JP2003248024A - 受信レベル測定装置 - Google Patents

受信レベル測定装置

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JP2003248024A JP2002051665A JP2002051665A JP2003248024A JP 2003248024 A JP2003248024 A JP 2003248024A JP 2002051665 A JP2002051665 A JP 2002051665A JP 2002051665 A JP2002051665 A JP 2002051665A JP 2003248024 A JP2003248024 A JP 2003248024A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信アンテナにて受信された受信信号の信号
レベルを測定する受信レベル測定装置において、使用者
が受信信号伝送用の伝送線での伝送損失を考慮すること
なく、信号レベルを簡単且つ正確に測定できるようにす
る。 【解決手段】 受信アンテナと測定装置とを接続する伝
送線として使用可能なケーブル毎に、周波数f1,f2
の信号が通過する際に生じるケーブル単位長さ当たりの
ロスL1,L2とケーブルの長さCLを表す特性データ
を設定しておき、レベル測定時には、使用者が指定した
ケーブルの特性データに基づき、測定対象となる周波数
の信号が伝送線を通過する際に生じるロスを算出して、
これを測定した信号レベルに加算することで信号レベル
を補正し、表示装置に表示する。この結果、使用者は、
伝送線9で生じるロスを考慮することなく、表示された
信号レベルを読み取るだけで、受信アンテナによる受信
信号レベルを測定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受信アンテナにて
受信された受信信号の信号レベルを測定する受信レベル
測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、放送局からの送信電波の電界強度を測定したり、受
信アンテナを放送局に向けて設置する際には、受信アン
テナからの受信信号の信号レベルを測定する受信レベル
測定装置が使用されている。
【0003】そして、この種の受信レベル測定装置は、
通常、受信アンテナから出力される受信信号の中から使
用者が指定した特定チャンネルの受信信号を選局し、そ
の選局した受信信号の信号レベル(電圧)を検出し、そ
の検出した信号レベルを表示データに変換して、表示装
置に表示するようにされている。
【0004】このため、この種の受信レベル測定装置を
用いれば、使用者は、表示装置の表示画面を見ることに
より、指定したチャンネルの信号レベルを簡単に知るこ
とができる。しかし、従来の受信レベル測定装置では、
選局した受信信号の信号レベルをそのまま表示データに
変換するため、表示装置には受信レベル測定装置に入力
された受信信号の信号レベルが表示されてしまい、受信
アンテナにて受信された受信信号の信号レベルを表示す
ることができなかった。
【0005】つまり、受信信号の信号レベルを測定する
際、受信アンテナと受信レベル測定装置とは、伝送線
(通常、同軸ケーブル)を介して接続されるため、受信
レベル測定装置には、受信アンテナから出力された受信
信号が、伝送線で減衰されて入力されるが、従来の受信
レベル測定装置は、伝送線を介して入力された受信信号
の信号レベルを表示するようになっていたため、受信ア
ンテナにて受信された受信信号の信号レベル(換言すれ
ば、伝送線にて減衰される前の受信信号の信号レベル)
を表示装置に表示することができないのである。
【0006】このため、従来の受信レベル測定装置を用
いて、受信アンテナにて受信された受信信号の信号レベ
ルを測定するには、使用者は、表示装置に表示された信
号レベルを読み取り、その読み取った信号レベルに伝送
線での伝送損失を加算しなければならず、測定作業が面
倒であるという問題があった。
【0007】また、受信信号の伝送線での伝送損失は、
測定対象となっている受信信号のチャンネル(換言すれ
ば受信信号の周波数)によって変化し、また伝送線の種
類や長さによっても変化するため、受信アンテナから出
力される受信信号の信号レベルを正確に測定するには、
使用者は、受信信号のチャンネル(若しくは周波数)か
ら測定に使用する伝送線での伝送損失を求めるための換
算表を準備しておき、測定時には、その換算表を用いて
伝送線での伝送損失を求めなければならないという問題
もある。
【0008】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
ので、受信アンテナにて受信された受信信号の信号レベ
ルを測定する受信レベル測定装置において、使用者が受
信信号伝送用の伝送線での伝送損失を考慮することな
く、信号レベルを簡単且つ正確に測定できるようにする
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】係る目的を達成するため
になされた請求項1に記載の受信レベル測定装置におい
ては、選局手段が、受信アンテナから伝送線を介して伝
送されてくる受信信号の中から、外部から指定された特
定チャンネルの受信信号を選局し、検出手段が、その選
局された特定チャンネルの受信信号の信号レベルを検出
し、制御手段が、その検出された信号レベルを表示手段
に表示する。
【0010】また、本発明の受信レベル測定装置には、
伝送線での信号の伝送特性を表す特性データを記憶する
記憶手段が備えられており、補正手段が、その特性デー
タを用いて、選局手段が選局した受信信号の伝送線での
伝送損失を求め、この伝送損失を検出手段が検出した信
号レベルに加算することにより、制御手段が表示手段に
表示する信号レベルを補正する。
【0011】従って、本発明の受信レベル測定装置によ
れば、表示手段には、受信アンテナから出力され、伝送
線を通過する前の受信信号の信号レベルが表示されるこ
とになる。よって、本発明の受信レベル測定装置を用い
れば、使用者は、表示手段から信号レベルを読み取る際
に、伝送線での受信信号の伝送損失を考慮する必要がな
く、表示された信号レベルをそのまま読み取るだけで、
受信アンテナから出力された受信信号の信号レベルを正
確に測定できる。
【0012】ここで、記憶手段に記憶する特性データと
しては、伝送線での信号の伝送特性を正確に記述した演
算式であってもよい。しかし、伝送線の伝送特性は所謂
ルートf特性を有することから、その伝送特性を演算式
にて記述すると、演算式が複雑になってしまう。そし
て、このような演算式を記憶手段に記憶させると、補正
手段では、その演算式に従い複雑な演算処理を実行する
必要があるため、本発明の受信レベル測定装置を実際に
構成する際には、補正手段として、複雑な演算処理を実
行可能な演算回路を使用しなければならなくなり、結果
的に、受信レベル測定装置のコストアップを招くことが
考えられる。
【0013】このため、本発明の受信レベル測定装置を
実際に構成する際には、請求項2に記載のように、記憶
手段には、特性データとして、周波数が異なる2以上の
信号の各々に対して伝送線での伝送損失を記述した第1
データを記憶しておき、補正手段では、その第1データ
を用いた補間計算によって選局手段が選局した受信信号
の周波数に対応する伝送損失を求め、その伝送損失を用
いて信号レベルの補正を行うようにするとよい。
【0014】つまり、このようにすれば、補正手段は、
記憶手段に記憶されている特性データから、選局手段が
選局している受信信号の周波数(以下、測定対象周波数
ともいう)に近い2つの周波数での伝送損失を読み取
り、これら各周波数と伝送損失との比例計算によって、
測定対象周波数での伝送損失を求める、といった手順
(補間計算)で、伝送線での受信信号の伝送損失を求め
ることができるようになるため、補正手段として、比例
計算ができる程度の比較的安価な演算回路を用いること
ができることになり、延いては、本発明の受信レベル測
定装置を低コストで実現できるようになる。
【0015】一方、伝送線で生じる受信信号の伝送損失
は、伝送線の長さによって変化することから、記憶手段
に記憶する特性データを、予め、伝送線の単位長さ当た
りの信号の伝送特性を表すデータと、伝送線の長さを表
すデータとに分けておき、補正手段にて、伝送線での受
信信号の伝送損失を求める際には、まず、伝送線の単位
長さ当たりの信号の伝送特性を表すデータを用いて、伝
送線の単位長さ当たりで生じる受信信号の伝送損失を求
め、その後、その算出した単位長さ当たりの伝送損失と
伝送線の長さを表すデータとを用いて、伝送線で実際に
生じる受信信号の伝送損失を求めるようにしてもよい。
【0016】そしてこの場合、特に、請求項2と同様
に、補正手段での演算処理を簡単に実行できるようにす
るには、請求項3に記載のように、記憶手段には、特性
データとして、周波数が異なる2以上の信号の各々に対
して伝送線の単位長さ当たりの伝送損失を記述した第2
データと、その伝送線の長さを表す第3データとを記憶
しておき、補正手段では、まず、第2データを用いた補
間計算によって選局手段が選局した受信信号の周波数に
対応する伝送線単位長さ当たりの伝送損失を算出し、そ
の後、その算出結果と第3データとを用いて伝送線での
受信信号の伝送損失を求め、その伝送損失を用いて信号
レベルの補正を行うようにすればよい。
【0017】つまり、このようにすれば、補正手段は、
請求項2と同様の簡単な補間計算(比例計算)と、この
補間計算にて得られる伝送損失と第3データにて特定さ
れる長さとのかけ算とで、伝送線での受信信号の伝送損
失を求めることができるようになるため、請求項2と同
様に、補正手段を安価な演算回路を用いて実現でき、延
いては、本発明の受信レベル測定装置を低コストで実現
できるようになる。また、伝送損失をルートf特性に則
って演算する場合に比べて、演算にかかる時間が短縮さ
れることから、よりリアルタイムなレベル表示が可能に
なる。
【0018】また次に、記憶手段には、特定の伝送線に
対応する特性データを1つだけ記憶するようにしてもよ
いが、このようにすると、信号レベルの測定に使用可能
な伝送線が1種類の伝送線に制限されてしまい、受信レ
ベル測定装置の使い勝手が悪くなる。
【0019】そこで、本発明の受信レベル測定装置は、
請求項4に記載のように、記憶手段には、種類が異なる
複数の伝送線での信号の伝送特性を夫々表す複数の特性
データを記憶しておき、補正手段が、伝送線での受信信
号の伝送損失を求める際には、記憶手段に記憶された複
数の特性データの中から、外部から指定された伝送線に
対応する特性データを選択して読み込むようにするとよ
い。
【0020】つまり、このようにすれば、使用者は、信
号レベルの測定に使用する伝送線を、記憶手段に記憶さ
れた複数の特性データに対応する伝送線の中から選択す
ることができるようになり、受信レベル測定装置の使い
勝手を向上できる。また、記憶手段には、受信レベル測
定装置の製造時に特性データを登録するようにし、受信
レベル測定装置の出荷後は、その特性データを変更でき
ないようにしてもよいが、より好ましくは、請求項5に
記載のように、外部からの指令に従い記憶手段に記憶さ
れた特性データを更新する更新手段を設けることによ
り、受信レベル測定装置の出荷後、記憶手段に記憶され
た特性データを任意に更新できるようにするとよい。
【0021】つまり、このようにすれば、使用者は、信
号レベルの測定に使用する伝送線を変更した際、その伝
送線に対応した特性データを記憶手段に登録すること
で、受信アンテナから出力される受信信号の信号レベル
を表示手段に表示させることができる。よって、請求項
5に記載の受信レベル測定装置によれば、受信アンテナ
から出力された受信信号の信号レベルを表示手段に表示
させるのに必要な伝送線が記憶手段に記憶された特性デ
ータに制限されることがなく、受信レベル測定装置の使
い勝手をより向上することが可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図面と共
に説明する。まず図1は、2つの人工衛星(以下、衛星
A,衛星Bとよぶ)からそれぞれ送出される直交2偏波
の電波を受信する受信アンテナ2に同軸ケーブルからな
る伝送線9を介して接続され、受信アンテナ2から伝送
線9を介して伝送されてくる受信信号の信号レベルを測
定する受信レベル測定装置10全体の構成を表すブロッ
ク図である。
【0023】図1に示すように、本実施例では、受信ア
ンテナ2としてオフセット型のパラボラアンテナが用い
られており、受信アンテナ2の反射鏡4は、当該受信ア
ンテナ2を屋根や地面の上に固定するための固定台7に
立設された支柱6に、反射鏡4の仰角及び方位角,場合
によっては回転角を調整可能な支持具(図示せず)を介
して取り付けられている。また支持具には、反射鏡4に
より集波された各衛星A,Bからの垂直及び水平偏波の
電波をそれぞれ受信し、いずれかの偏波信号を所定周波
数帯(950〜1880MHz)の第1中間周波信号
(RF信号)に変換して、これを受信信号として出力す
るコンバータ30が支持腕8を介して取り付けられてい
る。
【0024】そして、このコンバータ30には、図2に
示すように、反射鏡4により集波され円形導波管32に
より導かれた衛星Aからの垂直及び水平偏波をプローブ
P1,P2を介して受波する第1受波部34と、同じく
反射鏡4により集波され円形導波管33に導かれた衛星
Bからの垂直及び水平偏波をプローブP3,P4を介し
て受波する第2受波部35とが設けられている。
【0025】このうち第1受波部34は、プローブP
1,P2からの出力信号、即ち垂直及び水平偏波信号を
それぞれ増幅する垂直偏波信号増幅回路34a,及び水
平偏波信号増幅回路34bと、各偏波信号増幅回路34
a,34bからの出力信号を混合する混合回路34cと
を備えている。一方、第2受波部35は、第1受波部3
4と全く同様の構成をしており、プローブP3,P4か
らの垂直及び水平偏波信号をそれぞれ増幅する垂直偏波
信号増幅回路35a,及び水平偏波信号増幅回路35b
と、各偏波信号増幅回路35a,35bからの出力信号
を混合する混合回路35cとを備えている。
【0026】尚、各偏波信号増幅回路34a,34b,
35a,35bは、正負の電源電圧を受けて動作する高
電子移動度トランジスタ(HEMT)を中心に構成され
た周知の低雑音増幅回路からなり、両受波部34,35
の各垂直偏波信号増幅回路34a,35aには正電源+
Vv,各水平偏波信号増幅回路34b,35bには正電
源+Vhが印加され、また、第1受波部34の両偏波信
号増幅回路34a,34bには負電源−Va,第2受波
部35の両偏波信号増幅回路35a,35bには負電源
−Vbが印加されている。そして、後述の正電源供給回
路45から正電源+Vv,+Vhのいずれか一方、及び
後述の負電源供給回路46から負電源−Va,−Vbの
いずれか一方をそれぞれ供給し、これら供給される正負
電源の組み合わせに従って、正負両電源が印加される偏
波信号増幅回路34a,34b,35a,35bのいず
れか一つを選択的に駆動するようにされている。
【0027】また、コンバータ30は、各受波部34,
35からの出力信号を混合する混合回路36と、混合回
路36からの出力信号を増幅する高周波増幅回路37
と、高周波増幅回路37からの出力信号を、局部発振回
路38からの出力信号と混合し周波数変換して前述のR
F信号を生成するミキサ39と、ミキサ39が生成した
RF信号を増幅する中間周波増幅回路40とを備え、こ
の増幅されたRF信号が、直流遮断用のコンデンサ4
1、入出力端子42を介して、伝送線9(図1参照)に
出力されるように構成されている。
【0028】更に、コンバータ30は、コンデンサC
1,C2及びコイルLからなり、伝送線9を介して入出
力端子42に印加される入力から直流成分のみを抽出す
るローパスフィルタ43と、ローパスフィルタ43の出
力に基づいて、当該コンバータ30の各部を駆動するた
めの正電源+Vc及び負電源−Vcを生成する定電圧回
路44と、第1及び第2受波部34,35に正電源+V
v,+Vhのいずれかを供給する正電源供給回路45
と、第1及び第2受波部34,35に負電源−Va,−
Vbのいずれかを供給する負電源供給回路46と、ロー
パスフィルタ43の出力電圧(以下、給電電圧という)
を予め設定された比較電圧(本実施例では13V)とを
比較し、比較電圧より小さければ正電源+Vv,比較電
圧以上であれば正電源+Vhが供給されるよう正電源供
給回路45を制御する偏波切換制御回路47と、入出力
端子42に印加される入力に、トーン信号(32k〜5
3kHz)が重畳されているか否かを判断し、重畳され
ていれば負電源−Va,重畳されていなければ負電源−
Vbが供給されるよう負電源供給回路46を制御する衛
星切換制御回路48とを備えている。
【0029】即ち、コンバータ30では、入出力端子4
2からの入力にトーン信号が重畳されているか否かによ
り、衛星A,Bのいずれかを指定すると共に、給電電圧
が比較電圧より小さいか否かにより、垂直或いは水平偏
波のいずれかを指定し、この指定衛星からの指定偏波を
受信してRF信号に変換したものを、受信信号として入
出力端子42から出力するようにされている。
【0030】尚、正電源供給回路45,負電源供給回路
46,偏波切換制御回路47,衛星切換制御回路48
は、例えば、特開平4−135328号公報や特開平9
−171043号公報等に記載された周知のものである
ため、その詳細についての説明は、ここでは省略する。
【0031】次に、本実施例の受信レベル測定装置10
は、図1に示すように、入出力端子11を介して伝送線
9にコンバータ30の電源となる直流成分を印加すると
共に、伝送線9を介して入力されるコンバータ30から
の受信信号(RF信号)を直流成分から分離する電源分
離フィルタ12と、後述する選局信号Ssに従って、R
F信号中の特定チャンネルの信号を400MHz帯(中
心周波数402.78MHz;出力周波数に相当)の第
2中間周波信号(IF信号)に変換して出力する選局回
路13と、選局回路13からのIF信号を復調する復調
回路14と、復調回路14にて生成された復調信号の電
圧レベル(即ち選局回路13が選局したチャンネルの信
号レベル)をデジタル値に変換するA/Dコンバータ1
5とを備えている。
【0032】また、受信レベル測定装置10は、受信レ
ベルの測定対象となる各衛星A,Bの偏波,チャンネル
等を指定するための操作部16と、液晶表示パネル等か
らなる表示装置17と、この表示装置17を駆動する表
示制御回路18と、コンバータ30へ供給する直流成分
を生成し、その電圧(給電電圧)を、偏波切換信号Sv
に従って、水平偏波指定用の高電圧(本実施例では15
V)或いは垂直偏波選択用の低電圧(本実施例では11
V)のいずれかに設定する電圧発生回路19と、衛星切
換信号Stに従って、トーン信号を発生させるトーン信
号発生回路20と、電圧発生回路19が生成する直流成
分に、トーン信号を重畳して電源分離フィルタに供給す
る信号重畳回路21と、CPU,ROM,RAMを中心
に構成された周知のマイクロコンピュータからなり、操
作部16での操作に従って各衛星A,B毎に選局信号S
s,偏波切換信号Svを設定し、A/Dコンバータ15
を介して読み込んだ電圧レベルに基づいて各衛星A,B
の受信レベル等を表示制御回路18を介して表示装置1
7に表示させる表示制御を実行する制御回路22とを備
えている。
【0033】尚、信号重畳回路21は、トランジスタT
R1,抵抗R1,R2からなり、電圧発生回路19から
電源分離フィルタ12への給電経路を断続する第1スイ
ッチング回路と、給電方向を順方向としてトランジスタ
TR1に並列接続されたダイオードDと、トランジスタ
TR2,抵抗R3,R4からなり、トーン信号発生回路
20が出力するトーン信号に従って、第1スイッチング
回路をオン/オフ制御する第2スイッチング回路とから
なる。
【0034】そして、トーン信号発生回路20の出力が
Highレベルの場合、第1及び第2スイッチング回路(即
ちトランジスタTR1,TR2)がいずれもオン状態と
なるため、電源分離フィルタ12に供給される給電電圧
は、電圧発生回路19の出力電圧より、トランジスタT
R1のコレクタ−エミッタ間電圧での電圧降下(0.1
〜0.3V)分だけ小さいものとなる。一方、トーン信
号発生回路20の出力がLow レベルの場合、第1及び第
2スイッチング回路がいずれもオフ状態となるため、電
源分離フィルタ12に供給される給電電圧は、電圧発生
回路19の出力電圧より、ダイオードDの順方向電圧
(0.7〜0.9V)分だけ小さいものとなる。
【0035】このため、トーン信号発生回路20からト
ーン信号が出力されている時には、電圧発生回路19が
出力する直流成分に、振幅が0.6±0.2[V]のト
ーン信号が重畳されたものが、電源分離フィルタ12に
供給されることになる。そして、上述のように、衛星A
を指定する場合にはトーン信号を重畳し、衛星Bを指定
する場合にはトーン信号を重畳しないようにされ、ま
た、水平偏波を指定する場合には給電電圧を15Vと
し、垂直偏波を指定する場合には給電電圧を11Vとす
るようにされているので、これらを組み合わせた各場合
における信号重畳回路21の出力波形、即ち、伝送線9
を介してコンバータ30に供給される成分の波形は、図
3に示すようなものとなる。
【0036】次に、制御回路22は、上記のように、操
作部16での操作に従って選局信号Ss,偏波切換信号
Svを設定し、衛星切換信号Stの出力を交互に切り換
えることにより、各衛星A,B毎に、使用者が指定した
偏波、チャンネルの信号を選局回路13に交互に選局さ
せて、その信号レベル(電圧レベル)をA/Dコンバー
タ15から順次読み込む。
【0037】そして、制御回路22は、その読み込んだ
各衛星A,Bの信号レベルや、各衛星A,Bの受信チャ
ンネル(CH)、偏波(水平偏波:H、又は、垂直偏
波:V)等を、表示装置17に同時に表示させるための
表示データを生成し、その生成した表示データを表示制
御回路18に出力することにより、各衛星A,Bの信号
レベルを表示装置17に同時に表示させる。
【0038】即ち、図4に示すように、こうした制御回
路22の一連の制御処理によって、表示装置17の表示
画面の上段部分には、各衛星A,Bの信号レベルがアナ
ログ的に並列にバー表示され、表示装置17の表示画面
の下段部分には、各衛星A,Bの信号レベル(LEVE
L)が、衛星名(SATELLITE)、受信チャンネ
ル(CH)、垂直偏波又は水平偏波を表す偏波面情報
(図では垂直偏波を表すV)等の受信情報と一緒に数値
表示される。
【0039】また、制御回路22は、表示装置17に各
衛星A,Bの信号レベルを表示するに当たって、A/D
コンバータ15から読み込んだ受信信号の信号レベル
(電圧レベル)から直接表示データを生成するのではな
く、その信号レベルに、伝送線9で生じる受信信号の伝
送損失を加算することにより、A/Dコンバータ15で
得られた各衛星A,Bの信号レベルを補正し、その補正
後の信号レベルから表示データを生成する。
【0040】そして、こうした信号レベルの補正を行う
ために、制御回路22内のRAMの内、バッテリにより
常時電源供給を受けているバックアップ領域には、伝送
線9での信号の伝送特性を表す特性データが記憶されて
おり、制御回路22は、この特性データを用いて、選局
回路13にて選局された受信信号の伝送線9での伝送損
失を算出する。
【0041】尚、本実施例では、伝送線9として、受信
レベル測定装置10に付属の付属ケーブルだけでなく、
これ以外の一般的なケーブル(本実施例では、S5CF
V,S5CFB,S7CFB)を使用でき、また、使用
者が適宜選択した任意のケーブルも使用できるように、
RAMのバックアップ領域には、これら各ケーブル毎
に、そのケーブルの伝送特性を表す特性データが記憶さ
れている。
【0042】そして、図5に示すように、これら各ケー
ブルの特性データは、周波数の異なる2つの信号が夫々
各ケーブルを通過する際に生じる単位長さ当たり(本実
施例では1m当たり)の伝送損失(以下、ロスという)
L1,L2を表すデータと、これら各ロスL1,L2に
対応する信号の周波数f1,f2を表すデータと、各ケ
ーブルの長さCLを表すデータとから構成されている。
【0043】但し、付属ケーブルについては、長さが固
定であるので、ロスL1,L2には、上記各周波数の信
号が付属ケーブルを通過した際に生じるロス値がそのま
ま登録され、長さCLには、基準値「1」が登録されて
いる。また、伝送特性が既知の一般ケーブル(S5CF
V,S5CFB,S7CFB)については、使用者が伝
送線9として使用する際の長さが不明であるため、長さ
CLのデータ領域は空欄となっており、そのデータ領域
に使用者が任意の長さCLを登録し、書き換えできるよ
うになっている。また、使用者が適宜使用する任意ケー
ブルについては、伝送特性も長さも不明であるため、全
てのデータ領域が空欄となっており、各データ領域に使
用者が任意の値を登録し、書き換えできるようになって
いる。
【0044】そして、付属ケーブル及び一般ケーブル
(S5CFV,S5CFB,S7CFB)の特性データ
の内、ロスL1には、伝送線9に実際に流れる受信信号
の最低周波数以下となる第1周波数(本実施例では95
0MHz)の信号が付属ケーブルを通過する際に生じる
ロス値が登録され、周波数f1には、これに対応する第
1周波数が登録され、ロスL2には、伝送線9に実際に
流れる受信信号の最大周波数以上となる第2周波数(本
実施例では2150MHz)の信号が付属ケーブルを通
過する際に生じるロス値が登録され、周波数f2には、
これに対応する第2周波数が登録されている。
【0045】以下、こうしたレベル測定を行うために制
御回路22にて実行される制御処理について、図6及び
図7に示すフローチャートを用いて説明する。図6は、
信号レベルの測定を行う前に、使用者が、測定対象とな
る受信信号の偏波の種類及びチャンネル、測定に用いる
伝送線9の種類、といった測定条件を設定するために実
行される測定条件設定処理を表すフローチャートであ
る。
【0046】この処理は、使用者が操作部16を操作し
て測定条件の設定指令を入力することにより起動され
る。そして、この処理が起動されると、まずS110
(Sはステップを表す)にて、受信アンテナ2から出力
される受信信号の偏波を垂直偏波及び水平偏波の何れに
するかを使用者に選択させるための偏波選択画面を表示
装置17に表示し、続くS120にて、使用者が偏波選
択画面に従い操作部16を操作することにより受信信号
の偏波を選択するのを待つ。
【0047】次に、S120にて、使用者が偏波を選択
したと判断されると、S130に移行し、選局回路13
が選局する受信信号のチャンネル(受信CH)を各衛星
A,B毎に使用者に指定させるための受信CH選択画面
を表示装置17に表示し、続くS140にて、使用者が
受信CH選択画面に従い操作部16を操作して各衛星
A,B毎の受信CHを選択するのを待つ。
【0048】そして、S140にて、使用者が受信CH
を選択したと判断されると、S150に移行して、今度
は、測定に使用する伝送線9の種類を使用者に指定させ
るためのケーブル選択画面を表示装置17に表示し、続
くS160にて、使用者がケーブル選択画面に従い操作
部16を操作してケーブルを選択するのを待つ。
【0049】尚、このケーブル選択画面としては、例え
ば、図5に示した各特性データに対応するケーブル名
(付属ケーブル、S5CFV,S5CFB,S7CF
B、任意ケーブル)とそれに付与した番号とを表示装置
に表示し、使用者が操作部16を操作して、その選択画
面に表示された任意の番号を入力することにより、伝送
線9として使用するケーブルを指定できるようにすれば
よい。
【0050】次に、S160にて、使用者がケーブルを
選択したと判断されると、今度は、S170に移行し、
使用者が選択したケーブルの特性データは全てRAMに
格納されているか否かを判断する。つまり、上述したよ
うに、RAMには、付属ケーブルの特性データは全て登
録されているが、一般ケーブル(S5CFV,S5CF
B,S7CFB)の特性データの一部(長さCL)と任
意ケーブルの特性データは空欄になっており、使用者が
所望の値を登録するようになっているので、S170で
は、伝送線9として、一般ケーブル(S5CFV,S5
CFB,S7CFB)若しくは任意ケーブルが選択され
た際に、その空欄のデータが既に登録されているか否か
を判断するのである。
【0051】そして、S170にて、使用者が選択した
ケーブルの特性データは全てRAMに格納されていると
判断されると、続くS180に移行して、使用者が、そ
の選択したケーブルの特性データの変更要求を入力して
いるか否かを判断し、特性データの変更要求が入力され
ていなければ、S210に移行し、逆に、特性データの
変更要求が入力されていれば、S190に移行する。
【0052】また、S170にて、使用者が選択したケ
ーブルの特性データが揃っていないと判断された場合に
は、そのままS190に移行する。S190では、使用
者が選択したケーブルに対して現在設定されている全特
性データを提示して、使用者に所望のデータを入力若し
くは書き換えさせるための特性データ入力画面を表示装
置17に表示する。そして、続くS200では、この特
性データ入力画面での使用者によるデータ入力が完了し
たか否かを判断することにより、使用者によるデータ入
力が完了するのを待ち、データ入力が完了すると、S2
10に移行する。
【0053】そして、S210では、上記一連の処理に
より設定された受信信号の偏波、各衛星A,B毎の受信
CH、伝送線9として使用されるケーブルの種類をRA
Mのバックアップ領域に記憶し、当該処理を終了する。
次に、図7は、図6の測定条件設定処理にて設定された
測定条件(詳しくは、RAMのバックアップ領域に記憶
された受信信号の偏波、各衛星A,B毎の受信CH、伝
送線9として使用されるケーブルの種類)に従い受信信
号の信号レベルを測定するために制御回路22で実行さ
れる受信レベル測定処理を表すフローチャートである。
【0054】尚、この処理は、使用者が操作部16を操
作して受信レベル測定指令を入力することにより起動さ
れ、起動後は、測定条件変更のために使用者が操作部1
6を操作して測定条件の設定指令を入力するか、或い
は、使用者が操作部16を操作してレベル測定の停止指
令を入力するまでの間、繰り返し実行される。
【0055】図7に示すように、本処理が起動される
と、まずS300にて、上述した測定条件設定処理によ
ってRAMに格納された測定条件を読み込み、続くS3
10にて、その読み込んだ測定条件に基づき、偏波の種
類として水平偏波が指定されているか否かを判断する。
【0056】そして、偏波の種類として水平偏波が指定
されている場合には、S320にて、電圧発生回路19
からの給電電圧が高電圧(15V)となるよう偏波切換
信号Svを設定した後、S340に進み、偏波の種類と
して垂直偏波が指定されている場合には、S330に
て、電圧発生回路19からの給電電圧が低電圧(11
V)となるよう偏波切換信号Svを設定した後、S34
0に進む。
【0057】次に、S340では、衛星Aからの受信信
号の信号レベルを測定するために、トーン信号発生回路
20からトーン信号が出力されるよう衛星切換信号St
を設定し、続くS350にて、S300で読み込んだ測
定条件に基づき、衛星Aに対して指定された受信CHの
信号が選局回路13で選局されるよう選局信号Ssを設
定する。
【0058】そして、続くS360では、選局回路13
からのIF信号を復調回路14にて復調してなる復調信
号の電圧レベルをA/Dコンバータ15から読み込み、
その読み込んだ電圧値(単位V)を、衛星Aからの受信
信号の信号レベルLa(単位dBμ)に変換し、続くS
370にて、その信号レベルLaを補正する。
【0059】尚、この補正は、S300にて読み込んだ
測定条件の内、現在伝送線9として使用されているケー
ブルの特性データ(ロスL1,L2、周波数f1,f
2、及び、長さCL)と、選局回路13が現在選局して
いる受信信号の周波数f0とに基づき、次式(1) を用いて伝送線9で生じる受信信号のロス△Lを算出
し、この値(△L)を、S360で求めた信号レベルL
aに加算する、といった手順で実行される。
【0060】つまり、本実施例では、伝送線9の特性デ
ータとして、周波数f1,f2の信号が単位長さ当たり
の伝送線9を通過する際に生じるロスL1,L2を表す
データが設定されているので、S370では、これら各
周波数f1,f2毎のデータ(ロスL1,L2)を用い
た周知の補間計算の手法に従い、伝送線9での受信信号
の伝送特性を図8に示すように線形近似して、選局回路
13が現在選局している受信信号が単位長さ当たりの伝
送線9を通過する際に生じるロスL0を求め、更にこの
値(L0)に伝送線9の長さCLを乗じることにより、
伝送線9で実際に生じる受信信号のロス△Lを求め、こ
の値(△L)をS360で求めた信号レベルLaに加算
することで、受信アンテナ2から出力されて伝送線9を
通過する前の真の信号レベルLaを算出するのである。
【0061】次に、このようにS370にて信号レベル
Laが補正されると、S380に移行し、今度は、衛星
Bからの受信信号の信号レベルを測定するために、トー
ン信号発生回路20からトーン信号が出力されないよう
に衛星切換信号Stを設定する。
【0062】そして、続くS390では、S300にて
読み込んだ測定条件に基づき、衛星Bに対して指定され
た受信CHの信号が選局回路13で選局されるように選
局信号Ssを設定し、続くS400にて、選局回路13
からのIF信号を復調回路14にて復調してなる復調信
号の電圧レベルをA/Dコンバータ15から読み込み、
その読み込んだ電圧値(単位V)を、衛星Bからの受信
信号の信号レベルLb(単位dBμ)に変換し、続くS
410にて、その信号レベルLbを補正する。
【0063】尚、S410での信号レベルLbの補正
は、S370で実行される信号レベルLaの補正と同様
の手順で実行される。そして、S410での信号レベル
Lbの補正が完了すると、S420に移行し、S37
0,S410にて補正した各衛星A,Bからの受信信号
の信号レベルLa,Lbを、表示制御回路18を介して
図4に示したように表示装置17に表示させる受信レベ
ル表示処理を実行し、当該処理を一旦終了する。
【0064】以上説明したように、本実施例の受信レベ
ル測定装置10においては、メモリ(RAMのバックア
ップ領域)にレベル測定用の伝送線9として使用可能な
各種ケーブルの特性データが記憶されており、レベル測
定の前に、使用者が伝送線9として使用するケーブルを
指定しておけば、レベル測定時には、その指定されたケ
ーブルの特性データに基づき、測定対象となる受信CH
の信号が伝送線9を通過する際に生じるロス△Lが算出
され、選局回路13及び復調回路14にて選局・復調す
ることにより測定した受信CHの信号レベルLa,Lb
が、そのロス△Lを加算することにより自動で補正され
て、表示装置17に表示される。
【0065】従って、本実施例の受信レベル測定装置1
0によれば、表示装置17に、受信アンテナ2から出力
された(換言すれば伝送線9を通過する前の)受信CH
の信号レベルLa,Lbを表示させることができ、使用
者は、指定した受信CHの信号レベルLa,Lbを表示
装置17から読み取る際に、伝送線9で生じるロスを考
慮する必要がなく、表示された信号レベルLa,Lbを
そのまま読み取るだけで、受信アンテナ2から出力され
た各衛星A,B毎の信号レベルを正確に測定できる。
【0066】また、特性データには、各周波数f1,f
2のロスL1,L2がケーブル長に関係なく設定された
ケーブル長固定(CL:基準値「1」)の付属データの
特性データと、ケーブルの単位長さ当たりに生じる各周
波数f1,f2のロスL1,L2が設定された一般及び
任意ケーブルの特性データとの2種類があるが、いずれ
の特性データでも、受信CHの信号ロスを算出する際に
は、受信CHの周波数f0を用いて、上記(1) 式に則っ
た簡単な比例計算(周知の補間計算)を行えばよい。こ
のため、制御回路22には、指数演算等の複雑な演算処
理を実行可能な高価なCPUを用いる必要がなく、受信
レベル測定装置10のコストダウンを図ることができ
る。
【0067】また本実施例では、特性データの内、伝送
特性が既知の一般ケーブルの特性データについては長さ
CLを、使用者が適宜選択可能な任意ケーブルについて
は特性データの全てを、使用者が自由に登録・更新でき
るようにされているので、ケーブルで生じる信号ロスを
加算した受信レベルを表示装置17に表示させるため
に、伝送線9として使用可能なケーブルが制限されるこ
とがなく、使用者は、測定に使用するケーブルを自由に
選択できる。
【0068】尚、本実施例においては、選局回路13と
これに受信CHの信号を選局させるS350及びS39
0の処理とが本発明の選局手段に相当し、復調回路14
及びA/Dコンバータ15とA/Dコンバータ15から
電圧レベルを読み込み信号レベルに変換するS360及
びS400の処理とが本発明の検出手段に相当する。ま
た、表示装置17及び表示制御回路18が本発明の表示
手段に相当し、表示制御回路18を介して表示装置17
に受信レベルを表示させるS420の処理が本発明の制
御手段に相当する。また、特性データを記憶するRAM
(詳しくはそのバックアップ領域)が本発明の記憶手段
に相当し、その記憶された特性データに基づき信号レベ
ルを補正するS370及びS410の処理が本発明の補
正手段に相当し、特性データを登録・更新するための実
行されるS170〜S200の処理が本発明の更新手段
に相当する。
【0069】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種
々の態様を採ることができる。例えば、上記実施例で
は、2つの人工衛星A,Bからの送信電波を受信可能な
受信アンテナ2の方向調整を簡単に実行できるようにす
るために、各衛星A,Bからの送信電波の受信信号を受
信アンテナ2から交互に出力させて、各衛星A,B毎に
所望チャンネルの受信信号の信号レベルLa,Lbを測
定し、その測定結果を表示装置17に同時に表示する受
信レベル測定装置について説明したが、本発明は、受信
アンテナ2から出力される受信信号の中から特定チャン
ネルの受信信号を選局してその信号レベルを測定する装
置であれば、どのような測定装置でも適用できる。
【0070】また、上記実施例では、選局回路13にて
選局された受信信号を復調回路14で復調し、その復調
された信号の電圧レベルから信号レベルを測定するもの
として説明したが、これは、人工衛星からの放送信号の
信号レベルを正確に測定するためであり、地上局からの
放送信号の信号レベルを測定する場合等は、選局回路1
3にて選局された受信信号の電圧レベルをそのまま信号
レベルとして測定するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の受信レベル測定装置全体の構成を表
すブロック図である。
【図2】 受信アンテナのコンバータの概略構成を表す
ブロック図である。
【図3】 受信レベル測定装置の信号重畳回路の出力波
形を表すグラフである。
【図4】 表示装置への信号レベルの表示状態を表す説
明図である。
【図5】 伝送線(ケーブル)の特性データを表す説明
図である。
【図6】 測定条件設定処理を表すフローチャートであ
る。
【図7】 受信レベル測定処理を表すフローチャートで
ある。
【図8】 特性データを用いて受信CHのロスを補間計
算する手順を説明する説明図である。
【符号の説明】
2…受信アンテナ、9…伝送線、10…受信レベル測定
装置、12…電源分離フィルタ、13…選局回路、14
…復調回路、15…A/Dコンバータ、16…操作部、
17…表示装置、18…表示制御回路、19…電圧発生
回路、20…トーン信号発生回路、21…信号重畳回
路、22…制御回路、30…コンバータ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信アンテナから伝送線を介して伝送さ
    れてくる受信信号の中から、外部から指定された特定チ
    ャンネルの受信信号を選局する選局手段と、 該選局手段にて選局された特定チャンネルの受信信号の
    信号レベルを検出する検出手段と、 該検出手段により検出された信号レベルを表示手段に表
    示する制御手段と、 を備えた受信レベル測定装置であって、 前記伝送線での信号の伝送特性を表す特性データを記憶
    する記憶手段と、 該記憶手段に記憶された特性データを用いて、前記選局
    手段が選局した受信信号の上記伝送線での伝送損失を求
    め、該伝送損失を前記検出手段が検出した信号レベルに
    加算することにより、前記制御手段が表示手段に表示す
    る信号レベルを補正する補正手段と、 を設けたことを特徴とする受信レベル測定装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段には、前記特性データとし
    て、周波数が異なる2以上の信号の各々に対して前記伝
    送線での伝送損失を記述した第1データが記憶されてお
    り、 前記補正手段は、前記第1データを用いた補間計算によ
    って前記選局手段が選局した受信信号の周波数に対応す
    る伝送損失を求め、該伝送損失を用いて前記信号レベル
    の補正を行うことを特徴とする請求項1記載の受信レベ
    ル測定装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段には、前記特性データとし
    て、周波数が異なる2以上の信号の各々に対して前記伝
    送線の単位長さ当たりの伝送損失を記述した第2データ
    と、前記伝送線の長さを表す第3データとが記憶されて
    おり、 前記補正手段は、前記第2データを用いた補間計算によ
    って前記選局手段が選局した受信信号の周波数に対応す
    る伝送線単位長さ当たりの伝送損失を算出し、該算出結
    果と前記第3データとを用いて前記伝送線での受信信号
    の伝送損失を求め、該伝送損失を用いて前記信号レベル
    の補正を行うことを特徴とする請求項1記載の受信レベ
    ル測定装置。
  4. 【請求項4】 前記記憶手段には、種類が異なる複数の
    伝送線での信号の伝送特性を夫々表す複数の特性データ
    が記憶されており、 前記補正手段は、外部から指定された伝送線に対応する
    特性データを前記記憶手段から読み込み、該読み込んだ
    特性データを用いて、前記伝送損失を求めることを特徴
    とする請求項1〜請求項3いずれか記載の受信レベル測
    定装置。
  5. 【請求項5】 外部からの指令に従い前記記憶手段に記
    憶された前記特性データを更新する更新手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項4いずれか記載の受信
    レベル測定装置。
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