JP2003246021A - 多層フィルム・シート - Google Patents

多層フィルム・シート

Info

Publication number
JP2003246021A
JP2003246021A JP2002049359A JP2002049359A JP2003246021A JP 2003246021 A JP2003246021 A JP 2003246021A JP 2002049359 A JP2002049359 A JP 2002049359A JP 2002049359 A JP2002049359 A JP 2002049359A JP 2003246021 A JP2003246021 A JP 2003246021A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
copolymer
multilayer film
weight
resin
sheet according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002049359A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3960819B2 (ja
Inventor
Katsumi Suzuki
勝美 鈴木
Masahiro Sasagawa
雅弘 笹川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kasei Corp
Original Assignee
Asahi Kasei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kasei Corp filed Critical Asahi Kasei Corp
Priority to JP2002049359A priority Critical patent/JP3960819B2/ja
Publication of JP2003246021A publication Critical patent/JP2003246021A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3960819B2 publication Critical patent/JP3960819B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Wrappers (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 機械強度、透明性、延伸性、結束製、弾性回
復性に優れた多層フィルム、ストレッチ性フィルム、シ
ュリンク性多層フィルム、ガスバリアー性多層フィルム
及びヒートシール性多層フィルムを提供する。 【解決手段】 共役ジエンとビニル芳香族化合物からな
る共重合体の水素添加物であって、(a)ビニル芳香族
化合物の含有量が50重量%を越え、90重量%以下、
(b)共重合体中のビニル芳香族化合物重合体ブロック
の含有量が40重量%以下、(c)重量平均分子量が5
万〜100万、(d)共重合体中の共役ジエン化合物に
基づく二重結合の75%以上が水添されている、水添共
重合体を5重量%以上含有する樹脂組成物からなる層を
少なくとも一層以上含むことを特徴とする多層フィルム
又はシート、ストレッチ性多層フィルム又はシート、シ
ュリンク性多層フィルム又はシート、ガスバリアー性多
層フィルム又はシート、ヒートシール性多層フィルム又
はシート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は共役ジエンとビニル
芳香族化合物からなる共重合体の水素添加物からなる水
添共重合体を5重量%以上含有する樹脂組成物からなる
層を少なくとも一層以上含む多層フィルム又はシート、
及びそれから得られる容器に関する。更に詳しくは、本
発明は水添共重合体を含有する樹脂組成物からなる層を
少なくとも一層以上含むストレッチ性多層フィルム又は
シート、シュリンク性多層フィルム又はシート、ガスバ
リアー性多層フィルム又はシート、ヒートシール性多層
フィルム又はシート、及びそれらから成形された容器に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動包装機による包装の高速化や
被包装物の多様化により、包装用フィルムに対する要求
は高性能化、高機能化の一途をたどっている。ストレッ
チ包装は、被包装物を直接あるいは軽量のトレーに載せ
て、フィルムを適度に延伸してオーバーラップするもの
で、特に食品の包装に多用されている。包装効率が良く
かつ包装仕上がりが綺麗であるといった包装適性、パッ
ク後に変形を加えても元に戻る弾性回復性、底シール性
が良好、輸送・陳列中にフィルム剥がれが発生しにくい
等の特性が必要である。例えば食品包装の分野では、主
にポリ塩化ビニル系のものが使われている。
【0003】また、最近はポリ塩化ビニル系フィルムの
環境への問題から、非ポリ塩化ビニル系のフィルムとし
て、一部では低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体、または線状低密度ポリエチレンからなるオ
レフィン系のフィルムが使用されている。ポリオレフィ
ン系樹脂を用いた多層構成のフィルムも各種考案されて
いる。例えばエチレン−酢酸ビニル共重合体(EV
A)、EVA/1−ポリブテン/EVA、EVA/直鎖
状エチレン−オレフィン共重合体/EVAなどの層構成
のストレッチフィルムである。具体的には、エチレン−
ブタジエンブロック共重合体水素添加物の両面にEVA
を積層したフィルムが特公平5−59822号公報に開
示されており、変形に対する弾性回復性がよいという特
性があるが、一般にポリオレフィンは結晶性が高いた
め、伸びが不均一であったり、張力を解除すると瞬間的
に復元するため、包装作業性、包装の仕上がり、底シー
ル性の点において十分満足し得るものではない。
【0004】シュリンク包装とは、被包装物を単独であ
るいは同時に複数個の製品を迅速かつタイトに包装する
ものである。例えば、フィルムに少し余裕を持たせて一
次包装した後、熱風等によってフィルムを熱収縮させる
方法、従来のフィルムをある程度緊張状態で包装し、フ
ィルムの端を被包装物の底部に折り込んで、該折り込み
部をフィルム同士の自己密着力または熱融着により一次
包装した後、熱収縮処理させてフィルムのタルミやシワ
を除去するストレッチシュリンク等の方法が挙げられ
る。包装物は何れもタイトで外観が綺麗で、内容物の品
質が容易に確認できるため、食品や雑貨の包装に多用さ
れている。
【0005】特に、ストレッチシュリンク包装において
は、フィルムが被包装物に対してかなりの緊張状態で押
しつけられるため、フィルムの破れが起こる危険性が生
じてくることから、高度な耐突き破れ性及び耐引き裂き
性が要求される。具体的には、硬いあるいは鋭いエッジ
を有するトレーや、鋭利な突起を有する被包装物、例え
ば甲殻類、魚類の干物、蟹等を包装する場合である。ま
た包装後にフィルムに加わる変形に対して生じる歪み
(振動、荷重、環境温度の変化等による内容物の変形に
よってフィルムに生じるタルミやシワ、局部的な凹み)
は、商品価値の低下に関わるので、この歪みができるだ
けもとの状態に速やかに回復する変形回復性が強く要望
されている。
【0006】ポリオレフィン系のシュリンク包装用多層
フィルムが特公平2−14898号公報に開示されてい
る。この多層フィルムは両表面層とポリオレフィン系エ
ラストマーを含む混合樹脂層およびポリプロピレン系樹
脂からなる層の少なくとも4層から構成されており、8
0℃での熱収縮率が20〜50%である。層構成の詳し
い説明としては、表面層は多層フィルムにヒートシール
性、防曇性、表面光沢性を持たせるためのものであり、
具体的にはエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、
エチレン−アクリル酸エチル共重合体(EEA)、エチ
レン−メタクリル酸メチル共重合体(EMMA)、等の
樹脂が例示されている。ポリプロピレン層は、多層フィ
ルムに耐熱性、機械的強度を付与する役割がある。結晶
性のポリプロピレンやポリブテン−1が例示されてい
る。エラストマー層は、ビカット軟化点が60℃以下の
ポリオレフィン系エラストマーを5〜90重量%含む樹
脂混合組成物からなる。
【0007】多層フィルムに各強度特性、柔軟性、他の
層との接着性を相乗的に改良し、単独では延伸が難しい
層に対して、延伸を補助する役割を担っている。具体的
には、ビカット軟化点が60℃以下の軟質エラストマー
とエチレン−プロピレン系共重合エラストマー、エチレ
ン−ブテン−1系共重体エラストマーを用い、これにE
VA、エチレン−オレフィン共重合体、ポリプロピレン
系樹脂、ポリブテン−1系樹脂等を適宜混合して層が構
成されているものが例示されている。この層とポリプロ
ピレン系樹脂層を隣接することにより、フィルム全体を
30〜80℃の低温において、面積延伸倍率4〜30倍
に延伸することができる。結果として、耐熱性、収縮
性、シール性に優れた多層フィルムとなるが、耐突き破
れ性、及び耐引き裂き性、変形回復率の点で不十分であ
った。
【0008】特開平7−1680号公報には、エチレ
ン、アクリル酸エステル及びマレイン酸無水物とメタク
リル酸グリシジルから選ばれた三元共重合体とエチレン
−ビニルアルコール共重合体とのブレンド樹脂からなる
酸素バリアー層を少なくとも一層有する低酸素透過フィ
ルムであって、シール層でない一方の表面層にメタロセ
ン触媒ポリオレフィンをブレンドするものが開示されて
いる。しかし、フィルム成形性、シール性に優れた柔軟
な多層フィルムが得られておらず、改善の余地がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、この
ような従来の各種の多層フィルムの欠点を改善した水添
共重合体を含有する樹脂組成物からなる多層フィルムを
提供することにある。更に詳しくは、従来技術の欠点を
改良し、フィルムが有する耐熱性、収縮性、ヒートシー
ル性、透明性、防曇性を維持した状態で、各種機能を付
与する樹脂層を積層することにより、さらに、自己粘着
性や耐引き裂き伝播性、突き刺し強度、破断伸び等の機
械的強度、延伸性、結束性、弾性回復性、耐突き破れ
性、耐引き裂き性、変形回復性、ガスバリアー性に優れ
た種々のグレードの多層フィルムを提供することにあ
る。なおかつ非塩ビ系のストレッチフィルムとして、ハ
ンドラッパーまたはストレッチ包装機等にも使用可能
な、水添共重合体をその構成成分として含む多層フィル
ムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
鋭意検討を重ねた結果、本発明者らは、ビニル芳香族化
合物を特定量含有し、しかもビニル芳香族化合物重合体
ブロックの含有量が特定の範囲にある共役ジエンとビニ
ル芳香族化合物との共重合体の水素添加物が上記課題を
効果的に解決することを見いだし、本発明を完成するに
至った。即ち本発明は、共役ジエンとビニル芳香族化合
物からなる共重合体の水素添加物であって、(a)ビニ
ル芳香族化合物の含有量が50重量%を越え、90重量
%以下、(b)共重合体中のビニル芳香族化合物重合体
ブロックの含有量が40重量%以下、(c)重量平均分
子量が5万〜100万、(d)共重合体中の共役ジエン
化合物に基づく二重結合の75%以上が水添されてい
る、水添共重合体を5重量%以上含有する樹脂組成物か
らなる層を少なくとも一層以上含むことを特徴とする多
層フィルム又はシートを提供するものである。
【0011】以下本発明を詳細に説明する。本発明にお
いて、水添共重合体中のビニル芳香族化合物の含有量は
50重量%を越え、90重量%以下、好ましくは60重
量%越え、88重量%以下、更に好ましくは62〜86
重量%である。ビニル芳香族化合物の含有量が本発明で
規定する範囲のものを使用することは、柔軟性と剛性と
のバランス特性に優れたフィルム又はシートを得るため
に必要である。なお本発明において、水添共重合体中の
ビニル芳香族化合物の含有量は、水素添加前の共重合体
中のビニル芳香族化合物含有量で把握しても良い。
【0012】本発明で使用する水添共重合体において、
ビニル芳香族化合物重合体ブロックの含有量は該共重合
体中の40重量%以下、好ましくは3〜40重量%、更
に好ましくは5〜35重量%である。本発明の組成物を
得る上で、より柔軟性に優れたものが好ましい場合、ビ
ニル芳香族化合物重合体ブロックの含有量は10重量%
未満、好ましくは8重量%未満、更に好ましくは5重量
%未満であることが推奨される。また、本発明の組成物
を得る上で、水添共重合体として耐ブロッキング性に優
れたものが好ましい場合、ビニル芳香族化合物重合体ブ
ロックの含有量は10〜40重量%、好ましくは13〜
37重量%、更に好ましくは15〜35重量%であるこ
とが推奨される。ビニル芳香族化合物重合体ブロックの
含有量が40重量%を超える場合は、本発明で使用する
樹脂組成物の柔軟性が劣るため好ましくない。
【0013】ビニル芳香族化合物重合体ブロックの含有
量の測定は、例えば四酸化オスミウムを触媒として水素
添加前の共重合体をターシャリーブチルハイドロパーオ
キサイドにより酸化分解する方法(I.M.KOLTHOFF,eta
l.,J.Polym.Sci.1,429(1946)に記載の方
法)により得たビニル芳香族炭化水素重合体ブロック成
分の重量(但し平均重合度が約30以下のビニル芳香族
炭化水素重合体成分は除かれている)を用いて、次の式
から求めることができる。 ビニル芳香族炭化水素のブロック重量(重量%)=(水
素添加前の共重合体中のビニル芳香族炭化水素重合体ブ
ロック重量/水素添加前の共重合体の重量)×100 なお、本発明において水添共重合体におけるビニル芳香
族化合物のブロック率(ブロック率とは、該共重合体中
の全ビニル芳香族化合物量に対するビニル芳香族化合物
重合体ブロックの含有量の割合をいう)は、好ましくは
50重量%未満、より好ましくは20重量%以下、更に
好ましくは18重量%以下であることが、より柔軟性の
良好な組成物を得る上で推奨される。
【0014】本発明で使用する水添共重合体の重量平均
分子量は5〜100万、好ましくは10〜80万、更に
好ましくは13〜50万である。ビニル芳香族化合物重
合体ブロックの含有量が10〜40重量%の水添共重合
体を使用する場合、その重量平均分子量は10万を越え
50万未満、好ましくは13万〜40万、更に好ましく
は15万〜30万であることが推奨される。重量平均分
子量が5万未満の場合は引き裂き強度等の機械的強度に
劣り、また100万を超える場合は成形加工性に劣るた
め好ましくない。本発明において、水添共重合体の分子
量分布は、成形加工性の点で,1.5〜5.0が好まし
く、より好ましくは1.6〜4.5、更に好ましくは
1.8〜4であることが推奨される。本発明で使用する
水添共重合体は共役ジエンとビニル芳香族化合物からな
る共重合体の水素添加物であり、共重合体中の共役ジエ
ン化合物に基づく二重結合の75%以上、好ましくは8
5%以上、更に好ましくは90%以上、特に好ましくは
92%以上が水添されている。水添率が75%未満の場
合は、耐候性や熱安定性が劣る。
【0015】本発明において、水添共重合体の構造は特
に制限はなく、いかなる構造のものでも使用できるが、
特に推奨されるものは、下記〜の一般式から選ばれ
る少なくとも一つの構造を有する共重合体の水素添加物
である。本発明で使用する水添共重合体は、下記一般式
で表される構造を有する共重合体の水素添加物からなる
任意の混合物でもよい。また、水添共重合体にビニル芳
香族化合物重合体が混合されていても良い。 S S−H S−H−S (S−H)m −X (S−H)n −X−(H)p (式中、Sは共役ジエンとビニル芳香族化合物とのラン
ダム共重合体ブロックであり、Hはビニル芳香族化合物
重合体ブロックである。mは2以上の整数であり、n及
びpは1以上の整数である。Xはカップリング剤残基を
示す。)
【0016】一般式において、ランダム共重合体ブロッ
クS中のビニル芳香族炭化水素は均一に分布していて
も、またはテーパー状に分布していてもよい。また該共
重合体ブロックSには、ビニル芳香族炭化水素が均一に
分布している部分及び/又はテーパー状に分布している
部分がそれぞれ複数個共存していてもよい。また、mは
2以上、好ましくは2〜10の整数であり、n及びpは
1以上、好ましくは1〜10の整数である。
【0017】また、本発明において、水素添加前の共重
合体鎖中におけるビニル結合含量の最大値と最小値との
差が10%未満、好ましくは8%以下、更に好ましくは
6%以下であることが推奨される。共重合体鎖中のビニ
ル結合は、均一に分布していてもテーパー状に分布して
いても良い。ここで、ビニル結合含量の最大値と最小値
との差とは、重合条件、すなわちビニル量調整剤の種
類、量及び重合温度で決定されるビニル量の最大値と最
小値である。共役ジエン重合体鎖中のビニル結合含量の
最大値と最小値との差は、例えば共役ジエンの重合時又
は共役ジエンとビニル芳香族化合物の共重合時の重合温
度によって制御することができる。
【0018】第3級アミン化合物またはエーテル化合物
のようなビニル量調整剤の種類と量が一定の場合、重合
中のポリマ−鎖に組み込まれるビニル結合含量は、重合
温度によって決まる。従って、等温で重合した重合体は
ビニル結合が均一に分布した重合体となる。これに対
し、昇温で重合した重合体は、初期(低温で重合)が高
ビニル結合含量、後半(高温で重合)が低ビニル結合含
量といった具合にビニル結合含量に差のある重合体とな
る。かかる構造を有する共重合体に、水素を添加するこ
とにより特異構造の水添共重合体が得られる。
【0019】本発明において、ビニル芳香族化合物の含
有量は、紫外分光光度計、赤外分光光度計や核磁気共鳴
装置(NMR)等を用いて知ることができる。また、ビ
ニル芳香族化合物重合体ブロックの量は、前述したKOLT
HOFFの方法等で知ることができる。水素添加前の共重合
体中の共役ジエンに基づくビニル結合含量は、赤外分光
光度計(例えば、ハンプトン法)や核磁気共鳴装置(N
MR)等を用いて知ることができる。また、水添共重合
体の水添率は、赤外分光光度計や核磁気共鳴装置(NM
R)等を用いて知ることができる。また、本発明におい
て、水添共重合体の分子量は、ゲルパーミュエーション
クロマトグラフィー(GPC)による測定を行い、クロ
マトグラムのピークの分子量を、市販の標準ポリスチレ
ンの測定から求めた検量線(標準ポリスチレンのピーク
分子量を使用して作成)を使用して求めた重量平均分子
量である。水添共重合体の分子量分布は、同様にGPC
による測定から求めることができる。
【0020】本発明において共役ジエンとは、1対の共
役二重結合を有するジオレフィンであり、例えば1,3
−ブタジエン、2−メチル−1,3−ブタジエン(イソ
プレン)、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、
1,3−ペンタジエン、2−メチル−1,3−ペンタジ
エン、1,3−ヘキサジエンなどであるが、特に一般的
なものとしては1,3−ブタジエン、イソプレンが挙げ
られる。これらは一種のみならず二種以上を使用しても
よい。また、ビニル芳香族化合物としては、例えばスチ
レン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、ジビ
ニルベンゼン、1,1−ジフェニルエチレン、N,N−
ジメチル−p−アミノエチルスチレン、N,N−ジエチ
ル−p−アミノエチルスチレン等があげられ、これらは
一種のみならず二種以上を使用してもよい。
【0021】本発明において、水素添加前の共重合体に
おいて共役ジエン部分のミクロ構造(シス、トランス、
ビニルの比率)は、後述する極性化合物等の使用により
任意に変えることができ、特に制限はない。一般的に共
役ジエンとして1,3−ブタジエンを使用した場合に
は、1,2−ビニル結合は5〜80%、好ましくは10
〜60%、共役ジエンとしてイソプレンを使用した場合
又は1,3−ブタジエンとイソプレンを併用した場合に
は、1,2−ビニル結合と3,4−ビニル結合の合計量
は一般に3〜75%、好ましくは5〜60%であること
が推奨される。なお、本発明においては、1,2−ビニ
ル結合と3,4−ビニル結合の合計量(但し、共役ジエ
ンとして1,3−ブタジエンを使用した場合には、1,
2−ビニル結合量)を以後ビニル結合と呼ぶ。
【0022】本発明において、水素添加前の共重合体
は、例えば、炭化水素溶媒中で有機アルカリ金属化合物
等の開始剤を用いてアニオンリビング重合により得られ
る。炭化水素溶媒としては、例えば、n−ブタン、イソ
ブタン、n−ペンタン、n−ヘキサン、n−ヘプタン、
n−オクタンの如き脂肪族炭化水素類、シクロヘキサ
ン、シクロヘプタン、メチルシクロヘプタンの如き脂環
式炭化水素類、また、ベンゼン、トルエン、キシレン、
エチルベンゼンの如き芳香族炭化水素である。
【0023】また、開始剤としては、一般的に共役ジエ
ン化合物及びビニル芳香族化合物に対しアニオン重合活
性があることが知られている脂肪族炭化水素アルカリ金
属化合物、芳香族炭化水素アルカリ金属化合物、有機ア
ミノアルカリ金属化合物等が含まれ、アルカリ金属とし
てはリチウム、ナトリウム、カリウム等である。好適な
有機アルカリ金属化合物としては、炭素数1から20の
脂肪族および芳香族炭化水素リチウム化合物であり、1
分子中に1個のリチウムを含む化合物、1分子中に複数
のリチウムを含むジリチウム化合物、トリリチウム化合
物、テトラリチウム化合物が含まれる。具体的には、n
−プロピルリチウム、n−ブチルリチウム、sec−ブ
チルリチウム、tert−ブチルリチウム、n−ペンチ
ルリチウム、n−ヘキシルリチウム、ベンジルリチウ
ム、フェニルリチウム、トリルリチウム、ジイソプロペ
ニルベンゼンとsec−ブチルリチウムの反応生成物、
さらにジビニルベンゼンとsec−ブチルリチウムと少
量の1,3−ブタジエンの反応生成物等があげられる。
【0024】さらに、米国特許第5,708,092号
明細書に開示されている1−(t−ブトキシ)プロピル
リチウムおよびその溶解性改善のために1〜数分子のイ
ソプレンモノマーを挿入したリチウム化合物、英国特許
第2,241,239号明細書に開示されている1−
(t−ブチルジメチルシロキシ)ヘキシルリチウム等の
シロキシ基含有アルキルリチウム、米国特許第5,52
7,753号明細書に開示されているアミノ基含有アル
キルリチウム、ジイソプロピルアミドリチウムおよびヘ
キサメチルジシラジドリチウム等のアミノリチウム類も
使用することができる。
【0025】本発明において有機アルカリ金属化合物を
重合開始剤として共役ジエン化合物とビニル芳香族化合
物を共重合する際に、重合体に組み込まれる共役ジエン
化合物に起因するビニル結合(1,2または3,4結
合)の含有量の調整や共役ジエン化合物とビニル芳香族
化合物とのランダム共重合性を調整するために、調整剤
として第3級アミン化合物またはエーテル化合物を添加
することができる。第3級アミン化合物としては、一般
式R1 2 3 N(ただしR1 、R2 、R3 は炭素数1
から20の炭化水素基または第3級アミノ基を有する炭
化水素基である)の化合物である。例えば、トリメチル
アミン、トリエチルアミン、トリブチルアミン、N,N
−ジメチルアニリン、N−エチルピペリジン、N−メチ
ルピロリジン、N,N,N’,N’−テトラメチルエチ
レンジアミン、N,N,N’,N’−テトラエチルエチ
レンジアミン、1,2−ジピペリジノエタン、トリメチ
ルアミノエチルピペラジン、N,N,N’,N”,N”
−ペンタメチルエチレントリアミン、N,N’−ジオク
チル−p−フェニレンジアミン等が挙げられる。
【0026】またエーテル化合物としては、直鎖上エー
テル化合物および環状エーテル化合物から選ばれ、直鎖
上エーテル化合物としてはジメチルエーテル、ジエチル
エーテル、ジフェニルエーテル、エチレングリコールジ
メチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテ
ル、エチレングリコールジブチルエーテル等のエチレン
グリコールのジアルキルエーテル化合物類、ジエチレン
グリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジ
エチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテ
ル等のジエチレングリコールのジアルキルエーテル化合
物類が挙げられる。また、環状エーテル化合物としては
テトラヒドロフラン、ジオキサン、2,5−ジメチルオ
キソラン、2,2,5,5−テトラメチルオキソラン、
2,2−ビス(2−オキソラニル)プロパン、フルフリ
ルアルコールのアルキルエーテル等が挙げられる。
【0027】本発明において有機アルカリ金属化合物を
重合開始剤として共役ジエン化合物とビニル芳香族化合
物を共重合する方法は、バッチ重合であっても連続重合
であっても、或いはそれらの組み合わせであってもよ
い。特に分子量分布を好ましい適正範囲に調整する上で
連続重合方法が推奨される。重合温度は、一般に0℃乃
至180℃、好ましくは30℃乃至150℃である。重
合に要する時間は条件によって異なるが、通常は48時
間以内であり、特に好適には0.1乃至10時間であ
る。又、重合系の雰囲気は窒素ガスなどの不活性ガス雰
囲気にすることが好ましい。重合圧力は、上記重合温度
範囲でモノマー及び溶媒を液相に維持するに充分な圧力
の範囲で行えばよく、特に限定されるものではない。更
に、重合系内は触媒及びリビングポリマーを不活性化さ
せるような不純物、例えば水、酸素、炭酸ガスなどが混
入しないように留意する必要がある。
【0028】本発明において、前記重合終了時に2官能
以上のカップリング剤を必要量添加してカップリング反
応を行うことができる。2官能カップリング剤としては
公知のものいずれでも良く、特に限定されない。例え
ば、ジメチルジクロロシラン、ジメチルジブロモシラン
等のジハロゲン化合物、安息香酸メチル、安息香酸エチ
ル、安息香酸フェニル、フタル酸エステル類等の酸エス
テル類等が挙げられる。また、3官能以上の多官能カッ
プリング剤としては公知のものいずれでも良く、特に限
定されない。例えば、3価以上のポリアルコール類、エ
ポキシ化大豆油、ジグリシジルビスフェノールA、1,
3−ビス(N,N’−ジグリシジルアミノメチル)シク
ロヘキサン等の多価エポキシ化合物、一般式R4-n Si
n (ただし、Rは炭素数1から20の炭化水素基、X
はハロゲン、nは3から4の整数を示す)で示されるハ
ロゲン化珪素化合物、例えばメチルシリルトリクロリ
ド、t−チルシリルトリクロリド、四塩化珪素およびこ
れらの臭素化物等、一般式R4- n SnXn (ただし、R
は炭素数1から20の炭化水素基、Xはハロゲン、nは
3から4の整数を示す)で示されるハロゲン化錫化合
物、例えばメチル錫トリクロリド、t−ブチル錫トリク
ロリド、四塩化錫等の多価ハロゲン化合物が挙げられ
る。炭酸ジメチルや炭酸ジエチル等も使用できる。
【0029】本発明において、共重合体として重合体の
少なくとも1つの重合体鎖末端に極性基含有原子団が結
合した末端変性共重合体を使用することができる。極性
基含有原子団としては、例えば水酸基、カルボキシル
基、カルボニル基、チオカルボニル基、酸ハロゲン化物
基、酸無水物基、カルボン酸基、チオカルボン酸基、ア
ルデヒド基、チオアルデヒド基、カルボン酸エステル
基、アミド基、スルホン酸基、スルホン酸エステル基、
リン酸基、リン酸エステル基、アミノ基、イミノ基、ニ
トリル基、ピリジル基、キノリン基、エポキシ基、チオ
エポキシ基、スルフィド基、イソシアネート基、イソチ
オシアネート基、ハロゲン化ケイ素基、シラノール基、
アルコキシケイ素基、ハロゲン化スズ基、アルコキシス
ズ基、フェニルスズ基等から選ばれる極性基を少なくと
も1種含有する原子団が挙げられる。末端変性共重合体
は、共重合体の重合終了時にこれらの極性基含有原子団
を有する化合物を反応させることにより得られる。極性
基含有原子団を有する化合物としては、具体的には、特
公平4−39495号公報に開示された末端変性処理剤
を使用できる。
【0030】上記で得られた共重合体を水素添加するこ
とにより、本発明で使用する水添共重合体が得られる。
水添触媒としては、特に制限されず、従来から公知であ
る(1)Ni、Pt、Pd、Ru等の金属をカーボン、
シリカ、アルミナ、ケイソウ土等に担持させた担持型不
均一系水添触媒、(2)Ni、Co、Fe、Cr等の有
機酸塩又はアセチルアセトン塩などの遷移金属塩と有機
アルミニュウム等の還元剤とを用いる、いわゆるチーグ
ラー型水添触媒、(3)Ti、Ru、Rh、Zr等の有
機金属化合物等のいわゆる有機金属錯体等の均一系水添
触媒が用いられる。具体的な水添触媒としては、特公昭
42−8704号公報、特公昭43−6636号公報、
特公昭63−4841号公報、特公平1−37970号
公報、特公平1−53851号公報、特公平2−904
1号公報に開示された水添触媒を使用することができ
る。好ましい水添触媒としてはチタノセン化合物及び/
又は還元性有機金属化合物との混合物が挙げられる。
【0031】チタノセン化合物としては、特開平8−1
09219号公報に開示された化合物が使用できるが、
具体例としては、ビスシクロペンタジエニルチタンジク
ロライド、モノペンタメチルシクロペンタジエニルチタ
ントリクロライド等の(置換)シクロペンタジエニル骨
格、インデニル骨格あるいはフルオレニル骨格を有する
配位子を少なくとも1つ以上もつ化合物があげられる。
また、還元性有機金属化合物としては、有機リチウム等
の有機アルカリ金属化合物、有機マグネシウム化合物、
有機アルミニウム化合物、有機ホウ素化合物あるいは有
機亜鉛化合物等が挙げられる。
【0032】本発明において、水添反応は一般的に0〜
200℃、より好ましくは30〜150℃の温度範囲で
実施される。水添反応に使用される水素の圧力は0.1
から15MPa、好ましくは0.2から10MPa、更
に好ましくは0.3から5MPaが推奨される。また、
水添反応時間は通常3分〜10時間、好ましくは10分
〜5時間である。水添反応は、バッチプロセス、連続プ
ロセス、或いはそれらの組み合わせのいずれでも用いる
ことができる。
【0033】上記のようにして得られた水添共重合体の
溶液は、必要に応じて触媒残査を除去し、水添共重合体
を溶液から分離する。水添共重合体の分離の方法として
は、例えば水添後の反応液にアセトンまたはアルコール
等の水添共重合体に対する貧溶媒となる極性溶媒を加え
て水添共重合体を沈澱させて回収する方法、反応液を撹
拌下熱湯中に投入し、スチームストリッピングにより溶
媒を除去して回収する方法、または直接重合体溶液を加
熱して溶媒を留去する方法等を挙げることができる。
尚、本発明の水添共重合体には、各種フェノール系安定
剤、リン系安定剤、イオウ系安定剤、アミン系安定剤等
の安定剤を添加することができる。
【0034】本発明で使用する水添共重合体は、α,β
−不飽和カルボン酸又はその誘導体、例えばその無水
物、エステル化物、アミド化物、イミド化物で変性され
ていても良い。α,β−不飽和カルボン酸又はその誘導
体の具体例としては、無水マレイン酸、無水マレイン酸
イミド、アクリル酸又はそのエステル、メタアクリル酸
又はそのエステル、エンド−シス−ビシクロ〔2,2,
1〕−5−ヘプテン−2,3−ジカルボン酸又はその無
水物などが挙げられる。α,β−不飽和カルボン酸又は
その誘導体の付加量は、水添重合体100重量部当た
り、一般に0.01〜20重量部、好ましくは0.1〜
10重量部である。
【0035】本発明の多層フィルム又はシートは、水添
共重合体を5重量%以上含有する樹脂組成物(本発明に
おいては、後述する熱可塑性樹脂やエラストマー、架橋
ゴムを含まない水添共重合体から構成される場合を含
む)からなる層を少なくとも一層以上含むことを特徴と
する多層フィルム又はシートである。本発明では目的に
応じて、他のポリマー、エラストマー、架橋ゴム等をブ
レンドすることができる。同様に、必要に応じて、充填
剤、安定剤、老化防止剤、耐候性向上剤、紫外線吸収
剤、可塑剤、軟化剤、滑剤、加工助剤、着色剤、顔料、
帯電防止剤、難燃剤、防曇剤、ブロッキング防止剤、結
晶核剤、発泡剤等を添加することができる。これらは単
独または複数を組み合わせて使用することができる。上
記のうち、安定剤、防止剤、耐候性向上剤、紫外線級吸
収剤、滑剤、着色剤、顔料、ブロッキング防止剤、結晶
核剤等の添加量に特に制限はないが、物性、経済性のバ
ランスから10重量部以下が好ましく、とくに好ましく
は5重量部以下である。また、多量に添加することによ
って効果を発現する材料に付いてはこの限りではない。
【0036】本発明においてブレンド可能な熱可塑性樹
脂に特に制限はないが、スチレン系樹脂、オレフィン系
樹脂、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、ポ
リフェニレンエーテル(PPE)、ポリフェニレンスル
フィド(PPS)等の芳香族系樹脂、6.6ナイロン、
6ナイロン等のポリアミド、メタクリル樹脂、アクリル
樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)等を挙げ
ることができる。
【0037】スチレン系樹脂としては、ポリスチレン、
ゴム強化ポリスチレン(ハイインパクトポリエステ
ル)、共役ジエン化合物とビニル芳香族化合物とのブロ
ック共重合樹脂及びその水素添加物、アクリロニトリル
・スチレン共重合体(AS樹脂)、スチレン・メタクリ
ル酸メチル共重合体(MS樹脂)等のスチレン・メタク
リル酸エステル共重合体、アクリロニトリル・ブタジエ
ン・スチレン三元共重合体(ABS樹脂)、ゴム強化M
S樹脂、無水マレイン酸・スチレン共重合体、無水マレ
イン酸・アクリロニトリル・スチレン三元共重合体、ア
クリロニトリル・α−メチルスチレン共重合体、メタク
リロニトリル・スチレン共重合体、メタクリル酸メチル
・アクリロニトリル・スチレン三元共重合体等を挙げる
ことができる。
【0038】オレフィン系樹脂としては、ポリエチレン
(PE)、ポリプロピレン(PP)等のホモポリマー、
及びブテン、ヘキセン、オクテン等とのブロック、ラン
ダム共重合体、ポリメチルペンテン、ポリブテン−1、
プロピレン・ブテン−1共重合体、塩素化ポリオレフィ
ン、エチレン・メタクリル酸およびそのエステル共重合
体、スチレン・アクリル酸およびそのエステル共重合
体、エチレン・プロピレン共重合体(EPR)等を挙げ
ることができる。メタクリル樹脂としては、ポリメチル
メタクリレート(PMMA)、メタクリル酸メチル・メ
タクリル酸共重合体等を例示することができる。上記の
うち、スチレン系樹脂、オレフィン系樹脂が好ましい。
これらの熱可塑性樹脂の数平均分子量は1000以上が
好ましく、より好ましくは5000〜100万、更に好
ましくは1万〜80万である。またこれらは単独または
複数を組み合わせて使用することができる。
【0039】本発明の多層フィルム又はシートにブレン
ド可能なエラストマー、架橋ゴムには特に制限はない
が、スチレン系、オレフィン系熱可塑性エラストマー及
びゴム、天然ゴム、イソプレンゴム、クロロプレンゴ
ム、ポリイソブチレン、EPR、アクリルゴム、ネオプ
レンゴム、ポリエステル系エラストマー、ポリアミド系
エラストマー等の熱可塑性エラストマー、架橋ゴム等を
あげることができる。これらは単独または複数を組み合
わせて使用することができる。これらのエラストマーの
数平均分子量は1万以上が好ましく、より好ましくは2
万〜100万、更に好ましくは3万〜80万である。ま
たこれらは単独または複数を組み合わせて使用すること
ができる。
【0040】スチレン系エラストマー、架橋ゴムの例と
しては、スチレン−ブタジエンブロック共重合体(SB
S)、スチレン−イソプレンブロック共重合体(SI
S)、及びこれらの水素添加物、例えばスチレン−エチ
レン−ブチレンブロックポリマー(SEBS)、スチレ
ン−エチレン−プロピレンブロックポリマー(SEP
S)、スチレン−ブタジエンラバー(SBR)、スチレ
ン−ブタジエン−メチルメタクリレート三元共重合体
(MBS)等を例示することができる。上記のうち、ス
チレン系、オレフィン系エラストマー、ゴムが好まし
い。本発明の多層フィルム又はシートにおいて、水添共
重合体を5重量%以上含有する樹脂組成物からなる層に
おける水添共重合体と熱可塑性樹脂やエラストマー、架
橋ゴムとの配合割合は、100/0〜5/95、好まし
くは100/0〜20/80、更に好ましくは100/
0〜40/60である。水添共重合体の割合が5重量%
未満の場合、本発明の特性が発揮されない。
【0041】本発明の多層フィルム又はシートは必要に
応じて、コロナ、オゾン、プラズマ等の表面処理、防曇
剤塗布、滑剤塗布、印刷等を実施することができる。本
発明の多層フィルム又はシートは必要に応じて1軸また
は2軸等の延伸配向を行うことができる。本発明の多層
フィルム又はシートは必要に応じて、熱、超音波、高周
波等の手法による融着、溶剤とによる接着等の手法によ
るフィルム同士、あるいは他の熱可塑性樹脂等の材料と
接合することができる。また食品包装用ストレッチフィ
ルムとして使用する場合には、自動包装機、手動包装機
により好適に包装することが可能である。本発明の多層
フィルム又はシートを製造するには、インフレーション
方式、Tダイ方式などの通常の押し出しフィルムやシー
トを成形する方法を採用することができる。
【0042】本発明の多層フィルム又はシートの厚みに
特に制限はないが、多層フィルムの場合、好ましくは3
μm〜0.3mm、さらに好ましくは10μm〜0.2
mmであり、多層シートの場合好ましくは0.3mmを
超え、3mm以下、さらに好ましくは0.5mm〜1m
mである。ストレッチフィルム用途や熱収縮性を有する
1軸延伸フィルムまたは2軸延伸フィルム用途として好
適に使用するためには、好ましくは5〜100μm、よ
り好ましくは10〜50μmである。また、容器として
は100μm以上の厚みがあることが好ましく、真空成
形、圧縮成形、圧空成形等の熱成形等の手法により、食
品や電気製品等の包装用容器や包装用トレーを提供する
ことができる。
【0043】さらに、本発明の多層フィルム又はシート
は、水添共重合体自身が自己粘着性、接着性をある程度
有するが、更に強い自己粘着性が要求される場合には、
自己粘着性を有する粘着層を配置した多層フィルム又は
シートにすることもできる。また、適当な粘着付与剤を
適当量添加した樹脂組成物からなる層を用いることもで
きる。粘着層には、好ましくはエチレン−酢酸ビニル共
重合体(EVA)樹脂が用いられる。酢酸ビニルの含量
としては5〜25%重量、メルトフローレシオ(以下M
FRと表記する)が230℃、荷重2.16kgfの条
件で測定した場合、0.1〜30g/minのものが好
ましい。特に好ましくは酢酸ビニルの含量が10〜20
重量%、MFRが0.3〜10g/minのものであ
る。酢酸ビニル含有量が5%未満であると、硬くて伸び
にくく透明性が低下し、酢酸ビニル含有量が25%を超
えると、強度が低下して包装作業時破れやすくなる。ま
たMFRが0.1未満では押出し成形性が悪化し、30
を超えるとフィルムの強度が低下し破れやすくなる。
【0044】本発明の多層フィルム又はシートは、物性
の改善を目的として他の適当なフィルム、例えば、アイ
ソタクティックまたはシンジオタクティックのポリプロ
ピレン、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン(L
DPE,又はLLDPE)、ポリスチレン、ポリエチレ
ンテレフタレートのフィルムと多層化することができ
る。ポリオレフィン系樹脂層としては、アイソタクティ
ックポリプロピレン、シンジオタクティックポリプロピ
レン、アタクティックポリプロピレン、直鎖低密度ポリ
エチレン(L−LDPE)、低密度ポリエチレン(LD
PE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、エチレン及
び/又はプロピレンとブテン、ヘキセン、オクテン等の
オレフィンとのブロックやランダム共重合体、ポリメチ
ルペンテン等を例示することができる。
【0045】本発明の多層フィルム又はシートを構成す
るヒートシール層は、加熱及び必要により圧力をかけ、
他の樹脂に対する密着性を発現するための樹脂層であ
る。また、必要に応じてヒートシール層に隣接するシー
ル補助層を積層することも可能である。ヒートシール層
がその単独層だけでは十分な機能が得られず、押し出し
加工性、フィルム形成性に難点があり、また最適シール
条件の範囲が狭い場合には、シール補助層を配置するこ
とが望ましい。シール層にはポリオレフィン系樹脂を主
成分とした組成物を使用することが可能であり、その含
量は好ましくは50〜100重量%であることが望まし
い。シール層に配置されるポリオレフィンとしてはポリ
エチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ブテン系樹脂
が用いられ、特にエチレン系樹脂として、はエチレン−
オレフィン共重合体が含まれ、α−オレフィンとして、
炭素数3〜10までで、例えばプロピレン、1−ブテ
ン、1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘ
キセン、1−オクテンである。具体的には、線状低密度
ポリエチレン(L−LDPE)、線状中密度ポリエチレ
ン(M -LDPE)、超低密度ポリエチレン(VLDP
E)等である。本発明の水添共重合体も含まれる。
【0046】また、ヒートシール強度、剥離感等を調整
するために、他の添加剤を用いることもできる。また、
耐熱性が要求される場合には、ナイロン系樹脂及びエチ
レン−エステル共重合体を使用することが可能であり、
例としてはエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、
エチレン−アクリル酸エチル共重合体(EEA)、エチ
レン−メタクリル酸メチル共重合体(EMMA)などが
挙げられる。シール補助層を用いる場合、シール層を構
成する樹脂の結晶融点は、シール補助層を構成する樹脂
の結晶融点より高いことが好ましい。
【0047】接着層を接着力が充分でない場合に層間に
配置してもよい。熱可塑性重合体、共重合体、三元共重
合体およびこれらの樹脂の不飽和カルボン酸変性物もし
くは該酸変成物の金属変成物など、並びにこれらを含む
混合物が望ましい。例えば、エチレン−酢酸ビニル共重
合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、およびマ
レイン酸、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、ま
たはこれらの無水物で変性されたオレフィン共重合体、
熱可塑性ポリウレタンエラストマーのブレンド樹脂など
がある。この層の通常の厚みは目的、用途等により制限
はないが、好ましくは0.1〜100μm、更に好まし
くは0.5〜50μmである。
【0048】本発明に適用可能なガスバリアー性樹脂
は、例えば厚み25μmのフィルムとしたときに23℃
(相対湿度65%下)での酸素透過度が100cc/m
2 ・24hr・atm以下であり、好ましくは50cc
/m2 ・24hr・atm以下である。また、本発明に
適応可能なガスバリアー性樹脂としては塩化ビニリデン
共重合体(PVDC)、エチレン/ビニルアルコール共
重合体(EVOH)、メタキシリレンジアミンより生成
されるポリアミドなどの芳香族ナイロン及び非晶質ナイ
ロン、ポリアクリロニトリル等、アクリロニトリルを主
成分とする共重合体を例示することができる。また塩化
ビニリデン共重合体を主体とし、エチレンと酢酸ビニ
ル、アクリル酸、メタクリル酸またはそれらの不飽和酸
のアルキルエステルとの共重合体、またはMBS樹脂の
少なくとも1種の共重合体などの混合樹脂組成物、ケン
化度が95モル%以上のエチレンとビニルアルコール共
重合体を主体とし、ポリエステルエラストマー、ポリア
ミドエラストマー、エチレンと酢酸ビニル共重合体、エ
チレンとアクリル酸エステル共重合体、ケン化度が95
モル%未満のエチレンとビニルアルコール共重合体など
との混合樹脂組成物、前記芳香族ナイロンや非晶質ナイ
ロンと脂肪族ナイロンなどとの混合樹脂組成物も含まれ
る。また、特に柔軟性が必要な場合にはエチレン/ビニ
ルアルコール共重合体系が選択される。
【0049】ガスバリアー層の厚みは、包装する対象
物、目的に応じて選択可能であって特に制限はないが、
一般に好ましくは0.1〜500μm、更に好ましくは
1〜100μm、特に好ましくは5〜50μmである。
例えばポリ塩化ビニリデンと共押出しする場合には、そ
の層の厚みは熱安定性と耐低温性の点からフィルム全体
の30%以下であるのが望ましい。ガスバリアー樹脂と
多層化されたフィルム又はシート、或いは該多層フィル
ム又はシートより成形された容器を使用することによ
り、本発明で規定する水添共重合体が有する特徴と、酸
素バリアー性を併せ持つ優れた多層フィルム又はシート
或いは容器を得ることができる。酸素バリアー性を付与
することにより、包装された食品、精密機器等の内容物
の劣化、腐敗、酸化等の品質の低下を低減する事が可能
となる。ガスバリアー層とこれに隣接する層の接着性を
向上する必要がある場合には、接着性樹脂層をその間に
介在させることも可能である。
【0050】本発明の多層フィルムが、熱収縮性フィル
ムである場合は、40〜100℃における特定の温度に
おいて、その熱収縮率が、縦、横少なくとも一方の値
で、20〜200%であることが好ましい。20%未満
では低温収縮性が不十分となり、シュリンク処理後に、
シワやタルミが生じる原因となる。一方200%を越え
ると、保管中に収縮を生じて寸法が変化することもあ
る。本発明の多層フィルム又はシートの具体的層構成を
例示すると、エチレン−オレフィンランダム共重合体か
らなる層(A)、EVAからなる層(B)、ガスバリア
ー層(C)、ヒートシール層(D)等から選択され、構
成されるが、これに限定されるものではない。また、そ
れらの配置として例えば、表層からA/B、B/A/
B、B/C/A、B/C/A/B、B/D/C/A/
B、B/D/C/A/D等が挙げられるが、これらに限
定されるものではない。他にさらに多層に積層して構成
することも可能である。
【0051】本発明の多層フィルム又はシートの具体的
用途は、特に限定されないが、包装用フィルム、バッ
グ、パウチ等に使用することができる。ストレッチ性を
有する多層フィルムの場合は、特に食品包装用ストレッ
チフィルム、パレットストレッチフィルム、保護フィル
ム等に好適に使用することができる。バリアー性フィル
ムの場合は、食品、飲料、精密機器、医薬品等の包装用
に使用することができる。熱収縮性フィルムの場合は、
シュリンク包装、シュリンクラベル結束等に使用するこ
とができる。本発明の多層フィルム又はシートを構成す
る樹脂組成物を得る方法として、特に制限は無いが、ニ
ーダー、ブラベンダー、プラストミル等の混練機、1軸
または2軸等の押出機、ミキサー等を用いることができ
る。必要に応じて窒素雰囲気下で行うことができる。得
られる組成物の形態としては、ブロック状、ペレット
状、シート状、ストランド状等を挙げることができる。
【0052】本発明の多層フィルム又はシートを製造す
るためには、一般にインフレーションフィルム製造装置
やTダイフィルム製造装置などを用いる共押出し法、押
出しコーティング法(押出しラミネート法ともいう。)
などの成形方法を採用することができる。またこれらの
装置を用いて得た多層または単層フィルム又はシートを
用いてドライラミネート法、サンドラミネート法、ホッ
トメルトラミネーション法等公知の技術で目的とする多
層フィルム又はシートを製造することも可能である。
【0053】本発明の多層フィルムが熱収縮フィルムの
場合、その製造方法に特に制限は無く、公知の延伸フィ
ルム製造方法等により得ることができる。例えば、Tダ
イ法、チューブラー法、インフレーション法等で押出し
たシートまたはフィルムを、1軸延伸、2軸延伸、多軸
延伸等の延伸法により得ることができる。1軸延伸の例
としては、押出シートを押出方向と直交する方向にテン
ターで延伸する方法、押出チューブ状フィルムを円周方
向に延伸する方法等を挙げることができる。2軸延伸の
例としては、押出シートを、押出方向にロールで延伸し
た後、押出方向と直交する方向にテンター等で延伸する
方法、押出チューブ状フィルムを、押出方向及び円周方
向に同時または別々に延伸する方法等が挙げられる。ま
た、必要に応じて、ヒートセット、コロナ処理、プラズ
マ処理等の後処理を行っても良い。さらに、本発明のフ
ィルムは少なくともその一つの層が架橋されていてもよ
い。架橋処理としては、電子線、γ線、パーオキサイド
等従来の公知の方法が用いられる。また、架橋処理後に
積層を行ってもよい。
【0054】以下実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらの例によって何ら限定されるもの
ではない。尚、以下の実施例において、重合体、フィル
ムの特性や物性の測定は、次のようにして行った。 共重合体の特性 1)スチレン含有量 紫外分光光度計(島津製作所製、UV−2450)を用
いて測定した。 2)ポリスチレンブロック含量 水添前の重合体を用い、I .M .Kolthoff,etal.,J.Polym
.Sci .1,429(1946)に記載の方法で測定し
た。
【0055】3)ビニル結合量及び水添率 核磁気共鳴装置(BRUKER社製、DPX−400)
を用いて測定した。 4)分子量及び分子量分布 GPC〔装置は、ウォーターズ製〕で測定し、溶媒には
テトラヒドロフランを用い、測定条件は、温度35℃で
行った。分子量は、クロマトグラムのピークの分子量
を、市販の標準ポリスチレンの測定から求めた検量線
(標準ポリスチレンのピーク分子量を使用して作成)を
使用して求めた重量平均分子量である。尚、クロマトグ
ラム中にピークが複数有る場合の分子量は、各ピークの
分子量と各ピークの組成比(クロマトグラムのそれぞれ
のピークの面積比より求める)から求めた平均分子量を
いう。また、分子量分布は、得られた重量平均分子量と
数平均分子量の比である。
【0056】 フィルムの物性評価 1)引張試験 JIS−K−6251に準拠し、フィルムを1号型テス
トピース形状にカットし、島津製作所AGS−100D
型引張試験機を用い、引張速度500mm/minにて
測定した。 2)弾性回復 弾性回復性は、フィルム幅方向に10%延伸した後、先
端の曲率半径12.5mmの棒を直径45mmのフィル
ム面に押し込み、1分以内に回復する限界の深さを求め
た。5回の試験を行い、最大値と最小値の範囲(最小値
〜最大値)、または5回の実験の平均値で表した。
【0057】3)全光透過率、ヘイズ JIS−K−7361−1に準じ、日本電飾社濁度計N
DH−2000を用い、試験片厚さ2mmで測定を行っ
た。 4)耐薬品性 耐薬品性評価はシートを短冊型(10mm×50mm)
にカットしテストピースを作成した。テストピースを1
週間、室温で浸漬後、目視観察、触感及び重量測定によ
り評価し、下記の判断基準で表に示した。 ◎;変化なし。膨張率10%以下 ○;膨張率10〜40% △;ややゲル化、溶解または固化 ×;ゲル化、溶解または固化
【0058】5)熱収縮率 100mm角のフィルム試料を80℃の温度に設定した
エアーオーブン式恒温槽に入れ、自由に収縮する状態で
10分間処理した後、フィルムの収縮量を求め、元の寸
法で割った値の百分率で表した。1軸延伸の場合は、延
伸方向の値、2軸延伸の場合には、タテ、ヨコ両方向に
ついて各々測定した。 6)酸素透過性 JIS−K−7126に基づいてB法 (等圧法)により
測定した。
【0059】 水添共重合体の調製 水添共重合体は以下の方法で調製した。なお、下記の実
施例において、水添反応に用いた水添触媒は下記の方法
で調製した。窒素置換した反応容器に乾燥、精製したシ
クロヘキサン1リットルを仕込み、ビス(η5 −シクロ
ペンタジエニル)チタニウムジクロリド100ミリモル
を添加し、十分に攪拌しながらトリメチルアルミニウム
200ミリモルを含むn−ヘキサン溶液を添加して、室
温にて約3日間反応させた。
【0060】内容積が10l、L/D=4の攪拌装置及
びジャケット付き槽型反応器を2基使用して連続重合を
行った。1基目の反応器の底部から、ブタジエン濃度が
24重量%のシクロヘキサン溶液を4.51l/hrの
供給速度で、スチレン濃度が24重量%のシクロヘキサ
ン溶液を5.97l/hrの供給速度で、またn−ブチ
ルリチウムをモノマ−100gに対して0.077gに
なるような濃度に調整したシクロヘキサン溶液を2.0
L/hrの供給速度で、更にN,N,N’,N’−テト
ラメチルエチレンジアミンのシクロヘキサン溶液をn−
ブチルリチウム1モルに対して0.44モルになるよう
な供給速度でそれぞれ供給し、90℃で連続重合した。
反応温度はジャケット温度で調整し、反応器の底部付近
の温度は約88℃、反応器の上部付近の温度は約90℃
であった。重合反応器における平均滞留時間は、約45
分であり、ブタジエンの転化率はほぼ100%、スチレ
ンの転化率は99%であった。
【0061】1基目から出たポリマー溶液を2基目の底
部から供給、また同時に、スチレン濃度が24重量%の
シクロヘキサン溶液を2.38l/hrの供給速度で2
基目の底部に供給し、90℃で連続重合した。2基目出
口でのスチレンの転化率は98%であった。連続重合で
得られたポリマーを分析したところ、スチレン含有量は
67重量%、ブロックスチレン量が20重量%、ブタジ
エン部のビニル結合含量は、14重量%であった。スチ
レン含有量とブロックスチレン量の分析値より、スチレ
ンのブロック率は30%であった。次に、連続重合で得
られたポリマーに、上記水添触媒をポリマー100重量
部当たりTiとして100ppm添加し、水素圧0.7
MPa 、温度65℃で水添反応を行った。得られた水添共
重合体(ポリマー1)の水添率は99%、重量平均分子
量は20万、分子量分布は1.9であった。
【0062】次に、n−ブチルリチウムの供給量及び/
又はスチレンの供給量を変える以外は実施例1と同様の
方法で連続重合を行い、その後実施例1と同様に水添反
応を行った。得られた水添共重合体(ポリマー2)のス
チレン含有量は75重量%、ブロックスチレン量は6重
量%,水添前の共重合体におけるブタジエン部のビニル
結合含量は11重量%であった。スチレン含有量とブロ
ックスチレン量の分析値より、スチレンのブロック率は
8%であった。また、水添共重合体(ポリマー2)の水
添率は98%、重量平均分子量は17万、分子量分布は
1.8であった。
【0063】 実施例及び比較例において使用した樹
脂 EVA;エチレン−酢酸ビニル共重合体(NUNC−3
753) EVOH;エチレンビニルアルコール共重合体 PP;グランドポリマー社ポリプロピレンF−226D 接着性ポリオレフィン;三井化学社アドマーNF500
【0064】
【実施例1、2】3層用T−ダイ及び単軸押出し機を組
合せた三層フィルム押出成形機を用いて、厚さ30μ
m、層構成比率EVA/ポリマー1/EVA(20%/
60%/20%)の3層フィルムを作成した。ポリマー
2についても同様にしてEVAとの3層のフィルムを作
成した。このフィルムの評価結果を表1に示した。
【0065】
【表1】
【0066】
【実施例3】ポリマー1を両表面層とし、ポリマー1/
接着性ポリオレフィン/EVOH/接着性ポリオレフィ
ン/ポリマー1の5層になるように5層Tダイを用いて
押出し、各層とも均一な厚み精度の厚み約60μmのフ
ィルムを作成した。各層の厚み比率は外側から35%/
7.5%/15%/7.5%/35%になるように調製
した。酸素ガス透過度を測定し、0.62cc/m2
24hr・atmと良好な値を示した。
【0067】
【実施例4】層構成比率をEVA/ポリマー1/PP=
20%/60%/20%となるようにして実施例1と同
様に製膜を行った。得られた原反をタテ3.2倍、ヨコ
2.8倍に同時延伸した厚み60μmmのフィルムを得
た。熱収縮率は80℃においてタテ45%、ヨコ40%
と良好な値を示した。
【0068】
【実施例5】層構成比率をPP/ポリマー1=50%/
50%となるようにして実施例1と同様に製膜を行い、
厚み30μmのフィルムを得た。2枚のフィルムをヒー
トシール層同士が内側になるようにして重ね、15mm
幅で、120℃でヒートシールを行った。さらに剥離試
験を行った結果、剥離強度2kgの良好なシール性が得
られた。
【0069】
【発明の効果】本発明により、透明性、自己粘着性、耐
引裂き伝播性、突き刺し強度、破断強さ、破断伸び等の
機械的強度、透明性、延伸性、結束性、耐油性、弾性回
復性に優れた、多層フィルム、ストレッチ性多層フィル
ム、シュリンク性多層フィルム、ガスバリアー性多層フ
ィルム、ヒートシール性多層フィルム及びこれらのフィ
ルムによって包装された包装体、容器を得ることができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C08L 53:02 C08L 53:02 Fターム(参考) 3E086 AB01 AD16 BA04 BA15 BB01 BB21 BB41 BB51 BB58 BB66 BB67 BB85 BB90 CA01 DA08 4F071 AA12X AA22X AA75 AA81 AA86 AH04 BC02 BC04 4F100 AK01A AK01B AK01C AK01D AK01E AK04D AK07D AK16C AK46C AK46D AK68B AK68D AK69C AK71D AK73A AL06A BA01 BA02 BA03 BA04 BA05 BA07 BA10B DA01 EJ37 EJ38 GB16 JA03 JA05A JA07A JB16A JD02C JD03C JL11E JL12D JL13B YY00A

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共役ジエンとビニル芳香族化合物からな
    る共重合体の水素添加物であって、 (a)ビニル芳香族化合物の含有量が50重量%を越
    え、90重量%以下、 (b)共重合体中のビニル芳香族化合物重合体ブロック
    の含有量が40重量%以下、 (c)重量平均分子量が5万〜100万、 (d)共重合体中の共役ジエン化合物に基づく二重結合
    の75%以上が水添されている、 水添共重合体を5重量%以上含有する樹脂組成物からな
    る層を少なくとも一層以上含むことを特徴とする多層フ
    ィルム又はシート。
  2. 【請求項2】 水添共重合体を80重量%以上含有する
    樹脂組成物からなる層を少なくとも一層以上含むことを
    特徴とする請求項1記載の多層フィルム又はシート。
  3. 【請求項3】 水添共重合体中のビニル芳香族化合物重
    合体ブロックの含有量が10重量%未満である請求項1
    または2に記載の多層フィルム又はシート。
  4. 【請求項4】 水添共重合体中のビニル芳香族化合物重
    合体ブロックの含有量が10〜40重量%である請求項
    1または2に記載の多層フィルム又はシート。
  5. 【請求項5】 水添共重合体が下記一般式から選ばれる
    少なくとも一つの構造を有する共重合体の水素添加物で
    ある請求項1〜4のいずれかに記載の多層フィルム又は
    シート。 S S−H S−H−S (S−H)m −X (S−H)n −X−(H)p (式中、Sは共役ジエンとビニル芳香族化合物とのラン
    ダム共重合体ブロックであり、Hはビニル芳香族化合物
    重合体ブロックである。mは2以上の整数であり、n及
    びpは1以上の整数である。Xはカップリング剤残基を
    示す。)
  6. 【請求項6】 水添共重合体を含有する樹脂組成物が、
    30℃以上のガラス転移点温度を有する熱可塑性樹脂を
    含有することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記
    載の多層フィルム又はシート。
  7. 【請求項7】 最外層のうち少なくとも一層が、粘着性
    樹脂からなることを特徴とする請求項1〜6のいずれか
    に記載の多層フィルム又はシート。
  8. 【請求項8】 粘着性樹脂がエチレン−酢酸ビニル共重
    合体(EVA)であることを特徴とする請求項7記載の
    多層フィルム又はシート。
  9. 【請求項9】 少なくとも一層がポリオレフィン系樹脂
    からなることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記
    載の多層フィルム又はシート。
  10. 【請求項10】 少なくとも一層が、厚さ25μm、温
    度23℃、湿度65%RHの条件で測定した酸素透過度
    が100cc/m2 ・24hrs・atm以下であるガ
    スバリアー性樹脂からなることを特徴とする請求項1〜
    9のいずれかに記載の多層フィルム又はシート。
  11. 【請求項11】 ガスバリアー性樹脂がエチレン−ビニ
    ルアルコール共重合体(EVOH)、ポリ塩化ビニリデ
    ン(PVDC)、ポリアミド系樹脂から選ばれた少なく
    とも1種の樹脂からなることを特徴とする請求項10記
    載の多層フィルム又はシート。
  12. 【請求項12】 少なくとも一層がヒートシール性樹脂
    からなる請求項1〜11のいずれかに記載の多層フィル
    ム又はシート。
  13. 【請求項13】 ヒートシール性樹脂がポリエチレン、
    ポリプロピレン、ナイロン系樹脂、エチレン−酢酸ビニ
    ル共重合体(EVA)、エチレン−アクリル酸エチル共
    重合体(EEA)、エチレン−メタクリル酸メチル共重
    合体(EMMA)、α−オレフィン共重合体、水添共重
    合体より選ばれた少なくとも1種の樹脂からなる請求項
    12記載の多層フィルム又はシート。
  14. 【請求項14】 最外層以外にある層の少なくとも一層
    が、接着性樹脂層からなる請求項1〜13のいずれかに
    記載の多層フィルム又はシート。
  15. 【請求項15】 多層フィルム又はシートが熱収縮性を
    有する1軸または2軸の延伸フィルム又はシートである
    ことを特徴とする請求項1〜14のいずれかに記載の多
    層フィルム又はシート。
  16. 【請求項16】 請求項1〜15のいずれかに記載の多
    層フィルム又はシートからなることを特徴とするストレ
    ッチフィルム。
  17. 【請求項17】 請求項1〜16のいずれかに記載の多
    層フィルム又はシートより成形された容器。
JP2002049359A 2002-02-26 2002-02-26 多層フィルム・シート Expired - Lifetime JP3960819B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002049359A JP3960819B2 (ja) 2002-02-26 2002-02-26 多層フィルム・シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002049359A JP3960819B2 (ja) 2002-02-26 2002-02-26 多層フィルム・シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003246021A true JP2003246021A (ja) 2003-09-02
JP3960819B2 JP3960819B2 (ja) 2007-08-15

Family

ID=28661895

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002049359A Expired - Lifetime JP3960819B2 (ja) 2002-02-26 2002-02-26 多層フィルム・シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3960819B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006106747A1 (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Mitsubishi Plastics, Inc. ストレッチシュリンク積層フィルム及びその製造方法
JP2006272802A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Mitsubishi Plastics Ind Ltd ストレッチシュリンク積層フィルムおよびその製造方法
JP2006291128A (ja) * 2005-04-14 2006-10-26 Asahi Kasei Chemicals Corp 共重合体組成物及びそのフィルム
JP2007002219A (ja) * 2005-05-24 2007-01-11 Gunze Ltd フイルム
JP2007030262A (ja) * 2005-07-25 2007-02-08 Mitsubishi Plastics Ind Ltd ストレッチシュリンク積層フィルム及びその製造方法
JP2008284772A (ja) * 2007-05-17 2008-11-27 Gunze Ltd 熱収縮性多層樹脂フィルム及び熱収縮性ラベル
CN103648764A (zh) * 2011-07-15 2014-03-19 柯尼卡美能达株式会社 气体阻隔性膜及其制造方法
JP2017036375A (ja) * 2015-08-07 2017-02-16 信越ポリマー株式会社 導電性高分子分散液、常温延伸用導電性フィルムの製造方法及び導電性延伸フィルムの製造方法
WO2017043549A1 (ja) * 2015-09-09 2017-03-16 旭化成株式会社 フィルム
CN113861850A (zh) * 2020-06-29 2021-12-31 杭州福斯特应用材料股份有限公司 一种封装胶膜组合物、封装胶膜及太阳能电池组件

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05104630A (ja) * 1991-08-19 1993-04-27 Asahi Chem Ind Co Ltd 熱収縮性硬質フイルム
JPH06155678A (ja) * 1992-11-24 1994-06-03 Ube Ind Ltd ストレッチラップ多層フィルム
JPH0782387A (ja) * 1993-09-13 1995-03-28 Asahi Chem Ind Co Ltd 透明熱収縮性フィルム
JPH0898871A (ja) * 1994-09-29 1996-04-16 Sumitomo Bakelite Co Ltd 薬品包装用多層ポリマーアロイシート
JPH09327893A (ja) * 1996-06-11 1997-12-22 Japan Synthetic Rubber Co Ltd 多層積層体
JP2000238192A (ja) * 1998-12-25 2000-09-05 C I Kasei Co Ltd 多層ポリスチレン系熱収縮フィルム
JP2001049051A (ja) * 1999-06-04 2001-02-20 Jsr Corp 熱可塑性エラストマー組成物及びその成形体
JP2001354827A (ja) * 2000-06-13 2001-12-25 Asahi Kasei Corp ブロック共重合体組成物及び熱収縮性フィルム

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05104630A (ja) * 1991-08-19 1993-04-27 Asahi Chem Ind Co Ltd 熱収縮性硬質フイルム
JPH06155678A (ja) * 1992-11-24 1994-06-03 Ube Ind Ltd ストレッチラップ多層フィルム
JPH0782387A (ja) * 1993-09-13 1995-03-28 Asahi Chem Ind Co Ltd 透明熱収縮性フィルム
JPH0898871A (ja) * 1994-09-29 1996-04-16 Sumitomo Bakelite Co Ltd 薬品包装用多層ポリマーアロイシート
JPH09327893A (ja) * 1996-06-11 1997-12-22 Japan Synthetic Rubber Co Ltd 多層積層体
JP2000238192A (ja) * 1998-12-25 2000-09-05 C I Kasei Co Ltd 多層ポリスチレン系熱収縮フィルム
JP2001049051A (ja) * 1999-06-04 2001-02-20 Jsr Corp 熱可塑性エラストマー組成物及びその成形体
JP2001354827A (ja) * 2000-06-13 2001-12-25 Asahi Kasei Corp ブロック共重合体組成物及び熱収縮性フィルム

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006106747A1 (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Mitsubishi Plastics, Inc. ストレッチシュリンク積層フィルム及びその製造方法
JP2006272802A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Mitsubishi Plastics Ind Ltd ストレッチシュリンク積層フィルムおよびその製造方法
JP2006291128A (ja) * 2005-04-14 2006-10-26 Asahi Kasei Chemicals Corp 共重合体組成物及びそのフィルム
JP2007002219A (ja) * 2005-05-24 2007-01-11 Gunze Ltd フイルム
JP2007030262A (ja) * 2005-07-25 2007-02-08 Mitsubishi Plastics Ind Ltd ストレッチシュリンク積層フィルム及びその製造方法
JP2008284772A (ja) * 2007-05-17 2008-11-27 Gunze Ltd 熱収縮性多層樹脂フィルム及び熱収縮性ラベル
CN103648764A (zh) * 2011-07-15 2014-03-19 柯尼卡美能达株式会社 气体阻隔性膜及其制造方法
CN103648764B (zh) * 2011-07-15 2016-05-04 柯尼卡美能达株式会社 气体阻隔性膜及其制造方法
JP2017036375A (ja) * 2015-08-07 2017-02-16 信越ポリマー株式会社 導電性高分子分散液、常温延伸用導電性フィルムの製造方法及び導電性延伸フィルムの製造方法
WO2017043549A1 (ja) * 2015-09-09 2017-03-16 旭化成株式会社 フィルム
JPWO2017043549A1 (ja) * 2015-09-09 2018-04-26 旭化成株式会社 フィルム
US10864710B2 (en) 2015-09-09 2020-12-15 Asahi Kasei Kabushiki Kaisha Film
CN113861850A (zh) * 2020-06-29 2021-12-31 杭州福斯特应用材料股份有限公司 一种封装胶膜组合物、封装胶膜及太阳能电池组件

Also Published As

Publication number Publication date
JP3960819B2 (ja) 2007-08-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4530669B2 (ja) ブロック共重合体及びその組成物
CN107849204B (zh) 氢化嵌段共聚物以及使用了该氢化嵌段共聚物的聚丙烯系树脂组合物及其成型体
KR20180104328A (ko) 수소화 블록 공중합체, 폴리프로필렌 수지 조성물 및 성형체
WO2007094378A1 (ja) エチレン系重合体及びこれから得られる成形体
JP3960819B2 (ja) 多層フィルム・シート
EP1384576B1 (en) Gas-barrier thermoplastic film and substrate/film composite material
JP5627496B2 (ja) 樹脂組成物及び熱収縮性フィルム
JP4443186B2 (ja) 多層フィルム・シート
JP4919713B2 (ja) ブロック共重合体水添物組成物、そのシート・フィルム及び熱収縮性フィルム
JP4588490B2 (ja) 樹脂組成物およびそれから得られる延伸フィルム
JP6419980B2 (ja) フィルム
JP2007038586A (ja) 熱収縮性積層フィルム
JP3958611B2 (ja) 多層フィルム
JPH0532836A (ja) シート、フイルム用重合体組成物
JP4363203B2 (ja) 多層積層体及びその製造方法
JP2001220448A (ja) 環状オレフィン系重合体からなる樹脂成形体
JP3187780B2 (ja) 共押出フィルムの製造方法
JPH11152376A (ja) 二軸延伸フィルム用ポリエチレン組成物およびこの組成物よりなる二軸延伸フィルム
JP2002264273A (ja) 多層フィルム
JP3363192B2 (ja) スチレン系樹脂組成物
JPH11320765A (ja) 多層フィルム
JP4175963B2 (ja) ポリオレフィン系積層軟質シート
JP2016145303A (ja) プロピレン系ランダム共重合体組成物及びその成形体
JPH11152314A (ja) 二軸延伸フィルム用エチレン−α−オレフィン共重合体およびこの共重合体よりなる二軸延伸フィルム
JP2004027202A (ja) 接着性樹脂組成物、積層体およびガソリンタンク

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070227

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070417

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070515

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070515

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3960819

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100525

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100525

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110525

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110525

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120525

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120525

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130525

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130525

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140525

Year of fee payment: 7

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term