JP2003248069A - ステッピングモータ及び電子時計 - Google Patents

ステッピングモータ及び電子時計

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JP2003248069A
JP2003248069A JP2002110876A JP2002110876A JP2003248069A JP 2003248069 A JP2003248069 A JP 2003248069A JP 2002110876 A JP2002110876 A JP 2002110876A JP 2002110876 A JP2002110876 A JP 2002110876A JP 2003248069 A JP2003248069 A JP 2003248069A
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rotor
stepping motor
stator
end portion
hole
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JP2002110876A
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Takayuki Satodate
貴之 里舘
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Seiko Instruments Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 廉価なステッピングモータを提供すること。 【解決手段】 ロータ収容用貫通孔103はロータ10
2に近接する複数の第1の端部114、115及び第1
の端部114、115よりもロータ102から離間した
複数の第2の端部116、117を有する長孔形状に構
成され、第1の端部114、115を位置決め部とする
ことにより、コイル109を励磁していない場合、ロー
タ102は第1の端部114、115に対応する位置に
安定して停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステッピングモー
タ及び前記ステッピングモータを用いた電子時計に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、ロータ収容用貫通孔及びロー
タの停止位置を決める位置決め部を有するステータと、
前記ロータ収容用貫通孔内に配設されたロータと、コイ
ルとを有し、前記コイルに交番信号を供給して前記ステ
ータに磁束を発生させることによって前記ロータを回転
させると共に、前記位置決め部に対応する位置に前記ロ
ータを停止するようにしたステッピングモータが使用さ
れている。
【0003】図7は、従来から電子時計に使用されてい
るステッピングモータの構成図である。図7において、
ステッピングモータは、ロータ収容用貫通孔303を有
するステータ301、ロータ収容用貫通孔303に回転
可能に収容され2極(S極及びN極)に着磁したロータ
302、ネジ312、313によってステータ301と
一体化された磁心308、磁心308に巻回されたコイ
ル309を備えている。
【0004】磁性材料によって形成されたステータ30
1には、ロータ収容用貫通孔303を挟んで対向する位
置に2個の切り欠き部(外ノッチ)306、307が設
けられており、外ノッチ306、307とロータ収容用
貫通孔303の間には可飽和部310、311が形成さ
れている。また、ステータ301には、ロータ収容用貫
通孔303に連続すると共にロータ収容用貫通孔303
を挟んで対向する位置に2個の位置決め用切り欠き部
(内ノッチ)304、305が設けられている。コイル
309が励磁されていない状態では、ロータ302は、
その磁極軸Aが内ノッチ304、305を結ぶ線分に対
して直交する位置に安定して停止している。
【0005】いま、矩形波のパルス信号をコイル309
に供給して、図7の矢印方向に電流iを流すと、ステー
タ301には矢印C方向に磁束が発生する。これによ
り、可飽和部310、311が飽和して磁気抵抗が大き
くなり、その後、ステータ301に生じた磁極とロータ
302の磁極との相互作用によって、ロータ302は図
7の矢印B方向に180度回転し、安定的に停止する。
【0006】次に、逆極性の矩形波のパルス信号をコイ
ル309に供給して、図7の反矢印方向に電流を流す
と、ステータ301には反矢印C方向に磁束が発生す
る。これにより、可飽和部310、311が先ず飽和
し、その後、ステータ301に生じた磁極とロータ30
2の磁極との相互作用によって、ロータ302は図7の
矢印B方向に180度回転し、安定的に停止する。以
後、このように、コイル309に対して極性の異なる信
号(交番信号)を供給することによって、前記動作が繰
り返し行われて、ロータ302を180度ずつ矢印B方
向に連続的に回転させることができる。
【0007】図8は、ロータ302の回転角度−静止ト
ルク特性、及び、ステータ301とロータ302に流れ
る磁束を示す図である。図8において、ロータ302の
磁極軸Aが外ノッチ306、307を結ぶ線分に対して
平行な位置を0度(deg)としている。ロータ302
は、磁気エネルギ(静止トルクを積分して得られる値)
が最小になる位置で安定的に静止するため、コイル30
9が励磁されていない状態では、ロータ302は、その
磁極軸Aが内ノッチ304、305を結ぶ線分に対して
直交する位置(回転角度が135度の位置)に安定して
停止する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ロータ収容用貫通孔3
03及び内ノッチ304、305はプレス加工によって
形成される。ロータ収容用貫通孔303及び内ノッチ3
04、305をプレス加工で形成する場合、プレス金型
の形状簡略化及び長寿命化のために、真円形状のロータ
収容用貫通孔303を形成する第1の工程と、ロータ収
容用貫通孔303に連続して内ノッチ304、305を
形成する第2の工程に分けて行っている。また、内ノッ
チ304、305の形状誤差は、ロータ302の静止ト
ルクの大きさに多大な影響を与える要因であり、静止ト
ルクを所定値にするためには高い精度が要求される。し
たがって、前記構成のステータ301を有するステッピ
ングモータでは、製造コストが高くなるという問題があ
る。
【0009】一方、内ノッチ304、305近傍を磁気
飽和させることなく可飽和部310、311を形成する
ために、ステータ301には2個の外ノッチ306、3
07を設けている。したがって、ステータ301の幅が
広くなり、小型化が困難という問題がある。この問題を
解決する方法として、図9に示すように、外ノッチ部分
を削除して幅を狭くしたステータ701を用いする方法
が考えられる。しかしながら、図10に示すように、ロ
ータ302の回転角度−静止トルク特性が歪んだ波形と
なるため、ロータ302の停止位置が不安定になり、そ
の結果、ステッピングモータの動作が不安定になってし
まう。他方、ロータ302を回転させる際には、コイル
309に電流を流すことによって生じる磁束により可飽
和部310、311を磁気飽和させる必要があるため、
その分の電力がロータ302の回転とは直接関係の無い
電力として使用され、消費電力が大きいという問題があ
る。
【0010】本発明は、かかる問題点に鑑みて成された
もので、廉価なステッピングモータを提供することを課
題としている。また、本発明は、動作が安定で小型化可
能なステッピングモータを提供することを課題としてい
る。また、本発明は、低消費電力化が可能なステッピン
グモータを提供することを課題としている。また、本発
明は、廉価に構成することが可能な電子時計を提供する
ことを課題としている。さらに本発明は、動作が安定で
小型化可能な電子時計を提供することを課題としてい
る。また、本発明は、低消費電力化が可能な電子時計を
提供することを課題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ロータ
収容用貫通孔及びロータの停止位置を決める位置決め部
を有するステータと、前記ロータ収容用貫通孔内に配設
されたロータと、コイルとを有し、前記コイルに交番信
号を供給して前記ステータに磁束を発生させることによ
って前記ロータを回転させると共に、前記位置決め部に
対応する位置に前記ロータを停止するようにしたステッ
ピングモータにおいて、前記ロータ収容用貫通孔は、そ
の輪郭から前記ロータ側に設けられた第1の端部と、前
記第1の端部以外の前記輪郭を構成する第2の端部とに
よって構成されると共に、前記第1の端部は前記第2の
端部よりも前記ロータに近接するように形成されて成
り、前記第1の端部を位置決め部として成ることを特徴
とするステッピングモータが提供される。第2の端部よ
りもロータに近接した第1の端部を位置決め部とし、コ
イルを励磁していない状態では、ロータは前記位置決め
部に対応する位置に停止する。
【0012】ここで、前記第1の端部及び第2の端部は
各々複数設けられ、前記ロータ収容用貫通孔は長孔形状
に構成されて成るようにしてもよい。また、前記複数の
第1の端部は相互に対向配設されると共に、前記複数の
第2の端部は相互に対向配設されて成るように構成して
もよい。また、前記第1の端部は直線状に形成されると
共に、前記第2の端部は円弧状に形成されて成るように
構成してもよい。
【0013】また、前記ステータにおける前記ロータ収
容用貫通孔を挟む両外端部は直線状に形成されると共
に、前記ステータの両外端部と前記ロータ収容用貫通孔
間に、前記コイルを励磁することによって磁気飽和する
可飽和部を備えて成るように構成してもよい。また、前
記ステータは単一の磁性部材によって形成してもよい。
また、前記ステータは、非磁性部材によって、複数の磁
性部材を所定間隔離間した状態で連結して成るように構
成してもよい。また、本発明によれば、時刻針をステッ
ピングモータの駆動力によって回転駆動する電子時計に
おいて、前記ステッピングモータとして、前記いずれか
一に記載のステッピングモータを用いたことを特徴とす
る電子時計が提供される。電子時計の時刻針は、ステッ
ピングモータの駆動力によって回転駆動される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発
明の第1の実施の形態に係るステッピングモータの構成
図で、特に電子時計に適した構成のステッピングモータ
の例を示している。図1において、ステッピングモータ
は、ロータ収容用貫通孔103を有するステータ10
1、ロータ収容用貫通孔103に回転可能に配設された
ロータ102、ネジ112、113によってステータ1
01と一体化された磁心108、磁心108に巻回され
たコイル109を備えている。本ステッピングモータを
電子時計に用いる場合には、ステータ101及び磁心1
08はネジ112、113によって地板(図示せず)に
固着される。
【0015】ロータ102は、2極(S極及びN極)に
着磁されている。磁性材料によって形成されたステータ
101の外端部118、119には、ロータ収容用貫通
孔103を挟んで対向する位置に複数(本実施の形態で
は2個)の切り欠き部(外ノッチ)106、107が設
けられている。各外ノッチ106、107とロータ収容
用貫通孔103間には可飽和部110、111が設けら
れている。可飽和部110、111は、ロータ102の
磁束によっては磁気飽和せず、コイル109が励磁され
たときに磁気飽和して磁気抵抗が大きくなるように構成
されている。
【0016】ロータ収容用貫通孔103は、輪郭が円形
の貫通孔の対向部分に複数(本実施の形態では2つ)の
半月状の突出部104、105を一体形成した長孔形状
に構成されている。ロータ収容用貫通孔103は、ロー
タ102に近接する複数(本実施の形態では2つ)の第
1の端部114、115及び第1の端部114、115
よりもロータ102から離間した複数(本実施の形態で
は2つ)の第2の端部116、117によって形成され
た長孔形状に構成されている。尚、ここで、輪郭とは、
ロータ収容用貫通孔103の形状から突出部104、1
05を除いた部分の形状を意味している。相互に対向配
設された複数の第1の端部114、115は直線状に形
成され又、相互に対向配設された複数の第2の端部11
6、117は円弧状に形成されている。
【0017】第1の端部114、115は、ロータ10
2の停止位置を決めるための位置決め部を構成してい
る。即ち、ロータ収容用貫通孔103は、その輪郭から
ロータ102側に設けられた第1の端部114、115
と、第1の端部114、115以外の前記輪郭を構成す
る第2の端部116、117によって形成されると共
に、第1の端部114、115は第2の端部116、1
17よりもロータ102に近接するように形成されて成
り、第1の端部114、115を位置決め部としてい
る。これにより、コイル109が励磁されていない状態
では、ロータ102は、図1に示すように前記位置決め
部に対応する位置、換言すれば、ロータ102の磁極軸
Aが、第1の端部114、115の中心を結ぶ線分に平
行となる位置に安定して停止している。
【0018】図2は、本第1の実施の形態におけるロー
タ102の回転角度−静止トルク特性、及び、ステータ
101とロータ102に流れる磁束を示す図である。図
2において、ロータ102の磁極軸Aが外ノッチ10
6、107を結ぶ線分に対して平行な位置を0度(de
g)としている。図2に示す特性は図8に示した特性と
同様の特性を有しており、ロータ102は、磁気エネル
ギ(静止トルクを積分して得られる値)が最小になる位
置で安定的に静止するため、コイル109が励磁されて
いない状態では、ロータ102は、その磁極軸Aが第1
の端部114、115の中心を結ぶ線分に対して平行と
なる位置(回転角度が135度の位置)に安定して停止
する。
【0019】以上のように構成された本発明の第1の実
施の形態に係るステッピングモータの動作を説明する。
初期状態として、ロータ102が第1の端部114、1
15に対応する位置(図1の位置)に停止しているもの
とする。この状態で、矩形波のパルス信号をコイル10
9に供給して、図1の矢印方向に電流iを流すと、ステ
ータ101には矢印C方向に磁束が発生する。可飽和部
110、111は前記磁束によって磁気飽和して高磁気
抵抗となる。その後、ステータ101に生じた磁極とロ
ータ102の磁極との相互作用によって、ロータ102
は図1の矢印B方向に180度回転し、第1の端部11
4、115に対応する位置で安定的に停止する。
【0020】次に、逆極性の矩形波のパルス信号をコイ
ル109に供給して、図1の反矢印方向に電流を流す
と、前記同様にして、可飽和部110、111が磁気飽
和して高磁気抵抗となり、その後、ステータ101に生
じた磁極とロータ102の磁極との相互作用によって、
ロータ102は図1の矢印B方向に180度回転し、第
1の端部114、115に対応する位置で安定的に停止
する。以後、コイル109に対して極性の異なる信号
(交番信号)を供給することによって、前記動作が繰り
返し行われて、ロータ102を180度ずつ矢印B方向
に連続的に回転させると共に、ロータ102を第1の端
部114、115に対応する位置に安定的に停止させる
ことができる。
【0021】図3は、本発明の第2の実施の形態に係る
ステッピングモータの構成図で、特に電子時計に適した
構成のステッピングモータの例を示している。また、図
3において、図1と同一部分には同一符号を付してい
る。本第2の実施の形態が前記第1の実施の形態と相違
する点は、前記第1の実施の形態ではステータ101が
外ノッチ106、107を有していたが、本第2の実施
の形態ではステータ201は外ノッチを有しない構成と
なっている点である。即ち、図3において、ロータ収容
用貫通孔103を挟むステータ201の両外端部20
4、205は直線状に形成されており、ロータ収容用貫
通孔103と前記両外端部204、205との間には可
飽和部202、203が設けられている。可飽和部20
2、203は、ロータ102の磁束によっては磁気飽和
せず、コイル109が励磁されたときに磁気飽和して磁
気抵抗が大きくなるように構成されている。
【0022】図4は、本第2の実施の形態におけるロー
タ102の回転角度−静止トルク特性、及び、ステータ
201とロータ102に流れる磁束を示す図である。図
4において、ロータ102の磁極軸Aが可飽和部20
2、203を結ぶ線分に対して平行な位置を0度(de
g)としている。図4に示す特性は図2及び図8に示し
た特性と同等の特性を有しており、ロータ102は、磁
気エネルギ(トルクを積分して得られる値)が最小にな
る位置で安定的に静止するため、コイル109が励磁さ
れていない状態では、ロータ102は、その磁極軸Aが
第1の端部114、115の中心を結ぶ線分に対して平
行となる位置(回転角が135度の位置)に安定して停
止する。
【0023】以上のように構成された本発明の第2の実
施の形態に係るステッピングモータの動作を説明する。
初期状態として、ロータ102が第1の端部114、1
15に対応する位置(図3の位置)に停止しているもの
とする。この状態で、矩形波のパルス信号をコイル10
9に供給して、図3の矢印方向に電流iを流すと、ステ
ータ201には矢印C方向に磁束が発生する。可飽和部
202、203は前記磁束によって磁気飽和して高磁気
抵抗となる。その後、磁性材料によって形成されたステ
ータ201に生じた磁極とロータ102の磁極との相互
作用によって、ロータ102は図3の矢印B方向に18
0度回転し、第1の端部114、115に対応する位置
で安定的に停止する。
【0024】次に、逆極性の矩形波のパルス信号をコイ
ル109に供給して、図3の反矢印方向に電流を流す
と、前記同様にして、可飽和部202、203が磁気飽
和して高磁気抵抗となり、その後、ステータ201に生
じた磁極とロータ102の磁極との相互作用によって、
ロータ102は図3の矢印B方向に180度回転し、第
1の端部114、115に対応する位置で安定的に停止
する。以後、コイル109に対して極性の異なる信号
(交番信号)を供給することによって、前記動作が繰り
返し行われて、ロータ102を180度ずつ矢印B方向
に連続的に回転させると共に、ロータ102を第1の端
部114、115に対応する位置に安定的に停止させる
ことができる。また、本第2の実施の形態では、外ノッ
チを有しないため、ステータ201の小型化が可能とな
り、したがって、ステッピングモータを小型化すること
が可能になる
【0025】図5は、本発明の第3の実施の形態に係る
ステッピングモータの構成図で、特に電子時計に適した
構成のステッピングモータの例を示している。図5にお
いては、図1と同一部分には同一符号を付している。本
第3の実施の形態が前記第1の実施の形態と相違する点
は、前記第1の実施の形態ではステータ101は単一の
磁性部材によって構成されていたが、本第3の実施の形
態では、ステータは、非磁性部材によって、複数の磁性
部材を所定間隔離間した状態で連結した構成となってい
る。即ち、図5において、ステータ500は、第1の磁
性部材501、第2の磁性部材502、第1、第2の磁
性部材501、502を所定間隔離間した状態で連結す
る非磁性部材503、504を備えている。
【0026】第1の磁性部材501は、円弧状の第2の
端部507、第2の端部507から突出するように一体
形成された半月状の突出部506、円弧状の外ノッチ用
凹部511、512を有している。突出部506は直線
状の第1の端部(位置決め部)515を有している。ま
た、第1の端部515、第2の端部507は第1のロー
タ収容用凹部505を構成している。第2の磁性部材5
02は、円弧状の第2の端部510、第2の端部510
から突出するように一体形成された半月状の突出部50
9、円弧状の外ノッチ用凹部513、514を有してい
る。突出部509は直線状の第1の端部(位置決め部)
516を有している。また、第1の端部516、第2の
端部510は第2のロータ収容用凹部508を構成して
いる。
【0027】第1の磁性部材501はネジ112によっ
て地板に固定されており又、第2の磁性部材502はネ
ジ113によって地板に固定されている。第1、第2の
ロータ収容用凹部505、508と非磁性部材503、
504によって、ステータ500の内側にはロータ収容
用貫通孔103が形成されている。ロータ収容用貫通孔
103の形状は、第1の端部515、516、第2の端
部507、510及び非磁性部材503、504によっ
て、前記第1の実施の形態と同一形状の長孔形状に形成
されている。また、ステータ500の外端部側には、外
ノッチ用凹部511、非磁性部材503及び外ノッチ用
凹部513によって外ノッチ106が形成されていると
共に、外ノッチ用凹部512、非磁性部材504及び外
ノッチ用凹部514によって外ノッチ107が形成され
ている。
【0028】尚、ステータ500の製造は、例えば、ロ
ータ収容用凹部505及び外ノッチ用凹部511、51
2が形成されていない状態(ロータ収容用凹部505及
び外ノッチ用凹部511、512が設けられる部分の端
部が直線形状の状態)の磁性部材501と、ロータ収容
用凹部508及び外ノッチ用凹部513、514が形成
されていない状態(ロータ収容用凹部508及び外ノッ
チ用凹部513、514が設けられる部分の端部が直線
形状の状態)の磁性部材502とを非磁性部材で結合
し、次に、プレス加工によってロータ収容用貫通孔10
3や外ノッチ106、107を形成する。これにより、
図5に示す形状のステータ500が形成される。
【0029】以上のように構成されたステッピングモー
タの動作は、基本的には前記第1の実施の形態と同様で
あり、パルス信号をコイル109に供給する毎にロータ
102は図5の矢印B方向に180度ずつ回転し、第1
の端部515、516に対応する位置で安定的に停止す
るが、非磁性部材503、504に関する部分の動作が
相違する。
【0030】即ち、本第3の実施の形態では、可飽和部
の代わりに非磁性部材503、504を使用している。
したがって、ロータ102の回転駆動開始時に可飽和部
を磁気飽和させる必要がないため、ロータ102の回転
に直接関係のない電力を消費することがなく、低消費電
力化が可能になる。また、ロータ102から発生しコイ
ル109に鎖交する磁束数を増加させて低消費電力化が
可能になる。また、可飽和部を磁気飽和させるための時
間が不要になるため、迅速な応答特性が得られる。
【0031】図6は、本発明の第4の実施の形態に係る
ステッピングモータの構成図で、特に電子時計に適した
構成のステッピングモータの例を示している。図6にお
いて、図3と同一部分には同一符号を付している。本第
4の実施の形態が前記第2の実施の形態と相違する点
は、前記第2の実施の形態ではステータ201は単一の
磁性部材によって構成されていたが、本第4の実施の形
態では、ステータは、非磁性部材によって、複数の磁性
部材を所定間隔離間した状態で連結した構成となってい
る。即ち、図6において、ステータ600は、第1の磁
性部材601、第2の磁性部材602、第1、第2の磁
性部材601、602を所定間隔離間した状態で連結す
る非磁性部材603、604を備えている。
【0032】第1の磁性部材601は、円弧状の第2の
端部607、第2の端部607から突出するように一体
形成された半月状の突出部606を有している。突出部
606は直線状の第1の端部(位置決め部)611を有
している。また、第1の端部611、第2の端部607
は第1のロータ収容用凹部605を構成している。第2
の磁性部材602は、円弧状の第2の端部610、第2
の端部610から突出するように一体形成された半月状
の突出部609を有している。突出部609は直線状の
第1の端部(位置決め部)612を有している。また、
第1の端部612、第2の端部610は第2のロータ収
容用凹部608を構成している。
【0033】第1の磁性部材601はネジ112によっ
て地板に固定されており又、第2の磁性部材602はネ
ジ113によって地板に固定されている。第1、第2の
ロータ収容用凹部605、608と非磁性部材603、
604によって、ステータ600の内側にはロータ収容
用貫通孔103が形成されている。ロータ収容用貫通孔
103の形状は、第1の端部611、612、第2の端
部607、610及び非磁性部材603、604によっ
て、前記第2の実施の形態と同一形状の長孔形状に形成
されている。各磁性部材601、602には、外ノッチ
用凹部は形成されていないため、ステータ600の外端
部は直線状に形成されている。
【0034】尚、ステータ600の製造は、例えば、ロ
ータ収容用凹部605が形成されていない状態(ロータ
収容用凹部605が設けられる部分の端部が直線形状の
状態)の磁性部材601と、ロータ収容用凹部608が
形成されていない状態(ロータ収容用凹部608が設け
られる部分の端部が直線形状の状態)の磁性部材602
とを非磁性部材で結合し、次に、プレス加工によってロ
ータ収容用貫通孔103を形成する。これにより、図6
に示す形状のステータ600が形成される。
【0035】以上のように構成されたステッピングモー
タの動作は、基本的には前記第2の実施の形態と同様で
あり、パルス信号をコイル109に供給する毎にロータ
102は図6の矢印B方向に180度ずつ回転し、第1
の端部611、612に対応する位置で安定的に停止す
るが、非磁性部材603、604に関する部分の動作が
相違する。
【0036】即ち、本第4の実施の形態では、可飽和部
の代わりに非磁性部材603、604を使用している。
したがって、ロータ102の回転駆動開始時に可飽和部
を磁気飽和させる必要がないため、ロータ102の回転
に直接関係のない電力を消費することがなく、低消費電
力化が可能になる。また、ロータ102から発生しコイ
ル109に鎖交する磁束数を増加させて低消費電力化が
可能になる。また、可飽和部を磁気飽和させるための時
間が不要になるため、迅速な応答特性が得られる。ま
た、外ノッチを有しないため、ステータ600の小型化
が可能となり、したがって、ステッピングモータを小型
化することが可能になる
【0037】以上述べたように、本発明の実施の形態に
係るステッピングモータは、ロータ収容用貫通孔及びロ
ータの停止位置を決める位置決め部を有するステータ
と、前記ロータ収容用貫通孔内に配設されたロータと、
コイルとを有し、前記コイルに交番信号を供給して前記
ステータに磁束を発生させることによって前記ロータを
回転させると共に、前記位置決め部に対応する位置に前
記ロータを停止するようにしたステッピングモータにお
いて、ロータ収容用貫通孔103は、その輪郭からロー
タ102側に設けられた第1の端部114、115、5
15、516、611、612と、第1の端部114、
115、515、516、611、612以外の前記輪
郭を構成する第2の端部116、117、507、51
0、607、610とによって構成されると共に、第1
の端部114、115、515、516、611、61
2は第2の端部116、117、507、510、60
7、610よりもロータ102に近接するように形成さ
れて成り、第1の端部114、115、515、51
6、611、612を位置決め部としている。
【0038】また、ロータ収容用貫通孔103はロータ
102に近接し相互に対向配設された複数の第1の端部
114、115、515、516、611、612及び
第1の端部114、115、515、516、611、
612よりもロータ102から離間し相互に対向配設さ
れた複数の第2の端部116、117、507、51
0、607、610によって長孔形状に構成され、第1
の端部114、115、515、516、611、61
2を前記位置決め部とすることを特徴としている。ま
た、第1の端部114、115、515、516、61
1、612は直線状に形成されると共に、第2の端部1
16、117、507、510、607、610は円弧
状に形成されていることを特徴としている。したがっ
て、ステータ101、201、500、600の構成が
簡単であるため製造が容易になり、廉価なステッピング
モータを提供することが可能になる。
【0039】また、本発明の実施の形態に係るステッピ
ングモータは、ステータ201には外ノッチが形成され
ていない形状に構成されている。即ち、ステータ201
におけるロータ収容用貫通孔103を挟む両外端部20
4、205は直線状に形成されると共に、ステータ20
1の両外端部204、205とロータ収容用貫通孔10
3間に、コイル109を励磁することによって磁気飽和
する可飽和部202、203を備えて成ることを特徴と
している。したがって、ステータ201の構成が簡単で
あるため製造が容易になると共に小型化が可能になる。
また、本発明の実施の形態に係るステッピングモータ
は、ステータ500、600が、非磁性部材503、5
04、603、604によって、複数の磁性部材50
1、502、601、602を所定間隔離間した状態で
連結して成ることを特徴としている。したがって、低消
費電力化が可能になる。
【0040】また、時針や分針等の時刻針をステッピン
グモータの駆動力によって回転駆動する電子時計におい
て、前記ステッピングモータを前記時刻針駆動用のステ
ッピングモータとして使用すれば、廉価に構成すること
が可能な電子時計を提供することが可能になり、又、小
型化可能な電子時計を提供することが可能になる。尚、
前記各実施の形態では、ロータ収容用貫通孔103とし
て円弧状端部及び直線状端部によって構成された長孔形
状の貫通孔の例をあげたが、ロータ収容用貫通孔103
を、ロータ収容用貫通孔の輪郭部分からロータ側に突出
する突出部をステータに一体形成するような構成とすれ
ばよく、楕円形状等の各種の長孔形状が使用可能であ
る。また、前記各実施の形態では、複数の第1の端部1
14、115、515、516、611、612及び複
数の第2の端部116、117、507、510、60
7、610によって構成されたロータ収容用貫通孔10
3の例で説明したが、前記第1の端部は1つでもよく、
この場合、第1の端部以外のロータ収容用貫通孔の輪郭
部分が第2の端部を構成することになる。
【0041】
【発明の効果】本発明に係るステッピングモータによれ
ば、廉価に構成することが可能になる。また、小型化が
可能になる。また、低消費電力化が可能になる。また、
本発明に係る電子時計によれば、廉価に構成することが
可能になる。また、小型化が可能になる。また、低消費
電力化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係るステッピン
グモータの構成図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態におけるロータの
静止トルク特性を示す図である。
【図3】 本発明の第2の実施の形態に係るステッピン
グモータの構成図である。
【図4】 本発明の第2の実施の形態におけるロータの
静止トルク特性を示す図である。
【図5】 本発明の第3の実施の形態に係るステッピン
グモータの構成図である。
【図6】 本発明の第4の実施の形態に係るステッピン
グモータの構成図である。
【図7】 従来のステッピングモータの構成図である。
【図8】 図7のステッピングモータにおけるロータの
静止トルク特性を示す図である。
【図9】 従来のステッピングモータの構成図である。
【図10】 図9のステッピングモータにおけるロータ
の静止トルク特性を示す図である。
【符号の説明】
101、201、500、600・・・ステータ 102・・・ロータ 103・・・ロータ収容用貫通孔 104、105、506、509、606、609・・
・突出部 106、107・・・切り欠き部(外ノッチ) 108・・・磁心 109・・・コイル 110、111、202、203・・・可飽和部 114、115、515、516、611、612・・
・位置決め部を構成する第1の端部 116、117、507、510、607、610・・
・第2の端部 118、119、204、205・・・外端部 501、502、601、602・・・磁性部材 503、504、603、604・・・非磁性部材

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータ収容用貫通孔及びロータの停止位
    置を決める位置決め部を有するステータと、前記ロータ
    収容用貫通孔内に配設されたロータと、コイルとを有
    し、前記コイルに交番信号を供給して前記ステータに磁
    束を発生させることによって前記ロータを回転させると
    共に、前記位置決め部に対応する位置に前記ロータを停
    止するようにしたステッピングモータにおいて、 前記ロータ収容用貫通孔は、その輪郭から前記ロータ側
    に設けられた第1の端部と、前記第1の端部以外の前記
    輪郭を構成する第2の端部とによって構成されると共
    に、前記第1の端部は前記第2の端部よりも前記ロータ
    に近接するように形成されて成り、前記第1の端部を位
    置決め部として成ることを特徴とするステッピングモー
    タ。
  2. 【請求項2】 前記第1の端部及び第2の端部は各々複
    数設けられ、前記ロータ収容用貫通孔は長孔形状に構成
    されて成ることを特徴とする請求項1記載のステッピン
    グモータ。
  3. 【請求項3】 前記複数の第1の端部は相互に対向配設
    されると共に、前記複数の第2の端部は相互に対向配設
    されて成ることを特徴とする請求項2記載のステッピン
    グモータ。
  4. 【請求項4】 前記第1の端部は直線状に形成されると
    共に、前記第2の端部は円弧状に形成されて成ることを
    特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載のステッ
    ピングモータ。
  5. 【請求項5】 前記ステータにおける前記ロータ収容用
    貫通孔を挟む両外端部は直線状に形成されると共に、前
    記ステータの両外端部と前記ロータ収容用貫通孔間に、
    前記コイルを励磁することによって磁気飽和する可飽和
    部を備えて成ることを特徴とする請求項1乃至4のいず
    れか一に記載のステッピングモータ。
  6. 【請求項6】 前記ステータは単一の磁性部材によって
    形成されて成ることを特徴とする請求項1乃至5のいず
    れか一に記載のステッピングモータ。
  7. 【請求項7】 前記ステータは、非磁性部材によって、
    複数の磁性部材を所定間隔離間した状態で連結して成る
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一に記載の
    ステッピングモータ。
  8. 【請求項8】 時刻針をステッピングモータの駆動力に
    よって回転駆動する電子時計において、前記ステッピン
    グモータとして、請求項1乃至7のいずれか一に記載の
    ステッピングモータを用いたことを特徴とする電子時
    計。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111446835A (zh) * 2019-01-11 2020-07-24 精工电子有限公司 定子、步进马达、钟表用机芯、钟表及定子的制造方法

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