JPH09269098A - 被覆管 - Google Patents

被覆管

Info

Publication number
JPH09269098A
JPH09269098A JP8078527A JP7852796A JPH09269098A JP H09269098 A JPH09269098 A JP H09269098A JP 8078527 A JP8078527 A JP 8078527A JP 7852796 A JP7852796 A JP 7852796A JP H09269098 A JPH09269098 A JP H09269098A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
less
oxide
sheet
rockwool
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8078527A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Hattori
昭 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GENERAL SHOKO KK
Original Assignee
GENERAL SHOKO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by GENERAL SHOKO KK filed Critical GENERAL SHOKO KK
Priority to JP8078527A priority Critical patent/JPH09269098A/ja
Publication of JPH09269098A publication Critical patent/JPH09269098A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L59/00Thermal insulation in general
    • F16L59/08Means for preventing radiation, e.g. with metal foil
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C13/00Fibre or filament compositions
    • C03C13/06Mineral fibres, e.g. slag wool, mineral wool, rock wool
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C3/00Glass compositions
    • C03C3/04Glass compositions containing silica
    • C03C3/076Glass compositions containing silica with 40% to 90% silica, by weight
    • C03C3/083Glass compositions containing silica with 40% to 90% silica, by weight containing aluminium oxide or an iron compound
    • C03C3/085Glass compositions containing silica with 40% to 90% silica, by weight containing aluminium oxide or an iron compound containing an oxide of a divalent metal
    • C03C3/087Glass compositions containing silica with 40% to 90% silica, by weight containing aluminium oxide or an iron compound containing an oxide of a divalent metal containing calcium oxide, e.g. common sheet or container glass

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Geochemistry & Mineralogy (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Thermal Insulation (AREA)
  • Glass Compositions (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐熱性が高く発煙せず、ロックウール繊維が
解れず容易に変形でき、一動作で容易に筒状の被覆体に
施工できる被覆管を提供する。 【解決手段】 冷塊原料の溶融湯を吹き飛ばして高耐熱
性の安価な柔軟性の高い所定の組成のロックウール繊維
を形成し、シート状のマットに集綿する。ニードリング
加工により密度を80kg/m3 以上150kg/m3 以下
のフェルトシート状のシート部材に集綿し、圧縮積層し
て略筒状の筒状部2を形成する。筒状部2に軸方向に沿
って切欠部3を切り込み形成し、外周面にアルミニウム
層4を形成する。切欠部3の一縁からアルミニウム層4
に連続し切欠部3の他縁に対向する面に剥離シート7が
剥離可能に被覆する接着層6を有した取付片5を突出形
成する。切欠部3から被覆体を挿入し、剥離シート7を
剥離して接着層6にて取付片5を切欠部3を跨いで外周
面に巻き付けて取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フェルトシート状
に形成されたロックウール繊維のシート部材にて被覆体
を被覆する被覆管に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば空調冷暖房用の配管には、
ポリエチレン発泡断熱材などにてフェルトシート状や筒
状などの所定の形状に形成された断熱保温材が被覆され
ている。
【0003】しかしながら、配管内に流通する熱媒体か
らの熱負荷などによりポリエチレン発泡断熱材が劣化し
て配管とポリエチレン発泡断熱材との間に隙間が生じて
断熱硬化が低下する。また、冷暖房の繰り返しにより配
管とポリエチレン断熱材との間に結露が生じ、ポリエチ
レン発泡断熱材の継ぎ目などから水滴となって滴下する
場合がある。さらに、ポリエチレン発泡断熱材は耐熱性
が低く用途が限られるとともに、着火した場合には発煙
して有害ガスが発生するおそれがある。また、配管にポ
リエチレン発泡断熱材を現地で被覆することは困難であ
る問題がある。
【0004】一方、建築物の天井面、壁面、床面の保温
材などとして、耐熱温度が約700℃と高温で安価であ
ることから、ロックウール繊維を用いた無機質断熱材が
使用されている。
【0005】そして、このロックウール繊維を用いた無
機質断熱材は、酸化珪素(SiO2)が35重量%以上
42重量%以下、酸化アルミニウム(Al2 3 )が1
0重量%以上13重量%以下、酸化カルシウム(Ca
O)が37重量%以上40重量%以下、酸化マグネシウ
ム(MgO)が5重量%以上7重量%以下を主成分とす
るロックウール繊維を、熱硬化性樹脂であるフェノール
系などの有機結合材を約1〜4重量%含有させてフェル
トシート状や筒状などの所定の形状に熱硬化させて形成
している。
【0006】しかしながら、このロックウール繊維を用
いた無機質断熱材は、ロックウール繊維間を熱硬化性樹
脂などの有機結合材で結合しているため、柔軟性の向上
に制限があり、例えば高温蒸気が流通する配管などの異
形の被保温部を被覆する際に変形させるとロックウール
繊維がおれて粉末量が多くなって断熱性が低下したり、
シートに亀裂が生じたり切断したりする。
【0007】さらに、火災時や高温連続使用に暴露され
た際、ロックウール繊維間を結合する有機結合材が発煙
して有害ガスを放出したり、有機結合材が劣化して結合
力が低下して保形性がなくなり、脱落して保温効果がな
くなるなどの問題がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、ポリ
エチレン発泡断熱材にて被覆する場合には、比較的変形
しやすいが耐熱性が低く、ロックウール繊維を有機結合
材にて結合した無機質断熱材を用いて被覆する場合に
は、変形性が低く被覆作業が困難であるとともに、高温
域では有害ガスの発生や結合力の低下による保形性の低
下を生じる。
【0009】また、管状の被覆体を被覆する際、被覆体
が略L字状に屈曲する位置や略T字状に接続する部分で
は長さが半端となり、あらかじめポリエチレン発泡断熱
材やロックウール繊維を有機結合材にて結合した無機質
断熱材を筒状に形成したものでは、この半端な部分の被
覆が困難である問題がある。
【0010】本発明は、上記問題点に鑑み、耐熱性が高
く発煙せず筒状の被覆体への施工性が向上する被覆管を
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の被覆管
は、酸化珪素(SiO2 )が40重量%以上42重量%
以下、酸化アルミニウム(Al2 3 )が15重量%以
上17重量%以下、酸化鉄(Fe2 3 )が4重量%以
上6重量%以下、酸化カルシウム(CaO)が16重量
%以上19重量%以下、酸化マグネシウム(MgO)が
10重量%以上12重量%以下、および、酸化カリウム
(K2 O)と酸化ナトリウム(Na2 O)との総量が4
重量%以上5重量%以下で、平均繊維径が4μm以上7
μm以下のロックウール繊維が、100μm以上の未繊
維化物の含有量を24重量%以下のシート状のマットに
集綿され、このマットがニードリング加工により密度が
80kg/m3 以上150kg/m3 以下のフェルトシート
状のシート部材に集綿され、このシート部材が略筒状に
圧縮積層されて形成された筒状部の軸方向に沿って切欠
部が切欠形成され、この切欠部の一縁から外周面に設け
られたアルミニウム層に連続して突出されこの切欠部の
他縁に対向する面に剥離部材が剥離可能に被覆される接
着層を有した取付片が設けられたもので、施行の際に
は、切欠部から被覆体を挿入して被覆し、剥離部材を剥
離して接着層にて取付片を切欠部を跨いで巻回するよう
に取り付ける。
【0012】そして、酸化珪素(SiO2 )が40重量
%より少ないとロックウール繊維の引張強度が低下して
ニードリング加工の際にロックウール繊維同士が折れる
ことなく絡み合うことができずシート部材の強度が低下
し、42重量%より多いと溶融温度が高くなり操業性が
低下するとともにコストが増大するため、酸化珪素(S
iO2 )の含有量は40重量%以上42重量%以下に設
定し、酸化アルミニウム(Al2 3 )が15重量%よ
り少ないと耐熱性が低下し、17重量%より多いと溶融
温度が高くなり操業性が低下するとともにコストが増大
するため、酸化アルミニウム(Al2 3 )の含有量は
15重量%以上17重量%以下に設定され、酸化鉄(F
2 3 )が4重量%より少ないとロックウール繊維の
柔軟性が低下してニードリング加工の際にロックウール
繊維同士が折れることなく絡み合うことができずシート
部材の強度が低下し、6重量%より多いと溶融粘度が低
下してロックウール繊維化が困難となるため、酸化鉄
(Fe2 3 )の含有量は4重量%以上6重量%以下に
設定され、酸化カルシウム(CaO)が16重量%より
少ないと溶融粘度が低下してロックウール繊維化が困難
となり、19重量%より多いとロックウール繊維の柔軟
性が低下してニードリング加工の際にロックウール繊維
同士が折れることなく絡み合うことができずシート部材
の強度が低下するため、酸化カルシウム(CaO)の含
有量は16重量%以上19重量%以下に設定され、酸化
マグネシウム(MgO)が10重量%より少ないと耐熱
性が低下するとともに柔軟性が低下し、12重量%より
多いと溶融粘度が増大してロックウール繊維化が困難と
なるため、酸化マグネシウム(MgO)の含有量は10
重量%以上12重量%以下に設定され、酸化カリウム
(K2 O)と酸化ナトリウム(Na2 O)との総量が4
重量%より少ないとロックウール繊維の柔軟性が低下し
てニードリング加工の際にロックウール繊維同士が折れ
ることなく絡み合うことができずシート部材の強度が低
下し、5重量%より多いと耐熱性および耐候性が低下す
るため、酸化カリウム(K2 O)と酸化ナトリウム(N
2 O)との総含有量は4重量%以上5重量%以下に設
定される。また、ロックウール繊維の平均繊維径が4μ
mより短いとニードリング加工の際にロックウール繊維
同士が十分に絡み合えずシート部材の強度が低下し、7
μmより長いとシート部材の密度が増大してロックウー
ル繊維の絡み付きにより生じる空気層の容量が少なくな
り保温性が低下するため、ロックウール繊維の平均繊維
径は4μm以上7μm以下に設定される。さらに、未繊
維化物の含有量が24重量%より多いとロックウール繊
維の絡み付きにより生じる空気層の容量が少なくなり保
温性が低下するとともに、ロックウール繊維の含有割合
が低下することによりロックウール繊維の絡み付き度合
いが減少してシート部材の強度が低下するため、未繊維
化物の含有量は24重量%以下に設定される。そして、
ニードリング加工の際の密度が80kg/m3 より少ない
とロックウールマットの強度が低下してシート部材のち
ぎれや亀裂などが発生し、密度が150kg/m3 より多
いと熱伝導率が増大して断熱効果が低下するため、ニー
ドリング加工の際の密度は80kg/m3 以上150kg/
3 以下に設定される。
【0013】請求項2記載の被覆管は、鉱石を主原料と
して、酸化珪素(SiO2 )が42重量%以上48重量
%以下、酸化アルミニウム(Al2 3 )が10重量%
以上17重量%以下、酸化カルシウム(CaO)が14
重量%以上19重量%以下、酸化マグネシウム(Mg
O)が9重量%以上13重量%以下、酸化鉄(Fe2
3 )が6重量%以上12重量%以下、および、酸化ナト
リウム(Na2 O)が1重量%以上3重量%以下で、平
均繊維径が4μm以上7μm以下のロックウール繊維
に、所定長さに切断されたガラス繊維が10重量%以上
で混合されてシート状のマットに集綿され、このマット
がニードリング加工により密度が80kg/m3 以上15
0kg/m3 以下のフェルトシート状のシート部材に集綿
され、このシート部材が略筒状に圧縮積層されて形成さ
れた筒状部の軸方向に沿って切欠部が切欠形成され、こ
の切欠部の一縁から外周面に設けられたアルミニウム層
に連続して突出されこの切欠部の他縁に対向する面に剥
離部材が剥離可能に被覆する接着層を有した取付片が設
けられたもので、施行の際には、切欠部から被覆体を挿
入して被覆し、剥離部材を剥離して接着層にて取付片を
切欠部を跨いで巻回するように取り付ける。
【0014】そして、酸化珪素(SiO2 )が42重量
%より少ないとロックウール繊維の引張強度が低下して
ニードリング加工の際にロックウール繊維同士が折れる
ことなく絡み合うことができずシート部材の強度が低下
し、48重量%より多いと溶融温度が高くなり操業性が
低下するとともにコストが増大するため、酸化珪素(S
iO2 )の含有量は42重量%以上48量%以下に設定
し、酸化アルミニウム(Al2 3 )が10重量%より
少ないと耐熱性が低下し、17重量%より多いと溶融温
度が高くなり操業性が低下するとともにコストが増大す
るため、酸化アルミニウム(Al2 3 )の含有量は1
0重量%以上17重量%以下に設定され、酸化カルシウ
ム(CaO)が14重量%より少ないとロックウール繊
維の柔軟性が低下してニードリング加工の際にロックウ
ール繊維同士が折れることなく絡み合うことができずシ
ート部材の強度が低下し、19重量%より多いと溶融粘
度が低下してロックウール繊維化が困難となるため、酸
化カルシウム(CaO)の含有量は14重量%以上19
重量%以下に設定され、酸化マグネシウム(MgO)が
9重量%より少ないと溶融粘度が低下してロックウール
繊維化が困難となり、13重量%より多いとロックウー
ル繊維の柔軟性が低下してニードリング加工の際にロッ
クウール繊維同士が折れることなく絡み合うことができ
ずシート部材の強度が低下するため、酸化マグネシウム
(MgO)の含有量は9重量%以上13重量%以下に設
定され、酸化鉄(Fe2 3 )が6重量%より少ないと
耐熱性が低下するとともに柔軟性が低下し、12重量%
より多いと溶融粘度が増大してロックウール繊維化が困
難であるため、酸化鉄(Fe2 3 )の含有量は6重量
%以上12重量%以下に設定され、酸化ナトリウム(N
2 O)が1重量%より少ないとロックウール繊維の柔
軟性が低下してニードリング加工の際にロックウール繊
維同士が折れることなく絡み合うことができずシート部
材の強度が低下し、3重量%より多いと耐熱性および耐
候性が低下するため、酸化ナトリウム(Na2 O)の含
有量は1重量%以上3重量%以下に設定される。また、
ロックウール繊維の平均繊維径が4μmより短いとニー
ドリング加工の際にロックウール繊維およびガラス繊維
が十分に絡み合えずシート部材の強度が低下し、7μm
より長いとシート部材の密度が増大してロックウール繊
維およびガラス繊維の絡み付きにより生じる空気層の容
量が少なくなり保温性が低下するため、ロックウール繊
維の平均繊維径は4μm以上7μm以下に設定される。
さらに、ガラス繊維の混合量が10重量%より少ないと
ニードリング加工処理の際に十分にロックウール繊維と
ガラス繊維とが絡み合えず強度が低下するため、ガラス
繊維の混合量は10重量%以上に設定される。そして、
ニードリング加工の際の密度が80kg/m3 より少ない
とロックウールマットの強度が低下してシート部材のち
ぎれや亀裂などが発生し、密度が150kg/m3 より多
いと熱伝導率が増大して断熱効果が低下するため、ニー
ドリング加工の際の密度は80kg/m3 以上150kg/
3 以下に設定される。
【0015】請求項3記載の被覆管は、スラグを主原料
として、酸化珪素(SiO2 )が39重量%以上44重
量%以下、酸化アルミニウム(Al2 3 )が12重量
%以上17重量%以下、酸化カルシウム(CaO)が2
5重量%以上38重量%以下、および、酸化マグネシウ
ム(MgO)が5重量%以上9重量%以下で、平均繊維
径が4μm以上7μm以下のロックウール繊維に、所定
長さに切断されたガラス繊維が20重量%以上で混合さ
れてシート状のマットに集綿され、このマットがニード
リング加工により密度が80kg/m3 以上150kg/m
3 以下のフェルトシート状のシート部材に集綿され、こ
のシート部材が略筒状に圧縮積層されて形成された筒状
部の軸方向に沿って切欠部が切欠形成され、この切欠部
の一縁から外周面に設けられたアルミニウム層に連続し
て突出されこの切欠部の他縁に対向する面に剥離部材が
剥離可能に被覆される接着層を有した取付片が設けられ
たもので、施行の際には、切欠部から被覆体を挿入して
被覆し、剥離部材を剥離して接着層にて取付片を切欠部
を跨いで巻回するように取り付ける。
【0016】そして、酸化珪素(SiO2 )が39重量
%より少ないとロックウール繊維の引張強度が低下して
ニードリング加工の際にロックウール繊維同士が折れる
ことなく絡み合うことができずシート部材の強度が低下
し、44重量%より多いと溶融温度が高くなり操業性が
低下するとともにコストが増大するため、酸化珪素(S
iO2 )の含有量は39重量%以上44量%以下に設定
し、酸化アルミニウム(Al2 3 )が12重量%より
少ないと耐熱性が低下し、17重量%より多いと溶融温
度が高くなり操業性が低下するとともにコストが増大す
るため、酸化アルミニウム(Al2 3 )の含有量は1
2重量%以上17重量%以下に設定され、酸化カルシウ
ム(CaO)が25重量%より少ないとロックウール繊
維の柔軟性が低下してニードリング加工の際にロックウ
ール繊維同士が折れることなく絡み合うことができずシ
ート部材の強度が低下し、38重量%より多いと溶融粘
度が低下してロックウール繊維化が困難となるため、酸
化カルシウム(CaO)の含有量は25重量%以上38
重量%以下に設定され、酸化マグネシウム(MgO)が
5重量%より少ないと溶融粘度が低下してロックウール
繊維化が困難となり、9重量%より多いとロックウール
繊維の柔軟性が低下してニードリング加工の際にロック
ウール繊維同士が折れることなく絡み合うことができず
シート部材の強度が低下するため、酸化マグネシウム
(MgO)の含有量は5重量%以上9重量%以下に設定
される。また、ロックウール繊維の平均繊維径が4μm
より短いとニードリング加工の際にロックウール繊維お
よびガラス繊維が十分に絡み合えずシート部材の強度が
低下し、7μmより長いとシート部材の密度が増大して
ロックウール繊維およびガラス繊維の絡み付きにより生
じる空気層の容量が少なくなり保温性が低下するため、
ロックウール繊維の平均繊維径は4μm以上7μm以下
に設定される。さらに、ガラス繊維の混合量が20重量
%より少ないとニードリング加工処理の際に十分にロッ
クウール繊維とガラス繊維とが絡み合えず強度が低下す
るため、ガラス繊維の混合量は20重量%以上に設定さ
れる。そして、ニードリング加工の際の密度が80kg/
3 より少ないとロックウールマットの強度が低下して
シート部材のちぎれや亀裂などが発生し、密度が150
kg/m3 より多いと熱伝導率が増大して断熱効果が低下
するため、ニードリング加工の際の密度は80kg/m3
以上150kg/m3 以下に設定される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の被覆管の実施の一
形態を図面を参照して説明する。
【0018】1は被覆管で、この被覆管1は、ロックウ
ール繊維がフェルトシート状に集綿された図示しないシ
ートを略円筒状に圧縮積層して形成された筒状部2を有
している。そして、この筒状部2は、軸方向の長手方向
に沿って切欠部3が外周から内周に亘って切り込み形成
されている。さらに、筒状部2の外周面にはアルミニウ
ム層4が薄膜形成されている。また、被覆管1は、切欠
部3の一縁から突出する柔軟性を有した取付片5が設け
られている。この取付片5は、アルミニウム層4から連
続して突出形成され、自由端となっている。さらに、取
付片5は、内周側の面である筒状部2に対向する面に切
欠部3を跨いでアルミニウム層4の外周面に接着する接
着層6を有し、この接着層6の表面に剥離可能に被覆す
る剥離部材である剥離シート7を有している。
【0019】そして、この被覆管1を被覆施行する場合
には、図3に示すように、まず管状の被覆体8の端部
に、あらかじめ切欠部3および取付片5を設けていない
被覆管9を形成しておいた被覆体8の径に対応する図示
しない型管を略同軸上に当接し、型管の被覆管9を被覆
体8に移動させる。この後、被覆管9が移動された型管
を取り外し、さらに別の切欠部3および取付片5を設け
ていない被覆管9を設けた型管を被覆体8に略同軸上に
当接させ、再び被覆管9をあらかじめ移動した被覆管9
に端部が当接するまで被覆体8に移動して、順次被覆す
る。
【0020】また、被覆体8が略L字状に屈曲する位置
や略T字状に接続する部分では、切欠部3および取付片
5を設けていない被覆管9が移動できないため、この部
分は、切欠部3および取付片5を有した被覆管1にて被
覆する。
【0021】すなわち、図1に示すように、切欠部3を
拡開するように変性して拡開する切欠部3から被覆体8
を挿入するように被覆管1を取り付け、再び切欠部3を
縮閉する。そして、取付片5の剥離シート7を剥離し、
切欠部3を跨ぐように接着層6にて取付片5を被覆管1
の外周面に巻き付けるように接着する。
【0022】なお、被覆管1は、結合剤などを用いない
ため、内周面は内径が縮径するように若干内周側に膨れ
るようになる。このため、被覆管1は、被覆体8に筒状
部2の内周面が密着するように取り付けられる。
【0023】そして、被覆管1,9の端部の当接する部
分である継ぎ目部分に図示しない接着剤付アルミニウム
箔テープを貼り付けて一連に接続する。
【0024】次に、上記被覆管を製造する工程の実施の
一形態の構成を図面を参照して説明する。
【0025】被覆管の製造工程は、図4に示すように、
原料混合・溶融工程11、ロックウール繊維化工程12、フ
ェルト工程13、ニードリング加工工程14および圧縮積層
工程15から構成されている。
【0026】そして、原料混合・溶融工程11は、例えば
キューポラ炉が用いられる。なお、電気溶融炉を用いる
などいずれの方法を用いて原料を溶融してもよい。
【0027】また、キューポラ炉には、溶融湯をロック
ウール繊維に繊維化するロックウール繊維化工程12が接
続され、このロックウール繊維化工程12には、繊維化ス
ピンナが設けられている。
【0028】そして、この繊維化スピンナは、内部が水
で冷却される直径が例えば6〜16インチの中空の円盤を
1〜4個組み合わされて構成され、これら円盤の後方に
は、円盤の軸方向に沿って空気を送風する送風装置が設
けられている。さらに、図示しない送風口近傍または繊
維化スピンナの中心からダストオイルを吐出するように
なっている。なお、ダストオイルは、ミシン油やマシン
油、スピンドル油などの潤滑剤をエマルジョン化した水
溶液を使用する。
【0029】さらに、ロックウール繊維化工程12には、
フェルト工程13が接続されている。このフェルト工程13
は、ロックウール繊維をシート状のマットに集綿する通
気性回転体が設けられている。そして、この通気性回転
体は、金網やパンチングメタルなどにて円筒状またはコ
ンベア状に形成され、繊維化スピンナの前方に位置し、
軸方向が送風方向と直交方向に繊維化スピンナの各円盤
に接近して配設されている。さらに、通気性回転体は、
ロックウール繊維が吹きつけられる面より中心軸線に向
って吸気するサクション機能を備えている。
【0030】また、通気性回転体の回転方向側である繊
維化スピンナの反対側には、通気性回転体の外周面より
シート化されたマットを引剥し、幅寸法が略2mとなる
ように振り子状のトラバース運動により折り畳んで例え
ば4ないし10層程度に積層してシート状のマットを形
成し、ニードリング加工工程14に搬送するコンベア装置
が配設されている。なお、このコンベアは、搬送される
マットを秤量する計量装置を備えている。
【0031】そして、フェルト工程13の下流側に接続さ
れたニードリング加工工程14は、ニードリング装置を設
け、このニードリング装置は、先端に微細な鉤部を設け
た細長い針部が、コンベアなどにて搬送されるマットの
厚さ方向に進退自在に無数に設けられている。そして、
搬送されたマットは、無数の針部がマットの厚さ方向に
進出して突き刺さり、さらに鉤部にて引っ掛けられるよ
うに針部が引き抜かれてニードリング処理が行われ、シ
ート部材であるロックウールマットが得られる。なお、
このニードリング装置は、片面側からのみならず、両面
から針部を進退させる構成でもよい。
【0032】さらに、ニードリング加工工程14の下流側
には、圧縮積層工程15が接続され、この圧縮積層工程15
は、ニードリング加工工程14にて形成されたロックウー
ルマットを所定の径寸法の略筒状の筒状部に圧縮積層す
る圧縮積層装置と、筒状部2の軸方向に沿って外周面か
ら内周面に亘って切欠部3を切り込み形成する切断装置
と、外周面にアルミニウム層4を形成するアルミニウム
層被覆装置とを設けている。
【0033】そして、圧縮積層装置は、図3に示すよう
な被覆対象の管体である管状の被覆体8の外径と略同寸
法の管体である芯材となる図示しない管状の型管を有
し、この型管にロックウールマットを所定の密度で圧縮
積層するようになっている。
【0034】また、切断装置は、型管の外周面にロック
ウールマットが圧縮積層されて略筒状に形成された筒状
部2の軸方向に沿って、円板状のカッター刃などにて外
周面から内周面に亘って切欠部3を切り込み形成するよ
うになっている。
【0035】さらに、アルミニウム層被覆装置は、切欠
部3が形成された筒状部2の外周面にアルミニウム層4
を被覆する、例えば一面に珪酸ソーダやコロイダルシリ
カなどの無機接着剤や、ウレタン樹脂、メラミン樹脂、
フェノール樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、スチレ
ンやブタジエンおよびクロロプレンなどのゴム系接着
剤、エチレン酢酸ビニル樹脂および酢酸ビニル樹脂など
の有機性接着剤などが塗布されて接着層6が形成された
アルミニウム層4となるアルミニウム箔を貼り付けた
り、アルミニウム箔をガラスクロスや不燃シート、セラ
ミックスペーパなどの一面に設けたアルミニウム箔接着
シートをアルミニウム箔が表面に位置するように筒状部
2に貼り付けたり、アルミニウム金属を蒸着するなどに
より、アルミニウム層4を被覆形成するようになってい
る。
【0036】なお、アルミニウム箔を貼り付ける場合に
は、アルミニウム箔の一縁を切欠部3の一縁に沿わせて
筒状部2の外周面に切欠部3の他縁まで貼り付け、図1
および図2に示すように、アルミニウム箔の他縁を自由
端状態に余らせるようにし、この外周面から連続して余
ったアルミニウム箔の他縁側の部分を取付片5とする。
そして、この取付片5の接着層6には、剥離部材である
剥離シート7が剥離可能に被覆して積層形成され、被覆
管1が形成されている。
【0037】また、一端アルミニウム層4を設けた後、
アルミニウム箔の一部の剥離シート7にて被覆されずに
露出する接着層6を筒状部2の外周面に貼り付け、剥離
シート7が設けられた部分が切欠部3の縁に位置して自
由端の取付片5となるようにしてもよい。
【0038】そして、アルミニウム箔は、製造性、取扱
性および施工時などの取扱性を考慮して厚さ寸法が少な
くとも20μm以上が好ましい。
【0039】次に、上記製造工程の動作を説明する。
【0040】まず、原料混合・溶融工程11において、例
えばキューポラ炉を用いて、冷塊原料とコークスとを、
円筒状の炉体内に上部から投入し、炉体の下部側面に数
個以上開口する送風口から空気または熱風を吹き込み、
コークスを燃焼させて冷塊原料を溶融する。そして、溶
融した原料は、炉体の下部に流下し、炉体底部に溶融湯
だまりを形成し、炉体の下部側面に設けた溶融湯排出口
から連続して流出される。
【0041】なお、冷塊原料としては、フェロニッケル
スラグ、シリコマンガンスラグ、チタンスラグ、珪石、
フライアッシュ、ロウ石、水酸化マグネシウム、酸化マ
ンガン、水酸化アルミニウム、カンラン岩、長石、蛇紋
岩、玄武岩、石灰石、輝緑岩などを適宜配合・混合した
ものを用いる。
【0042】また、製造されるロックウール繊維の組成
は、酸化珪素(SiO2 )が40重量%以上42重量%
以下、酸化アルミニウム(Al2 3 )が15重量%以
上17重量%以下、酸化鉄(Fe2 3 )が4重量%以
上6重量%以下、酸化カルシウム(CaO)が16重量
%以上19重量%以下、酸化マグネシウム(MgO)が
10重量%以上12重量%以下、および、酸化カリウム
(K2 O)と酸化ナトリウム(Na2 O)との総量が4
重量%以上5重量%以下を含有する組成に調整する。
【0043】すなわち、酸化珪素(SiO2 )および酸
化第二鉄(Fe2 3 )が少なく酸化カルシウム(Ca
O)が多い場合には、ロックウール繊維の柔軟性が低く
なり、ニードリング処理の際にロックウール繊維が切断
し粉末量が増大して、ロックウール繊維の絡み付きが得
られず、ロックウールマットはいたるところでちぎれや
亀裂が認められ、連続的なフェルトシート状に形成でき
ない。
【0044】また、酸化カリウム(K2 O)および酸化
ナトリウム(Na2 O)の含有量がある程度多くなる
と、ロックウール繊維の柔軟性が向上して、ニードリン
グ処理の際のロックウール繊維の切断による粉末量の増
大が抑制され、ロックウール繊維の絡み付きが得られ、
ロックウールマットのちぎれおよび亀裂も低下する。
【0045】そして、耐熱性や製造性などにより、上記
組成範囲となるように原料を配合する。すなわち、酸化
珪素(SiO2 )が40重量%より少ないとロックウー
ル繊維の引張強度が低下してニードリング加工の際にロ
ックウール繊維同士が折れることなく絡み合うことがで
きずシート部材の強度が低下し、42重量%より多いと
溶融温度が高くなり操業性が低下するとともにコストが
増大するため、酸化珪素(SiO2 )の含有量は40重
量%以上42重量%以下に設定し、酸化アルミニウム
(Al2 3 )が15重量%より少ないと耐熱性が低下
し、17重量%より多いと溶融温度が高くなり操業性が
低下するとともにコストが増大するため、酸化アルミニ
ウム(Al2 3 )の含有量は15重量%以上17重量
%以下に設定され、酸化鉄(Fe2 3 )が4重量%よ
り少ないとロックウール繊維の柔軟性が低下してニード
リング加工の際にロックウール繊維同士が折れることな
く絡み合うことができずシート部材の強度が低下し、6
重量%より多いと溶融粘度が低下してロックウール繊維
化が困難となるため、酸化鉄(Fe2 3 )の含有量は
4重量%以上6重量%以下に設定され、酸化カルシウム
(CaO)が16重量%より少ないと溶融粘度が低下し
てロックウール繊維化が困難となり、19重量%より多
いとロックウール繊維の柔軟性が低下してニードリング
加工の際にロックウール繊維同士が折れることなく絡み
合うことができずシート部材の強度が低下するため、酸
化カルシウム(CaO)の含有量は16重量%以上19
重量%以下に設定され、酸化マグネシウム(MgO)が
10重量%より少ないと耐熱性が低下するとともに柔軟
性が低下し、12重量%より多いと溶融粘度が増大して
ロックウール繊維化が困難となるため、酸化マグネシウ
ム(MgO)の含有量は10重量%以上12重量%以下
に設定され、酸化カリウム(K2 O)と酸化ナトリウム
(Na2 O)との総量が4重量%より少ないとロックウ
ール繊維の柔軟性が低下してニードリング加工の際にロ
ックウール繊維同士が折れることなく絡み合うことがで
きずシート部材の強度が低下し、5重量%より多いと耐
熱性および耐候性が低下するため、酸化カリウム(K2
O)と酸化ナトリウム(Na2 O)との総含有量は4重
量%以上5重量%以下に設定される。
【0046】さらに、キューポラ炉から連続流出した溶
融湯を、約1400℃〜1600℃でロックウール繊維
化工程12の繊維化スピンナに流過させ、ロックウール繊
維を形成する。
【0047】すなわち、繊維化スピンナの数個の円盤を
同時に例えば4000rpm 〜10000rpm で高速回転
させ、表面に一定の温度および量に制御された熔融湯を
流下させると、数個の円盤に順次熔融湯が巻き付き乗り
移り、高速回転している円盤の遠心力により熔融湯が繊
維化され、繊維化された溶融湯は、送風装置にて0.1
重量%〜0.3重量%の比率でダストオイルとともに軸
方向に吹き出されている風力によって、円盤の円周縁か
ら繊維化スピンナ前方に吹き飛ばされてロックウール繊
維が形成される。
【0048】なお、潤滑剤としてのダストオイルは、ロ
ックウール繊維に対して0.1重量%〜0.3重量%の
比率となるように吐出させるのが好ましい。すなわち、
ロックウール繊維に対して0.1重量%より少ないとニ
ードリング処理の際に、針部とロックウール繊維との摩
擦が大きくなり、ロックウール繊維が切断する量が増大
し、ロックウール繊維同士の絡み付き度合いが低下して
ロックウールマットの強度が低下する。また、0.3重
量%より多くなると、ロックウールマットが油っぽくな
り商品価値観が低下するほか、例えばアルミニウム箔を
貼り付けたり、アルミニウム金属を蒸着するなどのアル
ミニウム層4を形成する場合に、アルミニウム層4が剥
離しやすくなるなどの問題もある。したがって、潤滑剤
としてのダストオイルは、ロックウール繊維に対して
0.1重量%〜0.3重量%の比率となるように吐出さ
せるのが好ましい。
【0049】また、平均繊維径は、4μm以上7μm以
下が好ましい。すなわち、平均繊維径が4μmより小さ
いと、ロックウール繊維が絡み付くための所定の長さと
なるロックウール繊維が形成し難く、また、ニードリン
グ処理の際に切断してロックウール繊維の絡み付き度合
いが減少することによる集綿後のマットおよびロックウ
ールマットの強度が低下する。さらに、平均繊維径が7
μmより大きくなると、マットやシート部材、ロックウ
ールマットの密度が増大して、ロックウール繊維の絡み
付きにより生じる空気層の容量が少なくなり、保温性が
低下する。また、平均繊維径が7μmより大きくなる
と、ロックウール繊維の曲げ率が低下して、ニードリン
グ処理の際に切断してロックウール繊維の絡み付き度合
いが減少することによるマットやシート部材、ロックウ
ールマットの強度が低下する。したがって、平均繊維径
は、4μm以上7μm以下が好ましい。
【0050】この際、溶融湯の一部は繊維にならずに未
繊維化物が発生するが、大きい異物は遠心力が大きいの
で軸方向の風力を突き抜けて円盤の接線方向に飛び散
り、ロックウール繊維中には多く含まれない。また、微
細な異物や未繊維化物は、軸方向の風力によりロックウ
ール繊維とともに運ばれ、ロックウール繊維中に未繊維
化物として混在する。
【0051】なお、100μm以上の未繊維化物は、2
4重量%以下であることが好ましい。すなわち、100
μm以上の未繊維化物が24重量%より多くなると、ロ
ックウール繊維の絡み付きにより生じる空気層の容量が
少なくなり、保温性が低下するとともに、ロックウール
繊維の含有割合が低下することによりロックウール繊維
の絡み付き度合いが減少して、集綿後のマットおよびロ
ックウールマットの強度が低下するため、100μm以
上の未繊維化物は、24重量%以下が好ましい。
【0052】そして、繊維化スピンナで繊維化され、送
風により軸方向に吹き出されたロックウール繊維は、繊
維化スピンナの前方に配設されたフェルト工程の円筒状
の通気性回転体の外周面に叩きつけられように吹きつけ
られ、風力によってロックウール繊維同士が絡み合って
塊状になる時間もなく大部分が繊維状で薄い均一なシー
ト状の例えば幅寸法が約2mのマットに集綿される。
【0053】そして、通気性回転体に付着した薄いシー
ト状のマットを、コンベア装置のコンベアによって通気
性回転体の外周面より引剥してコンベア装置に移行し、
幅寸法が略2mとなるように振り子状のトラバース運動
により折り畳んで例えば4ないし10層程度に積層して
移送する。
【0054】なお、マットの密度は、通気性回転体の回
転速度、マットの綿巾、コンベアの送り速度の複合的調
整によって決まる。
【0055】さらに、コンベアにて移行したマットは、
ニードリング加工工程14のニードリング装置に搬送され
る。そして、搬送されたマットは、無数の針部がマット
の厚さ方向に進出して突き刺さり、さらに鉤部にて引っ
掛けられるように針部が引き抜かれてニードリング加工
処理が行われ、フェルトシート状のロックウールマット
が形成され、このロックウールマットを幅寸法が略1m
になるように長手方向に沿って略2等分してドラムなど
に巻き取る。
【0056】なお、ロックウールマットの取扱強度を増
大させるためにドラムに巻き取る前に幅寸法が略1mと
なるように長手方向に沿って2等分に切断したが、切断
してからニードリング加工を行いドラムに巻き取るよう
にしてもできる。
【0057】また、ニードリング加工の際には、ロック
ウールマットの密度を80kg/m3以上150kg/m3
以下となるようにする。すなわち、密度が80kg/m3
より少なくなるとロックウールマットの強度が低下し
て、ちぎれや亀裂など発生する。また、密度が150kg
/m3 より大きくなると熱伝導率が増大し、断熱材とし
ての効果が損なわれる。このため、ロックウールマット
の密度は、80kg/m3以上150kg/m3 以下である
ことが好ましい。
【0058】さらに、ロックウールマットの厚さ寸法
は、5mmより薄くなると、集綿後のマットとしての強度
が低下するとともに断熱効果を低下し、厚さ寸法が40
mmより厚くなるとロックウール繊維が均一となるように
マットを集綿形成することが困難となることから、ロッ
クウールマットの厚さ寸法は、5mm以上40mm以下が好
ましい。
【0059】この後、ドラムに巻き取られたロックウー
ルマットを、圧縮積層装置にて所定の型寸法の例えば長
さ寸法が略1mのステンレス管などの型管の外周面に、
厚さ寸法が例えば10mm以上25mm以下で密度が100
kg/m3 以上300kg/m3以下となるように圧縮積層
して、内径が所定の径寸法の筒状部2を形成する。さら
に、この筒状部2を切断装置にて軸方向に切欠部3を切
り込み形成した後、外周面にアルミニウム被覆装置にて
アルミニウム層4を形成するとともに、取付片5を突出
形成して、図1および図2に示す被覆管1を形成する。
なお、型管は、ステンレス管に限らず、金属管、磁器
管、合成樹脂管、紙製管などいずれのものでもできる。
なお、アルミニウム層4は黒度が極めて小さいため、輻
射率が大きく、保温性が向上できる。
【0060】一方、筒状部2の密度は、100kg/m3
より少なくなると強度が低下して、型管から被覆体8へ
被覆管1を移動する際などにちぎれや亀裂など発生す
る。また、密度が300kg/m3 より大きくなると熱伝
導率が増大し、断熱材としての効果が損なわれる。この
ため、筒状部2の密度は、100kg/m3 以上300kg
/m3 以下であることが好ましい。
【0061】さらに、筒状部2の厚さ寸法は、10mmよ
り薄くなると、集綿後のマットとしての強度が低下する
とともに断熱効果が低下し、厚さ寸法が25mmより厚く
なると被覆管1の外面の柔軟性が増大して取扱性が低下
することから、筒状部2の厚さ寸法は、10mm以上25
mm以下が好ましい。
【0062】次に、上記被覆管1を被覆施行する動作を
説明する。
【0063】まず、図3に示すように、管状の被覆体8
の端部に、あらかじめ切欠部3および取付片5を設けて
いない被覆管9を形成しておいた被覆体8の径に対応す
る型管を略同軸上に当接し、型管の被覆管9を被覆体8
に移動させる。この後、被覆管9が移動された型管を取
り外し、さらに別の被覆管9を設けた型管を被覆体8に
略同軸上に当接させ、再び被覆管9をあらかじめ移動し
た被覆管9に端部が当接するまで被覆体8に移動して、
順次被覆する。
【0064】そして、被覆体8の略L字状に屈曲する位
置や略T字状に接続する部分では、図1に示すように、
被覆管1の切欠部3を拡開するように変性して拡開する
切欠部3から被覆体8を挿入するように被覆管1を取り
付け、再び切欠部3を縮閉する。さらに、取付片5の剥
離シート7を剥離し、切欠部3を跨ぐように接着層6に
て取付片5を被覆管1の外周面に巻き付けるように接着
する。
【0065】そして、被覆管1,9の端部の当接する部
分である継ぎ目部分に図示しない接着剤付アルミニウム
箔テープを貼り付けて一連に接続する。
【0066】上記実施の形態によれば、ニードリング加
工の際に切断せずに粉末量の発生を抑える所定の組成の
ロックウール繊維を所定の密度のフェルトシート状のシ
ート部材に集綿し、このシート部材を略筒状に圧縮積層
して筒状部2を形成し、この筒状部2に軸方向に沿って
切欠部3を切り込み形成し、切欠部3の一縁から外周面
に設けたアルミニウム層4に連続して、切欠部3の他縁
に対向する面に剥離シート7が剥離可能に被覆する接着
層6を有した取付片5を突出形成したため、例えば半端
な部分の被覆体8の被覆が容易にでき、施行性を向上で
きる。
【0067】また、切欠部3を形成する際に、切り口か
ら絡み合うロックウール繊維が解れることがなく、被覆
体8への被覆施工の際に切欠部3の拡開や縮閉などでも
安定してロックウール繊維が絡み合い、粉末が発生する
ことがなく安定して容易に被覆施工できる。
【0068】なお、上記実施の形態において、型管に被
覆管9を形成し、被覆管9を被覆体8に移動して施行す
る方法について説明したが、被覆管9の耐熱性が高いた
め、配管する前の被覆体8を型管として被覆管9を形成
し、これら被覆体8を溶接などにて配管した後、被覆体
8の接続部分である被覆管9が位置しない部分に、切欠
部3および取付片5を有した被覆管1を取り付けるよう
にしてもできる。
【0069】また、筒状部2を形成する時に行う圧縮積
層は、略同軸上に積層したり、渦巻状に積層するなどい
ずれの積層方法でもでき、圧縮積層される集綿したシー
ト間に無機接着剤や有機接着剤を少量用いてもよい。こ
の接着剤を用いる構成によれば、容易にアルミニウム層
4を形成できる。
【0070】そして、切欠部3としては、図5に示すよ
うに、筒状部2を半割り状態に形成し、被覆管31をアル
ミニウム層4にて略筒状に形成するようにしてもでき
る。
【0071】次に、本発明の他の実施の形態を説明す
る。
【0072】本実施の形態は、上記実施の一形態のロッ
クウール繊維を、鉱石を主原料として、酸化珪素(Si
2 )が42重量%以上48重量%以下、酸化アルミニ
ウム(Al2 3 )が10重量%以上17重量%以下、
酸化カルシウム(CaO)が14重量%以上19重量%
以下、酸化マグネシウム(MgO)が9重量%以上13
重量%以下、酸化鉄(Fe2 3 )が6重量%以上12
重量%以下、および、酸化ナトリウム(Na2 O)が1
重量%以上3重量%以下を含有し、平均繊維径が4μm
以上7μm以下に形成し、このロックウール繊維に所定
長さに切断されたガラス繊維を10重量%以上で混合し
て集綿し、ニードリング加工により密度が80kg/m3
以上150kg/m3 以下のフェルトシート状に形成した
後、同様に密度が150kg/m3 以上300kg/m3
下に略筒状に圧縮積層して筒状部2を形成する。
【0073】すなわち、図6に示すように、玄武岩、蛇
紋岩、輝緑岩、カンラン岩、珪石、長石、石灰石、フラ
イアッシュ、ロウ石、水酸化マグネシウム、酸化マンガ
ン、フェロニッケルスラグ、フェロクロムスラグ、フェ
ロマンガンスラグ、銅スラグ、高炉スラグなどを適宜配
合・混合した冷塊原料の溶融湯を、ロックウール繊維化
工程12の繊維化スピンナにて、0.1重量%〜0.3重
量%の比率でダストオイルや撥水性水溶液とともに吹き
出してロックウール繊維を形成するとともに、ガラス繊
維の定長切断工程21で所定の寸法、例えば直径が略8μ
m以上15μm以下、長さが略5cm(2インチ)以上1
0cm(4インチ)以下に切断して所定量に秤量したガラ
ス繊維をロックウール繊維とともに吹き飛ばして集綿す
る。そして、ニードリング加工処理により、ロックウー
ル繊維とガラス繊維とを絡み合わせてフェルトシート状
のロックウールマットを形成した後、密度が150kg/
3 以上300kg/m3 以下で例えば10mm以上25mm
以下の厚さ寸法の略円筒状に圧縮積層して筒状部2を形
成する。
【0074】なお、ガラス繊維はJIS-R-3413の硼珪酸ガ
ラス(Eガラス)で、天然鉱石を主原料として形成した
ロックウール繊維の重量に対して10重量%以上30重
量%以下を混合する。
【0075】また、ガラス繊維として、直径が約8μm
以上15μm以下、長さが約5cm(2インチ)以上10
cm(4インチ)以下に切断したものを用いたが、この寸
法範囲外のものでは、約5cm(2インチ)より短いとニ
ードリング加工処理の際に十分にロックウール繊維とガ
ラス繊維とが絡み合えずにロックウールマットの強度が
低下し、約10cm(4インチ)より長いとニードリング
加工処理の際にガラス繊維が折れてしまい、同様にロッ
クウール繊維とガラス繊維との良好な絡み合いが得られ
ず、ロックウールマットの強度が低下して、ちぎれが生
じて連続的に良好に製造できず、連続的に製造できても
亀裂が発生して、良好なロックウールマットが形成でき
ない。このため、ガラス繊維は、直径が約8μm以上1
5μm以下、長さが略約5cm(2インチ)以上10cm
(4インチ)以下に切断したものを用いることが好まし
い。
【0076】さらに、ガラス繊維の混合量が10重量%
より少なくなると、ニードリング加工処理の際に十分に
ロックウール繊維とガラス繊維とが絡み合えずロックウ
ールマットの強度が低下し、ちぎれが生じて連続的に良
好に製造できず、連続的に製造できても亀裂が発生し
て、良好なロックウールマットが形成できない。また、
ガラス繊維の混合量が30重量%より多くなると、集綿
後の密度が増大して断熱性が増大するとともに単価の高
いガラス繊維の量が多くなることによるコストの増大を
招く。このため、ガラス繊維は10重量%以上30重量
%以下で混合する。
【0077】この実施の形態も同様に、切欠部3を形成
する際に、切り口から絡み合うロックウール繊維とガラ
ス繊維とが解れることがなく、被覆体8への被覆施工の
際に切欠部3の拡開や縮閉などでも安定してロックウー
ル繊維とガラス繊維とが絡み合い、粉末が発生すること
がなく安定して容易に被覆施工できる。
【0078】次に、本発明のさらに他の実施の形態を説
明する。
【0079】本実施の形態は、上記実施の一形態のロッ
クウール繊維を、フェロニッケルスラグ、フェロクロム
スラグ、フェロマンガンスラグ、銅スラグ、高炉スラグ
などのスラグを主原料として、酸化珪素(SiO2 )が
39重量%以上44重量%以下、酸化アルミニウム(A
2 3 )が12重量%以上17重量%以下、酸化カル
シウム(CaO)が25重量%以上38重量%以下、お
よび、酸化マグネシウム(MgO)が5重量%以上9重
量%以下を含有し、平均繊維径が4μm以上7μm以下
に形成し、このロックウール繊維に所定長さに切断され
たガラス繊維を20重量%以上で混合して集綿し、ニー
ドリング加工により密度が80kg/m3以上150kg/
3 以下のフェルトシート状に形成した後、同様に密度
が150kg/m3 以上300kg/m3 以下に略筒状に圧
縮積層して筒状部2を形成するものである。
【0080】そして、スラグを主原料としたロックウー
ル繊維に対しては、上記実施の形態と同様のガラス繊維
を20重量%以上50重量%以下で混合する。すなわ
ち、ガラス繊維の混合量が20重量%より少なくなる
と、ニードリング加工処理の際に十分にロックウール繊
維とガラス繊維とが絡み合えずロックウールマットの強
度が低下し、ちぎれが生じて連続的に良好に製造でき
ず、連続的に製造できても亀裂が発生して、良好なロッ
クウールマットが形成できない。また、ガラス繊維の混
合量が50重量%より多くなると、集綿後の密度が増大
して断熱性が増大するとともに単価の高いガラス繊維の
量が多くなることによるコストの増大を招く。このた
め、ガラス繊維は20重量%以上50重量%以下で混合
する。
【0081】この実施の形態も同様に、切欠部3を形成
する際に、切り口から絡み合うロックウール繊維とガラ
ス繊維とが解れることがなく、被覆体8への被覆施工の
際に切欠部の拡開や縮閉などでも安定してロックウール
繊維とガラス繊維とが絡み合い、粉末が発生することが
なく安定して容易に被覆施工できる。
【0082】また、スラグ、特に高炉スラグを主原料と
したものは、スラグが安価であるため、コストを低減で
きる。
【0083】なお、スラグを主原料とする場合は、天然
鉱石を主原料としたものより柔軟性が低いので、ニード
リング処理の際に切断されて粉末状となりやすく、ロッ
クウールマットのちぎれや亀裂が生じ、連続的に安定し
てフェルトシート状に形成しにくいため、所定の耐熱温
度が得られ、容易に繊維化でき、ニードリング処理後の
ロックウールマットのちぎれや亀裂の発生割合の低いも
のが得られるように、酸化珪素(SiO2 )が39重量
%以上44重量%以下、酸化アルミニウム(Al
2 3 )が12重量%以上17重量%以下、酸化カルシ
ウム(CaO)が25重量%以上38重量%以下、およ
び、酸化マグネシウム(MgO)が5重量%以上9重量
%以下に設定する。
【0084】
【実施例】まず、フェロニッケルスラグ、シリコマンガ
ンスラグ、チタンスラグ、珪石、フライアッシュ、ロウ
石、水酸化マグネシウム、酸化マンガン、水酸化アルミ
ニウム、カンラン岩、長石、蛇紋岩、玄武岩、石灰石、
輝緑岩などを適宜配合・混合した冷塊原料を例えば14
90℃±10℃で3t/H 〜5t/H の定量で溶融し、繊維
化スピンナにて数個の円盤を同時に約4000rpm 〜1
0000rpm で高速回転させ、0.1〜0.3重量%の
比率でダストオイルとともに溶融湯を吹き飛ばしてロッ
クウール繊維を形成し、集綿した。
【0085】なお、集綿後の100μm以上の未繊維化
物は、特殊な篩を用いて篩い分け、電子顕微鏡で200
本の未繊維化物の径および平均繊維径を測定して平均値
を算出した結果、24重量%で、500μm以上が2重
量%、250〜500μmが8重量%、200〜250
μmが5重量%、100〜200μmが9重量%であっ
た。
【0086】また、組成は、酸化カルシウム(CaO)
が16重量%、酸化第二鉄(Fe23 )が6重量%、
酸化アルミニウム(Al2 3 )が16重量%、酸化マ
グネシウム(MgO)が12重量%、酸化カリウム(K
2 O)と酸化ナトリウム(Na2 O)との総量が5重量
%、酸化珪素(SiO2 )が42重量%、酸化チタン
(TiO2 )、酸化マンガン(MnO)などが微量成分
として検出された。
【0087】そして、略円筒状に圧縮積層して筒状部2
を形成し、この筒状部2の耐熱温度は約700℃、密度
が約100kg/m3 で、JIS-A-1412-1989 の保温材の熱
伝導率測定方法、すなわち平板直法に基づいて測定した
熱伝導率は、約0.034kcal/mHr℃(30℃)であっ
た。
【0088】次に、この筒状部2を裁縫はさみを用いて
軸方向に沿って切り込んで切欠部3を形成した。この切
り込みの際には、粉末はほとんど発生せず、切欠部3か
らロックウール繊維が解れることもなかった。
【0089】また、筒状部2の外周面に約35μmのア
ルミニウム箔を合成ゴム系樹脂を接着剤として使用して
貼り付けてアルミニウム層4および取付片5を設けた。
【0090】なお、合成ゴム系樹脂の使用量が30g/
2 の場合には、筒状部2との接着力が弱く剥離しやす
い。また、使用量が100g/m2 の場合には、強固な
接着力が得られるが、高温暴露させた場合、合成ゴム系
樹脂が変質して発煙する量が増大し始める。このため、
アルミニウム箔を貼り付ける際に合成ゴム系樹脂を用い
た場合、使用量は30g/m2 以上100g/m2 、好
ましくは55g/m2であった。
【0091】また、アルミニウム箔の透湿度(g/m2
・24h)を、JIS-Z-0208-1976 の防湿包装材料の透湿度
試験方法、すなわち40℃で相対湿度が90%の条件
で、アルミニウム箔にて乾燥剤を封入したカップのアル
ミニウム箔上に空気を循環させ、アルミニウム箔を透過
した水蒸気をカップ内に収容する乾燥剤に吸収させ、カ
ップの重量変化を測定するカップ法により測定した結
果、透湿度は約240で、被覆管1のアルミニウム箔の
内周側の筒状部2はあまり吸湿されないことが分かっ
た。このため、被覆体8である例えばクーラなどの冷却
装置の配管を保温する場合には、結露などにより筒状部
2が吸湿する場合があるが、アルミニウム層4により、
アルミニウム層4の表面に結露するのみで、ロックウー
ル繊維の絡み付きにより生じる空気層内にまで結露する
のを防止できることが分かる。
【0092】
【発明の効果】請求項1記載の被覆管によれば、高耐熱
性の安価な柔軟性の高いロックウール繊維を、100μ
m以上の未繊維化物の含有量を24重量%以下のシート
状のマットに集綿した後、ニードリング加工により密度
を80kg/m3 以上150kg/m3 以下のフェルトシー
ト状のシート部材に集綿し、略筒状に圧縮積層して形成
した筒状部の軸方向に沿って切欠部を切欠形成し、切欠
部の一縁から外周面に設けたアルミニウム層に連続して
突出しこの切欠部の他縁に対向する面に剥離部材が剥離
可能に被覆する接着層を有した取付片を設け、施行の際
には、切欠部から被覆体を挿入して被覆し、剥離部材を
剥離して接着層にて取付片を切欠部を跨いで巻回するよ
うに取り付けるため、切欠部の形成および施工の際に切
欠部からロックウール繊維が解れることがなく、容易に
変形でき、取付片を取り付ける一動作で被覆できるの
で、施工性を向上できる。
【0093】請求項2記載の被覆管によれば、鉱石を主
原料とした高耐熱性の安価な柔軟性の高いロックウール
繊維に所定長さに切断されたガラス繊維を10重量%以
上で混合してシート状のマットに集綿した後、ニードリ
ング加工により密度を80kg/m3 以上150kg/m3
以下のフェルトシート状のシート部材に集綿し、略筒状
に圧縮積層して形成した筒状部の軸方向に沿って切欠部
を切欠形成し、切欠部の一縁から外周面に設けたアルミ
ニウム層に連続して突出しこの切欠部の他縁に対向する
面に剥離部材が剥離可能に被覆する接着層を有した取付
片を設け、施行の際には、切欠部から被覆体を挿入して
被覆し、剥離部材を剥離して接着層にて取付片を切欠部
を跨いで巻回するように取り付けるため、切欠部の形成
および施工の際に切欠部からロックウール繊維が解れる
ことがなく、容易に変形でき、取付片を取り付ける一動
作で被覆できるので、施工性を向上できる。
【0094】請求項3記載の被覆管によれば、スラグを
主原料とした高耐熱性の安価な柔軟性の高いロックウー
ル繊維に所定長さに切断されたガラス繊維を20重量%
以上で混合してシート状のマットに集綿した後、ニード
リング加工により密度を80kg/m3 以上150kg/m
3 以下のフェルトシートのシート部材に集綿し、略筒状
に圧縮積層して形成した筒状部の軸方向に沿って切欠部
を切欠形成し、切欠部の一縁から外周面に設けたアルミ
ニウム層に連続して突出しこの切欠部の他縁に対向する
面に剥離部材が剥離可能に被覆する接着層を有した取付
片を設け、施行の際には、切欠部から被覆体を挿入して
被覆し、剥離部材を剥離して接着層にて取付片を切欠部
を跨いで巻回するように取り付けるため、切欠部の形成
および施工の際に切欠部からロックウール繊維が解れる
ことがなく、容易に変形でき、取付片を取り付ける一動
作で被覆できるので、施工性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の被覆管の実施の一形態を示す斜視図で
ある。
【図2】同上被覆管を施工する状況を示す斜視図であ
る。
【図3】同上被覆体に被覆管を取り付けた状態を示す側
面図である。
【図4】同上被覆管を製造する構成を示すブロック図で
ある。
【図5】本発明の他の実施の形態を示す被覆管を施工す
る状況の斜面図である。
【図6】本発明のさらに他の実施の形態を示す被覆管を
製造する構成のブロック図である。
【符号の説明】 1,31 被覆管 2 筒状部 3 切欠部 4 アルミニウム層 5 取付片 6 接着層 7 剥離部材としての剥離シート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸化珪素(SiO2 )が40重量%以上
    42重量%以下、酸化アルミニウム(Al2 3 )が1
    5重量%以上17重量%以下、酸化鉄(Fe2 3 )が
    4重量%以上6重量%以下、酸化カルシウム(CaO)
    が16重量%以上19重量%以下、酸化マグネシウム
    (MgO)が10重量%以上12重量%以下、および、
    酸化カリウム(K2 O)と酸化ナトリウム(Na2 O)
    との総量が4重量%以上5重量%以下で、平均繊維径が
    4μm以上7μm以下のロックウール繊維が、100μ
    m以上の未繊維化物の含有量を24重量%以下のシート
    状のマットに集綿され、このマットがニードリング加工
    により密度が80kg/m3以上150kg/m3 以下のフ
    ェルトシート状のシート部材に集綿され、このシート部
    材が略筒状に圧縮積層されて形成された筒状部の軸方向
    に沿って切欠部が切欠形成され、 この切欠部の一縁から外周面に設けられたアルミニウム
    層に連続して突出されこの切欠部の他縁に対向する面に
    剥離部材が剥離可能に被覆される接着層を有した取付片
    が設けられたことを特徴とする被覆管。
  2. 【請求項2】 鉱石を主原料として、酸化珪素(SiO
    2 )が42重量%以上48重量%以下、酸化アルミニウ
    ム(Al2 3 )が10重量%以上17重量%以下、酸
    化カルシウム(CaO)が14重量%以上19重量%以
    下、酸化マグネシウム(MgO)が9重量%以上13重
    量%以下、酸化鉄(Fe2 3 )が6重量%以上12重
    量%以下、および、酸化ナトリウム(Na2 O)が1重
    量%以上3重量%以下で、平均繊維径が4μm以上7μ
    m以下のロックウール繊維に、所定長さに切断されたガ
    ラス繊維が10重量%以上で混合されてシート状のマッ
    トに集綿され、このマットがニードリング加工により密
    度が80kg/m3 以上150kg/m3 以下のフェルトシ
    ート状のシート部材に集綿され、このシート部材が略筒
    状に圧縮積層されて形成された筒状部の軸方向に沿って
    切欠部が切欠形成され、 この切欠部の一縁から外周面に設けられたアルミニウム
    層に連続して突出されこの切欠部の他縁に対向する面に
    剥離部材が剥離可能に被覆される接着層を有した取付片
    が設けられたことを特徴とする被覆管。
  3. 【請求項3】 スラグを主原料として、酸化珪素(Si
    2 )が39重量%以上44重量%以下、酸化アルミニ
    ウム(Al2 3 )が12重量%以上17重量%以下、
    酸化カルシウム(CaO)が25重量%以上38重量%
    以下、および、酸化マグネシウム(MgO)が5重量%
    以上9重量%以下で、平均繊維径が4μm以上7μm以
    下のロックウール繊維に、所定長さに切断されたガラス
    繊維が20重量%以上で混合されてシート状のマットに
    集綿され、このマットがニードリング加工により密度が
    80kg/m3 以上150kg/m3 以下のフェルトシート
    状のシート部材に集綿され、このシート部材が略筒状に
    圧縮積層されて形成された筒状部の軸方向に沿って切欠
    部が切欠形成され、 この切欠部の一縁から外周面に設けられたアルミニウム
    層に連続して突出されこの切欠部の他縁に対向する面に
    剥離部材が剥離可能に被覆される接着層を有した取付片
    が設けられたことを特徴とする被覆管。
JP8078527A 1996-04-01 1996-04-01 被覆管 Pending JPH09269098A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8078527A JPH09269098A (ja) 1996-04-01 1996-04-01 被覆管

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8078527A JPH09269098A (ja) 1996-04-01 1996-04-01 被覆管

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09269098A true JPH09269098A (ja) 1997-10-14

Family

ID=13664401

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8078527A Pending JPH09269098A (ja) 1996-04-01 1996-04-01 被覆管

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09269098A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002211660A (ja) * 2001-01-23 2002-07-31 Ee T Giken Kk 保温カバー
WO2009152293A3 (en) * 2008-06-12 2010-03-04 Federal-Mogul Powertrain, Inc. Non-woven, self-wrapping thermal sleeve
US7754301B2 (en) 2006-04-10 2010-07-13 Federal Mogul World Wide, Inc. Non-woven self-wrapping acoustic sleeve and method of construction thereof
JP2016501822A (ja) * 2012-12-21 2016-01-21 サン−ゴバン イゾベ 電気溶融を用いたガラス製造方法
JP2016080177A (ja) * 2014-10-21 2016-05-16 マグ・イゾベール株式会社 保温用積層体
JP2017201203A (ja) * 2016-05-02 2017-11-09 菊地シート工業株式会社 断熱シート
KR102186784B1 (ko) * 2020-07-14 2020-12-07 주식회사 폼프로 배관용 폼패드 제조방법

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002211660A (ja) * 2001-01-23 2002-07-31 Ee T Giken Kk 保温カバー
US7754301B2 (en) 2006-04-10 2010-07-13 Federal Mogul World Wide, Inc. Non-woven self-wrapping acoustic sleeve and method of construction thereof
WO2009152293A3 (en) * 2008-06-12 2010-03-04 Federal-Mogul Powertrain, Inc. Non-woven, self-wrapping thermal sleeve
JP2011524824A (ja) * 2008-06-12 2011-09-08 フェデラル−モーグル パワートレイン インコーポレイテッド 不織布の自己巻付き型熱スリーブ
JP2016501822A (ja) * 2012-12-21 2016-01-21 サン−ゴバン イゾベ 電気溶融を用いたガラス製造方法
JP2016080177A (ja) * 2014-10-21 2016-05-16 マグ・イゾベール株式会社 保温用積層体
JP2017201203A (ja) * 2016-05-02 2017-11-09 菊地シート工業株式会社 断熱シート
KR102186784B1 (ko) * 2020-07-14 2020-12-07 주식회사 폼프로 배관용 폼패드 제조방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2405435C (en) Equipment and duct liner insulation and method
US9956441B2 (en) Inorganic fiber webs and methods of making and using
EP2558630B1 (en) Method of making inorganic fiber webs
EP2558629B1 (en) Methods of making inorganic fiber webs
US20140345883A1 (en) Thick inorganic fiber webs and methods of making and using
US20230227724A1 (en) Insulation material including inorganic fibers and endothermic material
JP2006524777A (ja) 断熱二重壁を有する排気系部品
JPH09269098A (ja) 被覆管
JP2000515480A (ja) 生物溶解性、高温鉱物ウール
US10465586B2 (en) Inorganic fibre mats
WO2001048330A1 (en) Environmentally friendly isolation material and method for producing the same
JPH07330360A (ja) 無機質断熱材
JPH08192487A (ja) 被覆管およびその製造方法
JPH08121686A (ja) 被覆管およびその製造方法
JP2005186857A (ja) 車両用断熱マット材
JP2833635B2 (ja) 断熱性無機繊維マット
JPS60110439A (ja) 無機・有機複合断熱材
JPH11221872A (ja) 断熱用繊維材
JPH0641727B2 (ja) 内燃機関の消音器
JPH0390668A (ja) 無機質断熱材並びにその製造方法
JP2004190864A (ja) セラミックファイバーブロック
JP3093909B2 (ja) 耐熱繊維断熱体及びその施工方法
JPH06241381A (ja) 断熱材
JP2024177148A (ja) 吸音構造体
JP2007083715A (ja) 不燃バルーンパネル及びその製造方法