JP2003249765A - 多層配線基板 - Google Patents
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Abstract
て、半田バンプ等で電子部品との接続導体を形成する
と、印刷滲みや、リフロー時のブリッジ等で絶縁信頼性
が低下してしまう。 【解決手段】 多層配線基板4を構成する絶縁フィルム
1を、液晶ポリマー層6の上下面に、それぞれポリフェ
ニレンエーテル系有機物から成る被覆層7を積層したも
のとし、多層配線基板4の表面に位置する絶縁フィルム
1のうち少なくとも片方においては、多層配線基板4の
面積の3%以上70%未満の面積で液晶ポリマー層6を露
出するとともに、この露出した液晶ポリマー層6が凹部
5となっており、この凹部5の底面に、貫通導体3を凹
部5の深さと略同じ高さで突出させて成る接続導体9を
配設した。
Description
家電機器・通信機器・コンピュータやその周辺機器等の
電子機器に使用される多層配線基板に関し、特に液晶ポ
リマーを一部に用いた半導体素子等の電子部品搭載用の
多層配線基板に関する。
素子・抵抗素子等の受動部品を多数搭載して所定の電子
回路を構成した混成集積回路を形成するための多層配線
基板は、通常、ガラスクロスにエポキシ樹脂を含浸させ
て成る絶縁層にドリルによって貫通孔を形成し、この貫
通孔内部および絶縁層表面に複数の配線導体を形成して
成る配線基板を、多数積層することによって形成されて
いる。
器に代表されるように小型・薄型・軽量・高性能・高機
能・高品質・高信頼性が要求されており、このような電
子機器に搭載される混成集積回路等の電子部品も小型・
高密度化が要求されるようになってきている。そして、
このような高密度化の要求に応えるために、電子部品を
構成する多層配線基板も、配線導体の微細化や絶縁層の
薄層化・貫通孔の微細化が必要となってきている。この
ため、近年、貫通孔を微細化するために、ドリル加工よ
り微細加工が可能なレーザ加工が用いられるようになっ
てきた。
脂を含浸させて成る絶縁層は、ガラスクロスをレーザに
より穿設加工することが困難なために貫通孔の微細化に
は限界があり、また、ガラスクロスの厚みが不均一のた
めに均一な孔径の貫通孔を形成することが困難であると
いう問題点を有していた。
ミド樹脂繊維で製作した不織布にエポキシ樹脂を含浸さ
せて成る絶縁基材や、ポリイミドフィルムにエポキシ系
接着剤を塗布して成る絶縁基材を絶縁層に用いた多層配
線基板が提案されている。
ドフィルムを用いた絶縁層は吸湿性が高く、吸湿した状
態で半田リフローを行うと半田リフローの熱により吸湿
した水分が気化してガスが発生し、絶縁層間で剥離して
しまう等の問題点を有していた。
配線基板の絶縁層の材料として液晶ポリマーを用いるこ
とが検討されている。液晶ポリマーから成る層は、剛直
な分子で構成されているとともに分子同士がある程度規
則的に並んだ構成をしており分子間力が強いことから、
高耐熱性・高弾性率・高寸法安定性・低吸湿性を示し、
ガラスクロスのような強化材を用いる必要がなく、ま
た、微細加工性にも優れるという特徴を有している。さ
らに、高周波領域においても、低誘電率・低誘電正接で
あり高周波特性に優れるという特徴を有している。
特願2001-325469には、液晶ポリマー層の上下に、ポリ
フェニレンエーテル系有機物から成る被覆層を積層して
成る絶縁フィルムを使用した多層配線基板が提案されて
いる。この多層配線基板は、多層配線基板を構成する絶
縁フィルムを、液晶ポリマー層の上下面に、それぞれポ
リフェニレンエーテル系有機物から成る被覆層を積層し
たものとすることから、高耐熱性・高弾性率・高寸法安
定性・低吸湿性・高周波伝送特性に優れたものとするこ
とができ、また、多層配線基板の表面に位置する絶縁フ
ィルムのうち少なくとも片方においては、多層配線基板
の面積の3%以上70%未満の面積で液晶ポリマー層を露
出するとともに、この露出部に、貫通導体と電気的に接
続された多層配線基板に搭載される電子部品の電極が接
続される接続導体を配設したことから、熱膨張係数が近
似する電子部品と液晶ポリマー層とを、熱膨張係数がこ
れらと異なる被覆層を介さず接続することとなり、その
結果、リフローや温度サイクル試験等の温度変化が生じ
た場合に、電子部品と液晶ポリマー層との間に熱膨張の
相違による大きな応力が発生することがなく、絶縁フィ
ルムにクラックが生じたり配線導体が断線して接続不良
を生じてしまうということのない接続信頼性に優れたも
のとすることができるというものである。
-325469に提案された多層配線基板に半導体素子等の電
子部品をフリップチップ実装する場合、露出部に配設さ
れた接続導体上に、印刷法等により半田ペーストを印刷
して半田バンプから成る突出部を形成し、この上に電子
部品を載置後、熱風等の熱源により半田を加熱溶融して
半田付けするといった従来周知のリフローソルダリング
技術が用いられる。
すむとともに配線導体や貫通導体の微細化が進み、接続
端子のピッチも200μm以下のものが要求されるように
なり、従来の半田ペースト印刷によるバンプ形成では、
印刷時にペーストが滲んで接続端子のピッチ間隔が狭く
なったり、半田リフロー後に接続端子間の半田がブリッ
ジしてしまう等、半田バンプを良好に形成することが困
難となり、その結果、絶縁信頼性が低下してしまうとい
う問題点を有していた。
案出されたものであり、その目的は、半田ペーストの印
刷等による半田バンプ形成を行わなくとも、200μm以
下のピッチの突出した接続端子を有し、絶縁信頼性に優
れた微細な多層配線基板を提供することにある。
は、液晶ポリマー層の上下面に、ポリフェニレンエーテ
ル系有機物から成る被覆層を積層して成る複数の絶縁フ
ィルムを、間に金属箔から成る配線導体を挟んで積層す
るとともに、絶縁フィルムを挟んで上下に位置する配線
導体間を絶縁フィルムに形成された貫通導体を介して電
気的に接続して成る多層配線基板であって、この多層配
線基板の上下の表面に位置する絶縁フィルムのうち少な
くとも片方において、多層配線基板の面積の3%以上70
%未満の面積で被覆層が除去されて液晶ポリマー層が露
出しているとともに、この露出した液晶ポリマー層が凹
部となっており、この凹部の底面に、貫通導体を凹部の
深さと略同じ高さで突出させて成る、搭載される電子部
品の電極が接続される接続導体が配設されていることを
特徴とするものである。
において、ポリフェニレンエーテル系有機物が熱硬化性
に変成したポリフェニレンエーテルであることを特徴と
するものである。
成において、接続導体が凹部の底面から露出した表面に
金属めっき層が被着されていることを特徴とするもので
ある。
において、配線導体の幅方向の断面形状は、絶縁フィル
ム側の底辺の長さが対向する底辺の長さよりも短い台形
状であり、かつ、絶縁フィルム側の底辺と側辺とのなす
角度が95〜150°であることを特徴とするものである。
基板の上下の表面に位置する絶縁フィルムのうち少なく
とも片方において、多層配線基板の面積の3%以上70%
未満の面積で被覆層を除去して液晶ポリマー層を露出す
るとともに、この露出した液晶ポリマー層を凹部と成
し、この凹部の底面に、貫通導体を凹部の深さと略同じ
高さで突出させて成る、搭載される電子部品の電極が接
続される接続導体を配設させたので、突出した接続導体
に電子部品の電極を直接接続することが可能となり、そ
の結果、印刷法等による半田バンプ形成の形成が不要と
なり、印刷時にペーストが滲んで接続端子のピッチ間隔
が狭くなったり、半田リフロー後に接続端子間の半田が
ブリッジしてしまうことはなく、絶縁信頼性に優れた多
層配線基板とすることができる。また、熱膨張係数が近
似する電子部品と液晶ポリマー層とを、熱膨張係数がこ
れらと異なる被覆層を介さず接続することとなり、その
結果、リフローや温度サイクル試験等の温度変化が生じ
た場合に、電子部品と液晶ポリマー層との間に熱膨張の
相違による大きな応力が発生することはなく、絶縁フィ
ルムにクラックが生じたり配線導体が断線して接続不良
を生じてしまうということもない。
記構成において、ポリフェニレンエーテル系有機物を熱
硬化性に変成したポリフェニレンエーテルとしたので、
熱硬化性に変成したポリフェニレンエーテルは、耐熱性
が高く、吸水性が低いという性質を有することにより、
温度サイクル信頼性に優れる多層配線基板とすることが
できるとともに、硬化後のポリフェニレンエーテル系有
機物から成る被覆層の溶融変形が小さいものとなり、絶
縁フィルムを順次積層して多層配線基板を形成する際の
加熱・加圧による貫通導体と配線導体との位置ずれが生
じにくい位置精度の良好な多層配線基板とすることがで
きる。
上記構成において、接続導体を凹部の底面から露出した
表面に金属めっき層を被着して成るものとしたので、金
属めっき層はその厚みばらつきが小さく接続導体の高さ
を略同じ高さに揃えることができ、その結果、多層配線
基板に搭載される電子部品の電極と接続導体との接続信
頼性にすぐれた多層配線基板とすることができる。
記構成において、絶縁フィルムに配設された配線導体の
幅方向の断面形状を、絶縁フィルム側の底辺の長さが対
向する底辺の長さよりも短い台形状とし、かつ絶縁フィ
ルム側の底辺と側辺とのなす角度を95〜150°としたの
で、配線導体を被覆層に埋設する際に、配線導体を被覆
層に容易に埋設することができるとともに配線導体を埋
設した後の被覆層表面をほぼ平坦にすることができ、絶
縁フィルムを積層する際に空気をかみ込んで絶縁性を低
下させることのない多層配線基板とすることができる。
付の図面に基づいて詳細に説明する。
素子等の電子部品を搭載して成る混成集積回路の実施の
形態の一例を示す断面図であり、図2は、図1に示す多
層配線基板の要部拡大断面図である。なお、図2は、配
線導体の幅方向の断面図である。
2は配線導体、3は貫通導体であり、主にこれらで本発
明の多層配線基板4が構成されている。なお、本例では
絶縁フィルム1を4層積層して成る多層配線基板4を示
している。
その上下面に被着形成されたポリフェニレンエーテル系
有機物から成る被覆層7とから構成されており、配線導
体2や多層配線基板4に搭載される電子部品8の支持体
としての機能を有する。
あるいは溶液状態で液晶性あるいは光学的に複屈折する
性質を有するポリマーを指し、一般に溶液状態で液晶性
を示すリオトロピック液晶ポリマーや溶融時に液晶性を
示すサーモトロピック液晶ポリマー、あるいは、熱変形
温度で分類される1型・2型・3型すべての液晶ポリマ
ーを含むものであり、本発明に用いる液晶ポリマーとし
ては、温度サイクル信頼性・半田耐熱性・加工性の観点
からは200〜400℃の温度、特に250〜350℃の温度に融点
を有するものが好ましい。また、ポリフェニレンエーテ
ル系有機物とは、ポリフェニレンエーテル樹脂やポリフ
ェニレンエーテルに種々の官能基が結合した樹脂、ある
いはこれらの誘導体・重合体を意味するものである。
性を損なわない範囲内で、熱安定性を改善するための酸
化防止剤や耐光性を改善するための紫外線吸収剤等の光
安定剤、難燃性を付加するためのハロゲン系もしくはリ
ン酸系の難燃性剤、アンチモン系化合物やホウ酸亜鉛・
メタホウ酸バリウム・酸化ジルコニウム等の難燃助剤、
潤滑性を改善するための高級脂肪酸や高級脂肪酸エステ
ル・高級脂肪酸金属塩・フルオロカーボン系界面活性剤
等の滑剤、熱膨張係数を調整するため、および/または
機械的強度を向上するための酸化アルミニウム・酸化珪
素・酸化チタン・酸化バリウム・酸化ストロンチウム・
酸化ジルコニウム・酸化カルシウム・ゼオライト・窒化
珪素・窒化アルミニウム・炭化珪素・チタン酸カリウム
・チタン酸バリウム・チタン酸ストロンチウム・チタン
酸カルシウム・ホウ酸アルミニウム・スズ酸バリウム・
ジルコン酸バリウム・ジルコン酸ストロンチウム等の充
填材を含有してもよい。
状・針状・フレーク状等があり、充填性の観点からは略
球状が好ましい。また、粒子径は、通常0.1〜15μm程
度であり、液晶ポリマー層6の厚みよりも小さい。
レンエーテル系有機物から成る被覆層7との密着性を高
めるために、その表面をバフ研磨やブラスト研磨・ブラ
シ研磨・プラズマ処理・コロナ処理・紫外線処理・薬品
処理等の方法を用いて中心線表面粗さRaが0.05〜5μ
mの値となるように粗化しておくことが好ましい。中心
線表面粗さRaは、半田リフローの際に液晶ポリマー層
6と被覆層7との剥離を防止するという観点からは0.05
μm以上であることが好ましく、表面に被覆層7を形成
する際に空気のかみ込みを防止するという観点からは5
μm以下であることが好ましい。従って、液晶ポリマー
層6は、その表面を中心線表面粗さRaが0.05〜5μm
の粗面とすることが好ましい。
る被覆層7は、配線導体2を被着形成する際の接着剤の
機能を有するとともに、絶縁フィルム1を用いて多層配
線基板4を構成する際に、絶縁フィルム1同士を積層す
る際の接着剤の役目を果たす。
ーテル樹脂やその誘導体、または、これらのポリマーア
ロイ等のポリフェニレンエーテル系有機物を30〜90体積
%含有しており、とりわけ温度サイクル信頼性や配線導
体2を接着する際の位置精度の観点からは、アリル変性
ポリフェニレンエーテル等の熱硬化性に変性したポリフ
ェニレンエーテルを含有することが好ましい。熱硬化性
に変成したポリフェニレンエーテルは、耐熱性が高く、
吸水性が低いという性質を有することにより、温度サイ
クル信頼性に優れる多層配線基板4とすることができる
とともに、硬化後のポリフェニレンエーテル系有機物か
ら成る被覆層7の溶融変形が小さいものとなり、絶縁フ
ィルム1を順次積層して多層配線基板4を形成する際の
加熱・加圧による貫通導体3と配線導体2との位置ずれ
が生じにくい位置精度の良好な多層配線基板4とするこ
とができる。
含有量が30体積%未満であると、後述する充填材との混
練性が低下する傾向があり、また、90体積%を超える
と、液晶ポリマー層6表面に被覆層7を形成する際に、
被覆層7の厚みバラツキが大きくなる傾向がある。従っ
て、ポリフェニレンエーテル系有機物の含有量は、30〜
90体積%の範囲が好ましい。
接着性や配線導体2・貫通導体3との密着性を良好にす
るという観点からは、重合反応可能な官能基を2個以上
有する多官能性モノマーあるいは多官能性重合体等の添
加剤を含有することが好ましく、例えば、トリアリルシ
アヌレートやトリアリルイソシアヌレートおよびこれら
の重合体等を含有することが好ましい。
めのゴム成分や熱安定性を改善するための酸化防止剤、
耐光性を改善するための紫外線吸収剤等の光安定剤、難
燃性を改善するためのハロゲン系もしくはリン酸系の難
燃性剤、アンチモン系化合物やホウ酸亜鉛・メタホウ酸
バリウム・酸化ジルコニウム等の難燃助剤、潤滑性を改
善するための高級脂肪酸や高級脂肪酸エステルや高級脂
肪酸金属塩・フルオロカーボン系界面活性剤等の滑剤、
熱膨張係数を調整したり機械的強度を向上するための酸
化アルミニウムや酸化珪素・酸化チタン・酸化バリウム
・酸化ストロンチウム・酸化ジルコニウム・酸化カルシ
ウム・ゼオライト・窒化珪素・窒化アルミニウム・炭化
珪素・チタン酸カリウム・チタン酸バリウム・チタン酸
ストロンチウム・チタン酸カルシウム・ホウ酸アルミニ
ウム・スズ酸バリウム・ジルコン酸バリウム・ジルコン
酸ストロンチウム等の充填材、あるいは、充填材との親
和性を高めこれらの接合性向上と機械的強度を高めるた
めのシラン系カップリング剤やチタネート系カップリン
グ剤等のカップリング剤を含有してもよい。
に、被覆層7の流動性を抑制し、貫通導体3の位置ずれ
や被覆層7の厚みばらつきを防止するという観点から
は、被覆層7は充填材として10体積%以上の無機絶縁粉
末を含有することが好ましい。また、液晶ポリマー層6
との接着界面および配線導体2との接着界面での半田リ
フロー時の剥離を防止するという観点からは、充填材の
含有量を70体積%以下とすることが好ましい。従って、
被覆層7に、10〜70体積%の充填材を含有させておくこ
とが好ましい。
針状・フレーク状等があり、充填性の観点からは、略球
状が好ましい。また、粒子径は、0.1〜15μm程度であ
り、被覆層7の厚みよりも小さい。
が0.1〜15μm程度の酸化珪素等の無機絶縁粉末に、熱
硬化性ポリフェニレンエーテル樹脂と溶剤・可塑剤・分
散剤等を添加して得たペーストをプラズマ処理等により
表面処理した液晶ポリマー層6の上下表面に従来周知の
ドクターブレード法等のシート成型法を採用して被覆層
7を形成した後、あるいは上記のペースト中に液晶ポリ
マー層6を浸漬し垂直に引き上げることによって液晶ポ
リマー層6の表面に被覆層7を形成した後、これを60〜
100℃の温度で5分〜3時間加熱・乾燥することにより
製作される。
を確保するという観点からは10〜200μmであることが
好ましく、また、高耐熱性・低吸湿性・高寸法安定性を
確保するという観点からは、液晶ポリマー層6の厚みを
絶縁フィルム1の厚みの40〜90%の範囲としておくこと
が好ましい。
の少なくとも一方の面に金属箔から成る配線導体2が配
設された絶縁フィルム1を複数積層して成るとともに、
この絶縁フィルム1を挟んで上下に位置する配線導体2
間を絶縁フィルム1に形成された貫通導体3を介して電
気的に接続することにより形成されている。
絶縁フィルム1を用いて形成したことから、微細配線を
有するとともに絶縁性に優れた多層配線基板4とするこ
とができる。
は、その厚みが2〜30μm程度で銅・金等の良導電性の
金属箔から成り、多層配線基板4に搭載される電子部品
8を外部電気回路(図示せず)に電気的に接続する機能
を有する。
を複数積層する際、配線導体2の周囲にボイドが発生す
るのを防止するという観点から、被覆層7に少なくとも
配線導体2の表面と被覆層7の表面とが平坦または略平
坦となるように埋設されていることが好ましい。また、
配線導体2を被覆層7に埋設する際に、被覆層7の乾燥
状態での気孔率を3〜40体積%としておくと、配線導体
2周囲の被覆層7の樹脂盛り上がりを生じさせず平坦化
することができるとともに配線導体2と被覆層7の間に
挟まれる空気の排出を容易にして気泡の巻き込みを防止
することができる。なお、乾燥状態での気孔率が40体積
%を超えると、複数積層した絶縁フィルム1を加圧・加
熱硬化した後に被覆層7内に気孔が残存し、この気孔が
空気中の水分を吸着して多層配線基板4の絶縁性を低下
させてしまうおそれがあるので、被覆層7の乾燥状態で
の気孔率を3〜40体積%の範囲としておくことが好まし
い。
は、被覆層7を液晶ポリマー層6の表面上に塗布し乾燥
するに、乾燥温度や昇温速度等の乾燥条件を適宜調整す
ることにより所望の値とすることができる。
は、絶縁フィルム1に配設された配線導体2の幅方向の
断面形状を、絶縁フィルム1側の底辺の長さが対向する
底辺の長さよりも短い台形状とするとともに、絶縁フィ
ルム1側の底辺と側辺との成す角度を95〜150°とする
ことが好ましい。
ィルム1に配設された配線導体2の幅方向の断面形状
を、絶縁フィルム1側の底辺の長さが対向する底辺の長
さよりも短い台形状とするとともに、絶縁フィルム1側
の底辺と側辺との成す角度を95〜150°とすることによ
り、配線導体2を被覆層7に埋設する際に、配線導体2
を被覆層7に容易に埋設することができるとともに配線
導体2を埋設した後の被覆層7表面をほぼ平坦にするこ
とができ、積層の際に空気をかみ込んで絶縁性が低下す
ることのない多層配線基板4とすることができる。な
お、気泡をかみ込むことなく埋設するという観点から
は、絶縁フィルム1側の底辺と側辺との成す角度を95°
以上とすることが好ましく、配線導体2と被覆層7との
密着性を良くするという観点からは150°以下とするこ
とが好ましい。
線導体2の長さの短い底辺と液晶ポリマー層6との間に
位置する被覆層7の厚みx(μm)が、上下の液晶ポリ
マー層6間の距離をT(μm)、配線導体2の厚みをt
(μm)としたときに、3μm≦0.5T−t≦x≦0.5T
≦35μm(ただし、8μm≦T≦70μm、1μm≦t≦
32μm)であることが好ましい。
配線導体2の厚みをt(μm)としたときに、配線導体
2の長さの短い底辺と液晶ポリマー層6間のポリフェニ
レンエーテル系有機物から成る被覆層7の厚みx(μ
m)を3μm≦0.5T−t≦x≦0.5T≦35μmとするこ
とにより、配線導体2の長さの短い底辺と液晶ポリマー
層6間の距離および配線導体2の長さの長い底辺と隣接
する液晶ポリマー層6間の距離の差をt(μm)未満と
小さくすることができ、被覆層7の厚みが大きく異なる
ことから生じる多層配線基板4の反りを防止することが
できる。従って、配線導体2の台形状の上底側表面と液
晶ポリマー層6の間に位置する、被覆層7の厚みx(μ
m)を、液晶ポリマー層6間の距離をT(μm)、配線
導体2の厚みをt(μm)としたときに、3μm≦0.5
T−t≦x≦0.5T≦35μmの範囲とすることが好まし
い。
と成る前駆体シートに、公知のフォトレジストを用いた
サブトラクティブ法によりパターン形成した、例えば銅
から成る金属箔を転写法等により被着形成することによ
り形成される。まず、支持体と成るフィルム上に銅から
成る金属箔を接着剤を介して接着した金属箔転写用フィ
ルムを用意し、次に、フィルム上の金属箔を公知のフォ
トレジストを用いたサブトラクティブ法を使用してパタ
ーン状にエッチングする。この時、パターンの表面側の
側面は、フィルム側の側面に較べてエッチング液に接す
る時間が長いためにエッチングされやすく、パターンの
幅方向の断面形状を台形状とすることができる。なお、
台形の形状は、エッチング液の濃度やエッチング時間を
調整することにより短い底辺と側辺とのなす角度を95〜
150°の台形状とすることができる。そして、この金属
箔転写用フィルムを絶縁フィルム1と成る前駆体シート
に積層し、温度が100〜200℃で圧力が0.5〜10MPaの
条件で10分〜1時間ホットプレスした後、支持体と成る
フィルムを剥離除去して金属箔を絶縁フィルム3と成る
前駆体シート表面に転写させることにより、台形状の上
底側が被覆層7に埋設された配線導体2を形成すること
ができる。
する液晶ポリマー層6間の被覆層7の厚みx(μm)
は、金属箔転写時のホットプレスの圧力を調整すること
により所望の範囲とすることができる。また、配線導体
2は被覆層7との密着性を高めるためにその表面にバフ
研磨・ブラスト研磨・ブラシ研磨・薬品処理等の処理で
表面を粗化しておくことが好ましい。
0μm程度の貫通導体3が形成されている。貫通導体3
は、絶縁フィルム1を挟んで上下に位置する配線導体2
を電気的に接続する機能を有し、絶縁フィルム1にUV
−YAGレーザやエキシマレーザ・炭酸ガスレーザ等に
より穿設加工を施すことにより貫通孔を形成した後、こ
の貫通孔に銅・銀・金・半田等から成る導電性ペースト
を従来周知のスクリーン印刷法により埋め込むことによ
り形成される。
うな方法で製作した絶縁フィルム1と成る前駆体シート
の所望の位置に貫通導体3を形成した後、パターン形成
した例えば銅の金属箔を、温度が100〜200℃で圧力が0.
5〜10MPaの条件で10分〜1時間ホットプレスして転
写し、これらを積層して最終的に温度が150〜300℃で圧
力が0.5〜10MPaの条件で30分〜24時間ホットプレス
して完全硬化させることにより製作される。
位置する絶縁フィルム1のうち少なくとも片方において
は、多層配線基板4の面積の3%以上70%未満の面積で
液晶ポリマー層6が露出しているとともに、この露出し
た液晶ポリマー層6が凹部5となっており、この凹部5
の底面に、後述する貫通導体3を凹部5の深さと略同じ
高さで突出させて成る、搭載される電子部品8の電極が
接続される接続導体9が配設されている。
線基板4の上下の表面に位置する絶縁フィルム1のうち
少なくとも片方において、多層配線基板4の面積の3%
以上70%未満の面積で被覆層7を除去して液晶ポリマー
層6を露出するとともに、この露出した液晶ポリマー層
6を凹部5と成し、この凹部5の底面に、貫通導体9を
凹部5の深さと略同じ高さで突出させて成る、搭載され
る電子部品の電極が接続される接続導体9を配設させた
ので、突出した接続導体9に電子部品の電極を直接接続
することが可能となり、その結果、印刷法等による半田
バンプ形成の形成が不要となり、印刷時にペーストが滲
んで接続端子9のピッチ間隔が狭くなったり、半田リフ
ロー後に接続端子9間の半田がブリッジしてしまうこと
はなく、絶縁信頼性に優れた多層配線基板4とすること
ができる。また、熱膨張係数が近似する電子部品8と液
晶ポリマー層6とを、熱膨張係数がこれらと異なる被覆
層7を介さず接続することとなり、その結果、リフロー
や温度サイクル試験等の温度変化が生じた場合に、電子
部品8と液晶ポリマー層6との間に熱膨張の相違による
大きな応力が発生することはなく、絶縁フィルム1にク
ラックが生じたり配線導体2が断線して接続不良を生じ
てしまうということもない。
る接続導体9を有する凹部5は、以下に述べる方法によ
り形成される。まず、被覆層7を形成するためのペース
トを準備し、これを従来周知のドクターブレード法によ
って被覆層7と成るシートを得、しかる後、金型による
打ち抜き加工あるいはレーザ穿設加工によって液晶ポリ
マー層6を露出させる部分を除去する。次に、液晶ポリ
マー層6をプラズマ処理等で表面処理した後、液晶ポリ
マー層6の片面には被覆層7を、他面には前述の露出さ
せる部分を除去した被覆層7を重ね、温度が100〜200
℃、圧力が0.5〜10MPaの条件で積層一体化すること
により液晶ポリマー層6が露出した表層用の絶縁フィル
ム1を形成する。続いて、上述したように、貫通導体3
および配線導体2を形成した後、他の絶縁フィルム1と
積層後、完全硬化することにより多層配線基板4とし、
しかる後、この多層配線基板4の表面の液晶ポリマー層
6が露出する部分以外を金属マスク等でカバーし、これ
に酸素プラズマ等のプラズマ装置等を用いて必要な出力
と回数にてプラズマ処理を行うことにより、露出してい
る部分の液層ポリマー層6を除去することにより凹部5
が形成される。この時、プラズマ処理の出力や回数を適
切なものにすれば、貫通導体3の主成分が金属フィラー
であるため、プラズマの影響をほとんど受けず、形状を
保持したまま、貫通導体3周囲の液晶ポリマー層6のみ
が除去されるため、凹部5の深さと略同じ高さで貫通導
体3を突出して成る接続導体9を形成することができ
る。
が略同じとは、接続導体9の高さが凹部5の深さに対し
て±3μm以内にあることを言う。
4に搭載される電子部品8の電極との接続性の観点から
は、10μm以上であることが好ましい。また、接続導体
9の強度の観点からは、200μm以下とすることが好ま
しい。従って、接続導体9の深さは、10〜200μmが好
ましい。
の接続導体9を形成するという観点からは、10μm以上
であることが好ましい。また、絶縁フィルム1の強度の
観点からは、200μm以下とすることが好ましい。従っ
て、凹部5の深さは、10〜200μmが好ましい。
出した表面に、金属めっき層を被着させても良い。この
場合、前述の様に、貫通導体3を突出させて接続導体9
を形成した後、公知の電解または無電解ニッケルめっ
き、および電解または無電解金めっき等を行い、凹部5
の底面から露出した表面に金属めっき層を被着させるこ
とができる。
体9を凹部5の底面から露出した表面に金属めっき層を
被着して成るものとしたことから、金属めっき層はその
厚みばらつきが小さく、接続導体9の高さを略同じ高さ
に揃えることができ、その結果、多層配線基板4に搭載
される電子部品8の電極と接続導体9との接続信頼性に
すぐれた多層配線基板4とすることができる。
は、多層配線基板4の面積に対して3%未満であると露
出させた効果が小さくなって、露出部の熱膨張係数が電
子部品8の熱膨張係数よりも大きくなる傾向にあり、ま
た、70%以上であると、反りが大きくなってしまい多層
配線基板4として使用出来なくなってしまう傾向にあ
る。従って、液晶ポリマー層6が露出する面積として
は、多層配線基板4の面積の3%以上70%未満である必
要がある。
ば、上記構成の多層配線基板4の上面に形成した接続導
体9に、半導体素子等の電子部品8の電極を接触させて
電気的に接続するとともに、電子部品8と多層配線基板
4間を熱硬化性樹脂等から成るアンダーフィル材10を充
填・硬化して電子部品8を固定し、さらに、多層配線基
板4の下面に形成した配線導体2の一部から成る接続パ
ッドに半田等の導体バンプ11を形成することにより配線
密度が高く絶縁性に優れた混成集積回路とすることがで
きる。
施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱し
ない範囲であれば種々の変更は可能であり、例えば、上
述の実施例では4層の絶縁フィルム1を積層することに
よって多層配線基板4を製作したが、2層や3層、ある
いは6層以上の絶縁フィルム1を積層して多層配線基板
4を製作してもよい。また、本発明の多層配線基板4の
上下表面に、凹部5を除いてソルダーレジスト層12を形
成してもよい。
製作して評価した。
ンエーテル樹脂に平均粒径が0.6μmの球状溶融シリカ
をその含有量が40体積%となるように加え、これに溶剤
としてトルエン、さらに有機樹脂の硬化を促進させるた
めの触媒を添加し、1時間混合してワニスを調整した。
次に、厚みが35μmの液晶ポリマー層の表面をプラズマ
処理して、この液晶ポリマー層の上面に上記ワニスをド
クターブレード法により塗布し、厚さ約20μmの乾燥状
態の熱硬化性ポリフェニレンエーテル被覆層を成形し
た。そして、この液晶ポリマー層の下面にも同様にポリ
フェニレンエーテル被覆層を成形し、絶縁フィルムを製
作した。
nmのUV-YAGレーザにより孔径50μmの貫通孔を
形成した。
層用絶縁フィルムとしては、前述のワニスをPET等か
ら成るキャリアフィルムにシート状に塗工し、切断後U
V-YAGレーザにて、液晶ポリマー層を露出させる部
分を穿設加工し、しかる後、厚み35μmの液晶ポリマー
層の表裏面をプラズマ処理した後、片側に液晶ポリマー
層を露出させる部分を穿設加工した被覆層を、反対側に
は穿設加工していない被覆層を重ね合わせ、真空積層機
にて温度が140℃、圧力が5MPaの条件で液晶ポリマ
ーの露出部を有する表層用絶縁フィルムを製作し、その
後、UV−YAGレーザにて液晶ポリマー層露出部に孔
径50μm、孔間ピッチが150μmの貫通孔を形成した。
粉末と有機バインダを含有する導体ペーストをスクリー
ン印刷により埋め込むことにより貫通導体を形成した。
箔が付いた転写用支持フィルムと、貫通導体が形成され
た絶縁フィルムとを位置合わせして真空積層機により3
MPaの圧力で30秒加圧した後、転写用支持フィルムを
剥離して配線導体を絶縁フィルム上に表面が略平坦とな
るように転写した。
ィルムを4枚重ね合わせ、3MPaの圧力下で200℃の
温度で5時間加熱処理して完全硬化させて多層配線基板
を得た。
晶ポリマー層の露出部以外をカバーするように金属マス
クで被覆した後、酸素プラズマによるプラズマ処理を適
宜実施することで、露出した液晶ポリマー層に凹部を形
成するとともに、貫通導体を突出させることで、凸形状
の接続導体を形成して評価用試料を得た。なお、この評
価用試料の液晶ポリマー層の露出部は多層配線基板の面
積の30%の面積であった。
板は、表面の液晶ポリマー層露出部に凹部を形成する代
わりに、露出した液晶ポリマー層に配設された接続導体
に半田ペーストを印刷して凸状の半田バンプを形成する
こと以外は実施例と同様の方法で製作した。
導体部上に、および比較例の試料では半田バンプ上に半
導体素子を接続し、半導体素子の下部にアンダーフィル
材を充填・硬化することにより半導体素子と試料間の電
気接続部を形成後、隣接する電気接続部間の絶縁抵抗測
定を行うことにより絶縁性を評価した。
バンプ間隔が狭くなったり、あるいは、半田がブリッジ
してしまって絶縁不良となったのに対し、本発明の多層
配線基板では、絶縁抵抗に問題はなく、微細化において
優れたものであった。
露出部の面積を、種々の大きさに設定した多層配線基板
を実施例1と同様の方法で製作し、これらの接続導体上
に実施例1と同様にして半導体素子を接続することに評
価用試料を得た。
体素子を接続導体に接続した直後の半導体素子と試料間
の電気的接続部における導通抵抗を測定することにより
評価した。また、温度サイクル信頼性の評価は、試料温
度が-65℃の条件で30分、125℃の条件で30分を1サイク
ルとする温度サイクル試験を1000サイクル行い、半導体
素子と試料間の電気的接続部における導通抵抗を測定す
ることにより評価した。表1に実装性および温度サイク
ル信頼性の結果を示す。
70%を超えると、多層配線基板の反りが大きいために実
装不良が発生する傾向があることがわかった。また、露
出面積が3%未満では、接続導体が破損して断線し、温
度サイクル信頼性に劣る傾向があることがわかった。
ある液晶ポリマー層の露出面積が3〜70%の実施例で
は、実装性および温度サイクル信頼性に問題はなく、優
れたものであることがわかった。
る配線導体の幅方向の断面形状において、絶縁フィルム
側の底辺と側辺とのなす角度を、種々の角度にしたもの
を用いること以外は実施例1と同様の方法で評価用試料
としての多層配線基板を製作した。
の評価は、評価用試料を切断して断面を顕微鏡により観
察することにより評価した。また、配線導体と絶縁フィ
ルムとの密着性の評価は、配線導体を絶縁フィルムに転
写した直後の配線導体を顕微鏡観察することにより評価
した。表2に配線導体の埋め込み性および密着性の結果
を示す。
底辺と側辺とのなす角度が95°未満では、配線導体の被
覆層への埋め込み性が悪く、被覆層に完全に埋め込まれ
ていないために、次の絶縁フィルムを積層した際に混入
した空気によるボイドが存在する傾向があることがわか
った。また、配線導体の絶縁フィルム側の底辺と側辺と
のなす角度が150°を超えると、被覆層との接着力が低
下するため、配線導体の一部が剥がれて転写不良が発生
する傾向があることがわかった。
ある配線導体の絶縁フィルム側の底辺と側辺とのなす角
度が95〜150°の実施例では、埋め込み評価においてボ
イドはなく、また、密着評価においても配線導体の剥が
れはなく、優れたものであることがわかった。
線基板の上下の表面に位置する絶縁フィルムのうち少な
くとも片方において、多層配線基板の面積の3%以上70
%未満の面積で被覆層を除去して液晶ポリマー層を露出
するとともに、この露出した液晶ポリマー層を凹部と成
し、この凹部の底面に、貫通導体を凹部の深さと略同じ
高さで突出させて成る、搭載される電子部品の電極が接
続される接続導体を配設させたので、突出した接続導体
に電子部品の電極を直接接続することが可能となり、そ
の結果、印刷法等による半田バンプ形成の形成が不要と
なり、印刷時にペーストが滲んで接続端子のピッチ間隔
が狭くなったり、半田リフロー後に接続端子間の半田が
ブリッジしてしまうことはなく、絶縁信頼性に優れた多
層配線基板とすることができる。また、熱膨張係数が近
似する電子部品と液晶ポリマー層とを、熱膨張係数がこ
れらと異なる被覆層を介さず接続することとなり、その
結果、リフローや温度サイクル試験等の温度変化が生じ
た場合に、電子部品と液晶ポリマー層との間に熱膨張の
相違による大きな応力が発生することはなく、絶縁フィ
ルムにクラックが生じたり配線導体が断線して接続不良
を生じてしまうということもない。
記構成において、ポリフェニレンエーテル系有機物を熱
硬化性に変成したポリフェニレンエーテルとしたので、
熱硬化性に変成したポリフェニレンエーテルは、耐熱性
が高く、吸水性が低いという性質を有することにより、
温度サイクル信頼性に優れる多層配線基板とすることが
できるとともに、硬化後のポリフェニレンエーテル系有
機物から成る被覆層の溶融変形が小さいものとなり、絶
縁フィルムを順次積層して多層配線基板を形成する際の
加熱・加圧による貫通導体と配線導体との位置ずれが生
じにくい位置精度の良好な多層配線基板とすることがで
きる。
上記構成において、接続導体を凹部の底面から露出した
表面に金属めっき層を被着して成るものとしたので、金
属めっき層はその厚みばらつきが小さく接続導体の高さ
を略同じ高さに揃えることができ、その結果、多層配線
基板に搭載される電子部品の電極と接続導体との接続信
頼性にすぐれた多層配線基板とすることができる。
記構成において、絶縁フィルムに配設された配線導体の
幅方向の断面形状を、絶縁フィルム側の底辺の長さが対
向する底辺の長さよりも短い台形状とし、かつ絶縁フィ
ルムの側の底辺と側辺とのなす角度を95〜150°とした
ので、配線導体を被覆層に埋設する際に、配線導体を被
覆層に容易に埋設することができるとともに配線導体を
埋設した後の被覆層表面をほぼ平坦にすることができ、
絶縁フィルムを積層する際に空気をかみ込んで絶縁性を
低下させることのない多層配線基板とすることができ
る。
成る混成集積回路の実施の形態の一例を示す断面図であ
る。
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 液晶ポリマー層の上下面に、ポリフェニ
レンエーテル系有機物から成る被覆層を積層して成る複
数の絶縁フィルムを、間に金属箔から成る配線導体を挟
んで積層するとともに、前記絶縁フィルムを挟んで上下
に位置する前記配線導体間を前記絶縁フィルムに形成さ
れた貫通導体を介して電気的に接続して成る多層配線基
板であって、該多層配線基板の上下の表面に位置する絶
縁フィルムのうち少なくとも片方において、前記多層配
線基板の面積の3%以上70%未満の面積で前記被覆層
が除去されて前記液晶ポリマー層が露出しているととも
に、この露出した液晶ポリマー層が凹部となっており、
該凹部の底面に、前記貫通導体を前記凹部の深さと略同
じ高さで突出させて成る、搭載される電子部品の電極が
接続される接続導体が配設されていることを特徴とする
多層配線基板。 - 【請求項2】 前記ポリフェニレンエーテル系有機物が
熱硬化性に変成したポリフェニレンエーテルであること
を特徴とする請求項1記載の多層配線基板。 - 【請求項3】 前記接続導体は、前記凹部の底面から露
出した表面に金属めっき層が被着されていることを特徴
とする請求項1または請求項2記載の多層配線基板。 - 【請求項4】 前記配線導体の幅方向の断面形状は、前
記絶縁フィルム側の底辺の長さが対向する底辺の長さよ
りも短い台形状であり、かつ、前記絶縁フィルム側の底
辺と側辺とのなす角度が95〜150°であることを特
徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の多層
配線基板。
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| JP2002048835A JP3872360B2 (ja) | 2002-02-25 | 2002-02-25 | 多層配線基板 |
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-
2002
- 2002-02-25 JP JP2002048835A patent/JP3872360B2/ja not_active Expired - Fee Related
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