成によれば、締付ボルトをシリ
ンダに対して斜め上方から差し込んで、締め付けること
ができるので、冷却フィンが締め付けの邪魔にならな
い。したがって、冷却フィンに切り欠きも透孔も不要に
なるから、シリンダの冷却フィンの面積を大きくできる
ので、シリンダ冷却効果が大きくなるとともに、シリン
ダの周方向の冷却不均一も抑制される。しかも、冷却フ
ィンに透孔を設ける場合と異なり、加工工数が増加しな
い。
した締付ボルトの頭部に近接する冷却フインの先端が、
ボルト軸心方向に沿ってボルト頭部から離れるほどシリ
ンダ外側方へ大きく突出している。上記構成によれば、
ボルト締め付けの邪魔にならない範囲で、シリンダの冷
却フィンの面積を可及的に大きくできる。
記シリンダとクランクケースの合せ面がシリンダ軸心と
直交している。上記構成によれば、シリンダとクランク
ケースの合せ面の加工を、従来の加工方法で容易に行う
ことができる。
シリンダとクランクケースの合せ面がシリンダ軸心に対
して、ボルト軸心と直交するように傾斜している。上記
構成によれば、ボルト軸心と合せ面が直交しているの
で、締付ボルトの締結力が合せ面の法線方向に作用する
ので、合せ面の圧接力が大きくなる。
らに、クランク軸に取り付けられた冷却ファンを有し、
前記冷却ファンに近い位置の締付ボルトは、シリンダ軸
心と平行方向に向いている。上記構成によれば、冷却フ
ィンにおける冷却ファンに近い前部に、締付ボルトとそ
の締付工具を通すための切り欠き、または透孔を形成す
るが、冷却ファンの前部には、シリンダに触れる前の低
温の冷却風が当たるので、切り欠きまたは透孔に伴う冷
却フィンの面積減少による冷却効果の低下および冷却不
均一の影響は小さい。
図2は図1のII−II線断面図、図3はシリンダのクラン
クケースへの取付構造を示す平面図である。図1に示す
小型エンジン1は、刈払機に使用される2サイクルエン
ジンであり、シリンダ7がクランクケース14に取り付
けられ、シリンダ7の吸気ポート71にインシュレータ
80を介して気化器11が連結され、この気化器11の
上流側にエアクリーナ12が連結されている。シリンダ
7の排気ポート72には、マフラ8が接続されている。
シリンダ7は、筒部とヘッド部を一体形成したもので、
その頂部に形成されたプラグ装着孔83に点火プラグ8
2が取り付けられている。燃料タンク10はクランクケ
ース14の下部に取り付けられている。図2に示すよう
に、クランクケース14に支持されたクランク軸2の一
端にフライホイールを兼ねる冷却ファン3が、その外方
にエンジンの出力を刈払機の動力伝達シャフトに伝達す
る遠心クラッチ5がそれぞれ取り付けられている。クラ
ンク軸2の他端にはスタータクラッチ6が取り付けら
れ、その外方に前記クラッチ6を介してクランク軸2を
回転させるリコイルスタータ13が配置されている。
Cは、シリンダ7およびマフラ8を覆うシュラウド9に
よってシリンダ7の冷却フイン7aの間を通るように導
かれてシリンダ7を冷却し、高温の冷却風Cとなって、
シュラウド9に形成された通気孔9aを通して排出され
る。
ンダ下部のシリンダフランジ7dに挿通した締付ボルト
25によって締結されている。締付ボルト25は、図3
に示すように、平面視で矩形のシリンダフランジ7dの
四隅に1つずつ、合計4つ設けられている。シリンダ7
の冷却フィン7aには、透孔も切り欠きも設けられてい
ない。
とクランクケース14との合せ面Zは、シリンダ軸心
O、つまり円筒面からなるシリンダボアの軸心に対して
直交しており、締付ボルト25の取付座面7dbは前記
合せ面Zに対して、つまりシリンダ軸心Oと直交する方
向に対して外下がりに傾斜している。シリンダフランジ
7dとクランクケース14の合せ面Zに介挿されたシリ
ンダガスケット15、およびクランクケース14には、
挿通孔7da、15aおよびねじ孔14aそれぞれが形
成されている。シリンダフランジ7dの挿通孔7daお
よびクランクケース14のねじ孔14aは、シリンダフ
ランジ7dの取付座面7dbと直交する方向に軸心を有
している。締付ボルト25が挿通孔7da、15aに挿
通されてねじ孔14aにねじ込まれている。
心Oに対して傾斜し、ボルト頭部25aが、取付座面7
dbに当接してシリンダ軸心Oから離間する方向に向い
ている。締付ボルト25の軸心O1のシリンダ軸心Oに
対する傾斜角θは5〜20°が好ましく、10〜15°
がさらに好ましい。締付ボルト25の頭部25a近傍の
冷却フィン7aは、その先端7aaが、ボルト軸心方向
Pに沿ってボルト頭部25aから離れるほど外側方に大
きく突出している。
5をシリンダ7に対して斜め上方から差し込んで、締め
付けることができるので、冷却フィン7aが締め付けの
邪魔にならない。したがって、冷却フィン7aに切り欠
きも透孔も不要になるから、シリンダの冷却フィン7a
の面積を大きくできるので、シリンダ冷却効果が大きく
なるとともに、シリンダの周方向の冷却不均一も抑制さ
れる。しかも、冷却フィン7aに透孔を設ける場合(図
10)と異なり、シリンダ7の加工工数が増加しない。
接する冷却フイン7aの先端7aaが、ボルト軸心方向
Pに沿ってボルト頭部25aから離れるほどシリンダ外
側方へ大きく突出しているので、ボルト締め付けの邪魔
にならない範囲で、シリンダの冷却フィン7aの面積を
可及的に大きくできる。さらに、シリンダ7とクランク
ケース14の合せ面Zがシリンダ軸心Oと直交している
ので、シリンダ7とクランクケース14の合せ面Zの加
工を、従来の加工方法で容易に行うことができる。
を示す図である。第1実施形態1との相違点は、図6に
示すように、合せ面Z1をシリンダ7の軸心Oと直交す
る方向に対して外下がりに傾斜した傾斜面とし、シリン
ダフランジ7d上の締付ボルト25の取付座面7dbを
合せ面Z1と平行な外下がりの傾斜面に形成しているこ
とである。これら合せ面Z1および取付座面7dbはシ
リンダ軸心Oと同心の円錐面であるから、加工は容易で
ある。挿通孔7daおよびねじ孔14aは、取付座面7
dbと直交する方向に軸心を有している。したがって、
締付ボルト25の軸心O1は、合せ面Z1および取付座
面7dbと直交し、シリンダ7の軸心Oに対して傾斜し
ており、締付ボルト25の頭部25aは、シリンダ7の
軸心Oから離間する方向に向いている。
施形態と同様に冷却フィン7aの先端7aaをシリンダ
7の頂部に行くほど外側方へ突出させることができるの
で、同様の効果が得られる。しかも、ボルト軸心O1と
合せ面Z1が直交しているから、締付ボルト25の締結
力が合せ面Z1の法線方向に作用するので、合せ面Z1
にかかる圧接力が大きくなる。
ある。図1〜図4に示した第1実施形態との相違点は、
冷却ファン3に近い側(冷却風Cの上流側)の冷却フィ
ン7aの2ヶ所に、図8の従来例と同様な切り欠き7a
bを形成し、この切り欠き7ab部分の締付ボルト25
の取付構造を、図9の断面Cに示した従来例と同様に構
成したことである。他方、冷却風Cの下流側の冷却フィ
ン7aの形状および締付ボルト25の取付構造は、図4
に示した第1実施形態と同様になっている。
aにおける冷却ファン3に近い前部に、締付ボルト25
とその締付工具を通すための切り欠き7abまたは透孔
(図10の7ac)を形成するが、冷却ファン3の前部
には、シリンダ7に触れる前の低温の冷却風Cが当たる
ので、切り欠き7abまたは透孔に伴う冷却フィン7a
の面積減少による冷却効果の低下および冷却不均一の影
響は小さい。他方、冷却風Cが高温となる下流側の冷却
フィン7aの面積は大きいので、所定の冷却能力を保有
することができる。
締付ボルトをシリンダに対して斜め上方から差し込ん
で、締め付けることができるので、冷却フィンが締め付
けの邪魔にならない。したがって、冷却フィンに切り欠
きも透孔も不要になるから、シリンダの冷却フィンの面
積を大きくできるので、シリンダ冷却効果が大きくなる
とともに、シリンダの周方向の冷却不均一も抑制され
る。しかも、冷却フィンに透孔を設ける場合と異なり、
加工工数が増加しない。
断面図である。
と、クランクケースへの取付構造の要部を示す平面図で
ある。
ィンの形状と、クランクケースへの取付構造の要部を示
す平面図である。
ィンの形状と、クランクケースへの取付構造の要部を示
す平面図である。
クケースへの取付構造の要部を示す平面図である。
クランクケースへの取付構造の要部を示す平面図であ
る。
冷却フィン、7aa…先端、7ab…切り欠き、7d…
シリンダフランジ、7da…挿通孔、7db…取付座
面、14…クランクケース、14a…ねじ孔、15…シ
リンダガスケット、15a…挿通孔、25…締付ボル
ト、25a…頭部、C…冷却風、O…シリンダ軸心、O
1…ボルト軸心、P…ボルト軸心方向、Z,Z1 …合せ
面。
Claims (5)
- 【請求項1】 シリンダとクランクケースとが、シリン
ダの下部外周に配置された複数の締付ボルトにより締結
された小型エンジンであって、 前記複数の締付ボルトの少なくとも一つがシリンダ軸心
に対して傾斜してボルト頭部がシリンダ軸心から離間す
る方向に向いている小型エンジン。 - 【請求項2】 請求項1において、前記傾斜した締付ボ
ルトの頭部に近接する冷却フインの先端が、ボルト軸心
方向に沿ってボルト頭部から離れるほどシリンダ外側方
へ大きく突出している小型エンジン。 - 【請求項3】 請求項1または2において、前記シリン
ダとクランクケースの合せ面がシリンダ軸心と直交して
いる小型エンジン。 - 【請求項4】 請求項1または2において、前記シリン
ダとクランクケースの合せ面がシリンダ軸心に対して、
ボルト軸心と直交するように傾斜している小型エンジ
ン。 - 【請求項5】 請求項1から4のいずれかにおいて、さ
らにクランク軸に取り付けられた冷却ファンを有し、前
記冷却ファンに近い位置の締付ボルトは、シリンダ軸心
と平行方向に向いている小型エンジン。
Priority Applications (1)
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