JP2003248093A - 放射線画像変換パネル - Google Patents
放射線画像変換パネルInfo
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- JP2003248093A JP2003248093A JP2002046110A JP2002046110A JP2003248093A JP 2003248093 A JP2003248093 A JP 2003248093A JP 2002046110 A JP2002046110 A JP 2002046110A JP 2002046110 A JP2002046110 A JP 2002046110A JP 2003248093 A JP2003248093 A JP 2003248093A
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- G—PHYSICS
- G21—NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
- G21K—HANDLING OF PARTICLES OR IONISING RADIATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; IRRADIATION DEVICES; GAMMA RAY OR X-RAY MICROSCOPES
- G21K4/00—Conversion screens for the conversion of the spatial distribution of X-rays or particle radiation into visible images, e.g. fluoroscopic screens
-
- G—PHYSICS
- G21—NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
- G21K—HANDLING OF PARTICLES OR IONISING RADIATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; IRRADIATION DEVICES; GAMMA RAY OR X-RAY MICROSCOPES
- G21K4/00—Conversion screens for the conversion of the spatial distribution of X-rays or particle radiation into visible images, e.g. fluoroscopic screens
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- Measurement Of Radiation (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明の目的は、カセッテに収納可能な、気
相堆積法により形成した輝尽性蛍光体層を有する放射線
画像変換パネルを得ることにあり、又、マンモ撮影用と
して用いることのできる、気相堆積法により形成した輝
尽性蛍光体層を有する放射線画像変換パネルを得ること
にある。 【解決手段】 支持体、輝尽性蛍光体層、保護層からな
る放射線画像変換パネルにおいて、輝尽性蛍光体層が気
相堆積法により形成され、且つ、放射線画像変換パネル
端面と支持体上に形成された輝尽性蛍光体層端面の距離
をLとしたとき、放射線画像変換パネルの4辺全てにお
いて、 0≦L≦4mm であることを特徴とする放射線画像変換パネル。
相堆積法により形成した輝尽性蛍光体層を有する放射線
画像変換パネルを得ることにあり、又、マンモ撮影用と
して用いることのできる、気相堆積法により形成した輝
尽性蛍光体層を有する放射線画像変換パネルを得ること
にある。 【解決手段】 支持体、輝尽性蛍光体層、保護層からな
る放射線画像変換パネルにおいて、輝尽性蛍光体層が気
相堆積法により形成され、且つ、放射線画像変換パネル
端面と支持体上に形成された輝尽性蛍光体層端面の距離
をLとしたとき、放射線画像変換パネルの4辺全てにお
いて、 0≦L≦4mm であることを特徴とする放射線画像変換パネル。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カセッテに収納可
能とした、気相堆積法により形成した輝尽性蛍光体層を
有する放射線画像変換パネルに関するものである。
能とした、気相堆積法により形成した輝尽性蛍光体層を
有する放射線画像変換パネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、輝尽性蛍光体を利用した放射線像
変換パネルにより放射線像を画像化する方法が用いられ
るようになってきた。
変換パネルにより放射線像を画像化する方法が用いられ
るようになってきた。
【0003】これは、例えば、米国特許第3,859,
527号及び特開昭55−12144号等に開示された
様に支持体上に輝尽性蛍光体層を形成した放射線像変換
パネルを使用するものである。この放射線像変換パネル
の輝尽性蛍光体層に被写体を透過した放射線をあてて被
写体各部の放射線透過度に対応する放射線エネルギーを
輝尽性蛍光体層に蓄積させて潜像(蓄積像)を形成し、
この輝尽性蛍光体層を輝尽励起光(レーザ光が用いられ
る)で走査することによって各部に蓄積された放射線エ
ネルギーを放射させて光に変換し、この光の強弱を読み
とって画像を得る。この画像はCRT等各種のディスプ
レイ上に再生してもよいし、又ハードコピーとして再生
してもよい。
527号及び特開昭55−12144号等に開示された
様に支持体上に輝尽性蛍光体層を形成した放射線像変換
パネルを使用するものである。この放射線像変換パネル
の輝尽性蛍光体層に被写体を透過した放射線をあてて被
写体各部の放射線透過度に対応する放射線エネルギーを
輝尽性蛍光体層に蓄積させて潜像(蓄積像)を形成し、
この輝尽性蛍光体層を輝尽励起光(レーザ光が用いられ
る)で走査することによって各部に蓄積された放射線エ
ネルギーを放射させて光に変換し、この光の強弱を読み
とって画像を得る。この画像はCRT等各種のディスプ
レイ上に再生してもよいし、又ハードコピーとして再生
してもよい。
【0004】この放射線像変換方法に用いられる放射線
像変換パネルの輝尽性蛍光体層には、放射線吸収率及び
光変換率が高いこと、画像の粒状性がよく、高鮮鋭性で
あることが要求される。
像変換パネルの輝尽性蛍光体層には、放射線吸収率及び
光変換率が高いこと、画像の粒状性がよく、高鮮鋭性で
あることが要求される。
【0005】通常、放射線感度を高くするには輝尽性蛍
光体層の膜厚を厚くする必要があるが、余り厚くなりす
ぎると、輝尽性蛍光体粒子間での輝尽発光の散乱のため
発光が外部に出てこなくなる現象があり限界がある。
光体層の膜厚を厚くする必要があるが、余り厚くなりす
ぎると、輝尽性蛍光体粒子間での輝尽発光の散乱のため
発光が外部に出てこなくなる現象があり限界がある。
【0006】又鮮鋭性については、輝尽性蛍光体層を薄
層化するほど向上するが、薄すぎると感度の現象が大き
くなる。
層化するほど向上するが、薄すぎると感度の現象が大き
くなる。
【0007】又粒状性についても画像の粒状性は放射線
量子数の場所的ゆらぎ(量子モトル)或いは放射線像変
換パネルの輝尽性蛍光体層の構造的乱れ(構造モトル)
等によって決定されるので、輝尽性蛍光体層の層厚が薄
くなると輝尽性蛍光体層に吸収される放射線量子数が減
少してモトルが増加したり、構造的乱れが顕在化して構
造モトルが増加したりして画質の低下を生ずる。従って
画像の粒状性を向上させるためには輝尽性蛍光体層の層
厚が厚い必要があった。
量子数の場所的ゆらぎ(量子モトル)或いは放射線像変
換パネルの輝尽性蛍光体層の構造的乱れ(構造モトル)
等によって決定されるので、輝尽性蛍光体層の層厚が薄
くなると輝尽性蛍光体層に吸収される放射線量子数が減
少してモトルが増加したり、構造的乱れが顕在化して構
造モトルが増加したりして画質の低下を生ずる。従って
画像の粒状性を向上させるためには輝尽性蛍光体層の層
厚が厚い必要があった。
【0008】この様に様々な要因から放射線像変換パネ
ルを用いた放射線像変換方法の画質及び感度は決定され
る。これらの感度や画質に関する複数の因子を調整して
感度、画質を改良するため、これまで様々な検討がされ
てきた。
ルを用いた放射線像変換方法の画質及び感度は決定され
る。これらの感度や画質に関する複数の因子を調整して
感度、画質を改良するため、これまで様々な検討がされ
てきた。
【0009】それらの内放射線画像の鮮鋭性改善の為の
手段として、例えば形成される輝尽性蛍光体の形状その
ものをコントロールし感度及び鮮鋭性の改良を図る試み
がされている。
手段として、例えば形成される輝尽性蛍光体の形状その
ものをコントロールし感度及び鮮鋭性の改良を図る試み
がされている。
【0010】これらの試みの1つとして、例えば特開昭
61−142497号等において行われている様な、微
細な凹凸パターンを有する支持体上に輝尽性蛍光体を堆
積させ形成した微細な擬柱状ブロックからなる輝尽性蛍
光体層を用いる方法がある。
61−142497号等において行われている様な、微
細な凹凸パターンを有する支持体上に輝尽性蛍光体を堆
積させ形成した微細な擬柱状ブロックからなる輝尽性蛍
光体層を用いる方法がある。
【0011】又、特開昭61−142500号に記載の
ように微細なパターンを有する支持体上に、輝尽性蛍光
体を堆積させて得た柱状ブロック間のクラックをショッ
ク処理を施して更に発達させた輝尽性蛍光体層を有する
放射線像変換パネルを用いる方法、更には、特開昭62
−39737号に記載されたような、支持体の面に形成
された輝尽性蛍光体層にその表面側から亀裂を生じさせ
擬柱状とした放射線像変換パネルを用いる方法、更に
は、特開昭62−110200号に記載のように、支持
体の上面に蒸着により空洞を有する輝尽性蛍光体層を形
成した後、加熱処理によって空洞を成長させ亀裂を設け
る方法等も提案されている。
ように微細なパターンを有する支持体上に、輝尽性蛍光
体を堆積させて得た柱状ブロック間のクラックをショッ
ク処理を施して更に発達させた輝尽性蛍光体層を有する
放射線像変換パネルを用いる方法、更には、特開昭62
−39737号に記載されたような、支持体の面に形成
された輝尽性蛍光体層にその表面側から亀裂を生じさせ
擬柱状とした放射線像変換パネルを用いる方法、更に
は、特開昭62−110200号に記載のように、支持
体の上面に蒸着により空洞を有する輝尽性蛍光体層を形
成した後、加熱処理によって空洞を成長させ亀裂を設け
る方法等も提案されている。
【0012】又、特開平2−58000号においては、
気相堆積法によって支持体上に、支持体の法線方向に対
し一定の傾きをもった細長い柱状結晶を形成した輝尽性
蛍光体層を有する放射線像変換パネルが提案されてい
る。
気相堆積法によって支持体上に、支持体の法線方向に対
し一定の傾きをもった細長い柱状結晶を形成した輝尽性
蛍光体層を有する放射線像変換パネルが提案されてい
る。
【0013】これらの輝尽性蛍光体層の形状をコントロ
ールする試みにおいては、いずれも輝尽性蛍光体層を柱
状とすることで、輝尽励起光(又輝尽発光)の横方向へ
の拡散を抑える(クラック(柱状結晶)界面において反
射を繰り返しながら支持体面まで到達する)ことができ
るため、輝尽発光による画像の鮮鋭性を著しく増大させ
ることができるという特徴がある。
ールする試みにおいては、いずれも輝尽性蛍光体層を柱
状とすることで、輝尽励起光(又輝尽発光)の横方向へ
の拡散を抑える(クラック(柱状結晶)界面において反
射を繰り返しながら支持体面まで到達する)ことができ
るため、輝尽発光による画像の鮮鋭性を著しく増大させ
ることができるという特徴がある。
【0014】また、更に、これらの気相成長(堆積)に
より形成した輝尽性蛍光体層を有する放射線像変換パネ
ルにおいても、前記感度と鮮鋭性の関係について、更に
向上させるため、前記擬柱状輝尽性蛍光体結晶からなる
蛍光体層を低屈折率層と組み合わせることによって、放
射線像変換パネル中の層界面での反射や屈折を抑える等
の方法が、例えば特開平1−131498号において行
われている。
より形成した輝尽性蛍光体層を有する放射線像変換パネ
ルにおいても、前記感度と鮮鋭性の関係について、更に
向上させるため、前記擬柱状輝尽性蛍光体結晶からなる
蛍光体層を低屈折率層と組み合わせることによって、放
射線像変換パネル中の層界面での反射や屈折を抑える等
の方法が、例えば特開平1−131498号において行
われている。
【0015】これらの気相堆積法により形成される輝尽
性蛍光体プレートを放射線画像変換パネルとして用いる
場合には、パネル自体は撮影装置中の支持部材に固定さ
れ使用されるのが常であった。しかしながら、これまで
のスクリーン/フィルム法と同様に、放射線画像変換パ
ネルをカセッテ中に収納し、カセッテ中において撮影を
行い、撮影済みの放射線画像変換パネルをカセッテごと
移動して、別装置で読みとりを行う方法に気相堆積法に
より形成される輝尽性蛍光体プレートを採用するには、
幾つかの改善しなければならない問題点がわかってき
た。
性蛍光体プレートを放射線画像変換パネルとして用いる
場合には、パネル自体は撮影装置中の支持部材に固定さ
れ使用されるのが常であった。しかしながら、これまで
のスクリーン/フィルム法と同様に、放射線画像変換パ
ネルをカセッテ中に収納し、カセッテ中において撮影を
行い、撮影済みの放射線画像変換パネルをカセッテごと
移動して、別装置で読みとりを行う方法に気相堆積法に
より形成される輝尽性蛍光体プレートを採用するには、
幾つかの改善しなければならない問題点がわかってき
た。
【0016】通常、気相堆積法により支持体上に輝尽性
蛍光体膜を形成する場合には、気相堆積装置内に支持体
を支持、設置する制約上から、支持体の周縁部が蒸気流
に対してマスクされた状態になり、その結果輝尽性蛍光
体プレート周縁部、即ち支持体端面と輝尽性蛍光体膜端
面の間に距離があるのが一般的である。
蛍光体膜を形成する場合には、気相堆積装置内に支持体
を支持、設置する制約上から、支持体の周縁部が蒸気流
に対してマスクされた状態になり、その結果輝尽性蛍光
体プレート周縁部、即ち支持体端面と輝尽性蛍光体膜端
面の間に距離があるのが一般的である。
【0017】前記のように、カセッテ中に、取り外し可
能な状態で放射線画像変換パネルを内蔵させるには、輝
尽性蛍光体の成膜されていない周縁部(即ち放射線画像
変換パネル端面と輝尽性蛍光体膜端面間の距離)が大き
いままだと、カセッテの周縁部に加えて更に使用できな
い領域が大きくなり充分な画像領域を確保できない、重
さが重くなる、又、材料も無駄になる等、より適した形
態の放射線画像変換パネルが必要であった。
能な状態で放射線画像変換パネルを内蔵させるには、輝
尽性蛍光体の成膜されていない周縁部(即ち放射線画像
変換パネル端面と輝尽性蛍光体膜端面間の距離)が大き
いままだと、カセッテの周縁部に加えて更に使用できな
い領域が大きくなり充分な画像領域を確保できない、重
さが重くなる、又、材料も無駄になる等、より適した形
態の放射線画像変換パネルが必要であった。
【0018】又、マンモグラフィー撮影に用いられるプ
レートにおいても、周縁部に画像領域として使用できな
い大きな領域が存在するパネルでは、撮影、従って診断
の都合上改善が必要である。
レートにおいても、周縁部に画像領域として使用できな
い大きな領域が存在するパネルでは、撮影、従って診断
の都合上改善が必要である。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、カセッテに収納可能であり、カセッテ撮影で撮影領
域が大きくとれる、気相堆積法により形成した輝尽性蛍
光体層を有する放射線画像変換パネルを得ることにあ
り、又、マンモ撮影用として用いることのできる、気相
堆積法により形成した輝尽性蛍光体層を有する放射線画
像変換パネルを得ることにある。
は、カセッテに収納可能であり、カセッテ撮影で撮影領
域が大きくとれる、気相堆積法により形成した輝尽性蛍
光体層を有する放射線画像変換パネルを得ることにあ
り、又、マンモ撮影用として用いることのできる、気相
堆積法により形成した輝尽性蛍光体層を有する放射線画
像変換パネルを得ることにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は以下
の手段によって達成される。
の手段によって達成される。
【0021】1.支持体、輝尽性蛍光体層、保護層から
なる放射線画像変換パネルにおいて、輝尽性蛍光体層が
気相堆積法により形成され、且つ、放射線画像変換パネ
ル端面と支持体上に形成された輝尽性蛍光体層端面の距
離をLとしたとき、放射線画像変換パネルの4辺全てに
おいて、 0≦L≦4mm であることを特徴とする放射線画像変換パネル。
なる放射線画像変換パネルにおいて、輝尽性蛍光体層が
気相堆積法により形成され、且つ、放射線画像変換パネ
ル端面と支持体上に形成された輝尽性蛍光体層端面の距
離をLとしたとき、放射線画像変換パネルの4辺全てに
おいて、 0≦L≦4mm であることを特徴とする放射線画像変換パネル。
【0022】2.支持体、輝尽性蛍光体層、保護層から
なる放射線画像変換パネルにおいて、輝尽性蛍光体層が
気相堆積法により形成され、且つ、放射線画像変換パネ
ル端面と支持体上に形成された輝尽性蛍光体層端面の距
離をLとしたとき、放射線画像変換パネルの4辺の少な
くとも1つにおいて、 0≦L≦2mm であることを特徴とする放射線画像変換パネル。
なる放射線画像変換パネルにおいて、輝尽性蛍光体層が
気相堆積法により形成され、且つ、放射線画像変換パネ
ル端面と支持体上に形成された輝尽性蛍光体層端面の距
離をLとしたとき、放射線画像変換パネルの4辺の少な
くとも1つにおいて、 0≦L≦2mm であることを特徴とする放射線画像変換パネル。
【0023】3.放射線画像変換パネルの4辺の少なく
とも1つが、 0≦L≦0.5mm であることを特徴とする前記2に記載の放射線画像変換
パネル。
とも1つが、 0≦L≦0.5mm であることを特徴とする前記2に記載の放射線画像変換
パネル。
【0024】4.輝尽性蛍光体層が、50μm以上の膜
厚を有し、気相堆積法により形成された下記一般式
(1)で表される輝尽性蛍光体を含有することを特徴と
する前記1〜3のいずれか1項に記載の放射線画像変換
パネル。
厚を有し、気相堆積法により形成された下記一般式
(1)で表される輝尽性蛍光体を含有することを特徴と
する前記1〜3のいずれか1項に記載の放射線画像変換
パネル。
【0025】
一般式(1)
M1X・aM2X′2・bM3X″3:cA
(式中、M1はLi,Na,K,Rb及びCsから選ば
れる少なくとも1種のアルカリ金属であり、M2はB
e,Mg,Ca,Sr,Ba,Zn,Cd,Cu及びN
iからなる群から選ばれる少なくとも1種の2価金属で
あり、M3はSc,Y,La,Ce,Pr,Nd,P
m,Sm,Eu,Gd,Tb,Dy,Ho,Er,T
m,Yb,Lu,Al,Ga及びInからなる群から選
ばれる少なくとも1種の3価金属であり、X,X′及び
X″はF,Cl,Br及びIからなる群から選ばれる少
なくとも1種のハロゲンであり、AはEu,Tb,I
n,Ga,Cs,Ce,Tm,Dy,Pr,Ho,N
d,Yb,Er,Gd,Lu,Sm,Y,Tl,Na,
Ag,Cu及びMgからなる群から選ばれる少なくとも
1種の金属であり、又、a,b及びcは、それぞれ0≦
a<0.5,0≦b<0.5,0<c≦0.2の範囲の
数値を表す。) 5.一般式(1)において、M1がK、Rb及びCsか
らなる群から選ばれる少なくとも1種のアルカリ金属で
あることを特徴とする前記4に記載の放射線画像変換パ
ネル。
れる少なくとも1種のアルカリ金属であり、M2はB
e,Mg,Ca,Sr,Ba,Zn,Cd,Cu及びN
iからなる群から選ばれる少なくとも1種の2価金属で
あり、M3はSc,Y,La,Ce,Pr,Nd,P
m,Sm,Eu,Gd,Tb,Dy,Ho,Er,T
m,Yb,Lu,Al,Ga及びInからなる群から選
ばれる少なくとも1種の3価金属であり、X,X′及び
X″はF,Cl,Br及びIからなる群から選ばれる少
なくとも1種のハロゲンであり、AはEu,Tb,I
n,Ga,Cs,Ce,Tm,Dy,Pr,Ho,N
d,Yb,Er,Gd,Lu,Sm,Y,Tl,Na,
Ag,Cu及びMgからなる群から選ばれる少なくとも
1種の金属であり、又、a,b及びcは、それぞれ0≦
a<0.5,0≦b<0.5,0<c≦0.2の範囲の
数値を表す。) 5.一般式(1)において、M1がK、Rb及びCsか
らなる群から選ばれる少なくとも1種のアルカリ金属で
あることを特徴とする前記4に記載の放射線画像変換パ
ネル。
【0026】6.一般式(1)において、XがBr及び
Iから選ばれる少なくとも1種のハロゲンであることを
特徴とする前記4又は5に記載の放射線画像変換パネ
ル。
Iから選ばれる少なくとも1種のハロゲンであることを
特徴とする前記4又は5に記載の放射線画像変換パネ
ル。
【0027】7.一般式(1)において、M2がBe,
Mg,Ca,Sr及びBaから選ばれる少なくとも1種
の2価金属であることを特徴とする前記4〜6のいずれ
か1項に記載の放射線画像変換パネル。
Mg,Ca,Sr及びBaから選ばれる少なくとも1種
の2価金属であることを特徴とする前記4〜6のいずれ
か1項に記載の放射線画像変換パネル。
【0028】8.一般式(1)において、M3がY,C
e,Sm,Eu,Al,La,Gd,Lu,Ga及びI
nからなる群から選ばれる少なくとも1種の3価金属で
あることを特徴とする前記4〜7のいずれか1項に記載
の放射線画像変換パネル。
e,Sm,Eu,Al,La,Gd,Lu,Ga及びI
nからなる群から選ばれる少なくとも1種の3価金属で
あることを特徴とする前記4〜7のいずれか1項に記載
の放射線画像変換パネル。
【0029】9.一般式(1)において、bが0≦b≦
0.01であることを特徴とする前記4〜8のいずれか
1項に記載の放射線画像変換パネル。
0.01であることを特徴とする前記4〜8のいずれか
1項に記載の放射線画像変換パネル。
【0030】10.一般式(1)において、AがEu,
Cs,Sm,Tl及びNaからなる群から選ばれる少な
くとも1種の金属であることを特徴とする前記4〜9の
いずれか1項に記載の放射線画像変換パネル。
Cs,Sm,Tl及びNaからなる群から選ばれる少な
くとも1種の金属であることを特徴とする前記4〜9の
いずれか1項に記載の放射線画像変換パネル。
【0031】11.輝尽性蛍光体層が柱状結晶を有する
ことを特徴とする前記1〜10のいずれか1項に記載の
放射線画像変換パネル。
ことを特徴とする前記1〜10のいずれか1項に記載の
放射線画像変換パネル。
【0032】12.柱状結晶が主成分として下記一般式
(2)で表される輝尽性蛍光体を含有することを特徴と
する前記11に記載の放射線画像変換パネル。
(2)で表される輝尽性蛍光体を含有することを特徴と
する前記11に記載の放射線画像変換パネル。
【0033】一般式(2)
CsX:A
(式中、XはBr又はIを表し、AはEu,In,Ga
又はCeを表す。) 以下本発明について、実施の形態を図によって詳細に説
明する。
又はCeを表す。) 以下本発明について、実施の形態を図によって詳細に説
明する。
【0034】
【発明の実施の形態】気相堆積法により形成された輝尽
性蛍光体(単に蛍光体ということがある)層を有する放
射性画像変換パネルは、高感度、高鮮鋭性であるという
特徴があるが、気相堆積法によって形成されるアルカリ
ハライド系の輝尽性蛍光体においては、周囲の水分の影
響を除くために輝尽性蛍光体層を支持体上に形成した
後、透湿性の低い例えばガラスのような素材からなる保
護層を重ね、スペーサ等を用いて接着剤で支持体とこれ
を接着することで輝尽性蛍光体層を外部雰囲気から遮断
・封止した構成をとっている。
性蛍光体(単に蛍光体ということがある)層を有する放
射性画像変換パネルは、高感度、高鮮鋭性であるという
特徴があるが、気相堆積法によって形成されるアルカリ
ハライド系の輝尽性蛍光体においては、周囲の水分の影
響を除くために輝尽性蛍光体層を支持体上に形成した
後、透湿性の低い例えばガラスのような素材からなる保
護層を重ね、スペーサ等を用いて接着剤で支持体とこれ
を接着することで輝尽性蛍光体層を外部雰囲気から遮断
・封止した構成をとっている。
【0035】支持体上に輝尽性蛍光体膜を気相堆積法に
より形成する際には、例えば真空蒸着装置中に、ソーダ
ガラスなどの支持体を、支持部材により固定して支持体
上に蒸着を行う。支持部材がマスクと同じ作用をするた
め、蛍光体が堆積成長する領域の外側には、支持部材に
よりマスキングされた、ガラス面が露出した、蛍光体膜
の端面から支持体の端面までの未蒸着領域ができるのが
普通である。図1は真空蒸着装置中において、真空蒸着
装置の支持部材Sにより保持された支持体13上に輝尽
性蛍光体層14が気相堆積法によって形成される様子を
示しており、Vは蛍光体材料蒸気を表している。図で、
輝尽性蛍光体膜の端面から支持体の端面まで距離(L)
で表される領域が蛍光体が形成されないマスクされた部
分である。
より形成する際には、例えば真空蒸着装置中に、ソーダ
ガラスなどの支持体を、支持部材により固定して支持体
上に蒸着を行う。支持部材がマスクと同じ作用をするた
め、蛍光体が堆積成長する領域の外側には、支持部材に
よりマスキングされた、ガラス面が露出した、蛍光体膜
の端面から支持体の端面までの未蒸着領域ができるのが
普通である。図1は真空蒸着装置中において、真空蒸着
装置の支持部材Sにより保持された支持体13上に輝尽
性蛍光体層14が気相堆積法によって形成される様子を
示しており、Vは蛍光体材料蒸気を表している。図で、
輝尽性蛍光体膜の端面から支持体の端面まで距離(L)
で表される領域が蛍光体が形成されないマスクされた部
分である。
【0036】図2はこの様にして支持体上に輝尽性蛍光
体層を形成したのち、輝尽性蛍光体層14を有する支持
体13上に保護層15を重ね、保護層15と支持体13
を、間にスペーサ16を介して接着剤で封着した放射線
画像変換パネル11の一例を示す断面図及びこれを上面
からみた上面図である。
体層を形成したのち、輝尽性蛍光体層14を有する支持
体13上に保護層15を重ね、保護層15と支持体13
を、間にスペーサ16を介して接着剤で封着した放射線
画像変換パネル11の一例を示す断面図及びこれを上面
からみた上面図である。
【0037】図2においてはLで表される蛍光体層端面
から支持体の端面間の距離L(この場合蛍光体端面から
放射線画像変換パネルの端面の距離と同じ)が蛍光体の
蒸着時にマスクされていた領域である。これらの蛍光体
層14が成膜された支持体13に保護層15を重ねスペ
ーサ16を間に挟んで封着することで外気から密封され
た放射線画像変換パネルが形成される。
から支持体の端面間の距離L(この場合蛍光体端面から
放射線画像変換パネルの端面の距離と同じ)が蛍光体の
蒸着時にマスクされていた領域である。これらの蛍光体
層14が成膜された支持体13に保護層15を重ねスペ
ーサ16を間に挟んで封着することで外気から密封され
た放射線画像変換パネルが形成される。
【0038】これらの放射線画像変換パネルを固定して
X線撮影装置に用いる際には、図3に示すようにこの放
射線画像変換パネル11をX線撮影装置の支持部材S
1、S2に直接固定して使用するのがその使用形態であ
った。従って、一度しっかり固定し、設置すれば、X線
撮影装置からこれを取り外して使用することはなく、支
持体と保護層、或いは、支持体、保護層及びスペーサの
接着において接着面積を大きくとれるため封止を十分且
つ完全に行える。又、放射線画像変換パネルをX線撮影
装置の支持部材へ取り付ける際には周縁の非画像領域が
大きい方が容易且つ確実であるため、輝尽性蛍光体膜が
形成された領域の周辺にマスクされた領域がある程度あ
ることはむしろ好都合であった。
X線撮影装置に用いる際には、図3に示すようにこの放
射線画像変換パネル11をX線撮影装置の支持部材S
1、S2に直接固定して使用するのがその使用形態であ
った。従って、一度しっかり固定し、設置すれば、X線
撮影装置からこれを取り外して使用することはなく、支
持体と保護層、或いは、支持体、保護層及びスペーサの
接着において接着面積を大きくとれるため封止を十分且
つ完全に行える。又、放射線画像変換パネルをX線撮影
装置の支持部材へ取り付ける際には周縁の非画像領域が
大きい方が容易且つ確実であるため、輝尽性蛍光体膜が
形成された領域の周辺にマスクされた領域がある程度あ
ることはむしろ好都合であった。
【0039】従来、気相堆積法によって形成される輝尽
性蛍光体層を有するパネルは、特公平6−5360号に
紹介されているように、X線撮影装置内に固定されて使
用される形態が一般的であり、カセッテ中にこれを収納
し、使用する用途においては、これまで、BaFBr系
塗布型プレートが使用されてきた。
性蛍光体層を有するパネルは、特公平6−5360号に
紹介されているように、X線撮影装置内に固定されて使
用される形態が一般的であり、カセッテ中にこれを収納
し、使用する用途においては、これまで、BaFBr系
塗布型プレートが使用されてきた。
【0040】カセッテを用いて撮影する方法を図4に示
した。即ち、放射線源100から出射された放射線が被
写体30に照射されると、被写体30を透過した放射線
は、カセッテ20中に収納された放射線画像変換パネル
に入射し、放射線画像変換パネルの輝尽性蛍光体層には
放射線のエネルギーの一部が蓄積される。このようにし
て放射線画像を記録した後、カセッテ20から放射線画
像変換パネルを取り出し、放射線画像変換パネルに励起
光を照射し、蓄積されていたエネルギーに応じて輝尽発
光させ、この輝尽発光した輝尽発光光を光電変換手段で
光電変換して適宜処理を施すことにより、放射線画像変
換パネルに記録された放射線画像を読み取る。輝尽発光
光が読み取られた後に放射線画像変換パネル(輝尽性蛍
光体)に対して光照射を施し、放射線画像変換パネルに
残存した(蓄積された)放射線エネルギーを放出させ、
残像を消去(以下、一次消去)し、放射線画像変換パネ
ルについてはこれを繰り返し使用する。
した。即ち、放射線源100から出射された放射線が被
写体30に照射されると、被写体30を透過した放射線
は、カセッテ20中に収納された放射線画像変換パネル
に入射し、放射線画像変換パネルの輝尽性蛍光体層には
放射線のエネルギーの一部が蓄積される。このようにし
て放射線画像を記録した後、カセッテ20から放射線画
像変換パネルを取り出し、放射線画像変換パネルに励起
光を照射し、蓄積されていたエネルギーに応じて輝尽発
光させ、この輝尽発光した輝尽発光光を光電変換手段で
光電変換して適宜処理を施すことにより、放射線画像変
換パネルに記録された放射線画像を読み取る。輝尽発光
光が読み取られた後に放射線画像変換パネル(輝尽性蛍
光体)に対して光照射を施し、放射線画像変換パネルに
残存した(蓄積された)放射線エネルギーを放出させ、
残像を消去(以下、一次消去)し、放射線画像変換パネ
ルについてはこれを繰り返し使用する。
【0041】カセッテ中への放射線画像変換パネルの収
納は、例えば、図5の(a)に外観図を、又、(b)に
断面図で示されるように、放射線画像変換パネル11を
支持する高剛性(後段において詳述するが、放射線画像
変換パネル11がトレー12上でカセッテ20の支持手
段により支持されたときに、パネル11が平面性を保て
るような剛性)を有しており、カーボン繊維強化樹脂板
(例えば、東レ製のトレカ(商標))やMg合金、Al
等の金属板により形成されるトレー12により放射線画
像変換パネル11を支持するように構成した放射線画像
変換プレート10として行う。このトレー12は、放射
線画像変換パネル11の表面側(放射線が曝射される側
であり、パネル11が設けられた側)から見てパネル1
1より大きく、このパネル11から大きくはみ出た部分
に被支持部17を有する。
納は、例えば、図5の(a)に外観図を、又、(b)に
断面図で示されるように、放射線画像変換パネル11を
支持する高剛性(後段において詳述するが、放射線画像
変換パネル11がトレー12上でカセッテ20の支持手
段により支持されたときに、パネル11が平面性を保て
るような剛性)を有しており、カーボン繊維強化樹脂板
(例えば、東レ製のトレカ(商標))やMg合金、Al
等の金属板により形成されるトレー12により放射線画
像変換パネル11を支持するように構成した放射線画像
変換プレート10として行う。このトレー12は、放射
線画像変換パネル11の表面側(放射線が曝射される側
であり、パネル11が設けられた側)から見てパネル1
1より大きく、このパネル11から大きくはみ出た部分
に被支持部17を有する。
【0042】なお、トレー12を設けずに、パネル11
の支持体13を高剛性としてもよい。この場合、支持体
13を放射線画像変換パネル11の表面側から見て蛍光
体層14より大きくする。
の支持体13を高剛性としてもよい。この場合、支持体
13を放射線画像変換パネル11の表面側から見て蛍光
体層14より大きくする。
【0043】この様な放射線画像変換パネル11をトレ
ー12上に支持し、トレーと放射線画像変換パネル11
と一体とした放射線画像変換プレート10としてこれを
カセッテ中に収納して撮影を行う。
ー12上に支持し、トレーと放射線画像変換パネル11
と一体とした放射線画像変換プレート10としてこれを
カセッテ中に収納して撮影を行う。
【0044】この様に形成した放射線画像変換プレート
10を収容するカセッテの一例としてカセッテ20につ
いて説明する。図6(a)は、カセッテ20の外観斜視
図であり、図6(b)は該カセッテ20の上面の一部を
切り取り中を見えるようにした斜視図である。また、図
7(a)は図6において手前側から見た蓋側と反対側の
拡大断面図であり、図7(b)はカセッテ上面側から見
た同じ部分の拡大断面図であり、図7(c)は蓋側から
見た拡大断面図である。
10を収容するカセッテの一例としてカセッテ20につ
いて説明する。図6(a)は、カセッテ20の外観斜視
図であり、図6(b)は該カセッテ20の上面の一部を
切り取り中を見えるようにした斜視図である。また、図
7(a)は図6において手前側から見た蓋側と反対側の
拡大断面図であり、図7(b)はカセッテ上面側から見
た同じ部分の拡大断面図であり、図7(c)は蓋側から
見た拡大断面図である。
【0045】カセッテ20は、アルミニウム及び/又は
樹脂等で構成される筐体21の端部に蓋22を有してい
る。この蓋22は、開状態では放射線画像変換パネル1
1を有する放射線画像変換プレート10を筐体21内に
着脱可能にし、閉状態では筐体21内を光密(遮光)状
態にする部材である。蓋22を開状態及び閉状態にする
には、軸23を中心に回動させることにより行う。な
お、蓋22が閉状態の時には、図示しないロック手段に
よりロックがなされる。なお、本態様では、カセッテ2
0の上面からみて一端側を開閉するようにしたが、これ
に限られず他の開閉も行うことができ、例えば、カセッ
テ20の上面を開閉する蓋であってもよい。
樹脂等で構成される筐体21の端部に蓋22を有してい
る。この蓋22は、開状態では放射線画像変換パネル1
1を有する放射線画像変換プレート10を筐体21内に
着脱可能にし、閉状態では筐体21内を光密(遮光)状
態にする部材である。蓋22を開状態及び閉状態にする
には、軸23を中心に回動させることにより行う。な
お、蓋22が閉状態の時には、図示しないロック手段に
よりロックがなされる。なお、本態様では、カセッテ2
0の上面からみて一端側を開閉するようにしたが、これ
に限られず他の開閉も行うことができ、例えば、カセッ
テ20の上面を開閉する蓋であってもよい。
【0046】カセッテ20には、その筐体21内に、収
納された放射線画像変換プレート10を支持する支持手
段24が設けられている。この支持手段24は、収納さ
れた放射線画像変換プレート10の非画像部である被支
持部17を支持する。そして、支持手段24により放射
線画像変換プレート10が支持されたときには、例えば
カセッテ20を床に落とす等衝撃を与えたとき損傷を与
え難くするよう、筐体21の内壁25と放射線画像変換
プレート10の表面(更に詳しくは放射線画像変換プレ
ート10の画像領域の表面であり、パネル11の表面で
ある)との間に間隙を有するようになっている。
納された放射線画像変換プレート10を支持する支持手
段24が設けられている。この支持手段24は、収納さ
れた放射線画像変換プレート10の非画像部である被支
持部17を支持する。そして、支持手段24により放射
線画像変換プレート10が支持されたときには、例えば
カセッテ20を床に落とす等衝撃を与えたとき損傷を与
え難くするよう、筐体21の内壁25と放射線画像変換
プレート10の表面(更に詳しくは放射線画像変換プレ
ート10の画像領域の表面であり、パネル11の表面で
ある)との間に間隙を有するようになっている。
【0047】また、収納された放射線画像変換プレート
10は、表面がカセッテ20の筐体21の表面(放射線
が曝射される面)と平行になるように支持手段24によ
り支持される。
10は、表面がカセッテ20の筐体21の表面(放射線
が曝射される面)と平行になるように支持手段24によ
り支持される。
【0048】また、この支持手段24は、放射線画像変
換プレート10を着脱する際に、プレートを案内する案
内手段としても機能している。即ち、支持手段24は、
カセッテ20の表面と平行方向に伸びる溝を形成するこ
とにより、蓋22を開状態にして解放された部分からプ
レートを該溝に沿って挿入することにより、放射線画像
変換プレート10をカセッテ内に収納する。従って、プ
レートを挿入或いは取り出す際には、溝に沿って行われ
るので、プレートを筐体21内にぶつける心配が無く、
放射線画像変換プレート10に損傷を与え難くなる。
換プレート10を着脱する際に、プレートを案内する案
内手段としても機能している。即ち、支持手段24は、
カセッテ20の表面と平行方向に伸びる溝を形成するこ
とにより、蓋22を開状態にして解放された部分からプ
レートを該溝に沿って挿入することにより、放射線画像
変換プレート10をカセッテ内に収納する。従って、プ
レートを挿入或いは取り出す際には、溝に沿って行われ
るので、プレートを筐体21内にぶつける心配が無く、
放射線画像変換プレート10に損傷を与え難くなる。
【0049】なお、放射線画像変換プレート10の着脱
に際して、操作性を向上させるために、支持手段24の
溝と放射線画像変換プレート10の被支持部17とにす
べり加工或いはすべり部材を設けてもよい。
に際して、操作性を向上させるために、支持手段24の
溝と放射線画像変換プレート10の被支持部17とにす
べり加工或いはすべり部材を設けてもよい。
【0050】この様なカセッテ中に、トレーと放射線画
像変換パネルを組合せ収納し用いる使い方においては、
従来の気相堆積法により形成した放射線画像変換パネル
では、該輝尽性蛍光体層がない周縁部の面積が大きいた
め、これをカセッテに収納したときにトレーにより形成
される被支持部17に加え、放射線画像変換パネルの周
縁の領域も非画像領域となるため実効撮影面積が小さく
なる不効率があった。又、放射線画像変換パネルの作製
において支持体、保護膜等、実際には撮影上使われない
無駄な領域がかなりの割合を占めることになり、材料の
無駄も無視出来ない。カセッテについてはJIS規格が
あり、実効撮影面積を拡大するためのカセッテ自体、
又、カセッテの支持部材等の大きな変更は困難である。
像変換パネルを組合せ収納し用いる使い方においては、
従来の気相堆積法により形成した放射線画像変換パネル
では、該輝尽性蛍光体層がない周縁部の面積が大きいた
め、これをカセッテに収納したときにトレーにより形成
される被支持部17に加え、放射線画像変換パネルの周
縁の領域も非画像領域となるため実効撮影面積が小さく
なる不効率があった。又、放射線画像変換パネルの作製
において支持体、保護膜等、実際には撮影上使われない
無駄な領域がかなりの割合を占めることになり、材料の
無駄も無視出来ない。カセッテについてはJIS規格が
あり、実効撮影面積を拡大するためのカセッテ自体、
又、カセッテの支持部材等の大きな変更は困難である。
【0051】本発明においては、従来のこれら放射線画
像変換パネルの欠点を除き、カセッテに用いる際に、実
効撮影面積(画像領域)が大きく、それにより、高画
質、高鮮鋭性という気相堆積法により形成した輝尽性蛍
光体の特徴をより生かせる放射線画像変換パネルを提供
する。
像変換パネルの欠点を除き、カセッテに用いる際に、実
効撮影面積(画像領域)が大きく、それにより、高画
質、高鮮鋭性という気相堆積法により形成した輝尽性蛍
光体の特徴をより生かせる放射線画像変換パネルを提供
する。
【0052】前記カセッテ中において、カセッテに収納
するときの前記被支持部17の領域は小さい方がよく、
支持手段24で遮蔽される部分以外の領域はできるだけ
画像領域として用いるのが効率がよい。トレー12は、
カセッテの支持手段24の溝に沿って滑らかに挿入でき
るよう、又、これをしっかりと保持できるように放射線
画像変換パネル11に比べて大きくしなければならず、
又、カセッテへの装着に必要なトレー12の被支持部1
7は、放射線画像変換パネル11が支持部材に接触し
て、損傷する等のことがないようにある大きさを有する
ことも必要であるが、この分を除くと、支持体上に形成
された輝尽性蛍光体層は最大限の大きさを有しているこ
とが実効撮影面積を大きくするためには有効である。即
ち、図2における蛍光体層端面と支持体端面間距離Lは
画像面積を稼ぐ上ではなるべく小さいことが好ましい。
するときの前記被支持部17の領域は小さい方がよく、
支持手段24で遮蔽される部分以外の領域はできるだけ
画像領域として用いるのが効率がよい。トレー12は、
カセッテの支持手段24の溝に沿って滑らかに挿入でき
るよう、又、これをしっかりと保持できるように放射線
画像変換パネル11に比べて大きくしなければならず、
又、カセッテへの装着に必要なトレー12の被支持部1
7は、放射線画像変換パネル11が支持部材に接触し
て、損傷する等のことがないようにある大きさを有する
ことも必要であるが、この分を除くと、支持体上に形成
された輝尽性蛍光体層は最大限の大きさを有しているこ
とが実効撮影面積を大きくするためには有効である。即
ち、図2における蛍光体層端面と支持体端面間距離Lは
画像面積を稼ぐ上ではなるべく小さいことが好ましい。
【0053】従って、本発明の放射線画像変換パネル
は、支持体、気相堆積法により形成された輝尽性蛍光体
層、保護層からなる放射線画像変換パネルにおいて、該
輝尽性蛍光体層が、支持体上に形成された蛍光体層端面
と放射線画像変換パネルの端面の距離をLとしたとき、
パネルの4辺全てにおいて、 0≦L≦4mm であることが特徴である。
は、支持体、気相堆積法により形成された輝尽性蛍光体
層、保護層からなる放射線画像変換パネルにおいて、該
輝尽性蛍光体層が、支持体上に形成された蛍光体層端面
と放射線画像変換パネルの端面の距離をLとしたとき、
パネルの4辺全てにおいて、 0≦L≦4mm であることが特徴である。
【0054】以下、本発明に係わる、有効撮影面積の大
きい放射線画像変換パネルの幾つかを例示する。
きい放射線画像変換パネルの幾つかを例示する。
【0055】図8の(a)に示すように、気相堆積法に
より形成された輝尽性蛍光体層を有する例えばガラス支
持体を、Cで表される位置で裏面からカッターにより切
断しマスク部分を切り落とすことによって、同じ図8の
(b)で表される様な支持体端面まで蛍光体層が形成さ
れたガラス支持体が得られる。次いで、図9で示される
ようにスペーサ16としてガラスを用い、スペーサの幅
分だけ4つの辺を長くした同じくガラス製の保護層15
と組み合わせ封着剤で封止することで蛍光体端面と放射
線画像変換パネル端面間の距離がスペーサ幅分の長さを
有する放射線画像変換パネル11となる。この様なパネ
ルにおいて例えば3mm幅のスペーサを用いることによ
り、蛍光体層14の端面とパネル端面の距離LがL=3
mmである放射線画像変換パネルが得られる。
より形成された輝尽性蛍光体層を有する例えばガラス支
持体を、Cで表される位置で裏面からカッターにより切
断しマスク部分を切り落とすことによって、同じ図8の
(b)で表される様な支持体端面まで蛍光体層が形成さ
れたガラス支持体が得られる。次いで、図9で示される
ようにスペーサ16としてガラスを用い、スペーサの幅
分だけ4つの辺を長くした同じくガラス製の保護層15
と組み合わせ封着剤で封止することで蛍光体端面と放射
線画像変換パネル端面間の距離がスペーサ幅分の長さを
有する放射線画像変換パネル11となる。この様なパネ
ルにおいて例えば3mm幅のスペーサを用いることによ
り、蛍光体層14の端面とパネル端面の距離LがL=3
mmである放射線画像変換パネルが得られる。
【0056】この様な放射線画像変換パネルを、前記の
トレー上にのせ、カセッテに収納することで充分な画像
面積を得ることが出来る。
トレー上にのせ、カセッテに収納することで充分な画像
面積を得ることが出来る。
【0057】この様に蛍光体端面とパネル側面間の距離
を少なくしたパネルはスペーサ、保護層として用いる、
例えばガラスの大きさ、そしてその組合せ方等により幾
つかのバリエーションはあるが、要するに蛍光体端面と
パネル端面の距離Lが4mm以下となるよう作製されて
いればよい。
を少なくしたパネルはスペーサ、保護層として用いる、
例えばガラスの大きさ、そしてその組合せ方等により幾
つかのバリエーションはあるが、要するに蛍光体端面と
パネル端面の距離Lが4mm以下となるよう作製されて
いればよい。
【0058】図10に、保護層としてプラスチックシー
トを用いた本発明に係わる放射線画像変換パネルの別の
例を示す。
トを用いた本発明に係わる放射線画像変換パネルの別の
例を示す。
【0059】図10の(a)は、前記図8の(b)で示
される蛍光体層14が形成されたガラスの支持体13
に、プラスチックシート例えばポリエチレンテレフタレ
ートシートを保護膜15として用い、支持体の裏面で接
着し封止した形態の放射線画像形成パネルである。支持
体より少し大きいポリエチレンテレフタレートシートを
重ね十分密着したのち、先ず、3辺をしっかり裏面で後
述する封着剤或いは熱接着等を用いて接着し、後に、残
った1辺から減圧により保護層のシートを蛍光体層とよ
く密着させ完全に封着剤を用いて或いは熱接着し封着す
る。この方法によれば蛍光体端面からパネルの各辺の端
面までの長さLは実質的にポリエチレンテレフタレート
シートの厚みであり、例えばシートの厚みが180μm
であればほぼL=180μmである。
される蛍光体層14が形成されたガラスの支持体13
に、プラスチックシート例えばポリエチレンテレフタレ
ートシートを保護膜15として用い、支持体の裏面で接
着し封止した形態の放射線画像形成パネルである。支持
体より少し大きいポリエチレンテレフタレートシートを
重ね十分密着したのち、先ず、3辺をしっかり裏面で後
述する封着剤或いは熱接着等を用いて接着し、後に、残
った1辺から減圧により保護層のシートを蛍光体層とよ
く密着させ完全に封着剤を用いて或いは熱接着し封着す
る。この方法によれば蛍光体端面からパネルの各辺の端
面までの長さLは実質的にポリエチレンテレフタレート
シートの厚みであり、例えばシートの厚みが180μm
であればほぼL=180μmである。
【0060】又、図10の(b)には、別の形態の放射
線画像変換パネルを示すが、保護層としてやはりプラス
チックシート例えばポリエチレンテレフタレートシート
を用いて封止するものである。先ず、1枚のポリエチレ
ンテレフタレートシートを二つ折りしたときに、蛍光体
層を製膜した支持体の大きさより3辺がやや大きくなる
(図でそれぞれL及びL′)ような大きさに断裁する。
L、L′は同じでもよい。次いで、二つ折りしたシート
の間に前記の図8の(b)で示される蛍光体層14を製
膜した支持体13を挟み、先ず2辺を熱接着等を用いて
封着する。次いで、のこりの1辺を、シート間から減圧
によって空気を十分除き保護層を十分密着させた後、や
はり熱接着等により接着封止する。接着に使用する糊代
部分Pを小さくする、即ち蛍光体層端面とパネル端面間
の距離L、L′を4mm以下とすることで同様にデッド
エリアの小さい放射線画像変換パネルが得られる。尚、
1つの辺についてはこれもやはり実質的にはシートの厚
みとなり、図でL″がこれにあたり、シートの厚みが2
00μmであれば実質的にL″=200μmである。
線画像変換パネルを示すが、保護層としてやはりプラス
チックシート例えばポリエチレンテレフタレートシート
を用いて封止するものである。先ず、1枚のポリエチレ
ンテレフタレートシートを二つ折りしたときに、蛍光体
層を製膜した支持体の大きさより3辺がやや大きくなる
(図でそれぞれL及びL′)ような大きさに断裁する。
L、L′は同じでもよい。次いで、二つ折りしたシート
の間に前記の図8の(b)で示される蛍光体層14を製
膜した支持体13を挟み、先ず2辺を熱接着等を用いて
封着する。次いで、のこりの1辺を、シート間から減圧
によって空気を十分除き保護層を十分密着させた後、や
はり熱接着等により接着封止する。接着に使用する糊代
部分Pを小さくする、即ち蛍光体層端面とパネル端面間
の距離L、L′を4mm以下とすることで同様にデッド
エリアの小さい放射線画像変換パネルが得られる。尚、
1つの辺についてはこれもやはり実質的にはシートの厚
みとなり、図でL″がこれにあたり、シートの厚みが2
00μmであれば実質的にL″=200μmである。
【0061】本発明のもう一つの態様は、気相堆積法に
より形成された輝尽性蛍光体層を有する放射線画像変換
パネルをマンモグラフィー用途のカセッテに対応させた
ものである。
より形成された輝尽性蛍光体層を有する放射線画像変換
パネルをマンモグラフィー用途のカセッテに対応させた
ものである。
【0062】マンモグラフィー用の放射線画像変換パネ
ルにおいては、図11に示すように、放射線画像変換パ
ネルを収納したカセッテを乳房(検体)の直下に配置し
てこれを例えば上部からX線撮影する用途に用いるた
め、このようなカセッテの場合、人体側において、カセ
ッテの端面まで撮影可能領域が広がっている放射線画像
変換パネルが好適であり、従って、カセッテに収納する
放射線画像変換パネルの蛍光体塗布端面からパネルの端
面距離は、少なくとも人体側になる1つの辺においては
なるべく少ない方がよい。
ルにおいては、図11に示すように、放射線画像変換パ
ネルを収納したカセッテを乳房(検体)の直下に配置し
てこれを例えば上部からX線撮影する用途に用いるた
め、このようなカセッテの場合、人体側において、カセ
ッテの端面まで撮影可能領域が広がっている放射線画像
変換パネルが好適であり、従って、カセッテに収納する
放射線画像変換パネルの蛍光体塗布端面からパネルの端
面距離は、少なくとも人体側になる1つの辺においては
なるべく少ない方がよい。
【0063】従って、本発明の放射線画像変換パネルの
もう一つの有用な態様においては、支持体、輝尽性蛍光
体層が気相堆積法により形成される輝尽性蛍光体層、保
護層からなる放射線画像変換パネルにおいて、パネルの
4辺の少なくとも1つにおいて、 0≦L≦2mm であることを特徴とする。
もう一つの有用な態様においては、支持体、輝尽性蛍光
体層が気相堆積法により形成される輝尽性蛍光体層、保
護層からなる放射線画像変換パネルにおいて、パネルの
4辺の少なくとも1つにおいて、 0≦L≦2mm であることを特徴とする。
【0064】ここでLはやはり蛍光体端面とパネルの端
面間の距離であり、これらの長さLは小さい方が、上記
撮影を行うマンモグラフィー用途においては撮影範囲が
広がるため、診断に必要な情報が多く得られ好ましい。
パネルの少なくとも1つの辺において、更に好適には、 0≦L≦0.5mm である。
面間の距離であり、これらの長さLは小さい方が、上記
撮影を行うマンモグラフィー用途においては撮影範囲が
広がるため、診断に必要な情報が多く得られ好ましい。
パネルの少なくとも1つの辺において、更に好適には、 0≦L≦0.5mm である。
【0065】鮮鋭性に優れた気相堆積法により形成され
たアルカリハライド系輝尽性蛍光体を用いる放射線画像
変換パネルは、鮮鋭性の高い画像が得られ微小な変異を
検出し易いためマンモグラフィー用として優れており、
この様な構成とすることで有用性の高いパネルとなる。
たアルカリハライド系輝尽性蛍光体を用いる放射線画像
変換パネルは、鮮鋭性の高い画像が得られ微小な変異を
検出し易いためマンモグラフィー用として優れており、
この様な構成とすることで有用性の高いパネルとなる。
【0066】次いで、これらに対応した本発明に係わる
放射線画像変換パネルの一例を図12の(a)及び
(b)に示す。(a)は前記同様にガラス支持体上に輝
尽性蛍光体層を気相堆積法により形成した後、1つの辺
について、スペーサ16として用いるガラスの幅分だけ
の長さを蛍光体層端面から残し、ここの部分で、支持
体、スペーサ16及び保護層15(ガラス製)を接着し
て蛍光体層を密封したものであり、(b)は蛍光体層形
成後、図8におけるように1つの辺を蛍光体の端面があ
らわれるようにカットし、カットした支持体と同じ大き
さの保護層と重ね蛍光体の端部をガラス製のスペーサ1
6で封止した構造である。いずれも1つの辺において、
蛍光体端面とパネルの端面との距離Lが殆どスペーサ1
6の幅に限定されており、例えばスペーサの幅1mmと
することで、この辺においては放射線画像変換パネルの
端面からすぐに撮影領域となっているため、こちら側を
人体の側として撮影するのに都合がよい。
放射線画像変換パネルの一例を図12の(a)及び
(b)に示す。(a)は前記同様にガラス支持体上に輝
尽性蛍光体層を気相堆積法により形成した後、1つの辺
について、スペーサ16として用いるガラスの幅分だけ
の長さを蛍光体層端面から残し、ここの部分で、支持
体、スペーサ16及び保護層15(ガラス製)を接着し
て蛍光体層を密封したものであり、(b)は蛍光体層形
成後、図8におけるように1つの辺を蛍光体の端面があ
らわれるようにカットし、カットした支持体と同じ大き
さの保護層と重ね蛍光体の端部をガラス製のスペーサ1
6で封止した構造である。いずれも1つの辺において、
蛍光体端面とパネルの端面との距離Lが殆どスペーサ1
6の幅に限定されており、例えばスペーサの幅1mmと
することで、この辺においては放射線画像変換パネルの
端面からすぐに撮影領域となっているため、こちら側を
人体の側として撮影するのに都合がよい。
【0067】又、前記図10における、保護層を別のプ
ラスティックシートとした放射線画像変換パネルをマン
モグラフィー用のパネルとして用いることができる。即
ち図10の(a)における蛍光体層端面とパネル端面間
の距離は4つの辺とも実質的にプラスチックシートの厚
みであるため、シート厚が2mm以下である場合、前記
蛍光体層端面とパネル端面間の距離Lが2mm以下であ
る放射線画像変換パネルの好ましい一例である。
ラスティックシートとした放射線画像変換パネルをマン
モグラフィー用のパネルとして用いることができる。即
ち図10の(a)における蛍光体層端面とパネル端面間
の距離は4つの辺とも実質的にプラスチックシートの厚
みであるため、シート厚が2mm以下である場合、前記
蛍光体層端面とパネル端面間の距離Lが2mm以下であ
る放射線画像変換パネルの好ましい一例である。
【0068】又、二つ折りしたプラスチックシートに蛍
光体層14を形成した支持体13を挟みこみこれを3方
から接着して蛍光体層を密封した図10の(b)で表さ
れる放射線画像変換パネルにおいて、2つ折りした辺に
おいては、蛍光体端面からパネルの端面の距離は実質的
にはプラスチックシートの厚みになるので(図で
L″)、例えばプラスチックシートとして、厚みが20
0μmのポリエチレンテレフタレートシートを用いれ
ば、この辺での蛍光体層端面とパネルの端面の距離は2
00μm(0.2mm)程度となるので、Pで表される
接着領域における蛍光体端面からパネルの端面の距離
L、L′の大きさ如何によらず、2つ折りした辺を撮影
時に人体側とすることで、本発明に係わる放射線画像変
換パネルが得られる。
光体層14を形成した支持体13を挟みこみこれを3方
から接着して蛍光体層を密封した図10の(b)で表さ
れる放射線画像変換パネルにおいて、2つ折りした辺に
おいては、蛍光体端面からパネルの端面の距離は実質的
にはプラスチックシートの厚みになるので(図で
L″)、例えばプラスチックシートとして、厚みが20
0μmのポリエチレンテレフタレートシートを用いれ
ば、この辺での蛍光体層端面とパネルの端面の距離は2
00μm(0.2mm)程度となるので、Pで表される
接着領域における蛍光体端面からパネルの端面の距離
L、L′の大きさ如何によらず、2つ折りした辺を撮影
時に人体側とすることで、本発明に係わる放射線画像変
換パネルが得られる。
【0069】本発明においては、気相成長法による輝尽
性蛍光体を用いた放射線画像変換パネルを、以上の如く
パネルの封止を含めた作製方法を検討することで、カセ
ッテを用いた撮影方法に適用できる、高画質、高鮮鋭性
である、放射線画像変換パネルとすることができた。
性蛍光体を用いた放射線画像変換パネルを、以上の如く
パネルの封止を含めた作製方法を検討することで、カセ
ッテを用いた撮影方法に適用できる、高画質、高鮮鋭性
である、放射線画像変換パネルとすることができた。
【0070】次いで、本発明において用いられる輝尽性
蛍光体及び放射線画像変換パネルを構成する各要素につ
いて説明する。
蛍光体及び放射線画像変換パネルを構成する各要素につ
いて説明する。
【0071】本発明の放射線画像変換パネルに用いられ
る輝尽性蛍光体としては、気相堆積法によって形成され
る蛍光体であれば特に限定はないが、中でも、特開昭6
1−72087号、特開平2−58000号等に記載さ
れたような、下記一般式(1)で表されるアルカリハラ
イド系輝尽性蛍光体が好ましい。
る輝尽性蛍光体としては、気相堆積法によって形成され
る蛍光体であれば特に限定はないが、中でも、特開昭6
1−72087号、特開平2−58000号等に記載さ
れたような、下記一般式(1)で表されるアルカリハラ
イド系輝尽性蛍光体が好ましい。
【0072】一般式(1)
M1X・aM2X′2・bM3X″3:cA
式中、M1はLi,Na,K,Rb及びCsから選ばれ
る少なくとも1種のアルカリ金属であり、M2はBe,
Mg,Ca,Sr,Ba,Zn,Cd,Cu及びNiか
らなる群から選ばれる少なくとも1種の2価金属であ
り、M3はSc,Y,La,Ce,Pr,Nd,Pm,
Sm,Eu,Gd,Tb,Dy,Ho,Er,Tm,Y
b,Lu,Al,Ga及びInからなる群から選ばれる
少なくとも1種の3価金属であり、X,X′及びX″は
F,Cl,Br及びIからなる群から選ばれる少なくと
も1種のハロゲンであり、AはEu,Tb,In,G
a,Cs,Ce,Tm,Dy,Pr,Ho,Nd,Y
b,Er,Gd,Lu,Sm,Y,Tl,Na,Ag,
Cu及びMgからなる群から選ばれる少なくとも1種の
金属であり、又、a,b及びcは、それぞれ0≦a<
0.5,0≦b<0.5,0<c≦0.2の範囲の数値
を表す。
る少なくとも1種のアルカリ金属であり、M2はBe,
Mg,Ca,Sr,Ba,Zn,Cd,Cu及びNiか
らなる群から選ばれる少なくとも1種の2価金属であ
り、M3はSc,Y,La,Ce,Pr,Nd,Pm,
Sm,Eu,Gd,Tb,Dy,Ho,Er,Tm,Y
b,Lu,Al,Ga及びInからなる群から選ばれる
少なくとも1種の3価金属であり、X,X′及びX″は
F,Cl,Br及びIからなる群から選ばれる少なくと
も1種のハロゲンであり、AはEu,Tb,In,G
a,Cs,Ce,Tm,Dy,Pr,Ho,Nd,Y
b,Er,Gd,Lu,Sm,Y,Tl,Na,Ag,
Cu及びMgからなる群から選ばれる少なくとも1種の
金属であり、又、a,b及びcは、それぞれ0≦a<
0.5,0≦b<0.5,0<c≦0.2の範囲の数値
を表す。
【0073】これらのアルカリハライド系輝尽性蛍光体
は気相堆積法により支持体上に成膜することで、支持体
の法線方向に対し一定の傾きをもった或いは傾きがな
く、支持体面に対して垂直な、細長い柱状結晶を形成す
る。この様な柱状結晶の形成により、輝尽励起光(又輝
尽発光)の横方向への拡散を抑えることができるため、
輝尽発光による画像の鮮鋭性がよいことがこれらの蛍光
体を用いたときの特徴である。アルカリハライド系輝尽
性蛍光体のなかでもRbBr及びCsBr系蛍光体は高
輝度、高画質であり好ましいが、水分に弱いため、前記
のように封止して用いる。
は気相堆積法により支持体上に成膜することで、支持体
の法線方向に対し一定の傾きをもった或いは傾きがな
く、支持体面に対して垂直な、細長い柱状結晶を形成す
る。この様な柱状結晶の形成により、輝尽励起光(又輝
尽発光)の横方向への拡散を抑えることができるため、
輝尽発光による画像の鮮鋭性がよいことがこれらの蛍光
体を用いたときの特徴である。アルカリハライド系輝尽
性蛍光体のなかでもRbBr及びCsBr系蛍光体は高
輝度、高画質であり好ましいが、水分に弱いため、前記
のように封止して用いる。
【0074】本発明において、特に好ましいのはこれら
の中でも下記一般式(2)で表される蛍光体である。
の中でも下記一般式(2)で表される蛍光体である。
【0075】一般式(2)
CsX:A
式中、XはBr又はIを表し、AはEu,In,Ga又
はCeを表す。
はCeを表す。
【0076】中でもCsBr系蛍光体が特に輝度が高く
高画質であり好ましい。本発明において好ましい、これ
らの輝尽性蛍光体を用い気相堆積法によって得られる柱
状結晶、即ち各々の結晶がある間隙をおいて柱状に成長
している結晶は、前記、特開平2−58000号に記載
された方法により得ることができる。
高画質であり好ましい。本発明において好ましい、これ
らの輝尽性蛍光体を用い気相堆積法によって得られる柱
状結晶、即ち各々の結晶がある間隙をおいて柱状に成長
している結晶は、前記、特開平2−58000号に記載
された方法により得ることができる。
【0077】即ち、支持体上に輝尽性蛍光体の蒸気又は
該原料を供給し、蒸着等の気相成長(堆積)させる方法
によって独立した細長い柱状結晶からなる輝尽性蛍光体
層を得ることができる。
該原料を供給し、蒸着等の気相成長(堆積)させる方法
によって独立した細長い柱状結晶からなる輝尽性蛍光体
層を得ることができる。
【0078】これらの場合において、支持体と坩堝との
最短部の間隔は輝尽性蛍光体の平均飛程に合わせて概ね
10cm〜60cmに設置するのが適当である。
最短部の間隔は輝尽性蛍光体の平均飛程に合わせて概ね
10cm〜60cmに設置するのが適当である。
【0079】蒸発源となる輝尽性蛍光体は、均一に溶解
させるか、プレス、ホットプレスによって成形して坩堝
に仕込まれる。この際、脱ガス処理を行うことが好まし
い。蒸発源から輝尽性蛍光体を蒸発させる方法は電子銃
により発した電子ビームの走査により行われるが、これ
以外の方法にて蒸発させることもできる。
させるか、プレス、ホットプレスによって成形して坩堝
に仕込まれる。この際、脱ガス処理を行うことが好まし
い。蒸発源から輝尽性蛍光体を蒸発させる方法は電子銃
により発した電子ビームの走査により行われるが、これ
以外の方法にて蒸発させることもできる。
【0080】また、蒸発源は必ずしも輝尽性蛍光体であ
る必要はなく、輝尽性蛍光体原料を混和したものであっ
てもよい。
る必要はなく、輝尽性蛍光体原料を混和したものであっ
てもよい。
【0081】また、賦活剤は母体(basic sub
stance)に対して賦活剤(actibator)
を混合したものを蒸着してもよいし、母体のみを蒸着し
た後、あとから賦活剤をドープしてもよい。例えば、母
体であるCsBrのみを蒸着した後、例えば賦活剤であ
るInをドープしてもよい。即ち、結晶が独立している
ため、膜が厚くとも充分にドープ可能であるし、結晶成
長が起こりにくいので、MTFは低下しないからであ
る。
stance)に対して賦活剤(actibator)
を混合したものを蒸着してもよいし、母体のみを蒸着し
た後、あとから賦活剤をドープしてもよい。例えば、母
体であるCsBrのみを蒸着した後、例えば賦活剤であ
るInをドープしてもよい。即ち、結晶が独立している
ため、膜が厚くとも充分にドープ可能であるし、結晶成
長が起こりにくいので、MTFは低下しないからであ
る。
【0082】ドーピングは形成された蛍光体の母体層中
にドーピング剤(賦活剤)を熱拡散、イオン注入法によ
って行うことが出来る。
にドーピング剤(賦活剤)を熱拡散、イオン注入法によ
って行うことが出来る。
【0083】これらの柱状結晶からなる輝尽性蛍光体層
において変調伝達関数(MTF)をよくするためには、
柱状結晶の大きさ(柱状結晶を支持体と平行な面から観
察したときの各柱状結晶の断面積の円換算した直径の平
均値であり、少なくとも100個以上の柱状結晶を視野
中に含む顕微鏡写真から計算する)は0.5〜50μm
程度がよく、更に好ましくは、0.5〜20μmであ
る。即ち、柱状結晶が0.5μmより細い場合は、柱状
結晶により輝尽励起光が散乱される為にMTFが低下す
るし、柱状結晶が50μm以上の場合も輝尽励起光の指
向性が低下し、MTFは低下する。
において変調伝達関数(MTF)をよくするためには、
柱状結晶の大きさ(柱状結晶を支持体と平行な面から観
察したときの各柱状結晶の断面積の円換算した直径の平
均値であり、少なくとも100個以上の柱状結晶を視野
中に含む顕微鏡写真から計算する)は0.5〜50μm
程度がよく、更に好ましくは、0.5〜20μmであ
る。即ち、柱状結晶が0.5μmより細い場合は、柱状
結晶により輝尽励起光が散乱される為にMTFが低下す
るし、柱状結晶が50μm以上の場合も輝尽励起光の指
向性が低下し、MTFは低下する。
【0084】該輝尽性蛍光体を気相成長(堆積)させる
方法としては蒸着法、スパッタ法及びCVD法がある。
方法としては蒸着法、スパッタ法及びCVD法がある。
【0085】蒸着法は支持体を蒸着装置内に設置したの
ち、装置内を排気して1.333×10-4Pa程度の真
空とし、次いで、輝尽性蛍光体の少なくとも1つを抵抗
加熱法、エレクトロンビーム法などの方法で加熱蒸発さ
せて支持体表面に輝尽性蛍光体を所望の厚みに斜め堆積
させる。この結果、結着剤を含有しない輝尽性蛍光体層
が形成されるが、前記蒸着工程では複数回に分けて輝尽
性蛍光体層を形成することも可能である。また、前記蒸
着工程では複数の抵抗加熱器或いはエレクトロンビーム
を用いて蒸着を行うことも可能である。また蒸着法にお
いては、輝尽性蛍光体原料を複数の抵抗加熱器或いはエ
レクトロンビームを用いて蒸着し、支持体上で目的とす
る輝尽性蛍光体を合成すると同時に輝尽性蛍光体層を形
成することも可能である。更に蒸着法においては、蒸着
時に必要に応じて被蒸着物を冷却或いは加熱してもよ
い。また、蒸着終了後、輝尽性蛍光体層を加熱処理して
もよい。
ち、装置内を排気して1.333×10-4Pa程度の真
空とし、次いで、輝尽性蛍光体の少なくとも1つを抵抗
加熱法、エレクトロンビーム法などの方法で加熱蒸発さ
せて支持体表面に輝尽性蛍光体を所望の厚みに斜め堆積
させる。この結果、結着剤を含有しない輝尽性蛍光体層
が形成されるが、前記蒸着工程では複数回に分けて輝尽
性蛍光体層を形成することも可能である。また、前記蒸
着工程では複数の抵抗加熱器或いはエレクトロンビーム
を用いて蒸着を行うことも可能である。また蒸着法にお
いては、輝尽性蛍光体原料を複数の抵抗加熱器或いはエ
レクトロンビームを用いて蒸着し、支持体上で目的とす
る輝尽性蛍光体を合成すると同時に輝尽性蛍光体層を形
成することも可能である。更に蒸着法においては、蒸着
時に必要に応じて被蒸着物を冷却或いは加熱してもよ
い。また、蒸着終了後、輝尽性蛍光体層を加熱処理して
もよい。
【0086】スパッタ法は前記蒸着法と同様に支持体を
スパッタ装置内に設置した後、装置内を一旦排気して
1.333×10-4Pa程度の真空度とし、次いでスパ
ッタ用のガスとしてAr、Ne等の不活性ガスを装置内
に導入して1.333×10-1Pa程度のガス圧とす
る。次に、前記輝尽性蛍光体をターゲットとして、斜め
にスパッタリングすることにより支持体表面に輝尽性蛍
光体を所望の厚さに斜めに堆積させる。このスパッタ工
程では蒸着法と同様に複数回に分けて輝尽性蛍光体層を
形成することも可能であるし、それぞれを用いて同時或
いは順次、前記ターゲットをスパッタリングして輝尽性
蛍光体層を形成することも可能である。また、スパッタ
法では、複数の輝尽性蛍光体原料をターゲットとして用
い、これを同時或いは順次スパッタリングして、支持体
上で目的とする輝尽性蛍光体層を形成する事も可能であ
るし、必要に応じてO2、H2等のガスを導入して反応性
スパッタを行ってもよい。更に、スパッタ法において
は、スパッタ時必要に応じて被蒸着物を冷却或いは加熱
してもよい。また、スパッタ終了後に輝尽性蛍光体層を
加熱処理してもよい。
スパッタ装置内に設置した後、装置内を一旦排気して
1.333×10-4Pa程度の真空度とし、次いでスパ
ッタ用のガスとしてAr、Ne等の不活性ガスを装置内
に導入して1.333×10-1Pa程度のガス圧とす
る。次に、前記輝尽性蛍光体をターゲットとして、斜め
にスパッタリングすることにより支持体表面に輝尽性蛍
光体を所望の厚さに斜めに堆積させる。このスパッタ工
程では蒸着法と同様に複数回に分けて輝尽性蛍光体層を
形成することも可能であるし、それぞれを用いて同時或
いは順次、前記ターゲットをスパッタリングして輝尽性
蛍光体層を形成することも可能である。また、スパッタ
法では、複数の輝尽性蛍光体原料をターゲットとして用
い、これを同時或いは順次スパッタリングして、支持体
上で目的とする輝尽性蛍光体層を形成する事も可能であ
るし、必要に応じてO2、H2等のガスを導入して反応性
スパッタを行ってもよい。更に、スパッタ法において
は、スパッタ時必要に応じて被蒸着物を冷却或いは加熱
してもよい。また、スパッタ終了後に輝尽性蛍光体層を
加熱処理してもよい。
【0087】CVD法は目的とする輝尽性蛍光体或いは
輝尽性蛍光体原料を含有する有機金属化合物を熱、高周
波電力等のエネルギーで分解することにより、支持体上
に結着剤を含有しない輝尽性蛍光体層を得るものであ
り、いずれも輝尽性蛍光体層を支持体の法線方向に対し
て特定の傾きをもって(或いは垂直でもよいが)独立し
た細長い柱状結晶に気相成長させることが可能である。
輝尽性蛍光体原料を含有する有機金属化合物を熱、高周
波電力等のエネルギーで分解することにより、支持体上
に結着剤を含有しない輝尽性蛍光体層を得るものであ
り、いずれも輝尽性蛍光体層を支持体の法線方向に対し
て特定の傾きをもって(或いは垂直でもよいが)独立し
た細長い柱状結晶に気相成長させることが可能である。
【0088】これらの方法により形成した輝尽性蛍光体
層の層厚は目的とする放射線画像変換パネルの放射線に
対する感度、輝尽性蛍光体の種類等によって異なるが、
50μm〜1000μmの範囲から選ばれるのが好まし
く、80μm〜800μmから選ばれるのがより好まし
い。
層の層厚は目的とする放射線画像変換パネルの放射線に
対する感度、輝尽性蛍光体の種類等によって異なるが、
50μm〜1000μmの範囲から選ばれるのが好まし
く、80μm〜800μmから選ばれるのがより好まし
い。
【0089】図13は支持体上に輝尽性蛍光体層が蒸着
により形成される様子を示す図である。101が形成さ
れる輝尽性蛍光体柱状結晶を模式的に表している。輝尽
性蛍光体蒸気流(蒸発源からの矢印で表す)の支持体面
の法線方向に対する入射角度をθ2とすると、形成され
る柱状結晶の支持体面の法線方向に対する角度はθ1で
表される。入射角度θ2に依存して一定の角度θ1で柱
状結晶が形成されるが、例えば、蒸着時の輝尽性蛍光体
の蒸気流を基板に垂直な方向に対し0〜5度の範囲で入
射させる(即ちθ2が0〜5度)ことにより、基板面に
対してほぼ垂直柱状(θ1がほぼ0度)の結晶を得るこ
とが出来る。
により形成される様子を示す図である。101が形成さ
れる輝尽性蛍光体柱状結晶を模式的に表している。輝尽
性蛍光体蒸気流(蒸発源からの矢印で表す)の支持体面
の法線方向に対する入射角度をθ2とすると、形成され
る柱状結晶の支持体面の法線方向に対する角度はθ1で
表される。入射角度θ2に依存して一定の角度θ1で柱
状結晶が形成されるが、例えば、蒸着時の輝尽性蛍光体
の蒸気流を基板に垂直な方向に対し0〜5度の範囲で入
射させる(即ちθ2が0〜5度)ことにより、基板面に
対してほぼ垂直柱状(θ1がほぼ0度)の結晶を得るこ
とが出来る。
【0090】この様にして支持体上に形成した輝尽性蛍
光体層は、結着剤を含有していないので、指向性に優れ
ており、輝尽励起光及び輝尽発光の指向性が高く、輝尽
性蛍光体を結着剤中に分散した分散型の輝尽性蛍光体層
を有する放射線画像変換パネルより層厚を厚くすること
ができる。更に輝尽励起光の輝尽性蛍光体層中での散乱
が減少することで像の鮮鋭性が向上する。
光体層は、結着剤を含有していないので、指向性に優れ
ており、輝尽励起光及び輝尽発光の指向性が高く、輝尽
性蛍光体を結着剤中に分散した分散型の輝尽性蛍光体層
を有する放射線画像変換パネルより層厚を厚くすること
ができる。更に輝尽励起光の輝尽性蛍光体層中での散乱
が減少することで像の鮮鋭性が向上する。
【0091】又、柱状結晶間の間隙に結着剤等充填物を
充填してもよく、輝尽性蛍光体層の補強となる。又高光
吸収率の物質、高光反射率の物質等を充填してもよい。
これにより前記補強効果をもたせるほか、輝尽性蛍光体
層に入射した輝尽励起光の横方向への光拡散をほぼ完全
に防止できる。
充填してもよく、輝尽性蛍光体層の補強となる。又高光
吸収率の物質、高光反射率の物質等を充填してもよい。
これにより前記補強効果をもたせるほか、輝尽性蛍光体
層に入射した輝尽励起光の横方向への光拡散をほぼ完全
に防止できる。
【0092】高光反射率の物質とは、輝尽励起光(50
0〜900nm、特に600〜800nm)に対する反
射率の高いものをいい、例えばアルミニウム、マグネシ
ウム、銀、インジウムその他の金属など、白色顔料及び
緑色から赤色領域の色材を用いることができる。
0〜900nm、特に600〜800nm)に対する反
射率の高いものをいい、例えばアルミニウム、マグネシ
ウム、銀、インジウムその他の金属など、白色顔料及び
緑色から赤色領域の色材を用いることができる。
【0093】白色顔料は輝尽発光も反射することができ
る。白色顔料として、TiO2(アナターゼ型、ルチル
型)、MgO、PbCO3・Pb(OH)2、BaS
O4、Al2O3、M(II)FX(但し、M(II)はB
a、Sr及びCaの中の少なくとも一種であり、XはC
l、及びBrのうちの少なくとも一種である。)、Ca
CO 3、ZnO、Sb2O3、SiO2、ZrO2、リトポ
ン(BaSO4・ZnS)、珪酸マグネシウム、塩基性
珪硫酸鉛、塩基性燐酸鉛、珪酸アルミニウムなどがあげ
られる。これらの白色顔料は隠蔽力が強く、屈折率が大
きいため、光を反射したり、屈折させることにより輝尽
発光を容易に散乱し、得られる放射線画像変換パネルの
感度を顕著に向上させうる。
る。白色顔料として、TiO2(アナターゼ型、ルチル
型)、MgO、PbCO3・Pb(OH)2、BaS
O4、Al2O3、M(II)FX(但し、M(II)はB
a、Sr及びCaの中の少なくとも一種であり、XはC
l、及びBrのうちの少なくとも一種である。)、Ca
CO 3、ZnO、Sb2O3、SiO2、ZrO2、リトポ
ン(BaSO4・ZnS)、珪酸マグネシウム、塩基性
珪硫酸鉛、塩基性燐酸鉛、珪酸アルミニウムなどがあげ
られる。これらの白色顔料は隠蔽力が強く、屈折率が大
きいため、光を反射したり、屈折させることにより輝尽
発光を容易に散乱し、得られる放射線画像変換パネルの
感度を顕著に向上させうる。
【0094】また、高光吸収率の物質としては、例え
ば、カーボン、酸化クロム、酸化ニッケル、酸化鉄など
及び青の色材が用いられる。このうちカーボンは輝尽発
光も吸収する。
ば、カーボン、酸化クロム、酸化ニッケル、酸化鉄など
及び青の色材が用いられる。このうちカーボンは輝尽発
光も吸収する。
【0095】また、色材は、有機若しくは無機系色材の
いずれでもよい。有機系色材としては、ザボンファース
トブルー3G(ヘキスト製)、エストロールブリルブル
ーN−3RL(住友化学製)、D&CブルーNo.1
(ナショナルアニリン製)、スピリットブルー(保土谷
化学製)、オイルブルーNo.603(オリエント
製)、キトンブルーA(チバガイギー製)、アイゼンカ
チロンブルーGLH(保土ヶ谷化学製)、レイクブルー
AFH(協和産業製)、プリモシアニン6GX(稲畑産
業製)、ブリルアシッドグリーン6BH(保土谷化学
製)、シアンブルーBNRCS(東洋インク製)、ライ
オノイルブルーSL(東洋インク製)等が用いられる。
またカラーインデクスNo.24411、23160、
74180、74200、22800、23154、2
3155、24401、14830、15050、15
760、15707、17941、74220、134
25、13361、13420、11836、7414
0、74380、74350、74460等の有機系金
属錯塩色材もあげられる。無機系色材としては群青、コ
バルトブルー、セルリアンブルー、酸化クロム、TiO
2−ZnO−Co−NiO系顔料があげられる。
いずれでもよい。有機系色材としては、ザボンファース
トブルー3G(ヘキスト製)、エストロールブリルブル
ーN−3RL(住友化学製)、D&CブルーNo.1
(ナショナルアニリン製)、スピリットブルー(保土谷
化学製)、オイルブルーNo.603(オリエント
製)、キトンブルーA(チバガイギー製)、アイゼンカ
チロンブルーGLH(保土ヶ谷化学製)、レイクブルー
AFH(協和産業製)、プリモシアニン6GX(稲畑産
業製)、ブリルアシッドグリーン6BH(保土谷化学
製)、シアンブルーBNRCS(東洋インク製)、ライ
オノイルブルーSL(東洋インク製)等が用いられる。
またカラーインデクスNo.24411、23160、
74180、74200、22800、23154、2
3155、24401、14830、15050、15
760、15707、17941、74220、134
25、13361、13420、11836、7414
0、74380、74350、74460等の有機系金
属錯塩色材もあげられる。無機系色材としては群青、コ
バルトブルー、セルリアンブルー、酸化クロム、TiO
2−ZnO−Co−NiO系顔料があげられる。
【0096】本発明の放射線画像変換パネルに用いられ
る支持体としては水分の透過性の低いものが好ましく、
各種のガラス、高分子材料、金属等が用いられるが、例
えば石英、ホウ珪酸ガラス、化学的強化ガラスなどの板
ガラス、又、セルロースアセテートフィルム、ポリエス
テルフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、
ポリアミドフィルム、ポリイミドフィルム、トリアセテ
ートフィルム、ポリカーボネートフィルム等のプラスチ
ックフィルム、アルミニウムシート、鉄シート、銅シー
ト等の金属シート或いは該金属酸化物の被覆層を有する
金属シートが好ましい。これら支持体の表面は滑面であ
ってもよいし、輝尽性蛍光体との接着性を向上させる目
的でマット面としてもよい。
る支持体としては水分の透過性の低いものが好ましく、
各種のガラス、高分子材料、金属等が用いられるが、例
えば石英、ホウ珪酸ガラス、化学的強化ガラスなどの板
ガラス、又、セルロースアセテートフィルム、ポリエス
テルフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、
ポリアミドフィルム、ポリイミドフィルム、トリアセテ
ートフィルム、ポリカーボネートフィルム等のプラスチ
ックフィルム、アルミニウムシート、鉄シート、銅シー
ト等の金属シート或いは該金属酸化物の被覆層を有する
金属シートが好ましい。これら支持体の表面は滑面であ
ってもよいし、輝尽性蛍光体との接着性を向上させる目
的でマット面としてもよい。
【0097】また、本発明においては、支持体と輝尽性
蛍光体の接着性を向上させるために、必要に応じて支持
体の表面に予め接着層を設けてもよい。
蛍光体の接着性を向上させるために、必要に応じて支持
体の表面に予め接着層を設けてもよい。
【0098】これら支持体の厚みは用いる支持体の材質
等によって異なるが、一般的には80μm〜2000μ
mであり、取り扱い上の観点から、更に好ましいのは8
0μm〜1000μmである。
等によって異なるが、一般的には80μm〜2000μ
mであり、取り扱い上の観点から、更に好ましいのは8
0μm〜1000μmである。
【0099】又、本発明の保護層としては、透光性がよ
くシート状に形成できるものを用いることができる。例
えば石英、ホウ珪酸ガラス、化学的強化ガラスなどの板
ガラスや、PET、OPP、ポリ塩化ビニルなどの有機
高分子があげられる。
くシート状に形成できるものを用いることができる。例
えば石英、ホウ珪酸ガラス、化学的強化ガラスなどの板
ガラスや、PET、OPP、ポリ塩化ビニルなどの有機
高分子があげられる。
【0100】本発明の保護層は単一層であってもよい
し、多層であってもよく、材質の異なる2種類以上の層
からなっていてもよい。例えば2層以上の高分子膜を複
合したフィルムを用いることができる。この様な複合高
分子フィルムの製法としては、ドライラミネート、押し
出しラミネートまたは共押し出しコーティングラミネー
トなどの方法があげられる。2層以上の保護層の組合せ
としては有機高分子同士に限られるものではなく、板ガ
ラス同士や板ガラスと有機高分子などがあげられる。例
えば、板ガラスと高分子層とを組み合わせる方法として
は、保護層用塗布液を板ガラス上に直接塗布して形成す
るか、或いは予め別途形成した高分子保護層を板ガラス
上に接着する方法があげられる。尚2層以上の保護層は
互いに密着状態にあってもよいし、離れていてもよい。
し、多層であってもよく、材質の異なる2種類以上の層
からなっていてもよい。例えば2層以上の高分子膜を複
合したフィルムを用いることができる。この様な複合高
分子フィルムの製法としては、ドライラミネート、押し
出しラミネートまたは共押し出しコーティングラミネー
トなどの方法があげられる。2層以上の保護層の組合せ
としては有機高分子同士に限られるものではなく、板ガ
ラス同士や板ガラスと有機高分子などがあげられる。例
えば、板ガラスと高分子層とを組み合わせる方法として
は、保護層用塗布液を板ガラス上に直接塗布して形成す
るか、或いは予め別途形成した高分子保護層を板ガラス
上に接着する方法があげられる。尚2層以上の保護層は
互いに密着状態にあってもよいし、離れていてもよい。
【0101】本発明の保護層の厚さは、実用上は10μ
m〜3mmまでである。良好な耐湿性と耐衝撃性を得る
ためには保護層の厚さは100μm以上が好ましく、特
に500μm以上の保護層を設けた場合、耐久性、耐用
性に優れた変換パネルが得られて、一層好ましい。
m〜3mmまでである。良好な耐湿性と耐衝撃性を得る
ためには保護層の厚さは100μm以上が好ましく、特
に500μm以上の保護層を設けた場合、耐久性、耐用
性に優れた変換パネルが得られて、一層好ましい。
【0102】また、保護層として板ガラスを用いた場合
には、極めて耐湿性に優れており特に好ましい。
には、極めて耐湿性に優れており特に好ましい。
【0103】保護層は輝尽励起光及び輝尽発光を効率よ
く透過するために、広い波長範囲で高い透過率を示すこ
とが望ましく、透過率は60%以上、好ましくは80%
以上である。これを満たすものとしては例えば石英ガラ
ス、ホウ珪酸ガラスなどがあげられる。ホウ珪酸ガラス
は330nm〜2.6μmの波長範囲で80%以上の透
過率を示し、石英ガラスでは更に短波長においても高い
透過率を示す。
く透過するために、広い波長範囲で高い透過率を示すこ
とが望ましく、透過率は60%以上、好ましくは80%
以上である。これを満たすものとしては例えば石英ガラ
ス、ホウ珪酸ガラスなどがあげられる。ホウ珪酸ガラス
は330nm〜2.6μmの波長範囲で80%以上の透
過率を示し、石英ガラスでは更に短波長においても高い
透過率を示す。
【0104】また、保護層の表面にMgF2などの反射
防止層を設けると、輝尽励起光及び輝尽性発光を効率よ
く透過すると共に鮮鋭性の低下を小さくする効果もあり
好ましい。保護層の屈折率は特に規定しないが、実用的
に用いる材質では1.4〜2.0の間にあるものが多
い。
防止層を設けると、輝尽励起光及び輝尽性発光を効率よ
く透過すると共に鮮鋭性の低下を小さくする効果もあり
好ましい。保護層の屈折率は特に規定しないが、実用的
に用いる材質では1.4〜2.0の間にあるものが多
い。
【0105】又、鮮鋭性の向上のため、ガラスに例えば
リン酸鉛等の着色剤を含有させ着色し、輝尽励起光を吸
収する機能をもたせたり、励起光を吸収できる色材で着
色したフィルムを積層したり、ガラスのどちらか一方の
面に色素乃至顔料を含有する層を塗布により設けたりし
てもよい。
リン酸鉛等の着色剤を含有させ着色し、輝尽励起光を吸
収する機能をもたせたり、励起光を吸収できる色材で着
色したフィルムを積層したり、ガラスのどちらか一方の
面に色素乃至顔料を含有する層を塗布により設けたりし
てもよい。
【0106】又、スペーサには、輝尽性蛍光体層を外部
雰囲気から遮断した状態で保持することができるもので
あれば特に限定されず、ガラス、セラミックス、金属、
プラスチック等を用いることができる。
雰囲気から遮断した状態で保持することができるもので
あれば特に限定されず、ガラス、セラミックス、金属、
プラスチック等を用いることができる。
【0107】又、スペーサは、その透湿度が30g/m
2・24hr以下であることが好ましい。この透湿度が
余り大きすぎる場合には、外部から進入する水分により
輝尽性蛍光体が劣化する。
2・24hr以下であることが好ましい。この透湿度が
余り大きすぎる場合には、外部から進入する水分により
輝尽性蛍光体が劣化する。
【0108】スペーサの厚さは、輝尽性蛍光体層の厚さ
以上であることが好ましく、幅は主に、このスペーサと
支持体及び保護層との密着部分の防湿性(透湿度)に関
連して決定されるものであり、1〜30mmが好まし
い。スペーサの幅が余り小さすぎる場合にはスペーサの
安定性、強度及び防湿性の点から好ましくない。又、余
り大きすぎる場合には必要以上に放射線画像変換パネル
が大型化するので好ましくない。
以上であることが好ましく、幅は主に、このスペーサと
支持体及び保護層との密着部分の防湿性(透湿度)に関
連して決定されるものであり、1〜30mmが好まし
い。スペーサの幅が余り小さすぎる場合にはスペーサの
安定性、強度及び防湿性の点から好ましくない。又、余
り大きすぎる場合には必要以上に放射線画像変換パネル
が大型化するので好ましくない。
【0109】尚、スペーサと支持体及び保護層との密着
部分の透湿度は、30g/m2・24hr以下であるこ
とが好ましい。
部分の透湿度は、30g/m2・24hr以下であるこ
とが好ましい。
【0110】スペーサは、支持体と保護層に密着してい
ることが変換パネルに防湿性を与える点及び低屈折率層
の層厚を一定に保持する点から必要である。ここでスペ
ーサを支持体及び保護層に密着・封着するには封着剤を
用いる。
ることが変換パネルに防湿性を与える点及び低屈折率層
の層厚を一定に保持する点から必要である。ここでスペ
ーサを支持体及び保護層に密着・封着するには封着剤を
用いる。
【0111】本発明において、封着剤とはスペーサを支
持体及び保護層に、又、支持体と保護層を直接接着する
ものであり接着剤が用いられるが、この接着剤としては
防湿性を有するものが好ましい。具体的には、エポキシ
系樹脂、フェノール系樹脂、シアノアクリレート系樹
脂、酢酸ビニル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ウレタン系
樹脂、アクリル系樹脂、エチレン酢酸ビニル系樹脂、オ
レフィン系樹脂、クロロプレン系ゴム、ニトリル系ゴム
等の有機高分子系接着剤や、シリコーン系接着剤、アル
ミナ、シリカ等を主成分とする無機系接着剤等が挙げら
れる。これらの中でも半導体や電子部品の封止に用いら
れるエポキシ系樹脂やシリコーン系樹脂が耐湿性に優れ
好ましく、特にエポキシ系接着剤は透湿度が低く好適で
ある。
持体及び保護層に、又、支持体と保護層を直接接着する
ものであり接着剤が用いられるが、この接着剤としては
防湿性を有するものが好ましい。具体的には、エポキシ
系樹脂、フェノール系樹脂、シアノアクリレート系樹
脂、酢酸ビニル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ウレタン系
樹脂、アクリル系樹脂、エチレン酢酸ビニル系樹脂、オ
レフィン系樹脂、クロロプレン系ゴム、ニトリル系ゴム
等の有機高分子系接着剤や、シリコーン系接着剤、アル
ミナ、シリカ等を主成分とする無機系接着剤等が挙げら
れる。これらの中でも半導体や電子部品の封止に用いら
れるエポキシ系樹脂やシリコーン系樹脂が耐湿性に優れ
好ましく、特にエポキシ系接着剤は透湿度が低く好適で
ある。
【0112】尚、スペーサと支持体又はスペーサと保護
層との密着部分の接着性を向上させる目的で、スペー
サ、支持体及び保護層の層との接着面に下引き層を設け
たり、粗面化処理を施すこともできる。
層との密着部分の接着性を向上させる目的で、スペー
サ、支持体及び保護層の層との接着面に下引き層を設け
たり、粗面化処理を施すこともできる。
【0113】又、スペーサなしに、上記封着剤のみで、
支持体と保護層を接着し封着することも可能である。
支持体と保護層を接着し封着することも可能である。
【0114】又、放射線画像変換パネルには低屈折率層
を設けてもよい。低屈折率層は保護層よりも屈折率の低
い素材からなり、この層が存在することにより、保護層
を厚くしても鮮鋭性の低下を小さくすることができる。
例えば、CaF(1.23〜1.26)、Na2AlF6
(1.35)、MgF2(1.38)、SiO2(1.4
6)等の物質を用いる事ができ、蒸着等気相成長法で形
成された薄膜の状態で用いるのが好ましい。ここで()
内は屈折率である。
を設けてもよい。低屈折率層は保護層よりも屈折率の低
い素材からなり、この層が存在することにより、保護層
を厚くしても鮮鋭性の低下を小さくすることができる。
例えば、CaF(1.23〜1.26)、Na2AlF6
(1.35)、MgF2(1.38)、SiO2(1.4
6)等の物質を用いる事ができ、蒸着等気相成長法で形
成された薄膜の状態で用いるのが好ましい。ここで()
内は屈折率である。
【0115】或いは、エチルアルコール(1.36)、
メチルアルコール(1.33)の様な液体層を用いるこ
ともできる。
メチルアルコール(1.33)の様な液体層を用いるこ
ともできる。
【0116】又、本発明の低屈折率層として、空気、窒
素、アルゴンなどの気体層や真空層など屈折率が実質的
に1である層を用いると、鮮鋭性の低下を防止する効果
が高く特に好ましい。
素、アルゴンなどの気体層や真空層など屈折率が実質的
に1である層を用いると、鮮鋭性の低下を防止する効果
が高く特に好ましい。
【0117】低屈折率層の厚さは0.05μmから3m
mまでが実用的である。低屈折率層は、輝尽性蛍光体層
と密着状態にあってもよいし、離れていてもよい。低屈
折率層と輝尽性蛍光体層を密着させるためには、接着剤
を用いるのが1つの方法であるが、その場合、接着剤の
屈折率は輝尽性蛍光体層の屈折率または低屈折率層の屈
折率に近いことが好ましい。例えば前記図2或いは図9
等に示される放射線画像変換パネルの断面図において、
輝尽性蛍光体層上部の空間は、低屈折率層として設けら
れ空気層を示している。
mまでが実用的である。低屈折率層は、輝尽性蛍光体層
と密着状態にあってもよいし、離れていてもよい。低屈
折率層と輝尽性蛍光体層を密着させるためには、接着剤
を用いるのが1つの方法であるが、その場合、接着剤の
屈折率は輝尽性蛍光体層の屈折率または低屈折率層の屈
折率に近いことが好ましい。例えば前記図2或いは図9
等に示される放射線画像変換パネルの断面図において、
輝尽性蛍光体層上部の空間は、低屈折率層として設けら
れ空気層を示している。
【0118】
【発明の効果】気相堆積法により形成した輝尽性蛍光体
層を有し、カセッテに収納したときに撮影領域が大きく
とれ、診断能に優れた放射線画像変換パネルを得ること
ができた。
層を有し、カセッテに収納したときに撮影領域が大きく
とれ、診断能に優れた放射線画像変換パネルを得ること
ができた。
【図1】支持体上に輝尽性蛍光体層が気相堆積法によっ
て形成される様子を示す図である。
て形成される様子を示す図である。
【図2】放射線画像変換パネルの一例を示す断面図及び
上面図である。
上面図である。
【図3】放射線画像変換パネルをX線撮影装置の支持部
材に固定した様子を示す図である。
材に固定した様子を示す図である。
【図4】カセッテを用いて撮影する方法を示す図であ
る。
る。
【図5】トレーにより放射線画像変換パネルを支持した
プレートの構成を示す図である。
プレートの構成を示す図である。
【図6】カセッテの外観斜視図及び該カセッテの上面の
一部を切り取り中を見えるようにした斜視図である。
一部を切り取り中を見えるようにした斜視図である。
【図7】カセッテ手前側から見た拡大断面図、カセッテ
上面側から見た同じ部分の拡大断面図及び蓋側から見た
拡大断面図である。
上面側から見た同じ部分の拡大断面図及び蓋側から見た
拡大断面図である。
【図8】気相堆積法により輝尽性蛍光体層が形成された
ガラス支持体を示す図である。
ガラス支持体を示す図である。
【図9】本発明の放射線画像変換パネルの一例を示す図
である。
である。
【図10】本発明の放射線画像変換パネルの別の一例を
示す図である。
示す図である。
【図11】カセッテを用い乳房をX線撮影する一方法を
示す図である。
示す図である。
【図12】本発明に係わる放射線画像変換パネルの一例
を示す図である。
を示す図である。
【図13】支持体上に輝尽性蛍光体層が蒸着により形成
される様子を示す図である。
される様子を示す図である。
S,S1,S2 支持部材
10 放射線画像変換プレート
11 放射線画像変換パネル
12 トレー
13 支持体
14 輝尽性蛍光体層
15 保護層
16 スペーサ
17 被支持部
20 カセッテ
21 筐体
22 蓋
23 軸
24 支持手段
25 内壁
30 被写体
100 放射線源
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
C09K 11/62 C09K 11/62
11/85 11/85
G01T 1/00 G01T 1/00 B
Fターム(参考) 2G083 AA03 BB01 CC03 CC04 CC09
CC10 DD02 DD11 DD16
4H001 CA02 CA04 CA08 CF01 XA00
XA03 XA04 XA09 XA11 XA12
XA13 XA17 XA19 XA20 XA21
XA28 XA29 XA30 XA31 XA35
XA37 XA38 XA39 XA48 XA49
XA53 XA55 XA56 YA00 YA11
YA12 YA29 YA31 YA47 YA49
YA55 YA63 YA65 YA66 YA69
YA81
Claims (12)
- 【請求項1】 支持体、輝尽性蛍光体層、保護層からな
る放射線画像変換パネルにおいて、輝尽性蛍光体層が気
相堆積法により形成され、且つ、放射線画像変換パネル
端面と支持体上に形成された輝尽性蛍光体層端面の距離
をLとしたとき、放射線画像変換パネルの4辺全てにお
いて、 0≦L≦4mm であることを特徴とする放射線画像変換パネル。 - 【請求項2】 支持体、輝尽性蛍光体層、保護層からな
る放射線画像変換パネルにおいて、輝尽性蛍光体層が気
相堆積法により形成され、且つ、放射線画像変換パネル
端面と支持体上に形成された輝尽性蛍光体層端面の距離
をLとしたとき、放射線画像変換パネルの4辺の少なく
とも1つにおいて、 0≦L≦2mm であることを特徴とする放射線画像変換パネル。 - 【請求項3】 放射線画像変換パネルの4辺の少なくと
も1つが、 0≦L≦0.5mm であることを特徴とする請求項2に記載の放射線画像変
換パネル。 - 【請求項4】 輝尽性蛍光体層が、50μm以上の膜厚
を有し、気相堆積法により形成された下記一般式(1)
で表される輝尽性蛍光体を含有することを特徴とする請
求項1〜3のいずれか1項に記載の放射線画像変換パネ
ル。 一般式(1) M1X・aM2X′2・bM3X″3:cA (式中、M1はLi,Na,K,Rb及びCsから選ば
れる少なくとも1種のアルカリ金属であり、M2はB
e,Mg,Ca,Sr,Ba,Zn,Cd,Cu及びN
iからなる群から選ばれる少なくとも1種の2価金属で
あり、M3はSc,Y,La,Ce,Pr,Nd,P
m,Sm,Eu,Gd,Tb,Dy,Ho,Er,T
m,Yb,Lu,Al,Ga及びInからなる群から選
ばれる少なくとも1種の3価金属であり、X,X′及び
X″はF,Cl,Br及びIからなる群から選ばれる少
なくとも1種のハロゲンであり、AはEu,Tb,I
n,Ga,Cs,Ce,Tm,Dy,Pr,Ho,N
d,Yb,Er,Gd,Lu,Sm,Y,Tl,Na,
Ag,Cu及びMgからなる群から選ばれる少なくとも
1種の金属であり、又、a,b及びcは、それぞれ0≦
a<0.5,0≦b<0.5,0<c≦0.2の範囲の
数値を表す。) - 【請求項5】 一般式(1)において、M1がK、Rb
及びCsからなる群から選ばれる少なくとも1種のアル
カリ金属であることを特徴とする請求項4に記載の放射
線画像変換パネル。 - 【請求項6】 一般式(1)において、XがBr及びI
から選ばれる少なくとも1種のハロゲンであることを特
徴とする請求項4又は5に記載の放射線画像変換パネ
ル。 - 【請求項7】 一般式(1)において、M2がBe,M
g,Ca,Sr及びBaから選ばれる少なくとも1種の
2価金属であることを特徴とする請求項4〜6のいずれ
か1項に記載の放射線画像変換パネル。 - 【請求項8】 一般式(1)において、M3がY,C
e,Sm,Eu,Al,La,Gd,Lu,Ga及びI
nからなる群から選ばれる少なくとも1種の3価金属で
あることを特徴とする請求項4〜7のいずれか1項に記
載の放射線画像変換パネル。 - 【請求項9】 一般式(1)において、bが0≦b≦
0.01であることを特徴とする請求項4〜8のいずれ
か1項に記載の放射線画像変換パネル。 - 【請求項10】 一般式(1)において、AがEu,C
s,Sm,Tl及びNaからなる群から選ばれる少なく
とも1種の金属であることを特徴とする請求項4〜9の
いずれか1項に記載の放射線画像変換パネル。 - 【請求項11】 輝尽性蛍光体層が柱状結晶を有するこ
とを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の
放射線画像変換パネル。 - 【請求項12】 柱状結晶が主成分として下記一般式
(2)で表される輝尽性蛍光体を含有することを特徴と
する請求項11に記載の放射線画像変換パネル。 一般式(2) CsX:A (式中、XはBr又はIを表し、AはEu,In,Ga
又はCeを表す。)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002046110A JP2003248093A (ja) | 2002-02-22 | 2002-02-22 | 放射線画像変換パネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002046110A JP2003248093A (ja) | 2002-02-22 | 2002-02-22 | 放射線画像変換パネル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003248093A true JP2003248093A (ja) | 2003-09-05 |
Family
ID=28659641
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002046110A Pending JP2003248093A (ja) | 2002-02-22 | 2002-02-22 | 放射線画像変換パネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003248093A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005323733A (ja) * | 2004-05-13 | 2005-11-24 | Fuji Photo Film Co Ltd | 放射線乳房撮影装置 |
| JP2006058171A (ja) * | 2004-08-20 | 2006-03-02 | Fuji Photo Film Co Ltd | マンモグラフィ用放射線画像変換パネルおよびその製造方法 |
| JP2008051814A (ja) * | 2006-08-21 | 2008-03-06 | Siemens Ag | X線変換素子 |
| JP2008139291A (ja) * | 2006-11-07 | 2008-06-19 | Konica Minolta Medical & Graphic Inc | 放射線画像変換パネル、その製造方法及びカセッテ |
| JP2008151768A (ja) * | 2006-11-22 | 2008-07-03 | Konica Minolta Medical & Graphic Inc | 放射線用シンチレータパネル、放射線用シンチレータパネルの製造方法、及び放射線画像撮影装置 |
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| WO2012111492A2 (en) | 2011-02-16 | 2012-08-23 | Canon Kabushiki Kaisha | Radiation detection apparatus and radiation detection system |
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2002
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