JP2003237882A - 電子部品キャリアテープ用カバーフィルム - Google Patents
電子部品キャリアテープ用カバーフィルムInfo
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Abstract
フィルムを構成する各層間の接着性が優れ、薄肉化が可
能でかつ製造も容易な電子部品キャリアーテープ用カバ
ーフィルムを提供する。 【解決手段】 基材層(I)11と、基材層(I)11
に接し、エチレン(共)重合体(A)100〜20質量
%および他のポリオレフィン系樹脂(B)0〜80質量
%を含有するポリオレフィン系樹脂組成物の組成物層
(II)12とを有し、前記共重合体(A)がシングルサ
イト系触媒の存在下に製造されたものであり、共重合体
(A)の密度が0.86〜0.97g/cm3 、メルト
フローレートが0.1〜200g/10分である電子部
品キャリアテープ用カバーフィルム10。
Description
したキャリアテープにおいて、その蓋材として用いられ
る電子部品キャリアーテープ用カバーフィルムに関し、
詳しくは、アンカーコート剤等の接着剤を用いることな
く、カバーフィルムを構成する各層間の接着強度に優
れ、薄肉化が可能で、かつ製造も容易な電子部品キャリ
アーテープ用カバーフィルムに関する。
子部品についても小型高性能化が進んでいる。このよう
な電子機器の組立工程においては、プリント基板上に電
子部品を自動的に実装することが行われている。このよ
うな自動実装に供される電子部品は、電子部品が自動的
に順次供給されるように、テーピング包装されている。
ば、図6に示すような、電子部品キャリアーテープが使
用されている。この電子部品キャリアーテープ20は、
一定間隔で電子部品30を収納するくぼみ21が形成さ
れたキャリアテープ本体22と、該キャリアテープ本体
22の上面に、両端が長さ方向にヒートシールされたカ
バーフィルム23とから構成されるものである。
チレンテレフタレート(PET)等の二軸延伸フィルム
からなる基材層24と、該基材層24にアンカーコート
剤からなるアンカーコート層25を介して接着された、
オレフィン系樹脂からなる中間層26と、該中間層26
に接し、スチレン系樹脂からなるヒートシール層27と
からなるものが、一般的に用いられている。
リアテープ本体22とからなる電子部品キャリアテープ
20に収納された電子部品30は、カバーフィルム23
を自動剥離装置により剥離した後、自動取出機によりキ
ャリアテープ本体22のくぼみ21から取り出され、プ
リント基板等に実装される。
3において、基材層24に使用されるポリエチレンテレ
フタレート(PET)等の二軸延伸フィルムと、中間層
26に使用されるオレフィン系樹脂とは接着性に乏しい
ため、これらはアンカーコート剤を介して積層する必要
がある。しかしながら、このアンカーコート剤には溶剤
が含まれているため、カバーフィルム23の製造の際に
は、揮発した溶剤によって作業環境が悪化するという問
題があった。また、溶剤を取り扱うため、火災予防に細
心の注意を払う必要があった。また、換気設備を整える
必要があり、このような設備に対する負担によって製造
コストが高くなるという問題があった。
材層24、中間層26およびヒートシール層27からな
る3層構造のフィルムであるため厚肉であり、使用後に
廃棄されるカバーフィルムの量の低減や、材料コストの
低減の観点から、薄肉化が求められている。また、この
カバーフィルム23は、3層構造のフィルムであるため
製造工程が複雑になり、製造コストがかさむという問題
もあった。
剤等の接着剤を用いることなく、カバーフィルムを構成
する各層間の接着性が優れ、薄肉化が可能で、かつ製造
も容易な電子部品キャリアーテープ用カバーフィルムを
提供することにある。
部品キャリアテープ用カバーフィルムは、基材からなる
基材層(I)と、該基材層(I)に接し、エチレン
(共)重合体(A)100〜20質量%および他のポリ
オレフィン系樹脂(B)0〜80質量%を含有するポリ
オレフィン系樹脂組成物からな組成物層(II)とを有
し、前記エチレン(共)重合体(A)が、シングルサイ
ト系触媒の存在下に製造されたものであり、該エチレン
(共)重合体(A)の(a)密度が0.86〜0.97
g/cm3 、(b)メルトフローレートが0.01〜2
00g/10分であることを特徴とする。
能を有することが望ましい。また、前記エチレン(共)
重合体(A)は、下記(a)から(d)の要件を満足す
るものであることが望ましい。 (a)密度が0.86〜0.97g/cm3 、 (b)メルトフローレートが0.01〜200g/10
分、 (c)分子量分布(Mw/Mn)が1.5〜4.5、 (d)連続昇温溶出分別法(TREF)による溶出温度
−溶出量曲線の積分溶出曲線から求めた全体の25%が
溶出する温度T25と全体の75%が溶出する温度T75と
の差T75−T25および密度dが、下記(式1)の関係を
満足すること (式1) T75−T25≦−670×d+644
は、さらに下記(e)の要件を満足することが望まし
い。 (e)連続昇温溶出分別法(TREF)による溶出温度
−溶出量曲線の積分溶出曲線から求めた全体の25%が
溶出する温度T25と全体の75%が溶出する温度T75と
の差T75−T25および密度dが、下記(式2)の関係を
満足すること (式2) d<0.950g/cm3 のとき T75−T25≧−300×d+285 d≧0.950g/cm3のとき T75−T25≧0
は、さらに下記(f)および(g)の要件を満足するエ
チレン(共)重合体(A1)、または、さらに下記
(h)および(i)の要件を満足するエチレン(共)重
合体(A2)であることが望ましい。 (f)25℃におけるオルソジクロロベンゼン(ODC
B)可溶分量X(質量%)、密度dおよびメルトフロー
レート(MFR)が下記(式3)および(式4)の関係
を満足すること (式3)d−0.008logMFR≧0.93の場合 X<2.0 (式4)d−0.008logMFR<0.93の場合 X<9.8×103×(0.9300−d+0.008
logMFR)2+2.0 (g)連続昇温溶出分別法(TREF)による溶出温度
−溶出量曲線のピークが複数個存在すること
よる溶出温度−溶出量曲線のピークが一つであること (i)融点ピークを1ないし2個以上有し、かつそのう
ち最も高い融点Tmlと密度dが、下記(式5)の関係を
満足すること (式5) Tml≧150×d−19
は、さらに下記(j)の要件を満足することが望まし
い。 (j)メルトテンション(MT)とメルトフローレート
(MFR)が、下記(式6)を満足すること (式6) logMT≦−0.572×logMFR+0.3
カバーフィルムにおいては、前記エチレン(共)重合体
中の(k)ハロゲン含有量が10ppm以下であること
が望ましい。
に、(l)添加剤を配合せず、もしくは実質的に被接触
物に悪影響を与えない添加剤を配合してなることが望ま
しい。
図1は、本発明の電子部品キャリアテープ用カバーフィ
ルムの一例を示す断面図である。この電子部品キャリア
テープ用カバーフィルム10は、基材からなる基材層
(I)11と、該基材層(I)11に接する、ポリオレ
フィン系樹脂組成物からなる組成物層(II)12とを有
して概略構成されるものである。
に用いられる基材とは、フィルムまたはシート、板状体
等を包含するものである。このような基材としては、例
えば、ポリプロピレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリ
エステル系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体鹸化
物、ポリ塩化ビニリデン、ポリカーボネート等のプラス
チックフイルムまたはシート(これらの延伸物、印刷
物、金属等の蒸着物等の二次加工したフイルム、シート
を包含する)、アルミニウム、鉄、銅、これらを主成分
とする合金等の金属箔または金属板、セロファン、紙、
織布、不織布等が用いられる。
フィルム10用の基材としては、耐熱性に優れ、引張強
度、引裂強度等の点から、ポリエチレンテレフタレート
(PET)等のポリエステル系樹脂、ナイロン6等のポ
リアミド系樹脂およびポリプロピレン系樹脂の二軸延伸
フィルムが好適に用いられる。
シールによって電子部品キャリアーテープの本体にカバ
ーフィルムを接着するための層であるとともに、ヒート
シール時に組成物層(II)とキャリアテープ本体との界
面にかかる熱と圧力を均一にし、組成物層(II)とキャ
リアテープ本体との間のヒートシール強度が均一になる
ようにするための層である。
合体(A)100〜20質量%および他のポリオレフィ
ン系樹脂(B)0〜80質量%を含有するポリオレフィ
ン系樹脂組成物からなるものである。そして、組成物層
(II)に使用されるエチレン(共)重合体(A)は、シ
ングルサイト系触媒の存在下に製造されたものであり、
エチレン(共)重合体(A)の(a)密度は0.86〜
0.97g/cm3 、(b)メルトフローレートが0.
01〜200g/10分であるものである。
単独重合体またはエチレンと炭素数3〜20、好ましく
は炭素数3〜12のα−オレフィンとを共重合させるこ
とにより得られるものである。炭素数3〜20のα−オ
レフィンとしては、プロピレン、1−ペンテン、4−メ
チル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン、1
−デセン、1−ドデセンなどが挙げられる。また、これ
らα−オレフィンの含有量は、合計で通常30モル%以
下、好ましくは3〜20モル%以下の範囲で選択される
ことが望ましい。
は、0.86〜0.97g/cm3の範囲であり、好ま
しくは0.90〜0.94g/cm3 の範囲である。密
度が0.86g/cm3 未満では、剛性(腰の強さ)、
耐熱性が劣るものとなる。また、密度が0.94g/c
m3 を超えると、引裂強度、耐衝撃性等が不十分とな
る。
トフローレート(以下、MFRと記す)は、0.01〜
200g/10分の範囲であり、好ましくは0.1〜1
00g/10分、さらに好ましくは0.5〜80g/分
の範囲である。MFRが0.01g/10分未満では、
成形加工性が劣るものとなる。また、MFRが200g
/10分を超えると、引裂強度、耐衝撃性等が劣るもの
となる。
記(c)および(d)の要件をさらに満足するものであ
ることが好ましい。エチレン(共)重合体(A)の
(c)分子量分布(Mw/Mn)は、好ましくは1.5
〜4.5、より好ましくは2.0〜4.0、さらに好ま
しくは2.5〜3.0の範囲である。Mw/Mnが1.
5未満では、成形加工性が劣るものとなる。Mw/Mn
が4.5を超えると、引裂強度、耐衝撃性等が不十分と
なるおそれがある。ここで、エチレン(共)重合体の分
子量分布(Mw/Mn)は、ゲルパーミエイションクロ
マトグラフィー(GPC)により質量平均分子量(M
w)と数平均分子量(Mn)を求め、それらの比(Mw
/Mn)を算出することにより求めることができる。
図2に示すように、(d)連続昇温溶出分別法(TRE
F)による溶出温度−溶出量曲線の積分溶出曲線から求
めた全体の25%が溶出する温度T25と全体の75%が
溶出する温度T75との差T75−T25および密度dが、下
記(式1)の関係を満足するものが好ましい。 (式1) T75−T25≦−670×d+644 T75−T25と密度dが上記(式1)の関係を満足しない
場合には、低温ヒートシール性、接着強度が劣るものと
なる懸念が生じる。
る。まず、試料を酸化防止剤(例えば、ブチルヒドロキ
シトルエン)を加えたODCBに試料濃度が0.05質
量%となるように加え、140℃で加熱溶解する。この
試料溶液5mlを、ガラスビーズを充填したカラムに注
入し、0.1℃/分の冷却速度で25℃まで冷却し、試
料をガラスビーズ表面に沈着する。次に、このカラムに
ODCBを一定流量で流しながら、カラム温度を50℃
/hrの一定速度で昇温しながら、試料を順次溶出させ
る。この際、溶剤中に溶出する試料の濃度は、メチレン
の非対称伸縮振動の波数2925cm-1に対する吸収を
赤外検出機で測定することにより連続的に検出される。
この値から、溶液中のエチレン共重合体の濃度を定量分
析し、溶出温度と溶出速度の関係を求める。TREF分
析によれば、極少量の試料で、温度変化に対する溶出速
度の変化を連続的に分析出来るため、分別法では検出で
きない比較的細かいピークの検出が可能である。
らに、(e)連続昇温溶出分別法(TREF)による溶
出温度−溶出量曲線の積分溶出曲線から求めた全体の2
5%が溶出する温度T25と全体の75%が溶出する温度
T75との差T75−T25および密度dが、下記(式2)の
関係を満足するものであることが好ましい。 (式2) d<0.950g/cm3 のとき T75−T25≧−300×d+285 d≧0.950g/cm3のとき T75−T25≧0T75−T25と密度dが上記(式2)の関
係を満足することにより、ヒートシー ル強度と耐熱性がより向上する。
述の(f)および(g)の要件を満足するエチレン
(共)重合体(A1)、または、さらに後述の(h)お
よび(i)の要件を満足するエチレン(共)重合体(A
2)のいずれかであることが好ましい。
5℃におけるODCB可溶分の量X(質量%)と密度d
およびMFRは、下記(式3)および(式4)の関係を
満足しており、 (式3)d−0.008logMFR≧0.93の場
合、 X<2.0 (式4)d−0.008logMFR<0.93の場
合、 X<9.8×103×(0.9300−d+0.008
logMFR)2+2.0 の関係を満足しており、好ましくは、 d−0.008logMFR≧0.93の場合、 X<1.0 d−0.008logMFR<0.93の場合、 X<7.4×103×(0.9300−d+0.008
logMFR)2+2.0 の関係を満足しており、さらに好ましくは、 d−0.008logMFR≧0.93の場合、 X<0.5 d−0.008logMFR<0.93の場合、 X<5.6×103×(0.9300−d+0.008
logMFR)2+2.0 の関係を満足している。
分の量Xは、下記の方法により測定される。試料0.5
gを20mlのODCBにて135℃で2時間加熱し、
試料を完全に溶解した後、25℃まで冷却する。この溶
液を25℃で一晩放置後、テフロン(登録商標)製フィ
ルターでろ過してろ液を採取する。試料溶液であるこの
ろ液を赤外分光器によりメチレンの非対称伸縮振動の波
数2925cm-1付近の吸収ピーク強度を測定し、予め
作成した検量線により試料濃度を算出する。この値よ
り、25℃におけるODCB可溶分量が求まる。
ン共重合体に含まれる高分岐度成分および低分子量成分
であり、耐熱性の低下や成形体表面のべたつきの原因と
なり、衛生性の問題や成形体内面のブロッキングの原因
となる為、この含有量は少ないことが望ましい。ODC
B可溶分の量は、共重合体全体のα−オレフィンの含有
量および分子量、即ち、密度とMFRに影響される。従
ってこれらの指標である密度およびMFRとODCB可
溶分の量が上記の関係を満たすことは、共重合体全体に
含まれるα−オレフィンの偏在が少ないことを示す。
(g)連続昇温溶出分別法(TREF)により求めた溶
出温度−溶出量曲線において、ピークが複数個存在する
ものである。この複数のピーク温度の高温側のピーク温
度は85℃から100℃の間に存在することが特に好ま
しい。このピークが存在することにより、融点が高くな
り、また結晶化度が上昇し、成形体の耐熱性および剛性
が向上する。
は、図3に示されるように、連続昇温溶出分別法(TR
EF)により求めた溶出温度−溶出量曲線において実質
的にピークが複数個の特殊なエチレン−α−オレフィン
共重合体である。一方、図4のエチレン(共)重合体
は、連続昇温溶出分別法(TREF)により求めた溶出
温度−溶出量曲線において実質的にピークを1個有する
エチレン(共)重合体であり、従来の典型的なメタロセ
ン系触媒によるエチレン共重合体がこれに該当する。
2)は、図5に示すように、(h)連続昇温溶出分別法
(TREF)による溶出温度−溶出量曲線のピークが一
つである。
体(A2)は、(i)融点ピークを1ないし2個以上有
し、かつそのうち最も高い融点Tmlと密度dが、下記
(式5)の関係を満足するものである。 (式5) Tml≧150×d−19 融点Tm1と密度dが上記(式5)の関係を満足すると、
耐熱性が向上するものとなる。
でも、さらに下記(j)の要件を満足するエチレン
(共)重合体(A2)が好適である。 (j)メルトテンション(MT)とメルトフローレート
(MFR)が、下記(式6)の関係を満足すること (式6) logMT≦−0.572×logMFR+0.3 MTとMFRが上記(式6)の関係を満足することによ
り、フィルム成形等の成形加工性が良好なものとなる。
は、図5に示されるように、TREFピークが1つであ
るものの、従来の典型的なメタロセン系触媒によるエチ
レン(共)重合体は上記(式2)を満足せず、従来の典
型的なメタロセン系触媒によるエチレン(共)重合体と
は区別されるものである。
サイト系触媒の存在下に、エチレン単独重合体またはエ
チレンとα−オレフィンとを共重合させて得られる直鎖
状のエチレン共重合体である。このような直鎖状のエチ
レン(共)重合体は、基材等に対する接着性に優れてい
る。また、分子量分布および組成分布が狭いため、機械
的特性に優れ、ヒートシール性、耐熱ブロッキング性等
に優れ、しかも耐熱性の良い重合体である。
従来のメタロセン触媒あるいはCGC触媒を含むシング
ルサイト系触媒の存在下に重合された重合体で上記パラ
メータを満足するエチレン共重合体を包含するが、特に
以下のa1〜a4の化合物を混合して得られる触媒で製
造することが望ましい。 a1:一般式Me1R1 pR2 q(OR3)rX1 4-p-q-r で表
される化合物(式中Me1 はジルコニウム、チタン、ハ
フニウムを示し、R1 およびR3 はそれぞれ炭素数1〜
24の炭化水素基、R2 は、2,4−ペンタンジオナト
配位子またはその誘導体、ベンゾイルメタナト配位子、
ベンゾイルアセトナト配位子またはその誘導体、X1 は
ハロゲン原子を示し、p、qおよびrはそれぞれ0≦p
≦4、0≦q≦4、0≦r≦4、0≦p+q+r≦4の
範囲を満たす整数である) a2:一般式Me2R4 m(OR5)nX2 z-m-n で表される
化合物(式中Me2 は周期律表第I〜III 族元素、R4
およびR5 はそれぞれ炭素数1〜24の炭化水素基、X
2 はハロゲン原子または水素原子(ただし、X2 が水素
原子の場合はMe2 は周期律表第III 族元素の場合に限
る)を示し、zはMe2 の価数を示し、mおよびnはそ
れぞれ0≦m≦z、0≦n≦zの範囲を満たす整数であ
り、かつ、0≦m+n≦zである) a3:共役二重結合を持つ有機環状化合物 a4:Al−O−Al結合を含む変性有機アルミニウム
オキシ化合物および/またはホウ素化合物
の一般式Me1R1 pR2 q(OR3)rX1 4-p-q-r で表され
る化合物の式中、Me1 はジルコニウム、チタン、ハフ
ニウムを示し、これらの遷移金属の種類は限定されるも
のではなく、複数を用いることもできるが、共重合体の
耐候性の優れるジルコニウムが含まれることが特に好ま
しい。R1 およびR3はそれぞれ炭素数1〜24の炭化
水素基で、好ましくは炭素数1〜12、さらに好ましく
は1〜8である。具体的にはメチル基、エチル基、プロ
ピル基、イソプロピル基、ブチル基などのアルキル基;
ビニル基、アリル基などのアルケニル基;フェニル基、
トリル基、キシリル基、メシチル基、インデニル基、ナ
フチル基などのアリール基;ベンジル基、トリチル基、
フェネチル基、スチリル基、ベンズヒドリル基、フェニ
ルブチル基、ネオフイル基などのアラルキル基などが挙
げられる。これらは分岐があってもよい。R2 は、2,
4−ペンタンジオナト配位子またはその誘導体、ベンゾ
イルメタナト配位子、ベンゾイルアセトナト配位子また
はその誘導体を示す。X1 はフッ素、ヨウ素、塩素およ
び臭素などのハロゲン原子を示す。pおよびqはそれぞ
れ、0≦p≦4、0≦q≦4、0≦r≦4、0≦p+q
+r≦4の範囲を満たすを整数である。
物の例としては、テトラメチルジルコニウム、テトラエ
チルジルコニウム、テトラベンジルジルコニウム、テト
ラプロポキシジルコニウム、トリプロポキシモノクロロ
ジルコニウム、テトラエトキシジルコニウム、テトラブ
トキシジルコニウム、テトラブトキシチタン、テトラブ
トキシハフニウムなどが挙げられ、特にテトラプロポキ
シジルコニウム、テトラブトキシジルコニウムなどのZ
r(OR)4 化合物が好ましく、これらを2種以上混合
して用いても差し支えない。また、前記2,4−ペンタ
ンジオナト配位子またはその誘導体、ベンゾイルメタナ
ト配位子、ベンゾイルアセトナト配位子またはその誘導
体の具体例としては、テトラ(2,4−ペンタンジオナ
ト)ジルコニウム、トリ(2,4−ペンタンジオナト)
クロライドジルコニウム、ジ(2,4−ペンタンジオナ
ト)ジクロライドジルコニウム、(2,4−ペンタンジ
オナト)トリクロライドジルコニウム、ジ(2,4−ペ
ンタンジオナト)ジエトキサイドジルコニウム、ジ
(2,4−ペンタンジオナト)ジ−n−プロポキサイド
ジルコニウム、ジ(2,4−ペンタンジオナト)ジ−n
−ブトキサイドジルコニウム、ジ(2,4−ペンタンジ
オナト)ジベンジルジルコニウム、ジ(2,4−ペンタ
ンジオナト)ジネオフイルジルコニウム、テトラ(ジベ
ンゾイルメタナト)ジルコニウム、ジ(ジベンゾイルメ
タナト)ジエトキサイドジルコニウム、ジ(ジベンゾイ
ルメタナト)ジ−n−プロポキサイドジルコニウム、ジ
(ジベンゾイルメタナト)ジ−n−ブトキサイドジルコ
ニウム、ジ(ベンゾイルアセトナト)ジエトキサイドジ
ルコニウム、ジ(ベンゾイルアセトナト)ジ−n−プロ
ポキサイドジルコニウム、ジ(ベンゾイルアセトナト)
ジ−n−ブトキサイドジルコニウム等があげられる。
R5)nX2 z-m-n で表される化合物の式中Me2 は周期
律表第I〜III 族元素を示し、リチウム、ナトリウム、
カリウム、マグネシウム、カルシウム、亜鉛、ホウ素、
アルミニウムなどである。R4およびR5 はそれぞれ炭
素数1〜24の炭化水素基、好ましくは炭素数1〜1
2、さらに 好ましくは1〜8であり、具体的にはメチ
ル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル
基などのアルキル基;ビニル基、アリル基などのアルケ
ニル基;フェニル基、トリル基、キシリル基、メシチル
基、インデニル基、ナフチル基などのアリール基;ベン
ジル基、トリチル基、フェネチル基、スチリル基、ベン
ズヒドリル基、フェニルブチル基、ネオフイル基などの
アラルキル基などが挙げられる。これらは分岐があって
もよい。X2 はフッ素、ヨウ素、塩素および臭素などの
ハロゲン原子または水素原子を示すものである。ただ
し、X2が水素原子の場合はMe2 はホウ素、アルミニ
ウムなどに例示される周期律表第III 族元素の場合に限
るものである。また、zはMe2 の価数を示し、mおよ
びnはそれぞれ、0≦m≦z、0≦n≦zの範囲を満た
す整数であり、かつ、0≦m+n≦zである。
物の例としては、メチルリチウム、エチルリチウムなど
の有機リチウム化合物;ジメチルマグネシウム、ジエチ
ルマグネシウム、メチルマグネシウムクロライド、エチ
ルマグネシウムクロライドなどの有機マグネシウム化合
物;ジメチル亜鉛、ジエチル亜鉛などの有機亜鉛化合
物;トリメチルボロン、トリエチルボロンなどの有機ボ
ロン化合物;トリメチルアルミニウム、トリエチルアル
ミニウム、トリプロピルアルミニウム、トリイソブチル
アルミニウム、トリヘキシルアルミニウム、トリデシル
アルミニウム、ジエチルアルミニウムクロライド、エチ
ルアルミニウムジクロライド、エチルアルミニウムセス
キクロライド、ジエチルアルミニウムエトキサイド、ジ
エチルアルミニウムハイドライドなどの有機アルミニウ
ム化合物等の誘導体が挙げられる。
機環状化合物は、環状で共役二重結合を2個以上、好ま
しくは2〜4個、さらに好ましくは2〜3個有する環を
1個または2個以上もち、全炭素数が4〜24、好まし
くは4〜12である環状炭化水素化合物;前記環状炭化
水素化合物が部分的に1〜6個の炭化水素残基(典型的
には、炭素数1〜12のアルキル基またはアラルキル
基)で置換された環状炭化水素化合物;共役二重結合を
2個以上、好ましくは2〜4個、さらに好ましくは2〜
3個有する環を1個または2個以上もち、全炭素数が4
〜24、好ましくは4〜12である環状炭化水素基を有
する有機ケイ素化合物;前記環状炭化水素基が部分的に
1〜6個の炭化水素残基またはアルカリ金属塩(ナトリ
ウムまたはリチウム塩)で置換された有機ケイ素化合物
が含まれる。特に好ましくは分子中のいずれかにシクロ
ペンタジエン構造をもつものが望ましい。
タジエン、インデン、アズレンまたはこれらのアルキ
ル、アリール、アラルキル、アルコキシまたはアリール
オキシ誘導体などが挙げられる。また、これらの化合物
がアルキレン基(その炭素数は通常2〜8、好ましくは
2〜3)を介して結合(架橋)した化合物も好適に用い
られる。
は、下記一般式で表示することができる。 ALSiR4-L ここで、Aはシクロペンタジエニル基、置換シクロペン
タジエニル基、インデニル基、置換インデニル基で例示
される前記環状水素基を示し、Rはメチル基、エチル
基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基などのアル
キル基;メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブト
キシ基などのアルコキシ基;フェニル基などのアリール
基;フェノキシ基などのアリールオキシ基;ベンジル基
などのアラルキル基で示され、炭素数1〜24、好まし
くは1〜12の炭化水素残基または水素を示し、Lは1
≦L≦4、好ましくは1≦L≦3である。
具体例として、シクロペンタジエン、メチルシクロペン
タジエン、エチルシクロペンタジエン、プロピルシクロ
ペンタジエン、ブチルシクロペンタジエン、1,3−ジ
メチルシクロペンタジエン、1−メチル−3−エチルシ
クロペンタジエン、1−メチル−3−プロピルシクロペ
ンタジエン、1−メチル−3−ブチルシクロペンタジエ
ン、1,2,4−トリメチルシクロペンタジエン、ペン
タメチルシクロペンタジエン、インデン、4−メチル−
1−インデン、4,7−ジメチルインデン、シクロヘプ
タトリエン、メチルシクロヘプタトリエン、シクロオク
タテトラエン、アズレン、フルオレン、メチルフルオレ
ンのような炭素数5〜24のシクロポリエンまたは置換
シクロポリエン、モノシクロペンタジエニルシラン、ビ
スシクロペンタジエニルシラン、トリスシクロペンタジ
エニルシラン、モノインデニルシラン、ビスインデニル
シラン、トリスインデニルシランなどが挙げられる。
変性有機アルミニウムオキシ化合物とは、アルキルアル
ミニウム化合物と水とを反応させることにより、通常ア
ルミノキサンと称される変性有機アルミニウムオキシ化
合物が得られ、分子中に通常1〜100個、好ましくは
1〜50個のAl−O−Al結合を含有する。また、変
性有機アルミニウムオキシ化合物は線状でも環状でもい
ずれでもよい。
性炭化水素中で行われる。該不活性炭化水素としては、
ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、ベン
ゼン、トルエン、キシレン等の脂肪族、脂環族、芳香族
炭化水素が好ましい。水と有機アルミニウム化合物との
反応比(水/Alモル比)は通常0.25/1〜1.2
/1、好ましくは0.5/1〜1/1であることが望ま
しい。
ルオロフェニル)ホウ酸トリエチルアルミニウム、トリ
エチルアンモニウムテトラ(ペンタフルオロフェニル)
ボレート、テトラ(ペンタフルオロフェニル)ホウ酸ジ
メチルアニリニウム、ジメチルアニリニウムテトラ(ペ
ンタフルオロフェニル)ボレート、ブチルアンモニウム
テトラ(ペンタフルオロフェニル)ボレート、N,N−
ジメチルアニリニウムテトラ(ペンタフルオロフェニ
ル)ボレート、N,N−ジメチルアニリニウムテトラ
(3,5−ジフルオロフェニル)ボレート、トリチルテ
トラキスペンタフルオロボレート、フェロセニウムテト
ラキスペンタフルオロボレート、トリスペンタフルオロ
ボラン等が挙げられる。中でも、N,N’−ジメチルア
ニリニウムテトラ(ペンタフルオロフェニル)ボレー
ト、トリチルテトラキスペンタフルオロボレート、フェ
ロセニウムテトラキスペンタフルオロボレート、トリス
ペンタフルオロボランが好適である。
用しても良いが、好ましくは無機担体および/または粒
子状ポリマー担体(a5)に担持させて使用することが
望ましい。該無機物担体および/または粒子状ポリマー
担体(a5)とは、炭素質物、金属、金属酸化物、金属
塩化物、金属炭酸塩またはこれらの混合物あるいは熱可
塑性樹脂、熱硬化性樹脂等が挙げられる。該無機物担体
に用いることができる好適な金属としては、鉄、アルミ
ニウム、ニッケルなどが挙げられる。具体的には、Si
O2、Al2O3、MgO、ZrO2、TiO2、B2O3、
CaO、ZnO、BaO、ThO2等またはこれらの混
合物が挙げられ、SiO2−Al2O3、SiO2−V
2O5、SiO2−TiO2、SiO2−V2O5、SiO2−
MgO、SiO2−Cr2O3等が挙げられる。これらの
中でもSiO2およびAl2O3からなる群から選択され
た少なくとも1種の成分を主成分とするものが好まし
い。また、有機化合物としては、熱可塑性樹脂、熱硬化
性樹脂のいずれも使用でき、具体的には、粒子状のポリ
オレフィン、ポリエステル、ポリアミド、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ(メタ)アクリル酸メチル、ポリスチレン、ポ
リノルボルネン、各種天然高分子およびこれらの混合物
等が挙げられる。
マー担体は、このまま使用することもできるが、好まし
くは予備処理としてこれらの担体を有機アルミニウム化
合物やAl−O−Al結合を含む変性有機アルミニウム
化合物などに接触処理させた後に成分a5として用いる
こともできる。
は、前記触媒の存在下、実質的に溶媒の存在しない気相
重合法、スラリー重合法、溶液重合法等で製造され、実
質的に酸素、水等を断った状態で、ブタン、ペンタン、
ヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、シクロヘキサ
ン、メチルシクロヘキサン等の脂環族炭化水素等に例示
される不活性炭化水素溶媒の存在下または不存在下で製
造される。重合条件は特に限定されないが、重合温度は
通常15〜350℃、好ましくは20〜200℃、さら
に好ましくは50〜110℃であり、重合圧力は低中圧
法の場合通常常圧〜70kg/cm2 G、好ましくは常
圧〜20kg/cm2 Gであり、高圧法の場合通常15
00kg/cm2 G以下が望ましい。重合時間は低中圧
法の場合通常3分〜10時間、好ましくは5分〜5時間
程度が望ましい。高圧法の場合、通常1分〜30分、好
ましくは2分〜20分程度が望ましい。また、重合は一
段重合法はもちろん、水素濃度、モノマー濃度、重合圧
力、重合温度、触媒等の重合条件が互いに異なる2段階
以上の多段重合法など特に限定されるものではない。特
に好ましい製造方法としては、特開平5−132518
号公報に記載の方法が挙げられる。
媒成分の中に塩素等のハロゲンのない触媒を使用するこ
とにより、ハロゲン濃度としては多くとも10ppm以
下、好ましくは5ppm以下、さらに好ましくは実質的
に含まない2ppm以下(ND:Non−Detec
t)のものとすることが可能である。このような塩素等
のハロゲンフリーのエチレン(共)重合体を用いること
により、従来のような酸中和剤(ハロゲン吸収剤)を使
用する必要がなくなり、化学的安定性が優れ、特に電子
部品用キャリアテープに好適に活用されるクリーンなカ
バーフィルムを提供することができる。
としては、高圧ラジカル重合法によって得られた低密度
ポリエチレン(LDPE)、エチレン・ビニルエステル
共重合体、エチレンとα,β−不飽和カルボン酸または
その誘導体との共重合体、チーグラー系触媒、フィリッ
プス系触媒等を用いた高・中・低圧法による密度0.9
4〜0.97g/cm3 の高密度ポリエチレン、密度
0.91〜0.94g/cm3 未満の直鎖状低密度ポリ
エチレン、密度0.88〜0.91g/cm3 未満の超
低密度ポリエチレン、エチレン(共)重合体ゴム、ポリ
プロピレン系樹脂などが挙げられる。
0g/10分、好ましくは0.1〜100g/10分、
さらに好ましくは0.5〜80g/10分の範囲であ
る。この範囲であれば、メルトテンションが適切な範囲
となり、成形加工性が向上する。また、LDPEの密度
は、0.91〜0.94g/cm3 、さらに好ましくは
0.91〜0.935g/cm3 の範囲である。この範
囲であれば、メルトテンションが適切な範囲となり、成
形加工性が向上する。LDPEのメルトテンションは、
1.5〜25g、好ましくは3〜20g、さらに好まし
くは3〜15gである。また、LDPEの分子量分布M
w/Mnは、3.0〜12、好ましくは4.0〜8.0
である。また、LDPEの分子量分布Mw/Mnは、
3.0〜12、好ましくは、4.0〜8.0である。
は、高圧ラジカル重合法で製造されるエチレンを主成分
とするプロピオン酸ビニル、酢酸ビニル、カプロン酸ビ
ニル、カプリル酸ビニル、ラウリル酸ビニル、ステアリ
ン酸ビニル、トリフルオル酢酸ビニルなどのビニルエス
テル単量体との共重合体である。中でも、特に好ましい
ものとしては、酢酸ビニルを挙げることができる。ま
た、エチレン50〜99.5質量%、ビニルエステル
0.5〜50質量%、他の共重合可能な不飽和単量体0
〜49.5質量%からなる共重合体が好ましい。特に、
ビニルエステルの含有量は3〜30質量%、好ましくは
5〜25質量%の範囲である。エチレン・ビニルエステ
ル共重合体のMFRは、0.01〜200g/10分、
好ましくは0.1〜100g/10分、さらに好ましく
は0.5〜80g/10分の範囲である。
またはその誘導体との共重合体としては、エチレン・
(メタ)アクリル酸またはそのアルキルエステル共重合
体が挙げられ、これらのコモノマーとしては、アクリル
酸、メタクリル酸、アクリル酸メチル、メタクリル酸メ
チル、アクリル酸エチル、メタクリル酸エチル、アクリ
ル酸プロピル、メタクリル酸プロピル、アクリル酸イソ
プロピル、メタクリル酸イソプロピル、アクリル酸n−
ブチル、メタクリル酸n−ブチル、アクリル酸シクロヘ
キシル、メタクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸ラウ
リル、メタクリル酸ラウリル、アクリル酸ステアリル、
メタクリル酸ステアリル、アクリル酸グリシジル、メタ
クリル酸グリシジル等を挙げることができる。この中で
も特に好ましいものとして、(メタ)アクリル酸のメチ
ル、エチル等のアルキルエステルを挙げることができ
る。特に、(メタ)アクリル酸エステルの含有量は3〜
30質量%、好ましくは5〜25質量%の範囲である。
エチレンとα,β−不飽和カルボン酸またはその誘導体
との共重合体のMFRは0.01〜200g/10分、
好ましくは0.1〜100g/10分、さらに好ましく
は0.5〜80g/10分である。
による密度0.94〜0.97g/cm3 の高密度ポリ
エチレンとしてはエチレン単独重合体、エチレン(共)
重合体等が挙られる。
m3 未満の直鎖状低密度ポリエチレンとしては、エチレ
ンと炭素数3〜20のα−オレフィンとの共重合体であ
り、炭素数3〜20のα−オレフィンとしては、プロピ
レン、1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、1−
ヘキセン、1−オクテン、1−デセン、1−ドデセンな
どが挙げられる。また、これらα−オレフィンの含有量
は、合計で通常30モル%以下、好ましくは3〜20モ
ル%以下の範囲で選択されることが望ましい。また、M
FRは0.01〜200g/10分、好ましくは0.1
〜100g/10分、さらに好ましくは0.5〜80g
/10分である。
m3 未満のチーグラー型触媒による超低密度ポリエチレ
ン(VLDPE)とは、密度が0.86〜0.91g/
cm 3 、好ましくは0.88〜0.905g/cm3 の
範囲のエチレン・α−オレフィン共重合体であり、LL
DPEとエチレン・α−オレフィン共重合体ゴム(EP
R、EPDM)の中間の性状を示すポリエチレンであ
る。MFRは0.01〜200g/10分、好ましくは
0.1〜100g/10分、さらに好ましくは0.5〜
80g/10分である。
は、密度が0.86〜0.91g/cm3 未満のエチレ
ン・プロピレン共重合体ゴム、エチレン・プロピレン・
ジエン共重合体ゴム等が挙げられ、該エチレン・プロピ
レン系ゴムとしては、エチレンおよびプロピレンを主成
分とするランダム共重合体(EPM)、および第3成分
としてジエンモノマー(ジシクロペンタジエン、エチリ
デンノルボルネン等)を加えたものを主成分とするラン
ダム共重合体(EPDM)が挙げられる。
ピレン単独重合体、プロピレン・α−オレフィン共重合
体が挙られ、プロピレン−エチレンランダム共重合体、
プロピレン−エチレンブロック共重合体等が挙られる。
ン(共)重合体(A)100〜20質量%および他のポ
リオレフィン系樹脂(B)0〜80質量%を含有するポ
リオレフィン系樹脂組成物からなるものである。上記エ
チレン(共)重合体(A)が20質量%より少ない場
合、もしくは他のポリオレフィン系樹脂(B)が80質
量%を超える場合には、低温ヒートシール性、接着強度
が低下する虞が生じる。
ン系樹脂組成物には、所望により慣用の添加剤、例えば
酸化防止剤、可塑剤、滑剤、各種安定剤、ブロッキング
防止剤、造核剤、架橋剤、帯電防止剤、顔料、各種の無
機・有機充填剤などが添加されていてもよいが、好まし
くは、上記の公知の添加剤が配合されてない、もしく
は、前記樹脂組成物に添加剤が配合されたとしても、配
合された添加剤が実質的に電子部品等の被接触物に悪影
響を与えない添加剤であることが望ましい。
は滲出してしまうような添加剤、例えば、電子部品の場
合は、電子部品を腐食してしまうなど、電子部品に悪影
響を与えてしまうような添加剤、あるいは時間とともに
フィルム表面に偏在するような添加剤が、ポリオレフィ
ン系樹脂組成物に含まれていないことにより、クリーン
な電子部品キャリアテープ用カバーフィルムを提供する
ことが可能となる。
上記エチレン(共)重合体(A)および他のポリオレフ
ィン系樹脂(B)を、ヘンシェルミキサー、リボンミキ
サー等により混合するか、混合したものをさらにオープ
ンロール、バンバリーミキサー、ニーダー、押出機等を
用いて混練する方法によって得ることができる。混練の
温度は、通常、樹脂の融点以上〜350℃である。
有していてもよい。組成物層(II)に帯電防止性能を付
与する方法としては、組成物層(II)に用いられるポリ
オレフィン系樹脂材料の中に帯電防止剤を練り込むか、
または、組成物層(II)表面に帯電防止剤を塗工する方
法が挙げられる。練り込む場合の帯電防止剤としては、
アルキルスルホン酸塩、燐酸エステル塩等のアニオン系
帯電防止剤;アミドカチオン等のカチオン系帯電防止
剤;アルキベタイン等の両性系帯電防止剤;脂肪酸モノ
グリセリド、ジ−(2−ヒドロキシエチル)アルキルア
ミン等の非イオン系帯電防止剤;導電性微粉末等が挙げ
られる。
は、アルキルスルホン酸塩、アルキル硫酸エステル塩等
のアニオン系帯電防止剤;アシル塩化コリン、アルキル
トリメチルアンモニウム塩等のカチオン系帯電防止剤;
イミダゾリン型、アラニン型等の両性系帯電防止剤;ポ
リオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレン
アルキルフェニルエーテル等の非イオン系帯電防止剤;
導電性微粉末分散溶液等が挙げられる。
を含む塗布液あるいは懸濁液に必要に応じて水または有
機溶剤等を加えてフィルム上に塗布、加熱乾燥する方法
が挙げられる。塗布は、例えば、エアーナイフコート
法、カーテンコート法、グラビアコート法またはスプレ
ーコート法等公知の塗布方法で行うことができる。
みの組成物層(II)の表面抵抗率は、101〜1012Ω
/□の範囲が一般的であり、106〜1012Ω/□の範
囲が好ましく、さらに108〜1012Ω/□が好まし
い。帯電防止剤としては、フィルムの透明性を著しく損
なわないことからアニオン系、カチオン系、両性系、非
イオン系等の帯電防止剤が好ましく、また、帯電防止処
理方法としては、表面に塗工する方法が使用量が比較的
少量で済むことから好ましい。
フィルムを製造する方法としては、基材上に、ポリオレ
フィン系樹脂組成物を押出ラミネートし、基材層(I)
上に組成物層(II)を積層する方法;基材層(I)と組
成物層(II)とをドライラミネート成形によって貼り合
わることによって基材層(I)上に組成物層(II)を積
層する方法などが挙げられる。
出ラミネートする際の成形温度は、240〜330℃の
範囲、好ましくは260〜320℃、さらに好ましくは
280〜310℃の範囲である。また、特に300℃程
度以下の比較的低温でのラミネート時には、基材との貼
り合せ面の溶融樹脂を空気、オゾン等で酸化させておく
ことが望ましい。また、基材においても貼り合せ面をコ
ロナ放電処理等の表面処理することが望ましい。上記成
形温度が240℃未満では接着強度が十分でない場合が
生じ、330℃を超える場合には、樹脂の劣化等が生じ
好ましくない。
により、異なるものの、5g/Nm 3×1Nm3/hr〜
100g/Nm3×20Nm3/hrの範囲、好ましくは
10g/Nm3×1.5Nm3/hr〜70g/Nm3×1
0Nm3/hr、さらに好ましくは15g/Nm3×2N
m3/hr〜50g/Nm3×8Nm3/hrの範囲で選
択される。また、コロナ放電処理量は、1〜300w分
/m2 の範囲、好ましくは5〜200w分/m2 、さら
に好ましくは10〜100w分/m2 の範囲で選択され
ることが望ましい。特に、オゾン処理とコロナ放電処理
を併用することにより、接着強度を飛躍的に向上させる
ことができる。
ーフィルムにあっては、組成物層(II)に用いられるポ
リオレフィン系樹脂組成物が、前述のように基材に直接
押出ラミネート等によって積層されることにより、実用
的に十分な接着強度を発揮するため、アンカーコート剤
を使用する必要がない。そのため、溶剤の使用による作
業環境等の汚染がない。また、アンカーコート剤を使用
しないので、電子部品キャリアテープ用カバーフィルム
中の残留溶剤が低減される。また、アンカーコート剤を
使用することなく十分な接着強度が得られるので、高速
成形が可能となる。また、アンカーコート剤を使用する
必要がないので、コストが低減される。また、接着強度
が高いので、デラミによるトラブル発生が低減する。
バーフィルムにおける中間層に相当する層を、ヒートシ
ール層として用いているので、従来のカバーフィルムに
おけるスチレン系樹脂等からなるヒートシール層が不要
となり、フィルムの薄肉化が可能となる。また、カバー
フィルムの層の数を、従来の3層から2層に減らすこと
ができるので、製造工程が簡略化され、製造が容易とな
る。
カバーフィルムは、さらに、組成物層(II)に接するシ
ーラント層(III)を有していても差し支えない。シーラ
ント層(III)の材料としては、ポリオレフィン系のシー
ラントフィルム等の公知のシーラントフィルムを用いる
ことができる。
明するが、本発明はこれら実施例によって限定されるも
のではない。
ある。 [密度]JIS K6760に準拠した。 [MFR]JIS K6760に準拠した。 [Mw/Mn]GPC(ウォータース社製150C型)
を用い、溶媒として135℃のODCBを使用した。カ
ラムとしては東ソー(株)製、GMMHR−H(S)を
使用した。
態で、カラムに試料を注入して0.1℃/分で25℃ま
で降温し、ポリマーをガラスビーズ上に沈着させた後、
カラムを下記条件にて昇温して各温度で溶出したポリマ
ー濃度を赤外検出器で検出した。(溶媒:ODCB、流
速:1ml/分、昇温速度:50℃/hr、検出器:赤
外分光器(波長2925cm-1)、カラム:0.8cm
φ×12cmL(ガラスビーズを充填)、試料濃度:
0.05質量%) [DSCによるTmlの測定]厚さ0.2mmのシートを
熱プレスで成形し、シートから約5mgの試料を打ち抜
いた。この試料を230℃で10分保持後、2℃/分に
て0℃まで冷却した。その後、再び10℃/分で170
℃まで昇温し、現れた最高温ピークの頂点の温度を最高
ピーク温度Tmlとした。
mlのODCBに加え、135℃で2時間加熱し、試料
を完全に溶解した後、25℃まで冷却した。この溶液を
25℃で一晩放置後、テフロン(登録商標)製フィルタ
ーでろ過してろ液を採取した。赤外分光器により、試料
溶液であるろ液におけるメチレンの非対称伸縮振動の波
数2925cm-1付近の吸収ピーク強度を測定し、あら
かじめ作成した検量線により、ろ液中の試料濃度を算出
した。この値より、25℃におけるODCB可溶分量を
求めた。
ポリマーを一定速度で延伸したときの応力をストレイン
ゲージにて測定することにより決定した。測定試料は造
粒してペレットにしたものを用い、東洋精機製作所製M
T測定装置を使用して測定した。使用するオリフィスは
穴径2.09mmφ、長さ8mmであり、測定条件は樹
脂温度190℃、シリンダー下降速度20mm/分、巻
取り速度15m/分である。 [ハロゲン濃度]蛍光X線法により測定し、10ppm
以上の塩素が検出された場合はこれをもって分析値とし
た。10ppmを下回った場合は、ダイアインスツルメ
ンツ(株)製TOX−100型塩素・硫黄分析装置にて
測定し、2ppm以下については、実質的に含まないも
のとし、ND(non−detect)とした。
る。エチレン(共)重合体(A)は次の方法で重合し
た。 (エチレン共重合体(A11)) [固体触媒の調製] 〔固体触媒(イ)〕電磁誘導攪拌機を備えた触媒調製装
置に、窒素下で精製したトルエン1000ml、テトラ
プロポキシジルコニウム(Zr(OPr)4 )26gお
よびインデン22gおよびメチルブチルシクロペンタジ
エン88gを加え、90℃に保持しながらトリプロピル
アルミニウム100gを100分かけて滴下し、その
後、同温度で2時間反応させた。40℃に冷却した後、
メチルアルモキサンのトルエン溶液(濃度3.3mmo
l/ml)を2424ml添加し2時間撹拌した。次に
あらかじめ450℃で5時間焼成処理したシリカ(表面
積300m2 /g)2000gを加え、室温で1時間攪
拌の後、40℃で窒素ブローおよび減圧乾燥を行い、流
動性のよい固体触媒(イ)を得た。
を用い、重合温度65℃、全圧20kgf/cm 2 Gで
エチレンと1−ヘキセンの共重合を行った。前記固体触
媒(イ)を連続的に供給し、エチレン、1−ヘキセンお
よび水素等を所定のモル比に保つように供給して重合を
行い、エチレン共重合体(A11)を得た。その共重合
体の物性の測定結果を表1に示した。
置に、窒素下で精製したトルエン1000ml、テトラ
ブトキシジルコニウム(Zr(OBu)4 )31gおよ
びインデン74gを加え、90℃に保持しながらトリイ
ソブチルアルミニウム127gを100分かけて滴下
し、その後、同温度で2時間反応させた。40℃に冷却
した後、メチルアルモキサンのトルエン溶液(濃度3.
3mmol/ml)を2424mlを添加し2時間撹拌
した。次にあらかじめ450℃で5時間焼成処理したシ
リカ(表面積300m2 /g)2000gを加え、室温
で1時間攪拌の後、40℃で窒素ブローおよび減圧乾燥
を行い、流動性のよい固体触媒(ロ)を得た。
を用い、重合温度70℃、全圧20kgf/cm 2 Gで
エチレンと1−ヘキセンの共重合を行った。前記固体触
媒(ロ)を連続的に供給し、エチレン、1−ヘキセンお
よび水素を所定のモル比に保つように供給しての重合を
行い、エチレン共重合体(A12)を得た。その共重合
体の物性の測定結果を表1に示した。
置に、窒素下で精製したトルエン1000ml、テトラ
プロポキシジルコニウム(Zr(OPr)4 )26gお
よびインデン74gおよびメチルプロピルシクロペンタ
ジエン78gを加え、90℃に保持しながらトリプロピ
ルアルミニウム100gを100分かけて滴下し、その
後、同温度で2時間反応させた。40℃に冷却した後、
メチルアルモキサンのトルエン溶液(濃度3.3mmo
l/ml)を2133ml添加し2時間撹拌した。次に
あらかじめ450℃で5時間焼成処理したシリカ(表面
積300m2 /g)2000gを加え、室温で1時間攪
拌の後、40℃で窒素ブローおよび減圧乾燥を行い、流
動性のよい固体触媒(ハ)を得た。
を用い、重合温度80℃、全圧20kgf/cm 2 Gで
エチレンと1−ヘキセンの共重合を行った。前記固体触
媒(ハ)を連続的に供給し、エチレン、1−ヘキセンお
よび水素を所定のモル比に保つように供給して重合を行
い、エチレン共重合体(A2)を得た。その共重合体の
物性の測定結果を表1に示した。
ン−1共重合体(A3))窒素で置換した撹拌機付き加
圧反応器に精製トルエンを入れ、次いで、1−ヘキセン
を添加し、更にビス(n−ブチルシクロペンタジエニ
ル)ジルコニウムジクロライド、メチルアルモキサン
(MAO)の混合液を(Al/Zrモル比=200)を
加えた後、80℃に昇温し、メタロセン触媒を調整し
た。ついでエチレンを張り込み、エチレンを連続的に重
合しつつ全圧を8kg/cm3 に維持して重合を行い、
エチレン・ヘキセン−1共重合体(A3)を製造した。
その共重合体の物性の測定結果を表1に示した。
線状低密度ポリエチレン(LLDPE)] 密度:0.910g/cm3 、MFR:10g/10
分、コモノマー:4−メチル−ペンテン−1 上記エチレン共重合体の物性を表1に示した。
レン樹脂(B)としては、以下のものを用いた。 [高圧ラジカル重合法による低密度ポリエチレン(B
1)] 密度:0.917g/cm3、MFR:7.0g/10分
(ユニチカ製、エンブレットPET、厚さ25μm) S2:2軸延伸ポリアミドフィルム(ユニチカ製、ON
U、厚さ15μm)
シェルミキサーにて混合し、田辺工業(株)製、φ50
mm単軸押出機を用いて、樹脂温度200℃、押出量3
5kg/hrの条件下で、溶融混練し、ペレット化し
た。このペレットを、φ90mm径の押出機を有する押
出ラミネート成形機(モダンマシナリー社製)を用い
て、Tダイからニップロールまでの距離120mm、成
形時のダイ直下樹脂温度320℃、ラミネート速度10
0m/分、ラミネート厚さ25μm、コート幅860m
mの条件下で、基材上に押し出して、押出ラミネーショ
ンを行い、電子部品キャリアテープ用カバーフィルムを
製造した。この時、放電出力6kW、電極幅1mのピラ
ー社製コロナ処理機を用いて、押出サンドラミネーショ
ンの直前に、インラインコロナ放電処理を行った。
ーブン中で2日間エージングした後、23℃の恒温室で
1日間状態調整を行った。M方向を長手方向として、長
さ20cm、幅15mmの短冊状のサンプルをカバーフ
ィルムから切り出し、オリエンテック(株)製、万能引
張試験機にて基材層(I)と組成物層(II)との界面に
おける接着強度を、引張速度300mm/分、初期チャ
ック間距離50mm、T型剥離の条件で測定した。その
結果を表2に示した。
A2、A3)を表2に示す組成で、表2に示す基材を用
いて、実施例1と同様に電子部品キャリアテープ用カバ
ーフィルムを製造し、基材層(I)と組成物層(II)と
の界面における接着強度を測定した。結果を表2に示し
た。
1)、実施例4(A12)および実施例5(A2)の組
成に酸化防止剤としてBHT(2,6−ジ−tert−
ブチル−4−メチルフェノール)配合して、上記実施例
と同様に接着強度を評価し、その結果を表2に示した。
ここで、表中の添加剤の添加量は、(A)成分および
(B)成分からなる樹脂成分100重量部に対する添加
量(重量部)である。
11)、実施例4(A12)および5(A2)の組成に
滑剤としてステアリン酸カルシウム配合して、上記実施
例と同様に接着強度を評価し、その結果を表2に示し
た。
みを用いて、実施例1と同様にして押出ラミネートした
結果を表2に示した。
PE(A4)70質量%と低密度ポリエチレン(B1)
30質量%の樹脂成分100に対して酸化防止剤(BH
T)0.03質量%と滑剤0.05質量%を配合し、実
施例2と同様に評価した結果を表2に示した。
11、A12、A2、A3)10質量%と低密度ポリエ
チレン90質量%を配合した組成物を用いて、実施例1
と同様にして押出ラミネートした結果を表2に示した。
キャリアテープ用カバーフィルムは、基材からなる基材
層(I)と、該基材層(I)に接し、エチレン(共)重
合体(A)100〜20質量%および他のポリオレフィ
ン系樹脂(B)0〜80質量%を含有するポリオレフィ
ン系樹脂組成物からなる組成物層(II)とを有し、前記
エチレン(共)重合体(A)が、シングルサイト系触媒
の存在下に製造されたものであり、該エチレン(共)重
合体(A)の(a)密度が0.86〜0.97g/cm
3 、(b)メルトフローレートが0.01〜200g/
10分であるものであるので、アンカーコート剤等の接
着剤を用いることなく、基材層(I)と組成物層(II)
との間の接着性が優れている。また、薄肉化が可能であ
り、製造も容易である。
に、添加剤を配合せず、もしくは実質的に被接触物に悪
影響を与えない添加剤を配合し、かつ前記ポリオレフィ
ン系樹脂組成物中のハロゲン含有量が10ppm以下で
あれば、クリーンな電子部品キャリアテープ用カバーフ
ィルムを提供することが可能となる。
ィルムの一例を示す断面図である。
溶出温度−溶出量曲線を示すグラフである。
の溶出温度−溶出量曲線を示すグラフである。
溶出温度−溶出量曲線を示すグラフである。
の溶出温度−溶出量曲線を示すグラフである。
断面図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 基材からなる基材層(I)と、該基材層
(I)に接し、エチレン(共)重合体(A)100〜2
0質量%および他のポリオレフィン系樹脂(B)0〜8
0質量%を含有するポリオレフィン系樹脂組成物からな
る組成物層(II)とを有し、 前記エチレン(共)重合体(A)が、シングルサイト系
触媒の存在下に製造されたものであり、該エチレン
(共)重合体(A)の(a)密度が0.86〜0.97
g/cm3 、(b)メルトフローレートが0.01〜2
00g/10分であることを特徴とする電子部品キャリ
アテープ用カバーフィルム。 - 【請求項2】 前記組成物層(II)が、帯電防止性能を
有することを特徴とする請求項1記載の電子部品キャリ
アテープ用カバーフィルム。 - 【請求項3】 前記エチレン(共)重合体(A)が、下
記(a)から(d)の要件を満足することを特徴とする
請求項1または請求項2記載の電子部品キャリアテープ
用カバーフィルム。 (a)密度が0.86〜0.97g/cm3 、 (b)メルトフローレートが0.01〜200g/10
分、 (c)分子量分布(Mw/Mn)が1.5〜4.5、 (d)連続昇温溶出分別法(TREF)による溶出温度
−溶出量曲線の積分溶出曲線から求めた全体の25%が
溶出する温度T25と全体の75%が溶出する温度T75と
の差T75−T25および密度dが、下記(式1)の関係を
満足すること (式1) T75−T25≦−670×d+644 - 【請求項4】 前記エチレン(共)重合体(A)が、さ
らに下記(e)の要件を満足することを特徴とする請求
項3記載の電子部品キャリアテープ用カバーフィルム。 (e)連続昇温溶出分別法(TREF)による溶出温度
−溶出量曲線の積分溶出曲線から求めた全体の25%が
溶出する温度T25と全体の75%が溶出する温度T75と
の差T75−T25および密度dが、下記(式2)の関係を
満足すること (式2) d<0.950g/cm3 のとき T75−T25≧−300×d+285 d≧0.950g/cm3のとき T75−T25≧0 - 【請求項5】 前記エチレン(共)重合体(A)が、さ
らに下記(f)および(g)の要件を満足するエチレン
(共)重合体(A1)であることを特徴とする請求項3
または請求項4記載の電子部品キャリアテープ用カバー
フィルム。 (f)25℃におけるオルソジクロロベンゼン(ODC
B)可溶分量X(質量%)、密度dおよびメルトフロー
レート(MFR)が下記(式3)および(式4)の関係
を満足すること (式3)d−0.008logMFR≧0.93の場合 X<2.0 (式4)d−0.008logMFR<0.93の場合 X<9.8×103×(0.9300−d+0.008
logMFR)2+2.0 (g)連続昇温溶出分別法(TREF)による溶出温度
−溶出量曲線のピークが複数個存在すること - 【請求項6】 前記エチレン(共)重合体(A)が、さ
らに下記(h)および(i)の要件を満足するエチレン
(共)重合体(A2)であることを特徴とする請求項3
または請求項4記載の電子部品キャリアテープ用カバー
フィルム。 (h)連続昇温溶出分別法(TREF)による溶出温度
−溶出量曲線のピークが一つであること (i)融点ピークを1ないし2個以上有し、かつそのう
ち最も高い融点Tmlと密度dが、下記(式5)の関係を
満足すること (式5) Tml≧150×d−19 - 【請求項7】 前記エチレン(共)重合体(A2)が、
さらに下記(j)の要件を満足することを特徴とする請
求項6記載の電子部品キャリアテープ用カバーフィル
ム。 (j)メルトテンション(MT)とメルトフローレート
(MFR)が、下記(式6)を満足すること (式6) logMT≦−0.572×logMFR+0.3 - 【請求項8】 前記エチレン(共)重合体(A)中の
(k)ハロゲン含有量が10ppm以下であることを特
徴とする請求項1ないし7いずれか一項に記載の電子部
品キャリアテープ用カバーフィルム。 - 【請求項9】 前記ポリオレフィン系樹脂組成物に、
(l)実質的に添加剤を配合せず、もしくは実質的に被
接触物に悪影響を与えない添加剤を配合してなることを
特徴とする請求項1ないし8いずれか一項に記載の電子
部品キャリアテープ用カバーフィルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002033069A JP2003237882A (ja) | 2002-02-08 | 2002-02-08 | 電子部品キャリアテープ用カバーフィルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002033069A JP2003237882A (ja) | 2002-02-08 | 2002-02-08 | 電子部品キャリアテープ用カバーフィルム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003237882A true JP2003237882A (ja) | 2003-08-27 |
Family
ID=27776000
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002033069A Pending JP2003237882A (ja) | 2002-02-08 | 2002-02-08 | 電子部品キャリアテープ用カバーフィルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003237882A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010104010A1 (ja) * | 2009-03-13 | 2010-09-16 | 電気化学工業株式会社 | カバーフィルム |
| JP2010215256A (ja) * | 2009-03-16 | 2010-09-30 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 電子部品収納容器用蓋材及び電子部品収納容器 |
-
2002
- 2002-02-08 JP JP2002033069A patent/JP2003237882A/ja active Pending
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| CN102348609B (zh) * | 2009-03-13 | 2014-04-02 | 电气化学工业株式会社 | 收纳电子部件的载带上热封的覆盖膜和电子部件包装体 |
| JP5474930B2 (ja) * | 2009-03-13 | 2014-04-16 | 電気化学工業株式会社 | カバーフィルム |
| KR101642166B1 (ko) * | 2009-03-13 | 2016-07-22 | 덴카 주식회사 | 커버 필름 |
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