JPH10244963A - 自動車の後部車体構造 - Google Patents

自動車の後部車体構造

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JPH10244963A
JPH10244963A JP5199397A JP5199397A JPH10244963A JP H10244963 A JPH10244963 A JP H10244963A JP 5199397 A JP5199397 A JP 5199397A JP 5199397 A JP5199397 A JP 5199397A JP H10244963 A JPH10244963 A JP H10244963A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車体の後部開口部周りの強度剛性を高められ
る自動車の後部車体構造の提供を図る。 【解決手段】 バックピラー9のバックピラーレインフ
ォース11の下端部に車幅方向中央側に向けて曲折して
延設したエクステンション部15をリヤエンドクロスメ
ンバ6の外側面に接合して、該リヤエンドクロスメンバ
6とリヤエンドパネル7とからなる車幅方向の閉断面部
8内にバックピラー9の上下方向の閉断面部12に連な
る第2の車幅方向の閉断面部16を形成することによ
り、これら上下方向の閉断面部12と車幅方向の閉断面
部8とを連続させることができて、車体の後部開口部周
りの強度剛性を高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車、とりわけ、
バックドア備えた自動車の後部車体構造に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】バックドアタイプの自
動車の後部開口部は、その両側にバックピラーインナと
バックピラーレインフォースとで閉断面に形成されて上
下方向に延在するバックピラーと、リヤフロアパネルの
フロアエンドに接合したリヤエンドクロスメンバとリヤ
エンドパネルとにより形成した車幅方向の閉断面部とで
主要骨格部を構成して該後部開口部周りの強度剛性を確
保するようにしているが、バックピラーの閉断面部とリ
ヤエンドクロスメンバおよびリヤエンドパネルで形成し
た車幅方向の閉断面部とが不連続となるため、強度剛性
を高めるためには別途補強手段を講じる必要があって、
構造が複雑となってしまうばかりでなく、重量的におよ
びコストに不利となってしまうことは否めない(特開平
6−144289号公報参照)。
【0003】そこで、本発明は簡単な構造によって車体
の後部開口部周りの強度剛性を一段と高めることができ
る自動車の後部車体構造を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1にあっては、リ
ヤフロアパネルのフロアエンドに接合したリヤエンドク
ロスメンバと、該リヤエンドクロスメンバの外側に接合
したリヤエンドパネルとで車幅方向に延在する閉断面部
を形成する一方、リヤフロアパネルのフロアサイドに接
合したリヤサイドインナパネルとリヤエンドパネルとに
下端部を接合したバックピラーインナと、該バックピラ
ーインナの外側に接合したバックピラーレインフォース
とで、上下方向に延在する閉断面のバックピラーを形成
した構造において、前記バックピラーレインフォースの
下端部に車幅方向中央側に向けて曲折したエクステンシ
ョン部を延設し、該エクステンション部をリヤエンドク
ロスメンバの外側面に接合して、前記リヤエンドクロス
メンバとリヤエンドパネルとで形成した車幅方向の閉断
面部内に、これらエクステンション部とリヤエンドクロ
スメンバとで、バックピラーの閉断面部に連なる第2の
車幅方向の閉断面部を形成したことを特徴としている。
【0005】請求項2にあっては、請求項1に記載の第
2の車幅方向の閉断面部を、リヤフロアパネル下面に前
後方向に接合したリヤサイドメンバの後端部と交差する
位置まで形成して、該リヤサイドメンバとリヤフロアパ
ネルとで形成した前後方向の閉断面部と第2の車幅方向
の閉断面部とが直交するようにしたことを特徴としてい
る。
【0006】請求項3にあっては、請求項1,2に記載
のエクステンション部の端部の後側壁にはシート部を膨
出成形して、エクステンション部を該シート部を介して
リヤエンドパネルに結合したことを特徴としている。
【0007】請求項4にあっては、請求項3に記載のシ
ート部はリヤサイドメンバ後端部の延長上に形成してあ
ると共に、該シート部を形成したエクステンション部の
端部には、その内側断面形状に合わせて形成したボック
ス状のシートブロック部材を嵌合固定し、該シートブロ
ック部材をリヤエンドクロスメンバの外側面に接合して
第2の車幅方向の閉断面部の端部を閉塞すると共に、リ
ヤバンパーステイを前記リヤエンドパネルおよびシート
部を挟んで該シートブロック部材に結合固定したことを
特徴としている。
【0008】
【発明の効果】請求項1によれば、バックピラーレイン
フォースの下端部のエクステンション部を車幅方向中央
側に向けて曲折して延設しててリヤエンドクロスメンバ
の外側面に接合し、リヤエンドクロスメンバとリヤエン
ドパネルとからなる車幅方向の閉断面部内に、エクステ
ンション部とリヤエンドクロスメンバとからなる第2の
車幅方向の閉断面部を形成して、バックピラーの上下方
向の閉断面部を該車幅方向の閉断面部に連続的に接続し
て、上下方向骨格部材と車幅方向骨格部材同志の結合と
してあることと併せて、バックピラーの下端部が連接す
る部分では車幅方向の閉断面部が前記第2の車幅方向の
閉断面部の形成によって多重の閉断面構造となっている
ため、車体の後部開口部周りの強度剛性を一段と高める
ことができる。
【0009】しかも、前述のようにバックピラーレイン
フォースの下端部にエクステンション部を車幅方向中央
部に向けて曲折して延設して、該エクステンション部を
リヤエンドクロスメンバの外側面に接合して、車幅方向
の閉断面部内に第2の車幅方向の閉断面部を形成した簡
単な構成として、専用の補強構造部材等を不要としてい
るため、部品点数および組付作業工数等の増大を伴うこ
とがなくコスト的におよび重量的に有利に得ることがで
きる。
【0010】請求項2によれば、請求項1の効果に加え
て、第2の車幅方向の閉断面部をリヤサイドメンバの後
端部と交差する位置まで形成して、該リヤサイドメンバ
とリヤフロアパネルとからなる前後方向の閉断面部と第
2の車幅方向の閉断面部とが直交するようにして、バッ
クピラーに作用する捩り荷重を直接前後方向の閉断面部
に分散負担させることができるため、車体の後部開口部
周りの強度剛性をより一層高めることができる。
【0011】請求項3にあっては、請求項1,2の効果
に加えて、リヤエンドパネルをエクステンション部のシ
ート部の部分で該エクステンション部に結合してあるた
め、リヤエンドパネルの面剛性を高められて車体の後部
開口部周りの強度剛性を更に高めることができる。
【0012】請求項4にあっては、請求項3の効果に加
えて、シート部を形成したエクステンション部の端部を
ボックス状のシートブロック部材で閉塞して、第2の車
幅方向の閉断面部とリヤサイドメンバの後端部との接続
部分を強度的に固めてあるため、車体の後部開口部周り
の強度剛性を更に高めることができると共に、該シート
ブロック部材の配設部分にリヤバンパーステイを結合し
てあるため、リヤバンパーステイの取付剛性を高めるこ
とができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
と共に詳述する。
【0014】図1〜3において、1はフロアパネルを示
し、その両側部下面にはリヤホイールハウスインナ2の
側部に沿って逆ハット形断面のリヤサイドメンバ3を接
合して、前後方向に縦走する閉断面部4を形成してい
る。
【0015】リヤフロアパネル1の側縁部およびリヤホ
イールハウスインナ2の側縁部は、リヤサイドインナパ
ネル5に接合してある。
【0016】リヤフロアパネル1の後縁にはフランジ1
aを上向きに曲折成形してあって、該フランジ1aをリ
ヤエンドクロスメンバ6に接合してある。
【0017】リヤエンドクロスメンバ6はその左右両側
部分を除く中央部分を後方に向けて略コ字形断面に形成
してあり、該リヤエンドクロスメンバ6の外側に、それ
ぞれの上下縁フランジ6a,7aを介してリヤエンドパ
ネル7を接合して、これらリヤエンドクロスメンバ6と
リヤエンドパネル7とで車幅方向の閉断面部8を形成し
ている。
【0018】9はバックピラーインナ10とバックピラ
ーレインフォース11とで上下方向の閉断面部12を形
成したバックピラーを示す。
【0019】バックピラーインナ10は略L字形断面に
形成してあって、下側の脚部13をリヤエンドクロスメ
ンバ6の側部に重合すると共に、リヤサイドインナパネ
ル5の後縁部に沿って重合して、これらリヤエンドクロ
スメンバ6とリヤサイドインナパネル5とに跨って接合
してあると共に、該脚部13に車幅方向中央側に向けて
延設したジョイント部14をリヤエンドクロスメンバ6
の上壁裏面に重合し、かつ、後部周縁のフランジ10b
を該リヤエンドクロスメンバ6の上縁フランジ6aに重
合してそれぞれ接合してある。
【0020】バックピラーレインフォース11は略チャ
ンネル形断面に形成してあって、その前側から下側に回
り込んで形成した側部フランジ11aを、バックピラー
インナ10の前側周縁10aに整合させると共に、リヤ
サイドインナパネル5に重合してそれぞれ接合してあ
り、また、後部周縁のフランジ11bはバックピラーイ
ンナ10の後壁に重合して接合してある。
【0021】このバックピラーレインフォース11の下
端部には、車幅方向中央側に向けて曲折した略コ字形断
面のエクステンション部15を一体に延設してある。
【0022】このエクステンション部15はバックピラ
ーレインフォース11の後端壁と外側壁および後部内側
壁のそれぞれの延長として形成してあり、上縁に連続し
た後部周縁のフランジ11bおよび下縁フランジ15a
をリヤエンドクロスメンバ6の外側面に重合して接合
し、前記リヤエンドクロスメンバ6とリヤエンドパネル
7とからなる車幅方向の閉断面部8内に、これらエクス
テンション部15とリヤエンドクロスメンバ6とで、バ
ックピラー9の上下方向の閉断面部12に連なる第2の
車幅方向の閉断面部16を形成している。
【0023】この実施形態では前記エクステンション部
15をリヤサイドメンバ3の後端部と交差する位置まで
形成して、前後方向の閉断面部4と第2の車幅方向の閉
断面部16とが直交するようにしてある。
【0024】また、このエクステンション部15の端部
の後側壁にはシート部17を膨出成形して、エクステン
ション部15を該シート部17を介して後述するように
リヤエンドパネル7に結合するようにしてある。
【0025】更に、このシート部17を形成したエクス
テンション部15の端部には、その断面形状に合わせて
形成したボックス状のシートブロック部材18を嵌合し
て接合配置してあり、該シートブロック部材18をリヤ
サイドメンバ3の後端部の延長上で、前縁のフランジ1
8aを介してリヤエンドクロスメンバ6の外側面に接合
して第2の車幅方向の閉断面部16の端部を閉塞してあ
り、そして、リヤバンパー22のバンパーステイ23を
前記リヤエンドパネル7およびシート部17を挟んで該
シートブロック部材18にボルト・ナット19によって
締結固定してある。
【0026】20はリヤフェンダパネルを示し、該リヤ
フェンダパネル20はバックピラー9を内包するピラー
部21を備え、該ピラー部21の前部側の周縁フランジ
21aをバックピラーレインフォース11の側部フラン
ジ11aと、リヤサイドインナパネル5の上縁とに整合
して接合すると共に、後部側の周縁フランジ21bをバ
ックピラーレインフォース11の後部周縁のフランジ1
1bと、リヤエンドパネル7の上縁フランジ7aとに整
合して接合し、更に、下縁のフランジ21cをリヤエン
ドパネル7の側縁のフランジ7bに突き合わせると共に
リヤサイドインナパネル5に重合して接合してある。
【0027】以上の実施形態の構造によれば、バックピ
ラーレインフォース11はその下端部に車幅方向中央側
に向けて曲折した略コ字形断面のエクステンション部1
5を延設してあって、該エクステンション部15をリヤ
エンドクロスメンバ6の外側面に接合して、該リヤエン
ドクロスメンバ6とリヤエンドパネル7とからなる車幅
方向の閉断面部8内に、バックピラー9の上下方向の閉
断面部12に連なる第2の車幅方向の閉断面部16を形
成しているから、前記バックピラー9の上下方向の閉断
面部12と該車幅方向の閉断面部8とが連続的に接続さ
れて、上下方向骨格部材と車幅方向骨格部材同志の結合
となり、しかも、バックピラー9の下端部が連接する部
分では車幅方向の閉断面部8が第2の車幅方向の閉断面
部16によって多重の閉断面構造となり、この結果、車
体の後部開口部周りの強度剛性を一段と高めることがで
きる。
【0028】しかも、前述のようにバックピラーレイン
フォース11の下端部にエクステンション部15を車幅
方向中央側に向けて曲折して延設して、該エクステンシ
ョン部15をリヤエンドクロスメンバ6の外側面に接合
して、車幅方向の閉断面部8内に第2の車幅方向の閉断
面部16を形成した簡単な構成として、専用の補強構造
部材等を不要としているから、部品点数および組付作業
工数等の増大を伴うことがなくコスト的におよび重量的
に有利に得ることができる。
【0029】特に本実施形態にあっては、前述のエクス
テンション部15とリヤエンドクロスメンバ6とからな
る第2の車幅方向の閉断面部16は、リヤサイドメンバ
3の後端部と交差する位置まで形成して、リヤサイドメ
ンバ3とリヤフロアパネル1とからなる前後方向の閉断
面部4と、該第2の車幅方向の閉断面部16とが直交す
るように構成してあるから、バックピラー9に作用する
捩り荷重を直接この前後方向の閉断面部4に分散負担さ
せることができて、車体の後部開口部周りの強度剛性を
より一層高めることができる。
【0030】また、エクステンション部15の端部はシ
ート部17を介してリヤエンドパネル7に結合して該リ
ヤエンドパネル7の面剛性を高めてあり、しかも、該エ
クステンション部15の端部内にはシートブロック部材
18を嵌合固定して、該シートブロック部材18をリヤ
サイドメンバ3の後端部の延長上でリヤエンドクロスメ
ンバ6に接合して前記第2の車幅方向の閉断面部16の
端部を閉塞してあるので、車体の後部開口部周りの強度
剛性を更に高めることができる。
【0031】そして更に、リヤバンパー22のステイ2
3を前記リヤサイドメンバ3の延長上で、リヤサイドメ
ンバ7およびシート部17を挟んでシートブロック部材
18にボルト・ナット19により締結固定してあるた
め、該リヤバンパーステイ23の取付剛性を高めること
もできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す斜視図。
【図2】同実施形態の分解斜視図。
【図3】図1のA−A線に沿う断面図。
【符号の説明】
1 リヤフロアパネル 3 リヤサイドメンバ 4 前後方向の閉断面部 5 リヤサイドインナパネル 7 リヤエンドパネル 8 車幅方向の閉断面部 9 バックピラー 10 バックピラーインナ 11 バックピラーレインフォース 12 上下方向の閉断面部 15 エクステンション部 16 第2の車幅方向の閉断面部 17 シート部 23 リヤバンパーステイ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リヤフロアパネルのフロアエンドに接合
    したリヤエンドクロスメンバと、該リヤエンドクロスメ
    ンバの外側に接合したリヤエンドパネルとで車幅方向に
    延在する閉断面部を形成する一方、リヤフロアパネルの
    フロアサイドに接合したリヤサイドインナパネルとリヤ
    エンドパネルとに下端部を接合したバックピラーインナ
    と、該バックピラーインナの外側に接合したバックピラ
    ーレインフォースとで、上下方向に延在する閉断面のバ
    ックピラーを形成した構造において、前記バックピラー
    レインフォースの下端部に車幅方向中央側に向けて曲折
    したエクステンション部を延設し、該エクステンション
    部をリヤエンドクロスメンバの外側面に接合して、前記
    リヤエンドクロスメンバとリヤエンドパネルとで形成し
    た車幅方向の閉断面部内に、これらエクステンション部
    とリヤエンドクロスメンバとで、バックピラーの閉断面
    部に連なる第2の車幅方向の閉断面部を形成したことを
    特徴とする自動車の後部車体構造。
  2. 【請求項2】 第2の車幅方向の閉断面部を、リヤフロ
    アパネル下面に前後方向に接合したリヤサイドメンバの
    後端部と交差する位置まで形成して、該リヤサイドメン
    バとリヤフロアパネルとで形成した前後方向の閉断面部
    と第2の車幅方向の閉断面部とが直交するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1記載の自動車の後部車体構造。
  3. 【請求項3】 エクステンション部の端部の後側壁には
    シート部を膨出成形して、エクステンション部を該シー
    ト部を介してリヤエンドパネルに結合したことを特徴と
    する請求項1,2記載の自動車の後部車体構造。
  4. 【請求項4】 シート部はリヤサイドメンバ後端部の延
    長上に形成してあると共に、該シート部を形成したエク
    ステンション部の端部には、その内側断面形状に合わせ
    て形成したボックス状のシートブロック部材を嵌合固定
    し、該シートブロック部材をリヤエンドクロスメンバの
    外側面に接合して第2の車幅方向の閉断面部の端部を閉
    塞すると共に、リヤバンパーステイを前記リヤエンドパ
    ネルおよびシート部を挟んで該シートブロック部材に結
    合固定したことを特徴とする請求項3記載の自動車の後
    部車体構造。
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