JP2003236820A - 無機質板の製造方法およびそれにより製造された無機質板 - Google Patents
無機質板の製造方法およびそれにより製造された無機質板Info
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Abstract
模様を有する高意匠な無機質板を、塗装のみに頼ること
なく製造することができる方法と、その方法により得ら
れる凹凸模様を有する無機質板を提供する。 【解決手段】 セメント、骨材を主成分とするグリーン
シート(1)を加圧成型してグリーンシート(1)表面
に凹凸模様を付与する工程を含む無機質板の製造方法で
あって、骨材の一部として、加圧成型時にグリーンシー
ト(1)の凹凸模様の凹部における加圧圧力により破壊
する模様付け軽量骨材(2)を用いることを特徴とする
無機質板の製造方法。をよく使う。
Description
の製造方法に関するものである。さらに詳しくは、この
出願の発明は、塗装に頼ることなく、高意匠を備えた凹
凸模様を付与することができる無機質板の製造方法と、
それにより製造された表面に凹凸模様を有する無機質板
に関するものである。
や、間仕切り材などの内装材として、セメント板をはじ
めとする各種の無機質板が用いられている。これらの無
機質板については、とりわけ意匠性の高い製品の需要が
多く、表面に、着色、表面に柄、目地等の凹凸模様、塗
装等の施された無機質板や、天然石風等の自然な風合い
を得るために表層に骨材を散布した無機質板等、多種多
様の意匠を有する無機質板が提供されている。とくに最
近では、深い凹凸模様を有する無機質板や、自然な風合
いの骨材を散布した無機質板が好まれている。
ント、骨材を主成分とし、補強材等を含む原料スラリー
を抄造、押出し成形等の方法によりグリーンシートと
し、このグリーンシートを成型して養生、硬化させるこ
とで製造するようにしている。そして、必要に応じて、
原料に顔料等を用いたり、グリーンシートを金型等で加
圧成型したり、硬化後の無機質板に各種の塗装を施した
り、また加圧成型前のグリーンシートに骨材を散布した
りすることで、上記のような意匠を実現するようにして
いる。
板は、製造が比較的容易であるものの、色調に変化をつ
けることが難しく、着色のみにより意匠性の高い無機質
板を得ることができないという問題がある。
る無機質板は、グリーンシートの加圧成型工程におい
て、一般的な抄造法等による比較的含水率の高いグリー
ンシートを脱水させることにより、模様付けが可能とさ
れている。そのため、加圧圧力が高すぎると脱水により
水の抜け道が形成され、無機質板の強度が低下してしま
うといった問題が発生し、また一方で、加圧圧力が低く
なると、深い凹凸模様を付与することができないといっ
た問題が生じてしまっている。また、たとえば丸網式抄
造法により丸網ロールに巻き取ったり、押出し成形法に
より押出し成形したりして成形されたグリーンシート
は、もともと含水率が低いため、凹凸部の陰影がはっき
りしたシャープな模様付けができないといった問題があ
る。
て、極めて意匠性の高いものが容易に実現されている。
そのため、たとえば浅い凹凸模様や陰影のはっきりしな
い凹凸模様の凹部に影をつけるように塗装することが提
案され、試みられてもいる。しかしながら、無機質板に
塗装を施すと、乾燥等の工程が伴うために工程数が増え
てしまったり、最近の主流となっている骨材による自然
な意匠が失われてしまうという欠点がある。また、製造
環境および使用環境を考慮して、塗装レスによる無機質
板の製造が望まれてもいる。
は、たとえば天然石のような自然な風合いが得られ、塗
装を必要とはしないものの凹部と凸部の明確な区分けを
することや、多色表現を実現すること、多様な表面意匠
を実現すること等が困難であるという問題があった。
事情に鑑みてなされたものであり、従来技術の問題点を
解消し、自然な風合いを保ったまま、シャープな凹凸模
様を有する高意匠な無機質板を、塗装のみに頼ることな
く製造することができる方法と、その方法により得られ
た凹凸模様を有する無機質板を提供することを課題とし
ている。
の課題を解決するものとして、セメント、骨材を主成分
とするグリーンシートを加圧成型してグリーンシート表
面に凹凸模様を付与する工程を含む無機質板の製造方法
であって、骨材の一部として、加圧成型時にグリーンシ
ートの凹凸模様の凹部における加圧圧力により破壊する
模様付け軽量骨材を用いることを特徴とする無機質板の
製造方法(請求項1)を提供する。
法において、模様付け軽量骨材として、表層と内部の色
が異なる軽量骨材を用いることを特徴とする無機質板の
製造方法(請求項2)を、模様付け軽量骨材が着色材を
内包している中空軽量骨材であることを特徴とする無機
質板の製造方法(請求項3)を、模様付け軽量骨材の表
層が、無機系軽量骨材で構成されていることを特徴とす
る無機質板の製造方法(請求項4)を、模様付け軽量骨
材の表層が、有機系発砲体で構成されていることを特徴
とする無機質板の製造方法(請求項5)を、模様付け軽
量骨材として、吸水膨張させた吸水性ポリマーを用いる
ことを特徴とする無機質板の製造方法(請求項6)を、
加圧成型に先立って、グリーンシートの表層材として、
該模様付け軽量骨材を含む原料スラリーを散布する工程
を含むことを特徴とする無機質板の製造方法(請求項
7)を、加圧成型に先立って、グリーンシートの表層材
として、該模様付け軽量骨材を含む骨材を散布する工程
を含むことを特徴とする無機質板の製造方法(請求項
8)を提供する。
様を有する無機質板であって、この凹凸模様の凹部にお
いて、模様付け軽量骨材が加圧破壊されて配設されてい
ることを特徴とする表面に凹凸模様を有する無機質板
(請求項9)なども提供する。
特徴を持つものであるが、以下にその実施の形態につい
て説明する。
の製造方法は、セメント、骨材を主成分とするグリーン
シートを加圧成型してグリーンシート表面に凹凸模様を
付与する工程を含む無機質板の製造方法であって、骨材
の一部として、加圧成型時にグリーンシートの凹凸模様
の凹部における加圧圧力により破壊する模様付け軽量骨
材を用いることを特徴としている。
としては、セメント、骨材を主成分とする各種の材料か
らなるものを対象とすることができる。具体的には、た
とえば、セメントや、珪砂、スラグ等の骨材を主成分と
し、パルプ、ロックウール、ビニロン繊維、ポリプロピ
レン繊維等の補強繊維、および水等からなる原料スラリ
ーを、抄造、押出し成形等によりシート状に成形したグ
リーンシートを用いることが例示される。もちろん、上
記の材料の他に、必要に応じて、例えば、珪石粉、フラ
イアッシュ、シリカ等のシリカ質原料や、増粘剤、減水
剤等の混和剤、顔料等が添加されていてもよい。
ととして、加圧成型前のグリーンシートについては、骨
材の一部として、加圧成型時にグリーンシートに付与さ
れる凹凸模様の、凹部における加圧圧力により破壊する
模様付け軽量骨材を含むようにしている。すなわち、こ
の模様付け軽量骨材は、凹凸模様の凹部において、加圧
圧力により破壊することで、グリーンシートに模様付け
をするという機能を有することになる。
機系、無機系などの各種の材料からなる、各種の構成の
ものを使用することができる。たとえば、具体的には、
模様付け軽量骨材として、表層と内部の色が異なる軽量
骨材を用いることが例示される。
ては、表層と内部の色が元来異なる軽量骨材を用いるこ
ともできるし、たとえば表層を着色あるいはカラーコー
ティングした軽量骨材を用いることもできる。意匠性を
高めたり、色調を調節しやすいという点からは、着色あ
るいはカラーコーティングされた、無機系あるいは有機
系の軽量骨材を使用することが好ましい。より具体的に
は、たとえば、表層を着色あるいはカラーコーティング
した、シラス等のパーライト系骨材を用いることなど
が、簡便なものとして例示される。この模様付け軽量骨
材については、たとえば、その軽量骨材の種類や大き
さ、またカラーコーティングの材質やコーティング厚等
を調整することで、破壊強度を制御することができる。
内包している中空軽量骨材を用いることなども考慮する
ことができる。この場合の着色材は、無機系あるいは有
機系の、液体状、固形状、あるいは粉末状等の任意の着
色材を用いることができる。この着色材としては、たと
えば、各種の顔料、染料、塗料等を用いることができる
が、無機質板の自然な風合いを損なわないようにするに
は天然の顔料あるいはそれに類似の顔料を用いることが
好ましい。また、無機質板の多色表現を実現するには、
無機顔料以外にも、有機顔料、蓄光あるいは蛍光顔料等
の顔料、無機塗料、有機塗料、蓄光あるいは蛍光塗料等
の塗料を用いることができる。さらには、防汚、抗菌等
の各種の機能を備えた着色材を用いること等も考慮する
ことができる。
は、加圧成型時にグリーンシートに付与される凹凸模様
の凹部における加圧圧力により破壊する程度の強度を有
する各種の材料で構成することができる。すなわち、破
壊強度が凹部における加圧圧力程度の各種の材料、ある
いは破壊強度を凹部における加圧圧力程度に調整するこ
とのできる各種の材料を用いることができる。このよう
な材料はいずれかに限定されるものではないが、たとえ
ば、具体的には、パーライト、ガラス等の無機系軽量骨
材や、アクリロニトリル、塩化ビニリデン、ポリスチレ
ン、ポリウレタンなどの有機系発砲体を利用することが
好適な例として示すことができる。この模様付け軽量骨
材については、たとえば、その表層の材料の種類や大き
さ、厚さ等を調整することで、破壊強度を制御すること
ができる。
させた吸水性ポリマーを用いることもでき、これは含水
率の低いグリーンシートについての模様付けに対して極
めて有効となる。もちろん、この吸水ポリマーには、
水、着色水、水以外の液体状着色材などを吸水させても
よい。この模様付け軽量骨材については、たとえば、吸
水性ポリマーの種類により破壊強度を制御することがで
きる。
望のものとすることができるが、平均粒径として0.1
〜10mm程度の大きさものものとすることが好まし
い。
型前のグリーンシートに含まれていればよく、グリーン
シート内に均一に含まれていても、部分的に含まれてい
てもよい。図1〜3に、この出願の発明における、グリ
ーンシート(1)内での模様付け軽量骨材(2)を説明
するための部分断面図を模式的に示した。より具体的に
は、模様付け軽量骨材(2)は、たとえば図1(a)に
例示したように、グリーンシート(1)内に均一に含ま
れていてもよいし、図2(a)に例示したように、グリ
ーンシート(1)の表層に含まれていてもよいし、図3
(a)に例示したように、グリーンシート(1)内のた
とえば表層付近等に部分的に含まれていてもよい。
シート(1)についてさらに説明すると、この出願の発
明のグリーンシート(1)は、その成形方法については
特に制限はなく、たとえば、抄造法や押出し成形法、丸
網ロール法などの各種の方法により成形することができ
る。そして、たとえば図1(a)に示したように、模様
付け軽量骨材(2)をグリーンシート(1)内に均一に
配置させるには、模様付け軽量骨材(2)をセメントお
よび骨材を主成分とする所望の原料とともに混合して原
料スラリーとし、各種の方法によりグリーンシート
(1)を形成することで製造することができる。
に、模様付け軽量骨材(2)をグリーンシート(1)の
表層に配置させるには、予め模様付け軽量骨材(2)以
外の、セメントおよび骨材を主成分とする所望の原料を
混合して原料スラリーとし、各種の方法によりグリーン
シートを形成した後、グリーンシート(1)の表層材
(3)として、模様付け軽量骨材(2)を含む骨材を散
布することで製造することができる。表層材(3)とし
ての骨材は、たとえば無機質板の表層に意匠を付与する
ための各種の骨材と模様付け軽量骨材(2)の混合物で
あってもよいし、模様付け軽量骨材(2)のみであって
もよい。
に、模様付け軽量骨材(2)をグリーンシート(1)内
のたとえば表層付近等に部分的に配置させるには、予め
模様付け軽量骨材(2)以外の、セメントおよび骨材を
主成分とする所望の原料を混合して原料スラリーとし、
各種の方法によりグリーンシート(1)を形成した後、
グリーンシート(1)の表層材(3)として、模様付け
軽量骨材(2)を含む原料スラリーを散布することで製
造することができる。この模様付け軽量骨材(2)を含
む原料スラリーの散布は、グリーンシート(1)の全面
に均一に行なうようにしてもよいし、部分的に行なうよ
うにしてもよい。
含む骨材を散布する工程および模様付け軽量骨材(2)
を含む原料スラリーを散布する工程は、加圧成型の工程
に先立って任意の時点で行なうことができ、より好まし
くはグリーンシート(1)の形成後できるだけ早い時点
で行なうことができる。
(2)の組み合わせおよび配置については、任意のもの
とすることができるが、グリーンシート(1)の含水率
を考慮して決めることもできる。たとえば抄造法等によ
り得られる比較的含水率の高いグリーンシート(1)に
模様付け軽量骨材(2)を含む骨材を散布する場合につ
いては、固形状あるいは粉末状の着色材を含む模様付け
軽量骨材(2)や、固形状あるいは粉末状の模様付け軽
量骨材(2)等を用いることが好ましい。そして、たと
えば押出し成形法、丸網ロール法等により得られる比較
的含水率の低いグリーンシート(1)については、表層
材(3)として、模様付け軽量骨材(2)を含む原料ス
ラリーを散布するようにしたり、模様付け軽量骨材
(2)を含む骨材を散布する場合については液体状の着
色材を含む模様付け軽量骨材(2)や吸水膨張させた吸
水性ポリマーからなる模様付け軽量骨材(2)等を用い
るようにすることが好ましい。
(2)を用いたグリーンシート(1)を加圧成型して表
面に凹凸模様を付与する。加圧成型としては、ロール成
型あるいは平面成型等の公知の各種の成型法を利用する
ことができる。また、加圧成型のための金型(4)も、
目地状、しわ状等の所望の任意の形状を付与できるのも
のとすることができる。この加圧成型の工程において、
模様付け軽量骨材(2)は、図1〜3の(b)に例示し
たように、金型(4)による加圧圧力により、凹凸模様
の凸部においては破壊しないが、凹部において破壊す
る。すなわち、加圧成型されたグリーンシート(1)
は、たとえば、凹凸模様の凸部においては模様付け軽量
骨材(2)の表層の色が、凹部においては模様付け軽量
骨材(2)の内部の色が現われることになる。また、液
体状の着色材を含む模様付け軽量骨材(2)や吸水膨張
させた吸水性ポリマーからなる模様付け軽量骨材(2)
を使用した場合には、凹凸模様の凹部においては、その
液体状の着色材や吸水性ポリマー中の水等が供給される
ことになる。
ては、養生、硬化させることで無機質板とすることがで
きる。もちろん、必要に応じて、加圧成型の前あるいは
後に、たとえばグリーンシートの切断工程や、シーラー
あるいは塗料の塗装等の任意の工程が含まれてよいこと
は言うまでもない。
と、塗装に頼らない、塗装レスの加圧成型によって、表
面に凹凸模様を有するだけでなく、より高い意匠を有す
る無機質板を製造することができる。
表面に凹凸模様を有するだけでなく、凹凸模様の凸部と
凹部とで色調が異なるものとして実現される。すなわ
ち、たとえば、模様付け軽量骨材の表層の色を明るく、
内部あるいは内包された着色材の色を暗くすること等
で、凸部と凹部の陰影のはっきりした、シャープで、よ
り凹凸の深く見える凹凸模様を有する無機質板を実現す
ることができる。また、たとえば、目地等の凹凸模様を
有する無機質板を得るために、模様付け軽量骨材の表層
の色を任意のものし、内部あるいは内包された着色材の
色を白色等にすること等で、目地部である凹部の白色等
が際立った明確な目地模様を有する無機質板を実現する
ことができる。さらに、たとえば、模様付け軽量骨材の
表層、または内部あるいは内包された着色材のいずれか
の色を様々に変化させることで、凸部または凹部のいず
れかの色調が多様に変化した無機質板を得ることができ
る。また、この無機質板は、模様付け軽量骨材として、
たとえば、表層と内部とで色の異なる天然の骨材や、天
然もしくは類似の着色材を内包する模様付け軽量骨材を
用いることで、自然な風合いを保ったまま、表面意匠が
多様に高められたものとして提供される。
装を必要としないため、工程数を簡略化することができ
る。そして、製造時および製品使用時に塗料のない環境
を提供することができる。さらに、模様付け軽量骨材を
選択することにより、凹部に液体状の着色材や吸水性ポ
リマー中の水等を供給することができるため、含水率の
低いグリーンシートを用いた場合であっても十分な凹凸
模様を付与することができる。
態についてさらに詳しく説明する。
造した。<A>は原料スラリー(5)からグリーンシート
(1)をたとえば抄造法によって成形する工程を、<B>
はグリーンシート(1)の表層に表層材(3)を散布す
る工程を、<C>は表層材(3)が散布されたグリーンシ
ート(1)を切断機(6)等によって所定の大きさに切
断する工程を、<D>は切断されたグリーンシート(1)
上に模様付け軽量骨材(2)を散布する工程を、<E>は
所望の凹凸模様を有する金型(4)により模様付け軽量
骨材(2)が散布されたグリーンシート(1)を加圧成
形する工程を、それぞれ模式的に例示している。
よび表層材(3)としては、固形分として、セメント5
0重量%、フライアッシュ18重量%、珪石粉25重量
%、パルプ7重量%を含むスラリーを所望の濃度に調整
したものを用いた。
たグリーンシート(1)は、厚さ12〜15mm、含水
率50〜70%であった。また、散布された表層材
(3)部分については、厚さ1〜5mm、含水率10〜
15%であった。
しては、破壊強度が70〜80kg/cm2で、表面に
黒およびグレーの塗料で着色を施した軽石の分級品(シ
ラス;白色)を用いた。この模様付け軽量骨材(2)
は、平均粒径0.5mmのものと3mmのものとをあわ
せた、粒径約0.5〜3mm程度のものを用いた。グリ
ーンシート(1)上への模様付け軽量骨材(2)の散布
量は、0.5〜2kg/m2とした。
(4)を用い、加圧圧力を60kg/cm2に設定して
加圧成型を行なった。この場合、加圧時に、グリーンシ
ート(1)の凸部にかかる圧力は10〜40kg/cm
2、凹部にかかる圧力は80〜250kg/cm2であっ
た。
リーンシートを養生、硬化して、凹凸模様を有する無機
質板を得た。この無機質板の外観は、凸部においては模
様付け軽量骨材(2)は破壊されておらず、骨材による
自然な風合いが得られ、また模様付け軽量骨材(2)の
表層色である黒およびグレーがあいまって模様となって
見られた。一方、凹部においては模様付け軽量骨材
(2)がほぼ全て破壊されており、シラスの白色により
凹部が模様となって明確に見られた。またこの凹部の白
色も、塗料による着色に比較して自然な色合いで実現さ
れており、自然な窯変調が表現されたものとなった。
型により、無機質板の凹部と凸部を外観上より明確に区
分けすることができた。 (実施例2)実施例1の原料スラリー(5)配合に全固
形分重量の20%程度となるように模様付け軽量骨材
(2)を添加した原料スラリー(5)を用い、グリーン
シート(1)を抄造したのち、メーキングロール(金網
ロール)で巻き取って所定の厚みとし、次いで切断、加
圧成型した。
度が5MPaとなるように発砲させたウレタン系発砲体
カプセルの中に顔料を内包させたものを用いた。またグ
リーンシート(1)上に表層材(3)等の散布は行なわ
なかった。
(4)を用いて、加圧圧力を4.5MPaとして行なっ
た。この場合の凹部の加圧圧力は6〜7MPa程度であ
った。
したところ、凸部においては模様付け軽量骨材(2)は
破壊されておらず、凹部においては模様付け軽量骨材
(2)がほぼ全て破壊されてグリーンシート(1)が内
包された顔料で着色されており、凹部と凸部で明確に色
調を変化させられることが確認された。 (実施例3)実施例1の原料スラリー(5)配合に全固
形分重量の20%程度となるように模様付け軽量骨材
(2)を添加した原料スラリー(5)を用い、グリーン
シート(1)を抄造したのち、メーキングロールで巻き
取って所定の厚みとし、次いで切断、加圧成型した。こ
のグリーンシートの含水率は比較的低いものであった。
度6MPa程度で収縮する、含水させた吸水性ポリマー
を用いた。またグリーンシート(1)上に表層材(3)
等の散布は行なわなかった。
(4)を用いて、加圧圧力を4.5MPaとして行なっ
た。この場合の凹部の加圧圧力は6〜7MPa程度であ
った。
型であったが、加圧時に凹部において模様付け軽量骨材
(2)から水が供給されたため、グリーンシート(1)
にシャープな凹凸模様を付与することができた。
るものではなく、細部については様々な態様が可能であ
ることは言うまでもない。
明によって、自然な風合いを保ったまま、シャープな凹
凸模様を有する高意匠な無機質板を、塗装のみに頼るこ
となく製造することができる方法と、その方法により得
られた凹凸模様を有する無機質板が提供される。
ンシートの部分断面図の一例を模式的に例示した図であ
る。
ンシートの部分断面図の一例を模式的に例示した図であ
る。
ンシートの部分断面図の一例を模式的に例示した図であ
る。
図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 セメント、骨材を主成分とするグリーン
シートを加圧成型してグリーンシート表面に凹凸模様を
付与する工程を含む無機質板の製造方法であって、骨材
の一部として、加圧成型時にグリーンシートの凹凸模様
の凹部における加圧圧力により破壊する模様付け軽量骨
材を用いることを特徴とする無機質板の製造方法。 - 【請求項2】 模様付け軽量骨材として、表層と内部の
色が異なる軽量骨材を用いることを特徴とする請求項1
記載の無機質板の製造方法。 - 【請求項3】 模様付け軽量骨材が着色材を内包してい
る中空軽量骨材であることを特徴とする請求項2記載の
無機質板の製造方法。 - 【請求項4】 模様付け軽量骨材の表層が、無機系軽量
骨材で構成されていることを特徴とする請求項2または
3記載の無機質板の製造方法。 - 【請求項5】 模様付け軽量骨材の表層が、有機系発砲
体で構成されていることを特徴とする請求項2または3
記載の無機質板の製造方法。 - 【請求項6】 模様付け軽量骨材として、吸水膨張させ
た吸水性ポリマーを用いることを特徴とする請求項1記
載の無機質板の製造方法。 - 【請求項7】 加圧成型に先立って、グリーンシートの
表層材として、該模様付け軽量骨材を含む原料スラリー
を散布する工程を含むことを特徴とする請求項1ないし
6いずれかに記載の無機質板の製造方法。 - 【請求項8】 加圧成型に先立って、グリーンシートの
表層材として、該模様付け軽量骨材を含む骨材を散布す
る工程を含むことを特徴とする請求項1ないし7いずれ
かに記載の無機質板の製造方法。 - 【請求項9】 表面に凹凸模様を有する無機質板であっ
て、この凹凸模様の凹部において、模様付け軽量骨材が
加圧破壊されて配設されていることを特徴とする表面に
凹凸模様を有する無機質板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002042735A JP2003236820A (ja) | 2002-02-20 | 2002-02-20 | 無機質板の製造方法およびそれにより製造された無機質板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002042735A JP2003236820A (ja) | 2002-02-20 | 2002-02-20 | 無機質板の製造方法およびそれにより製造された無機質板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003236820A true JP2003236820A (ja) | 2003-08-26 |
Family
ID=27782742
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002042735A Pending JP2003236820A (ja) | 2002-02-20 | 2002-02-20 | 無機質板の製造方法およびそれにより製造された無機質板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003236820A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007022018A (ja) * | 2005-07-21 | 2007-02-01 | Matsushita Electric Works Ltd | 圧縮成形用組成物、圧縮成形体の製造方法及び成形状態の評価方法 |
| JP2009029643A (ja) * | 2007-07-25 | 2009-02-12 | Ube Ind Ltd | 窯業建材用多孔質材料、窯業建材およびそれらの製造方法 |
-
2002
- 2002-02-20 JP JP2002042735A patent/JP2003236820A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007022018A (ja) * | 2005-07-21 | 2007-02-01 | Matsushita Electric Works Ltd | 圧縮成形用組成物、圧縮成形体の製造方法及び成形状態の評価方法 |
| JP2009029643A (ja) * | 2007-07-25 | 2009-02-12 | Ube Ind Ltd | 窯業建材用多孔質材料、窯業建材およびそれらの製造方法 |
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