JP2003247584A - フロントフォーク - Google Patents

フロントフォーク

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JP2003247584A
JP2003247584A JP2002046360A JP2002046360A JP2003247584A JP 2003247584 A JP2003247584 A JP 2003247584A JP 2002046360 A JP2002046360 A JP 2002046360A JP 2002046360 A JP2002046360 A JP 2002046360A JP 2003247584 A JP2003247584 A JP 2003247584A
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bearing
cap member
oil
damper
relief valve
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JP2002046360A
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Takayuki Nagai
孝行 永井
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KYB Corp
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Kayaba Industry Co Ltd
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  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベアリングをしっかりと締結固定してその内
側のブッシュやオイルシールのガタや弛みを防止でき、
併せてベアリングへの締結力がリリーフバルブの撓み特
性に悪影響を与えないダンパー内蔵型フロントフォーク
を提供すること。 【解決手段】 ベアリング20の外周に係止段部9を設
け、キャップ部材49の内周に係止段部に対向する係止
面bを形成し、ダンパーシリンダ9の上端部にワッシャ
50を介してベアリング20を配置し、キャップ部材4
9をダンパーシリンダ9の外側に螺合させながらワッシ
ャ50とベアリング20を上記係止面とダンパーシリン
ダ9の上端部とで挟持したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動二輪車の前
輪を車体に対し弾性的に支架して車体振動を吸収する二
輪車用のフロントフォークに関し、特に、抜き差し自在
に嵌挿したアウターチューブとインナーチューブ間に減
衰力発生用のダンパーを介装したダンパー内蔵型フロン
トフォークに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のフロントフォークとして、例え
ば、特開平10‐292842号公報に開示されたもの
が開発されている。
【0003】このフロントフォークは、伸側および圧側
減衰特性に影響を与えることなく圧縮動作時の低速域で
の減衰特性のみを低く抑え、ボトミングの発生防止と併
せて乗心地の向上をも図るものであり、その構造は図3
に示す構成を備えている。
【0004】即ち、抜き差し自在に嵌挿したアウターチ
ューブ1とインナーチューブ2との間に亙り、圧側減衰
バルブ17を備えたダンパーシリンダ9内を伸側減衰バ
ルブ13と圧側背面バルブ14をもつピストン10で伸
側作動油室Tと圧側作動油室Cに区画したダンパー5を
同期して伸縮可能に介装し、かつ、これらアウターチュ
ーブ1およびインナーチューブ2とダンパー5との間の
空間部分をリザーバ室Rとし、更にダンパー5内の伸側
作動油室Tを伸張動作時と併せて圧縮動作時における低
速域での伸側作動油室T内のオイル圧力によつても開く
リリーフバルブ35を通してリザ―バ室Rへと連通させ
たのである。
【0005】この場合、キャップ部材19内にリリーフ
バルブ22と油路36を備えたベアリング20とワッシ
ャ40とが直列に配置され、ベアリング20内にはピス
トンロッド4と摺接するブッシュ25aとオイルシール
26aが設けられている。
【0006】上記リリーフバルブ22とベアリング20
とワッシャ40とはキャップ部材19の下端をカシメる
ことにより保持され、キャップ部材19はダンパーシリ
ンダ2の上端部内周に螺着されている。
【0007】上記従来のフロントフォークでは伸張作動
時の減衰特性をピストン10の伸側減衰バルブ13と上
記リリーフバルブ22で、また、圧縮動作時の減衰特性
をシリンダ‐ボトムの圧側減衰バルブ17とピストン1
0の背面バルブ14とでそれぞれ所定の伸圧減衰特性に
設定したとしても、伸側作動油室T内のオイル圧力が高
速域に比べて高くなる圧縮動作時の低速域にあってもリ
リーフバルブ22が開くことになる。
【0008】このことから、伸側および圧側減衰バルブ
13,17で伸圧両方の減衰特性を独立して個々に設定
可能としながら、しかも、圧縮動作時の低速域で伸側作
動油室内のオイルをリリーフバルブ22からリザ―バ室
Rへと押し出し、その分だけ圧側減衰バルブ17を押し
開いてリザ―バ室Rへと押し出されるオイルの流量を減
少させて圧側動作時の低速域での減衰特性のみを下げ、
二輪車としての乗心地をも向上させることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のフロントフ
ォークでは、上記のような著しい作用、効果を有するが
次のような不具合の改善が望まれている。
【0010】第1に、リリーフバルブ22とベアリング
20とはキャップ部材19でカシメ固定されるため、カ
シメ力(軸力)の大きさによりリリーフバルブ22の開
きやすさが変化し、減衰特性にバラツキが発生しやす
い。
【0011】即ち、軸力が弱いとリリーフバルブが開き
やすくなって減衰力が所望のものより低くなり、逆に軸
力が強いとリリーフバルブ22が開きにくくなって所望
の減衰力より高くなってしまい、結局組付時におけるカ
シメ力の大きさにより製品ごとに減衰力特性の異なるも
のが発生し、精度管理が非常に困難である。
【0012】第2に、ブッシュ25aやオイルシール2
6aをしっかりとベアリング20内に弛むことなく固定
させるためにはベアリング20自体がしっかりと固定さ
れている必要がある。
【0013】そこで、上記キャップ部材19でカシメに
よる軸力を大きくすれば良いが、上記のようにこの軸力
がリリーフバルブ22の撓み特性に影響を与えてしまう
不具合が発生してしまう。
【0014】そこで、本発明の目的は、ベアリングをし
っかりと締結固定してその内側のブッシュやオイルシー
ルのガタや弛みを防止でき、併せてベアリングへの締結
力がリリーフバルブの撓み特性に悪影響を与えないダン
パー内蔵型フロントフォークを提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の手段は、アウターチューブ内にインナーチ
ューブが摺動自在に挿入され、インナーチューブ内にダ
ンパーシリンダを起立し、ダンパーシリンダの端部にキ
ャップ部材を設け、当該キャップ部材内に油路を備えた
ベアリングと、この油路を開閉するリリーフバルブとを
直列に設け、ベアリングの内側にブッシュとオイルシー
ルとを直列に設け、ダンパーシリンダ内にピストンと上
記ブッシュ及びオイルシールを介してピストンロッドが
移動自在に伸側油室と圧側油室とを区画し、伸側油室が
上記油路とリリーフバルブを介してリザーバに連通して
いるフロントフォークにおいて、ベアリングの外周に係
止段部を設け、キャップ部材の内周に係止段部に対向す
る係止面を形成し、ダンパーシリンダの上端部にワッシ
ャを介してベアリングを配置し、キャップ部材をダンパ
ーシリンダの外側に螺合させながらワッシャとベアリン
グを上記係止面とダンパーシリンダの上端部とで挟持し
たことを特徴とするものである。
【0016】この場合、リリーフバルブの外周側上面に
複数のシムとリーフスプリングとを積層させ、当該リー
フスプリングの外周側上面に対向してキャップ部材の上
壁に環状溝を形成しても良い。
【0017】更に、上記各手段において、ベアリングの
外周とキャップ部材の内周にフリクション発生部材を設
けているのが好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態を
図に基づいて説明するが、図1,図2の各実施の形態に
係るフロントフォークは、要部を拡大して示している
が、全体の基本構造は図3の従来例と同じである。
【0019】即ち、図面を見れば分かるように、抜き差
し自在に嵌挿したアウターチューブ1とインナーチュー
ブ2およびそれらの内部に納めたダンパー5のシリンダ
ーボトム3とピストン10の各部分の構成は、これまで
述べてきた図3の場合と何等異なるところがない。
【0020】したがって、ここでは、繰り返しによる説
明の繁雑化を除去するために、図3と異なるダンパー3
のシリンダーヘッド6の部分についてのみ説明し、その
他の部分の構成については、図3と同一の部材に同じ符
号を付すことにより容易に理解できることであるので省
略する。
【0021】図1に示す一実施の形態に係るフロントフ
ォークは、図3に示すフロントフォークと同じく、アウ
ターチューブ1内にインナーチューブ2が摺動自在に挿
入され、インナーチューブ2内にダンパーシリンダ9を
起立している。
【0022】ダンパーシリンダ9の端部にキャップ部材
49を設け、当該キャップ部材49内に油路36を備え
たベアリング20と、この油路36を開閉するリリーフ
バルブ22とリリーフバルブ22を支持するシム51と
を直列に設け、ベアリング20の内側にブッシュ25a
とオイルシール26aとを直列に設けている。
【0023】更に、ダンパーシリンダ2内にピストン1
0と上記ブッシュ25a及びオイルシール26aを介し
てピストンロッド4が移動自在に挿入され、ピストン1
0は、ダンパーシリンダ9内に伸側油室Tと圧側油室C
とを区画し,伸側油室Tが上記油路36とリリーフバル
ブ22を介してリザ―バRに連通している。
【0024】本発明では、更に、ベアリング20の外周
に係止段部aを設け、キャップ部材49の内周に係止段
部aに対向する係止面bを形成し、ダンパーシリンダ9
の上端部にワッシャ50を介してベアリング20を配置
し、キャッブ部材49の下方円筒部49aをダンパーシ
リンダ9の外側に螺合させながらワッシャ50とベアリ
ング20を上記係止面bとダンパーシリンダ9の上端部
とで挟持しているものである。
【0025】上記のように、本発明では係止面bとダン
パーシリンダ9の上端部とでベアリング20とワッシャ
50とを挟持しているのでキャップ部材49の下方円筒
部20aをダンパーシリンダ2に対して強く螺合して締
め付けても、係止面bは、係止段部aに圧接するだけで
それ以上キャッブ部材49は下降しない。
【0026】この為、キャップ部材49の締め付け力が
シム51とリリーフバルブ22には作用せず、リリーフ
バルブ22の撓み特性に影響を与えず、常に所定の減衰
力特性を発生させることができる。
【0027】いいかえれば、シム51の上端面と係止段
部aとの間の寸法Aに対応してあらかじめキャップ部材
49の上壁面d係止面bとの間の間隔をこの寸法Aと一
致するように管理することでリリーフバルブ22にベア
リング20に対するキャップ部材49の保持力(軸力)
が伝わるのが防止できる。
【0028】他方ベアリング20は、上記のようにしっ
かりと係止面aとダンパーシリンダ2の上端とで挟持さ
れているからベアリング内周のブッシュ25aやオイル
シール26aのガタや弛みの発生を防止できる。
【0029】更に、本発明では、ベアリング20の外周
にゴム等からなるOリング52等のフリクション発生部
材を設けている。
【0030】このOリング52は、キャップ部材49と
の間でフリクションを発生させ、キャップ部材49内に
シム51とリリーフバルブ22とベアリング20を挿入
した組付時にこれらの各部品が落下しないように仮止め
しておくことができる。以下、その他の全体構造と作
用,効果を詳しく説明する。
【0031】ダンパーシリンダ9のシリンダーヘッド6
をキャップ部材49とピストンロッド4をベアリング2
0の二つの部材に分けて構成し、かつ、これら両者の間
にシム51とリリーフバルブ22を挟み込んでキャップ
部材49をダンパーシリンダ9にねじ込んで取り付けて
ある。
【0032】この場合において、キャップ部材49は、
ベアリング20との間にシム51とリリーフバルブ22
を挟み込んで固定するための中心部に大径穴23をもつ
単なるナット体として構成してある。
【0033】それに対して、ベアリング20は、内周面
に自動調心可能としたブッシュ25aと、このブッシュ
25aと直列に並べて配置したオイルシール26aを備
え、ブッシュ25aでピストンロッド4を摺動自在にガ
イドしつつ、かつ、オイルシール26aでピストンロッ
ド4との間を油蜜状態に保っている。
【0034】更に、伸側油室T内のオイルをベアリング
20の油路27からリリーフバルブ22の挟み込み部分
である固定部分35に当て、当該固定部分35でオイル
流れの向きを変えてからベアリング20の段差部28を
通してリリーフバルブ22を押し開く曲折油路36で構
成している。
【0035】このように構成することで、伸側油室Tか
らのオイル流れが噴流となって直接リリーフバルブ22
に噴き当ることがなく、リリーフバルブ22は、当該噴
流の勢いで影響を受けることなく伸側油室T内のオイル
圧力のみによって押し開かれることになるので安定した
減衰特性が得られることになる。
【0036】更に、ベアリング20のように隣接して配
置したワッシャ50は、ダンパー5の伸切り時にピスト
ンロッド4のピストンホルダ32と衝合して衝撃の発生
を緩和する緩衝スプリング33を保持するためのもの
で、このワッシャ50に穿設した油孔34とオイルシー
ル26aの下部に形成した油路34aを通して伸側作動
油室Tをベアリング20の油孔27へと導いている。
【0037】このようにして、ダンパ‐5内における伸
側油室Tを油路34,34a、油孔27からリリーフバ
ルブ22を通り、かつ、キャップ部材19の大径穴23
を通してダンパー5の外部にあるリザ―バ室Rへと連通
している。
【0038】次に、ピストン10には、図3の従来例と
同じく、伸側ポート11と圧側ポート12とが形成さ
れ、伸側ポート11の出口端に伸側減衰バルブ13が、
圧側ポート12の出口端に圧背面バルブ14がそれぞれ
開閉自在に設けられている。又、ピストンロッド4には
バイパス53,54と、このバイパス53,54の開口面
積を調整するニードルバルブ55が設けられている。
【0039】更に、図示していないが、図3の場合と同
じく、ダンパーシリンダ20の下部にポート15,16
と、これらを開閉する圧側減衰バルブ17とチェック弁
18とが開閉自在に設けられている。
【0040】フロントフォークの伸張動作時には、それ
に伴いダンパー5が共に伸張動作してピストン10によ
り伸側油室Tの容積を縮小しつつ内部にあるオイルを加
圧し、伸側作動油室T内のオイルをピストン10のポー
ト11から伸側減衰バルブ13を押し開いて圧側作動油
室Cへと押し出す。同時にバイパス53,54を介して
もオイルが流れる。
【0041】また、上記と併せて、伸側油室T内のオイ
ルをベアリングの油路27からもリリーフバルブ22を
押し開いてリザ―バ室Rへと押し出し、当該リリーフバ
ルブ22と上記した伸側減衰バルブ13を押し開いて流
れるときのオイルの流動抵抗とバイパス53,54の流
動抵抗で伸側減衰力を発生する。
【0042】なお、このときダンパーシリンダ9からの
ピストンロッド4の退出によって圧側油室Cに生じるオ
イルの不足分は、シリンダボトム3のポート16からチ
ェック弁18を開いてリザ―バ室R内のオイルを圧側油
室Cへと吸い込むことにより保障される。
【0043】それに対して、圧側動作時には、逆にダン
パー5の圧側油室Cの容積が縮小して内部のオイルをピ
ストン10のポート12から背面バルブ14を押し開い
て伸側作動油室Tに押し出し、同時にバイパス53,5
4からもオイルが流れ背面バルブ14で伸側油室T内の
オイル圧力を圧縮速度に応じて制御する。
【0044】そして、これと並行してダンパーシリンダ
9内へのピストンロッド4の浸入により伸側油室Tに入
り切らない量のオイルを、圧側油室Cからシリンダボト
ム3のポート15を通して圧側減衰バルブ17を押し開
きつつリザ―バ室Rへと押し出し、当該圧側減衰バルブ
17を押し開いて流れるときのオイルの流動抵抗で圧側
減衰力を発生する。
【0045】このようにして、伸張動作時には、伸側減
衰バルブ13とリリーフバルブ22を、また、圧側動作
時には、圧側減衰バルブ17をそれぞれ押し開いて伸側
および圧側減衰力を発生することになるために、伸側減
衰力と圧側減衰力を個々の減衰特性に設定することが可
能になる。
【0046】しかも、圧縮動作時に背面バルブ14によ
って制御される上記伸側油室T内のオイル圧力は、圧縮
速度に追従して圧側油室Cから背面バルブ14を押し開
きつつ伸側油室Tに向うオイルの流れが比較的容易であ
る低速域において高く、オイル流れに追従性の低下が生
じる高速域ではそれよりも低くなる。
【0047】このことから、リリーフバルブ22を伸張
動作時に加わる伸側油室Tのオイル圧力と併せて、圧縮
動作時における低速域での伸側油室Tに加わるオイル圧
力によっても押し開かれるように設定しておく。
【0048】これによって、伸張動作時の減衰特性をピ
ストン10の伸側減衰バルブ13と上記リリーフバルブ
22で、また、圧縮動作時の減衰特性をシリンダボトム
3の圧側減衰バルブ17で個々に設定した所定の伸圧減
衰特性に保ちつつ、かつ、伸側油室T内のオイル圧力が
高速域に比べて高くなる圧縮動作時の低速域においても
リリーフバルブ22が開くことになる。
【0049】このようにして、伸側減衰バルブ13と圧
側減衰バルブ17とで伸圧両方の減衰特性をそれぞれ独
立して個々に設定可能としながら、しかも、低速域での
圧縮動作時に伸側作動油室T内のオイルをリリーフバル
ブ22からリザーバ室Rへと押し出す。
【0050】その結果、低速域での圧縮動作時にあって
は、リリーフバルブ22からリザ―バ室Rへと押し出さ
れるオイル量だけ圧側減衰バルブ17を押し開いてリザ
―バ室Rへと押し出されるオイル流量が減少し、圧縮動
作時における低速域での減衰特性のみを低下させてボト
ミングの発生防止と共に二輪車としての乗心地をも向上
させることになる。
【0051】しかも、これに加えて、ダンパー5の伸縮
動作に伴いリザーバ室Rからエアまたはエアを含んだオ
イルがダンパー5内に吸い込まれたとしても、これらエ
アまたはエアを含んだオイルはリリーフバルブ22の押
し開きによってリザーバ室Rへと直ちに戻されることか
ら、当該ダンパー5内におけるエアレーションの発生を
も防止して常に安定した減衰特性を確保することが可能
になる。
【0052】次に、図2は、本発明の他の実施形態を示
し、これはシム51の外周側上面に対向してリーフスプ
リング57を設けキャップ部49の上壁に環状溝56を
形成したものである。
【0053】この場合にはリーフスプリング57とリリ
ーフバルブ22に荷重を加えることが出来、リーフスプ
リング57の板厚,枚数,撓み量を変えることで任意の荷
重を得ることができる。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、次の効果がある。
【0055】各請求請の発明によれば、リリーフバルブ
とベアリングとワッシャとがダンパーシリンダの上端部
とキャップ部材の係止面とで挟持されているから、キャ
ップ部材をダンパーシリンダに螺合して強く締め付けて
もキャップ部材のストロークは、係止面が当接するベア
リング側係止段部で規制され、リリーフバルブに対して
余分な軸力が作用せず、リリーフバルブの撓み特性を常
に一定にでき、その結果、製品ごとの減衰力にバラツキ
が発生するのを防止できる。
【0056】同じく、ベアリングは、上記のように挟持
されてしっかりと固定されているから内側に設けたブッ
シュやオイルシールがガタ付いたり、弛むのが防止でき
る。
【0057】同じく、上記のようにリリーフバルブとベ
アリングが挟持され、キャップ部材はダンパーシリンダ
に螺合されてカシメ固定をしていないので組付性が向上
し、経済性にもすぐれている。
【0058】請求請2の発明によれば、リリーフバルブ
の上面側に複数のシムとリーフスプリングを設け、リー
フスプリングの外周側上面に対向してキャップ部材の上
壁に環状溝を形成しているので、キャップ部材の締結時
にリーフスプリングを撓ませながらリーフスプリングに
当接でき、その結果リーフスプリングの板厚,枚数,撓み
量を変えることでリリーフバルブに対する任意の荷重を
得ることができる。
【0059】請求請3の発明によれば、ベアリングとキ
ャップ部材との間にフリクション発生部材をもうけたの
で、組付時にあらかじめキャップ部材内にリリーフバル
ブとベアリングを挿入させておいてもこれらの部材が脱
落するのが防止でき、組付性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態であるダンパー内蔵型フ
ロントフォークの要部を取り出して示す縦断正面図であ
る。
【図2】同じく、この発明の他の実施の形態であるダン
パー内蔵型フロントフォークの要部を取り出して示す縦
断正面図である。
【図3】従来のダンパー内蔵型フロントフォークの要部
を取り出して示す縦断正面図である。
【符号の説明】
a 係止面 b 係止段部 C 圧側油室 T 伸側油室 R リザーバ室 1 アウターチューブ 2 インナーチューブ 5 ダンパー 7 懸架用スプリング 9 ダンパーシリンダ 10 ピストン 13 伸側減衰バルブ 14 背面バルブ 17 圧側減衰バルブ 18 チェック弁 20 ベアリング 22 リリーフバルブ 25a ブッシュ 26a オイルシール 27 油路 36 曲折油路 49 キャップ部材 50 ワッシャ 51 シム 56 環状溝 57 リーフスプリング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アウターチューブ内にインナーチューブ
    が摺動自在に挿入され、インナーチューブ内にダンパー
    シリンダを起立し、ダンパーシリンダの端部にキャップ
    部材を設け、当該キャップ部材内に油路を備えたベアリ
    ングと、この油路を開閉するリリーフバルブとを直列に
    設け、ベアリングの内側にブッシュとオイルシールとを
    直列に設け、ダンパーシリンダ内にピストンと上記ブッ
    シュ及びオイルシールを介してピストンロッドが移動自
    在に挿入され、ピストンはダンパーシリンダ内に伸側油
    室と圧側油室とを区画し、伸側油室が上記油路とリリー
    フバルブを介してリザ―バに連通しているフロントフォ
    ークにおいて、ベアリングの外周に係止段部を設け、キ
    ャップ部材の内周に係止段部に対向する係止面を形成
    し、ダンパーシリンダの上端部にワッシャを介してベア
    リングを配置し、キャップ部材をダンパーシリンダの外
    周に螺合させながらワッシャとベアリングを上記係止面
    とダンパーシリンダの上端部とで挟持したことを特徴と
    するフロントフォーク
  2. 【請求項2】 リリーフバルブの外周側上面に複数のシ
    ムとリーフスプリングとを積層させ、当該リーフスプリ
    ングの外周側上面に対向してキャップ部材の上壁に環状
    溝を形成している請求項1のフロントフォーク
  3. 【請求項3】 ベアリングの外周とキャップ部材の内周
    との間にフリクション発生部材を介在させている請求請
    1又は2のフロントフォーク。
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