JP2003240355A - 発熱体と路面標示形成材 - Google Patents

発熱体と路面標示形成材

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JP2003240355A
JP2003240355A JP2002042931A JP2002042931A JP2003240355A JP 2003240355 A JP2003240355 A JP 2003240355A JP 2002042931 A JP2002042931 A JP 2002042931A JP 2002042931 A JP2002042931 A JP 2002042931A JP 2003240355 A JP2003240355 A JP 2003240355A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テルミット様反応で放出される反応熱を熱源
とする発熱体において、発熱剤の成形方法を改良して、
その形状をシート状にすることにより、適用範囲の拡大
を図り、実用利便性の向上を図る。 【解決手段】 テルミット様発熱剤2と、バインダー4
とを含む発熱剤含有ペースト5を、シート状に塗布成形
して、シート状の発熱体1を得る。発熱剤含有ペースト
5には繊維3を混練することで、曲げ弾性率の向上を図
ることができる。この発熱体1は、例えば、路面標示材
の加熱要素として利用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テルミット様発熱
剤の反応熱を熱源とする発熱体、およびこの発熱体を応
用した路面標示形成材に関する。
【0002】
【従来の技術】テルミット反応とは、例えば酸化鉄の粉
体とアルミニウムの粉体との混合物を燃焼させた際に起
こる、激しい発熱を伴う酸化還元反応である。かかる反
応熱を熱源とする発熱体に特公昭61−50214号公
報がある。そこでは、酸化鉄とアルミニウム粉体とから
なる発熱剤と、これを発火させる点火剤とを金属ケース
内に封入している。
【0003】上記の発熱体は、金属製のケースを用いて
いるので、製造に多くの手間を要し、コスト高となるの
は避けられない。そこで本発明者等は、粉体の発熱剤と
点火剤とをアイアンホイルなどを素材とする細長い筒状
の包被体内に収納した加熱要素を先に提案している(特
開2001−50596号公報)。これによれば、先の
金属製のケースに比べて包被体の構造および形態を簡素
化して加工の容易化を図り、全体として安価に製造でき
るので、使い捨てに適した発熱体が得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記の加熱要素
では、発熱体の形状は粉体物である発熱剤を収容する包
被体の形状に拠るため、発熱体を加熱対象に応じた任意
の形にすることは容易でない。そのため従来の発熱体
は、例えば野外湯沸し用の熱源などのように、利用範囲
は極めて狭い範囲に限定されており、実用利便性に欠け
るきらいがあった。
【0005】本発明の目的は、テルミット反応で放出さ
れる酸化還元反応熱を熱源とする発熱体において、発熱
剤の成形方法を改良して、その形状をシート状にするこ
とにより、適用範囲の拡大を図り、実用利便性の向上を
図るにある。本発明の他の目的は、路面上に迅速且つ容
易に区画線を敷設することが可能な路面標示形成材を提
供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、図1に示すご
とく、テルミット様発熱剤2と、バインダー4とを含む
発熱剤含有ペースト5を、シート状に塗布成形してなる
ことを特徴とする。
【0007】また本発明は、図2に示すごとく、織布又
は不織布又は紙からなる支持体7と、この支持体7上に
設けられた発熱体層8とを備える発熱体1を対象とす
る。発熱体層8は、テルミット様発熱剤2とバインダー
4とを含む発熱剤含有ペースト5を、シート状に塗布成
形してなる。
【0008】また本発明に係る発熱体1は、図3に示す
ごとく、テルミット様発熱剤2とバインダー4とを含む
発熱剤含有ペースト5を、織布又は不織布又は紙に含浸
させてなる。
【0009】また本発明に係る発熱体1は、図4に示す
ごとく、外ライナー12・12どうしを中芯ライナー1
3で連結してなるダンボール材14の内部空隙15に、
テルミット様発熱剤2を充填した形態である。
【0010】前記発熱剤含有ペースト5には、発熱体1
の曲げ弾性率の向上を図ることを目的として、繊維3を
混練することができる。バインダー4は、ガラス、酸化
アルミニウム、酸化ケイ素などの無機系接着剤、及び天
然樹脂、天然ゴム、多糖類、蛋白質などの有機接着剤が
好ましい。
【0011】図15(b)に示すごとく、発熱体の側端
部に、一端側が外部に露出しており、他端側がスタータ
ー61内に挿入された金属片65を装着することができ
る。露出部分を熱すると、金属片65を介してスタータ
ー61が加熱されて、スターター61に点火することが
できる。
【0012】また本発明は、図11および図12に示す
ごとく、区画線42を路面21上に敷設するための路面
標示形成材33を対象とする。この路面標示形成材33
は、顔料と熱可塑性のベース樹脂とを含み、加熱により
溶融若しくは軟化する基材層34と、基材層34上に設
けられた発熱層35とを有する。発熱層35は、テルミ
ット様発熱剤38を含むシート状の発熱体である。そし
て、発熱層35の発熱により、基材層34のベース樹脂
を溶融若しくは軟化させて、路面21上にベース樹脂を
浸潤させる。ここでの区画線には、白色の区画線のほ
か、文字や記号などの各種交通標示を含む。
【0013】具体的には、図11および図12に示すご
とく、発熱層35は、テルミット様発熱剤38とバイン
ダー40とを含む発熱剤含有ペースト41を、シート状
に塗布成形してなるものとする。
【0014】また、図13に示すごとく、発熱層35
は、織布又は不織布又は紙からなる支持体45と、この
支持体45上に設けられた発熱体層44とからなり、発
熱体層44が、テルミット様発熱剤38とバインダー4
0とを含む発熱剤含有ペースト41を、シート状に塗布
成形してなるものであってもよい。
【0015】さらに、図14に示すごとく、発熱層35
が、テルミット様発熱剤38とバインダー40とを含む
発熱剤含有ペースト41を、織布又は不織布又は紙に含
浸させてなるものであってもよい。
【0016】発熱剤含有ペースト41には、発熱層35
の曲げ弾性率の向上を図ることを目的として繊維39を
混練することができる。バインダー40は、ガラス、酸
化アルミニウム、酸化ケイ素などの無機系接着剤、及び
天然樹脂、天然ゴム、多糖類蛋白質などの有機接着剤が
好ましい。また、図11に示すごとく、基材層34上に
断熱層37を積層し、その断熱層37上に発熱層35を
積層することができる。
【0017】
【発明の作用効果】一般的にテルミット発熱剤とは、酸
化鉄の粉体とアルミニウムの粉体との混合物を意味する
が、本発明ではこれに限らず、酸化鉄と珪素、マグネシ
ウムと酸化珪素、さらにチタンと炭素、カルシウムと炭
素の混合物などが含まれる。つまり本発明では、生成系
の生成熱の和が原系のそれよりも大であり、その発熱量
が十分に大きく、燃焼反応を起こすものをテルミット様
発熱剤と定義する。
【0018】かかるテルミット様発熱剤は、電熱ヒータ
ーやバーナーなどの電気系やガス系の加熱要素と比べて
製造コスト、ランニングコストが安価に済む。また、化
学反応に起因する発熱であり、反応の進行に伴い自発的
に発熱する形態であるから、周囲環境の影響を受け難
く、例えば風雨の当たる状況下や、酸素が少ない状況下
でも使用できる。つまり、その反応に外部からの空気や
酸素の供給を要しない。
【0019】そのうえで本発明においては、発熱体1を
曲げ弾性に富んだシート状にしてあるので、それを重ね
た状態や捲回した状態にして嵩張らずに保管や運搬を行
うことができる。また、加熱対象に応じて、湾曲状態、
折り曲げた状態、さらには捲回した状態で使用できるの
で、多種多様な用途への利用が可能となって、実用利便
性の向上を図ることができる。
【0020】バインダーを水ガラスや、酸化アルミニウ
ム−酸化珪素のエマルジョンなどに代表される接着剤を
用いると、これらは燃焼後は細かなガラスや金属の粉体
となる。従って、合成樹脂製のバインダーのように、燃
焼容器や加熱対象物に貼着する不具合が一切なく、この
点で有利である。
【0021】発熱剤含有ペースト5に、繊維3を混練す
ると、発熱層35の曲げ弾性率のさらなる向上を図るこ
とができる。繊維3は、無機繊維、有機繊維のいずれで
あってもよい。無機繊維の具体例としては、セラミック
ウール、シリカウール、ロックウール、ガラスウール、
炭素繊維や各種金属繊維などが挙げられる。有機繊維の
具体例としては、各種合成繊維、椰子繊維、綿繊維、木
繊維などの有機繊維が挙げられる。
【0022】また、本発明は図11に示すような路面標
示形成材33を対象とする。これは以下のような手順
で、路面21上に区画線を敷設できる。まず、図12
(a)に示すごとく、路面21上に路面標示形成材33
を載置してから、一端部分に着火する。発熱層35は、
当該一端部分から他端部分に向かって順々に、連続的に
燃焼反応を起こして発熱する。これにより、図12
(b)に示すごとく、基材層34に含まれるベース樹脂
を軟化させて、路面21の凹凸に浸潤させて、区画線を
敷設できる。
【0023】従って、人手によりバーナーで路面標示材
を加熱していく従来の施工形態に比べて、ムラ無く確実
に路面21上に基材層34のベース樹脂を浸潤させて、
区画線を敷設することができる。また、着火後は自発的
に燃焼反応が進んでいくため、施工時間の短縮化を図れ
るうえに、人手を減らして施工コストの低減化を図るこ
とができる。テルミット発熱剤は水に強く、雨天時でも
施工を進めることができる点でも有利である。
【0024】発熱後は、発熱剤の反応物の粉体のほか、
ガラスの粉体や繊維の燃焼屑などが残る。従って、ほう
きや掃除機でこれらを除去すれば施工後の片付けが済
み、この点でも施工時間の短縮化に寄与できる。
【0025】
【発明の実施の態様】(発熱体の第1実施例) 図1
に、本発明に係る発熱体の第1実施例を示す。ここでの
発熱体1は、発熱剤2と繊維3とバインダー4とを含む
発熱剤含有ペースト5をシート状に塗布成形して、これ
を乾燥させてなる。
【0026】発熱剤2は、金属酸化物と、金属酸化物に
含まれる酸素と結合して還元反応を生じさせる還元剤と
からなるテルミット様発熱剤であり、燃焼反応の進行、
すなわち金属酸化物の還元反応の進行に伴って大量の熱
を放出する。金属酸化物としては、酸化鉄や酸化銅があ
り、これを一種あるいは二種を混同して粉末化したもの
である。還元剤としては、アルミニウムやマグネシウム
あるいは珪素があり、これも粉体化したものである。さ
らにはチタンやカルシウムと、炭素粉との組み合わせで
あってもよい。この実施例においては、酸化鉄と珪素と
を混合したものをテルミット様発熱剤として使用した。
【0027】発熱材含有ペースト5には、発熱体1の曲
げ弾性率の向上を図ることを目的として繊維3を混合す
る。この繊維3は、短繊維、所謂ステープルであり、巻
縮させてそれ自体の伸び率の向上を図ってある。繊維3
は、無機繊維、有機繊維のいずれであってもよい。無機
繊維の具体例としては、セラミックウール、シリカウー
ル、ロックウール、ガラスウール、炭素繊維や各種金属
繊維などが挙げられる。有機繊維の具体例としては、各
種合成繊維、椰子繊維、綿繊維、木繊維などの有機繊維
が挙げられる。但し、ポリ塩化ビニルやビニリデンなど
の合成繊維は、燃焼時に有害なダイオキシンを生成する
ため不適である。ポリウレタンやプロミックスなどは、
燃焼時に特異臭を発するため不適である。尿素樹脂やフ
ッ素樹脂などは、難燃性或いは不燃性であるので本発明
には適さない。
【0028】バインダー4は、水ガラスや、酸化アルミ
ニウム、酸化珪素のエマルジョンなどの接着剤が好まし
い。この種の接着剤は、燃焼後は細かなガラスや金属の
粉体となるので、燃焼容器や加熱対象物に貼着する不具
合が少ない。これに対して樹脂系のバインダーは、反応
時に軟化してそれらに付着するおそれがある。また発熱
剤の発熱温度が樹脂の燃焼温度を上回ると、臭気を発し
ながら燃焼するため、本発明には適さない。一方、天然
樹脂、天然ゴム、多糖類、蛋白質などの有機系接着剤も
燃焼したときにはガスを出すが、目的によっては使用で
きる。
【0029】発熱体1の厚みは用途に応じて適宜設定で
きる。発熱体1をフレキシブルな形態とする場合には、
その厚みは3mm以下の範囲にあることが好ましい。尤
も、発熱体1の曲げ弾性率は、繊維3の機械的特性に左
右されるので、用途に応じた所望の曲げ弾性率を得るこ
とができれば、発熱体1の厚み寸法には特に制限はな
い。
【0030】発熱体1の全体は、保護フィルム6で覆う
ことができる。保護フィルム6の素材としては、ニトロ
セルロースなどの無煙素材が好ましい。炭酸カルシウム
粉などを含む断熱性に富んだ素材であってもよい。アイ
アンホイルで被覆することもできる。尤も使用形態によ
っては、保護フィルム6は不要である。発熱体1の端部
には、スターター(不図示)を固着してある。このスタ
ーターとしては、クロム酸バリウムや過酸化バリウムを
主剤とし、これにアルミニウムと無定形ホウ素とを添加
したものを挙げることができる。
【0031】以下に、本実施例に係る発熱剤含有ペース
トの組成例を示す。 発熱剤:(酸化鉄と珪素の7:3の粉体混合物) 25g 繊維:セラミックウール (イソウール1400バルク、イソライト工業(株)製) 0.5g バインダー:水ガラス 2.5g 溶媒:水 20g
【0032】保護フィルム6の一部を破き、ライターや
マッチで発熱体1の端部にかかるスターター(不図示)
に点火して発熱剤2のテルミット様反応を誘起させる。
反応の進行に伴って大量の熱が放出される。詳しくは、
珪素は鉄よりも酸素と結びつきやすいので酸化鉄から酸
素を奪って燃焼し、酸化鉄が鉄となるときに多量の還元
反応熱が放出される。反応後は、発熱剤は二酸化珪素と
鉄の粉体となり、バインダー3は溶けてガラス粉とな
る。ガラスウールも、同様にガラス状となる。セラミッ
クウールは、それを構成するセラミックの粉体となる。
有機繊維の多くは、燃焼して炭酸ガスや炭素などにな
る。従って、使用後は細かな粉体が残るだけであり、後
始末も容易である。また、燃焼容器や加熱対象物に付着
するような不具合もない。さらに、導火線を用いず、直
接にスターターに点火する形態であるので、二酸化炭素
ガスや窒素ガスなどの発生量が僅かである点でも有利で
ある。
【0033】(発熱体の第2実施例) 図2に本発明に
係る発熱体の第2実施例を示す。ここでの発熱体1は、
発熱体層8の上下面に、支持体として2枚の木綿のガー
ゼ7・7を一体的に固着した形態である。発熱体層8
は、先の第1実施例と同様に、テルミット様発熱剤と繊
維とバインダーとを含む発熱剤含有ペースト5を、シー
ト状に塗布成形してなる。発熱体1の一端には、スター
ターを設けてある。
【0034】木綿製のガーゼ7を選択したのは、綿繊維
は炭水化物であるセルロースを主成分とするため、無臭
で燃焼して無害な炭化物となること、および吸水性に富
むことに拠る。
【0035】ガーゼ7上に発熱剤含有ペースト5を2mm
厚に塗布し、その上にさらにガーゼ7を載せ、次いでペ
ースト5がガーゼ7に十分沁み込むようにプレスし、こ
れを乾燥させる。以上で図2に示すように、発熱体層8
の上下面にガーゼ7・7が一体的に固着された発熱体1
が得られた。
【0036】本実施例における発熱剤含有ペースト5の
成分は、例えば以下のとおりである。 発熱剤:(酸化鉄と珪素の7:3の粉体混合物) 30g 繊維:椰子繊維 1.5g バインダー:酸化珪素のエマルジョン(固形分25%) 3g 溶媒:水 15g
【0037】支持体7は、先のガーゼなどの織布以外
に、セラミックペーパー(イソライト工業性、厚さ1m
m)に代表される各種ペーパーや、不織布(フェルトを
含む)であってもよく、要はある程度ペーストを含浸し
て発熱体層8に固着されるものであればよい。用途に応
じて、上下のいずれか一方の支持体7を省いてもよい。
【0038】(発熱体の第3実施例) 図3に本発明に
係る発熱体の第3実施例を示す。そこでの発熱体1は、
発熱剤含有ペースト5をフェルト10に含浸させてい
る。ここでの発熱剤含有ペースト5は、テルミット様発
熱剤とバインダーとからなる。つまり、繊維を含んでい
ない点を除いて先の第1および第2実施例と同様であ
る。
【0039】フェルト10は、ガラス繊維を素材とする
ガラス繊維フェルトである。ガラス繊維フェルトを選択
したのは、それが発熱剤の発熱を受けるとガラスの粉状
体となり、使用後の掃除が容易であることに拠る。つま
り、合成樹脂繊維を素材とするフェルトのように、燃焼
容器に付着したり燃焼する不具合がなく、使用後の片付
けが容易であることに拠る。また、燃焼時に有害物質を
発生せず、この点でも有利である。ガラス繊維フェルト
のほかに、セラミックフェルト(例えば、イソライト工
業製)を用いてもよく、この場合も、同様の効果が得ら
れる。
【0040】本実施例における発熱剤含有ペースト5の
成分等は、例えば以下のとおりである。 発熱剤:(酸化鉄と珪素の7:3の粉体混合物) 30g バインダー:酸化珪素のエマルジョン(固形分25%) 3g 溶媒:水 30g ガラス繊維フェルト:70×70×2mm(密度100kg/m3 )
【0041】(発熱体の第4実施例) 図4に本発明に
係る発熱体の第4実施例を示す。そこでの発熱体1は、
波形の中芯ライナー13で外ライナー12・12どうし
を連結してなるダンボール材14を支持体とし、当該ダ
ンボール材14の内部空隙15に発熱剤2を充填してあ
る。ダンボール材14の素材は、通常の紙のほか、プラ
スチックフィルム等であってもよい。
【0042】発熱剤2の充填する方法には、粉体充填と
液体充填があり、いずれの充填方法においても中芯ライ
ナー13と外ライナー12とを張り合わせるときに同時
に充填することが好ましい。紙、セルロースアヤラー
ト、ニトロセルロースなどの水蒸気透過性に富んだ素材
を用いる場合には、発熱剤をペースト状にして充填して
から、これを乾燥させればよい。水蒸気透過性に乏しい
素材を用いる場合には、粉体のまま充填する必要があ
る。また、燃焼時に煙が問題となる場合には、ニトロセ
ルロース等の無煙素材を用いればよい。
【0043】以上の第1〜第4実施例に示すように、発
熱体1を曲げ弾性に優れたシート状にしてあると、シー
トを重ねた状態や捲回した状態にして、嵩張らずに保管
や運搬を行える利点がある。また、加熱対象に応じて、
湾曲状態、折り曲げた状態、さらには捲回した状態で使
用できる。従って、多種多様な用途への適用が可能とな
り、発熱体1は実用利便性に優れたものとなる。なお、
第1乃至第3実施例に係る発熱体1は、R=20mmに曲
げても破損することはなかった。また、第4実施例に係
る発熱体は、R=100mmにまで曲げることができた。
【0044】発熱体1は、以下の図15(a)・(b)
のようにすることもできる。図15(a)では、発熱体
1の全体或いは一部をアイアン或いはステンレスホイル
60で被覆ってある。先端部にはスターター61を充填
し、これを先細り扁平状に押し潰して舌片状に形成して
ある。ライター等で舌片状にかかるアイアンホイル60
ごとスターター61を加熱すれば、これを点火させるこ
とができる。
【0045】図15(b)では、熱伝導性のよい金属片
65を発熱体の先端に装着している。金属片65の一端
は外部に露出しており、他端はスターター61に挿入さ
れている。金属片65は、中間部まで断熱材66で覆わ
れている。そして、金属片65の露出部分を熱すると、
当該金属片65を介してスターター61を加熱して、点
火させることができる。67は金属、陶器、プラスチッ
ク、木など任意であるが、それが金属でない場合は、6
6は不必要である場合もある。
【0046】(発熱体の第1適用例) 先の図1〜図4
に示した発熱体1は、フレキシブルなシート状を呈して
おり、以下に示すような多様な用途に適用できる。図5
に、先の第1実施例に係る発熱体1をホットメルトタイ
プの路面標示材の熱源として利用した例を示す。ここで
ホットメルトタイプの路面標示材20とは、例えば、白
色顔料と熱可塑性のバインダー樹脂とを含む縦長のシー
トであり、当該シートを加熱により軟化させ、バインダ
ー樹脂を路面21の凹凸に浸潤させることで、路面21
上に白色区画線22を敷設する。従来の施工方法におい
ては、バーナーで加熱することでバインダー樹脂を軟化
させていたため、施工時間が多大に掛かるという不具合
があった。
【0047】本実施例では、先の第1乃至第4実施例に
示した発熱体1を用いて、以下のような手順で路面標示
材20を路面上に敷設する。まず図5(a)に示すごと
く、路面標示材20を路面21上に載置してから、その
上に発熱体1を重ねて載置する。次いで図5(b)に示
すごとく、一端部分にかかる保護フィルム6を削り取り
発熱体1を露出させ、この露出部分に設けられたスター
ター(不図示)に着火する。発熱体1は、当該一端部分
から他端部分に向かって順々に、連続的に燃焼反応を起
こして発熱し、これで図5(c)に示すように、路面標
示材20のバインダー樹脂を溶融させて路面21の凹凸
に浸潤させることができる。
【0048】このように、本発明に係る発熱体1を路面
標示材20の加熱要素として用いれば、人手によりバー
ナーで順々に路面標示材を加熱していく従来の施工形態
に比べて、ムラ無く確実に区画線を敷設することができ
る。また、点火後は自動的に加熱が進んでいくため、ス
ピーディに施工できるうえに、人手を減らして施工コス
トの低減化も図れる。テルミット様発熱剤は水に強く、
多少の降雨状態でも施工は可能である。発熱後は、鉄や
二酸化珪素の粉体のほか、ガラスの粉体や繊維の燃焼屑
などが残る。従って、ほうきや掃除機でこれらを除去す
れば施工後の片付けが済み、この点でも施工時間の短縮
化に寄与できる。勿論、発熱体1と路面標示形成材20
とを予め貼り合わせて、一体化しておいてもよい。
【0049】(発熱体の第2適用例) 本発明に係る発
熱体1は、既設の路面標示材20を除去する際の加熱要
素としても利用できる。具体的には、図6に示すごと
く、既設の路面標示材20上に本発明に係る発熱体1を
重ねてから、発熱体1を燃焼反応により発熱させる。こ
れにより、路面標示材20に含まれる熱可塑性樹脂を溶
融若しくは炭化させることができるので、樹脂をブラシ
等で拭き取れば路面標示材20を除去できる。この場合
においても、施工に要する時間の短縮化を図ることがで
きる。さらに施工に要する人手を減らして、コスト削減
を図れる。また、従来の物理的除去のように、騒音や粉
塵の発生がない点でも有利である。
【0050】(発熱体の第3適用例) 本発明に係る発
熱体は、調理器具の加熱要素としても利用できる。例え
ば図7に示すように、側面が開口して発熱体を収容でき
る横長のスリット26を調理器具25の底面に設けて、
点火した発熱体1をスリット26に挿入して、内容物に
対する加熱調理を行う。調理時間や調理温度は、発熱体
1の個数や増減することで調節できる。この調理器具2
5は、コンロが不要で、非常用や野外用の調理器具とし
て好適である。複数個の調理器具25を重ねた状態で使
用することもできる。なお、調理器具25は、図7に示
す形状に限られず、フライパン型や鉄板型であってもよ
い。
【0051】(発熱体の第4適用例) 図8に、本発明
に係る発熱体1を弁当箱28の加熱要素として利用した
第4の適用例を示す。そこでは、側面が開口して発熱体
1を収容できるスリット26を弁当箱28の底面に設け
てある。点火した発熱体1をスリット26に挿入すれ
ば、内容物を加熱調理できるので、例えば冬場でも暖か
い飯を得られる。また、未調理の冷凍食品やチルド食品
を入れておいて、食前に加熱調理することもできる。
【0052】(発熱体の第5適用例) 図9に、本発明
に係る発熱体1を鏡の防曇具に利用した例を示す。そこ
では、鏡30の背部に、上面が開口して内部に発熱体1
を落とし込み収容できるスリット31を設けてある。こ
れによれば、スリット31の内部に点火した発熱体1を
挿入することで、鏡30を加熱して結露の発生を抑え
て、鏡面が曇るのを防ぐことができる。電熱タイプの防
曇装置よりも、構造が簡単で安価に済む。
【0053】(発熱体の第6適用例) 本発明に係る発
熱体は、図10に示すような熱風発生装置50の加熱源
に利用できる。熱風発生装置50は、吸引口51と吹出
口52とを備えるダクト53と、吸引口51から空気を
吸い込んで、これを吹出口52から送り出す送風機54
と、吸引空気を加熱して熱風とする熱源55とからな
る。熱源55は、発熱体56とこれを固定保持する保持
具57とからなる。発熱体56は、先の図1乃至図4に
示したテルミット様発熱剤を含むシート状の発熱体であ
り、ここでは一枚物の長い発熱体を波型に屈曲成形して
ある。保持具57には、発熱体56の挿入を許す屈曲状
のスリット58を設けてある。
【0054】発熱体56の一端に点火すると、他端に向
かって順々に燃焼反応が進行して熱が放出され、これに
より吸引口51から吸い込まれた空気は加熱されて熱風
となり、吹出口52から送り出される。これによれば、
熱風発生装置50の熱源55を簡単な構成とできるの
で、装置50のコストダウンを図ることができる。ガス
で吸引空気を加熱する方式に比べて、ランニングコスト
が安価に済むうえに、クリーンな熱風が得られる点でも
有利である。熱風の温度は、周囲気温を勘案したうえ
で、発熱体56の長さを変更して調節できる。発熱体5
6を波型に屈曲成形してあるので、長時間発熱させるこ
とができるうえ、熱源55のコンパクト化を図り、以っ
て装置全体の小型化を図ることができる。
【0055】(発熱体のその他の適用例) さらに、本
発明に係る発熱体は、以下の表1に示すような用途に利
用できる。
【0056】
【表1】
【0057】(路面標示形成材の第1実施例) 図11
および図12に、本発明に係る路面標示形成材の第1実
施例を示す。ここでの路面標示形成材33は、顔料と熱
可塑性のベース樹脂とを含み、加熱により溶融若しくは
軟化する基材層34と、基材層34の上面に設けられた
発熱層35とを有する。発熱層35の上下には、これを
挟むように断熱層37を設けてある。路面標示形成材3
3は、フレキシブルなシート状を呈しており、図11に
示すようにロール状に丸めて、保管・運送できる。
【0058】基材層34を構成するベース樹脂として
は、エチレン−酸化ビニル共重合樹脂、プロピレン樹
脂、ゴム樹脂等が挙げることができ、必要に応じて炭酸
カルシウム、酸化チタン等の無機充填材、顔料、ガラス
ビーズ等を含ませることができる。本実施例では、かか
る基材層34として市販の加熱溶融型標示シートを用い
た。断熱層37としては、炭酸カルシウムと水ガラスの
水懸濁液を塗布成形、乾燥してなるものを挙げることが
できる。本実施例では、パーライト(1F型、宇部興産
(株)製)50%と水ガラス5%の水懸濁液を用いた。
【0059】発熱層35は、発熱剤38と繊維39とバ
インダー40とを含む発熱剤含有ペースト41を、断熱
層37上にシート状に塗布成形して、これを乾燥させて
なる。発熱剤38は、金属酸化物と、金属酸化物に含ま
れる酸素と結合して還元反応を生じさせる還元剤とから
なるテルミット様発熱剤であり、燃焼反応の進行、すな
わち金属酸化物の還元反応の進行に伴って大量の熱を放
出する。金属酸化物としては、酸化鉄や酸化銅があり、
これを一種あるいは二種を混同して粉末化したものであ
る。還元剤としては、アルミニウムやマグネシウムある
いは珪素があり、これも粉体化したものである。勿論、
その他にチタンやカルシウムと、炭素粉と組み合わせで
あってもよい。この実施例においては、酸化鉄と珪素と
を混合したものをテルミット様発熱剤とした。
【0060】発熱材含有ペースト41には、発熱層35
の曲げ弾性率の向上を図ることを目的として繊維39を
混合してある。この繊維39は、短繊維、所謂ステープ
ルであり、巻縮させて伸び率の向上を図ってある。繊維
39は、無機繊維、有機繊維のいずれであってもよい。
無機繊維の具体例としては、セラミックウール、シリカ
ウール、ロックウール、ガラスウール、炭素繊維や各種
金属繊維などが挙げられる。有機繊維の具体例として
は、各種合成繊維、椰子繊維、綿繊維、木繊維などの有
機繊維が挙げられる。但し、ポリ塩化ビニルやビニリデ
ンなどの合成繊維は、燃焼時に有害なダイオキシンを生
成するため不適である。ポリウレタンやプロミックスな
どは、燃焼時に特異臭を発するため不適である。尿素樹
脂やフッ素樹脂などは、難燃性或いは不燃性であるので
本発明には適さない。
【0061】バインダー40は、水ガラスや、酸化アル
ミニウム、酸化珪素などのエマルジョンなどの接着剤が
好ましい。この種の接着剤は、使用後は細かなガラスの
粉体となるので、基材層34に貼着する不具合が一切な
い。これに対して樹脂系のバインダーは、反応時に軟化
して固まるおそれがあり、基材層34に付着しやすいう
えに、発熱剤の発熱温度が樹脂の燃焼温度を上回ると、
臭気を発しながら燃焼する不具合もある。
【0062】発熱層35の厚みは1〜3mmの範囲にある
ことが好ましい。尤も、発熱層35の曲げ弾性率は、繊
維39の機械的特性に左右されるところが大きい。
【0063】以下に、本実施例に係る発熱材含有ペース
ト41の組成例を示す。 発熱剤:(酸化鉄と珪素の7:3の粉体混合物) 25g 繊維:セラミックウール (イソウール1400バルク、イソライト工業(株)製) 0.5g バインダー:水ガラス 2.5g 溶媒:水 20g
【0064】この路面標示形成材33は、以下のように
して作成できる。まず、基材層34である加熱溶融型路
面標示シートの上面に、パーライトと水ガラスの水懸濁
液を厚さ約1mmに塗布し、これをよく乾燥させて断熱層
37を形成した。上記組成の発熱剤含有ペースト41を
2〜3mmの厚さに重層して、再度乾燥させて、発熱層3
5を形成した。発熱層35上に、先と同様のパーライト
の水懸濁液を厚さ1mm塗布して、断熱層37を形成し
た。
【0065】この路面標示形成材33は、以下のような
手順で区画線を路面上に敷設できる。まず、図12
(a)に示すごとく、路面21上に路面標示形成材33
を載置する。次いで、一端部分にかかる上方の断熱層3
7を削り取り、スターター(不図示)を露出させ、これ
にライター等で着火する。発熱層35は、当該一端部分
から他端部分に向かって順々に、連続的に燃焼反応を起
こして発熱する。これにより、図12(b)に示すごと
く、基材層34に含まれるベース樹脂を軟化させて、こ
れを路面21の凹凸に浸潤させて、区画線42を敷設で
きる。
【0066】このように、本発明に係る路面標示形成材
33を用いれば、人手によりバーナーで路面標示材を加
熱していく従来の施工形態に比べて、ムラ無く確実に路
面21上に区画線42を敷設することができる。また、
点火後は自動的に加熱が進んでいくので、施工の迅速化
を図れるうえに、人手を減らして施工コストの低減化も
図れる。テルミット様発熱剤は水に強く、多少の降雨状
態でも施工は可能である。発熱後は、鉄や二酸化珪素の
粉体のほか、ガラスの粉体や繊維の燃焼屑などが残る。
従って、ほうきや掃除機でこれらを除去すれば施工後の
片付けが済み、この点でも施工時間の短縮化に寄与でき
る。
【0067】(路面標示形成材の第2実施例) 図13
に本発明に係る路面標示形成材の第2実施例を示す。こ
の路面標示形成材33に係る発熱層35では、発熱体層
44の上下面に、2枚の木綿のガーゼ(支持体)45を
固着してある。発熱体層44は、先の実施例1と同様
に、金属酸化物と還元剤とからなるテルミット様発熱剤
と繊維とバインダーとを含む発熱剤含有ペースト41
を、シート状に塗布成形してなる。基材層34も先の実
施例1と同様である。
【0068】木綿製のガーゼ45を選択したのは、綿繊
維は炭水化物であるセルロースを主成分とし、無臭で燃
焼して無害な炭化物となること、および吸水性に富むこ
とに拠る。
【0069】ガーゼ45上に発熱剤含有ペースト41を
2mm厚に塗布し、その上にさらにガーゼ45を載せ、次
いでペースト41がガーゼ45に十分沁み込むようにプ
レスし、これを乾燥させて発熱層35を得る。次に、こ
の発熱層を基材層34である加熱溶融型標示シートの上
面に固着させる。以上で図13に示すごとく、発熱体層
44の上下面がガーゼ45・45で支持された路面標示
形成材を得ることができる。
【0070】本実施例における発熱剤含有ペースト41
の成分は、例えば以下のとおりである。 発熱剤:(酸化鉄と珪素の7:3の粉体混合物) 30g 繊維:椰子繊維 1.5g バインダー:酸化珪素のエマルジョン(固形分25%) 3g 溶媒:水 15g
【0071】支持体45は、先のガーゼなどの織布以外
に、セラミックペーパー(イソライト工業性、厚さ1m
m)に代表される各種ペーパーや、不織布(フェルトを
含む)であってもよく、要はある程度ペーストを含浸し
て、発熱層44を支持するものであればよい。上方の支
持体45は、省いてもよい。
【0072】(路面標示形成材の第3実施例) 図14
に本発明に係る路面標示形成材の第3実施例を示す。そ
こでの発熱層35は、発熱剤含有ペースト41を、フェ
ルト47に含浸させている。ここでの発熱剤含有ペース
ト41は、金属酸化物と還元剤とからなるテルミット発
熱剤とバインダーとからなる。つまり、繊維を含んでい
ない点を除いて先の第1および第2実施例と同等であ
る。
【0073】フェルト47は、ガラス繊維を素材とする
ガラス繊維フェルトである。ガラス繊維フェルトを選択
したのは、発熱剤の発熱を受けてガラスの粉体となり、
合成樹脂繊維を素材とするフェルトのように、基材層3
4に付着したり燃焼する不具合が一切ないこと、および
燃焼時に有害物質を発生しないことに拠る。ガラス繊維
フェルトのほかに、セラミックフェルト(例えば、イソ
ライト工業製)を用いても同様の作用・効果が得られ
る。
【0074】本実施例における発熱剤含有ペースト41
の成分等は、例えば以下のとおりである。 発熱剤:(酸化鉄と珪素の7:3の粉体混合物) 30g バインダー:酸化珪素のエマルジョン(固形分25%) 3g 溶媒:水 30g ガラス繊維フェルト:70×70×2mm
【0075】基材層34の下面に、接着樹脂を含む接着
剤層を別途設けてもよい。この場合には、接着樹脂を溶
融させて、これを路面の凹凸に浸潤させて、区画線42
を敷設する。
【図面の簡単な説明】
【図1】発熱体の第1実施例を示す断面図
【図2】発熱体の第2実施例を示す断面図
【図3】発熱体の第3実施例を示す断面図
【図4】発熱体の第4実施例を示す断面図
【図5】発熱体を適用した路面標示形成材の施工方法を
説明するための工程図
【図6】発熱体を適用した路面標示材の除去方法を説明
するための図
【図7】発熱体を適用した調理器具を示す図
【図8】発熱体を適用した弁当箱を示す図
【図9】発熱体を適用した鏡の防曇具を示す図
【図10】発熱体を適用した熱風発生装置を示す図
【図11】路面標示形成材の第1実施例を示す断面図
【図12】路面標示形成材の施工方法を示す工程図
【図13】路面標示形成材の第2実施例を示す図
【図14】路面標示形成材の第3実施例を示す図
【図15】発熱体の別形態を示す要部の断面図
【符号の説明】
1 発熱体 2 テルミット様発熱剤(発熱剤) 3 繊維 4 バインダー 5 発熱剤含有ペースト 6 保護フィルム 7 支持体(ガーゼ) 8 発熱体層 10 布(フェルト) 12 外ライナー 13 中芯ライナー 14 ダンボール材 15 内部空隙 21 路面 33 路面標示形成材 34 基材層 35 発熱層 37 断熱層 38 発熱剤 39 繊維 40 バインダー 41 発熱剤含有ペースト 42 区画線 44 発熱体層 45 支持体(ガーゼ) 47 布(フェルト)

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テルミット様発熱剤2と、バインダー4
    とを含む発熱剤含有ペースト5を、シート状に塗布成形
    してなることを特徴とする発熱体。
  2. 【請求項2】 織布又は不織布又は紙からなる支持体7
    と、この支持体7上に設けられた発熱体層8とを備え、 発熱体層8が、テルミット様発熱剤2と、バインダー4
    とを含む発熱剤含有ペースト5を、シート状に塗布成形
    してなることを特徴とする発熱体。
  3. 【請求項3】 テルミット様発熱剤2と、バインダー4
    とを含む発熱剤含有ペースト5を、織布又は不織布又は
    紙に含浸させてなることを特徴とする発熱体。
  4. 【請求項4】 外ライナー12・12どうしを中芯ライ
    ナー13で連結してなるダンボール材14の内部空隙1
    5にテルミット様発熱剤2を充填してあることを特徴と
    する発熱体。
  5. 【請求項5】 発熱剤含有ペースト5に、繊維3を混練
    してある請求項1乃至4のいずれかに記載の発熱体。
  6. 【請求項6】 バインダー4が、ガラス、酸化アルミニ
    ウム、酸化ケイ素などの無機系接着剤、及び天然樹脂、
    天然ゴム、多糖類、蛋白質などの有機接着剤である請求
    項1乃至5のいずれかに記載の発熱体。
  7. 【請求項7】 発熱体の側端部に、一端側が外部に露出
    しており、他端側がスターター61内に挿入された金属
    片65を装着してあり、 露出部分を熱すると、金属片65を介してスターター6
    1が加熱されて、スターター61が点火されるようにし
    てある請求項1乃至6のいずれかに記載の発熱体。
  8. 【請求項8】 区画線42を路面21上に敷設するため
    の路面標示形成材33であって、 顔料と熱可塑性のベース樹脂とを含み、加熱により溶融
    若しくは軟化する基材層34と、該基材層34上に設け
    られた発熱層35とを有し、 発熱層35は、テルミット様発熱剤38を含むシート状
    の発熱体であり、 発熱層35の発熱により、基材層34のベース樹脂を溶
    融若しくは軟化させて、路面21上にベース樹脂を浸潤
    させるようにしてあることを特徴とする路面標示形成
    材。
  9. 【請求項9】 発熱層35が、テルミット様発熱剤38
    とバインダー40とを含む発熱剤含有ペースト41を、
    シート状に塗布成形してなるものである請求項8記載の
    路面標示形成材。
  10. 【請求項10】 発熱層35が、織布又は不織布又は紙
    からなる支持体45と、この支持体45上に設けられた
    発熱体層44とからなり、 発熱体層44が、テルミット様発熱剤38とバインダー
    40とを含む発熱剤含有ペースト41を、シート状に塗
    布成形してなるものである請求項8記載の路面標示形成
    材。
  11. 【請求項11】 発熱層35が、テルミット様発熱剤3
    8とバインダー40とを含む発熱剤含有ペースト41
    を、織布又は不織布又は紙に含浸させてなるものである
    請求項8記載の路面標示形成材。
  12. 【請求項12】 発熱剤含有ペースト41に、繊維39
    を混練してある請求項9又は10又は11記載の路面標
    示形成材。
  13. 【請求項13】 基材層34上に断熱層37を積層し、
    該断熱層37上に発熱層35を積層してある請求項8乃
    至12のいずれかに記載の路面標示形成材。
  14. 【請求項14】 バインダー40が、ガラス、酸化アル
    ミニウム、酸化ケイ素などの無機系接着剤、及び天然樹
    脂、天然ゴム、多糖類蛋白質などの有機接着剤である請
    求項8乃至13のいずれかに記載の発熱体。
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