JP2003246731A - 輸液製剤 - Google Patents

輸液製剤

Info

Publication number
JP2003246731A
JP2003246731A JP2002047359A JP2002047359A JP2003246731A JP 2003246731 A JP2003246731 A JP 2003246731A JP 2002047359 A JP2002047359 A JP 2002047359A JP 2002047359 A JP2002047359 A JP 2002047359A JP 2003246731 A JP2003246731 A JP 2003246731A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compartment
filled
chamber
infusion
trace element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002047359A
Other languages
English (en)
Inventor
Juichi Okuno
寿一 奥野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Nihon Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Nihon Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP2002047359A priority Critical patent/JP2003246731A/ja
Publication of JP2003246731A publication Critical patent/JP2003246731A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の輸液成分を長時間安定に且つ安全に投与
することができ、しかも輸液の取り違え事故を構造的に
回避し得る輸液製剤を提供すること。 【解決手段】輸液成分を充填するための複数の区画を有
し、該区画が相互に連通不可能なように隔離され、そし
て該区画のそれぞれが輸液成分を排出するための口部を
有し、そして該区画のそれぞれが連通可能な隔壁により
隔てられた複数の室を有してもよい輸液バッグの一つの
区画に他の成分と接触すると化学的又は物理的な変化を
受けうる成分が、そしてそれと異なる区画に該成分を不
安定にする成分がそれぞれ充填されてなる輸液製剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の輸液成分を
長時間かけて安定に且つ安全に投与することができる輸
液製剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、患者の生命維持及び疾病治療
等のために、様々な液体状及び粉末状の薬剤を溶解・混
合し、経静脈的に投与するという方法がとられている。
さらに、近年の医学的技術の進歩に伴い、高濃度の輸液
成分を投与する技術等も開発されてきたことから、患者
の生命維持に必要な成分のすべてを経静脈により投与す
るため、より多種類の輸液成分を同時に投与することの
できる輸液製剤が検討されている。しかしながら、薬剤
にはそれぞれ安定に存在し得る条件が異なり、 これらを
混合することで種々の問題が生じ、患者に適用すること
ができない状態が起こり得る。
【0003】例えば、脂肪乳剤は不安定な製剤であり、
他の輸液成分と混合すると、油脂粒子が粗大化したり、
相分離(クリーミング)が発生するという問題があり、
特に輸液製剤に含有されている二価金属イオンの存在に
より、脂肪乳剤の凝集や油脂粒子の崩壊が起きるという
問題がある。また、アミノ酸輸液と糖輸液とを混合する
と、経時的にメイラード反応が起きて変色、濁り等を生
じる等の問題がある。また、カンレノ酸カリウム等の利
尿剤は、輸液と混合することによってpHが低下する
と、溶解度の低い非解離型カンレノ酸として析出すると
いう問題がある。また、アムホテリシンB等の抗生物質
は、アミノ酸輸液と混合することによりアミノ酸の塩析
効果が生じ、経時的にアムホテリシンBが析出し、混濁
がみられる。上記のように、各種輸液を混合すると、分
解、沈殿生成、変質、着色等種々の問題が生ずるため、
これらの輸液を混合して保存することは困難であった。
【0004】また、近年は各種ビタミン類も経静脈的に
投与されている。かかるビタミン類は安定性に欠ける薬
品であることから、専ら混合ビタミン剤や総合ビタミン
剤の形態で単独に製剤化され、用時輸液に添加・混合し
て用いられている。しかし、ビタミン類を添加する輸液
中に微量元素が含まれている場合、混合から投与までの
間に、添加したビタミン類が分解されてしまうという問
題がある。
【0005】上記の問題を解決するための種々の試みが
なされている。例えば、連通可能な隔壁により二つの個
室が形成された輸液バッグを用い、用時に連通させて第
一室及び第二室の輸液を混合することにより、上記の問
題を解決しようとしている(例えば、特開平5−311
51号公報)。さらに、各種ビタミン類を投与するため
に、二室容器タイプの輸液にビタミン類を各室に区分し
て配合することが試みられている(例えば、特開平6−
209979号公報、特開平8−709号公報)。
【0006】しかしながら、このような手段では、輸液
成分がバッグ内で混合された状態で患者への投与が開始
されるため、混合された輸液の一部は、混合後10時間
を越える長時間が経過した後に患者に投与されることに
なる。このような事態は、患者の苦痛の低減、輸液の取
り違え事故の防止及び医療従事者の負担の緩和等のため
に一日当たりの輸液の交換の回数を可能な限り減らすと
いう医療現場の要請に従って、輸液成分の一日必要量を
詰めた一つの輸液バッグを用い、長時間にわたって(例
えば24時間程度にわたって)患者に輸液を投与してい
るという医療現場の現実から生ずる。そのために、投与
中に輸液バッグ内で混合された輸液成分の一部が分解す
るという問題が生じてきた。
【0007】一方、Fresenius Kabi社のCompleven (登
録商標)等は、連通可能な隔壁により形成された三つの
室を有する輸液製剤である。この製剤のバッグは、別の
輸液成分を混注するための混注口が一つ備わった室が二
つと、混合された輸液成分を排出するための口部が一つ
備わった室が一つとから構成されており、従って、バッ
グとしての口部は一つである。かかるバッグにおいても
結局のところ、輸液成分をバッグ内で混合して患者に供
給するため、上記問題の解決にはならない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、複数の輸液成分を長時間安定に且つ安全に投与
することができ、しかも輸液の取り違え事故を構造的に
回避し得る輸液製剤を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の骨子は、
〔1〕輸液成分を充填するための複数の区画を有し、該
区画が相互に連通不可能なように隔離され、そして該区
画のそれぞれが輸液成分を排出するための口部を有し、
そして該区画のそれぞれが連通可能な隔壁により隔てら
れた複数の室を有してもよい輸液バッグの一つの区画に
微量元素が、そしてそれと異なる区画に該微量元素と共
存することにより化学変化を受け得る成分がそれぞれ充
填されてなる輸液製剤、〔2〕さらにアミノ酸類、電解
質、糖類及び脂肪乳剤からなる群より選ばれる1種以上
の添加成分が、アミノ酸類と糖類が同一の室に分配され
ないようにかつ電解質と脂肪乳剤が同一の室に分配され
ないように、各室に充填されてなる、前記〔1〕記載の
輸液製剤、〔3〕輸液バッグに充填される各輸液成分の
量が、該輸液成分の一日必要量である、前記〔1〕又は
〔2〕記載の輸液製剤、〔4〕該輸液バックの区画が区
画A及び区画Bの2区画であり、区画Aに微量元素が、
そして区画Bに該微量元素と共存することにより化学変
化を受け得る成分が充填されてなる、前記〔1〕〜
〔3〕いずれか1項に記載の輸液製剤、〔5〕該区画A
に微量元素、アミノ酸類及び脂肪乳剤が、そして区画B
に該微量元素と共存することにより化学変化を受け得る
成分、電解質及び糖類がそれぞれ充填されてなる、前記
〔4〕記載の輸液製剤、
【0010】〔6〕該区画Aに微量元素、電解質及び糖
類が、そして区画Bに該微量元素と共存することにより
化学変化を受け得る成分、アミノ酸類及び脂肪乳剤がそ
れぞれ充填されてなる、前記〔4〕記載の輸液製剤、
〔7〕該区画Aに微量元素、脂肪乳剤及び糖類が、そし
て区画Bに該微量元素と共存することにより化学変化を
受け得る成分、アミノ酸類及び電解質がそれぞれ充填さ
れてなる、前記〔4〕記載の輸液製剤、〔8〕該区画A
に微量元素、アミノ酸類及び電解質が、そして区画Bに
該微量元素と共存することにより化学変化を受け得る成
分、脂肪乳剤及び糖類がそれぞれ充填されてなる、前記
〔4〕記載の輸液製剤、
〔9〕該輸液バックの区画が区
画A及び区画Bの2区画であり、区画Aが連通可能な隔
壁により室a1 及び室a2 に分画され、かつ区画Bが1
室よりなる輸液バッグの区画Aに微量元素が、そして区
画Bに該微量元素と共存することにより化学変化を受け
得る成分が充填され、さらにアミノ酸類、電解質、糖類
及び脂肪乳剤からなる群より選ばれる1種以上の添加成
分がアミノ酸類と糖類が同一の室に分配されないよう
に、かつ電解質と脂肪乳剤が同一の室に分配されないよ
うに各室に充填されてなる、前記〔2〕又は〔3〕記載
の輸液製剤、〔10〕該室a1 に微量元素と電解質とア
ミノ酸類が、該室a2 に脂肪乳剤と糖類が、該区画Bに
該微量元素と共存することにより化学変化を受け得る成
分がそれぞれ充填されてなる、前記
〔9〕記載の輸液製
剤、〔11〕該室a1 に微量元素と糖類が、該室a2
脂肪乳剤が、該区画Bに該微量元素と共存することによ
り化学変化を受け得る成分、アミノ酸類及び電解質がそ
れぞれ充填されてなる、前記
〔9〕記載の輸液製剤、
〔12〕該室a1 に微量元素と脂肪乳剤が、該室a2
アミノ酸類が、該区画Bに該微量元素と共存することに
より化学変化を受け得る成分、糖類及び電解質がそれぞ
れ充填されてなる、前記
〔9〕記載の輸液製剤、
【0011】〔13〕該室a1 に微量元素と電解質が、
該室a2 に糖類が、該区画Bに該微量元素と共存するこ
とにより化学変化を受け得る成分、アミノ酸類及び脂肪
乳剤がそれぞれ充填されてなる、前記
〔9〕記載の輸液
製剤、〔14〕該室a1 に微量元素と電解質が、該室a
2 にアミノ酸類が、該区画Bに該微量元素と共存するこ
とにより化学変化を受け得る成分、糖類及び脂肪乳剤が
それぞれ充填されてなる、前記
〔9〕記載の輸液製剤、
〔15〕該室a1 に微量元素とアミノ酸類が、該室a2
に糖類と脂肪乳剤が、該区画Bに該微量元素と共存する
ことにより化学変化を受け得る成分と電解質がそれぞれ
充填されてなる、前記
〔9〕記載の輸液製剤、〔16〕
該室a1 に微量元素とアミノ酸類が、該室a2 に糖類と
電解質が、該区画Bに該微量元素と共存することにより
化学変化を受け得る成分と脂肪乳剤がそれぞれ充填され
てなる、前記
〔9〕記載の輸液製剤、〔17〕該室a1
に微量元素と糖類が、該室a2 にアミノ酸類と脂肪乳剤
が、該区画Bに該微量元素と共存することにより化学変
化を受け得る成分と電解質がそれぞれ充填されてなる、
前記
〔9〕記載の輸液製剤、〔18〕該室a1 に微量元
素と糖類が、該室a2 にアミノ酸類と電解質が、該区画
Bに該微量元素と共存することにより化学変化を受け得
る成分と脂肪乳剤がそれぞれ充填されてなる、前記
〔9〕記載の輸液製剤、〔19〕該輸液バッグの区画が
区画A及び区画Bの2区画であり、区画Aが連通可能な
隔壁により室a1 及び室a2 に分画され、かつ区画Bが
連通可能な隔壁により室b1 及び室b2 に分画されてお
り、該室a1 に微量元素が、該室b1 に該微量元素と共
存することにより化学変化を受け得る成分がそれぞれ充
填され、さらにアミノ酸類、電解質、糖類及び脂肪乳剤
からなる群より選ばれる1種以上の添加成分が、アミノ
酸類と糖類が同一の室に分配されないようにかつ電解質
と脂肪乳剤が同一の室に分配されないように、各室に充
填されてなる、前記〔2〕又は〔3〕記載の輸液製剤、
【0012】〔20〕該室a1 に微量元素と電解質が、
該室a2 に糖類が、該室b1 に該微量元素と共存するこ
とにより化学変化を受け得る成分とアミノ酸類が、そし
て該室b2 に脂肪乳剤がそれぞれ充填されてなる、前記
〔19〕記載の輸液製剤、〔21〕該室a1 に微量元素
が、該室a2 に糖類と電解質が、該室b1 に該微量元素
と共存することにより化学変化を受け得る成分が、そし
て該室b2 に脂肪乳剤とアミノ酸類がそれぞれ充填され
てなる、前記〔19〕記載の輸液製剤、〔22〕該室a
1 に微量元素が、該室a2 に脂肪乳剤及びアミノ酸類
が、該室b 1 に該微量元素と共存することにより化学変
化を受け得る成分が、そして該室b 2 に糖類と電解質が
それぞれ充填されてなる、前記〔19〕記載の輸液製
剤、〔23〕該室a1 に微量元素が、該室a2 に脂肪乳
剤及び糖類が、該室b1 に該微量元素と共存することに
より化学変化を受け得る成分が、そして該室b2 に電解
質とアミノ酸類がそれぞれ充填されてなる、前記〔1
9〕記載の輸液製剤、〔24〕該室a1 に微量元素が、
該室a2 に電解質とアミノ酸類が、該室b1 に該微量元
素と共存することにより化学変化を受け得る成分が、そ
して該室b2 に脂肪乳剤及び糖類がそれぞれ充填されて
なる、前記〔19〕記載の輸液製剤、〔25〕該輸液バ
ックの区画が区画A、区画B及び区画Cの3区画よりな
る輸液バッグの区画Aに微量元素が、そして区画Cに該
微量元素と共存することにより化学変化を受け得る成分
がそれぞれ充填され、さらにアミノ酸類、電解質、糖類
及び脂肪乳剤からなる群より選ばれる1種以上の添加成
分が、アミノ酸類と糖類が同一の室に分配されないよう
にかつ電解質と脂肪乳剤が同一の室に分配されないよう
に、各室に充填されてなる、前記〔2〕又は〔3〕記載
の輸液製剤、〔26〕該区画Aに微量元素と糖類と電解
質が、該区画Bに脂肪乳剤が、該区画Cに該微量元素と
共存することにより化学変化を受け得る成分とアミノ酸
類がそれぞれ充填されてなる、前記〔25〕記載の輸液
製剤、〔27〕該区画Aに微量元素と脂肪乳剤が、該区
画Bに糖類と電解質が、該区画Cに該微量元素と共存す
ることにより化学変化を受け得る成分とアミノ酸類がそ
れぞれ充填されてなる、前記〔25〕記載の輸液製剤、
〔28〕該区画Aに微量元素、脂肪乳剤及び糖類が、該
区画Bに電解質が、該区画Cに該微量元素と共存するこ
とにより化学変化を受け得る成分とアミノ酸類がそれぞ
れ充填されてなる、前記〔25〕記載の輸液製剤、〔2
9〕該区画Aに微量元素と脂肪乳剤が、該区画Bにアミ
ノ酸類と電解質が、該区画Cに該微量元素と共存するこ
とにより化学変化を受け得る成分と糖類がそれぞれ充填
されてなる、前記〔25〕記載の輸液製剤、
【0013】〔30〕該区画Aに微量元素と電解質が、
該区画Bに糖類と脂肪乳剤が、該区画Cに該微量元素と
共存することにより化学変化を受け得る成分とアミノ酸
類がそれぞれ充填されてなる、前記〔25〕記載の輸液
製剤、〔31〕該区画Aに微量元素と電解質が、該区画
Bにアミノ酸類と脂肪乳剤が、該区画Cに該微量元素と
共存することにより化学変化を受け得る成分と糖類がそ
れぞれ充填されてなる、前記〔25〕記載の輸液製剤、
〔32〕該区画Aに微量元素とアミノ酸類が、該区画B
に糖類と脂肪乳剤が、該区画Cに該微量元素と共存する
ことにより化学変化を受け得る成分と電解質がそれぞれ
充填されてなる、前記〔25〕記載の輸液製剤、〔3
3〕該区画Aに微量元素とアミノ酸類が、該区画Bに糖
類と電解質が、該区画Cに該微量元素と共存することに
より化学変化を受け得る成分と脂肪乳剤がそれぞれ充填
されてなる、前記〔25〕記載の輸液製剤、〔34〕該
区画Aに微量元素と糖類が、該区画Bにアミノ酸類と脂
肪乳剤が、該区画Cに該微量元素と共存することにより
化学変化を受け得る成分と電解質がそれぞれ充填されて
なる、前記〔25〕記載の輸液製剤、〔35〕該区画A
に微量元素と糖類が、該区画Bにアミノ酸類と電解質
が、該区画Cに該微量元素と共存することにより化学変
化を受け得る成分と脂肪乳剤がそれぞれ充填されてな
る、前記〔25〕記載の輸液製剤、〔36〕微量元素と
共存することにより化学変化を受け得る成分がビタミン
類である、前記〔1〕〜〔35〕いずれか1項に記載の
輸液製剤、〔37〕微量元素と共存することにより化学
変化を受け得る成分がビタミンCを含むビタミン類であ
る、前記〔1〕〜〔35〕いずれか1項に記載の輸液製
剤、〔38〕微量元素と共存することにより化学変化を
受け得る成分がビタミンCである、前記〔1〕〜〔3
5〕いずれか1項に記載の輸液製剤、
【0014】〔39〕輸液成分を充填するための複数の
区画を有し、該区画が相互に連通不可能なように隔離さ
れ、そして該区画のそれぞれが輸液成分を排出するため
の口部を有し、そして該区画のそれぞれが連通可能な隔
壁により隔てられた複数の室を有してもよい輸液バッグ
の区画が区画A及び区画Bの2区画であり、アミノ酸
類、電解質、糖類、ビタミン類及び脂肪乳剤からなる群
より選ばれる1種以上の添加成分が、アミノ酸類と糖類
が同一の区画に分配されないようにかつ電解質と脂肪乳
剤が同一の区画に分配されないように、該区画A及び区
画Bに充填されてなる輸液製剤、〔40〕輸液成分を充
填するための複数の区画を有し、該区画が相互に連通不
可能なように隔離され、そして該区画のそれぞれが輸液
成分を排出するための口部を有し、そして該区画のそれ
ぞれが連通可能な隔壁により隔てられた複数の室を有し
てもよい輸液バッグの区画が区画A及び区画Bの2区画
であり、区画Aが連通可能な隔壁により室a1 及び室a
2 に分画されている輸液バッグにおいて、アミノ酸類、
電解質、糖類、ビタミン類及び脂肪乳剤からなる群より
選ばれる1種以上の添加成分が、アミノ酸類と糖類が区
画Aの同一の室又は区画Bに分配されないようにかつ電
解質と脂肪乳剤が区画Aの同一の室又は区画Bに分配さ
れないように、各区画若しくは同一区画の各室に充填さ
れてなる輸液製剤、並びに〔41〕輸液成分を充填する
ための複数の区画を有し、該区画が相互に連通不可能な
ように隔離され、そして該区画のそれぞれが輸液成分を
排出するための口部を有し、そして該区画のそれぞれが
連通可能な隔壁により隔てられた複数の室を有してもよ
い輸液バッグの区画が区画A、区画B及び区画Cの3区
画よりなる輸液バッグの区画Aにおいて、アミノ酸類、
電解質、糖類、ビタミン類及び脂肪乳剤からなる群より
選ばれる1種以上の添加成分が、アミノ酸類と糖類が同
一の区画に分配されないようにかつ電解質と脂肪乳剤が
同一の区画に分配されないように、各区画に充填されて
なる輸液製剤、に関する。
【0015】
【発明の実施の形態】1.輸液成分 本発明の輸液製剤の輸液成分について、次に説明する。 (1)微量元素 本発明における微量元素とは、ヒトに対して高カロリー
輸液療法を施す際に生じ得る各種欠乏症状を改善する元
素をいう。具体的には、鉄、銅、亜鉛、マンガン、ヨウ
素、セレン、モリブデン、クロム、フッ素等が挙げられ
る。これらの微量元素は、対象となる患者の状態に対応
して一種類のみを使用しても良く、二種類以上を使用し
ても良い。本発明において、微量元素は微量元素と共存
することにより化学変化を受け得る成分と異なる区画に
充填される。
【0016】各微量元素の充填量は、輸液分野における
各種の文献に記載された、一日当たりの各微量元素の投
与量(一日必要量)として一般的な範囲内であれば、特
に限定されない。微量元素の充填量の好適な範囲の一例
を挙げるならば、次のとおりである。 鉄:0.9〜224μmolが好ましく、9〜70μm
olがより好ましい。 銅:0.9〜55μmolが好ましく、1〜10μmo
lがより好ましい。 亜鉛:3.85〜210μmolが好ましく、38.5
〜61.5μmolがより好ましい。 マンガン:0〜51μmolが好ましく、1〜14.5
μmolがより好ましい。 セレン:0.025〜5.0μmolが好ましく、0.
25〜2.5μmolがより好ましい。 ヨウ素:0〜11μmolが好ましく、0.6〜1.1
μmolがより好ましい。 本発明の微量元素製剤は、必要に応じ、クロム、モリブ
デン、コバルト及びフッ素等のその他の元素を含んでい
ても良い。
【0017】これらの各元素の水溶性化合物を、注射用
水や他の水性成分に溶解させて輸液バッグ内に充填す
る。各元素の供給源である水溶性化合物の例としては、
次の化合物が挙げられる。 鉄供給源:硫酸鉄、塩化第一鉄、塩化第二鉄、グルコン
酸鉄。 銅供給源:硫酸銅。 亜鉛供給源:硫酸亜鉛、塩化亜鉛、グルコン酸亜鉛、乳
酸亜鉛、酢酸亜鉛。 マンガン供給源:硫酸マンガン。 また、ヨウ素、セレン、モリブデン、クロム及びフッ素
等についても、その水溶性化合物を使用すれば良い。
【0018】また、現在では、複数の微量元素が配合さ
れた製剤が市販されており、入手も容易であることか
ら、かかる市販品を用いても良い。市販品の具体例とし
ては、鉄、銅、亜鉛、マンガン及びヨウ素を含む「ミネ
ラリン注」(登録商標)(商品名、日本製薬株式会社/
武田薬品工業株式会社製)及び「エレメンミック注」
(登録商標)(商品名、味の素ファルマ社製)や、鉄、
銅、亜鉛及びヨウ素を含む「パルミリン注」(登録商
標)(商品名、日本製薬株式会社/武田薬品工業株式会
社製)及び「エレメート注」(登録商標)(商品名、味
の素ファルマ社製)が挙げられる。
【0019】(2)微量元素と共存することにより化学
変化を受け得る成分 本発明において、微量元素と共存することにより化学変
化を受け得る成分は、微量元素とは異なる区画に充填さ
れる。該成分が化学変化を受けることによる、該成分の
分解、輸液中での沈殿生成、輸液の着色等を抑制するた
めである。かかる成分の具体例としては、例えば、ビタ
ミン類、解熱鎮痛消炎剤、精神神経用剤、鎮痙剤、強心
剤、利尿剤、循環器官用薬、去痰剤、消化性潰瘍用剤、
副腎ホルモン剤、ホルモン剤、カルシウム剤、無機質製
剤、臓器製剤、血液代用剤、止血剤、血液凝固阻止剤、
肝臓疾患用剤、解毒剤、代謝拮抗剤、抗腫瘍性抗生物質
製剤、抗菌剤及び抗癌剤からなる群より選ばれる一種以
上の成分が挙げられる。ビタミン類を除くこれらの成分
の充填量は、患者の症状等に応じて適宜選択すれば良
く、一日必要量が好ましい。
【0020】ビタミン類としては、水溶性/脂溶性を問
わず各種ビタミンを特に制限することなく挙げることが
できる。例えば、ビタミンA、プロビタミンA、ビタミ
ンD、プロビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、ビタ
ミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6
群、パントテン酸、ビオチン、ミオ−イノシトール、コ
リン、葉酸、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミン
P、ビタミンU等が挙げられる。これらビタミンを含有
する市販のビタミン製剤を用いても良く、かかる製剤と
しては「マルタミン」(登録商標)(商品名、三共株式
会社製)が挙げられる。特にビタミンCは微量元素と共
存することにより含有量が大きく減少する。したがっ
て、ビタミンCを含むビタミン類、特にビタミンCが微
量元素と共存することにより化学変化を受け得る成分の
代表例である。
【0021】ビタミン類の充填量としては、輸液分野に
おける各種の文献に記載された、一日当たりのビタミン
類の投与量(一日必要量)として一般的な範囲内であれ
ば、特に限定されない。ビタミン類の充填量の好適な範
囲の一例を挙げるならば、次のとおりである。 ビタミンA:1000〜5000IUが好ましく、 ビタミンD:2.5〜15μgが好ましく、 ビタミンE:5〜20mgが好ましく、 ビタミンK:0.5〜3mgが好ましく、 ビタミンB1:1.0〜50mgが好ましく、 ビタミンB2:1.0〜10mgが好ましく、 ビタミンB6群:0.5〜5.5mgが好ましく、 パントテン酸:4.5〜25mgが好ましく、 ビオチン:10〜200μgが好ましく、 葉酸:100〜500μgが好ましく、 ビタミンB12:2.5〜25μgが好ましく、 ビタミンC:25〜130mgが好ましい。 さらに必要に応じ、ナイアシン、ミオ−イノシトール、
コリン、ビタミンP、ビタミンU等を含んでいても良
い。
【0022】(3)脂肪乳剤 脂肪乳剤としては、油脂を乳化剤を用いて水に分散させ
て調製された水中油型乳剤を用いることが好ましい。脂
肪乳剤の調製は常法により行うことができる。本発明に
おいて、脂肪乳剤は電解質とは異なる区画に充填され
る。また、目的に応じて、ビタミンA、ビタミンD、ビ
タミンE、ビタミンK等の脂溶性ビタミンが脂肪乳剤と
共に充填されていても良い。
【0023】油脂としては、食用油として公知の油脂を
特に制限なく使用することができる。例えば、植物油
(大豆油、綿実油、サフラワー油、トウモロコシ油、オ
リーブ油、ヤシ油、シソ油、エゴマ油等)、魚油(タラ
肝油等)、中鎖脂肪酸トリグリセリド(例えば、パナセ
ート(商品名、日本油脂社製)、ODO(商品名、日清
製油社製))及び化学合成トリグリセリド類(例えば、
2−リノレオイル−1,3−ジオクタノイルグリセロー
ル(8L8 )、2−リノレオイル−1,3−ジデカノイル
グリセロール(10L10 )等のChemically defined trigl
yceridesやstructure lipid 等)からなる群より選ばれ
る一種以上の油脂が、好ましい油脂として挙げられる。
【0024】乳化剤としては、医薬製剤に使用される乳
化剤であればいずれの乳化剤も用いることができる。例
えば、卵黄リン脂質、水素添加卵黄リン脂質、大豆リン
脂質、水素添加大豆リン脂質及び非イオン性界面活性剤
(例えば、プルロニックF68(旭電化工業社製)、HCO-6
0(日本ケミカル社製)等)からなる群より選ばれる一
種以上の乳化剤が、好ましい乳化剤として挙げられる。
特に好ましい脂肪乳剤としては、油脂として大豆油、乳
化剤として卵黄リン脂質を用いた脂肪乳剤である。
【0025】脂肪乳剤の充填量としては、輸液分野にお
ける各種の文献に記載された、一日当たりの脂肪乳剤の
投与量(一日必要量)として一般的な範囲内であれば、
特に限定されない。例えば、油脂が5〜50g、乳化剤
が0.5〜10gの範囲が好ましい。
【0026】(4)糖類 糖類としては、従来より各種の輸液に使用されているも
のを特に制限なく用いることができる。具体的には、グ
ルコース、フルクトース等の単糖類、マルトース等の二
糖類、グリセロール等の多価アルコール、キシリトー
ル、ソルビトール、マンニトール等の糖アルコール等が
例示される。これらは単独で用いても良く、二種類以上
を組み合わせて用いても良い。本発明において、糖類は
アミノ酸類とは異なる区画又は室に充填される。
【0027】糖類の充填量としては、輸液分野における
各種の文献に記載された、一日当たりの糖類の投与量
(一日必要量)として一般的な範囲内であれば、特に限
定されない。例えば、50〜500gが好ましい。
【0028】(5)電解質 電解質としては、従来より輸液に用いられている各種水
溶性塩が挙げられる。例えば、生体の機能や体液の電解
質バランスを維持するうえで必要とされる各種無機成分
(ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、
リン等)の水溶性塩(例えば、塩化物、硫酸塩、酢酸
塩、グルコン酸塩、乳酸塩等)が挙げられる。これらの
水溶性塩は水和物であっても良い。本発明において、油
脂粒子の安定化の観点から、電解質、特に二価の金属イ
オンは脂肪乳剤とは異なる区画に充填される。
【0029】電解質の好ましい具体例としては、下記の
化合物が挙げられる。 ナトリウム供給源:塩化ナトリウム、乳酸ナトリウム、
酢酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、グリセロリン酸ナト
リウムが好ましく、 カリウム供給源:塩化カリウム、乳酸カリウム、酢酸カ
リウム、硫酸カリウム、グリセロリン酸カリウムが好ま
しく、 カルシウム供給源:塩化カルシウム、乳酸カルシウム、
酢酸カルシウム、グリセロリン酸カルシウム、グルコン
酸カルシウム、パントテン酸カルシウムが好ましく、 マグネシウム供給源:硫酸マグネシウム、塩化マグネシ
ウム、乳酸マグネシウム、酢酸マグネシウム、グリセロ
リン酸マグネシウムが好ましい。
【0030】リンの供給源としては、糖類のリン酸エス
テルやその塩が好適に用いられる。具体的には、グリセ
ロリン酸、マンニトール−1−リン酸、ソルビトール−
1−リン酸、グルコース−6−リン酸、フルクトース−
6−リン酸、マンノース−6−リン酸等が挙げられる。
さらにこれらエステルの塩としては、ナトリウム塩、カ
リウム塩等のアルカリ金属塩が好ましい。より具体的に
は、グリセロリン酸のナトリウム塩、カリウム塩が好ま
しい。
【0031】電解質の充填量としては、輸液分野におけ
る各種の文献に記載された、一日当たりの電解質の投与
量(一日必要量)として一般的な範囲内であれば、特に
限定されない。例えば、 ナトリウム:15〜70mEqが好ましく、 カリウム:10〜35mEqが好ましく、 カルシウム:3〜15mEqが好ましく、 マグネシウム:2〜15mEqが好ましく、 リン:1〜20mmolが好ましい。
【0032】(6)アミノ酸類 アミノ酸類としては、栄養補給やチッ素源の供給を目的
として従来のアミノ酸輸液に含まれている各種アミノ酸
類(必須アミノ酸、非必須アミノ酸)であれば、特に制
限なく使用することができる。本発明において、アミノ
酸類は糖類とは異なる区画又は室に充填される。具体的
には、L−イソロイシン、L−ロイシン、L−バリン、
L−リジン、L−メチオニン、L−フェニルアラニン、
L−トレオニン、L−トリプトファン、L−アルギニ
ン、L−ヒスチジン、グリシン、L−アラニン、L−プ
ロリン、L−アスパラギン酸、L−セリン、L−チロシ
ン、L−グルタミン酸、L−システイン等が挙げられ
る。
【0033】かかるアミノ酸類は、必ずしも遊離アミノ
酸の形態で用いる必要はなく、無機酸塩(L−リジン塩
酸塩等)、有機酸塩(L−リジン酢酸塩、L−リジンリ
ンゴ酸塩等)、生体内で加水分解可能なエステル体(L
−チロシンメチルエステル、L−メチオニンメチルエス
テル、L−メチオニンエチルエステル等)、N−置換体
(N−アセチル−L−トリプトファン、N−アセチル−
L−システイン、N−アセチル−L−プロリン等)等の
形態で用いても構わない。さらに、同種又は異種のアミ
ノ酸をペプチド結合させたジペプチド類(L−チロシル
−L−チロシン、L−アラニル−L−チロシン、L−ア
ルギニル−L−チロシン、L−チロシル−L−アルギニ
ン等)等の形態で用いても良い。
【0034】これらのアミノ酸類の配合比率は特に限定
されないが、通常、この技術分野で既知の指標(必須ア
ミノ酸必要量に基づくVuj−N処方、FAO処方、F
AO/WHO処方又は血漿中アミノ酸組成のフィッシャ
ー比による処方)に従って、種々の必須アミノ酸と非必
須アミノ酸との比率(いわゆるE/N比)、あるいは全
アミノ酸に対する必須アミノ酸の比率(いわゆるE/T
比)を種々変化させ配合したもの、あるいは分岐鎖アミ
ノ酸を、必須アミノ酸又は非必須アミノ酸に対する比率
を考慮しつつ、適宜含有させたもの等が好ましく用いら
れる。
【0035】アミノ酸類の充填量としては、輸液分野に
おける各種の文献に記載された、一日当たりのアミノ酸
類の投与量(一日必要量)として一般的な範囲内であれ
ば、特に限定されない。アミノ酸類の充填量の好適な範
囲の一例を挙げるならば、次のとおりである。
【0036】L−イソロイシン:0.5〜5.0gが好
ましく、 L−ロイシン:0.5〜7.0gが好ましく、 L−バリン:0.5〜7.0gが好ましく、 L−リジン:0.5〜7.0gが好ましく、 L−メチオニン:0.1〜4.0gが好ましく、 L−フェニルアラニン:0.3〜5.0gが好ましく、 L−トレオニン:0.2〜4.0gが好ましく、 L−トリプトファン:0.1〜1.0gが好ましく、 L−アルギニン:0.3〜7.0gが好ましく、 L−ヒスチジン:0.2〜4.0gが好ましく、 グリシン:0.2〜7.0gが好ましく、 L−アラニン:0.3〜7.0gが好ましく、 L−プロリン:0.2〜5.0gが好ましく、 L−アスパラギン酸:0.03〜2.0gが好ましく、 L−セリン:0.2〜4.0gが好ましく、 L−チロシン:0.03〜1.0gが好ましく、 L−グルタミン酸:0.03〜2.0gが好ましく、 L−システイン:0.03〜1.0gが好ましい。
【0037】2.輸液バッグ 本発明の輸液製剤に用いる輸液バッグについて、次に説
明する。輸液バッグとしては、輸液成分を充填するため
の複数の区画を有し、該区画が相互に連通不可能なよう
に隔離され、そして該区画のそれぞれが輸液成分を排出
するための口部を有する構造を有するものである。さら
に、該区画のそれぞれが連通可能な隔壁により隔てられ
た複数の室を有しても良い。そして、ある特定の輸液成
分と、該成分と共存することにより化学変化又は物理変
化を受け得る成分とを、異なる区画に充填することとな
る。
【0038】かかる構造の輸液バッグの具体的な態様
を、図を引用しつつ次に示す。本発明に用いられる輸液
バッグは、輸液成分を充填するための複数の区画を有す
る。区画の数は特に限定されないが、実用上の観点及び
製造コストの観点から、2、3及び4からなる群より選
ばれるいずれか一つが好ましい。
【0039】図1及び図2は、輸液バッグの基本的構造
を示す模式図である。図1において、輸液バッグは二つ
の区画A、Bを有し、A、Bは相互に連通不可能なよう
に隔離手段6によって隔離されており、A、Bは輸液を
排出するための口部3、4をそれぞれ一つ有している。
そして、別の輸液成分を混注するための混注口12がB
に設けられている。
【0040】さらに、図2において、輸液バッグは三つ
の区画A、B、Cを有し、A、B、Cは相互に連通不可
能なように隔離手段6及び7によって隔離されており、
A、B、Cは輸液を排出するための口部3、4、5をそ
れぞれ一つ有している。そして、各区画には必要に応じ
て充填部11が設けられ、充填部11を介して各区画に
輸液成分を充填する。さらに、図示しないが、A、B、
C及びDから構成される四区画タイプの輸液バッグや、
五区画以上の輸液バッグも本発明に使用することができ
る。
【0041】本発明に用いられる輸液バッグおいて、区
画は相互に連通不可能なように隔離されている。隔離手
段は区画間の連通が不可能な隔離手段とする。例えば、
バッグ周縁の熱溶着と同様の条件で熱溶着を行って隔離
手段を形成することにより区画間の連通が不可能とな
る。かかる輸液バッグは区画間の連通が不可能であるた
め、輸液成分の充填時、保存時及び患者への投与時のい
ずれの時点においても、異なる区画に充填された輸液成
分が輸液バッグ内で混合することはない。混合されるの
は、患者の体内に注入される直前の長くて数分間という
ことになり、長時間接触させると室温でも化学変化を起
こしうる複数の成分が輸液製剤中に含まれていても別々
の区画に充填されている限り安定に体内に注入すること
が可能となる。
【0042】さらに、輸液バッグの区画の少なくとも一
つが連通可能な隔壁により複数の室に分画されているバ
ッグを用いることもできる。このように、一つの区画内
に複数の室を設けることによって、輸液製剤の製造工程
中の加熱滅菌処理時の各成分間の反応を回避することが
可能であり、輸液成分の組合せの多様化に対応すること
ができる。
【0043】図3は、輸液バッグの基本的構造を示す模
式図である。図3で示される輸液バッグでは、二区画タ
イプの輸液バッグであって、その区画の少なくとも一つ
(A)が連通可能な隔壁(弱シール部8)により複数の
室(二室:aとb)に分画されている。そして、各区画
は口部3、4をそれぞれ有している。
【0044】区画内に室を設けるためには、区画を弱シ
ールして分画すれば良い。弱シールした個所(弱シール
部)にバッグ外部から応力をかけることによって、弱シ
ール部のシールが解除されて各室間の連通がなされる。
そしてバッグ内で簡単に且つ無菌的に輸液成分を混合す
ることができる。
【0045】弱シール部は、公知の輸液バッグ等におい
て弱シール部の形成に従来から採用されている方法によ
って形成することができる。例えば、弱シール部を強シ
ールが必要とされるバッグ周縁よりも弱めに熱溶着する
方法、弱シール部をバッグ周縁に比べて剥離しやすい材
料から形成する方法等を採用することができる。
【0046】連通可能な隔壁としてはこのような弱シー
ル部が挙げられるが、その他に、輸液バッグの胴部分を
ピンチ部材を用いて外部から挟み込んで内部空間を複数
の室に分割し、投与時に該ピンチ部材を取り外して各室
の輸液を混合する方式のものや、さらに、輸液バッグの
各室を分画する境界部を閉塞し、境界部の一部分に破壊
により開封可能なポート部材を装着し、投与時にポート
部材を折る等して各室の輸液を混合する手段等も挙げら
れる。
【0047】室の数は特に限定されないが、実用上の観
点及び製造コストの観点から、一区画あたり2〜5が好
ましく、2〜4がより好ましく、2〜3がさらに好まし
い。
【0048】区画内にさらに複数の室を有するこのよう
な輸液バッグの好ましい態様としては、次のものが挙げ
られる。 1)区画の数が2であって、その少なくとも一つの区画
が連通可能な隔壁により二室、三室又は四室のいずれか
に分画されている輸液バッグ。 2)区画の数が3であって、その少なくとも一つの区画
が連通可能な隔壁により二室、三室又は四室のいずれか
に分画されている輸液バッグ。 3)区画の数が4であって、その少なくとも一つの区画
が連通可能な隔壁により二室、三室又は四室のいずれか
に分画されている輸液バッグ。
【0049】1)の態様の輸液バッグの一例は、図3に示
される基本的構造を有するバッグである。図3に示され
るバッグは、区画Aが弱シール部8によってa、bの二
室に分画されている。a、b及びBへはそれぞれの充填
部11を介して輸液成分が充填されることとなる。ま
た、口部は各区画ごとに一つずつ(口部3、4)設けら
れている。
【0050】1)の態様の輸液バッグのさらなる一例は、
図4に示される基本的構造を有するバッグである。図4
に示されるバッグは、区画Aが弱シール部8によって
a、bの二室に分画され、さらに区画Bが弱シール部9
によってc、dの二室に分画されている。a、b、c及
びdへはそれぞれの充填部11を介して輸液成分が充填
されることとなる。また、口部は各区画ごとに一つずつ
(口部3、4)設けられている。
【0051】1)の態様の輸液バッグのさらなる一例は、
図5に示される基本的構造を有するバッグである。図5
に示されるバッグは、区画Aが弱シール部8及び9によ
ってa、b及びcの三室に分画されている。a、b、c
及びBへはそれぞれの充填部11を介して輸液成分が充
填されることとなる。また、口部は各区画ごとに一つず
つ(口部3、4)設けられている。
【0052】1)の態様の輸液バッグのさらなる一例は、
図6に示される基本的構造を有するバッグである。図6
に示されるバッグは、区画Aが弱シール部8及び9によ
ってa、b及びcの三室に分画されている。a、b、c
及びBへはそれぞれの充填部11を介して輸液成分が充
填されることとなる。また、口部は各区画ごとに一つず
つ(口部3、4)設けられている。
【0053】図5及び図6に示すように、室の形状は特
に限定されるものではなく、輸液成分の量や各輸液成分
の混合の順序等に応じて適宜設定すれば良い。
【0054】さらに、本発明における輸液バッグの具体
的な例として、持ち手やバッグの吊下げ用の孔等の部材
が設けられたものが挙げられる。
【0055】例えば、図7及び図8に示される基本的構
造を有する輸液バッグには、支柱への設置時等に使用さ
れる持ち手21が設けられている。ここで、持ち手21
は限定されるわけではないが、隔離手段6に接して設け
ることが好ましい。そして、口部3及び4は互いに向き
合う位置に設けることが好ましく、区画A、Bを隔離す
る隔離手段6、及び持ち手21は口部3、4の間に設け
ることが好ましいが、これらに限定されない。
【0056】バッグの形状が方形の場合の口部、持ち手
及び隔離手段の相対的な位置関係の例としては、A)バッ
グの一つの辺に口部3を、その辺に対する辺に口部4を
設け、そして口部を設けた辺と平行に持ち手21と隔離
手段6を設ける例(図7)や、B)バッグの一つの頂点に
口部3を、その頂点に対する頂点に口部4を設け、そし
て口部を設けた頂点以外の頂点を結ぶ対角線上に持ち手
21と隔離手段6を設ける例(図8)等が挙げられる。
図7及び図8に示されるような構造とすれば、持ち手2
1を支柱に設置した場合、隔離手段6の個所でバッグが
折れ曲がって口部3、4側が鉛直下方向に向くため、輸
液ラインの接続が容易になる等の点で好都合である。
【0057】さらに、図9に示される基本的構造を有す
る輸液バッグには、支柱への設置時等に使用されるバッ
グの吊下げ用の孔23が設けられている。そしてさら
に、バッグの吊下げ用の孔23を補強するために、密着
シール部22が設けられている。図9では、バッグの吊
下げ用の孔23は、バッグを吊下げた場合に口部3、4
が鉛直下方向に向くような位置に設けられている。そし
て、区画A、Bを隔離する隔離手段6は、かかる鉛直方
向と平行となる位置に設けられている。
【0058】図9に示されるような構造とすれば、バッ
グの吊下げ用の孔23を支柱に取り付けた場合、隔離手
段6の個所でバッグを折り曲げることができるため、輸
液ラインの接続が容易になる等の点で好都合である。
【0059】輸液バッグの材質としては、従来より輸液
容器等に使用されている可撓性樹脂が好ましい。より好
ましい樹脂としては、ある程度の耐熱性のある軟質合成
樹脂(ポリオレフィン類(ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、エチレン−プロピレン共重合体、ポリプロピレンと
ポリエチレン又はポリブテンとの混合物、前記ポリオレ
フィンの部分架橋物、エチレン−酢酸ビニル共重合体、
エチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体、エチ
レン−(メタ)アクリル酸共重合体、エチレン−無水マ
レイン酸共重合体等)、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−
酢酸ビニル共重合体、フッ化エチレン−塩化ビニリデン
共重合体、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレート)、ナイロン、スチレ
ン系エラストマー(スチレン−エチレン−ブチレン−ス
チレンブロック共重合体、水素添加スチレン−エチレン
−ブタジエン共重合体、水素添加スチレン−イソプレン
−スチレン共重合体等)等)である。
【0060】これらの重合体を単独で、又は適宜混合し
て得られる混合物で樹脂シートを形成したり、あるいは
これらの樹脂シートを貼りあわせて多層シートを形成
し、この樹脂シートで袋状物を作製する。そして、輸液
を排出する口部や輸液成分を充填する充填部を設けて輸
液バッグを得る。輸液バッグに使用する耐熱性軟質合成
樹脂の好適例としては、ポリプロピレンとスチレン系エ
ラストマーとの混合物などが挙げられる。
【0061】輸液バッグは、従来の一般的な輸液バッグ
の製造方法を適宜応用して製造することができる。例え
ば、二枚の樹脂シートの周縁部を熱溶着する方法(シー
ト方式)、インフレーション成形機により樹脂を押し出
し成形して筒状に成形したものの両端開口部を熱溶着す
る方法(インフレ方式)、パリソンの一部を金型で挟
み、気体を吹き込むことによって成型する方法(ブロー
成型方式)等を採用して製造することができる。
【0062】輸液バッグの空気透過性としては、気密性
が高いものが好ましい。例えば、気密性を酸素透過度で
表した場合、20℃、60%RHで、5mL(STP)/
3・24時間以下のものが好ましく、1mL(ST
P)/m3 ・24時間以下のものがより好ましい。
【0063】各区画の容積の総量は、適用する患者等に
依存するため一概には言えないが、例えば500〜40
00mLが好ましく、1000〜3000mLがより好
ましく、1500〜2000mLが特に好ましい。この
ような輸液バッグを用いれば一日必要量の全輸液成分を
バッグ内に充填することができる。その結果、輸液バッ
グを取り替えることなく長時間、例えば12時間を超え
る連続投与が可能となる。
【0064】各区画間の容積比は、各区画に充填される
輸液成分の種類等に応じて適宜設定可能である。例えば
二区画(A、B)タイプの輸液バッグの場合、A:B=
1:0.05〜20が好ましく、1:0.1〜10がよ
り好ましく、1:0.5〜2が特に好ましい。例えば三
区画(A、B、C)タイプの輸液バッグの場合、A:
B:C=1:0.05〜20:0.05〜20が好まし
く、1:0.1〜10:0.1〜10がより好ましく、
1:0.5〜2:0.5〜2が特に好ましい。例えば四
区画(A、B、C、D)タイプの輸液バッグの場合、
A:B:C:D=1:0.05〜20:0.05〜2
0:0.05〜20が好ましく、1:0.1〜10:
0.1〜10:0.1〜10がより好ましく、1:0.
5〜2:0.5〜2:0.5〜2が特に好ましい。
【0065】区画の中に設けられる各室間の容積比とし
ては、各室に充填される輸液成分の種類等に依存するた
め一概には言えないが、例えば二室(a、b)の場合、
a:b=1:0.05〜20が好ましく、1:0.1〜
10がより好ましく、1:0.5〜2が特に好ましい。
また、例えば三室(a、b、c)の場合、a:b:c=
1:0.05〜20:0.05〜20が好ましく、1:
0.1〜10:0.1〜10がより好ましく、1:0.
5〜2:0.5〜2が特に好ましい。また、例えば四室
(a、b、c、d)の場合、a:b:c:d=1:0.
05〜20:0.05〜20:0.05〜20が好まし
く、1:0.1〜10:0.1〜10:0.1〜10が
より好ましく、1:0.5〜2:0.5〜2:0.5〜
2が特に好ましい。
【0066】本発明に用いられる輸液バッグの各区画は
輸液を排出するための口部をそれぞれ有している。かか
る口部を各区画ごとに設けることにより、各区画に分け
て充填された輸液成分が輸液バッグ内で混合することな
く、各輸液成分を輸液バッグ外に排出させ、患者体内に
注入する直前に混合させることができる。バッグ本体と
口部との接続方法は、公知の方法、例えば熱溶着等の方
法が挙げられる。また、区画あたりの口部の数は通常1
であるが、必要に応じて2〜4に増やすことができる。
【0067】口部の構造及び材質は特に制限されず、輸
液バッグにおいて従来から採用されている構造及び材質
とすることができる。口部の例としては、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリスチレ
ン、ポリカーボネート等の半硬質材料からなる筒状部材
と、該筒状部材内又はその端部に配置された、針刺可能
な密封部材とからなる構造のものや、このような構造物
にさらにプラスチックでラミネート加工が施されたもの
等が挙げられる。ここで、針刺可能な密封部材の材質と
しては、弾性材料(例えば、イソプレンゴム、天然ゴ
ム、ブチルゴム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエ
ンゴム、シリコーンゴム等の各種ゴム材料(特に加硫し
たもの)、ポリウレタン系、ポリアミド系、ポリエステ
ル系、オレフィン系、スチレン系等の各種熱可塑性エラ
ストマー、それらの混合物等)が挙げられる。
【0068】患者への投与時には、各口部に輸液ライン
10を接続することとなる。各輸液ライン同士を例えば
図1に示すように接続して患者に輸液成分を投与する。
各区画に分けられて充填された輸液成分は、輸液ライン
内で初めて互いに接触することとなる。輸液ライン内で
の輸液成分の滞留は比較的短時間であることから、各輸
液成分の接触・混合による影響(例えば、分解、沈殿生
成、変質、着色等)がほとんど生じないまま、輸液成分
が患者に投与されることとなる。
【0069】なお、必要に応じて、輸液成分を充填する
充填部11を区画(さらに室を有する場合は室)に設け
ても構わない。この場合、該充填部を経由して輸液成分
が充填されることとなる。一方、かかる充填部を設けな
くとも、輸液成分を区画内(又は室内)に充填すること
ができる。この場合、バッグの製造時に熱溶着しない個
所を設けておき、そこから輸液成分を充填する。そして
その後、当該個所を熱溶着すれば良い。バッグ本体と充
填部との接続方法は、公知の方法、例えば熱溶着等が挙
げられる。
【0070】充填部の構造及び材質は特に制限されず、
輸液バッグにおいて従来から採用されている構造及び材
質とすることができる。例えば、口部と同様の材質とす
れば良い。ただし、誤った接続による事故を防止するた
めに、充填部の構造は、通常、口部と形状的に異なる構
造とすることが好ましい。
【0071】さらに、区画内(又は室内)に別の輸液成
分を必要に応じて混注するための部材(いわゆる混注
口)をバッグに設けても良い。混注口の構造及び材質は
特に制限されず、輸液バッグにおいて従来から採用され
ている構造及び材質とすることができる。例えば、口部
と同様の材質とすれば良い。ただし、誤った接続による
事故を防止するために、混注口の構造は、通常、口部と
形状的に異なる構造とすることが好ましい。
【0072】輸液バッグの滅菌は常法に従って行うこと
ができる。例えば、電子線滅菌法、紫外線滅菌法、γ線
滅菌法、オートクレーブ滅菌法、ガス滅菌法等のいずれ
か又はこれらの組合せにより行えば良い。
【0073】3.輸液製剤 本発明の輸液製剤は、上記の輸液バッグに各輸液成分を
充填することにより製造することができる。輸液バッグ
の各区画(又は各室)への各輸液成分の充填・密封は、
常法に従って行うことができる。例えば、濾過滅菌、加
熱滅菌等により予め滅菌した輸液成分を、各区画等に無
菌的に充填・密封する方法や、各区画等にそれぞれ輸液
成分を充填・密封し、次いで内容物と共に輸液バッグご
と常法(例えば、高圧蒸気滅菌法、熱水浸漬滅菌法、熱
水シャワー滅菌法)に従って滅菌する方法等を採用する
ことができる。
【0074】また、輸液製剤に用いられる輸液バッグと
しては、上記の輸液バッグが挙げられる。次に、本発明
の輸液製剤の具体的な態様について説明する。
【0075】(1)微量元素と、該微量元素と共存する
ことにより化学変化を受け得る成分とが充填されてなる
輸液製剤 本態様の輸液製剤では、輸液バッグの異なる区画に、微
量元素と、該微量元素と共存することにより化学変化を
受け得る成分とが輸液成分としてそれぞれ充填されてい
る。
【0076】輸液バッグには、微量元素や該微量元素と
共存することにより化学変化を受け得る成分に影響を与
えない限り、他の種類の輸液成分が添加成分としてさら
に充填されていても良い。このような添加成分は、一種
類でも良く、二種類以上でも良い。
【0077】具体的な添加成分としては、アミノ酸類、
電解質、糖類及び脂肪乳剤からなる群より選ばれる一種
以上の成分が挙げられる。ただし、これらの添加成分の
全ての種類が輸液製剤に充填される必要はなく、輸液製
剤の目的により、適宜選択すれば良い。充填の組合せに
関して、メイラード反応を抑制する観点から、アミノ酸
類と糖類は同じ区画又は同じ室に充填しない。さらに、
油脂粒子を安定化させる観点から、電解質と脂肪乳剤は
同じ区画に充填しない。従って、添加成分の充填の際の
好ましい分配の一態様としては、アミノ酸類、電解質、
糖類及び脂肪乳剤からなる群より選ばれる1種以上の添
加成分が、アミノ酸類と糖類が同一の室に分配されない
ようにかつ電解質と脂肪乳剤が同一の室に分配されない
ように、各室に充填される態様が挙げられる。
【0078】また、輸液バッグに充填される各輸液成分
の量としては、該輸液成分の一日必要量が好ましい。本
発明の輸液製剤は、投与時間が長時間であっても、各成
分の変化等が生じることなく安定且つ安全に投与するこ
とができるため、従来よりも多量の輸液成分を充填する
ことができる。
【0079】本態様に用いることのできる好ましい輸液
バッグとしては、例えば図1に示されるような二区画の
バッグ、図3に示されるような二区画でかつ一方の区画
が二室に分画されている(二区画二室の)バッグ、図4
に示されるような二区画で各区画が二室に分画されてい
る(二区画四室の)バッグ、図2に示されるような三区
画のバッグ等が挙げられる。
【0080】二区画のバッグを用いる場合、微量元素は
一方の区画(区画A)に、そして該微量元素と共存する
ことにより化学変化を受け得る成分は別の区画(区画
B)にそれぞれ分けて充填される。
【0081】必要に応じて、さらに添加成分が輸液バッ
グ内に充填されていても良い。この場合、各輸液成分の
充填の組合せの例としては、1)区画Aにアミノ酸類及び
/又は脂肪乳剤が充填され、区画Bに電解質及び/又は
糖類が充填される態様、2)区画Aに電解質及び/又は糖
類が充填され、区画Bにアミノ酸類及び/又は脂肪乳剤
が充填される態様、3)区画Aに脂肪乳剤及び/又は糖類
が充填され、区画Bにアミノ酸類及び/又は電解質が充
填される態様、及び4)区画Aにアミノ酸類及び/又は電
解質が充填され、区画Bに脂肪乳剤及び/又は糖類が充
填される態様が挙げられる。これらの態様が二区画のバ
ッグを用いる場合の組合せの全てではない。例えば脂肪
乳剤が充填されない態様等も本発明に包含される組合せ
である。当業者であれば、本明細書に記載されていない
組合せについても、本明細書の記載から容易に導き出す
ことができ、かかる組合せも本発明に包含される。
【0082】二区画二室のバッグを用いる場合、すなわ
ち、輸液バックの区画が区画A及び区画Bの二区画であ
り、区画Aが連通可能な隔壁により室a1 及び室a2
分画され、かつ区画Bが一室よりなる輸液バックを用い
る場合、区画Aに微量元素が、そして区画Bに該微量元
素と共存することにより化学変化を受け得る成分が充填
され、さらに一種以上の添加成分が輸液バック内に充填
される。かかる添加成分は、アミノ酸類と糖類が同一の
室に分配されないようにかつ電解質と脂肪乳剤が同一の
室に分配されないように、各室に充填される。
【0083】上記の場合の各輸液成分の充填の組合せの
例としては、1)室a1 に微量元素と脂肪乳剤が、室a2
に糖類が、区画Bに該微量元素と共存することにより化
学変化を受け得る成分、アミノ酸類及び電解質がそれぞ
れ充填される態様、2)室a1に微量元素と脂肪乳剤が、
室a2 にアミノ酸類が、区画Bに該微量元素と共存する
ことにより化学変化を受け得る成分、糖類及び電解質が
それぞれ充填される態様、3)室a1 に微量元素と電解質
が、室a2 に糖類が、区画Bに該微量元素と共存するこ
とにより化学変化を受け得る成分、アミノ酸類及び脂肪
乳剤がそれぞれ充填される態様、4)室a1 に微量元素と
電解質が、室a2 にアミノ酸類が、区画Bに該微量元素
と共存することにより化学変化を受け得る成分、糖類及
び脂肪乳剤が充填される態様、5)室a1 に微量元素とア
ミノ酸類が、室a2 に糖類と脂肪乳剤が、区画Bに該微
量元素と共存することにより化学変化を受け得る成分及
び電解質がそれぞれ充填される態様、6)室a1 に微量元
素とアミノ酸類が、室a2に糖類と電解質が、区画Bに
該微量元素と共存することにより化学変化を受け得る成
分と脂肪乳剤がそれぞれ充填される態様、7)室a1 に微
量元素と糖類が、室a2 にアミノ酸類と脂肪乳剤が、区
画Bに該微量元素と共存することにより化学変化を受け
得る成分と電解質がそれぞれ充填される態様、8)室a1
に微量元素と糖類が、室a2 にアミノ酸類と電解質が、
区画Bに該微量元素と共存することにより化学変化を受
け得る成分と脂肪乳剤がそれぞれ充填される態様、並び
に9)室a1 に微量元素と糖類が、室a2 に脂肪乳剤が、
区画Bに該微量元素と共存することにより化学変化を受
け得る成分、アミノ酸類及び電解質がそれぞれ充填され
る態様等が挙げられる。
【0084】これらの態様が二区画二室のバッグを用い
る場合の組合せの全てではなく、例えば、区画Bに微量
元素と共存することにより化学変化を受け得る成分のみ
が充填される態様(例えば、室a1 に微量元素と電解質
とアミノ酸類が、該室a2 に脂肪乳剤と糖類が、該区画
Bに該微量元素と共存することにより化学変化を受け得
る成分がそれぞれ充填されてなる輸液製剤等)、室a1
に微量元素のみが充填される態様、さらには脂肪乳剤が
充填されない態様、その他の容易に考えられる態様等
も、本発明に包含される組合せである。当業者であれ
ば、本明細書に記載されていない組合せについても、本
明細書の記載から容易に導き出すことができ、かかる組
合せも本発明に包含される。
【0085】二区画四室のバッグを用いる場合、すなわ
ち、輸液バッグの区画が区画A及び区画Bの二区画であ
り、区画Aが連通可能な隔壁により室a1 及び室a2
分画され、かつ区画Bが連通可能な隔壁により室b1
び室b2 に分画された輸液バッグを用いる場合、室a1
に微量元素が、室b1 に該微量元素と共存することによ
り化学変化を受け得る成分がそれぞれ充填される。さら
に一種以上の添加成分が輸液バック内に充填される。か
かる添加成分は、アミノ酸類と糖類が同一の室に分配さ
れないように、かつ電解質と脂肪乳剤が同一の室に分配
されないように各室に充填される。
【0086】上記の場合の各輸液成分の充填の組合せの
例としては、1)室a1 に微量元素が、室a2 に糖類と電
解質が、室b1 に該微量元素と共存することにより化学
変化を受け得る成分が、そして室b2 に脂肪乳剤とアミ
ノ酸類がそれぞれ充填される態様、2)室a1 に微量元素
が、室a2 に脂肪乳剤及びアミノ酸類が、室b1 に該微
量元素と共存することにより化学変化を受け得る成分
が、そして室b2 に糖類と電解質がそれぞれ充填される
態様、3)室a1 に微量元素が、室a2 に脂肪乳剤及び糖
類が、室b1 に該微量元素と共存することにより化学変
化を受け得る成分が、そして室b2 に電解質とアミノ酸
類がそれぞれ充填される態様、並びに4)室a1 に微量元
素が、室a2 に電解質とアミノ酸類が、室b1 に該微量
元素と共存することにより化学変化を受け得る成分が、
そして室b2 に脂肪乳剤及び糖類がそれぞれ充填される
態様等が挙げられる。
【0087】これらの態様が二区画四室のバッグを用い
る場合の組合せの全てではなく、例えば、室a1 に複数
の輸液成分が充填される態様(例えば、室a1 に微量元
素と電解質が、室a2 に糖類が、室b1 に該微量元素と
共存することにより化学変化を受け得る成分とアミノ酸
類が、そして室b2 に脂肪乳剤がそれぞれ充填されてな
る輸液製剤等)や、脂肪乳剤が充填されない態様等も、
本発明に包含される組合せである。当業者であれば、本
明細書に記載されていない組合せについても、本明細書
の記載から容易に導き出すことができ、かかる組合せも
本発明に包含される。
【0088】三区画のバッグを用いる場合、微量元素は
一方の区画(区画A)に、添加成分は別の区画(区画
B)に、そして該微量元素と共存することにより化学変
化を受け得る成分は残りの区画(区画C)にそれぞれ分
けて充填される。さらに必要に応じて、区画A及び/又
は区画Bに添加成分を充填しても良い。かかる添加成分
は、アミノ酸類と糖類が同一の室に分配されないよう
に、かつ電解質と脂肪乳剤が同一の室に分配されないよ
うに各室に充填される。
【0089】上記の場合の各輸液成分の充填の組合せの
例としては、1)区画Aに微量元素と脂肪乳剤が、区画B
に糖類と電解質が、区画Cに該微量元素と共存すること
により化学変化を受け得る成分とアミノ酸類がそれぞれ
充填される態様、2)区画Aに微量元素と脂肪乳剤が、区
画Bにアミノ酸類と電解質が、区画Cに該微量元素と共
存することにより化学変化を受け得る成分と糖類がそれ
ぞれ充填される態様、3)区画Aに微量元素と電解質が、
区画Bに糖類と脂肪乳剤が、区画Cに該微量元素と共存
することにより化学変化を受け得る成分とアミノ酸類が
それぞれ充填される態様、4)区画Aに微量元素と電解質
が、区画Bにアミノ酸類と脂肪乳剤が、区画Cに該微量
元素と共存することにより化学変化を受け得る成分と糖
類がそれぞれ充填される態様、5)区画Aに微量元素とア
ミノ酸類が、区画Bに糖類と脂肪乳剤が、区画Cに該微
量元素と共存することにより化学変化を受け得る成分と
電解質がそれぞれ充填される態様、6)区画Aに微量元素
とアミノ酸類が、区画Bに糖類と電解質が、区画Cに該
微量元素と共存することにより化学変化を受け得る成分
と脂肪乳剤がそれぞれ充填される態様、7)区画Aに微量
元素と糖類が、区画Bにアミノ酸類と脂肪乳剤が、区画
Cに該微量元素と共存することにより化学変化を受け得
る成分と電解質がそれぞれ充填される態様、並びに8)区
画Aに微量元素と糖類が、区画Bにアミノ酸類と電解質
が、区画Cに該微量元素と共存することにより化学変化
を受け得る成分と脂肪乳剤がそれぞれ充填される態様等
が挙げられる。
【0090】これらの態様が三区画のバッグを用いる場
合の組合せの全てではなく、例えば、一つの区画に三種
類の輸液成分が充填される態様(例えば、区画Aに微量
元素、脂肪乳剤及び糖類が、区画Bに電解質が、区画C
に該微量元素と共存することにより化学変化を受け得る
成分とアミノ酸類がそれぞれ充填される輸液製剤や、あ
るいは区画Aに微量元素と糖類と電解質が、区画Bに脂
肪乳剤が、該画Cに該微量元素と共存することにより化
学変化を受け得る成分とアミノ酸類がそれぞれ充填され
てなる輸液製剤等)や、脂肪乳剤が充填されない態様等
も、本発明に包含される組合せである。当業者であれ
ば、本明細書に記載されていない組合せについても、本
明細書の記載から容易に導き出すことができ、かかる組
合せも本発明に包含される。
【0091】(2)アミノ酸類と糖類とが充填されてな
る輸液製剤 本態様の輸液製剤では、輸液バッグの異なる区画に、ア
ミノ酸類と糖類とが輸液成分としてそれぞれ充填されて
いる。
【0092】輸液バッグには、アミノ酸類や糖類に影響
を与えない限り、他の種類の輸液成分が添加成分として
さらに充填されていても良い。このような添加成分は、
一種類でも良く、二種類以上でも良い。
【0093】具体的な添加成分としては、微量元素、電
解質、微量元素と共存することにより化学変化を受け得
る成分及び脂肪乳剤からなる群より選ばれる一種以上の
成分が挙げられる。ただし、これらの添加成分の全ての
種類が輸液製剤に充填される必要はなく、輸液製剤の目
的により、適宜選択すれば良い。充填の組合せに関し
て、微量元素と共存することにより化学変化を受け得る
成分の分解等を抑制する観点から、微量元素と当該成分
とは同じ区画に充填しない。さらに、油脂粒子を安定化
させる観点から、電解質と脂肪乳剤は同じ区画に充填し
ない。よって、添加成分の充填の際の好ましい分配の一
態様としては、微量元素、電解質、微量元素と共存する
ことにより化学変化を受け得る成分、及び脂肪乳剤から
なる群より選ばれる1種以上の添加成分が、微量元素と
該微量元素と共存することにより化学変化を受け得る成
分が同一の室に分配されないように且つ電解質と脂肪乳
剤が同一の室に分配されないように、各室に充填される
態様が挙げられる。
【0094】また、輸液バッグに充填される各輸液成分
の量としては、該輸液成分の一日必要量が好ましい。本
発明の輸液製剤は、投与時間が長時間であっても、各成
分の変化等が生じることなく安定且つ安全に投与するこ
とができるため、従来よりも多量の輸液成分を充填する
ことができる。
【0095】本態様に用いることのできる好ましい輸液
バッグとしては、例えば図1に示されるような二区画の
バッグ、図3に示されるような二区画でかつ一方の区画
が二室に分画されている(二区画二室の)バッグ、図4
に示されるような二区画で各区画が二室に分画されてい
る(二区画四室の)バッグ、図2に示されるような三区
画のバッグ等が挙げられる。
【0096】二区画のバッグを用いる場合、アミノ酸類
は一方の区画(区画A)に、そして糖類は別の区画(区
画B)にそれぞれ分けて充填される。必要に応じて、さ
らに添加成分が充填されていても良い。この場合、具体
的な組合せの例としては、1)区画Aに脂肪乳剤及び/又
は微量元素が充填され、区画Bに電解質及び/又は微量
元素と共存することにより化学変化を受け得る成分が充
填される態様、2)区画Aに電解質及び/又は微量元素と
共存することにより化学変化を受け得る成分が充填さ
れ、区画Bに脂肪乳剤及び/又は微量元素が充填される
態様、3)区画Aに脂肪乳剤及び/又は微量元素と共存す
ることにより化学変化を受け得る成分が充填され、区画
Bに電解質及び/又は微量元素が充填される態様、及び
4)区画Aに電解質及び/又は微量元素が充填され、区画
Bに脂肪乳剤及び/又は微量元素と共存することにより
化学変化を受け得る成分が充填される態様等が挙げられ
る。
【0097】また、二区画のバッグを用いる場合であっ
て、添加成分として微量元素を用いないときの輸液製剤
のさらなる態様としては、アミノ酸類、電解質、糖類、
ビタミン類及び脂肪乳剤からなる群より選ばれる1種以
上の添加成分がアミノ酸類と糖類が同一の区画に分配さ
れないように、かつ電解質と脂肪乳剤が同一の区画に分
配されないように該区画A及び区画Bに充填される。上
記の態様が二区画のバッグを用いる場合の組合せの全て
ではなく、例えば脂肪乳剤が充填されない態様等も本発
明に包含される組合せである。当業者であれば、本明細
書に記載されていない組合せについても、本明細書の記
載から容易に導き出すことができ、かかる組合せも本発
明に包含される。
【0098】二区画二室のバッグを用いる場合、すなわ
ち、輸液バックの区画が区画A及び区画Bの二区画であ
り、区画Aが連通可能な隔壁により室a1 及び室a2
分画され、かつ区画Bが一室よりなる輸液バックを用い
る場合、区画Aにアミノ酸類が、そして区画Bに糖類が
充填され、さらに一種以上の添加成分が輸液バック内に
充填される。かかる添加成分は、微量元素と該微量元素
と共存することにより化学変化を受け得る成分が同一の
室に分配されないように、かつ電解質と脂肪乳剤が同一
の室に分配されないように各室に充填される。
【0099】上記の場合の各輸液成分の充填の組合せの
例としては、1)室a1 にアミノ酸類と脂肪乳剤が、室a
2 に微量元素と共存することにより化学変化を受け得る
成分が、区画Bに糖類、微量元素及び電解質がそれぞれ
充填される態様、2)室a1 にアミノ酸類と脂肪乳剤が、
室a2 に微量元素が、区画Bに糖類、微量元素と共存す
ることにより化学変化を受け得る成分及び電解質がそれ
ぞれ充填される態様、3)室a1 にアミノ酸類と電解質
が、室a2 に微量元素と共存することにより化学変化を
受け得る成分が、区画Bに糖類、微量元素及び脂肪乳剤
がそれぞれ充填される態様、並びに4)室a1 にアミノ酸
類と電解質が、室a2 に微量元素が、区画Bに糖類、微
量元素と共存することにより化学変化を受け得る成分及
び脂肪乳剤が充填される態様等が挙げられる。
【0100】また、二区画二室のバッグを用いる場合で
あって、添加成分として微量元素を用いないときの輸液
製剤のさらなる態様としては、アミノ酸類、電解質、糖
類、ビタミン類及び脂肪乳剤からなる群より選ばれる1
種以上の添加成分が、アミノ酸類と糖類が区画Aの同一
の室又は区画Bに分配されないように且つ電解質と脂肪
乳剤が区画Aの同一の室又は区画Bに分配されないよう
に、各区画若しくは同一区画の各室に充填される。
【0101】上記の態様が二区画二室のバッグを用いる
場合の組合せの全てではなく、例えば、室a1 にアミノ
酸類のみが充填される態様や、区画Bにアミノ酸類が充
填される態様、脂肪乳剤が充填されない態様等も、本発
明に包含される組合せである。当業者であれば、本明細
書に記載されていない組合せについても、本明細書の記
載から容易に導き出すことができ、かかる組合せも本発
明に包含される。
【0102】二区画四室のバッグを用いる場合、アミノ
酸類は一方の区画(区画A)のいずれかの室(室a1
に、そして糖類は別の区画(区画B)のいずれかの室
(室b 1 )にそれぞれ分けて充填される。必要に応じ
て、さらに添加成分が充填されていても良い。この場
合、添加成分は残りの室(区画Aの室a2 及び/又は区
画Bの室b2 )に充填される。この場合、具体的な組合
せの例としては、1)室a2 に脂肪乳剤及び/又は微量元
素が充填され、室b2 に電解質及び/又は微量元素と共
存することにより化学変化を受け得る成分が充填される
態様、2)室a2 に電解質及び/又は微量元素と共存する
ことにより化学変化を受け得る成分が充填され、室b2
に脂肪乳剤及び/又は微量元素が充填される態様、3)室
2 に脂肪乳剤及び/又は微量元素と共存することによ
り化学変化を受け得る成分が充填され、室b2 に電解質
及び/又は微量元素が充填される態様、及び4)室a2
電解質及び/又は微量元素が充填され、室b2 に脂肪乳
剤及び/又は微量元素と共存することにより化学変化を
受け得る成分が充填される態様が挙げられる。
【0103】これらの態様が二区画四室のバッグを用い
る場合の組合せの全てではなく、例えば、さらに、添加
成分が室a1 及び/又は室b1 に充填される態様等も、
本発明に包含される組合せである。当業者であれば、本
明細書に記載されていない組合せについても、本明細書
の記載から容易に導き出すことができ、かかる組合せも
本発明に包含される。
【0104】三区画のバッグを用いる場合、アミノ酸類
は一方の区画(区画A)に、添加成分は別の区画(区画
B)に、そして糖類は残りの区画(区画C)にそれぞれ
分けて充填される。さらに必要に応じて、区画A及び/
又は区画Bに添加成分を充填しても良い。かかる添加成
分は、微量元素と微量元素と共存することにより化学変
化を受け得る成分が同一の室に分配されないように且つ
電解質と脂肪乳剤が同一の室に分配されないように、各
室に充填される。
【0105】上記の場合の各輸液成分の充填の組合せの
例としては、1)区画Aにアミノ酸類と脂肪乳剤が、区画
Bに微量元素と共存することにより化学変化を受け得る
成分と電解質が、区画Cに糖類と微量元素がそれぞれ充
填される態様、2)区画Aにアミノ酸類と脂肪乳剤が、区
画Bに微量元素と電解質が、区画Cに糖類と微量元素と
共存することにより化学変化を受け得る成分がそれぞれ
充填される態様、3)区画Aにアミノ酸類と電解質が、区
画Bに微量元素と共存することにより化学変化を受け得
る成分と脂肪乳剤が、区画Cに糖類と微量元素がそれぞ
れ充填される態様、4)区画Aにアミノ酸類と電解質が、
区画Bに微量元素と脂肪乳剤が、区画Cに糖類と微量元
素と共存することにより化学変化を受け得る成分がそれ
ぞれ充填される態様、5)区画Aにアミノ酸類と微量元素
が、区画Bに微量元素と共存することにより化学変化を
受け得る成分と脂肪乳剤が、区画Cに糖類と電解質がそ
れぞれ充填される態様、6)区画Aにアミノ酸類と微量元
素が、区画Bに微量元素と共存することにより化学変化
を受け得る成分と電解質が、区画Cに糖類と脂肪乳剤が
それぞれ充填される態様、7)区画Aにアミノ酸類と微量
元素と共存することにより化学変化を受け得る成分が、
区画Bに微量元素と脂肪乳剤が、区画Cに糖類と電解質
がそれぞれ充填される態様、並びに8)区画Aにアミノ酸
類と微量元素と共存することにより化学変化を受け得る
成分が、区画Bに微量元素と電解質が、区画Cに糖類と
脂肪乳剤がそれぞれ充填される態様等が挙げられる。
【0106】また、三区画のバッグを用いる場合であっ
て、添加成分として微量元素を用いないときの輸液製剤
のさらなる態様としては、アミノ酸類、電解質、糖類、
ビタミン類及び脂肪乳剤からなる群より選ばれる1種以
上の添加成分が、アミノ酸類と糖類が同一の区画に分配
されないように且つ電解質と脂肪乳剤が同一の区画に分
配されないように、各区画に充填される。
【0107】これらの態様が三区画のバッグを用いる場
合の組合せの全てではなく、例えば、一つの区画に三種
類の輸液成分が充填される態様や、脂肪乳剤が充填され
ない態様等も、本発明に包含される組合せである。当業
者であれば、本明細書に記載されていない組合せについ
ても、本明細書の記載から容易に導き出すことができ、
かかる組合せも本発明に包含される。
【0108】(3)脂肪乳剤と電解質とが充填されてな
る輸液製剤 本態様の輸液製剤では、輸液バッグの異なる区画に、脂
肪乳剤と電解質とが輸液成分としてそれぞれ充填されて
いる。
【0109】輸液バッグには、脂肪乳剤や電解質に影響
を与えない限り、他の種類の輸液成分が添加成分として
さらに充填されていても良い。このような添加成分は、
一種類でも良く、二種類以上でも良い。
【0110】具体的な添加成分としては、アミノ酸類、
微量元素、糖類及び該微量元素と共存することにより化
学変化を受け得る成分からなる群より選ばれる一種以上
の成分が挙げられる。ただし、これらの添加成分の全て
の種類が輸液製剤に充填される必要はなく、輸液製剤の
目的により、適宜選択すれば良い。充填の組合せに関し
て、メイラード反応を抑制する観点から、アミノ酸類と
糖類は同じ区画に充填しない。さらに、微量元素と共存
することにより化学変化を受け得る成分の分解等を抑制
する観点から、微量元素と微量元素と共存することによ
り化学変化を受け得る成分とは同じ区画に充填しない。
従って、添加成分の充填の際の好ましい分配の一態様と
しては、アミノ酸類、微量元素、糖類及び該微量元素と
共存することにより化学変化を受け得る成分からなる群
より選ばれる1種以上の添加成分が、微量元素と該微量
元素と共存することにより化学変化を受け得る成分が同
一の室に分配されないように且つアミノ酸類と糖類が同
一の室に分配されないように、各室に充填される態様が
挙げられる。
【0111】また、輸液バッグに充填される各輸液成分
の量としては、該輸液成分の一日必要量が好ましい。本
発明の輸液製剤は、投与時間が長時間であっても、各成
分の変化等が生じることなく安定且つ安全に投与するこ
とができるため、従来よりも多量の輸液成分を充填する
ことができる。
【0112】本態様に用いることのできる好ましい輸液
バッグとしては、例えば図1に示されるような二区画の
バッグ、図3に示されるような二区画でかつ一方の区画
が二室に分画されている(二区画二室の)バッグ、図4
に示されるような二区画で各区画が二室に分画されてい
る(二区画四室の)バッグ、図2に示されるような三区
画のバッグ等が挙げられる。
【0113】二区画のバッグを用いる場合、脂肪乳剤は
一方の区画(区画A)に、そして電解質は別の区画(区
画B)にそれぞれ分けて充填される。必要に応じて、さ
らに添加成分が充填されていても良い。この場合、具体
的な組合せの例としては、1)区画Aに微量元素及び/又
はアミノ酸類が充填され、区画Bに微量元素と共存する
ことにより化学変化を受け得る成分及び/又は糖類が充
填される態様、2)区画Aに微量元素と共存することによ
り化学変化を受け得る成分及び/又は糖類が充填され、
区画Bに微量元素及び/又はアミノ酸類が充填される態
様、3)区画Aに微量元素及び/又は糖類が充填され、区
画Bに微量元素と共存することにより化学変化を受け得
る成分及び/又はアミノ酸類が充填される態様、及び4)
区画Aに微量元素と共存することにより化学変化を受け
得る成分及び/又はアミノ酸類が充填され、区画Bに微
量元素及び/又は糖類が充填される態様が挙げられる。
これらの態様が二区画のバッグを用いる場合の組合せの
全てではなく、例えば糖類が充填されない態様等も、本
発明に包含される組合せである。当業者であれば、本明
細書に記載されていない組合せについても、本明細書の
記載から容易に導き出すことができ、かかる組合せも本
発明に包含される。
【0114】二区画二室のバッグを用いる場合、すなわ
ち、輸液バックの区画が区画A及び区画Bの二区画であ
り、区画Aが連通可能な隔壁により室a1 及び室a2
分画され、かつ区画Bが一室よりなる輸液バックを用い
る場合、区画Aに脂肪乳剤が、そして区画Bに電解質が
充填され、さらに一種以上の添加成分が輸液バック内に
充填される。かかる添加成分は、アミノ酸類と糖類が同
一の室に分配されないように且つ微量元素と該微量元素
と共存することにより化学変化を受け得る成分が同一の
室に分配されないように、各室に充填される。
【0115】上記の場合の各輸液成分の充填の組合せの
例としては、1)室a1 に脂肪乳剤と微量元素が、室a2
に糖類が、区画Bに電解質、アミノ酸類及び微量元素と
共存することにより化学変化を受け得る成分がそれぞれ
充填される態様、2)室a1 に脂肪乳剤と微量元素が、室
2 にアミノ酸類が、区画Bに電解質、糖類及び微量元
素と共存することにより化学変化を受け得る成分がそれ
ぞれ充填される態様、3)室a1 に脂肪乳剤と微量元素と
共存することにより化学変化を受け得る成分が、室a2
に糖類が、区画Bに電解質、アミノ酸類及び微量元素が
それぞれ充填される態様、4)室a1 に脂肪乳剤と微量元
素と共存することにより化学変化を受け得る成分が、室
2 にアミノ酸類が、区画Bに電解質、糖類及び微量元
素が充填される態様、5)室a1 に脂肪乳剤とアミノ酸類
が、室a2 に糖類と微量元素が、区画Bに電解質及び微
量元素と共存することにより化学変化を受け得る成分が
それぞれ充填される態様、6)室a1 に脂肪乳剤とアミノ
酸類が、室a2 に糖類と微量元素と共存することにより
化学変化を受け得る成分が、区画Bに電解質と微量元素
がそれぞれ充填される態様、7)室a1 に脂肪乳剤と糖類
が、室a2 にアミノ酸類と微量元素が、区画Bに電解質
と微量元素と共存することにより化学変化を受け得る成
分がそれぞれ充填される態様、並びに8)室a1 に脂肪乳
剤と糖類が、室a2 にアミノ酸類と微量元素と共存する
ことにより化学変化を受け得る成分が、区画Bに電解質
と微量元素がそれぞれ充填される態様等が挙げられる。
【0116】これらの態様が二区画二室のバッグを用い
る場合の組合せの全てではなく、例えば室a1 に脂肪乳
剤のみが充填される態様や、区画Bに脂肪乳剤が充填さ
れる態様、微量元素が充填されない態様等も、本発明に
包含される組合せである。当業者であれば、本明細書に
記載されていない組合せについても、本明細書の記載か
ら容易に導き出すことができ、かかる組合せも本発明に
包含される。
【0117】二区画四室のバッグを用いる場合、脂肪乳
剤は一方の区画(区画A)のいずれかの室(室a1
に、そして電解質は別の区画(区画B)のいずれかの室
(室b 1 )にそれぞれ分けて充填される。必要に応じ
て、さらに添加成分が充填されていても良い。この場
合、添加成分は残りの室(区画Aの室a2 及び/又は区
画Bの室b2 )に充填される。この場合、具体的な組合
せの例としては、1)室a2 に微量元素及び/又はアミノ
酸類が充填され、室b2 に微量元素と共存することによ
り化学変化を受け得る成分及び/又は糖類が充填される
態様、2)室a2 に微量元素と共存することにより化学変
化を受け得る成分及び/又は糖類が充填され、室b2
微量元素及び/又はアミノ酸類が充填される態様、3)室
2 に微量元素及び/又は糖類が充填され、室b 2 に微
量元素と共存することにより化学変化を受け得る成分及
び/又はアミノ酸類が充填される態様、及び4)室a2
微量元素と共存することにより化学変化を受け得る成分
及び/又はアミノ酸類が充填され、室b2 に微量元素及
び/又は糖類が充填される態様が挙げられる。さらに、
必要に応じて添加成分を室a1 及び/又は室b1 に充填
しても良い。ただし、微量元素と微量元素と共存するこ
とにより化学変化を受け得る成分、及び糖類とアミノ酸
類は別の区画に充填される。
【0118】これらの態様が二区画四室のバッグを用い
る場合の組合せの全てではなく、例えば室a2 に輸液成
分が一種類のみが充填される態様や脂肪乳剤が充填され
ない態様等も、本発明に包含される組合せである。当業
者であれば、本明細書に記載されていない組合せについ
ても、本明細書の記載から容易に導き出すことができ、
かかる組合せも本発明に包含される。
【0119】三区画のバッグを用いる場合、脂肪乳剤は
一方の区画(区画A)に、添加成分は別の区画(区画
B)に、そして電解質は残りの区画(区画C)にそれぞ
れ分けて充填される。さらに必要に応じて、区画A及び
/又は区画Bに添加成分を充填しても良い。かかる添加
成分は、アミノ酸類と糖類が同一の室に分配されないよ
うに且つ微量元素と該微量元素と共存することにより化
学変化を受け得る成分が同一の室に分配されないよう
に、各室に充填される。
【0120】上記の場合の各輸液成分の充填の組合せの
例としては、1)区画Aに脂肪乳剤と微量元素が、区画B
に糖類と微量元素と共存することにより化学変化を受け
得る成分が、区画Cに電解質とアミノ酸類がそれぞれ充
填される態様、2)区画Aに脂肪乳剤と微量元素が、区画
Bにアミノ酸類と微量元素と共存することにより化学変
化を受け得る成分が、区画Cに電解質と糖類がそれぞれ
充填される態様、3)区画Aに脂肪乳剤と微量元素と共存
することにより化学変化を受け得る成分が、区画Bに糖
類と微量元素が、区画Cに電解質とアミノ酸類がそれぞ
れ充填される態様、4)区画Aに脂肪乳剤と微量元素と共
存することにより化学変化を受け得る成分が、区画Bに
アミノ酸類と微量元素が、区画Cに電解質と糖類がそれ
ぞれ充填される態様、5)区画Aに脂肪乳剤とアミノ酸類
が、区画Bに糖類と微量元素が、区画Cに電解質と微量
元素と共存することにより化学変化を受け得る成分がそ
れぞれ充填される態様、6)区画Aに脂肪乳剤とアミノ酸
類が、区画Bに糖類と微量元素と共存することにより化
学変化を受け得る成分が、区画Cに電解質と微量元素が
それぞれ充填される態様、7)区画Aに脂肪乳剤と糖類
が、区画Bにアミノ酸類と微量元素が、区画Cに電解質
と微量元素と共存することにより化学変化を受け得る成
分がそれぞれ充填される態様、並びに8)区画Aに脂肪乳
剤と糖類が、区画Bにアミノ酸類と微量元素と共存する
ことにより化学変化を受け得る成分が、区画Cに電解質
と微量元素がそれぞれ充填される態様等が挙げられる。
【0121】これらの態様が三区画のバッグを用いる場
合の組合せの全てではなく、例えば、一つの区画に三種
類の輸液成分が充填される態様や、微量元素等が充填さ
れない態様等も、本発明に包含される組合せである。当
業者であれば、本明細書に記載されていない組合せにつ
いても、本明細書の記載から容易に導き出すことがで
き、かかる組合せも本発明に包含される。
【0122】このように、本発明の輸液製剤は複数の輸
液成分を一つの製剤として提供できるため、製造業者に
おける輸液製剤の製造段階で所望の組合せの輸液成分を
充填し、一つのバッグ構造の輸液製剤として医療現場に
供給することができる。そのため、医療現場での輸液の
取り違え事故を構造的に回避することができる。さら
に、本発明の輸液製剤は横方向に各輸液成分を配置する
ことができるため、バッグが縦方向に長くならない。こ
のことから、背が高い患者に対しても、投与中の移動の
際の血液の逆流等の問題を起こすことなく安全に用いる
ことができる。
【0123】
【実施例】以下、実施例等により本発明をさらに詳しく
説明するが、本発明はかかる実施例等により何ら限定さ
れるものではない。
【0124】製造例1 下記のようにして、図1に記載の基本構造を持つ輸液バ
ッグを作製した。長方形のポリプロピレンシート(厚
さ:300μm、大きさ:42cm×28cm)を二枚
用意し、これらを重ね合わせた。まず最初に、シートの
短い側の両方の縁(m、m’)を1cmの幅で熱溶着し
た。
【0125】次いで、熱溶着した縁の一方(mとする)
からほぼ13cmの位置にて、mと平行方向に、1cm
の幅でシートを熱溶着した。これにより、相互に連通不
可能な隔離手段を形成した。この隔離手段により、容積
比がほぼ1:2の区画(それぞれ、A及びBとする)が
生じた。
【0126】次いで、市販の口部と混注口とを、シート
の長い側の縁(n、n’)の一方(nとする)に、シー
トに挟まれるように置いた。Aに口部3を一つ、そして
Bに口部4と混注口12を一つずつ置いた。これらの部
材がシートで挟まれた状態で、縁nを1cmの幅で熱溶
着した。これにより、各区画A、Bにそれそれ一つずつ
口部3、4が設けられた。そしてBには混注口12が設
けられた。
【0127】次いで、市販の充填部を、シートの長い側
の縁の残りの一方(n’)に、シートに挟まれるように
置いた。A、Bそれぞれに充填部11を一つずつ置い
た。これらの部材がシートに挟まれた状態で、縁n’を
1cmの幅で熱溶着した。これにより、各区画A、Bに
それそれ一つずつ充填部11が設けられた。このように
して、図1に示される輸液バッグを得た。この輸液バッ
グを輸液バッグ1とした。
【0128】実施例1 製造例1で得た輸液バッグ1に、次のようにして輸液成
分を充填した。一方の区画(区画A)には、糖類、電解
質及び微量元素を輸液成分として無菌充填した。輸液成
分の具体的な処方を表1に示す。
【0129】
【表1】
【0130】他方の区画(区画B)には、電解質、アミ
ノ酸類、ビタミンCを輸液成分として充填した。輸液成
分の具体的な処方を表2に示す。
【0131】
【表2】
【0132】試験例1 輸液製剤中のビタミンCの安定性について検討した。区
画を設けていないポリプロピレンシート製輸液バッグ
に、実施例1と同じ処方の輸液成分の全てを混合して無
菌充填した。このようにして得た輸液製剤を比較品1と
した。
【0133】本発明品1と比較品1の二種類の輸液製剤
を室温で静置し、ビタミンCの残存率を経時的に測定し
た。ビタミンCの定量は、第十四改正日本薬局方に記載
のアスコルビン酸注射液定量法(第十四改正日本薬局
方、213頁)に従って行った。その結果を表3に示
す。表3には、各測定時間におけるビタミンCの残存率
(%)が0時間のビタミンCの量を100.0として示
してある。
【0134】
【表3】
【0135】表3から明らかなように、本発明の輸液製
剤ではビタミンCの残存率が高く、本発明の輸液製剤は
24時間の投与に使用できるものであることが分かっ
た。
【0136】実施例2 図3記載の容器のA−a室に表4に示す糖と電解質を、
A−b室に表5に示すアミノ酸類を、そして区画Bに表
6に示す脂肪乳剤をそれぞれ無菌充填して本発明品2と
した。
【0137】
【表4】
【0138】
【表5】
【0139】
【表6】
【0140】試験例2 輸液製剤中の脂肪乳剤の安定性について検討した。対照
として、区画を設けていないポリプロピレンシート製輸
液バッグに、実施例2と同じ処方の輸液成分のすべてを
混合して無菌充填したものを用意し、これを比較品2と
した。2種類の輸液製剤、すなわち、本発明品2のA-a
とA-bを連通して中身を混合したもの及び比較品2を室
温に静置し、各観察時点でバッグ内の輸液の外観につい
て観察した。その結果を表7に示す。
【0141】
【表7】
【0142】表中の符号の意味は次のとおりである。 ○:白色不透明の乳濁液であった。 △:わずかな脂肪粒子のフローティングを認めた(静置
状態ではフローティングを認めるが、少し攪拌すると白
色不透明の乳濁液に戻った。)。 ×:顕著な脂肪粒子のフローティングを認めた(静置状
態でフローティングを認め、強く攪拌しなければ白色不
透明の乳濁液に戻らなかった。)。
【0143】このように、脂肪乳剤と二価イオンとが共
存した状態では、輸液ラインの目詰まりの原因となる脂
肪粒子のフローティングが認められた。本発明の輸液製
剤では、投与中に輸液バッグ内で両成分が接触する時間
が極めて短いため、両成分を患者に安全に投与できるこ
とが証明された。
【0144】
【発明の効果】本発明の輸液製剤は、他の輸液成分と長
時間接触すると室温でも不安定となる輸液成分を含む複
数の輸液成分から成る複合輸液を長時間かけて安定に且
つ安全に投与することができる輸液製剤である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は二区画輸液バッグの基本的構造の1例を
示す模式図である。
【図2】図2は三区画輸液バッグの基本的構造の1例を
示す模式図である。
【図3】図3は二区画三質輸液バッグの基本的構造の1
例を示す模式図である。
【図4】図4は二区画四室輸液バッグの基本的構造の1
例を示す模式図である。
【図5】図5は二区画四室輸液バッグの基本的構造の1
例を示す模式図である。
【図6】図6は二区画四室輸液バッグの基本的構造の1
例を示す模式図である。
【図7】図7は持ち手付き二区画輸液バッグの基本的構
造の1例を示す模式図である。
【図8】図8は持ち手付き二区画輸液バッグの基本的構
造の1例を示す模式図である。
【図9】図9は吊り下げ用孔付き二区画輸液バッグの基
本的構造の1例を示す模式図である。
【符号の説明】
3 口部 4 口部 5 口部 6 隔離手段 7 隔離手段 8 弱シール部 9 弱シール部 10 輸液ライン 11 充填部 12 混注口 21 持ち手 22 密封シール部 23 バッグの吊下げ用の孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 33/00 A61P 3/02 A61P 3/02 A61J 1/00 351A 351Z Fターム(参考) 4C076 AA12 BB13 CC22 FF12 4C086 AA01 BA18 EA01 HA01 HA02 HA03 HA04 HA09 HA11 MA03 MA04 MA17 MA66 NA04 ZC21 4C206 AA01 FA53 MA03 MA04 MA37 MA86 NA04 ZC21

Claims (41)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 輸液成分を充填するための複数の区画を
    有し、該区画が相互に連通不可能なように隔離され、そ
    して該区画のそれぞれが輸液成分を排出するための口部
    を有し、そして該区画のそれぞれが連通可能な隔壁によ
    り隔てられた複数の室を有してもよい輸液バッグの一つ
    の区画に微量元素が、そしてそれと異なる区画に該微量
    元素と共存することにより化学変化を受け得る成分がそ
    れぞれ充填されてなる輸液製剤。
  2. 【請求項2】 さらに、アミノ酸類、電解質、糖類及び
    脂肪乳剤からなる群より選ばれる1種以上の添加成分
    が、アミノ酸類と糖類が同一の室に分配されないように
    かつ電解質と脂肪乳剤が同一の室に分配されないよう
    に、各室に充填されてなる、請求項1に記載の輸液製
    剤。
  3. 【請求項3】 輸液バッグに充填される各輸液成分の量
    が、該輸液成分の一日必要量である、請求項1又は請求
    項2に記載の輸液製剤。
  4. 【請求項4】 該輸液バックの区画が区画A及び区画B
    の2区画であり、区画Aに微量元素が、そして区画Bに
    該微量元素と共存することにより化学変化を受け得る成
    分が充填されてなる、請求項1〜請求項3いずれか1項
    に記載の輸液製剤。
  5. 【請求項5】 該区画Aに微量元素、アミノ酸類及び脂
    肪乳剤が、そして区画Bに該微量元素と共存することに
    より化学変化を受け得る成分、電解質及び糖類がそれぞ
    れ充填されてなる、請求項4記載の輸液製剤。
  6. 【請求項6】 該区画Aに微量元素、電解質及び糖類
    が、そして区画Bに該微量元素と共存することにより化
    学変化を受け得る成分、アミノ酸類及び脂肪乳剤がそれ
    ぞれ充填されてなる、請求項4記載の輸液製剤。
  7. 【請求項7】 該区画Aに微量元素、脂肪乳剤及び糖類
    が、そして区画Bに該微量元素と共存することにより化
    学変化を受け得る成分、アミノ酸類及び電解質がそれぞ
    れ充填されてなる、請求項4記載の輸液製剤。
  8. 【請求項8】 該区画Aに微量元素、アミノ酸類及び電
    解質が、そして区画Bに該微量元素と共存することによ
    り化学変化を受け得る成分、脂肪乳剤及び糖類がそれぞ
    れ充填されてなる、請求項4記載の輸液製剤。
  9. 【請求項9】 該輸液バックの区画が区画A及び区画B
    の2区画であり、区画Aが連通可能な隔壁により室a1
    及び室a2 に分画され、かつ区画Bが1室よりなる輸液
    バッグの区画Aに微量元素が、そして区画Bに該微量元
    素と共存することにより化学変化を受け得る成分が充填
    され、さらにアミノ酸類、電解質、糖類及び脂肪乳剤か
    らなる群より選ばれる1種以上の添加成分がアミノ酸類
    と糖類が同一の室に分配されないように、かつ電解質と
    脂肪乳剤が同一の室に分配されないように各室に充填さ
    れてなる、請求項2又は請求項3に記載の輸液製剤。
  10. 【請求項10】 該室a1 に微量元素と電解質とアミノ
    酸類が、該室a2 に脂肪乳剤と糖類が、該区画Bに該微
    量元素と共存することにより化学変化を受け得る成分が
    それぞれ充填されてなる、請求項9記載の輸液製剤。
  11. 【請求項11】 該室a1 に微量元素と糖類が、該室a
    2 に脂肪乳剤が、該区画Bに該微量元素と共存すること
    により化学変化を受け得る成分、アミノ酸類及び電解質
    がそれぞれ充填されてなる、請求項9記載の輸液製剤。
  12. 【請求項12】 該室a1 に微量元素と脂肪乳剤が、該
    室a2 にアミノ酸類が、該区画Bに該微量元素と共存す
    ることにより化学変化を受け得る成分、糖類及び電解質
    がそれぞれ充填されてなる、請求項9記載の輸液製剤。
  13. 【請求項13】 該室a1 に微量元素と電解質が、該室
    2 に糖類が、該区画Bに該微量元素と共存することに
    より化学変化を受け得る成分、アミノ酸類及び脂肪乳剤
    がそれぞれ充填されてなる、請求項9記載の輸液製剤。
  14. 【請求項14】 該室a1 に微量元素と電解質が、該室
    2 にアミノ酸類が、該区画Bに該微量元素と共存する
    ことにより化学変化を受け得る成分、糖類及び脂肪乳剤
    がそれぞれ充填されてなる、請求項9記載の輸液製剤。
  15. 【請求項15】 該室a1 に微量元素とアミノ酸類が、
    該室a2 に糖類と脂肪乳剤が、該区画Bに該微量元素と
    共存することにより化学変化を受け得る成分と電解質が
    それぞれ充填されてなる、請求項9記載の輸液製剤。
  16. 【請求項16】 該室a1 に微量元素とアミノ酸類が、
    該室a2 に糖類と電解質が、該区画Bに該微量元素と共
    存することにより化学変化を受け得る成分と脂肪乳剤が
    それぞれ充填されてなる、請求項9記載の輸液製剤。
  17. 【請求項17】 該室a1 に微量元素と糖類が、該室a
    2 にアミノ酸類と脂肪乳剤が、該区画Bに該微量元素と
    共存することにより化学変化を受け得る成分と電解質が
    それぞれ充填されてなる、請求項9記載の輸液製剤。
  18. 【請求項18】 該室a1 に微量元素と糖類が、該室a
    2 にアミノ酸類と電解質が、該区画Bに該微量元素と共
    存することにより化学変化を受け得る成分と脂肪乳剤が
    それぞれ充填されてなる、請求項9記載の輸液製剤。
  19. 【請求項19】 該輸液バッグの区画が区画A及び区画
    Bの2区画であり、区画Aが連通可能な隔壁により室a
    1 及び室a2 に分画され、かつ区画Bが連通可能な隔壁
    により室b1 及び室b2 に分画されており、該室a1
    微量元素が、該室b1 に該微量元素と共存することによ
    り化学変化を受け得る成分がそれぞれ充填され、さらに
    アミノ酸類、電解質、糖類及び脂肪乳剤からなる群より
    選ばれる1種以上の添加成分が、アミノ酸類と糖類が同
    一の室に分配されないようにかつ電解質と脂肪乳剤が同
    一の室に分配されないように、各室に充填されてなる、
    請求項2又は請求項3に記載の輸液製剤。
  20. 【請求項20】 該室a1 に微量元素と電解質が、該室
    2 に糖類が、該室b1 に該微量元素と共存することに
    より化学変化を受け得る成分とアミノ酸類が、そして該
    室b2 に脂肪乳剤がそれぞれ充填されてなる、請求項1
    9記載の輸液製剤。
  21. 【請求項21】 該室a1 に微量元素が、該室a2 に糖
    類と電解質が、該室b1 に該微量元素と共存することに
    より化学変化を受け得る成分が、そして該室b2 に脂肪
    乳剤とアミノ酸類がそれぞれ充填されてなる、請求項1
    9記載の輸液製剤。
  22. 【請求項22】 該室a1 に微量元素が、該室a2 に脂
    肪乳剤及びアミノ酸類が、該室b1 に該微量元素と共存
    することにより化学変化を受け得る成分が、そして該室
    2 に糖類と電解質がそれぞれ充填されてなる、請求項
    19記載の輸液製剤。
  23. 【請求項23】 該室a1 に微量元素が、該室a2 に脂
    肪乳剤及び糖類が、該室b1 に該微量元素と共存するこ
    とにより化学変化を受け得る成分が、そして該室b2
    電解質とアミノ酸類がそれぞれ充填されてなる、請求項
    19記載の輸液製剤。
  24. 【請求項24】 該室a1 に微量元素が、該室a2 に電
    解質とアミノ酸類が、該室b1 に該微量元素と共存する
    ことにより化学変化を受け得る成分が、そして該室b2
    に脂肪乳剤及び糖類がそれぞれ充填されてなる、請求項
    19記載の輸液製剤。
  25. 【請求項25】 該輸液バックの区画が区画A、区画B
    及び区画Cの3区画よりなる輸液バッグの区画Aに微量
    元素が、そして区画Cに該微量元素と共存することによ
    り化学変化を受け得る成分がそれぞれ充填され、さらに
    アミノ酸類、電解質、糖類及び脂肪乳剤からなる群より
    選ばれる1種以上の添加成分が、アミノ酸類と糖類が同
    一の室に分配されないようにかつ電解質と脂肪乳剤が同
    一の室に分配されないように、各室に充填されてなる、
    請求項2又は請求項3に記載の輸液製剤。
  26. 【請求項26】 該区画Aに微量元素と糖類と電解質
    が、該区画Bに脂肪乳剤が、該区画Cに該微量元素と共
    存することにより化学変化を受け得る成分とアミノ酸類
    がそれぞれ充填されてなる、請求項25記載の輸液製
    剤。
  27. 【請求項27】 該区画Aに微量元素と脂肪乳剤が、該
    区画Bに糖類と電解質が、該区画Cに該微量元素と共存
    することにより化学変化を受け得る成分とアミノ酸類が
    それぞれ充填されてなる、請求項25記載の輸液製剤。
  28. 【請求項28】 該区画Aに微量元素、脂肪乳剤及び糖
    類が、該区画Bに電解質が、該区画Cに該微量元素と共
    存することにより化学変化を受け得る成分とアミノ酸類
    がそれぞれ充填されてなる、請求項25記載の輸液製
    剤。
  29. 【請求項29】 該区画Aに微量元素と脂肪乳剤が、該
    区画Bにアミノ酸類と電解質が、該区画Cに該微量元素
    と共存することにより化学変化を受け得る成分と糖類が
    それぞれ充填されてなる、請求項25記載の輸液製剤。
  30. 【請求項30】 該区画Aに微量元素と電解質が、該区
    画Bに糖類と脂肪乳剤が、該区画Cに該微量元素と共存
    することにより化学変化を受け得る成分とアミノ酸類が
    それぞれ充填されてなる、請求項25記載の輸液製剤。
  31. 【請求項31】 該区画Aに微量元素と電解質が、該区
    画Bにアミノ酸類と脂肪乳剤が、該区画Cに該微量元素
    と共存することにより化学変化を受け得る成分と糖類が
    それぞれ充填されてなる、請求項25記載の輸液製剤。
  32. 【請求項32】 該区画Aに微量元素とアミノ酸類が、
    該区画Bに糖類と脂肪乳剤が、該区画Cに該微量元素と
    共存することにより化学変化を受け得る成分と電解質が
    それぞれ充填されてなる、請求項25記載の輸液製剤。
  33. 【請求項33】 該区画Aに微量元素とアミノ酸類が、
    該区画Bに糖類と電解質が、該区画Cに該微量元素と共
    存することにより化学変化を受け得る成分と脂肪乳剤が
    それぞれ充填されてなる、請求項25記載の輸液製剤。
  34. 【請求項34】 該区画Aに微量元素と糖類が、該区画
    Bにアミノ酸類と脂肪乳剤が、該区画Cに該微量元素と
    共存することにより化学変化を受け得る成分と電解質が
    それぞれ充填されてなる、請求項25記載の輸液製剤。
  35. 【請求項35】 該区画Aに微量元素と糖類が、該区画
    Bにアミノ酸類と電解質が、該区画Cに該微量元素と共
    存することにより化学変化を受け得る成分と脂肪乳剤が
    それぞれ充填されてなる、請求項25記載の輸液製剤。
  36. 【請求項36】 微量元素と共存することにより化学変
    化を受け得る成分がビタミン類である、請求項1〜請求
    項35いずれか1項に記載の輸液製剤。
  37. 【請求項37】 微量元素と共存することにより化学変
    化を受け得る成分がビタミンCを含むビタミン類であ
    る、請求項1〜請求項35いずれか1項に記載の輸液製
    剤。
  38. 【請求項38】 微量元素と共存することにより化学変
    化を受け得る成分がビタミンCである、請求項1〜請求
    項35いずれか1項に記載の輸液製剤。
  39. 【請求項39】 輸液成分を充填するための複数の区画
    を有し、該区画が相互に連通不可能なように隔離され、
    そして該区画のそれぞれが輸液成分を排出するための口
    部を有し、そして該区画のそれぞれが連通可能な隔壁に
    より隔てられた複数の室を有してもよい輸液バッグの区
    画が区画A及び区画Bの2区画であり、アミノ酸類、電
    解質、糖類、ビタミン類及び脂肪乳剤からなる群より選
    ばれる1種以上の添加成分が、アミノ酸類と糖類が同一
    の区画に分配されないようにかつ電解質と脂肪乳剤が同
    一の区画に分配されないように、該区画A及び区画Bに
    充填されてなる輸液製剤。
  40. 【請求項40】 輸液成分を充填するための複数の区画
    を有し、該区画が相互に連通不可能なように隔離され、
    そして該区画のそれぞれが輸液成分を排出するための口
    部を有し、そして該区画のそれぞれが連通可能な隔壁に
    より隔てられた複数の室を有してもよい輸液バッグの区
    画が区画A及び区画Bの2区画であり、区画Aが連通可
    能な隔壁により室a1 及び室a2 に分画されている輸液
    バッグにおいて、アミノ酸類、電解質、糖類、ビタミン
    類及び脂肪乳剤からなる群より選ばれる1種以上の添加
    成分が、アミノ酸類と糖類が区画Aの同一の室又は区画
    Bに分配されないようにかつ電解質と脂肪乳剤が区画A
    の同一の室又は区画Bに分配されないように、各区画若
    しくは同一区画の各室に充填されてなる輸液製剤。
  41. 【請求項41】 輸液成分を充填するための複数の区画
    を有し、該区画が相互に連通不可能なように隔離され、
    そして該区画のそれぞれが輸液成分を排出するための口
    部を有し、そして該区画のそれぞれが連通可能な隔壁に
    より隔てられた複数の室を有してもよい輸液バッグの区
    画が区画A、区画B及び区画Cの3区画よりなる輸液バ
    ッグの区画Aにおいて、アミノ酸類、電解質、糖類、ビ
    タミン類及び脂肪乳剤からなる群より選ばれる1種以上
    の添加成分が、アミノ酸類と糖類が同一の区画に分配さ
    れないようにかつ電解質と脂肪乳剤が同一の区画に分配
    されないように、各区画に充填されてなる輸液製剤。
JP2002047359A 2002-02-25 2002-02-25 輸液製剤 Pending JP2003246731A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002047359A JP2003246731A (ja) 2002-02-25 2002-02-25 輸液製剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002047359A JP2003246731A (ja) 2002-02-25 2002-02-25 輸液製剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003246731A true JP2003246731A (ja) 2003-09-02

Family

ID=28660436

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002047359A Pending JP2003246731A (ja) 2002-02-25 2002-02-25 輸液製剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003246731A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9004761B2 (en) 2006-05-01 2015-04-14 Baxter International Inc. Multiple chamber container with mistake proof administration system
JP2017036269A (ja) * 2015-08-07 2017-02-16 テルモ株式会社 鉄含有注射用製剤

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9004761B2 (en) 2006-05-01 2015-04-14 Baxter International Inc. Multiple chamber container with mistake proof administration system
JP2017036269A (ja) * 2015-08-07 2017-02-16 テルモ株式会社 鉄含有注射用製剤

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100426153B1 (ko) 주입액으로충전시킨용기,주입제제및바이타민을포함하는고칼로리주입제제
EP0747033B1 (en) Transfusion liquid-containing holder and prepared transfusion liquid
JP6002980B2 (ja) 輸液製剤
KR101168848B1 (ko) 무균성 조합 제제
JP2003246731A (ja) 輸液製剤
JP2001163780A (ja) 総合栄養輸液剤
JP2003160501A (ja) 微量金属を含む輸液製剤
JP2002248158A (ja) 収容物入り医療用容器及びそれに適した容器
TWI794447B (zh) 輸液製劑
JPH08709A (ja) 輸液入り容器、輸液製剤及びビタミン配合総合高カロリー輸液製剤
JP2003159308A (ja) 医療用バッグ
JP2001055328A (ja) 総合栄養輸液剤
JP2008290968A (ja) 脂肪乳剤の安定化方法及び輸液バック
JPH09122205A (ja) 脂肪乳剤を含む輸液剤の輸液容器
HK1088529B (en) Aseptic combination preparation
HK40039605A (en) Transfusion preparation
JPH09124492A (ja) 高カロリー輸液剤及びその容器
JP2020152662A (ja) 脂肪乳剤
HK40039605B (zh) 输液制剂