JP2003237630A - 自動車のラジエータコアサポートメンバ - Google Patents

自動車のラジエータコアサポートメンバ

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JP2003237630A
JP2003237630A JP2002034208A JP2002034208A JP2003237630A JP 2003237630 A JP2003237630 A JP 2003237630A JP 2002034208 A JP2002034208 A JP 2002034208A JP 2002034208 A JP2002034208 A JP 2002034208A JP 2003237630 A JP2003237630 A JP 2003237630A
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Takeshi Mori
赳 森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 閉断面の金属材からなるアッパメンバと樹脂
材からなる複数のステイ部の上端部とを強固に結合でき
て、強度・剛性を高めることができる自動車のラジエー
タコアサポートメンバの提供を図る。 【解決手段】 樹脂材からなるステイ部4,5の上端部
を閉断面の金属材からなるアッパメンバ2に突設したフ
ランジ部6の樹脂アンカー部7を含めて、該アッパメン
バ2の外周を包囲して一体的にモールド成形してあるた
め、樹脂アンカー部7で樹脂材と金属材とが有機的に強
固に結合され、ステイ部4,5とアッパメンバ2との結
合強度が高められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のラジエータ
コアサポートメンバに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車体の組立工程の簡略化と組付作
業の自動化等を狙って、車体前端部に配設されるラジエ
ータコアサポートメンバを車体前部とは別体に構成し、
該ラジエータコアサポートメンバにラジエータや空調用
コンデンサ等の熱交換器を始めとする各種のフロント部
品をサブアッセンブリして所謂フロントエンドモジュー
ルを構成し、車体の組立ラインで該フロントエンドモジ
ュールを車体前部に組付けるようにしている。
【0003】このラジエータコアサポートメンバの中に
は、アッパメンバを閉断面の金属材、例えばアルミ合金
等の軽量金属材料を閉断面に押出し成形した押出し材で
構成して所要の強度・剛性を確保する一方、このアッパ
メンバとロアメンバとを上下方向に繋ぐ左右一対のサイ
ドステイ部や中央部のフードロックステイを樹脂材で形
成して、これらステイ部の上端部を前記アッパメンバの
外周を包囲して一体的にモールド成形して連結したもの
がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ように閉断面の金属材からなるアッパメンバの外周を包
囲して樹脂材からなるステイ部の上端部を一体的にモー
ルド成形した構造では、金属材と樹脂材との境界面の接
着力がほとんど期待できず、構造体の結合部として十分
強固であるとは言えない。
【0005】そこで、本発明は閉断面の金属材からなる
アッパメンバと樹脂材からなる複数のステイ部の上端部
とを強固に結合できて、強度・剛性を一段と高めること
ができる自動車のラジエータコアサポートメンバを提供
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にあって
は、車幅方向に延在するアッパメンバと、このアッパメ
ンバの下方に略平行に配置したロアメンバと、これらア
ッパメンバとロアメンバとを上下方向に連結した複数の
ステイ部とを備えて、車体前端部に配設される自動車の
ラジエータコアサポートメンバにおいて、前記アッパメ
ンバを閉断面の金属材で形成して、該アッパメンバの長
手方向外面に沿って外方に突出するフランジ部を形成す
ると共に、該フランジ部に樹脂材が連結する樹脂アンカ
ー部を設ける一方、前記ステイ部を樹脂材で形成し、該
ステイ部の上端部を前記樹脂アンカー部を含めてアッパ
メンバの外周を包囲して一体的にモールド成形して連結
したことを特徴としている。
【0007】請求項2の発明にあっては、請求項1に記
載の自動車のラジエータコアサポートメンバにおいて、
前記フランジ部を、アッパメンバの下面に下向きに突設
したことを特徴としている。
【0008】請求項3の発明にあっては、請求項1,2
に記載の自動車のラジエータコアサポートメンバにおい
て、前記アッパメンバを一枚の鋼板材をロール成形して
閉断面に形成し、前記鋼板材のロール成形止端部を一対
の合わせフランジとして形成して、これら合わせフラン
ジで前記フランジ部を構成したことを特徴としている。
【0009】請求項4の発明にあっては、請求項3に記
載の自動車のラジエータコアサポートメンバにおいて、
前記合わせフランジの一方を、これに連なる隣接のメン
バ側壁の延長上に形成したことを特徴としている。
【0010】請求項5の発明にあっては、請求項1〜4
に記載の自動車のラジエータコアサポートメンバにおい
て、前記複数のステイ部の上端部に跨って樹脂材連結部
を前記フランジ部の樹脂アンカー部を包囲して一体にモ
ールド成形し、該樹脂材連結部にハーネスを抱持するハ
ーネスホルダ部を一体成形したことを特徴としている。
【0011】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、樹脂材
からなるステイ部の上端部を閉断面の金属材からなるア
ッパメンバに突設したフランジ部の樹脂アンカー部を含
めて、該アッパメンバの外周を包囲して一体的にモール
ド成形してあるため、前記樹脂アンカー部で樹脂材と金
属材とが有機的に強固に結合され、従って、ステイ部と
アッパメンバとの結合強度が高められて、ラジエータコ
アサポートメンバ全体の強度・剛性を一段と高めること
ができる。
【0012】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
の発明の効果に加えて、フランジ部をアッパメンバの下
面に下向きに突設してあるため、フランジ部が前後方向
又は上方に突出してアッパメンバの前後幅又は高さが増
大することがなく、ラジエータコアサポートメンバのス
ペース効率を些かも損なうことがない。
【0013】請求項3に記載の発明によれば、請求項
1,2の発明の効果に加えて、アッパメンバを一枚の剛
板材をもって閉断面にロール成形しているため、アルミ
製の閉断面の押出し材を用いるのに較べてコスト的に有
利に得ることができる。
【0014】また、フランジ部はロール成形止端部の一
対の合わせフランジで多重パネル構造として得られるの
で、アッパメンバの曲げ剛性が高められると共に樹脂ア
ンカー部でのステイ部との結合強度をより一層高めるこ
とができる。
【0015】請求項4に記載の発明によれば、請求項3
の発明の効果に加えて、一対の合わせフランジのうち一
方をそれに連なる隣接のメンバ側壁の延長上に形成して
あるため、ロール成形により一対の合わせフランジを共
に曲折成形するのに較べて成形工数を少なくできてコス
ト的に有利に得ることができる。
【0016】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
〜4の発明の効果に加えて、ラジエータコアサポートメ
ンバにサブアッセンブリされる各種フロント部品のハー
ネスをまとめて、アッパメンバに長さ方向に一体的に形
成されたハーネスホルダに収納、保持できるため、ハー
ネスの配索レイアウトを容易に行えると共に、該ハーネ
スを整然と収納することができる。
【0017】しかも、このようにハーネスを整然と収納
できることに加えて、ハーネスホルダはアッパメンバの
フランジ部に沿って樹脂アンカー部で一体的にモールド
成形された樹脂材連結部に一体成形されているため、ハ
ーネスホルダとアッパメンバとの有機的な結合状態が維
持されて、該ハーネスホルダがアッパメンバから離間す
るようなことがなく、従って、見栄えが向上して品質感
を高めることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面と
共に詳述する。
【0019】図1は本発明のラジエータコアサポートメ
ンバの全体構造を示す斜視図で、ラジエータコアサポー
トメンバ1は、車幅方向に延在するアッパメンバ2と、
このアッパメンバ2の下方に略平行に配置したロアメン
バ3と、これらアッパメンバ2とロアメンバ3とを上下
方向に連結したステイ部としての左右一対のサイドステ
イ部4、および中央部のフードロックステイ5と、を備
えている。
【0020】前記ロアメンバ3、サイドステイ部4、お
よびフードロックステイ5は何れも適宜の樹脂材で型成
形してあり、本実施形態ではこれらロアメンバ3とサイ
ドステイ部4およびフードロックステイ5とを一体的に
形成してある。
【0021】アッパメンバ2は閉断面の金属材で形成し
てあり、その左右両端部には下側が開放したコ字形断面
の金属材からなる接続メンバ2Sを接合連結して、該接
続メンバ2Sを介して図外の車体前部におけるフードリ
ッジメンバ端に結合するようにしている。
【0022】前記アッパメンバ2は、例えば図2〜図4
に示すように、一枚の鋼板材をもって矩形閉断面にロー
ル成形してあり、ロール成形止端部を一対の合わせフラ
ンジ6aとして形成して、これら合わせフランジ6a,
6aをシーム溶接又はスポット溶接(本実施形態ではス
ポット溶接Wによる場合を示している)して、アッパメ
ンバ2の長手方向外面に沿って外方に突出するフランジ
部6を形成している。
【0023】本実施形態では前記フランジ部6をアッパ
メンバ2の下面に下向きに突設してあり、前記一対の合
わせフランジ6a,6aのうち一方を、これに連なって
隣接するメンバ側壁、例えばメンバ前壁の延長上に形成
して、前記フランジ部6が該前壁の下部延長上となるよ
うにしてある。
【0024】前記左右の接続メンバ2Sはその端部をア
ッパメンバ2の端部に外嵌してスポット溶接等により接
合固定してあり、これら接続メンバ2Sの接続部分に前
記サイドステイ部4の上端部を連結し、アッパメンバ2
の車幅方向中央部に前記フードロックステイ5の上端部
を連結するようにしている。
【0025】前記フランジ部6のこれらサイドステイ部
4およびフードロックステイ5の連結相当部には、複数
の貫通孔7aを設けてこの貫通孔7aを通して樹脂材が
連結する樹脂アンカー部7としてある。
【0026】そして、前記サイドステイ部4およびフー
ドロックステイ5の各上端部を、前記樹脂アンカー部7
を含めてアッパメンバ2の外周を包囲して一体的にモー
ルド成形して、これらサイドステイ部4およびフードロ
ックステイ5の各上端部をアッパメンバ2に連結してあ
る。
【0027】以上の実施形態構造によれば、樹脂材から
なるサイドステイ部4およびフードロックステイ5の各
上端部を、閉断面の金属材からなるアッパメンバ2に突
設した樹脂アンカー部7を含めて、該アッパメンバ2の
外周を包囲して一体的にモールド成形してあるため、前
記樹脂アンカー部7の貫通孔7aを介して前記ステイ部
4,5の樹脂材とアッパメンバ2の金属材とが有機的に
強固にがっちりと結合され、従って、これらステイ部
4,5とアッパメンバ2との結合強度が高められて、ラ
ジエータコアサポートメンバ1全体の強度・剛性を一段
と高めることができる。
【0028】特に、本実施形態では前述のように、アッ
パメンバ2を一枚の剛板材をもって閉断面にロール成形
して、前記フランジ部6をロール成形止端部の一対の合
わせフランジ部6a、6aで多重パネル構造として得ら
れるので、アッパメンバ2の曲げ剛性が高められると共
に、樹脂アンカー部7でのステイ部4,5との結合強度
をより一層高めることができる。
【0029】また、このような強度上の効果とは別に、
アッパメンバ2を剛板材でロール成形することによっ
て、アルミ材をもって閉断面に押出し成形した押出し材
を用いるのに較べてコスト的に有利に得ることができ、
とりわけ、前記一対の合わせフランジ6a,6aのうち
一方6aをそれに連なる隣接のメンバ前壁の延長上に形
成してあるため、ロール成形により一対の合わせフラン
ジ6a、6aを共に曲折成形するのに較べて成形工数を
少なくでき、より一層コスト的に有利に得ることができ
る。
【0030】更に、前記フランジ部6をアッパメンバ2
の下面に下向きに突設してあるから、該フランジ部6が
前後方向又は上方に突出してアッパメンバ2の前後幅又
は高さが増大することがなく、ラジエータコアサポート
メンバ2のスペース効率を些かも損なうことがない。
【0031】図5〜図7は本発明の第2実施形態を示す
もので、本実施形態にあっては前記第1実施形態におけ
る左右のサイドステイ部4,4とフードロックステイ5
とに跨って帯板状の樹脂材連結部8を一体成形したもの
で、この樹脂材連結部8は前記フランジ部6に貫通孔7
aを設けて形成した複数の樹脂アンカー部7で部分的に
ブラケット部8aを介してステイ部4,5の上端部と略
同一幅で水平に一体にモールド成形してあり、該樹脂材
連結部8とアッパメンバ2の底壁との間に図外のハーネ
スを抱持するハーネスホルダ9をコ字形断面として長さ
方向に一体に形成してある。
【0032】本実施形態では前述の合わせフランジ6
a,6aからなるフランジ部6をメンバ底壁の中央部に
形成してあって、前記ステイ部4,5の背面側にもこの
コ字形断面のハーネスホルダ9が一連に連続するように
形成してある一方、これらステイ部4,5の上端部の前
面側のコ字形断面部には複数の補強用縦リブ10を一体
に形成してある。
【0033】従って、この第2実施形態によれば前記第
1実施形態と同様の効果が得られる他に、ラジエータコ
アサポートメンバ2にサブアッセンブリされる各種フロ
ント部品のハーネスをまとめて前記ハーネスホルダ9に
収納、保持できるため、ハーネスの配索レイアウトを容
易に行えると共に、該ハーネスを整然と収納することが
できる。
【0034】しかも、このようにハーネスを整然と収納
できることに加えて、ハーネスホルダ9は前記フランジ
部6に沿って樹脂アンカー部7で一体的にモールド成形
された樹脂材連結部8に一体成形されているため、ハー
ネスホルダ9とアッパメンバ2との有機的な結合状態が
維持されて、該ハーネスホルダ9がアッパメンバ2から
離間するようなことがなく、従って、見栄えが向上して
品質感を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の全体構造を示す斜視
図。
【図2】本発明の第1実施形態の要部を背面側から見た
斜視図。
【図3】図2のA−A線に沿う断面図。
【図4】図2のB−B線に沿う断面図。
【図5】本発明の第2実施形態を示す図2と同様の斜視
図。
【図6】図5のC−C線に沿う断面図。
【図7】図5のD−D線に沿う断面図。
【符号の説明】
1…ラジエータコアサポートメンバ 2…アッパメンバ 3…ロアメンバ 4…サイドステイ部4(ステイ部) 5…フードロックステイ(ステイ部) 6…フランジ部 6a…合わせフランジ 7…樹脂アンカー部 8…樹脂材連結部 9…ハーネスホルダ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車幅方向に延在するアッパメンバと、こ
    のアッパメンバの下方に略平行に配置したロアメンバ
    と、これらアッパメンバとロアメンバとを上下方向に連
    結した複数のステイ部とを備えて、車体前端部に配設さ
    れる自動車のラジエータコアサポートメンバにおいて、 前記アッパメンバを閉断面の金属材で形成して、該アッ
    パメンバの長手方向外面に沿って外方に突出するフラン
    ジ部を形成すると共に、該フランジ部に樹脂材が連結す
    る樹脂アンカー部を設ける一方、 前記ステイ部を樹脂材で形成し、該ステイ部の上端部を
    前記樹脂アンカー部を含めてアッパメンバの外周を包囲
    して一体的にモールド成形して連結したことを特徴とす
    る自動車のラジエータコアサポートメンバ。
  2. 【請求項2】 フランジ部を、アッパメンバの下面に下
    向きに突設したことを特徴とする請求項1に記載の自動
    車のラジエータコアサポートメンバ。
  3. 【請求項3】 アッパメンバを一枚の鋼鈑材をロール形
    成して閉断面に形成し、前記鋼鈑材のロール成形止端部
    を一対の合わせフランジとして形成して、これら合わせ
    フランジで前記フランジ部を構成したことを特徴とする
    請求項1,2に記載の自動車のラジエータコアサポート
    メンバ。
  4. 【請求項4】 合わせフランジの一方を、これに連なる
    隣接のメンバ側壁の延長上に形成したことを特徴とする
    請求項3に記載の自動車のラジエータコアサポートメン
    バ。
  5. 【請求項5】 複数のステイ部の上端部に跨って樹脂材
    連結部を前記フランジ部の樹脂アンカー部を包囲して一
    体にモールド成形し、該樹脂材連結部にハーネスを抱持
    するハーネスホルダ部を一体成形したことを特徴とする
    請求項1〜4の何れかに記載の自動車のラジエータコア
    サポートメンバ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005297627A (ja) * 2004-04-07 2005-10-27 Furukawa Electric Co Ltd:The ワイヤーハーネス配索構造

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