JP2003255351A - 液晶表示用基板、そのラビング処理方法および液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示用基板、そのラビング処理方法および液晶表示装置

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JP2003255351A
JP2003255351A JP2002059919A JP2002059919A JP2003255351A JP 2003255351 A JP2003255351 A JP 2003255351A JP 2002059919 A JP2002059919 A JP 2002059919A JP 2002059919 A JP2002059919 A JP 2002059919A JP 2003255351 A JP2003255351 A JP 2003255351A
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rubbing
crystal display
substrate
alignment film
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JP2002059919A
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Kenji Nakao
健次 中尾
Shinji Ogawa
慎司 小川
Yoshinori Yamamoto
義則 山本
Akinori Shioda
昭教 塩田
Norihisa Maeda
典久 前田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶表示用基板に配向膜印刷の辺と平行にラ
ビング処理を行うと、ラビング方向に平行な筋状むらが
発生する。この筋状むらは、この筋状むらの位置に対応
する液晶分子のプレチルト角に差異が生じる原因による
現象である。そこで、画像表示むらとラビング処理方法
との因果関係を明確にして、ラビング処理方法の工夫に
より長い筋状の画像表示むらを低減する。 【解決手段】 本発明では以下のようにして筋状むらの
低減を図る。(1)配向膜印刷の辺方向に対して0°を
除く±1°から±10°の角度をつけてラビング処理を
行う。(2)基板並進方向とラビングローラの回転軸の
成す角度を±30°から±60°にする。(3)基板並
進移動速度÷回転数を略0.5mm/回転以下にする。
(4)基板と布の接触幅を10mmから18mmにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置に使
用する液晶表示用基板、そのラビング処理方法およびそ
の方法により作成された基板を用いて製造された液晶表
示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在では、パソコン、カーナビ、モニタ
ーおよびTV等の画面表示用として液晶表示装置が多く
用いられている。これらの液晶表示に使用する液晶の配
向モードとしてはネマティック液晶を利用したTN型配
向モード、STN型配向モードが多く使用されている
が、応答が遅い、視野角が狭いなどの欠点がある。ま
た、視野角に優れた表示モードとして近年、横電界駆動
のIPS(水平面内駆動)表示モードの液晶表示装置が
実用化されているが、応答速度や開口率に難がある。ま
た、応答速度が早く視野角が広い強誘電体液晶などの表
示モードもあるが、耐ショック性、温度特性などに難が
ある。最近では高速応答性に優れた、視野角が広い表示
モードとして光学補償(OCB)型配向モードが映像機
器用として注目され、活発に開発が行われている。
【0003】図6はOCB型液晶表示パネル100の断
面図を示す。図6において、対向基板52上には順次、
カラーフィルタ57、(透光性導電)電極54、配向膜
56が積層形成され、基板51上には順次、対向電極
(透光性導電電極)53、配向膜55が形成され、前記
両基板51、52間に液晶層111を介在させた構成で
あり、基板51の外側には光学補償用の位相差板59、
偏光板58が配置され、対向基板52の外側には位相差
板59と偏光板58、そして光源用のバックライト11
0が配置された構成である。このOCB型モードは図6
(a)のように、液晶表示パネル用の相対向する前記両
基板51、52上の配向膜55、56を平行方向へラビ
ング処理してスプレイ配向させた液晶層を構成した断面
図であって、前記スプレイ配向させた状態の際に、配向
膜55、56表面付近の液晶層111の液晶分子は前記
配向膜55、56表面に対して高いチルト角(5°から
12°)をもっている。つまり、前記両基板51、52
の電極53、54間に電圧を印加して液晶層111の液
晶分子を前記スプレイ配向から図6(b)のようにベン
ド配向あるいはツイスト配向を含んだベンド配向へ転移
させた状態と、さらに図6(c)に示すベンド配向の状
態をもつものである。そして、図6(a)、図6(b)
は低電圧印加時におけるバックライト110光の透過率
(輝度)の高い状態(通称、白表示)であり、図6
(c)は高電圧印加時の透過率(輝度)の低い状態(通
称、黒表示)であって、この白表示と黒表示と白黒中間
の表示とで映像表示を行う。
【0004】前記TN型配向モード、STN型配向モー
ド、強誘電体型配向モード、反強誘電体型配向モードだ
けでなく、OCB型配向モードを得るには、前記両基板
51、52上に塗布形成した配向膜55、56などを前
記記載のラビング処理する方法で処理している。
【0005】図7はラビングローラ62に巻着したレー
ヨン布63を対向基板52に接触回転させて、ステージ
61に搭載した対向基板52をx方向65に並進移動さ
せながらラビング処理する工程を模式的に示す断面図で
ある。
【0006】図8は従来のラビング方向75と対向基板
52の辺AB、BC、CD、DAの関係を明確にするた
めの平面図である。対向基板52の辺ABと平行に、電
極54に相当する長尺状電極72が形成されている。図
8において、矢印yで示すラビング方向75はラビング
ローラの回転方向60(ラビングローラの回転軸(w方
向)66に対して直角方向)を平面図で見た方向であ
り、ラビング角度θ1は前記ラビング方向75(矢印y
方向)と基板の辺ABのu方向76とが成す角度であ
る。
【0007】前記記載のラビング処理をした基板を使用
して、図6において記載した液晶表示パネル100を構
成して、この液晶表示パネル100に外部から電圧(映
像信号)を印加した際に映像画面が表示される。表示画
面の表示均一性はラビング処理する際の基板の並進移動
方向、並進移動速度、ラビングローラの回転数、ラビン
グローラの回転方向と基板辺への突入角度などの条件に
敏感に影響される。前記ラビング条件によっては通称縦
筋と呼ばれる筋状の表示むらが発生する。この筋状むら
などとラビング条件に関しては特開平10−18636
4号公報、特開平10−268311号公報に開示され
ているが、前記先行例はTN、STN配向モードに関し
て、基板の並進移動方向、並進移動速度、ラビングロー
ラの回転数、ラビングローラの回転方向と基板辺への突
入角度などによる条件についての開示である。
【0008】つまり、前記特開平10−186364号
公報、特開平10−268311号公報には、OCB型
モード特有の高いプレチルト角を有する場合のラビング
処理およびラビングローラの回転数と基板並進速度につ
いては開示されていない。また、配向膜表面の平坦性に
ついて、例えば図6の対向基板52の電極54にはマト
リクス状にTFT(図示していない)が形成されてお
り、このTFTは電極材料や絶縁材料や半導体材料や保
護膜材料から構成されているために、このTFTを含む
電極上に塗布された配向膜55、56表面は平坦でな
く、液晶分子からみれば凹凸状である。
【0009】OCB型配向は前記記載のようにスプレイ
配向であり、かつTN型やSTN型配向モードのような
ツイスト配向させた際の低いプレチルト角と比較して、
OCB型モードはスプレイ配向させた際に高いプレチル
ト角が要求される。前記TN型やSTN型だけでなく、
高いプレチルト角を持つOCB型配向も、凹凸状を有す
る前記配向膜55、56表面上に、前記ラビング処理に
より配向させるが、製造上ある分散(バラツキ)をもっ
てスプレイ配向している。しかし、高いプレチルト角を
有するOCB型モードの方が、分散に対するプレチルト
角の変化が大きくなる。このプレチルト角の変化の大き
さが、縦筋状の表示むらの主要な要因になる。つまり、
OCB型液晶表示装置での映像表示は前記記載のように
プレチルト角の変化が大きいために、中間調表示におい
て、電圧の変化に対する透過率の変化率が大きくなり、
表示むらがツイスト配向モードと比較して顕著になるの
である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来の液
晶配向処理は、図7において配向膜56が対向基板52
の周辺端部付近の電極端子を除外した部分に転写印刷方
法で塗布形成されるために、配向膜端部付近67の配向
膜端部64表面と対向基板52の端部の電極54の端子
表面との間に段差が存在すること、そして配向膜端部付
近67の配向膜端部64は盛り上がり、膜厚が厚く形成
され、さらに従来のラビング処理を平面図から見た場合
に、ラビング方向と基板の辺方向ABが平行に移動する
方法で処理されていた。
【0011】このように、ラビング処理の際には、対向
基板52は矢印x方向65に移動するので、一定の高速
回転しているラビングローラ62が配向膜端部64に突
入するように接触することになる。この場合、段差部近
傍の配向膜端部付近67で配向膜端部64の剥離が発生
し易く、この剥離した配向膜がラビングローラ62に巻
着されたレーヨン布63の先端に付着し、この付着した
配向膜が配向膜端部付近67や表示領域68に対応する
配向膜上に再付着するか、またはレーヨン布63の先端
に付着した状態で基板上の配向膜56がラビングされる
ために、付着していないレーヨン布63の先端部でラビ
ングされる条件と比較して差異が発生する。ラビング条
件において表示領域の個所により差異がある場合には、
液晶を注入した時に、液晶分子の配向に差異が生じる。
この液晶分子の配向の差異は液晶分子のプレチルト角の
差異に起因するもので、特にOCB型モードは前記記載
のように高プレチルト角であるために液晶表示画像の表
示むらとして現れやすい。図9は上記要因のために発生
する等間隔の長い筋状むら81を示している。
【0012】上記長い筋状むら81は図10において、
ラビングローラ62に巻着されたレーヨン布63上の位
置1、2、3が上記記載のラビング処理動作をするとき
に、対向基板52上の位置1、2、3へ回転しながら転
移する様子を示す。つまり、前記ラビングローラ62の
位置1が基板の端部付近(図7の67)の配向膜端部
(図7の64)に突入した時に配向膜の剥離および布毛
先端部に付着すると、この位置1はラビングローラ62
が回転し、対向基板52が並進移動するにつれて基板上
の位置1に対応する個所をラビングすることになる。こ
のラビング処理動作は位置2、3についても同様に起こ
るために、図10に示すような長い縦筋状の表示むら9
1が発生する。なお、図10に図示されている縦筋状む
ら91は、ラビング処理した際には確認することはでき
ないが、表示装置として映像した際に見えるものであ
る。
【0013】また、図10において配向膜56を転写印
刷方法で形成した場合にも、前記記載のように辺AB、
辺BC、辺CD、辺DAの基板端部付近(図7の67)
に形成された配向膜端部(図7の64)は膜厚が厚いた
めにラビング処理時に剥離し易い。そして、図10のよ
うなラビング方向、基板並進移動の方向にラビング処理
した場合は対向基板52の4辺の中で辺AB、辺DAで
剥離が発生し易い。このことは図10または図8より、
辺AB、辺DAの端部はラビングの際にレーヨン布63
が回転しながら基板に突入する辺であるために、辺B
C、辺CDの端部ではレーヨン布がこれら先に基板から
離れる辺と比較してレーヨン布の先端が配向膜に与える
回転トルク(衝撃力)が小さいためである。
【0014】本発明は前記のように辺AB、辺DAにお
いて配向膜56の剥離し易い課題を解決するものであ
り、ラビング処理する際に発生する配向膜端部付近67
の剥離と再付着および縦筋状むら91の発生を減少さ
せ、液晶表示の表示均一性を高めることができる液晶表
示用基板のラビング処理方法およびこのラビング処理さ
れた基板を使用した液晶表示装置を提供することを目的
とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の第1の発明として、例えばOCB型液晶表示装置にお
いて、ツイスト配向していない、パラレル配向型液晶表
示装置に使用する液晶表示用基板のラビング処理方法で
あって、平板状方形基板の表面に形成された高プレチル
ト角配向膜の表面をラビングする際に、ラビングローラ
の回転軸に直角な方向と前記平板状方形基板の一辺との
成す角度を0°を除く±1°から±10°に保持して前
記平板状方形基板をラビング処理する方法である。
【0016】第2の発明として、ツイスト配向していな
い、パラレル配向型液晶表示装置に使用する液晶表示用
基板のラビング処理方法であって、平板状方形基板の表
面に形成された配向膜の表面をラビングする際に、前記
平板状方形基板の(並進移動速度÷回転数)の値が0.
5mm/回転以下であることを特徴とする液晶表示用基
板をラビング処理する方法である。
【0017】第3の発明として、上記第2の発明におい
て、平板状方形基板の並進移動方向とラビングローラの
回転軸方向との成す角度が±30°から±60°の範囲
であることを特徴とする液晶表示用基板をラビング処理
する方法である。
【0018】第4の発明として、上記第1または第2の
発明において、平板状方形基板の表面に形成された配向
膜とその配向膜をラビングするラビング布との接触幅を
略10mmから18mmに保持して前記平板状方形基板
をラビングすることを特徴とする液晶表示用基板をラビ
ング処理する方法などである。
【0019】すなわち、OCB型モード特有の高プレチ
ルト角が要求される配向モードのラビング処理におい
て、ラビング方向に対して基板の辺方向が角度θを持っ
てラビングされることにより、布の先端が基板上の配向
膜端部に突入する時の回転トルクを分散する方法であ
る。そして、(表1)の結果から等間隔に発生する筋状
ピッチが広くなると筋が見え易いので、回転速度を上げ
て、基板並進移動速度を遅くする方法により筋状ピッチ
を筋幅と略同等にすることで筋が見え難くする方法であ
る。そして、基板上に転写印刷形成した配向膜56の端
部付近67の形状をジグザグパターン(図5(a))ま
たは波型パターン(図5(b))にすることにより、縦
筋の発生の低減が可能となり、見えやすくできることが
わかった。
【0020】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態について
図面を参照しながら説明する。符号は前記記載の図面と
共通する個所については同符号を使用した。
【0021】(実施の形態1)図1は本発明に関するラ
ビング処理工程における対向基板52とラビングローラ
62との位置関係を示す平面図である。図1はステージ
上の対向基板52が矢印x方向65に並進移動し、この
ときラビングローラ62の回転軸方向66と基板の辺A
Bとのなす角度がθ1であり、前記θ1の角度範囲が0
°を除く±1°から±10°となるように実施したこと
を示す平面図である。配向膜印刷の辺と平行にラビング
を行うと、印刷端の辺の配向膜が剥離しやすい。これは
印刷端には印刷不均一が発生し印刷膜が厚くなっている
ことや、基本的に印刷端部が中央部よりも剥離しやすい
ことが原因である。また、この配向膜表面を布がこする
動作が、ラビング方向に連続して行われるために剥離が
発生しやすいのである。
【0022】前記記載のように、布が基板に接触する距
離は接触幅と等しく、この距離だけ配向膜は剥離損傷を
受ける。図9において辺ABのようにラビング方向に平
行な辺は、接触幅(例えば15mm)が全て配向膜端部
に当たるため、接触幅全てにわたって損傷を受ける。辺
ADでは基板端部に接触するのは一点であるため、剥離
は発生しない。
【0023】このように、ラビング方向と平行な配向膜
印刷の辺から剥離が発生する。これを解決するために
は、ラビング方向と配向膜印刷の辺の方向を傾斜させる
ことが有効である。本発明者の検討によれば、この傾斜
角度は1°で十分であった。なお、5°以上であればよ
り好ましい。
【0024】しかし、印刷を外形と平行に行いながら、
単純にラビング方向を傾斜させると視野角特性が左右方
向で非対称になる課題が発生した。特願2000−22
2273のように、OCB型液晶TVでは、ラビング方
向を上下方向として、左右方向の明るさを重視した設計
を行ってきたが、ラビング方向を上下方向から傾斜させ
ると例えば右上から見た映像と左上から見た映像が異な
って見える問題が発生した。本発明の検討ではこのラビ
ング方向の最大値は10°以下にすべきであると結論し
た。よって、ラビング方向を配向膜印刷パターンの辺よ
り、1°以上10°以下の傾斜角度とすることで、ラビ
ング筋の発生を抑え、さらに視野角特性を良好に保つこ
とができた。
【0025】以上の実施により、θ1が0°の角度の際
には図9に示すような縦筋が発生したが、0°を除く角
度θ1で実施した際には、図2に示すような縦筋が低減
して見えやすい表示画面が得られた。
【0026】(実施の形態2)図3は前記基板並進移動
方向(x方向)65と前記ラビングローラの回転軸方向
66との成す角度θ2を±30°から±60°の範囲で
実施したことを示す平面図である。このときのラビング
ローラの回転数を600回転/分、1200回転/分の
条件で実施し、並進移動速度を10mm/秒、20mm
/秒、40mm/秒の条件で実施した。各々の条件下で
発生する筋状むらのピッチを下記(表1)に示す。
【0027】
【表1】
【0028】図4は対向基板52上の配向膜56とラビ
ングローラ62のレーヨン布63が接触する状態(同図
において点G、点H間で接触)を示す拡大断面図であ
る。図4において、ラビングローラ62に巻着されたレ
ーヨン布63の毛先の長さは略1.6mmであるが、ラ
ビングローラ62の円筒の径が曲率をもっているので、
対向基板52に接触した際に略10mmから18mm
(図中では15mm)に保持するように設定する。この
接触幅69は図7においてステージ61を上下方向(z
方向)70に移動させることで調節する。前記接触幅6
9の調節はラビング条件を確定するに際し、ラビングロ
ーラの回転数や並進移動速度と共に決定することが必要
である。つまり、接触幅69が大きいということは配向
膜56をレーヨン布63が強く押圧するために配向膜の
剥離が発生し易く(表示むらの要因の一つになる)、ま
た接触幅69が小さいということは配向膜56をレーヨ
ン布63が弱く押圧するためにラビング不足になり、液
晶層111の液晶分子を配向させる際に弱い配向規制力
になる。前記(表1)はラビング処理に際し接触幅が略
15mmの幅で実施した。
【0029】上記実施した条件のなかでラビングローラ
の回転数1200回転/分、10mm/秒に対して前記
角度θ2を0°を除く±1°から±10°の範囲でラビ
ングした時には筋状ピッチ幅が筋状幅に略同等に近づく
ので、実施の形態1における他の条件と比較してより筋
状むらが見え難くなる。この手法は、配向膜印刷の辺の
方向とラビング方向を等しくしていても縦筋のラビング
筋を抑えることができる。もちろん、実施の形態1での
ラビング方向の傾斜とかねるとさらに筋むら低減の効果
は高い。
【0030】つまり、表1より、並進移動速度÷回転数
の値が0.5mm/回転であれば、筋状ムラがみえにく
くなる。
【0031】(実施の形態3)前記ラビング布と前記配
向膜表面との接触幅を略10mmから18mm(図中で
は15mm)に保持して前記基板をラビング処理を実施
したのが図4である。図2には長い筋状むらが低減した
画像表示を示す。本発明のラビング処理方法は、OCB
型液晶表示のように高プレチルト角を有する配向モード
に発生し易い表示むらの低減に特に効果が大きいが、ラ
ビング処理による他の配向モード、例えばIPS型液晶
表示、強誘電体型液晶表示および反強誘電体型液晶表示
に対しても表示むらを低減することができる。
【0032】(実施の形態4)本実施の形態4では配向
膜印刷の形状を変えることでラビング筋の課題を解決し
た。本発明は配向膜印刷の辺とラビング方向をずらすこ
とで配向膜の剥離現象を低減し、品質向上と歩留まり向
上を実現する。本実施の形態4では、配向膜印刷パター
ンでこれを実現した。
【0033】図5は対向基板52に転写印刷形成した配
向膜56の端部付近67の形状をジグザグパターン67
1または波型パターン672にした平面図である。前記
ジグザグパターンまたは波型パターンの幅は広い方が望
ましいが、1〜2mm程度の幅が工程上から現実的であ
った。また、ジグザグのピッチはラビングの接触幅以上
であれば理想的であるが、現実的には接触幅の半分以上
が望ましい。なお、2mm以上であれば効果はあった。
【0034】また、このジグザグパターンの辺の傾斜角
度は、10°以上45°以下が効果的であり、望ましく
は15°以上30°以下が効果的であった(図5では誇
張して書いているが、実際にはラビング方向に近い傾斜
が良好であった)。
【0035】また、形状はジグザグパターンが効果的で
あったが、のこぎりの歯状であってもよく、また円弧状
であっても良い。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明は配向膜表面
をラビングする際に、ラビングローラの回転軸に垂直な
方向と方形基板の一辺との成す角度を0°を除く±1°
から±10°に保持し、または基板並進移動速度÷回転
数の値を0.5mm/回転以下にして基板をラビングす
ることにより筋ピッチを筋幅と略同等にすることが可能
であり、特に高プレチルト角をもつOCB型液晶表示画
面において、筋状むらの発生の低減に効果があることが
わかった。したがって、本発明は高品位表示を要求され
るTVなどの映像機器用表示画面を製作する上で工業的
に利点の大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のラビング処理方法を
実施する装置の平面図
【図2】長い筋状むらが低減した画像表示を示す図
【図3】本発明の第2の実施形態のラビング処理方法を
実施する装置の平面図
【図4】基板とラビング布の接触幅を示す断面図
【図5】(a)端部がジグザグ形状の配向膜図 (b)端部が波型形状の配向膜図
【図6】OCB型液晶表示パネルの構成断面図
【図7】ラビング処理の状態を示す断面図
【図8】従来のラビング処理装置の平面図
【図9】長い筋状むらが発生した画像表示を示す図
【図10】長い筋状むらとラビングの関係を考察する平
面図
【符号の説明】
1,2,3 位置 51 (平板状方形)基板 52 (平板状方形)対向基板 53 対向電極 54 電極 55,56 配向膜 57 カラーフィルタ 58 偏光板 59 位相差板 60 ラビングローラの回転方向 61 ステージ 62 ラビングローラ 63 レーヨン布 64 配向膜端部 65 基板並進移動方向(x方向) 66 ラビングローラの回転軸方向(w方向) 67 配向膜端部付近 68 表示領域 69 接触幅 70 上下方向(z方向) 72 長尺状電極 75 ラビング方向(y方向) 76 基板の辺ABと平行な方向(u方向) 81 長い筋状むら 91 縦筋状むら 100 液晶表示パネル 110 バックライト 111 液晶層 671 ジグザグパターンの配向膜 672 波型パターンの配向膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 義則 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 塩田 昭教 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 前田 典久 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2H090 KA04 KA05 KA07 KA08 LA01 LA08 LA09 LA16 MA02 MA08 MA10 MA12 MB01

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ツイスト配向していない、パラレル配向
    型液晶表示装置に使用する液晶表示用基板のラビング処
    理方法であって、平板状方形基板の表面に形成された高
    プレチルト角配向膜の表面をラビングする際に、ラビン
    グローラの回転軸に直角な方向と前記平板状方形基板の
    一辺との成す角度を0°を除く±1°から±10°に保
    持して前記平板状方形基板をラビングすることを特徴と
    する液晶表示用基板のラビング処理方法。
  2. 【請求項2】 ツイスト配向していない、パラレル配向
    型液晶表示装置に使用する液晶表示用基板のラビング処
    理方法であって、平板状方形基板の表面に形成された配
    向膜の表面をラビングする際に、前記平板状方形基板の
    (並進移動速度÷回転数)の値が0.5mm/回転以下
    であることを特徴とする液晶表示用基板のラビング処理
    方法。
  3. 【請求項3】 平板状方形基板の並進移動方向とラビン
    グローラの回転軸方向との成す角度が±30°から±6
    0°の範囲であることを特徴とする請求項2記載の液晶
    表示用基板のラビング処理方法。
  4. 【請求項4】 平板状方形基板の表面に形成された配向
    膜とその配向膜をラビングするラビング布との接触幅を
    略10mmから18mmに保持して前記平板状方形基板
    をラビングすることを特徴とする請求項1または請求項
    2のいずれかに記載の液晶表示用基板のラビング処理方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれかにより
    ラビング処理された液晶表示用基板を用いて製造された
    液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 液晶表示装置がOCB型、IPS型、強
    誘電体型または反強誘電体型のものであることを特徴と
    する請求項5に記載の液晶表示装置。
  7. 【請求項7】 ツイスト配向していない、パラレル配向
    型液晶表示装置に使用する液晶表示用の平板状基板であ
    って、前記基板上に印刷により形成された高プレチルト
    角配向膜の端部形状がジグザグ形状または波型形状をし
    ていることを特徴とする液晶表示用基板。
  8. 【請求項8】 ジグザグ形状または波型形状のピッチが
    略2mm以上であることを特徴とする請求項7に記載の
    液晶表示用基板。
  9. 【請求項9】 ジグザグ形状または波型形状をした辺が
    ラビング処理方向と略等しいことを特徴とする請求項7
    に記載の液晶表示用基板。
  10. 【請求項10】 ジグザグ形状の傾斜角度が10°以上
    45°以下であることを特徴とした請求項7記載の液晶
    表示用基板。
  11. 【請求項11】 ジグザグ形状の傾斜角度が15°以上
    30°以下であることを特徴とした請求項7記載の液晶
    表示用基板。
  12. 【請求項12】 請求項7から請求項11のいずれかの
    液晶表示用基板を用いた液晶表示装置。
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