JP2003245654A - 液剤注入部構造 - Google Patents

液剤注入部構造

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JP2003245654A
JP2003245654A JP2002044804A JP2002044804A JP2003245654A JP 2003245654 A JP2003245654 A JP 2003245654A JP 2002044804 A JP2002044804 A JP 2002044804A JP 2002044804 A JP2002044804 A JP 2002044804A JP 2003245654 A JP2003245654 A JP 2003245654A
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injection pipe
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芳治 吉村
Shosaburo Taguchi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡易な構造で液漏れを防止し且つ注入パイプの
抜け外れを防止することができるようにする。 【解決手段】前記固定継手10を構成するに、内側に前
記注入パイプPを挿通可能な継手管本体11を設け、前
記継手管本体11の先端側に、前記分岐部に螺着する螺
合部12を形成し、前記継手管本体11の後端部の内周
面を、後端側ほど径が次第に大きくなるテーパー部16
に形成するとともに、前記テーパー部16に内嵌する締
め付けリング具20を設け、前記締め付けリング具20
に挿通される前記注入パイプPに接当可能な接当部23
を、前記締め付けリング具20の内周部の周方向にわた
って形成し、前記締め付けリング具20を前記継手管本
体11の先端側に押圧すべく、前記注入パイプPを挿通
可能な挿通孔41を有する袋ナット具40を、前記継手
管本体11の前記後端部に螺着してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばボイラ用水
処理・空調用や工業用の冷却水処理・工業排水処理・遊
泳用プールの水処理・浴場の水処理等の水処理を行う水
処理設備等における、プールの水・空調用の水・冷却用
の水・ボイラー水・海水等の液体が流れている配管内
に、各種水処理用の液剤(例えば殺菌剤や防藻剤等の薬
液)を注入するための液剤注入部構造に関し、さらに詳
しくは、配管の管壁に開口を設けると共に、前記開口に
連通する分岐部を立設して、前記配管内に液剤を注入す
るための注入パイプを挿通可能なパイプ挿通路を形成す
るとともに、前記パイプ挿通路を開閉自在な開閉バルブ
を前記分岐部に設け、前記開閉バルブが開かれた状態に
て前記パイプ挿通路に挿通される前記注入パイプを固定
するための固定継手を、前記分岐部に螺着してある液剤
注入部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の液剤注入部構造では、前
記固定継手を設けるにあたり、その内側に、ゴム等の合
成樹脂からなる筒状の弾性シール材(例えばOリング材
等)を設け、その内側に注入パイプを挿通した状態で、
前記弾性シール材をナット等により後方から締め付けて
圧縮させ、弾性シール材の内周面を注入パイプの外周面
に密着させることで、液漏れを防止するように構成する
一方で、その挿通された注入パイプが抜け外れてしまう
のを防止するために、固定継手の外側に、ボルトやナッ
トや板体等を用いて前記注入パイプを固定する注入パイ
プ抜け止め機構を設けるものが、提案されている(例え
ば登録実用新案公報第3044901号等参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の液剤注入部構造によれば、固定継手の内側に、
液漏れを防止するための弾性シール材を設けるととも
に、固定継手の外側に、ボルトやナットや板体等からな
る注入パイプ抜け止め機構を設ける必要があるため、複
雑な構造となるという問題がある。また、例えば、メン
テナンスの際、挿通された注入パイプを取り外す時に
は、注入パイプ抜け止め機構を解除する作業と弾性シー
ル材によるシールを解除する作業との各々の作業が別途
必要となり、取り扱いが面倒であるという問題もある。
【0004】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、簡易な構造で液漏れを防止し且
つ注入パイプの抜け外れを防止することができるととも
に、メンテナンスを行い易くすることもできる液剤注入
部構造を提供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の特
徴構成は、図1,2,3に例示するごとく、配管1の管
壁Bに開口2を設けると共に、前記開口2に連通する分
岐部3を立設して、前記配管1内に液剤を注入するため
の注入パイプPを挿通可能なパイプ挿通路4を形成する
とともに、前記パイプ挿通路4を開閉自在な開閉バルブ
Vを前記分岐部3に設け、前記開閉バルブVが開かれた
状態にて前記パイプ挿通路4に挿通される前記注入パイ
プPを固定するための固定継手10を、前記分岐部3に
螺着してある液剤注入部構造であって、前記固定継手1
0を構成するに、内側に前記注入パイプPを挿通可能な
継手管本体11を設け、前記継手管本体11の先端側
に、前記分岐部3に螺着する螺合部12を形成し、前記
継手管本体11の後端部の内周面を、後端側ほど径が次
第に大きくなるテーパー部16に形成するとともに、前
記テーパー部16に内嵌する締め付けリング具20を設
け、前記締め付けリング具20に挿通される前記注入パ
イプPに接当可能な接当部23を、前記締め付けリング
具20の内周部の周方向にわたって形成し、前記締め付
けリング具20を前記継手管本体11の先端側に押圧す
べく、前記注入パイプPを挿通可能な挿通孔41を有す
る袋ナット具40を、前記継手管本体11の前記後端部
に螺着してあるところにある。
【0006】〔作用及び効果〕本構成によれば、継手管
本体の螺合部を分岐部に螺着させ、継手管本体の内側に
注入パイプを挿通した状態にて、締め付けリング具を介
して、継手管本体の後端部に袋ナット具を螺着してある
簡易な構成で、液漏れを防止すると共に注入パイプが抜
け外れてしまうのを防止することが可能となる。つま
り、継手管本体の後端部の内周面を、後端側ほど径が次
第に大きくなるテーパー部に形成してあり、そのテーパ
ー部に締め付けリング具を内嵌させて、袋ナット具によ
って、継手管本体の先端側に押圧してあるので、テーパ
ー部に内嵌される締め付けリング具は、袋ナット具によ
る押圧により、テーパー部の先端側に向かって押し込ま
れ、そのテーパー部の先端側ほど径が次第に小さくなる
形状にしたがって、その先端側から縮径するようにな
る。すると、締め付けリング具の内周部の周方向にわた
って設けられた接当部は、かかる締め付けリング具の縮
径にともなって、注入パイプに接当した状態からその注
入パイプの外周を締め付け、その外周に食い込んだ密着
接当状態となるのである。また、この締め付けリングは
前記テーパー部に内嵌され密着している。よって、簡易
な構造にて、液漏れを防止すると共に注入パイプが抜け
外れてしまうのを防止することが可能となる。
【0007】また、このような本構成によれば、袋ナッ
ト具の継手管本体の後端部への螺着を調節する操作だけ
で、容易に注入パイプと締め付けリング具との固定状態
を解除して、パイプ挿通路に挿通固定された注入パイプ
を取り外したり、また、パイプ挿通路に注入パイプを挿
通し固定することができるため、メンテナンスを行い易
くもなる。
【0008】従って、簡易な構造で液漏れを防止し且つ
注入パイプの抜け外れを防止することができるととも
に、メンテナンスを行い易くすることもできる。
【0009】請求項2記載の発明の特徴構成は、上記請
求項1記載の特徴構成に加えて、図2,3に例示するご
とく、前記締め付けリング具20の外周面を、先端側ほ
ど径が次第に小さくなる内嵌テーパー部24に形成して
あるところにある。
【0010】〔作用及び効果〕締め付けリング具の外周
面を、先端側ほど径が次第に小さくなる内嵌テーパー部
に形成してあるので、上述のように、かかる内嵌テーパ
ー部を、継手管本体のテーパー部に嵌合させて、袋ナッ
ト具により押圧してあるので、締め付けリング具の先端
側から円滑に縮径するようになり易い。このため、締め
付けリング具の内周部の周方向にわたって設けられた接
当部は、かかる締め付けリング具の円滑な縮径にともな
って、注入パイプに接当した状態からその注入パイプの
外周を締め付け、その外周に食い込んだ密着接当状態と
円滑になり易くなる。よって、より確実に、液漏れを防
止すると共に注入パイプが抜け外れてしまうのを防止す
ることが可能となるとともに、より円滑に、メンテナン
ス作業を行うことが可能ともなる。
【0011】請求項3記載の発明の特徴構成は、上記請
求項2の特徴構成に加えて、前記締め付けリング具が金
属製であり、且つ、前記継手管本体が金属製であるとこ
ろにある。
【0012】〔作用及び効果〕締め付けリング具が金属
製であり、且つ、継手管本体が金属製であるので、締め
付けリング具が、継手管本体のテーパー部に一層密着す
るように、袋ナット具により押圧することが可能とな
る。よって、高耐圧性を期待することができ、例えば、
液剤を注入される配管内にて、10〜15kg/cm2
程度の圧力にて液体が流動していたとしても、確実に、
液漏れを防止すると共に注入パイプが抜け外れてしまう
のを防止できる。その上、耐熱性も期待できる。
【0013】請求項4記載の発明の特徴構成は、上記請
求項3記載の特徴構成に加えて、前記締め付けリング具
の硬度が、前記注入パイプよりも、高いところにある。
【0014】〔作用及び効果〕締め付けリング具の硬度
が、注入パイプよりも高いので、袋ナット具の押圧によ
る締め付けリング具の縮径にともなって、締め付けリン
グ具の接当部が、注入パイプの外周により食い込み易く
なり、一層密着した接当状態を確保することが可能とな
る。よって、液漏れ防止性を一層向上させることが可能
となる。
【0015】請求項5記載の発明の特徴構成は、上記請
求項1〜4記載の特徴構成に加えて、図2,3に例示す
るごとく、前記締め付けリング具20を設けるに、前記
テーパー部16に内嵌し、且つ、前記接当部23を備え
る本体リング材21を設け、前記本体リング材21の後
端部の内周面を、後端側ほど径が次第に大きくなる本体
テーパー部25に形成するとともに、前記本体テーパー
部25に内嵌する補助リング材22を設け、前記補助リ
ング材22に挿通される前記注入パイプPに接当可能な
補助接当部27を、前記補助リング材22の内周部の周
方向にわたって形成し、前記補助リング材22の後端側
に、前記袋ナット具40により押圧可能な被押圧部28
を形成してあるところにある。
【0016】〔作用及び効果〕本構成によれば、袋ナッ
ト具により被押圧部を介して押圧される補助リング材を
介して、本体リング材が継手管本体の先端側に押圧され
る。すると、テーパー部に内嵌される本体リング材は、
袋ナット具による押圧により、テーパー部の先端側に向
かって押し込まれ、そのテーパー部の先端側ほど径が次
第に小さくなる形状にしたがって、その先端側から縮径
するようになり、本体リング材の接当部が、かかる本体
リング材の縮径にともなって、注入パイプに接当した状
態からその注入パイプの外周を締め付け、その外周に食
い込んだ密着接当状態となる。一方、この本体リング材
の本体テーパー部に内嵌される補助リング材も、袋ナッ
ト具による押圧により、本体テーパー部の先端側に向か
って押し込まれ、その本体テーパー部の先端側ほど径が
次第に小さくなる形状にしたがって、その先端側から縮
径するようになる。すると、補助リング材の内周部の周
方向にわたって設けられた補助接当部も、かかる補助リ
ング材の縮径にともなって、注入パイプに接当した状態
からその注入パイプの外周を締め付け、その外周に食い
込んだ密着接当状態となるのである。
【0017】よって、本構成によれば、簡易な構造であ
りながら、本体リング材の接当部のみならず補助リング
材の補助接当部も、注入パイプの外周に食い込んだ密着
接当状態を確保した2重構造にて、一層確実に、液漏れ
を防止すると共に注入パイプが抜け外れてしまうのを防
止することが可能となる。
【0018】尚、上述のように、図面との対照を便利に
するために符号を記したが、該記入により本発明は添付
図面の構成に限定されるものではない。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1に本発明に係る液剤注入部構
造の一部切り欠き断面図を、図2に(イ)その要部分解
断面図(ロ)その要部断面図を、図3にその要部分解斜
視図を示す。
【0020】前記配管1は、各種水処理設備における配
管系のうちの一つであり、その内部には、プールの水や
空調用の水、冷却用の水、ボイラー水、海水等の液体が
流れている。そして、パイプ挿通路4より管壁Bに設け
られた開口2を介して配管1内に挿通される注入パイプ
Pを、固定継手10により固定し、配管1内に殺菌剤や
脱酸素剤や防藻剤等の薬液からなる液剤を注入可能とな
るように、構成してある。このように構成される液剤注
入部構造について、以下、図1〜3を参照しながら詳細
に説明する。
【0021】図1に示すように、前記開口2に連通する
ほぼ管状の分岐路3を配管1に立設し、その分岐路3内
に開口2よりほぼ水平方向に沿う筒状のパイプ挿通路4
を形成し、そのパイプ挿通路4に前記注入パイプPを挿
通可能にしてある。さらに、前記分岐路3には開閉バル
ブVを設け、前記パイプ挿通路4を開閉自在にしてあ
り、例えば、前記注入パイプPをパイプ挿通路4内に挿
入したり、また、パイプ挿通路4内から取り出す際に、
開閉バルブVを閉じ配管1内の液体が漏れ出し難いよう
にしてある。この開閉バルブVとしては、ボールバルブ
やゲートバルブ等の各種バルブを用いればよいが、図中
には、一例として、ハンドル6を介し弁棒7をまわすこ
とによって、弁板8を弁座9に平行に移動しパイプ挿通
路4を開閉するゲートバルブ形式のものを示してある。
【0022】そして、分岐部3の端部のうち、開口2の
ほぼ水平方向延長上に位置する箇所に、固定継手10を
螺着固定して、前記開閉バルブVが開かれた状態にてパ
イプ挿通路4に挿通された注入パイプPを固定可能にし
てある。
【0023】前記固定継手10は、図2,3に詳しく示
すように、先端側を分岐部3に螺着固定し且つ内側に注
入パイプPを挿通可能な継手管本体11と、この継手管
本体11の後端側に内嵌される締め付けリング具20
と、この締め付けリング具20を継手管本体11の先端
側に押圧する袋ナット具40とを備えてなる。
【0024】前記継手管本体11は、ステンレス等の金
属からなるほぼ筒状のもので、その先端部の外周に分岐
部3の端部に螺着するための雄ねじを設け螺合部12と
し、その後端部の外周に袋ナット具40を螺着するため
の雄ねじ17を形成し、そして、その先端部と後端部と
の中間部には、継手管本体11をレンチ等の操作具によ
り分岐部3に螺着操作する突部11Aを周方向にわたっ
て形成してある。継手管本体11は、内周側が注入パイ
プPの外径よりも少し径の大きなほぼ筒状に形成すると
共に、その後端部の内周面が、後端側ほど径が次第に大
きくなるテーパー部16に形成してある。
【0025】そして、前記締め付けリング具20は前記
テーパー部16に内嵌するように設けあり、本実施形態
では、図2,3に示すように、本体リング材21と補助
リング材22とからなる。
【0026】前記本体リング材21は、その内周側は前
記継手管本体11と同径の、注入パイプPの外径よりも
少し径の大きなほぼ筒状に形成してあり、そして、本実
施形態では、その外周面全体を先端側ほど径が次第に小
さくなる内嵌テーパー部24にその先端縁にかけて形成
し、そして、その先端縁側の内周面の周方向全周にわた
る部分を、注入パイプPに接当可能な接当部23として
ある。このため、後説する前記袋ナット具40の押圧に
より、前記本体リング材21は先端縁側から円滑に縮径
するようになり、前記接当部23は挿通された注入パイ
プPと接当した状態から、本体リング材21の縮径にと
もなって、円滑に且つ確実に、注入パイプPの外周に食
い込んだ密着接当状態となり易く、より円滑且つ確実
に、液漏れを防止すると共に注入パイプPが抜け外れて
しまうのを防止することが可能となる。
【0027】さらに、本実施形態では、前記本体リング
材21の後端部の内周面をも、後端側ほど径が次第に大
きくなる本体テーパー部25に形成してあり、その本体
テーパー部25に前記補助リング材22が内嵌するよう
にしてある。
【0028】つまり、前記補助リング材22を設けるに
あたり、その先端部の外周面形状を、先端側ほど径が次
第に小さくなる補助テーパー部26にその先端縁にかけ
て形成し、そして、その先端縁側の内周面の周方向全周
にわたる部分を、注入パイプPに接当可能な補助接当部
27としてある。尚、補助リング剤22の内周側は前記
継手管本体11と同径の、注入パイプPの外径よりも少
し径の大きなほぼ筒状に形成してある。よって、本実施
形態では、本体リング材21の接当部23だけでなく、
補助リング材22の補助接当部27も、後説する前記袋
ナット具40の押圧により、前記本体テーパー部25の
形状にしたがって、補助リング材22はその先端縁側か
ら円滑に縮径するようになり、補助接当部27は挿通さ
れた注入パイプPと接当した状態から、補助リング材2
2の先端縁側からの縮径にともなって、円滑に且つ確実
に、注入パイプPの外周に食い込んだ密着接当状態とな
り易く、より円滑且つ確実に、液漏れを防止すると共に
注入パイプPが抜け外れてしまうのを防止することが可
能ともなる。従って、本実施形態では、接当部23と補
助接当部27とにより、2重に液漏れ防止と注入パイプ
Pの抜け止め防止が行わ、一層の確実性が確保されるの
である。
【0029】因みに、図2に示すように、前記補助テー
パ部26のテーパー形状は、前記内嵌テーパー部24の
テーパー形状に比べ、先端側にかけての径の窄まり具合
を大きくし、後説する袋ナット具40による押圧力を本
体リング材21に確実に且つ効率的に伝達するようにし
てある。
【0030】また、補助リング材22の後端部はその外
径を拡径し、袋ナット具40により押圧可能な被押圧部
28を形成してある。
【0031】因みに、以上のように構成される本体リン
グ材21や補助リング材22は、ステンレス等の金属製
のものでも硬質の合成樹脂製のものでもよいが、金属製
のものであれば、継手管本体11と一層密着固定させ
て、高耐圧性を期待することができ、例えば、液剤を注
入される前記配管内にて、10〜15kg/cm2 程度
の圧力にて液体が流動していたとしても、確実に、液漏
れを防止すると共に注入パイプが抜け外れてしまうのを
防止でき、好適である。
【0032】そして、本体リング材21や補助リング材
22が、金属製の場合には、注入パイプPよりも硬い材
質のものほど、前記接当部23や前記補助接当部27が
注入パイプPの外周に食い込み易くなり、好適である
が、例えば、本体リング材21や補助リング材22をス
テンレス製にし、注入パイプPをチタン製にすればよ
い。尚、注入パイプPがチタン製の場合には、非常に耐
腐食性が高いため、配管1内に挿入した状態を長期間維
持することもできる。
【0033】前記袋ナット具40は、図2,3に示すよ
うに、断面視にてほぼコの字状のステンレス等の金属か
らなるもので、その後端側に注入パイプPを挿通可能な
挿通孔41を形成し、その先端部の内側には前記雄ねじ
17に螺合する雌ネジ42を設けてあり、雄ねじ17に
対してねじ込むにしたがって、締め付けリング具20を
継手管本体11の先端側にむけて押圧可能に構成してあ
る。
【0034】そして、このように構成される固定継手1
0により注入パイプPを挿通状態にて固定することがで
き、例えば、図1に示すように、注入パイプPを、ボー
ルバルブ等の各種バルブ46を備える液剤注入装置47
に装着し、注入パイプPから配管1内に液剤を注入する
ことができる。
【0035】また、本発明に係る液剤注入部構造はこの
ように簡易な構造であるため、前記配管内に液が流動し
ている状態のままでも、例えば、袋ナット具40の継手
管本体11に対する螺着具合を調整したり、注入パイプ
Pの抜き差しにともない開閉バルブVの開閉を行うなど
といった比較的簡易な操作で、その液をあまり流出させ
ることなく、注入パイプPをパイプ挿通路4から配管1
内に挿通させて固定したり、又は、パイプ挿通路4から
配管1内に挿通された注入パイプPを取り外すことがで
き、メンテナンスも行い易い。
【0036】〔別実施形態〕以下に他の実施形態を説明
する。 〈1〉 先の実施形態では、接当部23や補助接当部2
7を、本体リング材21や補助リング材22の先端縁側
に設ける例を示したが、接当部23や補助接当部27
は、本体リング材21や補助リング材22の袋ナット具
40の押圧による先端部側の縮径にともなって、注入パ
イプPの外周に食い込み締め付けることが可能となるよ
うに、本体リング材21や補助リング材22各々の内周
部の周方向にわたって設けてあればよく、本体リング材
21や補助リング材22各々の先端縁や先端縁近傍の内
周部に設けてあってもよいし、先端部と後端部との中間
部の内周部に設けてあってもよい。 〈2〉 そして、先の実施形態では、締め付けリング具
20が本体リング材21と補助リング材22からなるも
のを例示したが、そのようなものに限らず、締め付けリ
ング具20は、テーパー部16に内嵌し、接当部23を
備え、袋ナット具40により継手管本体11の先端側に
押圧可能に構成されるものであれば如何なるものでもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液剤注入部構造を示す断面説明図
【図2】固定継手を示す要部断面説明図
【図3】固定継手を示す要部分解斜視図
【符号の説明】
1 配管 2 開口 3 分岐部 4 パイプ挿通路 10 固定継手 11 継手管本体 12 螺合部 16 テーパー部 20 締め付けリング具 21 本体リング材 22 補助リング材 23 接当部 24 内嵌テーパー部 25 本体テーパー部 27 補助接当部 40 袋ナット具 41 挿通孔 B 管壁 V 開閉バルブ P 注入パイプ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配管の管壁に開口を設けると共に、前記
    開口に連通する分岐部を立設して、前記配管内に液剤を
    注入するための注入パイプを挿通可能なパイプ挿通路を
    形成するとともに、前記パイプ挿通路を開閉自在な開閉
    バルブを前記分岐部に設け、前記開閉バルブが開かれた
    状態にて前記パイプ挿通路に挿通される前記注入パイプ
    を固定するための固定継手を、前記分岐部に螺着してあ
    る液剤注入部構造であって、 前記固定継手を構成するに、 内側に前記注入パイプを挿通可能な継手管本体を設け、
    前記継手管本体の先端側に、前記分岐部に螺着する螺合
    部を形成し、前記継手管本体の後端部の内周面を、後端
    側ほど径が次第に大きくなるテーパー部に形成するとと
    もに、 前記テーパー部に内嵌する締め付けリング具を設け、前
    記締め付けリング具に挿通される前記注入パイプに接当
    可能な接当部を、前記締め付けリング具の内周部の周方
    向にわたって形成し、前記締め付けリング具を前記継手
    管本体の先端側に押圧すべく、前記注入パイプを挿通可
    能な挿通孔を有する袋ナット具を、前記継手管本体の前
    記後端部に螺着してある液剤注入部構造。
  2. 【請求項2】 前記締め付けリング具の外周面を、先端
    側ほど径が次第に小さくなる内嵌テーパー部に形成して
    ある請求項1記載の液剤注入部構造。
  3. 【請求項3】 前記締め付けリング具が金属製であり、
    且つ、前記継手管本体が金属製である請求項2記載の液
    剤注入部構造。
  4. 【請求項4】 前記締め付けリング具の硬度が、前記注
    入パイプよりも、高い請求項3記載の液剤注入部構造。
  5. 【請求項5】 前記締め付けリング具を設けるに、 前記テーパー部に内嵌し、且つ、前記接当部を備える本
    体リング材を設け、前記本体リング材の後端部の内周面
    を、後端側ほど径が次第に大きくなる本体テーパー部に
    形成するとともに、 前記本体テーパー部に内嵌する補助リング材を設け、前
    記補助リング材に挿通される前記注入パイプに接当可能
    な補助接当部を、前記補助リング材の内周部の周方向に
    わたって形成し、前記補助リング材の後端側に、前記袋
    ナット具により押圧可能な被押圧部を形成してある請求
    項1〜4の何れか1項に記載の液剤注入部構造。
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